JP4769569B2 - 画像形成装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置の製造方法に関する。
平板形状で自発光型の画像表示装置として、画素毎の蛍光体に対応させて、複数の電界放出型電子放出素子(以下、FEDと呼ぶ)や表面伝導型電子放出素子(以下、SCEと呼ぶ)をマトリクス状に配置した電子源基板を有するディスプレイが挙げられる。
SCEは、特許文献1に開示されているように、「活性化工程」を施すことで、電子放出特性を向上させることができる。「活性化工程」とは、例えば炭素あるいは炭素化合物からなる活性化物質が電子放出部に供給される環境下において、電子放出部に対してパルス電圧の印加を繰り返すことで実施される。
また、FEDないしSCEは、特許文献2に開示されているように、「予備駆動工程」を施すことで、電子放出特性の安定性を向上させることができる。「予備駆動工程」とは、所定の関係式より定められる電圧V1にて上記電子放出素子を駆動した後、所定の関係式により定められる電圧範囲の電圧V2により通常の駆動をおこなう駆動方法である。
SCEをマトリクス配置した電子源基板に「活性化工程」を施すための製造方法および製造装置は、例えば特許文献3に開示されている。
特許文献3では、「活性化工程」における通電処理を、複数の電子放出素子が共通配線で接続された電子源に対し、前記配線を通じて複数の電子放出素子に同時に電圧を印加することで実施している。そのため、配線抵抗に起因した電圧降下により各電子放出素子に実効的に印加される電圧が、所望の値からずれてしまうことが教示されている。そして、特許文献3では、各電子放出素子に流れる電流If、或いは各電子放出素子に接続する配線に流れる電流を測定し、その測定値に基づいて、配線による電圧降下分を補償して、各電子放出素子或いは各電子放出素子に接続する配線に電圧を印加することが開示されている。
また、電子放出素子をマトリクス配置した電子源基板に、「予備駆動工程」を施すための製造方法および製造装置は、例えば特許文献4に開示されている。特許文献4では、「予備駆動工程」における通電処理を、複数の電子放出素子が共通配線で接続された電子源に対し、前記配線を通じて複数の電子放出素子に同時に電圧を印加することで実施している。
複数の電子放出素子を備える電子源を、例えばフラットパネルディスプレイ等の画像表示装置に適用する場合には、表示画像の均一性を確保するために各電子放出素子の電子放出特性の均一性が必要である。従って、電子放出素子の製造方法においては、所望の電子放出特性を再現性高く実現する手法が求められる。そして、また、同一基板上に配列される複数の電子放出素子を備える電子源の製造方法においては、電子放出素子間の電子放出特性差を、より低くする手法が求められる。
画像表示素子としては、表面伝導型放出素子などの電子放出素子以外に例えばEL素子等を挙げることができる。特許文献5には電圧を印加することでエレクトロルミネセンスディスプレイの発光層を化成する構成が開示されている。
特開平7−235255号公報 特開平2000−243223号公報 特許第3087847号公報 特開平2000−243292号公報 米国特許第4826727号
画像形成装置の表示性能を向上させる手段の一つとして、画像表示素子の特性の均一性を向上することが挙げられる。より具体的には、電子放出素子を画像表示素子として用いる画像形成装置であれば、電子源内の個々の電子放出素子の電子放出特性を均一化させることが挙げられる。電子放出特性を均一化させる手段の一つとしては、前記活性化工程や前記予備駆動工程において、電子放出部に実効的に印加される電圧値をより均一化することが有効である。
一方で、多数の電子放出素子がマトリクス接続された電子源ないし画像形成装置に対して、前記活性化工程および予備駆動工程を実施する場合、工程時間短縮の要請から、複数の素子を同時に選択して電圧を印加することが求められる。複数の素子に同時に電圧を印加すると、配線抵抗の影響による電圧降下が顕著となり、個々の素子が配置された節点位置における配線電位(節点電位)の違いは無視できなくなる。また、これら節点電位の分布形状は一定とは限らず、それぞれの素子を流れる電流値に応じて変化する。それぞれの素子に対して均一な電圧を印加するためには、電圧降下量を精度良く予測し、これを補う電圧を端子電圧に付加する必要がある。更に、工程時間短縮のためには、電圧降下量を予測する計算は短時間で完了する必要がある。
EL素子の電圧印加による化成においても同様である。
本願は、電子放出素子やEL素子などの画像表示素子を用いた画像形成装置の製造方法において、適正に電位を評価できる構成を実現することを課題とする。具体的には、配線中に電流の流出入節点を有する回路網およびマトリクス回路網における節点電位計算を精度良くかつ高速に求める手法を提供することと、マトリクス接続された複数の非線形デバイスに対して均一な電圧を印加する駆動方法を提供することと、とりわけ、活性化工程ないし予備駆動工程を有する電子源および画像形成装置の製造方法において、活性化工程中ないし予備駆動工程中に各々の電子放出素子に印加される電圧を均一化する駆動方法およびこれを実現する製造装置を提供している。
本願発明の一つは以下のように構成される。すなわち、
第1の配線、及び、前記第1の配線に接続される複数の画像表示素子、及び、前記複数の画像表示素子のそれぞれに接続される複数の第2の配線、を有する画像形成装置の製造方法であって、
前記第2の配線に印加する信号を決定するステップと、
前記第1の配線の第1の位置に電位Dを印加し、第2の位置に電位Dを印加し、前記複数の第2の配線に前記信号を印加することで、前記第1の配線と前記第2の配線とに接続された部分に電圧を印加するステップと、
を有しており、
前記決定するステップは、前記第1の配線における前記第1の位置と前記第2の位置に挟まれる複数n個の位置のうちのj番目(ここで、n、jは正の整数である)の位置に対応する設定値Vを設定するステップを有しており、
該設定するステップでは、前記Vを以下の式で設定する、
Figure 0004769569
ここで、Iは前記n個の位置のうちのk番目の位置から流出する電流量であり、
前記第1の配線におけるj番目の位置とj+1番目の位置間の区間抵抗をR、1番目の位置と前記第1の位置もしくは第2の位置のうちのいずれか近いほうの位置との間の抵抗をR、n番目の位置と前記第1の位置もしくは第2の位置のうちのいずれか近いほうの位置との間の抵抗をR、前記第1の位置と前記第2の位置の間の抵抗をRallとするとき、前記a,bならびに前記cj,k
Figure 0004769569
であり、
前記設定するステップは、前記第2の配線に流れる電流を測定した結果に基づいて前記Iを定めるステップを有しており、
前記決定するステップは、前記Vに基づいて前記第2の配線に印加する前記信号を決定する画像形成装置の製造方法である。
ここで前記第1の配線と前記第2の配線とに接続された部分に電圧を印加するステップにおいて電圧を印加する部分とは、画像表示素子となるべき部分である。上記発明、もしくは上記発明に加えて更に他のステップを実行することによって第1の配線と第2の配線に接続された画像表示素子を含む画像表示装置を得ることができる。前記電圧を印加するステップで電圧を印加する部分は、該電圧を印加するステップを実行する前に画像表示機能を備えていてもよい。この画像表示機能とは、例えば画像表示素子が電子放出素子であれば電子を放出する機能であり、EL素子であれば発光機能となる。この場合、上記電圧を印加するステップによって、画像表示機能を向上(電子放出効率の向上や発光効率の向上など)させたり、画像表示機能を安定化することができる。また、前記電圧を印加するステップで電圧を印加する部分は、該電圧を印加するステップを実行する前に画像表示機能を備えていなくてもよい。この場合、上記電圧を印加するステップによって、画像表示機能を備えさせたり、更にその後、画像表示機能を向上させたり、画像表示機能を安定化することができる。
なお、前記電圧を印加するステップで電圧を印加する部分は非線形特性を有するものであることが望ましい。特には、該部分が、印加される電圧に対するしきい値特性を有するものであると好適である。例えば、印加される電圧に対して流れる電流量がしきい値特性(印加される電圧がしきい値を超えない電圧である場合には電流がほとんど流れない状態とすることができ、しきい値を超える電圧が印加される場合には必要な電流が流れる特性)を有する構成である。また、印加される電圧に対して得られる輝度がしきい値特性を有する構成も好適に採用できる。
