JP4828548B2 - 情報記録装置及び方法 - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばDVDレコーダ等の情報記録装置及び方法の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、DVD−ROM(DVD−Read Only Memory)、DVD−R(DVD−Recordable)、BD−ROM等の情報記録媒体では、特許文献1、2等に記載されているように、同一基板上に複数の記録層が積層、または貼り合わされてなる多層型若しくはデュアルレイヤ型の光ディスク等の情報記録媒体も開発されている。そして、このようなデュアルレイヤ型、即ち、2層型の光ディスク、例えば2層のDVD−Rディスクに記録を行う場合は、DVDレコーダ等の情報記録装置は、レーザ光の照射側から見て最も手前側(即ち、光ピックアップに近い側)に位置する記録層(本願では適宜「L0層」と称する)に対して記録用のレーザ光を集光することで、L0層に対してデータを熱変化記録方式(言い換えれば、非可逆記録方式)で記録し、L0層等を介して、レーザ光の照射側から見てL0層の奥側(即ち、光ピックアップから遠い側)に位置する記録層(本願では適宜「L1層」と称する)に対して該レーザ光を集光することで、L1層に対して情報を熱変化記録方式で記録することになる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−311346号公報
【特許文献2】
特開2001−23237号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような2層型の光ディスクにおいては、例えばDVD−RW等の書き換え可能な光ディスクの開発が進められている。書き換え可能な光ディスクでは、データを記録可能な状態にするためのフォーマット処理を施すことで、データの記録を開始することができる。フォーマット処理によって記録済みとなった領域に対しては別のデータをランダムに上書きすることが可能である。通常のフォーマット処理(通常フォーマット)ではリードインエリアとリードアウトエリアが形成され、且つ記録されたデータに続いてミドルエリアが形成される。これにより、DVD−RW等の書き換え可能な光ディスクにおけるデータ構造と、DVD−ROM等の再生専用な光ディスクにおけるデータ構造とを概ね同様にすることができる。
【0005】
また一方で、例えばDVD−RWでは必要最小限の管理情報が記録されるクイックフォーマット処理が定義されている。クイックフォーマット処理されたDVD−RWディスクは、記録済み領域の終端部からシーケンシャル記録を行っていくことが可能である。シーケンシャル記録され、記録済みになった領域も同様に別のデータをランダムに上書きすることが可能である。
【0006】
そして、原則として一旦データが記録された又はフォーマット処理が行われた記録領域は、データが全く記録されていない(言い換えれば、記録マークが形成されていない)未記録の記録領域に戻されることはない。クイックフォーマットでは必要最小限の管理情報を記録することによりフォーマットの処理時間を大幅に短縮することが可能である反面、リードインが一部しか記録されておらず、またリードアウトに相当する領域が記録されていないため、再生専用機で読むことはできない。したがって再生専用機で読み込みを行うためには後述するファイナライズ処理が必要である。
【0007】
CDやDVD等の記録メディアでは、ユーザの要求に応じてディスクを再生専用機で再生可能なように記録状態を構成する必要がある。例えば、CD−RやDVD−Rで追記中のディスクは、再生専用機で再生可能にするためのファイナライズ処理が定義されており、ユーザの要求に応じて再生専用機がアクセスする範囲に未記録領域が残らないようにリードイン、リードアウトあるいはボーダーアウトを記録することになっている。これは、CDやDVDの場合、再生専用媒体と記録可能媒体で信号のトラッキング方式が異なるため、再生専用機が記録メディアの未記録部分にアクセスできないという問題があるためである。クイックフォーマット処理されたDVD−RWのような記録媒体は、リードインに必要最小限のデータが記録されているだけなので再生専用機との互換をとるために上記ファイナライズ処理を行って完全なリードイン、ボーダーアウト、もしくはリードアウトを記録する必要がある。
【0008】
また、2層型の記録可能媒体(光ディスク)においては、再生専用機との互換をとるために記録済みのL0層に対称の位置にあるL1層がすべて記録済みでなければならない。なぜなら、L0層上のある場所からL1層のある場所にジャンプする際に、ピックアップの移動系路上に未記録部分が存在してはならないからである。2層型の記録可能媒体では、ユーザから上記ファイナライズ処理の要求があったときに直ちに再生専用機器との互換状態にデータ記録領域を配置できるように、すなわち対応したL1層が記録済みになるように、L0層とL1層との夫々に対して、交互にデータを記録するレイヤージャンプ記録が主として行われる。レイヤージャンプ記録の一つの具体的な態様としては、あるサイズのデータを記録する場合には、その半分のサイズのデータをL0層に記録すると共に、残りの半分のサイズのデータをL1層に記録する。
【0009】
レイヤージャンプ記録は、クイックフォーマット処理されたディスク、すなわち記録済み領域の終端部からシーケンシャル記録を行う際に使用される方法である。このようなレイヤージャンプ記録が行われる場合には、レイヤージャンプ記録により記録されたデータをROMドライブ等の情報再生装置で再生するために、上記ファイナライズ処理(言い換えれば、互換クローズ処理)が必要である。その結果、レイヤージャンプ記録により記録されたデータをROMドライブ等の情報再生装置で再生することができる。
【0010】
更に、一旦通常フォーマット処理がされた後であっても、例えばミドルエリア等に対して上述のクイックフォーマット処理を施すことにより、一旦形成されたミドルエリアや該ミドルエリアに続くエリアに対しても、再度データを記録することもできる。
【0011】
しかしながら、データの記録やフォーマット処理を繰り返すと、フォーマット処理を行う以前のディスクの状態を保持していた管理情報も初期化されてしまう、すなわち消えてしまうため、例えば、光ディスク上のいずれの記録領域がデータを既に記録した記録領域であるか、光ディスク上のいずれの記録領域が既にフォーマット処理が行われた記録領域であるか、光ディスク上のいずれの記録領域がミドルエリアであるか、或いは光ディスク上のいずれの記録領域が未だにデータが記録されていない記録領域であるか等を、明確に認識することができなくなる。
【0012】
一方、ディスク上の各セクタには、そのセクタがどの領域に属しているかを示す情報が付加されている。この情報により、セクタがリードイン、データエリア、リードアウト、またはミドルエリアのどの領域に属しているのかを判別することができる。既にデータが記録されている或いは既にフォーマット処理が行われているデータ用の記録領域はデータエリアの属性をもつセクタで構成することになっている。従って、例えば、光ディスク上の所望の記録領域に対してフォーマット処理を行う場合に、既にデータが記録されている或いは既にフォーマット処理が行われている記録領域に対してはフォーマット処理を省略できるはずであるが、上記のようにフォーマット処理と記録が繰り返されたディスクでは、以前リードアウトもしくはミドルエリアが記録されていた領域の情報は保持されないため、重複的にフォーマット処理を行い、データエリア属性のデータを記録せざるを得なくなる。このため、フォーマット処理に不必要に多くの時間を要してしまう。
【0013】
本発明は、例えば上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、例えば効率的なフォーマット処理を可能とならしめる情報記録装置及び方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するために、情報記録装置は、夫々が少なくともデータ記録エリアを備え且つ少なくとも一方がアドレス記録エリアを備える第1及び第2記録層を備える情報記録媒体に、データを書き換え可能に記録する情報記録装置であって、複数種類の属性のうち記録される前記データに応じた一つの属性を細分化されたエリア単位毎に付与しながら、前記データを前記情報記録媒体の前記第1記録層及び前記第2記録層の前記データ記録エリアに対して所定データ単位で交互に記録する第1記録手段と、(i)前記複数種類の属性のうちユーザデータが前記データとして記録されている状態を示すデータエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレス、及び(ii)前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスの夫々を前記情報記録媒体の前記アドレス記録エリアに記録する第2記録手段と、前記情報記録媒体の所望の記録領域に対してフォーマット処理を施すフォーマット手段と、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部よりも内周側に始端部を有し且つ外周側に終端部を有する記録領域に対して前記フォーマット処理を施す場合、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部から外周側に向けてフォーマット処理を開始するように前記フォーマット手段を制御する制御手段とを備え、前記第1記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて増加し、前記第2記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて減少し、前記第1記録手段は、(i)前記第1記録層及び前記第2記録層の夫々の前記データ記録エリアに対して複数の前記所定データ単位での記録を行い、(ii)前記第1記録層においては内周側から外周側に向かって前記データを記録すると共に前記第2記録層においては外周側から内周側に向かって前記データを記録し、且つ(iii)前記データエリア属性が付与された前記データの記録が完了した場合に、当該データエリア属性が付与された前記データの外周側に、前記複数種類の属性のうちミドルエリアであることを示すミドルエリア属性が付与された前記データを記録することでシフテッドミドルエリアを形成し、前記第2記録手段は、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスとして、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最大アドレスを、前記アドレス記録エリアに記録し、前記第2記録手段は、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスとして、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最小アドレスを、前記アドレス記録エリアに記録し、前記制御手段は、前記シフテッドエリアに対して前記フォーマット処理を行う場合には、前記データエリア属性が付与された前記データを前記シフテッドミドルエリアに上書きするように前記フォーマット手段を制御する
【0017】
