JP4843683B2 - 時分割多重化システム間チャネル・リンクにおけるオープン・ファイバ制御及び光損失の伝搬 - Google Patents

時分割多重化システム間チャネル・リンクにおけるオープン・ファイバ制御及び光損失の伝搬 Download PDF

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Description

本発明は、時分割及び波長分割多重化の組合せを用いる光ファイバ・ネットワーク、及び、光損失(LOL)、オープン・ファイバ制御(OFC)、又はその2つの状態の組合せがネットワークにわたりトランスポートされることを必要とするトランスポート通信プロトコルに適用される。
光ファイバ高密度波長分割多重化(DWDM)装置の近年の進歩は、波長分割多重化(WDM)と時分割多重化(TDM)の組合せを用いることにより、ファイバの使用可能帯域幅をより効率的に用いている。典型的には、TDM/WDMシステムにおいて、1−2ギガビット/秒(Gbit/s)までのデータ転送速度をもつ多重入力信号は、時分割多重化されて単一の高速データ・ストリームになる。これは次に、10 Gbit/s又はより高速に動作できる波長分割多重化(WDM)ネットワークにおける光波長の1つに変調される。この手法は、光ネットワークの容量をスケール調整する費用効率の高い方法を提供するので、現在、ギガビット・イーサネット(登録商標)、ファイバ・チャネル、非同期転送モード(ATM)などの業界標準プロトコルに適用されている。
幾つかのデータ通信プロトコルは、この環境で動作するために特別な適応を必要とする。例えば、IBM (IBM Corporation の商標) は、システム間チャネル(Inter−System Channel)(ISC)リンクとして知られる1組のプロトコルを開発しており、これはGeographically Dispersed Parallel Sysplex(GDPS)アーキテクチャにおけるメインフレーム・コンピュータのクラスタリングに用いられている。(Geograhically Dispersed Parallel Sysplex及びGDPSは、IBM Corporation の登録商標である)。この手法は、世界中の大企業で高可用性及び障害回復のために用いられており、ISCリンクをDWDMネットワーク上で50−100キロメートル(km)又はそれ以上の距離まで拡張することを必要とする。最近まで、WDMネットワークにおける波長毎の最大データ転送速度が、ISCチャネルとほぼ同じ約2.5Gbit/sであったために、ISCチャネルを時分割多重化する必要はなかった。(これらチャネルは、ピア・モードでは2.125Gbit/sで、又はコンパチビリティ・モードでは1.0625Gbit/sで動作でき、コンパチビリティ・モード・リンクはまた、オープン・ファイバ制御(OFC)プロトコルのバージョンを使用する)。最近の、波長毎のWDMデータ転送速度の10Gbit/s及びそれ以上に至る増加により、共通波長上で幾つかのISCチャネルを時分割多重化する方法を見出して、GDPSアーキテクチャが費用競争力を保持するようにすることが必要である。
この動作には、2つの必須ステップが必要である。第1は、ISCチャネルとWDMネットワークの間のFIFOバッファを、スピード・マッチングさせる方法である。これは、IBMデータ・フレーム構造の知識を必要とし、これを達成するアルゴリズムは、引用により本明細書に組み入れられる、DeCusatis他による特許文献1に記述されている。第2の必須ステップは、チャネル初期化と、オープン・ファイバ制御(OFC)及び光損失(LOL)伝搬を含む制御情報との時分割多重化を適応させることである。
OFCは、DeCusatis他による特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5及び特許文献6に記述されており、その全ては、引用により本明細書に組み入れられる。引用された特許文献6に記述されるように、OFCは、トランシーバ・ハードウェア内に実施される、眼に安全なレーザーのインターロックであり、2点間リンクによって接続された1対のトランシーバは、データ伝送が起る前にリンクを初期化するために、ハンドシェイク・シーケンスを実行する必要がある。このハンドシェイクが完了した後にのみ、レーザーは全光出力で作動ことになる。何らかの理由(折れたファイバ、又はプラグが抜けたコネクタなど)でリンクがオープンになると、リンクは、これを検出し、両端のレーザーを自動的に停止させて危険な光出力レベルに対する曝露を防止する。リンクが再びクローズすると、ハードウェアはこの状態を自動的に検出し、リンクを復旧させる。OFCは、ANSIファイバ・チャネル標準において多様なレーザー波長及びデータ転送速度に対して定められ、OFCタイミングと状態機械もまたこの標準において定められる。OFCは、もはやレーザー安全機能を果たさない場合でも、ファイバ・リンクに接続した他のデバイスと依然として相互運用する必要がある。
LOLは、上記の特許文献2、特許文献3、特許文献4及び特許文献6、並びに、引用により本明細書に組み入れられる、Carbone他による特許文献7、及びHeiling他による特許文献8に記述されている。OFCプロトコルを実施しないリンクでも、ファイバの長さに沿った光損失(LOL)状態を伝搬する必要がある場合もある。引用した特許文献6に説明されるように、光損失の伝播は、リンク上でのゼロ・データの長いストリングの送信と同じではなく、エラー・リカバリが場合毎に異なるので、接続したコンピュータ装置は、オープン状態の光接続とゼロ(潜在的な破損データ)のロング・ランとの間の違いを判断できることが必要である。
本発明は、ISCチャネルの適切な機能性を保証するために、TDM/WDMネットワークを通して伝搬する必要があるこれら2つの臨界リンク状態、LOL及びOFCを扱う。
これまでは、この制御情報は、波長毎の光監視チャネル(OSC)上で、WDMネットワークを通されてきた。これは図1に示され、そこではネットワーク106を介して接続されたWDM伝送ノード102とWDM受信ノード104を含む、従来技術のシステム100が示される。(ノード102と104の各々は、両方とも伝送及び受信機能を含むので、この例は多少簡略化されている。)
伝送ノード102は複数の入力チャネルを含み、その各々は、共通のWDMマルチプレクサ120を駆動する。これら入力チャネルの各々において、クライアント(図示せず)からのリンク上の光信号108は、光―電気(OE)トランスデューサ又は光レシーバ(RX)110を駆動して電気出力信号112を生成する。この電気信号112は電気オーバーヘッド制御信号114と組み合わせられ、その結果が電気―光(EO)トランスデューサ又は光トランスミッタ(TX)116に供給される。トランスデューサ116は、WDMマルチプレクサ120に特定の波長の光信号118を供給する内部レーザー(別個に図示せず)を有する。WDMマルチプレクサ120は、これらの入力チャネル(異なる波長を有する)の全てからの光信号118を組み合わせて、単一の多重波長光出力信号122をネットワーク106に供給する。