なお本願において、min(j、k)はj、kのうちの最小値を示し、max(j、k)はj、kのうちの最大値を示すものとする。
また上記発明において、前記j番目の位置における設定値V、及びj−1番目の位置における設定値Vj−1、及びj−2番目の位置における設定値Vj−2、のうちのすくなくとも一つの設定値を以下の式、
Figure 0004769569
により設定する構成を特に好適に採用できる。他の2つの設定値については、上述の、
Figure 0004769569
により求めておく構成を好適に採用できる。ただし、
Figure 0004769569
は漸化式なので、隣接する2つの位置における設定値を、
Figure 0004769569
に記載した式等によって得た後は、順次各位置の設定値を、
Figure 0004769569
によって求めていくことができる。
また以下の発明も含んでいる。すなわち、
第1の配線、及び、前記第1の配線に接続される複数の画像表示素子、及び、前記複数の画像表示素子のそれぞれに接続される複数の第2の配線、を有する画像形成装置の製造方法であって、
前記第2の配線に印加する信号を決定するステップと、
前記第1の配線の第1の位置に電位Dを印加し、第2の位置に電位Dを印加し、前記複数の第2の配線に前記信号を印加することで、前記第1の配線と前記第2の配線とに接続された部分に電圧を印加するステップと、
を有しており、
前記決定するステップは、前記第1の配線における前記第1の位置と前記第2の位置に挟まれる複数n個の位置のうちのj番目(ここで、n、jは正の整数である)の位置に対応する設定値Vを設定するステップを有しており、
該設定するステップでは、前記Vを以下の式で設定する、
Figure 0004769569
ここで、Iは前記n個の位置のうちのk番目の位置から流出する電流量であり、
前記第1の配線においてN個(但し、Nは正数で、n≦N)の副位置を設定し、前記n個の位置は、S番目〜S番目の前記副位置の位置であり、隣接する副位置間の区間抵抗が同一の値rであり、1番目の副位置と前記第1の位置もしくは前記第2の位置のうちの何れか近いほうの位置との間の抵抗がR、N番目の副位置と前記第1の位置もしくは前記第2の位置のうちの何れか近いほうの位置との間の抵抗がR、配線の両端間の抵抗をRall、min(j、k)はj、kのうちの最小値を示し、max(j、k)はj、kのうちの最大値を示すものとするとき、前記a,bならびにcj,k
Figure 0004769569
であり、
前記設定するステップは、前記第2の配線に流れる電流を測定した結果に基づいて前記Iを定めるステップを有しており、
前記決定するステップは、前記Vに基づいて前記第2の配線に印加する前記信号を決定する画像形成装置の製造方法である。
ここで、前記j番目の位置における設定値V、及びj−1番目の位置における設定値Vj−1、及びj−2番目の位置における設定値Vj−2、のうちのすくなくとも一つの設定値を以下の式、
Figure 0004769569
により設定する構成を好適に採用できる。
また以下の発明を含んでいる。すなわち、
第1の配線、及び、前記第1の配線に接続される複数の画像表示素子、及び、前記複数の画像表示素子のそれぞれに接続される複数の第2の配線、を有する画像形成装置の製造方法であって、
前記第2の配線に印加する信号を決定するステップと、
前記第1の配線の第1の位置に電位Dを印加し、第2の位置に電位Dを印加し、前記複数の第2の配線に前記信号を印加することで、前記第1の配線と前記第2の配線とに接続された部分に電圧を印加するステップと、
を有しており、
前記決定するステップは、前記第1の配線における前記第1の位置と前記第2の位置に挟まれる複数n個の位置のうちのj番目(ここで、n、jは正の整数である)の位置に対応する設定値Vを設定するステップを有しており、
該設定するステップでは、前記Vを以下の式で設定する、
Figure 0004769569
ここで、Iは前記n個の位置のうちのk番目の位置から流出する電流量であり、
前記第1の配線における隣接する前記位置間の区間抵抗が同一の値rであり、1番目の位置と前記第1の位置もしくは前記第2の位置のうちのいずれか近いほうの位置との間の抵抗がR、n番目の位置と前記第1の位置もしくは前記第2の位置のうちのいずれか近いほうの位置との間の抵抗がR、配線の両端間の抵抗をRallとするとき、前記a,bならびにcj,k
Figure 0004769569
であり、
前記設定するステップは、前記第2の配線に流れる電流を測定した結果に基づいて前記Iを定めるステップを有しており、
前記決定するステップは、前記Vに基づいて前記第2の配線に印加する前記信号を決定する画像形成装置の製造方法である。
ここで、前記j番目の位置における設定値V、及びj−1番目の位置における設定値Vj−1、及びj−2番目の位置における設定値Vj−2、のうちのすくなくとも一つの設定値を以下の式、
Figure 0004769569
により設定する構成を好適に採用できる。
また以下の発明を含んでいる。すなわち、
第1の配線、及び、前記第1の配線に接続される複数の画像表示素子、及び、前記複数の画像表示素子のそれぞれに接続される複数の第2の配線、を有する画像形成装置の製造方法であって、
前記第2の配線に印加する信号を決定するステップと、
前記第1の配線の第1の位置に電位Dを印加し、該第1の位置とは離間した端部をオープンとし、前記複数の第2の配線に前記信号を印加することで、前記第1の配線と前記第2の配線とに接続された部分に電圧を印加するステップと、
を有しており、
前記決定するステップは、前記第1の配線における前記第1の位置と前記端部に挟まれる複数n個の位置のうちのj番目(ここで、n、jは正の整数である)の位置に対応する設定値Vを設定するステップを有しており、
前記第1の配線の前記n個(但し、nは正数)の位置について、前記第1の位置側から前記端部に向かって位置番号を1,2,...,nとし、第j番目の位置より流出する方向の符号を正としたときの電流値をI、j番目の位置とj+1番目の位置間の区間抵抗がR、1番目の位置と第1の位置間の抵抗がRとしたとき、j番目の位置に対応する設定値Vが、
Figure 0004769569
Figure 0004769569
Figure 0004769569
ただし、jは2,3,・・・,n−1である、
により設定され、
前記設定するステップは、前記第2の配線に流れる電流を測定した結果に基づいて前記Iを定めるステップを有しており、
前記決定するステップは、前記Vに基づいて前記第2の配線に印加する前記信号を決定する画像形成装置の製造方法である。
また以下の発明を含んでいる。すなわち、
第1の配線、及び、前記第1の配線に接続される複数の画像表示素子、及び、前記複数の画像表示素子のそれぞれに接続される複数の第2の配線、を有する画像形成装置の製造方法であって、
前記第2の配線に印加する信号を決定するステップと、
前記第1の配線の第1の位置に電位Dを印加し、該第1の位置とは離間した端部をオープンとし、前記複数の第2の配線に前記信号を印加することで、前記第1の配線と前記第2の配線とに接続された部分に電圧を印加するステップと、
を有しており、
前記決定するステップは、前記第1の配線における前記第1の位置と前記端部に挟まれる複数n個の位置のうちのj番目(ここで、n、jは正の整数である)の位置に対応する設定値Vを設定するステップを有しており、
前記第1の配線の前記n個(但し、nは正数)の位置について、前記第1の位置側から前記端部に向かって位置番号を1,2,...,nとし、第j番目の位置より流出する方向の符号を正としたときの電流値をIとし、前記第1の配線にN個(但し、Nは正数で、n≦N)の副位置を設定し、前記n個の位置は、S番目〜S番目の前記副位置の位置であり、隣接する副位置間の区間抵抗が同一の値rであり、1番目の副位置と前記第1の位置間の抵抗がRであり、
j番目の位置に対応する設定値Vが、
Figure 0004769569
Figure 0004769569
Figure 0004769569
ただし、jは2,3,・・・,n−1である、
により設定され、
前記設定するステップは、前記第2の配線に流れる電流を測定した結果に基づいて前記Iを定めるステップを有しており、
前記決定するステップは、前記Vに基づいて前記第2の配線に印加する前記信号を決定する画像形成装置の製造方法である。
また以下の発明を含んでいる。すなわち、
第1の配線、及び、前記第1の配線に接続される複数の画像表示素子、及び、前記複数の画像表示素子のそれぞれに接続される複数の第2の配線、を有する画像形成装置の製造方法であって、
