JP4842989B2 - プライオリティエンコーダならびにそれを利用した時間デジタル変換器、試験装置 - Google Patents

プライオリティエンコーダならびにそれを利用した時間デジタル変換器、試験装置 Download PDF

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Description

本発明は、サーモメータコードを符号化するプライオリティエンコーダに関する。
第1の信号(以下、スタート信号という)と第2の信号(ストップ信号)の遷移タイミングの時間差をデジタル値に変換する時間デジタル変換器(Time to Digital Converter、以下TDCという)が知られている。高時間分解能を有するTDCとして、バーニア遅延回路を利用した方式が提案されている。
図1は、バーニア遅延回路200を用いたTDC300の構成を示す図である。TDC300は、バーニア遅延回路200と、プライオリティエンコーダ100を備える。バーニア遅延回路200は、スタート信号Sstartとストップ信号Sstopを受け、時間差に応じた位置でビットが変化するサーモメータコードTCを生成する。バーニア遅延回路200は、第1多段遅延回路210と、第2多段遅延回路220と、サーモメータラッチTL0〜TLNを備える。
第1多段遅延回路210は、多段接続されたN個の第1遅延素子D1を含み、スタート信号Sstartに、1段ごとに第1所定量t1の遅延を与え、異なる遅延が付与された(N+1)個の遅延スタート信号SA0〜SANを出力する。同様に第2多段遅延回路220は、多段接続されたN個の第2遅延素子D2を含み、ストップ信号Sstopに1段ごとに第2所定量t2の遅延を与え、異なる遅延が付与された(N+1)個の遅延ストップ信号SB0〜SBNを出力する。
第1所定量t1の遅延は、第2所定量t2よりも長く設定される。第1多段遅延回路210、第2多段遅延回路220内の遅延素子を1段通過するごとに、スタート信号Sstartとストップ信号Sstopの時間差は、Δt=(t1−t2)だけ小さくなる。スタート信号Sstartとストップ信号Sstopの初期の時間差がτである場合、(τ/Δt)段の遅延素子を経由した段階で、2つの信号のエッジのタイミングは逆転する。
j段目(0≦j≦N)のサーモメータラッチTLjは、j段目から出力される遅延ストップ信号SBjを、j段目から出力される遅延スタート信号SAjでラッチする。本明細書においては、便宜的に1段目よりひとつ前を0段目という。つまり、0段目のサーモメータラッチTL0は、遅延される前のスタート信号と、遅延される前のストップ信号を受ける。
その結果、ストップ信号Sstopがスタート信号Sstartに追いつくまでは、サーモメータラッチTLの出力は0となり、追いついたところから先は1となる。かくして、(N+1)個のサーモメータラッチTL0〜TLNによりラッチされたデータが、サーモメータコードTC[0:N]として出力される。サーモメータコードの名称は、あるビットを境として値が1から0(または0から1)に切り替わることが、温度計に似ていることにちなんでいる。
なお、スタート信号Sstartにストップ信号Sstopが追いつかなかった場合、サーモメータコードTCは全ビットが0となり、スタート信号Sstartよりもストップ信号Sstopが先に入力された場合、全ビットが1となる。
バーニア遅延回路200から出力されるサーモメータコードTCは、単なるビット列にすぎないため、計算機に取り込むために所定のコード(たとえばバイナリコード)に変換する必要がある。プライオリティエンコーダ100は、サーモメータコードTCを、たとえばバイナリコードに符号化する。
特開2005−223912号公報 特開2002−139553号公報 特開平10−247842号公報 MC14532B製品仕様書、8−ビットプライオリティエンコーダ、[online]、インターネット<URL:http://www.onsemi.com/pub/Collateral/MC14532B-D.PDF>
従来では、入力であるサーモメータコードの各ビットと、出力であるバイナリコードの各ビットの対応関係を示す論理値表にもとづいて論理ゲートを組み合せて、プライオリティエンコーダを構成するのが一般的であった。サーモメータコードTCのビット数が数十ビットであれば、従来の手法により、プライオリティエンコーダを現実的な回路面積で構成することができた。
ところが、サーモメータコードのビット数が数百〜数千ビットに増加すると、必要な論理ゲートの個数が指数関数的に増大するため、従来のプライオリティエンコーダを適用することが困難となる。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その包括的な目的は、従来と異なる方式のプライオリティエンコーダの提供にある。
