JP4821013B2 - アルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法 - Google Patents

アルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4821013B2
JP4821013B2 JP2003337106A JP2003337106A JP4821013B2 JP 4821013 B2 JP4821013 B2 JP 4821013B2 JP 2003337106 A JP2003337106 A JP 2003337106A JP 2003337106 A JP2003337106 A JP 2003337106A JP 4821013 B2 JP4821013 B2 JP 4821013B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
ceramic
base plate
substrate
ceramic substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003337106A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005103560A (ja
Inventor
英世 小山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dowa Metaltech Co Ltd
Original Assignee
Dowa Metaltech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dowa Metaltech Co Ltd filed Critical Dowa Metaltech Co Ltd
Priority to JP2003337106A priority Critical patent/JP4821013B2/ja
Priority to EP20040023080 priority patent/EP1518847B1/en
Priority to US10/955,172 priority patent/US7255931B2/en
Publication of JP2005103560A publication Critical patent/JP2005103560A/ja
Priority to US11/525,665 priority patent/US7393596B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4821013B2 publication Critical patent/JP4821013B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Description

本発明は、アルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法に関し、特に、セラミックス基板の少なくとも一方の面にアルミニウム部材が接合したアルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法に関する。
近年、電気自動車、電車、工作機械などの大電流を制御するために、パワーモジュールが使用されている。従来のパワーモジュールでは、ベース板と呼ばれている金属板または複合材の一方の面に金属−セラミックス絶縁基板が半田付けにより固定され、この金属−セラミックス絶縁基板上に半導体チップが半田付けにより固定されている。また、ベース板の他方の面(以下「裏面」という)には、ねじ止めなどにより熱伝導グリースを介して金属製の放熱フィンや冷却ジャケットが取り付けられている。
この金属−セラミックス絶縁基板へのベース板や半導体チップの半田付けは加熱により行われるため、半田付けの際に接合部材間の熱膨張係数の差によりベース板の反りが生じ易い。また、半導体チップから発生した熱は、金属−セラミックス絶縁基板と半田とベース板を介して放熱フィンや冷却ジャケットにより空気や冷却水に逃がされるため、半田付けの際にベース板の反りが生じると、放熱フィンや冷却ジャケットをベース板に取り付けたときのクリアランスが大きくなり、放熱性が極端に低下するという問題がある。
このような問題を解消して、金属−セラミックス絶縁基板の信頼性を高めるため、降伏応力が非常に低いアルミニウムをベース板に使用した金属−セラミックス回路基板、例えば、耐力が320MPa以下であり且つ厚さが1mm以上のアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるベース板を溶湯法によってセラミックス基板に直接接合した金属−セラミックス回路基板が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−76551号公報(段落番号0015−0017)