前記第2の配線に印加する信号を決定するステップと、
前記第1の配線の第1の位置に電位Dを印加し、該第1の位置とは離間した端部をオープンとし、前記複数の第2の配線に前記信号を印加することで、前記第1の配線と前記第2の配線とに接続された部分に電圧を印加するステップと、
を有しており、
前記決定するステップは、前記第1の配線における前記第1の位置と前記端部に挟まれる複数n個の位置のうちのj番目(ここで、n、jは正の整数である)の位置に対応する設定値Vを設定するステップを有しており、
前記第1の配線の前記n個(但し、nは正数)の位置について、前記第1の位置側から前記端部に向かって位置番号を1,2,...,nとし、第j番目の位置より流出する方向の符号を正としたときの電流値をIとし、前記第1の配線の隣接する位置間の区間抵抗が同一の値rであり、1番目の位置と第1の位置間の抵抗がRとし、
j番目の位置に対応する設定値Vが、
Figure 0004769569
Figure 0004769569
Figure 0004769569
ただし、jは2,3,・・・,n−1である、
により設定され、
前記設定するステップは、前記第2の配線に流れる電流を測定した結果に基づいて前記Iを定めるステップを有しており、
前記決定するステップは、前記Vに基づいて前記第2の配線に印加する前記信号を決定する画像形成装置の製造方法である。
また以上の各発明において、前記第1の配線のn個の前記位置がnより少ない整数m個のグループG1〜Gmにそれぞれ属するものとして設定し、各々のグループ内の位置座標の代表値をP1〜Pmとし、
各々のグループ内の各位置からの流出電流の総和を各々の代表位置P1〜Pmから流出する代表位置電流I1〜Imとして設定し、各々のグループの代表設定値としてV1〜Vmを前記Vjに設定する構成を特に好適に採用できる。
この構成においては、前記m個のグループの代表位置P1〜Pmの電位および前記第1の配線に印加する電位から、代表位置以外の位置の電位を多項式補間により求める構成を好適に採用できる。
また以上述べた各発明において、前記n個の位置は、前記第1の配線と複数の前記第2の配線との交差部に対応して設定される構成を好適に採用できる。
また以上述べた各発明において、前記画像形成装置は、前記第1の配線を複数有しており、各第1の配線ごとに前記決定するステップ及び印加するステップを行う構成を好適に採用できる。
また以上述べた各発明において、更に、前記第2の配線における複数の位置における電位を設定するステップを有しており、該設定するステップで設定した電位と、前記Vによって前記第2の配線に印加する信号を決定する構成を好適に採用できる。この構成においては、前記各第1の配線における前記複数の位置と前記各第2の配線における前記複数の位置間に、前記電圧が印加される部分が接続されていると好適である。またこの構成においては、前記第1の配線を行配線とし、前記第2の配線を列配線として、i行j列目の前記行配線の位置の電位をYij、i行j列目の前記列配線の位置の電位をXij、i行j列目の位置で前記行配線側から前記列配線側に流れる電流をIij、i行j列目の位置での前記行配線と前記列配線との間で前記部分と直列な関係にある抵抗の抵抗値をRijとするとき、前記部分に印加する電圧Vijを、
Figure 0004769569
但し、i、jは正数、
として設定する構成を好適に採用できる。
なお本願発明において電位に相当する設定値を求める前記位置としては、電流の流れだし、もしくは流れ込む位置(節点)を好適に採用することができる。
また本願は以下の発明も含んでいる。すなわち、
複数の配線からなる回路網の配線上の所定の位置に配置した節点における電位を計算する節点電位計算方法において、電位Dに設定された前記配線の一方端と電位Dに設定された前記配線の他方端の間にn個の前記節点があるとして、該一方端よりj番目の節点において、流出する電流値をIとしたときに、節点電位をVを、
Figure 0004769569
により算出することを特徴とする。
但し、j,k,nは正の整数、第1項および第2項のaおよびbは前記節点位置における電位D,Dの分配係数で、n個の要素からなる配列の要素、第3項は配線抵抗による電圧降下項でありcj,kはn行n列の行列要素である。
また本願は以下の発明を含んでいる。すなわち、
行配線と列配線とに接続され、マトリクス状に配置された非線形素子の駆動方法であって、前記行配線と前記列配線の各々少なくとも片方の端部に所定の端子電圧を印加したときに前記行配線と前記列配線の配線抵抗によって生じる前記各節点における電圧降下の補償量と、上記節点電位計算方法によって算出される各節点電位の電圧降下量との差が、−3%以上かつ+3%以下であることを特徴とする。
また本願は以下の発明を含んでいる。すなわち、
前記非線形素子が電子放出素子であり、
前記行配線及び前記列配線の各々少なくとも片方の端部にパルス電圧を継続的に印加する上記非線形素子の駆動方法により、活性化物質が付与された前記電子放出素子とする活性化工程を有する電子源の製造方法であって、
前記パルス電圧の印加が、m本の前記行配線を選択し、選択された行配線の少なくとも片方の端部に第1のパルス電圧を印加し、これと同時に、n本の前記列配線を選択し、選択された列配線の少なくとも片方の端部に第2のパルス電圧を印加することを特徴とする。
また本願は以下の発明を含んでいる。すなわち、
前記電子源と、前記電子源から放出される電子により発光する蛍光体とからなる画像形成装置の製造方法であって、
真空雰囲気中にて、通常の画像表示をおこなうよりも前に、前記画像表示をおこなう際の駆動電圧よりも高い電圧である予備駆動電圧を前記電子源に印加する予備駆動工程を有する画像形成装置の製造方法であって、
該予備駆動工程における駆動方法が上記非線形素子の駆動方法により実施されることを特徴とする。
また本願は以下の発明を含んでいる。すなわち、
前記非線形素子の駆動方法であって、前記行配線と前記列配線の各々少なくとも片方の端部に所定の端子電圧を印加したときに前記行配線と前記列配線の配線抵抗によって生じる前記各節点における電圧降下の補償量と、前述の節点電位計算方法によって算出される各節点電位の電圧降下量との差が、−3%以上かつ+3%以下であることを特徴とする非線形素子の駆動方法である。
また本願は以下の発明を含んでいる。すなわち、
前記非線形素子の駆動方法であって、前記非線形素子と直列に線形の抵抗成分を有する節点抵抗が接続されており、前記行配線と前記列配線の各々少なくとも片方の端部に所定の端子電圧を印加したときに前記行配線と前記列配線の配線抵抗によって生じる前記各節点における電圧降下の補償量と、前述の節点電位計算方法によって算出される各節点電位の電圧降下量との差が、−3%以上かつ+3%以下であり、前記節点抵抗による電圧降下の補償量を、前記節点抵抗とこれに対応する節点電流との積にて算出することを特徴とする非線形素子の駆動方法である。
また以下の発明も含んでいる。すなわち、
前記非線形素子が電子放出素子であり、
前記行配線及び前記列配線の各々少なくとも片方の端部にパルス電圧を継続的に印加する前述の非線形素子の駆動方法により、活性化物質が付与された前記電子放出素子とする活性化工程を有する電子源の製造方法であって、
前記パルス電圧の印加が、m本の前記行配線を選択し、選択された行配線の少なくとも片方の端部に第1のパルス電圧を印加し、これと同時に、n本の前記列配線を選択し、選択された列配線の少なくとも片方の端部に第2のパルス電圧を印加する電子源の製造方法である。
また本願は以下の発明を含んでいる。すなわち、
電子源の製造方法であって、
(1)前記第1パルス電圧の波高値と前記第2パルス電圧の波高値の差が複数レベルの電位差を有する電圧印加工程と、
(2)前記電圧印加工程で、選択された前記行配線および前記列配線のそれぞれを流れる端子電流を、前記複数レベルの電位差の各々について計測する電流計測工程と、
(3)前記電圧印加工程にて印加された前記端子電圧と、前記電流計測工程にて計測された前記端子電流と、前記行配線および前記列配線の配線抵抗に基づいて、選択された各々の節点電圧を、前記複数レベルの電位差の各々差について計算する節点電圧計算工程と、
(4)前記節点電圧計算工程にて算出された複数レベルの節点電圧と、前記電流計測工程にて得られる複数レベルの節点電流に基づいて、各節点に直列接続された線形抵抗である節点抵抗を算出する節点抵抗計算工程と、
(5)前記節点電流、前記節点抵抗、および前記行配線と前記列配線の配線抵抗に基づき、前記端子電圧の波高値を更新する電圧更新工程とを有し、前記各節点における電圧降下の補償量が、
