JP2002157386A - ワークフロー管理方法および装置並びにその処理プログラム並びにその処理プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

ワークフロー管理方法および装置並びにその処理プログラム並びにその処理プログラムを格納した記録媒体

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JP2002157386A
JP2002157386A JP2001220830A JP2001220830A JP2002157386A JP 2002157386 A JP2002157386 A JP 2002157386A JP 2001220830 A JP2001220830 A JP 2001220830A JP 2001220830 A JP2001220830 A JP 2001220830A JP 2002157386 A JP2002157386 A JP 2002157386A
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Toyohito Suzuki
豊人 鈴木
Nobuo Kureyama
伸夫 紅山
Yoshiki Matsuda
芳樹 松田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークの状態遷移処理方法をワークフロー定
義、状態、遷移などの細かい単位で切り替えることを可
能にする。 【解決手段】ワークフロー定義には、状態遷移要求AP
I呼び出しに対する処理方式を指定する情報である同期
情報を有する。ワークフロー定義ツールはワークフロー
定義の同期情報の設定を可能とする。状態遷移要求同期
処理プログラムは、状態遷移要求の入力を受け付けてか
ら応答を返すまでの間にワークの状態遷移処理を行う同
期処理方式の状態遷移処理を行う。状態遷移要求非同期
処理プログラムは、状態遷移要求の入力を受け付けて応
答を返してからワークの状態遷移処理を行う非同期処理
方式の状態遷移処理を行う。上記ワークフロー定義内の
同期情報を参照して状態遷移処理を同期処理方式で実行
するか非同期処理方式で実行するかを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークフロー管理
システムの制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークフロー管理システムは、あらかじ
め定義されたワークフローに基づき、ワークの状態と作
業者へのワークの割り当てを管理するソフトウェアのこ
とである。以降、定義されたワークフローの内容を表す
情報を、ワークフロー定義と呼ぶ。ワークフロー管理シ
ステムについては、例えば、WfMC:The Wor
kflow Reference Model(TC0
0−1003 Jan−1995 1.1)及び、Wf
MC:Workflow ManagementApp
lication Programming Inte
rface(Interface2&3)Specif
ication(WFMC―TC−1009 July
−1998 2.0)に記載されている。
【0003】それらによれば、ワークフロー管理システ
ムは、クライアントアプリケーションプログラムが用い
るプログラミングインタフェースを提供する。以降で
は、このクライアントアプリケーションプログラムのこ
とをワークフローアプリケーションプログラムと呼ぶ。
また、以降では、プログラミングインタフェースのこと
をAPI(Application Programm
ing Interface)と呼ぶ。
【0004】ワークフロー管理システムがワークフロー
アプリケーションプログラムに提供するAPIは、ワー
クの投入、検索、開始や終了などの状態遷移、削除とい
った、ワークに対する操作を要求するためのインタフェ
ースである。ワークフローアプリケーションプログラム
がこれらのAPIを用いて操作を行うと、ワークフロー
管理システムは、ワークフロー定義に従って、ワークの
状態の管理やユーザへのワークの割り当てを行う。以
後、ワークフロー管理システムへのワークの状態遷移操
作の要求を状態遷移要求と呼ぶ。また、ワークの状態遷
移操作を要求するためのインターフェースを状態遷移要
求APIと呼ぶ。
【0005】ワークフロー管理システムの、ワークフロ
ーアプリケーションプログラムからの状態遷移要求に対
する処理方式は、非同期処理方式と同期処理方式の2つ
に分類される。非同期処理方式は、状態遷移要求に関す
る情報を永続的な記憶手段に格納する処理のみ行い、呼
び出し元ワークフローアプリケーションプログラムに応
答を返し、実際の状態遷移処理は、後のあるタイミング
で状態遷移要求の情報を永続的な記憶手段から取出して
実行する方式である。同期処理方式は、状態遷移要求か
ら、ワークフローアプリケーションプログラムに応答を
返すまでの間に、実際の状態遷移処理を実行する方式で
ある。
【0006】状態遷移の性能に関する観点では、非同期
処理方式は、状態遷移要求時の処理が少ないため、状態
遷移要求から応答がワークフローアプリケーションプロ
グラムに戻るまでの時間である、ターンアラウンド時間
(APIレスポンス時間)は小さい。反面、即時実行の
保証が無い点と、状態遷移要求に関する情報の永続的な
記憶手段への格納・取出し操作が入る点から、状態遷移
要求から実際の状態遷移処理が完了するまでの時間であ
る、状態遷移時間は大きくなる。
【0007】一方、同期処理方式は、状態遷移要求時の
処理が多いため、ターンアラウンド時間は大きくなる。
反面、状態遷移要求の永続的な記憶手段への格納・取出
し操作を行わない点と、即時実行の保証がある点から、
状態遷移時間は短くなる。一般に、ターンアラウンド時
間が小さいほどワークフローアプリケーションプログラ
ムの操作性は良く、また、状態遷移時間が小さいほど次
の作業者が作業を開始できるタイミングが早くなる。
【0008】従来、ワークフロー管理システムの適用範
囲は、企業における発注業務や旅費精算など補助業務で
あったため、状態遷移時間はあまり問題にされておら
ず、むしろワークフローアプリケーションプログラムの
操作性向上のため、APIレスポンス時間の短縮が重視
されていた。そのため従来のワークフロー管理システム
のAPI呼び出しに対する処理方式は、非同期処理方式
が中心であった。
【0009】近年、ワークフロー管理システムの適用範
囲が基幹業務へと広がり、窓口業務などの顧客を待たせ
た状態で処理される業務への適用も行われている。その
場合、状態遷移時間の短縮が重要となるため、同期処理
方式のワークフロー管理システムが有効である。
【0010】ワークフロー管理システム導入の主要なメ
リットの1つは、業務の一連の作業の流れを、ワークフ
ロー管理システムに制御させることによって、各作業を
実行するワークフローアプリケーションプログラムの開
発者が、業務の各作業のビジネスロジックの実現のみに
集中でき、かつ、業務の作業の流れが変更された場合に
も、プログラムのソースコードは変更が必要ないことで
ある。以後、各作業のビジネスロジックを実現するプロ
グラムを、ワークフロー業務処理プログラムと呼ぶ。ま
た、ワークフローアプリケーションプログラムの開発者
が開発するソースコードをユーザ開発コードと呼ぶ。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のワークフロー管
理システムでは、状態遷移要求API呼び出しに対する
処理方式がワークフロー管理システムごとに固定であっ
たため、柔軟性の点で問題があった。本発明の目的は、
柔軟なワークフロー管理システムを提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために本発明では、下記の処理を提供する。
【0013】第1に、本発明のワークフロー管理システ
ムは、ワークフロー定義に、状態遷移要求API呼び出
しに対する処理方式を指定する情報である同期情報を含
み、ワークフロー定義の同期情報を設定可能なワークフ
ロー定義ツールを有し、同期処理方式の状態遷移処理を
行う状態遷移要求同期処理プログラムと、非同期処理方
式の状態遷移処理を行う状態遷移要求非同期処理プログ
ラムと、ワークフロー定義内の同期情報を参照し状態遷
移処理を同期処理方式で実行するか非同期処理方式で実
行するかを決定する、処理方法決定プログラムを有する
ことを特徴とする。
【0014】第2に、本発明のワークフロー管理システ
ムは、同期処理方式の状態遷移処理を指定する同期状態
遷移要求APIと、非同期処理方式の状態遷移処理を指
定する非同期状態遷移要求APIを提供し、同期処理方
式の状態遷移処理を行う状態遷移要求同期処理プログラ
ムと、非同期処理方式の状態遷移処理を行う状態遷移要
求非同期処理プログラムを有し、ワークフローアプリケ
ーションプログラムにリンクされ、ワークフロー管理シ
ステムの状態遷移要求APIを呼び出す状態遷移要求発
行プログラムのソースコードを生成するツールであっ
て、状態遷移要求の処理方式を指定する情報である同期
情報を入力することによって、同期状態遷移要求API
または非同期状態遷移要求APIを呼び出す状態遷移要
求発行プログラムのソースコードを生成し分けるワーク
フローアプリケーションプログラム生成ツールを持つこ
とを特徴とする。
【0015】第3における、本発明のワークフロー管理
システムは、同期処理方式の状態遷移処理を指定する同
期状態遷移要求APIと、非同期処理方式の状態遷移処
理を指定する非同期状態遷移要求APIを提供し、同期
処理方式の状態遷移処理を行う状態遷移要求同期処理プ
ログラムと、非同期処理方式の状態遷移処理を行う状態
遷移要求非同期処理プログラムを有し、ワークフローア
プリケーションプログラム内からアクセス可能な情報で
あるワークフローアプリケーション実行環境情報に、状
態遷移要求の処理方式を指定する情報である同期情報を
含み、ワークフローアプリケーション実行環境情報の同
期情報を設定可能なワークフロー定義ツールを有し、ワ
ークフローアプリケーションプログラムにリンクされ、
ワークフロー管理システムの状態遷移要求APIを呼び
出す状態遷移要求発行プログラムであって、ワークフロ
ーアプリケーション実行環境情報の同期情報を参照して
同期状態遷移要求APIを呼び出すか、非同期状態遷移
要求APIを呼び出すかの切り替えを行う状態遷移要求
発行プログラムを有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態を説明する。第一の実施例は、解決手段1の実施形
態の1実施例を示すものである。図1から図15を用い
て説明する。第一の実施例のワークフロー管理システム
