JP4625284B2 - 光伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明は光伝送装置に係り、特に送受信器間での障害情報の通信に伴う誤動作を防止する光伝送装置に関する。
従来、光伝送システムは、電話回線を大量に多重した幹線系における音声伝送を前提に設計され、超高信頼かつ超長距離な高品位な性能を実現することが求められていた。その一方で、近年、企業の拠点間通信やLAN(Local Area Network)間接続をターゲットとした、低コストなデータ伝送の要望がある。低コストなデータ伝送用の光伝送システム、また、積極的に導入進められている。これらのデータ伝送は、主にイーサネット(登録商標:Ethernet)技術をベースとしており、光送受信器の装置仕様、特性仕様を公開することによって、複数の異なる光送受信器製造業者間での相互接続を実現している。また、複数のベンダからデバイス、モジュール、装置が提供されることによって、システムの低コスト化をもたらしている。光送受信器メーカの中には、独自の仕様を光送受信器に適用するものもある。
本発明の背景技術を、図1ないし図5を用いて説明する。ここで、図1は、従来の双方向光伝送システムの構成を説明するブロック図である。図2は、障害発生時の、従来の双方向光伝送システム動作を説明する図である。図3は、従来の光送受信器の障害通知機能を説明する状態遷移図である。図4は、従来の光送受信器の障害通知機能を説明するシーケンス図である。図5は、従来の光送受信器の他の障害通知機能を説明する状態遷移図である。
図1は、2芯ファイバを用いた双方向光伝送システムの構成である。光送受信器110には、光送信器111と光受信器112が設置され、また、光送受信器120には、光送信器121と光受信器122が設置されている。光送受信器110と光送受信器120を2芯の光ファイバ131、132で接続することにより、2地点間の光伝送を実現している。
ここで、図1の双方向光伝送システムにおける一方の通信路において障害が発生した場合を考える。光ファイバ131が断線した場合、あるいは光ファイバ131と光受信器122の間に誤接続が生じた場合、光受信器122には光信号が入力しなくなる。しかしながら、光ファイバ132側の通信路は維持される為、光受信器112側での受信に問題は生じない。よって、障害が発生しているにもかかわらず、光送受信器110側では障害が発生していることに気づかないことになってしまう。
そこで、一般に、光送受信器間では、伝送すべきデータの他に、障害が発生した場合に特殊な信号を送出するように設計されている。図2を用いて、障害が発生した場合の信号のやりとりを説明する。図2(a)で、例えば、光ファイバ131で障害が発生すると、光受信器122は、障害を検出する。光送信器121は、光受信器112に向けて、障害を検出したことを知らせる信号(以降、障害検出信号と称する)を送出し始める。この信号検出信号を光受信器112が検出することによって、光送受信器110側においても、障害が発生したことを認知することが可能となる。さらに、信号断を検出した送受信器120は、相手側の送信器111と自側の受信器122の間で障害が検出したことを判断でき、また、障害検出信号を検出した送受信器110は、自側の送信器111と相手側の受信器122の間で障害が検出したことを判断できる。こうして、光送受信器110および120は、障害の発生箇所をも判定することが可能となる。
また、障害検出信号を受信した光送受信器110側にとっては、自側の光送信器111の下流で障害が発生しているので、データの転送を中断する必要がある。その一方で、光送信器111と光受信器122の間の障害が復旧して通信が可能となった直後に、その障害が復旧した旨を判断する為には、光送信器111は何らかの信号を継続して送出する必要がある。そこで、上記の障害検出信号とはまた別の、第2の障害通知用の信号として、障害検出信号を検出したことによりデータ転送を中断して待機中にあることを知らせる信号(以降、待機信号と称する)を用いる方式が広く導入されている。図2(b)で、光受信器112が障害検出信号を検出すると、光送信器111はデータの転送を中止し、その代りに待機信号を送出する。
図2(c)に、障害が復旧した直後の状態を示す。障害が復旧したことにより、光受信器122が、待機信号を検出する。待機信号の検出を受けて、光送信器121はデータの送信を再開している。図2(d)では、光受信器112が、受信信号が障害検出信号からデータに変わったことを受けて、光送信器111もデータの送信を再開する。
以上のようにして、対向する光送受信器110と光送受信器120は、障害の発生とその発生箇所を互いに判定し、また、障害の復旧を判定して、再び双方向のデータ通信を再開する。
