JP4823948B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サージ発生と判定したときは可変バルブタイミング機構により吸気弁の開閉タイミングを遅角させると共に点火時期を進角させてサージングの発生を回避或いは抑制するエンジンの制御装置に関する。
従来、排気ターボ過給機や機械式過給機を代表とする過給機を併設するエンジンでは、過給圧を高くするとノック限界が低下しノックが発生し易くなる。ノック限界の低下を回避する手段として点火時期を遅角させる制御が行われるが、点火時期の遅角化が進むと燃焼の着火遅れが生じるため、通常の点火時期による着火に較べて、筒内圧のピーク値が低下し、筒内圧ピーク時のタイミングが遅れてしまう問題がある。これらの現象は、燃焼サイクル毎に発生するため、各気筒間における筒内圧のピーク値、及び筒内圧ピーク時のタイミングのばらつきが大きくなってしまう。
このような気筒間の燃焼のばらつきはトルク変動を招き、このトルク変動によってサージングが発生する。サージングの発生を回避する手段としては、
(1)実圧縮比(実際の圧縮圧)を低減させて、点火時期を進角させる。
(2)設定過給圧を低下させる。
(3)空燃比をリッチ化させて、点火時期を進角させる。
(4)燃焼速度を速くし、ノック限界を上げる。
等が考えられる。
この中で、(4)を実現するためには、エンジン自体の設計変更が要求されるため、実現性に乏しい。又、(1)、(3)による対策では、燃費を悪化させてしまう懸念がある。一方、(2)による対策では、エンジンのレスポンスを含む動力性能が低下してしまう問題がある。
又、吸気弁と排気弁との少なくとも一方の開閉タイミングを可変する可変バルブタイミング(VVT)機構を備える過給機付きエンジンでは、例えば特許文献1(特開昭61-18752号公報)、特許文献2(特開昭61-190147号公報)、特許文献3(特開平6-330776号公報)、特許文献4(特開2004-360552公報)に開示されているように、吸気タイミングを制御することで、ノックの発生を回避する技術が提案されている。
すなわち、特許文献1では、エンジン回転数と過給圧とのマップにより吸気遅角量を設定し、各気筒の吸気弁の開弁タイミングの遅角量を調整することでノックの発生を回避する技術が開示されている。
又、特許文献2には、過給機が作動中は吸気タイミングを遅角させてノックの発生を回避し、過給機が停止中は吸気タイミングを進角させる技術が開示されている。特許文献3には、エンジン回転数が低速域、或いは高速域においては吸気タイミングを遅角させ、中速域では吸気タイミングを進角させてノックの発生を抑制する技術が開示されている。更に、特許文献4には、高負荷領域においては負荷が高いほど有効圧縮体積が増大するように吸気タイミングを制御して、ノックの発生を抑制する技術が開示されている。
特開昭61-18752号公報 特開昭61-190147号公報 特開平6-330776号公報 特開2004-360552公報
上述した各特許文献に開示されている技術では、その何れもがノックが発生した場合に、吸気弁の開閉タイミングを遅角させてノックの発生を抑制するようにしているが、サージングが発生した場合の対応策が考慮されていない。
図12にエンジン回転数Neとスロットル弁全開時における目標過給圧との関係を示す。符号Piはインターセプトポイントであり、この領域よりも高いエンジン回転数領域では過給圧の上昇が制限される。サージングは、過給圧の上昇する過渡時に発生し易く、破線で示すサージ発生限界ラインと実線で示す過渡時の目標過給圧とで囲まれたハッチングで示す領域がサージ発生領域となり、特に、インターセプトポイントPi付近で大きなサージングが発生する。
吸気弁の開閉タイミングは、過給圧がサージ発生領域にある場合であっても、動力性能や過給圧レスポンスの向上を考慮した場合、進角させる(吸気弁閉のタイミングを早くする)ことで、体積効率を高くして、トルク上昇を図ることが望ましい。しかし、このような領域では、サージングが発生し易いため、現実には過給圧を下げ、場合によっては空燃比のリッチ化を図り、サージングの発生を抑制している。
その結果、動力性能や過給圧レスポンスが低下、或いは空燃比の過剰なリッチ化により、エンジン本来の有するポテンシャルを充分に引き出すことができないばかりか、燃費が悪化する不都合がある。
本発明は、上記事情に鑑み、サージングの発生を回避或いは抑制しながら、動力性能や過給レスポンスを向上させることができると共に、燃費向上を図ることのできるエンジンの制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本明は、吸気弁の開閉タイミングを可変させる可変バルブタイミング機構と過給機とを備えたエンジンの制御装置において、エンジン運転状態に基づき点火時期を設定する点火時期制御手段と、前記過給機による過給圧が予め設定したサージ発生領域にあるか否かを判定するサージ発生領域判定手段と、前記サージ発生領域判定手段で前記過給圧が前記サージ発生領域にあると判定したときは、前記可変バルブタイミング機構による前記吸気弁の開閉タイミングを遅角補正すると共に前記点火時期制御手段による点火時期を進角補正する点火時期・開閉タイミング補正手段と、-エンジン運転状態に基づき目標過給圧を設定する目標過給圧設定手段と、実際の過給圧を検出する過給圧検出手段と、前記目標過給圧と前記実際の過給圧との差分から算出した差圧が予め設定した設定差圧以下か否かを判定する差圧判定手段とを備え、前記点火時期・開閉タイミング補正手段は、前記差圧判定手段で前記差圧が前記設定差圧以下で且つ前記サージ発生領域判定手段で実際の過給圧が前記サージ発生領域から外れていると判定したときは、前記可変バルブタイミング機構による前記吸気弁の開閉タイミングを進角補正すると共に前記点火時期制御手段による点火時期を遅角補正することを特徴とする。