それに対応して、受信ノード104では、WDMデマルチプレクサ126が、ネットワーク106から多重波長光入力信号124を取り出し、これを多数の異なる波長の光信号128に分離し、それらがそれぞれの出力チャネル内で処理される。これらの出力チャネルの各々において、光レシーバ130は、光信号128を電気信号132に変換し、それから、オーバーヘッド制御信号134が、周知の技術を用いて抜き取られる。最後に、光トランスミッタ136は、制御信号134が抜き取られた電気信号132を取り出し、別の内部レーザーを用いて、それを元の入力信号108に対応する光出力信号138に変換する。
図1に示すシステム100においては、入力光データ・ストリーム108は、電気形態112に変換され、次いで、WDMネットワーク106と適合する波長を有する別のレーザー信号118に再変調される。この処理中に、この波長のネットワーク管理情報を運ぶオーバーヘッド・ビット114が、データ・フローに付加される。このオーバーヘッド・チャネルは、使用可能な帯域幅のかなりの割合を占有せずに(多分数パーセント)WDMネットワーク106の内部に限定され、宛先WDMノード104におけるレシーバ機能により取り除かれる。この様式では、リンク内のどこかにファイバ又はコンポーネントの障害がある場合、WDM装置は、そのネットワーク・レーザー接続とクライアント・レーザー接続の両方を停止することができる。同様に、リンクがOFCプロトコルを備えている場合には、光リンク全体は、障害が直るまで停止することができ、そのときには、OFCは自動的に末端間リンクを再初期化する。そうでなければ、WDMインターフェースは、あらゆる入力データを出力ノードへ透過的に通過させる。
しかしながらこの手法は、ISCトラフィックの幾つかのチャネルを時分割多重化しようとする場合には使うことができない。この後者のシナリオにおいて、例えばLOL伝搬を考察する。1つのISCチャネルだけに影響を及ぼす、TDMステージ内の装置障害がある場合、リンク全体は依然として他の入力チャネルに対するISCトラフィックを運んでいるので、もはやリンク全体にわたりレーザーを無効化することはできない。また、全ゼロを単純に伝送することもできない。これは、そのような伝送がISCリンク上の不同性を破ることを含む多くの理由から事実である。それはデータ・エラーとして誤って解釈されて適切なチャネル・エラー回復を妨げることになり、レシーバ内のクロック回復回路は、これらの状態においては、ロックが外れてドリフトすることになる。同様の考察は、ISCトラフィックの幾つかのチャネルを時分割多重化するときに、OFC伝搬に当てはまる。
これまで、光ネットワーク内の種々の通信プロトコルを多重化するための種々の努力がなされている。以下の特許は、代表的なものである。
Paiamによる特許文献9は、その通過帯域内で実質的にフラットな出力応答を有する光波長デマルチプレクサを記述している。これは、2段階の光波長多重化プロセスを用いることにより達成され、その際、第1WDMは第2WDMとほぼ等しい自由スペクトル領域を有する。共振光キャビティ、配列導波管回折格子、及び他のものを含む、種々の実施形態が記述されている。この特許は、WDMシステムの光スペクトル特性だけを扱っている。それは時分割多重化技術を組み込んでおらず、ネットワークにわたるLOL又はOFC状態伝搬は扱っていない。
Otsuka他による特許文献10は、非線形効果を抑え、かつ伝送忠実度を改善するための、WDMシステム内の光信号の偏光をスクランブルする方法及び装置を記述している。波長毎の偏光スクランブラ、及び中間にスクランブル段階を有する2段階の波長組合せスキームを含む、種々の実施形態が提案されている。この特許は、光偏光の変動から起こり得る長距離WDMシステム内の非線形効果だけを扱っている。それは時分割多重化技術を組み込んでおらず、ネットワークにわたるLOL又はOFC状態伝搬は扱っていない。
Lee他による特許文献11は、受信チャネルを光ファイバに連結して光増幅器の使用を容易にする、自由空間WDMシステムを記述している。光サーキュレータ、WDMカップラー、及び増幅自発放射ファイバを含む、光ビーム放射及び集束ユニットがこの連結を容易にすることが記述されている。この特許は、時分割多重化技術を組み込んでおらず、ネットワークにわたるLOL又はOFC状態伝搬は扱っていない。
前述の一連の特許文献3、特許文献4及び特許文献2は、OFC状態がWDMネットワークにわたって伝搬することを可能にする、光ファイバ・ネットワークの方法、装置、及びコンピュータ・プログラムを記述している。これは、OFC状態を運ぶ帯域外信号を用いることにより達成される。電気的ラップ・モードを用いた代替的な実施形態もまた提示されている。これらの特許に記述されている技術は、WDMシステムにのみ適用され、TDMには適用されず、またTDMシステムを含むように拡張可能ではない。実際、これらの特許において説明される手法は、TDM環境では機能しないであろう。従って、これらの特許は、OFC状態情報を伝搬するのに波長毎の制御チャネルを用いることを説明しており、波長毎にただ1つのデータ・チャネルのみをサポートできることを意味する。これら特許もまた、WDM又はTDMネットワークにわたるLOL伝搬は扱っていない。
米国特許出願公開公報第2005/0100337号 米国特許第6,356,367号 米国特許第6,359,709号 米国特許第6,359,713号 米国特許第6,438,285号 米国特許出願公開公報第2003/0072516号 米国特許第5,504,611号 米国特許第5,136,410号 米国特許第6,587,615号 米国特許第5,814,557号 米国特許出願公開公報第2003/0081294号
光ネットワークにわたってリンク状態を伝搬する方法及び装置に関連する本発明により、従来技術の欠点が克服され、さらなる利点が提供される。本発明のより重要な態様の幾つかは、以下の態様を含む。
本発明の1つの態様は、本出願の主題であるが、典型的には波長分割多重化(WDM)段階と組み合わせた時分割多重化(TDM)段階を用いる、光ネットワークにわたるシステム間チャネル(Inter−System Channel(ISC))又は類似のプロトコルの伝送に関する。上記のように、WDMを用いる場合、単一のWDM波長内の各TDMサブチャネルにわたる光損失(LOL)状態のようなリンク状態を正確に伝搬する必要がある。従って、本発明のこの態様は、各々のTDMサブチャネルがこの情報を搬送するための、データと同じ様式で時分割多重化される制御チャネルを企図している。
より正式には、本発明のこの態様は、TDM光ネットワーク上の複数の入力チャネルからの信号を伝送する方法及び装置を企図するものであり、入力チャネルの各々は、光データ信号、及び、光データ信号に関する制御情報を含む電気制御信号を含む。本発明によれば、それぞれの光レシーバは、光データ信号をそれぞれの電気データ信号に変換し、その電気データ信号をTDMデータ・マルチプレクサが時分割多重化して多重化データ信号を生成する。TDM制御信号マルチプレクサは、電気制御信号を時分割多重化して多重化制御信号を生成し、これが前記の多重化データ信号と組み合わせられて複合電気信号が生成される。光トランスミッタは、複合電気信号から、ネットワーク上で伝送される複合光信号を生成する。
