JP4854435B2 - ワークフロー管理装置及びワークフロー管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークフロー管理装置及びワークフロー管理方法に関する。
MFP(Multi Function Peripheral)に代表される画像形成装置の各機能を利用することにより、複数の機能を組み合わせた一連の作業から構成されるドキュメント・ワークフローがオフィス等で実施されている。
以下に、ドキュメント・ワークフローの一例を挙げる。あるユーザAさんが配布用資料として1000部の印刷を希望した場合に、MFPにおいて10ページの原稿をスキャンした後、Aさんの上長であるBさんに承認依頼の通知を行う。次に、BさんがPC等から内容の確認を行い、承認すると、オペレータであるCさんに通知が届く。すると、CさんがMFPにおいて原稿を1000部(10000ページ)印刷する、等である。つまり、このドキュメント・ワークフローは、入稿工程(依頼者)、承認工程(承認者)、印刷工程(作業者)によって構成される。
また、課金管理や出力抑制の目的においてユーザやグループ毎に一定期間に使用可能な用紙枚数等の上限値を設定し、使用の制限を行う上限値管理が可能な画像形成装置が知られている。
また、特許文献1には、ジョブのID別に設定される上限カウント値、出力処理に従ってカウントされる現在のカウント値、予約される予約カウント値、を管理する画像形成装置について記載されている。この画像形成装置では、予約ジョブの出力にて使用されるカウント値と現在のカウント値との加算結果が上限カウント値よりも大きくなると判定され、かつ、当該予約ジョブに保証モードが設定されている場合、予約ジョブをキャンセルする。その結果、特許文献1に記載の技術によって、予約ジョブの処理を開始した後、当該予約ジョブの処理が完了するまでに上限値に達することで処理が完了しない事態を防ぐことが記載されている。
特開2004−152139号公報
しかしながら、従来技術では、そもそも複数の機能の上限値を管理して、複数の作業工程から構成されるワークフローを完了するように制御することについて想定していなかった。
また、従来技術では、複数の作業工程を順次処理するワークフロー用に、複数の機能の上限値をまとめて管理することについても想定していなかった。
上記特許文献1に記載の技術では、ワークフローのように処理の開始を指示してから、処理が完了するまでにタイムラグが発生するような場合に対応することができない。例えば、ワークフローは、複数の処理工程を含むため最初の処理工程と最後の処理工程の間にはタイムラグが発生して一連の処理が完了するまでに時間を要してしまう。それゆえに、ワークフロー開始時点では上限使用量までに余裕があったものの実際にワークフローの処理がユーザに到達するまでの間に、ユーザが別のジョブを実行することが考えられる。そして、別のジョブを実行したがために当該ユーザが使用可能な使用量に余裕がなくなってしまい、ワークフロー処理を行うには、例えば印刷カウンタの数が不足してしまって処理が出来なくなり、結果としてワークフローが停滞してしまう問題があった。
特許文献1に記載の技術では、ワークフローのように処理の開始から終了までにタイムラグが発生し、この間に当該ワークフローとは異なる処理を実行することによって、当該ワークフローの処理が行えなくなることを想定していなかった。その結果、従来技術では、ワークフローの処理開始を指示しても、当該ワークフローの処理を完了できなくなる場面が発生するおそれがある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、ワークフローに含まれる作業工程の処理を実行するユーザに対して、実行可能な使用量が制限されている状態であっても、ワークフローを円滑に進めることを目的とする。
そこで、本発明のワークフロー管理装置は、複数の工程から構成されるワークフローを実行する前に、前記ワークフローを構成する複数の工程における各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量を複数のユーザ毎に算出する算出手段と、複数のユーザ毎に複数種類の機能の使用量の上限値を管理する管理手段と、前記管理手段によって管理されている複数のユーザ毎の複数種類の機能の使用量の上限値と、前記算出手段において算出された前記各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量とに基づいて、前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業を、実行可能であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段で前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業を、実行可能であると判断された場合、前記ワークフローを実行する前に前記算出手段によって算出された使用量を予約する使用量制御手段と、を有し、前記判断手段は、前記管理手段によって管理されている複数のユーザ毎の複数種類の機能の使用量の上限値と、前記算出手段において算出された前記各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量とを比較し、前記ワークフローにおいて各ユーザが作業を実行する際に利用する機能の全ての使用量が上限値以下である場合に、前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業を実行可能であると判断する。
なお、ワークフロー管理装置とは、例えば後述するMFP等に対応する。
本発明によれば、ワークフローに含まれる作業工程の処理を実行するユーザに対して、実行可能な使用量が制限されている状態であっても、ワークフローを円滑に進めることができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、MFPの内部の構成の一例を示す図である。なお、図1では、1Dカラー系MFPを例として説明している。ここで、MFPには、フルカラー機器と、モノクロ機器とがあり、色処理や内部データ等を除いて、基本的な部分において、フルカラー機器がモノクロ機器の構成を包含することが多いため、図1ではフルカラー機器を主に説明する。
1Dカラー系のMFPであるMFP100は、スキャナ部101、レーザ露光部102、感光ドラム、作像部103、定着部104、給紙/搬送部105及びこれらを制御するMFP制御部200等から構成される。
スキャナ部101は、原稿台に置かれた原稿に対して、照明を当てて原稿画像を光学的に読み取り、その像を電気信号に変換して画像データを作成する。
レーザ露光部102は、前記画像データに応じて変調されたレーザ光等の光線を等角速度で回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)に入射させ、反射走査光として感光ドラムに照射する。
作像部103は、感光ドラムを回転駆動し、帯電器によって帯電させ、レーザ露光部102によって感光ドラム上に形成された潜像をトナーによって現像化し、そのトナー像をシートに転写する。そして、作像部103は、その際に転写されずに感光ドラム上に残った微小トナーを回収する。作像部103は、このような一連の電子写真プロセスを実行して作像する。その際、シートが転写ベルトの所定位置に巻きつき、4回転する間に、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のトナーを持つそれぞれの現像ユニット(現像ステーション)が入れ替わりで順次前述の電子写真プロセスを繰り返し実行する。4回転の後、4色のフルカラートナー像を転写されたシートは、転写ドラムを離れ、定着部104へ搬送される。
定着部104は、ローラやベルトの組み合わせによって構成され、ハロゲンヒータ等の熱源を内蔵し、作像部103によってトナー像が転写されたシート上のトナーを、熱と、圧力とによって溶解、定着させる。
給紙/搬送部105は、シートカセットやペーパーデッキに代表されるシート収納庫を一つ以上持っており、MFP制御部200の指示に応じてシート収納庫に収納された複数のシートの中から一枚分離し、作像部103、定着部104へ搬送する。シートは作像部103の転写ドラムに巻きつけられ、4回転した後に定着部104へ搬送される。4回転する間に前述のYMCK各色のトナー像がシートに転写される。また、給紙/搬送部105は、シートの両面に画像形成する場合は、定着部104を通過したシートを再度作像部103へ搬送する搬送経路を通るように制御する。
MFP制御部200は、MFP100全体の制御を実行すると共に、前述のスキャナ、レーザ露光、作像、定着、給紙/搬送の各部の状態を管理しながら、全体が調和を保って円滑に動作できるよう指示を行う。
本実施形態のシステムの構成に関し、MFPは複数であってもよい。また、本実施形態のシステムは、MFPと、プリント機能を具備した単一機能型の画像形成装置等のSFP(Single Function Peripheral)と、を組み合わせた構成でもよい。また、本実施形態のシステムは、MFPと、PC(Personal Computer)と、を組み合わせた構成でもよい。何れにしても、後述する、本実施形態に係る制御が実現可能な構成であればよい。