本発明によれば、サージが発生したと判定し、或いは過給圧がサージ発生領域にあると判定したときは、可変バルブタイミング機構による吸気弁の開閉タイミングを遅角補正すると共に点火時期を進角補正するようにしたので、サージングの発生を回避或いは抑制しながら、動力性能を向上させ、又、過給機が備えられている場合は過給レスポンスを向上させることができる。更に、空燃比をリッチ化することなくサージングの発生を回避、或いは抑制したので燃費の向上を図ることができる。
以下、図1〜図11に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1に可変バルブタイミング機構付きエンジンの全体構成図を示す。
図1の符号1はエンジン本体であり、図においては、DOHC水平対向型4気筒ガソリンエンジンを示す。このエンジン1のシリンダブロック1aの左右両バンクには、シリンダヘッド2がそれぞれ設けられ、各シリンダヘッド2に、各気筒に連通する吸気ポート2aと排気ポート2bとが形成されている。
エンジン1の吸気系として、各吸気ポート2aに吸気マニホルド3が分岐された状態で連通され、この各吸気マニホルド3の上流の集合部がエアチャンバ4に連通されている。このエアチャンバ4の上流側に、スロットル弁5aを介装するスロットルチャンバ5が連通されている。このスロットル弁5aは、スロットルアクチュエータ11に連設されており、後述する電子制御装置(ECU)60からの駆動信号に基づいて開閉動作される電子制御スロットル装置(ETC)を構成している。
更に、このスロットルチャンバ5の上流にインタークーラ6が介装され、このインタークーラ6の上流に吸気管7が連通されており、この吸気管7の上流側にエアクリーナ8が介装されている。又、吸気管7の中途に、過給機の一例である排気ターボ過給機17のコンプレッサ17bが介装されている。更に、エアクリーナ8の上流にエアインテークチャンバ9が連通されている。
又、吸気マニホルド3の各気筒の吸気ポート2aの直上流にインジェクタ12が配設され、シリンダヘッド2の各気筒毎に点火プラグ13が配設されている。尚、点火プラグ13は、イグナイタ内蔵点火コイル14(図2参照)の二次巻線側に接続されている。
一方、エンジン1の排気系としては、シリンダヘッド2の各排気ポート2bに連通する排気マニホルド15により排気が合流され、排気マニホルド15の集合部に排気管16が連通されている。この排気管16に排気ターボ過給機17のタービン17aが介装され、その下流に、触媒18、マフラ19が配設されて大気に開放される。排気ターボ過給機17は、タービン17aに導入する排気のエネルギによりコンプレッサ17bが回転駆動され、空気を吸入、加圧して過給するもので、タービン17a側に、ダイヤフラム式アクチュエータからなるウエストゲート弁作動用アクチュエータ20を備えたウエストゲート弁21が設けられている。
ウエストゲート弁作動用アクチュエータ20は、ダイヤフラムにより2室に仕切られ、一方が過給圧制御用デューティソレノイド弁D.SOLに連通する圧力室を形成し、他方がウエストゲート弁21を閉方向に付勢するスプリングを収納すると共にダイヤフラムとウエストゲート弁21とを連設するロッドが延出されるスプリング室を形成しており、スプリング室が大気に解放されている。
又、過給圧制御用デューティソレノイド弁D.SOLは、ウエストゲート弁作動用アクチュエータ20の圧力室、及び排気ターボ過給機17のコンプレッサ17b下流の吸気管7にオリフィス22を介して連通するポートと、コンプレッサ17b上流の吸気管7に連通するポートとを有する電磁二方弁であり、後述する電子制御装置60(図2参照)から出力される制御信号のデューティ比に応じてコンプレッサ17b上流の吸気管7に連通するポートの弁開度が調節される。このポートの弁開度によりコンプレッサ17bの上流側の圧力と下流側の圧力とが調圧されてウエストゲート弁作動用アクチュエータ20の圧力室に制御圧が供給され、ウエストゲート弁21の開度が調節されて過給圧が制御される。
一方、左右バンクの各シリンダヘッド2内に、それぞれ吸気カム軸24、排気カム軸25が配設され、クランク軸23の回転が、各吸気カム軸24、各排気カム軸25に、クランク軸23に固設されたクランクプーリ26、タイミングベルト27、吸気カム軸24に介装された吸気カムプーリ28、排気カム軸25に固設された排気カムプーリ29等を介して伝達される。そして、吸気カム軸24に設けられた吸気カム(図示せず)、及び排気カム軸25に設けられた排気カム(図示せず)により、それぞれクランク軸23と2対1の回転角度に維持される各カム軸24,25の回転に基づいて、吸気弁30、排気弁31が開閉駆動される。
左右バンクに設けられている各吸気カム軸24と吸気カムプーリ28との間に、吸気カムプーリ28と吸気カム軸24とを相対回動してクランク軸23に対する吸気カム軸24の回転位相(変位角)を連続的に変更する油圧駆動式の可変バルブタイミング機構32がそれぞれ配設されている。この可変バルブタイミング機構32により吸気弁30の開閉タイミングがエンジン運転状態に応じて可変設定される。尚、以下においては、吸気側に設けられている可変バルブタイミング機構32を、便宜的に吸気VVT機構32と称する。又、この可変バルブタイミング機構32は、各排気カム軸25と排気カムプーリ29との間にも介装されていても良い。
又、各バンクに設けられている吸気VVT機構32にはオイルフロー制御弁41R,41Lが備えられている。この各オイルフロー制御弁41R,41Lは、オイルポンプ(図示せず)を介して供給されるオイルパン1cに貯留されているオイルを油圧源とする作動油圧を調整するもので、後述する電子制御装置(ECU)60からの駆動信号によって制御動作される。
オイルフロー制御弁41R,41Lは、例えばECU60により、デューティ制御或いはリニア制御されるスプール弁であり、通電電流に比例してオイルフロー制御弁41R,41Lのスプールが軸方向に移動し、吸気VVT機構32の進角室(進角作動の油圧室)、遅角室(遅角作動の油圧室)に連通する各ポートを切換えてオイルの流れ方向を切換える。同時にパッセージの開度を調整し、吸気VVT機構32の進角室、遅角室に供給する油圧の大きさを調整することで、吸気弁30の開閉タイミングを所定に進角、或いは遅角動作させる。尚、吸気VVT機構32の詳細な構成については、本出願人が先に提出した特開2002−266686号公報に詳述されている。
