JP4496459B2 - 継手部付き波形管 - Google Patents

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Description

この発明は、波形管を接続するための継手部を備えた波形管の構造に関する。
従来より、電線ケーブルや光ファイバーケーブル等のケーブル類を収容保護する保護管のほか、送水管や下水管として、管壁を凹凸波形に形成した耐圧偏平性能に優れた合成樹脂製波形管が広く一般に使用されている。
このような波形管の中でも、特に凸部を断面略方形状に形成した波形管を用いることで、例えば特許文献1にも開示されているように、捻れの少ない安定した配管を実現することができるとともに、複数本を平行に収束して多孔管路を形成する場合には、その平行性や直行性を良好に維持することができる。
この種の波形管の配管に際しては、例えば特許文献1にも開示されているように、一端側に継手部を形成した波形管を用いて、その波形管の継手部に接続相手側の波形管の他端側を差し込むことによって、複数本の波形管を順次継ぎ足すといったことがなされている。
特開平8−219333号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような継手部付き波形管を用いた接続構造では、波形管の継手部とこれに差し込まれる接続相手側の波形管との間にOリングが介装されているだけで、これら波形管に強い引き抜き力が作用すると、継手部から接続相手側の波形管が抜け出る可能性があった。
また、例えば継手部に係合部材を設けて、この係合部材を接続相手側の波形管の凸部に係合させることで、継手部からの接続相手側の波形管の抜けを防止することも考えられるが、単に係合部材を継手部に設けるだけでは、継手部の外形が大きくなって波形管の凸部よりも外方へ大きく張り出したり、継手部の外周面に出っ張りが生じる等して、これが波形管を収束させる際に邪魔になり、上記のような多孔管路の形成に支障をきたすことに成りかねない。
この発明は、上記の不具合を解消して、接続相手側の波形管の抜けを確実に防止することができ、しかも多孔管路を形成する際に支障をきたすことがないように、波形管の凸部よりも外方向への継手部の張り出しを極力抑えることができるようにした継手部付き波形管の提供を目的とする。
上記の課題を解決するため、この発明の継手部付き波形管は、例えば環状の凸部と凹部を管軸方向に交互に有し、前記凸部が断面略方形状に形成されている管壁を備えた合成樹脂製の波形管であって、その管壁の一端側に、前記管壁と同様の管壁を備えた接続相手側の波形管における管壁端部を差し込む断面略方形状の継手部を一体的に形成して、前記継手部の内壁面に、前記継手部の差込口から遠ざかるにつれて内方向への張り出し量が漸増するとともに、内外方向に弾性を有する金属板等の薄肉剛性材からなる掛止片を設けて、前記接続相手側の波形管における管壁端部の凸部によって前記掛止片をその弾性力に抗して外方向へ押し広げることで、前記接続相手側の波形管における管壁端部の前記継手部への差し込みを許容するとともに、前記継手部に差し込んだ前記接続相手側の波形管における管壁端部の隣接する凸部間の隙間に前記掛止片をその弾性復帰力によって嵌り込ませて、その掛止片の先端を隣接する凸部のうち前記差込口から遠い側の凸部に当接させることで、前記接続相手側の波形管における管壁端部の前記継手部からの抜けを阻止するようにしたことを特徴とする。
具体的に、前記掛止片から延出した付勢片を、前記継手部の内壁面に当接させて、前記掛止片の内方向への張り出し状態を保持するとともに、外方向へ押し広げられた前記掛止片を内方向へ付勢している。また、前記継手部の内壁面に沿って設けた基片から前記掛止片を延出して、前記継手部に差し込んだ前記接続相手側の波形管における管壁端部の凸部によって前記基片を前記継手部の内壁面に押し付けることで、前記掛止片の内方向への張り出し状態を保持している。さらに、前記掛止片の先端部に、前記接続相手側の波形管における管壁端部の凸部に食い込む鋭角状の食い込み爪を形成している。
