JP5997008B2 - 半導体集積回路装置及びデータ処理システム - Google Patents

半導体集積回路装置及びデータ処理システム Download PDF

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Description

本発明は、半導体技術、さらにはアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D機能を備えた半導体集積回路装置、及びそれを用いたデータ処理システムに関する。
特許文献1には、複数のアナログ入力端子に対しA/D変換器を一つだけ内蔵させ、スイッチで切り替えて時分割方式でA/D変換を行なえるようにしたマイクロコンピュータが示される。
特許文献2には、A/D変換器を内蔵したマイクロコンピュータにおいてA/D変換条件の設定若しくは変更に伴うCPUの負担を軽減するための技術が記載されている。
特許文献3には、A/D変換器の数を最小にしつつ、レジスタ資源を削減して、正弦波駆動モータの3相のうちの2相分のA/D変換時間でモータ電流の検出を可能とするA/D変換装置が記載されている。
特許文献4には、スキャンモードでのA/D変換順序をソフトウエアで任意に設定できるA/D変換装置が記載されている。
特許文献5には、複数のアナログ信号が供給される複数のアナログ入力チャンネルについて、A/D変換を連続的に実行するための技術が記載されている。
特開平5−314281号公報 特開平8−272765号公報 特開2009−60186号公報 特開2007−208738号公報 特開2005−303575号公報
半導体集積回路装置の一例として、自動車エンジン制御用マイクロコントロールユニットを挙げることができる。自動車エンジン制御用マイクロコントロールユニットは、世代が進むにつれ多くのセンサからアナログ情報を高速に変換することが求められている。しかし、増加するセンサの数に合わせて自動車エンジン制御用マイクロコントロールユニットのアナログ変換端子数を増やすことは難しい。このため、多くのセンサからアナログ情報を選択的に自動車エンジン制御用マイクロコントロールユニット内に取り込むためのマルチプレクサを上記マイクロコントロールユニットの外部に設け、上記マイクロコントロールユニットの変換端子のように制御することが求められている。
しかし従来技術によれば、変換したい端子の選択レジスタ(物理レジスタ)にフラグを立て、レジスタの端子番号が小さい順に、フラグの立っている変換端子の変換を実施するため、変換順番は端子番号の小さい順という制約があり、外部から入力された複数のアナログ信号を任意の順にA/D変換することができない。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
課題を解決するための手段のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、複数のアナログポートと、上記アナログポートを介して取り込まれたアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換処理を、予め設定された仮想チャネル毎に実行可能なA/D変換部と、上記A/D変換部の動作を制御するA/D変換制御部とを設ける。上記A/D変換制御部は、上記仮想チャネルと、上記アナログポートとの対応関係を設定可能な仮想チャネルレジスタと、スキャングループの開始位置を示す開始ポインタ、及び上記スキャングループの終了位置を示す終了ポインタを設定可能なスキャングループ形成用レジスタとを含む。上記A/D変換制御部は、上記開始ポインタに対応する仮想チャネルから、上記終了ポインタに対応する仮想チャネルに至る複数の仮想チャネルについてのA/D変換処理を、上記A/D変換部において連続的に実行させる。
課題を解決するための手段のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、外部から入力された複数のアナログ信号を任意の順にA/D変換可能な半導体集積回路装置、及びそれを備えたデータ処理システムを提供することができる。
データ処理システムの構成例ブロック図である。 図1に示されるデータ処理システムにおけるレジスタ群の構成例ブロック図である。 レジスタ群における仮想チャネルレジスタの構成例説明図である。 スキャングループの設定例の説明図である。 マルチプレクサを用いる場合の設定例の説明図である。 図5に示される設定が行われた場合の主要部の動作説明図である。 図1に示されるデータ処理システムの応用例の説明図である。 図1に示されるデータ処理システムにおける主要動作のフローチャートである。 データ処理システムの構成例ブロック図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態に係る半導体集積回路装置(11)は、複数のアナログポート(AN0〜AN3)と、上記アナログポートを介して取り込まれたアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換処理を、予め設定された仮想チャネル毎に実行可能なA/D変換部(118)と、上記A/D変換部の動作を制御するA/D変換制御部(125)とを含む。上記A/D変換制御部は、上記仮想チャネルと、上記アナログポートとの対応関係を設定可能な仮想チャネルレジスタ(SVCR0〜SVCR47)と、スキャングループの開始位置を示す開始ポインタ、及び上記スキャングループの終了位置を示す終了ポインタを設定可能なスキャングループ形成用レジスタ(206)とを含む。上記A/D変換制御部は、上記開始ポインタに対応する仮想チャネルから、上記終了ポインタに対応する仮想チャネルに至る複数の仮想チャネルについてのA/D変換処理を、上記A/D変換部において連続的に実行させる。
上記の構成において、上記仮想チャネルレジスタに、上記仮想チャネルと、上記アナログポートとの対応関係を設定し、スキャングループの開始位置を上記開始ポインタに設定し、スキャングループの終了位置を上記終了ポインタに設定する。これにより、上記開始ポインタに対応する仮想チャネルから、上記終了ポインタに対応する仮想チャネルに至る複数の仮想チャネルについてのA/D変換処理を上記A/D変換部において連続的に実行させることができる。上記仮想チャネルと、上記アナログポートとの対応関係は任意に設定可能であるから、上記の設定により、上記アナログポートを介して取り込まれた複数のアナログ信号を任意の順にA/D変換することができる。
〔2〕上記〔1〕において、上記スキャングループ形成用レジスタに、上記開始ポインタと、それに対応する上記終了ポインタとが複数組設定されることによって複数のスキャングループ(SG0〜SGn)を形成することができる。
