JP2007133550A - 情報管理システム、および情報管理方法 - Google Patents

情報管理システム、および情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】紙などの媒体にユーザが手書きした内容と、音声情報、画像情報、動画情報などの各種情報との関連付けを図る。
【解決手段】ユーザがコード用紙11に筆記した手書き情報の内容と手書きがなされた時刻に関する手書き時刻とを関連付けて紙情報処理サーバ30にて格納し、映像情報処理装置5等の各種端末から提供される情報と、この情報が提供される時刻に関する提供時刻とを関連付けて統合処理サーバ50にて格納する。手書きされたコード用紙11の所定箇所を電子ペン12で指示することにより、紙情報処理サーバ30に格納された所定の手書き時刻を特定し、特定された所定の手書き時刻を用いて提供時刻に関連付けられた提供情報を統合処理サーバ50から読み出し、手書き情報取得端末2などの端末に表示出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種の情報を融合するシステム等に係り、より詳しくは、電子文書と各種情報とを融合可能なシステム等に関する。
従来から会議の議事録作成や講義のノート作成などを支援する技術が提案されている。例えば特許文献1には、会議システムの入出力装置に関する技術が提案されている。ここで提案されている入出力装置では、会議中に表示している画像に対して手書きした情報も重ね合わせて表示している。より詳しくは、表示している画像と別に印刷された紙が存在しており、その紙の上に書かれた情報を重ねて表示する。紙の上に書かれた情報の読み込みには手書き入力装置が用いられている。そしてこの手書き入力装置は、ペンから電磁波を出力し、その電磁波を検出することでペン先の座標を検出している。
また、他の特許公報記載の技術として、ホワイトボード等の書き込みボード上に位置座標コードを描き、ペンなどがそのコードを読むことにより書き込みを電子化する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。この技術によれば、プロジェクタ映像を書き込みボードに投影した場合も、ペンの動きにより位置合わせが可能となる。
特開2005−10863号公報 特表2003−508831号公報
しかしながら、会議や講義において、ノート等に書き込む内容は議論の中で重要と考えられる文章である場合が多く、その周辺において議論された音声や画像との紐付け(関連付け)がなされていない。そのため、ノート等に書き込まれた内容について、何時その文章が書かれたのかを抽出するためには、例えば会議や講義の内容についての録音やビデオ録画を利用し、これらを最初から全部通して聞いたり見たりする必要があった。その結果、音声や動画を記録していても再生することが非常に困難となることから、ノート等の書き込み内容とともに音声や動画の記録は、その利用効果が低く、利用頻度も現実にはかなり低いものであった。また、録音やビデオ映像を利用し易い形とするためには、人間の手が介在して編集等を施すことが必要となり、直ぐに利用し易い形で情報を活用することは困難であった。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、紙などの媒体にユーザが手書きした内容と、音声情報、画像情報、動画情報などの各種情報との関連付けを図ることにある。
また他の目的は、紙などの媒体にユーザが手書きして形成された手書き情報と各種情報との時間的同期をとることにある。
更に他の目的は、紙などの媒体に手書きした手書き情報を索引とし、そこから音声情報、画像情報、動画情報などの各種情報へのアクセスを可能にすることにある。
また更に他の目的は、紙などの媒体に形成された手書き情報について、その手書きがなされた時間に関する情報を管理することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される情報管理システムは、媒体上に配置されたコード画像を用いて、ユーザによりなされた筆記動作に基づく媒体上の位置を特定手段により特定し、筆記動作が実行された時刻情報を取得手段により取得する。そして、この媒体上の位置と時刻情報とを関連付けた情報を格納手段に格納している。コード画像を用いて位置を特定する特定手段としては、コード画像自体に位置情報が存在している場合と、コード画像から他のコードを変換する手段(PC等)によって位置情報を算出する場合がある。
ここで、この取得手段により取得される時刻情報は、筆記動作が実行された時刻を基準時刻により修正した時刻に関する情報であることを特徴とすれば、参照される時刻情報を統一できる点で好ましい。
また、このコード画像は、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が低く近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が高い不可視トナーによって媒体上に印字されていることを特徴とすることができる。
また、ユーザに対して提供された所定の情報について、この所定の情報が提供された時刻に関連した提供時刻情報を取得する手段と、取得された提供時刻情報を基準時刻により修正する手段と、修正された提供時刻情報に関連付けて所定の情報を格納する情報格納手段とを更に含む。
