JP4830005B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、操縦安定性能や偏摩耗性能を維持しつつ雪上性能を向上させた空気入りタイヤに関する。
従来より、雪路面での走行性能を向上させるために、タイヤ周方向にのびる主溝を屈曲させて雪柱せん断効果を大きくすることが知られている。また、氷路での操縦安定性能の向上を目的として、ブロック等に多数のサイピングを形成してエッジ成分を増やすことが知られている。
しかし、多数のサイピングや、両端が主溝に接続されたフルオープンタイプのサイピング等は、ブロック剛性を低下させ、乾燥路面での操縦安定性能の悪化や偏摩耗の発生を招き易いという問題がある。関連する技術としては、次のものがある。
特開2003−072321号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、クラウン周方向溝のタイヤ赤道側の溝縁を、斜L字状溝縁がタイヤ周方向に連設されたジグザグ状とし、前記クラウン周方向溝の接地端側の溝縁を、溝中心側に向かって凸となる円弧溝縁をタイヤ周方向に連設して形成することを基本として、雪上性能を向上させるとともに、操縦安定性能の維持や偏摩耗の発生を抑制し得る空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、トレッド部のタイヤ赤道の両側にタイヤ周方向に連続してのびる一対のクラウン周方向溝が設けられた空気入りタイヤであって、前記クラウン周方向溝のタイヤ赤道側の溝縁は、タイヤ周方向に対して1〜20度の角度で傾斜してのびる長辺部と、該長辺部とは周方向に対して逆向きに傾斜してのびかつ前記長辺部よりもタイヤ周方向の長さが小さい短辺部とからなる斜L字状溝縁が、タイヤ周方向に連設されることによりジグザグ状をなすとともに、前記クラウン周方向溝の接地端側の溝縁は、該クラウン周方向溝の溝中心側に向かって凸の円弧状をなす円弧溝縁が、タイヤ周方向に連設されることを特徴としている。
また請求項2の発明は、前記斜L字状溝縁のタイヤ周方向のピッチ長さは、前記円弧溝縁のタイヤ周方向のピッチ長さよりも小さい請求項1記載の空気入りタイヤである。
また請求項3の発明は、前記斜L字状溝縁には、前記第1の長辺部の略中間部分に第1のスロットが形成される請求項1又は2記載の空気入りタイヤである。
また請求項4の発明は、前記円弧溝縁には、前記第1のスロットに対向する第2のスロットが形成される請求項3記載の空気入りタイヤである。
また請求項5の発明は、前記トレッド部には、前記クラウン周方向溝の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のミドル周方向溝と、前記クラウン周方向溝間をタイヤ周方向に連続してのびるクラウン陸部と、前記クラウン周方向溝と前記ミドル周方向溝とで区分されたミドル陸部と、前記ミドル周方向溝と接地端とで区分されたショルダー陸部とが形成されるとともに、前記ミドル周方向溝は、タイヤ赤道側の溝縁がタイヤ周方向に直線状にのび、かつ、接地端側の溝縁がジグザグ状にのびる請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項6の発明は、前記クラウン陸部には、前記第1及び第2のスロットを除き、溝、サイピングその他の切り込みを有することがない請求項3乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項7の発明は、前記ミドル陸部には、前記ミドル周方向溝からタイヤ赤道側にのび、前記クラウン周方向溝に達することなく終端するミドルスロットが形成される請求項6記載の空気入りタイヤである。
また請求項8の発明は、前記ショルダー陸部には、接地端よりもタイヤ軸方向外側からタイヤ赤道側にのび、かつ前記ミドル周方向溝に達することなく終端するショルダーラグ溝が形成される請求項6又は7記載の空気入りタイヤである。