図2は、MFP制御部200の構成を示すブロック図である。図2において、205、206、2061、2062、207、2071、2072、208、209、210、211は、MFP制御部200を構成する処理モジュールである。これら処理モジュールは、CPU201で実行されるアプリケーションプログラム、又はプログラムの一部として動作するモジュールである。
図2において、204、2041、2042、2043、2044は、MFP制御部200を構成する情報格納装置であり、ファイルシステム又はデータベースシステムを用いて不揮発性のハードディスクや、メモリ等を用いて情報を格納する。また、情報格納装置204、2041、2042、2043、2044に格納された情報へは、特定のキーや条件で直接アクセスすることができる。
CPU201は、MFP100全体を制御し、メモリ202や記憶部204に格納されているプログラムを読み出して実行する等して各部に指示することによりスキャン、プリント、ファクシミリ等の動作を実現する。
メモリ202は、CPU201が実行する各種プログラムを記憶するROMや、制御等に必要なデータを一時的に格納するRAM等から構成される。各種プログラムとは、使用量制御部206、使用量予約処理部2061、使用量予約繰越処理部2062、ワークフロー制御部207、使用量算出処理部2071、先行フロー割込み依頼部2072等に対応する。
外部インターフェース203は、ネットワーク等を介して外部装置との間で情報をやりとりする。
記憶部204は、ハードディスク等の不揮発性のメモリから構成され、各処理において生成された画像データ等を格納する他、各処理で用いる制御情報や設定情報を格納する。記憶部204は、上限量記憶部2041やワークフロー情報記憶部2042、ワークフロー・ステータス記憶部2043、ジョブ履歴記憶部1044等を備える。また、ここでは図示しないが、記憶部204は、認証システム(図示しない)において管理するユーザ情報を記憶してもよい。なお、メモリ202のROMの代わりに各種プログラムを記憶部204に記憶してもよい。記録部206に対してデータの読み書きを行う場合にはメモリ202を介して行われる。
上限量記憶部2041は、ユーザやグループに対するIDや、印刷やスキャンや送信やディスク使用量等の機能に対する一定期間内の上限使用量、使用済み使用量、予約使用量等を格納する。
ワークフロー情報記憶部2042は、MFP100で実行可能なワークフローの一覧と、各ワークフローを構成するジョブの情報とを格納する。
ワークフロー・ステータス記憶部2043は、実行されたワークフローの処理ステータスを格納する。ジョブ履歴記憶部2044は、MFP100で実行されたジョブの履歴を格納する。
操作制御部205は、ここでは図示されていないタッチパネル部やキー入力部を制御し、これらをユーザが操作することにより発せられた情報を各部に伝える。
使用量制御部206は、ユーザやシステムがMFP100で実施する作業に関するユーザやグループ等のID毎の使用量を制御する。使用量の例としては、印刷カウンタ、スキャナカウンタ、画像データの容量、操作時間が挙げられる。
・印刷カウンタとは、プリンタ部において実行される印刷処理に伴いカウントアップされる値である。
・スキャナカウンタとは、スキャナ部において実行されるスキャン処理に伴いカウントアップされる値である。
・送受信カウンタとは、ファクシミリ等の送受信に伴いカウントアップされる値である。
・画像データの容量は、ユーザが記憶部204に格納する画像データの容量である。
・操作時間は、ユーザがMFP100を操作した操作時間である。
使用量制御部206は、上限量記憶部2041を用いることにより、ID毎に各種使用量を加算及び把握する。そして使用量制御部206は、ID毎に定められた一定期間(例えば月単位)において、上限値が設定されている場合、当該一定期間において使用量が上限値に達すると、当該IDに対応するユーザがそれ以上の処理を行わないように制限する。なお、本願の上限値とは、作業者が実行可能な使用量を指す。例えば、1ヶ月あたりの印刷可能枚数として固定的に設定された値も、1ヶ月あたりの印刷可能枚数として固定的に設定された値から、印刷処理に従って変化する当該作業者の処理可能枚数も本願では、上限値として定義する。つまり、1ヶ月あたりの印刷可能枚数として例えば1000枚と設定された場合、この1000枚が上限値となり、300枚印刷した結果、残り印刷可能枚数は700枚となった場合、この700枚も上限値となる。
使用量予約処理部2061は、使用量制御部206の一部として動作する。そして使用量予約処理部2061は、ユーザがワークフローやジョブを実行する前に、当該ワークフローやジョブを処理するために使用するカウンタ等の使用量を予め確保する。
使用量予約繰越処理部2062は、使用量制御部206の一部として動作する。使用量予約繰越処理部2062は、使用量予約処理部2061により確保された使用量が、実際に使用される前にIDにおいて定められた上限値の集計期間を超えると判断された場合、その切替日時前の未処理の予約使用量を切替日時後の予約使用量として繰り越す。上限値の集計期間を超える例として、上限値の管理が月単位で行われていた場合に、月の変化に応じて、変化前の月において予約されていた使用量が、変化後の月の使用量として予約される。
ワークフロー制御部207は、ユーザやシステムがMFP100を用いて実行する一連の処理として複数の工程から構成されるワークフローを制御する。ワークフロー制御部207は、ワークフロー情報記憶部2042、ワークフロー・ステータス記憶部2043等を用いることにより、実行可能なワークフローの一覧の管理や、そのワークフローの実行状況を把握する。また、ワークフロー制御部207は、予め定められた例外処理の実行等の制御も行う。
使用量算出処理部2071は、ワークフロー制御部207の一部として動作する。そして使用量算出処理部2071は、ユーザがMFP100を用いてワークフローを開始する際に、ワークフローの過程に含まれる各工程の各処理において必要となる使用量を、選択されたワークフローの種類や依頼時に選択された原稿等から予測算出する。この予測算出された結果を基にして、ワークフロー制御部207が使用量予約処理部2061に対して指示することにより、各工程の処理を担当するユーザの使用量を予め予約することが可能になる。
先行フロー割込み依頼部2072は、ワークフロー制御部207の一部として動作する。先行フロー割込み依頼部2072は、ユーザがMFP100を用いてワークフローを開始する際に、以下の要件を満たす場合、別ワークフローの依頼者に対してワークフローの処理順変更の依頼を通知する。要件とは「使用量算出処理部2071により算出された使用量が上限量記憶部2041に記憶されている使用可能使用量より多いが、既に予約されている未完了の別ワークフローの予約使用量を利用すればワークフローの予測算出された使用量を満たす」である。つまり、予約されている使用量を流用すれば、算出された使用量を処理できる場合を指す。
ワークフローの実行を予約した予約者が、予約使用量の開放を承認した場合、ワークフロー制御部207は、ワークフローの処理順序を変更して、割込みを依頼したワークフローの使用量を予約した上で先に処理することが可能になる。
スキャナ制御部208は、スキャナ部101を制御して、CPU201からの指示に従ってスキャナ部101を駆動し、原稿台上の原稿を読み取り、読み取った原稿をメモリ202に格納する。
プリンタ制御部209は、CPU201からの指示に従って、メモリ202から画像データを取得し、レーザ露光部102、作像部103、定着部104、給紙/搬送部105等のプリンタ部を制御して記録紙に画像を印刷する。
送信制御部210は、操作処理部205等を介して、ユーザが行った、ファクシミリや電子メール等のアプリケーションに係る操作指示を受け取る。すると、送信制御部210は、メモリ202や記憶部204から取得した画像データを、外部インターフェース203を介して外部に送信したり、逆に外部から送信された画像データを受信して記憶部204に記憶する。
画像処理部211は、操作制御部205等を介してユーザから指示された画像処理や画質向上のための処理や、ファクシミリ送信時に送信先の能力に合わせて送信する画像データの解像度や用紙サイズ等の変換を行う。
内部バス212は、それぞれ各部を接続するものであり、この内部バス212を介して画像データの転送や各部に対する指示や設定値等の送受信が行われる。
図3は、MFP100のタッチパネル部に表示され、ユーザの操作に対応して操作制御部205により制御されるワークフロー実行画面の1つである「ワークフロー一覧」画面300の一例を示す図である。タッチパネル部は、LCD(Liquid Crystal Display)と、その上に貼られた透明電極とからなるタッチパネルディスプレイにより構成される。タッチパネル部には、LCDに表示されるキー相当の部分の透明電極が指で触れられると、それを検知して別の操作画面を表示する等の処理が予めプログラムされている。
ワークフロータブ301は、ユーザが画面をワークフローの操作画面に遷移させるためのタブキーである。タブ遷移キー302は、ユーザが、コピー動作やファクシミリ、電子メール送信の送信動作等への遷移を指示するためのタブキーである。システムモニタキー303は、MFP100の状態や状況を表示するためのキーである。ユーザは、301、302、303の各タブを選択することで、MFP100をそれぞれの操作モードに遷移させることができる。