上記課題を解決するために、情報記録方法は、夫々が少なくともデータ記録エリアを備え且つ少なくとも一方がアドレス記録エリアを備える第1及び第2記録層を備える情報記録媒体に、データを書き換え可能に記録する情報記録方法であって、複数種類の属性のうち記録される前記データに応じた一つの属性を細分化されたエリア単位毎に付与しながら、前記データを前記情報記録媒体の前記第1記録層及び前記第2記録層の前記データ記録エリアに対して所定データ単位で交互に記録する第1記録工程と、(i)前記複数種類の属性のうちユーザデータが前記データとして記録されている状態を示すデータエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレス、及び(ii)前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスの夫々を前記情報記録媒体の前記アドレス記録エリアに記録する第2記録工程と、前記情報記録媒体の所望の記録領域に対してフォーマット処理を施すフォーマット工程と、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部よりも内周側に始端部を有し且つ外周側に終端部を有する記録領域に対して前記フォーマット処理を施す場合、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部から外周側に向けてフォーマット処理を開始するように前記フォーマット工程を制御する制御工程とを備え、前記第1記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて増加し、前記第2記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて減少し、前記第1記録工程は、(i)前記第1記録層及び前記第2記録層の夫々の前記データ記録エリアに対して複数の前記所定データ単位での記録を行い、(ii)前記第1記録層においては内周側から外周側に向かって前記データを記録すると共に前記第2記録層においては外周側から内周側に向かって前記データを記録し、且つ(iii)前記データエリア属性が付与された前記データの記録が完了した場合に、当該データエリア属性が付与された前記データの外周側に、前記複数種類の属性のうちミドルエリアであることを示すミドルエリア属性が付与された前記データを記録することでシフテッドミドルエリアを形成し、前記第2記録工程は、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスとして、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最大アドレスを、前記アドレス記録エリアに記録し、前記第2記録工程は、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスとして、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最小アドレスを、前記アドレス記録エリアに記録し、前記制御工程は、前記シフテッドエリアに対して前記フォーマット処理を行う場合には、前記データエリア属性が付与された前記データを前記シフテッドミドルエリアに上書きするように前記フォーマット工程を制御する
【0021】
情報記録装置及び方法の作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされよう。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】 本参考例に係る光ディスクの基本構造を示した概略平面図であり、該光ディスクの概略断面図と、これに対応付けられた、その半径方向における記録領域構造の図式的概念図である。
【図2】 光ディスクの概略断面図と、これに対応付けられた、その半径方向における記録領域構造の図式的概念図である。
【図3】 通常フォーマット処理が施された後の光ディスク100のデータ構造を概念的に示す説明図、及びクイックフォーマット処理が施された後の光ディスク100のデータ構造を概念的に示す説明図である。
【図4】 光ディスクの状態の遷移を概念的に示す図である。
【図5】 データが記録される際に付与される属性に関連するデータ構造を概念的に示すデータ構造図である。
【図6】 RMAに記録されるRMDのデータ構造を概念的に示すデータ構造図である。
【図7】 RMDを構成するフィールド毎のデータ構造を、フォーマット2及びフォーマット3の夫々について概念的に示すデータ構造図である。
【図8】 フォーマット3のRMDのフィールド3のデータ構造を示すデータ構造図である。
【図9】 アドレス記録エリアに記録されるL0層のフォーマットエリアの最外周アドレスと、アドレス記録エリアに記録されるL1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスとの夫々が示す具体的な位置を示す説明図である。
【図10】 本参考例に係る情報記録再生装置の基本的な構成を概念的に示すブロック図である。
【図11】 クイックフォーマット処理が施された後の光ディスクの一のデータ構造を概念的に示す説明図である。
【図12】 クイックフォーマット処理が施された後の光ディスクの他のデータ構造を概念的に示す説明図である。
【符号の説明】
【0023】
100 光ディスク
102 リードインエリア
103、113 RMA
105、115 データエリア
106、116 シフテッドミドルエリア
109、119 固定ミドルエリア
118 リードアウトエリア
1031、1032 アドレス記録エリア
200 情報記録再生装置
300 ディスクドライブ
352 光ピックアップ
353 信号記録再生手段
354 CPU
400 ホストコンピュータ
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、情報記録装置及び方法実施形態(更には、参考として、情報記録媒体の実施形態)の説明を進める。
(情報記録媒体の実施形態)
【0025】
情報記録媒体に係る実施形態は、書き換え可能な記録媒体であって、複数種類の属性のうち記録されるデータに応じた一つの属性が、細分化されたエリア単位毎に付与されるデータ記録エリアと、前記複数種類の属性のうちユーザデータ(例えば、映画データや、音楽データや、PC用データ等のコンテンツデータ等であって、当該ユーザデータの記録や再生に必要な管理情報や制御情報と区別される)が前記データとして記録されている状態を示すデータエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスを記録するアドレス記録エリアを備える。
【0026】
情報記録媒体に係る実施形態によれば、情報記録媒体が備えるデータ記録エリアに、各種データを記録することができる。データ記録エリアにデータが記録される際には、細分化されたエリア単位毎に(例えば、後述のセクタ毎に)、該エリア単位に記録されるデータに応じた属性が付与される。
【0027】
尚、本実施形態における「データ記録エリア」は、後述のデータエリア(更には、該データエリア中に形成されるシフテッドミドルエリアやミドルエリアを含む)を示すことを主として想定している。
【0028】
本実施形態では特に、ユーザデータが記録されている状態を示すデータエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つデータ記録エリアの最内周側の端部(言い換えれば、情報記録媒体の最内周側)に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレス(言い換えれば、終端部のアドレスであって、以降、適宜“終端アドレス”と称する)を記録するアドレス記録エリアを備えている。つまり、データエリア属性以外の他の属性が付与された記録領域が存在しない連続した記録領域の最外周側の端部のアドレスが、アドレス記録エリアに記録される。尚、アドレス記録エリアには、アドレスを直接的に記録するように構成してもよいし、アドレスを間接的に示す情報を、アドレスそのものに代えて記録するように構成してもよい。
【0029】
特に、アドレス記録エリアには、情報記録媒体にフォーマット処理がなされた後であっても、データエリア属性が付与された連続する記録領域が情報記録媒体上に存在している限りは、データエリア属性が付与された連続する記録領域であって且つデータ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスが記録される。より具体的には、情報記録媒体にフォーマット処理がなされることによって、情報記録媒体上に記録されたデータが論理的に消去された状態になった後であっても、データエリア属性が付与された連続する記録領域が情報記録媒体上に物理的に存在している限りは、データエリア属性が付与された連続する記録領域であって且つデータ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスが記録される。つまり、アドレス記録エリアには、データエリア属性が付与され且つ情報記録媒体上に物理的に存在する連続した記録領域であって、データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスが記録される。
【0030】
このように終端アドレスを記録するアドレス記録エリアを備えているがゆえに、例えば、終端アドレスよりも内周側の記録領域には、既にデータエリア属性が付与されながらデータが記録されていることを好適に認識することができる。或いは、例えば、終端アドレスよりも内周側の記録領域には、例えば後述のミドルエリア属性が付与された記録領域が存在しないことを好適に認識することができる。従って、終端アドレスに跨る一定の記録領域に対してフォーマット処理を施す場合には、終端アドレスが示す位置よりも外周側の記録領域に対してフォーマット処理を施せば足りる。これにより、フォーマット処理が施される必要のない記録領域にまでフォーマット処理を施す必要がなくなり、その結果、フォーマット処理に要する時間を短縮することができ、効率的なフォーマット処理を施すことができる。
【0031】
情報記録媒体に係る実施形態の一の態様は、前記アドレス記録エリアには、夫々に前記データエリア属性が付与され且つ夫々が連続した複数の記録領域のうち、前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスが記録される。
【0032】
この態様によれば、間にデータエリア属性以外の他の属性が付与された記録領域が存在しない連続した記録領域が複数存在していたとしても、その複数の記録領域のうち、データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスが、アドレス記録エリアに記録される。データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域と、データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域以外の記録領域との間には、例えばミドルエリア属性が付与された記録領域が存在している可能性がある。他方、データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域よりも内周側には、ミドルエリア属性が付与された記録領域が存在している可能性は殆ど或いは全くない。従って、終端アドレスに跨る一定の記録領域に対してフォーマット処理を施す場合には、終端アドレスが示す位置よりも外周側の記録エリアに対してフォーマット処理を施せば足りる。これにより、フォーマット処理に要する時間を短縮することができ、効率的なフォーマット処理を施すことができる。