また請求項9の発明は、前記ミドル陸部のタイヤ周方向で隣り合う前記ミドルスロット間の領域には、前記ミドル周方向溝からタイヤ赤道側にのびる2本のミドルサイプが形成される請求項7又は8記載の空気入りタイヤである。
また請求項10の発明は、前記2本のミドルサイプは、タイヤ軸方向長さが小さい第1のミドルサイプと、タイヤ軸方向長さが大きい第2のミドルサイプとからなり、前記第1のミドルサイプのタイヤ赤道側の端部は、前記クラウン周方向溝に達することなく終端する請求項9に記載の空気入りタイヤである。
また請求項11の発明は、タイヤ軸方向長さが小さい第1のミドルサイプと、タイヤ軸方向長さが大きい第2のミドルサイプとからなり、前記第2のミドルサイプのタイヤ赤道側の端部は、前記クラウン周方向溝に形成された第2のスロットに連通する請求項9又は10に記載の空気入りタイヤである。
請求項1記載の空気入りタイヤは、クラウン周方向溝のタイヤ赤道側の溝縁には、タイヤ周方向に対して1〜20度の角度で傾斜してのびる長辺部と、該長辺部とは周方向に対して逆向きに傾斜してのびかつ前記長辺部よりもタイヤ周方向の長さが小さい短辺部とからなる斜L字状溝縁が、タイヤ周方向に連設されるとともに、このクラウン周方向溝の接地端側の溝縁には、溝中心側に向かって凸の円弧状をなす円弧溝縁が、タイヤ周方向に連設される。このため、クラウン周方向溝には、溝幅の狭い部分と広い部分とが繰り返し形成されるため、溝幅の広い部分で良好な排雪性能が保たれ、雪上性能が向上するとともに、溝幅の狭い部分でブロック剛性が確保される。このため、乾燥路面での操縦安定性能の著しい悪化や偏摩耗の発生を防ぐことができる。
本発明の実施形態を示すトレッド部の展開図である。 図1のX−X断面図である。 図1のA部の展開拡大図である。 (A)は一方側の溝縁3mの部分拡大図、(B)は他方側の溝縁3nの部分拡大図である。 図1のB部の展開拡大図である。 接地端Te側の溝縁4nの部分拡大図である。 (A)は、比較例1のクラウン周方向溝の構造を表す展開図、(B)は、比較例2のクラウン周方向溝の構造を表す展開図、(C)は、本願発明の他の実施例のクラウン周方向溝の構造を表す展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、例えば乗用車用のラジアルタイヤとして好適に利用でき、そのトレッド部2には、タイヤ赤道Cの両側に配されかつタイヤ周方向に連続してのびる一対のクラウン周方向溝3と、このクラウン周方向溝3の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のミドル周方向溝4とが形成される。なお、本明細書において、一対のクラウン周方向溝3及びミドル周方向溝4のうち、図1の右側に示されているものを一方のクラウン周方向溝3A及び一方のミドル周方向溝4Aとし、左側に示されているものを他方のクラウン周方向溝3B及び他方のミドル周方向溝4Bと呼ぶ場合がある。
また、図1に示されるように、前記クラウン周方向溝3A,3B間には、タイヤ周方向に連続してのびるクラウン陸部5が形成される。また、前記クラウン周方向溝3と前記ミドル周方向溝4との間には、ミドル陸部6が形成される。さらに前記ミドル周方向溝4のタイヤ軸方向外側には、ショルダー陸部7が形成される。
図2に示されるように、前記クラウン周方向溝3のタイヤ軸方向の溝幅T1は、排水ないし排雪性を十分に確保しつつ、クラウン陸部5の剛性を維持するために、例えばトレッド接地幅TWの6.0〜9.0%が望ましい。同様に、ミドル周方向溝4のタイヤ軸方向の溝幅T2は、例えばトレッド接地幅TWの5.0〜7.0%が望ましい。特に、クラウン周方向溝3の溝幅T1をミドル周方向溝4の溝幅T2よりも大としたときには、最も接地圧の高いタイヤ赤道付近の排水性が良くなる為、ハイドロプレーニング性能がより一層向上する。
ここで、前記トレッド接地幅TWは、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷である正規状態のタイヤに、正規荷重を負荷して平面に接地させたときの接地端Te、Te間のタイヤ軸方向の距離とする。また、タイヤの各部の寸法等は、特に断りがない場合、前記正規状態での値とする。