受信側端では、光レシーバがネットワーク上の複合光信号を受信し、複合光信号から、多重化データ信号と多重化制御信号に分離可能である複合電気信号を生成する。TDMデータ・デマルチプレクサは多重化データ信号を逆多重化し、入力チャネルに対応する出力チャネルに対するそれぞれの電気データ信号を生成し、同時に、TDM制御信号デマルチプレクサは多重化制御信号を逆多重化し、出力チャネルに対するそれぞれの電気制御信号を生成する。最後に、それぞれの光トランスミッタが、電気データ信号を出力チャネルへの光データ信号に変換する。
説明されるシステムにおいては、入力チャネルの1つにおける光データ信号の損失の検出に応答して、光データ信号の損失を示す電気制御信号が、その入力チャネルに対して生成される。その制御信号は、上記の信号処理に基づいて、適切な出力チャネルに伝搬されることになる。
所望であれば、本発明は、WDMマルチプレクサが複合光信号を、ネットワーク上で伝送される前に、1つ又は複数の他の異なる波長の複合光信号と組み合わせるTDM/WDMシステムにおいて使用することができる。そのような場合、WDMデマルチプレクサは受信した複合光信号を異なる波長の複合光信号に分離し、その各々が光レシーバに供給されて複合電気信号を生成し、その電気信号から、上述の様に、個々のデータ信号及び制御信号が出力チャネルに対して生成される。
より具体的には、本発明のこの態様により、各入力チャネル(例えばISC入力チャネル)は、同じTDMブロック内の他の入力チャネルの制御チャネルから区別される(例えば識別子によって)それ専用のオーバーヘッド制御チャネルを有する。これら制御チャネルは時分割多重化されて、前に確立された手法と適合する各光波長の単一の制御チャネルをもたらす。これら制御チャネルは、何らかのデータがリンクにわたって実際に伝送されているかどうかに関らず動作可能である。光損失を生じるいずれかの装置又はリンクの障害は、ここで次の下流のエレメントで認識されることになり、TDM(TDM/WDMを含む)装置は、他のWDMノードにより認識される、影響を受けたチャネルに対する制御文字を挿入することができる。
本発明の別の態様は、ハイブリッドTDM/WDMネットワークにわたってオープン・ファイバ制御(OFC)状態を伝搬する方法及び装置に関する。開示されるのは、ハイブリッドTDM/WDMネットワークにわたってOFCを伝搬するためのピア・ツー・ピア実施形態及びマスタ・スレーブ実施形態である。
より正式には、本発明のこの態様は、一対のノードが一対の端末デバイスを相互接続する、光ファイバ通信システムにおける末端間リンクを初期化する方法及び装置を企図するものである。ノードはそれぞれのデバイス・リンク・セグメントを介して端末デバイスに連結し、ネットワーク・リンク・セグメントを介して互いに連結し、デバイス・リンク・セグメントとネットワーク・リンク・セグメントは、共に末端間リンクを形成する。本発明によれば、第1ノードは、そのノードが連結した端末デバイスとのデバイス・リンク・セグメントを初期化する。そのデバイス・リンク・セグメントを初期化する際に、第1ノードは、そのネットワーク・リンク・セグメント上で他方のノードに信号を送信し、この送信ノードがそのデバイス・リンク・セグメントを初期化したことを知らせる。第1ノードは、他方のノードがそのデバイス・リンク・セグメントを初期化したことを知らせる信号をネットワーク・リンク・セグメント上で他方のノードから受信すると、末端間リンクの初期化を完了する。
第1ノードは、ノードが連結した端末デバイスとのデバイス・リンク・セグメントを無効化し、他のノードの障害に際して初期化ステップに戻り、そのデバイス・リンク・セグメントを初期化することができる。この無効化操作は、所定の時間内に、他方のノードから、他方のノードがそのデバイス・リンク・セグメントを初期化したことを示す信号を受信しない場合に実行することができる。代替的には、この無効化操作は、他方のノードがそのデバイス・リンク・セグメントを初期化していないことを示す信号を他方のノードから受信する際に実行することができる。
初期化ステップは、ノードの各々により他方のノードのピアとして実行することができる。代替的に、そのステップは、そのデバイス・リンク・セグメントを初期化する際に、他方のノードにスレーブ・ノードとしてそれ自体の初期化手続きを実行するように信号を送る、マスタ・ノードとしての前記のノードの1つによって実行することができる。そのようなスレーブ・ノードは、マスタ・ノードによって信号を送られると、スレーブ・ノードが連結した端末デバイスとのデバイス・リンク・セグメントを初期化し、そのデバイス・リンク・セグメントを初期化する際に、スレーブ・ノードがそのデバイス・リンク・セグメントを初期化したことを知らせる信号を、ネットワーク・リンク・セグメント上でマスタ・ノードに送信する。
本発明のさらに別の態様は、OFC対応信号を生成するのにネットワーク内に末端ノードを必要としない、ハイブリッドTDM/WDMネットワークにわたってOFC状態を伝搬する方法及び装置に関する。むしろ、本発明のこの態様は、以下にさらに説明するように、ネットワークに接続した端末デバイスによって生成されるOFC信号を処理するためのアルゴリズムを用いる。
より正式には、本発明のこの態様は、一対のノードが一対の端末デバイスを相互接続する光ファイバ通信システムにおける所定のプロトコルに従って、末端間リンクを初期化する方法を企図するものである。端末デバイスの各々は、それと類似のデバイスとの間のリンク・セグメントを、所定のプロトコルに従って初期化する機能を有する。ノードは、それぞれのデバイス・リンク・セグメントを介して端末デバイスに連結したそれぞれのデバイス・ポートと、ネットワーク・リンク・セグメントを介して互いに連結したそれぞれのネットワーク・ポートと、デバイス・ポートとネットワーク・ポートの間に延びるそれぞれのデータ・チャネルとを有し、デバイス・リンク・セグメントとネットワーク・リンクは、共に末端間リンクを形成する。
本発明により、前記のノードの1つによって実行されるように、データ・チャネルは通常は透過モードで動作し、その際、デバイス・ポートで受信される光信号はネットワーク・ポートから再伝送され、同時に、ネットワーク・ポートで受信された光信号は、デバイス・ポートから再伝送される。しかしながら前記のデバイス・ポートにおける所定のリンク状態の検出に応答して、データ・チャネルは瞬時にループバック・モードで動作し、その際、デバイス・ポートで受信された光信号もまた、デバイス・ポートからデバイス・リンク・セグメントにループバックされると同時にネットワーク・ポートから再伝送され、それによって端末デバイスが所定のプロトコルに従ってデバイス・リンク・セグメントを初期化することを可能にし、次いで透過モードに戻る。より具体的には、デバイス・ポートが光トランスミッタ及び光レシーバを含む場合には、所定のリンク状態は、光トランスミッタへの信号の存在と共に前記の光レシーバからの信号の欠如を含む。
付加的な特徴及び利点が、本発明の技術を通して理解される。本発明の他の実施形態及び態様は本明細書で詳細に説明され、本発明の特許請求の範囲の一部分と見なされる。本発明をその利点及び特徴と共により良く理解するためには、説明と図面を参照されたい。
ここで、本発明の好ましい実施形態を、実施例としてのみ、以下の図面を参照して説明する。
図2及び図3は、多重TDMデータ・チャネルの制御チャネルが結合されて、ネットワークにわたるトランスポート用の単一のTDMチャネルになる、本発明の1つの実施形態を示す。より具体的には、図2は、ネットワーク上で連結した一対のノードを含む末端間システムを示し、一方、図3は、それらのノードのトランスミッタ及びレシーバ部分を示す。