【0033】
情報記録媒体に係る実施形態の他の態様は、夫々が少なくとも前記データ記録エリアを備え且つ少なくとも一方が前記アドレス記録エリアを備える第1記録層及び第2記録層を備えている。
【0034】
この態様によれば、複数の記録層が積層されてなる情報記録媒体においても、上述した各種利益を享受することができる。
【0035】
上述の如く第1記録層及び第2記録層を備える情報記録媒体の態様では、前記アドレス記録エリアには、(i)前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレス、及び(ii)前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスの夫々が記録されるように構成してもよい。
【0036】
このように構成すれば、第1記録層及び第2記録層の夫々に対して、上述の如く、フォーマット処理に要する時間を短縮することができ、効率的なフォーマット処理を施すことができる。
【0037】
上述の如く第1記録層及び第2記録層を備える情報記録媒体の態様では、前記第1記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて増加し、前記第2記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて減少し、前記アドレス記録エリアには、(i)前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最大アドレス、及び(ii)前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最小アドレスの夫々が記録されるように構成してもよい。
【0038】
このように構成すれば、オポジットトラックパス方式を採用する第1記録層及び第2記録層の夫々に対して、上述の如く、フォーマット処理に要する時間を短縮することができ、効率的なフォーマット処理を施すことができる。
【0039】
情報記録媒体に係る実施形態の他の態様は、前記複数種類の属性は、リードインエリア属性、リードアウトエリア属性、前記データエリア属性及びミドルエリア属性のうち少なくとも一つを含む。
【0040】
この態様によれば、情報記録媒体上の記録領域の属性を好適に識別することができる。
【0041】
情報記録媒体に係る実施形態の他の態様は、前記データ記録エリアに記録される前記データの記録及び再生の少なくとも一方を管理する管理データを記録する管理データ記録エリアを更に備えており、前記アドレス記録エリアは、前記管理データ記録エリア中に位置する。
【0042】
このように構成すれば、情報記録媒体上に、アドレス記録エリアを好適に設けることができる。
【0043】
(情報記録装置の実施形態)
情報記録装置に係る実施形態は、夫々が少なくともデータ記録エリアを備え且つ少なくとも一方がアドレス記録エリアを備える第1及び第2記録層を備える情報記録媒体に、データを書き換え可能に記録する情報記録装置であって、複数種類の属性のうち記録される前記データに応じた一つの属性を細分化されたエリア単位毎に付与しながら、前記データを前記情報記録媒体の前記第1記録層及び前記第2記録層の前記データ記録エリアに対して所定データ単位で交互に記録する第1記録手段と、(i)前記複数種類の属性のうちユーザデータが前記データとして記録されている状態を示すデータエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレス、及び(ii)前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスの夫々を前記情報記録媒体の前記アドレス記録エリアに記録する第2記録手段と、前記情報記録媒体の所望の記録領域に対してフォーマット処理を施すフォーマット手段と、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部よりも内周側に始端部を有し且つ外周側に終端部を有する記録領域に対して前記フォーマット処理を施す場合、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部から外周側に向けてフォーマット処理を開始するように前記フォーマット手段を制御する制御手段とを備え、前記第1記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて増加し、前記第2記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて減少し、前記第1記録手段は、(i)前記第1記録層及び前記第2記録層の夫々の前記データ記録エリアに対して複数の前記所定データ単位での記録を行い、(ii)前記第1記録層においては内周側から外周側に向かって前記データを記録すると共に前記第2記録層においては外周側から内周側に向かって前記データを記録し、且つ(iii)前記データエリア属性が付与された前記データの記録が完了した場合に、当該データエリア属性が付与された前記データの外周側に、前記複数種類の属性のうちミドルエリアであることを示すミドルエリア属性が付与された前記データを記録することでシフテッドミドルエリアを形成し、
前記第2記録手段は、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスとして、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最大アドレスを、前記アドレス記録エリアに記録し、前記第2記録手段は、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスとして、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最小アドレスを、前記アドレス記録エリアに記録し、前記制御手段は、前記シフテッドエリアに対して前記フォーマット処理を行う場合には、前記データエリア属性が付与された前記データを前記シフテッドミドルエリアに上書きするように前記フォーマット手段を制御する
【0044】
情報記録装置に係る実施形態によれば、第1記録手段の動作により、情報記録媒体の第1記録層及び第2記録層のデータ記録エリアに対して所定データ単位で交互に、各種データを記録することができる。情報記録媒体にデータが記録される際には、細分化されたエリア単位毎に、該エリア単位に記録されるデータに応じた属性が付与される。更に、第1記録手段の動作により、第1記録層及び第2記録層の夫々のデータ記録エリアに対して複数の所定データ単位での記録が行われる。また、第1記録手段の動作により、第1記録層においては内周側から外周側に向かってデータが記録され、第2記録層においては外周側から内周側に向かってデータが記録される。また、第1記録手段の動作により、データエリア属性が付与されたデータの記録が完了した場合に、当該データエリア属性が付与されたデータの外周側に、ミドルエリア属性が付与されたデータを記録することでシフテッドミドルエリアが形成される。
【0045】
第1実施形態では特に、第2記録手段の動作により、ユーザデータが記録されている状態を示すデータエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ第1記録層におけるデータ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレス(具体的には、当該記録領域の最大アドレス)が情報記録媒体のアドレス記録エリアに記録される。加えて、第2記録手段の動作により、データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ第2記録層におけるデータ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレス(具体的には、当該記録領域の最小アドレス)が情報記録媒体のアドレス記録エリアに記録される。このため、上述した情報記録媒体に係る実施形態と同様に、終端アドレスに跨る一定の記録領域に対してフォーマット処理を施す場合には、制御手段の動作により、終端アドレスが示す位置よりも外周側の記録領域に対してフォーマット処理を施せば足りる。これにより、フォーマット処理が施される必要のない記録エリアにまでフォーマット処理を施す必要がなくなり、その結果、フォーマット処理に要する時間を短縮することができ、効率的なフォーマット処理を施すことができる。尚、フォーマット手段は、シフテッドエリアに対してフォーマット処理を行う場合には、データエリア属性が付与されたデータをシフテッドミドルエリアに上書きする。
【0046】
尚、上述した情報記録媒体に係る実施形態における各種態様に対応して、情報記録装置に係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
【0048】
加えて、情報記録装置に係る実施形態によれば、上述した情報記録媒体に係る実施形態に対して好適に記録動作を行うことができると共に、上述した各種利益を享受することができる。
【0050】
加えて、情報記録装置に係る実施形態によれば、複数の記録層が積層されてなる情報記録媒体においても、上述した各種利益を享受することができる。
【0052】
加えて、情報記録装置に係る実施形態によれば、制御手段の動作により、終端アドレスに跨る一定の記録エリアに対してフォーマット処理を施す場合には、終端アドレスが示す位置よりも外周側の記録エリアに対してフォーマット処理が選択的に施される。これにより、フォーマット処理が施される必要のない記録エリアにまでフォーマット処理を施す必要がなくなり、その結果、フォーマット処理に要する時間を短縮することができ、効率的なフォーマット処理を施すことができる。
【0057】
(情報記録方法の実施形態)
