JP4847956B2 - 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法 - Google Patents

電子部品実装システムおよび電子部品実装方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子部品を基板に実装する電子部品実装装置を一連の基板搬送経路が形成されるように連結して構成された電子部品実装システムおよび電子部品実装方法に関する。
電子部品実装ラインでは、一般に複数の電子部品実装装置を一続きの基板搬送ライン(基板搬送経路)が形成されるように連結して電子部品実装システムを構成することが行われる。このような電子部品実装システムでは、基板は基板搬送ラインを通じてこれらの電子部品実装装置を順次通過する過程において、各電子部品実装装置によって順次電子部品が実装される(例えば、特許文献1:特開2003−110297号公報参照)。このような電子部品実装システムにおいては、基板品種の異なる複数種類の基板を対象として実装作業が行われるのが一般的であり、複数の基板を基板搬送ラインに投入する場合には、同一品種についての所定ロット数毎に品種切替のタイミングであることを示すためにダミー基板(ロット切替用基板あるいは品種切替用基板)を挿入する場合がある。そして基板搬送ラインに設けられた識別情報読み取り手段によって当該基板がダミー基板であることが検出されたならば、実装プログラムの変更など、品種切り替えに伴う段取り替え作業が実行される。
近年電子部品実装システムにおいては、品種切り替えに伴う段取り替え作業を極力自動化し、段取り替え時のライン停止時間を短縮する努力が行われている。
しかしながら、特許文献1を例として示す電子部品実装システムを含め従来装置においては、ダミー基板が検出された場合には一旦ライン停止して当該基板を取り出すなどの処置が行われているため、品種切替の都度ライン再起動のための手動操作を行う必要がある。
また、このようなライン停止・ライン再起動は、基板毎にトレーサビリティ確保のために基板に付されたバーコードラベルなどのID情報が何らかの理由で読み取れなかった場合にも同様に発生しており、稼働率向上の妨げとなっている。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、不必要な搬送ライン停止を排除して稼働率を向上させることができる電子部品実装システムおよび電子部品実装方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、基板に電子部品を実装する実装動作の制御を行う制御装置を個別に備える複数の電子部品実装装置を、一連の基板搬送経路が形成されるように連結して構成された電子部品実装システムにおいて、
上記一連の基板搬送経路の最上流に配置され、上記基板に付された識別情報を読み取る識別情報読み取り装置と、
上記識別情報読み取り装置と上記制御装置とを相互に接続して、上記識別情報読み取り装置により読み取られた上記識別情報を、上記基板搬送経路の下流側に位置される上記それぞれの電子部品実装装置の上記制御装置へ伝達する有線又は無線の通信手段と、
上記各々の制御装置において、上記伝達された識別情報を、予め記憶された上記識別情報に関連付けられた実装要否判断情報と比較することにより、上記各々の基板に対する実装動作実行要否を判断する実装要否判断手段とを備える、電子部品実装システムを提供する。
本発明の第2態様によれば、上記通信手段は、上記識別情報読み取り装置により読み取られた上記識別情報を、互いに隣接する上記電子部品実装装置間における上記基板の搬送のタイミングに合わせて、上記基板が搬入される上記電子部品実装装置の上記制御装置へ伝達する、第1態様に記載の電子部品実装システムを提供する。
本発明の第3態様によれば、上記通信手段は、上記識別情報読み取り装置において上記識別情報の読み取りが正常に行われなかった旨の識別異常情報に基づいて、上記基板が読み取りエラー基板であることを示すエラー基板用識別情報を、上記下流側の制御装置へ伝達する、第1態様に記載の電子部品実装システムを提供する。
本発明の第4態様によれば、上記各々の制御装置は、上記伝達された識別情報が基板の生産ロットの切り替えのタイミングを示すロット切替基板用識別情報である場合に、上記識別情報が読み取られた基板に対する実装動作をスキップして下流側に搬出するとともに、上記基板に続いて搬入される基板に対する実装動作を行う実装プログラムを変更する処理を実行する、第1態様に記載の電子部品実装システムを提供する。
本発明の第5態様によれば、基板に電子部品を実装する複数の電子部品実装装置を、一連の基板搬送経路が形成されるように連結させて構成され、上記それぞれの電子部品実装装置における実装動作の制御を行う制御装置を備える電子部品実装システムにおいて、