処理待ちキー304は、MFP100にログインしたユーザに対して、他のユーザ等から回ってきた処理すべきワークフローが存在している場合に、その処理待ちワークフローの一覧を表示するためのキーである。処理待ちキー304には処理待ちのワークフローの件数が表示される。
ワークフロー依頼キー305は、MFP100にログインしたユーザが開始することが出来るワークフローの一覧を表示するためのキーである。
各種ワークフロー依頼開始キー306は、ユーザがワークフロー依頼キー305を押下することにより表示される複数のキーである。MFP100は、各種ワークフロー依頼開始キー306において、ユーザが開始することが出来るワークフローを一覧表示する。ユーザは、表示されたキーの一覧から1つを選択して押下する。このことによりMFP100は、選択されたワークフローを開始する。ワークフローの例としては、製本印刷依頼、名刺印刷依頼、文書電子化依頼、配布資料印刷依頼、ポスター作成依頼等が挙げられる。なお、各ワークフローには、図4にて後述するように作業工程が登録されている。よって、各種ワークフロー依頼開始キーの何れか1つが選択され、ワークフローの実行が指示されると、ワークフロー制御部207は、選択されたワークフローに登録されている作業工程を呼び出して、作業工程に対応する処理を実行する。
編集キー307は、ユーザがワークフロー依頼キー305を押下することにより表示された各種ワークフロー依頼開始キー306の登録情報を編集するためのキーである。ユーザがこのボタンを押下すると、編集画面が表示され、各ワークフローの表示名等の登録情報を編集することができる。
図4は、ユーザが「ワークフロー一覧」画面300の各種ワークフロー依頼開始キー306から1つ選択した場合に表示される「ワークフロー開始」画面400の一例を示す図である。「ワークフロー開始」画面400は、ワークフロー依頼開始キーの選択に従って、複数の作業工程から構成されるワークフローを実施する前に、ワークフローの処理過程に含まれる作業工程毎に必要となる各機能別使用量を算出するための画面である。なお、図4では一例として「配布資料印刷依頼」が選択された場合の画面の例を図示している。また、本願では、ワークフローに含まれる複数の作業工程を複数のユーザによって実行する形態を想定して記載しているが、それに限られる必要はなく、1人のユーザによって実行されてもよい。
名称表示欄401は、選択されたワークフローの表示名を画面表示する欄である。コメント表示欄402は、選択されたワークフローの内容を文書でコメント表示するための欄である。
処理ステップ確認欄403は、選択されたワークフローを構成する複数の工程内容を表示するための欄である。ここで図示している例は、依頼者(つまりMFP100にログインしているユーザ本人)が原稿を読み込ませて依頼を行うと、次に承認者(例えば組織上の上長)が承認を行い、その次に作業者が依頼された原稿を印刷するというワークフローである。つまり、配布資料印刷依頼ワークフローは、原稿読み込み(依頼者)、承認(承認者)、印刷(作業者)という3つの作業工程を順番に処理するように定義されている。
標準工程日数表示欄404は、該当するワークフローが開始から完了までにかかる標準的な日数を参考情報として表示するための欄である。希望完了日設定キー405は、該当するワークフローがいつ(年月日)までに完了することを希望するのか、を設定するためのキーである。
希望部数設定キー406は、希望する部数をユーザが設定するためのキーである。印刷体裁設定キー407は、希望する仕上がりの印刷体裁をユーザが設定するためのキーである。なお、図4においては、依頼者が希望部数を設定する。ここで、印刷体裁とは、例えば、カラー/モノクロ、片面/両面、面付け、製本指定等である。
優先度設定キー408は、ワークフローの処理優先度をユーザが設定するためのキーである。ここで、処理優先度とは、例えば、優先/標準等である。
開始キー409は、「ワークフロー開始」画面400に表示されている内容のワークフローをユーザが開始依頼する際に押下するキーである。開始キー409を押下されると、ワークフロー制御部207等の制御に応じて、ユーザに対して必要な操作の指示(例えば「原稿を原稿台にセットして下さい」等)を行う。そして、「ワークフロー開始」画面400においてユーザから設定された情報を、操作制御部205を経由して取得することにより、使用量算出処理部2071がワークフローを実施するにあたり各工程の処理を担当するユーザが必要とする使用量を算出する。そして、ワークフロー開始の条件が満たされると、ワークフロー制御部207によりワークフローが開始される。なお、ワークフロー開始の条件の一例として、選択されたワークフローに含まれる各作業工程の処理を担当する各ユーザの実行可能な使用可能量が当該各作業工程にて使用する使用量以上であるか否かが挙げられる。
取り消しキー410は、「ワークフロー開始」画面400に表示されたワークフローを開始しない場合にユーザが押下するキーである。取り消しキー410が押下されるとタッチパネル部に表示されている画面は、「ワークフロー一覧」画面300に戻る。
図5は、ワークフロー情報記憶部2042の一部であるワークフロー情報記憶テーブル500の一例を示す図である。図3の「ワークフロー一覧」画面300の画面例で挙げたワークフローの一覧はワークフロー情報記憶テーブル500に格納される。図5では一例として、図4の「ワークフロー開始」画面400で挙げた「配布資料印刷依頼」ワークフローの部分の構成をXML(eXtensible Markup Language)形式にて表している。但し、ワークフローの情報は、テキスト形式やリレーショナル・データベース等において格納してもよい。ワークフロー情報記憶テーブル500は主にワークフロー制御部207が参照する。
workflowタグ501は、ワークフローの内容を表す。wfid属性は該当するワークフローを一意に識別する識別子である。図5の例では"fid_002"という識別子が割当てられている。caption属性は、該当するワークフローの名称を表す。図3の「ワークフロー一覧」画面300の各種ワークフロー依頼開始キー306の表示名や図4の「ワークフロー開始」画面400の名称表示欄401に表示される名称はcaption属性から引用される。
standard属性は、該当するワークフローの完了までに要する標準的な期間を表す。「ワークフロー開始」画面400の標準工程日数表示欄404に表示される日数は、standard属性から引用される。limit属性は、該当するワークフローに対して定める一定期間であり、ユーザによりワークフローが放置された場合等一定期間を過ぎても処理されなかった残りの処理に関する予約使用量を開放する目的で用いられる。step属性は、該当するワークフローを構成する作業工程の数を表す。
activityタグ502は、workflowタグ501の子タグであり、ワークフローを構成する個々の作業工程(又はアクティビティ)の内容を表す。actid属性は、該当する作業工程を一意に識別する識別子であり、図5の例では"aid_req_001"という識別子が割当てられている。role属性は、該当する作業工程を実行可能な権限を表している。ワークフロー制御部207は、role属性に応じて、ユーザやグループに対して認証システムにおいて割当てられた権限に応じて利用可能か否かを判断する。例えば、図4の配布資料印刷依頼の2つ目の工程のrole属性には、「superior」と記載されている。つまり、ワークフロー制御部207は、「superior」というユーザ権限が与えられたユーザが承認した場合のみ、承認処理の実行を認める。
caption属性は、該当する作業工程の名称を表している。「ワークフロー開始」画面400の処理ステップ確認欄403に表示される名称はcaption属性から引用される。seq属性は、該当するワークフローを構成する複数の作業工程の処理順を表している。activityタグ502の子タグとしてactionタグがあり、該当する作業工程の処理内容を示すスキャンや送信等の機能種類(type属性)と、カウンタ等の使用量算出のための係数(counter_coefficient)とが規定される。
図6は、上限量記憶部2041の一部である使用上限量記憶テーブル600の一例を示す図である。使用上限量記憶テーブル600は主に、使用量制御部206、使用量予約処理部2061、使用量予約繰越処理部2062によって更新/参照される。使用上限量記憶テーブル600は、ユーザやグループに対して一定期間に使用可能な用紙枚数等の上限値を設定し、制限を行うために用いられる。図6に示すように上限量記憶部2041は、ワークフローに含まれる複数の工程の複数種類の機能毎の使用量の上限値を管理する。
ユーザID601は、ユーザ又はグループを一意に識別する識別子である。ユーザ又はグループがMFP100を利用するためにログイン等に際して入力した情報を用いて、MFP100に導入されている認証システムにより識別される識別子である。
機能種類602は、使用量を集計する対象の機能を表す。機能種類としては、印刷(print)、スキャン(scan)、送信(send)、ディスク使用量(disk)、使用時間(time)等が例として挙げられる。
切替日時603は、使用量を集計する一定期間が定められている場合の、現集計期間と次の集計期間との切替日時である。つまり、現在算出されている使用済み使用量は、切替日時になるとリセットされる。使用上限量記憶テーブル600への新規登録は管理者権限を持つユーザ等が操作することにより行われる。その際には、新たな上限値管理の一定期間、つまり集計すべき期間を次の上限値管理期間に切り替える日時を切替日時603に設定する。