これまで説明した、光送受信器の状態の変化を整理すると、図3の状態遷移図で表すことができる。通常の状態は状態0であり、データを送信している。この状態で、光送受信器が障害を検出すると状態1に移行し、障害検出信号を送信するようになる。状態1あるいは状態0において、障害検出信号を受信すると状態2に移行して、待機信号を送信するようになる。状態1あるいは状態0において、データないし待機信号を受信すると、状態0に戻り、データの送信を再開する。
この状態遷移図を参照しながら、光送受信器間の、障害発生時の手順と障害復旧時の手順とを、図4に示すシーケンス図で説明する。図4(a)で、障害が発生すると、光送受信器120が障害を検出して、状態0から状態1に移行し、障害検出信号を送信する。次に、光送受信器110は障害検出信号を検出して、状態0から状態2に移行、待機信号を送信する。
図4(b)で、障害が復旧すると、光送受信器120は待機信号を検出して、状態1から状態0に移行し、データの送信を再開する。そして、光送受信器110がデータを検出して、状態2から状態0に移行し、データの送信を再開する。
この障害検出と障害復旧の機能の例としては、例えば、10ギガビットイーサネットにおける、障害通知機能があげられる。10ギガビットイーサネットの障害通知機能は、米国の標準化団体IEEE802.3aeによって仕様がまとめられている。非特許文献1には、図3の「障害検出」を「Local Faultの検出」、「障害検出信号の送信」を「Remote Fault信号の送信」、「障害検出信号の受信」を「Remote Fault信号の受信」、「待機信号の送信」を「idle信号の送信」、「データor待機信号の受信」を「data or idle信号の受信」として、同様の仕組みにより、障害の発生箇所および障害の復旧を実現していることが記載されている。
ここまで障害検出信号と待機信号の2種類の信号を用いた障害検出機能について説明してきたが、これらの障害検出機能での安全性向上に関しても多くの検討がされている。図2(b)を参照すると、障害が復旧されるまで光送信器111は待機信号を送信し続けている。この時の障害の原因としては、光送信器111あるいは光受信器122の故障、光ファイバ131の断線あるいは接続ミスが考えられる。光送信器111の故障の場合を除くと、障害が発生している期間、および障害を復旧するための作業をしている期間は、待機信号が光信号として装置外の空間に放出されている可能性がある。そこで、光信号が装置外の空間に放出された場合の影響を抑制する為の手法として、待機信号の光パワーを抑制する手法が提案されている。
例えば、非特許文献2には、10ギガビットイーサネットにおいて、待機信号を断続的に送信することによって平均光パワーを抑制する手法が記載されている。この場合における状態遷移図を、図5に示す。障害検出信号を受信すると状態2に移行して、待機信号を送信する。ここで、一定期間(T1)データあるいは待機信号を受信しない場合には、まだ障害が回復していないと判断し、状態3に遷移する。状態3は、下流のファイバから装置外の空間に光が放出されている可能性があるとして、待機信号の送信を中断する(光出力を遮断する)。但し、状態3のままでは、障害が回復した場合に対向の送受信器が待機信号を受信できず、通信を回復できないので、一定期間(T2)の後に再び状態2に戻り、待機信号を送信する。障害が回復しない限り、光送受信器は、状態2と状態3との間で状態が変化し続けることになる。光パワーは、光がONの期間(T1)とOFFの期間(T2)で平均化され、例えばT1とT2が等しい場合には、平均光パワーは半分に、T2がT1の9倍であれば、平均光パワーは10分の1に抑制することが可能である。
なお、図5において、状態3でデータ信号または待機信号を受信しても、状態0に遷移しないのは、状態2で待機信号を送信した後、一定期間(T1)のうちに返信が戻ってこないので、状態3に遷移したと同時にネゴシエーションをリセットしているものと推定される。
また、特許文献1には、待機信号をデューティー比の小さい信号(短パルス列)を用いる方式、あるいは信号レベルそのものが低パワーの信号を用いることにより、待機信号自体のパワーを抑制する手法が記載されている。これは、図3の状態遷移図で、状態2の待機信号に、データ信号や障害検出信号とは信号パワーそのものが異なる特殊な信号を用いた場合である。
特許文献2には、受信信号のレベルをモニタして、双方向で主信号がないとき発光素子を動作させないことで、発光素子の寿命を長くする光送受信器が記載されている。
特許文献3には、トランスポンダ間でのデッドロックを防止する波長多重伝送装置が記載されている。