は、ワークフロー管理プログラムが提供する状態遷移要
求APIを1種類とし、ワークフロー管理プログラム内
で、ワークフロー定義データに予め定義された同期情報
を参照し、状態遷移要求に対する処理を同期で行うか非
同期で行うか切り替えることにより、ワークフロー業務
処理プログラムのソ−スコード中から状態遷移要求の処
理方法に関する情報を排除している点に特徴がある。
【0017】ここで、本実施例の基本的な動作原理の概
略について説明する。説明には図3を用いる。ワークフ
ロー管理システムのユーザは、ワークフロー定義ツール
141を用いて、ワークのとりうる状態と各状態間の遷
移をワークフロー定義として定義し、ワークフロー定義
データ142に格納する。このときワークフロー定義の
各遷移に対して、対応する遷移処理を同期で行うか非同
期で行うかを設定することができる。
【0018】ワークフローアプリケーションプログラム
150は業務データ153の参照・更新や、ワークフロ
ー管理プログラム140の状態遷移要求API発行など
を行い、ビジネスロジックを実現するワークフロー業務
処理プログラム3207を有する。
【0019】状態遷移要求受付プログラム206は、ワ
ークフローアプリケーションプログラム150の状態遷
移要求API呼び出しを受け、処理方法決定プログラム
200を呼び出す、処理方法決定プログラム200は、
ワークフロー定義データ142を参照し、要求の遷移を
同期処理するか、非同期処理するかを決定し、同期処理
に決定した場合には状態遷移要求同期処理プログラム2
01を呼び出し、非同期処理に決定した場合には状態遷
移要求非同期処理プログラム202を呼び出す。状態遷
移要求同期処理プログラム201は直接、状態遷移処理
プログラム203を呼び出し、ワークの状態遷移が完了
するまで、呼び出し元に応答を返さない。状態遷移要求
非同期処理プログラム202は、状態遷移処理要求を一
旦永続記憶に保持する処理のみ実行し、呼び出し元に応
答を返し、実際の状態遷移処理は、後に永続記憶から状
態遷移要求をとりだして、状態遷移処理プログラム20
3を呼び出すことにより行う。状態遷移処理プログラム
203は、ワークフロー定義データ142を参照し、作
業者決定プログラム204を呼び出してワークの作業者
を決定し、ワークフローデータ143を更新して状態遷
移処理を実行する。作業者決定プログラム204はワー
クフロー定義データ142を参照し、必要に応じて業務
データ153を参照し、作業者を決定する。
【0020】次に、本実施例のワークフロー管理システ
ムの構成を、図2を用いて説明する。本実施例のワーク
フロー管理システムは、ワークフローアプリケーション
プログラム150に状態遷移要求APIをはじめとする
ワークの状態を操作するAPIを提供し、ワークフロー
定義データ142やワークフローデータ143や業務デ
ータ153にアクセスしながらワークの状態や作業者へ
の割り当てを管理するワークフロー管理プログラム14
0と、ワークフローを定義しワークフロー定義データ1
42に格納するワークフロー定義ツール141と、ワー
クのとりうる状態や遷移や、作業者の決定ルールなどの
ワークフロー定義を格納するワークフロー定義データ1
42と、ワークの状態を格納するワークフローデータ1
43と、ワークフロー管理システム適用業務の業務デー
タ153にアクセスし、ワークフロー管理プログラム1
40が提供するAPIを呼び出しながら実行するワーク
フローアプリケーションプログラム150と、業務に依
存するデータを格納する業務データ153で構成され
る。
【0021】ワークフロー定義データ142は、各ワー
クフロー定義に従属するワークがとりうる各状態の定義
を格納する状態定義テーブル210と、各ワークフロー
定義に従属するワークがとりうる状態間遷移の定義を格
納する遷移定義テーブル211と、各状態での作業者決
定に用いる作業者決定ルールの定義を格納する作業者決
定ルール定義テーブル212と、作業者の定義を格納す
る作業者定義テーブル213で構成される。本実施例で
は、作業者の定義情報をワークフロー管理システムに含
む構成を示しているが、何らかの外部データベースに格
納されたデータとする構成も可能であり、いずれの場合
も、業務依存の作業者管理機構により管理されることを
想定している。
【0022】ワークフローデータ143は、ワークの状
態を格納するワーク状態テーブル214と、状態遷移要
求を格納する状態遷移要求テーブル215で構成され
る。本実施例の業務データ153は、本実施例で用いる
窓口業務に依存するデータを格納する窓口業務テーブル
216で構成される。
【0023】ワークフロー管理プログラム140は、遷
移定義テーブル211の内容に応じて、状態遷移要求同
期処理プログラム201または状態遷移要求非同期処理
プログラム202に処理を振り分ける、処理方法決定プ
ログラム200と、状態遷移処理プログラム203を呼
び出すことによって状態遷移要求の同期処理を実現する
状態遷移要求同期処理プログラム201と、状態遷移要
求を状態遷移要求テーブル215へ格納し、状態遷移要
求一定間隔起動プログラム205に呼び出されるタイミ
ングで状態遷移要求を状態遷移要求テーブル215から
取出し、状態遷移処理プログラム203を呼び出すこと
により、状態遷移要求の非同期処理を実現する状態遷移
要求非同期処理プログラム202と、ワークフロー定義
データ142を参照し、作業者決定プログラム204を
呼び出し、ワーク状態テーブル214を更新することに
よりワークの状態遷移を実現する状態遷移処理プログラ
ム203と、作業者決定ルール定義テーブル212を参
照し、作業者決定ルールを評価し、必要に応じて、作業
者定義テーブル213と窓口業務テーブル216にアク
セスし、作業者の決定を行う作業者決定プログラム20
4と、状態遷移要求非同期処理プログラム202を定期
的に呼び出すことにより、状態遷移の非同期実行のトリ
ガを与える状態遷移要求一定間隔起動プログラム205
と、状態遷移要求APIの呼び出しを受け付け、処理方
法決定プログラム200を呼び出す、状態遷移要求受付
プログラム206を有する。
【0024】ワークフロー定義ツール141は、ワーク
フロー定義者にワークフロー定義作成のGUIを提供
し、作成したワークフロー定義をワークフロー定義デー
タ142に格納するワークフロー定義プログラム209
を有する。
【0025】以下、本実施例をより詳細に説明する。ワ
ークフロー定義データ142を構成するテーブルについ
て図4から図7を用いて説明する。
【0026】図4は状態定義テーブル210の構造であ
る。状態定義テーブル210は、ワークフロー定義名4
00、状態名401、作業者決定ルール名402で構成
される表データである。ワークフロー定義名400は、
状態が属するワークフロー定義を示す。状態名401
は、同一ワークフロー定義内の状態を一意に識別するデ
ータである。作業者決定ルール名402は、作業者決定
ルール定義テーブル212の作業者決定ルール名600
を参照する。状態定義テーブル210のレコードは、ワ
ークフロー定義プログラム209のワークフロー定義格
納手続き2602で格納され、状態遷移処理プログラム
203の状態遷移処理手続き1600で参照される。
【0027】図5は遷移定義テーブル211の構造であ
る。遷移定義テーブル211は、ワークフロー定義名5
00、遷移ID501、遷移元状態名502、遷移先状
態名503、同期情報504で構成される表データであ
る。ワークフロー定義名500は、遷移が属するワーク
フロー定義を示す。遷移ID501は同一ワークフロー
定義内の遷移を一意に識別するデータである。遷移元状
態名502は遷移の遷移元となる状態の状態名を示す、
遷移先状態名503は遷移の遷移先となる状態の状態名
を示す、同期情報504は状態遷移要求を同期処理する
か非同期処理するかの指定であり、「同期」または「非
同期」いずれかの値をとる。
【0028】遷移定義テーブル211のレコードは、ワ
ークフロー定義プログラム209のワークフロー定義格
納手続き2602で格納され、処理方法決定プログラム
200の処理方法決定手続き1300および状態遷移処
理プログラム203の状態遷移処理手続き1600で参
照される。
【0029】図6は作業者決定ルール定義テーブル21
2の構造である。作業者決定ルール定義テーブル212
は、作業者決定ルール名600、作業者決定ルール60
1で構成される表データである。作業者決定ルール名6
00は、作業者決定ルール601を一意に識別するデー
タである。作業者決定ルール601は、作業者決定プロ
グラム204により解釈実行される文字列データであ
る。
【0030】作業者決定ルール定義テーブル212のレ
コードは、該当レコードの作業者決定ルール名600を
参照する状態定義テーブル210のレコードが格納され
るより前に、何らかの方法で格納され、作業者決定プロ
グラム204の作業者決定手続き1700で参照され
る。
【0031】図7は作業者定義テーブル213の構造で
ある。作業者定義テーブル213は、作業者ID70
0、ロールID701で構成される表データである。作
業者ID700は、作業者を一意に識別するデータであ
る。ロールID701は、本実施例の作業者決定ルール
の評価で参照する作業者の属性の1例である。
【0032】作業者定義テーブル213のレコードは、
業務依存の作業者管理機構と連動して管理され、何らか
の方法で格納・変更・削除が行われる。ワークフロー管
理システムでは作業者決定プログラム204の作業者決
定手続き1700で必要に応じて参照する。
【0033】次にワークフローデータ143を構成する
テーブルについて図8と図9を用いて説明する。図8は
ワーク状態テーブル214の構造である。ワーク状態テ
ーブル214は、ワークID800、ワークフロー定義
名801、状態名802、作業者ID803、状態完了
フラグ804で構成される表データである。ワークID
800は、ワークを一意に識別するデータである。ワー
クフロー定義名801は、ワークが従属するワークフロ
ー定義の名称である。状態名802はワークの状態を示
すデータである。作業者ID803はワークの、状態名
802の状態の作業者として決定された作業者の識別情
報である。状態完了フラグ804は当該状態が、完了し
たか否かを示すフラグである。
【0034】本実施例のワークフロー管理システムでは
状態遷移の処理を、遷移元状態の状態完了フラグ804
をTRUEにし、遷移先の状態の状態名を状態名802
として状態完了フラグ804をFALSEのレコードを
ワーク状態テーブル214に、挿入することによって実
現する。ワーク状態テーブル214のレコードは、状態
遷移処理プログラム203の状態遷移処理手続き160
0で、格納・更新され、処理方法決定手続き1300で
参照される。
【0035】図9は状態遷移要求テーブル215の構造