情報記録方法に係る実施形態は、夫々が少なくともデータ記録エリアを備え且つ少なくとも一方がアドレス記録エリアを備える第1及び第2記録層を備える情報記録媒体に、データを書き換え可能に記録する情報記録方法であって、複数種類の属性のうち記録される前記データに応じた一つの属性を細分化されたエリア単位毎に付与しながら、前記データを前記情報記録媒体の前記第1記録層及び前記第2記録層の前記データ記録エリアに対して所定データ単位で交互に記録する第1記録工程と、(i)前記複数種類の属性のうちユーザデータが前記データとして記録されている状態を示すデータエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の終端部のアドレス、及び(ii)前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスの夫々を前記情報記録媒体の前記アドレス記録エリアに記録する第2記録工程と、前記情報記録媒体の所望の記録領域に対してフォーマット処理を施すフォーマット工程と、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部よりも内周側に始端部を有し且つ外周側に終端部を有する記録領域に対して前記フォーマット処理を施す場合、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部から外周側に向けてフォーマット処理を開始するように前記フォーマット工程を制御する制御工程とを備え、前記第1記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて増加し、前記第2記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて減少し、前記第1記録工程は、(i)前記第1記録層及び前記第2記録層の夫々の前記データ記録エリアに対して複数の前記所定データ単位での記録を行い、(ii)前記第1記録層においては内周側から外周側に向かって前記データを記録すると共に前記第2記録層においては外周側から内周側に向かって前記データを記録し、且つ(iii)前記データエリア属性が付与された前記データの記録が完了した場合に、当該データエリア属性が付与された前記データの外周側に、前記複数種類の属性のうちミドルエリアであることを示すミドルエリア属性が付与された前記データを記録することでシフテッドミドルエリアを形成し、前記第2記録工程は、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスとして、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最大アドレスを、前記アドレス記録エリアに記録し、前記第2記録工程は、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスとして、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最小アドレスを、前記アドレス記録エリアに記録し、前記制御工程は、前記シフテッドエリアに対して前記フォーマット処理を行う場合には、前記データエリア属性が付与された前記データを前記シフテッドミドルエリアに上書きするように前記フォーマット工程を制御する
【0058】
情報記録方法に係る実施形態によれば、上述した情報記録装置に係る実施形態が有する各種利益と同様の利益を享受することができる。
【0059】
尚、上述した情報記録装置に係る実施形態における各種態様に対応して、情報記録方法に係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
【0075】
本実施形態のこのような作用及び他の利得は次に説明する参考例から更に明らかにされよう。
【0076】
以上説明したように、情報記録装置に係る実施形態によれば、第1記録手段と、第2記録手段とを備える。情報記録方法に係る実施形態によれば、第1記録工程と、第2記録工程とを備える。従って、効率的なフォーマット処理が可能となる。
【0077】
以下、参考例を図面に基づいて説明する。
【0078】
初めに、図1を参照して、情報記録媒体に係る参考例としての光ディスク100について説明を進める。ここに、図1(a)は、本参考例に係る光ディスク100の基本構造を示した概略平面図であり、図1(b)は、該光ディスク100の概略断面図と、これに対応付けられた、その半径方向における記録領域構造の図式的概念図である。
【0079】
図1(a)及び図1(b)に示されるように、光ディスク100は、例えば、DVDと同じく直径12cm程度のディスク本体上の記録面に、センターホール101を中心として、リードインエリア(Lead-In Area)102又はリードアウトエリア(Lead-Out Area)118、データエリア105及び115、固定ミドルエリア(Fixed Middle Area)109及び119が設けられている。そして、光ディスク100は、透明基板110上に記録層等が積層されている。そして、この記録層の各記録領域には、例えば、センターホール101を中心にスパイラル状或いは同心円状に、例えば、グルーブトラック及びランドトラック等のトラックが交互に設けられている。また、このトラック上には、データがECCブロックという単位で分割されて記録される。ECCブロックは、記録情報がエラー訂正可能なデータ管理単位である。
【0080】
尚、本参考例は、このような三つのエリアを有する光ディスクには特に限定されない。例えば、リードインエリア102、リードアウトエリア118又は固定ミドルエリア109(119)が存在せずとも、以下に説明するデータ構造等の構築は可能である。また、リードインエリア102、リードアウトエリア118又は固定ミドルエリア109(119)は更に細分化された構成であってもよい。
【0081】
特に、本参考例に係る光ディスク100は、図1(b)に示されるように、例えば、透明基板110に、第1及び第2記録層の一例を構成するL0層及びL1層が積層された構造をしている。このような2層型の光ディスク100の記録再生時には、図1(b)中、下側から上側に向かって照射されるレーザ光LBの集光位置をいずれの記録層に合わせるかに応じて、L0層におけるデータの記録再生が行なわれるか又はL1層におけるデータの記録再生が行われる。特に、L0層においては内周側から外周側に向かってデータが記録され、他方L1層においては外周側から内周側に向かってデータが記録される。即ち、本参考例に係る光ディスク100は、オポジットトラックパス方式の光ディスクに相当する。但し、パラレルトラックパス方式の光ディスクであっても、以下に説明する構成を採用することで、以下に述べる各種利益を享受することができる。
【0082】
そして、本参考例に係る光ディスク100においては、L0層とL1層の夫々に交互にデータを記録するレイヤージャンプ記録が採用されている。レイヤージャンプ記録について具体的に説明すると、L0層の一部の記録領域にデータを記録した後、該L0層の一部の記録領域に対向するL1層の一部の記録領域にデータを記録する。その後、L0層の他の一部の記録領域にデータを記録した後、該L0層の他の一部の記録領域に対向するL1層の他の一部の記録領域にデータを記録する。以降は、この動作が繰り返される。
【0083】
また、本参考例に係る光ディスク100は、リードインエリア102及びリードアウトエリア118の更に内周側に、RMA(Recording Management Area:記録管理エリア)103(113)を備えている。
【0084】
RMA103(113)は、光ディスク100へのデータの記録を管理するためのRMD(Recording Management Data:記録管理データ)を記録するための記録エリアである。RMDのより具体的なデータ構造については、後に詳述する(図6から図8参照)。
【0085】
また、本参考例に係る光ディスク100は、2層片面、即ち、デュアルレイヤに限定されるものではなく、2層両面、即ちデュアルレイヤーダブルサイドであってもよい。更に、上述の如く2層の記録層を有する光ディスクに限られることなく、3層以上の多層型の光ディスクであってもよい。
【0086】
尚、固定ミドルエリア109(119)は、データエリア105(115)の全体にデータが記録された後に、例えばDVD−ROM等の再生専用の光ディスクと本参考例に係る光ディスク100との互換性を図るために形成される。つまり、2層型の再生専用の光ディスク上のエリア構造と、本参考例に係る光ディスク100上のエリア構造とを、同様にするために、固定ミドルエリア109(119)が形成される。加えて、固定ミドルエリア109(119)は、データエリア105(115)の全体にデータが記録された後に、記録層を変更するためのレイヤージャンプを行う際の或いは固定ミドルエリア109(119)付近へアクセスする際の、光ピックアップの未記録エリア(具体的には、固定ミドルエリア109(119)の外周側)への飛び出しを防止するための機能を有する。データエリア105(115)の一部にしかデータが記録されていない場合には、固定ミドルエリア109(115)に代えて、シフテッドミドルエリア(shifted Middle Area)106(116)が用いられる。
【0087】
ここで、図2を参照して、シフテッドミドルエリア106(116)について説明する。ここに、図2は、該光ディスク100の概略断面図と、これに対応付けられた、その半径方向における記録領域構造の図式的概念図である。
【0088】
図2に示すように、シフテッドミドルエリア106は、データエリア105の一部に記録されたデータに続けてデータエリア105内に設けられる。同様に、シフテッドミドルエリア116は、データエリア115の一部に記録されたデータに続けてデータエリア115内に設けられる。
【0089】
シフテッドミドルエリア106(116)が設けられることで、データエリア105(115)の一部にしかデータが記録されていない場合であっても、DVD−ROM等の再生専用の光ディスクと本参考例に係る光ディスク100との互換性を図ることができる。加えて、レイヤージャンプを行う際の光ピックアップの、未記録エリアへの飛び出しを防止することができる。また、レイヤージャンプを行わない場合であっても、光ピックアップの、シフテッドミドルエリア106(116)よりも外周側の未記録エリア)への飛び出しを防止することができる。このため、再生専用型の情報再生装置は、当該光ディスク100に記録されたデータを再生することができる。
【0090】
つまり、シフテッドミドルエリア106(116)は、データエリア105(115)の一部にしかデータが記録されていない場合における、光ピックアップの飛び出しを防止する機能と、再生専用型の光ディスクとの互換性を保つ機能との双方を有している。特に、レイヤージャンプ記録を行う場合には、データエリア105(115)の一部にしかデータが記録されないことが多々生じ得る。従って、シフテッドミドルエリア106(116)は、レイヤージャンプ記録を行う際に特に有効に用いられる。
【0091】
他方で、固定ミドルエリア109(119)は、データエリア105(115)の全体にデータが記録された場合における、光ピックアップの飛び出しを防止する機能と、再生専用型の光ディスクとの互換性を保つ機能との双方を有している。
【0092】
リードインエリア102や、リードアウトエリア118や、固定ミドルエリア109(119)や、シフテッドミドルエリア106(116)には、光ディスク100に対して通常フォーマット処理が施されることで、所定のデータ(例えば、各種制御データや、“00h”等のパディングデータ等)が記録される。更には、光ディスク100には、通常フォーマット処理に加えて、必要最小限の管理情報のみを記録してデータの記録を開始するためのクイックフォーマット処理も施される。
【00930】
ここで、図3及び図4を参照して、通常フォーマット処理及びクイックフォーマット処理について具体的に説明する。ここに、図3は、通常フォーマット処理が施された後の光ディスク100のデータ構造を概念的に示す説明図(図3(a))、及びクイックフォーマット処理が施された後の光ディスク100のデータ構造を概念的に示す説明図(図3(b))であり、図4は、光ディスク100の状態の遷移を概念的に示す図である。
【0094】
図3(a)に示すように、通常フォーマット処理が施される場合、リードインエリア102にリードインエリア属性を付与しながら所定のデータを記録し、リードアウトエリア118にリードアウト属性を付与しながら所定のデータを記録する。
【0095】
また、データエリア105に記録されたデータに続く記録領域に、ミドルエリア属性を付与しながら所定のデータを記録することで、シフテッドミドルエリア106を形成し、データエリア115に記録されたデータに続く記録領域に、ミドルエリア属性を付与しながら所定のデータを記録することで、シフテッドミドルエリア116を形成する。或いは、後述のホストコンピュータ等から要求されたフォーマットサイズに応じて、データエリア105(115)にデータエリア属性を付与しながら所定のデータを記録し、該記録されたデータに続いて、シフテッドミドルエリア106(116)を形成するように構成してもよい。