更に、コード画像が含まれると共に筆記動作に係わる手書き情報の画像が含まれる媒体へのユーザの操作から位置情報を取得する手段と、格納手段により格納された情報を用いて位置情報から時刻情報を特定する手段と、特定された時刻情報を用いて、情報格納手段に格納されている所定の情報を情報格納手段から読み出す手段と、ユーザに対して提供される複数の所定の情報を、この修正する手段により修正された複数の提供時刻情報を用いて統合する手段を更に含むことを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される情報管理方法は、ユーザが筆記した手書き情報の内容に対応した手書き対応情報と手書きがなされた時刻に関する手書き時刻とを関連付けて第1のメモリに格納し、ユーザに提供される提供情報とこの情報が提供される時刻に関する提供時刻とを関連付けて第2のメモリに格納する。また、手書き情報が形成された紙面上に印字されているコード画像を用いて手書き情報の所定箇所に対するユーザの指定を認識し、この所定箇所に対応する所定の手書き対応情報を特定する。そして、所定の手書き対応情報を用いて第1のメモリに格納された所定の手書き時刻を特定し、特定された所定の手書き時刻を用いて提供時刻に関連付けられた提供情報を第2のメモリから読み出すことを特徴とすることができる。
ここで、この手書き対応情報は、ユーザが筆記する紙面上に形成されたコード画像によって把握される位置情報であることを特徴とすることができる。
また、この第2のメモリへの格納は、基準となる時刻により修正された提供時刻を用いて提供情報を格納することを特徴とすることができる。
更に、この第2のメモリへの格納は、複数の提供情報について、修正された提供時刻を用いて統一時間を設定し、統合化された情報として格納することを特徴とすることができる。
本発明によれば、紙などの媒体にユーザが手書きした内容と、音声情報、画像情報、動画情報などの各種情報とを簡易に関連付けることが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される電子文書管理システムの構成の一例を示したものである。このシステムは、例えばイーサネット(登録商標)などのネットワーク1に各種の端末やサーバ等が接続されている。即ち、このネットワーク1に、手書き情報取得端末2や、プロジェクタ操作端末3、音声情報処理装置4、映像情報処理装置5、情報を利用するクライアントが利用する情報利用端末6が接続されている。また、ネットワーク1には、コード用紙11などのコード画像を含む印刷画像を出力するプリンタ20と、電子文書管理システムにおける紙情報を管理する紙情報処理サーバ30と、紙情報と各種情報とを統合する統合処理サーバ50とが接続されている。尚、紙情報処理サーバ30と統合処理サーバ50とは同一のサーバとすることも可能である。
手書き情報取得端末2には、コード用紙11に形成された手書き内容を読み取る電子ペン12の入力を受け付けるアプリケーションソフトウェアが搭載されている。この電子ペン12は、通常のペンと同様の操作により文字や図形を紙上に書き込むための筆記部を備えている。また、この筆記部に加え、例えば不可視トナーによるコード画像を認識するための機能を備えている。より具体的には、用紙上のコード画像を読み取るために赤外光を照射する赤外照射機能と、赤外光が照射されたコード画像を捕捉して入力する画像入力機能を備えている。このコード画像には、後述するように、少なくとも位置情報と媒体識別情報とが含まれている。更には、筆記部の動きを監視し電子ペン12の先端が用紙(コード用紙11)に押し付けられていることを検出する機能を備えている。また、電子ペン12の全体の電子的な動作を制御する制御部を備えている。この制御部は時計機能を有しており、ユーザにより筆記作業が行われた時刻を認識することが可能である。
この電子ペン12を用いて、コード用紙11にユーザによる文字や図形の筆記動作が行われると、制御部は、コード用紙11に対してペンによる記録が行われていることの検出信号を例えば筆圧検出機能から取得する。この検出信号を検出すると、制御部は赤外照射機能に対して赤外光をコード用紙11に照射するように指示する。この赤外照射機能によってコード用紙11に照射される赤外光は、不可視トナーによって形成されたコード画像にて吸収される。画像入力機能ではこの赤外光が照射されたコード画像が捕捉される。そして、電子ペン12の制御部は、画像入力機能から入力された画像を解析してコードを取得し、取得したコードの位置情報から、筆記部のペン先の座標と画像入力機能が捕捉した画像の座標とのずれを補正してペン先の軌跡を算出する。この算出された軌跡情報は電子ペン12に内蔵されたメモリ(後述)に格納される。また、この軌跡の算出と同時に、ユーザの手書き文字が形成された部分のコード画像が有する位置情報に対応して、時刻情報が取得される。その後、この軌跡情報と時刻情報とは、所定のタイミングにて、例えばUSBや無線LAN、RS−232C、Bluetoothなどによって手書き情報取得端末2に送信される。
プロジェクタ操作端末3には、このプロジェクタ操作端末3で実行されるソフトウェアの内容をスクリーンに投射するプロジェクタ13が接続されている。また、音声情報処理装置4には、デジタル録音を行う録音機14が接続されている。更に、映像情報処理装置5には、デジタル撮影を行うビデオカメラ15が接続されている。このプロジェクタ操作端末3や音声情報処理装置4、映像情報処理装置5は、各々、時計発生部を備えている。例えばプロジェクタ操作端末3は、プロジェクタ13を用いてユーザに対して情報を提供した時刻を、その情報のコンテンツ毎(例えば、アプリケーションソフトウェアの特定ファイルの特定ページ等)に対応して把握している。音声情報処理装置4は、録音された音声に対応した時刻を取得し、メモリ(図示せず)に格納している。同様に、映像情報処理装置5は、録画に対応した時刻を取得し、メモリ(図示せず)に格納している。
