JP4704588B2 - 導体薄膜シート及びシールドハーネス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、絶縁層と該絶縁層に積層された導体層とを有する導体薄膜シート及びシールドハーネスに関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体としての自動車には、搭載される種々のランプや種々のモータなどの電子機器にバッテリなどの電源から電力を供給したり制御装置から制御信号を送ったりするためにワイヤハーネスが配索されている。前述したワイヤハーネスは、複数の電線などを備えている。
【0003】
これらの電線には、それぞれの芯線に外部からのノイズが侵入することを防止するために、シールド電線が用いられることがある。シールド電線は、導電性を有する編組からなるシールド部を備えている。このシールド部が、前記芯線内にノイズが侵入することを防止する。
【0004】
ここで、近年、前述したワイヤハーネスの低コスト化を図ることが望まれている。このために、図7に示すシールドハーネス101を用いることが提案されている。シールドハーネス101は、前記シールド部を備えない電線103を複数本束ね、これらの複数本の電線103に導体薄膜シート102を巻き付けて、構成される。
【0005】
前記導体薄膜シート102は、図8及び図9に示すように、絶縁性の絶縁層107と、該絶縁層107に積層された導電性の導体層104と、両面に粘着力を有する粘着面が形成された両面テープ116と、を備えている。絶縁層107は、導体層104に重なる第1絶縁層105と、該第1絶縁層105に重なる第2絶縁層106と、を備えている。両面テープ116は、一対設けられ、それぞれ、前述した導体薄膜シート102の例えば幅方向の両端部102a,102bそれぞれに貼り付けられる。両面テープ116は、それぞれ、導体層104の表面に貼り付けられている。
【0006】
一方の両面テープ116を電線103の外周に貼り付け、該一方の両面テープ116が貼り付けられた一端部102aから、他方の両面テープ116が貼り付けられた他端部102bに向かって、順に、導体薄膜シート102を電線103の外周に巻いていく。その後、前記他方の両面テープ116を、導体薄膜シート102に貼り付ける。こうして、導体薄膜シート102を、電線103の外周に巻く。このような構成にすることによって、シールドハーネス101は、低コスト化とノイズの侵入防止とを図ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に例示したシールドハーネス101の構成では、両面テープ116を導体層104に貼り付けている。このために、導体薄膜シート102を電線103の外周に巻くと、前記両面テープ116の近傍において、導体薄膜シート102の互いに重なる部分としての両端部102a,102b間に、隙間120が生じる。
【0008】
このため、前記シールドハーネス101を、自動車などに配索する際に、前記隙間120によって、導体薄膜シート102にしわが生じることが考えられる。すると、前述した隙間120やしわの近傍で、電気的なシールドを十分に行うことが困難となることが考えられる。
【0009】
さらに、前記自動車に配索された際に、該自動車の走行中などの振動などによって、前記隙間120やしわの近傍で導体薄膜シート102が屈曲動作を繰り返し、特に、導体層104が破断することが考えられる。すると、より一層電気的なシールドを十分に行うことが困難となることが考えられる。
【0010】
