JP4791912B2 - 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性記憶システム - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性記憶システム Download PDF

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Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性記憶システムに関し、特に、メモリセルのリフレッシュ機能を備えることによって保持するデータの信頼性を向上させた不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性記憶システムに関する。
不揮発性半導体記憶装置の一つとして、NANDセル型フラッシュメモリが知られている。このNANDセル型フラッシュメモリは、複数のNANDセルユニットから構成されるメモリセルアレイを有する。各NANDセルユニットは、直列接続される複数のメモリセルと、その両端に接続される2つの選択トランジスタとから構成される。メモリセルは、消去状態においては、閾値電圧が負の“1”データを保持している。データ書き込み時には、フローティングゲートに電子が注入され閾値電圧が正である“0”データに書き換えられる。NANDセル型フラッシュメモリは、書き込み時には閾値電圧を低い方から高い方へ移動させることのみが可能であり、逆の移動(閾値電圧の高い方から低い方)はブロック単位での消去動作によってのみ行うことができる。
しかし、メモリセルの微細化の進展と共に、メモリセルアレイにおける不良ビットの発生率が飛躍的に増加しており、不揮発性メモリチップの歩留まりを低下させる原因となっている。こうした状況に鑑み、メモリセルのデータの信頼性を保証するため、誤り訂正符号(ECC)を用いた誤り訂正回路を組み込んだメモリも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、不良ビットの発生率の低下のため、定期的なデータの再書き込み、他の領域への書き換え、或いは追加的な書き込みベリファイ動作を実行するなどして、記憶データのリフレッシュをするというリフレッシュ動作を行う技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
このリフレッシュ動作に関しては、全領域に対してリフレッシュ動作をすると、リフレッシュ動作に必要な時間が長くなる、または、まだ不良ビットがあまり発生していない領域に対して余計なストレスをかけてしまうといった問題が発生する。このため、特許文献2の技術では、誤り訂正回路から誤り訂正数をフィードバックし、誤り訂正符号の訂正限界数に近づいた領域に対してのみリフレッシュ動作をするという方法が知られている。しかし、軟判定情報を入力とする反復復号法を用いた誤り訂正回路(LDPC符号の復号回路など)は、強力な誤り訂正能力を有する一方で、訂正した誤り数をカウントする処理は行わない。また、軟判定情報を元にする反復復号法による誤り訂正処理においては、誤り訂正数だけでは、誤り訂正限界に近いかどうかを判断することが難しい。
特開2002−251884号公報(段落0026〜0030他) 特許第3176019号公報
本発明は、軟判定情報を入力とする誤り訂正回路を用いた場合においても、誤り訂正回路の訂正限界より多い誤りが発生する前に、リフレッシュ動作を実行することができ、誤り訂正限界より多い誤りの発生の頻度を実用上問題ない程度に抑えることができる不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性記憶システムを提供するものである。
本発明の一の態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、閾値電圧の差によりデータを記憶することが可能なメモリセルが複数のビット線及び複数のワード線に沿ってマトリクス状に配置されて構成されたメモリセルアレイと、前記ビット線の各々に接続されるセンスアンプ回路と、前記データを表現する複数の閾値分布のうちの1つの上限より大きくその閾値分布より上の閾値電圧を有する他の閾値分布の下限より小さい大きさを有する読み出し電圧をワード線電圧として前記ワード線に印加する制御を行うと共に、前記複数の閾値分布の各々の上限より小さく下限より大きい閾値電圧を有し複数通りの軟値を生成する軟値読み出し電圧をワード線電圧として前記ワード線に印加する制御を行うワード線制御回路と、前記軟値に基づいて前記メモリセルに格納されたデータの尤度を計算する尤度計算回路と、前記尤度に基づいて前記メモリセルから読み出されたデータの誤り訂正を行う誤り訂正回路と、前記軟値又は前記尤度に基づいて前記メモリセルのリフレッシュ動作のタイミングを制御するリフレッシュ制御回路とを備えたことを特徴とする。
本発明の一の態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、閾値電圧の差によりデータを記憶することが可能なメモリセルが複数のビット線及び複数のワード線に沿ってマトリクス状に配置されて構成されたメモリセルアレイより読み出される軟値に基づいて前記メモリセルに格納されたデータの尤度を計算する尤度計算回路と、前記尤度に基づいて前記メモリセルから読み出されたデータの誤り訂正を行う誤り訂正回路と、前記軟値又は前記尤度に基づいて前記メモリセルのリフレッシュ動作のタイミングを制御するリフレッシュ制御回路とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、軟判定情報を入力とする誤り訂正回路を用いた場合においても、誤り訂正回路の訂正限界より多い誤りが発生する前に、リフレッシュ動作を実行することができ、誤り訂正限界より多い誤りの発生の頻度を実用上問題ない程度に抑えることができる不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性記憶システムを提供することが可能になる。
次に、本発明の実施の形態を、4値NANDセル型フラッシュメモリを備えたシステムを例として、図面を参照して詳細に説明する。
[基本原理]
4値NANDセル型フラッシュメモリは、1つのメモリセルにおける閾値電圧が、4通りの分布を持ち得るように構成されている。図1は、4値NANDセル型フラッシュメモリのメモリセルに記憶される2ビットの4値データ(データ“11”、“10”、“01”、“00”)とメモリセルの閾値電圧(Vth)の分布を示している。なお、図1において、VA、VB、VCは4つのデータを読み出す場合に選択ワード線に印加される電圧(複数ビットデータ読み出し電圧)であり、VAv、VBv、VCvは書き込み動作の完了を確認するためのベリファイ電圧を示している。