また前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" とする。
また、前記「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とするが、タイヤが乗用車用である場合には180kPaとする。
さらに「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" であるが、タイヤが乗用車用の場合には前記荷重の88%に相当する荷重とする。
また、最も接地圧が高いクラウン陸部5において、排雪性能及び排水性能を高めるのが望ましい。さらにクラウン陸部5では、走行時の発熱が大きくゴムの熱ダレによる異常摩耗が発生しやすいので、放熱効果を高めることも望ましい。このような観点より前記クラウン周方向溝3の溝深さU1は、好ましくは6mm以上、より好ましくは7mm以上が望ましく、また、好ましくは11mm以下、より好ましくは10mm以下が望ましい。
また、ミドル周方向溝4の溝深さU2は、前記溝深さU1よりも小さいことが望ましい。これは、ミドル陸部6及びショルダー陸部7の接地圧はクラウン陸部5の接地圧よりも小さく、また走行時の発熱も小さいことに基づく。さらに、ミドル陸部6、ショルダー陸部7及びクラウン陸部5の剛性バランスの観点により、前記溝深さU2は、好ましくは5.5mm以上、より好ましくは6.5mm以上が望ましく、また、好ましくは10.5mm以下、より好ましくは9.5mm以下が望ましい。
図3には、前記一対のクラウン周方向溝3A、3Bの部分拡大図が示される。前記クラウン周方向溝3のタイヤ赤道C側の溝縁3mは、タイヤ周方向に対して角度θ(θ≠0)で一方側に傾斜してのびる第1の長辺部3cと、該第1の長辺部3cとは周方向に対して逆向きに傾斜してのびかつ前記第1の長辺部3cよりもタイヤ周方向の長さが小さい第1の短辺部3tとからなる斜L字状溝縁3sが、タイヤ周方向に連設される(つまり、繰り返し模様又はピッチとなる)ことでジグザグ状に形成されている。
また、前記クラウン周方向溝3の接地端Te側の溝縁3nは、該クラウン周方向溝3の溝中心側に向かって滑らかに凸の円弧状をなす円弧溝縁3oが、タイヤ周方向に連設される(つまり、繰り返し模様又はピッチとなる)。
このようなクラウン周方向溝3は、タイヤ赤道側の溝縁3mと接地端側の溝縁3nとの形状差に基づき、その溝幅T1は連続して変化する。即ち、前記溝幅T1が最大となる最大溝幅部Hと前記溝幅T1が最小となる最小溝幅部Sとがタイヤ周方向に繰り返して形成される。このようなクラウン周方向溝3は、溝内で雪を効果的に押し固めてかつ大きな雪柱せん断力を発揮させて雪上性能を高める。
ここで、前記第1の長辺部3cの角度θが小さくなると、前記タイヤ赤道側の溝縁3mが直線状に近くなり、雪柱せん断力が低下する傾向がある。他方、前記角度θが大きすぎると、前記クラウン陸部5に、偏摩耗が生じやすい傾向がある。このような観点より、前記角度θは、好ましくは1.0度以上、より好ましくは1.5度以上、さらに好ましくは2.0度以上が望ましく、また好ましくは20度以下、より好ましくは15度以下、さらに好ましくは8度以下が望ましい。
図4(A)には、前記タイヤ赤道側の溝縁3mの部分拡大図が示される。前記第1の長辺部3cのタイヤ周方向の長さaは、前記第1の短辺部3tのタイヤ周方向の長さbに比して大きく形成される。前記長さaとbとの比a/bは、小さすぎると前記クラウン陸部5の剛性段差が大きくなり、偏摩耗が生じやすい傾向にある。逆に、前記比a/bが大きすぎると、限られた振幅A1においては短辺部3tのエッジ効果が低下しかつ前記タイヤ赤道側の溝縁3mが直線状に近くなるほど、十分なエッジ効果が得られず、雪柱せん断効果が小さくなる傾向にある。このような観点より、前記比a/bは、好ましくは5以上、より好ましくは8以上が望ましく、好ましくは20以下、より好ましくは15以下が望ましい。