したがって、本発明の目的は、電線に巻き付けられると該電線へのノイズの侵入を確実に防止できる導体薄膜シート及びシールドハーネスを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の導体薄膜シートは、電線の外周に巻かれて該電線へのノイズの侵入を防止する導体薄膜シートにおいて、絶縁性の絶縁層と、前記絶縁層の一方の表面でかつ前記電線に巻かれた際に前記絶縁層の幅方向の一端部に設けられた粘着体と、前記絶縁層の前記一方の表面に積層された導電性の導体層と、芯線及び該芯線を覆う被覆部を備え、前記絶縁層の他方の表面に重ねられた第2電線と、を備え、前記一端部が他端部を外側から覆いかつ前記粘着体が絶縁層の他方の表面に貼り付いて、前記電線の外周に巻かれていて、前記第2電線を前記絶縁層の他方の表面に重ねて超音波振動を加えることにより、前記第2電線の被覆部及び第2電線が重ねられた前記絶縁層を溶かして、前記第2電線の芯線と、その溶けた絶縁層の一方の表面に積層された導体層と、が接合された接合部が形成されていることを特徴としている。
【0012】
請求項2に記載の本発明の導体薄膜シートは、請求項1に記載の導体薄膜シートにおいて、前記導体層は、粘着体の前記幅方向の前記他端部寄りの縁部と前記絶縁層の前記他端部とに亘って、前記絶縁層の一方の表面に積層されていることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の本発明の導体薄膜シートは、請求項1または請求項2に記載の導体薄膜シートにおいて、前記導体層の厚みと、前記粘着体の厚みと、が等しいことを特徴としている。
【0014】
請求項4に記載の本発明のシールドハーネスは、互いに平行な複数の電線と、これらの電線の外周に巻かれて該電線へのノイズの侵入を防止する導体薄膜シートと、を備えたシールドハーネスにおいて、前記導体薄膜シートは、絶縁性の絶縁層と、前記絶縁層の一方の表面でかつ前記電線に巻かれた際に前記絶縁層の幅方向の一端部に設けられた粘着体と、前記絶縁層の前記一方の表面に積層された導電性の導電層と、芯線及び該芯線を覆う被覆部を備え、前記絶縁層の他方の表面に重ねられた第2電線と、を備えており、前記一端部が他端部を外側から覆いかつ前記粘着体が絶縁層の他方の表面に貼り付いて、前記導体薄膜シートが前記電線の外周に巻かれていて、前記第2電線を前記絶縁層の他方の表面に重ねて超音波振動を加えることにより、前記第2電線の被覆部及び第2電線が重ねられた前記絶縁層を溶かして、前記第2電線の芯線と、その溶けた絶縁層の一方の表面に積層された導体層と、が接合された接合部が形成されていることを特徴としている。
【0015】
請求項5に記載の本発明のシールドハーネスは、請求項4に記載のシールドハーネスにおいて、前記導体層は、粘着体の前記幅方向の前記他端部寄りの縁部と前記絶縁層の前記他端部とに亘って、前記絶縁層の一方の表面に積層されていることを特徴としている。
【0016】
請求項6に記載の本発明のシールドハーネスは、請求項4または請求項5に記載のシールドハーネスにおいて、前記導体層の厚みと、前記粘着体の厚みと、が等しいことを特徴としている。
【0017】
請求項1に記載した本発明の導体薄膜シートによれば、粘着体と導体層との双方が絶縁層の一方の表面に取り付けられている。このため、電線の外周に巻くと、前記粘着体の近傍において、互いに重ねる部分間に隙間が生じにくくなる。また、第2電線の芯線と導体層とを超音波溶着により接合するので、第2電線の芯線と導体層とを互いに取り付ける際に、第2電線と導体薄膜シートとは別体の部品などを用いる必要がない。
【0018】
請求項2に記載した本発明の導体薄膜シートによれば、導体層が、粘着体の縁部と絶縁層の他端部とに亘って設けられている。このため、幅方向に沿って、粘着体と導体層との間に隙間が生じにくくなる。このため、電線の外周に巻くと、前記粘着体の近傍で、隙間がより生じにくくなる。
【0019】
請求項3に記載した本発明の導体薄膜シートによれば、導体層の厚みと粘着体の厚みとが等しいので、電線の外周に巻くと、前記粘着体の近傍に隙間がより一層生じにくくなる。
【0020】
請求項4に記載した本発明のシールドハーネスによれば、粘着体と導体層との双方が導体薄膜シートの絶縁層の一方の表面に取り付けられている。このため、前記粘着体の近傍において、導体薄膜シートの互いに重なる部分間に隙間が生じにくくなる。また、第2電線の芯線と導体層とを超音波溶着により接合するので、第2電線の芯線と導体層とを互いに取り付ける際に、第2電線と導体薄膜シートとは別体の部品などを用いる必要がない。