最初に図2を参照すると、その図は、第1ホスト・システム206(ホストA)とネットワーク106を相互接続する第1TDM/WDMノード202(ノードA)、及び、ネットワークと第2ホスト・システム208(ホストB)を相互接続する第2TDM/WDMノード204(ノードB)を含むシステム200を示す。以下の考察では、ノード202におけるトランスミッタ機能、及びノード204におけるレシーバ機能について言及する。各々のノードは勿論両機能を含み、二重リンクの2つの半分を形成する。
ここで図3を参照すると、第1ノード202のトランスミッタ部分は、複数のTDMチャネル209を含み、その各々は異なる波長で動作し、そのうちの1つが示されている。各TDMチャネル209は典型的には分離したカード上にあり、1つ又は複数の入力チャネルを提供する。システム100に対して上で示されたように、トランスミッタのTDMチャネル209によって提供される各入力チャネルは、電気データ信号212を作成するように光レシーバ210を駆動する入力光データ信号108を有する。しかしながらここで、これら電気データ信号212の各々は、次いで、第1TDMマルチプレクサ(MPX)214に供給され、このマルチプレクサがデータ信号212を結合して単一の多重化データ信号216にする。付加的に、TDMチャネル209により提供される入力チャネルの各々に対するオーバーヘッド制御信号218(OC1−OC3)が、第2TDMマルチプレクサ220に供給され、このマルチプレクサが制御信号218を結合して単一の多重化制御信号222にする。多重化データ信号216及び制御信号222は、次に結合されて単一の複合電気信号223を生ずる。この複合電気信号は次に、光トランスミッタ224に供給され、これが(内部レーザーにより)特定の波長の複合光信号226をWDMマルチプレクサ228に供給する。WDMマルチプレクサ228は、この光信号226を他のTDMチャネル(図示せず)からの異なる波長の光信号226と結合して、単一の多重波長光出力信号230をネットワーク106に供給する。
図3はまたノード204のレシーバ部分を示すが、これは元の光信号108に対応する光信号138を生成するために、動作の対応する逆順を実行する。より具体的には、WDMデマルチプレクサ252がネットワーク106からの多重波長光信号250を、TDMチャネル209に対応する複数の単一波長光信号254に分離する。これら光信号254の各々は、光レシーバ256を駆動し、このレシーバがそのTDMチャネルへの対応する複合電気信号258を作成する。各々のそれら複合電気信号258は、多重化データ信号260と多重化制御信号262に分離される。TDMデータ・デマルチプレクサ264は、多重化データ信号260を、出力チャネルに対応する個々のデータ信号266に分離する。それぞれの光トランスミッタ268は、これら逆多重化信号を、所望の光信号138に変換する。最後に、TDM制御信号デマルチプレクサ270は、多重化制御信号262を、データ信号266に対応する個々の制御信号272(OC1−OC3)に分離する。
図2及び図3に示されるシステム200において、本発明の実施形態がいかに機能するかを理解するために、クライアント側入力108がISCリンク1から切断されると仮定する。伝送ノード202において、WDMクライアント・インターフェースを形成する光レシーバ210がこのことを検出するが、光トランスミッタ224内のWDMネットワーク側レーザーを無効化しない。そのかわりに、その光トランスミッタ210は、光損失(LOL)を示す制御文字を、ISCリンク1用のオーバーヘッド・サブチャネル218に挿入する。TDMマルチプレクサ220は、この制御文字を他の入力チャネルに関する同様の制御情報と共に時分割多重化し、この制御情報は、WDMネットワークを通して受信側ノード204へ送られる。受信側ノード204では、制御文字が、対応するオーバーヘッド制御信号272から取り除かれ、そしてWDM装置は、ISCリンク1に対応するクライアント側出力レーザー268を無効化し、残りのリンクはそのままにするように動作する。従って、ISCリンクに関するネットワーク入力のケーブルを除去すると、対応する遠隔ポート138において、WDMネットワークがこれら2点間に長い仮想接続をもたらしたかのように、光損失を生ずるが、WDMネットワーク上には光損失は生じない。同様のプロセスにより、出力クライアント208側の上の障害によるLOLが入力クライアント206側へ、又は、ネットワーク106内の障害によるLOLが両クライアント側へ伝搬される。
OFC伝搬
次に、図2及び図3に示されるような、TDM/WDMハイブリッド・ネットワーク内のOFC伝搬の問題を考える。
OFC信号の直接伝搬は、OFCタイミング条件に適合するためにTDMネットワーク内に超高速レーザーを必要とすることになるので、あまり実用的ではない。OFCはANSIファイバ・チャネル標準によって定められるが、それは2点間リンクに対して定められているだけで、繰返し又はWDMネットワークに対しては定められていない。それはまたTDMネットワークに対して定められていない。さらに、供給元が、より長い距離を達成するために、ISCチャネル実施においてOFCの独自の非標準的バージョンを用いることがある。WDM上のOFCの伝搬は以前に扱われているが、結合されたTDM/WDMネットワーク上でのOFCの伝搬は異なる問題であり、本発明の実施形態のこの態様により扱われる。
ピア・ツー・ピア手法又はマスタ・スレーブ手法を使用することができる。ピア・ツー・ピア手法が好ましい手法と考えられるが、いずれも使用できるので、両方を説明する。
ピア・ツー・ピア手法は、図4のアルゴリズム及びフローチャートにより説明する。ピアとして機能する一対の相互接続されたノードの各々は、同じ手順に従い、その手順はノードAによって実行されるように説明する。ノード202及び204の各々は、図6に示すロジック630のような、この手順(及び図5のそれ)を実行するための適切なロジックを含む。
ここで図2乃至図4を参照すると、末端間ISCリンク(例えばISCリンク1)が最初に作成されるとき、ネットワークの両側のホスト206(A)及び208(B)は、独立に、それらそれぞれのTDM/WDMノード202(A)及び204(B)とのOFCハンドシェイクの開始を試みる。初めに、A側のハンドシェイクを考える。図4に示すように、ノード202(A)は初めにホスト206(A)とのハンドシェイクの開始を試みる(ステップ402a)。ハンドシェイクの試みが失敗すると(ステップ404a)、ノード202はリンク・セグメント1(ホスト206とノード202を接続する)を無効化し、ハンドシェイクを再試行し(ステップ406a)、一方で同時に、他方のノード204(B)に送信してきた「OFC不完全」メッセージの送信を続ける(ステップ408a)。