本発明のある態様は、(N+1)ビット(Nは自然数)のサーモメータコードを符号化するプライオリティエンコーダに関する。このプライオリティエンコーダは、M行(N+1)列(Mは自然数)のマトリクス状に配置された複数のセレクタを備える。各セレクタは、制御端子に入力される信号に応じて第1、第2入力端子のいずれかの信号を選択出力する。i行j列目(1≦i≦M、2≦j≦N+1)のセレクタは、第1入力端子にi行(j−1)列目のセレクタの出力信号が入力され、第2入力端子に1または0の所定値が入力され、制御端子にサーモメータコードの上位jビット目が入力される。
この態様によると、第2入力信号として1または0を適切に設定することにより、サーモメータコードを所望の符号化形式で符号化できる。また、従来の設計手法にもとづいたプライオリティエンコーダに比べて回路面積を削減できる。
ある態様のプライオリティエンコーダは、M行N列のマトリクス状に配置された複数のメモリ素子をさらに備えてもよい。各メモリ素子は、1または0の所定値を格納する。i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N)のセレクタの第2入力端子には、i行j列目のメモリ素子に格納された所定値が入力される。
「メモリ素子」は、1(ハイレベル)まはた0(ローレベル)の2値の電位を保持可能なデバイスをすべて包含する。
i行1列目(1≦i≦M)のセレクタの第1入力端子には、1が入力されてもよい。
この場合、スタート信号よりもストップ信号が先に入力された場合、全ビットを1に設定できる。
i行(N+1)列目(1≦i≦M)のセレクタの第2入力端子には、0が入力されてもよい。
この場合、スタート信号にストップ信号が追いつかなかった場合、全ビットを0に設定できる。
i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N)のセレクタの第2入力端子には、除余演算子modおよび小数点以下を切り捨てるint関数を用いて、
i,j=int((j−1)mod(2))/2i−1
で与えられる所定値Pi,jが入力されてもよい。
この場合、プライオリティエンコーダは、サーモメータコードをバイナリコードに変換することができる。
ある態様のプライオリティエンコーダは、行ごとに設けられたM個のラッチ回路をさらに備えてもよい。i行目(1≦i≦M)のラッチ回路は、i行(N+1)列目のセレクタの出力信号をラッチしてもよい。
サーモメータコードは、上位ビットから順に値が確定するデータであってもよい。
j列目のセレクタは、j−1列目のセレクタの出力信号を受けて動作する。したがって上位ビットから順に値が確定するサーモメータコードの符号化に好適に利用できる。
ある態様のプライオリティエンコーダは、M行(N+1)列のマトリクス状に配置された複数のDラッチをさらに備えてもよい。i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N+1)のDラッチは、入力端子にi行j列目のセレクタの出力信号が入力され、ゲート端子にサーモメータコードの上位jビット目の値が確定するタイミングでハイレベルとなるパルス信号が入力され、その出力信号をi行(j+1)列目のセレクタの第1入力端子に供給してもよい。
Dラッチを設けることにより、サーモメータコードの値が途中で変化した場合でも、確実に符号化を行うことができる。
i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N+1)のセレクタとi行j列目のDラッチのペアが、第1トランスファゲートと、第2トランスファゲートを含んで構成されてもよい。第1トランスファゲートは、一端がセレクタの第1入力端子と接続される。第2トランスファゲートは、一端がセレクタの第2入力端子と接続され、他端が第1トランスファゲートの他端と接続される。パルス信号がハイレベルの期間、サーモメータコードの上位jビット目の値に応じて、i行j列目の第1、第2トランスファゲートのいずれか一方がオンされてもよい。
i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N+1)のセレクタと前記i行j列目のDラッチのペアは、第1、第2トランスファゲートの共通接続される端子の電位を受けるバッファをさらに含んで構成されてもよい。
また、i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N+1)のセレクタとi行j列目のDラッチのペアは、第1、第2トランスファゲートの共通接続される端子と固定電圧端子の間に設けられたキャパシタをさらに含んで構成されてもよい。