【0021】
請求項5に記載した本発明のシールドハーネスによれば、導体薄膜シートの導体層が、粘着体の縁部と絶縁層の他端部とに亘って設けられている。このため、幅方向に沿って、粘着体と導体層との間に隙間が生じにくくなる。このため、前記粘着体の近傍で隙間がより生じにくくなる。
【0022】
請求項6に記載した本発明のシールドハーネスによれば、導体薄膜シートの導体層の厚みと粘着体の厚みとが等しいので、前記導体薄膜シートを電線の外周に巻くと、前記粘着体の近傍に隙間がより一層生じにくくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかる導体薄膜シートと該導体薄膜シートを備えたシールドハーネスを、図1ないし図6を参照して説明する。シールドハーネス1は、図1及び図2に示すように、複数の電線3と、導体薄膜シートとしてのアルミラミネートシート(以下ALSと呼ぶ)2と、第2電線8と、を備えている。
【0024】
電線3は、図1などに示すように、互いに平行(即ち並行)に束ねられている。電線3は、それぞれ、芯線10と、芯線10を被覆する被覆部11と、を備えたいわゆる被覆電線である。芯線10は、一本の導線または複数の電線が撚られて形成されており、断面形状が丸形に形成されている。芯線10を構成する導線は、導電性を有する金属からなる。芯線10は、可撓性を有している。被覆部11は、絶縁性と可撓性とを有する合成樹脂からなる。
【0025】
ALS2は、図2および図4に示すように、絶縁性の薄い絶縁層7と、該絶縁層7の一方の表面7aに積層された導電性の薄い導体層4と、前記絶縁層7の一方の表面7aに貼り付けられた粘着体としての両面テープ16と、を備えて、比較的薄いシート状に形成されている。ALS2は、図3に示すように、平面形状が矩形状に形成されている。
【0026】
絶縁層7は、図2及び図4に示すように、第1絶縁層5と、該第1絶縁層5に積層された第2絶縁層6と、を備えている。第1絶縁層5は、絶縁性を有する合成樹脂からなりかつ導体層4に積層されている。第1絶縁層5は、可撓性を有しかつ例えばポリエチレンテレフタレート(Polyethyleneterephthalate:PET)などからなる。第2絶縁層6は、絶縁性を有する合成樹脂からなりかつ第1絶縁層5に積層されている。第2絶縁層6は、可撓性を有しかつ例えばポリ塩化ビニル(Polyvinylchloride:PVC)などからなる。
【0027】
両面テープ16は、ALS2が後述するように電線3の外周に巻かれた際に、該電線3の径方向に沿うALS2の幅方向の一端部2aに設けられている。両面テープ16は、前記一端部2aに位置する絶縁層7の一方の表面7aに貼り付けられている。両面テープ16は、第1絶縁層5に貼り付けられている。
【0028】
両面テープ16は、勿論、両方の表面に粘着力を有する粘着面が形成されている。両面テープ16は、ALS2が電線3の外周に巻かれた際に、該電線3の長手方向に沿って延びる帯状に形成されている。なお、本明細書に記した粘着体とは、例えば、粘着材(接着剤)や粘着テープなどの粘着力を有するものを示している。このため、本明細書では、両面テープ16に限定されることなく、粘着体として周知の接着剤や粘着テープを用いても良いことは勿論である。
【0029】
導体層4は、図3及び図4などに示すように、ALS2の幅方向の内側に位置する両面テープ16の他端部2b寄りの縁部16aと、ALS2の他端部2bとに亘って、絶縁層7の一方の表面7aに積層されている。即ち、導体層4と両面テープ16との間の隙間が非常に小さい又は、導体層4と両面テープ16との間には隙間がない。導体層4は、前記縁部16aと前記他端部2bに位置するALS2の縁部2cとに亘って、一方の表面7aに積層されるのが望ましい。なお、前記一端部2aは、特許請求の範囲に記載した絶縁層の一端部に相当する。他端部2bは、特許請求の範囲に記載した絶縁層の他端部に相当する。
【0030】