又、クランク軸23にクランクロータ48が軸着されている。クランクロータ48の外周方向に、このクランクロータ48の外周に所定クランク角毎に形成されている突起を検出してクランク角を表すクランクパルスを出力するクランク角センサ49が配設されている。更に、各バンクに設けられている吸気カム軸24の後端にカムロータ50が各々軸着されている。このカムロータ50の外周方向に、カムロータ50の外周に等角度毎に形成されている複数の突起を検出してカム位置を表すカム位置パルスを出力するカム位置センサ51R,51Lが配設されている。
このクランク角センサ49で検出したクランクパルス、及びカム位置センサ51R,51Lで検出した各カム位置パルスはECU60に入力される。ECU60は、入力されたクランクパルスとカム位置パルスとに基づいて基準クランク角に対する吸気カム位置の変位角(実バルブタイミング)を算出し、この実バルブタイミングがエンジン運転状態に基づき設定した目標バルブタイミングに収束するよう吸気VVT機構32をフィードバック制御する。
次に、エンジン運転状態を検出するためのセンサ類について説明する。吸気管7のエアクリーナ8の直下流に、吸気管7を流れる吸気の質量流量から吸入空気量を検出する吸入空気量センサ52が臨まされている。スロットル弁5aに、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ53が連設されている。更に、エアチャンバ4にスロットル弁5a下流の吸気管圧力を絶対圧で検出する吸気管圧力センサ54が臨まされている。更に、エンジン1のシリンダブロック1aに、ノック検出手段としてのノックセンサ55が取付けられ、シリンダブロック1aの左右両バンクを連通する冷却水通路1bに冷却水温センサ56が臨まされている。
又、各気筒に連通する排気マニホルド15の合流部に、排気ガス中の空燃比を検出する空燃比センサ57が臨まされている。更に、一方のバンクに設けた吸気カムプーリ28の裏面に気筒判別センサ58が対設されている。この気筒判別センサ58に対峙する吸気カムプーリ28の裏面の外周側には気筒判別用の突起(図示せず)が各気筒の圧縮上死点に対応する位置に形成されており、この突起を気筒判別センサ58で検出することで、点火対象気筒が判別される。吸気VVT機構32が動作すると、各気筒の圧縮上死点を基準として、吸気弁30の開閉タイミングが所定に進角或いは遅角される。
ECU60は、クランク角センサ49で検出したクランクパルスの入力間隔時間に基づいてエンジン回転数Neを算出し、又、各気筒の燃焼行程順(例えば、#1気筒→#3気筒→#2気筒→#4気筒)と、気筒判別センサ58で検出した気筒判別パルスとに基づいて、点火対象気筒等の気筒判別を行う。更に、ECU60は、クランク角センサ49で検出したクランクパルス、及び、カム位置センサ51R,51Lで検出したカム位置パルスに基づいて基準クランク角に対する吸気カム位置の実変位角(実バルブタイミング)を算出する。
ECU60は、これら各種センサ・スイッチ類からの信号を処理して各種アクチュエータ類に対する制御量を演算し、燃料噴射制御、点火時期制御、過給圧制御、吸気弁30に対するバルブタイミング制御等を行う。
図2に示すように、ECU60は、CPU61、ROM62、RAM63、バックアップRAM64、カウンタ・タイマ群65、I/Oインターフェース66がバスラインを介して接続されるマイクロコンピュータを中心として構成され、各部に安定化電源を供給する定電圧回路67、I/Oインターフェース66に接続される駆動回路68、A/D変換器69等の周辺回路が内蔵されている。尚、カウンタ・タイマ群65は、各種のソフトウエアカウンタ・タイマとして用いられる。
定電圧回路67は電源リレー70の第1のリレー接点を介してバッテリ71に接続されている。電源リレー70は、そのリレーコイルの一端が接地され、リレーコイルの他端が駆動回路68に接続されている。尚、電源リレー70の第2のリレー接点には、バッテリ71から各アクチュエータに電源を供給するための電源線が接続されている。又、バッテリ71には、イグニッションスイッチ72の一端が接続され、このイグニッションスイッチ72の他端がI/Oインターフェース66の入力ポートに接続されている。又、定電圧回路67は、直接、バッテリ71に接続されており、イグニッションスイッチ72のONが検出されて電源リレー70の接点が閉になると、ECU60内の各部へ電源を供給する一方、イグニッションスイッチ72のON,OFFに拘らず、常時、バックアップRAM64にバックアップ用の電源を供給する。
又、I/Oインターフェース66の入力ポートには、ノックセンサ55、クランク角センサ49、気筒判別センサ58、カム位置センサ51R,51L、車速を検出する車速センサ59、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ76等が接続され、更に、A/D変換器69を介して、吸入空気量センサ52、スロットル開度センサ53、吸気管圧力センサ54、冷却水温センサ56、空燃比センサ57等が接続されると共に、バッテリ電圧VBが入力されてモニタされる。一方、I/Oインターフェース66の出力ポートには、スロットルアクチュエータ11、インジェクタ12、過給圧制御用デューティソレノイド弁D.SOL、オイルフロー制御弁41R,41L、電源リレー70のリレーコイルが駆動回路68を介して接続されると共に、イグナイタ内蔵点火コイル14が接続されている。
CPU61では、ROM62に記憶されている制御プログラムに従って、I/0インターフェース66を介して入力されるセンサ・スイッチ類からの検出信号、及びバッテリ電圧等を処理し、RAM63に格納される各種データ、及びバックアップRAM64に格納されている各種学習値データ、ROM62に記憶されている固定データ等に基づき、インジェクタ12、イグナイタ内蔵点火コイル14、スロットルアクチュエータ11、過給圧制御用デューティソレノイド弁D.SOL、オイルフロー制御弁41R,41L等に対する制御量を演算し、燃料噴射制御、点火時期制御、スロットル開度制御、過給圧制御、バルブタイミング制御等のエンジン制御を行う。