さらにまた、前記掛止片から延出した止め片を、前記継手部を貫通させて前記継手部の外壁面に沿って折り返して、前記掛止片を前記継手部の内壁面に取り付けるようにしている。
さらに、前記継手部の内壁面に、差し込み途中の前記接続相手側の波形管における管壁端部の凸部によって外方向へ徐々に押し広げられて、差し込み完了時の前記接続相手側の波形管における管壁端部の隣接する凸部間の隙間に嵌り込む突起を形成している。
また、前記継手部の内壁面に、一対の掛止片を互いに対向させて設けている。
さらに、前記継手部を、前記管壁の一端側に連結部を介して連設するとともに、前記連結部を、前記継手部の外周形よりも小形で、且つ、前記接続相手側の波形管における管壁端部の凹部を差し込み可能とする断面略円形状に形成している。
この発明の継手部付き波形管を使用することで、接続相手側の波形管の管壁端部を継手部に差し込むだけで、継手部の内壁面に設けた掛止片が接続相手側の波形管の凸部に係合して、接続相手側の波形管の抜けを防止した状態で、接続相手側の波形管を継手部に簡単に接続することができる。
しかも、金属板等の薄肉剛性材からなる掛止片を用いているから、掛止片の強度を高めて波形管の抜けを確実に防止することができるとともに、継手部内の掛止片を設けるためのスペースを内外方向において狭くして、継手部の外方向への張り出し量を極力抑えることができ、複数本の波形管を平行に収束して多孔管路を形成する際に支障をきたさないようにすることができる。さらに、この継手部付き波形管を継ぎ足して配管すれば、長さ調整のために、いずれかの波形管の管壁を任意の箇所で切断しても、その切断端部を相手側の波形管の継手部に差し込んで接続することができるので、配管に際しての長さ調整を容易に行うことができる。
また、掛止片を内方向へ付勢する付勢片を設けたり、掛止片の内方向への張り出し状態を保持する基片を設けたり、掛止片の先端部の食い込み爪を接続相手側の波形管の凸部に食い込ませたりすることで、押し広げられた掛止片を確実に復帰させて、接続相手側の波形管の凸部に確実に係合させることができ、接続相手側の波形管の抜けをより確実に防止することができる。
さらに、掛止片から延出した止め片によって、掛止片を継手部の内壁面に取り付けることで、その取付構造を簡単にすることができ、また取付作業も簡単に済ますことができる。
さらにまた、接続相手側の波形管の差し込み完了時に、継手部の内壁面に形成した突起が凸部間の隙間に嵌り込むようにすることで、このときに発生する衝突音から接続相手側の波形管の差し込み完了を知ることができ、差し込み不良等を防止することができる。
また、継手部をこれよりも外周形の小さな連結部を介して管壁に連設させることで、継手部の取付強度を高めて、より安定した接続を実現することができる。さらに、この連結部に接続相手側の波形管の凹部を差し込むようにすることで、継手部内において接続相手側の波形管をしっかりと位置決めすることができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図において、(1)は、例えばブロー成形によって形成した合成樹脂製の継手部付き波形管である。この波形管(1)は、環状の凹凸部(2)(3)を管軸方向に交互に有する管壁(4)を備えており、凸部(2)が断面略正方形状に形成され、凹部(3)が断面略円形状に形成されている。そして、管壁(4)の内部に例えば電線ケーブルや光ファイバーケーブル等のケーブル類を収容するようになっている。
そして、この波形管(1)における管壁(4)の一端側には、図2に示すように、接続相手側の波形管(1)の管壁他端部を差し込む継手部(11)が、連結部(12)を介して一体的に連設されている。
継手部(11)は、断面略正方形状に形成され、その内周の一辺の長さが管壁(4)の凸部(2)の外周の一辺の長さよりも僅かに長くなっている。また、継手部(11)の差込口(14)周りには、差込口(14)の形状を保持するとともに、接続相手側の波形管(1)の管壁他端部の差し込みを容易にするためのフランジ(15)が拡開状態で形成されている。
