JP4849470B2 - 周波数/位相比較器 - Google Patents

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Description

本発明は、入力データ信号とクロック信号との位相差を検出するための周波数/位相比較器に関する。
図10は、従来のPLL(Phase Locked Loop)回路の構成を示すブロック図である(例えば、非特許文献1参照)。この図10に示すPLL回路は、第1の位相比較器101、第2の位相比較器102、周波数比較器103、ローパスフィルタ(以下LPFと記載)104、電圧制御発振器(以下VCOと記載)105、および遅延発生器106を備えている。
また、図10における第1の位相比較器101、第2の位相比較器102、および周波数比較器103で構成される部分は、従来の周波数/位相比較器に相当する。
第1の位相比較器101は、VCO105で生成されたクロックCLK_IN1を、入力データDINでサンプルホールドし、ホールド値を信号Q1として、周波数比較器103およびLPF104に出力する。第2の位相比較器102は、遅延発生器106によって位相が1/4周期だけ遅延したCLK_IN1を、入力データDINでサンプルホールドし、ホールド値を信号Q2として、周波数比較器103に出力する。
周波数比較器103は、信号Q2を信号Q1でサンプルホールドすることにより、DINのビットレートとCLK_IN1の周波数とを比較し、比較結果を信号Q3として、LPF104に出力する。
LPF104は、信号Q1と信号Q3との和信号Q1+Q3に含まれる高周波成分を除去し、平滑化された和信号Q1+Q3を、電圧制御信号としてVCO105に出力する。そして、VCO105は、電圧制御信号に基づいて発振周波数を調整してクロックCLK_IN1を生成し、第1の位相比較器101と遅延発生器106とに出力する。
次に、ブロック図およびタイミングチャートを参照して、周波数同期(位相比較モード)時における、従来の周波数/位相比較器の動作を説明する。
図11は、従来の位相比較器の構成を示すブロック図であり、図10における第1の位相比較器101および第2の位相比較器102の内部構成を示すものである。従来の位相比較器は、第1のサンプルホールド回路110、第2のサンプルホールド回路120、およびセレクタ130を備えている。
また、図12は、従来の位相比較器の動作を示すタイミングチャートである。この図12のタイミングチャートでは、クロックCLK_IN1の周波数が入力データDINのビットレートと等しく、クロックCLK_IN1と入力データDINとの関係は、フルレートである。
第1のサンプルホールド回路110は、入力データDINが「H」の期間にクロックCLK_IN1をサンプリングし、入力データDINの立下りタイミングでクロックCLK_IN1の振幅値をホールドする(図12の信号SHO1参照)。また、第2のサンプルホールド回路120は、入力データDINが「L」の期間にクロックCLK_IN1をサンプリングし、入力データDINの立ち上がりタイミングでクロックCLK_IN1の振幅値をホールドする(図12の信号SHO2参照)。
そして、セレクタ130は、入力データDINが「H」の場合には、第2のサンプルホールド回路120の出力SHO2を選択し、入力データDINが「L」の場合には、第1のサンプルホールド回路110の出力SHO1を選択し、選択した信号を位相差信号FEO1として出力する。
図12に示すタイミングチャートは、クロックCLK_IN1の位相が入力データDINの位相よりもΔだけ遅れている場合を示している。入力データDINは、ノン・リターン・トゥ・ゼロ(Non Return-to−Zero:NRZ)形式で、「L」、「H」、「L」、「L」、「H」、「L」、「L」、「H」、「L」、「H」、「L」、すなわち、「0」、「1」、「0」、「0」、「1」、「0」、「0」、「1」、「0」、「1」、「0」の順に入力される場合を例示している。
入力データDINが「L」から「H」に変化すると、第1のサンプルホールド回路110は、クロックCLK_IN1の振幅値のサンプリングを開始する。また、第2のサンプルホールド回路120は、入力データDINの立ち上がりタイミングでクロックCLK_IN1の振幅値をホードする。そして、入力データDINが「H」の期間、セレクタ130は、第2のサンプルホールド回路120の出力SHO2を選択して、位相差信号FEO1として出力する。
入力データDINが「H」から「L」に変化すると、第1のサンプルホールド回路110は、入力データDINの立ち下がりタイミングでクロックCLK_IN1の振幅値をホードする。また、第2のサンプルホールド回路120は、クロックCLK_IN1の振幅値のサンプリングを開始する。そして、入力データDINが「L」の期間、セレクタ130は、第1のサンプルホールド回路110の出力SHO1を選択して、位相差信号FEO1として出力する。
このような一連の動作により、従来の周波数/位相比較器は、入力データDINの変化点(立ち上がりおよび立ち上がり)とクロックCLK_IN1の立ち上がりとの位相差を検出し、位相差に相当する一定のDC信号を出力する。なお、従来の周波数/位相比較器が出力するDC信号には、クロックCLK_IN1のバイアスレベルを基準とした極性があり、その極性により位相の遅れ・進みが検出される。このように、従来の周波数/位相比較器は、位相比較モード時、かつフルレート時に正常に動作する。
A. Pottbacker他「A Si Bipolar Phase and Frequency Detector IC for Clock Extraction up to 8Gb/s」、IEEE Journal of Solid State Circuits、 vol. SC-27 pp1747-1751、1992
しかしながら、従来技術には次のような課題がある。
図13は、従来の位相比較器の動作を示す別のタイミングチャートであり、正常に動作しない場合を例示している。図13に示すように、クロックCLK_IN1の周波数が入力データDINのビットレートの半分となるハーフレートで動作することが、周波数/位相比較器に求められることもある。そこで、この図13のタイミングチャートを参照して、位相比較モード時、かつハーフレート時における従来の周波数/位相比較器の動作を説明する。
図13に示すタイミングチャートは、クロックCLK_IN1の位相が入力データDINの位相よりもΔだけ遅れている場合を示している。入力データDINは、先の図12と同様に、NRZ形式で、「L」、「H」、「L」、「L」、「H」、「L」、「L」、「H」、「L」、「H」、「L」、すなわち、「0」、「1」、「0」、「0」、「1」、「0」、「0」、「1」、「0」、「1」、「0」の順に入力される。
第1のサンプルホールド回路110および第2のサンプルホールド回路120の動作は、先の図12の場合と同じである。第1のサンプルホールド回路110は、クロックCLK_IN1の立ち下がり状態の振幅値をホールドし、第2のサンプルホールド回路120は、クロックCLK_IN1の立ち上がり状態の振幅値をホールドする。このため、第1のサンプルホールド回路110の出力SHO1の極性と第2のサンプルホールド回路120の出力SHO2の極性とは反転の関係となる。
このような問題の対策としては、極性反転回路を設けることが考えられる。図14は、極性反転回路を備えた従来の位相比較器の構成を示すブロック図である。先の図12の構成と比較すると、図14の構成は、第1のサンプルホールド回路110とセレクタ130との間に、極性反転回路140をさらに備えている。