〔3〕上記〔2〕において、上記スキャングループ形成用レジスタには、上記スキャングループ毎に、A/D変換処理の繰り返し回数の設定が可能なマルチサイクルレジスタ(2066)を設けることができる。マルチサイクルレジスタの設定により、A/D変換処理を任意の回数だけ繰り返すことができる。
〔4〕上記〔3〕において、上記スキャングループ形成用レジスタには、スキャングループ毎のA/D変換の優先度を設定可能な制御レジスタ(2061)を設けることができる。制御レジスタへの優先度設定により、上記優先度に従ってA/D変換処理を効率よく行うことができる。
〔5〕本発明の代表的な実施の形態に係るデータ処理システム(10)は、複数のアナログ信号を選択可能なマルチプレクサ(12)と、上記マルチプレクサによって選択されたアナログ信号を処理可能な半導体集積回路装置(11)とを含む。上記半導体集積回路装置は、複数のアナログポート(AN0〜AN3)と、上記アナログポートを介して取り込まれたアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換処理を、予め設定された仮想チャネル毎に実行可能なA/D変換部(118)と、上記A/D変換部の動作を制御するA/D変換制御部(125)とを含む。上記A/D変換制御部は、上記仮想チャネルと、上記アナログポートとの対応関係を設定可能な仮想チャネルレジスタ(SVCR0〜SVCR47)と、スキャングループの開始位置を示す開始ポインタと、上記スキャングループの終了位置を示す終了ポインタとを設定可能なスキャングループ形成用レジスタ(206)とを含む。上記A/D変換制御部は、上記開始ポインタに対応する仮想チャネルから、上記終了ポインタに対応する仮想チャネルに至る複数の仮想チャネルについてのA/D変換処理を、上記A/D変換部において連続的に実行させる。
上記の構成において、上記仮想チャネルレジスタに、上記仮想チャネルと、上記アナログポートとの対応関係を設定し、スキャングループの開始位置を上記開始ポインタに設定し、スキャングループの終了位置を上記終了ポインタに設定する。これにより、上記開始ポインタに対応する仮想チャネルから、上記終了ポインタに対応する仮想チャネルに至る複数の仮想チャネルについてのA/D変換処理を上記A/D変換部において連続的に実行させることができる。従って、上記〔1〕の場合と同様に、上記仮想チャネルと、上記アナログポートとの対応関係は任意に設定可能であるから、上記の設定により、上記アナログポートを介して取り込まれた複数のアナログ信号を任意の順にA/D変換することができる。
〔6〕上記〔5〕において、上記スキャングループ形成用レジスタには、上記開始ポインタと、それに対応する上記終了ポインタとが複数組設定されることによって複数のスキャングループ(SG0〜SGn)を形成することができる。
〔7〕上記〔6〕において、上記スキャングループ形成用レジスタには、上記スキャングループ毎に、A/D変換処理の繰り返し回数の設定が可能なマルチサイクルレジスタ(2066)を設けることができる。マルチサイクルレジスタの設定により、A/D変換処理を任意の回数だけ繰り返すことができる。
〔8〕上記〔7〕において、上記スキャングループ形成用レジスタには、スキャングループ毎のA/D変換の優先度を設定可能な制御レジスタ(2061)を設けることができる。制御レジスタへの優先度設定により、上記優先度に従ってA/D変換処理を効率よく行うことができる。
〔9〕上記〔8〕において、上記仮想チャネルレジスタには、上記仮想チャネルと、上記アナログポートとの対応関係を設定可能な変換チャネル情報格納エリア(301)と、上記マルチプレクサの有効性を示すイネーブル信号を設定可能なイネーブル信号設定エリア(302)とを設けることができる。また、上記仮想チャネルレジスタには、上記マルチプレクサにおける選択チャネルを指示するための情報を設定可能なマルチプレクサチャネル情報格納エリア(303)と、上記仮想チャネル毎に上記A/D変換処理の開始タイミングを遅延させるためのウェイト情報を設定可能なウェイト情報格納エリア(304)とを設けることができる。
〔10〕上記〔9〕において、上記A/D変換制御部は、上記イネーブル信号がイネーブル状態にされた仮想チャネルが上記マルチプレクサに対応するアナログポートとされる場合に、上記マルチプレクサチャネル情報格納エリアに設定されている情報を上記マルチプレクサに設定するように構成することができる。このとき、上記A/D変換制御部は、上記マルチプレクサを介して取り込まれたアナログ信号についての上記A/D変換部でのA/D変換開始タイミングを、上記ウェイト情報に従って遅延させるように構成することができる。これにより、上記A/D変換部においては、上記マルチプレクサを介して取り込まれるアナログ信号が安定した状態で、当該アナログ信号のA/D変換を行うことができる。
〔11〕上記マルチプレクサ(12)には、複数のマルチプレクサを組み合わせたものを適用することができる。マルチプレクサの汎用品を複数組み合わせて大規模なマルチプレクサを形成することで、製造コストの低下を図ることができる場合がある。かかる場合には、上記マルチプレクサ(12)として、複数のマルチプレクサを組み合わせたものを適用すると良い。
〔12〕上記〔11〕において、上記マルチプレクサは、それぞれ複数のアナログ信号を選択可能な第1マルチプレクサ(401)と、第2マルチプレクサ(402)とを含んで構成することができる。このとき、上記第1マルチプレクサの出力端子と上記第2マルチプレクサの出力端子とは、上記マルチプレクサに対応するアナログポート(AN0)に共通接続される。そして、上記第1マルチプレクサと上記第2マルチプレクサとは、上記マルチプレクサにおける選択チャネルを指示するための情報の一部を用いて排他的に動作される。
このように上記第1マルチプレクサと上記第2マルチプレクサとが排他的に動作されることにより、第1マルチプレクサの出力と第2マルチプレクサの出力とが互いに干渉するのを回避することができる。
また、第1マルチプレクサの出力端子と第2マルチプレクサの出力端子とが、マルチプレクサに対応するアナログポート(AN0)に共通接続されることにより、単一のアナログポート(AN0)を、第1マルチプレクサと第2マルチプレクサとで共有できる。このため、第1マルチプレクサと第2マルチプレクサとをそれぞれ専用のアナログポートに結合する場合に比べて、アナログポート数を低減できる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
《実施の形態1》
図1には、データ処理システムの構成例が示される。