この継手部(11)には、図3及び図4に示すように、四つの側壁(18)(18)…のうちの一つの側壁(18)の略中央部分を凹入することによって、その内壁面に突起(19)が形成されている。この突起(19)は、差込口(14)から遠ざかるにつれて内方向(継手部中心軸に近づく方向)への張り出し量が漸増する傾斜面(19a)と、その傾斜面(19a)よりも連結部(12)側で凸部(2)の丸みを有する角部の形状に対応した湾曲面(19b)を有している。なお、突起(19)は、1つの側壁(18)に設けるだけでなく、例えば対向する側壁(18)(18)や直交する側壁(18)(18)、さらには3つ又は4つの側壁(18)(18)…に夫々設けるようにしても良い。
さらに、継手部(11)の内壁面には、継手部(11)に差し込んだ接続相手側の波形管(1)の抜けを阻止する一対の抜け止め部材(20)(20)が互いに対向して設けられている。
この抜け止め部材(20)は、薄肉剛性材としての金属板を打ち抜き加工、折曲加工することによって成形されており、図3及び図4に示すように、継手部(11)の内壁面に沿った基片(21)と、この基片(21)の連結部(12)側の端部から延出した掛止片(22)と、この掛止片(22)の中間部から延出した付勢片(23)と、掛止片(22)の差込口(14)側の端部から延出した一対の止め片(24)(24)から構成されている。
そして、掛止片(22)は、例えば略ロ字状に形成され、差込口(14)から遠ざかるにつれて内方向への張り出し量が漸増するとともに、内外方向(継手部中心軸に対して近接離間する方向)に弾性を有していて、板バネとして機能する。また、掛止片(22)の連結部(12)側の端部すなわち先端部には、一対の鋭角状の食い込み爪(25)(25)が夫々形成されている。なお、これら食い込み爪(25)(25)は、先端部の両端に夫々形成されているが、例えば先端部中央に1個だけ設けるようにしたり、また先端部全体に亘って鋸刃状に形成するようにしても良い。
付勢片(23)は、例えば略長方形状に形成されて、掛止片(22)の中央開口部分に配されている。そして、この付勢片(23)は、差込口(14)から遠ざかるにつれて外方向(継手部中心軸から遠ざかる方向)への張り出し量が漸増して、その先端部が継手部(1)の内壁面に当接するとともに、内外方向に弾性を有していて、板バネとして機能する。すなわち、継手部(11)内において掛止片(22)を内方向へ張り出した状態に保持するとともに、掛止片(22)が外方向へ押し広げられたときに、継手部(11)の内壁面を押し込むことによる反発力によって、掛止片(22)を内方向へ付勢して掛止片(22)の弾性復帰を補助するようになっている。
止め片(24)は、図3及び図5に示すように、例えば細幅の帯状に形成され、継手部(11)の側壁(18)に形成した貫通孔(26)を貫通して、継手部(11)の外壁面に沿って折り返しされており、これによって抜け止め部材(20)を継手部(11)の内壁面に取り付けている。
このように、上記の抜け止め部材(20)は、薄肉金属板からなり、しかも全体的に継手部(11)の側壁(18)にほぼ沿うようにして取り付けられている。従って、このような抜け止め部材(20)(20)を備えた継手部(11)においては、抜け止め部材(20)(20)を設けるためのスペースを内外方向において狭くして、その外周形を小さく抑えることができる。
なお、一対の抜け止め部材(20)(20)のうちの一方は、その掛止片(22)を突起(19)の傾斜面(19a)に被せるようにして設けられているが、抜け止め部材(20)(20)の取付位置は、これに限定されるものではなく、例えば双方の抜け止め部材(20)(20)とも突起(19)が形成されていない側壁(18)(18)に設けるようにしても良い。また、抜け止め部材(20)の個数も、1個又は3個以上設けるようにしても良い。