極性反転回路140は、第1のサンプルホールド回路110の出力SHO1の極性と、第2のサンプルホールド回路120の出力SHO2の極性とを揃えることを目的として挿入されている。そして、図15は、図14の極性反転回路を備えた従来の位相比較器の動作を示すタイミングチャートである。
しかしながら、入力データの変化状態によっては、図15中の点線の楕円で示したように、極性反転回路140を挿入した場合にも、タイミングチャート上には極性の反転した部分が残ってしまい、セレクタ130の出力信号の極性は揃わない結果となる。
上述のとおり、従来の周波数/位相比較器が出力するDC信号には極性がある。そして、この極性により、位相の遅れ・進みが検出されるため、セレクタ130の出力信号の極性を揃える必要がある。
しかしながら、従来の周波数/位相比較器を、位相比較モード時、かつハーフレート時に動作させる場合には、周波数/位相比較器の出力信号中に、極性の反転した部分が残るという問題点がある。
次に、周波数非同期(周波数比較モード)時における、従来の周波数/位相比較器の動作を説明する。
従来の周波数/位相比較器は、第2の位相比較器102の出力信号Q2を、第1の位相比較器101の出力信号Q1でサンプルホールドすることにより、DINのビットレートとCLK_IN1の周波数とを比較する。上述したように、従来の周波数/位相比較器は、フルレート時にはQ1およびQ2を正しく得ることが可能であるが、ハーフレート時にはQ1およびQ2を正しく得られない。
この結果、セレクタ130の出力信号の極性が揃うフルレート時には、従来の周波数/位相比較器は、正しく周波数比較を行える。しかしながら、セレクタ130の出力信号の極性が揃わないハーフレート時には、従来の周波数/位相比較器は、正しく周波数比較を行うことができない。従って、従来の周波数/位相比較器は、ハーフレート時において、周波数比較および位相比較を正しく行うことができないという問題点があった。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、フルレートとハーフレートの両方のレートに対応して、周波数比較モードおよび位相比較モードの両方のモードで正常動作を行うことのできる周波数/位相比較器を得ることを目的とする。
本発明に係る周波数/位相比較器は、入力データ信号および第1のクロック信号に基づいて、入力データ信号の立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングのそれぞれにおいて第1のクロック信号の振幅値を検出し、第1のクロック信号の傾き識別結果および入力データ信号の極性に応じてそれぞれの検出結果を反転/選択処理することにより第1のクロック信号の振幅値のアナログホールド値を出力するアナログホールド位相比較部と、第1のクロック信号よりも位相が1/8周期遅れた第2のクロック信号、および第1のクロック信号よりも位相が1/4周期遅れた第3のクロック信号に基づいて、入力データ信号の速度が第1のクロック信号の周波数の2倍となるハーフレートの場合には、入力データ信号の立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングのそれぞれにおいて第2のクロック信号の振幅を検出し、第2のクロック信号の傾き識別結果および入力データ信号の極性に応じてそれぞれの検出結果を反転/選択処理することにより第2のクロック信号の振幅のデジタルホールド値を出力し、入力データ信号の速度と第1のクロック信号の周波数が等しいフルレートの場合には、入力データ信号の立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングのそれぞれにおいて第3のクロック信号の振幅を検出し、入力データ信号の極性に応じてそれぞれの検出結果を選択処理することにより、第3のクロック信号の振幅のデジタルホールド値を出力するデジタルホールド位相比較部と、アナログホールド位相比較部から出力されるアナログホールド値、およびデジタルホールド位相比較部から出力されるデジタルホールド値に基づいて、入力データ信号と第1のクロック信号との周波数比較を行って比較結果を出力する周波数比較手段と、デジタルホールド位相比較部から出力されるデジタルホールド値の極性に応じて、アナログホールド位相比較部からの出力値または周波数比較手段からの出力値のいずれかを選択出力する最終出力信号選択手段とを備えるものである。
本発明によれば、フルレートおよびハーフレートのどちらに対してもクロック信号の振幅値をアナログホールド出力する位相比較器、フルレートにおける1/4周期遅れのクロック信号の振幅をデジタルホールド出力する位相比較器、およびハーフレートにおける1/8周期遅れのクロック信号の振幅をデジタルホールド出力する位相比較器を用い、これら3台の位相比較器の出力に基づいて周波数比較および信号選択を行うことにより、フルレートとハーフレートの両方のレートに対応して、周波数比較モードおよび位相比較モードの両方のモードで正常動作を行うことのできる周波数/位相比較器を得ることができる。
以下、本発明の周波数/位相比較器の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における周波数/位相比較器の構成を示すブロック図である。本実施の形態1の周波数/位相比較器は、第1の位相比較器10、第2の位相比較器20、第3の位相比較器30、第4の信号選択手段40、周波数比較手段50、および第5の信号選択手段60を備えている。
なお、本実施の形態1において、第1の位相比較器10は、アナログホールド位相比較部に相当する。また、第2の位相比較器20、第3の位相比較器30、および第4の信号選択手段40は、デジタルホールド位相比較部に相当する。さらに、第5の信号選択手段60は、最終出力信号選択手段に相当する。
また、第1の位相比較器10は、第1の検出手段11、第2の検出手段12、第1の信号選択手段13、第1のエッジ比較手段14、第1の極性反転手段15、および第2の極性反転手段16で構成される。
また、第2の位相比較器20は、第3の検出手段21、第4の検出手段22、第2の信号選択手段23、第2のエッジ比較手段24、第3の極性反転手段25、および第4の極性反転手段26で構成される。さらに、第3の位相比較器30は、第5の検出手段31、第6の検出手段32、および第3の信号選択手段33で構成される。
第1の位相比較器10へは、入力データDATA_INと、入力データDATA_INよりもΔだけ位相が遅れているクロックCLK_IN1(第1のクロック信号に相当)が入力される。また、第2の位相比較器20へは、入力データDATA_INと、入力データDATA_INよりもΔ+1/8周期(45°に相当)だけ位相が遅れているクロックCLK_IN2(第2のクロック信号に相当)が入力される。さらに、第3の位相比較器30へは、入力データDATA_INと、入力データDATA_INよりもΔ+1/4周期(90°に相当)だけ位相が遅れているクロックCLK_IN3(第3のクロック信号に相当)が入力される。
次に、タイミングチャートを参照して、周波数同期(位相比較モード)時、かつハーフレート時における第1の位相比較器10の動作を説明する。図2は、本発明の実施の形態1における第1の位相比較器10の動作を示すタイミングチャートである。
この図2のタイミングチャートは、クロックCLK_IN1の位相が入力データDATA_INの位相よりもΔだけ遅れている場合を示している。さらに、入力データDATA_INは、背景技術での説明と同様に、NRZ形式で、「L」、「H」、「L」、「L」、「H」、「L」、「L」、「H」、「L」、「H」、「L」、すなわち、「0」、「1」、「0」、「0」、「1」、「0」、「0」、「1」、「0」、「1」、「0」の順に入力される。