である。状態遷移要求テーブル215は、ワークID9
00、ワークフロー定義名901、遷移ID902で構
成される表データである。ワークID900は、状態遷
移要求の対象となっているワークの識別子である。ワー
クフロー定義名901は状態遷移要求の対象となってい
るワークが従属するワークフロー定義の名称である。遷
移ID902は、状態遷移要求APIで指定された状態
を遷移元状態とする遷移の識別子である。
【0036】状態遷移要求テーブル215のレコード
は、状態遷移要求非同期処理プログラム202の状態遷
移要求格納手続き1501で格納され、状態遷移要求非
同期処理プログラム202の状態遷移要求取出し手続き
1502で参照・削除される。
【0037】次に業務データ153を構成するテーブル
について図10を用いて説明する。窓口業務テーブル2
16は本実施例で参照する窓口業務の業務依存データを
格納する、ワークID1000、取引額1001で構成
される表データである。窓口業務テーブル216のレコ
ードは、ワークフロー業務処理プログラム3207で格
納・参照・更新され、必要に応じて、作業者決定プログ
ラム204の作業者決定手続き1700で参照される。
【0038】以下、図11から図13を用い、ワークフ
ロー管理プログラム140の動作の詳細を説明する。図
11は、ワークフロー管理プログラム140が提供する
APIであり、状態遷移要求API1100を含んでい
る。状態遷移要求API1100は、入力引数として、
ワークID、状態名をとる。
【0039】各プログラムの構成を説明する。状態遷移
要求受付プログラム206は、状態遷移要求API11
00の処理を実装する、状態遷移要求手続き1200で
構成される。
【0040】処理方法決定プログラム200は、ワーク
フローデータ143とワークフロー定義データ142を
参照し、状態遷移要求の処理方式を決定する、処理方法
決定手続き1300で構成される。
【0041】状態遷移要求同期処理プログラム201
は、状態遷移要求同期処理手続き1400で構成され
る。
【0042】状態遷移要求非同期処理プログラム202
は、状態遷移要求非同期処理手続き1500と、状態遷
移要求を永続記憶に格納する、状態遷移要求格納手続き
1501と、状態遷移要求を永続記憶から取り出す、状
態遷移要求取出し手続き1502と、一定期間ごとに呼
び出され、永続記憶に格納されている状態遷移要求を取
出し状態遷移処理プログラム203を起動する、状態遷
移処理起動手続き1503で構成される。
【0043】状態遷移処理プログラム203は、実際の
状態遷移処理を実行する、状態遷移処理手続き1600
で構成される。
【0044】作業者決定プログラム204は、ワークフ
ロー定義データ142を参照し、必要に応じて業務デー
タ153を参照し、作業者を決定する作業者決定手続き
1700で構成される。
【0045】状態遷移要求一定間隔起動プログラム20
5は、ワークフロー管理プログラム140起動時に呼び
出され、一定間隔ごとに状態遷移処理起動手続き150
3を呼び出す、監視開始手続き1800で構成される。
【0046】つづいて、各手続きの動作を説明する。ま
ず、状態遷移要求手続き1200は、状態遷移要求AP
I1100を実装する手続きであり、引数をそのまま渡
して、処理方法決定手続き1300を呼び出す。
【0047】次に、処理方法決定手続き1300の動作
を、図12を用いて説明する。処理方法決定手続き13
00は、ワークIDと状態名を入力引数としてとる。ま
ず、引数のワークIDと、状態名の値をキーとして、ワ
ーク状態テーブル214を検索する1900。ここで、
ワーク状態テーブル214のレコードがヒットしない、
または、ヒットしたレコードの状態完了フラグ804の
フィールド値がTRUEの場合1901、呼び出し元に
エラーを返答し1909、終了。それ以外の場合、19
00の検索でヒットしたレコードの状態完了フラグ80
4のフィールド値をTRUEに更新1902。次に19
00の検索でヒットしたレコードのワークフロー定義名
801フィールド値と引数の状態名の値がそれぞれ、遷
移定義テーブル211のワークフロー定義名500と遷
移元状態名502に一致することを条件に検索を実行1
903。1903の検索でレコードがヒットした場合1
905へ進み、ヒットしなかった場合1908へ進む1
904。1905では、1903でヒットしたレコード
の同期情報504フィールド値を判断する。「同期」の
場合、1906へ進む。「非同期」の場合、1907へ
進む。1906では、引数のワークIDの値と1904
の検索でヒットしたレコードのワークフロー定義名50
0フィールド値と、遷移ID501フィールド値を引数
に、状態遷移要求同期処理手続き1400を呼び出す。
1907では、引数のワークIDの値と1904の検索
でヒットしたレコードのワークフロー定義名500フィ
ールド値と、遷移ID501フィールド値を引数に、状
態遷移要求非同期処理手続き1500を呼び出す。終
了。
【0048】次に、状態遷移要求同期処理手続き140
0の動作を説明する。状態遷移要求同期処理手続き14
00は、ワークIDとワークフロー定義名と遷移IDを
入力引数としてとる。実際の処理は、引数の値をそのま
ま状態遷移処理手続き1600に渡すのみである。
【0049】次に、状態遷移要求非同期処理手続き15
00の動作を説明する。状態遷移要求非同期処理手続き
1500は、ワークIDとワークフロー定義名と遷移I
Dを入力引数としてとる。実際の処理は、引数の値をそ
のまま状態遷移要求格納手続き1501に渡すのみであ
る。
【0050】次に、状態遷移要求格納手続き1501の
動作を説明する。状態遷移要求格納手続き1501は、
ワークIDとワークフロー定義名と遷移IDを入力引数
としてとり、各引数の値をそれぞれワークID900と
ワークフロー定義名901と遷移ID902のフィール
ド値とするレコードを状態遷移要求テーブル215に挿
入し、終了する。
【0051】次に、状態遷移要求取出し手続き1502
の動作を説明する。状態遷移要求取出し手続き1502
は、ワークIDとワークフロー定義名と遷移IDを出力
引数としてとり、真偽値を返す。
【0052】まず、状態遷移要求テーブル215から、
任意の1レコードを選択する。選択されなかった場合
は、呼び出し元にFALSEを返し、終了。レコードが
選択された場合は、選択されたレコードのワークID9
00フィールド値と、ワークフロー定義名901フィー
ルド値と遷移ID902フィールド値をそれぞれ出力引
数に設定し、選択されたレコードを、状態遷移要求テー
ブル215から削除する。次に、呼び出し元にTRUE
を返し、終了。
【0053】次に、状態遷移処理起動手続き1503の
動作を説明する。まず、状態遷移要求取出し手続き15
02を呼び出す。返答がFALSEの場合は終了。TR
UEの場合は、出力引数の値をそのまま状態遷移処理手
続き1600に渡して呼び出し、終了。
【0054】次に、状態遷移処理手続き1600の動作
を、図13を用いて説明する。状態遷移処理手続き16
00は、ワークIDとワークフロー定義名と遷移IDを
入力引数としてとる。
【0055】まず、引数のワークフロー定義名と遷移I
Dの値が、遷移定義テーブル211のワークフロー定義
名500と遷移ID501フィールド値に一致すること
を条件に検索する2300。引数のワークフロー定義名
の値と、2300にてヒットしたレコードの遷移先状態
名503フィールド値が、状態定義テーブル210のワ
ークフロー定義名400フィールド値と状態名401フ
ィールド値と一致することを条件に検索実行2301。
2301にてヒットしたレコードの作業者決定ルール名
402フィールド値と、引数のワークIDを渡して、作
業者決定手続き1700を呼び出す2302。引数のワ
ークIDとワークフロー定義名の値と、2300で検索
したデータの遷移先状態名503のフィールド値と、2
302にて取得した作業者IDの値と、「FALSE」
値をそれぞれワークID800とワークフロー定義名8
01と状態名802と作業者ID803と状態完了フラ
グ804のフィールド値として設定して、ワーク状態テ
ーブルに挿入する2303。終了。
【0056】次に、作業者決定手続き1700の動作を
説明する。作業者決定手続き1700は、ワークIDと
作業者決定ルール名を入力引数し、作業者IDを出力引
数とする。
【0057】まず、引数の作業者決定ルール名をキー
に、作業者決定ルール定義テーブル212を検索し、当
該レコードの作業者決定ルール601のフィールド値
に、必要に応じて引数のワークIDを埋め込んで、作業
者定義テーブル213を検索する。例えば、埋め込み変
数が"%ワークID%"であるとし、引数のワークIDの値
が「80010」とすると、図6の一行目の作業者決定
ルールについては、 「IF 窓口業務テーブル.ワークID = 8001
0 AND 窓口業務テーブル.取引額 >= 100
0000 THEN ロールID = 60010 ELSE ロールID = 60011 」 と展開される。このルールの評価の結果、ロールID
= 60010が得られ、作業者ID 90020 の
作業者定義テーブル213のレコードが得られる。出力
引数作業者IDに、当該レコードの作業者ID700の
フィールド値を設定し終了。
【0058】次に、監視開始手続き1800の動作を説
明する。監視開始手続き1800は、ワークフロー管理
プログラム140起動時に呼び出される。手続き中で参
照している実行中フラグは、起動時はTRUEで、終了
時にFALSEになるとする。
【0059】まず、状態遷移処理起動手続き1503を
呼び出す。一定間隔、または、実行中フラグがFALS
Eになるまで待つ。実行中フラグがTRUEか判断し、
YESの場合は手続き開始点へ戻る。NOの場合は終
了。
【0060】以下、図2および、図14、図15を用
い、ワークフロー定義ツール141の動作の詳細を説明
する。
【0061】ワークフロー定義プログラム209は、ワ
ークフロー定義のメインの流れであるワークフロー定義
手続き2600と、ワークフロー定義画面の表示、画面
上の各オブジェクトの管理、オブジェクトの属性を取得
して内部データ構造への変換を行うワークフロー定義画
面表示手続き2601と、ワークフロー定義画面表示手
続き2601が生成した、内部データ構造をワークフロ
ー定義データ142に格納するワークフロー定義格納手
続き2602で構成される。
【0062】つづいて、各手続きの動作を説明する。ワ
ークフロー定義手続き2600の動作を説明する。ま
ず、ワークフロー定義画面表示手続き2601を呼び出
す。次に、ワークフロー定義画面表示手続き2601か
らの返り値がTRUEか否か判断する。NOの場合は終
了。YESの場合はワークフロー定義格納手続き260