そして、点火時期制御においては、エンジン回転数Neと燃料噴射制御において演算する基本燃料噴射量等に基づき求めたエンジン負荷Loに基づき基本点火時期を設定し、この基本点火時期をエンジン運転状態に基づいて設定した補正量で補正して、最終的な点火時期を演算し、所定タイミングで出力する。そして、ノックが発生した場合は、点火時期を所定に遅角させてノックの発生を抑制する。
又、過給圧制御では、エンジン回転数Neとスロットル開度θthとに基づき目標過給圧を設定し、過給圧検出手段としての吸気管圧力センサ54で検出した吸気管圧力(実過給圧)が目標過給圧に収束するように、過給圧制御用デューティソレノイド弁D.SOLの開度を制御することで、ウエストゲート弁作動用アクチュエータ20の圧力室に導入される制御圧を調整して過給圧を制御する。
更に、バルブタイミング制御では、エンジン負荷Loとエンジン回転数Neとに基づいて目標バルブタイミングVTTGTを設定し、実バルブタイミングVTが目標バルブタイミングVTTGTに収束するように、オイルフロー制御弁41R,41Lの動作を制御する。その際、サージングが発生した場合は、バルブタイミング制御による吸気VVT機構32による吸気弁30の開閉タイミングと点火時期制御とを有機的に制御してサージングの発生を抑制する。
ECU60で実行される点火時期制御、バルブタイミング制御は、具体的には、図4〜図9に示すフローチャートに従って処理される。
図4には点火時期制御ルーチンが示されている。尚、このルーチンで実行される処理が点火時期制御手段に相当する。このルーチンはイグニッションスイッチ72をONした後、設定演算周期毎に実行され、先ず、ステップS1で、基本点火時期ADVBASEを算出する。基本点火時期ADVBASEは、エンジン回転数Neとエンジン負荷Loとに基づき、基本点火時期マップ(図示せず)を補間計算付で参照して算出するもので、この基本点火時期ADVBASEは、エンジン回転数Neが高くなるに従い進角され、且つエンジン負荷Loが大きくなるに従い遅角させる方向に設定される。尚、エンジン負荷Loとして、本実施形態では吸入空気量Qとエンジン回転数Neとに基づいて設定する基本燃料噴射量Tpを採用しているが、このエンジン負荷Loとしてスロットル開度θthを適用しても良い。
その後、ステップS2へ進み、点火時期遅角補正量TTRNKを、次の式(1)から設定する。
TTRNK←TRNK+TSNK…(1)
ここで、TRNKはノック遅角補正量、TSNKは点火時期サージ補正量である。
ノック補正量TRNKは、ノックが発生した場合に点火時期を遅角補正する補正量であり、図5に示すノック補正量設定ルーチンで設定される。点火時期サージ補正量TSNKは、サージングが発生した場合に、点火時期を進角補正する補正量であり、図7、図8に示すサージ発生前点火時期補正量/VVT補正量設定ルーチン、及び図9に示すサージ発生後点火時期補正量/VVT補正量設定ルーチンで設定される。尚、これらのルーチンで実行される処理については後述する。
その後、ステップS3へ進むと、基本点火時期ADVBASEに点火時期遅角補正量TTRNKを加算して、最終点火時期ADVSを算出して(ADVS←ADVBASE+TTRNK)、ルーチンを抜ける。尚、この最終点火時期ADVSは、実際には、基本点火時期ADVBASEを、上述したノックやサージングに基づき設定される点火時期遅角補正量TTRNKによるフィードバック補正以外に、冷却水温センサ56で検出した冷却水温に基づいて設定する水温補正量等のフィードフォワード補正等の各種補正項にて補正されて設定される。
又、最終点火時期ADVSは、所定のレジスタにセットされ、そのタイミングで、点火対象気筒のイグナイタ内蔵点火コイル14に対して点火信号が出力され、各気筒の燃焼室に臨まされている点火プラグから点火火花を発生させて、燃焼室に充満している混合気に着火させる。尚、図10に示すように、本実施形態による点火時期制御では、所定進角方向に基準クランク角が設定されており、この基準クランク角を0[°CA(クランク角度)]として点火時期が設定される。従って、点火時期遅角補正量TTRNKが増加するに従い点火時期は遅角補正される。
次に、図5に示すノック補正量設定ルーチンで実行される処理について説明する。このルーチンは、上述した点火時期制御ルーチンのステップS2で読込まれるノック補正量TRNKを設定する。
先ず、ステップS11で、ノックセンサ55からの出力信号に基づいてノック発生の有無を調べる。ノックが発生しているか否かは、例えば、ノックセンサ55から出力される振動波形を統計処理等して得られるノック強度と所定のノック判定レベルとを比較し、ノック強度がノック判定レベルを超えたときノック発生と判定する。
そして、ノック発生と判定した場合、ステップS12へ進み、ノック無しと判定した場合、ステップS13へ進む。
ノック発生と判定されて、ステップS12へ進むと、ノックセンサ55からの出力信号に基づき算出したノック強度に応じた遅角量RNKを設定する。この遅角量RNKは、ノックを抑制するために点火時期を漸次的に遅角させる際の増分値となるもので、ノック強度が小さいとき(ノックが弱いとき)には小さな値に設定され、ノック強度が大きい程(ノックが強い程)、大きな値に設定される。本実施形態では、この遅角量RNKをノック強度をパラメータとしてテーブル検索により設定しているが、ノック強度に基づく計算式から算出するようにしても良い。尚、このステップでの処理が、サージ判定手段に対応している。
次いで、ステップS14へ進み、現在のノック補正量TRNKに、ステップS12で設定した遅角量RNKを加算して、新たなノック補正量TRNKを設定する(TRNK←RNK+TRNK)。
その後、ステップS15へ進み、更新後のノック補正量TRNKが閾値ARに達したか否かを調べる。この閾値ARは固定値であり、予めシミュレーション或いは実験等により、エンジンの出力低下、排気温度の上昇、燃費悪化等を必要最小限に抑えることのできる値を求めて、ROM62に固定データとして記憶されている。