しかし、アルミニウムの降伏応力を小さくするためにはアルミニウムの純度を高くする必要があるが、溶湯法ではアルミニウムの結晶粒径を制御し難く、10mm以上の大きな結晶粒径しか得ることができない。このように結晶粒径が大きいと、結晶粒度分布にばらつきが起こり、ヒートサイクル後にセラミックス基板にクラックが生じ易くなり、また、半導体チップなどを半田付けする際の加熱によるアルミニウムベース板の反りの挙動にばらつきがある。
したがって、本発明は、このような従来の問題点に鑑み、アルミニウムの結晶粒径を小さくして結晶粒度分布のばらつきを小さくし、ヒートサイクル後にセラミックス基板にクラックが生じるのを防止することができるとともに、半導体チップなどを半田付けする際の加熱によるアルミニウムベース板の反りを制御して、アルミニウムベース板に放熱フィンなどを取り付けたときの放熱性の低下を抑制することができる、アルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、溶湯法によってアルミニウム部材をセラミックス基板に接合する際に、アルミニウム部材の熱伝導率の低下を純アルミニウムのからなる部材の熱伝導率と比べて20%以内に抑え且つアルミニウム部材の結晶粒径を10mm以下にする添加物をアルミニウム溶湯に加えることによって、アルミニウム部材の結晶粒径を小さくして結晶粒度分布のばらつきを小さくし、ヒートサイクル後にセラミックス基板にクラックが生じるのを防止することができるとともに、半導体チップなどを半田付けする際の加熱によるアルミニウムベース板の反りを制御して、アルミニウムベース板に放熱フィンなどを取り付けたときの放熱性の低下を抑制することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によるアルミニウム−セラミックス接合基板の製造方法は、鋳型内にセラミックス基板を設置した後、このセラミックス基板の一方の面に接触するようにアルミニウム溶湯を鋳型内に注湯し、冷却してアルミニウム溶湯を固化させることにより、セラミックス基板の一方の面にアルミニウム部材を直接接触させて接合するアルミニウム−セラミックス接合基板の製造方法において、アルミニウム部材の熱伝導率の低下を純アルミニウムからなる部材の熱伝導率と比べて20%以内に抑え且つアルミニウム部材の結晶粒径を10mm以下にする添加物をアルミニウム溶湯に加えて、鋳型内に注湯することを特徴とする。
このアルミニウム−セラミックス接合基板の製造方法において、添加物が、アルミニウム部材の熱伝導率の低下を純アルミニウムからなる部材の熱伝導率と比べて10%以内に抑える添加物であるのが好ましく、アルミニウム部材の結晶粒径を3mm以下にする添加物であるのが好ましい。
また、添加物としてTiB系合金を使用するのが好ましい。この場合、TiB系合金は、Tiが好ましくは0.05〜1.0重量%、さらに好ましくは0.1〜0.5重量%になるように加えられる。また、添加物としてCa、SrまたはAlNを使用してもよい。この場合、Ca、SrまたはAlNの添加量は、0.3〜0.7重量%であるのが好ましい。さらに、添加物としてCu、Si、Mg、Ni、Mg、Zn、Cr、Mn、V、ZrおよびTiから選択される元素を使用してもよい。
また、本発明によるアルミニウム−セラミックス接合基板は、セラミックス基板にアルミニウム部材が接合したアルミニウム−セラミックス接合基板において、アルミニウム部材が添加物を含有し且つ純アルミニウムからなる部材の熱伝導率の80%以上の熱伝導率を有し、アルミニウム部材の結晶粒径が10mm以下であることを特徴とする。
このアルミニウム−セラミックス接合基板において、アルミニウム部材の熱伝導率が純アルミニウムからなる部材の熱伝導率の90%以上であるのが好ましく、アルミニウム部材の結晶粒径が3mm以下であるのが好ましい。
また、添加物としてTiB系合金を使用するのが好ましい。この場合、アルミニウム部材のTiの含有量は、好ましくは0.05〜1.0重量%であり、さらに好ましくは0.1〜0.5重量%である。また、添加物としてCa、SrまたはAlNを使用してもよい。この場合、Ca、SrまたはAlNの添加量は、0.3〜0.7重量%であるのが好ましい。さらに、添加物としてCu、Si、Mg、Ni、Mg、Zn、Cr、Mn、V、ZrおよびTiから選択される元素を使用してもよい。
なお、アルミニウム−セラミックス接合基板が、セラミックス基板にアルミニウム溶湯を接触させて冷却することによりセラミックス基板にアルミニウム部材が直接接触して接合したアルミニウム−セラミックス接合基板であるのが好ましい。