2を呼び出し、終了。
【0063】次に、ワークフロー定義画面表示手続き2
601の動作を説明する。まず、図14は、ワークフロ
ー定義画面表示手続き2601において、ディスプレイ
123の画面に表示するイメージを示している。また、
ワークフロー定義ツール141はキーボードにより文字
や記号の入力を受け付けたり、マウスを用いて画面の一
点を示すマウスポインタ2906を操作することが出来
る。ユーザはツールボックス2901から状態オブジェ
クト2907や遷移オブジェクト2908をレイアウト
ボックス2900へドラッグアンドドロップすることで
ワークフローの定義が可能である。ワークフロー定義名
は、テキストボックス2911で設定する。レイアウト
ボックス2900にはりつけられた状態オブジェクト2
909や遷移オブジェクト2910は、マウスでダブル
クリックすることにより、それぞれ、状態属性設定ダイ
アログ2903と、遷移属性設定ダイアログ2902を
開くことが出来、属性を設定することが可能である。特
に遷移属性設定ダイアログ2902では遷移の処理方式
とリンクした属性の設定が遷移方法ラジオボックス29
12で可能である。
【0064】作成した、ワークフロー定義をワークフロ
ー定義データ142に格納する場合はOKボタン290
4を、取り消す場合はCANCELボタン2905をク
リックすることにより終了する。レイアウトボックス2
900上の各オブジェクトの属性は、ワークフロー定義
画面表示手続き2601から参照することが出来る。
【0065】OKボタン2904またはCANCELボ
タン2905がクリックされ制御がワークフロー定義画
面表示手続き2601に戻り、押されたボタンがOKか
否かを判断する。NOの場合は、レイアウトボックス2
900とツールボックス2901を消去し、呼び出し元
にFALSEを返答し、終了する。YESの場合は、レ
イアウトボックス2900上に配置されている遷移以外
の各オブジェクトの属性を、ワークフロー定義ツール1
41内でアクセス可能なワークフロー定義構造変数に格
納する。ワークフロー定義構造変数の構造は、図15に
示されるワークフロー定義構造3000である。状態構
造体3001と遷移構造体3002は可変長のリスト管
理されている。次にレイアウトボックス2900上に配
置された、各遷移オブジェクト2910に該当ワークフ
ロー定義内でユニークなIDを割り当てる。各遷移オブ
ジェクト2910の属性をワークフロー構造変数に格納
する。この時、同期情報3003には、遷移方法ラジオ
ボックス2912での選択がレスポンス重視の場合は
「非同期」を、遷移時間重視の場合は、「同期」を設定
する。レイアウトボックス2900とツールボックス2
901を消去し、呼び出し元にTRUEを返答し、終了
する。
【0066】次にワークフロー定義格納手続き2602
の動作を説明する。ワークフロー定義格納手続き260
2は、ワークフロー定義構造変数の各属性を、状態定義
テーブル210、遷移定義テーブル211にそれぞれ格
納し、終了。次に、本発明を適用したワークフロー管理
システムを装置として実現した1例のブロック図を図1
に示す。サーバ計算機100と複数のクライアント計算
機101がネットワーク102により接続されている。
【0067】サーバ計算機100はCPU120とキー
ボード121とマウス122とディスプレイ123と通
信装置124と補助記憶装置125と主記憶装置126
及びバス127で構成され、補助記憶装置125上にワ
ークフロー定義データ142とワークフローデータ14
3を格納し、主記憶装置126上にワークフロー管理プ
ログラム140とワークフロー定義ツール141をロー
ドし実行する。ワークフロー定義データ142およびワ
ークフローデータ143は、ワークフロー管理プログラ
ム140のインストール時に作成される。ワークフロー
定義データ142は、ワークフロー定義ツール141で
のワークフロー定義作成時に更新され、ワークフロー管
理プログラム140でのワークの操作時に参照される。
ワークフローデータ143はワークフロー管理プログラ
ム140でのワークの操作時に参照・更新される。
【0068】また、クライアント計算機101はCPU
130とキーボード131とマウス132とディスプレ
イ133と通信装置134と補助記憶装置135と主記
憶装置136及びバス137で構成され、補助記憶装置
135上に業務データ153とワークフローアプリケー
ション実行環境情報154を格納し、主記憶装置136
上にワークフローアプリケーションプログラム150と
ワークフローアプリケーションプログラム生成ツール1
51とワークフローアプリケーション実行環境情報設定
ツール152をロードし実行する。業務データ153は
サーバ計算機100からのネットワーク102を通した
アクセスが可能である。ワークフローアプリケーション
実行環境情報154は、ワークフローアプリケーション
プログラム150のインストール時に作成され、ワーク
フローアプリケーションプログラム150の実行時に参
照される。ワークフローアプリケーション実行環境情報
154はワークフローアプリケーション実行環境情報設
定ツール152によって参照・更新することが可能であ
る。業務データは、ワークフローアプリケーションプロ
グラム150実行以前に作成されている必要があり、ワ
ークフローアプリケーションプログラム150実行時に
参照・更新され、必要に応じて、ワークフロー管理プロ
グラム140によって参照される。
【0069】本実施例と同様の方法で、状態ごとに同期
情報をもつ場合、ワークフローごとに同期情報を持つ場
合、同期情報がワークフロー管理プログラムの環境情報
に含まれる場合についても実現可能である。
【0070】第二の実施例は、解決手段2の実施形態の
1実施例を示すものである。図16から図23を用いて
説明する。第二の実施例のワークフロー管理システム
は、ワークフロー管理プログラムは同期状態遷移要求A
PIと非同期状態遷移要求APIの2種類の状態遷移要
求APIを提供するが、同期情報を入力とし、1種類の
状態遷移要求インターフェースを提供する状態遷移要求
発行プログラムソースコードを自動生成するワークフロ
ーアプリケーションプログラム生成ツールであって、入
力の同期情報によりワークフロー管理プログラムの同期
状態遷移要求APIを発行するコードを生成するか、非
同期状態遷移要求APIを発行するコードを生成するか
を決定するワークフローアプリケーションプログラム生
成ツールを提供し、ワークフロー業務処理プログラム3
207のソ−スコード中では、状態遷移要求発行プログ
ラムのインターフェースを使用して状態遷移要求を発行
することにより、ユーザ開発コード中から状態遷移処理
方法の情報を排除している点に特徴がある。本実施例の
ワークフロー管理システムのブロック図は、図1と同様
である。
【0071】本実施例のワークフロー管理システムの構
成を、図16を用いて説明する。本システムは、実行シ
ステム3210と開発システム3220から構成されて
いる。実行システム3210は、ワークフローアプリケ
ーションプログラム150に状態遷移要求APIをはじ
めとするワークの状態を操作するAPIを提供し、ワー
クフロー定義データ142やワークフローデータ143
や業務データ153にアクセスしながらワークの状態や
作業者への割り当てを管理するワークフロー管理プログ
ラム140と、ワークのとりうる状態や遷移や、作業者
の決定ルールなどのワークフロー定義を格納するワーク
フロー定義データ142と、ワークの状態を格納するワ
ークフローデータ143と、ワークフロー管理システム
適用業務の業務データ153にアクセスし、ワークフロ
ー管理プログラム140が提供するAPIを呼び出しな
がら実行するワークフローアプリケーションプログラム
150と、業務に依存するデータを格納する業務データ
153で構成される。開発システム3220はワークフ
ローアプリケーションプログラム生成ツール151で構
成される。
【0072】ワークフロー定義データ142は、各ワー
クフロー定義に従属するワークがとりうる各状態の定義
を格納する状態定義テーブル210と、各ワークフロー
定義に従属するワークがとりうる状態間遷移の定義を格
納する遷移定義テーブル3211と、各状態での作業者
決定に用いる作業者決定ルールの定義を格納する作業者
決定ルール定義テーブル212と、作業者の定義を格納
する作業者定義テーブル213で構成される。ワークフ
ローデータ143は、ワークの状態を格納するワーク状
態テーブル214と、状態遷移要求を格納する状態遷移
要求テーブル3215で構成される。本実施例の業務デ
ータ153は、本実施例で用いる窓口業務に依存するデ
ータを格納する窓口業務テーブル216で構成される。
【0073】ワークフロー管理プログラム140は、状
態遷移処理プログラム3203を呼び出すことによって
状態遷移要求の同期処理を実現する状態遷移要求同期処
理プログラム3201と、状態遷移要求を状態遷移要求
テーブル3215へ格納し、状態遷移要求一定間隔起動
プログラム205に呼び出されるタイミングで状態遷移
要求を状態遷移要求テーブル3215から取出し、状態
遷移処理プログラム3203を呼び出すことにより、状
態遷移要求の非同期処理を実現する状態遷移要求非同期
処理プログラム3202と、ワークフロー定義データ1
42を参照し、作業者決定プログラム204を呼び出
し、ワーク状態テーブル214を更新することによりワ
ークの状態遷移を実現する状態遷移処理プログラム32
03と、作業者決定ルール定義テーブル212を参照
し、作業者決定ルールを評価し、必要に応じて、作業者
定義テーブル213と窓口業務テーブル216にアクセ
スし、作業者の決定を行う、作業者決定プログラム20
4と、状態遷移要求非同期処理プログラム3202を定
期的に呼び出すことにより、状態遷移の非同期実行のト
リガを与える状態遷移要求一定間隔起動プログラム20
5と、同期状態遷移要求APIと非同期状態遷移要求A
PIの呼び出しを受け付け、状態遷移要求同期処理プロ
グラム3201または状態遷移要求非同期処理プログラ
ム3202を呼び出す、状態遷移要求受付プログラム3
206を有する。
【0074】ワークフロー定義データ142を構成する
テーブルについて図17を用いて説明する。図17は遷
移定義テーブル3211の構造である。遷移定義テーブ
ル3211は、ワークフロー定義名3300、遷移ID
3301、遷移元状態名3302、遷移先状態名330
3、で構成される表データである。ワークフロー定義名
3300は、遷移が属するワークフロー定義を示す。遷
移ID3301は同一ワークフロー定義内の遷移を一意
に識別するデータである。遷移元状態名3302は遷移
の遷移元となる状態の状態名を示す、遷移先状態名33
03は遷移の遷移先となる状態の状態名を示す。