導体層4は、導電性を有する金属からなる。導体層4は、可撓性を有している。導体層4は、少なくともアルミニウムまたはアルミニウム合金を含んでいる。また、図4に示すように、導体層4の一方の表面7aに接離する方向に沿った厚みT1と、両面テープ16の一方の表面7aに接離する方向に沿った厚みT2と、は略等しいまたは等しい。
【0031】
第2電線8は、導電性の芯線12と、芯線12を被覆する被覆部13と、を備えたいわゆる被覆電線である。芯線12は、一本の導線または複数の電線が撚られて形成されており、断面形状が丸形に形成されている。芯線12を構成する導線は、導電性を有する金属からなる。芯線12は、可撓性を有している。被覆部13は、絶縁性と可撓性とを有する合成樹脂からなる。
【0032】
複数の電線3の外周にテープ15が巻回されて束ねられ、かつALS2の幅方向の他端部2b(図3に示す)に位置する導体層4に第2電線8の芯線12が接合されている。そして、他端部2bがテープ15の外周面即ち電線3の外周に取り付けられる。
【0033】
内側に導体層4が位置しかつ外側に絶縁層7が位置した状態でALS2が前記テープ15の外側から前記複数の電線3の外周に巻かれる。一端部2aに位置する両面テープ16が絶縁層7の他方の表面7bに貼り付いて、シールドハーネス1は、構成されている。
【0034】
また、前記ALS2の絶縁層7に前記第2電線8が重ねられており、絶縁層7に前記第2電線8の被覆部13が溶着している。図示例では、第2電線8の一端部8aに位置する芯線12と、ALS2の他端部2bに位置する導体層4と、が互いに接合している。即ち、第2電線8の芯線12は導体層4と電気的に接続している。
【0035】
また、前記ALS2は、前記他端部2bが前記テープ15の外側に取り付けられた後、幅方向の一端部2aに向かって順に、前記複数の電線3の外周を巻かれて、前記一端部2aが前記他端部2bの外側に重ねられている。このため、前記他端部2bが内側に位置し、前記一端部2aが外側に位置している。なお、このとき、前記ALS2の一端部2aは、前記第2電線8の外側に重なって、該第2電線8を覆っている。
【0036】
シールドハーネス1は、ALS2の導体層4と、第2電線8の芯線12とが超音波溶着(超音波溶接または超音波接合ともいう)などの周知の溶接方法によって互いに固定されて得られる。なお、前記ALS2の導体層4と第2電線8の芯線12とが超音波溶着される際には、周知の超音波溶着機などにより行われる。
【0037】
前記超音波溶着機は、チップ(工具ホーンともいう)と、このチップに相対するアンビルと、発振機と、振動子と、ホーンなどを備えている。超音波溶着機は、チップとアンビルとの間に互いに溶着する溶着対象物を挟み、これらのチップとアンビルとを互いに近づける方向に加圧した状態で、発振機で振動子を振動させてこの振動をホーン経由でチップに伝える。そして、超音波溶着機は、チップとアンビルとの間に挟んだ溶着対象物に超音波振動を加えて該対象物を溶着させる。
【0038】
前記シールドハーネス1を製造する際には、まず、アンビルにALS2の他端部2bを重ね、該ALS2に第2電線8を重ねるとともに、該第2電線8にチップを接触させる。なお、このとき、前記アンビルに導体層4を接触させ、該第2電線8を絶縁層7に重ねる。こうして、チップとアンビルとの間に、ALS2の前述した他端部2bと第2電線8の一端部8aとを挟む。
【0039】
そして、チップとアンビルとを互いに近づける方向に加圧した後、発振機で振動子を振動させてこの振動をホーン経由でチップに伝える。チップとアンビルとを互いに近づける方向に加圧したまま、発振機の振動をチップに伝える。ALS2と第2電線8との間に、前述した振動が生じて、導体層4と芯線12とが互いに接合し、絶縁層7と被覆部13が溶着する。
【0040】
こうして、ALS2の他端部2bに位置する導体層4と、第2電線8の一端部8aに位置する芯線12とは、いわゆる超音波溶着(超音波溶接または超音波接合ともいう)によって互いに接合される。
【0041】