入力データDATA_INが「L」から「H」に変化すると、第1の検出手段11は、クロックCLK_IN1の振幅値のサンプリングを開始する。また、第2の検出手段12は、入力データDATA_INの立ち上がりタイミングでクロックCLK_IN1の振幅値をアナログホールドする。
入力データDATA_INが「H」から「L」に変化すると、第1の検出手段11は、入力データDATA_INの立ち下がりタイミングでクロックCLK_IN1の振幅値をアナログホールドし、このアナログホールド値の極性を反転して出力する。また、第2の検出手段12は、クロックCLK_IN1の振幅値のサンプリングを開始する。
第1のエッジ比較手段14は、第1の検出手段11において、入力データDATA_INが「H」から「L」に変化する時のクロックCLK_IN1の変化点が立ち下がり状態ならば「L」を、立ち上がり状態ならば「H」をEC1として出力する。そして、第1のエッジ比較手段14は、その出力を入力データDATA_INが次に「H」から「L」に変化する時まで保持する。
また、第1のエッジ比較手段14は、第2の検出手段12において、入力データDATA_INが「L」から「H」に変化する時のクロックCLK_IN1の変化点が立ち上がり状態ならば”Lを”、立ち下がり状態ならば「H」をEC2として出力する。そして、第1のエッジ比較手段14は、その出力を入力データDATA_INが次に「L」から「H」に変化する時まで保持する。
そして、第1の極性反転手段15は、EC1が「L」ならば極性を反転せず、「H」ならば極性を反転する。また、第2の極性反転手段16は、EC2が「L」ならば極性を反転せず、「H」ならば極性を反転する。
そして、入力データDATA_INが「H」の期間、第1の信号選択手段13は、第2の極性反転手段16の出力を選択して、位相差信号FEO1として出力する。また、入力データDATA_INが「L」の期間、第1の信号選択手段13は、第1の極性反転手段15の出力を選択して、位相差信号FEO1として出力する。
このようにして、本実施の形態1における第1の位相比較器10は、第1の検出手段11および第2の検出手段12が、クロックCLK_IN1の立ち上がり状態の振幅値を検出しているのか、それとも立ち下がり状態の振幅値を検出しているのかを、第1のエッジ比較手段14によって判別する。
そして、この第1のエッジ比較手段14による判別結果を用いて、第1の極性反転手段15および第2の極性反転手段16の出力の極性の反転/非反転を決定することにより、位相差信号FEO1の極性を揃えることができる(図2参照)。また、第1の極性反転手段15を反転に固定し、かつ第2の極性反転手段16を非反転に固定することにより、フルレートにも対応可能となる。
次に、周波数同期(位相比較モード)時、かつハーフレート時における第2の位相比較器20の動作を説明する。第2の位相比較器20の構成は、第1の位相比較器10の構成と同じであるが、入力クロック位相および検出手段の機能が異なる。より具体的には、第2の位相比較器20に入力されるクロックCLK_IN2は、入力データDATA_INよりもΔ+1/8周期だけ位相が遅れており、さらに、第3の検出手段21および第4の検出手段22は、デジタルホールド機能を有している。
すなわち、上述したように、第1の位相比較器10は、クロックCLK_IN1の振幅値を検出、つまりアナログホールドする。これに対して、第2の位相比較器20は、入力データDATA_INよりもΔ+1/8周期だけ位相が遅れているクロックCLK_IN2の振幅をデジタルホールドする。この結果、デジタルホールドされた値は、振幅が正か負かを判別するデジタル化された値となる。
次に、タイミングチャートを参照して、周波数同期(位相比較モード)時、かつフルレート時における第3の位相比較器30の動作を説明する。この第3の位相比較器30の構成は、先の従来技術として説明した図11の構成と等価であり、その基本的な動作は、先の図12に示したタイミングチャートと同等である。ただし、第3の位相比較器30内の第5の検出手段31および第6の検出手段32は、デジタルホールド機能を有している。
第3の位相比較器30は、入力データDATA_INと、入力データDATA_INより位相がΔ+1/4周期だけ遅れたクロックCLK_IN3を入力とする。そして、第5の検出手段31は、入力データDATA_INの立ち上がりタイミングでクロックCLK_IN3の振幅のサンプリングを開始し、入力データDATA_INの立ち下がりタイミングでクロックCLK_IN3の振幅をデジタルホールドし、第3の信号選択手段33に出力する。
第6の検出手段32は、入力データDATA_INの立ち下がりタイミングでクロックCLK_IN3の振幅のサンプリングを開始し、入力データDATA_INの立ち上がりタイミングでクロックCLK_IN3の振幅をデジタルホールドし、第3の信号選択手段33に出力する。
そして、第3の信号選択手段33は、入力データDATA_INの極性(HまたはL)に応じて、第5の検出手段31の出力値または第6の検出手段32の出力値のいずれかを選択し、出力する。このようにして、第3の位相比較器30は、クロックCLK_IN3の振幅をデジタルホールドして出力する。
次に、第1の位相比較器10〜第3の位相比較器30の入出力特性について説明する。図3は、本発明の実施の形態1における位相比較器の入出力特性についてフルレートの場合とハーフレートの場合とを比較した図である。横軸は、入力クロックに対する入力データの遅延量であり、縦軸は、位相比較器からの出力値である。
入力データDATA_INとクロックCLK_IN1との関係がフルレートである場合には、第1の位相比較器10の入出力特性は、図3(a)の点線で示すPDI_OUTとなり、その形状は、クロックCLK_IN1と同等となる。
一方、入力データDATA_INとクロックCLK_IN1との関係がハーフレートである場合には、第1の位相比較器10の入出力特性は、図3(b)の点線で示すPDI_OUTとなり、クロックCLK_IN1周期の2倍となる。なお、図3(b)の点線で示すこのPDI_OUTに関しては、実施の形態2においても、図面を用いて説明する。
また、第3の位相比較器30は、フルレートで正常動作し、クロックCLK_IN1から位相が1/4周期だけ遅れたクロックCLK_IN3の振幅をデジタルホールドする。したがって、入力データDATA_INとクロックCLK_IN3との関係がフルレートである場合には、振幅のデジタルホールドを出力する第3の位相比較器30の入出力特性は、図3(a)の実線で示すPDQ_OUTとなる。すなわち、第3の位相比較器30の入出力特性PDQ_OUTは、図3(a)の点線で示すPDI_OUTをデジタル化し、位相を1/4周期だけ遅らせたものとなる。
一方、第1の位相比較器10と同構成を有する第2の位相比較器20は、ハーフレートでも正常動作し、クロックCLK_IN1から位相が1/8周期だけ遅れたクロックCLK_IN2の振幅をデジタルホールドする。したがって、入力データDATA_INとクロックCLK_IN2との関係がハーフレートである場合には、振幅のデジタルホールドを出力する第2の位相比較器20の入出力特性は、図3(b)の実線で示すPDQ_OUTとなる。すなわち、第2の位相比較器20の入出力特性PDQ_OUTは、図3(b)の点線で示すPDI_OUTをデジタル化し、位相を1/8周期だけ遅らせたものとなる。
次に、3個の位相比較器の後段に設けられた第4の信号選択手段40、周波数比較手段50、および第5の信号選択手段60のそれぞれの機能について説明する。まず、第4の信号選択手段40は、第2の位相比較器20の出力と、第3の位相比較器30の出力とを入力とし、外部から設定されるハーフレートあるいはフルレートの条件に応じて、どちらか1つを選択して出力する。