尚、図1に示す手書き情報取得端末2やプロジェクタ操作端末3、情報利用端末6は、パーソナルコンピュータ(PC)としての図示しない各種ハードウェア資源を利用している。また、音声情報処理装置4や映像情報処理装置5、紙情報処理サーバ30や統合処理サーバ50も、コンピュータの一種として図示しない各種ハードウェア資源を利用して実現されている。これらのハードウェア資源としては、演算手段であるCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)を備え、また、例えばM/B(マザーボード)チップセットおよびCPUバスを介してCPUに接続されたメインメモリと、同じく例えばM/BチップセットおよびAGP(Accelerated Graphics Port)を介してCPUに接続されたビデオカードを備えている。更に、例えばPCI(Peripheral Component Interconnect)バスを介してM/Bチップセットに接続された磁気ディスク装置(HDD)、ネットワークインタフェイスと、このPCIバスからブリッジ回路およびISA(Industry Standard Architecture)バスなどの低速なバスを介してM/Bチップセットに接続された各種ディスクドライブやキーボード/マウスなどを備える。また更に、電子ペン12もCPUや各種ROM、RAM等のメモリを備え、ハードウェア資源を用いて各種演算処理や通信処理等を実現している。
プリンタ20は、例えば電子写真方式を用いて、可視画像である文書画像と不可視画像であるコード画像とを同時に印刷している。そのために、例えば不可視用、イエロー用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用のトナー像を感光体ドラム上に形成する複数の画像形成ユニットや、これらのトナー像を順次転写するための中間転写ベルト、トナー像を定着させる定着器等を備えている。例えば、位置情報や識別情報を含むコード画像は、例えば不可視用画像形成ユニットによって画像形成される。また、文書画像(写真画像やテキスト画像などを含む。コード画像を除く他の画像)は、他の画像形成ユニットによって画像形成される。更に、プリンタ20は、全体制御を実行するとともに、文書画像やコード画像の印刷に関する各種処理を実行する制御部を備えている。
図2(a)〜(c)は、例えばコード用紙11としてプリンタ20にて印刷される2次元コード画像を説明するための図である。後述する統合画像情報を媒体に出力する際にも、その文書画像とともにこれらのコード画像が形成される。図2(a)は、不可視画像によって形成され媒体上に配置される2次元コード画像の単位を格子状に表現した図であり、模式的に示している。また、図2(b)は不可視画像が赤外光照射により認識された2次元コード画像の1単位を示した図である。更に、図2(c)は、バックスラッシュ「\」とスラッシュ「/」の斜線パターンを説明するための図である。
形成される2次元コード画像は、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が例えば7%以下であり、近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が例えば30%以上の、いわゆる不可視トナーによって形成される。また、この不可視トナーは、画像の機械読み取りのために必要な近赤外光吸収能力を高めるために、平均分散径は100nm〜600nmの範囲のものが採用される。また、画像を出力する媒体表面の可視画像が設けられた領域とは関係なく、任意の領域に設けることが可能である。例えば、印刷される媒体の大きさに合わせて媒体一面(紙面)の全面に不可視画像が形成される。また、例えば、目視した際に光沢差によって認識できる不可視画像とすることができる。
尚、「可視」および「不可視」は、目視により認識できるかどうかとは関係しない。印刷された媒体に形成された画像が可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性の有無により認識できるかどうかで「可視」と「不可視」とを区別している。
図2(b)に示す2次元コードパターンは、位置コード(位置(アドレス)情報に対応するコード)が格納される領域と、印刷媒体を一意に特定するための識別コード(識別情報に対応するコード)が格納される領域とを含んでいる。また、同期コードが格納される領域も含んでいる。そして、図2(a)に示すように、印刷される媒体の大きさに合わせて媒体一面(紙面)の全面に、異なるアドレス情報が格納された2次元コードが格子状に配置される。即ち、媒体一面に、図2(b)に示すような2次元コードパターンが複数個、配置され、各々に識別コード、位置コード、および同期コードを備えている。そして、複数の位置コードの領域には、夫々配置される場所により異なる位置情報が格納されている。一方、複数の識別コードの領域には、配置される場所に拠らず同じ識別情報が格納されている。位置コードは例えば6ビット×6ビットの矩形領域内に配置されている。
各ビット値は、例えば回転角度が異なる複数の微小ラインビットマップで形成され、図2(c)に示されるような、相互に異なる傾きを有するバックスラッシュ「\」およびスラッシュ「/」の斜線パターン(パターン0とパターン1)で、ビット値0とビット値1を表現している。この斜線パターンは、例えば600dpiで8×8画素の大きさで構成されており、左上がりの斜線パターン(パターン0)がビット値0を、右上がりの斜線パターン(パターン1)がビット値1を表現する。従って、1つの斜線パターンで1ビットの情報(0または1)を表現できる。このような2種類の傾きからなる微小ラインビットマップを用いることで、可視画像に与えるノイズが極めて小さく、かつ大量の情報を高密度にデジタル化して埋め込むことが可能な2次元コードパターンを提供することが可能となる。