その後、チップとアンビルの間からALS2と第2電線8とを外し、複数の電線3の外周にテープ15を巻く。そして、図5に示すように、内側に導体層4が位置し外側に絶縁層7が位置した状態で、ALS2の他端部2bをテープ15の外側即ち電線3の外周に取り付ける。
【0042】
前記ALS2の一端部2aを、図5中の矢印Kに沿って、前記他端部2b及び第2電線8の外側に、図6に示すように、巻く。その後、図6中の矢印K1に沿って、前記一端部2aを更に、複数の電線3の外周に巻いて、前記一端部2aに位置する両面テープ16をALS2の絶縁層7に貼り付ける。
【0043】
こうして、前記ALS2を、前記他端部2bから前記一端部2aに向かって順に、前記複数の電線3の外周に巻く。そして、前記一端部2aは、前記他端部2bと前記第2電線8との双方に重なる。即ち、前記両方の端部2a,2bは、互いに重なる。こうして、ALS2の導体層4と第2電線8の芯線12とが互いに接合し、他端部2bと第2電線8との双方の外側に前記一端部2aが重なった前述した構成のシールドハーネス1を得る。
【0044】
このように得られたシールドハーネス1は、複数が互いに組み付けられて、ワイヤハーネスを構成する。前記導体層4と接合された第2電線8は、所望のアース回路などと接続される。シールドハーネス1は、前記電線3の芯線10に侵入しようとするノイズを、前記ALS2の導体層4と該導体層4に接合した第2電線8の芯線12とを介して、前記アース回路即ちシールドハーネス1外へ逃がす。こうして、シールドハーネス1のALS2は、複数の電線3を電気的にシールドする。
【0045】
本実施形態によれば、両面テープ16と導体層4との双方が絶縁層7の一方の表面7aに取り付けられている。このため、ALS2を電線3の外周に巻くと、前記両面テープ16の近傍において、図2に示すように、ALS2の互いに重なる両端部2a,2b間に隙間が生じにくくなる。したがって、ALS2にしわが生じにくくなる。シールドハーネス1は、電線3の外周に巻かれたALS2が該電線3へのノイズの侵入を確実に防止する。
【0046】
また、ALS2の互いに重なる両端部2a,2b間に隙間が生じにくくなるので、自動車に取り付けられると、該自動車の走行中などの振動によって導体層4が屈曲することを防止でき、破断することを防止できる。したがって、シールドハーネス1は、電線3の外周に巻かれたALS2が該電線3へのノイズの侵入を確実に防止する。
【0047】
また、導体層4が、粘着体16の他端部2b寄りの縁部16aとALS2の他端部2bとに亘って設けられている。このため、ALS2の幅方向即ち絶縁層7の幅方向に沿って、粘着体16と導体層4との間に隙間が生じにくくなる。なお、絶縁層7の幅方向は、電線3の径方向に沿う。
【0048】
このため、ALS2を電線3の外周に巻くと、前記両面テープ16の近傍において、図2に示すように、ALS2の互いに重なる両端部2a,2b間に隙間が一層生じにくくなる。したがって、シールドハーネス1は、電線3の外周に巻かれたALS2が該電線3へのノイズの侵入を一層確実に防止する。
【0049】
さらに、導体層4の厚みT1と両面テープ16の厚みT2とが等しいので、ALS2を電線3の外周に巻くと、両面テープ16の近傍に隙間がより一層生じにくくなる。したがって、シールドハーネス1は、電線3の外周に巻かれたALS2が該電線3にノイズが侵入することを確実に防止できる。
【0050】
また、超音波溶着を行って第2電線8の芯線12とALS2の導体層4とを接合し、複数の電線3の外周にALS2を巻く。そして、第2電線8をドレイン線として用いることができる。第2電線8の芯線12と導体層4とを超音波溶着により接合するので、第2電線8の芯線12と導体層4とを互いに取り付ける際に、第2電線8とALS2とは別体の部品などを用いる必要がない。このため、部品点数が増加することを防止できる。
【0051】
したがって、前記シールドハーネス1の部品点数の増加を防止できるため、前記シールドハーネス1を用いてワイヤハーネスを組み立てると、ワイヤハーネスのコストの高騰を抑制できる。
【0052】