本発明の別の態様は、スタート信号とストップ信号の遷移タイミングの時間差をデジタル値に変換する時間デジタル変換器に関する。この時間デジタル変換器は、スタート信号とストップ信号の時間差に応じた位置でビットが変化するサーモメータコードを生成するバーニア遅延回路と、バーニア遅延回路から出力されるサーモメータコードを符号化する上述のいずれかのプライオリティエンコーダと、を備える。バーニア遅延回路は、第1多段遅延回路と、第2多段遅延回路と、N+1個のサーモメータラッチを備える。
第1多段遅延回路は、多段接続されたN個の第1遅延素子を含み、スタート信号に1段ごとに第1所定量の遅延を与え、異なる遅延が付与された(N+1)個の遅延スタート信号を出力する。第2多段遅延回路は、多段接続されたN個の第2遅延素子を含み、ストップ信号に1段ごとに第2所定量の遅延を与え、異なる遅延が付与された(N+1)個の遅延ストップ信号を出力する。j番目(0≦j≦N)のサーモメータラッチは、j段目から出力される遅延ストップ信号を、j段目から出力される遅延スタート信号でラッチし、サーモメータコードの上位(j+1)ビット目として出力する。
プライオリティエンコーダは、M行(N+1)列のマトリクス状に配置された複数のDラッチをさらに備えてもよい。i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N+1)のDラッチは、入力端子にi行j列目のセレクタの出力信号が入力され、ゲート端子にk段目(k=j−1)から出力される遅延スタート信号が入力され、その出力信号をi行(j+1)列目のセレクタの第1入力端子に供給してもよい。
バーニア遅延回路は、(N+1)個の遅延スタート信号を出力する経路に設けられた(N+1)個の第1バッファと、(N+1)個の遅延ストップ信号を出力する経路に設けられた(N+1)個の第2バッファと、を含んでもよい。
第1多段遅延回路に含まれるN個の第1遅延素子および第2多段遅延回路に含まれるN個の第2遅延素子はインバータであってもよい。奇数段目の第1遅延素子の出力を受ける第1バッファと、奇数番目の第2遅延素子の出力を受ける第2バッファは、インバータであってもよい。
プライオリティエンコーダは、行ごとに設けられたM個のラッチ回路をさらに備え、i行目(1≦i≦M)のラッチ回路は、その入力端子にi行(N+1)列目のセレクタの出力信号が入力され、そのクロック端子に第1多段遅延回路のN段目から出力される遅延スタート信号が入力されてもよい。
時間デジタル変換器は、第1多段遅延回路のN段目から出力される遅延スタート信号を遅延させて、M個のラッチ回路のクロック端子に供給するセットアップ調整用遅延回路をさらに備えてもよい。
本発明のさらに別の態様は、試験装置に関する。試験装置は、上述のいずれかの時間デジタル変換器を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を、方法、装置などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、従来と異なる方式のプライオリティエンコーダが提供できる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが部材Bに接続」された状態とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(第1の実施の形態)
図2は、第1の実施の形態に係るプライオリティエンコーダ100aを備えたTDC300aの構成を示す図である。TDC300aは、自動試験装置(ATE:Automatic Test Equipment)、タイムインターバルアナライザ、ジッタ測定器などの試験装置に搭載される。TDC300aは、バーニア遅延回路200と、プライオリティエンコーダ100aを備える。バーニア遅延回路200は、スタート信号Sstartとストップ信号Sstopを受け、時間差に応じた位置でビットが変化する(N+1)ビットのサーモメータコードTC[0:N]を生成する。バーニア遅延回路200の構成は、図1のそれと同様であるから詳細な説明を省略する。サーモメータコードTC[0]が最上位ビットMSBであり、TC[N]が上位N+1ビット目、すなわち最下位ビットLSBを表す。
プライオリティエンコーダ100aは、(N+1)ビット(Nは自然数)のサーモメータコードTC[0:N]を符号化する。
プライオリティエンコーダ100aは、基本となる構成要素として、複数のセレクタSELを備える。
複数のセレクタSELは、M行(N+1)列のマトリクス状に配置される。Mは、任意の自然数であり、符号化された出力データのビット数に応じて設計すればよい。
各セレクタSELは、制御端子、第1入力端子(1)、第2入力端子(0)を備え、制御端子に入力される制御信号Scの値に応じて、第1、第2入力端子のいずれかの信号を選択する。具体的には、制御信号Scがハイレベル(1)のとき、第1入力端子(1)の信号を選択し、制御信号Scがローレベル(0)のとき、第2入力端子(0)の信号を選択する。セレクタSELは、ANDゲートやORゲートを組み合わせた回路で構成してもよいし、トランスファゲートを用いた回路、あるいはトランスファゲートとORゲートを組み合わせた回路であってもよく、構成は限定されない。