最初の又はそれに続く試みにおいて、ハンドシェイクの試みが成功する場合(ステップ410a)、次にリンク・セグメント1(ホスト206とノード202を接続する)が初期化する(ステップ412a)。次いで、ノード202(A)が「OFC完了」メッセージを他方のノード204(B)に送信し、その他方のノードから、ホスト208(B)とのリンク(リンク・セグメント3)を確立したことを知らせる肯定応答(ACK)信号を受信するためのタイマを開始する(ステップ414a)。ノード202はこの状態を反映するためにISCリンク1のサブチャネル218に制御文字を挿入することによって、「OFC完了」メッセージを送信する。この制御文字は、波長毎の制御チャネル222内に時分割多重化され、ネットワーク・リンク106(リンク・セグメント2を構成する)を通過し、ノード204(B)で検出される。ノード204は、リンク・セグメント3(ノード204とホスト208を接続する)のハンドシェイクを完了したかどうかを示す別の制御文字を用いてノード202に応答する。
ACK信号を受信するための時間が過ぎると、ノード202(A)は、ノード204(B)からACK信号を受信したかどうかを判断するために調査する(ステップ416a)。ノード202が適時にACK信号を受信しなかった場合(ステップ418a)、次にノード202は、そのクライアント側レーザー信号(図3に示されるトランスミッタ268と類似のトランスミッタからの)を落とすことによってリンク1を強制切断し(ステップ420a)、次いでステップ402aに戻る。ノード202がノード204(B)から適時にACK信号を受信する場合(ステップ422a)、その信号が、後者がホスト208(B)とのリンク・セグメント3上にリンクを確立したことを示すかどうか、を判断するために調査する(ステップ424a)。ACK信号が、リンク・セグメント3の初期化を示さない場合(ステップ426a)、次にノード202は同様に、リンク1を強制切断し(ステップ420a)、ステップ402aに戻る。
ノード202(A)がノード204(B)から適時にACK信号を受信し、且つ、その信号がリンク・セグメント3の初期化を示す場合(ステップ428a)、次にノード202は、リンク初期化がここで完了しているので(ステップ430)、リンク・セグメント1をオンラインのままに保持する。
同じプロセスがB側で行われることを想起されたい。より具体的には、ノード204(B)は、ステップ402a−428aと同一の一連のステップ402b−428bを実行するので、網羅的には説明しないこととする。基本的に、ノード204(B)は、ホスト208(B)とハンドシェイクを試み(ステップ402b)、成功すれば(410b)、リンク・セグメント3が初期化され(ステップ412b)、そして制御信号が上流に向ってノード202(A)に伝搬される(ステップ414b)。ノード202(A)及びリンク1におけると同様に、ノード204(B)は、ノード202から承諾の肯定応答を受信する場合にのみリンク3を維持する(ステップ428b)ことになり、そうでなければ、リンク・セグメント3を落とす(420b)。このプロセスは、両方のノード202と204がクライアント側接続を確立し、且つ、反対側のノードから肯定応答を受信するまで続き、次いで、リンクは末端間で初期化される(ステップ430)。
実際問題として、ノード202又は204は、WDMネットワークの待ち時間に依存する所定の時間間隔内で、他方のノードから何らかの形態の肯定応答を受信しない場合に、そのクライアント信号を落とすよう設定することができる。この所定の時間間隔は、ソフトウェアで設定するか、又は最大のサポートされるネットワーク待ち時間に予め設定することができる。このステップはまた、リンク・セグメント2上のネットワーク・ファイバの破損又はTDM/WDM装置の故障が起った場合に、クライアント側(リンク・セグメント1及び3)が初期化することを防止する。
実施の対称性と容易さのためにピア・ツー・ピア手法が好ましい。代替的な手法は、図5に示すマスタ・スレーブ手法である。マスタ・スレーブ手続きは、2つのノードのマスタ・スレーブ関係に対する適切な修正を有する、図4に示すピア・ツー・ピア手続きに類似する。TDM/WDM装置の設定中に2つのノードが最初に確立され、そのノードはマスタとして機能する(ステップ501)。これは、手動で設定するか、又は装置のデフォルト設定により取り決めることができる。
マスタ・スレーブ関係が確立され、ネットワークの両端で確認されると、マスタは、一連のステップ502−530を実行することによって、全てのその後のOFCハンドシェイクを制御する。これらのステップは、別々のノード202と204によって実行される、図4において同じ番号付けをされたステップに概ね類似しており(例外は示した)、従って、全てを個々に説明はしない。マスタ・ノードは最初に、連結したホスト206又は208とのハンドシェイクの開始を試み、スレーブ・ノードに命令して(ネットワーク・リンク・セグメント上の適切な信号により)無効化状態に留まらせる(ステップ502)。ハンドシェイクの試みが失敗する場合(ステップ504)、マスタ・ノードはクライアント・リンクを無効化してハンドシェイクを再試行し(ステップ506)、同時にスレーブ・ノードへの「抑止」メッセージを送信する、以前の動作を継続する(ステップ508)。マスタがハンドシェイクを成功裡に完了すると(ステップ510)、マスタ・ノードはクライアント・リンクを開始し(ステップ512)、スレーブ・ノードに「有効化」メッセージを送信し、スレーブを解放してリンクの反対側のハンドシェイクを試みさせ、スレーブ・ノードから肯定応答(ACK)信号を受信するためのタイマを開始する(ステップ514)。
スレーブのハンドシェイクが完了すると、スレーブは所定の時間切れ時間内に肯定応答をマスタに返信してリンク初期化プロセスを完了する。ACK信号が時間内に受信されない場合(ステップ516及び518)、マスタ・ノードはクライアントを無効化し(ステップ520)、ステップ502に戻ってクライアントとの別のハンドシェイクを試みる。ACK信号が時間内に受信され(ステップ522)、適切な形式である場合(ステップ524及び528)、そこでリンク開始が終了する(ステップ530)。ACKが適切な形式でない場合(ステップ526)、そこでマスタ・ノードは同様にクライアントを無効化し(ステップ520)、ステップ502に戻ってクライアントとの別のハンドシェイクを試みる。
ネットワーク・リンク106にわたり、追加のハンドシェイクを行う必要はなく、スレーブは、マスタのハンドシェイクが最初に完了するまで、ハンドシェイクすることは許可されないと想定していることに留意されたい。同じ理由で、スレーブ側には時間切れ間隔(ステップ514―528)の必要はない。しかしながら、これらの特徴と、初めのマスタ・スレーブ関係を確立する際に関る付加的な複雑性との間にトレードオフが存在する。
OFC伝搬の代替的な実施形態
上述の実施形態に加えて、二重リンクを有するTDM/WDMネットワークにわたるOFC伝搬に関する代替的な実施形態を提案する。この代替的な手法は、TDM/WDMネットワーク・ノードがOFCハンドシェイク・パルスを生成することを必要としない。むしろそれは、以下により詳細に説明するように、リンク状態がリンク初期化に適切である場合、ISCチャネルからそれらの元のソースへ、OFCパルスをエコー・バックすることによって動作する。
図6は、第1ISCチャネル604a(チャネルA)と第2ISCチャネル604b(チャネルB)に連結する、一対の相互接続したTDMノード602a(ノードA)と602b(ノードB)を含むシステム600を表す。二重光リンク606aは、TDMノード602aとISCチャネル604aを相互接続し、一方、同様の二重光リンク606bは、TDMノード602bとISCチャネル604bを相互接続する。付加的な二重光リンク608は、具体的にはネットワーク・リンクであるが、TDMノード602aと602bを互いに相互接続する。ISCチャネル604a及び604bの各々は、光トランスミッタ(TX)610及びレシーバ(RX)612を含み、所定のプロトコル、例えば上で言及したANSI標準において定められるプロトコルを用いてOFC信号を連結したデバイスと交換する。