特許文献4には、イーサネットの終端装置間の伝送路障害が発生したことを、終端装置が検出し、終端装置と端末との接続を切った場合にも、対向する終端装置に通知しないイーサネット終端装置が記載されている。
特許文献5には、上流からの光信号に含まれる障害通知信号を受信すると、対応する下流への光出力を遮断する光信号監視装置が記載されている。
特開2001−217778号公報 特開平05−206945号公報 特開2004−015084号公報 特開2003−110585号公報 特開2002−057635号公報 Osamu Ishida、他46名、"Link Signaling Sublayer Proposal"、[online]、2000年9月、IEEE 802.3ae 10Gb/s Task Force Interim Meeting、[平成16年6月11日検索]、インターネット<URL:http://www.ieee802.org/3/ae/public/sep00/ishida_1_0900.pdf> Ken Herrity、"Evaluating Open Fiber Control"、[online]、2000年9月、IEEE 802.3ae 10Gb/s Task Force Plenary Meeting、[平成16年6月11日検索]、インターネット<URL:http://www.ieee802.org/3/ae/public/mar00/herrity_1_0300.pdf>
発明が解決しようとする課題について、図6ないし図8を用いて説明する。ここで、図6は、光送受信器と波長多重伝送装置とを接続した波長多重システムのブロック図である。図7および図8は、光送受信器の障害通知機能を説明するシーケンス図である。
上述したイーサネット光送受信器を用いて、より大容量の伝送を実現しようとした場合には、波長多重伝送(WDM: Wavelength-Division Multiplexing)装置と併用することが有効である。WDMは、複数の波長の光信号を多重して1本のファイバに入射して一括伝送させる方式である。WDMでは、波長多重数を上げることにより、総伝送容量が比例して増加し、大容量化が可能となる。
波長多重伝送装置と光送受信器とを接続する場合、光送受信器の送信光波長に以下の制限が加わる。まず、波長多重伝送装置では、その伝送帯域が光ファイバの伝送帯域や長距離伝送用の光アンプの増幅帯域によって制限される。また、多重数を増やして隣接波長間の波長間隔が狭くなってくると信号間のクロストーク(漏話)が発生する為、各信号の波長についてナノメートルオーダーで厳密に管理する必要がある。各信号の波長は、一般にグリッドと称される特定の設定波長を用いる。一方、一般的なイーサネット光送受信器のように、波長多重伝送に対応していない光送受信器の送信波長は、仕様の段階で数十ナノメートル以上の誤差を持っている。したがって、イーサネット送受信器を、直接波長多重伝送装置に接続すると、クロストークの増大や帯域利用効率の低下はおろか、受信すら困難になってしまう。
そこで、波長多重伝送に対応していない(波長をナノメートルオーダーで管理していない)光送受信器を波長多重伝送装置に接続する場合には、トランスポンダと呼ばれる装置をその間に接続し、図6のような構成とするのが一般的である。波長多重伝送装置141は、複数の波長を多重する合波器142と、波長多重された信号を個々の波長に分波する分波器143から構成されている。波長多重伝送装置141は、同様の構成である波長多重伝送装置151と光ファイバ131および132を介して対向接続されている。光送受信器110と波長多重伝送装置141との間には、トランスポンダ113が設置されている。トランスポンダ113は、光送信器111からの信号を波長多重用の信号に変換する送信側トランスポンダ114と、波長多重伝送装置141からの信号を光送受信器用の信号に変換する受信側トランスポンダ115とから構成されている。
ここで、光送受信器110中の光送信器111から送出された光信号は、トランスポンダ113の送信側トランスポンダ114に入力し、波長多重伝送装置向けの(ナノメートルオーダーで管理された)グリッド上の波長に変換される。波長を変換された光信号は、波長多重伝送装置141の合波器142に入射し、他の光信号と合波されて、波長多重信号が形成される。波長多重信号は、光ファイバ131中を伝搬した後に、波長多重伝送装置151の分波器153に達し、個々の波長毎に分波される。分波された光信号は、トランスポンダ123の受信側トランスポンダ125に入力され、ここで光送受信器用の信号に変換された後に、光受信器122で受信される。