そして、TRNK<ARのときはルーチンを抜ける。又、TRNK≧ARのときは、ステップS16へ進み、ノック補正量TRNKを閾値ARで設定して(TRNK←AR)、ルーチンを抜ける。従って、この閾値ARがノック補正量TRNKの遅角側のリミッタとして機能する。
一方、点火時期の遅角補正により、ステップS11においてノック発生無しと判定した場合は、ステップS13へ進み、ノック補正量TRNKを設定値Bだけ減少させ(TRNK←TRNK−B)、ノック抑制のために遅角した点火時期を徐々に進角側へ戻す。設定値Bは、予めシミュレーション或いは実験等により、点火時期の急激な進角化によるショックの発生を回避して円滑に通常状態の点火時期に移行させ得る適正値を求め、ROM62に固定データとして記憶されている。
その後、ステップS17へ進み、ノック補正量TRNKが設定値CR未満になったか否かを調べる。設定値CRは、ノック発生していない運転状態での点火時期に復帰したことを判断するための値であり、0又は0近辺の値である、本実施形態においてはCR=0であり、TRNK>CRのときは、そのままルーチンを抜ける。又、TRNK≦CRのときは、ステップS18へ進み、ノック補正量TRNKを設定値CRで設定して(TRNK←CR)、ルーチンを抜ける。従って、この設定値CRがノック補正量TRNKの進角側のリミッタとして機能する。
又、図6に示す吸気VVT制御ルーチンが、イグニッションスイッチ72をONした後、設定演算周期毎に実行される。尚、このルーチンで実行される処理が、吸気可変タイミングバルブ制御手段に対応している。
このルーチンでは、先ず、ステップS21で、エンジン負荷Lo(本実施形態では基本燃料噴射量Tp)とエンジン回転数Neとに基づいてバルブタイミングマップ(図示せず)を補間計算付きで参照し、目標バルブタイミング(目標変位角)VTTGTを設定する。尚、図10に示すように、目標バルブタイミングVTTGTは、最遅角位置を基準(VTTGT=0[°CA])とし、値が増加するに従い次第に進角するように設定されている。
又、変位角はクランク軸23に対する吸気カム軸24の回転位相量であり、最遅角位置を変位角=0[°CA]としている。従って、本実施形態において「遅角させる」とは、現在の変位角を減少させることを云う。図3に吸気VVT機構32の開閉タイミングを最遅角位置(変位角=0[°CA])から次第に進角させたときの進角量と筒内の吸気実圧縮比(圧縮圧)との関係を示す。エンジン回転数を一定とした場合、最遅角位置から開閉タイミングを次第に進角させると、吸気閉タイミングが早くなることから圧縮開始が早くなり、筒内の吸気実圧縮比(圧縮圧)が上昇する。
バルブタイミング制御においては、低負荷低回転のアイドル運転においては、目標バルブタイミングVTTGTを最遅角位置(VTTGT=0[°CA])として、吸気弁30の開閉タイミングを最遅角位置に制御し、排気弁31と吸気弁30とのオーバラップをなくして、筒内の圧縮圧を低下させると共に体積効率を低下させて、アイドル回転の安定化を図る。又、中負荷運転では、目標バルブタイミングVTTGTを小〜中の進角量に設定し、吸気弁30の開閉タイミングを進角側で制御し、排気弁31と吸気弁30とのオーバラップ量を大きくして、内部EGR量(筒内に残留される排気ガス量)を増加させると共に体積効率を高くすることで、エンジンのポンピングロスを低減して燃費の向上を図る。一方、高負荷運転では、目標バルブタイミングVTTGTを進角量大に設定して吸気弁30の開閉タイミングを中負荷域よりも進角側で制御し、排気弁31と吸気弁30とのオーバラップ量を更に増加させて体積効率をより高めると共に掃気効率を高めて、エンジン出力を向上させる。更に、高回転になると、目標バルブタイミングVTTGTを進角量小として吸気弁30の開閉タイミングを遅角側に制御し、吸気閉タイミングを遅らせることで慣性過給を利用し体積効率向上を図る。
次いで、ステップS22へ進むと、クランク角センサ49から出力されるクランクパルスとカム位置センサ51R(51L)から出力されるカム位置パルスとに基づき、クランク軸23に対する吸気カム軸24の実バルブタイミング(実変位角)VTを算出する。この実バルブタイミングは、最遅角位置が変位角=0[°CA]であり、進角するに従い値が増加される。
その後、ステップS23へ進み、VVTサージ補正量VTRNを読込む。このVVTサージ補正量VTRNは、サージングが発生した場合に、バルブタイミングVVTを遅角補正する補正量である。このVVTサージ補正量VTRNは、図7、図8に示すサージ発生前点火時期補正量/VVT補正量設定ルーチン、及び図9に示すサージ発生後点火時期補正量/VVT補正量設定ルーチンで設定される。尚、これらのルーチンで実行される処理については後述する。
そして、ステップS24で、次の式(2)から制御電流値IVTを算出する。
IVT←IVTH+K・(VTTGT−VT)+VTRN…(2)
ここで、IVTHはオイルフロー制御弁41R(41L)の保持電流値、(VTTGT−VT)は目標バルブタイミングVTTGTと実バルブタイミングVTとの偏差、(K・(VTTGT−VT))は比例ゲインKを上記差分に乗算したフィードバック電流値である。
この保持電流値IVTHは、吸気VVT機構32を進角側にも遅角側にも変位させず、所定の目標バルブタイミングに収束した定常状態に保持するための電流値である。又、制御電流値IVTは、保持電流値IVTHを基準として目標バルブタイミングVTTGTと実バルブタイミングVTとの偏差に応じたフィードバック電流値(K・(VTTGT−VT))、及びVVTサージ補正量VTRNにより増減される値である(例えば、IVT=100mA〜1000mA)。
その後、ステップS25で、制御電流値IVTをセットして、ルーチンを抜ける。ECU60は、制御電流値IVTに対応する制御電流を駆動回路68を介してオイルフロー制御弁41R(41L)へ出力する。