また、第2電線8の芯線12とALS2の導体層4とが超音波溶着により接合しているので、これらの芯線12と導体層4とを確実に金属結合できる。このため、第2電線8の芯線12とALS2の導体層4とを確実に電気的に接続できる。したがって、複数の電線3の芯線12に侵入しようとするノイズを、ALS2の導体層4と第2電線8の芯線12とを介して、外部に確実に逃がすことができる。
【0053】
超音波溶着によって導体層4と第2電線8の芯線12とを接合するので、該超音波溶着の際に、前記他端部2bと一端部8aとに位置する絶縁層7と被覆部13とが溶けて、導体層4と芯線12との間から除去される。このため、ALS2の他端部2bなどの絶縁層7及び前記一端部8aの被覆部13を除去する必要が生じない。このため、組立にかかる所要工数が増加することを確実に防止できる。したがって、シールドハーネス1及び該シールドハーネス1を備えたワイヤハーネスのコストの高騰をより抑制できる。
【0054】
前記ALS2を、他端部2bから順に複数の電線3の外周に巻くので、前記一端部2aによって導体層4と芯線12とが互いに接合した接合箇所及び他端部2bが覆われる。このため、前記接合箇所が露出しない。また、導体層4が内側に位置しかつ絶縁層7が外側に位置した状態で、ALS2を複数の電線3の外周に巻いている。このため、導体層4が露出しない。
【0055】
したがって、前記接合箇所と前記導体層4を露出させないように、プロテクタやチューブなどの部品を用いる必要がない。したがって、部品点数の増加を抑制でき、シールドハーネス1などから組み立てられたワイヤハーネスのコストの高騰を抑制できる。
【0056】
また、前記接合箇所と前記導体層4が露出しないので、前記導体層4の腐食を確実に抑制できる。したがって、複数の電線3に外部からのノイズが侵入しようとすることを確実に防止できる。
【0057】
また、導体層4が内側に位置しかつ絶縁層7が外側に位置した状態で、ALS2を複数の電線3の外周に巻いている。このため、ALS2即ちドレイン線として用いられる第2電線8と、シールドハーネス1外の他の電線または電子機器と、が短絡することを防止できる。
【0058】
さらに、第2電線8の芯線12が断面丸形に形成されているので、チップとアンビルとを互いに近づける力が、ALS2と第2電線8とが互いに接触する箇所に集中することとなる。このため、溶けた絶縁層7及び被覆部13とが、導体層4と芯線12との間から速やかに除去される。導体層4と芯線12とが確実に接合する。したがって、前記第2電線8を介して、電線3に侵入しようとするノイズを、シールドハーネス1の外部に確実に逃がすことができる。
【0059】
前述した実施形態では、導体薄膜シートとしてアルミニウムまたはアルミニウム合金などからなる導体層4を有するALS2を用いている。しかしながら、本発明では、銅または銅合金などの、アルミニウムまたはアルミニウム合金以外の金属からなる導体層を有する導体薄膜シートを用いても良いことは勿論である。
【0060】
さらに、前述した実施形態では、断面形状が丸形の電線3を複数束ねている。しかしながら、本発明では、電線として、断面形状が矩形状の導体を複数並設したフレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable:FFC)やフレキシブルプリントサーキット(Flexible Printed Circuit:FPC)などの所謂フラットケーブルを用いても良いことは勿論である。
【0061】
さらに、前述した実施形態では、芯線12と導体層4とが接合した接合箇所を一箇所だけ設けている。しかしながら、本発明では、前記芯線12と導体層4とを固定するための機械的な強度を向上させるために、前記接合箇所を複数設けても良いことは勿論である。
【0062】
また、前述した実施形態では、ALS2の一端部2aに粘着体としての両面テープ16を貼り付けた場合を示している。しかしながら、本発明では、両端部2a,2bそれぞれに両面テープ16を貼り付けても良い。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、粘着体と導体層との双方が絶縁層の一方の表面に取り付けられている。このため、電線の外周に巻くと、前記粘着体の近傍において、互いに重なる部分間に隙間が生じにくくなる。したがって、電線の外周に巻かれると、該電線にノイズが侵入することをより確実に防止できる。