具体的には、第4の信号選択手段40は、入力データDATA_INとクロックCLK_IN1との関係がフルレートである外部設定を受けた場合には、第3の位相比較器30の出力(すなわち、図3(a)の実線で示されたPDQ_OUTの入出力特性を有する出力)を選択する。一方、第4の信号選択手段40は、入力データDATA_INとクロックCLK_IN1との関係がハーフレートである外部設定を受けた場合には、第2の位相比較器20の出力(すなわち、図3(b)の実線で示されたPDQ_OUTの入出力特性を有する出力)を選択する。
次に、周波数比較手段50は、第1の位相比較器10の出力信号PDI_OUTと、第4の信号選択手段40の出力とから、入力データDATA_INとクロックCLK_IN1の周波数を比較し、比較結果であるFDを、第5の信号選択手段60に出力する。この第5の信号選択手段60による周波数の比較方法としては、従来技術であるビート検出などを用いることができる。
そして、第5の信号選択手段60は、第1の位相比較器10の出力信号PDI_OUTと、周波数比較手段50の出力信号FDとを入力とし、第4の信号選択手段40の出力信号の論理により、第1の位相比較器10の出力信号PDI_OUTと、周波数比較手段50の出力信号FDを選択し、出力する。
これにより、入力データ信号と入力クロック信号との関係がフルレートの場合には、第4の信号選択手段40にて、第3の位相比較器30を選択することにより、周波数/位相比較器の入出力特性は、先の図3(a)のようになる。例えば、第5の信号選択手段60は、第4の信号選択手段40の出力信号の論理が「L」の場合には、PDI_OUTを出力し、第4の信号選択手段40の出力信号の論理が「H」の場合には、FDを出力する。
この場合、図3(a)に示すように、第4の信号選択手段40の出力信号の論理がLの間、周波数/位相比較器は、第1の位相比較器10の出力PDI_OUTによる位相比較モードとなる。また、第4の信号選択手段40の出力信号の論理がHの間、周波数/位相比較器は、周波数比較手段50の出力FDによる周波数比較モードとなる。
なお、位相比較モード時のPDI_OUTの極性は、図3(a)に示すように、正負の両方を取り得る。つまり、図3(a)における第4の信号選択手段40の出力信号の論理が「L」の期間(すなわち、図3(a)の実線で示されたPDQ_OUTが「L」の期間)において、出力PDI_OUTは、正負の両方を取ることができ、クロックCLK_IN1に対する入力データDATA_INの位相の進み・遅れの両方を検出できる。
一方、入力データ信号と入力クロック信号との関係がハーフレートの場合には、第4の信号選択手段40にて、第2の位相比較器20を選択することにより、周波数/位相比較器の入出力特性は、図3(b)のようになる。例えば、第5の信号選択手段60は、第4の信号選択手段40の出力信号の論理が「L」の場合には、PDI_OUTを出力し、第4の信号選択手段40の出力信号の論理が「H」の場合には、FDを出力する。
この場合、図3(b)に示すように、第4の信号選択手段40の出力信号の論理がLの間、周波数/位相比較器は、第1の位相比較器10の出力PDI_OUTによる位相比較モードとなる。また、第4の信号選択手段40の出力信号の論理がHの間、周波数/位相比較器は、周波数比較手段50の出力FDによる周波数比較モードとなる。
なお、位相比較モード時のPDI_OUTの極性は、図3(b)に示すように、正負の両方を取り得る。つまり、図3(b)における第4の信号選択手段40の出力信号の論理が「L」の期間(すなわち、図3(b)の実線で示されたPDQ_OUTが「L」の期間)において、出力PDI_OUTは、正負の両方を取ることができ、クロックCLK_IN1に対する入力データDATA_INの位相の進み・遅れの両方を検出できる。
以上のように、実施の形態1によれば、入力データに対して位相がΔ遅れた第1のクロック信号の振幅値をアナログホールドする、ハーフレートに対応可能な第1の位相比較器と、入力データに対して位相がΔ+1/8周期遅れた第2のクロック信号の振幅をデジタルホールドする、ハーフレートに対応可能な第2の位相比較器と、入力データに対して位相がΔ+1/4周期遅れた第3のクロック信号の振幅をデジタルホールドする、フルレートに対応可能な第3の位相比較器の3台の位相比較器を用い、フルレートまたはハーフレートの設定に応じて、3台の位相比較器からの出力信号の選択処理および比較処理を行っている。この結果、フルレートとハーフレートの両方のレートに対して、位相比較モードおよび周波数比較モードの2種のモードによる比較動作を行うことのできる周波数/位相比較器を実現することができる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2における周波数/位相比較器の構成を示すブロック図である。具体的には、先の実施の形態1における図1中の第1のエッジ比較手段14および第2のエッジ比較手段24を、位相遅延手段および識別手段で構成した一例を示している。
第1のエッジ比較手段14は、第1の位相遅延手段17、第1の識別手段18、および第2の識別手段19で構成される。ここで、第1の位相遅延手段17は、クロックCLK_IN1の位相を、例えば、1/4周期だけ遅らせることができる。同様に、第2のエッジ比較手段24は、第2の位相遅延手段27、第3の識別手段28、および第4の識別手段29で構成される。ここで、第2の位相遅延手段27は、クロックCLK_IN2の位相を、例えば、1/4周期だけ遅らせることができる。
次に、タイミングチャートを参照して、第1のエッジ比較手段14の動作を説明する。図5は、本発明の実施の形態2における第1の位相比較器10の動作を示すタイミングチャートである。
この図5のタイミングチャートは、クロックCLK_IN1の位相が入力データDATA_INの位相よりもΔだけ遅れている場合を示している。さらに、入力データDATA_INは、先の実施の形態1と同様に、NRZ形式で、「L」、「H」、「L」、「L」、「H」、「L」、「L」、「H」、「L」、「H」、「L」、すなわち、「0」、「1」、「0」、「0」、「1」、「0」、「0」、「1」、「0」、「1」、「0」の順に入力される。
入力データDATA_INが「L」から「H」に変化すると、第1の検出手段11は、クロックCLK_IN1の振幅値のサンプリングを開始する。また、第2の検出手段12は、入力データDATA_INの立ち上がりタイミングでクロックCLK_IN1の振幅値をアナログホールドする。
入力データDATA_INが「H」から「L」に変化すると、第1の検出手段11は、入力データDATA_INの立ち下がりタイミングでクロックCLK_IN1の振幅値をアナログホールドする。また、第2の検出手段12は、クロックCLK_IN1の振幅値のサンプリングを開始する。
第1のエッジ比較手段14を構成する第1の位相遅延手段17は、クロックCLK_IN1の位相を1/4周期だけ遅らせる(図5における上から2番目の点線で示されたクロック信号参照)。
第1のエッジ比較手段14を構成する第1の識別手段18は、第1の位相遅延手段17の出力クロックを、入力データDATA_INの立下りタイミングで識別する。このため、第1の識別手段18の出力は、図5中のEC1となる。極性を反転したいSH1の一部分が、EC1の「H」区間に入ることより、第1の極性反転手段15は、EC1が「H」の場合のみ、SH1の極性を反転することで、SH1の極性を揃えられる。
同様に、第1のエッジ比較手段14を構成する第2の識別手段19は、第1の位相遅延手段17の出力クロックを、入力データDATA_INの立ち上がりタイミングで識別する。このため、第2の識別手段19の出力は、図5中のEC2となる。極性を反転したいSH2の一部分がEC2の「H」区間に入ることより、第2の極性反転手段16は、EC2が「H」の場合のみ、SH2の極性を反転することで、SH2の極性を揃えられる。