また、図3に示されるように、本実施形態において、前記斜L字状溝縁3sのタイヤ周方向のピッチ長さP1は、前記円弧溝縁3oのタイヤ周方向のピッチ長さP2よりも小さく形成される。これにより、前記クラウン周方向溝3の溝幅の広い部分や狭い部分など溝幅が急激に変化する部分に前記第1の短辺部3tが形成されることになる。このため、前記第1の短辺部3tのエッジ成分が有効に利用されることで、排雪性がさらに向上される。
とりわけ前記ピッチ長さの比P2/P1は、好ましくは1.5以上、より好ましくは1.8以上が望ましく、また好ましくは2.5以下、より好ましくは2.2以下が望ましい。本実施形態では、前記ピッチ長さの比P2/P1は2である。さらに、好ましい実施形態として、例えば前記円弧溝縁3oの両端部である凹部o1及び/又は前記円弧溝縁3o上かつタイヤ軸方向に最も凸となる凸部o2に、前記第1の短辺部3tがタイヤ軸方向で向き合って形成されることが好ましい。これにより、前記最大溝幅部Hと最小溝幅部Sとの溝幅の差が明確に異なるため前記クラウン周方向溝がジグザグ状となり、さらに雪路での雪柱せん断力がより大きくなる。
図4(B)には、前記接地端側の溝縁3nの部分拡大図が示される。前記凹部o1と前記凸部o2とのタイヤ軸方向距離cと前記他方側の溝縁3nが有する曲率半径Rとの比c/Rは、大きすぎると、前記クラウン陸部5の剛性段差が大きくなり、偏摩耗が生じやすい傾向にある。逆に、前記比c/Rが小さすぎると、他方側の溝縁3nが直線状に近くなり、十分なエッジ効果が得られず、雪柱せん断効果が小さくなる傾向にある。このような観点より、前記比c/Rは、好ましくは0.0013以上、より好ましくは0.0026以上が望ましく、好ましくは0.028以下、より好ましくは0.023以下が望ましい。さらに、同様の理由により前記曲率半径Rの数値範囲は、好ましくは125mm以上、より好ましくは150mm以上が望ましく、好ましくは425mm以下、より好ましくは390mm以下が望ましい。
また、図3に示されるように、前記凸部o2の対向面に前記第1の短辺部3tが形成されることで、前記最小溝幅部Tsには、幅急変化部Kが形成される。これにより、溝幅が小さいため排雪性能の劣りがちな前記最小溝幅部Sの近傍にも溝幅の広い部分が設けられる。このため排雪性能が確保され、雪上性能が向上する。
また、前記最小溝幅部Sの溝幅が小さすぎると、排雪性能が悪化するおそれがあり、他方前記最大溝幅部Hの溝幅が大きすぎると、クラウン陸部5の剛性が小さくなり偏摩耗を生じさせ易い傾向がある。このような観点より、前記最小溝幅部Sの溝幅Tsと前記最大溝幅部Hの溝幅Thとの比Th/Tsは、好ましくは1.3以上、より好ましくは1.4以上が望ましく、また、好ましくは1.8以下、より好ましくは1.7以下が望ましい。
また、前記クラウン周方向溝3は、全体としてタイヤ周方向にジグザグ状(つまり中心線G1がジグザグ状)に形成される。このようなジグザグ状の溝は、直線状の溝に比べて溝縁(エッジ)の長さが大きいので、氷上でのグリップ、とりわけ旋回走行時のグリップを向上させるために、振幅A1を大きくすることが好ましい。しかしながら、前記振幅A1が大きすぎると、クラウン陸部5の剛性が低下する傾向がある。このような観点より例えば、図3及び図4(A)に示されるように、タイヤ軸方向のピークトウピークの振幅A1と、前記最大溝幅部Hの溝幅Thとの比A1/Th(%)は、8%以上、より好ましくは10%以上が望ましく、また、好ましくは22%以下、より好ましくは20%以下が望ましい。
本実施形態では、タイヤ赤道C側にジグザグ状の一方側の溝縁3mが、また、接地端Te側に円弧状溝からなる他方側の溝縁3nが夫々形成されたクラウン周方向溝3について説明した。このように、タイヤ赤道C側に一方側の溝縁3mを形成した場合、接地圧の最も高いクラウン陸部5においてトラクション方向のエッジ成分を大きく確保することができる。これにより、雪路での雪柱せん断力を高めるとともに、氷路でのグリップ力を高めて雪氷路での操縦安定性能を向上させることができる。