【0064】
また、隙間が生じにくくなるので、電線の外周に巻かれて自動車に取り付けられると、該自動車の走行中などの振動によって導体層が破断することを防止できる。したがって、電線の外周に巻かれると、該電線にノイズが侵入することをより一層確実に防止できる。また、第2電線の芯線と導体層とを超音波溶着により接合するので、第2電線の芯線と導体層とを互いに取り付ける際に、第2電線と導体薄膜シートとは別体の部品などを用いる必要がないので、部品点数が増加を防止できる。
【0065】
請求項2に記載の本発明は、導体層が、粘着体の縁部と絶縁層の他端部とに亘って設けられている。このため、幅方向に沿って粘着体と導体層との間に隙間が生じにくくなり、電線の外周に巻くと、前記粘着体の近傍で、隙間がより生じにくくなる。したがって、電線の外周に巻かれると、該電線にノイズが侵入することをより一層確実に防止できる。
【0066】
また、隙間が生じにくくなるので、電線の外周に巻かれて自動車に取り付けられると、該自動車の走行中などの振動によって導体層が破断することを防止できる。したがって、電線の外周に巻かれると、該電線にノイズが侵入することをより一層確実に防止できる。
【0067】
請求項3に記載の本発明は、導体層の厚みと粘着体の厚みとが等しいので、電線の外周に巻くと、前記粘着体の近傍に隙間がより一層生じにくくなる。したがって、電線の外周に巻かれると、該電線にノイズが侵入することをより一層確実に防止できる。
【0068】
また、隙間が生じにくくなるので、電線の外周に巻かれて自動車に取り付けられると、該自動車の走行中などの振動によって導体層が破断することを防止できる。したがって、電線の外周に巻かれると、該電線にノイズが侵入することをより一層確実に防止できる。
【0069】
請求項4に記載した本発明のシールドハーネスによれば、粘着体と導体層との双方が導体薄膜シートの絶縁層の一方の表面に取り付けられている。このため、前記粘着体の近傍において、導体薄膜シートの互いに重なる部分間に隙間が生じにくくなる。したがって、導体薄膜シートが、電線にノイズが侵入することをより確実に防止できる。
【0070】
また、隙間が生じにくくなるので、自動車に配索されると、該自動車の走行中などの振動によって、導体薄膜シートの導体層が破断することを防止できる。したがって、電線にノイズが侵入することをより一層確実に防止できる。また、第2電線の芯線と導体層とを超音波溶着により接合するので、第2電線の芯線と導体層とを互いに取り付ける際に、第2電線と導体薄膜シートとは別体の部品などを用いる必要がないので、部品点数が増加を防止できる。
【0071】
請求項5に記載した本発明のシールドハーネスによれば、導体薄膜シートの導体層が、粘着体の縁部と絶縁層の他端部とに亘って設けられている。このため、幅方向に沿って粘着体と導体層との間に隙間が生じにくくなり、前記粘着体の近傍で隙間がより生じにくくなる。したがって、導体薄膜シートが、電線にノイズが侵入することをより一層確実に防止できる。
【0072】
また、隙間が生じにくくなるので、自動車に配索されると、該自動車の走行中などの振動によって、導体薄膜シートの導体層が破断することを防止できる。したがって、電線にノイズが侵入することをより一層確実に防止できる。
【0073】
請求項6に記載した本発明のシールドハーネスによれば、導体薄膜シートの導体層の厚みと粘着体の厚みとが等しいので、前記粘着体の近傍に隙間がより一層生じにくくなる。したがって、導体薄膜シートが、電線にノイズが侵入することをより一層確実に防止できる。
【0074】