【0075】遷移定義テーブル3211のレコードは、
ワークフロー定義プログラム209のワークフロー定義
格納手続き2602で格納され、状態遷移処理プログラ
ム3203の状態遷移処理手続き3900で参照され
る。状態定義テーブル210、作業者決定ルール定義テ
ーブル212、作業者定義テーブル213は、第一の実
施例と同様である。
【0076】次にワークフローデータ143を構成する
テーブルについて図18を用いて説明する。図18は状
態遷移要求テーブル3215の構造である。状態遷移要
求テーブル3215は、ワークID3400、ワークフ
ロー定義名3401、状態名3402で構成される表デ
ータである。ワークID3400は、状態遷移要求の対
象となっているワークの識別子である。ワークフロー定
義名3401は状態遷移要求の対象となっているワーク
が従属するワークフロー定義の名称である。状態名34
02は、状態遷移要求APIで指定された状態名であ
る。
【0077】状態遷移要求テーブル3215のレコード
は、状態遷移要求非同期処理プログラム3202の状態
遷移要求格納手続き3801で格納され、状態遷移要求
非同期処理プログラム3202の状態遷移要求取出し手
続き3802で参照・削除される。ワーク状態テーブル
214は、第一の実施例と同様である。また、業務デー
タ153を構成するテーブルの構造については第一の実
施例と同様である。
【0078】以下、図19から図22を用い、ワークフ
ロー管理プログラム140の動作の詳細を説明する。図
19は、ワークフロー管理プログラム140が提供する
APIであり、同期状態遷移要求API3500と非同
期状態遷移要求API3501を含んでいる。同期状態
遷移要求API3500と非同期状態遷移要求API3
501は、入力引数として、ワークID、状態名をと
る。
【0079】各プログラムの構成を説明する。状態遷移
要求受付プログラム3206は、同期状態遷移要求AP
I3500の処理を実装する同期状態遷移要求手続き3
600と、非同期状態遷移要求API3501の処理を
実装する非同期状態遷移要求手続き3601で構成され
る。
【0080】状態遷移要求同期処理プログラム3201
は、状態遷移要求同期処理手続き3700で構成され
る。
【0081】状態遷移要求非同期処理プログラム320
2は、状態遷移要求非同期処理手続き3800と、状態
遷移要求を永続記憶に格納する、状態遷移要求格納手続
き3801と、状態遷移要求を永続記憶から取り出す、
状態遷移要求取出し手続き3802と、一定期間ごとに
呼び出され、永続記憶に格納されている状態遷移要求を
取出し、状態遷移処理プログラム3203を起動する、
状態遷移処理起動手続き3803で構成される。
【0082】状態遷移処理プログラム3203は、実際
の状態遷移処理を実行する、状態遷移処理手続き390
0で構成される。
【0083】作業者決定プログラム204と状態遷移要
求一定間隔起動プログラム205は第一の実施例と同様
である。
【0084】つづいて、各手続きの動作を説明する。ま
ず、同期状態遷移要求手続き3600の動作を、図20
を用いて説明する。同期状態遷移要求手続き3600は
ワークIDと状態名を入力引数としてとる。
【0085】まず、引数のワークIDと、状態名の値を
キーとして、ワーク状態テーブル214を検索する43
00。ここで、ワーク状態テーブル214のレコードが
ヒットしない、または、ヒットしたレコードの状態完了
フラグ804のフィールド値がTRUEの場合430
1、呼び出し元にエラーを返答し4304、終了。それ
以外の場合、4300の検索でヒットしたレコードの状
態完了フラグ804のフィールド値をTRUEに更新4
302。次に4300の検索でヒットしたレコードのワ
ークフロー定義名801フィールド値と引数のワークI
Dと状態名の値を渡して状態遷移要求同期処理手続き3
700を呼び出す。終了。
【0086】次に、非同期状態遷移要求手続き3601
の動作を、図21を用いて説明する。非同期状態遷移要
求手続き3601はワークIDと状態名を入力引数とし
てとる。まず、引数のワークIDと、状態名の値をキー
として、ワーク状態テーブル214を検索する440
0。ここで、ワーク状態テーブル214のレコードがヒ
ットしない、または、ヒットしたレコードの状態完了フ
ラグ804のフィールド値がTRUEの場合4401、
呼び出し元にエラーを返答し4404、終了。それ以外
の場合、4400の検索でヒットしたレコードの状態完
了フラグ804のフィールド値をTRUEに更新440
2。次に4400の検索でヒットしたレコードのワーク
フロー定義名801フィールド値と引数のワークIDと
状態名の値を渡して状態遷移要求非同期処理手続き38
00を呼び出す。終了。
【0087】次に、状態遷移要求同期処理手続き370
0は、ワークIDとワークフロー定義名と状態名を入力
引数としてとる。実際の処理は、引数の値をそのまま状
態遷移処理手続き3900に渡すのみである。
【0088】次に、状態遷移要求非同期処理手続き38
00は、ワークIDとワークフロー定義名と状態名を入
力引数としてとる。実際の処理は、引数の値をそのまま
状態遷移要求格納手続き3801に渡すのみである。
【0089】次に、状態遷移要求格納手続き3801の
動作を説明する。状態遷移要求格納手続き3801は、
ワークIDとワークフロー定義名と状態名を入力引数と
してとり、引数のワークIDとワークフロー定義名と状
態名の値を各フィールド値とするレコードを状態遷移要
求テーブル3215に挿入し、終了。
【0090】次に、状態遷移要求取出し手続き3802
の動作を説明する。状態遷移要求取出し手続き3802
は、ワークIDとワークフロー定義名と状態名を出力引
数としてとり、真偽値を返す。まず、状態遷移要求テー
ブル3215から、任意の1レコードを選択する。レコ
ードが選択されたか判断し、選択されなかった場合は、
呼び出し元にFALSEを返し、終了。選択された場合
は、選択されたレコードのワークID3400フィール
ド値と、ワークフロー定義名3401フィールド値と状
態名3402フィールド値をそれぞれ出力引数に設定
し、選択されたレコードを、状態遷移要求テーブル32
15から削除する。呼び出し元にTRUEを返し、終
了。
【0091】次に、状態遷移処理起動手続き3803の
動作を説明する。まず、状態遷移要求取出し手続き38
02を呼び出す。返答がFALSEの場合は終了。TR
UEの場合は、出力引数の値をそのまま状態遷移処理手
続き3900に渡して呼び出し。終了。
【0092】次に、状態遷移処理手続き3900の動作
を、図22を用いて説明する。状態遷移処理手続き39
00は、ワークIDとワークフロー定義名と状態名を入
力引数とする。
【0093】まず、引数のワークフロー定義名と状態名
の値が、遷移定義テーブル3211のワークフロー定義
名3300と遷移元状態名3302フィールド値に一致
することを条件に検索する4500。次に、引数のワー
クフロー定義名の値と、4500にてヒットしたレコー
ドの遷移先状態名3303フィールド値が、状態定義テ
ーブル210のワークフロー定義名400フィールド値
と状態名401フィールド値と一致することを条件に検
索実行4501。4501にてヒットしたレコードの作
業者決定ルール名402フィールド値と、引数のワーク
IDを渡して、作業者決定手続き1700を呼び出す4
502。引数のワークIDとワークフロー定義名の値
と、4500で検索したデータの遷移先状態名3303
のフィールド値と、4502にて取得した作業者IDの
値と、「FALSE」値をそれぞれワークID800と
ワークフロー定義名801と状態名802と作業者ID
803と状態完了フラグ804のフィールド値として設
定して、ワーク状態テーブル214に挿入する450
3。終了。
【0094】以下、ワークフロー管理プログラム140
の状態遷移要求に対する処理方法を選択可能な本実施例
のワークフローアプリケーションプログラム生成ツール
151の、動作の詳細を、図16および図23を用い説
明する。
【0095】ワークフローアプリケーションプログラム
生成ツール151は、ユーザに状態遷移要求に対するワ
ークフロー管理プログラム140の処理方法を選択させ
る、遷移方法選択手続き4600と、状態遷移要求発行
プログラムを生成する、状態遷移要求発行プログラム生
成手続き4601と、ワークフローアプリケーションプ
ログラム150のメインの流れを制御するメイン処理手
続き4602を有する。
【0096】ワークフローアプリケーションプログラム
生成ツール151が生成する状態遷移要求発行プログラ
ム3208は、ワークフロー業務処理プログラム320
7から呼び出すことが可能な、状態遷移要求発行手続き
4700を有する。
【0097】状態遷移要求発行手続き4700は、ワー
クIDと、状態名を入力引数とし、ワークフロー管理プ
ログラム140の同期状態遷移要求API3500、ま
たは、非同期状態遷移要求API3501に渡して呼び
出す。
【0098】以下、ワークフローアプリケーションプロ
グラム生成ツール151が有する各手続きについて、図
23を用いて説明する。まず、メイン処理手続き460
2の動作を説明する。メイン処理手続き4602は、何
らかのタイミングで、遷移方法選択手続き4600を呼
び出す。そしてその後、何らかのタイミングで、状態遷
移要求発行プログラム生成手続き4601を呼び出す。
終了。
【0099】次に、遷移方法選択手続き4600の動作
を、図23を用いて説明する。
【0100】まず、遷移方法選択手続き4600は、遷
移方法選択画面5000をディスプレイ133の画面に
表示し、ユーザの選択を待つ。ユーザは、遷移方法リス
トボックス5001内のアイテムをマウス132で選択
し、選択ボタン5002をクリックすることによって、
遷移方法を選択することが出来る。
【0101】次に、遷移方法選択画面5000にて選択
された遷移方法を、ワークフローアプリケーションプロ
グラム生成ツール151内でアクセス可能な遷移方法変
数に記憶し、終了する。
【0102】次に、状態遷移要求発行プログラム生成手
続き4601の動作を説明する。まず、ワークフローア
プリケーションプログラム生成ツール151内でアクセ
ス可能な遷移方法変数に記憶されている値を判断する。
本実施例では、遷移時間重視を意味する値の場合は、ワ
ークフロー管理プログラム140の同期状態遷移要求A
PI3500を呼び出すコードを生成し、レスポンス重
視を意味する値の場合は非同期状態遷移要求API35
01を呼び出すコードを生成する。
【0103】ワークフローアプリケーションプログラム
生成ツール151が同期状態遷移要求API3500を
呼び出す状態遷移要求発行プログラム3208を生成し
た場合の状態遷移要求発行手続き4700は、引数で渡
されたワークIDと状態名の値を引数としてワークフロ