本発明によれば、溶湯法によってアルミニウム部材をセラミックス基板に接合してアルミニウム−セラミックス接合基板を製造する際に、アルミニウム部材の熱伝導率の低下を純アルミニウムからなる部材の熱伝導率と比べて20%以内に抑え且つアルミニウム部材の結晶粒径を10mm以下にする添加物をアルミニウム溶湯に加えることによって、アルミニウム部材の結晶粒径を小さくして結晶粒度分布のばらつきを小さくし、ヒートサイクル後にセラミックス基板にクラックが生じるのを防止することができるとともに、半導体チップなどを半田付けする際の加熱によるアルミニウムベース板の反りを制御して、アルミニウムベース板に放熱フィンなどを取り付けたときの放熱性の低下を抑制することができる。
本発明によるアルミニウム−セラミックス接合基板の製造方法の実施の形態では、鋳型内にセラミックス基板を設置した後、このセラミックス基板の一方の面に接触するようにアルミニウム溶湯を鋳型内に注湯し、冷却してアルミニウム溶湯を固化させることにより、セラミックス基板の一方の面にアルミニウム部材を直接接触させて接合するアルミニウム−セラミックス接合基板の製造方法において、アルミニウム部材の熱伝導率の低下を純アルミニウムからなる部材の熱伝導率と比べて20%以内に抑え且つアルミニウム部材の結晶粒径を10mm以下にする添加物をアルミニウム溶湯に加えて鋳型内に注湯する。このような添加物をアルミニウム溶湯に加えることにより、アルミニウム部材の結晶粒径を小さくして結晶粒度分布のばらつきを小さくし、ヒートサイクル後にセラミックス基板にクラックが生じるのを防止することができるとともに、半導体チップなどを半田付けする際の加熱によるアルミニウムベース板の反りを制御して、アルミニウムベース板に放熱フィンなどを取り付けたときの放熱性の低下を抑制することができる。
アルミニウム部材の結晶粒径を小さくすることによってヒートサイクル後にセラミックス基板にクラックが生じるのを防止することができる理由は、次のように考えられる。ヒートサイクルによってアルミニウム−セラミックス接合基板のセラミックスとアルミニウムの熱膨張差に起因して熱応力が発生するが、アルミニウムは柔らかい金属であるため、セラミックス基板に接合したアルミニウムベース板と回路側アルミニウム板が塑性変形して応力を緩和する。このときの歪は、変形しやすいアルミニウムの結晶粒界に集まり、アルミニウムの結晶粒界に段差が生じる。この段差は、アルミニウムの結晶粒径が小さい場合には分散されて小さくなるが、結晶粒径が大きいと、結晶粒界が短いために大きな段差になる。この大きな段差には応力が集中し易いので、この部分に大きな力が加わって、セラミックス基板の対応する部分にクラックが発生し易くなると考えられる。この段差は、ヒートサイクルを3000回行った後に100μm以下であるのが好ましく、50μm以下であるのがさらに好ましい。この段差が300μm以上の場合には、クラックが発生する可能性が高くなり、セラミックス基板が薄い場合にはクラックの発生が顕著になる。
アルミニウムの結晶粒径は、添加物を加えたり、鋳造時の凝固速度を速くすることにより小さくなることが知られている。しかし、凝固速度を速くすると、セラミックス基板に大きな熱衝撃が加わり、セラミックス基板が割れ易くなる。そこで、本発明者は、添加物を加えることによりアルミニウムの結晶粒径を小さくすることについて鋭意研究した結果、アルミニウム−セラミックス接合基板をパワーモジュール用回路基板などの大電流を流す基板として使用する場合には、アルミニウムの結晶粒径を小さくするために添加物を加えたときの熱伝導率の低下が純アルミニウムの熱伝導率と比べて20%以下でなければ、パワーモジュールとしての放熱性が不十分であり、また、電気伝導のロスも大きく、好ましくないことがわかった。添加物を加えたときの熱伝導率の低下は、10%以下であるのがさらに好ましい。
また、アルミニウムの結晶粒径は、ヒートサイクル後にセラミックス基板にクラックが発生するのを抑制するためには、好ましくは10mm以下であり、さらに好ましくは3mm以下である。
また、アルミニウム合金への添加物として、Cu、Si、Mg、Ni、Mg、Zn、Cr、Mn、V、Zr、Tiなどの元素が知られているが、上記の条件を満たす添加物であれば、どのような添加物を使用してもよい。
さらに、アルミニウムとセラミックス基板の接合方法が溶湯接合法の場合には、比較的アルミニウムに固溶し難いと考えられ、降伏強度が小さい合金を得ることができるTiB、AlN、Ca、Srなどの添加物を使用するのが好ましい。この場合、Al−Ti−B、Al−Si、Al−Caなどの母合金の形で添加するのが好ましい。
なお、アルミニウム溶湯を冷却して固化させる際の冷却速度は、セラミックス基板への熱衝撃を抑えてセラミックス基板の割れを防止し且つ結晶粒径を粗大化させ難い冷却速度、例えば、10℃/分〜100℃/分の範囲の冷却速度が好ましく、20℃/分〜50℃/分の範囲の冷却速度がさらに好ましい。
また、アルミニウムとセラミックス基板の接合方法は、ろう接法や直接接合法でもよい。
以下、添付図面を参照して、本発明によるアルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法の実施例について詳細に説明する。
[実施例1]