そして、第1の信号選択手段13は、入力データDATA_INが「H」の期間については、第2の極性反転手段16の出力を選択して、位相差信号FEO1として出力する。一方、第1の信号選択手段13は、入力データDATA_INが「L」の期間については、第1の極性反転手段15の出力を選択して、位相差信号FEO1として出力する。
このようにして、本実施の形態2における第1のエッジ比較手段14は、クロックCLK_IN1の位相を1/4周期だけ遅延させ、そのクロックを入力データDATA_INの立ち上がりタイミングおよび立ち上がりタイミングで識別する。
この結果、本実施の形態2における第1の位相比較器10は、第1の検出手段11および第2の検出手段12が、クロックCLK_IN1の立ち上がり状態の振幅値を検出しているのか、それとも立ち下がり状態を検出しているのかを、第1のエッジ比較手段14によって判別する。
そして、この第1のエッジ比較手段14による判別結果を用いて、第1の極性反転手段15および第2の極性反転手段16の出力の極性の反転/非反転を決定することにより、位相差信号FEO1の極性を揃えることができる(図5参照)。
次に、タイミングチャートを参照して、ハーフレート時における第1の位相比較器10の入出力特性(第3(b)の点線で示すPDI_OUTに相当)を説明する。図6は、本発明の実施の形態2における1/4周期遅延させたクロックと入力データの遅れとの位相差の関係を説明するための図である。
図6に示すように、入力データDINと第1の位相遅延手段17の出力クロック(最上段の実線で示されたクロック)との位相差が±1/4周期を超えた場合には、第1のエッジ比較手段14によるΔ+1/4周期遅れクロックの論理が変化する。そのため、第1のエッジ比較手段14の出力は、反転し、先の図3(b)の点線で示したPDI_OUTのように、第1の位相比較器10の入出力特性PDI_OUTは、入力クロック周期の2倍となる(図3(b)参照)。
以上のように、実施の形態2によれば、エッジ比較手段を位相遅延手段および識別手段により構成することで、先の実施の形態1と同様の効果を実現できる。この結果、フルレートとハーフレートの両方のレートに対して、位相比較モードおよび周波数比較モードの2種のモードによる比較動作を行うことのできる周波数/位相比較器を実現することができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3における周波数/位相比較器の構成を示すブロック図である。先の実施の形態2における図4の構成と比較すると、本実施の形態3における図7の構成は、クロック信号の遅延を行うための構成として、次の3点が異なっている。
まず、第1の相違点として、本実施の形態3の周波数/位相比較器は、リング発振器70をクロック発生源として備えている。また、第2の相違点として、本実施の形態3の周波数/位相比較器は、第1の位相遅延手段17および第2の位相遅延手段27を有していない。さらに、第3の相違点として、本実施の形態3の周波数/位相比較器は、入力クロック位相を1/8周期だけ遅らせる第3の位相遅延手段81、および入力クロック位相に対して1/4周期遅れたクロック位相を1/8周期だけ遅らせる第4の位相遅延手段82をさらに備えている。ここで、第4の位相遅延手段82から出力されるクロック信号は、入力クロック位相を3/8周期だけ遅らせた第4のクロック信号に相当する。
なお、本実施の形態3において、第1の位相比較器10は、アナログホールド位相比較部に相当する。また、第2の位相比較器20、第3の位相比較器30、第4の信号選択手段40、第3の位相遅延手段81、および第4の位相遅延手段82は、デジタルホールド位相比較部に相当する。さらに、第5の信号選択手段60は、最終出力信号選択手段に相当する。
リング発振器70は、回路遅延量が等しい偶数個の増幅器から構成されるため、位相が1/4周期だけ遅延したクロックも生成することが可能である。したがって、入力データDATA_INとの位相差がΔであるクロックCLK_IN1、および入力データDATA_INとの位相差がΔ+1/4周期であるCLK_IN3の2種類のクロックを出力できる。
入力データDATA_INと、入力データDATA_INより位相がΔ遅れたクロックCLK_IN1と、入力データDATA_INより位相がΔ+1/4周期だけ遅れたクロックCLK_IN3とを入力とする第1の位相比較器10の動作は、先の実施の形態2で説明した動作と同じになる。
第1の位相比較器10の入出力特性は、フルレートの場合には、図3(a)の点線で示したPDI_OUTとなり、ハーフレートの場合には、図3(b)の点線で示したPDI_OUTとなる。
入力データDATA_INと、第3の位相遅延手段81により、入力データDATA_INに対し位相がΔ+1/8周期だけ遅れたクロックと、第4の位相遅延手段82により、入力データDATA_INに対し位相がΔ+3/8周期だけ遅れたクロックとを入力とする第2の位相比較器20の動作は、先の実施の形態2で説明した動作と同じある。そして、第2の位相比較器20の入出力特性は、先の図3(b)の実線で示したPDQ_OUTとなる。
入力データDATA_INと、入力データDATA_INに対し位相がΔ+1/4周期だけ遅れたクロックを入力とする第3の位相比較器30の動作は、先の実施の形態2で説明した動作と同じある。そして、第3の位相比較器30の入出力特性は、先の図3(a)の実線で示したPDQ_OUTとなる。
以上のように、実施の形態3によれば、クロック信号の遅延を行うための構成として、位相比較器の前段に、リング発振器および位相遅延手段を有する構成を備えることによっても、先の実施の形態1、2と同様の効果を実現できる。この結果、フルレートとハーフレートの両方のレートに対して、位相比較モードおよび周波数比較モードの2種のモードによる比較動作を行うことのできる周波数/位相比較器を実現することができる。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4における周波数/位相比較器の構成を示すブロック図である。先の実施の形態1における図1の構成と比較すると、本実施の形態4における図8の構成は、次の4点が異なっている。
まず、第1の相違点として、本実施の形態4の周波数/位相比較器は、位相比較器の前段に、第5の位相遅延手段83を備えている。この第5の位相遅延手段83は、入力データDATA_INより位相がΔ遅れたクロックCLK_IN1と、入力データDATA_INより位相がΔ+1/4周期だけ遅れたクロックCLK_IN3とを入力とし、位相を1/8周期だけ遅らせることができる。
また、第2の相違点として、本実施の形態4の周波数/位相比較器は、位相比較器の前段に、第6の信号選択手段84を備えている。この第6の信号選択手段84は、入力データDATA_INより位相がΔ+1/4周期だけ遅れたクロックCLK_IN3と、第5の位相遅延手段83の出力クロックとを入力し、それらを選択して第5のクロック信号として出力することができる。
また、第3の相違点として、本実施の形態4の周波数/位相比較器は、入力データDATA_INと、入力データDATA_INより位相がΔ+1/4周期だけ遅れたクロックCLK_IN3を入力とする第3の位相比較器30を備えていない。さらに、第4の相違点として、本実施の形態4の周波数/位相比較器は、第2の位相比較器20の出力と第3の位相比較器30の出力とを選択する第4の信号選択手段40を備えていない。