上記一連の基板搬送経路の最上流に配置され、上記基板に付された識別情報を読み取る識別情報読み取り装置と、
上記識別情報読み取り装置と上記制御装置とを相互に接続して、上記識別情報読み取り装置により読み取られた上記識別情報を、上記制御装置へ伝達する有線又は無線の通信手段と、
上記制御装置において、上記伝達された識別情報を、予め記憶された上記識別情報に関連付けられた実装要否判断情報と比較することにより、上記各々の電子部品実装装置において、上記各々の基板に対する実装動作実行要否を判断する実装要否判断手段とを備える、電子部品実装システムを提供する。
本発明の第6態様によれば、基板に電子部品を実装する複数の電子部品実装装置を一連の基板搬送経路が形成されるように連結して構成された電子部品実装システムによる電子部品実装方法において、
上記一連の基板搬送経路に搬入された上記基板に付された識別情報を読み取り、
線又は無線の通信手段を用いて、上記読み取られた上記識別情報を、上記基板搬送経路の下流側に位置される上記それぞれの電子部品実装装置へ伝達し、
上記伝達された識別情報を、予め記憶された上記識別情報に関連付けられた実装要否判断情報と比較することにより、上記各々の電子部品実装装置における上記各々の基板に対する実装動作実行要否を判断する、電子部品実装方法を提供する。
本発明の第7態様によれば、上記識別情報の伝達において、上記読み取られた上記識別情報を、互いに隣接する上記電子部品実装装置間における上記基板の搬送のタイミングに合わせて、上記基板が搬入される上記電子部品実装装置へ伝達する、第6態様に記載の電子部品実装方法を提供する。
本発明の第8態様によれば、上記識別情報の読み取りにおいて、上記識別情報の読み取りが正常に行われなかった場合には、上記識別情報の伝達において、上記基板が読み取りエラー基板であることを示すエラー基板用識別情報を、上記識別情報として上記下流側の電子部品実装装置へ伝達する、第6態様に記載の電子部品実装方法を提供する。
本発明の第9態様によれば、上記識別情報の読み取りにおいて、上記読み取られた識別情報が上記基板の生産ロットの切り替えのタイミングを示すロット切替基板用識別情報である場合には、
上記識別情報の伝達において、上記ロット切替基板用識別情報を上記識別情報として伝達して、上記各々の電子部品実装装置において、上記識別情報が読み取られた基板に対する実装動作をスキップして下流側に搬出するとともに、上記基板に続いて搬入される基板に対する実装動作を行う実装プログラムを変更する処理を実行する、第6態様に記載の電子部品実装方法を提供する。
本発明によれば、基板に付された識別情報を読み取って通信手段によって下流側装置へ伝達し、予め記憶された実装要否判断情報と比較して各基板についての実装動作実行要否を判断することにより、実装不要と判断された基板をライン停止することなく搬出することができ、基板搬送ラインの不必要なライン停止を排除して、ライン稼働率を向上させることができる。
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一の実施形態にかかる電子部品実装システム101の模式構成図、図2は本実施形態の電子部品実装システム101を構成する電子部品実装装置M2の模式平面図、図3は本実施形態の電子部品実装システム101の制御系の主要構成を示すブロック図、図4A及び図4Bは本実施形態の電子部品実装システム101における実装不要基板コードデータの模式説明図、図5,図6は本実施形態の電子部品実装システム101の実装対象となる基板の模式平面図、図7,図8は本実施形態の電子部品実装方法のフロー図である。
まず、図1を参照して電子部品実装システム101の構成を説明する。図1において、電子部品実装システムは、基板供給装置M2および基板に電子部品を実装する複数の電子部品実装装置として例えば3台の実装装置M3,M4,M5を直列に接続して、基板供給装置M2から実装装置M3及び実装装置M4を経由して実装装置M5へと基板が搬送される一連の基板搬送ライン(基板搬送経路)Tが形成されて構成されている。基板供給装置M2,実装装置M3,M4,M5のそれぞれの制御装置(図3参照)は、LANシステムLによって相互に接続されており、さらにLANシステムLには全体制御コンピュータであるホスト装置M1が接続されている。なお、本実施形態の電子部品実装システム101においては、LANシステムLを制御装置間の情報通信手段として用いているが、このような場合に代えて、シリアル通信などの通信手段を適用することもできる。なお、このようなLANシステムやシリアル通信などの通信手段は、有線通信の場合に限られず、無線通信が行われるような場合であってもよい。