使用上限量記憶テーブル600は、ユーザID601と、機能種類602と、切替日時603との組み合わせで一意となり、それに対して各使用量情報が格納される。
上限使用量604は、各ユーザが該当する機能を一定期間に使用することが可能な上限値を定める数値であり、単位は各機能によって異なる。例としては、印刷100000カウンタやディスク容量8192MB等が挙げられる。
使用済み使用量605は、各ユーザが該当する機能を該当する期間に実際に使用した使用量を表す数値である。この数値が上限使用量604の数値に達すると、ユーザは次の切替日時603までの間は該当する機能の利用が制限される。
予約使用量情報606は、該当するユーザが該当する機能を該当する期間において実際に使用する前に確実に使用できるように予め必要な値を確保する予約数を表す。予約使用量情報606は、予約ジョブID6061と、予約使用量6062との組み合わせを複数保持することが可能であり、その複数の予約使用量の合計が総予約使用量となる。予約ジョブID6061は、使用量予約を行うワークフローのジョブIDを示し、例えば"f350/3"とあれば、フロー・ジョブID"f350"を構成する3番目の工程であることを指す。予約使用量6062は、該当する予約ジョブIDにおいて予約する使用量である。例えば図6には、ユーザID「kato」には、「print」機能の上限値として「100000」枚が設定されており、現在の一定期間において「85200」枚の印刷が実行されていることが示されている。さらに、ワークフロー「f350/3」において「10000」枚の印刷とワークフロー「f352/3」において「250」枚の印刷を行うことが予約されている。以上より、ユーザID「kato」は、現在の一定期間において、「100000(上限使用量)―{85200(使用済み使用量)+(10000+250(予約使用量))}により算出される「4550」枚分の印刷を実行することができる。
MFP100においてユーザが、複数のユーザの作業による複数の作業工程から構成されるワークフローを開始しようとすると、次のような処理が行われる。ワークフロー制御部207が使用量算出処理部2071を用いてワークフローの処理過程に含まれるユーザ毎に必要となる各機能別使用量を算出する。そして、使用量予約処理部2061が算出された使用量を、該当する予約使用量606(予約ジョブID6061と、予約使用量6062と)に加算登録する。
あるユーザの機能種類の当期間における現在の使用可能使用量は、以下の計算式で算出される。
「使用可能使用量=上限使用量604−(使用済み使用量605+総予約使用量)」
使用可能使用量が0になった場合、又は実行しようとする作業工程に必要となる使用量に満たなくなった場合には、ジョブの実行が制限される。
図7は、ワークフロー・ステータス記憶部2043の一部であるワークフロー実行ステータス管理テーブル700の一例を示す図である。ワークフロー実行ステータス管理テーブル700は主に、ワークフロー制御部207が登録/更新/参照を行い、複数のユーザの作業による複数の作業工程から構成されるワークフローの実行状態を管理する。
フロー・ジョブID701は、ユーザがワークフローを開始する際に発行されるワークフローを一意に識別するための識別子である。フロー・ジョブID701は、図6で説明した予約ジョブID6061や、後述するジョブ履歴管理テーブル800との紐付けのために格納される。
開始日時702は、該当するワークフローが開始された日時が格納される。開始ユーザID703は、該当するワークフローを開始したユーザ又はグループのIDを格納する。図6のユーザID601と同様に、MFP100に導入されている認証システムにより識別される識別子である。
フローID704は、該当するワークフローを識別するための識別子が格納される。フローID704に格納される識別子は、ワークフロー制御部207が、図5のワークフロー情報記憶テーブル500のworkflowタグのwfid属性に格納されているIDを引用して格納した識別子である。
希望完了日時705は、ワークフローを開始する際に依頼ユーザが図4の希望完了日設定キー405を操作する等して設定する、ワークフローの最終ステップが完了するまでの希望完了日時が格納される。
現ステータス706は、複数の作業工程から構成されるワークフローの何番目の作業工程まで進んだのかが格納される。例えば、"3/3"となっていれば3つの工程から構成されるワークフローの3番目の作業工程まで処理が進んでいることを示す。
完了ステータス707は、該当するワークフローが完了したのか、まだ処理中なのか、完了したのであればその完了が正常に処理されたのかキャンセルされたのか、等の完了の状態が格納される。
優先度708は、ワークフローを開始する際に依頼ユーザが図4の「ワークフロー開始」画面400の優先度設定キー408を操作する等して設定する、ワークフローに対する処理優先度が格納される。ここで、優先度「high」が設定されているワークフローは、優先度「normal」、「low」が設定されているワークフローよりも優先して実行される。一方、優先度「normal」が設定されているワークフローは、優先度「low」が設定されているワークフローよりも優先して実行される。
完了期限日時709は、開始日時702に図5のワークフロー情報記憶テーブル500のworkflowタグのlimit属性に格納されている一定期間を加算した日時が格納される。ユーザによりワークフローが放置された場合等に、この完了期限日時709の日時を過ぎても処理されなかった残りの作業工程に関する予約使用量を開放する目的で用いられる。例えば、図7においてフロー・ジョブID「f_351」のワークフローは3つの作業工程のうち2つ目の作業工程であることが記憶されている。この状態で、完了期限日まで処理が実行されなかった場合、3つ目の作業工程用に予約されていた予約し容量は開放され、他のワークフロー用に使用することが可能となる。
ワークフローに含まれない一般的な作業工程を優先度の高いジョブとして、既に予約されているワークフローの作業工程より優先させて実行したい場合がある。優先度の高いジョブを他の予約ジョブに優先して処理するため、使用量を使用上限量記憶テーブル600の上限使用量604以内に収めるには、他の予約ジョブに関する予約使用量6062を開放する必要がある。このように使用量制御部206が判断した場合、次のような処理が行われる。
まず、使用量制御部206が、優先度の高いジョブの内容(ユーザID601、機能種類602、切替日時603)から関連する他の予約ジョブのデータを検索する。使用量制御部206は、優先度の高いジョブを実行するために必要な使用量を処理できるか否か判定する。例えば、ユーザID「1」のユーザが、1週間あたり50ページ分の印刷が可能であり、現在30ページ印刷が処理済み、かつ、15ページ分予約されているとする。この場合、ユーザID「1」のユーザは、残り5ページの印刷を実行することができる。この状態で、20ページの印刷処理を実行しなければならない優先度の高いジョブが入力された場合、使用量制御部206は、予約されている15ページ分を解放すれば、優先度の高いジョブについて処理可能と判断する。
このように、使用量制御部206が、未処理状態の予約ジョブをキャンセルすることによって、優先度の高いジョブを実行可能であると判定した場合、予約ジョブの予約ジョブID6061を取得する。
使用量制御部206は、取得した予約ジョブIDをキーにしてワークフロー実行ステータス管理テーブル700を検索し、優先度708と、完了期限日時709とを取得する。そして、使用量制御部206は、まずは優先度の高いジョブの優先度と、予約ジョブの優先度とで優先度の比較を行う。
予約ジョブの優先度が、優先ジョブの優先度と同等以上であった場合には割込み処理は許可されないが、それ未満であった場合には割り込みが許可される。
割り込みが許可された場合、使用量制御部206は、取得した予約ジョブの完了期限日時が、当該予約ジョブの切替日時603以前に設定されているか否かを判定する。
取得した予約ジョブの完了期限日時が、当該予約ジョブの切替日時603以前に設定されていた場合、使用量予約処理部2061は、使用上限量記憶テーブル600に予約されていた予約使用量情報606を開放する。これは、予約ジョブが切替日時以前に完了する場合、当該予約ジョブを開放することによって、切替日時前において優先ジョブを処理するための使用量を確保できるからである。
この場合、予約ジョブを含むワークフローは、上限使用量604の制限により、実行が制限される可能性がある。
一方、取得した予約ジョブの完了期限が関連する使用上限量記憶テーブル600の切替日時603より後に設定されている場面を想定する。この場合、使用量予約繰越処理部2062は、使用上限量記憶テーブル600の予約使用量情報606を、ユーザID601と機能種類602が同一で、切替日時603以降の期間のデータに繰り越す。これは、予約ジョブを含むワークフローに属するジョブのためである。
このような処理を行うことにより、優先度の高いジョブに割り込まれても、予約ジョブを含むワークフローは完了期限日時を満たしながら予約使用量も確保することができる。
図8は、ジョブ履歴部2044の一部であるジョブ履歴管理テーブル800の一例を示す図である。ジョブ履歴管理テーブル800は、主に使用量制御部206が登録/参照を行い、ワークフローを構成する個別の作業工程だけでなく、それ以外の処理も含めた操作ジョブの履歴を格納する。