また対向側も同様に、光送信器121から送出された光信号はトランスポンダ124、合波器152、光ファイバ132、分波器143、そしてトランスポンダ115を経て光受信器112で受信される。このようにして、イーサネット送受信器のように波長が管理されていない光送受信器と、波長多重伝送装置の間に、波長多重伝送向けに波長が管理されているトランスポンダを接続することによって、安価な大容量伝送(イーサネットベースの波長多重伝送)が実現される。
また、トランスポンダは、誤り検出や誤り訂正を目的とした符号化処理や、トランスポンダ間の制御信号の為の信号付加処理、波形の整形や再生処理等の負荷機能を有することもある。この様なトランスポンダでは、受信信号と送信信号との間に一定量の遅延時間が生ずる。
図6の構成において、光送受信器110と光送受信器120が互いに異なる状態遷移図に基づいて障害通知を行なう場合、具体的には光送受信器120が図3の状態遷移図に基づき、一方で光送受信器110が図5の状態遷移図に基づき、障害通知を行なう場合には、光送受信器110の立ち上げに誤動作が発生する可能性がある。これについて以下に説明する。
図7は、図6の構成で光送受信器を対向接続して運用している場合に、一方の光送受信器110をリブート(再起動)したときの、復旧シーケンスである。なお、図7には光送信器111に接続された送信側トランスポンダ114の状態を併記してある。受信側トランスポンダ125、対向側の送信側トランスポンダ124、対向側の受信側トランスポンダ115の動作は、説明の簡略の為に省略する。
光送受信器110をリブートすると、対向する光送受信器120が障害を検出して、状態0から状態1に移行し、障害検出信号を光送受信器110側に送出する。光送受信器110でリブートが完了すると、対向の送信器から転送されてきた前記障害検出信号を受信し、状態2となって、待機信号を光送受信器120側に送出する。
ここで送信側トランスポンダ114において、待機信号を受信してから待機信号を送出するまでに遅延が発生した場合を考える。送信側トランスポンダ114において待機信号送出に遅延が発生すると、遅延時間分だけ光送受信器120側で待機信号を検出して状態0に戻るのが遅れる。その結果として、光送受信器110がデータ信号を受信するのが遅れる。この時、このデータ信号が光送受信器110に到達する前に、光送受信器110が状態2となってから、図5の状態遷移図で説明した一定期間T1を経過してしまった場合には、光送受信器110は状態3に移行してしまう。この結果、待機信号の送信を中断し、復旧作業そのものが中断されてしまう。光送受信器110は、一定期間T2の間、出力を中断した後、再び、状態2に復帰し、待機信号を送出するが、送信側トランスポンダ114において同様に遅延が発生したことにより、期間T1の間にデータ信号を受信できなかった場合には、再び状態3に移行して、待機信号の送信が中断される。以降、同動作を繰り返して状態2と状態3の間でループ状態となり、光送受信器110は、リブート以降、復旧することが不可能になってしまう。
トランスポンダによる遅延は、1つにはトランスポンダのスタートアップ時間によっても発生する。トランスポンダは、それまで信号入力が無かった状態から信号入力が発生しはじめると、信号出力を開始できるように内部回路を立ち上げる必要があるので、それにより遅延が発生する。また、無信号上状態から復旧する場合において、人為的なマニュアル動作を必要とする場合には、当然ながら作業者が自発的に復旧作業を行なうまでの遅延時間が発生する。あるいは急激に大出力な信号を送信せずに少しずつパワーを増大させていくスロースタート機能を設けている場合には、受信器側での信号識別レベルまでパワーが復帰するまでの期間の分だけ遅延が発生する。
従来の、WDMシステムでは、光送受信器、トランスポンダ、波長多重伝送装置、および対向局の各装置は、同一のメーカ製であることが多かった。しかし、イーサネットベースの波長多重伝送では、トランスポンダと波長多重伝送装置とは、同一メーカ製であっても、光送受信器は、多数のメーカの多様な光送受信器を接続することが、波長多重伝送装置メーカに求められている。
前述の特許文献1に記載されているように、待機信号として、デューティー比の小さい信号(短パルス列)を用いる方式、あるいは信号レベルそのものが低パワーの信号を用いる方式においても、トランスポンダがこれに対応していないと、同様に障害からの回復ができなくなる。図8は、光送受信器をリブートした場合のシーケンス図である。光送受信器110をリブートすると、光送受信器120が障害を検出して、状態0から状態1に移行し、障害検出信号を光送受信器110側に送出する。光送受信器110でリブートが完了すると、対向の送信器から転送されてきた前記障害検出信号を受信し、状態2となって、待機信号を光送受信器120側に送出する。ここで送信側トランスポンダ114において、待機信号を受信したにもかかわらず、送信側トランスポンダ114が待機信号を出力せずに、転送を遮断してしまった場合には、データ信号が光送受信器110に返信されてこない。この場合も、期間T1後に状態3に移行して、待機信号の送信を中断してしまう。期間T2経過後に、状態2に戻り、待機信号の送信を再開しても、やはり送信側トランスポンダ114によって待機信号の転送が遮断されると、再び状態3に移行してしまう。以降、同様にして状態3と状態2のループ状態となり、障害から復旧することが不可能となる。