また、図3に示されるように、前記斜L字状溝縁3sには、一端が前記第1の長辺部3cの略中間部分に接続されるとともに他端がタイヤ赤道Cを挟んだ他方の斜L字状溝縁3sに達することなく終端する幅狭の第1のスロット10が形成される。なお、スロットとは、一端が陸部の途中で途切れかつタイヤ軸方向長さの小さいものをいい、陸部の剛性バランスを最適化するのに役立つ。これにより、該第1のスロット10のタイヤ周方向に形成される溝縁10eのエッジ成分が加わることで、前記クラウン陸部5での雪柱せん断力がさらに大きくなる。なお、第1の長辺部3cの略中間部分とは、図4(A)に示されるように、前記タイヤ周方向長さaの中間点Yから、周方向内外に、夫々長さaの15%以内の領域とする。
また、前記第1のスロット10のタイヤ軸方向長さW1は、大きすぎると、クラウン陸部5のブロック剛性を低下させ、偏摩耗を生じさせる傾向がある。他方、前記長さW1が小さすぎると、雪柱せん断力の向上を十分に期待できない。このような観点より、前記クラウン陸部5の陸部幅Tcに対する前記長さW1の比W1/Tc(%)は、好ましくは、32%以上、より好ましくは35%以上が望ましく、また、好ましくは43%以下、より好ましくは40%以下が望ましい。
また、図3に示されるように、前記円弧溝縁3oには、前記第1のスロット10に対向する第2のスロット11が形成される。これにより、前記第1のスロット10と該第2のスロット11と前記クラウン周方向溝3とで平面視略十字状の交差部が形成される。このため、前記第1のスロット10のエッジ成分に、前記第2のスロット11のエッジ成分が付加されるとともに、接地面に剛性の大きい十字状の雪柱を形成することができ、さらに大きな雪柱せん断力が得られる。ここで、第1のスロット10に対向するとは、図3に示されるように、第1のスロット10の中心線G3の延長線fと円弧溝縁3oとの交点iを含むように前記第2のスロット11を設けることをいう。
また、図1及び3に示されるように、前記クラウン陸部5には、前記第1及び第2のスロット10、11を除き、溝、サイピングその他の切り込みを設けられていない。これにより、クラウン陸部5及びミドル陸部6の陸部剛性が大きく確保され、とりわけ接地圧の高いクラウン陸部5において、偏摩耗の抑制や、乾燥路面での操縦安定性の向上が期待できる。
図5には、ミドル陸部6とショルダー陸部7の部分拡大図が示される。前記ミドル周方向溝4は、タイヤ赤道C側の溝縁4mがタイヤ周方向に直線状にのびるものとして形成されている。
また、前記ミドル周方向溝4の接地端Te側の溝縁4nは、タイヤ周方向に対して傾斜する第2の長辺部4cと、該第2の長辺部4cとは周方向に対して逆向きの角度αでのびかつ前記第2の長辺部4cよりもタイヤ周方向の長さが小さい第2の短辺部4tとがタイヤ周方向に交互に連続して形成される。これにより、前記接地端Te側の溝縁4nは、ジグザグ状にのびる。このようなミドル周方向溝4も、前記クラウン周方向溝3と同様に、排雪性能の向上と雪路での雪柱せん断力とを同時に向上させることができる。とりわけ、前記タイヤ赤道C側の溝縁4mが直線状にのびるため、制動時の車両のふらつきや片流れなどの挙動を抑制することが可能となり、操縦安定性能を確保できる。
また、図5及び図6に示されるように、前記ミドル周方向溝4は、全体としてタイヤ周方向にジグザグ状(つまり中心線G2がジグザグ状)に形成される。このようなジグザグ状の溝は、直線状の溝に比べて溝縁(エッジ)の長さが大きいので、氷上でのグリップ、とりわけ旋回走行時のグリップを向上させるために、振幅A2を大きくすることが好ましい。しかしながら、前記振幅A2が大きすぎると、ショルダー陸部7の剛性が低下する傾向がある。このような観点より、前記ミドル周方向溝4の最大の溝幅Tiに対する前記振幅A2の比A2/Ti(%)は、好ましくは15%以上、より好ましくは18%以上が望ましく、また好ましくは、30%以下、より好ましくは27%以下が望ましい。