ブロック消去後のメモリセルは、データ“11”とされており、負の閾値電圧Vthを有する。また、書き込み状態のデータ“01”、“10”、“00”のメモリセルは、正の閾値電圧Vthを有する。また、書き込み状態のうち、データ“01”が最も閾値電圧が低く、データ“00”が最も閾値電圧が高く、データ“10”は、データ“01”とデータ“00”の中間の閾値電圧を有する。
1つのメモリセルの2ビットデータは、下位(Lower)ページデータと上位(upper)ページデータからなり、下位ページデータと上位ページデータは別々の書き込み動作、つまり、2回の書き込み動作により、メモリセルに書き込まれる。データ“*@”と標記するとき、*は上位ページデータを、@は下位ページデータを表している。
まず、下位ページデータの書き込みを、図2を参照して説明する。全てのメモリセルは、消去状態、即ち、データ“11”であるものとする。図2に示すように、下位ページデータの書き込みを行うと、メモリセルの閾値電圧Vthの分布は、下位ページデータの値(“1”、或いは“0”)に応じて、2つの閾値電圧分布に分けられる。すなわち、下位ページデータの値が“1”の場合には、メモリセルのトンネル酸化膜に高電界がかからないようにし、メモリセルの閾値電圧Vthの上昇を防止する。その結果、メモリセルは、消去状態のデータ(データ“11”)を維持する。
一方、下位ページデータの値が“0”の場合には、メモリセルのトンネル酸化膜に高電界を印加し、フローティングゲート電極に電子を注入して、メモリセルの閾値電圧Vthを所定量だけ上昇させる。具体的には、ベリファイ電位VBv´を設定し、このベリファイ電位VBv´以上の閾値電圧となるまで書き込み動作が繰り返される。その結果、メモリセルは、書き込み状態(データ“10”)に変化する。なお、データ“10”の閾値電圧分布は、隣接セルへの書き込み動作の影響のため、データ“11”に比べ広い分布となっている。
次に、上位ページデータの書き込みを、図3を参照して説明する。上位ページデータの書き込みは、チップの外部から入力される書き込みデータ(上位ページデータ)と、メモリセルに既に書き込まれている下位ページデータとに基づいて行われる。
即ち、図3に示すように、上位ページデータの値が“1”の場合には、メモリセルのトンネル酸化膜に高電界がかからないようにし、メモリセルの閾値電圧Vthの上昇を防止する。その結果、データ“11”(消去状態)のメモリセルは、データ“11”をそのまま維持し、データ“01”のメモリセルは、データ“01”をそのまま維持する。
一方、上位ページデータの値が“0”の場合には、メモリセルのトンネル酸化膜に高電界を印加し、フローティングゲート電極に電子を注入して、メモリセルの閾値電圧Vthを所定量だけ上昇させる。その結果、データ“11”(消去状態)のメモリセルは、データ“01”に変化し、データ“01”のメモリセルは、データ“00”に変化する。
以上の動作を要約すると、次のようになる。
(1)下位ページデータが“1”、上位ページデータが“1”のときには、消去状態のセルのデータは“11”に維持される。
(2)下位ページデータが“0”、上位ページデータが“1”のときには、データ“10”がメモリセルに書き込まれる。
(3)下位ページデータが“1”、上位ページデータが“0”のときには、データ“01”がメモリセルに書き込まれる。
(4)下位ページデータが“0”、上位ページデータが“0”のときには、データ“00”がメモリセルに書き込まれる。
(5)上記(1)〜(4)の書き込みは、下位ページデータの書き込み動作をまず行い、続いて上位データの書き込み動作を行うという、計2回の書き込み動作により実行される。
なお、メモリセルが、下位ページデータの書き込みのみが終了し上位ページデータの書き込みが未了である段階であるのか、それとも上位ページデータの書き込みも終了した段階であるのかを、データとしていずれかの記憶手段に記憶しておく必要がある。このため、これを示すためのフラグデータFLAGが、データを記憶するメモリセルと同様のメモリセル(フラグセル)に記憶される。図2〜図3に示すように、前者の段階である場合にはフラグデータFLAGは“1”(負の閾値電圧)であり、後者の段階である場合にはフラグデータFLAGは“0”(閾値電圧VB以上)である。
[第一の実施の形態]
図4は、不揮発性半導体記憶システムの一例として、本発明の第一の実施の形態の、4値(2ビット)を記憶するNANDセル型フラッシュメモリの構成を示している。
このNANDセル型フラッシュメモリは、メモリ部100と、これをコントロールするコントローラ200とからなる。
メモリ部100は、データを記憶するメモリセルをマトリクス状に配置してなるメモリセルアレイ1を備えている。
メモリセルアレイ1は複数のビット線と複数のワード線と共通ソース線を含み、ビット線とワード線の交点に電気的にデータを書き換え可能なメモリセルがマトリクス状に配置されている。メモリセルには、情報ビットとしての多値データに加え、情報ビットに誤り訂正のために付加される冗長データ、又は上述のフラグデータFLAGが格納され得る。
このメモリセルアレイ1には、ワード線電圧を制御するためのワード線制御回路2、及びセンスアンプ回路3が接続されている。ワード線制御回路2は、アドレスデコーダ8でデコードされたアドレス信号に従いワード線を選択しワード線電圧を制御する。センスアンプ回路3は、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルのデータに基づく信号を検知・増幅する機能に加え、読み出しデータや書き込みデータを保持するデータラッチ機能を有するセンスアンプ兼データラッチ回路である。
センスアンプ回路3には、カラムデコーダ4、データ入出力バッファ5及び入出力制御回路6が接続されている。カラムデコーダ4は、アドレスデコーダ8でデコードされたアドレス信号に従い、ビット線を選択する機能を有する。データ入出力バッファ5は、センスアンプ回路3に対する入出力データを一時保持する機能を有する。入出力制御回路6は、これらデータの入出力制御を司っている。メモリセルアレイ1から読み出されたメモリセルのデータは、センスアンプ回路3、データ入出力バッファ5及び入出力制御回路6を介して外部へ出力される。
また、外部からデータ入出力端子5に入力された書き込みデータは、データ入出力バッファ5を介してセンスアンプ回路3にラッチされ、指定されたメモリセルへの書き込みが行われる。