連結部(12)は、断面略円形状に形成され、その外周形が継手部(11)の外周形よりも小形になっている。また、連結部(12)の内径は、波形管(1)の凹部(3)の外径よりも僅かに長く、従って連結部(12)に接続相手側の波形管(1)における管壁他端部の凹部(3)を差し込むことができるようになっている。
次に、上記の継手部付き波形管(1)(1)同士の接続について説明する。まず、一方の波形管(1)の継手部(11)の差込口(14)へ、他方すなわち接続相手側の波形管(1)の管壁他端部を差し入れる。このとき、図6に示すように、接続相手側の波形管(1)の凸部(2)が、抜け止め部材(20)(20)の掛止片(22)(22)に当接しながら移動することで、これら掛止片(22)(22)をその弾性力及び付勢片(23)(23)の付勢力に抗して外方向へ押し広げて、接続相手側の波形管(1)の管壁他端部の継手部(11)への差し込みを許容する。これと同時に、接続相手側の波形管(1)の凸部(2)が、継手部(11)の突起(19)を外方向へ徐々に押し広げて、継手部(11)の内壁面が外方向へ拡開する。
そして、図7に示すように、接続相手側の波形管(1)の凸部(2)が、掛止片(22)(22)及び突起(19)を通り過ぎて、継手部(11)と連結部(12)との間の段差面(30)に当接し、接続相手側の波形管(1)の先端凹部(3)が、連結部(12)に嵌り込むと、接続相手側の波形管(1)の差し込みが完了する。
このとき、掛止片(22)(22)が自身の弾性力及び付勢片(23)(23)の付勢力によって弾性復帰するとともに、基片(21)が接続相手側の波形管(1)の管壁他端部における凸部(2)によって継手部(11)の内壁面に押し付けられることで、掛止片(22)(22)のがたつきをなくしてその内方向への張り出し状態を保持する。これにより、掛止片(22)(22)が、接続相手側の波形管(1)の管壁他端部における隣接する凸部(2)(2)間の隙間に嵌り込み、掛止片(22)(22)の先端部の食い込み爪(25)(25)…が、隣接する凸部(2)(2)のうち差込口(14)から遠い側の凸部(2)に食い込む。具体的には、凸部(2)における管径方向に張り出した側面に食い込む。これによって、接続相手側の波形管(1)の継手部(11)からの抜けを確実に阻止する。なお、ブロー成形によって形成した波形管(1)では、その管壁(4)の凸部(2)における管径方向の側面が、管径方向に対して僅かに傾斜していることがある。このような場合、掛止片(22)(22)の先端を凸部(2)の傾斜した側面に当接させるだけでは、掛止片(22)(22)が滑り易くなってしまうが、掛止片(22)(22)の先端部に鋭角状の食い込み爪(25)(25)…を形成して、この食い込み爪(25)(25)…を凸部(2)の側面に食い込ませることで、凸部(2)の側面が傾斜していても波形管(1)の抜けを確実に阻止することができる。
また、この食い込み爪(25)(25)…の食い込みと同時に、拡開していた継手部(11)の内壁面が弾性復帰して、突起(19)の湾曲面(19b)が差込口(14)から遠い側の凸部(2)の角部に沿うようにして、突起(19)が接続相手側の波形管(1)の管壁他端部における隣接する凸部(2)(2)間の隙間に嵌り込む。これによって、接続相手側の波形管(1)を、継手部(11)内にしっかりと位置決めすることができる。また、突起(19)が隣接する凸部(2)(2)間の隙間に嵌り込む際に、継手部(11)の内壁面が接続相手側の波形管(1)の外壁面に衝突して衝突音が発生し、これによって接続相手側の波形管(1)がきっちりと奥まで差し込まれて差し込みが完了したことが判るようになっている。接続相手側の波形管(1)と継手部(11)側の段差面(30)との間には、リング状パッキン(31)が介装される。
なお、このようなリング状パッキン(31)の代わりに、例えば図8及び図9に示すように、接続相手側の波形管(1)の先端凹部(3)に、外周に複数の環状ヒレ(35)(35)…を有する短筒状のパッキン(36)を外嵌する。そして、パッキン(36)を取り付けた先端凹部(3)を連結部(12)に内嵌して、パッキン(36)の環状ヒレ(35)(35)…を連結部(12)の内壁面に押し付けることで、止水するようにしても良い。