基板供給装置M2は、基板搬送ラインTにおいて下流側に位置する実装装置M3、M4、M5に実装対象の基板3を供給する機能を有しており、基台1上に基板3を搬送する搬送レールを備えた搬送装置2を基板搬送ラインTに沿って配設した構成となっている。搬送装置2には、基板3に貼付されたバーコードラベルを読み取るラベル読み取りユニット4が配置されている。バーコードラベルには、個々の基板3を例えばデジタル情報によって特定する識別情報(ID情報)がバーコードによって印加されている。ラベル読み取りユニット4は、この電子部品実装システム101における基板搬送ラインTの最上流に位置し、基板供給装置M2の搬送装置2に搬入された実装対象となる基板3にバーコードを用いたデジタルデータによって付された識別情報を読み取る識別情報読み取り部の一例となっている。なお、このような識別情報は、一の基板を他の基板から特定できるような情報であればよく、デジタル情報だけに限られず、アナログ情報が用いられるような場合であってもよい。
次に図2を参照して、実装装置M3,M4,M5の構造を説明する。なお、実装装置M3、M4、M5は、実質的に略同様な構成を有しているため、図2においては、これらの実装装置M3、M4、M5を代表して、実装装置M3を示す。図2において、実装装置M3は、基板供給装置M2の搬送装置2と連結可能な搬送装置2を備えており、搬送装置2の両側には複数のテープフィーダ5を配列した部品供給部が配置されている。テープフィーダ5は、電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、以下に説明する搭載ヘッドの吸着ノズルによる部品吸着位置に電子部品を供給する。
実装装置M3にはY軸テーブル6A,6Bが配設されており、Y軸テーブル6A、6B上には2台のX軸テーブル7A,7Bが架設されている。Y軸テーブル6Aを駆動することにより、X軸テーブル7AがY方向に水平移動し、Y軸テーブル6Bを駆動することにより、X軸テーブル7BがY方向に水平移動する。X軸テーブル7A,7Bには、それぞれ搭載ヘッド8および搭載ヘッド8と一体的に移動する基板認識カメラ9が装着されている。Y軸テーブル6A,X軸テーブル7A,Y軸テーブル6B,X軸テーブル7Bをそれぞれ組み合わせて駆動することにより搭載ヘッド8は水平移動し、それぞれのテープフィーダ5から電子部品を吸着ノズルによってピックアップし、搬送装置2により位置決めされた基板3上に実装する。基板認識カメラ9は搭載ヘッド8とともに基板3上に移動し、基板3を撮像して認識する。
テープフィーダ5から搬送装置2に至る経路には、部品撮像部10およびノズル保持部11が配設されている。テープフィーダ5から電子部品を取り出した搭載ヘッド8が実装ステージに位置決めされた基板3へ移動する際に、吸着ノズルに保持された電子部品を部品撮像部10の上方でX方向に移動させることにより、部品認識カメラ22は電子部品の画像を取得する。ノズル保持部11は、複数種類の吸着ノズルを所定姿勢で収納し、搭載ヘッド8がノズル保持部11にアクセスしてノズル交換動作を行うことにより、搭載ヘッド8において対象とする電子部品の種類に応じてノズル交換が行われる。
次に図3を参照して、電子部品実装システム101の制御系の主要構成を説明する。電子部品実装システム101を構成する基板供給装置M2、実装装置M3、M4(図3においては実装装置M5の図示省略)は、いずれも独立した制御機能としての制御装置13、14、15を備えており、LANシステムLによって相互に通信可能に連結され、またホスト装置(メイン制御装置)M1にもLANシステムLを介して連結されている。
図3において、ホスト装置M1は、記憶部20、処理部21、通信部22を備えている。記憶部20は、後述する基板コードデータなど電子部品実装システムによる実装作業を制御するために必要な各種データを記憶する。処理部21はデータ演算処理機能を有しており、記憶部20に記憶された各種データおよび電子部品実装ラインを構成する他装置から受け取ったデータに基づき各種の演算処理・データ処理を実行する。処理されたデータは通信部22を介して電子部品実装システムを構成する他装置へ伝達され、また処理されたデータは記憶部20へ書き込まれる。
基板供給装置M2の構成を説明する。基板供給装置M2は、記憶部23、読み取り部24、入力部25、基板搬送部26、機構制御部27、処理部28、通信部29を備えている。記憶部23はこの電子部品実装システム101の実装対象となる基板の基板コードデータなどの各種のデータを記憶する。読み取り部24は、図1に示すラベル読み取りユニット4によって検出されたバーコードデータに基づいて、各基板に付された基板IDコード(識別情報)を読み取って識別する処理を行う。入力部25はキーボードやタッチパネルなどの入力装置であり、基板IDコードの手入力など各種のデータ入力を行う。基板搬送部26は、搬送装置2による基板3の搬送動作を駆動するための装置である。