ジョブID801は、MFP100においてジョブが実行される際に一意に発行される識別子である。
機能種類802は、ジョブの種類を表す。ジョブの種類として、例えば、印刷(print)、スキャン(scan)、送信(send)、コピー(copy)等が例として挙げられる。
結果803は、ジョブの処理結果を表す。処理結果としては、例えば、正常終了(OK)、停止(STOP)、エラー(ERR)等が例として挙げられる。
ジョブ名804は、ジョブ処理の対象となった画像データや文書データの名称を表す。宛先805は、機能種類802が送信(send)であった場合の送信先の宛先を表し、電子メールアドレスや電話番号、MFP100に登録済みの登録名等が格納される。
開始時間806は、該当するジョブ処理が開始された時間が格納される。使用量807は、該当するジョブ処理に使用された使用量(カウンタ値)が格納される。
ユーザID808は、該当するジョブ処理を実施したユーザ又はグループを一意に識別する識別子である。図6のユーザID601と同様に、MFP100に導入されている認証システムにより識別される識別子である。
フロー・ジョブID809は、ユーザがワークフローを開始する際に発行されたワークフローを一意に識別するための識別子であり、図7のフロー・ジョブID701や図6の予約ジョブID6061と紐付けのために格納されている。
複数のユーザの作業による複数の作業工程から構成されるワークフローが実行される際に、ワークフローに含まれるジョブ処理が行われると、使用量制御部206によりジョブ処理の内容がジョブ履歴管理テーブル800に追加される。その際には、実際に用いられたカウンタ値等が使用量807に記録される。すると、ワークフロー制御部207が、フロー・ジョブID809をキーとしてワークフロー実行ステータス管理テーブル700を検索し、関連するワークフローのステータス(現ステータス706、完了ステータス707)を更新する。
またワークフロー制御部207は、該当するジョブの機能種類802、開始時間806、ユーザID808、フロー・ジョブID809、フローID704等に基づいて、使用上限量記憶テーブル600を検索する。そして、ワークフロー制御部207が、検索したデータの使用済み使用量605を加算しつつ、使用量予約処理部2061が、処理が終わった予約ジョブ情報606をクリアする。
図9を用いて、MFP100において、複数のユーザの作業による複数の作業工程から構成されるワークフローを実施する前に、ワークフローの処理過程に含まれるユーザ毎に必要となる各機能別使用量を予測算出してからワークフローを実行する処理を説明する。なお、図9の各ステップは、MFP100のCPU201によって実行される。
図9は、ワークフローを実行する制御方法の一連の処理を示すフローチャートである。まず、図4の「ワークフロー開始」画面400が、ユーザの指示によって、MFP100のタッチパネル部に表示され、設定がなされて「開始」キー409が押下される。すると、ステップS101において、まずMFP制御部200は、対象となるワークフロー、部数、印刷体裁、原稿文書を特定する。そして、使用量算出処理部2071が特定した情報を基にして、処理対象ワークフローの過程に含まれる各工程を処理すべきユーザと、その工程の作業内容である機能種類ごととに、依頼された処理情報を処理するために必要となるカウンタ値等の使用量を算出する。なお、処理情報とは、選択されたワークフローを用いて処理すべき仕事であり、例えば処理情報にて出力すべき部数や読み込むべき原稿数は、図4の画面を介して入力された値が設定される。
より具体的に説明すると、まず、AさんがMFP100のタッチパネル部に表示された「ワークフロー一覧」画面300から「配布資料印刷依頼」ワークフローを選択する。続いてAさんがワークフロー開始画面400を用いて希望完了日は10日後、希望部数は1000部、印刷設定はA4、カラー、両面印刷、優先度は標準、原稿ページ数は10ページを指定し、開始キー409を押下してワークフローを開始したとする。なお、この際、原稿ページはスキャン処理によって取り込まれてもよい。すると、ワークフロー制御部207は、ワークフロー情報記憶テーブル500から取得した「配布資料印刷依頼」ワークフロー(wfid="fid_002")情報と、認証システムからの情報とを基にして、ワークフローの処理過程を取得する。このことにより、例えば、
「Aさん」が「申請」として「原稿スキャン」と、「送信」とを行い、
次にAさんの上長である「Bさん」が「承認」して「送信」を行い、
次に作業者である「Cさん」が「印刷」を行う、
という作業工程が当該ワークフローに含まれていると判明する。
使用量算出処理部2071は、選択されたワークフローに含まれる作業工程の処理内容と設定された部数や体裁等に基づいて、
Aさん:スキャンカウンタ10、送信カウンタ1、ディスク容量32MB、
Bさん:送信カウンタ1、
Cさん:印刷カウンタ:10000、使用時間:30分
のように、各作業工程を実行する作業者単位に必要使用量を事前に算出できる。
ステップS102において、使用量予約処理部2061が、S101にて算出された必要使用量と、ワークフローの過程に含まれる各作業工程の当期間の使用可能量とを比較し、必要使用量が使用可能量に収まるかどうかをチェックする。使用量予約処理部2061は、使用上限量記憶テーブル600から、ユーザID601と、機能種類602と、切替日時603とに基づいて、ワークフローに含まれる各作業工程に関連するデータを検索する。
使用量予約処理部2061は、図6の説明時に記載した計算式である「使用可能使用量=上限使用量604−(使用済み使用量605+総予約使用量)」を用いて、使用可能使用量を算出し、ステップS101において算出された必要使用量と比較する。そして、ワークフローに含まれる各作業工程の必要使用量が使用可能使用量以下であった場合には、上限値に余裕があるとしてステップS108へと進む。逆に、ワークフローに含まれる各作業工程の少なくとも1つの工程の必要使用量が使用可能使用量以上であった場合には、上限値に余裕無しとしてステップS103へと進む。
S103において、使用量予約処理部2061は、S102の処理により必要使用量が使用可能使用量以上であると判定された工程について、当該工程を担当するユーザの予約使用量6062の値を使用可能使用量に加算すれば必要使用量を満たすかを判定する。つまり、他のワークフロー用に予約されている予約使用量をキャンセルすることによって、現在処理対象としている作業工程の処理が実行可能となるか否かを判定する。S103の判定処理によって、現在処理対象としている作業工程の必要使用量が、先行するワークフローの予約使用量6062の値を流用して使用可能使用量に加算すれば必要使用量を満たす場合には、ステップS104へと進む。
一方、ワークフローに含まれる全作業工程のうち、必要使用量が使用可能使用量以上であった作業工程について、予約使用量を流用しても当該作業工程の必要使用量が、使用可能使用量を上回る場合、ステップS107へと進む。
ステップS104において、まず、ワークフロー制御部207が、使用量予約処理部2061から、予約使用量6062を流用する意義のある先行するワークフローの作業工程の予約ジョブID6061(例えば、"f350/3")を受取る。なお、流用する意義のある先行ワークフローの作業工程とは、当該作業工程の予約を開放することで、S102によって余裕がないと判定された作業工程の使用可能量が増加する工程を指す。一例として、カラー印刷という作業工程が、使用可能量不足により実行できない状態であり、カラー印刷のカウント値とモノクロ印刷のカウント値を個別に管理している場面を想定する。ここで、単に印刷工程であってもモノクロ印刷を行う作業工程を有するワークフローの予約使用量を開放しても、モノクロ印刷の使用可能量は増加するがカラー印刷の使用可能量は増加しない。一方、カラー印刷を行う作業工程を有するワークフローの予約使用量を開放すると、カラー印刷の使用可能量が増加し、使用可能量不足が解消される。よって、この場合は、カラー印刷を行う作業工程を有するワークフローが意義のある先行ワークフローとなる。
S103〜S104について詳細に説明する。ワークフロー制御部207が、S102において必要使用量が使用可能使用量以上であると判定された作業工程の作業内容から、機能種類を特定する。図6にて上述したように使用上限記憶テーブルには、ユーザ毎に予約ワークフローと予約使用量が対応付けて管理されている。よって、ワークフロー制御部207は、図6の使用上限記憶テーブルを参照して、S102において必要使用量が使用可能使用量以上であると判定された作業工程の作業者について、特定された機能種類を予約しているワークフローがあるか否かを判定する。そして、特定された機能種類と同じ機能種類が予約されている場合、使用量予約処理部2061は、特定したワークフローの予約ジョブIDをワークフロー制御部207に通知する。
続いて、ワークフロー制御部207は、予約ジョブID6061に含まれるフロー・ジョブIDをキーにして、ワークフロー実行ステータス記憶テーブル700を検索する。続いて、ワークフロー制御部207は、予約使用量を流用する対象となったワークフローの開始ユーザID703を特定する。