なお、本実施の形態4において、第1の位相比較器10は、アナログホールド位相比較部に相当する。また、第2の位相比較器20、第5の位相遅延手段83、および第6の信号選択手段84は、デジタルホールド位相比較部に相当する。さらに、第5の信号選択手段60は、最終出力信号選択手段に相当する。
ここで、第5の位相遅延手段83の入力は、入力データDATA_INより位相がΔ遅れたクロックCLK_IN1と、入力データDATA_INより位相がΔ1/4周期だけ遅れたクロックCLK_IN3との2種類である必要は必ずしも無く、DATA_INに対し位相を1/8周期だけ遅らせることができれば、どちらか1種類でもよい。
フルレートの場合には、第6の信号選択手段84にて、入力データDATA_INより位相がΔ+1/4周期だけ遅れたクロックCLK_IN3を選択することにより、周波数/位相比較器の入出力特性は、先の図3(a)となる。また、ハーフレートの場合には、第6の信号選択手段84にて、第5の位相遅延手段83の出力(すなわち、入力データDATA_INより位相がΔ+1/8周期だけ遅れたクロック)を選択することにより、周波数/位相比較器の入出力特性は、先の図3(b)となる。
以上のように、実施の形態4によれば、第2の位相比較器に入力されるクロック信号の遅延量を、ハーフレートおよびフルレートに応じて切り換える信号選択手段を、第2の位相比較器の前段に備える構成とすることにより、第3の位相比較器を不要とした上で、先の実施の形態1〜3と同様の効果を実現できる。この結果、フルレートとハーフレートの両方のレートに対して、位相比較モードおよび周波数比較モードの2種のモードによる比較動作を行うことのできる周波数/位相比較器を実現することができる。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5における周波数/位相比較器の構成を示すブロック図である。具体的には、先の実施の形態4における図8中の第1のエッジ比較手段14および第2のエッジ比較手段24を、先の実施の形態2で説明したのと同様に、位相遅延手段および識別手段で構成した一例を示している。
第1のエッジ比較手段14は、第1の位相遅延手段17、第1の識別手段18、および第2の識別手段19で構成される。ここで、第1の位相遅延手段17は、クロックCLK_IN1の位相を、例えば、1/4周期だけ遅らせることができる。同様に、第2のエッジ比較手段24は、第2の位相遅延手段27、第3の識別手段28、および第4の識別手段29で構成される。ここで、第2の位相遅延手段27は、クロックCLK_IN2の位相を、例えば、1/4周期だけ遅らせることができる。
フルレートの場合には、第6の信号選択手段84にて、入力データDATA_INより位相がΔ+1/4周期だけ遅れたクロックCLK_IN3を選択することにより、周波数/位相比較器の入出力特性は、先の図3(a)となる。また、ハーフレートの場合には、第6の信号選択手段84にて、第5の位相遅延手段83出力を選択することにより、周波数/位相比較器の入出力特性は、先の図3(b)となる。
以上のように、実施の形態5によれば、エッジ比較手段を位相遅延手段および識別手段により構成することで、先の実施の形態4と同様の効果を実現できる。この結果、フルレートとハーフレートの両方のレートに対して、位相比較モードおよび周波数比較モードの2種のモードによる比較動作を行うことのできる周波数/位相比較器を実現することができる。
本発明の実施の形態1における周波数/位相比較器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における第1の位相比較器の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1における位相比較器の入出力特性についてフルレートの場合とハーフレートの場合とを比較した図である。 本発明の実施の形態2における周波数/位相比較器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における第1の位相比較器の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2における1/4周期遅延させたクロックと入力データの遅れとの位相差の関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態3における周波数/位相比較器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4における周波数/位相比較器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5における周波数/位相比較器の構成を示すブロック図である。 従来のPLL回路の構成を示すブロック図である。 従来の位相比較器の構成を示すブロック図である。 従来の位相比較器の動作を示すタイミングチャートである。 従来の位相比較器の動作を示すタイミングチャートである。 極性反転回路を備えた従来の位相比較器の構成を示すブロック図である。 極性反転回路を備えた従来の位相比較器の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 第1の位相比較器(アナログホールド位相比較部)、11 第1の検出手段、12 第2の検出手段、13 第1の信号選択手段、14 第1のエッジ比較手段、15 第1の極性反転手段、16 第2の極性反転手段、17 第1の位相遅延手段、18 第1の識別手段、19 第2の識別手段、20 第2の位相比較器(デジタルホールド位相比較部)、21 第3の検出手段、22 第4の検出手段、23 第2の信号選択手段、24 第2のエッジ比較手段、25 第3の極性反転手段、26 第4の極性反転手段、27 第2の位相遅延手段、28 第3の識別手段、29 第4の識別手段、30 第3の位相比較器(デジタルホールド位相比較部)、31 第5の検出手段、32 第6の検出手段、33 第3の信号選択手段、40 第4の信号選択手段、50 周波数比較手段、60 第5の信号選択手段(最終出力信号選択手段)、70 リング発振器、81 第3の位相遅延手段、82 第4の位相遅延手段、83 第5の位相遅延手段、84 第6の信号選択手段。

Claims (6)

  1. 入力データ信号および第1のクロック信号に基づいて、前記入力データ信号の立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングのそれぞれにおいて前記第1のクロック信号の振幅値を検出し、前記第1のクロック信号の傾き識別結果および前記入力データ信号の極性に応じてそれぞれの検出結果を反転/選択処理することにより前記第1のクロック信号の振幅値のアナログホールド値を出力するアナログホールド位相比較部と、
    前記第1のクロック信号よりも位相が1/8周期遅れた第2のクロック信号、および前記第1のクロック信号よりも位相が1/4周期遅れた第3のクロック信号に基づいて、前記入力データ信号の速度が前記第1のクロック信号の周波数の2倍となるハーフレートの場合には、前記入力データ信号の立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングのそれぞれにおいて前記第2のクロック信号の振幅を検出し、前記第2のクロック信号の傾き識別結果および前記入力データ信号の極性に応じてそれぞれの検出結果を反転/選択処理することにより前記第2のクロック信号の振幅のデジタルホールド値を出力し、前記入力データ信号の速度と前記第1のクロック信号の周波数が等しいフルレートの場合には、前記入力データ信号の立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングのそれぞれにおいて前記第3のクロック信号の振幅を検出し、前記入力データ信号の極性に応じてそれぞれの検出結果を選択処理することにより、前記第3のクロック信号の振幅のデジタルホールド値を出力するデジタルホールド位相比較部と、