前記各節点での該節点電圧計算工程により算出される行配線上節点と列配線上節点間の電位差である前述の電子源の製造方法である。
また本願は以下の発明を含んでいる。すなわち、
前記電子源と、前記電子源から放出される電子により発光する蛍光体とからなる画像形成装置の製造方法であって、
真空雰囲気中にて、通常の画像表示をおこなうよりも前に、前記画像表示をおこなう際の駆動電圧よりも高い電圧である予備駆動電圧を前記電子源に印加する予備駆動工程を有する画像形成装置の製造方法であって、
該予備駆動工程における駆動方法が前述の駆動方法により実施されることを特徴とする画像形成装置の製造方法である。
また本願は以下の発明を含んでいる。すなわち、前述の電子源の製造方法によって製造された電子源と、前記電子源から放出される電子により発光する蛍光体とからなる画像形成装置の製造方法であって、
真空雰囲気中にて、通常の画像表示をおこなうよりも前に、前記画像表示をおこなう際の駆動電圧よりも高い電圧である予備駆動電圧を前記電子源に印加する予備駆動工程を有する画像形成装置の製造方法である。
また本願は以下の発明を含んでいる。すなわち、前述の電子源の製造方法によって製造された電子源と、前記電子源から放出される電子により発光する蛍光体とからなる画像形成装置の製造方法であって、
素子部に電圧を印加することで該素子部に活性化物質を付与する活性化を行う活性化工程を有する画像形成装置の製造方法である。
これらの活性化、もしくは予備駆動工程において、選択された電子放出素子に実効的に印加されるL個(Lは正数)のレベルの電圧値をVg〜Vg、前記実効電圧レベルVg〜Vgに対応して前記節点に流れる節点電流値をI〜Iとし、各電圧レベルに対応した重み係数w〜wを用いて、電界換算係数比例項の推定値Best
Figure 0004769569
とし、節点抵抗の更新後の値をR(new)、節点抵抗の更新前の値をR(old)、電界換算係数比例項の目標値をBdst、k>0なる比例定数をkとする時、R(new)=R(old)+k(Best−Bdst)により更新された節点抵抗推定値を算出する節点抵抗計算工程を有する構成を好適に採用できる。また、第kレベル目の重み係数wが、
=1
である構成を好適に採用できる。また第kレベル目の重み係数wが、
Figure 0004769569
である構成を好適に採用できる。
本願発明によれば、配線における位置の電位に相当する値を、計測した電流値に基づいて適正に設定することができ、その設定値を用いることで好ましい画像形成装置を得ることができる。
詳細は後述するが、以下で説明する実施形態によると、配線中に電流の流出入節点を有する回路網およびマトリクス回路網における節点電位計算を精度良くまた、高速に求めることができる。更に本発明の駆動方法によれば、マトリクス接続された複数の非線形デバイスに対して均一な電圧を印加することができる。とりわけ、活性化工程ないし予備駆動工程を有する電子源および画像形成装置の製造工程において、各々の電子放出素子に印加される電圧をより均一化することが可能となり、電子放出特性がより均一化される。従って、本発明により作成された画像表示装置においては、表示再現性に優れ、ざらつき感の少ない良好な画像を表示することが可能となる。
本発明を適用可能な回路網の構成について図1を用いて説明する。
図1−(1)は、1本の配線の両端が電位規定され、配線中のn個の節点より電流が流出している状態を示した図である。図1−(1)中、DおよびDは配線端部の電位を規定する電位。V〜Vは、1番目からn番目の節点に対応する節点電位、I〜Iは、各節点から流出する方向の符号を正としたときの節点電流。Rは、1番目の節点と、この節点に最寄の電位Dが印加される端子との間の区間抵抗値。Rは、n番目の節点と、この節点に最寄の電位Dが印加される端子との間の区間抵抗値。Rを、j番目の節点とj+1番目の節点間の区間抵抗値(ただし、1≦j≦n−1)とする。また、両端子間の抵抗値をRallとする。
このとき、各節点電位と端子電位、節点電流および区間抵抗との間に、恒等的に以下の数式15が成立することを、本願発明者は見出している。
Figure 0004769569
ここで、
Figure 0004769569
と書くと、数式15は、
Figure 0004769569
のように、ベクトルと行列の形式で表記することができる。これを行列要素で書くと、
Figure 0004769569
となる。このように数式17の形式を用いれば、端子電位と節点電流および区間抵抗がわかっていれば、反復計算等の時間のかかる計算方法を用いなくとも、節点電位を直接求めることができる。
更に、隣接する節点の節点電位の間には、
Figure 0004769569
の関係が成り立つ。
これを用いると、例えば、1番目の節点と2番目の節点について、数式15を用いて節点電位V,Vを求め、V〜Vについては数式18を用いて計算することができる。
数式15をすべてのjについて計算するとnの2乗のオーダーの計算負荷が発生するのに対し、この漸化式を用いれば、nの1乗のオーダーの計算となるため、節点電位計算結果を高速に求めることができる。
数式16の係数a,b,cj,kは、各々の区間抵抗間に特定の関係がある場合、より簡略化して求めることができる。図1−(2)に示す、本発明を適用可能な回路網の一つを用いてこれを説明する。
図1−(2)は、1本の配線の両端が電位規定され、配線上に7個ある副節点のうち3個の正節点より電流が流出している状態を示した図である。図2中、DおよびDは配線端部の電位。N〜Nは、副節点位置。S〜Sは、正節点番号1〜3の位置に対応した副節点番号が格納された指標。V〜Vは、1番目から3番目の正節点に対応する正節点電位、I〜Iは、各正節点から流出する方向の符号を正としたときの正節点電流。Rは、副節点Nと、Nに最寄の電位Dが印加される端子との間の区間抵抗値。Rは、副節点Nと、Nに最寄の電位Dが印加される端子との間の区間抵抗値。Rallは、両端子間の抵抗値。また、各副節点間の区間抵抗はすべて同一の値であり、この値をrとする。
このとき、数式16は以下のように簡略化して表すことができる。
Figure 0004769569
上記の関係を一般的に表すと、N個の副節点中のn個の正節点(n≦N)位置が、副節点の指標においてS〜S番目であるとき、
Figure 0004769569
となる。
またこのとき、数式18に対応する漸化式は
Figure 0004769569
となる。
更に、本発明を適用可能な回路の一例として示した図1−(3)の回路のように、区間抵抗がすべて同一の値rであるとき、数式16は更に簡略化され、
Figure 0004769569
となり、漸化式表現は
Figure 0004769569
となる。
次に、本発明を適用可能な回路網の別の構成について図2を用いて説明する。
図2は、1本の配線の一方の端部(図2では左端部)のみが電位規定され、配線上のn個の節点より電流が流出している様子を示した図である。図2中、Dは一方の配線端部の電位。V〜Vは、1番目からn番目の節点に対応する節点電位、I〜Iは、各節点から流出する方向の符号を正としたときの節点電流。Rは、1番目の節点と、この節点に最寄の電位Dが印加される端子との間の区間抵抗値。Rは、j番目の節点とj+1番目の節点間の区間抵抗値(ただし、1≦j≦n−1)である。
このとき、端子電位と節点電流および区間抵抗が既知であれば、次のように節点電位を算出することができる。
先ず、初期の代入文として変数Iremを用いて
Figure 0004769569
として、残りの2番目からn番目の節点に対して順に、
Figure 0004769569
を計算する。ここで、数式23および数式24中の係数a
=R
である。
以上の計算を上記代入形式に変わって、方程式で表すと以下のようになる。
Irem及びVjの初期値がそれぞれ
Figure 0004769569
で表され、j番目の変数Irem及び節点電位Vjは以下の漸化式で表される。
Irem=Iremj−1−Ij−1
=Vj−1−aj−1Irem但し、j=2,3,・・・,(n−1)
また、n個の節点位置が、配線上のN個の副節点(ただしn≦N)の中でS番目〜S番目であり、隣接する副節点間の区間抵抗が同一の値rであり、1番目の副節点と最寄の配線端部間の抵抗がRとするとき、数式23および数式24中の係数a
Figure 0004769569
となる。
更に、隣接する節点間の区間抵抗が同一の値rであり、1番目の節点と最寄の配線端部間の抵抗がRとするとき、数式23および数式24中の係数a