簡単のために、図6は、各々のTDMノード602に連結した1つのISCチャネル604のみを示す。しかしながら、この手法は、同じTDMノード602上の多重チャネルに対して容易に繰り返すことができる。さらに、この手法はTDM信号についてのみ説明されるが、これは明らかに、WDMネットワーク上で同様に走るTDM信号を含むように拡張することができる。そのようなTDM/WDMネットワークにおいては、図6のノード602に関して示されるコンポーネントは、上の他の実施形態において示されたように、単一のWDMマルチプレクサ及びデマルチプレクサと整合する多重TDMチャネルを有する単一のTDMチャネルに対応する。
TDMノード602a及び602bの各々は、参照番号614により集合的に示される複数の入力ポートを含み、そのうちの2つのポート614−1(ポート1)及び614−2(ポート2)が示される。各入力ポート614は、トランスミッタ(TX)616及びレシーバ(RX)618を有し、これらは、それぞれISCチャネル604a又は604bの対応するレシーバ(RX)612及びトランスミッタ(TX)610に整合する。各レシーバ618は、1つの入力をTDMマルチプレクサ(MPX)620に供給し、このマルチプレクサがこの入力を同じノード602a又は602bの他のレシーバからの入力と共に時分割多重化する。各々のノード602a又は602bのTDMマルチプレクサ620は、次に、他方のノード内の対応するレシーバ624にリンク608を介して連結したトランスミッタ622を駆動するが、ここで各ノード602のトランスミッタ622及びレシーバ624は出力ポート626を構成する。各レシーバ624は、TDMデマルチプレクサ(DMPX)628を駆動し、これが逆多重化された信号をそのノードのポート・トランスミッタ616に供給する。
上述のシステム600の動作中、ISCチャネル604aのトランスミッタ610から発生する光信号は、リンク606a、入力ポート614−1(ノード602aの)のレシーバ618、マルチプレクサ620、トランスミッタ622、リンク608、ノード602bのレシーバ624、デマルチプレクサ628、入力ポート614−1のトランスミッタ616及びリンク606bを経由して、ISCチャネル604bのレシーバ612に到達する。ISCチャネル604bのトランスミッタ610から発生する光信号は、反対方向の同様の経路を経由して、ISCチャネル604aのレシーバ612に到達し、また、他のISCチャネルから発生して他の2重入力ポートを横切る光信号についても同様である。
殆どの時間、各TDMノード602は透過的に動作し、ISCチャネル604からのいずれの入力信号も時分割多重化されて、ネットワーク・リンク608に沿って他方のノードへ伝送され、一方、ネットワーク・リンクからのあらゆる受信TDM信号は逆多重化され、入力ポート614を介して適切なISCチャネル604へ伝送される。OFCを用いる全体のリンク(一対の相互通信するISCチャネル604の間の全てのコンポーネントを含む)を初期化するために、本発明の実施形態のこの態様は、TDMノード602が、ある条件下では非透過的な仕方で動作することを企図している。より具体的には、本発明の実施形態のこの態様は、各TDMノード602に組み込まれたロジック630が、TDM入力ポート614及びTDM出力ポート626に存在する信号を監視し、次いで所望のハンドシェイク信号を伝送する状態機械を実施することを企図している。ロジック630は、専用デジタル回路、例えば特定用途集積回路(ASIC)、ファームウェア(即ちマイクロコード)又はその2つの組み合わせなどのような任意の適切な形態で実施することができる。
この態様がいかに動作するかを説明するために、最初にISCチャネル604aがTDMノード602aに接続し、そのトランスミッタ610からノード602aのポート1レシーバ618へのOFCハンドシェイク・パルスを開始するものと想定する。ISCチャネル604bからの対応するリンク606bはまだアクティブではないので、ネットワーク側レシーバ624からポート1トランスミッタ616へのライン上には受信信号はない。(マルチプレクサ620及びデマルチプレクサ628によって提供されるTDMチャネルの他のポート614上を走る信号がなお存在する可能性があり、同様に他の信号がノード602aへのトランスミッタ及びレシーバ・リンク上を流れている可能性があることに留意されたい。)
ここで図7、及び図10のフローチャートを参照すると、本発明の実施形態のこの態様は、(1)ISCチャネル604からノード602の入力ポート614のレシーバ618への信号がOFCパルス702を含み(ステップ1002)、且つ、(2)同じ入力ポート614のトランスミッタ616からの信号が低い(ノード602aの入力ポート614−1に対して図示されるように)(ステップ1004)ときに、動作し始める。これら2つのイベントが同時に発生するとき、そのノード602におけるデジタル・ロジック630は、OFC信号702を(1)トランスミッタ616を用いて、ISCチャネル604のレシーバ612にループバックし(704で示されるように)、且つ、(2)ノード602のトランスミッタ622からTDMリンク608を横切って伝送する(706で示されるように)(ステップ1006)ように強制する。この状態は、所定の一定時間、発生ノード602において維持され、その後ノード602は透過状態に戻り、受信するあらゆる信号を伝搬する(ステップ1008)。信号をISCチャネル604にループバックすることは、OFCハンドシェイクにこのチャネルを完了させ、そして第1リンク・セグメントを初期化させるが、この場合、セグメントは、ISCチャネル604aとノード602aの間のリンク606aを含む。
ここで図8を参照すると、同じ前方に伝送されたOFCパルス706(図7)は、続いてネットワーク・リンク608の他方の端で、TDMノード602bのレシーバ624において受信される(802で示されるように)。しかしながら、TDMノード602bのポート614−1のレシーバ618は、未だ信号を有していない。これら2つの信号がこれらの状態において検出されるとき、受信側TDMノード602bでデジタル・ロジック630は、OFCパルス802をISCチャネル604bのレシーバ612に向けて通過させる(804で示されるように)。同時に、それはISCチャネル604bから受信するあらゆる信号を透過的に通過させる。この信号804を受信すると、ISCチャネル604bは、そのトランスミッタ610からのOFCハンドシェイク・パルス806によって応答する。
ここで図9を参照すると、ISCチャネル604bからのOFCハンドシェイク・パルス806はTDMノード602bを通して伝播し、902で示されるように、ネットワーク・リンク608を横切ってTDMノード602aに戻る。この時までに、ノード602aにおける時間遅延は終了するので、受信された信号は単に透過的に通過する。一方、ISCチャネル604aは、光信号を送信しており、この光信号はTDMノード602aを透過的に通過し、ネットワーク・リンク608を横切ってTDMノード602bに達するが、これはTDMノード602bにおけるハンドシェイクを完了するのに十分である。両方のノード602a及び602bはここで透過モードにあり、ISCチャネル604aと604bに及ぶリンクは完全に初期化されている。