まず、鋳型として、図1および図2に示すように、平面形状が略矩形の下側鋳型部材10の底面部10aの上面に10mmの間隔で離間した2つの階段状の側壁を有する凹部10bが形成され、これらの凹部10bのそれぞれが、39mm×39mm×0.4mmのアルミニウム板を形成し得る形状および大きさのアルミニウム板形成部10cと、このアルミニウム板形成部10cの上部に隣接して形成され、アルミニウム板形成部10cの上部に40mm×40mm×0.635mmのセラミックス基板と略等しい形状および大きさで且つそのセラミックス基板を収容し得る形状および大きさのセラミックス基板収容部10dとからなり、下側鋳型部材10の上部に平面形状が略矩形の(図示しない)上側鋳型部材を被せたときにセラミックス基板の上部に隣接して110mm×60mm×6mmのアルミニウムベース板を形成し得る形状および大きさのアルミニウムベース板形成部10eが形成されるカーボン製鋳型を用意した。なお、この鋳型の上側鋳型部材には、アルミニウム溶湯を鋳型内に注湯するための(図示しない)注湯口が形成されている。また、下側鋳型部材10には、アルミニウムベース板形成部10eとアルミニウム板形成部10cとの間に延びる(図示しない)溶湯流路が形成され、セラミックス基板収容部10d内にセラミックス基板を収容したときにもアルミニウムベース板形成部10eとアルミニウム板形成部10cとの間が連通するようになっている。
この鋳型の下側鋳型部材10のセラミックス基板収容部10d内に40mm×40mm×0.635mmの2枚の窒化アルミニウム基板を収容し、下側鋳型部材10に上側鋳型部材を被せて炉内に入れ、炉内を酸素濃度100ppm以下の窒素雰囲気にした。この状態で750℃まで加熱し、純度4Nの溶融状態のアルミニウムにAl−Ti−B合金(Ti:4.9%、B:1%、Al:94.1%)をTiが0.5重量%になるように添加したものを、(図示しない)カーボン製シリンダで圧力をかけることにより酸化被膜を取り除きながら、鋳型内に流し込んだ。その後、鋳型を冷却して溶湯を凝固させ、さらに室温まで冷却した。このようにして、図3に示すように、110mm×60mm×6mmのアルミニウムベース板16に2枚のセラミックス基板14のそれぞれの一方の面が直接接触して接合し、それぞれのセラミックス基板14の他方の面に39mm×39mm×0.4mmのアルミニウム板12の一方の面が直接接触して接合した接合体を製造し、この接合体を鋳型から取り出した。
その後、それぞれのアルミニウム板12の表面に所定の形状のエッチングレジストを印刷し、塩化第二鉄溶液によってエッチング処理を行って回路パターンを形成した後、レジストを剥離した。また、アルミニウムベース板16の裏面をフライス加工によって1mm研削し、凸凹を50μm以下にした。
このようにして得られた接合体のアルミニウムベース板16の裏面のアルミニウムの結晶粒径を観察したところ、1〜3mm程度であった。
また、得られた接合体について、アルミニウム回路板12とセラミックス基板14との間の接合界面およびセラミックス基板14とアルミニウムベース板16との間の接合界面を超音波探傷装置によって調べたところ、接合欠陥が認められず、セラミックス基板14にクラックが認められなかった。
また、得られた接合体のアルミニウムベース板16の裏面の反りをレーザーによる反り測定装置によって測定するとともに、接合体を380℃まで加熱して10分保持した後に室温に冷却して、再びアルミニウムベース板16の裏面の反りをレーザーによる反り測定装置によって測定し、アルミニウムベース板16の裏面の反りが変化していないかを確認した。その結果、加熱前後の反りの変化は−10〜20μmであり、ばらつきが極めて小さかった。
さらに、得られた接合体に対して、−40℃で30分間保持、25℃で10分間保持、125℃で30分間保持、25℃で10分間保持を1サイクルとするヒートサイクルを3000回行った後、上述した各々の接合界面を超音波探傷装置によって調べたところ、接合欠陥が認められず、セラミックス基板14にクラックが認められなかった。
また、得られた接合体から所定の大きさのサンプルを切り出して、レーザーフラッシュ法により熱伝導率を測定したところ、214W/mKであり、熱伝導率の低下は純アルミニウムの熱伝導率238W/mKと比べて約10%の低下に留まり、放熱性に及ぼす影響が小さかった。
[実施例2]
実施例1と同様のAl−Ti−B合金をTiが0.1重量%になるように添加した以外は実施例1と同様の方法により得られた接合体について、実施例1と同様の評価を行ったところ、アルミニウムベース板の裏面のアルミニウムの結晶粒径は3〜5mm程度であり、アルミニウム回路板とセラミックス基板との間の接合界面およびセラミックス基板とアルミニウムベース板との間の接合界面に接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。また、加熱前後の反りの変化は−20〜30μmであり、ばらつきが小さかった。さらに、ヒートサイクルを3000回行った後にも接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。また、得られた接合体から切り出したサンプルの熱伝導率を測定したところ、214W/mKであり、熱伝導率の低下は純アルミニウムの熱伝導率238W/mKと比べて約10%の低下に留まり、放熱性に及ぼす影響は小さかった。