図2(b)に示す位置コード領域には合計36ビットの位置情報が格納されており、18ビットをX座標の符号化に、18ビットをY座標の符号化に使用することができる。各18ビットを全て位置の符号化に使用すると、2^18通り(約26万通り)の位置を符号化できる。各斜線パターンが図2(c)に示したように8画素×8画素(600dpi)で構成されている場合には、600dpiの1ドットは0.0423mmであることから、図2(b)の2次元コード(同期コードを含む)の大きさは、縦横共に3mm程度(8画素×9ビット×0.0423mm)となる。3mm間隔で26万通りの位置を符号化した場合、約786mの長さを符号化できる。このように18ビット全てを位置の符号化に使用することができるし、また斜線パターンの検出誤りが発生するような場合には、誤り検出や誤り訂正のための冗長ビットを含めても良い。
識別コードは、2ビット×8ビットおよび2ビット×6ビットの矩形領域に配置されており、合計28ビットの識別情報を格納できる。識別情報として28ビットを使用した場合は、2^28通り(約2億7千万通り)の識別情報を表現できる。識別コードも位置コードと同様に、28ビットの中に誤り検出や誤り訂正のための冗長ビットを含めることができる。この識別情報としては、媒体を一意に特定するものとして、印刷毎に生成される情報を用いることができる。即ち、印刷されるコード用紙11の一枚、一枚を、一意に特定可能な情報である。コード用紙11の一枚、一枚を一意に特定可能な情報としては、プリンタ20の識別情報に印刷のカウンタを含めた情報や、プリンタ20の識別情報に印刷の時刻情報を含めたもの等を用いることもできる。このような識別コードによって、手書き情報が形成された媒体を識別することが可能となる。例えば、この識別コードを用いることで、どのユーザが何時、使用したコード用紙11であるか等を容易に管理することが可能となる。
図3は、紙情報処理サーバ30の機能を示すブロック図である。この紙情報処理サーバ30は、ファイル作成の機能として、手書き情報取得端末2や情報利用端末6等からなされたコード用紙11の印刷指示を入力する印刷指示入力部31と、印刷指示入力部31による印刷指示に伴い、文書画像を生成する文書画像生成部32と、コード画像を生成するコード画像生成部33とを備えている。また、生成された文書画像をプリンタ20へ出力する文書画像出力部34と、生成されたコード画像を同じくプリンタ20へ出力するコード画像出力部35とを備えている。これらの各機能によって、統合化された議事録(後述)等を出力する際、文書画像にコード画像を重畳した印刷物を得ることができる。
紙情報処理サーバ30は、更に、電子ペン12のペン軌跡から手書き情報と手書きがされたときの時刻情報とを入力する手書き・時刻情報入力部36と、入力された手書き情報を処理する手書き情報処理部37と、入力された時刻情報を処理する時刻情報処理部38とを備えている。これらの各機能を利用することによって、ユーザによりなされた筆記動作に基づく手書き情報を、手書き時刻に関連付けて管理することが可能となる。
また、紙情報処理サーバ30は、例えば磁気ディスク装置(HDD)等の広義のメモリによって構成され各種情報を格納する紙情報管理データベース(DB)40を備えている。更に、統合処理サーバ50にて生成された統合ファイルを入力し、紙情報管理DB40へ情報を格納するための各種処理を実行する統合ファイル情報処理部46を備えている。この統合ファイル情報処理部46は、必要に応じて、統合処理サーバ50から出力された統合ファイルを文書画像生成部32にそのまま出力する場合もある。また紙情報処理サーバ30は、紙情報管理DB40に格納された手書き情報を統合処理サーバ50へ出力する手書き情報出力部47を備えている。
また更に、紙情報処理サーバ30は、ファイル参照の機能として、指示コード情報解析部41を備えている。この指示コード情報解析部41は、コード用紙11等への筆記動作に伴う手書き文書の所定箇所に対し、ユーザが電子ペン12によって指示したコード情報(指示コード情報)を、ユーザのアクセスとして解析している。また、紙情報処理サーバ30は、指示コード情報解析部41によって解析された指示コード情報について、紙情報管理DB40に格納された情報を用いて、位置情報から時刻情報に変換する時刻情報変換部42と、変換された時刻情報を統合処理サーバ50へ出力する時刻情報出力部44とを備えている。この時刻情報出力部44から出力される時刻情報には、参照要求クライアントのアドレス情報など、参照のための各種情報を含めることが可能である。また、この指示コード情報解析部41によって解析された指示コード情報について、紙情報管理DB40に格納されているリンク情報を用いて位置情報をリンク情報に変換するリンク情報変換部43と、変換されたリンク情報を用いて所定のリンク処理を行うリンク処理部45とを備えている。
紙情報管理DB40は、機能別に複数のデータベースを備えている。ここでは、プリンタ20にて印刷されるコード用紙11などの媒体を一意に特定する識別情報を格納する識別情報データベース(DB)40aと、プリンタ20にて印刷されるコード用紙11などの媒体に印字される位置(アドレス)情報を格納する位置情報データベース(DB)40bとを備えている。また、各種文書情報を格納する文書情報データベース(DB)40cと、電子ペン12によって書かれた手書き情報を格納する手書き情報データベース(DB)40dとを備えている。更に、位置情報にリンクされるリンク情報を格納するリンク情報データベース(DB)40eと、位置情報と時刻情報との関係を格納する位置・時刻情報データベース(DB)40fとを備えている。