そして、ワークフロー制御部207は、本ワークフローの開始を依頼したユーザに対してタッチパネル部に「先行予約されているワークフローの依頼者に、処理順変更の認可を申請しますか?」と画面表示する。ユーザが「はい」と選択したと判断すると、ステップS105へ進み、ユーザが「いいえ」を選択したと判断すると、ステップS107へ進む。
ステップS105において、ワークフロー制御部207は、ステップS104で取得した開始ユーザID703のユーザに対して、後続のワークフローの依頼者からワークフローの処理順序の入れ替え要求がある旨を通知する。その通知を受取った先行ワークフローの依頼ユーザが承認/拒否を行う方法についての詳細な説明はここでは省略する。なお、通知方法の一例としては、MFPの記憶部に各ユーザのメールアドレスが記憶されていれば、特定されたユーザのメールアドレスを指定して、処理順を変更してもよいか否かを訪ねる。
ステップS106において、ワークフロー制御部207は、先行ワークフローの依頼ユーザがワークフロー処理順序の入れ替えを承認したか否かを判定する。先行ワークフローの依頼ユーザがワークフロー処理順序の入れ替えを承認した場合、ワークフロー制御部207から指示された使用量予約処理部2061は、以下の処理を行い、ステップS108へと進む。つまり、使用量予約処理部2061は、ステップS103においてピックアップされた先行するワークフローの工程において使用する予約ジョブID6061の予約使用量6062を開放し、ステップS108へと進む。
一方、先行ワークフローの依頼ユーザがワークフロー処理順序の入れ替えを拒否した場合、ステップS107へと進む。
ステップS107において、ワークフロー制御部207は、本ワークフローの依頼ユーザに対してタッチパネル部に画面表示、又は電子メール等を介して、「上限使用量に達してしまうため、ワークフロー依頼は○月○日以降までお待ち下さい。」という旨の通知を行う。これにより、図9に示す一連の制御方法の処理を終了する。この通知は、例えば現在の期間では、既に使用済み使用量および予約使用量によって処理することができないが、これらの使用量がリセットされれば実行可能となるため、ワークフロー制御部207は、このリセット処理を実行する切替日時を通知する。
ステップS108において、ワークフロー制御部207は、本ワークフローを一意に識別するフロー・ジョブIDを生成し、ワークフロー実行ステータス管理テーブル700に本ワークフローの情報を新規追加する。その際、ワークフロー制御部207は、ワークフロー情報記憶テーブル500の該当するworkflowタグ501のlimit属性に設定された一定期間をワークフロー実行ステータス管理テーブル700の開始日時702に加算する。ワークフロー制御部207は、このように加算し、算出した日時を、完了期限日時709に設定する。
使用量予約処理部2061は、ステップS101において導き出したワークフローの過程に含まれる作業工程を処理すべきユーザと、当該作業工程の機能種類ごとに必要となる使用量とを、使用上限量記憶テーブル600の予約使用量情報606として追加登録する。ここで、追加登録される予約使用量情報606は、予約ジョブID6061と、予約使用量6062との組み合わせである。
この処理により、本ワークフローの実行前に、当該ワークフローに含まれる複数のユーザの複数の工程の機能毎に使用量を予約することが可能となる。
こうして、ステップS109において、ワークフロー制御部207は、本ワークフローの実際のジョブ処理を開始する。
ステップS110において、ワークフロー制御部207は、フロー過程で例外が発生したか否かを判定する。ステップS110の分岐は、本ワークフローの処理過程での例外発生についての分岐である。なお、本願において想定する例外とは、ワークフローに含まれる作業工程を正常に実行できない状態を指し、フロー過程でのエラー、キャンセル、期限超過、集計すべき期間の切り替わり等を指すが、これに限られる必要はない。
正常に処理が進んでいる場合(S110−No)、ワークフロー制御部207は、ステップS118の処理へと進む。例外の種類が、ユーザがMFP100等を操作して本ワークフロー処理実行のキャンセルや却下を選択した場合、エラーが発生したことにより、ワークフロー処理が継続できなくなった場合、ワークフロー制御部207は、ステップS111の処理へと進む。一方、例外の種類が、本ワークフローの処理者となっているユーザが処理を忘れてしまい、ジョブ処理が放置され期限を超過する場合、ワークフロー制御部207は、ステップS114の処理へと進む。一方、例外の種類が、本ワークフローの過程で使用量に関する上限値管理の集計期間の切替日時を超える場合、ワークフロー制御部207の処理はステップS116へと進む。
ステップS111において、MFP制御部200に対して操作制御部205や外部インターフェース203等を介してユーザから実行中の本ワークフローのキャンセルが伝えられると、ワークフロー制御部207がワークフロー中断の処理を行う。ユーザによるキャンセルや却下の他、システム上の事由によりこれ以降に本ワークフローを継続することが困難であるとMFP200が判断した場合にも、ワークフロー制御部207がワークフロー中断の処理を行う。
ステップS112において、ワークフロー制御部207は、ワークフロー実行ステータス管理テーブル700を検索して、本ワークフローの開始ユーザID703を取得する。続いて、ワークフロー制御部207は、開始ユーザに対して、キャンセルや却下(又はエラー)等の理由により、本ワークフローを中断する旨を通知する。
ステップS113において、ワークフロー制御部207から指示を受けた使用量予約処理部2061は、使用上限量記憶テーブル600に登録済みの本ワークフローに含まれる各工程を開放する。また、ワークフロー制御部207から指示を受けた使用量予約処理部2061は、予約ジョブID6061で紐付く予約使用量6062がある場合には、予約使用量も開放する。この開放によって、使用量制御部は、使用可能な量を開放した使用量だけ増加する。
続いて、ワークフロー制御部207は、ワークフロー実行ステータス管理テーブル700の本ワークフローと、フロー・ジョブID701で紐付くデータの完了ステータス707とをキャンセル(又はエラー)に更新する。これにより、一連の制御方法の処理を終了する。
ステップS114は、本ワークフローの処理者となっているユーザが処理を忘れてしまってジョブ処理が放置されてしまった場合に実行される。例えば、ステップS101で例を挙げたAさんの上長であるBさんが本ワークフローの承認処理を忘却してしまい長期間放置してしまった場合等である。
ステップS114において、ワークフロー制御部207は、ステップS108で設定されたワークフロー実行ステータス管理テーブル700の完了期限日時709を監視することにより、一定期間を過ぎても本ワークフローが完了していないことを検知する。
ステップS115において、ワークフロー制御部207から指示を受けた使用量予約処理部2061は、使用上限量記憶テーブル600に登録済みの本ワークフローに含まれる未処理分の作業工程を開放する。また、ワークフロー制御部207から指示を受けた使用量予約処理部2061は、予約ジョブID6061で紐付く予約使用量6062がある場合には、予約使用量も開放し、ステップS110に進む。つまり、この場合には放置された本ワークフローに関しては予約使用量が確保されない。その代わりに、その他のジョブのために使用可能使用量を増やすことができる。
ステップS116は、本ワークフローの処理過程で使用量に関する上限値管理の集計期間の切替日時を超える場合、実行される。例えば、上限値管理が月単位で行われている際に、6月中に開始されたワークフローの処理中に7月になった場合等である。管理者権限を持つユーザ等の操作により、使用量制御部206が使用上限量記憶テーブル600に新規登録する際には、上限値管理の一定期間、つまり次の上限値管理期間との集計期間の切替日時603を設定する。
ステップS116において、使用量予約繰越処理部2062は、集計期間の切替日時の監視を行うことにより、集計期間の切り替わりを検知する。
ステップS117において、使用量予約繰越処理部2062は、切替日時603になると、使用上限量記憶テーブル600を検索する。そして、使用量予約繰越処理部2062は、切替日時以前に予約使用量情報606に登録されていた予約情報を、ユーザID601と、機能種類602とが同一で切替日時603が次の期間であるデータに付け替えてから、ステップS110に進む。
つまり、例えばステップS101で例を挙げたCさんが本ワークフローの処理を待っていた時に6月から7月になった場合にも、6月に予約してあったCさんの予約使用量が自動的に7月の予約使用量として付け替えられることとなる。なお、S116、S117の処理は、図10のフローチャートを用いて詳細に説明する。
なお、ワークフローに含まれる未処理の作業工程に関する予約使用量の次の集計期間への予約使用量の付け替えは、ジョブ処理の実行が切替日時より後になることが明白になった時点で行ってもよい。
正常にワークフロー処理が進むと、ステップS118において、本ワークフローの途中の作業工程の処理を実行するユーザに処理依頼が到達する。例えば、ステップS101で例を挙げた作業者の「Cさん」に電子メール等により「印刷」依頼が到達する。ユーザが図3に例を挙げたMFP100のタッチパネル部に表示される「ワークフロー一覧」画面300を開くと、処理待ちキー304に「処理待ち:1件」の様に表示されており、自分が処理すべきワークフローのジョブがあることがわかる。