[実施例3]
Al−Ti−B合金の代わりにCaを添加した以外は実施例1と同様の方法により得られた接合体について、実施例1と同様の評価を行ったところ、アルミニウムベース板の裏面のアルミニウムの結晶粒径は5〜10mm程度であり、アルミニウム回路板とセラミックス基板との間の接合界面およびセラミックス基板とアルミニウムベース板との間の接合界面に接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。また、加熱前後の反りの変化は−50〜50μmであり、ばらつきがそれ程大きくなかった。さらに、ヒートサイクルを3000回行った後にも接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。また、得られた接合体から切り出したサンプルの熱伝導率を測定したところ、214W/mKであり、熱伝導率の低下は純アルミニウムの熱伝導率238W/mKと比べて約10%の低下に留まり、放熱性に及ぼす影響が小さかった。
[実施例4]
Al−Ti−B合金の代わりにSrを添加した以外は実施例1と同様の方法により得られた接合体について、実施例1と同様の評価を行ったところ、アルミニウムベース板の裏面のアルミニウムの結晶粒径は5〜10mm程度であり、アルミニウム回路板とセラミックス基板との間の接合界面およびセラミックス基板とアルミニウムベース板との間の接合界面に接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。また、加熱前後の反りの変化は−50〜50μmであり、ばらつきがそれ程大きくなかった。さらに、ヒートサイクルを3000回行った後にも接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。また、得られた接合体から切り出したサンプルの熱伝導率を測定したところ、214W/mKであり、熱伝導率の低下は純アルミニウムの熱伝導率238W/mKと比べて約10%の低下に留まり、放熱性に及ぼす影響が小さかった。
[実施例5]
Al−Ti−B合金の代わりにSiを添加した以外は実施例1と同様の方法により得られた接合体について、実施例1と同様の評価を行ったところ、アルミニウムベース板の裏面のアルミニウムの結晶粒径は5〜10mm程度であり、アルミニウム回路板とセラミックス基板との間の接合界面およびセラミックス基板とアルミニウムベース板との間の接合界面に接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。また、加熱前後の反りの変化は−50〜50μmであり、ばらつきがそれ程大きくなかった。さらに、ヒートサイクルを3000回行った後にも接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。また、得られた接合体から切り出したサンプルの熱伝導率を測定したところ、202W/mKであり、熱伝導率の低下は純アルミニウムの熱伝導率238W/mKと比べて約15%の低下に留まり、放熱性に及ぼす影響が小さかった。
[実施例6]
Al−Ti−B合金の代わりにCuを添加した以外は実施例1と同様の方法により得られた接合体について、実施例1と同様の評価を行ったところ、アルミニウムベース板の裏面のアルミニウムの結晶粒径は5〜10mm程度であり、アルミニウム回路板とセラミックス基板との間の接合界面およびセラミックス基板とアルミニウムベース板との間の接合界面に接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。また、加熱前後の反りの変化は−50〜50μmであり、ばらつきがそれ程大きくなかった。さらに、ヒートサイクルを3000回行った後にも接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。また、得られた接合体から切り出したサンプルの熱伝導率を測定したところ、221W/mKであり、熱伝導率の低下は純アルミニウムの熱伝導率238W/mKと比べて約7%の低下に留まり、放熱性に及ぼす影響が小さかった。
[実施例7]
セラミックス基板として96%アルミナ基板を使用し、その大きさを40mm×40mm×0.25mmとした以外は実施例1と同様の方法により得られた接合体について、実施例1と同様の評価を行ったところ、アルミニウムベース板の裏面のアルミニウムの結晶粒径は1〜3mm程度であり、アルミニウム回路板とセラミックス基板との間の接合界面およびセラミックス基板とアルミニウムベース板との間の接合界面に接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。また、ヒートサイクルを3000回行った後にも接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックの発生が認められなかった。このとき、アルミニウムの結晶粒界の段差は、大きいところでも100μm以下であった。