【0096】
このように通常フォーマット処理を施すことで、光ディスク100上のエリア構成と、再生専用型の光ディスク上のエリア構成とを、概ね同一にすることができる。図3(a)に示す光ディスク100の状態を、“コンプリート状態”と称する。
【0097】
他方、図3(b)に示すように、クイックフォーマット処理が施される場合、リードインエリア102には、必要最小限のデータが、データエリア属性を付与しながら記録される。また、後述のホストコンピュータ等から要求されたフォーマットサイズに応じて、データエリア105(或いは、115)に、データエリア属性を付与しながら必要に応じて所定のデータを記録し、該記録されたデータに続いて、32ECCブロックのサイズを有する中間リードアウトエリア108が形成される。中間リードアウトエリア108には、リードアウトエリア属性が付与されながら、必要に応じて所定のデータが記録される。図3(b)に示す光ディスク100の状態を、“中間状態”と称する。
【0098】
クイックフォーマット処理を施すことで、データエリア属性が付与されたデータエリア105の一部の記録領域に、データを記録することができる。より具体的には、データが記録されていない記録領域(言い換えれば、何の属性も付与されていない記録領域)においては、データをシーケンシャルに(言い換えれば、内周側から外周側に向かって連続的に)記録する必要がある。つまり、次にデータを記録可能な記録領域を示すNWA(Next Writable Address)が、データが記録されていない記録領域の先頭部分を示しているため、NWAよりも外周側の記録領域においては、NWAが示す記録領域から順に(即ち、シーケンシャルに)データを記録する必要がある。しかしながら、NWAが示す位置よりも内周側に位置するデータエリア属性が付与された記録領域においては、所望の位置に(即ち、ランダムに)データを記録することができる。このように、クイックフォーマット処理は、NWAを更新して、データを記録可能な記録領域を拡大する機能も有している。
【0099】
そして、クイックフォーマット処理が施された光ディスク100は、通常フォーマット処理が行われた場合と違って、リードインエリア102やリードアウトエリア118等に、必要なデータが全て記録されていない。従って、クイックフォーマット処理を施した後には、更にファイナライズ処理が施されることで、光ディスク100上のデータの記録の態様に応じた各種管理情報ないしは各種制御情報が、リードインエリア102やリードアウトエリア118等に記録される。更に、記録されたデータに続いてシフテッドミドルエリア106(116)や固定ミドルエリア109(119)が形成されると共に、リードインエリア102とシフテッドミドルエリア106(ないしは、固定ミドルエリア109)との間の未記録エリア及びリードアウトエリア102とシフテッドミドルエリア116(ないしは、固定ミドルエリア119)との間の未記録エリアに、例えば“00h”データ等のパディングデータが記録される。これにより、本参考例に係る光ディスク100を、再生専用型の情報再生装置において再生することができる。
【0100】
尚、光ディスク100に記録するデータのサイズによっては、L0層に記録されるデータのサイズと、L1層に記録されるデータのサイズとが同一にならない場合があり得る。具体的には、例えばL0層の内周側から外周側に向かってxGBのデータが記録され、レイヤージャンプした後に、L1層の外周側から内周側に向かってx/2MBのデータが記録される場合があり得る。この場合、データが既に記録されているL0層の記録領域に対向するL1層には、データが記録されていない記録領域が存在している。他方で、データを安定的に再生するという観点からは、データが既に記録されているL0層の記録領域に対向するL1層の記録領域には、何らかのデータが記録されている(言い換えれば、ミラー状態でない)必要がある。従って、データが既に記録されているL0層の記録領域に対向し、且つデータが記録されていないL1層の記録領域には、データエリア属性を付与しながら所定のデータを記録する必要がある。或いは、データが既に記録されているL0層の記録領域に対向し、且つデータが記録されていないL1層の記録領域には、リードアウトエリア属性を付与しながら所定のデータ(即ち、パディングデータ等)を記録するように構成してもよい。
【0101】
また、図3(a)に示すコンプリート状態の光ディスク100に対して、シフテッドミドルエリア106(116)等にデータエリア属性を付与しながら所定のデータを記録するクイックフォーマット処理を施せば、一旦コンプリート状態になった光ディスク100に再度データを記録することができる。このように、コンプリート状態になった光ディスク100に再度データを記録するために施すクイックフォーマット処理を、クイックグローフォーマット処理とも称することができる。
【0102】
図4に示すように、データが記録されていないブランクな光ディスク100に対して通常フォーマット処理を施すことで、光ディスク100の状態を、図3(a)に示すコンプリート状態に遷移させることができる。同様に、新しい光ディスク100に対してクイックフォーマット処理を施すことで、光ディスク100の状態を、図3(b)に示す中間状態に遷移させることができる。
【0103】
コンプリート状態に遷移した光ディスク100に通常フォーマット処理を施すことで、光ディスク100の状態を、図3(a)に示すコンプリート状態のまま維持することができる。また、コンプリート状態に遷移した光ディスク100にクイックフォーマット処理(言い換えれば、クイックグローフォーマット処理)を施すことで、光ディスク100の状態を、図3(b)に示す中間状態に遷移させることができる。
【0104】
中間状態に遷移した光ディスク100にクイックフォーマット処理を施すことで、光ディスク100の状態を、図3(b)に示す中間状態のまま維持することができる。また、中間状態に遷移した光ディスク100に通常フォーマット処理を施すことで、光ディスク100の状態を、図3(b)に示すコンプリート状態に遷移させることができる。
【0105】
続いて、図5を参照して、データが記録される際に付与される属性について具体的に説明する。ここに、図5は、データが記録される際に付与される属性に関連するデータ構造を概念的に示すデータ構造図である。
【0106】
属性は、2418バイトのサイズを有する物理セクタ毎に、当該物理セクタに記録されるデータに応じて、付与される。一つの物理セクタは、52バイトのサイズを有するシンク(SYNC)コードと、302バイトのサイズを有するECC(Error Correction Code)と、2048バイトのサイズを有するユーザデータと、4バイトのサイズを有するデータIDと、2バイトのサイズを有するIEDと、6バイトのサイズを有するCPR_MAIと、4バイトのサイズを有するEDCとにより構成される。そして、属性は、データID中に記録される。
【0107】
具体的には、図5に示すように、4バイトのサイズを有するデータIDは、1バイトのサイズを有するセクタ情報(Sector Information)と、3バイトのサイズを有するセクタ番号(Sector Number)とを含んでいる。
【0108】
1バイトのサイズを有するセクタ情報は、1ビットのサイズを有するセクタフォーマットタイプ(Sector Format Type)と、1ビットのサイズを有するトラッキング方法(Tracking Method)と、1ビットのサイズを有する反射率(Reflectivity)と、1ビットのサイズを有するリザーブドエリア(Reserved Area)と、属性を示す2ビットのサイズを有するエリアタイプ(Area type)と、1ビットのサイズを有するデータタイプ(Data Type)と、1ビットのサイズを有するレイヤー番号(Layer Number)とを含んでいる。
【01009】
エリアタイプは、当該エリアタイプを含む物理セクタの属性を示している。具体的には、例えば、“00b”が記録されていれば、物理セクタがデータエリア属性であることを示し、“01b”が記録されていれば、物理セクタがリードインエリア属性であることを示し、“10b”が記録されていれば、物理セクタがリードアウトエリア属性であることを示し、“11b”が記録されていれば、物理セクタがミドルエリア属性であることを示す。
【0110】
続いて、図6から図8を参照して、RMA103(113)に記録されるRMDの具体的なデータ構造について説明する。ここに、図6は、RMA103(113)に記録されるRMDのデータ構造を概念的に示すデータ構造図であり、図7は、RMDを構成するフィールド毎のデータ構造を、フォーマット2及びフォーマット3の夫々について概念的に示すデータ構造図であり、図8は、フォーマット3のRMDのフィールド3のデータ構造を示すデータ構造図である。尚、以下の説明では、説明の簡略化のために、RMA103について説明するが、RMA113についても同様のデータ構造を有していてもよいことは言うまでもない。
【0111】
図6に示すように、RMA103は、5つのRMAセグメント(#1から#5)に分割される。各RMAセグメント(#1から#5)には、28個のRMDセット(#1から#28)を記録することができる。各RMDセット(#1から#28)には、夫々が32KBのサイズを有する5つのRMDブロックを記録することができる。各RMDセット(#1から#28)に記録される5つのRMDブロックは、一部のフィールドを除いて同一の内容を有している。言い換えれば、同一の内容を示す5つのRMDブロックが、重複的に一つのRMDセットに記録される。各RMDブロックは、2KBのサイズを有するリンキングロスエリア(Linking Loss Area)と、夫々が2KBのサイズを有する15個のフィールド(1から14)を含んでいる。
【0112】
図7に示すように、本参考例に係る光ディスク100は、フォーマット2RMD(Format 2 RMD)とフォーマット3RMD(Format 3 RMD)とを、RMA103に記録する。フォーマット2RMDは、有効な(言い換えれば、最新の)フォーマット3RMDの位置を示すポインタの機能を有しており、フォーマット3RMDは、光ディスク100におけるデータの記録を管理するための情報が実際に含まれる。
【0113】
具体的には、図8に示すように、フォーマット2RMDは、リンキングロスエリアと、共通情報(Common Information)と、RMDセットへのポインタ(Pointer to RMD Set)と、リザーブドエリアとを含んでいる。
【0114】
フォーマット3RMDは、リンキングロスエリアと、共通情報と、OPC関連情報(Optimum Power Control Related Information)と、ユーザ固有データ(User Specific Data)と、記録ステータス情報(Recording Status Information)と、ディフェクトステータスビットマップ(Defect Status Bitmap)と、ドライブ固有情報(Drive Specific Information)と、ディスクテスティングエリア情報(Disc Testing Area Information)とを含んでいる。
【0115】
フォーマット2RMDは、RMDセットへのポインタにより、有効なフォーマット3RMDの位置を示すため、各RMAセグメントの先頭のRMDセット#1に記録され、フォーマット3RMDは、各RMAセグメントの先頭のRMDセット#1以外のRMDセット(#2から#28)に記録される。