また、前記第2の短辺部4tの角度αが小さすぎると、前記接地端Te側の溝縁4nがジグザグ状から直線状に近くなり、十分なエッジ効果が得られず、雪柱せん断効果が小さくなる。逆に前記角度αが大きすぎると、前記ショルダー陸部7の剛性段差が大きくなり、偏摩耗が生じやすい傾向にある。このような観点より、前記角度αは、好ましくは45度以上、より好ましくは50度以上が望ましく、80度以下、より好ましくは75度以下が望ましい。
また、図6に示されるように、前記第2の長辺部4cのタイヤ周方向の長さdは、前記第2の短辺部4tのタイヤ周方向の長さeに比して大きく形成される。前記長さdとeとの比d/eは、小さすぎると前記ショルダー陸部7に偏摩耗が生じやすい傾向にある。逆に、前記比d/eが大きすぎると、前記接地端Te側の溝縁4nが直線状になり、十分なエッジ効果が得られず、雪柱せん断効果が小さくなる傾向にある。さらに、各陸部5、6及び7の剛性バランスを考慮する観点より、前記比d/eは、好ましくは20以上、より好ましくは25以上が望ましく、50以下、より好ましくは45以下が望ましい。
また、図5に示されるように、前記ミドル陸部6には、前記ミドル周方向溝4からタイヤ赤道C側にのび、前記クラウン周方向溝3に達することなく終端するミドルスロット12が形成される。これにより、比較的接地圧が高いミドル陸部6においてトラクション方向のエッジ成分及び溝容積が大きく確保され、さらに氷雪上性能を高めることができる。
また前記ミドルスロット12のタイヤ周方向のピッチ長さP3と、前記接地端Te側の溝縁4nのタイヤ周方向のピッチ長さP4との比P4/P3は、特に限定されないが大きすぎると前記ミドル周方向溝4の形状が直線状となり、雪柱せん断力が小さくなり雪路での操縦安定性能が悪化する傾向がある。逆に前記比P4/P3が小さすぎると、ショルダー陸部7の剛性が小さくなり、偏摩耗が発生し易くなる。このような観点より、前記比P4/P3は、好ましくは1.5以上、より好ましくは1.8以上が望ましく、また、好ましくは2.5以下、より好ましくは2.2以下が望ましい。なお、本実施例においては、前記比P4/P3は、2である。
また、前記ミドルスロット12のタイヤ軸方向の長さW3が大きすぎると、ミドル陸部6の剛性が著しく低下し、ひいては早期の偏摩耗やブロックの欠けを招く傾向がある。逆に前記長さW3が小さすぎると十分なエッジ成分を確保することが出来ない。このような観点により、前記長さW3と前記第2のスロット11のタイヤ周方向長さW2とを加えた長さW3+W2は、ミドル陸部6の陸部幅Tmの、好ましくは60%以上、より好ましくは65%以上が望ましく、好ましくは85%以下、より好ましくは80%以下が望ましい。
また、図5に示されるように、前記ミドル陸部6のタイヤ周方向で隣り合う前記ミドルスロット12、12間の領域には、前記ミドル周方向溝4からタイヤ赤道C側にのびる2本のミドルサイプ14が形成される。
前記2本のミドルサイプ14は、タイヤ軸方向長さが小さい第1のミドルサイプ14aと、タイヤ軸方向長さが大きい第2のミドルサイプ14bとからなり、前記第1のミドルサイプのタイヤ赤道C側の端部は、前記クラウン周方向溝3に達することなく終端する。また、前記第2のミドルサイプ14bのタイヤ赤道C側の端部は、前記クラウン周方向溝3に形成された第2のスロット11に連通する。これにより、ミドル陸部6の剛性の低下を抑制しつつ、前記ミドルサイプ14のエッジ成分を増加させ、乾燥路面での操縦安定性能と氷上性能とをバランス良く向上できる。
また、図5に示されるように、前記ショルダー陸部7には、接地端Teよりもタイヤ軸方向外側から接地端Teを越えてタイヤ赤道C側にのび、かつ前記ミドル周方向溝4に達することなく終端するショルダーラグ溝13が形成される。これにより、雪路の水切り性及び雨水を接地端Teの外に円滑に排出でき、操縦安定性能が向上される。他方、前記ショルダーラグ溝13のタイヤ軸方向長さW4が大きすぎると、乾燥路での旋回時のグリップ力が減少する傾向にあり、操縦安定性能が低下する傾向にある。このような観点より、前記長さW4に対するショルダー陸部7の陸部幅Tnの比W4/Tn(%)は、好ましくは70%以上、より好ましくは75%以上が望ましく、90%以下、より好ましくは85%以下が望ましい。