[比較例1]
Al−Ti−B合金を添加しなかった以外は実施例1と同様の方法により得られた接合体について、実施例1と同様の評価を行ったところ、アルミニウムベース板の裏面のアルミニウムの結晶粒径は5〜50mm程度と大きかった。また、アルミニウム回路板とセラミックス基板との間の接合界面およびセラミックス基板とアルミニウムベース板との間の接合界面に接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。また、加熱前後の反りの変化は−100〜50μmであり、ばらつきが大きかった。なお、ヒートサイクルを3000回行った後にも接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。
[比較例2]
Al−Ti−B合金を添加しなかった以外は実施例6と同様の方法により得られた接合体について、実施例1と同様の評価を行ったところ、アルミニウムベース板の裏面のアルミニウム結晶粒経は5〜50mm程度と大きかった。また、アルミニウム回路板とセラミックス基板との間の接合界面およびセラミックス基板とアルミニウムベース板との間の接合界面に接合欠陥が認められず、セラミックス基板にクラックが認められなかった。また、ヒートサイクルを3000回行った後に接合欠陥が認められなかったが、セラミックス基板にクラックが発生していた。このとき、アルミニウムの結晶粒界の段差は、大きいところで300μm程度であり、セラミックス基板にクラックが発生した部分はアルミニウムの結晶粒界の段差が大きい部分にほぼ対応していた。
本発明によるアルミニウム−セラミックス接合基板の製造方法の実施例に使用する鋳型の下側鋳型部材の平面図である。 図1の下側鋳型部材のII−II線断面図である。 図1の鋳型によって製造されるアルミニウム−セラミックス接合基板の断面図である。
符号の説明
10 下側鋳型部材
10a 底面部
10b 凹部
10c アルミニウム板形成部
10d セラミックス基板収容部
10e アルミニウムベース板形成部
12 アルミニウム板
14 セラミックス基板
16 アルミニウムベース板

Claims (9)

  1. 鋳型内にセラミックス基板を設置した後、このセラミックス基板の一方の面に接触するようにアルミニウム溶湯を鋳型内に注湯し、冷却してアルミニウム溶湯を固化させることにより、セラミックス基板の一方の面にアルミニウムベース板を直接接触させて接合するアルミニウム−セラミックス接合基板の製造方法において、TiB系合金をTiが0.05〜1.0重量%になるようにアルミニウム溶湯に加えて、鋳型内に注湯することを特徴とする、アルミニウム−セラミックス接合基板の製造方法。
  2. 前記TiB系合金をTiが0.1〜0.5重量%になるように加えることを特徴とする、請求項1に記載のアルミニウム−セラミックス接合基板の製造方法。
  3. 鋳型内にセラミックス基板を設置した後、このセラミックス基板の一方の面に接触するようにアルミニウム溶湯を鋳型内に注湯し、冷却してアルミニウム溶湯を固化させることにより、セラミックス基板の一方の面にアルミニウムベース板を直接接触させて接合するアルミニウム−セラミックス接合基板の製造方法において、0.3〜0.7重量%のCa、SrまたはAlNをアルミニウム溶湯に加えて、鋳型内に注湯することを特徴とする、アルミニウム−セラミックス接合基板の製造方法。
  4. セラミックス基板にアルミニウムベース板が接合したアルミニウム−セラミックス接合基板において、アルミニウムベース板が、0.05〜1.0重量%のTiを含有するようにTiB系合金が添加されたアルミニウム合金からなり、且つ純アルミニウムからなる部材の熱伝導率の80%以上の熱伝導率を有し、アルミニウムベース板の結晶粒径が10mm以下であることを特徴とする、アルミニウム−セラミックス接合基板。
  5. 前記アルミニウムベース板が0.1〜0.5重量%のTiを含有することを特徴とする、請求項4に記載のアルミニウム−セラミックス接合基板。
  6. セラミックス基板にアルミニウムベース板が接合したアルミニウム−セラミックス接合基板において、アルミニウムベース板が、0.3〜0.7重量%のCa、SrまたはAlNが添加されたアルミニウム合金からなり、且つ純アルミニウムからなる部材の熱伝導率の80%以上の熱伝導率を有し、アルミニウムベース板の結晶粒径が10mm以下であることを特徴とする、アルミニウム−セラミックス接合基板。
  7. 前記アルミニウムベース板の熱伝導率が純アルミニウムからなる部材の熱伝導率の90%以上であることを特徴とする、請求項4乃至6のいずれかに記載のアルミニウム−セラミックス接合基板。