【0116】
具体的には、ブランクな光ディスク100に対して例えば通常フォーマット処理或いはクイックフォーマット処理を施すと、RMAセグメント#1の先頭のRMDセット#1以外のRMDセット#2(或いは、RMDセット#3から#28)に、フォーマット3RMDが記録される。そして、フォーマット3RMDが記録される位置をポイントするためのフォーマット2RMDが、RMAセグメント#1の先頭のRMDセット#1に記録される。
【0117】
データエリア105(115)へのデータの記録が進むにつれて、フォーマット3RMDの更新が行われる。フォーマット3RMDは、更新されるたびに或いは所定のタイミングで、同じRMDセット#2に上書き(Over Write)される。上書きが何度も行われるうちに、書換回数の上限を超えた上書きの影響で或いは傷や汚れ等の影響で、読込エラーが発生するようになる。そして、RMDセット#2に含まれる5つのRMDブロックのうち、複数のRMDブロックでフォーマット3RMDを読み込むことができなくなった場合には、RMDセット#2以外のRMDセット#3に、新たにフォーマット3RMDが記録される。この場合、フォーマット2RMDについても、フォーマット3RMDが記録される位置が変更したことに伴って更新され、RMDセット#1に上書きされる。以降、このような動作が、RMDセット#3から#28についても行われる。そして、RMAセグメント#1の全てのRMDセットについてフォーマット3RMDを読み込むことができないと判断された場合には、RMAセグメント#2のRMDセット#2にフォーマット3RMDを新たに記録し、RMAセグメント#2のRMDセット#1にフォーマット2RMDを新たに記録する。以降、このような動作がRMAセグメント#2から#5についても行われる。
【0118】
また、RMAセグメント#1のRMDセット#1に含まれる5つのRMDブロックのうち、複数のRMDブロックでフォーマット2RMDを読み込むことができなくなった場合には、RMAセグメント#2を利用して、フォーマット2RMD及びフォーマット3RMDを記録する。この場合、RMAセグメント#1のRMDセット#2から#28のいずれかからフォーマット3RMDを読み込むことができたとしても、次のRMAセグメント#2を利用して、フォーマット2RMD及びフォーマット3RMDを記録する。
【0119】
続いて、図8に示すように、フォーマット3RMDのフィールド3に記録される記録ステータス情報は、バイトポジション“0”にフォーマットオペレーションコード(Format Operation Code)と、バイトポジション“2から5”にフォーマット情報#1(Format Information 1)と、バイトポジション“6から9”にフォーマット情報#2(Format Information 2)と、バイトポジション“256から257”にラストRZone番号(Last RZone Number)と、バイトポジション“258から261”にRZoneの開始セクタ番号(Start sector number of RZone)と、バイトポジション“262から265”にRZoneの終了セクタ番号(End sector number of RZone)と、バイトポジション“512から515”にL0層のレイヤージャンプアドレス(Layer Jump address on Layer 0)と、バイトポジション“516から519”に最終記録アドレス(Last recorded address)と、バイトポジション“520から523”にL0層の前回レイヤージャンプアドレス(Previous Layer jump address on Layer 0)と、バイトポジション“524から525”にジャンプインターバル(Jump interval)と、バイトポジション“528から531”であるアドレス記録エリア1031にL0層のフォーマットエリアの最外周アドレス(Outermost address of the formatted area on Layer 0)と、バイトポジション“532から535”であるアドレス記録エリア1032にL1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレス(Outermost address of the innermost-formatted area on Layer 1)と、バイトポジション“536から539”にL1層の最内周記録済エリアの最外周アドレス(Outermost address of the innermost-recorded area on Layer 1)と、リザーブドエリアとを含んでいる。
【0120】
ここで、図9を参照して、アドレス記録エリア1031に記録されるL0層のフォーマットエリアの最外周アドレスと、アドレス記録エリア1032に記録されるL1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスとの夫々が示す具体的な位置について説明する。ここに、図9は、アドレス記録エリア1031に記録されるL0層のフォーマットエリアの最外周アドレスと、アドレス記録エリア1032に記録されるL1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスとの夫々が示す具体的な位置を示す説明図である。
【0121】
図9(a)に示すように、アドレス記録エリア1031に記録されるL0層のフォーマットエリアの最外周アドレスは、アドレスAD0を示す。より具体的には、データエリア属性が付与された連続するL0層の記録領域であって、且つデータエリア105の最内周側の端部(言い換えれば、光ディスク100の最内周側)に最も近接する記録領域であるエリア105aの、外周側の端部のアドレスAD0が、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレスとして、フォーマット3RMDのフィールド3のアドレス記録エリア1031に記録される。つまり、アドレスAD0よりも内周側のデータエリア105(特に、リードインエリア102やリードアウトエリア118を含まない、データを記録可能なエリア)の属性は、データエリア属性となっている。
【0122】
この場合、光ディスク100は、オポジットトラックパス方式を採用していることから、L0層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かって増加する。従って、エリア105aの最大アドレスが、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレスとして、アドレス記録エリア1031に記録される。
【0123】
同様に、アドレス記録エリア1032に記録されるL1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスは、アドレスAD1を示す。より具体的には、データエリア属性が付与された連続するL1層の記録領域であって、且つデータエリア115の最内周側の端部(言い換えれば、光ディスク100の最内周側)に最も近接する記録領域であるエリア115aの、外周側の端部のアドレスAD1が、L1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスとして、フォーマット3RMDのフィールド3のアドレス記録エリア1032に記録される。つまり、アドレスAD1よりも内周側のデータエリア115(特に、リードインエリア102やリードアウトエリア118を含まない、データを記録可能なエリア)の属性は、データエリア属性となっている。
【0124】
この場合、光ディスク100は、オポジットトラックパス方式を採用していることから、L1層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かって減少する。従って、エリア115aの最小アドレスが、L1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスとして、アドレス記録エリア1032に記録される。
【0125】
特に本参考例においては、アドレス記録エリア1031には、光ディスク100にフォーマット処理がなされた後であっても、データエリア属性が付与された連続するL0層の記録領域であって、且つデータエリア105の最内周側の端部に最も近接する記録領域であるエリア105aの、外周側の端部のアドレスAD0が記録される。より具体的には、光ディスク100にフォーマット処理がなされることによって、エリア105aに記録されたデータが論理的に消去された状態になった後であっても、エリア105aが物理的に存在している限りは、エリア105aの最外周側の端部のアドレスが記録される。つまり、アドレス記録エリア1031には、データエリア属性が付与され且つ光ディスク100上に物理的に存在する連続したL0層の記録領域であって、データ記録エリア105の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスが記録される。
【0126】
同様に、アドレス記録エリア1032には、光ディスク100にフォーマット処理がなされた後であっても、データエリア属性が付与された連続するL1層の記録領域であって、且つデータエリア115の最内周側の端部に最も近接する記録領域であるエリア115aの、外周側の端部のアドレスAD1が記録される。より具体的には、光ディスク100にフォーマット処理がなされることによって、エリア115aに記録されたデータが論理的に消去された状態になった後であっても、エリア115aが物理的に存在している限りは、エリア115aの最外周側の端部のアドレスが記録される。つまり、つまり、アドレス記録エリア1032には、データエリア属性が付与され且つ情報記録媒体上に物理的に存在する連続したL1層の記録領域であって、データ記録エリア115の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスが記録される。
【0127】
また、図9(b)に示すように、データエリア属性が付与された連続するL0層の記録領域であるエリア105a及び105bが存在する場合もありえる。この場合、エリア105a及び105bのうち、データエリア105の最内周側の端部に最も近接する記録領域であるエリア105aの外周側の端部のアドレスAD0が、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレスとして、フォーマット3RMDのフィールド3のアドレス記録エリア1031に記録される。同様に、データエリア属性が付与された連続するL1層の記録領域であるエリア115a及び115bが存在する場合もありえる。この場合、エリア115a及び115bのうち、データエリア115の最内周側の端部に最も近接する記録領域であるエリア115aの外周側の端部のアドレスAD1が、L1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスとして、フォーマット3RMDのフィールド3のアドレス記録エリア1032に記録される。
【0128】
尚、「データエリア属性が付与された連続する記録領域」とは、データエリア属性以外の属性が付与されていない一連の記録領域を意味している。つまり、図9(a)及び図9(b)において、エリア105aや、エリア105bや、エリア115aや、エリア115bの夫々は、データエリア属性以外の属性が付与されていない一連の記録領域である。他方で、エリア105aとエリア105bとの間には、データエリア属性以外のミドルエリア属性が付与されたシフテッドミドルエリア106が形成されていることから、エリア105aとエリア105bとを組み合わせたエリアは、「データエリア属性が付与された連続する記録領域」ではない。