OFCハンドシェイクを最初に開始するのが、ISCチャネル602aでなくISCチャネル602bである場合、同じ手続きに従うことができることは明らかである。付加的な特徴として、デジタル・ロジック630は、ネットワークの何れかの位置にオープン・リンク条件が存在する場合、ノード602a及び602bはこれを検出し、それらの対応するトランスミッタを停止し、データ伝送を中断する。リンク・セグメントがいったん無効化されると、ISCチャネル604a及び604bは、上で言及した既存のOFCハンドシェイク・プロトコルに従って、10秒毎にOFCハンドシェイクを開始しようと試みることになる。リンクが回復すると、上述の手続きは、再びリンクを初期化することになる。各TDMノード602に、それ自体の状態機械630を用いてハンドシェイク・プロセスを開始する前に、ネットワーク・リンク608の他方の端からの信号をすでに受信しているかどうかを調査させることによって、デッドロック状態は回避される。
上述の実施形態は、いくつかの可能性のある利点を有する。TDMノード602はOFC信号パルスを生成する必要がなく、このことは多重ISCチャネル604が一枚のカード上に収容される場合、ハードウェアを節約することを可能にする。また、リンクが接続していることを確認する光監視チャネルを必要としない。ノード602aからノード602bへ、及び再びノード602aに戻る、最大リンク長又は最長の許容往復遅延時間は、デジタル・ロジック630内に確立された固定遅延によって制限され、リンクは、この時間の間に確立しなくてはならない。固定遅延はまた、ループバック信号のためにISCチャネル604においてエラー状態を引き起こすのを回避するように、十分に短くなくてはならない。数ミリ秒の固定遅延を選択することにより、100キロメートルを超えてリンクを延ばすことが可能になるはずであり、この遅延はまた、プログラム可能にしてリンク長又は他の条件に応じて調整することができる。この手法では、最初にハンドシェイクを開始するISCチャネル604は、それ自体とTDMノード602の間のハンドシェイクに関するマスタとなり、一方リンクの他方の端では、他のTDMノード602が、それ自体と他のISCチャネル604の間のハンドシェイクに関するマスタとして動作する。
本発明の実施形態の特定の特徴(光トランスミッタ及びレシーバなど)は、必然的にハードウェアを組み込むが、他の特徴(上述のデジタル・ロジックなど)は、ファームウェア、又はハードウェアとファームウェアの何らかの組合せにおいて実施することができる。
1つの実施例として、本発明の実施形態の1つ又は複数の態様は、例えばコンピュータ使用可能媒体を有する製品(例えば1つ又は複数のコンピュータ・プログラム)に含めることができる。媒体はその内部に具体化された、例えば、本発明の実施形態の機能を提供し促進するためのコンピュータ可読プログラム・コード手段を有することができる。製品は、コンピュータ・システムの一部分として含めるか、又は別に販売することができる。
さらに、本発明の実施形態の機能を実施するための、機械によって実行可能な命令の少なくとも1つのプログラムを有形に具体化した、機械により可読な少なくとも1つのプログラム・ストレージ・デバイスを提供することができる。
本明細書において示されたフロー図は、単なる実施例である。これらの図又はそこで説明されたステップ(又は動作)には、多くの変形が可能である。例えば、ステップは異なる順序で実行することができ、或いは、ステップを加え、削除し又は修正することができる。
本発明に対する好ましい実施形態が説明されたが、当業者であれば、現在及び将来において、添付の特許請求の範囲に入る種々の改良および強化を施すことができることが理解されるであろう。
WDMネットワークにおける各々の光波長に対して専用の制御チャネルが用いられる、従来技術を示す。 多重TDM及びWDMチャネルがネットワークにわたって伝搬する、ネットワーク環境を示す。 多重TDMデータ・チャネルの制御チャネルが結合されて、図2に示されるネットワークにわたるトランスポート用の単一TDMチャネルになる、本発明の実施形態を示す。 結合TDM/WDMネットワークにわたりOFC状態を伝搬するための、ピア・ツー・ピア手続きを示す。 結合TDM/WDMネットワークにわたりOFC状態を伝搬するための、マスタ・スレーブ手続きを表す。 ネットワークにわたりOFC状態を伝搬するための、代替的な実施形態を示す。 ネットワークにわたりOFC状態を伝搬するための、代替的な実施形態を示す。 ネットワークにわたりOFC状態を伝搬するための、代替的な実施形態を示す。 ネットワークにわたりOFC状態を伝搬するための、代替的な実施形態を示す。 ネットワークにわたりOFC状態を伝搬するための、代替的な実施形態を示す。
符号の説明
100、200、600:システム
102:伝送ノード
104:受信ノード
106:WDMネットワーク
108:光信号(元の入力信号)
110、130、210、256、612、618、624:光レシーバ
112:電気出力信号
114、134:電気オーバーヘッド制御信号
116、136、224、268、610、616、622:光トランスミッタ
120:WDMマルチプレクサ
122:光出力信号
124:光入力信号
126、228、252:WDMデマルチプレクサ
128:多重光信号
138:光出力信号(遠隔ポート)
202:第1TDM/WDMノード(ノードA)
204:第2TDM/WDMノード(ノードB)
206:第1ホスト・システム(ホストA)
208:第2ホスト・システム(ホストB)
209:TDMチャネル
212:電気データ信号
214:第1TDMマルチプレクサ
216、260:多重化データ信号
218、272:オーバーヘッド制御信号(サブチャネル)
220:第2TDMマルチプレクサ
222、262:多重化制御信号
223、258:複合電気信号
226:複合光信号
230:多重波長光出力信号
250:多重波長光信号
254:単一波長光信号
264:TDMデータ・デマルチプレクサ
266:個々のデータ信号
268:出力レーザー
272:個々の制御信号
602a:TDMノード(ノードA)
602b:TDMノード(ノードB)
604a:第1ISCチャネル(チャネルA)
604b:第2ISCチャネル(チャネルB)
606a、606b、608:2重光リンク
614、614−1、614−2:入力ポート
620:TDMマルチプレクサ
626:出力ポート
628:TDMデマルチプレクサ
630:デジタル・ロジック
702、802、804、806、902:OFCパルス

Claims (14)

  1. TDM光ネットワーク上で複数の入力チャネルからの信号を伝送する方法であって、前記入力チャネルの各々は、光データ信号と、該光データ信号に関する制御情報を含む電気制御信号とを含み、
    前記光データ信号をそれぞれの電気データ信号に変換するステップと、
    前記電気データ信号を時分割多重化して多重化データ信号を生成するステップと、