  8. 前記アルミニウムベース板の結晶粒径が3mm以下であることを特徴とする、請求項4乃至7のいずれかに記載のアルミニウム−セラミックス接合基板。
  9. 前記アルミニウム−セラミックス接合基板が、セラミックス基板にアルミニウム溶湯を接触させて冷却することによりセラミックス基板にアルミニウムベース板が直接接触して接合したアルミニウム−セラミックス接合基板であることを特徴とする、請求項4乃至8のいずれかに記載のアルミニウム−セラミックス接合基板。
JP2003337106A 2003-09-29 2003-09-29 アルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4821013B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003337106A JP4821013B2 (ja) 2003-09-29 2003-09-29 アルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法
EP20040023080 EP1518847B1 (en) 2003-09-29 2004-09-28 Aluminum/ceramic bonding substrate and method for producing same
US10/955,172 US7255931B2 (en) 2003-09-29 2004-09-29 Aluminum/ceramic bonding substrate and method for producing same
US11/525,665 US7393596B2 (en) 2003-09-29 2006-09-22 Aluminum/ceramic bonding substrate and method for producing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003337106A JP4821013B2 (ja) 2003-09-29 2003-09-29 アルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005103560A JP2005103560A (ja) 2005-04-21
JP4821013B2 true JP4821013B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=34533016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003337106A Expired - Fee Related JP4821013B2 (ja) 2003-09-29 2003-09-29 アルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4821013B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4965305B2 (ja) * 2006-03-31 2012-07-04 Dowaメタルテック株式会社 金属−セラミックス接合基板の製造方法
JP5686606B2 (ja) * 2010-01-12 2015-03-18 日本軽金属株式会社 フィン一体型基板の製造方法およびフィン一体型基板
JP2012049437A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Mitsubishi Materials Corp パワーモジュール用基板およびその製造方法
JP5861935B2 (ja) * 2011-04-11 2016-02-16 日立金属株式会社 セラミックス回路基板の検査方法
JP7062464B2 (ja) * 2018-02-21 2022-05-06 Dowaメタルテック株式会社 アルミニウム-セラミックス接合基板およびその製造方法
JP7383582B2 (ja) 2020-07-29 2023-11-20 Dowaメタルテック株式会社 アルミニウム-セラミックス接合基板およびその製造方法
JP2022147536A (ja) 2021-03-23 2022-10-06 Dowaメタルテック株式会社 アルミニウム-セラミックス接合基板およびその製造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6217141A (ja) * 1985-07-15 1987-01-26 Sumitomo Light Metal Ind Ltd Al−Si系合金における共晶Siの微細化方法
JPH01198442A (ja) * 1988-02-02 1989-08-10 Nissan Motor Co Ltd アルミニウム系軸受合金