図1に示されるデータ処理システム10は、半導体集積回路装置の一例とされるマイクロコントロールユニット(MCU)11と、このマイクロコントロールユニット11に外付けされた外部マルチプレクサ(MPX)12が部品実装用ボードに載置されて成る。外部マルチプレクサ12は、入力された複数のアナログ信号を選択して出力する機能を有する。マイクロコントロールユニット11は、外部マルチプレクサ12によって選択されたアナログ信号を取り込んで処理する。このマイクロコントロールユニット11は、特に制限されないが、公知の半導体集積回路製造技術により単結晶シリコン基板などの一つの半導体基板に形成される。
マイクロコントロールユニット11は、特に制限されないが、デジタルポート111、アナログポートAN0,AN1,AN2,AN3、及びスタートトリガ外部入力ポートEXPを含む。デジタルポート111は、特に制限されないが、4ビット構成とされ、外部マルチプレクサ12に、選択チャネル設定のためのデジタル信号を伝達するための専用ポートとされる。アナログポートAN0は、外部マルチプレクサ12から出力されたアナログ信号をマイクロコントロールユニット11内に取り込むための専用ポートとされる。アナログポートAN1〜AN3は、外部マルチプレクサ12を経由せずにアナログ信号をマイクロコントロールユニット11内に取り込むための専用ポートとされる。スタートトリガ外部入力ポートEXPは、スタートトリガ信号STTを外部からマイクロコントロールユニット11内に取り込むための専用ポートとされる。
また、マイクロコントロールユニット11は、特に制限されないが、内蔵マルチプレクサ117、A/D変換部118、IO(入出力)レジスタ119、CPU(中央処理装置)120、内蔵RAM(ランダムアクセスメモリ)121、DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)122、及びA/D変換制御部125を含む。CPU120、内蔵RAM121、DMAC122は、内部バス124を介して互いに信号のやり取りが可能に結合される。内部バス124には周辺バス123が結合される。この周辺バス123には、IOレジスタ119及びA/D変換制御部125が結合される。
IOレジスタ119は、デジタルポート111を介して外部出力されるデータを格納するのに利用される。CPU120は、予め設定されたプログラムに従ってMCU11の全体的な動作制御を行う。内蔵RAM121は、CPU120での演算処理における作業領域などに利用される。DMAC122は、CPU120を介さずに直接的に行われるデータ転送を制御する。内蔵マルチプレクサ117は、それぞれアナログポートAN0〜AN3を介して取り込まれたアナログ信号を選択して出力する。A/D変換部118は、内蔵マルチプレクサ117によって選択されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換制御部125は、内蔵マルチプレクサ117の選択動作及びA/D変換部118のA/D変換動作を制御する。A/D変換制御部125は、特に制限されないが、A/D変換部118でのA/D変換動作に関する各種情報を保持可能なレジスタ群126と、このレジスタ群126に保持された情報に従って内蔵マルチプレクサ117やA/D変換部118での動作を制御する制御回路127とを含む。レジスタ群126は、A/D変換制御部125の他に、CPU120やDMAC122によってアクセス可能とされる。
図2には、上記レジスタ群126の構成例が示される。
上記レジスタ群126は、仮想チャネルレジスタ群201、データレジスタ群202、A/D変換制御レジスタ203、MPXカレントレジスタ204、MPX任意ウェイトレジスタ205、スキャングループ形成用レジスタ206を含む。
仮想チャネルレジスタ群201は、複数の仮想チャネルレジスタを含む。この仮想チャネルレジスタは、仮想チャネルに対応して複数設けられる。特に制限されないが、本例では仮想チャネル数が48とされ、仮想チャネルレジスタ群201には、それに対応して48個の仮想チャネルレジスタSVCR0,SVCR1,SVCR2,…,SVCR47が形成される。この48個の仮想チャネルレジスタSVCR0,SVCR1,SVCR2,…,SVCR47における数字部分は、そのまま「仮想チャネル番号」を示すものとする。また、A/D変換部118でのA/D変換は、仮想チャネル番号の昇順方向に行われるものとする。各仮想チャネルレジスタには、複数の情報格納エリアが形成される。図3には、複数の情報格納エリアのうちのひとつである仮想チャネルレジスタSVCR0の構成例が代表的に示される。図3に示される仮想チャネルレジスタSVCR0は、変換チャネル情報格納エリア301、マルチプレクサイネーブル(MPXE)信号格納エリア302、マルチプレクサ(MPX)チャネル情報格納エリア303、ウェイト情報格納エリア304を含む。変換チャネル情報格納エリア301には、仮想チャネルと、アナログポートとの対応関係を設定することができる。マルチプレクサイネーブル(MPXE)信号格納エリア302には、仮想チャネル毎の有効性を示すイネーブル信号を設定することができる。マルチプレクサ(MPX)チャネル情報格納エリア303には、選択回路における選択チャネルを指示するための情報を設定することができる。ウェイト情報格納エリア304には、仮想チャネル毎にA/D変換処理の開始タイミングを遅延させるためのウェイト情報を設定することができる。
図2に示されるデータレジスタ群202は、A/D変換部118によるA/D変換の結果を格納するためのもので、外部マルチプレクサ12の仮想チャネルレジスタ群201における48個の仮想チャネルレジスタ(SVCR0,SVCR1,SVCR2,…,SVCR47)に対応して形成された48個のデータレジスタを含む。A/D変換制御レジスタ203は、A/D変換部118におけるA/D変換動作の開始及び終了に関する制御情報が格納される。MPXカレントレジスタ204には、外部マルチプレクサ12における現在のアナログ信号選択状態を示す選択情報が保持される。MPX任意ウェイトレジスタ205は、このマイクロコントロールユニット11のユーザによって任意のウェイト情報の書き込みが可能とされる。このMPX任意ウェイトレジスタ205に設定されたウェイト情報が、上記仮想チャネルレジスタ群201におけるウェイト情報格納エリア304に設定される。