【0129】
また、アドレス記録エリア1031及び1032には、光ディスク100にフォーマット処理がなされた後であっても、データエリア属性が付与された連続する記録領域が光ディスク100上に存在している限りは、データエリア属性が付与された連続する記録領域であって且つデータ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスが記録される。より具体的には、情報記録媒体にフォーマット処理がなされることによって、情報記録媒体上に記録されたデータが論理的に消去された状態になった後であっても、データエリア属性が付与された連続する記録領域が情報記録媒体上に物理的に存在している限りは、データエリア属性が付与された連続する記録領域であって且つデータ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスが記録される。
【0130】
(情報記録再生装置)
続いて、図10を参照して、情報記録装置に係る参考例としての情報記録再生装置200について説明する。ここに、図10は、本参考例に係る情報記録再生装置200の基本的な構成を概念的に示すブロック図である。尚、情報記録再生装置200は、光ディスク100にデータを記録する機能と、光ディスク100に記録されたデータを再生する機能とを備える。
【0131】
図10に示すように、情報記録再生装置200は、実際に光ディスク100がローディングされ且つデータの記録やデータの再生が行なわれるディスクドライブ300と、該ディスクドライブ300に対するデータの記録及び再生を制御するパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータ400とを備えている。
【0132】
ディスクドライブ300は、光ディスク100、スピンドルモータ351、光ピックアップ352、信号記録再生手段353、CPU(ドライブ制御手段)354、メモリ355データ入出力制御手段306、及びバス357を備えて構成されている。また、ホストコンピュータ400は、CPU359、メモリ360、操作/表示制御手段307、操作ボタン310、表示パネル311、及びデータ入出力制御手段308を備えて構成される。
【0133】
スピンドルモータ351は光ディスク100を回転及び停止させるもので、光ディスク100へのアクセス時に動作する。より詳細には、スピンドルモータ351は、図示しないサーボユニット等によりスピンドルサーボを受けつつ所定速度で光ディスク100を回転及び停止させるように構成されている。
【0134】
光ピックアップ352は、光ディスク100への記録再生を行うために、例えば図示しない半導体レーザ素子と、コリメータレンズ及び対物レンズ等から構成される。より詳細には、光ピックアップ352は、光ディスク100に対してレーザービーム等の光ビームを、再生時には読み取り光として第1のパワーで照射し、記録時には書き込み光として第2のパワーで且つ変調させながら照射する。
【0135】
信号記録再生手段353は、CPU354と共に「第1記録手段」、「第2記録手段」及び「フォーマット手段」の一具体例を構成しており、CPU354の制御を受けながらスピンドルモータ351と光ピックアップ352を制御することで、光ディスク100に対して記録再生を行う。より具体的には、信号記録再生手段353は、例えば、レーザダイオードドライバ(LDドライバ)及びヘッドアンプ等によって構成されている。レーザダイオードドライバは、例えば駆動パルスを生成し、光ピックアップ100内に設けられた半導体レーザ素子111を駆動する。ヘッドアンプは、光ピックアップ352の出力信号、即ち、光ビームの反射光を増幅し、該増幅した信号を出力する。
【0136】
メモリ355は、記録再生データのバッファ領域や、信号記録再生手段353で使用出来るデータに変換する時の中間バッファとして使用される領域などディスクドライブ300におけるデータ処理全般及びOPC処理において使用される。また、メモリ355はこれらレコーダ機器としての動作を行うためのプログラム、即ちファームウェアが格納されるROM領域と、記録再生データの一時格納用バッファや、ファームウェアプログラム等の動作に必要な変数が格納されるRAM領域などから構成される。
【0137】
CPU(ドライブ制御手段)354は、信号記録再生手段353及びメモリ355と、バス357を介して接続され、各種制御手段に指示を行うことで、ディスクドライブ300全体の制御を行う。通常、CPU354が動作するためのソフトウェア又はファームウェアは、メモリ355に格納されている。
【0138】
データ入出力制御手段306は、ディスクドライブ300に対する外部からのデータ入出力を制御し、メモリ355上のデータバッファへの格納及び取り出しを行う。ディスクドライブ300とSCSIや、ATAPIなどのインタフェースを介して接続されている外部のホストコンピュータ400から発行されるドライブ制御命令は、データ入出力制御手段306を介してCPU354に伝達される。また、記録再生データも同様にデータ入出力制御手段306を介して、ホストコンピュータ400とやり取りされる。
【0139】
操作/表示制御手段307はホストコンピュータ400に対する動作指示受付と表示を行うもので、例えば記録又は再生といった操作ボタン310による指示をCPU359に伝える。CPU359は、操作/表示制御手段307からの指示情報を元に、データ入出力手段308を介して、ディスクドライブ300に対して制御命令(コマンド)を送信し、ディスクドライブ300全体を制御する。同様に、CPU359は、ディスクドライブ300に対して、動作状態をホストに送信するように要求するコマンドを送信することができる。これにより、記録中や再生中といったディスクドライブ300の動作状態が把握できるためCPU359は、操作/表示制御手段307を介して蛍光管やLCDなどの表示パネル311にディスクドライブ300の動作状態を出力することができる。
【0140】
メモリ360は、ホストコンピュータ400が使用する内部記憶装置であり、例えばBIOS(Basic Input/Output System)等のファームウェアプログラムが格納されるROM領域、オペレーティングシステムや、アプリケーションプログラム等の動作に必要な変数等が格納されるRAM領域などから構成される。また、データ入出力制御手段308を介して、図示しないハードディスク等の外部記憶装置に接続されていてもよい。
【0141】
以上説明した、ディスクドライブ300とホストコンピュータ400を組み合わせて使用する一具体例は、映像を記録再生するレコーダ機器等の家庭用機器である。このレコーダ機器は放送受信チューナや外部接続端子からの映像信号をディスクに記録し、テレビなど外部表示機器にディスクから再生した映像信号を出力する機器である。メモリ360に格納されたプログラムをCPU359で実行させることでレコーダ機器としての動作を行っている。また、別の具体例では、ディスクドライブ300はディスクドライブ(以下、適宜ドライブと称す)であり、ホストコンピュータ400はパーソナルコンピュータやワークステーションである。パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータとドライブはSCSIやATAPIといったデータ入出力制御手段306及び308を介して接続されており、ホストコンピュータ400にインストールされているライティングソフトウェア等のアプリケーションが、ディスクドライブ300を制御する。
【0142】
そして、本参考例では、データエリア105(115)に、エリアタイプにて示される属性を付与しながら、各種コンテンツを含むユーザデータを記録し、該ユーザデータの記録に伴って、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレスや、L1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスが、フォーマット3RMDのフィールド3のアドレス記録エリア1031や1032に記録される。
【0143】
そして、アドレス記録エリア1031に記録されるL0層のフォーマットエリアの最外周アドレスや、アドレス記録エリア1032に記録されるL1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスを参照しながら、「制御手段」の一具体例を構成するCPU354の制御の下に、通常フォーマット処理やクイックフォーマット処理が施される。
【0144】
ここで、図11及び図12を参照して、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレスや、L1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスを参照しながら行われる通常フォーマット処理やクイックフォーマット処理について、より具体的に説明する。ここに、図11は、クイックフォーマット処理が施された後の光ディスクの一のデータ構造を概念的に示す説明図であり、図12は、クイックフォーマット処理が施された後の光ディスクの他のデータ構造を概念的に示す説明図である。
【0145】
図11(a)に示すように、L0層に一定のサイズのデータを記録した後にシフテッドミドルエリア106を形成したものとする。その後、ホストコンピュータ400等から、フォーマットサイズが指定された上でフォーマット処理を施す旨の命令がなされたものとする。
【0146】
この場合、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレスが示す位置よりも内周側の記録領域の属性は、データエリア属性であることを認識することができる。このため、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレスが示す位置よりも外周側の記録領域に対してクイックフォーマット処理を施せばよい。これにより、図11(b)に示すように、ホストコンピュータ400等から要求されたフォーマットサイズの全てに対してクイックフォーマット処理を施す必要がなくなる。つまり、既にデータエリア属性が付与されている記録領域にフォーマット処理を施す必要がなくなる。
【0147】
また、図12(a)に示すように、L0層及びL1層の夫々にデータが記録されている場合も同様のことが言える。具体的には、図12(b)に示すように、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレスが示す位置よりも外周側の記録領域、及びL1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスが示す位置よりも外周側の記録領域の夫々にクイックフォーマット処理を施せばよい。
【0148】