送信側トランスポンダ113において待機信号の転送が遮断される現象は、光送受信器110の待機信号として、デューティー比の小さい信号(短パルス列)、あるいは信号レベルそのものが低パワーの信号を採用した一方で、送信側トランスポンダ114が、これらの特殊な待機信号に対応しておらず、有効な信号が入力したとは認知されなかった場合に発生する。特に待機信号として光送受信器の製造メーカ独自の特殊な信号を用いた場合に、トランスポンダ側でこれらの信号に対応することは困難となる。
以上説明したような、送受信器の障害通知機能と、トランスポンダ内部での信号処理との相互作用に起因する問題を解決する為には、送受信器側で障害通知機能を改良し、トランスポンダ側で信号遅延の改良を施すことが必要である。また、障害通知機能そのものを、一時的に無効に設定することによって解決される。しかしながら、光送受信器が既にルーター装置内部や光伝送装置内部に実装されて光送受信器自体の改良や設定変更が困難な場合がある。また、装置インストール現場など、装置設定環境や装置設定資料に乏しく設定変更が困難な場合がある。これらの場合、光送受信器あるいはトランスポンダで対策を施すことが困難である。
本発明の目的は、障害通知機能を有する送受信器を、接続しても送受信器が障害から復旧することが可能な光伝送装置を提供することにある。
双方向伝送において、第1の伝送路から送られてきた光信号の強度をモニタする受光器と、光送受信器から第2の伝送路へ送られる光信号の経路に設けられた出力調整器とを用いて、受信光信号の強度が予め定められた強度より低下したとき、第2の伝送路への送出される光信号の出力レベルを低下させる。
本発明によれば、障害通知機能を有する送受信器を接続しても、送受信器が障害から復旧することが可能な光伝送装置を得ることができる。
本発明の実施の形態を、以下に実施例を用いて図面を参照ながら説明する。
本発明の実施例を、図9ないし図12を用いて説明する。ここで、図9は、実施例を説明する波長多重システムのブロック図である。図10は、実施例を説明する光送受信器の障害通知機能のシーケンス図である。図11は、実施例を説明する波長多重伝送装置のブロック図である。図12は、変形実施例を説明する波長多重伝送装置のブロック図である。
図9を参照すると、光送受信器10中の光送信器11から送出された光信号は、一旦トランスポンダ13の送信側トランスポンダ14に入力される。送信側トランスポンダ14は、光信号の波長を、波長多重伝送装置向けの(ナノメートルオーダーで管理された)グリッド上の波長に変換して、波長多重伝送装置41の出力調整器47を介して、合波器42に入射し、他の信号と合波されて波長多重信号が形成される。波長多重信号は、光ファイバ31中を伝搬した後に、波長多重伝送装置51の分波器53に達し、個々の波長毎に分波された後に、トランスポンダ23の受信側トランスポンダ25に入力され、ここで光送受信器用の信号に変換された後に光送受信器20中の光受信器22で受信される。また、分波器53から分波された信号の一部は光カプラ54で分岐され、受光器55に達する。
対向側においては、光送信器21から送出された光信号は、送信側トランスポンダ24に入力される。送信側トランスポンダ24は、光信号の波長を、グリッド上の波長に変換して、波長多重伝送装置51に入力する。ここで、送信信号は、出力調整器57を経てから、光合波器52に達し、他の信号と合波されて波長多重信号が形成される。波長多重信号は、光ファイバ32中を伝搬した後に、分波器43に達し、個々の波長毎に分波される。分波された光信号は、受信側トランスポンダ15に入力され、ここで光送受信器用の信号に変換された後、光受信器12で受信される。
受光器55からの電気信号は、入力判定回路56に入力し、ここで光パワーレベルが一定の値にあるかどうかを判断し、ある基準値以下の場合には、出力調整器57を制御して、透過すべき光信号を遮断する。上記説明では波長多重伝送装置41内の、光カプラ44、受光器45および入力判定回路46の説明を省略したが、これらは波長多重伝送装置51内の、光カプラ54、受光器55および入力判定回路56と同様の動作を行なう。