吸気VVT制御では、VVTサージ補正量VTRNが一定の場合、目標バルブタイミングVTTGTに対し、実バルブタイミングVTが遅角している場合(VTTGT>VT)、オイルフロー制御弁41R(41L)の制御電流値IVTが増加され、吸気カムプーリ28に対する吸気カム軸24の回転位相、すなわちクランク軸23に対する吸気カム軸24の回転位相(変位角)が進角され、吸気カム軸24の吸気カム(図示せず)によって駆動される吸気弁30の開閉タイミングが進角される。又、逆に、目標バルブタイミングVTTGTに対し、実バルブタイミングVTが進角しているとき(TTGT<VT)には、オイルフロー制御弁41R(41L)の制御電流値IVTが減少され、吸気カムプーリ28に対する吸気カム軸24の回転位相、すなわちクランク軸23に対する吸気カム軸24の回転位相(変位角)が遅角化され、吸気カム軸24の吸気カム(図示せず)によって駆動される吸気弁30の開閉タイミングが遅角される。
そして、実バルブタイミングVTが目標バルブタイミングVTTGTに収束すると(VTTGT≒VT)、フィードバック電流値が0となってオイルフロー制御弁41R(41L)のスプール41gが進角側オイル通路39及び遅角側オイル通路40を閉塞する位置に移動し、可変バルブタイミング機構32のベーンロータ33が停止・保持される。
次に、図7、図8に示すサージ発生前点火時期補正量/VVT補正量設定ルーチンについて説明する。尚、このルーチンで実行される処理が、点火時期・開閉タイミング補正手段に対応している。
このルーチンは、イグニッションスイッチ72をONした後、設定演算周期毎に実行される。先ず、ステップS31でサージングが発生したか否かを調べる。サージ発生の有無は、エンジンの燃焼変動要素を示すパラメータとしてのエンジン回転数Neの演算周期毎の変動幅(エンジン回転変動幅)ΔNeと予め設定されているサージ判定閾値(図11(c)参照)と比較して、このエンジン回転変動幅ΔNeがサージ判定閾値を越えたときサージ発生と判定する。尚、サージ発生の判定は燃焼圧変動等、サージングを発生させる各種変動要素、或いはサージングに起因して発生する各種変動要素に基づいて行うことができる。
そして、サージ発生有りと判定した場合はルーチンを抜ける。一方、サージ発生無しと判定した場合は、ステップS32へ進む。
そして、ステップS32へ進むと、図示しない過給圧制御において、エンジン回転数Neとスロットル開度θth等、エンジン運転状態を検出するパラメータに基づいてマッブ検索などにて設定されている目標過給圧Poを読込む。尚、このステップでの処理が目標過給圧設定手段に対応する。
その後、ステップS33で、吸気管圧力センサ54で検出した実過給圧Ptを読込み、更に、ステップS34でサージ発生過給圧Psrを読込む。サージ発生過給圧Psrは、エンジン回転数Neに基づきテーブル検索或いは計算式から求める。ROM62には、図12に破線で示す、エンジン回転数Ne後毎のサージ発生過給圧Psrのテーブルデータ或いは一次式が格納されている。
その後、ステップS35へ進むと、目標過給圧Poと実過給圧Ptとの差分ΔPを算出する。次いで、ステップS36で、この差分ΔPの絶対値|ΔP|と不感帯判定差圧Psとを比較する。尚、このステップS35,S36での処理が差圧判定手段に対応している。
そして、|ΔPs|≦Psのときは、実過給圧Ptが目標過給圧Poの不感帯領域内にあると判定し、ステップS37へ進む。又、|ΔPs|>Psのときは、実過給圧Ptが目標過給圧Poに収束する過渡状態にあると判定し、ステップS40へ分岐する。
ステップS37へ進むと、実過給圧Ptとサージ発生過給圧Psrとを比較し、実過給圧Ptがサージ発生領域(図12のハッチングで示す領域)にあるか否か調べる。そして、Pt≦Psrのサージ発生領域から外れている場合は、ルーチンを抜ける。従って、この場合、前回設定した点火時期サージ補正量TSNK、及びVVTサージ補正量VTRNが維持される。尚、このステップでの処理がサージ発生領域判定手段に対応している。
一方、Pt>Psrの実過給圧Ptがサージ発生領域にある場合は、ステップS38へ進む。ステップS38では、VVTサージ補正量VTRNからVVT進角補正量TRNを減算して、VVTサージ補正量VTRNを遅角補正し(VTRN←VTRN−TRN)、ルーチンを抜ける。このVVTサージ補正量VTRNは、上述した式(2)において、制御電流値IVTを算出する際に読込まれる。その結果、制御電流値IVTはVVT進角補正量TRN分だけ遅角されて、吸気弁30の開閉タイミングが遅角される。
次いで、ステップS39へ進み、現在の点火時期サージ補正量TSNKから点火時期補正量SNKを減算して、点火時期サージ補正量TSNKを進角補正する(TSNK←TSNK−SNK)。この点火時期サージ補正量TSNKは、上述した式(1)において、点火時期遅角補正量TTRNKを算出する際に読込まれるため、点火時期遅角補正量TTRNKは点火時期補正量SNK分だけ進角される。従って、最終点火時期ADVSは、点火時期補正量SNK分だけ進角される。尚、この点火時期補正量SNKは固定値である。
このように、ノックを回避するために最終点火時期ADVSを遅角補正した結果、未だサージングは発生していないが、実過給圧Ptがサージ発生領域にあるときは、吸気VVT機構32により吸気弁30の開閉タイミングを遅角方向へ移動させて、吸気実圧縮比(圧縮圧)を低下させると共に体積効率を低下させ、一方、最終点火時期ADVSは進角されるので、サージングの発生が未然に防止されると共に、燃焼変動が最小限となり、良好なエンジン出力を得ることができる。
一方、ステップS36からステップS40へ分岐すると、実過給圧Ptと目標過給圧Poとを比較し、Pt<Po、すなわち、Pt+ΔP<Poの場合は、ステップS41へ進み、Pt+ΔP≧Poの場合はルーチンを抜ける。