i行j列目(1≦i≦M、2≦j≦N+1)のセレクタSELi,jは、その第1入力端子(1)にi行(j−1)列目のセレクタSELi,j−1の出力信号が入力される。セレクタSELi,jの第2入力端子(0)には、1または0の所定値が入力される。この所定値は、符号化形式に応じてセレクタごとに設定する。SELi,jの制御端子には、制御信号ScとしてサーモメータコードTCの上位jビット目が入力される。
i行1列目(1≦i≦M)のセレクタSELi,1の第1入力端子(1)には、1が入力される。また、i行(N+1)列目(1≦i≦M)のセレクタSELi,N+1の第2入力(0)端子には、0が入力される。
たとえば、プライオリティエンコーダ100aが(N+1)ビットのサーモメータコードTCを、int(log(N+1)+1)ビットのバイナリコードBCに変換する場合、i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N)のセレクタSELi,jの第2入力端子(0)には、
i,j=int((j−1)mod(2))/2i−1 …(1)
で与えられる所定値Pi,jが入力される。modは除余演算子を、関数int(x)は、引数xの小数点以下を切り捨てた整数、つまり引数x以下の最大の整数を表す。
図3は、複数のセレクタに入力される所定値を示すテーブルである。図3のテーブルは、M=4、N=16の場合に、式(1)にもとづいて計算した結果を示す。
なお、所定値Pi,jは、符号化形式に応じて適宜設定すればよく、式(1)に限定されるものではない。サーモメータコードTCの上位jビット目で値が変化するときに出力すべきコードを、j列目のセレクタSELの第2入力端子(0)に与えればよい。
図2に戻る。プライオリティエンコーダ100aは、M行N列のマトリクス状に配置された複数のメモリ素子MEMをさらに備える。各メモリ素子MEMには、1または0の所定値Pi,jを格納する。i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N)のセレクタSELi,jの第2入力端子(0)には、i行j列目のメモリ素子MEMi,jに格納された所定値Pi,jが入力される。
なお、メモリ素子は、ハイ、ローの2種類の電位を記憶して出力する素子であればよく、フリップフロップ、ラッチ、レジスタ、キャパシタなどで構成できる。メモリ素子MEMの値Pi,jは、外部から任意に書き換え可能であることが好ましい。メモリ素子に替えて、プルアップ配線(抵抗)、プルダウン配線(抵抗)を利用してもよい。
プライオリティエンコーダ100aは、行ごとに設けられたM個のリザルトラッチRLをさらに備える。i行目(1≦i≦M)のリザルトラッチRLiは、i行(N+1)列目のセレクタSELi,N+1の出力信号をラッチする。ラッチのタイミングは、(N+1)列目のセレクタSELi,N+1の出力信号の値が確定した後に設定する。
(N+1)列目のセレクタSELi,N+1の制御端子には、サーモメータコードTCの最下位ビット(LSB)が入力される。サーモメータコードTCは、上位ビットから順に値が確定していき、最下位ビットTC[N]は、サーモメータラッチTLNに対するクロック信号のタイミングで確定する。
サーモメータラッチTLNに対するクロック信号は、第1多段遅延回路210のN段目から出力される遅延スタート信号SANである。そこで、第1多段遅延回路210のN段目から出力される遅延スタート信号SANを遅延させて、M個のリザルトラッチRLのクロック端子に供給する。遅延スタート信号SANを遅延させるために、セットアップ調整用遅延回路10が設けられる。なお、リザルトラッチRLNに対する遅延スタート信号SANと、セレクタSELi,N+1に対する制御信号Scのタイミングによっては、セットアップ調整用遅延回路10は不要である。
またセットアップ調整用遅延回路は、図4に示すようにインバータを用いて構成してもよい。
以上が実施の形態に係るプライオリティエンコーダ100aの構成である。次に、プライオリティエンコーダ100aの動作を説明する。
たとえば、符号化の対象となるサーモメータコードTCが、上位kビット目で値が0から1に切り替わるとする。つまり、TC[0:k−1]=0、TC[k:N]=1の場合を想定する。
この場合、1列目からk列目のセレクタSELi,1〜SELi,kは、第2入力端子(0)の値を選択する。k+1列目から(N+1)列目のセレクタSELi,k+1〜SELi,N+1は、第1入力端子(1)に入力されたそれぞれの前段のセレクタSELの出力を選択する。その結果、k列目のセレクタSELi,kの第2入力端子の所定値Pi,kが、最終段まで伝搬し、リザルトラッチRLによってラッチされる。