このように、アドレス記録エリア1031及び1032を備えているがゆえに、例えば、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレス及びL1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスよりも内周側の記録領域には、既にデータエリア属性が付与されていることを好適に認識することができる。或いは、例えば、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレス及びL1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスよりも内周側の記録領域には、例えばミドルエリア属性が付与された記録領域が存在しないことを好適に認識することができる。従って、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレス及びL1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスに跨る一定の記録領域に対してクイックフォーマット処理を施す場合には、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレス及びL1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスが示す位置よりも外周側の記録領域に対してフォーマット処理を施せば足りる。また、クイックフォーマット処理に限らずに、通常フォーマット処理を施す場合にも同様に、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレス及びL1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスが示す位置よりも外周側の記録領域に対してフォーマット処理を施せば足りる。これにより、フォーマット処理が施される必要のない記録領域にまでフォーマット処理を施す必要がなくなり、その結果、フォーマット処理に要する時間を短縮することができる。つまり、効率的なフォーマット処理を施すことができる。
【0149】
尚、上述の参考例では、2層型の光ディスク100を用いて説明を進めたが、2層型の光ディスク100に限らず、単一の記録層を有する1層型の光ディスクや、3つ以上の記録層を有する光ディスクであっても、上述した各種構成を採用することで、上述した各種利益を享受することができる。
【0150】
また、情報記録再生装置200は、L0層のフォーマットエリアの最外周アドレス及びL1層の最内周フォーマットエリアの最外周アドレスをアドレス記録エリア1031及び1032に記録することに加えて又は代えて、例えば情報記録再生装置200のメモリ355或いは360中に格納するように構成してもよい。このように構成しても、フォーマット処理を施す際にメモリ355或いは360中に格納されたアドレスを参照することで、上述した各種利益を享受することができる。更に、アドレス記録エリア1031や1032を設けていない光ディスクにデータを記録する場合であっても、上述した各種利益を享受することができる。
【0151】
また、上述の参考例では、情報記録媒体の一例として光ディスク100及び情報記録装置の一例として光ディスク100に係るレコーダについて説明したが、光ディスク及びそのレコーダに限られるものではなく、他の高密度記録或いは高転送レート対応の各種情報記録媒体並びにそのレコーダにも適用可能である。
【0152】
本発明は、上述した参考例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴なう情報記録装置及び方法もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【産業上の利用可能性】
【0153】
本発明に係る情報記録装置及び方法は、例えば、DVDレコーダ等の情報記録装置等に利用可能である。また、例えば民生用或いは業務用の各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な情報記録装置等にも利用可能である。

Claims (4)

  1. 夫々が少なくともデータ記録エリアを備え且つ少なくとも一方がアドレス記録エリアを備える第1及び第2記録層を備える情報記録媒体に、データを書き換え可能に記録する情報記録装置であって、
    複数種類の属性のうち記録される前記データに応じた一つの属性を細分化されたエリア単位毎に付与しながら、前記データを前記情報記録媒体の前記第1記録層及び前記第2記録層の前記データ記録エリアに対して所定データ単位で交互に記録する第1記録手段と、
    (i)前記複数種類の属性のうちユーザデータが前記データとして記録されている状態を示すデータエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレス、及び(ii)前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスの夫々を前記情報記録媒体の前記アドレス記録エリアに記録する第2記録手段と、
    前記情報記録媒体の所望の記録領域に対してフォーマット処理を施すフォーマット手段と、
    前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部よりも内周側に始端部を有し且つ外周側に終端部を有する記録領域に対して前記フォーマット処理を施す場合、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部から外周側に向けてフォーマット処理を開始するように前記フォーマット手段を制御する制御手段と
    を備え、
    前記第1記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて増加し、前記第2記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて減少し、
    前記第1記録手段は、(i)前記第1記録層及び前記第2記録層の夫々の前記データ記録エリアに対して複数の前記所定データ単位での記録を行い、(ii)前記第1記録層においては内周側から外周側に向かって前記データを記録すると共に前記第2記録層においては外周側から内周側に向かって前記データを記録し、且つ(iii)前記データエリア属性が付与された前記データの記録が完了した場合に、当該データエリア属性が付与された前記データの外周側に、前記複数種類の属性のうちミドルエリアであることを示すミドルエリア属性が付与された前記データを記録することでシフテッドミドルエリアを形成し、
    前記第2記録手段は、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスとして、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最大アドレスを、前記アドレス記録エリアに記録し、
    前記第2記録手段は、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスとして、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最小アドレスを、前記アドレス記録エリアに記録し、
    前記制御手段は、前記シフテッドエリアに対して前記フォーマット処理を行う場合には、前記データエリア属性が付与された前記データを前記シフテッドミドルエリアに上書きするように前記フォーマット手段を制御することを特徴とする情報記録装置。
  2. 前記複数種類の属性は、リードインエリア属性、リードアウトエリア属性、前記データエリア属性及びミドルエリア属性のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 前記データ記録エリアに記録される前記データの記録及び再生の少なくとも一方を管理する管理データを記録する管理データ記録エリアを更に備えており、
    前記アドレス記録エリアは、前記管理データ記録エリア中に位置することを特徴とする請求項1項に記載の情報記録装置。
  4. 夫々が少なくともデータ記録エリアを備え且つ少なくとも一方がアドレス記録エリアを備える第1及び第2記録層を備える情報記録媒体に、データを書き換え可能に記録する情報記録方法であって、
    複数種類の属性のうち記録される前記データに応じた一つの属性を細分化されたエリア単位毎に付与しながら、前記データを前記情報記録媒体の前記第1記録層及び前記第2記録層の前記データ記録エリアに対して所定データ単位で交互に記録する第1記録工程と、
    (i)前記複数種類の属性のうちユーザデータが前記データとして記録されている状態を示すデータエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレス、及び(ii)前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスの夫々を前記情報記録媒体の前記アドレス記録エリアに記録する第2記録工程と、
    前記情報記録媒体の所望の記録領域に対してフォーマット処理を施すフォーマット工程と、
    前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部よりも内周側に始端部を有し且つ外周側に終端部を有する記録領域に対して前記フォーマット処理を施す場合、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部から外周側に向けてフォーマット処理を開始するように前記フォーマット工程を制御する制御工程と
    を備え、
    前記第1記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて増加し、前記第2記録層におけるアドレスは、内周側から外周側に向かうにつれて減少し、
    前記第1記録工程は、(i)前記第1記録層及び前記第2記録層の夫々の前記データ記録エリアに対して複数の前記所定データ単位での記録を行い、(ii)前記第1記録層においては内周側から外周側に向かって前記データを記録すると共に前記第2記録層においては外周側から内周側に向かって前記データを記録し、且つ(iii)前記データエリア属性が付与された前記データの記録が完了した場合に、当該データエリア属性が付与された前記データの外周側に、前記複数種類の属性のうちミドルエリアであることを示すミドルエリア属性が付与された前記データを記録することでシフテッドミドルエリアを形成し、
    前記第2記録工程は、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスとして、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第1記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最大アドレスを、前記アドレス記録エリアに記録し、
    前記第2記録工程は、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記情報記録媒体の最内周側の端部に最も近接する記録領域の最外周側の端部のアドレスとして、前記データエリア属性が付与された連続する記録領域であって、且つ前記第2記録層における前記データ記録エリアの最内周側の端部に最も近接する記録領域の最小アドレスを、前記アドレス記録エリアに記録し、
    前記制御工程は、前記シフテッドエリアに対して前記フォーマット処理を行う場合には、前記データエリア属性が付与された前記データを前記シフテッドミドルエリアに上書きするように前記フォーマット工程を制御することを特徴とする情報記録方法。
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