ステップS41へ進むと、実過給圧Ptとサージ発生過給圧Psrとを比較し、実過給圧Ptがサージ発生領域(図12のハッチングで示す領域)にあるか否かを調べる。そして、Pt>Psrのサージ発生領域にある場合はルーチンを抜ける。従って、この場合、前回設定した点火時期サージ補正量TSNK、及びVVTサージ補正量VTRNが維持される。尚、この場合、実過給圧Ptが、特に大きなサージングの発生するインターセプトポイントPi(図12参照)付近にあるときは、吸気弁30の開閉タイミングを遅角すると共に、点火時期を進角させるようにしても良い。このような制御を行うことで、インターセプトポイントPi付近では、多少のサージ発生は許容されるが、排気ターボ過給機17の過給圧とは無関係に制御しているので、良好な動力性能及び過給レスポンスを得ることができる。すなわち、より具体的には、現在の点火時期サージ補正量TSNKから点火時期補正量SNKを減算して、新たな点火時期サージ補正量TSNKを設定する(TSNK←TSNK−SNK)。
そして、この点火時期サージ補正量TSNKで、点火時期遅角補正量TTRNKを点火時期補正量SNK分だけ進角させると共に、VVTサージ補正量VTRNからVVT進角補正量TRNを減算し、新たなVVTサージ補正量VTRNを設定して(VTRN←VTRN−TRN)、吸気弁30の開閉タイミングを遅角するようにしても良い。
一方、Pt≦Psrの実過給圧Ptがサージ発生領域に無い場合は、ステップS42へ進む。ステップS42へ進むと、現在の点火時期サージ補正量TSNKに点火時期補正量SNKを加算して、点火時期サージ補正量TSNKを遅角補正する(TSNK←TSNK+SNK)。この点火時期サージ補正量TSNKは、上述した式(1)において、点火時期遅角補正量TTRNKを算出する際に読込まれるため、点火時期遅角補正量TTRNKは点火時期補正量SNK分だけ遅角方向に設定される。従って、最終点火時期ADVSは、点火時期補正量SNK分だけ遅角される。
次いで、ステップS43へ進み、VVTサージ補正量VTRNに、VVT進角補正量TRNを加算し、VVTサージ補正量VTRNを進角補正して(VTRN←VTRN+TRN)、ルーチンを抜ける。このVVTサージ補正量VTRNは、上述した式(2)において、制御電流値IVTを算出する際に読込まれ、制御電流値IVTが、VVT進角補正量TRN分だけ進角され、その分、吸気弁30の開閉タイミングが進角される。
ノックを回避するために最終点火時期ADVSを遅角補正した結果、未だサージングは発生していないが、実過給圧Ptが目標過給圧Poよりも低く、且つサージ発生領域に無いときは、吸気VVT機構32により吸気弁30の開閉タイミングを進角させると共に点火時期を遅角させることで、体積効率が高くなり且つ内部EGR量が増加して、動力性能及び過給レスポンスの向上を図ることができる。
すなわち、最終点火時期ADVSは、ノックを回避するために遅角補正されているが、過給レスポンスを向上させるためには、排気ターボ過給機17の過給圧制御を犠牲にせず、多少のサージングの発生は許容しつつ最終点火時期ADVSを更に遅角させてノックの発生を回避し、更に、吸気弁30の開閉タイミングを進角させて内部EGR量を増加させたほうが好ましい。
尚、ステップS42で設定した点火時期サージ補正量TSNKに基づいて最終点火時期ADVSが遅角され、且つステップS43で設定したVVTサージ補正量VTRNに基づいて吸気VVT機構32の動作により吸気弁30の開閉タイミングが進角された結果、実過給圧Ptが目標過給圧Poに近づくと共に、サージ発生領域に入った場合は、ステップS38へ進み、点火時期サージ補正量TSNKが進角補正される。その結果、最終点火時期ADVSが進角され、且つステップS39で、VVTサージ補正量VTRNが遅角補正されて、吸気VVT機構32により吸気弁30の開閉タイミングが遅角されるため、吸気実圧縮比が低下して体積効率が低下し、サージングの発生が抑制される。
次に、図9に示すサージ発生後点火時期補正量/VVT補正量設定ルーチンについて説明する。尚、このルーチンで実行される処理が、点火時期・開閉タイミング補正手段に対応している。このルーチンは、イグニッションスイッチ72をONした後、設定演算周期毎に実行される。
先ず、ステップS51でサージングが発生したか否かを、上述したステップS31と同様の方法で調べる。そして、サージ発生有りと判定した場合はステップS52へ進む、一方、サージ発生無しと判定したと場合はルーチンを抜ける。
ステップS52へ進むと、現在の点火時期サージ補正量TSNKから点火時期補正量SNKを減算し、点火時期サージ補正量TSNKを進角補正する(TSNK←TSNK−SNK)。この点火時期サージ補正量TSNKは、上述した式(1)において、点火時期遅角補正量TTRNKを算出する際に読込まれるため、この点火時期サージ補正量TSNK分だけ最終点火時期ADVSが進角される。
次いで、ステップS53へ進み、VVTサージ補正量VTRNからVVT進角補正量TRNを減算し、VVTサージ補正量VTRNを遅角補正して(VTRN←VTRN−TRN)、ルーチンを抜ける。このVVTサージ補正量VTRNは、上述した式(2)において、制御電流値IVTを算出する際に読込まれる。従って、制御電流値IVTはVVT進角補正量TRN分だけ減少されるため吸気弁30の開閉タイミングが遅角される。
従って、サージングが検出された場合、吸気VVT機構32により吸気弁30の開閉タイミングを遅角方向へ移動させて、吸気実圧縮比(圧縮圧)を低下させ、且つ体積効率を低下させると共に、最終点火時期ADVSを進角させるので、サージングの発生を直ちに抑制することができる。
このように、ノックを回避するために最終点火時期ADVSを遅角補正した結果、サージングが発生した場合は、吸気VVT機構32により吸気弁30の開閉タイミングを直ちに遅角させると共に点火時期を進角させ、サージングの発生を抑制することで、過給圧を下げることなくサージングの発生を抑制することが可能となる。更に、過給圧を下げることでサージングの対策を行うようにしたので、動力性能及び過給レスポンスの向上を図ることができる。