プライオリティエンコーダ100aの動作に着目すると、サーモメータコードの上位ビットから下位ビットに向かってデータが伝搬する。したがって実施の形態に係るプライオリティエンコーダは、伝搬型のプライオリティエンコーダと称することができる。
たとえば、図3の所定値を用いた場合、k=3とすれば、符号化されたバイナリコードBCとして、[0010]、すなわち(k−1)を2進数で表したコードを得ることができる。
サーモメータコードTCの0と1の境界は、スタート信号Sstartとストップ信号Sstopの時間差に応じて定まる。したがって、バイナリコードBCは、2つの時間差をデジタル値にて表したデータとなる。
一般的な論理演算回路は、演算対象の入力データ(サーモメータコード)の全ビットが確定してから演算を開始する。これに対して、実施の形態に係るプライオリティエンコーダ100aでは、先に確定していく上位ビットから順に演算(選択動作)を実行するため、符号化に要する時間を短縮することができる。
また、実施の形態に係るプライオリティエンコーダ100aは、M行N列分の回路素子で構成できるため、論理ゲートを組み合わせる従来の設計手法にもとづいたプライオリティエンコーダに比べて回路面積を削減できる。
また、初段のi行1列目(1≦i≦M)のセレクタSELの第1入力端子(1)に、1を入力しているため、スタート信号Sstartよりストップ信号Sstopが先に入力された場合、オール1を出力することができる。最終段のi行(N+1)列目(1≦i≦M)のセレクタSELの第2入力端子(0)に、0を入力しているため、ストップ信号Sstopがスタート信号Sstartに追いつかなかった場合に、オール0を出力することができる。
(第2の実施の形態)
図4は、第2の実施の形態に係るプライオリティエンコーダ100bを備えたTDC300bの構成を示す図である。図4のプライオリティエンコーダ100bには、符号化の対象となるサーモメータコードTCに加えて、バーニア遅延回路200の第1多段遅延回路210により生成される遅延スタート信号SA0〜SANが入力される。
プライオリティエンコーダ100bは、図2のプライオリティエンコーダ100aに加えて、M行(N+1)列のマトリクス状に配置された複数のDラッチDLを更に備える。
i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N+1)のDラッチDLi,jの入力端子には、i行j列目のセレクタSELi,jの出力信号が入力される。DラッチDLi,jのゲート端子には、k段目(k=j−1)から出力される遅延スタート信号SAkが入力される。k段目の遅延スタート信号SAkは、サーモメータコードTCの上位jビット目TC[j−1]の値が確定するタイミングでハイレベルとなるパルス信号である。DラッチDLi,jは、その出力信号を、i行(j+1)列目のセレクタSELi,j+1の第1入力端子(1)に供給する。
図4のプライオリティエンコーダ100bの動作を説明する。DラッチDLi,jは、ゲート端子のレベルがハイのとき、つまり遅延スタート信号SA(j−1)がハイレベルの期間だけ、前段のセレクタSELi,j−1からのデータを通過させ、遅延スタート信号SA(j−1)がローレベルに遷移すると、立ち下がりエッジ(ネガティブエッジ)のタイミングにおける値をラッチする。
つまり、遅延スタート信号SAの立ち上がりエッジ(ポジティブエッジ)によってコードが選択され、また遅延スタート信号SAの立ち下がりエッジにおいてその値が順次保持されていく。
このような構成とすることにより、あるスタート信号Sstart、ストップ信号Sstopのペアがバーニア遅延回路200内を伝搬中に、次のスタート信号Sstart、ストップ信号Sstopのペアが入力されても、それぞれのペアに対して得られたサーモメータコードTCをとりこぼすことなく符号化することができる。
図5は、図4のプライオリティエンコーダの変形例の一部を示す回路図である。図5はプライオリティエンコーダ100cのj列目のみを示している。i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N+1)のセレクタSELi,jとDラッチDLi,jのペアは、2つのトランスファゲートTG1、TG2およびキャパシタC、バッファBUFを用いて構成されている。
第1入力端子P1は、図4のセレクタSELの第1入力端子に相当し、第2入力端子P2は、セレクタSELの第2入力端子に相当する。第1トランスファゲートTG1は、一端が第1入力端子P1に接続される。第2トランスファゲートTG2は、一端がセレクタSELの第2入力端子P2が接続され、他端が第1トランスファゲートTG1の他端と共通に接続される。