Figure 0004769569
となる。
次に、本発明の節点電位計算方法の一つである、節点電位を高速に求める方法を図3を用いて説明する。
図3−(1)は、1本の配線の両端が電位規定され、配線上のn個の節点(図3では8個の節点)より電流が流出している状態を示した図である。図3−(1)中、DおよびDは配線端部の電位を規定する電位。V〜Vは、1番目からn番目の節点に対応する節点電位、I〜Iは、各節点から流出する方向の符号を正としたときの節点電流。Rは、1番目の節点と、この節点に最寄の電位Dが印加される端子との間の区間抵抗値。Rは、n番目の節点と、この節点に最寄の電位Dが印加される端子との間の区間抵抗値。R〜Rn−1は、各節点間の区間抵抗値である。
先ず、図3−(1)において、1番目の節点を含む隣接した1つ以上の節点をグループG1に所属させ、同様に他の節点についても、隣接する一つ以上の節点をいずれか一つのグループに所属させる。このときのグループの総数をm個(但しm<n)とする(図3では4個のグループ)。
次に、各グループ毎に、グループに属する節点位置の代表位置を求め、その座標を当該グループの代表節点座標Pmとする。代表節点座標の決め方としては、配線端部からグループ内の各節点までの距離の平均値を用いる方法、または、配線端部からの抵抗値がグループ内の各節点までの抵抗値の平均になる位置方法など、適宜設定される。
次に、各グループ毎に、グループ内の節点電流の総和をグループの節点電流と見なし、代表節点電流Is〜Isとする。また、区間抵抗についても、代表節点を節として取り直し代表区間抵抗Rs〜Rsとする。(図3−(2))
上述のように設定した代表節点電流Is〜Is、代表区間抵抗Rs〜Rsおよび端子電位D、Dを用いて、先述の節点電位計算方法を適用すると、代表節点における節点電位Vs〜Vsが得られる。(図3−(3))
次に、代表節点電位Vs〜Vsおよび端子電位の値を用いて、これらの間を多項式補間することで、本来の節点位置における節点電位V〜Vを推定する。(図3−(4))
以上の方法を用いれば、特にグループ数mを節点数nに比べ十分に小さくした時、節点電位の計算規模は小さくなり、節点電位計算結果を高速に得ることができる。
次に、本発明を適用可能な回路網の一つであるマトリクス構成の回路網について図4を用いて説明する。
図4は、m本の行配線とn本の列配線が交差して配列されてなるマトリクス回路の一例であり、図4中、Iはi行j列目の交差部において行配線側節点から列配線側節点に向けて流れる電流の符号を正とした時の節点電流、Yはi行j列目の節点における行配線上の節点電位、Xはi行j列目の節点における列配線上の節点電位、Ryはi行目の行配線に関するj列目の節点または配線端部とj+1列目の節点または配線端部間の区間抵抗、Rxはj列目の列配線に関するi行目の節点または配線端部とi+1行目の節点または配線端部間の区間抵抗、DL〜DLは1列目の節点に最寄の行配線端部に与えられた端子電位、DR〜DRはn列目の節点に最寄の行配線端部に与えられた端子電位、DT〜DTは1行目の節点に最寄の列配線端部に与えられた端子電位、DB〜DBはm行目の節点に最寄の列配線端部に与えられた端子電位である。
ここで、行配線および列配線上の節点電位以外の値がすべて既知であれば、各節点電位は以下のようにして求めることができる。尚、行配線上の節点電位と列配線上の節点電位を求める順番は特に重要ではない。
(1)i行目の行配線上の節点電位について、同じくi行目の節点電流、区間抵抗、端子電位を基に、先述の1本の配線に対する節点電位計算方法を用いて算出する。この手順を1行目からm行目までのすべての行について実施する。
(2)j列目の列配線上の節点電位について、同じくj列目の節点電流、区間抵抗、端子電位を基に、先述の1本の配線に対する節点電位計算方法を用いて算出する。この手順を1列目からn列目までのすべての列について実施する。
ところで、図4に示すマトリクス回路網において、各節点における節点電流が未知である場合がある。この場合、各配線を流れる配線電流を用いて節点電流を推定し、この推定した節点電流を用いて上述の手順で計算することで、各節点における節点電位を推定することができる。
節点電流を推定する方法の一例として、図4におけるIL〜ILおよびIR〜IRを、端子電位DL〜DLおよびDR〜DRが与えられた行配線端子から流出する方向を正とした時の電流値、IT〜ITおよびIB〜IBを、端子電位DT〜DTおよびDB〜DBが与えられた列配線端子に流入する方向を正とした時の電流値としたとき、
Figure 0004769569
または、
Figure 0004769569
のように、配線電流の平均値を用いて節点電流を推定する方法が挙げられる。
上述の、配線電流を用いて節点電流を推定する方法は、マトリクス交差部に配置された素子が線形抵抗のような素子である場合、すべての行配線とすべての列配線に有効な電位が印加され、かつ、与えられた端子電位が配線抵抗による電圧降下を打ち消すような値に設定されていないと有効な手段であるとは言えない。一部の配線の端子電圧がゼロであったり、不定電位である場合、電流の回り込みにより、マトリクス交差部を流れる節点電流が無視できないためである。
しかし、マトリクス交差部に配置された素子が非線形素子である場合、上述の手法が適用できる範囲は広くなる。
図5に本発明を適用可能な素子の電圧―電流特性を示す。図5のグラフは、2端子間に印加する電圧に対して、2端子間に流れる電流を示したグラフである。図5で示すように、本発明を適用可能な素子は、印加する電圧がVth以下の場合は電流がほとんど流れず、Vthを超える電圧を印加すると電流が急激に流れる非線形素子である。このような特性を示す素子としては、例えば、ダイオード素子、LED素子、エレクトロルミネッセンス素子、MIM型素子、電界放出型電子放出素子(FE:Field Emissiondevice)、弾道電子面放出型電子放出素子(BSD:Ballistic electron Surface−emitting Devie)、表面伝導型電子放出素子(SCE:Surface Conduction electron−Emitter)等が挙げられる。
このような非線形素子をマトリクス接続した回路網の一例を図6に示す。
図6は、Ny本の行配線とNx本の列配線が交差して配列され、各交差部の行配線と列配線との間に本発明を適用可能な非線形素子が接続されてなるマトリクス回路の一例である。図6において、1〜m本目の行配線には、非線形素子の閾値電圧Vth以下の端子電圧DL1〜DLmおよびDR1〜DRmが与えられ、残りのm+1〜Ny本目の行配線端子は接地されている。また、1〜n本目の列配線には−Vth以上の端子電圧DT1〜DTnおよびDB1〜DBnが与えられ、残りのn+1〜Nx本目の列配線端子は接地されている。また、選択的に電圧が印加された1〜m本目の行配線と1〜n本目の列配線が交差する位置の非線形素子には、Vth以上の電圧が印加されるように端子電圧が選ばれているとする。このとき、選択された素子には節点電流が流れ、Iをi行j列目の交差部において行配線側節点から列配線側節点に向けて流れる電流の符号を正とした時の節点電流、DLiおよびDRiは選択されたi行目の行配線に流入する方向を正とした時の配線電流、DTjおよびDBjは選択されたj列目の列配線から流出する方向を正とした時の配線電流、Yはi行j列目の節点における行配線上の節点電位、Xはi行j列目の節点における列配線上の節点電位とする。また、ryiはi行目の行配線の区間抵抗、rxjはj列目の列配線の区間抵抗、RLiおよびRRiはi行目の行配線の電圧印加端子から節点までの抵抗、RTjおよびRBjはj列目の列配線の電圧印加端子から節点までの抵抗である。
上述のように、非選択部分を含むマトリクス回路網であるが、行配線端子および列配線端子への印加電圧の絶対値が非線形素子の閾値電圧以下である場合、非選択素子に流れる電流はほとんど無視できるため、先述の配線電流を用いた節点電流推定が可能となり、先に述べた節点電位推定方法が適用可能となる。このとき、節点電流を推定する方法の一例として、先述の数式25または数式26を用いることができる。
また図6の回路網では、Vth以上の電圧が印加された素子が、行方向および列方向に連続して選択されている例を示しているが、本発明の計算方法によれば、選択される配線は不連続に選択されていても良い。この場合、先に示した数式16、数式19等で代表される計算方法を用いればよい。