このようにして、ワンタッチでの接続相手側の波形管(1)の差し込みが完了すると、この接続相手側の波形管(1)の継手部(11)に対して、さらに別の波形管(1)の管壁他端部を上記と同様にしてワンタッチで差し込み、これを順次繰り返すことで、波形管(1)(1)…を継ぎ足しながら配管していく。この場合、長さ調整のために、いずれかの波形管(1)の管壁(4)を任意の箇所において切断しても、その波形管(1)の切断端部を相手側の波形管(1)の継手部(11)に差し込んで接続することができる。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、接続相手側の波形管は、上記のような継手部付き波形管に限らず、少なくとも継手部付き波形管と同様の管壁を備えていれば、一端側に継手部を形成していない波形管であっても良い。また、波形管の管壁は、凸部が断面略方形状で、凹部が断面円形状のものだけに限らず、例えば凹凸部がともに断面略方形状に形成されているものであっても良い。さらに、管壁の凹凸部は、環状のものに限らず、螺旋状のものであって良い。
この発明の一実施形態に係る継手部付き波形管の斜視図である。 同じくその縦断面図である。 同じくその抜け止め部材付近の縦断面図である。 同じくその継手部の一部破断斜視図である。 同じくその分解斜視図である。 接続相手側の波形管の差し込み途中の状態を示す縦断面図である。 接続相手側の波形管の差し込み完了の状態を示す縦断面図である。 パッキンを取り付けた接続相手側の波形管の縦断面図である。 同じくその接続相手側の波形管の差し込み完了の状態を示す縦断面図である。
符号の説明
(1) 波形管
(2) 凸部
(3) 凹部
(4) 管壁
(11) 継手部
(12) 連結部
(14) 差込口
(19) 突起
(21) 基片
(22) 掛止片
(23) 付勢片
(24) 止め片
(25) 食い込み爪

Claims (9)

  1. 凸部と凹部を管軸方向に交互に有し、前記凸部が断面略方形状に形成されている管壁を備えた合成樹脂製の波形管であって、その管壁の一端側に、前記管壁と同様の管壁を備えた接続相手側の波形管における管壁端部を差し込む断面略方形状の継手部を一体的に形成して、前記継手部の内壁面に、前記継手部の差込口から遠ざかるにつれて内方向への張り出し量が漸増するとともに、内外方向に弾性を有する薄肉剛性材からなる掛止片を設けて、前記接続相手側の波形管における管壁端部の凸部によって前記掛止片をその弾性力に抗して外方向へ押し広げることで、前記接続相手側の波形管における管壁端部の前記継手部への差し込みを許容するとともに、前記継手部に差し込んだ前記接続相手側の波形管における管壁端部の隣接する凸部間の隙間に前記掛止片をその弾性復帰力によって嵌り込ませて、その掛止片の先端を隣接する凸部のうち前記差込口から遠い側の凸部に当接させることで、前記接続相手側の波形管における管壁端部の前記継手部からの抜けを阻止するように構成してなり、前記掛止片から延出した付勢片を、前記継手部の内壁面に当接させて、前記掛止片の内方向への張り出し状態を保持するとともに、外方向へ押し広げられた前記掛止片を内方向へ付勢するようにしたことを特徴とする継手部付き波形管。
  2. 凸部と凹部を管軸方向に交互に有し、前記凸部が断面略方形状に形成されている管壁を備えた合成樹脂製の波形管であって、その管壁の一端側に、前記管壁と同様の管壁を備えた接続相手側の波形管における管壁端部を差し込む断面略方形状の継手部を一体的に形成して、前記継手部の内壁面に、前記継手部の差込口から遠ざかるにつれて内方向への張り出し量が漸増するとともに、内外方向に弾性を有する薄肉剛性材からなる掛止片を設けて、前記接続相手側の波形管における管壁端部の凸部によって前記掛止片をその弾性力に抗して外方向へ押し広げることで、前記接続相手側の波形管における管壁端部の前記継手部への差し込みを許容するとともに、前記継手部に差し込んだ前記接続相手側の波形管における管壁端部の隣接する凸部間の隙間に前記掛止片をその弾性復帰力によって嵌り込ませて、その掛止片の先端を隣接する凸部のうち前記差込口から遠い側の凸部に当接させることで、前記接続相手側の波形管における管壁端部の前記継手部からの抜けを阻止するように構成してなり、前記継手部の内壁面に沿って設けた基片から前記掛止片を延出して、前記継手部に差し込んだ前記接続相手側の波形管における管壁端部の凸部によって前記基片を前記継手部の内壁面に押し付けることで、前記掛止片の内方向への張り出し状態を保持するようにしたことを特徴とする継手部付き波形管。