第1トランスファゲートTG1は、サーモメータコードTCの上位jビット目の値TC[j−1]がハイレベルであり、かつ、(j−1)段目の遅延スタート信号SA(j−1)(サーモメータコードTCのjビット目の値の確定タイミングを示すパルス信号)がハイレベルのときオンとなる。それ以外のとき、第1トランスファゲートTG1はオフとなる。
第2トランスファゲートTG2は、サーモメータコードTCの上位jビット目の値TC[j−1]がローレベルであり、かつ、(j−1)段目の遅延スタート信号SA(j−1)がハイレベルのときオンとなる。それ以外のとき、第2トランスファゲートTG2はオフとなる。
バッファBUFは、第1トランスファゲートTG1、第2トランスファゲートTG2の共通接続される端子の電位を受け、次段の回路へと出力する。キャパシタCは、第1トランスファゲートTG1、第2トランスファゲートTG2の共通接続される端子と固定電圧端子(接地端子)の間に設けられる。
キャパシタCを設けることにより、トランスファゲートTG1、TG2の共通接続点N1の電位を確実に保持することが可能となる。また、バッファBUFを設けることにより、共通接続点N1から次段を見たインピーダンスを高くすることができ、電位を確実に保持できる。ただし、MOSFETのゲート容量が十分大きい場合はキャパシタCを設けなくてもよい。またMOSFETのゲートインピーダンスが十分高い場合には、バッファBUFを設けなくてもよい。
制御回路12は、列ごとに設けられる。制御回路12は、ANDゲート14、16、インバータ18を含む。
ANDゲート14は、サーモメータコードTC[j−1]と遅延スタート信号SA(j−1)の論理積を、同じ列の第1トランスファゲートTG1の制御端子Sに供給する。
インバータ18は、サーモメータコードTC[j−1]を反転する。ANDゲート16は、サーモメータコードTC[j−1]の反転信号と遅延スタート信号SA(j−1)の論理積を、同じ列の第2トランスファゲートTG2の制御端子Sに供給する。
図5のプライオリティエンコーダ100cによれば、簡易な構成で図4のプライオリティエンコーダ100bと同様の機能を実現できる。
図6は、図5のプライオリティエンコーダの変形例を示す回路図である。図6のプライオリティエンコーダ100dは、第1トランスファゲートTG1を構成するPチャンネルMOSFETの制御信号*S(*は論理反転を示す)を生成するためのインバータ20を、同一の列に配置される複数の第1トランスファゲートTG1に対して共通に設けている。
同様に、第2トランスファゲートTG2を構成するPチャンネルMOSFETの制御信号*S(*は論理反転を示す)を生成するためのインバータ22を、同一の列に配置される複数の第2トランスファゲートTG2に対して共通に設けている。
この構成によれば、図5のプライオリティエンコーダ100cに比べてより回路面積を削減できる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
図7は、バーニア遅延回路の変形例を示す回路図である。図7のバーニア遅延回路200aは、図2等に示したバーニア遅延回路200に加えて、(N+1)個の第1バッファBUF1と、(N+1)個の第2バッファBUF2を備える。
第1バッファBUF1は、(N+1)個の遅延スタート信号SA0〜SANを出力する経路に設けられる。また、第2バッファBUF2は、(N+1)個の遅延ストップ信号SB0〜SBNを出力する経路に設けられる。
第1バッファBUF1、第2バッファBUF2を設けることにより、スタート信号Sstartおよびストップ信号Sstopが経由する配線に対する、サーモメータラッチTLの影響を抑えることができ、安定した遅延を与えることができる。
また、図7のバーニア遅延回路200aを図4乃至図6のプライオリティエンコーダ100に用いる場合には、第1遅延素子D1のファンアウト数が増加する。この場合には、第1バッファBUF1を設けることにより、安定した遅延を与えることができる。
図8は、図7のバーニア遅延回路の変形例を示す回路図である。図8のバーニア遅延回路200bにおいて、第1多段遅延回路210に含まれるN個の第1遅延素子D1および第2多段遅延回路220に含まれるN個の第2遅延素子D2はインバータである。
奇数段目の第1遅延素子D1の出力を受ける第1バッファBUF1と、奇数番目の第2遅延素子D2の出力を受ける第2バッファBUF2は、インバータで構成される。これらの回路は差動回路で構成されてもよい。
実施の形態では、プライオリティエンコーダ100をTDC300に用いる場合を説明したが、その他のアプリケーションに用いてもよい。たとえば、プライオリティエンコーダ100は、フラッシュ型のA/Dコンバータから出力されるサーモメータコードをエンコードする用途に利用してもよい。ただし、プライオリティエンコーダ100はこれらに限定されず、任意のアプリケーションに使用することができる。