ー管理プログラム140の同期状態遷移要求API35
00を呼び出し、受け取った返答をそのまま返し、終了
する。
【0104】ワークフローアプリケーションプログラム
生成ツール151が非同期状態遷移要求API3501
を呼び出す状態遷移要求発行プログラム3208を生成
した場合の状態遷移要求発行手続き4700は、引数で
渡されたワークIDと状態名の値を引数としてワークフ
ロー管理プログラム140の非同期状態遷移要求API
3501を呼び出し、受け取った返答をそのまま返し、
終了する。
【0105】ワークフローアプリケーションプログラム
150のワークフロー業務処理プログラム3207は、
処理対象のワークIDに対する業務処理を行い、処理対
象のワークIDと状態名を引数に、状態遷移要求発行プ
ログラム3208の状態遷移要求発行手続き4700を
呼び出す。本実施例と同様の方法で、ワークフロー定義
をワークフローアプリケーションプログラム生成ツール
への入力とする場合についても実現可能である。
【0106】第三の実施例は、解決手段3の実施形態の
1実施例を示すものである。図24から図26を用いて
説明する。第三の実施例のワークフロー管理システム
は、ワークフロー管理プログラムは同期状態遷移要求A
PIと非同期状態遷移要求APIの2種類の状態遷移要
求APIを提供するが、ワークフローアプリケーション
プログラムの実行環境情報に同期情報を保持し、該同期
情報を設定可能なワークフローアプリケーション実行環
境情報設定ツールにて設定が可能であり、状態遷移要求
発行プログラムは該同期情報を参照することによって、
実行時に同期・非同期の呼び分けを行う。
【0107】ユーザ開発コードである、ワークフロー業
務処理プログラム3207のソ−スコード中では、状態
遷移要求発行プログラムのインターフェースを使用して
状態遷移要求を発行することにより、ユーザ開発コード
中から状態遷移処理方法の情報を排除する。本実施例の
ワークフロー管理システムのブロック図は、図1と同様
である。
【0108】本実施例のワークフロー管理システムの構
成を、図24を用いて説明する。本システムは、ワーク
フローアプリケーションプログラム150に状態遷移要
求APIをはじめとするワークの状態を操作するAPI
を提供し、ワークフロー定義データ142やワークフロ
ーデータ143や業務データ153にアクセスしながら
ワークの状態や作業者への割り当てを管理するワークフ
ロー管理プログラム140と、ワークのとりうる状態や
遷移や、作業者の決定ルールなどのワークフロー定義を
格納するワークフロー定義データ142と、ワークの状
態を格納するワークフローデータ143と、ワークフロ
ー管理システム適用業務の業務データ153にアクセス
し、ワークフロー管理プログラム140が提供するAP
Iを呼び出しながら実行するワークフローアプリケーシ
ョンプログラム150と、業務に依存するデータを格納
する業務データ153で構成される。
【0109】ワークフロー管理プログラム140とワー
クフロー定義データ142とワークフローデータ143
と業務データ153は、第二の実施例のものと同様であ
る。第二の実施例との相違点は、状態遷移要求発行プロ
グラム5500と、ワークフローアプリケーション実行
環境情報154と、ワークフローアプリケーション実行
環境情報設定ツール152である。状態遷移要求発行プ
ログラム5500は、状態遷移要求発行手続き5505
で構成される。
【0110】まず、ワークフローアプリケーション実行
環境情報154の内容を、図25を用いて説明する。ワ
ークフローアプリケーション実行環境情報154は、ワ
ークフローアプリケーションプログラム150から参照
可能なデータであり、名前と値が関連づけられたデータ
である。例えば、図25では、ワークフローアプリケー
ション実行環境情報154には、同期情報5600とし
て、「非同期」が設定されている。
【0111】次に、状態遷移要求発行プログラム550
0の状態遷移要求発行手続き5505の処理内容を説明
する。状態遷移要求発行手続き5505は、ワークID
と状態名を入力引数とする。まず、ワークフローアプリ
ケーション実行環境情報154の同期情報5600がど
うか判断する。同期処理の指定を意味するデータが設定
されている場合は、引数のワークIDと状態名を渡して
同期状態遷移要求API3500を呼び出す。非同期処
理の指定を意味するデータが設定されている場合は、引
数のワークIDと状態名を渡して非同期状態遷移要求A
PI3501を呼び出す。API呼び出しの結果受け取
った返答をそのまま返し、終了。
【0112】以下、ワークフローアプリケーション実行
環境情報154内の同期情報5600の設定を行うこと
が可能な、ワークフローアプリケーション実行環境情報
設定ツール152の動作の詳細を、図24から図26を
用い説明する。
【0113】ワークフローアプリケーション実行環境情
報設定ツール152は、ユーザに、状態遷移要求に対す
るワークフロー管理プログラム140の処理方法を選択
させる、遷移方法選択手続き5800と、ワークフロー
アプリケーション実行環境情報154を設定する、ワー
クフローアプリケーション実行環境情報設定手続き58
01と、ワークフローアプリケーション実行環境情報設
定ツール152のメインの流れを制御するメイン処理手
続き5802を有する。
【0114】以下、ワークフローアプリケーション実行
環境情報設定ツール152が有する各手続きについて説
明する。まず、メイン処理手続き5802の動作を説明
する。メイン処理手続き5802は、何らかのタイミン
グで、遷移方法選択手続き5800を呼び出す。そして
その後、何らかのタイミングで、ワークフローアプリケ
ーション実行環境情報設定手続き5801を呼び出す。
その後終了。
【0115】次に、遷移方法選択手続き5800の動作
を、図26を用いて説明する。まず、遷移方法選択手続
き5800は、図26の遷移方法選択画面6100をデ
ィスプレイ133の画面に表示し、ユーザの選択を待
つ。ユーザは、遷移方法リストボックス6101内のア
イテムをマウス132で選択し、選択ボタン6102を
クリックすることによって、遷移方法を選択することが
出来る。
【0116】次に、遷移方法選択画面6100にて選択
された遷移方法を、ワークフローアプリケーション実行
環境情報設定ツール152内でアクセス可能な遷移方法
変数に記憶し、終了する。次に、ワークフローアプリケ
ーション実行環境情報設定手続き5801の動作を、図
25を用いて説明する。
【0117】まず、ワークフローアプリケーション実行
環境情報設定ツール152内でアクセス可能な遷移方法
変数に記憶されている値を判断する。本実施例では、遷
移時間重視を意味する値の場合は、ワークフローアプリ
ケーション実行環境情報154の同期情報5600に同
期処理の指定を意味するデータを設定し、レスポンス重
視を意味する値の場合は、ワークフローアプリケーショ
ン実行環境情報154の同期情報5600に非同期処理
の指定を意味するデータを設定する。
【0118】本実施例と同様の方法で、ワークフロー定
義をワークフローアプリケーションプログラムへの入力
とする場合についても実現可能である。上記第一〜三の
実施例のワークフロー管理システムは、ワークの状態遷
移要求に対する処理方式を、予め定義した情報に基づ
き、同期処理方式・非同期処理方式の切り替えを行うこ
とによって、処理性能を制御する。
【0119】以下の実施例では、ワークの状態遷移要求
に対する処理について、予め定義した情報に基づき、優
先度付け・使用可能計算機リソースの制限を行うことに
より、相対的に処理性能の制御を行うワークフロー管理
システムについて述べる。このような相対的な処理性能
制御は、計算機リソースが制限されている環境で複数ユ
ーザにより共有されるシステムにおいて特に有効であ
る。
【0120】例えばワークフロー管理システムのサービ
スを、近年注目されているASP(Applicati
on Service Provider)等のアプリ
ケーションホスティングサービスの形態で提供する場
合、顧客や業務毎に処理に使用する計算機リソース量の
管理や、処理スケジュールの管理を適切に行い、契約内
容に応じた品質のサービスを提供しなくてはならない。
このような場合にも、本発明の処理性能制御方式は適用
可能である。
【0121】第四の実施例は、予め定義した遷移処理定
義情報に基づき、状態遷移要求の処理優先度制御を行う
ワークフロー管理システムの1実施例として、ワークフ
ロー定義毎に状態遷移要求の処理に優先度を定義し、状
態遷移要求の対象となるワークが属するワークフロー定
義毎に、処理優先度を制御する例を示すものである。図
27から図30を用いて説明する。
【0122】本実施例のワークフロー管理システムのブ
ロック図は、図1と同様である。図27に、本実施例に
おけるシステム構成を示す。このシステム構成では、図
2に示したシステム構成において、ワークフロー定義デ
ータ142として更にワークフロー定義の各種属性の定
義を格納するワークフロー定義テーブル6201を追加
している。また本実施例では、状態遷移要求取出し手続
き1502およびワークフロー定義画面表示手続き26
01、ワークフロー定義格納手続き2602の処理に変
更を加える。図27中には第一の実施例との差分のみ記
載しており、システム構成全体の詳細に関しては記載し
ていない。以下、本実施例を詳細に説明する。説明の冗
長を避ける為、ここでは第一の実施例との差分のみ示す
こととする。
【0123】図28はワークフロー定義テーブル620
1の構造である。ワークフロー定義テーブル6201
は、ワークフロー定義名6311、優先度6312で構
成される表データである。ワークフロー定義名6311
は、ワークフロー定義を一意に識別するデータである。
優先度6312は、状態遷移要求を処理する際の優先度
の指定であり、任意の数値をとる。
【0124】ワークフロー定義テーブル6201のレコ
ードは、ワークフロー定義プログラム209のワークフ
ロー定義格納手続き2602で格納され、状態遷移要求
非同期処理プログラム202の状態遷移要求取出し手続
き1502で参照される。
【0125】次に、本実施例における、状態遷移要求取
出し手続き1502の動作を説明する。本実施例におけ
る、状態遷移要求取出し手続き1502は、ワークID
とワークフロー定義名と遷移IDを出力引数としてと
り、真偽値を返す。
【0126】まず、状態遷移要求テーブル215のワー
クフロー定義名901とワークフロー定義テーブル62
01のワークフロー定義名6311をキーとして、状態
遷移要求テーブル215とワークフロー定義テーブル6
201を結合し、ワークフロー定義テーブル6201の
優先度6312値の高い順にソートした結果の先頭レコ