機構制御部27は基板搬送部26の駆動を制御する。処理部28は、記憶部23、読み取り部24、入力部25を対象として、データ取込やデータ書き込みなどの各種のデータ処理を行うとともに、取り込まれたデータに基づいて機構制御部27へ制御信号を指令する処理を行う。通信部29はLANシステムLを介して他装置と接続されており、他装置から伝達されるデータは通信部29を介して処理部28に受け渡される。また処理部28から送出されるデータは、通信部29を介してLANシステムLに送信される。機構制御部27、処理部28、通信部29は、基板供給装置M2の制御装置13を構成する。
ラベル読み取りユニット4によって読み取られたIDコードは、通信部29によってLANシステムLを介して搬送ラインLの下流側に位置される実装装置M2,M3の制御装置14,15へ伝達される。すなわちLANシステムLは、それぞれの電子部品実装装置の制御装置を相互に接続して、少なくとも識別情報である基板IDコードを下流側装置へ伝達するネットワーク手段あるいは通信手段となっている。本実施形態においては、後述するように、下流側装置へのIDコードの伝達を、当該基板が下流側へ搬送される基板搬送タイミングと略同時に行うようにしている。
次に実装装置M3の構成を説明する。なお実装装置M4及びM5は実装装置M3と同一構成であるため、その説明を省略する。実装装置M3は、記憶部30、入力部31、実装部32、基板搬送部33、機構制御部34、処理部35、通信部36を備えている。記憶部30は基板コードデータなど実装対象の基板に関するデータのほか、基板に実装される部品についてのデータを記憶する。入力部31はキーボードやタッチパネルなどの入力装置であり、入力部25と同様に基板コードデータの手動入力など各種のデータ入力を行う。実装部32は基板搬送ラインLにおいて上流側装置から搬入された基板3に対して電子部品を実装する部品実装動作を実行し、基板搬送部33は搬送装置2による基板3の搬送動作を駆動する装置である。機構制御部34は、実装部32および基板搬送部33を制御する。
処理部35は、記憶部30、入力部31を対象としてデータ取込やデータ書き込みなどの各種のデータ処理を行うとともに、取り込まれたデータに基づいて機構制御部34へ制御信号を指令する処理を行う。通信部36はLANシステムLを介して他装置と接続されており、他装置から伝達されるデータは通信部36を介して処理部35に受け渡される。また処理部35から送出されるデータは、通信部36を介してLANシステムLに送信される。機構制御部34、処理部35、通信部36は、実装装置M3,M4の制御装置14、15を構成する。
次に図4Aを参照して、記憶部20に記憶される実装不要基板コードデータ40について説明する。なお記憶部23、記憶部30にもLANシステムLを介して送られた同内容のデータが記憶される。実装不要基板コードデータとは、基板供給装置M2によって基板搬送ラインTの下流側へ供給される基板3のうち、実装装置M3、M4、M5での部品実装動作を実行する必要のない基板に付される基板コードをまとめたものである。部品実装システム101においては基板への部品実装が不要となる理由は単一ではなく、以下に説明する複数の理由によって基板への実装動作がスキップされる。なお、この実装不要基板コードデータ40は、基板IDコードと関連付けられた実装要否判断情報の一例であり、以下にて説明するように、例えば、不要基板コード40a、読み取りエラーコード40b、ダミー基板コード40c等の基板コードが含まれたデータである。
まず不良基板コード40aは、前工程における検査によって基板として製品不良であると判定された基板を特定するためのデータであり、この基板コードが付された基板については、部品実装動作の実行がスキップされる。不良基板コード40aは、基板供給装置M2の入力部25によって入力したものを各装置が受け取ってそれぞれの記憶部20、23、30に書き込むようにしてもよく、また専用の検査装置から出力される検査データを、LANシステムLを経由して各装置が受け取るようにしてもよい。
図4Bは、不良基板コード40aの例を示している。ここに示す例では、1つの基板がそのまま製品基板となる一面取り基板と、一つの基板に複数の実装区画が設定され後工程で1つの基板を実装区画毎に複数の製品基板に分割する多面取り基板のいずれも対象としていることから、不良基板コード40aは実装不要区画の位置を特定する情報を含んだデータ形態となっている。ここでは、当該基板における実装区画の数を示す区画数と、これらの実装区画のうち実装対象とならない実装不要区画の位置をマトリックス座標形式で示している。