ステップS119において、ユーザが「ワークフロー一覧」画面300の処理待ちキー304を押下すると、処理すべきワークフローのジョブの内容が表示される(図示しない)。例えば、ステップS101で例を挙げた作業者の「Cさん」の場合には、依頼者「Aさん」から、希望部数1000部、印刷設定としてA4、カラー、両面印刷、優先度は標準であることが通知される。また、スキャンされてMFP100内の記憶部204に保存されているスキャン原稿を10ページ印刷するように通知される。この指示に従ってユーザがタッチパネル部で操作することにより、操作制御部206が指示を受け、画像処理部211やプリンタ制御部209により印刷処理が実行される。この際、各設定値情報も通知されるので、MFPに対してこれらの設定値情報が設定されてもよい。
ステップS120において、使用量制御部206は、図8で例を挙げたジョブ履歴管理テーブル800に、実行した作業工程の内容(実際に用いられたカウンタ値等は使用量807に)を追加登録する。
また、ワークフロー制御部207は、ジョブ履歴管理テーブル800に追加した該当するジョブのフロー・ジョブID809をキーとしてワークフロー実行ステータス管理テーブル700を検索し、関連するワークフローの現ステータス706を更新する。またワークフロー制御部207はジョブ履歴管理テーブル800に追加した該当するジョブの機能種類802、開始時間806、ユーザID808、フロー・ジョブID809、フローID704等に基づいて使用上限量記憶テーブル600を検索する。そして、ワークフロー制御部207は、関連するデータの使用済み使用量605を加算する。
ステップS121において、使用量予約処理部2061は、ステップS120で使用済み使用量605が加算されたデータに、処理が終わった予約ジョブ情報606が登録されていた場合、該当する予約ジョブID6061と、予約使用量6062とをクリアする。
ステップS122において、ワークフロー制御部207は、本ワークフローにまだ続きの作業工程が有るか否かを判定する。本ワークフローにまだ続きのジョブが有る場合にはステップS110へと進み、ワークフロー制御部207は、例えば、後続のユーザに処理依頼を通知する。一方、いま処理を終えたジョブが本ワークフローの最後であったならば、ワークフロー制御部207は、完了処理を行う。つまり、ワークフロー制御部207は、ワークフロー実行ステータス管理テーブル700のフロー・ジョブID701で紐付くデータの完了ステータス707に完了ステータスを更新する(例えば、正常であれば"ok"にする。)。これにより、一連の制御方法の処理を終了する。
つまり、ワークフロー制御部207は、対象となっているワークフローに含まれる各作業工程の使用量を予約した場合、ワークフローに関する処理の実行を許可する。
以上、上述したように本実施形態によれば、ワークフロー開始時点でワークフローに含まれる各作業工程の処理を実行するユーザ毎の機能別の使用量を算出して予約使用量として確保することができる。
これにより、開始時には上限値に余裕があったものの実際にワークフロー処理がユーザに到達するまでに、ユーザが別のジョブを実行したために上限値に近くなってしまい、ワークフロー処理を行うのには使用量が不足し、処理が出来なくなることを防止できる。よって、ワークフローを円滑に進めることができる。
更に、ワークフローの過程に含まれるユーザの見落とし等により長期に渡って放置されてしまった場合には、一定期間経過後に完了していないワークフローの残りのジョブ処理に関しては予め予約されていた予約使用量を開放する。そのことにより、その他のジョブの使用可能量を必要以上に制限してしまうことを防げる。
更に、ワークフロー実施前のワークフローの処理過程に含まれるユーザに関して算出された使用量が利用可能使用量より多く、且つ既に予約されている未完了の別ワークフローの予約使用量を利用すればワークフローの予測算出された使用量を満たす場合がある。この場合、別ワークフローの依頼者に対してワークフローの処理順変更の依頼を通知する。そして、通知された依頼者により承認された場合には、予約使用量の振替が行われ、ワークフローの処理順の変更が容易に実施される。
続いて、集計期間の変化に従って、予約使用量を現集計期間から次の集計期間へと移す場合について図10のフローチャートを用いて説明する。
ワークフロー制御部207は、現在対象となっているワークフローに含まれる作業工程数をm、判定対象となっている作業工程をnとして管理する(S1001)。
ワークフロー制御部207は、判定対象となっている作業工程を初期化して(S1002)、判定対象となっているn番目の作業工程が集計期間内に処理可能か否かを判定する(S1003)。この処理によって、ワークフロー制御部207は、ワークフローを構成する複数の作業工程においてに含まれる工程において、使用量に関する上限値の管理の集計期間内に処理が完了しない作業工程を特定する。
ワークフロー制御部207は、現在日時と次の切替日時から次の集計期間までの時間を算出する。そして、判定対象となっている処理工程の処理が終わっていれば、S1003−YesとしてS1006へと処理を進める。一方、判定対象となっている処理工程の処理が未完了であり、当該処理工程の処理が次の集計期間までの時間内に終わらないと判定された場合、S1003−Noと判定される。ここで、各作業工程に係る処理時間の算出方法について説明する。現在判定対象としている作業工程の機能が、印刷やスキャンであれば、デバイスの処理能力と各作業工程の作業量によって算出できる。また、承認工程であれば、過去の履歴等や機能ごとの基準値から算出する。基準値とは、例えば、「承認工程」であれば「1日」などの処理期間の目安を指す。
S1003によってNoと判定された場合、使用量予約繰越制御部2062は、現在判定対象となっているn番目の工程の予約使用量を次の集計期間の使用量として予約し(S1004)、n番目の工程の予約使用量を現集計期間から削除する(S1005)。例えば、3月分の印刷工程の使用量として500枚を予約していたが、当該印刷工程の処理が4月に行われそうと判定された場合、3月分として予約されていた500枚を解消して、当該500枚を4月分の使用量として予約する処理を指す。この結果、現集計期間の使用可能量はキャンセルされた使用量だけ増加する。
ワークフロー制御部207は、全工程を判定対象としたかを判定し、全工程について終わっていれば処理を終了し、終わっていなければS1003から処理を繰り返す(S1006)。
その結果、ワークフローが完了するまでの間に、上限値管理の集計期間の切替日時を跨ぐ場合にも、切替日時前の未処理の予約使用量を切替日時後の予約使用量として繰り越すことにより、予約使用量を確保することができる。
この結果、ワークフローの処理中に次の集計期間へ跨ぐと判定された作業工程の予約使用量が他の処理用に開放されるため、効率的に他の処理を実行することが可能となる。
また、次の集計期間へと跨ぐ作業工程用に予約されていた使用量を次の集計期間に持ち越すようにしても良い。例えば、3月の印刷上限値が1000枚で、500枚分の予約をしていた印刷工程が、次の集計期間である4月に入ると判定された場合、3月の予約分の500枚をそのまま4月に持ち越す。その結果、3月の印刷上限値が500枚に変更され、一方、4月の印刷上限値は1500枚に変更される。
このように持ち越すことにより、仕事の忙しさに応じて上限値を動的に変化することが可能となる。
更に、優先度の高いジョブを割り込ませるためにワークフローに予約されている未処理の予約使用量を開放する必要があり、ワークフローに設定された希望完了日時が上限値管理の集計期間の切替日時以降に設定されている場面を想定する。この場合、切替日時以前の未処理の予約使用量を切替日時の後の予約使用量として繰り越す。これにより、割り込みジョブがあった場合にもワークフローの依頼者の希望する完了日時が切替日時以降であったなら、ワークフローの予約使用量を確保することができる。
<その他の実施形態>
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成されることはいうまでもない。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(又は記憶媒体)を、システム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、上述した実施形態では、MFP装置を主体として記載したが、ホストコンピュータとしての情報処理装置が主体となって上述したような処理等を行ってもよい。
MFPの内部の構成の一例を示す図である。 MFP制御部200の構成を示すブロック図である。 MFP100のタッチパネル部に表示され、ユーザの操作に対応して操作制御部205により制御されるワークフロー実行画面の1つである「ワークフロー一覧」画面300の一例を示す図である。 ユーザが「ワークフロー一覧」画面300の各種ワークフロー依頼開始キー306から1つ選択した場合に表示される「ワークフロー開始」画面400の一例を示す図である。 ワークフロー情報記憶部2042の一部であるワークフロー情報記憶テーブル500の一例を示す図である。 上限量記憶部2041の一部である使用上限量記憶テーブル600の一例を示す図である。 ワークフロー・ステータス記憶部2043の一部であるワークフロー実行ステータス管理テーブル700の一例を示す図である。 ジョブ履歴部2044の一部であるジョブ履歴管理テーブル800の一例を示す図である。 ワークフローを実行する制御方法の一連の処理を示すフローチャートである。 集計期間の変化用に実行される予約使用量の設定方法の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 MFP