また、メモリセルアレイ1、ワード線制御回路2、センスアンプ回路3、カラムデコーダ4、及びアドレスデコーダ8は、制御信号発生回路7に接続されている。制御信号発生回路7は、図示しない制御信号入力端子に入力される制御信号(チップイネーブル信号/CE、書き込みイネーブル信号/WE、読み出しイネーブル信号/RE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、コマンドラッチイネーブル信号CLE等)に従い、メモリセルアレイ1、ワード線制御回路2、センスアンプ回路3、カラムデコーダ4、及びアドレスデコーダ8を制御するための制御信号及び制御電圧を発生させる。
この実施の形態でのワード線制御回路2は、読み出し動作において、4値データの4つの閾値分布(図1)のうちの1つの上限と、より値の大きい他の閾値分布の下限との間の複数ビットデータ読み出し電圧(図1ではVA、VB、VC)やベリファイ電圧((図1ではVAV、VBV、VCV))をワード線電圧としてワード線WLに印加する制御を行う。
これに加え、ワード線制御回路2は、後述する軟値の生成のため、4つの閾値分布の各々の上限と下限との間の大きさを有する複数通りの電圧(軟値読み出し電圧)をワード線電圧としてワード線WLに印加する制御を行う。詳しくは後述する。なお、ここでいう「上限」、「下限」は、メモリセルにデータを書き込んだ直後の閾値分布の上限及び下限を意味し、上限と下限は他の閾値分布と重ならないものとする。
また、コントローラ200は、リードバッファ9、尤度計算回路10、誤り訂正回路11及び反復回数比較回路12を備えている。リードバッファ9は、入出力制御回路6を介しメモリ部100から出力されたメモリセル毎の軟値データを一時保持する。なお、ビットデータ読み出し電圧を印加することにより得られた通常のビットデータは、図示しない入出力パッドから外部に出力される。
尤度計算回路10は、リードバッファ9に保持された各メモリセルの軟値データに基づき、各メモリセル内のビット数(4値の場合は各セル2ビット)分の尤度を計算するものである。尤度とは各ビットの情報の確からしさを表す値であり、この実施の形態では、データが“1”である確率Pr(1)と、“0”である確率Pr(0)との比の対数(log(Pr(0)/Pr(1)))として尤度を計算するものとする。尤度計算回路10は一例として、軟値データと尤度とを関連付けて記憶する尤度テーブル(図示せず)を有しており、これを参照することにより尤度を判定し出力することができる。
誤り訂正回路11は、復号処理を繰り返し実行し誤り訂正結果を得る反復復号処理(例えば、LDPC符号の復号処理など)を実行する機能を有する。誤り訂正回路11では、入力されたビット毎の尤度をもとに反復復号処理を行い、誤り訂正を行う。
反復回数比較回路11は、メモリセルのリフレッシュ動作を制御するリフレッシュ制御回路の一例である。この誤り訂正回路11で反復復号処理が完了したとき、誤り訂正回路11から出力された反復回数データを、基準値と比較する機能を有する。この基準値よりも反復回数が多い場合には、誤り訂正の限界に近いものと判定し、誤り訂正を実行した(直前にリードした)メモリ領域に対しリフレッシュコマンドを出力する。
図5は、図1に示すメモリセルアレイ1及びセンスアンプ回路3の構成を示している。メモリセルアレイ1はNANDセル型メモリセルアレイであり、複数のNANDセルを含んで構成されている。1つのNANDセルは、直列接続された例えば16個のEEPROMからなるメモリセルMCと、その両端に接続される選択ゲートS1、S2とにより構成されている。選択ゲートS1はビット線BL0に接続され、選択ゲートS2は共通ソース線SRCに接続されている。
同一のロウに配置されたメモリセルMCの制御ゲートはワード線WL1、WL2、WL3・・・WL16に共通接続されている。また、第1の選択ゲートS1はセレクト線SG1に共通接続され、第2の選択ゲートS2はセレクト線SG2に共通接続されている。
メモリセルアレイ1は、破線で示すように、複数のブロックを含んでいる。各ブロックは、複数のNANDセルにより構成され、このブロック単位でデータが消去される。また、消去動作は、データ記憶回路3A、フラグ用データ記憶回路3Bに接続されている2本のビット線について同時に行なわれる。
センスアンプ回路3は、複数のデータ記憶回路3A及びフラグ用データ記憶回路3Bを有している。各データ記憶回路3A及びフラグ用データ記憶回路3Bには、一対のビット線(BL0、BL1)、(BL2、BL3)…(BLi、BLi+1)、(BL、BL)が接続されている。各データ記憶回路3Aは、メモリセルMCから読み出されるデータを保持する機能を有すると共に、メモリセルMCに書き込まれるデータを保持する機能を有する。また、後述するように、複数ビットデータ記憶及び複数ビットデータ読み出しを行う際、また後述するように軟値データの生成を行う際、内部データを操作する役割を有する。
また、ビット線BLiの1つおきに配置され、1つのワード線WLiに接続された複数のメモリセル(破線で囲まれた範囲のメモリセル)は、1セクタを構成する。このセクタ毎にデータが書き込まれ、読み出される。1セクタには例えば2ページ分のデータが記憶される。また、各ワード線WLには、フラグデータFLAGを記憶するためのフラグセルFCが接続されている。前述したように、このフラグセルFCに記憶されるフラグデータFLAGは、メモリセルMCに対する下位ページデータの書き込み動作が終了した段階では“1”とされ、上位ページデータの書き込みが終了した段階では“0”とされる。
リード動作、プログラムベリファイ動作及びプログラム動作時において、データ記憶回路3Aに接続されている2本のビット線(BLi、BLi+1)のうち外部より指定されたアドレス信号(YA1、YA2…YAi、YAflag)に応じて1本のビット線が選択される。さらに、外部アドレスに応じて、1本のワード線が選択され、1セクタ(2ページ分)が選択される。この2ページの切り替えはアドレスによって行われる。
図6及び図7は、メモリセルMC、ならびに選択ゲートS1及びS2の断面構造を示している。図6はメモリセルMCの断面構造を示している。基板41にはメモリセルMCを構成するMOSFETのソース、ドレインとして機能するn型拡散層42が形成されている。また基板41の上にはゲート絶縁膜43を介して浮遊ゲート(FG)44が形成され、この浮遊ゲート44の上には絶縁膜45を介して制御ゲート(CG)46が形成されている。
選択ゲートS1、S2は、基板41と、この基板41に形成されたソース、ドレインとしてのn型拡散層47を備えている。基板41の上にはゲート絶縁膜48を介して制御ゲート49が形成されている。
図8は、メモリセルアレイの1つのNANDセルの断面を示している。この例において、1つのNANDセルは、図6に示す構成の16個のメモリセルMCが直列接続されて構成されている。NANDセルのドレイン側、ソース側には、図7に示す構成の第1の選択ゲートS1、第2の選択ゲートS2が設けられている。
データ記憶回路3Aの構成例を図9を参照して説明する。なお、データ記憶回路3Bの構成も略同様であるので説明を省略する。このデータ記憶回路3Aは、プライマリデータキャッシュ(PDC)、セコンダリデータキャッシュ(SDC)、ダイナミックデータキャッシュ(DDC)、テンポラリデータキャッシュ(TDC)を有している。
SDC、PDC、DDCは、書き込み時に入力データを保持し、読み出し時に読み出しデータを保持し、ベリファイ時に一時的にデータを保持し、複数ビットデータを記憶する際に内部データの操作のためのデータ記憶を司る。TDCは、データの読み出し時にビット線のデータを増幅し、一時的に保持するとともに、複数ビットデータを記憶する際に内部データの操作に使用される。
SDCは、ラッチ回路を構成するクロックドインバータ回路61a、61bと、トランジスタ61c、61dとにより構成されている。トランジスタ61cはクロックドインバータ回路61aの入力端と、クロックドインバータ回路61bの入力端の間に接続され、そのゲートに信号EQ2を供給されている。
トランジスタ61dはクロックドインバータ回路61bの出力端と接地間に接続され、そのゲートには信号PRSTが供給されている。
また、SDCのノードN2a(クロックドインバータ回路61aの出力端)は、カラム選択トランジスタ61eを介して入出力データ線IOnに接続されている。また、ノードN2b(クロックドインバータ回路61bの出力端)は、カラム選択トランジスタ61fを介して入出力データ線IOに接続される。これらカラム選択トランジスタ61e、61fのゲートにはカラム選択信号CSLiが供給されている。
PDCは、ラッチ回路を構成するクロックドインバータ回路61i、61jと、トランジスタ61kとにより構成されている。トランジスタ61kは、クロックドインバータ回路61iの入力端とクロックドインバータ回路61jの入力端の相互間に接続されている。このトランジスタ61kのゲートには信号EQ1が供給されている。このPDCのノードN1aとSDCのノードN2aとは、トランジスタ61g、61hにより接続されている。トランジスタ61gのゲートには信号BLC2が供給され、トランジスタ61hのゲートには信号BLC1が供給されている。
また、PDCのノードN1b(クロックドインバータ回路61jの入力端)はトランジスタ61lのゲートに接続されている。このトランジスタ61lの電流通路の一端はトランジスタ61mを介して接地されている。このトランジスタ61mのゲートには信号CHK1が供給されている。また、トランジスタ61lの電流通路の他端はトランスファーゲートを構成するトランジスタ61n、61oの電流通路の一端に接続されている。このトランジスタ61nのゲートには信号CHK2nが供給されている。また、トランジスタ61oのゲートはトランジスタ61gと61hの接続ノードN3に接続されている。
トランジスタ61n、61oの電流通路の他端には、信号COMiが供給されている。この信号COMiは全データ記憶回路3Aに共通の信号であり、全データ記憶回路3Aのベリファイが完了したかどうかを示す信号である。すなわち、後述するように、ベリファイが完了すると、PDCのノードN1bが”L”となる。この状態において、信号CHK1、CHK2nを”H”とすると、ベリファイが完了している場合、信号COMiが”H”となる。
TDCは、例えば電荷保持用MOSキャパシタ61pとブースト用MOSキャパシタ61pbにより構成されている。このMOSキャパシタ61pは、前記トランジスタ61g、61hの接続ノードN3と接地間に接続されている。また、接続ノードN3には、トランジスタ61qA、61qBを介してDDCが接続されている。トランジスタ61qA、61qBのゲートには、それぞれ信号REGA、REGBが供給されている。また、MOSキャパシタ61pbは、一端をノードN3に接続され、他端はブースト電圧BOOSTを与えられる。
DDCは、トランジスタ61rA、61sA、61rB、61sBにより構成されている。トランジスタ61rA及び61sAにより1つのデータキャッシュDDCAが構成され、トランジスタ61rB及び61sBによりもう1つのデータキャッシュが構成されている。
トランジスタ61rA、61rBの電流通路の一端には信号VPREが供給され、他端はそれぞれトランジスタ61qA、61qBの電流通路に接続されている。このトランジスタ61rA、61rBのゲートはそれぞれトランジスタ61sA、61sBを介してPDCのノードN1aに接続されている。このトランジスタ61sA、61sBのゲートにはそれぞれ信号DTGA、DTGBが供給されている。さらに、接続ノードN3にはトランジスタ61t、61uの電流通路の一端が接続されている。トランジスタ61uの電流通路の他端には信号VPREが供給され、ゲートには信号BLPREが供給されている。
トランジスタ61tのゲートには信号BLCLANPが供給されている。このトランジスタ61tの電流通路の他端はトランジスタ61vを介してビット線BLiに接続され、またトランジスタ61wを介してビット線BLi+1に接続されている。
ビット線BLiの他端はトランジスタ61xの電流通路の一端に接続されている。このトランジスタ61xのゲートには信号BIASoが供給されている。ビット線BLi+1の他端はトランジスタ61yの電流通路の一端に接続されている。このトランジスタ61yのゲートには信号BlASeが供給されている。これらトランジスタ61x、61yの電流通路の他端には、信号BLCRLが供給されている。トランジスタ61x、61yは、信号BIASo、BIASeに応じてトランジスタ61v、61wと相補的にオンとされ、非選択のビット線に所定のバイアスBLCRLを供給して、非選択ビット線を選択ビット線のシールド線とする。
[書き込み動作及びベリファイ動作]
次に、このNANDセル型フラッシュメモリにおける複数ビット書き込み動作及び書き込みベリファイ動作を、図10及び図11を参照して説明する。上述したように、書き込み動作は、下位ページデータの書き込み、上位ページデータの書き込みという2段階で行なわれる。
図10に示すように、まず図5の1セクタの下位ページを選択するため、アドレスを指定し、続いて、書き込みデータを外部より入力し全てのデータ記憶回路3A内のSDCに記憶する(S11)。
書き込みコマンドが入力されると、トランジスタ61h、61gがオンとされ、これにより全てのデータ記憶回路3A内のSDCのデータがPDCに転送される(S12)。外部より下位ページデータとしてデータ“1”が入力された場合、PDCのノードN1aは、”H”になり、データ“0”が入力された場合、PDCのノードN1aは、”L”となる。なお、この下位ページデータの書き込み動作においては、フラグセルFCにはデータが書き込まれない。このため、フラグ用データ記憶回路3B内のPDCはデータ“1”となる。
続いて、メモリセルMCへの書き込み(プログラム)動作に移行する(S13)。具体的には、トランジスタ61h、61t及び61v又は61wがオンとなり、PDCに保持されたデータがビット線BLi又はBLi+1に供給される。PDCにデータ“1”が保持されている時、ビット線がVddになり、データ“0”が保持されている時、ビット線がVss(接地電位)になる。また、非選択ページのセルには書き込みが行なわれないようにするため、非選択ページのビット線にもVddを供給する。
ここで、選択されているブロックのセレクト線SG1にVdd、選択されたセルのワード線に電位VPGM(20V)、非選択のセルのワード線に電位VPASS(10V)を印加する。これにより、選択セルに書き込みを行うと共に、非選択セルに対する書き込みを防止する。
続いて、書き込みベリファイ動作に移行する(S14)。まず、非選択ワード線及びセレクト線SG1に読み出し時の電位Vreadを与えると共に、ビット線を1Vにプリチャージする。また、選択ワード線にベリファイ電位VBv´を与える。続いて、メモリセルのソース側のセレクト線SG2を”H”にする。
選択したメモリセルMCの閾値電圧がベリファイ電位VBv´より高ければ、そのメモリセルMCはオフを維持し、従ってビット線は”H”のままである。
一方、選択したメモリセルMCの閾値電圧がベリファイ電位VBv´より低ければ、そのメモリセルMCはオンとなり、ビット線は”L”となる。TDCのノードN3は、ビット線が”L”の場合、”L”となり、ビット線が”H”の場合、”H”となる。
ここで、DDCには“0”書き込みを行う場合”L”が記憶され、“0”書き込みを行わない場合”H”が記憶されている。信号VPREをVddとし、信号REGAを”H”にすると、“0”書き込みを行わない場合のみTDCのノードN3が強制的に”H”となる。この動作の後、PDCのデータをDDCに移し、TDCの電位をPDCに転送する。
以上の動作の下、PDCが”L”の場合、再び書き込み動作を行い全てのデータ記憶回路3Aのデータが”H”になるまでこのプログラム動作とベリファイ動作を繰り返す(S15−S13)。その後、隣接するメモリセルにも書き込みが順次行なわれると、書き込みデータによっては、FG−FG間容量によって、メモリセルの閾値電圧が上がり、データ“10”の閾値電圧分布が高いほうに広がる。
次に、上位ページデータの書き込み(プログラム)動作を図11を参照して説明する。上位ページデータの書き込み動作でも、まずアドレスを指定し、続いて、書き込みデータを外部より入力し全てのデータ記憶回路3A内のSDCに記憶する(S21)。
この後、書き込みコマンドが入力されると、フラグセルFCにフラグデータFLAGとして“0”を書き込むため、フラグセル用データ記憶回路3B内のSDCにデータ“0”が入力される(S22)。
続いて、上位ページ書き込み後のデータが“11”(下位ページデータが“1”)であるのか“10”(下位ページデータが“0”)であるのかを判断するため、内部リード動作が行なわれる(S23)。選択ワード線には、電位VA(図1)を供給する。非選択ワード線及びセレクト線SG1には電位Vreadを供給する。
メモリセルのデータが“10”である場合、PDCに”H”がラッチされ、メモリセルのデータが“11”である場合、PDCに”L”がラッチされる。
その後、書き込みたいデータが“11”、“01”、“10”、“00”のいずれであるのかに従い、各データキャッシュSDC、PDC、TDC、DDCに記憶されるデータが設定される(S24)。
続いて、書き込み動作に先立ってデータ“10”のベリファイを行う(S25)。その後、下位ページデータの書き込み動作と同様にして書き込み動作を実行する(S26)。
更に、データ“01”、“10”、“00”についても、それぞれ電位をVAv、VBv、VCvに設定してベリファイ動作を行い(S27〜S29)、全てのデータ記憶回路3AのPDCのデータが“H”になるまでこの書き込み動作とベリファイ動作を繰り返す(S30)。
[読出し動作]
続いて、通常の4値データの読出し動作を、下位ページデータの読出しと上位ページデータの読出しに分けて説明する。
図12は、下位ページデータの読出しの手順をフローチャートで示している。まず、アドレスを指定し、図5に示す1セクタを選択する。続いて選択ワード線の電位をVAとして読み出し動作を行い(S31)、フラグセルFCのフラグデータFLAGが“0”か“1”であるかを判別する(S32)。
フラグセルFCから読み出されたフラグデータFLAGが“1”の場合、上位ページデータの書き込みは完了しておらず、このため、メモリセルMCの閾値電圧の分布は、図2のようになっている。このデータは、ワード線の電位をVAにして読み出し動作をすればよく、従って既にデータ記憶回路3Aに読み出されている。このため、データ記憶回路3Aに記憶されているデータを外部に出力して読み出しを行う(S33)。
一方、フラグセルFCから読み出されたフラグデータFLAGが“0”(メモリセルのデータが“1”)の場合、上位ページデータの書き込みが行われており、したがってメモリセルMCの閾値電圧分布は、図3に示すようになっている。従って、ワード線の電位をVBに設定して読み出し動作を行い(S34)、この後、データ記憶回路3Aに読み出されたデータを外部に出力する(S33)。このときのデータ記憶回路3A中の各データキャッシュの動作は、書き込みベリファイ動作のときと同様である。
続いて、上位ページデータの読出し動作の手順を図13のフローチャートを参照して説明する。上位ページデータの読み出しでは、まず、アドレスを指定し、図5に示す1セクタを選択する。続いて、ワード線の電位をVCとして読み出しを行う(S35)。これにより、閾値電圧がVCより低いメモリセルからは“1”が読み出され、閾値電圧がVCより高いメモリセルからは“0”が読み出され、このデータは、仮の上位ページデータUpper(pre1)としてTDCに保持される。TDCに保持されたデータUpper(pre1)は、一端トランジスタ61hがオンとされてPDCに転送された後、トランジスタ61sAをオンとすることによりDDCAに保持される。
この後、ワード線電位をVAとして読み出し動作を行って(S36)、フラグセルFCのフラグデータFLAGが“0”か“1”であるかを判別する(S37)。
この結果、フラグセルFCのフラグデータFLAGが“1”で、上位ページの書き込みが行なわれていない場合、出力データを“1”に固定する(S38)。出力を“1”にするには、データ記憶回路3Aの信号PRSTを”H”とし、SDCを“1”に設定する。あるいは、データ入出力バッファ5よりデータ“1”しか出力させないようにする。
また、フラグセルのフラグデータFLAGが“0”の場合、DDCAに保持されているデータUpper(pre1)と、新たに読み出されるデータUpper(pre2)とに基づいて、上位ページデータUpperを読み出す(S39)。この読み出しにおけるデータ記憶回路3Aの具体的な動作を以下に説明する。
新たに読み出されたデータUpper(pre2)はTDCに保持される。このとき、VPREを接地電位とした状態において、トランジスタ61qAのゲートの信号REGAを“H”とする。このとき、DDCAに保持されているデータUpper(pre1)が“0”すなわちトランジスタ61rAのゲートの電位が“H”である場合には、ノードN3の電圧は放電される。一方、DDCAに保持されているデータUpper(pre1)が“1”すなわちトランジスタ61rAのゲートの電位が“L”である場合には、ノードN3の電圧は変化しない。すなわち、DDCAに保持されているデータUpper(pre1)が“0”である場合において、新たなデータUpper(pre2)は強制的に“1”に反転させられる。
以上のような動作が行なわれた後におけるTDCの保持データをSDCに転送後外部へ上位ページデータUpperとして出力する。データUpper(pre1)と、出力される上位ページデータUpperとの関係は、図14に示すようになっている。以上のような手順で下位ページデータLowerと、上位ページデータUpperとが読み出され、4値データの読み出しが完了する。
このメモリ部100では、上述した手法により軟値データを読み出して、この軟値データに基づき、複数ビットデータの確かさを示す尤度を尤度計算回路10により計算する。そして、この尤度を用いて誤り訂正回路11により誤り訂正を実行する。
軟値データは、例えば図15に示すように、データ“11”、“01”、“10”、“00”の各々の閾値分布の上限と下限の間の大きさを有する、複数の軟値読み出し電圧(4)〜(15)をワード線電圧としてワード線制御回路2により生成して読み出しを行うことにより生成される。このような軟値データにより、読み出し対象とされたメモリセルが、4値データ(“11”、“01”、“10”、“00”)のうちのいずれであるのかということのみならず、1つの閾値分布の中の中心(頂点)付近の閾値電圧を有するのか、それとも閾値分布の上限又は下限に近い閾値電圧を有するのかを判定することができる。
閾値電圧が閾値分布の上限又は下限に近い場合には、閾値分布の中心付近である場合に比べ、データ誤りが生じている可能性が高い。換言すれば、前者は後者に比べ、複数ビットデータの「確かさ」の程度(尤度)が低い。誤り訂正回路11は、。得られた軟値データに基づいて、読み出したメモリ領域のうち誤り訂正の対象となるすべての4値データが正しい値(メモリセルに書き込んだ値)に訂正されるか、予め決められた繰り返し回数に達するまで訂正処理を繰り返し実行する。このときの繰り返し回数は、誤り訂正回路11においてカウントされる。
この図15では、軟値読み出し電圧(4)〜(7)は、それぞれデータ“11”、“01”、“10”、“00”それぞれの閾値分布の中点付近(上限と下限の略中間)の電圧である。また、その他の軟値読み出し電圧(8)〜(15)は、軟値読み出し電圧(4)〜(7)と共に、各閾値分布を等間隔に分割するように設定している。すなわち、
(i)軟値読み出し電圧(4)、(8)、(9)は、データ“00”の閾値分布を略等間隔に分割するように設定されており、
(ii)軟値読み出し電圧(5)、(10)、(11)は、データ“10”の閾値分布を略等間隔に分割するように設定されており、
(iii)軟値読み出し電圧(6)、(12)、(13)は、データ“00”の閾値分布を略等間隔に分割するように設定されており、
(iv)軟値読み出し電圧(7)、(14)、(15)は、データ“11”の閾値分布を略等間隔に分割するように設定されている。
これは、あくまでも閾値分布がガウス分布形状とされている場合の一例でありこの例に限定されるものではない。分布の形状によっては、各閾値分布においてやや偏った間隔で分割してもよい。また、各閾値分布の分割数すなわち各閾値分布に含まれる軟値読み出し電圧の数も、3つに限らず4つ又はそれ以上にしてもよい。
次に、この軟値データの具体的な生成手順を図15を参照して説明する。まず、図12、図13で説明したように、ワード線電圧を順に(1)複数ビットデータ読み出し電圧VB、(2)複数ビットデータ読み出し電圧VC、(3)複数ビットデータ読み出し電圧VAに設定して、下位ページデータLower、仮の上位ページデータUpper(pre1)、上位ページデータUpperを読み出す。
図15の下半分に記載された“1”、“0”のマトリクス表示は、ワード線電圧が(1)、(2)、・・・、(15)と変化された場合における、当該メモリセルの閾値電圧の大きさと、得られるページデータ、及び軟値(軟値1(prei)、軟値2(prei)、軟値1、軟値2)を示している。
次に、ワード線電圧は、各閾値分布の上限と下限の中間付近の軟値読み出し電圧(4)〜(7)に、その順で(すなわち段階的に高い方から低い方へ下げられて)設定される。まず軟値読み出し電圧(4)が設定された場合に読み出される軟値データ軟値1(pre1)は、データ“00”の閾値分布の右半分より大きい閾値電圧を有するメモリセルについてのみデータ”0“として読み出され、それ以外では”1“として読み出される。この読み出された軟値1(pre1)は、一旦TDCに保持され、PDCを経てDDCAに保持される。
次に、軟値読み出し電圧(5)を設定して軟値データ軟値1(pre2)を読み出す。この軟値1(pre2)は、データ“10”の閾値分布の右半分より大きい閾値電圧を有するメモリセルについてのみがデータ”0“として読み出され、それ以外は”1“として読み出されて、TDCに保持される。ただし、軟値1(pre1)はDDCAに保持されており、もし、DDCAに保持されている軟値1(pre1)が”0“であった場合には、TDCに保持されたデータは強制的に”1“に反転させられる(図15の矢印参照)。すなわち、軟値読み出し電圧を段階的に小さくしていった場合に、第1の軟値読み出し電圧と、これより一段階小さい第2の軟値読み出し電圧とがいずれもメモリセルを導通させなかった場合に、第2の軟値読み出し電圧で得られたデータを反転させて軟値とするものである。
以下同様に、軟値読み出し電圧(6)、(7)がワード線電圧として印加され、1つ前の軟値1(prei)が“0”であった場合にはデータ反転がなされる。軟値読み出し電圧(7)により生成されるデータが軟値1であり、これが後述する軟値2と共に、尤度計算回路10における尤度計算に用いられる。
続いて、ワード線電圧は、軟値読み出し電圧(8)〜(15)に、その順で(すなわち段階的に高い方から低い方へ下げられて)設定される。DDCAに保持されている1つ前の軟値が“0”であった場合にデータ反転がなされる点は(4)〜(7)の場合と同様である。軟値読み出し電圧(15)がワード線電圧として印加されて生成される軟値2が、軟値1とともに尤度計算回路10において尤度計算のために用いられる。