スキャングループ形成用レジスタ206は、複数のスキャングループに対応する複数のスキャングループ形成用レジスタSG0,SG1,…,SGnを含む。上記スキャングループ形成用レジスタSG0は、SG制御レジスタ2061、SGトリガ選択レジスタ2062、SGステータスレジスタ2063、SG開始ポインタレジスタ2064、SG終了ポインタレジスタ2065、SGマルチサイクルレジスタ2066を含む。SG制御レジスタ2061には、スキャングループ毎の優先順位情報が格納される。SGトリガ選択レジスタ2062には、スキャングループ毎のA/D変換処理の開始タイミングを指示するためのSGトリガの選択情報が格納される。ここでSGトリガには、タイマによって形成されるスタートトリガ、CPU120によるプログラム実行により形成されるスタートトリガ、スタートトリガ外部入力ポートEXPを介して取り込まれた信号(STT)によるスタートトリガを挙げることができる。何れを有効とするかは、SGトリガ選択レジスタ2062の設定による。つまり、SGトリガ選択レジスタ2062に設定されたSGトリガの選択情報に従って、対応するトリガが当該スキャングループにおいて有効とされる。SGステータスレジスタ2063には、スキャングループ毎の現在の状態を示す情報が格納される。SG開始ポインタレジスタ2064には、スキャングループ毎のA/D変換の開始ポイント(開始仮想チャネル)情報が設定される。SG終了ポインタレジスタ2065には、スキャングループ毎のA/D変換の終了ポイント(終了仮想チャネル)情報が格納される。SGマルチサイクルレジスタ2066には、スキャングループ毎のA/D変換の繰り返し回数が設定される。つまり、A/D変換の開始ポイントに対応する仮想チャネルからA/D変換の終了ポイントに対応する仮想チャネルに至る複数の仮想チャネルが連続的にA/D変換される場合のスキャングループ毎のA/D変換の繰り返し回数が設定される。
尚、他のスキャングループ形成用レジスタSG1,…,SGnは、上記スキャングループ形成用レジスタSG0と同様に構成されるので、その詳細な説明を省略する。
次に、上記構成の作用を説明する。
先ず、スキャングループの設定と動作を説明する。
図4には、スキャングループの設定例が示される。
本例では、仮想チャネルレジスタ群201には、48個の仮想チャネルレジスタSVCR0,SVCR1,SVCR2,…,SVCR47が形成される。この仮想チャネルレジスタSVCR0,SVCR1,SVCR2,…,SVCR47に、A/D変換を実行したい変換チャネル、すなわちアナログポートが設定される。図2に示される設定例によれば、仮想チャネルレジスタSVCR0,SVCR1,SVCR2,SVCR3,SVCR4,SVCR5,SVCR6,SVCR7には、それぞれアナログポートAN0,AN7,AN3,AN2,AN15,AN10,AN1,AN5が対応する。このような設定により、仮想チャネル毎に対応する変換チャネル(アナログポート)が内蔵マルチプレクサ117により選択されて、A/D変換部118でA/D変換される。実際にA/D変換を行う場合は、SG開始ポインタと、SG終了ポインタの設定が行われる。SG開始ポインタは、スキャングループ毎にSG開始ポインタレジスタ2064に設定され、SG終了ポインタは、スキャングループ毎にSG終了ポインタレジスタ2065に設定される。図4に示される例では、SG開始ポインタとしてSGVCSP0=0が設定され、SG終了ポインタとしてSGVCEP0=4が設定されることにより、スキャングループSG0が形成される。同様にSG開始ポインタとしてSGVCSP1=5が設定され、SG終了ポインタとしてSGVCEP1=7が設定されることにより、スキャングループSG1が形成される。さらに、スキャングループSG0におけるA/D変換の繰り返し回数として、SGMCYCR0=4が設定され、スキャングループSG1におけるA/D変換の繰り返し回数として、SGMCYCR1=1が設定される。A/D変換の繰り返し回数は、スキャングループ毎にSGマルチサイクルレジスタ2066に設定される。このような設定により、A/D変換部118においては、スキャングループSG0のA/D変換処理として、アナログポートAN0,AN7,AN3,AN2,AN15についてのA/D変換処理が4回繰り返され、その後、スキャングループSG1のA/D変換処理として、アナログポートAN10,AN1,AN5についてのA/D変換処理が1回行われる。
図4に示される例では、二つのスキャングループが設定されているが、更に多くのスキャングループを設定することができる。また、スキャングループは、互いにオーバーラップするように設定することができる。例えばスキャングループSG0のSG終了ポインタとしてSGVCEP0=5が設定された場合には、アナログポートAN10については、スキャングループSG0,SG1の双方において、A/D変換処理が行われる。さらに複数のスキャングループについてのA/D変換処理が行われる場合において、SG制御レジスタ2061にスキャングループ毎の優先順位情報が設定されている場合には、設定された優先順位に従ってA/D変換処理が行われる。このA/D変換処理の結果は、データレジスタ群202に格納され、CPU120での演算処理に利用される。
次に、外部マルチプレクサ12を用いて取り込まれたアナログ信号についてのA/D変換制御について説明する。
図5には、外部マルチプレクサ12を用いる場合の設定例が示される。
図5に示される設定例では、仮想チャネルレジスタSVCR0,SVCR1,SVCR2,SVCR3,SVCR4,SVCR5,SVCR6,SVCR7には、それぞれアナログポートAN1,AN3,AN0,AN0,AN2,AN0,AN0,AN0が対応する。
また、仮想チャネルレジスタSVCR2,SVCR3,SVCR5,SVCR6,SVCR7におけるマルチプレクサイネーブル(MPXE)信号格納エリア302に、論理値「1」が設定されることにより、外部マルチプレクサ12に対応するアナログポートAN0からのアナログ信号の取り込みが有効とされる。さらに、仮想チャネルレジスタSVCR2,SVCR3,SVCR5,SVCR6,SVCR7におけるマルチプレクサ(MPX)チャネル情報格納エリア303には、外部マルチプレクサ12での選択チャネルが設定される。
本例では、仮想チャネルレジスタSVCR2においては、外部マルチプレクサ12の第2チャンネルが選択されるように設定され、仮想チャネルレジスタSVCR3においては、外部マルチプレクサ12の第1チャンネルが選択されるように設定される。同様に、仮想チャネルレジスタSVCR5においては、外部マルチプレクサ12の第4チャンネルが選択されるように設定され、仮想チャネルレジスタSVCR7においては、外部マルチプレクサ12の第3チャンネルが選択されるように設定される。そして、仮想チャネルレジスタSVCR2,SVCR3,SVCR5,SVCR6,SVCR7におけるウェイト情報格納エリア304には、A/D変換動作の安定化のために、仮想チャネル毎のウェイト情報が設定される。本例では、仮想チャネルレジスタSVCR2,SVCR3,SVCR5においては、「1μs」のウェイトが設定され、仮想チャネルレジスタSVCR6においては、「2μs」のウェイトが設定され、仮想チャネルレジスタSVCR7においては、「6μs」のウェイトが設定される。そして、SG開始ポインタとしてSGVCSP0=0が設定され、SG終了ポインタとしてSGVCEP0=7が設定されることにより、スキャングループSG0が形成される。さらに、スキャングループSG0におけるA/D変換の繰り返し回数として、SGMCYCR0=4が設定される。