本実施の形態では、一旦、手書きされた情報を、新たな紙(媒体)に印刷することも可能である。その際には、まず、紙情報処理サーバ30の印刷指示入力部31にて、手書きされた情報に対する印刷指示が入力される。この印刷指示には、手書き文書を識別するための何らかの識別情報が含まれている。例えばユーザIDと手書き文書作成日時等の情報である。文書画像生成部32は、この識別情報を用いて文書情報DB40cから文書情報を読み出す。そして、文書情報を画像化して文書画像を生成する。その後、文書画像出力部34は、文書画像をプリンタ20へ出力する。一方、コード画像生成部33は、印刷する手書き文書(文書情報)の識別情報を識別情報DB40aから取得する。そして、所定のメモリに格納されている図2に示すようなコードパターンを用いて、識別情報と位置情報とを含むコード情報からコード画像を生成する。そして、生成されたコード画像は、コード画像出力部35からプリンタ20へ出力される。プリンタ20では、紙情報処理サーバ30から出力される文書画像とコード画像を用いて、手書き情報とコード情報とを含むプリント画像を印刷する。
次に、電子ペン12について説明する。
図4は、電子ペン12の構成を示した図である。この電子ペン12は、コード用紙や、コード画像と文書画像とが印刷された用紙(媒体)に、通常のペンと同様の操作により文字や図形を記録する筆記部(ペン先)121と、筆記部121の動きを監視し電子ペン12が用紙に押し付けられていることを検出する筆圧センサからなる筆圧検出部122を備えている。また、基板上の集積回路によって実現され電子ペン12全体の電子的な動作を制御する制御部123と、用紙上のコード画像を読み取るために赤外光を照射する赤外照射部124と、赤外光が照射されたコード画像を捕捉して入力する画像入力部125とを備えている。更に、読み取られた媒体上のコード情報などを送信する通信機能部126を備えている。また更に、電子ペン12による操作が手書き情報の入力などの入力処理なのか、媒体上のコード画像を読み取る読み取り処理なのか、を切り替える切り替え部127を備えている。
制御部123は、コード取得部123aと、軌跡算出部123bと、時計機能123cと、情報記憶部123dとを備えている。コード取得部123aは、画像入力部125から入力された画像を解析してコードを取得している。軌跡算出部123bは、コード取得部123aにより取得したコードに対し、筆記部121のペン先の座標と画像入力部125が捕捉した画像の座標とのずれを補正してペン先の軌跡を算出する部分である。時計機能123cは、筆圧検出部122により電子ペン12が用紙に押し付けられた際の時刻を出力する部分である。情報記憶部123dは、コード取得部123aが取得したコードや軌跡算出部123bが算出した軌跡情報、時計機能123cにより把握された時刻情報を記憶する部分である。この情報記憶部123dにて記憶される時刻情報は、軌跡算出部123bにより算出された軌跡の位置情報に対応している。例えば、軌跡算出部123bにより算出される軌跡情報が1本の線などとしてまとまりのある単位である場合には、この単位に対応して、例えば1本の線が描かれたときの最初の時刻と最後の時刻との中間の時刻が、時刻情報として情報記憶部123dに記憶される。
図5は、電子ペン12の主に制御部123にて実行される手書き情報入力処理を示したフローチャートである。電子ペン12では、切り替え部127の操作によって入力処理に切り替えられ、例えばコード用紙11などの媒体に文字や図形の記録が行われると、制御部123は、用紙に対してペンによる記録が行われていることの検出信号を筆圧検出部122から取得する(ステップ101)。また、この検出信号を検出した際の時刻を時計機能123cから取得する(ステップ102)。筆圧検出部122からの検出信号を検出すると、制御部123は赤外照射部124に対し、赤外光を用紙に照射するように指示し、画像入力部125を介して不可視画像の入力(スキャン)が行われる(ステップ103)。即ち、赤外照射部124によって用紙に照射される赤外光は不可視画像にて吸収され、画像入力部125では、この赤外光が照射されたコード画像が捕捉される。
その後、制御部123のコード取得部123aでは、ステップ104〜ステップ110に示すコード画像検出処理が実行される。ここでは、まず、入力されたスキャン画像が整形される(ステップ104)。このスキャン画像の整形は、傾き補正やノイズ除去などである。そして、整形されたスキャン画像からスラッシュ「/」やバックスラッシュ「\」等のビットパターン(斜線パターン)が検出される(ステップ105)。また一方で、整形されたスキャン画像から、2次元コード位置決め用のコードである同期コードが検出される(ステップ106)。コード取得部123aでは、この同期コード位置を参照して2次元コードの検出がなされる(ステップ107)。また、2次元コードからECC(Error Correcting Code:誤り訂正符号)などの情報が取り出されて復号される(ステップ108)。そして、復号した情報を元の情報に復元する(ステップ109)。制御部123のコード取得部123aでは、復元したコード情報からX座標、Y座標、媒体識別情報を取り出し、取り出した位置(アドレス)情報、媒体識別情報を情報記憶部123dに記憶する(ステップ110)。その一方で、軌跡算出部123bは、情報記憶部123dに格納された座標情報からペン先の軌跡を算出し、情報記憶部123dに記憶する。またこのとき、軌跡に対応する時刻情報を算出して情報記憶部123dに記憶する(ステップ111)。この情報記憶部123dに記憶された識別情報、位置情報や軌跡情報、時刻情報などの記憶情報は、通信機能部126を介して、例えば手書き情報取得端末2などの外部機器に有線または無線で送信される(ステップ112)。以上のようにして生成された、時刻情報に紐付けられた手書き情報は、例えば手書き情報取得端末2から出力され、例えば図3に示す紙情報処理サーバ30の手書き・時刻情報入力部36に入力される。