光送信器11から送出される光信号および送信側トランスポンダ14から送出される光信号は、連続信号光である。したがって、待機状態(アイドル状態)でも何らかの信号が送出されており、信号光が途絶えることは無い。また、他方の光送信器21から送出される光信号、トランスポンダ24から送出される光信号も同様である。
図10に、光送受信器10が図5に示す状態遷移図に基づいて、一方光送受信器20が図3に示す状態遷移図に基づいて、それぞれ障害通知を行なうものとした場合の、リブート時のシーケンスを示す。図10には、送信側トランスポンダ24と合波器52との間に設置された出力調整器57の状態を併記してある。出力調整器47の動作は、説明の簡略の為に省略する。
光送受信器10をリブートすると、光送受信器20が障害を検出して、状態0から状態1に移行し、障害検出信号を光送受信器10に送出する。また、光送受信器10がリブートすると、同時に受光器55への入力も途絶え、入力判定回路56が入力断を検出することにより、出力調整器57の状態が出力OFFとする。これにより、光受信器20から光送受信器10へ向けて送信された障害検出信号は、出力調整器57にて遮断される。
一方、光送受信器10が、リブートが完了しても、対向の送信器からの信号は検出されないので、光送受信器10は、状態1となる。この結果、光送受信器10は、障害検出信号を光送受信器20に送出する。トランスポンダにおいて遅延が生じた後に、障害検出信号は、光送受信器20に達する。ここで、まず、受光器55が障害検出信号を受光し、入力判定回路56が、入力光が復旧したと判断することにより、出力調整器57の状態が出力ONとなる。また、障害検出信号が光送受信器20に達すると、障害検出信号を受信した結果、状態2に移行して、待機信号の送信を開始する。出力調整器57は、既に出力ONとなっているので、待機信号は出力調整器57を透過して、光送受信器10に向う。
この時、光送受信器10は、状態1にあるので、いずれのトランスポンダにおいて、障害検出信号/待機信号に遅延が発生しても、状態3に移行することはない。光送受信器10は、光送受信器20からの待機信号を受信した段階で、状態0に復帰する。復帰した光送受信器10は、データの転送を再開する。このデータ信号が光送受信器20に到達すると、光送受信器20も状態0に復帰し、データの転送を再開する。このようにして、トランスポンダにおいて遅延が発生した場合でも、双方の光送受信器がデータ転送可能な状態に復旧することが可能である。
本実施例では、対向するイーサネット光送受信器との間で障害を検出したとき、対向するイーサネット光送受信器が障害検出信号を送出するよう制御している。
なお、入力判定回路56の応答時定数(制御時定数)は、リブート直後の光送受信器10が障害検出信号を受信しないように出力調整器57の遮断動作が機能することが条件である。信号光がバースト信号ではなく連続光であることを考慮すれば、数100m秒程度の低速な動作で十分である。
図11を用いて、図9の入力判定回路と出力調整器とを詳細に説明する。入力判定回路は、2台の比較器61、62と、機能マスク回路65で構成する。また、出力調整器は、光アンプ70で構成する。ここで、出力調整に光アンプ70を用いたのは、分波器52に入力する各波長の信号レベルをそろえる(出力調整)ため、波長多重伝送装置51の入力段に、波長ごとに小型の光アンプを設けているためである。この、光アンプを出力調整に用いるのである。光アンプ70は、エルビウム添加ファイバ(EDF)71と、EDF71を励起する励起光の励起光源72と、励起光とトランスポンダ24からの信号光とを合波するWDMカプラ73と、励起光源72に制御電流を供給する光アンプ制御回路74とで構成する。
ここで、光アンプ70が、信号出力をOFFにできる理由を説明する。EDF71に十分な励起光パワー(例えば数十mW)が供給されていれば、光アンプ70は、信号光を増幅する。しかし、励起光パワーが十分供給されていないときには、EDF71を透過する際の損失が利得を上回り、信号光を減衰する。本実施例では、この特性を利用している。
図11に戻って、受光器55に入力した光パワーに比例したモニタ電圧は、比較器61、62に入力される。ここで、比較器61では、トランスポンダ25の入力の−20dBmに相当する第1の基準電圧と、モニタ電圧とを比較する。モニタ電圧が第1の基準電圧未満のとき、比較器61は、信号断と判断し、光アンプ制御回路74に、出力遮断信号を送る。光アンプ制御回路74は、出力遮断信号を受けて、励起光源72への励起電流を減少する。これによって、トランスポンダ24からの信号光は、対向する装置で出力断と判断される光パワーにまで、光アンプ70で減衰される。