尚図7で示すように、i行j列目の行配線上の節点と、同じくi行j列目の列配線上の節点間に、本発明を適用可能な非線形素子と、線形抵抗成分からなる節点抵抗Rsi,jが直列接続されている場合、本発明を適用可能な非線形素子に実効的に印加される電圧Vgi,jは、行配線上の節点電位Yi,j、列配線上の節点電位Xi,j、節点電流Ii,jを用いて
Figure 0004769569
にて算出することができる。
以上述べた本発明の節点電位計算方法を用いて、配線抵抗による電圧降下量を精度良く高速に推定し、これを補償して駆動する本発明の駆動方法を構成することができる。また、該本発明の駆動方法を用いて、本発明の電子源の製造方法と製造装置を構成することができる。
以下、本発明の駆動方法と、これを用いた本発明の電子源の製造方法および製造装置の実施形態について、詳しく説明する。
(実施形態1)
図8に、本発明の実施形態1である電子源の製造装置を示す。図8は、表面伝導型電子放出素子を用いた電子源に対して、通電活性化処理を施すための駆動装置の概略図である。図8において、801は表面伝導型電子放出素子をNy本の行配線およびNx本の列配線によりマトリクス接続して形成した電子源基板、802および803は各行配線に流れる電流を計測する行配線電流計測手段IYUNIT1およびIYUNIT2、804および805は各列配線に流れる電流を計測する列配線電流計測手段IXUNIT1およびIXUNIT2、806および807は電流計測手段802、803を通じて行配線端子DL1〜DLNyおよびDR1〜DRNyの各々に印加する電圧を発生する第1電位印加手段VYUNIT1およびVYUNIT2、808および809は電流計測手段804、805を通じて列配線端子DT1〜DTNxおよびDB1〜DBNxの各々に印加する電圧を発生する第2電位印加手段VXUNIT1およびVXUNIT2、810は印加電位計算手段である制御ユニットである。
ここで、第1電位印加手段および第2電位印加手段VYUNIT1、VYUNIT2、VXUNIT1およびVXUNIT2は、制御ユニット内の電圧指令値出力部の指令値に応じて、電圧を印加する配線の選択および印加電圧パターンの生成をおこなう。また、行配線電流計測手段および列配線電流手段IYUNIT1、IYUNIT2、IXUNIT1およびIXUNIT2は、対応する配線端子に流れる電流値を計測し、計測結果を制御ユニット内の電流値入力部に返す。制御ユニット内のCPUは、各配線電流情報および予め取得されメモリ内に格納された配線抵抗情報、各素子に対して実効的に印加する印加電圧目標値等に基づき、本発明の駆動方法により端子電圧指令値を演算して電圧指令値出力部に指令値を出力する。また制御ユニット810は、対象とする配線群に対して的確なタイミングで指令電圧が印加されるように、各ユニットに対して制御信号を送る役目も持つ。
尚、表面伝導型電子放出素子を用いた電子源に対して通電活性化処理を施す際、少なくとも電子放出素子が形成されている側の基板面は、活性化物質が電子放出素子に対して付与される状態に保たれていることが好ましい。活性化物質が付与される状態の一例として、炭化水素を主成分とする減圧雰囲気の保持などが挙げられる。
このため、本実施形態における電子源の製造装置は、不図示の気密機構、真空ポンプ、活性化物質の導入機構を備えている。
次に、本実施形態における通電活性化処理中の電圧印加方法について説明する。
本実施形態では、総数がNy(=768)本の行配線を複数のグループに分け、各グループに対して複数の行配線を割り当てている。行配線のグループへの割り当ての一例を表1に示す。
Figure 0004769569
表1で示すように、h番目のグループに対して、h+k×16(k=0,1,...,47)番目の行配線が属している。各グループに属する行配線数はm(=48)本であり、あるグループに属する行配線番号はS〜Sである。
これらの端子群に対して印加する電圧パターンについて、図9を用いて説明する。
先ず、GRP01に属する行配線番号S1〜Smの端子DLS1〜DLSmおよびDRS1〜DRSmに対して各々の行配線に対応した第1のパルス電圧パターンを印加し、それ以外の行配線端子電位はゼロとする。これと同期して、Nx(=3840)本のすべての列配線端子に対して各々の列配線に対応した第2のパルス電圧パターンを印加する。次に、GRP02に属する行配線番号S1〜Smの端子DLS1〜DLSmおよびDRS1〜DRSmに対して各々の行配線に対応した第1のパルス電圧パターンを印加し、それ以外の行配線端子電位はゼロとする。これと同期して、すべての列配線端子に対して各々の列配線に対応した第2のパルス電圧パターンを印加する。これを、順次すべてのグループに対して実行する。そして、すべてのグループに対する電圧印加が一巡したら、活性化処理が完了するまで上記手順による電圧印加を繰り返す。
尚、印加されるパルス電圧の波高値は、以下に述べる本発明の駆動方法により決定され随時更新される。また、電圧波高値を更新する際に使用する電流値は、更新タイミングよりも前に測定された電流値を用いている。
本実施態様における印加電圧パターンは、両極性のパルス波形を単位としている。電圧波形単位の概略図を図10に示す。図10に示すように、パルス波形は、Vpの波高値でTpのパルス幅を有するパルスと、Vpとは異なる極性でVnの波高値でTnのパルス幅を有するパルスが、Tsの間隔を空けて並んだ形となっている。また、配線電流を計測するタイミングは、それぞれの極性のパルスが印加されている期間中に実施し、波形単位の開始時間からそれぞれMp、Mnの時刻とした。尚、VpおよびVnは、各端子毎に対応した値が設定されるが、Tp,Tn,Ts,Mp,Mnはすべて共通とした。
次に、本発明に基づく印加電圧の計算式について説明する。数式27および数式28は、本実施態様においてあるグループに対する行配線端子印加電圧および列配線印加電圧の計算式である。
Figure 0004769569
Figure 0004769569
尚、数式27および数式28において、
Figure 0004769569
である。また、Vdstは対応する極性のパルスについて各素子に実効的に印加する電圧波高値、RLSiおよびRRSiはSi行目の行配線端部から電圧印加端子までの抵抗、ILSiおよびIRSiは予め測定されたSi行目の配線に流れ込む方向を正とした時の配線電流、RTおよびRBはj列目の列配線端部から電圧印加端子までの抵抗、rxはj列目の列配線の副節点区間抵抗、ITおよびIBは予め測定されたj列目の配線から流出する方向を正とした時の配線電流である。また、Rxaveは全列配線の端部を除く抵抗値の平均であり、rxaveは列配線の副節点区間抵抗平均値でありRxaveをNy−1で除した値である。また、Ryaveは着目するグループ内の行配線の端部を除く抵抗値の平均であり、ryaveは同グループ内の行配線の区間抵抗平均値でありRyaveをNx−1で除した値である。
着目しているグループの列配線端子に印加される電圧は、数式27で記述される。数式27において、第1項は各素子に実効的に印加する電圧の指令値、第2項は行配線端部(引出し部)における電圧降下の補正項である。第3項は、列配線区間抵抗による電圧降下を補正する項であり、前述の数式17および数式19において端子電位および配線端部抵抗をゼロと見なした場合に等しい。ここで端子電位をゼロと見なすのは、区間抵抗による電圧降下成分のみを抽出するため、列配線引き出し部の抵抗をゼロと見なすのは、この部分の電圧降下補正項を行配線印加電圧部分に持たせるためである。
また、各列配線端子に印加される電圧は、数式28で記述され、数式28において、第1項は列配線の端部節点から電圧印加端子までの配線抵抗による電圧降下の補正項である。第2項は、行配線区間抵抗による電圧降下を補正する項であり、前述の数式17および数式21端子電位および配線端部抵抗をゼロと見なした場合に等しい。
以上説明したように、本実施態様1の電子源の製造方法および製造装置によれば、活性化工程中において、配線抵抗による電圧降下量を精度良く補償することが可能であるため、各々の素子に実効的に印加される電圧を均一に揃えることができる。尚、電流の計測精度、電位印加手段の出力精度、および計算機の計算精度等により、実際に配線端子に印加される電位分布と本発明の計算方法により算出される電位分布との間に誤差が生じるが、この誤差が−3%以上かつ+3%以下であれば均一な電子放出特性が得られた。
これにより電子放出特性が均一化され、この電子源を用いて作成した画像形成装置においては、輝度ばらつきの少ない良好な画像を表示することができた。
(実施形態2)