尚、上述したような点火時期とVVT機構との有機的な制御によっても、サージングの発生が抑制できない場合は、目標過給圧Poを低下させ、且つ燃料噴射量を増量させるなどして空燃比をリッチ化させて、サージングの発生を抑制するようにしても良い。この場合、過給圧制御と空燃比制御とは、点火時期とVVT機構との有機的な制御の中で行うので、過給圧制御と空燃比制御とを単独で行う場合に比し、過給圧の低減幅、及び空燃比のリッチ幅は少なくなり、排気ガスの悪化並びに燃費の低下を防ぐことができる。
又、吸気VVT機構32に加えて、排気VVT機構を備えるエンジンでは、吸気VVT機構32により吸気弁30の開閉タイミングを遅角させたとき、排気VVT機構による排気弁31の開閉タイミングの進角量を変更させることで、体積効率が多少低下しても、排気同調及び排気干渉を変化させ、且つ燃焼状態を良好な方向(点火時期を進角させる等)へ変化させることで、更なるサージング対策を行うことが可能となる。
次に、図11に示すタイミングチャートに従い、ECU60で実行される吸気VVT制御、及び点火時期制御について例示する。
先ず、従来の吸気VVT制御、及び点火時期制御について説明する。同図に実線で示すように、エンジン回転数Neの上昇に従い、排気ターボ過給機17の過給圧(実過給圧)Ptが上昇してサージ発生領域に突入しても、ノックが検出されるまでは、同図(d),(e)に示すように、吸気VVT機構32による吸気弁30の開閉タイミングを徐々に遅角させ、且つ点火時期を徐々に進角させている。従って、同図(b),(c)に示すように、サージ発生領域ではエンジン回転数Neが変動してサージが発生してしまう。
これに対し、本実施形態では、同図に破線で示すように、排気ターボ過給機17の過給圧(実過給圧)Ptがサージ判定閾値に達した場合、吸気VVT機構32による吸気弁30の開閉タイミングを遅角させることで、吸気実圧縮比(圧縮圧)を低下させてサージの発生を回避或いは抑制し、且つ、点火時期を進角させることで燃焼の改善を図ることができる。
以上説明したように、本実施形態では、排気ターボ過給機17の過給圧とは無関係に、吸気VVT機構32による吸気弁30の開閉タイミング、及び点火時期を制御することで、サージングの発生を回避するようにしたので、相対的に過給圧を上げることが可能となり、動力性能のより一層の向上を図ることができる。又、空燃比をリッチ化することなくサージングの発生を回避、或いは抑制するようにしたので、燃費向上を実現することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えば過給機は、排気ターボ過給機17に限らず、電動式過給機、エンジンの出力軸等によって駆動される機械式過給機であっても良い。又、本発明は、過給機の制御とは無関係に行うため、自然吸気式エンジンに適用することも可能である。
可変バルブタイミング機構付きエンジンの全体構成図 電子制御系の回路構成図 吸気VVT機構の開閉タイミングを示す進角量と筒内の吸気実圧縮比との関係を示す特性図 点火時期制御ルーチンを示すフローチャート ノック補正量設定ルーチンを示すフローチャート 吸気VVT制御ルーチンを示すフローチャート サージ発生前点火時期補正量/VVT補正量設定ルーチンを示すフローチャート(その1) サージ発生前点火時期補正量/VVT補正量設定ルーチンを示すフローチャート(その2) サージ発生後点火時期補正量/VVT補正量設定ルーチンを示すフローチャート 点火時期の遅角方向と吸気VVT機構で設定される目標バルブタイミングの進角方向とを示す説明図 (a)は過給機の過給圧とサージ発生領域との関係を示すタイムチャート、(b)はサージ発生領域内でのエンジン回転数の変動を示すタイムチャート、(c)はサージ発生領域内でのエンジン回転変動幅を示すタイムチャート、(d)はサージ発生領域内での吸気VVT機構による吸気弁の進角量を示すタイムチャート、(e)はサージ発生領域内での点火時期を示すタイムチャート エンジン回転数とスロットル弁全開時における目標過給圧との関係を示すタイムチャート
符号の説明
1…エンジン、
17…排気ターボ過給機、
30…吸気弁、
32…可変バルブタイミング機構、
54…吸気管圧力センサ、
55…ノックセンサ、
57…空燃比センサ、
60…電子制御装置、
ΔNe…エンジン回転変動幅、
ΔP…差分、
ADVS…最終点火時期、
IVT…制御電流値、
Lo…エンジン負荷、
Ne…エンジン回転数、
Pi…インターセプトポイント、
Po…目標過給圧、
Psr…サージ発生過給圧、
Pt…実過給圧、
RNK…遅角量、
SNK…点火時期補正量、
TRN…進角補正量、
TRNK…ノック補正量、
TSNK…点火時期サージ補正量、
TTRNK…点火時期遅角補正量、
VT…実バルブタイミング、
VTRN…サージ補正量、
VTTGT…目標バルブタイミング

Claims (1)

  1. 吸気弁の開閉タイミングを可変させる可変バルブタイミング機構と過給機とを備えたエンジンの制御装置において、
    エンジン運転状態に基づき点火時期を設定する点火時期制御手段と、
    前記過給機による過給圧が予め設定したサージ発生領域にあるか否かを判定するサージ発生領域判定手段と、
    前記サージ発生領域判定手段で前記過給圧が前記サージ発生領域にあると判定したときは、前記可変バルブタイミング機構による前記吸気弁の開閉タイミングを遅角補正すると共に前記点火時期制御手段による点火時期を進角補正する点火時期・開閉タイミング補正手段と
    エンジン運転状態に基づき目標過給圧を設定する目標過給圧設定手段と、
    実際の過給圧を検出する過給圧検出手段と、
    前記目標過給圧と前記実際の過給圧との差分から算出した差圧が予め設定した設定差圧以下か否かを判定する差圧判定手段と
    を備え、
    前記点火時期・開閉タイミング補正手段は、前記差圧判定手段で前記差圧が前記設定差圧以下で且つ前記サージ発生領域判定手段で実際の過給圧が前記サージ発生領域から外れていると判定したときは、前記可変バルブタイミング機構による前記吸気弁の開閉タイミングを進角補正すると共に前記点火時期制御手段による点火時期を遅角補正する
    ことを特徴とするエンジンの制御装置。
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