比較器62では、トランスポンダ25の入力の−15dBmに相当する第2の基準電圧と、モニタ電圧とを比較する。モニタ電圧が第2の基準電圧を超えたとき、比較器62は、信号断が回復したと判断し、光アンプ制御回路74に、出力復帰信号を送る。光アンプ制御回路74は、出力復帰信号を受けて、励起光源72への励起電流を増加する。これによって、トランスポンダ24からの信号光を、所定の光出力(例えば0dBm)となるよう光アンプ70で出力調整する。
比較器61、比較器62と光アンプ制御回路74の間には、機能マスク回路65が設置されている。機能マスク回路65は、出力遮断信号/出力復帰信号を光アンプ制御回路に送らないことができる。これは、本実施例が主に作用する機会が、装置起動時やトラブルシューティング時に限定されている為、正常運用時において入力判定回路の誤動作が悪影響を与える可能性を排除するためである。
本実施例によれば、障害通知機能を有する送受信器を接続しても、送受信器が障害から復旧することが可能な波長多重伝送装置を得ることができた。
本実施例で、2台の比較器を備えたのは、信号断と判断する基準電圧と信号回復と判断する基準電圧とに、差を設け、入力判断回路の動作を安定にするためである。したがって、1台の比較器で、基準電圧を切り替えてもよい。出力調整器として、ファイバアンプを用いたが、半導体増幅器であっても、可変アッテネータであってもよい。各回路ブロックをアナログ回路的に説明してきたが、各回路ブロックの機能を、ディジタル回路やソフトウエア制御によって実現することも可能である。
図12を用いて、上述した実施例を若干変形した実施例を説明する。本変形実施例では、図12に示すように、対向装置からの入力の有無を判定する回路として、受信側トランスポンダ25内部に設置された入力判定回路58を用いる。
トランスポンダは、簡単にいえば光/電気変換と電気/光変換とを直列接続したものである。したがって、光/電気変換後の電圧レベルを用いれば、信号断と信号回復とを判断できる。トランスポンダ25に、図11の比較器61、62と必要に応じて機能マスク回路64とから構成される入力判断回路58を設け、入力判断回路58と光アンプ70とを電気的に接続し、制御信号を転送すればよい。なお、波長多重伝送装置とトランスポンダとは、同じ部屋に置くことが多く、両者を合わせて波長多重伝送装置と呼ぶこともできる。
本実施例では、障害通知機能を有する送受信器を接続しても、送受信器が障害から復旧することが可能な波長多重伝送装置を得ることができた。本波長多重伝送装置は、トランスポンダの光入力パワーを直接モニタしているので、精度よく判定できる。また、前述の実施例で波長多重伝送装置に設けた光カプラと受光器とが不要である。
さらに、この入力判定回路がトランスポンダ25ではなく、光受信器22の内部に設置されている場合でも、適用可能である。また、トランスポンダ25に、入力判断回路58を設けてもよい。さらに、トランスポンダ25に、入力判断回路58と出力調整器57とを設けてもよい。
なお、受信側トランスポンダの入力判定回路58を用いて対向装置からの光信号の有無を判定する場合を除いて、図9の受信側トランスポンダ25、15の存在は必須ではない。これら受信側トランスポンダ25、15が無い場合でも、本発明の動作には問題が無い。
光送受信器10の待機信号として、デューティー比の小さい信号(短パルス列)、あるいは信号レベルそのものが低パワーの信号を採用したケースを考えよう。送信側トランスポンダ14がこれらの特殊な待機信号に対応していない為に、これらの信号を遮断した場合も、本発明を適用することによって装置の復旧が可能である。これは、図10のシーケンス図において、光送受信器10は、状態2にならないので、待機信号を送出することはないためである。
上述した機能は、常に動作させておく必要はなく、光送受信器の独自障害通知機能やトランスポンダにおける入出力仕様に起因した、復旧障害が発生した場合に、この機能を自動的あるいは、インストール作業者のオペレーションにより本機能を一時的に有効にすることができる。
従来の双方向光伝送システムの構成を説明するブロック図である。 従来の双方向光伝送システムの障害発生時の動作を説明する図である。 従来の光送受信器の障害通知機能を説明する状態遷移図である。 従来の光送受信器の障害通知機能を説明するシーケンス図である。 従来の光送受信器の他の障害通知機能を説明する状態遷移図である。 課題を説明する波長多重システムのブロック図である。 課題を説明する光送受信器の障害通知機能のシーケンス図である。 課題を説明する光送受信器の障害通知機能のシーケンス図である。 実施例を説明する波長多重システムのブロック図である。 実施例を説明する光送受信器の障害通知機能のシーケンス図である。 実施例を説明する波長多重伝送装置のブロック図である。 変形実施例を説明する波長多重伝送装置のブロック図である。