また、特に限定されるわけではないが、前記ショルダーラグ溝13の溝縁13m、13nには、面取り部を設けないとことが好ましい。これにより、エッジを氷路で有効に活用できかつ雪柱せん断力の低下を抑制できる傾向にある。また、前記ショルダーラグ溝13は、前記ミドルスロット12よりもタイヤ周方向に対する角度が大きい。これにより、車両旋回時の接地圧が高いショルダー陸部7のグリップ力が大きくなる。
以上、本発明の空気入りタイヤについて詳細に説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定させることなく種々の態様に変形して実施しうるのは言うまでもない。
本発明の効果を確認するために、図1のパターンを有しかつ表1の仕様に基づいた195/65R15の乗用車用ラジアルタイヤが試作された。そして、このタイヤを排気量3500ccの国産4WD車に内圧200kPaで装着し、雪上走行性能及び耐偏摩耗性能のテストをした。なお表1に示すパラメータ以外はすべて同一である。
なお、共通仕様は次の通りである
トレッド接地幅TW:162mm
クラウン周方向溝の溝幅T1/TW:7.5%
ショルダー周方向溝の溝幅T2/TW:6%
クラウン周方向の溝深さU1:9.5mm
ミドル周方向溝の溝深さU2:9.5mm
凹部o1と凸部o2とのタイヤ軸方向距離cと曲率半径Rとの比c/R:0.009
最小溝幅部Sの溝幅Tsと最大溝幅部Hの溝幅Thとの比Th/Ts:1.62
斜L字状溝縁3sと円弧溝縁3oとのタイヤ周方向のピッチ長さの比P2/P1:2
クラウン周方向溝の振幅A1と、最大溝幅部Hの溝幅Thとの比A1/Th:0.205
第1のスロット10のタイヤ軸方向長さW1とクラウン陸部5の陸部幅Tcとの比W1/Tc:0.33
ショルダー周方向溝の振幅A2とミドル周方向溝4の最大の溝幅Tiとの比A2/Ti:0.23
第2の長辺部4cと第2の短辺部4tとの長さ比d/e:36
テスト方法は、次の通りである。
<雪上走行性能>
上記テスト車両にて、圧雪路面のタイヤテストコースを走行し、ハンドル応答性、剛性感、グリップ等に関する特性をドライバーの官能評価により比較例1を100とする評点で評価された。
結果は、比較例1を100とする評点であり数値が大きいほど良好である。
<操縦安定性能>
上記テスト車両にて、乾燥アスファルト路面のテストコース走行し、ハンドル応答性、剛性感、グリップ等に関する特性をドライバーの官能評価により比較例1を100とする評点で評価された。
結果は、比較例1を100とする評点であり数値が大きいほど良好である。
<耐偏摩耗性能>
上記テスト車両にて、乾燥アスファルト路面を3000km走行し、クラウン陸部及びミドル陸部のタイヤ軸方向の一端側と他端側との摩耗量の差をタイヤ周上4か所で測定し、その平均値を求めた。結果は比較例1の逆数を100とする指数で表示している。数値が大きいほど良好である。
テストの結果等を表1に示す。
Figure 0004830005
Figure 0004830005
Figure 0004830005
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例に比べて氷路での走行性能を有意に向上していることが確認できる。また偏摩耗性能についても問題がないことが確認できた。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 一対のクラウン周方向溝
3m タイヤ赤道側の溝縁
3n 接地端側の溝縁
3c 長辺部
3t 短辺部
3o 円弧溝縁
3s 斜L字状溝縁
C タイヤ赤道

Claims (11)