    前記アナログホールド位相比較部から出力されるアナログホールド値、および前記デジタルホールド位相比較部から出力されるデジタルホールド値に基づいて、前記入力データ信号と前記第1のクロック信号との周波数比較を行って比較結果を出力する周波数比較手段と、
    前記デジタルホールド位相比較部から出力されるデジタルホールド値の極性に応じて、前記アナログホールド位相比較部からの出力値または前記周波数比較手段からの出力値のいずれかを選択出力する最終出力信号選択手段と
    を備えることを特徴とする周波数/位相比較器。
  2. 請求項1に記載の周波数/位相比較器において、
    前記アナログホールド位相比較部は、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで前記第1のクロック信号の振幅値をアナログホールド値として検出する第1の検出手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで前記第1のクロック信号の振幅値をアナログホールド値として検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段および前記第2の検出手段に入力される前記第1のクロック信号の傾きを識別する第1のエッジ比較手段と、
    前記第1のエッジ比較手段の出力に応じて前記第1の検出手段の検出結果の極性を反転する第1の極性反転手段と、
    前記第1のエッジ比較手段の出力に応じて前記第2の検出手段の検出結果の極性を反転する第2の極性反転手段と、
    前記入力データ信号の極性に応じて前記第1の極性反転手段の出力値または前記第2の極性反転手段の出力値のいずれかを選択して前記第1のクロック信号の振幅値のアナログホールド値を出力する第1の信号選択手段と
    を有する第1の位相比較器で構成され、
    前記デジタルホールド位相比較部は、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで前記第2のクロック信号の振幅をデジタルホールド値として検出する第3の検出手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで前記第2のクロック信号の振幅をデジタルホールド値として検出する第4の検出手段と、
    前記第3の検出手段および前記第4の検出手段に入力される前記第2のクロック信号の傾きを識別する第2のエッジ比較手段と、
    前記第2のエッジ比較手段の出力に応じて前記第3の検出手段の検出結果の極性を反転する第3の極性反転手段と、
    前記第2のエッジ比較手段の出力に応じて前記第4の検出手段の検出結果の極性を反転する第4の極性反転手段と
    前記入力データ信号の極性に応じて前記第3の極性反転手段の出力値または前記第4の極性反転手段の出力値のいずれかを選択して前記第2のクロック信号の振幅のデジタルホールド値を出力する第2の信号選択手段と
    を有する第2の位相比較器と、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで前記第3のクロック信号の振幅をデジタルホールド値として検出する第5の検出手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで前記第3のクロック信号の振幅をデジタルホールド値として検出する第6の検出手段と、
    前記入力データ信号の極性に応じて前記第5の検出手段の出力値または前記第6の検出手段の出力値のいずれかを選択して前記第3のクロック信号の振幅のデジタルホールド値を出力する第3の信号選択手段と
    を有する第3の位相比較器と
    前記ハーフレートの場合には前記第2の位相比較器の出力値を選択出力し、前記フルレートの場合には前記第3の位相比較器の出力値を選択出力する第4の信号選択手段と
    で構成される
    ことを特徴とする周波数/位相比較器。
  3. 請求項2に記載の周波数/位相比較器において、
    前記第1の位相比較器に含まれる前記第1のエッジ比較手段は、
    前記第1のクロック信号の位相を遅延させる第1の位相遅延手段と、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで前記第1の位相遅延手段の出力値を識別する第1の識別手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで前記第1の位相遅延手段の出力値を識別する第2の識別手段と
    で構成され、
    前記第1の位相比較器に含まれる前記第1の極性反転手段は、前記第1の識別手段の出力に応じて前記第1の検出手段の検出結果の極性を反転し、
    前記第1の位相比較器に含まれる前記第2の極性反転手段は、前記第2の識別手段の出力に応じて前記第2の検出手段の検出結果の極性を反転し、
    前記第2の位相比較器に含まれる前記第2のエッジ比較手段は、
    前記第2のクロック信号の位相を遅延させる第2の位相遅延手段と、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで前記第2の位相遅延手段の出力値を識別する第3の識別手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで前記第2の位相遅延手段の出力値を識別する第4の識別手段と
    で構成され、
    前記第2の位相比較器に含まれる前記第3の極性反転手段は、前記第3の識別手段の出力に応じて前記第3の検出手段の検出結果の極性を反転し、
    前記第2の位相比較器に含まれる前記第4の極性反転手段は、前記第4の識別手段の出力に応じて前記第4の検出手段の検出結果の極性を反転する
    ことを特徴とする周波数/位相比較器。
  4. 請求項1に記載の周波数/位相比較器において、
    前記第1のクロック信号および前記第3のクロック信号を生成するリング発振器をさらに備え、
    前記アナログホールド位相比較部は、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで前記第1のクロック信号の振幅値をアナログホールド値として検出する第1の検出手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで前記第1のクロック信号の振幅値をアナログホールド値として検出する第2の検出手段と、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで、前記リング発生器で生成された前記第3のクロック信号を識別する第1の識別手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで、前記リング発生器で生成された前記第3のクロック信号を識別する第2の識別手段と、
    前記第1の識別手段の出力に応じて前記第1の検出手段の検出結果の極性を反転する第1の極性反転手段と、
    前記第2の識別手段の出力に応じて前記第2の検出手段の検出結果の極性を反転する第2の極性反転手段と、
    前記入力データ信号の極性に応じて前記第1の極性反転手段の出力値または前記第2の極性反転手段の出力値のいずれかを選択して前記第1のクロック信号の振幅値のアナログホールド値を出力する第1の信号選択手段と
    を有する第1の位相比較器で構成され、
    前記デジタルホールド位相比較部は、