図4Bにおいて具体的に説明すると、基板IDコードA001は、図5に示す品種Aの一面取り基板3Aに付されたIDコードであり、バーコードラベル37を基板3Aに貼付することによって基板に付される。ここで基板3Aには当該基板が不良基板であることを示すバッドマークBMが前工程において付されるとともに、不良基板コード40aには単一区画の基板3A全体が実装不要区画であることを示す座標(1,1)が書き込まれている。
また基板IDコードB001は、図6に示す品種Bの多面取り基板3B(4つの実装区画3aが設けられた4面取り基板)に付されたIDコードであり、一枚のバーコードラベル38を基板3Bに貼付する。ここで基板3Bの4つの実装区画のうち、座標(1,2)に位置する実装区画3aは不良基板区画であり、この実装区画3aには不良基板区画であることを示すバッドマークBMが前工程において印加されるとともに、不良基板コード40aには、複数の実装区画3aのうちの実装不要区画の位置を示す座標(1,2)が書き込まれている。なお品種A,Bのいずれについても、不良基板コード40aを登録することにより、バッドマークBMを直接基板に付すことなく不良基板を識別することができるという利点がある。また、図4Bに示す例においては、ある実装区画が不良基板区画であることを示すように不良基板コード40aが構成されている場合について説明したが、このような場合に代えて、ある実装区画が不良ではない基板区画であることを示すように構成される場合であってもよい。また、多面取り基板3Bのそれぞれの実装区画3aについての実装の要否が、それぞれの実装装置M3、M4、M5毎に異なるようにデータを構成することも可能である。
読み取りエラーコード40bは、基板供給装置M2のラベル読み取りユニット4によって基板IDコードを読み取る際に、バーコードラベルの欠落や印字不良など各種の理由によって基板IDコードの読み取りエラーが発生した場合に、これらの基板に対して人手によってまたは自動的に付与される特殊形態の基板コード(エラー基板用識別情報)である。すなわち基板コードが正しく読み取れなかった基板は履歴識別不能な基板であるため、このままでは下流側装置においても同様に基板の識別ができない。このような事態を防ぐため、読み取りエラーが発生した基板については、当該基板が読み取りエラー基板であることを示す読み取りエラーコードが付与される。そしてこのような読み取りエラーコード40bが付与された基板は、履歴不明であることから部品実装動作がスキップされる。
ダミー基板コード40cは、本来実装の対象とはならないダミー基板に予め付与されている特殊形態の基板コード(ダミー基板用ID情報)である。電子部品実装システム101においては、実際の生産対象となる基板以外に、各種の目的でダミー基板を流す場合がある。これらのダミー基板のうち、生産ロット切り替えのタイミングを表示するためのロットエンドマークとして搬送ラインに投入されるものは、通常のライン稼働時に比較的高頻度で用いられる。
例えば、図4Bに示すように、実装対象の基板の品種が、品種Aから品種Bにまた品種Bから品種Cに切り替わるたびに、先行品種の末尾と後続品種の先頭との間にこのダミー基板が挿入される。そしてダミー基板は当然ながら部品実装動作の対象とはならず、生産ロットの切り替えに伴う段取り替え作業において搬送ラインから取り出される。なお、このようなダミー基板はロット切替基板の一例であり、ダミー基板コード40cが、ロット切替基板用識別情報の一例となっている。
上記説明した実装不要基板コードデータ40は、個別基板への部品実装動作の実行要否を判断するための実装要否判断情報である。実装要否判断に際しては、実装装置M3以下、下流側の実装装置の制御装置14、15は、基板供給装置M2からLANシステムLを経由して、またはホスト装置M1を介して伝達される識別情報としての基板IDコードを、それぞれの記憶部30に記憶された実装不要基板コードデータ40と照合する。そして基板IDコードが実装不要基板コードデータと一致した場合には、当該基板を対象とした実装動作をスキップして下流側へ搬出する処理を実行する。すなわち制御装置14、15は、上流側装置において読み取られた識別情報を予め記憶された識別情報と関連付けられた実装要否判断情報と比較することにより、各基板についての実装動作実行要否を判断する実装要否判断手段となっている。なお各実装装置によって実装要否を判断する替わりに、ホスト装置M1の制御処理機能によって上述の処理を実行するようにしてもよい。この場合にはホスト装置M1が実装要否判断手段として機能する。
次に、この電子部品実装システムによる電子部品実装方法について説明する。実装対象となる基板の部品仕様は様々であり、当初から識別用の基板IDコードが付与されたものや、識別用コードが全く付与されていないのなど、各種の形態が存在する。図7のフローチャートに示す例では、基板IDコードが予め付与されている基板3を対象としている。