また、隙間が生じにくくなるので、自動車に配索されると、該自動車の走行中などの振動によって、導体薄膜シートの導体層が破断することを防止できる。したがって、電線にノイズが侵入することをより一層確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるシールドハーネスを示す斜視図である。
【図2】図1中のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図1に示されたシールドハーネスのALSの平面図である。
【図4】図3中のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】同実施形態のシールドハーネスのALSの他端部を複数の電線の外周に取り付けた状態を示す断面図である。
【図6】同実施形態のシールドハーネスのALSの一端部を第2電線に重ねた状態を示す断面図である。
【図7】従来のシールドハーネスの断面図である。
【図8】図7に示されたシールドハーネスの導体薄膜シートの平面図である。
【図9】図8中のIX−IX線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 シールドハーネス
2 ALS(導体薄膜シート)
2a 一端部
2b 他端部
3 電線
4 導体層
7 絶縁層
7a 一方の表面
7b 他方の表面
16 両面テープ(粘着体)
T1 導体層の厚み
T2 両面テープの厚み
Claims (6)
- 電線の外周に巻かれて該電線へのノイズの侵入を防止する導体薄膜シートにおいて、
絶縁性の絶縁層と、
前記絶縁層の一方の表面でかつ前記電線に巻かれた際に前記絶縁層の幅方向の一端部に設けられた粘着体と、
前記絶縁層の前記一方の表面に積層された導電性の導体層と、
芯線及び該芯線を覆う被覆部を備え、前記絶縁層の他方の表面に重ねられた第2電線と、を備え、
前記一端部が他端部を外側から覆いかつ前記粘着体が絶縁層の他方の表面に貼り付いて、前記電線の外周に巻かれていて、
前記第2電線を前記絶縁層の他方の表面に重ねて超音波振動を加えることにより、前記第2電線の被覆部及び第2電線が重ねられた前記絶縁層を溶かして、前記第2電線の芯線と、その溶けた絶縁層の一方の表面に積層された導体層と、が接合された接合部が形成されていることを特徴とする導体薄膜シート。 - 前記導体層は、粘着体の前記幅方向の縁部と前記絶縁層の前記他端部とに亘って、前記絶縁層の一方の表面に積層されていることを特徴とする請求項1記載の導体薄膜シート。
- 前記導体層の厚みと、前記粘着体の厚みと、が等しいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の導体薄膜シート。
- 互いに平行な複数の電線と、これらの電線の外周に巻かれて該電線へのノイズの侵入を防止する導体薄膜シートと、を備えたシールドハーネスにおいて、
前記導体薄膜シートは、
絶縁性の絶縁層と、
前記絶縁層の一方の表面でかつ前記電線に巻かれた際に前記絶縁層の幅方向の一端部に設けられた粘着体と、
前記絶縁層の前記一方の表面に積層された導電性の導電層と、
芯線及び該芯線を覆う被覆部を備え、前記絶縁層の他方の表面に重ねられた第2電線と、を備えており、
前記一端部が他端部を外側から覆いかつ前記粘着体が絶縁層の他方の表面に貼り付いて、前記導体薄膜シートが前記電線の外周に巻かれていて、
前記第2電線を前記絶縁層の他方の表面に重ねて超音波振動を加えることにより、前記第2電線の被覆部及び第2電線が重ねられた前記絶縁層を溶かして、前記第2電線の芯線と、その溶けた絶縁層の一方の表面に積層された導体層と、が接合された接合部が形成されていることを特徴とするシールドハーネス。 - 前記導体層は、粘着体の前記幅方向の縁部と前記絶縁層の前記他端部とに亘って、前記絶縁層の一方の表面に積層されていることを特徴とする請求項4記載のシールドハーネス。
- 前記導体層の厚みと、前記粘着体の厚みと、が等しいことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のシールドハーネス。
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