101 スキャナ部
102 レーザ露光部
103 作像部
104 定着部
105 給紙/搬送部
200 MFP制御部
201 CPU

Claims (10)

  1. 複数の工程から構成されるワークフローを実行する前に、前記ワークフローを構成する複数の工程における各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量を複数のユーザ毎に算出する算出手段と、
    複数のユーザ毎に複数種類の機能の使用量の上限値を管理する管理手段と、
    前記管理手段によって管理されている複数のユーザ毎の複数種類の機能の使用量の上限値と、前記算出手段において算出された前記各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量とに基づいて、前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業を、実行可能であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段で前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業を、実行可能であると判断された場合、前記ワークフローを実行する前に前記算出手段によって算出された使用量を予約する使用量制御手段と、
    を有し、
    前記判断手段は、前記管理手段によって管理されている複数のユーザ毎の複数種類の機能の使用量の上限値と、前記算出手段において算出された前記各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量とを比較し、前記ワークフローにおいて各ユーザが作業を実行する際に利用する機能の全ての使用量が上限値以下である場合に、前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業を実行可能であると判断するワークフロー管理装置。
  2. 前記ワークフローは、文書の印刷に関するワークフローであって、
    前記算出手段は、選択されたワークフローを構成する複数の工程の各工程の作業内容と、設定された前記文書の印刷部数及び印刷体裁と、に基づいて、前記ワークフローを構成する複数の工程の各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量を複数のユーザ毎に算出する請求項1に記載のワークフロー管理装置。
  3. 前記管理手段は、前記上限値を管理すると共に、前記使用量制御手段で予約された使用量を予約使用量として管理する請求項1又は2に記載のワークフロー管理装置。
  4. 前記使用量制御手段は、前記予約使用量が、ワークフローを構成する工程の作業において該当するユーザによって該当する機能が利用されることによって使用されると、前記予約使用量を使用済みとし、
    前記管理手段は、前記上限値と、前記予約使用量と、を管理すると共に、前記使用量制御手段で使用済みとされた使用量を使用済み使用量として管理し、前記上限値と、前記予約使用量と、前記使用済み使用量と、に基づいて、複数のユーザ毎に複数種類の機能の使用可能な使用量を算出し、前記使用可能な使用量を新たな上限値とする請求項3に記載のワークフロー管理装置。
  5. 前記使用量制御手段は、ワークフローを構成する一の工程においてキャンセル、又はエラーが発生した場合、前記ワークフローの前記工程以降の工程に関する前記予約した使用量を削除し、
    前記管理手段は、前記削除に従って、管理している該当する予約使用量を削除し、前記使用可能な使用量を前記削除した予約使用量分増加する請求項4に記載のワークフロー管理装置。
  6. 前記使用量制御手段は、ワークフローを構成する工程において予め定められた一定期間を経過した時点でも作業が終了していない工程がある場合、前記ワークフローの前記工程以降の工程に関する前記予約した使用量を削除し、
    前記管理手段は、前記削除に従って、管理している該当する予約使用量を削除し、前記使用可能な使用量を算出しなおす請求項4又は5に記載のワークフロー管理装置。
  7. 前記管理手段は、複数のユーザ毎に複数種類の機能の使用量の上限値を、ワークフローを識別するIDと共に管理し、
    前記管理手段によって管理されている複数のユーザ毎の複数種類の機能の使用量の上限値と、前記算出手段において算出された前記各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量とに基づいて、前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業を、実行可能でないと判断し、かつ、前記ワークフローとは異なる別のワークフローの予約使用量を用いれば、前記算出手段において算出された前記各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量を使用可能であると判断した場合、ワークフローの処理順序の変更依頼を、前記別のワークフローの予約者に通知する通知手段を更に有する請求項4乃至6の何れか1項に記載のワークフロー管理装置。
  8. 前記使用量制御手段が、前記ワークフローを実行する前に前記算出手段によって算出された使用量を予約した場合、前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業の実行を許可する許可手段を更に有する請求項1乃至7の何れか1項に記載のワークフロー管理装置。
  9. ワークフロー管理装置が実行するワークフロー管理方法であって、
    複数の工程から構成されるワークフローを実行する前に、前記ワークフローを構成する複数の工程における各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量を複数のユーザ毎に算出する算出ステップと、
    複数のユーザ毎に複数種類の機能の使用量の上限値を管理する管理ステップと、
    前記管理ステップによって管理されている複数のユーザ毎の複数種類の機能の使用量の上限値と、前記算出ステップにおいて算出された前記各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量とに基づいて、前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業を、実行可能であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業を、実行可能であると判断された場合、前記ワークフローを実行する前に前記算出ステップによって算出された使用量を予約する使用量制御ステップと、
    を有し、
    前記判断ステップでは、前記管理ステップによって管理されている複数のユーザ毎の複数種類の機能の使用量の上限値と、前記算出ステップにおいて算出された前記各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量とを比較し、前記ワークフローにおいて各ユーザが作業を実行する際に利用する機能の全ての使用量が上限値以下である場合に、前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業を実行可能であると判断するワークフロー管理方法。
  10. コンピュータを、
    複数の工程から構成されるワークフローを実行する前に、前記ワークフローを構成する複数の工程における各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量を複数のユーザ毎に算出する算出手段と、
    複数のユーザ毎に複数種類の機能の使用量の上限値を管理する管理手段と、
    前記管理手段によって管理されている複数のユーザ毎の複数種類の機能の使用量の上限値と、前記算出手段において算出された前記各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量とに基づいて、前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業を、実行可能であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段で前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業を、実行可能であると判断された場合、前記ワークフローを実行する前に前記算出手段によって算出された使用量を予約する使用量制御手段と、
    して機能させるプログラムであって、
    前記判断手段は、前記管理手段によって管理されている複数のユーザ毎の複数種類の機能の使用量の上限値と、前記算出手段において算出された前記各工程の作業をユーザが実行する際に利用する1又は複数の機能の使用量とを比較し、前記ワークフローにおいて各ユーザが作業を実行する際に利用する機能の全ての使用量が上限値以下である場合に、前記ワークフローを構成する複数の工程の全ての工程の作業を実行可能であると判断するプログラム。
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