符号の説明
10、20、110、120…光送受信器、11、21、111、121…光送信器、12、22、112、122…光受信器、13、23、113、123…トランスポンダ、14、24、114、124…送信側トランスポンダ、15、25、115、125…受信側トランスポンダ、31、32、131、132…光ファイバ、41、51、141、151…波長多重伝送装置、42、52、142、152…合波器、43、53、143、153…分波器、44、54…光カプラ、45、55…受光器、46、56…入力判定回路、47、57…出力調整器、61、62…比較器、65…機能マスク回路、70…光アンプ、71…エルビウム添加ファイバ(EDF)、72…励起光源、73…WDMカプラ、74…光アンプ制御回路。

Claims (5)

  1. 第1の伝送路の一端と接続した分波器と、前記第1の伝送路と逆方向に光信号を伝送する第2の伝送路の一端と接続した合波器と、分波された光の強度をモニタする受光器と、光送受信器の送信波長を変換する送信トランスポンダと、前記送信トランスポンダと前記合波器の間に設けた出力調整器と、を含み、前記光送受信器に前記送信トランスポンダを介して接続される光伝送装置であって、
    前記光送受信器は、データ信号または待機信号を受信するときにデータ信号を送信する通常状態、障害を検出するときに障害検出信号を送信する第1状態、および障害検出信号を受信するときに待機信号を送信する第2状態のいずれかに遷移するものであり、
    前記第1の伝送路の他端と前記第2の伝送路の他端とに接続された対向光送受信器は、データ信号または待機信号を受信するときにデータ信号を送信する通常状態、障害を検出するときに障害検出信号を送信する第1状態、前記障害検出信号を受信するときに待機信号を送信する第2状態、および一定期間にデータ信号または待機信号を受信しないときに光出力を遮断する第3状態のいずれかに遷移するものであり、
    前記出力調整器は、前記受光器が受光する光信号の強度が予め定められた強度より低下したとき、前記送信トランスポンダが送出した信号のレベルを、前記対向光送受信器にて出力断と判断される強度へ低下させることを特徴とする光伝送装置。
  2. 第1の伝送路と接続した分波器と、前記第1の伝送路と逆方向に光信号を伝送する第2の伝送路と接続した合波器と、分波された光の強度をモニタする受光器と、光送受信器の送信波長を変換する送信トランスポンダと、前記送信トランスポンダと前記合波器の間に設けた出力調整器と、を含み、前記光送受信器に前記送信トランスポンダを介して接続される光伝送装置であって、
    前記光送受信器は、データ信号または待機信号を受信するときにデータ信号を送信する通常状態、障害を検出するときに障害検出信号を送信する第1状態、および障害検出信号を受信するときに待機信号を送信する第2状態のいずれかに遷移するものであり、
    前記第1の伝送路の他端と前記第2の伝送路の他端とに接続された対向光送受信器は、データ信号または待機信号を受信するときにデータ信号を送信する通常状態、障害を検出するときに障害検出信号を送信する第1状態、前記障害検出信号を受信するときに待機信号を送信する第2状態、および一定期間にデータ信号または待機信号を受信しないときに光出力を遮断する第3状態のいずれかに遷移するものであり、
    前記出力調整器は、前記受光器が受光する光信号の強度が第1の強度より低下したとき、前記送信トランスポンダが送出した信号のレベルを、対向する光送受信器にて出力断と判断される強度へ低下させ、前記第1の強度より低下した前記光信号の強度が、前記第1の強度より高い強度で設定される第2の強度より増加したとき、前記送信トランスポンダが送出した信号のレベルを、前記対向する光送受信器にて出力断と判断される強度よりも高い強度へ増加させることを特徴とする光伝送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光伝送装置であって、
    前記出力調整器は、光アンプであることを特徴とする光伝送装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の光伝送装置であって、
    前記出力調整器は、可変アッテネータであることを特徴とする光伝送装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の光伝送装置であって、
    前記受光器は、前記分波器に接続する受信トランスポンダに設けられていることを特徴とする光伝送装置。
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