実施の形態では、サーモメータコードTCをバイナリコードBCに変換する場合を説明したが、プライオリティエンコーダ100はその他の任意の形式の符号化を行うことができる。つまり、サーモメータコードTCの上位jビット目で値が変化するときに出力すべきコードを、j列目のセレクタSELの第2入力端子(0)に与えることにより、任意の符号化を行うことができる。
実施の形態にもとづき、本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を離脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
バーニア遅延回路を用いたTDCの構成を示す図である。 第1の実施の形態に係るプライオリティエンコーダを備えたTDCの構成を示す図である。 複数のセレクタに入力される所定値を示す図である。 第2の実施の形態に係るプライオリティエンコーダを備えたTDCの構成を示す図である。 図4のプライオリティエンコーダの変形例の一部を示す回路図である。 図5のプライオリティエンコーダの変形例を示す回路図である。 バーニア遅延回路の変形例を示す回路図である。 図7のバーニア遅延回路の変形例を示す回路図である。
符号の説明
100…プライオリティエンコーダ、200…バーニア遅延回路、210…第1多段遅延回路、220…第2多段遅延回路、D1…第1遅延素子、D2…第2遅延素子、300…TDC、SEL…セレクタ、MEM…メモリ素子、10…セットアップ調整用遅延回路、TL…サーモメータラッチ、RL…リザルトラッチ、DL…Dラッチ、TC…サーモメータコード、BC…バイナリコード。

Claims (18)

  1. (N+1)ビット(Nは自然数)のサーモメータコードを符号化するプライオリティエンコーダであって、
    制御端子に入力される信号に応じて第1、第2入力端子のいずれかの信号を選択出力する、M行(N+1)列(Mは自然数)のマトリクス状に配置された複数のセレクタを備え、
    i行j列目(1≦i≦M、2≦j≦N+1)のセレクタは、前記第1入力端子にi行(j−1)列目のセレクタの出力信号が入力され、前記第2入力端子に1または0の所定値が入力され、前記制御端子に前記サーモメータコードの上位jビット目が入力されることを特徴とするプライオリティエンコーダ。
  2. M行N列のマトリクス状に配置され、1または0の所定値を格納する複数のメモリ素子をさらに備え、
    i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N)の前記セレクタの前記第2入力端子には、i行j列目の前記メモリ素子に格納された所定値が入力されることを特徴とする請求項1に記載のプライオリティエンコーダ。
  3. i行1列目(1≦i≦M)のセレクタの前記第1入力端子には、1が入力されることを特徴とする請求項1に記載のプライオリティエンコーダ。
  4. i行(N+1)列目(1≦i≦M)のセレクタの前記第2入力端子には、0が入力されることを特徴とする請求項1に記載のプライオリティエンコーダ。
  5. i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N)のセレクタの前記第2入力端子には、除余演算子modおよび小数点以下を切り捨てるint関数を用いて、
    i,j=int((j−1)mod(2))/2i−1
    で与えられる所定値Pi,jが入力されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のプライオリティエンコーダ。
  6. 行ごとに設けられたM個のラッチ回路をさらに備え、i行目(1≦i≦M)のラッチ回路は、i行(N+1)列目のセレクタの出力信号をラッチすることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のプライオリティエンコーダ。
  7. 前記サーモメータコードは、上位ビットから順に値が確定することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のプライオリティエンコーダ。
  8. M行(N+1)列のマトリクス状に配置された複数のDラッチをさらに備え、
    i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N+1)のDラッチは、入力端子にi行j列目のセレクタの出力信号が入力され、ゲート端子に前記サーモメータコードの上位jビット目の値が確定するタイミングでハイレベルとなるパルス信号が入力され、その出力信号をi行(j+1)列目のセレクタの前記第1入力端子に供給することを特徴とする請求項7に記載のプライオリティエンコーダ。