  1. トレッド部のタイヤ赤道の両側にタイヤ周方向に連続してのびる一対のクラウン周方向溝が設けられた空気入りタイヤであって、
    前記クラウン周方向溝のタイヤ赤道側の溝縁は、タイヤ周方向に対して1〜20度の角度で傾斜してのびる長辺部と、該長辺部とは周方向に対して逆向きに傾斜してのびかつ前記長辺部よりもタイヤ周方向の長さが小さい短辺部とからなる斜L字状溝縁が、タイヤ周方向に連設されることによりジグザグ状をなすとともに、
    前記クラウン周方向溝の接地端側の溝縁は、該クラウン周方向溝の溝中心側に向かって凸の円弧状をなす円弧溝縁が、タイヤ周方向に連設されることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記斜L字状溝縁のタイヤ周方向のピッチ長さは、前記円弧溝縁のタイヤ周方向のピッチ長さよりも小さい請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記斜L字状溝縁には、前記第1の長辺部の略中間部分に第1のスロットが形成される請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記円弧溝縁には、前記第1のスロットに対向する第2のスロットが形成される請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記トレッド部には、前記クラウン周方向溝の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のミドル周方向溝と、前記クラウン周方向溝間をタイヤ周方向に連続してのびるクラウン陸部と、前記クラウン周方向溝と前記ミドル周方向溝とで区分されたミドル陸部と、前記ミドル周方向溝と接地端とで区分されたショルダー陸部とが形成されるとともに、
    前記ミドル周方向溝は、タイヤ赤道側の溝縁がタイヤ周方向に直線状にのび、かつ、接地端側の溝縁がジグザグ状にのびる請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記クラウン陸部には、前記第1及び第2のスロットを除き、溝、サイピングその他の切り込みを有することがない請求項3乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記ミドル陸部には、前記ミドル周方向溝からタイヤ赤道側にのび、前記クラウン周方向溝に達することなく終端するミドルスロットが形成される請求項6に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記ショルダー陸部には、接地端よりもタイヤ軸方向外側からタイヤ赤道側にのび、かつ前記ミドル周方向溝に達することなく終端するショルダーラグ溝が形成される請求項6又は7記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記ミドル陸部のタイヤ周方向で隣り合う前記ミドルスロット間の領域には、前記ミドル周方向溝からタイヤ赤道側にのびる2本のミドルサイプが形成される請求項7又は8記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記2本のミドルサイプは、タイヤ軸方向長さが小さい第1のミドルサイプと、タイヤ軸方向長さが大きい第2のミドルサイプとからなり、前記第1のミドルサイプのタイヤ赤道側の端部は、前記クラウン周方向溝に達することなく終端する請求項9に記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記2本のミドルサイプは、タイヤ軸方向長さが小さい第1のミドルサイプと、タイヤ軸方向長さが大きい第2のミドルサイプとからなり、前記第2のミドルサイプのタイヤ赤道側の端部は、前記クラウン周方向溝に形成された第2のスロットに連通する請求項9又は10に記載の空気入りタイヤ。
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