尚、図5は手書き情報入力処理の流れを示したが、電子ペン12は、同様な処理によって、媒体上のコード画像の読み取り動作も行う。即ち、電子ペン12の制御部123は、切り替え部127の操作によって読み取り処理に切り替えられた後、ステップ101と同様に筆圧検出部122から検出信号を取得する。その後、ステップ103と同様に、赤外照射部124に対し、赤外光を用紙に照射するように指示し、画像入力部125を介して不可視画像を読み取る。その後、ステップ104〜ステップ110に示すコード画像検出処理が同様に実行される。検出された各種情報は、ステップ112と同様に、例えば手書き情報取得端末2に送信される。手書き情報取得端末2は、電子ペン12から受信した読み取り動作に関する情報(ユーザの指示情報)を、例えば図3に示す紙情報処理サーバ30へ出力する。出力された情報は、紙情報処理サーバ30の指示コード情報解析部41によって解析される。
次に、統合処理サーバ50について説明する。
図6は、統合処理サーバ50の機能を示すブロック図である。統合処理サーバ50は、ファイル作成のための各機能として、例えば標準電波時刻を受けて基準時刻を発生する基準時刻発生部51と、ファイルの格納指示を出すクライアント(格納指示クライアント)からの格納情報を入力する情報入力部52とを備えている。このクライアント(格納指示クライアント)としては、図1に示すプロジェクタ操作端末3や音声情報処理装置4、映像情報処理装置5などが該当する。また、統合処理サーバ50は、情報入力部52に入力された格納情報に含まれる時刻情報を解析する時刻情報解析部53と、この時刻情報解析部53により解析された時刻情報を、基準時刻発生部51により発生した基準時刻を用いて修正する時刻情報修正部54とを備えている。更に、修正された時刻情報を用いて、統一時刻と情報の位置との紐付けがなされた統合ファイルを生成する統合ファイル生成部55を備えている。この統合ファイル生成部55により生成された統合ファイルは、統合ファイル格納部60に格納される。また、統合ファイル生成部55による生成結果は、ファイル結果出力部56により格納指示クライアントに出力される。また、統合ファイル生成部55により生成された統合ファイル情報は、必要に応じて統合ファイル情報出力部57より紙情報処理サーバ30に出力される。
また、統合処理サーバ50は、ファイル参照のための各機能として、紙情報処理サーバ30から時刻情報を入力する時刻情報入力部61と、入力された時刻情報を用いて統合ファイル格納部60からファイルを読み出すファイル読み出し部62とを備えている。更に、時刻情報に含まれる各種参照情報の中から例えば参照要求クライアントのアドレスを用いて、ファイル読み出し部62から読み出されたファイル情報を参照要求クライアントへ出力する情報出力部63を備えている。この参照要求クライアントとしては、例えば図1に示す電子ペン12により実行された参照指示を出力する手書き情報取得端末2が該当する。
図7は、統合ファイル生成部55にて生成される統合ファイルの例を示した図である。図6に示す統合処理サーバ50の情報入力部52には、時間にリンク付けられた情報が入力される。図7では、時刻Aにリンク付けられた情報Aを有する格納情報A71と、時刻Bにリンク付けられた情報Bを有する格納情報B72と、時刻Cにリンク付けられた情報Cを有する格納情報C73とが示されている。統合ファイル生成部55では、これらの情報を統合し、まず、時刻Aと時刻Bと時刻Cとを基準時刻により修正し、これらを統合して統一時刻を作成する。また、情報Aと情報Bと情報Cとが統合される。この統一時刻と情報の統一とによって統合ファイル74が生成される。尚、この統合ファイル74では、統一時刻と情報位置とが紐付けられ、これらの情報が統合ファイル格納部60に格納される。また、この情報は、統合ファイル情報出力部57より紙情報処理サーバ30に提供される。
図8は、統合化された議事録の表示例を示した図である。例えば、図1に示す手書き情報取得端末2や情報利用端末6のディスプレイ等に表示される。図8では、画像情報や動画情報の一部、手書き情報などが画像として表示されている。また、各情報のメニューや音声時刻情報なども出力されている。画像情報や動画情報、手書き情報などは、図7に示すような統一時刻で管理され、統合化された議事録を表示することが可能となる。そして、例えば時刻に応じて、動画情報や音声時刻情報、メニューが変化するのと同時に、画像情報も適宜、切り替えることが好ましい。このように、本実施の形態によれば、位置情報によって紐付けられることで、図8に示すような統合化された議事録を生成することが可能となる。
尚、ディスプレイへの表示以外に、図2に示すようなコード画像が形成されるコード用紙11に、文書画像として各種情報を形成するように構成することも可能である。例えば不可視トナーなどから形成されるコード画像と各種文書画像とをまとめてプリンタ20(図1参照)で印刷するように構成しても構わない。コード画像とともに各情報を印刷した場合には、印刷された各情報を指示することで、関連する情報だけをピックアップして出力する等の展開が可能である。このように、コード情報を画像化したコード画像と、手書き情報や動画、画像情報の一部である文書画像とを紙等に印字し、それをCCDカメラ等でキャプチャし、コードを解析することで、手書き情報や動画、画像情報にアクセスすることが可能となる。また、マルチメディ文書を印字することも可能とする。