図11に、本発明の実施形態2である電子源の製造装置を示す。本実施形態2は、実施形態1と同様にマトリクス接続された複数の電子放出素子からなる電子源に対して、通電活性化処理を施すための製造方法および製造装置である。図11において、1101は表面伝導型電子放出素子をNy(=1080)本の行配線およびNx(=5760)本の列配線によりマトリクス接続して形成した電子源基板である。1103および1104は行配線のそれぞれの電圧印加端子に対する行配線制御ユニットYLU1,YLU2,...,YLUMおよびYRU1,YRU2,...,YRUMであり、それぞれのユニットが複数の行配線を受け持ち、担当する行配線に対する制御をおこなう。また、各行配線制御ユニット1103および1104は、それぞれ行配線の一方の端子に対する制御を受け持つ。また、各行配線制御ユニット1103および1104は、行配線電流計測手段、第1電位印加手段、印加電圧計算手段を内包する。1102は列配線制御ユニットXU1,XU2,...,XUnであり、それぞれのユニットが複数の列配線を受け持ち、担当する列配線に対する制御をおこなう。また、各ユニットの対応する列配線に対する制御端子は1つだけであるが、各制御端子は分岐されて列配線の両端子に接続されている。各列配線制御ユニット1102は、列配線電流計測手段、第2電位印加手段、電位レベル設定手段、節点電位計算手段、節点抵抗計算手段および印加電圧計算手段を内包する。1105はメイン制御ユニットであり、各行配線制御ユニット1103、1104および列配線制御ユニット1102とのデータ通信、タイミング制御等をおこなう。また、メイン制御ユニット1105は、節点電位計算手段も内包する。
尚、本実施形態2においても、実施形態1と同様に電子源に対して活性化物質を付与する機構を備えている。
本実施形態2においても、実施形態1と同様に、通電活性化処理の際は行配線を複数のグループに分けて、その中の1つのグループに対して第1のパルス電圧を印加し、これと同期してすべての列配線に対して第2のパルス電圧を印加している。本実施形態2における各行配線のグループへの割り当ての一例を表2に示す。
Figure 0004769569
表2に示すように、各グループには連続したm本(=60本)の行配線が属している。
尚、行配線および列配線の端子群に対する電圧印加パターンは図9のとおりであり、実施態様1と同様である。
本実施態様における印加電圧パターンは、両極性のパルス波形を単位としている。電圧波形単位の概略図を図12に示す。図12に示すように、パルス波形は、Vpの波高値でTpのパルス幅を有するパルスと、Vpとは異なる極性でL段(図12では3段)の異なる電圧レベルを有するパルスの組み合わせからなる。
次に、本実施態様にて本発明を適用するのに好ましい素子の電気特性について、図7および図13を用いて簡単に説明する。図7はマトリクス接続された電子源基板中の本実施形態の適用に好ましい素子の部分を、電気的記号を用いて示した図である。ここで図7は、i行j列目の行配線上の節点電位Yi,jと、同じくi行j列目の列配線上の節点電位Xi,jとの間に、節点電流Ii,jが流れる本実施形態の適用に好ましい素子と、これと直列に抵抗値Rsi,jを有する線形抵抗が接続されている。本実施形態の適用に好ましい素子に実効的に印加される電圧はVgi,jで表され、行・列配線交差部節点間(マトリクス交差部)に印加される電圧をVfとすると、
Vgi,j=Vfi,j−Rsi,j×Ii,j=Yi,j−Xi,j−Rsi,j×Ii,j
で表される。
図13−(a)は、マトリクス交差部に配置される各素子に対して実効的に印加される電圧Vgに対する、素子を流れる電流If(節点電流)の関係を概略的に示したグラフである。尚、基準電位や電流の向きの取り方により極性符号が異なるので、グラフは絶対値で示している。図13−(a)に示すように、本実施形態の適用に好ましい素子は、閾値電圧Vth以上の電圧を印加すると急激に電流が流れる非線形素子である。上記素子の電気特性を、横軸に1/Vg、縦軸にlog(If/Vg)としてプロットしたグラフが図13−(b)である。図13−(b)の形式のグラフを、以下Fowler−Nordheimプロット、またはFNプロットと呼ぶことにする。
図12のパルス波形中、Vn1(=Vn)〜VnL(=Vn3)に対応して素子に実効的に印加される電圧をVgn1〜VgnL(=Vgn3)とするとき、これに対応する節点電流をIn1〜InL(=In3)とすると、両者の関係は図13−(a)および(b)のようになる。特に図13−(b)にて示されるように、本実施形態の適用に好ましい素子の電気特性はFNプロットにてほぼ直線になる。
上記電気特性に従い、本実施態様では、電流Iと実効電圧Vgとの関係を係数A,Bを用いて
Figure 0004769569
とあらわし、係数Bを電界換算係数比例項と呼ぶことにする。複数の電圧レベルVg,Vg,...,Vgとこれに対応する電流の測定値I,I,...,Iの系列から電界換算係数比例項Bを推定する方法として、本実施態様では最小自乗法による推定
Figure 0004769569
を用いる。
ここでWは、各電圧レベル毎の重み係数である。重み係数は、統計学的な観点から設定されることが好ましく、一例として表3のような値が挙げられる。
Figure 0004769569
次に、本実施態様における一連の電圧印加方法の一例について図11および図14を用いて説明する。
先ず、行配線制御ユニット1103および1104の電圧出力手順(A)〜(C)について説明する。
(A)GRP01に属するm本の行配線に対して、行配線制御ユニット1103および1104は、各々の行配線端子に対応した第1のパルス電圧を印加する。また、それ以外の行配線端子はゼロボルトの電位に規定する。このとき、第1のパルス電圧波形は、図12に代表される複数レベルの電圧レベルを有している。
(B)GRP01に属するm本の行配線に関して、印加パルス電圧波形の各電圧レベルに対応して流れる配線電流値を計測する。また、計測された電流値は行配線制御ユニット1103および1104内のメモリに保存される。尚、GRP01に属するm本の行配線が複数の行配線制御ユニットに分散して属している場合、行配線制御ユニット間の通信またはメイン制御ユニットを介した通信手段にてGRP01に属する行配線電流が共有される。
(C)計測された配線電流より推定された節点電流、および配線抵抗値を基に、次回の同グループに対して出力される行配線出力パルス電圧波形の目標値を更新する。ここで、各素子に実効的に印加しようとするL+1個の電圧レベルの中のある一つの電圧レベルをVdstとしたとき、これに対応した各行配線端子における出力電圧レベルは、本発明の駆動方法により例えば次の式のように決定される。
Figure 0004769569
ここで、係数αは目標実効印加電圧Vdstを行配線側と列配線側にそれぞれ振り分ける際の係数であり適宜設定される。尚、数式27と同じ記号で表される記号は同じ意味を表す。また、数式31中の第3項はそれぞれ列配線抵抗による電圧降下を補償する項であるが、この項の計算に数式20と同様の漸化式計算を適用し、計算時間を短縮することができる。
次に、列配線制御ユニット1102の電圧出力手順(a)〜(i)について説明する。
(a)GRP01に属する行配線端子に印加されるパルス電圧に同期して、Nx本すべての列配線に対し、各々の列配線端子に対応した第2のパルス電圧を印加する。このとき、第2のパルス電圧波形は、図12に代表される複数レベルの電圧レベルを有している。
(b)Nx本すべての列配線に関して、印加パルス電圧波形の各電圧レベルに対応して流れる配線電流値を計測する。n個の列配線制御ユニット1102は、各々が担当する列配線から流れ込む電流値を各電圧レベル毎に計測して内部メモリに保存するとともに、各ユニットに流れ込む電流の代表値(例えば、ユニット内の電流の合計値)である代表節点電流Is〜Isを算出する。
(c)各列配線制御ユニット1102で得られた各電圧レベル毎の代表節点電流を、メイン制御ユニット1105に送信する。
(d)メイン制御ユニット1105は、代表節点電流と、各列配線制御ユニットに属する列配線を一つの列配線で代表しn本の列配線と見なした時の行配線の代表区間抵抗を用いて、先述の本発明による節点電位計算方法により、行配線上の代表節点電位を求める。この際、先述の先述の漸化式表現による計算式を用いると、節点電位計算をより高速に完了できる。
(e)一方で、列配線制御ユニット1102は、各々のユニットに属する配線電流を基に数式15および数式18、または、数式19および数式20等の計算式を用いて節点電流値を推定し、先述の本発明による節点電位計算方法により、列配線上の代表節点電位を求める。