ードを選択する。選択されなかった場合は、呼び出し元
にFALSEを返し、終了。レコードが選択された場合
は、選択されたレコードのワークID900フィールド
値と、ワークフロー定義名901フィールド値と遷移I
D902フィールド値をそれぞれ出力引数に設定し、選
択されたレコードを、状態遷移要求テーブル215から
削除する。次に、呼び出し元にTRUEを返し、終了。
【0127】次に、本実施例における、ワークフロー定
義画面表示手続き2601の動作を説明する。まず、図
29は、本実施例における、ワークフロー定義画面表示
手続き2601において、ディスプレイ123の画面に
表示するイメージを示す図であり、第一の実施例との差
は、ワークフロー定義ごとの状態遷移処理の優先度を指
定するためのテキストボックス6411が追加されてい
る点である。
【0128】また、図30は、本実施例における、ワー
クフロー定義画面表示手続き2601において、図29
の画面で定義されたワークフロー定義に関する情報を格
納するワークフロー定義構造6511を示す図であり、
第一の実施例との差は、テキストボックス6411に入
力された優先度を格納する優先度フィールド6512が
追加されている点である。
【0129】次に、本実施例における、ワークフロー定
義格納手続き2602の動作を説明する。本実施例にお
ける、ワークフロー定義格納手続き2602は、ワーク
フロー定義構造6511の各属性を、ワークフロー定義
テーブル6201、状態定義テーブル210、遷移定義
テーブル211にそれぞれ格納し、終了。
【0130】本実施例と同様の方法で、優先度を、状態
ごと、遷移ごと、ワークフローアプリケーションプログ
ラムごとに設定する場合についても実現可能である。
【0131】以上に示したように本実施例のワークフロ
ー管理システムでは、業務毎の用件によって、状態遷移
要求の処理優先度を、ワークフロー定義毎、状態毎、遷
移毎、ワークフローアプリケーションプログラム毎など
の細かい単位で、ツールを使って簡単に設定することが
可能である。
【0132】第五の実施例は、予め定義した遷移処理定
義情報に基づき、状態遷移要求の処理において使用する
計算機リソース量の制御を行うワークフロー管理システ
ムの1実施例として、ワークフロー定義毎に状態遷移要
求の処理に使用可能な最大主記憶容量、および1つの状
態遷移要求の処理に必要な主記憶容量を定義し、状態遷
移要求の対象となるワークが属するワークフロー定義毎
に、処理に使用する主記憶容量を制御する例を示すもの
である。図31から図35を用いて説明する。
【0133】本実施例のワークフロー管理システムのブ
ロック図は、図1と同様である。図31に、本実施例に
おけるシステム構成を示す。このシステム構成では、図
2に示したシステム構成において、ワークフロー定義デ
ータ142として更にワークフロー定義の各種属性の定
義を格納するワークフロー定義テーブル6601を追加
している。また本実施例では、状態遷移要求非同期処理
プログラム202に、ワークフロー定義ごとの、現在の
使用主記憶容量・1状態遷移処理に使用する主記憶容量
・使用可能な最大主記憶容量をそれぞれ保持する変数領
域の確保・初期化を行う、初期化手続き6611を追加
している。また本実施例では、状態遷移要求取出し手続
き1502、状態遷移処理起動手続き1503およびワ
ークフロー定義画面表示手続き2601、ワークフロー
定義格納手続き2602の処理に変更を加える。図31
中には第一の実施例との差分のみ記載しており、システ
ム構成全体の詳細に関しては記載していない。
【0134】図32は、本実施例における、ワークフロ
ー定義テーブル6601の構造である。本実施例におけ
る、ワークフロー定義テーブル6201は、ワークフロ
ー定義名6711、主記憶使用量6712、最大主記憶
使用量6713で構成される表データである。ワークフ
ロー定義名6711は、ワークフロー定義を一意に識別
するデータである。主記憶使用量6712は、該当ワー
クフロー定義のワークに関する状態遷移要求を処理する
際に必要な主記憶容量を表すデータである。最大主記憶
使用量6713は、該当ワークフロー定義のワークに関
する状態遷移要求の処理に使用可能な、最大の主記憶容
量を表すデータである。
【0135】本実施例における、ワークフロー定義テー
ブル6601のレコードは、ワークフロー定義プログラ
ム209のワークフロー定義格納手続き2602で格納
され、状態遷移要求非同期処理プログラム202の初期
化手続き6611で参照される。次に、初期化手続き6
611の動作を説明する。初期化手続き6611は、ワ
ークフロー管理プログラム140の起動時に1度だけ実
行される。
【0136】初期化手続き6611ではまず、ワークフ
ロー定義テーブル6601を検索し、ワークフロー定義
のリストを取得する。次に、各ワークフロー定義に対
し、現在の使用主記憶容量を保持する変数領域(「現在
使用量和」),1状態遷移処理に使用する主記憶容量を
保持する定数領域(「処理毎使用量」),状態遷移処理
に使用可能な最大種記憶容量を保持する定数領域(「使
用量上限」)を確保して、それぞれ0,主記憶使用量6
712値,最大主記憶使用量6713値に初期化する。
【0137】次に、本実施例における、状態遷移要求取
出し手続き1502の動作を、図33を用いて説明す
る。本実施例における、状態遷移要求取出し手続き15
02は、ワークIDとワークフロー定義名と遷移IDを
出力引数としてとり、真偽値を返す。
【0138】(ステップ6811)ワークフロー定義テ
ーブル6601を検索し、ワークフロー定義のリストを
取得する。(ステップ6812)ステップ6811で取
得したワークフロー定義のリストから、未チェックのワ
ークフロー定義を1つ選択する。(ステップ6813)
ステップ6812で選択したワークフロー定義のワーク
に関する状態遷移要求を状態遷移要求テーブル215か
ら検索し、1つ選択する。(ステップ6814)ステッ
プ6813での検索結果が空でない場合はステップ68
15へ、空である場合はステップ6819へ分岐する。
(ステップ6815)ステップ6812で選択したワー
クフロー定義に関する、「現在使用量和」と「処理毎使
用量」の和が、「使用量上限」以下の場合はステップ6
816へ、「使用量上限」よりも大きい場合はステップ
6819へ分岐する。(ステップ6816)ステップ6
812で選択したワークフロー定義に関する「現在使用
量和」に、「処理毎使用量」を加算する。(ステップ6
817)出力引数ワークID,ワークフロー定義名,遷
移IDに、ステップ6813で選択した状態遷移要求の
対応する属性をそれぞれ代入し、対応する状態遷移要求
テーブル215のレコードを削除する。(ステップ68
18)呼び出し元にTRUEをリターンし、終了。(ス
テップ6819)ステップ6812で選択したワークフ
ロー定義をチェック済みにマークする。(ステップ68
20)未チェックのワークフロー定義が存在する場合は
ステップ6812へ、存在しない場合はステップ682
1へ分岐する。(ステップ6821)呼び出し元にFA
LSEをリターンし、終了。
【0139】次に、本実施例における、状態遷移処理起
動手続き1503の動作を説明する。まず、状態遷移要
求取出し手続き1502を呼び出す。返答がFALSE
の場合は終了。TRUEの場合は、出力引数の値をその
まま状態遷移処理手続き1600に渡して呼び出し、リ
ターン後、該当状態遷移要求の対象となるワークが属す
るワークフロー定義に関する、「現在使用量和」から
「処理毎使用量」を減算し、終了。
【0140】次に、本実施例における、ワークフロー定
義画面表示手続き2601の動作を説明する。まず、図
34は、本実施例における、ワークフロー定義画面表示
手続き2601において、ディスプレイ123の画面に
表示するイメージを示す図であり、第一の実施例との差
は、ワークフロー定義ごとの、1状態遷移処理毎に必要
な主記憶容量を指定するためのテキストボックス691
1および状態遷移処理に使用可能な主記憶量の上限を指
定するためのテキストボックス6912が追加されてい
る点である。
【0141】図35は、本実施例における、ワークフロ
ー定義画面表示手続き2601において、図34の画面
で定義されたワークフロー定義に関する情報を格納する
ワークフロー定義構造7011を示す図であり、第一の
実施例との差は、テキストボックス6911に入力され
た主記憶使用量を格納する主記憶使用量フィールド70
12、およびテキストボックス6912に入力された主
記憶使用量を格納する最大主記憶使用量フィールド70
13が追加されている点である。
【0142】次に、本実施例における、ワークフロー定
義格納手続き2602の動作を説明する。本実施例にお
ける、ワークフロー定義格納手続き2602は、ワーク
フロー定義構造7011の各属性を、ワークフロー定義
テーブル6601、状態定義テーブル210、遷移定義
テーブル211にそれぞれ格納し、終了。本実施例と同
様の方法で、計算機リソース量を制御する単位を、状態
ごと、遷移ごと、ワークフローアプリケーションプログ
ラムごとに設定する場合についても実現可能である。
【0143】また、本実施例と同様の方法で、制御対象
の計算機リソースが、処理スレッド数、補助記憶容量等
である場合についても実現可能である。
【0144】以上に示したように本実施例のワークフロ
ー管理システムでは、業務毎の用件によって、状態遷移
要求の処理に使用可能な計算機リソース量を、ワークフ
ロー定義毎、状態毎、遷移毎、ワークフローアプリケー
ションプログラム毎などの細かい単位で、ツールを使っ
て簡単に設定することが可能である。
【0145】
【発明の効果】本発明によれば、柔軟なワークフロー管
理システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例の、ワークフロー管理システムの
ブロック図
【図2】第一の実施例の、ワークフロー管理システムの
構成図
【図3】第一の実施例の、概要図
【図4】第一の実施例の、状態定義テーブルの構造
【図5】第一の実施例の、遷移定義テーブルの構造
【図6】第一の実施例の、作業者決定ルール定義テーブ
ルの構造
【図7】第一の実施例の、作業者定義テーブルの構造
【図8】第一の実施例の、ワーク状態テーブルの構造
【図9】第一の実施例の、状態遷移要求テーブルの構造
【図10】第一の実施例の、窓口業務テーブルの構造
【図11】第一の実施例の、ワークフロー管理プログラ
ムのAPI
【図12】第一の実施例の、処理方法決定手続きの処理
手順を示すフローチャート
【図13】第一の実施例の、状態遷移処理手続きの処理
手順を示すフローチャート
【図14】第一の実施例の、ワークフロー定義画面
【図15】第一の実施例の、ワークフロー定義構造の構
【図16】第二の実施例の、ワークフロー管理システム