誤り訂正回路11は、これ上位ページデータupper、下位ページデータlower、軟値1及び軟値2を用いて尤度計算回路10において計算された尤度に基づいてトライアンドエラーで訂正を繰り返すと共に、その繰り返し回数をカウントしその繰り返し回数データを出力する。繰り返し回数が所定のしきい値よりも大きいと反復回数比較回路12において判定された場合には、誤り訂正の限界に近づいたものと判断して、メモリセルのリフレッシュ動作のためのリフレッシュコマンドを出力する。入出力制御回路6は、このリフレッシュコマンドをデータ入出力バッファ5を介して制御信号発生回路7に出力し、これにより、メモリセルアレイ1において、誤り訂正限界に近づいたと判断されたブロックに対するリフレッシュ動作が実行される。
このように、本実施の形態によれば、誤り訂正数のカウントをすることなく、反復回数という誤り訂正数より信頼性の高い情報をもとに誤り訂正の限界に近いメモリ領域(ブロック)に対するリフレッシュ動作のタイミングを制御することができる。この結果、誤り訂正回路の訂正限界より多い誤りが発生する前に、リフレッシュ動作を実行することができ、誤り訂正限界より多い誤りの発生の頻度を実用上問題ない程度に抑えることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を、図16を参照して説明する。第1の実施の形態と同一の構成要素については図面中で同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。この実施の形態では、反復回数比較回路12に代えて、尤度加算回路13を設けている点で、第1の実施の形態と異なっている。尤度加算回路13は、メモリセルのリフレッシュ動作を制御するリフレッシュ制御回路の一例である。
この尤度加算回路13は、尤度計算回路10において計算された尤度の絶対値を加算して、その総和を誤り訂正の単位であるブロック毎に計算するものである。この総和が予め設定された基準値よりも小さい場合には、信頼度の低いビットが多い、つまり、誤り訂正の限界に近いものとして、誤り訂正を実行した(直前にリードした)ブロックに対するリフレッシュコマンドを発行する。
この実施の形態においても、誤り訂正数のカウントをすることなく、尤度の絶対値の総和という誤り訂正数より信頼性の高い情報をもとに誤り訂正の限界に近いメモリ領域に対するリフレッシュのタイミングを制御することができる。また、本実施の形態によれば、誤り訂正回路11による誤り訂正処理を実行せずに、リフレッシュのタイミングを制御することができ、第1の実施の形態に比べリフレッシュ動作のサイクルを早くすることが可能になる。この結果、誤り訂正回路の訂正限界より多い誤りが発生する前に、リフレッシュを実行することができ、誤り訂正限界より多い誤りの発生の頻度を実用上問題ない程度に抑えることができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を、図17を参照して説明する。第1の実施の形態と同一の構成要素については図面中で同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。この実施の形態では、反復回数比較回路12に代えて、尤度比較・カウント回路14を設けている点で、第1の実施の形態と異なっている。尤度比較・カウント回路14は、メモリセルのリフレッシュ動作を制御するリフレッシュ制御回路の一例である。
尤度比較・カウント回路14は、入力されたビット毎の尤度の絶対値とあらかじめ設定された基準値と比較し、基準値より小さい尤度の数をカウントする機能を有する。そして、そのカウント値があらかじめ設定された基準値よりも多い場合には、信頼度の低いビットが多い、つまり、誤り訂正の限界に近いものとして、誤り訂正を実行した(直前にリードした)メモリ領域に対するリフレッシュコマンドを発行する。
この実施の形態によれば誤り訂正数のカウントをすることなく、絶対値の小さい尤度の数という誤り訂正数より信頼性の高い情報をもとに誤り訂正の限界に近いメモリ領域に対するリフレッシュのタイミングを制御することができる。また、本実施例によれば、誤り訂正回路11による誤り訂正処理を実行せずに、リフレッシュのタイミングを制御することもできる。この結果、誤り訂正回路の訂正限界より多い誤りが発生する前に、リフレッシュを実行することができ、誤り訂正限界より多い誤りの発生の頻度を実用上問題ない程度に抑えることができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態を、図18を参照して説明する。第1の実施の形態と同一の構成要素については図面中で同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。この実施の形態では、反復回数比較回路12に代えて、軟値比較・カウント回路15を設けている点で、第1の実施の形態と異なっている。は、軟値比較・カウント回路15メモリセルのリフレッシュ動作を制御するリフレッシュ制御回路の一例である。
軟値比較・カウント回路15は、リードバッファ9から入力されたセル毎の軟値データと予め設定された基準値とを比較し、絶対値の小さい尤度に該当する軟値データの数をカウントし、その数があらかじめ設定された基準値よりも多い場合には、信頼度の低いビットが多い、つまり、誤り訂正の限界に近いものとして、誤り訂正を実行した(直前にリードした)メモリ領域に対するリフレッシュコマンドを発行する。
本実施の形態によれば誤り訂正数のカウントをすることなく、絶対値の小さい尤度を含む軟値データの数という誤り訂正数より信頼性の高い情報をもとに誤り訂正の限界に近いメモリ領域に対するリフレッシュのタイミングを制御することができる。また、本実施の形態によれば、誤り訂正回路11による誤り訂正処理を実行せずに、リフレッシュのタイミングを制御することもできる。この結果、誤り訂正回路の訂正限界より多い誤りが発生する前に、リフレッシュを実行することができ、誤り訂正限界より多い誤りの発生の頻度を実用上問題ない程度に抑えることができる。
以上、発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。例えば、上記実施の形態では、複数ビットデータとして4値データを例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものでないことはいうまでもなく、8値、16値のようなN値(N は1以上の整数)においても適用可能であることはいうまでもない。
また、図19〜図22に示すように、上記実施の形態において説明した反復回数比較回路12、尤度加算回路13、尤度比較・カウント回路14の出力を、CPU16に入力させ、CPU16からの命令に従ってリフレッシュ動作を制御するようにしてもよい。