JPH0382721A (ja) * 1989-08-25 1991-04-08 Kobe Steel Ltd アルミニウム溶湯の結晶粒微細化方法
US5211910A (en) * 1990-01-26 1993-05-18 Martin Marietta Corporation Ultra high strength aluminum-base alloys
JP2918191B2 (ja) * 1994-04-11 1999-07-12 同和鉱業株式会社 金属−セラミックス複合部材の製造方法
JPH107480A (ja) * 1996-04-23 1998-01-13 Dowa Mining Co Ltd 金属−セラミックス複合基板及びその製造法
JPH09315875A (ja) * 1996-05-29 1997-12-09 Dowa Mining Co Ltd アルミニウム−セラミックス複合基板及びその製造方法
JP4756200B2 (ja) * 2000-09-04 2011-08-24 Dowaメタルテック株式会社 金属セラミックス回路基板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005103560A (ja) 2005-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4133170B2 (ja) アルミニウム−セラミックス接合体
US8039757B2 (en) Electronic part mounting substrate and method for producing same
US7393596B2 (en) Aluminum/ceramic bonding substrate and method for producing same
CN109417059B (zh) 半导体安装用散热底板及其制造方法
JP4793622B2 (ja) セラミックス回路基板およびパワーモジュール並びにパワーモジュールの製造方法
JP5619437B2 (ja) 金属−セラミックス接合基板の製造方法
JP2008218938A (ja) 金属−セラミックス接合基板
JP4821013B2 (ja) アルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法
JP2005011922A (ja) ヒートシンクを備えた両面銅貼り基板、およびこれを用いた半導体装置
JP5467407B2 (ja) アルミニウム−セラミックス接合体
JP6940997B2 (ja) アルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法
JP4915013B2 (ja) アルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法
JP4806803B2 (ja) 金属−セラミックス接合基板およびその製造方法
JP7062464B2 (ja) アルミニウム-セラミックス接合基板およびその製造方法
JP4543275B2 (ja) アルミニウム−セラミックス接合基板およびその製造方法
JP7422608B2 (ja) 金属-セラミックス接合基板およびその製造方法
JP2016048789A (ja) アルミニウム−セラミックス接合体の製造方法
JP2001203299A (ja) アルミニウム板とそれを用いたセラミックス回路基板
JP7383582B2 (ja) アルミニウム-セラミックス接合基板およびその製造方法
JP3871599B2 (ja) 構造物
WO2022201662A1 (ja) アルミニウム-セラミックス接合基板およびその製造方法
JP4895638B2 (ja) セラミックス回路基板の製造方法
JP3734388B2 (ja) Al系金属用ろう材とそれを用いたセラミックス回路基板
JP4862196B2 (ja) 金属セラミックス回路基板の製造方法
JP2007035985A (ja) 電子機器で用いる放熱板およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090401

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090914

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20091215

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20100430

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110812

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4821013

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees