JP4784199B2 - 電子文書管理システム、文書画像出力装置、および画像処理方法 - Google Patents

電子文書管理システム、文書画像出力装置、および画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、媒体上に形成される文書画像の電子文書を管理する電子文書管理システム等に係り、より詳しくは、媒体上に文書画像とともに形成されたコード画像を読み取る電子文書管理システム等に関する。
近年、細かなドットが印刷された特殊な用紙に文字や絵を描き、ユーザがこの用紙上に書いた文字等のデータをパソコンや携帯電話等に転送し、この内容の保存や、メール送信を可能とする技術が注目されている。この技術では、この特殊な用紙に例えば0.3mm程度の間隔にて小さなドットが印刷され、このドットが例えば所定の大きさのグリッドごとに、全て異なるパターンを描くように構成されている。これを、例えばデジタルカメラを内蔵した専用のペンを用いて読み込むことで、この特殊な用紙上に書かれた文字等の位置を特定することができ、このような文字等を電子情報として利用することが可能となる。
ここで、公報記載の従来技術として、電子文書とその電子文書が印刷された用紙とを紐付けておき、用紙上に書かれた文字等と電子文書とを融合する技術が存在する(例えば、特許文献1参照。)。より具体的には、まず、媒体に印刷されている座標情報と文書情報とを記憶装置に格納しておく。そして、ペン型の座標入力装置は、媒体上での先端部の位置を、コードシンボルを光学的に読み取ることで検出する。読み取ったコードシンボルをデコードし、文書情報を取り出す。この文書情報を用いることで、記憶装置に格納されている文書情報が読み出され、媒体上で筆記した軌跡の座標を検出することが可能となる。
特開2000−293303号公報
しかし、特許文献1などの従来技術では、コード画像の中に、用紙上の位置を示す位置情報と、電子文書の識別情報とが格納されているに過ぎない。従って、このような印刷文書を用いて何らかのサービスを提供しようとした場合、そのサービスの提供に必要な情報をコード画像中に埋め込むことができないので、サービスの自由度が制限されてしまうという問題点があった。
具体的に述べると、用紙に印刷された識別情報に基づいて電子文書にアクセスした際に、電子文書に応じて動作を変更したい場合がある。例えば、電子文書の作成者の意図により、ある電子文書については、印刷文書に筆記された手書き情報をオリジナルの電子文書に反映したいが、別の電子文書については、オリジナルの電子文書に反映させたくない場合がある。また、ある電子文書については、印刷文書に対する手書き情報をオリジナルの電子文書に直接付加したいと欲する場合がある。更に、別の電子文書については、印刷文書に対する手書き情報を付加した電子文書を、オリジナルの電子文書とは別に管理したい場合もある。また更に、オリジナルの電子文書には、機密性保持のため、不用意に開示したくない文書がある。また、特定の電子文書については、複写やファクシミリ送信を禁止したい場合や、ある特定の電子文書については、裁断機による廃棄時に一定の処理を行いたいとユーザが欲する場合もある。かかる場合に、電子文書と紙等の媒体を融合したサービスの内容を属性情報としてコード画像に含めれば、ユーザのアプリケーションプログラムにて電子文書と紙等の媒体を融合したサービスの自由度を飛躍的に高めることができる。
しかしながら、コード画像にこれらの属性情報が含まれていても、この属性情報が正しく読み込めなかった場合には、これらのサービスを適切に運用することができなくなる。例えば属性情報として、複写/ファクシミリの禁止がある場合に、この属性情報の存在は認識できても、この属性情報が正しく読み込めない場合には、不用意に複写/ファクシミリがなされてしまい、機密性保持を図ることができなくなる。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、電子文書と紙等の媒体を融合したサービスを図る属性情報について、その属性情報が正しく読めない場合でも適切なサービスを展開可能とすることにある。
また他の目的は、属性情報の解析されたレベルに応じ、好ましい態様を実現可能とすることにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される電子文書管理システムは、媒体上に形成されている文書画像と、媒体の大きさに合わせて複数、形成され媒体に対する複写および/または画像送信に関する禁止および/または制限に関する属性情報を含む2次元のコード画像とを媒体から読み取る読取手段と、この読取手段により読み取られた2次元のコード画像から属性情報を解析する解析手段と、解析手段により属性情報が正しく解析されない場合に、読取手段により読み取られた文書画像の情報を新たに管理すべき情報としてメモリに格納する格納手段とを含み、属性情報が正しく解析されない場合のうち属性情報の存在は認識できるが属性情報のデータが全く入手できない場合に複写および/または画像送信に関する予め定められた第1の特定処理を実行し、属性情報は入手できるが読み取られた属性情報のデータが確実と判断できるレベルに達していない場合に複写および/または画像送信に関する第1の特定処理とは異なる第2の特定処理を実行することを特徴とする
ここで、属性情報のみによって複写が許可されており、解析手段によって属性情報が正しく解析されない場合には、複写を禁止することを特徴とすることができる。
また、属性情報は、最新版の文書画像を出力する指示、またはオリジナルの文書画像を出力する指示、または関連文書を同時に出力する指示、を含む文書画像に付加価値を加えて出力するための情報であることを特徴とすることができる。
更に、2次元のコード画像は、媒体上の座標位置を示す位置コードが格納される領域と、電子文書又は印刷媒体を一意に特定するための識別コードが格納される領域と、ユーザアプリケーションで利用される付加コードが格納される領域とを含む。
また更に、属性情報に加えてより詳細な付加情報を格納するデータベースを更に備え、読取手段は、媒体に埋め込まれたデータベースを参照するための情報を読み取ることを特徴とすることができる。
また、この格納手段に格納される文書画像の情報は、読取手段により読み取られた文書画像の画像データであることを特徴とすることができる。
他の観点から把えると、本発明が適用される文書画像出力装置は、媒体上に形成された文書画像と、媒体の大きさに合わせて複数、形成され媒体に対する複写および/または画像送信に関する禁止および/または制限に関する属性情報を含む2次元のコード画像を取得する画像取得手段と、この画像取得手段により取得された2次元のコード画像から属性情報を解析する解析手段と、解析手段により属性情報の存在は認識できるが属性情報のデータが全く入手できない場合に複写および/または画像送信に関する予め定められた第1の特定処理を実行し、属性情報は入手できるが読み取られた属性情報のデータが確実と判断できるレベルに達していない場合に複写および/または画像送信に関する当該第1の特定処理とは異なる第2の特定処理を実行した後に、画像取得手段により取得された文書画像の画像出力処理を実行する出力手段とを含む。
ここで、この出力手段は、属性情報が正しく解析されない場合に、処理を実行するユーザの本人認証を実施し、この本人認証の実施後に画像出力処理を実行することを特徴とすることができる。
一方、本発明を方法のカテゴリから把えると、本発明が適用される画像処理方法は、媒体上に形成されている文書画像と、媒体の大きさに合わせて複数、形成され媒体に対する複写および/または画像送信に関する禁止および/または制限に関する属性情報を含む2次元のコード画像とを読み取り、読み取られた2次元のコード画像から属性情報を解析し、この属性情報が正しく解析された場合には解析された属性情報に基づく処理を実行し、当該属性情報が正しく解析されない場合として属性情報の存在は認識できるが属性情報のデータが全く入手できない場合に複写および/または画像送信に関する予め定められた第1の特定処理を実行し、属性情報は入手できるが読み取られた属性情報のデータが確実と判断できるレベルに達していない場合に複写および/または画像送信に関する第1の特定処理とは異なる第2の特定処理を実行することを特徴としている。ここで属性情報が正しく解析されない場合には、読み取られた文書画像の情報を新たに管理すべき情報としてメモリに格納することを特徴とすることができる。
本発明によれば、電子文書と紙等の媒体を融合したサービスを図る属性情報について、その属性情報が正しく読めない場合でも適切なサービスを展開することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態が適用されるシステムの構成の一例を示したものである。このシステムは、主に画像を印刷する画像形成装置に、本実施の形態における特徴的な構成が含まれている。
図1に示すシステムは、媒体(紙面)上に形成されている文書画像とコード画像とを読み取る画像読取部11と、読み取られた画像の種類別に画像を取り込む画像取得部12とを備えている。画像読取部11は、一般のデジタル複写機等にて用いられるスキャナ等が用いられ、例えばCCDセンサを用いて媒体上の文書画像を読み取る。また、画像読取部11は、例えば赤外照射部(図示せず)を備え、後述する不可視トナーによって形成されたコード画像を読み取る。即ち、赤外照射部によって用紙に照射される赤外光は不可視画像にて吸収され、それ以外の部分では反射される。画像読取部11ではこの反射された赤外光を受光し、赤外光が反射されなかった部分を読み取ることで、コード画像を識別する。
画像取得部12は、コード画像取得部12aと文書画像取得部12bとを備えている。コード画像取得部12aでは、上記のように画像読取部11による赤外照射によって得られた不可視画像によるコード画像を取得する。また、文書画像取得部12bは、画像読取部11によって読み取られたRGB各色の例えば24ビットからなる画像情報を取得する。
また、図1に示すシステムは、コード画像取得部12aによって取得されたコード画像に含まれる位置情報を復号化する位置情報復号化部13と、コード画像に含まれる識別情報を復号化する識別情報復号化部14と、コード画像に含まれる属性情報を復号化する属性情報復号化部15とを備えている。また、位置情報復号化部13によって復号化された位置情報を解析する位置情報解析部16と、識別情報復号化部14によって復号化された識別情報を解析する識別情報解析部17と、属性情報復号化部15によって復号化された属性情報を解析する属性情報解析部18とを備えている。識別情報としては、文書画像の元となる電子文書を識別する文書ID情報や、文書画像やコード画像が印刷された媒体そのものを識別する媒体識別情報などが挙げられる。
また、属性情報解析部18による解析結果に基づいて特定の処理を実行する特定処理実行部40を備えている。更に、属性情報が正しく解析されない場合に、文書画像の元となる電子文書の識別情報や、文書画像取得部12bにより取得された文書画像の画像データを格納する文書画像情報格納部41を備えている。文書画像情報格納部41として内部のメモリに格納する場合の他、ネットワークを介して情報を送信し、遠隔に設けられたメモリ(データベース)に格納する態様もある。
更に、読み取られた画像を複写するなど、画像形成を行なう各機能として、位置情報符号化部19、識別情報符号化部20、属性情報符号化部21、位置コード生成部22、識別コード生成部23、属性コード生成部24を備えている。また、生成された各種コードを配置するコード配置部25、印刷されるコードパターンが格納されるパターン格納部26、コード配置部25による配置に基づき、パターン格納部26から読み出されたパターンでパターン画像を生成するパターン画像生成部27、生成されたパターン画像を印刷のために一時的にメモリに格納するコード画像バッファ28を備えている。更に、文書画像取得部12bにより取得された文書画像を印刷等の出力のために一時的に格納する文書画像バッファ29、文書画像バッファ29に格納された文書画像とコード画像バッファ28に格納されたコード画像とを合成する画像合成部30、合成された画像を出力する画像出力部31を備えている。更に、読み取られた文書画像ではなく、例えば遠隔地の電子文書リポジトリから取得した電子文書から文書画像を出力するように構成することもできる。かかる場合には、例えば解析された識別情報を用いてネットワークを介して電子文書を取得する電子文書取得部32、取得された電子文書から文書画像を生成する文書画像生成部33を更に備え、文書画像バッファ29は、文書画像生成部33にて生成された文書画像を格納するように機能する。
次に、これらによって復号化され解析されるコード画像、媒体に印刷されるコード画像の例について詳述する。
図2(a)〜(c)は、媒体上に形成された、画像読取部11にて読み取られコード画像取得部12によって取得される2次元のコード画像、印刷に際して生成されるコード画像の一例を説明するための図である。図2(a)は不可視画像によって形成され、配置される2次元コード画像の単位を模式的に示すために格子状に表現している。また、図2(b)は不可視画像が赤外光照射により認識された2次元コード画像の1単位を示している。更に、図5(c)は、バックスラッシュ「\」とスラッシュ「/」の斜線パターンを示している。
図2(a)〜(c)に示すような、媒体上に形成される2次元コード画像は、例えば、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が7%以下、近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が30%以上などの不可視トナーによって形成されている。また、この不可視トナーは、画像の機械読み取りのために必要な近赤外光吸収能力を高めるために、平均分散径は100nm〜600nmの範囲のものが採用される。ここで、「可視」および「不可視」は、目視により認識できるかどうかとは関係しない。印刷された媒体に形成された画像が可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性の有無により認識できるかどうかで「可視」と「不可視」とを区別している。
この図2(a)〜(c)に示す2次元コード画像は、長期に亘って安定した状態にて、赤外光照射による機械読取りと復号化処理とが可能で、かつ、情報が高密度に記録できる不可視画像で形成されている。また、例えば、画像を出力する媒体表面の可視画像が設けられた領域とは関係なく、任意の領域に設けることが可能である。本実施の形態では、印刷される媒体の大きさに合わせて媒体一面(紙面)の全面に不可視画像が形成された画像を読み取るものとする。また、例えば、目視した際に光沢差によって認識できることが更に好ましい。但し、「全面」とは、用紙の四隅を全て含む意味ではない。電子写真方式等の装置では、通常、紙面の周囲は印刷できない範囲である場合が多いことから、かかる範囲には不可視画像が印刷されない場合がある。
図2(b)に示す2次元コードパターンは、媒体上の座標位置を示す位置コードが格納される領域と、電子文書又は印刷媒体を一意に特定するための識別コードが格納される領域と、ユーザAP(アプリケーション)で利用される付加コードが格納される領域とを含んでいる。本実施の形態の属性情報復号化部15で復号化される属性情報は、この付加コードに含まれている。また、同期コードが格納される領域も含んでいる。そして、図2(a)に示すような媒体一面(紙面)に、図2(b)に示すような2次元コードパターンが複数個、配置され、その各々が、位置コード、付加コード、識別コード、及び同期コードを備えている。そして、複数の位置コードの領域には、それぞれ配置される場所により異なる位置情報が格納されている。一方、複数の識別コード及び付加コードの領域には、配置される場所によらず同じ識別情報及び付加情報が格納されている。
図2(b)において、位置コードは、5ビット×5ビットの矩形領域内に配置されている。各ビット値は、回転角度が異なる複数の微小ラインビットマップで形成され、図2(c)に示される斜線パターン(パターン0とパターン1)で、ビット値0とビット値1を表現している。より具体的には、相互に異なる傾きを有するバックスラッシュ「\」およびスラッシュ「/」を用いてビット0とビット1とが表現されている。斜線パターンは600dpiで8×8画素の大きさで構成されており、左上がりの斜線パターン(パターン0)がビット値0を、右上がりの斜線パターン(パターン1)がビット値1を表現する。従って、1つの斜線パターンで1ビットの情報(0または1)を表現できる。このような2種類の傾きからなる微小ラインビットマップを用いることで、可視画像に与えるノイズが極めて小さく、かつ大量の情報を高密度にデジタル化して埋め込むことが可能な2次元コードパターンが提供されている。
即ち、図2(b)に示した位置コード領域には合計25ビットの位置情報が格納されている。この25ビットのうち、12ビットをX座標の符号化に、12ビットをY座標の符号化に使用することができる。残りの1ビットは、どちらの符号化に利用してもよい。各12ビットを全て位置の符号化に使用すると、212通り(4096通り)の位置を符号化できる。各斜線パターンが図5(c)に示したように8画素×8画素(600dpi)で構成されている場合には、600dpiの1ドットは0.0423mmであることから、図5(b)の2次元コード(同期コードを含む)の大きさは、縦横共に3mm程度(8画素×9ビット×0.0423mm)となる。3mm間隔で4096通りの位置を符号化した場合、約12mの長さを符号化できる。このように12ビット全てを位置の符号化に使用してもよいし、或いは、斜線パターンの検出誤りが発生するような場合には、誤り検出や誤り訂正のための冗長ビットを含めてもよい。
また、識別コードは、3ビット×8ビットの矩形領域に配置されており、合計24ビットの識別情報を格納できる。識別情報として24ビットを使用した場合は、224通り(約1700万通り)の識別情報を表現できる。識別コードも位置コードと同様に、24ビットの中に誤り検出や誤り訂正のための冗長ビットを含めることができる。
一方、付加コードは、5ビット×3ビットの矩形領域に配置されており、合計15ビットの属性情報を格納できる。属性情報として15ビットを使用した場合は、215通り(約3万3千通り)の属性情報を表現できる。付加コードも識別コードや位置コードと同様に、15ビットの中に誤り検出や誤り訂正のための冗長ビットを含めることができる。
尚、図2(c)に示す例では、2つの斜線パターンは互いに角度が90度異なるが、角度差を45度とすれば4種類の斜線パターンを構成できる。このように構成した場合は、1つの斜線パターンで2ビットの情報(0〜3)を表現できる。即ち、斜線パターンの角度種類を増やすことで、表現できるビット数を増加することができる。
また、図2(c)に示す例では、斜線パターンを使用してビット値の符号化を説明しているが、選択できるパターンは斜線パターンに限らない。ドットのON/OFFや、ドットの位置を基準位置からずらす方向により符号化する方法も採用することが可能である。
図3は、付加コードが配置される領域について更に詳しく示した図である。
この付加コードに含められる属性情報は、ユーザAPに合わせて適宜決定してよいが、図では、アクセス制限、複製送信(ファクシミリ送信/画像送信の禁止)、編集禁止、印刷禁止(複写禁止)を設定している。尚、付加コードに含めることができる情報量には限りがあるため、より詳細な付加情報(第2付加情報)は、外部のデータベース(図示せず)に格納しておき、データベースを参照するための情報が付加コードに埋め込まれるようにすることも可能である。この例の場合、例えば、第1ビットで、アクセス制限、複製送信(ファクシミリ送信の禁止)、編集禁止、印刷禁止(複写禁止)の各項目について、これらの制御を行うかどうかを表現する。そして、第2、第3ビットで、データベースにおける第2付加情報の格納位置を表現する。尚、本実施の形態では、アクセス制限については、第2付加情報として、ユーザID、パスワードがあり、複製送信については、第2付加情報として、命名規則がある。これに対し、編集禁止、印刷禁止については、それぞれ、編集、印刷を禁止するかどうかを設定するだけであるため、第2付加情報は存在しない。
ここで、この付加コードに含まれる属性情報としては、この複写/画像送信の禁止以外に、複写/画像送信の制限の項目を加えることもできる。例えばIDカード認証などによって複写/画像送信を行なうユーザを制限する等である。また、最新版の文書画像を出力する指示や、オリジナルの文書画像を出力する指示、関連文書を同時に出力する指示など、付加価値を加えて出力することを属性情報に含めることも可能である。更に、廃棄時に文書IDを認識する等の情報を属性情報に含めることも可能である。
次に、図1に示す属性情報解析部18によって実行される処理について説明する。
図4は、属性情報解析部18によって実行される処理を示したフローチャートである。属性情報解析部18では、まず、付加コードが存在しているか否かが判断される(ステップ101)。即ち、属性情報があること(ありそうなこと)が認識できるか否かが判断される。例えば、コード画像そのものが存在していない場合や、コード画像は存在するが、その中に付加コードが存在しない場合、実際には付加コードは存在しているが全く読み取れず存在すらも認識できない場合などが考えられる。付加コードが存在していないと判断される場合には、図1に示す特定処理実行部40にて、属性情報なしの場合の処理が実行される(ステップ102)。例えば、属性情報によってのみ複写が許可されている場合には、複写を禁止する等の措置が取られる。また、例えば、廃棄時における文書IDの認識についての属性情報が存在し、これが認識できない場合には、媒体の裁断等の廃棄を行なわない等の処理が実行される。
ステップ101にて、付加コードの存在が認められる場合には、属性情報が入手できるか否かが判断される(ステップ103)。属性情報が入手できない場合、即ち、ステップ101の判断で属性情報があること(ありそうなこと)は認識できるが情報が全く入手できない場合には、図1に示す特定処理実行部40にて、予め定められた第1の特定処理が実行される(ステップ104)。第1の特定処理としては、例えば、複写/ファクシミリを希望するユーザの本人認証を行い、本人認証が行なわれた場合には、本人情報を格納して管理した後、複写/ファクシミリを許可する等が挙げられる。また、システムの管理者に警告情報を出力し、本人認証後に複写/ファクシミリを許可する等である。また、例えば廃棄時における文書IDの認識が属性情報の応用として存在する場合には、廃棄を希望するユーザの本人認証を行い、本人認証後のイメージログを取った後に廃棄する等の処理が実行される。このイメージログを取る作業としては、例えば、図1に示す文書画像取得部12bにて取得された文書画像を、画像データとして文書画像情報格納部41に格納する等の処理が実行される。また、例えば、遠隔に設けられた電子文書リポジトリに対して文書画像のデータを送信し、その電子文書リポジトリにて管理する等が挙げられる。
ステップ103にて、属性情報を入手できた場合には、情報(データ)が確実か否かが判断される(ステップ105)。データが確実ではない場合、例えば、ステップ103で属性情報があることは正しく認識でき、ある程度の情報は得られたがデータが確実と判断できるレベルに達していない場合には、図1に示す特定処理実行部40にて、第2の特定処理が実行される(ステップ106)。この第2の特定処理としては、例えば、複写/ファクシミリを希望するユーザの本人認証を行ない、不確定情報と整合が取れた場合にのみ許可するが、警告を管理者に対して行なう等である。更に、最新版の出力、オリジナル出力、関連文書同時出力などの付加価値を付けて出力する旨の属性情報の場合には、本人認証を行なった後に、これらの処理を実行する。また、廃棄時における文書IDの認識が属性情報の応用として存在する場合には、廃棄を希望するユーザの本人認証を行い、本人認証後にイメージログを取らずに廃棄する等の処理が実行される。または、識別コードが認識できる場合には、認識された識別情報を、新たに管理すべき情報として文書画像情報格納部41に格納する。また、他の態様として、文書画像取得部12bにより取得された文書画像のデータに対し、例えば圧縮等を施して、新たに管理すべき情報として文書画像情報格納部41に格納することも有効である。
ステップ105でデータが確実であり、属性情報を正しく読むことができた場合には、システムにて属性情報に基づく処理が実行されて(ステップ107)、処理が終了する。
以上、詳述したように、本実施の形態によれば、画像読取部11から読み取った画像データから、制御を行なうための属性情報を読み取り、情報に応じた制御を行なう装置/システムにおいて、属性情報が正しく読み込めなかった場合に、読み込みレベルに応じた異なる制御を実行することが可能となる。特に、不可視トナーなど、一般にドキュメントを邪魔しない、またはセキュリティなどの面から目立たない形で情報を埋め込む場合があるが、その場合には情報を正しく読み取ることができない可能性が特に高まる。しかしながら、本実施の形態によれば、情報が正しく読み込めなかった場合に対応することが可能となり、ユーザAP(アプリケーション)の利用性を大幅に向上させることができる。
尚、属性情報のコード体系には、上述したようなコードの他に、バーコードや2次元コードなどがある。また、コードの印字には、YMCKなどの有色トナー/有色インクを用いる場合の他、紫外線や上述した赤外線に対応する視認性の低いトナー/インクを用いる場合などがある。また、文字をOCRで読み取る方法や、隠し情報埋め込みなどの様々な方法がある。本実施の形態は、かかる異なったコード体系においても有効に利用することが可能となる。
尚、特定処理実行部40によって特定処理が実行されて、複写/ファクシミリ等がなされる場合には、生成されるコード画像には、この特定処理が実行された結果として得られた画像であることを明らかにする情報を含めることが好ましい。この属性情報が正しく読み取れなかったことにより、オリジナルの電子文書との正しいリンクが得られない場合があるためである。また、例えば電子文書の管理に際しても、特定処理がなされたことを明らかにすることは、その後の管理に有効な情報となり得る。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態が適用されるシステムの構成の一例を示したものである。この図5に示すシステムは、少なくとも、電子文書の印刷を指示する端末装置であるパーソナルコンピュータ110と、印刷対象の電子文書を管理する文書管理サーバ等である電子文書管理装置130と、印刷指示がなされた電子文書の文書画像に識別情報等を示すコード画像が付加されたコード付き文書を生成し、このコード付き文書を印刷する画像形成装置である印刷装置150とがネットワーク(図示せず)を介して接続されている。また、パーソナルコンピュータ110は、ユーザによるペン型入力装置170からの入力情報を取得可能に構成されている。
パーソナルコンピュータ110は、印刷装置150に対して印刷指示を行う印刷指示部11と、例えば属性情報などを含むコード情報を電子文書管理装置130に送信する等のアプリケーション(AP)を実行するアプリケーション制御部112を備えている。この印刷指示部111は、パーソナルコンピュータ110が自ら有する電子文書に対して印刷指示を行なう場合の他、例えばURL(Uniform Resource Locators)を用いて外部の電子文書データベース(電子文書リポジトリ)等に格納されたドキュメントの印刷指示を行う場合がある。アプリケーション制御部112は、例えば電子会議システムのアプリケーション共有のように、既存のアプリケーションで文書を開き、ペン型入力装置170を用いてアプリケーションを操作する。より具体的には、ペン型入力装置170にてペン指定がなされた場合に、マウスで位置を指定してマウスボタンを押した場合と同じようなイベントをアプリケーションに送って、アプリケーションを操作する。例えば、媒体上の特定の場所をペン型入力装置170でタップすると、媒体上の位置に対応するアプリケーションのウィンドウの位置について、マウスの左ボタンをクリックしたときと同じイベントをアプリケーションに送るように機能している。また、このアプリケーションとしては、ペン型入力装置170によるコード情報の読み取りから、属性情報を電子文書管理装置130に提供する等の処理が実行される。
尚、図5に示す例では、印刷指示とアプリケーションとを同一のパーソナルコンピュータ110にて実施しているが、印刷指示用とアプリケーション用とのPCを分けて用いても構わない。
電子文書管理装置130は、外部と通信を行なう通信処理部131と、生成されたアドレスと電子文書との対応を管理する電子文書管理部132と、電子文書とアドレス情報、媒体の識別情報、属性情報等との対応関係を蓄積する電子文書情報蓄積部133とを備えている。また、ユーザによってなされたペン軌跡を記録するペン軌跡記録部134と、電子文書に設定されたリンク情報に関する処理を実行するリンク処理部135とを備えている。更に、図1に示す属性情報解析部18と同様な機能によって属性情報を解析する属性情報解析部136を備えている。このような機能を有する電子文書管理装置130は、電子文書を提供するためにネットワークに接続されている文書リポジトリとは別個のサーバに、または同一のサーバに設けられる場合がある。また、この図5に示す例では、図1に示す例とは異なり、印刷装置150とは別個に電子文書管理装置130が設けられている。
印刷装置150は、印刷指示部111からの印刷指示を受けると共に、文書リポジトリからネットワークを介して電子文書を取得する通信部151を備えている。通信部151による電子文書の取得では、例えば印刷指示に含まれるURLを利用することができる。この通信部151は、印刷後に、電子文書と、媒体に印刷されたアドレスおよび媒体識別情報との対応情報を電子文書管理装置130に出力する機能も備えている。
また、印刷装置150は、アドレス生成部152、パターン格納部153、識別情報生成部154、およびコード画像生成部155を備えている。アドレス生成部152は媒体に印刷するための連続したアドレス情報を生成する。パターン格納部153はコード画像で使用されるパターンをメモリに格納する。識別情報生成部154は媒体を一意に特定する情報(媒体識別情報)を生成する。コード画像生成部155は、アドレス生成部152により生成され符号化されたアドレスと、識別情報生成部154にて生成され符号化された媒体識別情報とに基づき、パターン格納部153から読み出されたパターンを用いてコード画像を生成する。
更に、印刷装置150は、通信部151を介して取得した電子文書を展開して文書画像を生成する文書画像生成部156と、印刷のための制御を行う印刷制御部157と、例えば電子写真方式やインクジェット方式によって媒体に像を形成する印刷部158とを備えている。この印刷制御部157は、文書画像生成部156により生成された文書画像とコード画像生成部155により生成されたコード画像とを重ね合わせて印刷部158に画像データを出力している。
ペン型入力装置170は、パーソナルコンピュータ110と通信を行なう通信機能171と、印刷された媒体の2次元コードから例えばX座標とY座標とからなるコード画像を読み取るコード読取機能172とを備えている。この通信機能171は、読み取られた媒体上のコード情報などを送信している。この通信としては、USB(Universal Serial Bus)などのインタフェースにケーブルで接続して通信する場合や、無線LAN、シリアルインタフェース規格であるRS−232C、短距離無線伝送技術であるBluetoothなどを用いることができる。
このペン型入力装置170は、コード画像と文書画像とが合成されて印刷された媒体(用紙)に通常のペンと同様の操作により文字や図形を記録する。このとき、コード読取機能172では、筆記部の動きを監視しペン型入力装置170が用紙に押し付けられていることを筆圧検出部で検出する。また、ペン型入力装置170の全体の電子的な動作を制御部で制御するとともに、用紙上のコード画像を赤外光を照射して読み取るための赤外照射部や、反射される赤外光を受光することによりコード画像を認識して入力する画像入力部とを備えている。
ペン型入力装置170の制御部では、画像入力部から入力された画像を解析してコードを取得し、また、取得したコードに対する筆記部のペン先の軌跡を算出する。また、制御部は、赤外照射部に対して、赤外光を用紙に照射するように指示する。この赤外照射部によって用紙に照射される赤外光は不可視画像にて吸収され、それ以外の部分では反射される。画像入力部ではこの反射された赤外光を受光し、赤外光が反射されなかった部分をコード画像として認識する。その後、制御部では、傾き補正やノイズ除去等を行い、入力されたスキャン画像を整形する。そして、整形されたスキャン画像からスラッシュ「/」やバックスラッシュ「\」等のビットパターン(斜線パターン)を検出する。また一方で、整形されたスキャン画像から、2次元コード位置決め用のコードである同期コードを検出し、この同期コード位置を参照して2次元コードを検出する。また、2次元コードからECC(Error Correcting Code:誤り訂正符号)等の情報を取り出し復号し、復号した情報を元の情報に復元する。
図6(a),(b)は、ペン型入力装置170におけるコード情報の読み取りを説明するための図である。図6(a)に示すように、印刷された媒体上には、位置コード(位置情報に対応するコード)と、識別コード(識別情報に対応するコード)と、付加コード(属性情報に対応するコード)とが、それぞれ複数個、2次元配置されている。尚、図6(a)では、説明の便宜上、同期コードは図示していない。前述のように、複数の位置コードは、それぞれ配置される場所により異なる位置情報が格納されており、複数の識別コード及び複数の付加コードは、配置される場所によらず、それぞれ同じ識別情報及び属性情報が格納されている。
今、ペン型入力装置170により読み取られる不可視画像の読み取り領域が図6(a)の太線で示されるものとする。この読み取り領域近傍を拡大した図が図6(b)に示されている。位置コードは、画像内での位置により異なる情報が格納されているので、読み取った画像内に必ず1つ以上の位置コードが含まれていないと検出できない。しかし、識別コード及び付加コードには、画像内の位置によらず全て同じ識別情報及び属性情報が格納されているので、断片的な情報から復元することができる。図6(b)に示す例では、読み取り領域にある部分的な4つのコード(A,B,C,D)を組み合わせて1つの識別コードを復元している。
ペン型入力装置170のコード読取機能172では、以上のようにして復元したコード情報から位置情報、識別情報、属性情報を取り出し、取り出した情報を図示しないメモリに記憶する。その一方で、位置情報からペン先の軌跡を算出し、メモリに格納する。このとき、ペン先の軌跡によって、媒体に対する複写/ファクシミリの指示を認識することも可能である。そして、このメモリに格納された識別情報、属性情報、軌跡情報等の記憶情報は、通信機能171を介してパーソナルコンピュータ110に送信される。
パーソナルコンピュータ110のアプリケーション制御部112では、例えば媒体に対する複写/ファクシミリの指示とともに属性情報を受信した場合に、図4に示すような属性情報の解析処理を実行する。例えば、ユーザに対する本人認証を実施し、複写/ファクシミリ等の指示を電子文書管理装置130や印刷装置150に送信する。このとき、図4を用いて説明したように、属性情報の解析レベルに応じた処理が実行される。本人認証を実施した後に複写/ファクシミリ等の指示を行なう場合には、その複写/ファクシミリを行なう電子文書(文書画像)の情報を新たに管理すべき情報として、電子文書管理装置130に通知する。電子文書管理装置130の電子文書管理部132は、ペン型入力装置170のコード読取機能172によって読み取られた識別情報から電子文書を紐付け、電子文書情報蓄積部133に蓄積されているオリジナルの電子文書を特定して読み出す。または、遠隔の電子文書リポジトリ(図示せず)からオリジナルの電子文書を取得することも可能である。そして、印刷装置150では、複写/ファクシミリに際して独自の識別コードや付加コードからなるコード画像を文書画像に付加する。位置コードが異なる情報となる場合もある。
尚、パーソナルコンピュータ110にて、自ら属性情報を解析せずに、これらの情報を印刷指示部111を介して電子文書管理装置130に送信し、電子文書管理装置130の属性情報解析部136にて解析する態様もある。
このようにして、図5における第2の実施の形態のシステムにおいても、媒体に付加された属性情報が正しく読み込めなかった場合に、読み込みレベルに応じた異なる制御を実行することが可能となる。即ち、完全に属性情報が読み込めた場合とは異なる制御を実行することが可能となった。
第1の実施の形態が適用されるシステムの構成の一例を示したものである。 (a)〜(c)は、媒体上に形成された、画像読取部にて読み取られコード画像取得部によって取得される2次元のコード画像、印刷に際して生成されるコード画像を説明するための図である。 付加コードが配置される領域について更に詳しく示した図である。 属性情報解析部によって実行される処理を示したフローチャートである。 第2の実施の形態が適用されるシステムの構成の一例を示したものである。 (a),(b)は、ペン型入力装置におけるコード情報の読み取りを説明するための図である。
符号の説明
11…画像読取部、12…画像取得部、18…属性情報解析部、31…画像出力部、40…特定処理実行部、110…パーソナルコンピュータ、130…電子文書管理装置、150…印刷装置、170…ペン型入力装置

Claims (10)

  1. 媒体上に形成されている文書画像と、当該媒体の大きさに合わせて複数、形成され当該媒体に対する複写および/または画像送信に関する禁止および/または制限に関する属性情報を含む2次元のコード画像とを当該媒体から読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた前記2次元のコード画像から前記属性情報を解析する解析手段と、
    前記解析手段により前記属性情報が正しく解析されない場合に、前記読取手段により読み取られた前記文書画像を新たに管理すべき文書画像としてメモリに格納する格納手段とを含み、
    前記属性情報が正しく解析されない場合のうち属性情報の存在は認識できるが属性情報のデータが全く入手できない場合に複写および/または画像送信に関する予め定められた第1の特定処理を実行し、属性情報は入手できるが読み取られた属性情報のデータが確実と判断できるレベルに達していない場合に複写および/または画像送信に関する当該第1の特定処理とは異なる第2の特定処理を実行することを特徴とする電子文書管理システム。
  2. 前記属性情報のみによって複写が許可されており、前記解析手段によって前記属性情報が正しく解析されない場合には、複写を禁止することを特徴とする請求項1記載の電子文書管理システム。
  3. 前記属性情報は、最新版の文書画像を出力する指示、またはオリジナルの文書画像を出力する指示、または関連文書を同時に出力する指示、を含む前記文書画像に付加価値を加えて出力するための情報であることを特徴とする請求項1または2記載の電子文書管理システム。
  4. 前記2次元のコード画像は、媒体上の座標位置を示す位置コードが格納される領域と、電子文書又は印刷媒体を一意に特定するための識別コードが格納される領域と、ユーザアプリケーションで利用される付加コードが格納される領域とを含む請求項1記載の電子文書管理システム。
  5. 前記属性情報に加えてより詳細な付加情報を格納するデータベースを更に備え、
    前記読取手段は、前記媒体に埋め込まれた前記データベースを参照するための情報を読み取ることを特徴とする請求項1記載の電子文書管理システム。
  6. 前記格納手段に格納される前記文書画像の情報は、前記読取手段により読み取られた前記文書画像の画像データであることを特徴とする請求項1記載の電子文書管理システム。
  7. 媒体上に形成された文書画像と、当該媒体の大きさに合わせて複数、形成され当該媒体に対する複写および/または画像送信に関する禁止および/または制限に関する属性情報を含む2次元のコード画像とを取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された前記2次元のコード画像から前記属性情報を解析する解析手段と、
    前記解析手段により前記属性情報の存在は認識できるが属性情報のデータ全く入手できない場合に複写および/または画像送信に関する予め定められた第1の特定処理を実行し、属性情報は入手できるが読み取られた属性情報のデータが確実と判断できるレベルに達していない場合に複写および/または画像送信に関する当該第1の特定処理とは異なる第2の特定処理を実行した後に、前記画像取得手段により取得された前記文書画像の画像出力処理を実行する出力手段と
    を含む文書画像出力装置。
  8. 前記出力手段は、前記属性情報が正しく解析されない場合に、処理を実行するユーザの本人認証を実施し、当該本人認証の実施後に前記画像出力処理を実行することを特徴とする請求項7記載の文書画像出力装置。
  9. 媒体上に形成されている文書画像と、当該媒体の大きさに合わせて複数、形成され当該媒体に対する複写および/または画像送信に関する禁止および/または制限に関する属性情報を含む2次元のコード画像とを読み取り、
    読み取られた前記2次元のコード画像から前記属性情報を解析し、
    前記属性情報が正しく解析された場合には解析された当該属性情報に基づく処理を実行し、当該属性情報が正しく解析されない場合として当該属性情報の存在は認識できるが属性情報のデータ全く入手できない場合に複写および/または画像送信に関する予め定められた第1の特定処理を実行し、属性情報は入手できるが読み取られた属性情報のデータが確実と判断できるレベルに達していない場合に複写および/または画像送信に関する当該第1の特定処理とは異なる第2の特定処理を実行する
    画像処理方法。
  10. 前記属性情報が正しく解析されない場合には、読み取られた前記文書画像の情報を新たに管理すべき情報としてメモリに格納することを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
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