  9. i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N+1)のセレクタと前記i行j列目のDラッチのペアが、
    一端が前記セレクタの第1入力端子が接続される第1トランスファゲートと、
    一端に前記セレクタの第2入力端子が接続され、他端が前記第1トランスファゲートの他端と接続された第2トランスファゲートと、
    を含んで構成され、
    前記パルス信号がハイレベルの期間、前記サーモメータコードの上位jビット目の値に応じて、i行j列目の前記第1、第2トランスファゲートのいずれか一方をオンすることを特徴とする請求項8に記載のプライオリティエンコーダ。
  10. 前記i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N+1)のセレクタと前記i行j列目のDラッチのペアは、
    前記第1、第2トランスファゲートの共通接続される端子の電位を受けるバッファをさらに含んで構成されることを特徴とする請求項9に記載のプライオリティエンコーダ。
  11. 前記i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N+1)のセレクタと前記i行j列目のDラッチのペアは、
    前記第1、第2トランスファゲートの共通接続される端子と固定電圧端子の間に設けられたキャパシタをさらに含んで構成されることを特徴とする請求項9または10に記載のプライオリティエンコーダ。
  12. スタート信号とストップ信号の遷移タイミングの時間差をデジタル値に変換する時間デジタル変換器であって、
    前記スタート信号と前記ストップ信号の時間差に応じた位置でビットが変化するサーモメータコードを生成するバーニア遅延回路と、
    前記バーニア遅延回路から出力される前記サーモメータコードを符号化する請求項1から5のいずれかに記載のプライオリティエンコーダと、
    を備え、
    前記バーニア遅延回路は、
    多段接続されたN個の第1遅延素子を含み、スタート信号に1段ごとに第1所定量の遅延を与え、異なる遅延が付与された(N+1)個の遅延スタート信号を出力する第1多段遅延回路と、
    多段接続されたN個の第2遅延素子を含み、ストップ信号に1段ごとに第2所定量の遅延を与え、異なる遅延が付与された(N+1)個の遅延ストップ信号を出力する第2多段遅延回路と、
    (N+1)個のサーモメータラッチと、
    を含み、
    j番目(0≦j≦N)のサーモメータラッチは、j段目から出力される遅延ストップ信号を、j段目から出力される遅延スタート信号でラッチし、サーモメータコードの上位(j+1)ビット目として出力することを特徴とする時間デジタル変換器。
  13. 前記プライオリティエンコーダは、M行(N+1)列のマトリクス状に配置された複数のDラッチをさらに備え、
    i行j列目(1≦i≦M、1≦j≦N+1)のDラッチは、入力端子にi行j列目のセレクタの出力信号が入力され、ゲート端子にk段目(k=j−1)から出力される遅延スタート信号が入力され、その出力信号をi行(j+1)列目のセレクタの前記第1入力端子に供給することを特徴とする請求項12に記載の時間デジタル変換器。
  14. 前記バーニア遅延回路は、
    (N+1)個の遅延スタート信号を出力する経路に設けられた(N+1)個の第1バッファと、
    (N+1)個の遅延ストップ信号を出力する経路に設けられた(N+1)個の第2バッファと、
    を含むことを特徴とする請求項12に記載の時間デジタル変換器。
  15. 前記第1多段遅延回路に含まれるN個の第1遅延素子および前記第2多段遅延回路に含まれるN個の第2遅延素子はインバータであり、
    奇数段目の第1遅延素子の出力を受ける第1バッファと、奇数番目の第2遅延素子の出力を受ける第2バッファは、インバータであることを特徴とする請求項14に記載の時間デジタル変換器。
  16. 前記プライオリティエンコーダは、行ごとに設けられたM個のラッチ回路をさらに備え、i行目(1≦i≦M)のラッチ回路は、その入力端子にi行(N+1)列目のセレクタの出力信号が入力され、そのクロック端子に前記第1多段遅延回路のN段目から出力される遅延スタート信号が入力されることを特徴とする請求項12に記載の時間デジタル変換器。
  17. 前記第1多段遅延回路のN段目から出力される遅延スタート信号を遅延させて、前記M個のラッチ回路のクロック端子に供給するセットアップ調整用遅延回路をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の時間デジタル変換器。
  18. 請求項12から17のいずれかに記載の時間デジタル変換器を備えることを特徴とする試験装置。
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