また、図23に示すように、誤り訂正回路11から出力される繰り返し回数をCPU16に入力させ、CPU16でこの繰り返し回数を判定することにより、リフレッシュ動作を制御することも可能である。また、上記の実施の形態では、反復回数比較回路12、尤度加算回路13、尤度比較・カウント回路14のいずれかを用いる例を説明したが、これらを複合的に設けてリフレッシュ動作を制御するようにすることも可能である。
4値記憶のフラッシュメモリにおける書き込みデータの例を示す。 4値記憶のフラッシュメモリにおけるデータ書き込み手順を示す概念図である。 4値記憶のフラッシュメモリにおけるデータ書き込み手順を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態によるNANDセル型フラッシュメモリを含む不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す構成図である。 図4に示すメモリセルアレイ1及びセンスアンプ回路3の構成を示す回路図である。 図5のメモリセルMCの断面図である。 図5の選択ゲートS1、S2の断面図である。 メモリセルアレイの1つのNANDセルを示す断面図である。 図5に示すに示すデータ記憶回路3Aの一構成例を示す回路図である。 4値データを構成する下位ページデータの書き込みの手順を示すフローチャートである。 4値データを構成する上位ページデータの書き込みの手順を示すフローチャートである。 4値データの下位ページデータの読出しの手順を示すフローチャートである。 4値データの上位ページデータの読出しの手順を示すフローチャートである。 下位ページデータLower、上位ページデータUpperの関係を示す概念図である。 軟値データの具体的な生成手順を説明する。 本発明の第2の実施の形態によるNANDセル型フラッシュメモリを含む不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す構成図である。 本発明の第3の実施の形態によるNANDセル型フラッシュメモリを含む不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す構成図である。 本発明の第4の実施の形態によるNANDセル型フラッシュメモリを含む不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る、NANDセル型フラッシュメモリを含む不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る、NANDセル型フラッシュメモリを含む不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る、NANDセル型フラッシュメモリを含む不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る、NANDセル型フラッシュメモリを含む不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る、NANDセル型フラッシュメモリを含む不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す構成図である。
符号の説明
1・・・メモリセルアレイ、 2・・・ワード線制御回路、 3・・・センスアンプ回路、 4・・・カラムデコーダ、 5・・・データ入出力バッファ、 6・・・入出力制御回路、 7・・・制御信号発生回路、 8・・・アドレスデコーダ、 9・・・リードバッファ、 3A、3B・・・データ記憶回路、 10・・・尤度計算回路、 11・・・誤り訂正回路、 12・・・反復回数比較回路、 13・・・ 尤度加算回路、 14・・・尤度比較・カウント回路、 15・・・軟値比較・カウント回路、 16・・・CPU。

Claims (6)

  1. 閾値電圧の差によりデータを記憶することが可能なメモリセルが複数のビット線及び複数のワード線に沿ってマトリクス状に配置されて構成されたメモリセルアレイと、
    前記ビット線の各々に接続されるセンスアンプ回路と、
    前記データを表現する複数の閾値分布のうちの1つの上限より大きくその閾値分布より上の閾値電圧を有する他の閾値分布の下限より小さい大きさを有する読み出し電圧をワード線電圧として前記ワード線に印加する制御を行うと共に、前記複数の閾値分布の各々の上限より小さく下限より大きい閾値電圧を有し複数通りの軟値を生成する軟値読み出し電圧をワード線電圧として前記ワード線に印加する制御を行うワード線制御回路と、
    前記軟値に基づいて前記メモリセルに格納されたデータの尤度を計算する尤度計算回路と、
    前記尤度に基づいて前記メモリセルから読み出されたデータの誤り訂正を行う誤り訂正回路と、
    前記軟値又は前記尤度に基づいて前記メモリセルのリフレッシュ動作のタイミングを制御するリフレッシュ制御回路と
    を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記リフレッシュ制御回路は、前記誤り訂正回路の反復復号時の反復回数に基づいて、前記メモリセルのリフレッシュ動作のタイミングを制御することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記リフレッシュ制御回路は、あるメモリ領域内の各ビットの尤度の絶対値の合計値に基づいて前記メモリセルのリフレッシュ動作のタイミングを制御することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記リフレッシュ制御回路は、尤度の絶対値があらかじめ設定された基準値より小さい尤度を持つビット数に基づいて前記メモリセルのリフレッシュ動作のタイミングを制御することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記リフレッシュ制御回路は、前記軟値を基準値と比較した比較結果に基づいて前記メモリセルのリフレッシュ動作のタイミングを制御することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 閾値電圧の差によりデータを記憶することが可能なメモリセルが複数のビット
    線及び複数のワード線に沿ってマトリクス状に配置されて構成されたメモリセルアレイより読み出される軟値に基づいて前記メモリセルに格納されたデータの尤度を計算する尤度計算回路と、
    前記尤度に基づいて前記メモリセルから読み出されたデータの誤り訂正を行う誤り訂正回路と、
    前記軟値又は前記尤度に基づいて前記メモリセルのリフレッシュ動作のタイミングを制御するリフレッシュ制御回路と
    を備えたことを特徴とする不揮発性記憶システム。
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