図6には、図5に示される設定が行われた場合の主要部の動作の様子が示される。
制御回路127の制御により、スキャングループ0について、仮想チャネルの昇順方向(0,1,2,3,4,5,6,7…)にA/D変換が行われる。そして制御回路127は、マルチプレクサイネーブル(MPXE)信号が、論理値「1」に設定されている仮想チャネルレジスタに対応する仮想チャネルについてのA/D変換を実行する前に、マルチプレクサ(MPX)チャネル情報を外部マルチプレクサ12に送信するための制御を行う。例えば仮想チャネルレジスタSVCR2に対応する仮想チャネル2についてのA/D変換が実行されるとき、制御回路127は、先ずマルチプレクサ(MPX)チャネル情報「2」をMPXカレントレジスタ204にコピーし、DMAC122に対して転送要求を送信する。DMAC122は、上記制御回路127からの転送要求を受けて周辺バス123のバス権を取得して、MPXカレントレジスタ204内のマルチプレクサ(MPX)チャネル情報「2」をIOレジスタ119に転送する。この転送が完了すると、IOレジスタ119内のマルチプレクサ(MPX)チャネル情報「2」が、デジタルポート111を介して外部マルチプレクサ12に伝達される。これにより外部マルチプレクサ12において第2チャンネルの入力信号が選択され、それがアナログポートAN0を介してマイクロコントロールユニット11内に取り込まれる。このとき、内蔵マルチプレクサ117によりアナログポートAN0を介して入力されたアナログ信号が選択されてA/D変換部118に伝達されてA/D変換されるが、この場合のA/D変換動作の開始タイミングは、DMAC122に対する転送要求の送信から所定のウェイトに対応する時間だけ遅延される。本例の場合、仮想チャネル2のウェイト情報が「1μs」に設定されているため、A/D変換動作の開始タイミングは、DMAC122に対する転送要求の送信から「1μs」だけ遅延される。仮想チャネル毎のウェイト情報のウェイト情報は、DMAC122に対する転送要求の送信が行われてから、DMAC122によってMPXカレントレジスタ204内のマルチプレクサ(MPX)チャネル情報がIOレジスタ119に転送され、さらに外部マルチプレクサ12におけるチャネル選択状態が安定するまでの時間を考慮して、それよりも若干長めに設定される。このようなウェイト設定が行われることにより、A/D変換部118においては、外部マルチプレクサ12を介して取り込まれるアナログ信号が安定した状態で、当該アナログ信号のA/D変換を行うことができる。このようなウェイト設定は、仮想チャネルレジスタSVCR3,SVCR5,SVCR6,SVCR7に対応する仮想チャネルにおいても、上記の場合と同様に行われる。
次に、図8のフローチャートに従って、データ処理システム10における主要動作を説明する。
先ず、CPU120によって、レジスタ群126の設定が行われる(801)。すなわち、CPU120によって、仮想チャネルレジスタ群201、A/D変換制御レジスタ203、MPXカレントレジスタ204、MPX任意ウェイトレジスタ205、スキャングループ形成用レジスタ206の設定が行われる。
本例では仮想チャネル数が48とされため、仮想チャネルレジスタ群201には、48個の仮想チャネルレジスタSVCR0,SVCR1,SVCR2,…,SVCR47が形成され、各仮想チャネルレジスタにおける複数の情報格納エリアへの設定がCPU120によって順次行われる。
例えば仮想チャネルレジスタSVCR0は、図3に示されるように、変換チャネル情報格納エリア301、マルチプレクサイネーブル(MPXE)信号格納エリア302、マルチプレクサ(MPX)チャネル情報格納エリア303、ウェイト情報格納エリア304を含む。変換チャネル情報格納エリア301には、仮想チャネルと、アナログポートとの対応関係が設定される。マルチプレクサイネーブル(MPXE)信号格納エリア302には、仮想チャネル毎の有効性を示すイネーブル信号が設定される。マルチプレクサ(MPX)チャネル情報格納エリア303には、選択回路における選択チャネルを指示するための情報が設定される。ウェイト情報格納エリア304には、仮想チャネル毎にA/D変換処理の開始タイミングを遅延させるためのウェイト情報が設定される。
A/D変換制御レジスタ203は、A/D変換部118におけるA/D変換動作の開始及び終了に関する制御情報が格納される。MPXカレントレジスタ204には、外部マルチプレクサ12における現在のアナログ信号選択状態を示す選択情報が保持される。MPX任意ウェイトレジスタ205は、このマイクロコントロールユニット11のユーザによって任意のウェイト情報の書き込みが可能とされる。このMPX任意ウェイトレジスタ205に設定されたウェイト情報が、上記仮想チャネルレジスタ群201におけるウェイト情報格納エリア304に設定される。
スキャングループ形成用レジスタ206は、複数のスキャングループに対応する複数のスキャングループ形成用レジスタSG0,SG1,…,SGnを含む。例えば上記スキャングループ形成用レジスタSG0は、SG制御レジスタ2061、SGトリガ選択レジスタ2062、SGステータスレジスタ2063、SG開始ポインタレジスタ2064、SG終了ポインタレジスタ2065、SGマルチサイクルレジスタ2066を含む。SG制御レジスタ2061には、スキャングループ毎の優先順位情報が設定される。SGトリガ選択レジスタ2062には、スキャングループ毎のA/D変換処理の開始タイミングを指示するためのSGトリガの選択情報が設定される。ここでSGトリガには、タイマによって形成されるスタートトリガ、CPU120によるプログラム実行により形成されるスタートトリガ、スタートトリガ外部入力ポートEXPを介して取り込まれた信号(STT)によるスタートトリガを挙げることができる。何れを有効とするかは、SGトリガ選択レジスタ2062の設定による。つまり、SGトリガ選択レジスタ2062に設定されたSGトリガの選択情報に従って、対応するトリガが当該スキャングループにおいて有効とされる。SGステータスレジスタ2063には、スキャングループ毎の現在の状態を示す情報が格納される。SG開始ポインタレジスタ2064には、スキャングループ毎のA/D変換の開始ポイント(開始仮想チャネル)情報が設定される。SG終了ポインタレジスタ2065には、スキャングループ毎のA/D変換の終了ポイント(終了仮想チャネル)情報が格納される。SGマルチサイクルレジスタ2066には、スキャングループ毎のA/D変換の繰り返し回数が設定される。つまり、A/D変換の開始ポイントに対応する仮想チャネルからA/D変換の終了ポイントに対応する仮想チャネルに至る複数の仮想チャネルが連続的にA/D変換される場合のスキャングループ毎のA/D変換の繰り返し回数が設定される。