の構成図
【図17】第二の実施例の、遷移定義テーブルの構造
【図18】第二の実施例の、状態遷移要求テーブルの構
【図19】第二の実施例の、ワークフロー管理プログラ
ムのAPI
【図20】第二の実施例の、同期状態遷移要求手続きの
処理手順を示すフローチャート
【図21】第二の実施例の、非同期状態遷移要求手続き
の処理手順を示すフローチャート
【図22】第二の実施例の、状態遷移処理手続きの処理
手順を示すフローチャート
【図23】第二の実施例の、遷移方法選択画面
【図24】第三の実施例の、ワークフロー管理システム
の構成図
【図25】第三の実施例の、ワークフローアプリケーシ
ョン実行環境情報の構造
【図26】第三の実施例の、遷移方法選択画面
【図27】第四の実施例の、ワークフロー管理システム
の構成図
【図28】第四の実施例の、ワークフロー定義テーブル
の構造
【図29】第四の実施例の、ワークフロー定義画面
【図30】第四の実施例の、ワークフロー定義構造の構
【図31】第五の実施例の、ワークフロー管理システム
の構成図
【図32】第五の実施例の、ワークフロー定義テーブル
の構造
【図33】第五の実施例の、状態遷移要求取出し手続き
の処理手順を示すフローチャート
【図34】第五の実施例の、ワークフロー定義画面
【図35】第五の実施例の、ワークフロー定義構造の構
【符号の説明】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 芳樹 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション事 業部内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の状態と状態間の遷移をワークフロー
    定義として予め定義し、状態遷移要求を入力として、ワ
    ークの状態遷移処理を行うワークフロー管理方法におい
    て、 前記状態遷移要求の入力を受け付けてから応答を返すま
    での間にワークの状態遷移処理を行う同期処理ステップ
    と、前記状態遷移要求の入力を受け付けて応答を返して
    からワークの状態遷移処理を行う非同期処理ステップ
    と、 前記状態遷移要求の入力に対するワークの状態遷移処理
    として、前記同期処理ステップと前記非同期処理ステッ
    プとを入力された選択情報に基づいて選択し実行する選
    択ステップとを有することを特徴とするワークフロー管
    理方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のワークフロー管理方法にお
    いて、 前記選択ステップは、入力された選択情報に対応する前
    記非同期処理ステップおよび前記同期処理ステップのい
    ずれかを呼び出すプログラムを生成することを特徴とす
    るワークフロー管理方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載のワークフロー管理方法にお
    いて、 前記選択情報は、予め定義した同期情報であることを特
    徴とするワークフロー管理方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載のワークフロー管理方法にお
    いて、 前記ワークフロー定義は、前記同期情報を含むことを特
    徴とするワークフロー管理方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載のワークフロー管理方法にお
    いて、 ワークフローアプリケーションプログラムの実行環境の
    環境情報は、前記同期情報を含むことを特徴とするワー
    クフロー管理方法。
  6. 【請求項6】請求項3記載のワークフロー管理方法にお
    いて、 ワークフロー管理プログラムの実行環境の環境情報は、
    前記同期情報を含むことを特徴とするワークフロー管理
    方法。
  7. 【請求項7】請求項4記載のワークフロー管理方法にお
    いて、 状態間の遷移定義ごとに前記同期情報を有することを特
    徴とするワークフロー管理方法。
  8. 【請求項8】請求項4記載のワークフロー管理方法にお
    いて、 状態ごとに前記同期情報を有することを特徴とするワー
    クフロー管理方法。
  9. 【請求項9】請求項5記載のワークフロー管理方法にお
    いて、 ワークフロー定義ごとに前記同期情報を有することを特
    徴とするワークフロー管理方法。
  10. 【請求項10】ワークがとりうる複数の状態と状態間の
    遷移をワークフロー定義として予め定義し、状態遷移要
    求を入力として、ワークの状態遷移処理を行うワークフ
    ロー管理装置であって、 前記状態遷移要求の入力を受け付けてから応答を返すま
    での間にワークの状態遷移処理を行う同期処理手段と、 前記状態遷移要求の入力を受け付けて応答を返してから
    ワークの状態遷移処理を行う非同期処理手段と、 入力された選択情報をもとに、前記状態遷移要求の入力
    に対するワークの状態遷移処理を、前記同期処理手段
    と、前記非同期処理手段を選択して実行することを特徴
    とするワークフロー管理装置。
  11. 【請求項11】ワークがとりうる複数の状態と状態間の
    遷移をワークフロー定義として予め定義し、状態遷移要
    求を入力として、ワークの状態遷移処理を行うワークフ
    ロー管理プログラムを格納した計算機読み取り可能な記
    録媒体において、 上記プログラムは、前記状態遷移要求の入力を受け付け
    てから応答を返すまでの間にワークの状態遷移処理を行
    う同期処理ステップと、前記状態遷移要求の入力を受け
    付けて応答を返してからワークの状態遷移処理を行う非
    同期処理ステップと、 入力された選択情報をもとに、前記状態遷移要求の入力
    に対するワークの状態遷移処理を、前記同期処理ステッ
    プと、前記非同期処理ステップを選択して実行する実行
    ステップを有するワークフロー管理プログラムを格納し
    たことを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】ワークがとりうる複数の状態と状態間の
    遷移をワークフロー定義として予め定義し、状態遷移要
    求を入力として、ワークの状態遷移処理を行うワークフ
    ロー管理プログラムにおいて、 上記プログラムは、前記状態遷移要求の入力を受け付け
    てから応答を返すまでの間にワークの状態遷移処理を行
    う同期処理ステップと、前記状態遷移要求の入力を受け
    付けて応答を返してからワークの状態遷移処理を行う非
    同期処理ステップと、 入力された選択情報をもとに、前記状態遷移要求の入力
    に対するワークの状態遷移処理を、前記同期処理ステッ
    プと、前記非同期処理ステップを選択して実行する実行
    ステップを有するワークフロー管理プログラム。
  13. 【請求項13】ワークがとりうる複数の状態と状態間の
    遷移をワークフロー定義として予め定義し、 状態遷移要求を入力し、 入力された遷移処理制御情報に基づいて前記状態遷移要
    求の入力に対するワークの状態遷移処理の実行を制御す
    ることを特徴とするワークフロー管理方法。
  14. 【請求項14】請求項13記載のワークフロー管理方法
    において、 前記状態遷移処理制御情報に優先度情報を含み、前記処
    理すべき状態遷移要求が複数ある場合は処理する状態遷
    移要求を該優先度情報に基づいて選択することを特徴と
    するワークフロー管理方法。
  15. 【請求項15】請求項13記載のワークフロー管理方法
    において、 前記状態遷移処理制御情報に使用可能な計算機リソース
    量情報を含み、既に処理している状態遷移要求と前記状
    態遷移要求に対する処理に使用する計算機リソース量の
    和と、前記使用可能な計算機リソース量情報にて規定さ
    れている値とを比較し、該状態遷移要求に対する処理を
    実行するか否かを決定することを特徴とするワークフロ
    ー管理方法。
  16. 【請求項16】請求項14記載のワークフロー管理方法
    において、 前記計算機リソース量は、前記状態遷移要求に対する処
    理に使用する主記憶容量であることを特徴とするワーク
    フロー管理方法。
  17. 【請求項17】請求項15記載のワークフロー管理方法
    において、 前記計算機リソース量は、前記状態遷移要求に対する処
    理に使用する補助記憶容量であることを特徴とするワー
    クフロー管理方法。
  18. 【請求項18】請求項15記載のワークフロー管理方法
    において、 前記計算機リソース量は、前記状態遷移要求に対する処
    理に使用するスレッド数であることを特徴とするワーク
    フロー管理方法。
  19. 【請求項19】請求項13記載のワークフロー管理方法
    において、前記遷移処理制御情報は、予め定義した遷移
    処理定義情報であることを特徴とするワークフロー管理
    方法。
  20. 【請求項20】請求項19記載のワークフロー管理方法
    において、前記ワークフロー定義は、前記遷移処理定義
    情報を含むことを特徴とするワークフロー管理方法。
  21. 【請求項21】請求項19記載のワークフロー管理方法
    において、 ワークフローアプリケーションプログラムの実行環境の
    環境情報は、前記遷移処理定義情報を含むことを特徴と
    するワークフロー管理方法。
  22. 【請求項22】請求項19記載のワークフロー管理方法
    において、 ワークフロー管理プログラムの実行環境の環境情報は、
    前記遷移処理定義情報を含むことを特徴とするワークフ
    ロー管理方法。
  23. 【請求項23】請求項20記載のワークフロー管理方法
    において、 状態間の遷移定義ごとに前記遷移処理定義情報を有する
    ことを特徴とするワークフロー管理方法。
  24. 【請求項24】請求項20記載のワークフロー管理方法
    において、 状態ごとに前記遷移処理定義情報を有することを特徴と
    するワークフロー管理方法。
  25. 【請求項25】請求項20記載のワークフロー管理方法
    において、 ワークフロー定義ごとに前記遷移処理定義情報を有する
    ことを特徴とするワークフロー管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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