実装作業開始に際し、まず基板供給装置M2の搬送装置2に基板3が搬入される(図7のフローチャートにおけるST1)。次いで実装対象となる基板3にデジタルデータによって付された識別情報としての基板IDコードを、ラベル読み取りユニット4によって読み取る(ST2)(識別情報読み取り工程)。この読み取り動作において、読み取りOKか否か、すなわち基板IDコードが正常に読み取れたか否かを判断する(ST3)。
ここで基板IDコードが正常に読み取れていれば、読み取り完了後の基板3を次工程の実装装置M3へ搬送するとともに、読み取った基板IDコードを、LANシステムLを経由して実装装置M3へ送信する(ST4)。すなわち、基板3の搬送のタイミングに合わせて基板IDコードの送信を行うことで、受け手側の実装装置M3において、搬入される基板3とその基板IDコードとを関連させることが可能となる。一方、基板IDコードが正常に読み取れなかった場合には、基板供給装置M2の入力部25を用いた手入力かあるいは自動的に基板IDを付与する処理の実行か、があらかじめ設定された動作態様に従って選択される。
ここではまず手入力を実行するか否かを判断し(ST5)、手入力実行が選択された場合には、オペレータが入力部25によって読み取りエラーコード40bを基板IDコードとして入力する。また手入力実行が予め選択されていない場合には、記憶部23から読み取られた読み取りエラーコード40bが自動的に当該基板の基板IDコードに変換され(ST6)、読み取りエラーコード40bが基板IDコードとして付与される。そしていずれの場合もこの後に(ST4)に進み、同様に基板3を次工程の実装装置M3へ搬送するとともに、手入力されたまたは自動的に変換された読み取りエラーコード40bが、基板IDコードとしてLANシステムLを経由して実装装置M3へ送信される。
すなわち上述の処理においては、それぞれの装置の制御装置を相互に接続するネットワーク手段(通信手段)によって、少なくとも識別情報としての基板IDコードを下流側装置へ伝達する(識別情報伝達工程)。そしてこの識別情報読み取り工程において基板IDコードの読み取りが正常に行われなかったならば、識別情報伝達工程において、当該基板が、読み取りが正常に行われなかったエラー基板であることを示す読み取りエラーコード(エラー基板用ID情報)を下流側装置へ伝達するようにしている。
識別後の基板3が搬入された実装装置M3では、送信された基板IDコードを処理部35が記憶部30に記憶された実装不要基板コードデータと対比参照することにより、当該基板についての実装要否判断を行う(ST7)(実装要否判断工程)。すなわち送信された基板IDコードが記憶部30に書き込まれた実装不要基板コードのいずれとも一致しない場合には、「実装必要」と判断して部品実装を実行する(ST8)。また送信された基板IDコードが実装不要基板コードのいずれかと一致した場合には、「実装不要」と判断して部品実装をスキップする。例えば図4Bに示す基板IDコードA001の基板3Aについては、基板全体への実装動作実行がスキップされ、基板IDコードB001の基板3Bについては、4つの実装区画3aのうち、座標位置(1,2)の実装区画3aへの部品実装実行がスキップされる。
そしてこの基板3を次工程の実装装置M4へ搬送するとともに、上流側から送信された基板IDコードをその搬送のタイミングに合わせて、そのまま実装装置M4へ送信する(ST9)。この後、実装装置M3についての(ST7)〜(ST9)と同様に、実装装置M4について(ST10)〜(ST12)が実行され、さらに実装装置M4よりも下流側に位置する各装置について同様の処理が反復実行される。
ここで、基板3として生産ロット切替タイミング表示用のダミー基板が搬送される場合について説明する。
まず、基板供給装置M2の搬送装置2に基板としてダミー基板が搬入される(ST1)。次いでこのダミー基板に付された識別情報としての基板IDコード、すなわちダミー基板コードを、ラベル読み取りユニット4によって読み取る(ST2)。この読み取り動作において、読み取りOKか否かが判断される(ST3)。ここでダミー基板コードが正常に読み取れていれば、読み取り完了後のダミー基板を次工程の実装装置M3へ搬入するとともに、読み取ったダミー基板コードを、LANシステムLを経由して実装装置M3へ送信する(ST4)。なお、正常に読み取れなかった場合には、通常の基板3の場合と同様に、ST5又はST6が実施される。
ダミー基板が搬入された実装装置M3では、送信されたIDコード、すなわちダミー基板コードを、処理部35が記憶部30に記憶された実装不要コードデータと比較して、予め記憶されているダミー基板コードと一致する場合には、ダミー基板に対する実装処理が不要であると判断されて、次の実装装置M4へと搬出される。なお、この搬出のタイミングにて、ダミー基板コードを下流側装置へと送信する。また、実装装置M3では、ダミー基板コードが一致したことに基づいて、実装装置M3における品種切替処理を実行して実装プログラム等の変更処理を行う。