尚、他のスキャングループ形成用レジスタSG1,…,SGnにおいても、上記スキャングループ形成用レジスタSG0と同様に設定される。
そしてCPU120は、レジスタ群126の設定が完了したか否かの判別を行う(802)。この判別において、レジスタ群126の設定が完了した(Yes)と判断された場合、CPU120からA/D変換制御部125に対してA/D変換の開始が指示される。これにより、A/D変換制御部125内の制御回路127では、スキャングループ毎のA/D変換の繰り返し回数を管理するための変数「m」が「0」に初期化され、A/D変換制御が開始される(803)。このA/D変換制御において、先ず、ポインタnの値が、SG開始ポインタレジスタ2064の値に等しく設定される(804)。
そして制御回路127によって、A/D変換制御において、ポインタnに対応する仮想チャネルレジスタの値が参照され(805)、当該仮想チャネルレジスタにおけるマルチプレクサイネーブル(MPXE)信号格納エリア302に格納されているMPXE信号の論理値の判別が行われる(806)。MPXE信号が論理値「1」に設定されている場合には、外部マルチプレクサ12に対応するアナログポートAN0からのアナログ信号の取り込みが有効とされる。このため、制御回路127は、上記ステップ806の判別において、MPXE信号が論理値「1」である、と判断した場合、当該仮想チャネルレジスタにおけるMPXチャネル情報格納エリア303内のMPXチャネル情報をMPXカレントレジスタ204にコピーする(807)。そして制御回路127は、DMAC122に対して転送要求を行う。DMAC122は、上記制御回路127からの転送要求を受けて周辺バス123のバス権を取得して、MPXカレントレジスタ204内のマルチプレクサ(MPX)チャネル情報をIOレジスタ119に転送する(808)。この転送が完了すると、IOレジスタ119内のマルチプレクサ(MPX)チャネル情報が、デジタルポート111を介して外部マルチプレクサ12に伝達される。これにより外部マルチプレクサ12において第2チャンネルの入力信号が選択され、それがアナログポートAN0及び内蔵マルチプレクサ117を介してA/D変換部118に伝達される。
制御回路127は、仮想チャネルレジスタにおけるウェイト情報格納エリア304内のウェイト情報を読み込んで(809)、A/D変換部118でのA/D変換開始タイミングを遅延する(810)。このようなウェイト制御が行われることで、ウェイト情報に応じた所定時間経過後に、当該仮想チャネルにおけるA/D変換処理が開始される(811)。仮想チャネル毎のウェイト情報のウェイト時間は、DMAC122に対する転送要求の送信が行われてから、DMAC122によってMPXカレントレジスタ204内のマルチプレクサ(MPX)チャネル情報がIOレジスタ119に転送され、さらに外部マルチプレクサ12におけるチャネル選択状態が安定するまでの時間を考慮して、それよりも若干長めに設定される。このため、A/D変換部118においては、外部マルチプレクサ12を介して取り込まれるアナログ信号が安定した状態で、当該アナログ信号のA/D変換を行うことができる。A/D変換部118でのA/D変換処理の結果は、データレジスタ群202に格納され、CPU120での演算処理に利用される。
尚、制御回路127は、上記ステップ806の判別において、MPXE信号が論理値「0」である、と判断した場合には、外部マルチプレクサ12に対応するアナログポートAN0からのアナログ信号の取り込みが無効とされるので、上記ステップ807〜810の処理を行わない。この場合、他のアナログポートAN1〜AN3からのアナログ信号の取り込みが行われ、それについてのA/D変換が行われる(811)。
そして、制御回路127において、ポインタnの値が、SG終了ポインタの値に等しいか否かの判別が行われる(812)。つまり、ポインタnの値が、スキャングループ毎のA/D変換の終了ポイント(終了仮想チャネル)情報に等しいかの判別が行われる。制御回路127は、このステップ812の判別において、ポインタnの値がSG終了ポインタの値と異なる(No)と判断した場合、それは、スキャングループの終了位置に到達していないことを意味するから、ポインタnを「n+1」に更新した後に、上記ステップ805に戻る。これにより、更新後のポインタnに対応する仮想チャネルレジスタの値が参照され、上記の処理が繰り返される。制御回路127は、上記ステップ812の判別において、ポインタnの値がSG終了ポインタの値と等しい(Yes)と判断した場合、それは、スキャングループの終了位置に到達したことを意味するから、その場合には、変数「m」が、SGマルチサイクルレジスタ2066内のスキャングループ毎のA/D変換の繰り返し回数に等しいか否かの判別を行う(813)。制御回路127は、この判別において、変数「m」が、SGマルチサイクルレジスタ2066内のスキャングループ毎のA/D変換の繰り返し回数と異なる(No)と判断した場合、それは、所定の繰り返し回数(m)に達していないことを意味するから、変数「m」を「m+1」に更新した後に、上記ステップ804の処理に戻る。このようにして所定の繰り返し回数(m)だけ、上記のA/D変換処理が繰り返される。そして制御回路127は、変数「m」が、SGマルチサイクルレジスタ2066内のスキャングループ毎のA/D変換の繰り返し回数と等しい(Yes)と判断した場合、A/D変換制御部125でのA/D変換を終了する。
実施の形態1によれば以下の作用効果が得られる。
(1)仮想チャネルレジスタSVCR0,SVCR1,SVCR2,…,SVCR47に、A/D変換を実行したい変換チャネル、すなわちアナログポートが設定される。このような設定により、仮想チャネル毎に対応する変換チャネル(アナログポート)が内蔵マルチプレクサ117により選択されて、A/D変換部118でA/D変換される。また、SG開始ポインタは、スキャングループ毎にSG開始ポインタレジスタ2064に設定され、SG終了ポインタは、スキャングループ毎にSG終了ポインタレジスタ2065に設定される。これにより、上記開始ポインタに対応する仮想チャネルから、上記終了ポインタに対応する仮想チャネルに至る複数の仮想チャネルについてのA/D変換処理を上記A/D変換部118において連続的に実行させることができる。上記仮想チャネルと、上記アナログポートとの対応関係は任意に設定可能であるから、上記の設定により、上記アナログポートを介して取り込まれた複数のアナログ信号を任意の順にA/D変換することができる。