  3. 凸部と凹部を管軸方向に交互に有し、前記凸部が断面略方形状に形成されている管壁を備えた合成樹脂製の波形管であって、その管壁の一端側に、前記管壁と同様の管壁を備えた接続相手側の波形管における管壁端部を差し込む断面略方形状の継手部を一体的に形成して、前記継手部の内壁面に、前記継手部の差込口から遠ざかるにつれて内方向への張り出し量が漸増するとともに、内外方向に弾性を有する薄肉剛性材からなる掛止片を設けて、前記接続相手側の波形管における管壁端部の凸部によって前記掛止片をその弾性力に抗して外方向へ押し広げることで、前記接続相手側の波形管における管壁端部の前記継手部への差し込みを許容するとともに、前記継手部に差し込んだ前記接続相手側の波形管における管壁端部の隣接する凸部間の隙間に前記掛止片をその弾性復帰力によって嵌り込ませて、その掛止片の先端を隣接する凸部のうち前記差込口から遠い側の凸部に当接させることで、前記接続相手側の波形管における管壁端部の前記継手部からの抜けを阻止するように構成してなり、前記掛止片の先端部に、前記接続相手側の波形管における管壁端部の凸部に食い込む鋭角状の食い込み爪を形成したことを特徴とする継手部付き波形管。
  4. 凸部と凹部を管軸方向に交互に有し、前記凸部が断面略方形状に形成されている管壁を備えた合成樹脂製の波形管であって、その管壁の一端側に、前記管壁と同様の管壁を備えた接続相手側の波形管における管壁端部を差し込む断面略方形状の継手部を一体的に形成して、前記継手部の内壁面に、前記継手部の差込口から遠ざかるにつれて内方向への張り出し量が漸増するとともに、内外方向に弾性を有する薄肉剛性材からなる掛止片を設けて、前記接続相手側の波形管における管壁端部の凸部によって前記掛止片をその弾性力に抗して外方向へ押し広げることで、前記接続相手側の波形管における管壁端部の前記継手部への差し込みを許容するとともに、前記継手部に差し込んだ前記接続相手側の波形管における管壁端部の隣接する凸部間の隙間に前記掛止片をその弾性復帰力によって嵌り込ませて、その掛止片の先端を隣接する凸部のうち前記差込口から遠い側の凸部に当接させることで、前記接続相手側の波形管における管壁端部の前記継手部からの抜けを阻止するように構成してなり、前記掛止片から延出した止め片を、前記継手部を貫通させて前記継手部の外壁面に沿って折り返して、前記掛止片を前記継手部の内壁面に取り付けるようにしたことを特徴とする継手部付き波形管。
  5. 前記凸部及び凹部は、環状に形成されている請求項1乃至4のいずれかに記載の継手部付き波形管。
  6. 前記掛止片は、金属板からなる請求項1乃至5のいずれかに記載の継手部付き波形管。
  7. 前記継手部の内壁面に、差し込み途中の前記接続相手側の波形管における管壁端部の凸部によって外方向へ徐々に押し広げられて、差し込み完了時の前記接続相手側の波形管における管壁端部の隣接する凸部間の隙間に嵌り込む突起を形成した請求項1乃至6のいずれかに記載の継手部付き波形管。
  8. 前記継手部の内壁面に、一対の掛止片を互いに対向させて設けた請求項1乃至7のいずれかに記載の継手部付き波形管。
  9. 前記継手部を、前記管壁の一端側に連結部を介して連設するとともに、前記連結部を、前記継手部の外周形よりも小形で、且つ、前記接続相手側の波形管における管壁端部の凹部を差し込み可能とする断面略円形状に形成した請求項1乃至8のいずれかに記載の継手部付き波形管。
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