次に、本実施形態の部品実装方法の変形例として、図8を参照して、基板IDコードが予め付与されていない基板3を実装対象とし、基板品種間に生産ロット切替タイミング表示用のダミー基板が挿入されている場合の電子部品実装方法について説明する。この場合には、不良基板コードを含めて基板コードが一切付与されていないことから、不良基板として識別された基板への部品実装をスキップする機能は有していない。
まず基板供給装置M2の搬送装置2に基板3が搬入される(ST21)。次いで実装対象となる基板3に付された識別情報としての基板IDコードをラベル読み取りユニット4によって読み取る(ST22)(識別情報読み取り工程)。この読み取り動作において、読み取りOKか否か、すなわち基板IDコードが読み取られたか否かを判断する(ST23)。ここで対象となる基板3には本来基板IDコードが付与されていないため、基板IDコードが読み取られない状態が正常の状態となる。
すなわち、(ST23)にて基板IDコードが読み取られなかった場合には正常な基板であると見なし、これらの基板3を対象として基板IDコードの変換、すなわち基板IDコードの付与が行われる。このとき、図7に示す例のように実装不要基板コードデータとしての読み取りエラー基板コードが付与されるのではなく、正常な基板であることを示す基板IDコードが付与される。そしてこの処理が完了した後の基板3を次工程の実装装置M3へ搬送するとともに、新たに付与された基板IDコードを、LANシステムLを経由して実装装置M3へ送信する(ST27)。
そして(ST23)にて基板IDコードが読み取られた場合には、この基板IDコードを記憶部23に記憶されたダミー基板コード40cと対比参照することにより、当該基板が予め予定されていたダミー基板であるか否かを判定する(ST25)。ここでNOであれば予定外の他の基板が混入していると判断してエラー報知する(ST26)。(ST25)にてダミー基板であると判定された場合には(ST27)に進み、このダミー基板を次工程の実装装置M3へ搬送するとともに、読み取られたダミー基板コード40cを、LANシステムLを経由して実装装置M3へ送信する(ST27)。
次いで、実装装置M3において品種切替を実行するか否かを判断する(ST28)。すなわち送信された基板IDコードを処理部35が記憶部30に記憶されたダミー基板コード40cと対比参照して、当該基板IDコードが予め記憶されたダミー基板コード40cと一致していなければ、品種切替不要と判断して当該基板3を対象として部品実装を実行する(ST29)。
また、送信された基板IDコードがダミー基板コード40cと一致していれば、生産ロットの切り替えタイミングを示すダミー基板が到着したと判断し、品種切替を実行する(ST30)。これにより、必要な治具交換などの機械調整作業がオペレータによって行われるとともに、このダミー基板に後続して搬入される基板を対象とする実装プログラムを変更する処理を行う。
すなわち上述の電子部品実装方法においては、識別情報読み取り工程において読み取られた識別情報が生産ロット切り替えのタイミングを示すダミー基板用ID情報である場合には、当該識別情報が読み取られた基板への実装をスキップして下流側に搬出するとともに、この基板に後続して搬入される基板を対象とする実装プログラムを変更する処理を実行するようにしている。
上記説明したように、本実施の形態に示す電子部品実装方法は、基板に付された識別情報を読み取ってネットワーク手段(通信手段)によって下流側装置へ伝達し、予め記憶された実装要否判断情報と比較して各基板についての実装動作実行要否を判断するようにしている。これにより、実装不要と判断された基板をライン停止することなく下流側へ搬出することができ、搬送ラインの不必要なライン停止を排除して、ライン稼働率を向上させることができる。
なお、上述の説明においては、下流側装置へのIDコードの伝達を、基板が下流側に搬送される基板搬送タイミングと略同時に行うことで、基板が搬入される側の実装装置において、搬入される基板と伝達されるIDコードとを関連付けることを可能としているが、このような場合に代えて、下流側装置へのIDコードの伝達を先に実施し、基板搬送タイミングにてそのIDコードの基板が搬送されるという情報を下流側装置へ伝達するような場合であってもよい。
また、上述の説明においては、各々の実装装置M3、M4に独立して備えられた制御装置14、15とは別に、ホスト装置M1が備えられるような構成について説明したが、このような場合に代えて、実装装置における制御装置にホスト装置としての機能を備えさせるような場合であってもよい。例えば、上流側の実装装置M3における制御装置14にホスト装置としての機能を備えさせて、通信手段によりこのホスト機能を有する制御装置14と他の制御装置とを通信可能とするような構成が採用されるような場合であってもよい。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