    前記リング発生器で生成された前記第1のクロック信号の位相を1/8周期遅延させて第2のクロック信号を生成する第3の位相遅延回路と、
    前記リング発生器で生成された前記第3のクロック信号の位相を1/8周期遅延させて前記第1のクロック信号よりも位相が3/8周期遅れた第4のクロック信号を生成する第4の位相遅延回路と、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで、前記第3の位相遅延手段で生成された前記第2のクロック信号の振幅をデジタルホールド値として検出する第3の検出手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで、前記第3の位相遅延手段で生成された前記第2のクロック信号の振幅をデジタルホールド値として検出する第4の検出手段と、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで、前記第4の位相遅延手段により生成された前記第4のクロック信号を識別する第3の識別手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで、前記第4の位相遅延手段により生成された前記第4のクロック信号を識別する第4の識別手段と
    前記第3の識別手段の出力に応じて前記第3の検出手段の検出結果の極性を反転する第3の極性反転手段と、
    前記第4の識別手段の出力に応じて前記第4の検出手段の検出結果の極性を反転する第4の極性反転手段と
    前記入力データ信号の極性に応じて前記第3の極性反転手段の出力値または前記第4の極性反転手段の出力値のいずれかを選択して前記第2のクロック信号の振幅のデジタルホールド値を出力する第2の信号選択手段と
    を有する第2の位相比較器と、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで、前記リング発振器で生成された前記第3のクロック信号の振幅をデジタルホールド値として検出する第5の検出手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで、前記リング発振器で生成された前記第3のクロック信号の振幅をデジタルホールド値として検出する第6の検出手段と、
    前記入力データ信号の極性に応じて前記第5の検出手段の出力値または前記第6の検出手段の出力値のいずれかを選択して前記第3のクロック信号の振幅のデジタルホールド値を出力する第3の信号選択手段と
    を有する第3の位相比較器と
    前記ハーフレートの場合には前記第2の位相比較器の出力値を選択出力し、前記フルレートの場合には前記第3の位相比較器の出力値を選択出力する第4の信号選択手段と
    で構成される
    ことを特徴とする周波数/位相比較器。
  5. 請求項1に記載の周波数/位相比較器において、
    前記アナログホールド位相比較部は、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで前記第1のクロック信号の振幅値をアナログホールド値として検出する第1の検出手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで前記第1のクロック信号の振幅値をアナログホールド値として検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段および前記第2の検出手段に入力される前記第1のクロック信号の傾きを識別する第1のエッジ比較手段と、
    前記第1のエッジ比較手段の出力に応じて前記第1の検出手段の検出結果の極性を反転する第1の極性反転手段と、
    前記第1のエッジ比較手段の出力に応じて前記第2の検出手段の検出結果の極性を反転する第2の極性反転手段と、
    前記入力データ信号の極性に応じて前記第1の極性反転手段の出力値または前記第2の極性反転手段の出力値のいずれかを選択して前記第1のクロック信号の振幅値のアナログホールド値を出力する第1の信号選択手段と
    を有する第1の位相比較器で構成され、
    前記デジタルホールド位相比較部は、
    前記第1のクロック信号または前記第3のクロック信号の少なくとも一方のクロック信号を入力とし、前記入力データ信号よりも位相が1/8周期遅れた第2のクロック信号を生成する第5の位相遅延手段と、
    前記フルレートの場合には前記第3のクロック信号を選択し、前記ハーフレートの場合には前記第5の位相遅延手段で生成された前記第2のクロック信号を選択し、第5のクロック信号として出力する第6の信号選択手段と、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで前記第5のクロック信号の振幅をデジタルホールド値として検出する第3の検出手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで前記第5のクロック信号の振幅をデジタルホールド値として検出する第4の検出手段と、
    前記第3の検出手段および前記第4の検出手段に入力される前記第5のクロック信号の傾きを識別する第2のエッジ比較手段と、
    前記第2のエッジ比較手段の出力に応じて前記第3の検出手段の検出結果の極性を反転する第3の極性反転手段と、
    前記第2のエッジ比較手段の出力に応じて前記第4の検出手段の検出結果の極性を反転する第4の極性反転手段と
    前記入力データ信号の極性に応じて前記第3の極性反転手段の出力値または前記第4の極性反転手段の出力値のいずれかを選択して前記第5のクロック信号の振幅のデジタルホールド値を出力する第2の信号選択手段と
    を有する第2の位相比較器で構成される
    ことを特徴とする周波数/位相比較器。
  6. 請求項5に記載の周波数/位相比較器において、
    前記第1の位相比較器に含まれる前記第1のエッジ比較手段は、
    前記第1のクロック信号の位相を遅延させる第1の位相遅延手段と、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで前記第1の位相遅延手段の出力値を識別する第1の識別手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで前記第1の位相遅延手段の出力値を識別する第2の識別手段と
    で構成され、
    前記第1の位相比較器に含まれる前記第1の極性反転手段は、前記第1の識別手段の出力に応じて前記第1の検出手段の検出結果の極性を反転し、
    前記第1の位相比較器に含まれる前記第2の極性反転手段は、前記第2の識別手段の出力に応じて前記第2の検出手段の検出結果の極性を反転し、
    前記第2の位相比較器に含まれる前記第2のエッジ比較手段は、
    前記第6の信号選択手段から出力された第5のクロック信号の位相を遅延させる第2の位相遅延手段と、
    前記入力データ信号の立ち下がりタイミングで前記第2の位相遅延手段の出力値を識別する第3の識別手段と、
    前記入力データ信号の立ち上がりタイミングで前記第2の位相遅延手段の出力値を識別する第4の識別手段と
    で構成され、
    前記第2の位相比較器に含まれる前記第3の極性反転手段は、前記第3の識別手段の出力に応じて前記第3の検出手段の検出結果の極性を反転し、
    前記第2の位相比較器に含まれる前記第4の極性反転手段は、前記第4の識別手段の出力に応じて前記第4の検出手段の検出結果の極性を反転する
    ことを特徴とする周波数/位相比較器。
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