尚、図8に示すような手書き情報は、図3に示す手書き・時刻情報入力部36や手書き情報処理部37、時刻情報処理部38によって生成され、紙情報管理DB40に格納されていたものが出力されている。即ち、手書き・時刻情報入力部36は、コード用紙11上にてなされた電子ペン12の軌跡を取得するが、このペン軌跡の情報には、例えば図5に示すような処理の流れによって、時刻情報に紐付けられた手書き情報が含まれている。また、ユーザによって手書きされたコード用紙11を識別する識別情報も取得される。手書き・時刻情報入力部36では、時刻情報に紐付けられた手書き情報について、手書き情報処理部37にて手書き情報の格納処理等が処理される。また、時刻情報は、時刻情報処理部38によって処理される。処理された手書き情報は、識別情報に対応付けて紙情報管理DB40の手書き情報DB40dに格納される。また、処理された時刻情報は、識別情報に対応付けられた位置情報に関連付けられて、位置・時刻情報DB40fに格納される。
次に、ファイル作成に関する処理と、ファイル参照に関する処理について説明する。
図9は、主に統合処理サーバ50によって実行されるファイル生成に関する処理の一例を示したフローチャートである。図6に示す統合処理サーバ50の情報入力部52は、プロジェクタ操作端末3や音声情報処理装置4、映像情報処理装置5等の所定のクライアント(格納指示クライアント)から、ファイルを格納したい旨の指示情報、このクライアントが管理している現在時刻情報を入力する(ステップ201)。時刻情報解析部53は、取得した現在時刻情報を解析し、時刻情報修正部54にて、例えば、このクライアントが管理する時刻と基準時刻発生部51にて発生される時刻との時間差を計算する(ステップ202)。また統合ファイル生成部55は、統合ファイル格納部60におけるファイル格納領域を確保し(ステップ203)、図示しない送信部から、送信準備完了の情報を格納指示クライアントに送信する(ステップ204)。
その後、情報入力部52は、特定の格納指示クライアントより、例えば、図7の格納情報A71に示すような格納情報を受信する(ステップ205)。この格納情報の受信を複数のクライアント毎に実行する。統合ファイル生成部55は、統一時間を生成し(ステップ206)、情報に統一時間を割り付けて統合ファイル格納部60に統合ファイル74(図7参照)を格納する(ステップ207)。ファイル結果出力部56は、格納指示クライアントに対してファイル作成完了情報を出力する(ステップ208)。また、必要に応じて統合ファイル情報出力部57から統合ファイル情報を紙情報処理サーバ30へ出力し(ステップ209)、処理が終了する。紙情報処理サーバ30へ統合ファイル情報を出力することにより、図8に示すような統合化された議事録を、例えばプリンタ20を用いて用紙等の媒体に出力することが可能となる。
尚、図9に示すファイル作成処理では、格納指示クライアントから格納情報が送信される場合を例に挙げているが、手書き情報を含むファイルを作成する場合には、情報入力部52は、紙情報処理サーバ30からファイルすべき手書き情報を取得する。手書き情報についての基準時間は、紙情報処理サーバ30の手書き・時刻情報入力部36により時刻情報を入力した際、時刻情報処理部38にて、統合処理サーバ50の基準時刻発生部51により発生される時刻と同等の時刻により修正されることが好ましい。即ち、紙情報処理サーバ30は、統合処理サーバ50の基準時刻発生部51と同等の機能を有する時計手段を備え、または統合処理サーバ50から基準時刻発生部51の基準時刻を取得する。手書き・時刻情報を入力する前に、図9のステップ201〜202と同等の処理を、電子ペン12またはこれに接続される手書き情報取得端末2との間で実行すれば良い。紙情報管理DB40への手書き情報の格納前に基準時間を用いることで、統合ファイルの生成に際して新たに電子ペン12の時計の時間のずれを修正する必要がなくなる。
次に、ファイル参照に関する処理について説明する。
図10は、紙情報処理サーバ30および統合処理サーバ50によって実行されるファイル参照に関する処理の一例を示したフローチャートである。紙情報処理サーバ30の指示コード情報解析部41は、手書き文書へのアクセスに関する情報を例えば手書き情報取得端末2から取得する(ステップ301)。この手書き情報取得端末2から取得される情報は、コード画像が形成されている手書き情報の記載部分に対して、電子ペン12を用いてなされた参照指示の情報である。指示コード情報解析部41は、指示コード情報に含まれるコード情報から位置情報と識別情報とを分析する等、指示コード情報を解析する(ステップ302)。時刻情報変換部42は、紙情報管理DB40の位置・時刻情報DB40fから読み出された位置情報と時刻情報との対応関係を用いて、分析された位置情報を時刻情報に変換する(ステップ303)。その後、時刻情報出力部44は、変換されて取得された時刻情報を統合処理サーバ50へ送信する(ステップ304)。尚、送信する時刻情報には、参照要求クライアントのアドレス情報が付加されていることが好ましい。
統合処理サーバ50では、時刻情報入力部61にて時刻情報を入力し、ファイル読み出し部62は、この時刻情報を用いて統合ファイル格納部60から該当ファイルを読み出す(ステップ305)。読み出されたファイルは、時刻情報に付加されていた参照要求クライアントのアドレスを用いて、情報出力部63から参照要求クライアントへ出力されて(ステップ306)、処理が終了する。
尚、コード画像からコード情報を読み取り、このコード情報から位置情報、識別情報を分析する作業については、そのアプリケーションの組み方によって、電子ペン12、手書き情報取得端末2、および紙情報処理サーバ30の何れかが実行すればよい。各構成要素における機能の分担の仕方によって、機能ブロック構成が変わってくる。