2006年1月11日に出願された日本国特許出願No.2006−003388号の明細書、図面、及び特許請求の範囲の開示内容は、全体として参照されて本明細書の中に取り入れられるものである。
本発明の電子部品実装システムおよび電子部品実装方法は、不必要な搬送ライン停止を排除して稼働率を向上させることができるという効果を有し、複数の電子部品実装装置を連結して構成された電子部品実装システムによって基板に電子部品を実装する分野に有用である。
図1は、本発明の一の実施形態にかかる電子部品実装システムの構成図である。 図2は、上記実施形態の電子部品実装システムを構成する電子部品実装装置の平面図である。 図3は、上記実施形態の電子部品実装システムにおける制御系の構成を示すブロック図である。 図4Aは、上記実施形態の電子部品実装システムにおける実装不要基板コードデータの説明図である。 図4Bは、上記実施形態の電子部品実装システムにおける不要基板コードデータの一例を示す説明図である。 図5は、上記実施形態の電子部品実装システムの実装対象となる基板の平面図である。 図6は、上記実施形態の電子部品実装システムの実装対象となる基板の平面図である。 図7は、上記実施形態の電子部品実装方法のフロー図である。 図8は、上記実施形態の別の電子部品実装方法のフロー図である。

Claims (5)

  1. 基板に電子部品を実装する実装動作の制御を行う制御装置を個別に備える複数の電子部品実装装置を、一連の基板搬送経路が形成されるように連結して構成された電子部品実装システムにおいて、
    上記一連の基板搬送経路の最上流に配置され、上記基板に付された識別情報を読み取る識別情報読み取り装置と、
    上記識別情報読み取り装置と上記制御装置とを相互に接続して、上記識別情報読み取り装置により読み取られた上記識別情報を、上記基板搬送経路の下流側に位置される上記それぞれの電子部品実装装置の上記制御装置へ伝達する有線又は無線の通信手段と、
    上記各々の制御装置において、上記伝達された識別情報を、予め記憶された上記識別情報に関連付けられた実装要否判断情報と比較することにより、上記各々の基板に対する実装動作実行要否を判断する実装要否判断手段とを備え
    上記通信手段は、上記識別情報読み取り装置において上記識別情報の読み取りが正常に行われなかった旨の識別異常情報に基づいて、上記基板が読み取りエラー基板であることを示すエラー基板用識別情報を、上記下流側の制御装置へ伝達する、電子部品実装システム。
  2. 上記通信手段は、上記識別情報読み取り装置により読み取られた上記識別情報を、互いに隣接する上記電子部品実装装置間における上記基板の搬送のタイミングに合わせて、上記基板が搬入される上記電子部品実装装置の上記制御装置へ伝達する、請求項1に記載の電子部品実装システム。
  3. 上記各々の制御装置は、上記伝達された識別情報が基板の生産ロットの切り替えのタイミングを示すロット切替基板用識別情報である場合に、上記識別情報が読み取られた基板に対する実装動作をスキップして下流側に搬出するとともに、上記基板に続いて搬入される基板に対する実装動作を行う実装プログラムを変更する処理を実行する、請求項1に記載の電子部品実装システム。
  4. 基板に電子部品を実装する複数の電子部品実装装置を一連の基板搬送経路が形成されるように連結して構成された電子部品実装システムによる電子部品実装方法において、
    上記一連の基板搬送経路に搬入された上記基板に付された識別情報を読み取り、
    有線又は無線の通信手段を用いて、上記読み取られた上記識別情報を、上記基板搬送経路の下流側に位置される上記それぞれの電子部品実装装置へ伝達し、
    上記伝達された識別情報を、予め記憶された上記識別情報に関連付けられた実装要否判断情報と比較することにより、上記各々の電子部品実装装置における上記各々の基板に対する実装動作実行要否を判断し、
    上記識別情報の読み取りにおいて、上記識別情報の読み取りが正常に行われなかった場合には、上記識別情報の伝達において、上記基板が読み取りエラー基板であることを示すエラー基板用識別情報を、上記識別情報として上記下流側の電子部品実装装置へ伝達する、電子部品実装方法。
  5. 上記識別情報の伝達において、上記読み取られた上記識別情報を、互いに隣接する上記電子部品実装装置間における上記基板の搬送のタイミングに合わせて、上記基板が搬入される上記電子部品実装装置へ伝達する、請求項に記載の電子部品実装方法。
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