(2)複数のスキャングループが設定されることにより、複数のスキャングループについてのA/D変換処理を行うことができる。また、スキャングループは、互いにオーバーラップするように設定することができる。さらに、複数のスキャングループについてのA/D変換処理が行われる場合において、SG制御レジスタ2061にスキャングループ毎の優先順位情報が設定されている場合には、設定された優先順位に従ってA/D変換処理が行われるので、優先度に従ってA/D変換処理を効率よく行うことができる。
(3)外部マルチプレクサ12を用いる場合には、例えば図5に示されるように、仮想チャネル毎のウェイト情報の設定が行われる。仮想チャネル毎のウェイト情報のウェイト情報は、DMAC122に対する転送要求の送信が行われてから、DMAC122によってMPXカレントレジスタ204内のマルチプレクサ(MPX)チャネル情報がIOレジスタ119に転送され、さらに外部マルチプレクサ12におけるチャネル選択状態が安定するまでの時間を考慮して、それよりも若干長めに設定される。このようなウェイト設定が行われることにより、A/D変換部118においては、外部マルチプレクサ12を介して取り込まれるアナログ信号が安定した状態で、当該アナログ信号のA/D変換を行うことができる。
《実施の形態2》
図9には、データ処理システムの構成例が示される。
図9に示されるデータ処理システム10が、図1に示されるのと大きく相違するのは、外部マルチプレクサ12が、第1マルチプレクサ(MPX1)401と、第2マルチプレクサ(MPX2)402とによって形成されている点である。
第1マルチプレクサ401,402は、それぞれ複数のアナログ信号の選択を可能とする。第1マルチプレクサ401の出力端子と第2マルチプレクサ402の出力端子とは、マルチプレクサ12に対応するアナログポートAN0に共通接続される。このような接続において、第1マルチプレクサ401,402が同時に動作すると、第1マルチプレクサ401の出力と第2マルチプレクサ402の出力とが互いに干渉するため、第1マルチプレクサ401,402を排他的に動作させる必要がある。そこで、図9に示される構成では、第1インヒビット信号Inhibit1及び第2インヒビット信号Inhibit2によって、第1マルチプレクサ401の出力及び第2マルチプレクサ402の出力を排他的に高インピーダンス状態に制御するようにしている。第1インヒビット信号Inhibit1は、デジタルポート111から出力される4ビット構成のマルチプレクサ(MPX)チャネル情報の上位1ビットとされる。そしてこの第1インヒビット信号Inhibit1がインバータ13で論理反転されて第2インヒビット信号Inhibit2が形成される。
第1インヒビット信号Inhibit1が例えばハイレベルにアサートされると、第1マルチプレクサ401の出力が高インピーダンス状態に固定される。このとき、第2インヒビット信号Inhibit2は、ローレベルにネゲートされるので、第2マルチプレクサ402は、デジタルポート111から出力される4ビット構成のマルチプレクサ(MPX)チャネル情報の下位3ビットに基づいて、アナログ信号の選択動作が可能になる。第1マルチプレクサ401の出力が高インピーダンス状態に固定されているため、第2マルチプレクサ402の出力は、第1マルチプレクサ401の出力に影響されない。
第2インヒビット信号Inhibit2が例えばハイレベルにアサートされると、第2マルチプレクサ402の出力が高インピーダンス状態に固定される。このとき、第1インヒビット信号Inhibit1は、ローレベルにネゲートされるので、第1マルチプレクサ401は、デジタルポート111から出力される4ビット構成のマルチプレクサ(MPX)チャネル情報の下位3ビットに基づいて、アナログ信号の選択動作が可能になる。第2マルチプレクサ402の出力が高インピーダンス状態に固定されるので、第1マルチプレクサ401の出力は、第2マルチプレクサ402の出力に影響されない。
このようにデジタルポート111から出力される4ビット構成のマルチプレクサ(MPX)チャネル情報の上位1ビットを利用して、第1マルチプレクサ401と第2マルチプレクサ402とを排他的に動作させることにより、第1マルチプレクサ401の出力と第2マルチプレクサ402の出力とが互いに干渉するのを回避することができる。
また、第1マルチプレクサ401の出力端子と第2マルチプレクサ402の出力端子とが、マルチプレクサ12に対応するアナログポートAN0に共通接続されることにより、単一のアナログポートAN0を、第1マルチプレクサ401と第2マルチプレクサ402とで共有できる。このため、第1マルチプレクサ401と第2マルチプレクサ402とをそれぞれ専用のアナログポートに結合する場合に比べて、アナログポート数を低減できる。外部マルチプレクサ12を大規模な1個のマルチプレクサで構成するのに比べて、小規模の汎用マルチプレクサを複数個組み合わせたほうが、製造コストの低下が可能になる場合がある。かかる場合には、図9に示されるように、第1マルチプレクサ401と第2マルチプレクサ402とを組み合わせることで、外部マルチプレクサ12を形成すると良い。
尚、図9に示される構成では、外部マルチプレクサ12が、第1マルチプレクサ(MPX1)401と、第2マルチプレクサ(MPX2)402とによって形成されているが、外部マルチプレクサ12を3個以上のマルチプレクサを組み合わせて構成することもできる。
《実施の形態3》
図7には、図1に示されるデータ処理システム10の応用例が示される。
この例では、データ処理システム10がエンジンコントロールユニット(ECU)に適用されている。エンジンコントロールユニットは、自動車71に搭載されたエンジンの運転における制御を電子制御された補助装置を用いて行う際に、それらを総合的に制御する機能を有する。このとき、マイクロコントロールユニット(MCU)11に外付けされた外部マルチプレクサ12には、特に制限されないが、ノックセンサ、インジェクタセンサ、水温センサ、吸入空気量センサ、スロットルセンサなど、各種センサからのアナログ信号が伝達され、それが選択的にマイクロコントロールユニット117に取り込まれる。実施の形態1において述べたとおり、対応するマルチプレクサ(MPX)チャネル毎に、適切なウェイト設定が行われることにより、A/D変換部118においては、外部マルチプレクサ12を介して取り込まれるアナログ信号が安定した状態で、当該アナログ信号のA/D変換を行うことができる。これにより良好なエンジン制御が可能になる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、マイクロコントロールユニット11や、それを含むデータ処理システム10は、エンジンコントロールユニット(ECU)以外にも適用することができる。