    前記電気制御信号を時分割多重化して多重化制御信号を生成するステップと、
    前記多重化制御信号と前記多重化データ信号と組み合せて複合電気信号を生成するステップと、
    前記複合電気信号から、前記ネットワーク上で伝送される複合光信号を生成するステップと
    を含む方法。
  2. 前記複合光信号は、前記ネットワーク上で伝送される前に、異なる波長の1つ又は複数の他の複合光信号と組み合せられる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記入力チャネルの1つにおける光データ信号の損失の検出に応答して、前記光データ信号の前記損失を示す、前記入力チャネルに対する電気制御信号を生成するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記複合光信号を前記ネットワーク上で受信するステップと、
    前記複合光信号から、多重化データ信号と多重化制御信号に分離することができる複合電気信号を生成するステップと、
    前記多重化データ信号を逆多重化して前記入力チャネルに対応する出力チャネルに対するそれぞれの電気データ信号を生成するステップと、
    前記多重化制御信号を逆多重化して前記出力チャネルに対するそれぞれの電気制御信号を生成するステップと、
    前記電気データ信号を前記出力チャネルに対する光データ信号に変換するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記複合光信号は、前記ネットワーク上で伝送される前に、異なる波長の1つ又は複数の他の複合光信号と組み合せられ、
    受信した複合光信号を異なる波長の複合光信号に分離するステップをさらに含み、
    各々の前記異なる波長の複合光信号は、出力チャネルに対する個々のデータ信号及び制御信号がそれから生成される複合電気信号を生成するために用いられる、
    請求項4に記載の方法。
  6. TDMネットワーク上で複数の入力チャネルからの信号を伝送するための装置であって、前記入力チャネルの各々は、光データ信号と、該光データ信号に関する制御情報を含む電気制御信号とを含み、
    前記光データ信号の各々をそれぞれの電気データ信号に変換するための光レシーバと、
    前記電気データ信号を多重化して多重化データ信号を生成するためのTDMデータ・マルチプレクサと、
    前記電気制御信号を多重化して多重化制御信号を生成するためのTDM制御信号マルチプレクサと、
    前記多重化制御信号と前記多重化データ信号とを組み合せて複合電気信号を生成するための結合コンバイナと、
    前記複合電気信号から、前記ネットワーク上で伝送される複合光信号を生成するための光トランスミッタと
    を備える装置。
  7. 前記複合光信号は、前記ネットワーク上で伝送される前に、異なる波長の1つ又は複数の他の複合光信号と組み合せられる、請求項6に記載の装置。
  8. 前記入力チャネルの1つにおける光データ信号の損失の検出に応答して、前記光データ信号の前記損失を示す、前記入力チャネルに対する電気制御信号を生成するためのロジックをさらに備える、請求項6に記載の装置。
  9. 前記複合光信号を前記ネットワーク上で受信し、且つ、前記複合光信号から、多重化データ信号と多重化制御信号に分離できる複合電気信号を生成するための光レシーバと、
    前記多重化データ信号を逆多重化して前記入力チャネルに対応する出力チャネルに対するそれぞれの電気データ信号を生成するためのTDMデータ・デマルチプレクサと、
    前記多重化制御信号を逆多重化して前記出力チャネルに対するそれぞれの電気制御信号を生成するためのTDM制御信号デマルチプレクサと、
    前記電気データ信号を前記出力チャネルに対する光データ信号に変換するための、それぞれの光トランスミッタと
    をさらに備える、請求項6に記載の装置。
  10. 前記複合光信号は、前記ネットワーク上で伝送される前に、異なる波長の1つ又は複数の他の複合光信号と組み合せられ、
    受信した複合光信号を異なる波長の複合光信号に分離するステップをさらに含み、
    各々の前記異なる波長の複合光信号は、出力チャネルに対する個々のデータ信号及び制御信号がそれから生成される複合電気信号を生成するために用いられる、
    請求項9に記載の装置。
  11. TDM光ネットワークにおいて、複合光信号が複数の入力チャネルからの信号から生成されて前記ネットワーク上で伝送され、前記入力チャネルの各々は、光データ信号と、該光データ信号に関する制御情報を含む電気制御信号とを含み、前記光データ信号及び前記電気制御信号を再生する方法は、
    前記複合光信号を前記ネットワーク上で受信するステップと、
    前記複合光信号から、多重化データ信号と多重化制御信号に分離できる複合電気信号を生成するステップと、
    前記多重化データ信号を逆多重化して前記入力チャネルに対応する出力チャネルに対するそれぞれの電気データ信号を生成するステップと、
    前記多重化制御信号を逆多重化して前記出力チャネルに対するそれぞれの電気制御信号を生成するステップと、
    前記電気データ信号を前記出力チャネルに対する光データ信号に変換するステップと
    を含む方法。
  12. 前記複合光信号は、前記ネットワーク上で伝送される前に、異なる波長の1つ又は複数の他の複合光信号と組み合せられ、
    受信した複合光信号を、異なる波長の複合光信号に分離するステップをさらに含み、
    各々の前記異なる波長の複合光信号は、出力チャネルに対する個々のデータ信号及び制御信号がそれから生成される複合電気信号を生成するために用いられる、
    請求項11に記載の方法。
  13. TDM光ネットワークにおいて、複合光信号が複数の入力チャネルからの信号から生成されて前記ネットワーク上で伝送され、前記入力チャネルの各々は、光データ信号と、該光データ信号に関する制御情報を含む電気制御信号とを含み、前記光データ信号及び前記電気制御信号を再生する装置は、
    前記複合光信号を前記ネットワーク上で受信し、且つ、前記複合光信号から、多重化データ信号と多重化制御信号に分離できる複合電気信号を生成するための光レシーバと、
    前記多重化データ信号を逆多重化して前記入力チャネルに対応する出力チャネルに対するそれぞれの電気データ信号を生成するためのTDMデータ・デマルチプレクサと、
    前記多重化制御信号を逆多重化して前記出力チャネルに対するそれぞれの電気制御信号を生成するためのTDM制御信号デマルチプレクサと、
    前記電気データ信号を前記出力チャネルに対する光データ信号に変換するための、それぞれの光トランスミッタと
    を備える装置。
  14. 前記複合光信号は、前記ネットワーク上で伝送される前に、異なる波長の1つ又は複数の他の複合光信号と組み合せられ、
    受信した複合光信号を異なる波長の複合光信号に分離するためのWDMデマルチプレクサをさらに備え、
    各々の前記異なる波長の複合光信号は、光レシーバに供給されて出力チャネルに対する個々のデータ信号及び制御信号がそれから生成される複合電気信号を生成する、
    請求項13に記載の装置。
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