このように、本実施の形態では、手書きを行う契機となるような、その手書きを行った際の周囲環境を容易に再生することで手書き内容の意味(背景)を、より容易に理解することができる。具体的には、手書きを行った時間を基準として、その時間の前後で現れていた情報(プレゼンテーションの資料、収録情報、環境情報等)を取得し、再生できるようにしている。また、その再生方法としては、随時サーバ(統合処理サーバ50等)からデータ取得を行う場合もあるし、手書き時間に対応する情報を予め単純なリンクで関連付けてマルチメディア文書として作成しておくことも可能である。あるいは、単純にメディアごとのタイムカウンタをテーブル化してこれから参照する方法もある。このタイムカウンタのテーブル化は、例えば、処理を行う端末装置が備えるアプリケーションソフトウェア等で実行される。
尚、検索される時間を決定する手書き文字については、上記実施の形態では、紙からデジタルペンで入力する態様について説明している。しかしながら、例えばPC上でポインティングデバイス等を用いて指示するように構成することもできる。また文字単位ではなくページ単位、段落単位とすることも可能である。更に、抽出される情報範囲は、ページ全体等を書いた時間内(±α)で用いられた情報を抽出してもよい。また、一文字(一画)毎の時間で抽出することも可能である。特に、時間は、ある程度まとまった方が処理し易いことから、実施例のような時間範囲を定めて抽出することも有効である。
本実施の形態が適用される電子文書管理システムの構成の一例を示したものである。 (a)〜(c)は、例えばコード用紙としてプリンタにて印刷される2次元コード画像を説明するための図である。 紙情報処理サーバの機能を示すブロック図である。 電子ペンの構成を示した図である。 電子ペンの主に制御部にて実行される手書き情報入力処理を示したフローチャートである。 統合処理サーバの機能を示すブロック図である。 統合ファイル生成部にて生成される統合ファイルの例を示した図である。 統合化された議事録の表示例を示した図である。 主に統合処理サーバによって実行されるファイル生成に関する処理の一例を示したフローチャートである。 紙情報処理サーバおよび統合処理サーバによって実行されるファイル参照に関する処理の一例を示したフローチャートである。
符号の説明
1…ネットワーク、2…手書き情報取得端末、3…プロジェクタ操作端末、4…音声情報処理装置、5…映像情報処理装置、6…情報利用端末、11…コード用紙、12…電子ペン、20…プリンタ、30…紙情報処理サーバ、50…統合処理サーバ

Claims (11)

  1. 媒体上に配置されたコード画像を用いて、ユーザによりなされた筆記動作に基づく当該媒体上の位置を特定する特定手段と、
    前記筆記動作が実行された時刻情報を取得する取得手段と、
    前記媒体上の位置と前記時刻情報とを関連付けた情報を格納する格納手段と
    を含む情報管理システム。
  2. 前記取得手段により取得される時刻情報は、前記筆記動作が実行された時刻を基準時刻により修正した時刻に関する情報であることを特徴とする請求項1記載の情報管理システム。
  3. ユーザに対して提供された所定の情報について、当該所定の情報が提供された時刻に関連した提供時刻情報を取得する手段と、
    取得された前記提供時刻情報を基準時刻により修正する手段と、
    修正された前記提供時刻情報に関連付けて前記所定の情報を格納する情報格納手段と
    を更に含む請求項1記載の情報管理システム。
  4. コード画像が含まれると共に筆記動作に係わる手書き情報の画像が含まれる媒体へのユーザの操作から、位置情報を取得する手段と、
    前記格納手段により格納された前記情報を用いて前記位置情報から時刻情報を特定する手段と、
    特定された前記時刻情報を用いて、前記情報格納手段に格納されている前記所定の情報を当該情報格納手段から読み出す手段と
    を更に含む請求項3記載の情報管理システム。
  5. ユーザに対して提供される複数の前記所定の情報を、前記修正する手段により修正された複数の前記提供時刻情報を用いて統合する手段を更に含む請求項3記載の情報管理システム。
  6. 前記コード画像は、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が低く近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が高い不可視トナーによって前記媒体上に印字されていることを特徴とする請求項1記載の情報管理システム。
  7. ユーザが筆記した手書き情報の内容に対応した手書き対応情報と手書きがなされた時刻に関する手書き時刻とを関連付けて第1のメモリに格納し、
    ユーザに提供される提供情報と当該情報が提供される時刻に関する提供時刻とを関連付けて第2のメモリに格納し、
    所定の手書き対応情報を用いて前記第1のメモリに格納された所定の手書き時刻を特定し、
    特定された前記所定の手書き時刻を用いて前記提供時刻に関連付けられた前記提供情報を前記第2のメモリから読み出す
    情報管理方法。
  8. 前記手書き対応情報は、ユーザが筆記する紙面上に形成されたコード画像によって把握される位置情報であることを特徴とする請求項7記載の情報管理方法。
  9. 前記手書き情報が形成された紙面上に印字されているコード画像を用いて当該手書き情報の所定箇所に対するユーザの指定を認識し、当該所定箇所に対応する前記所定の手書き対応情報を特定することを特徴とする請求項7記載の情報管理方法。
  10. 前記第2のメモリへの格納は、基準となる時刻により修正された前記提供時刻を用いて前記提供情報を格納することを特徴とする請求項7記載の情報管理方法。
  11. 前記第2のメモリへの格納は、複数の提供情報について、修正された前記提供時刻を用いて統一時間を設定し、統合化された情報として格納することを特徴とする請求項10記載の情報管理方法。
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