実施の形態1では、外部マルチプレクサ12を設け、この外部マルチプレクサ12によってアナログ信号を選択的にマイクロコントロールユニット11内に取り込んでA/D変換を行うようにしたが、外部マルチプレクサを介して複数のデジタルデータをマイクロコントロールユニット11内に取り込んでD/A変換する場合も考えられる。かかる場合には、A/D変換制御部125と同様の制御機能を発揮するD/A変換制御部を設け、このD/A変換制御部によって、外部マルチプレクサやD/A変換部の動作制御を行うようにすればよい。
10 データ処理システム
11 マイクロコントロールユニット
12 外部マルチプレクサ
13 インバータ
71 自動車
111 デジタルポート
117 内蔵マルチプレクサ
118 A/D変換部
119 IOレジスタ
120 CPU
121 内蔵RAM
122 DMAC
123 周辺バス
124 内部バス
125 A/D変換制御部
126 レジスタ群
127 制御回路
201 仮想チャネルレジスタ群
202 データレジスタ群
203 A/D変換制御レジスタ
204 MPXカレントレジスタ
205 MPX任意ウェイトレジスタ
206 スキャングループ形成用レジスタ
301 変換チャネル情報格納エリア
302 MPXE信号格納エリア
303 MPXチャネル情報格納エリア
304 ウェイト情報格納エリア
401 第1マルチプレクサ
402 第2マルチプレクサ
2061 SG制御レジスタ
2062 SGトリガ選択レジスタ
2063 SGステータスレジスタ
2064 SG開始ポインタレジスタ
2065 SG終了ポインタレジスタ
2066 SGマルチサイクルレジスタ

Claims (12)

  1. 複数のアナログポートと、
    上記アナログポートを介して取り込まれたアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換処理を、予め設定された仮想チャネル毎に実行可能なA/D変換部と、
    上記A/D変換部の動作を制御するA/D変換制御部と、を含み、
    上記A/D変換制御部は、上記仮想チャネルと、上記アナログポートとの対応関係を設定可能な仮想チャネルレジスタと、
    スキャングループの開始位置を示す開始ポインタ、及び上記スキャングループの終了位置を示す終了ポインタを設定可能なスキャングループ形成用レジスタと、を含み、上記開始ポインタに対応する仮想チャネルから、上記終了ポインタに対応する仮想チャネルに至る複数の仮想チャネルについてのA/D変換処理を、上記A/D変換部において連続的に実行させる半導体集積回路装置。
  2. 上記スキャングループ形成用レジスタに、上記開始ポインタと、それに対応する上記終了ポインタとが複数組設定されることによって複数のスキャングループが形成可能にされて成る請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 上記スキャングループ形成用レジスタは、上記スキャングループ毎に、A/D変換処理の繰り返し回数の設定が可能なマルチサイクルレジスタを含む請求項2記載の半導体集積回路装置。
  4. 上記スキャングループ形成用レジスタは、スキャングループ毎のA/D変換の優先度を設定可能な制御レジスタを含む請求項3記載の半導体集積回路装置。
  5. 複数のアナログ信号を選択可能なマルチプレクサと、
    上記マルチプレクサによって選択されたアナログ信号を処理可能な半導体集積回路装置と、を含み、
    上記半導体集積回路装置は、複数のアナログポートと、
    上記アナログポートを介して取り込まれたアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換処理を、予め設定された仮想チャネル毎に実行可能なA/D変換部と、
    上記A/D変換部の動作を制御するA/D変換制御部と、を含み、
    上記A/D変換制御部は、上記仮想チャネルと、上記アナログポートとの対応関係を設定可能な仮想チャネルレジスタと、
    スキャングループの開始位置を示す開始ポインタと、上記スキャングループの終了位置を示す終了ポインタとを設定可能なスキャングループ形成用レジスタと、を含み、
    上記開始ポインタに対応する仮想チャネルから、上記終了ポインタに対応する仮想チャネルに至る複数の仮想チャネルについてのA/D変換処理を、上記A/D変換部において連続的に実行させるデータ処理システム。
  6. 上記スキャングループ形成用レジスタに、上記開始ポインタと、それに対応する上記終了ポインタとが複数組設定されることによって複数のスキャングループが形成可能にされて成る請求項5記載のデータ処理システム。
  7. 上記スキャングループ形成用レジスタは、上記スキャングループ毎に、A/D変換処理の繰り返し回数の設定が可能なマルチサイクルレジスタを含む請求項6記載のデータ処理システム。
  8. 上記スキャングループ形成用レジスタは、スキャングループ毎のA/D変換の優先度を設定可能な制御レジスタを含む請求項7記載のデータ処理システム。
  9. 上記仮想チャネルレジスタは、上記仮想チャネルと、上記アナログポートとの対応関係を設定可能な変換チャネル情報格納エリアと、
    上記マルチプレクサの有効性を示すイネーブル信号を設定可能なイネーブル信号設定エリアと、
    上記マルチプレクサにおける選択チャネルを指示するための情報を設定可能なマルチプレクサチャネル情報格納エリアと、
    上記仮想チャネル毎に上記A/D変換処理の開始タイミングを遅延させるためのウェイト情報を設定可能なウェイト情報格納エリアと、を含む請求項8記載のデータ処理システム。
  10. 上記A/D変換制御部は、上記イネーブル信号がイネーブル状態にされた仮想チャネルが上記マルチプレクサに対応するアナログポートとされる場合に、上記マルチプレクサチャネル情報格納エリアに設定されている情報を上記マルチプレクサに設定し、且つ、上記マルチプレクサを介して取り込まれたアナログ信号についての上記A/D変換部でのA/D変換開始タイミングを、上記ウェイト情報に従って遅延させる請求項9記載のデータ処理システム。
  11. 上記マルチプレクサは、それぞれ複数のアナログ信号を選択可能な複数のマルチプレクサが組み合わされて成る請求項10記載のデータ処理システム。
  12. 上記マルチプレクサは、それぞれ複数のアナログ信号を選択可能な第1マルチプレクサと、第2マルチプレクサと、を含み、
    上記第1マルチプレクサの出力端子と上記第2マルチプレクサの出力端子とは、上記マルチプレクサに対応するアナログポートに共通接続され、
    上記第1マルチプレクサと上記第2マルチプレクサとは、上記マルチプレクサにおける選択チャネルを指示するための情報の一部を用いて排他的に動作される請求項11記載のデータ処理システム。
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