(f)メイン制御ユニット1105は、算出した行配線上の代表節点電位計算結果を、列配線制御ユニット1102に送信する。
(g)各列配線制御ユニット1102は、受信した行配線上の代表節点電位を基に、多項式近似により個々の列配線との交差部にある行配線上の節点電位を求める。
(h)各列配線制御ユニット1102内の演算手段を用いて、(e)および(g)で算出されたL個の電圧レベルにおける行配線上の節点電位Yi,j (1)〜Yi,j (L)、列配線上の節点電位Xi,j (1)〜Xi,j (L)、節点電流Ii,j (1)〜Ii,j (L)、および節点抵抗推定値Rsi,jを基に、個々の節点におけるL個の電圧レベルの実効電圧推定値Vgi,j (1)〜Vgi,j (L)を求める。次に、数式30を用いて電界換算係数比例項Besti,jを求め、
Figure 0004769569
により、節点抵抗推定値Rsi,jを更新する。ここで、Bdstは活性化処理によって期待される電界換算係数比例項の指標であり、目標活性化電圧や活性化物質等により適宜設定されるが、概ね0.00338以上0.00508以下の値に設定される。また、係数kは節点抵抗推定値を更新する際の補正係数であり、ゼロ以上の値が適宜設定される。
(i)更新された節点抵抗、配線電流より推定された節点電流、および配線抵抗値を基に、次回の同グループに対して出力される列配線出力パルス電圧波形の目標値を更新する。ここで、L+1個の電圧レベルの中のある一つの電圧レベルをVdstとしたとき、これに対応したj列目の列配線端子における出力電圧レベルDxは、本発明の駆動方法により例えば次の式のように決定される。
Figure 0004769569
ここで、係数αは目標実効印加電圧Vdstを行配線側と列配線側にそれぞれ振り分ける際の係数であり数式31のαと同一の値である。また、Rsavejは、更新された各節点抵抗Rsi,jを、同一の行配線選択グループ内のm個について平均を取った値である。尚、数式28と同じ記号で表される記号は同じ意味を表す。
以上説明した手順で、すべての行配線グループGRP01,GRP02,...に対して、行配線群および列配線群それぞれの出力パルス電圧波形の目標値を更新し、次回の同グループに対して出力されるパルス電圧波形に反映する。
このような電圧波形更新を継続しながら通電活性化処理を実施することで、配線抵抗による電圧降下量および節点抵抗による電圧降下量を精度良く補償することが可能となる。尚、電流の計測精度、電位印加手段の出力精度、および計算機の計算精度等により、実際の装置内で計算される節点電位や配線端子に印加される電位分布と、本発明の計算方法により算出される電位分布との間に誤差が生じるが、この誤差が−3%以上かつ+3%以下であれば均一な電子放出特性が得られている。また、本発明の節点電位計算およびその応用である電圧降下量計算は、漸化式化による計算スピードの高速化ならびに分散化により計算スピードが高速化されているため、印加電圧波形の更新頻度を高めることができる。これにより、通電活性化中の電流変動にすばやく対応することができ、各々の素子に実効的に印加される電圧をより均一に揃えることができる。
これにより電子放出特性が均一化され、この電子源を用いて作成した画像形成装置においては、輝度ばらつきの少ない良好な画像を表示することができた。
(実施形態3)
図15に、本発明の実施形態3である画像形成装置の製造装置を示す。本実施形態3では、マトリクス接続された複数の表面伝導型電子放出素子または電界放出型電子放出素子からなる電子源を用いた画像形成装置に対して、予備駆動処理を施すための製造方法および製造装置について説明する。
図15において、1501は画像形成装置を構成する表示パネルであり、Ny本の行配線とNx本の列配線によりマトリクス接続された電子源を構成要素とする。1503および1504は行配線のそれぞれの電圧印加端子に対する行配線制御ユニットYUNIT−LおよびYUNIT−Rであり、各々の行配線に流れ込む配線電流を計測する行配線電流計測手段と、各々の行配線に第1のパルス電圧を印加するための第1電位印加手段を内包する。また、YUNIT−LおよびYUNIT−Rは、それぞれの行配線の一方の端子に対する制御を受け持つ。1502は、列配線制御ユニットXUNITであり、各々の列配線に流れ込む配線電流を計測する列配線電流計測手段と、各々の列配線に第2のパルス電圧を印加するための第2電位印加手段を内包する。尚、本実施態様では、列配線制御ユニットは列配線の一方の接続端子とのみ接続されている。1505はメイン制御ユニットであり、各行配線制御ユニット1503、1504および列配線制御ユニット1502とのデータ通信、タイミング制御等をおこなう。また、メイン制御ユニット1505は、節点電位計算手段も内包する。
本実施形態では、予備駆動処理の際、Ny本ある行配線の中の1本の行配線に対して第1のパルス電圧を印加し、これと同期してすべての列配線に対して第2のパルス電圧を印加する。そして以上の操作をすべての行配線に対して実施することで、予備駆動処理を完了する。
本実施態様における印加電圧パターンは、単極性のパルス波形を単位としている。電圧波形単位の概略図を図16に示す。図16で示されるように、パルス波形は、Vpの波高値でTpのパルス幅を有するパルスを主として、Vpを含めてL段からなる互いに異なる電圧レベルを有するパルスの組み合わせからなる。
また、本実施態様にて本発明を適用するのに好ましい素子の電気特性は、図13−(b)で示されるFNプロットにて略直線となる電界放出型トンネル伝導の特性を示し、数式29で表現される。なお、本実施形態で製造される画像形成装置を構成する電子源にて、各マトリクス交差部には、前記電界放出型トンネル伝導特性を有する素子と抵抗値Rsを有する線形抵抗が直列接続されている。
次に、パルス電圧波形の電圧レベル決定と、その更新手順に付いて述べる。以下、i行j列目の第kレベル目の電圧は形に対応して、行配線端子印加電圧DL,DR、列配線端子印加電圧Dx、行配線上の節点電位Y、列配線上の節点電位X、節点電流I、節点抵抗推定値Rsについて、DL(k),DR(k),Dx(k),Yi,j(k),Xi,j(k),Ii,j(k),Rsi,jと記する。
(0)初期電圧印加
初めて電圧を印加するときのみ、i行目の行配線端子印加電圧を
Figure 0004769569
j列目の列配線端子印加電圧を
Figure 0004769569
として端子電圧を印加する。なお、係数αは、電子源の構成要素である非線形素子の閾値電圧Vthに対して、
(1−α)Vp<Vth
となるように選ばれる。
(1)電流計測
パルスの印加と同期して、この時に流れる行配線電流ILi,j(k),IRi,j(k)および列配線電流Ixi,j(k)を計測する。尚、本実施態様では同時に駆動される行配線数は1本であり、列配線に印加される電圧が電子源構成要素の非線形素子の閾値電圧以下の値であるため、列配線電流Ixi,j(k)は節点電流Ii,j(k)とほぼ等価であると見なされる。
(2)節点電位および実効電圧の計算
各節点の節点電位を計算する。行配線上の節点電位Yi,j(k)について、例えば数式17および数式21と同等の
Figure 0004769569
を用いて算出する。このとき、Nx−2個の節点電位について、数式22と同等の漸化式
Figure 0004769569
を用いると、計算時間が大幅に短縮される。また、先述したように、Nx個の節点を算出するのに、Nxより少ないn個の代表節点電位を求め、これを多項式補間して推定すると、更に計算時間が短縮される。
一方で、列配線上の節点電位Xi,j(k)は、容易に求めることができ
Figure 0004769569
となる。これより、i行j列目の第kレベル目の実効電圧Vgi,j(k)は、
Figure 0004769569
より算出される。
(3)節点抵抗推定値の更新
節点抵抗推定値を更新する。i行j列目の素子に対する電界換算係数比例項の推定値をBesti,jとすると数式30と同等の
Figure 0004769569
となる。この電界換算係数比例項の推定値をBesti,jを用いて、
Figure 0004769569
により、節点抵抗推定値Rsを更新する。ここで、Bdstは活性化処理によって期待される電界換算係数比例項の指標であり、目標活性化電圧や活性化物質等により適宜設定されるが、概ね0.00338以上0.00508以下の値に設定される。また、係数kは節点抵抗推定値を更新する際の補正係数であり、ゼロ以上の値が適宜設定される。なお、節点抵抗推定値の初期値は、ゼロまたは概ね予想される節点抵抗の期待値等に適宜設定される。
(4)出力端子電圧の更新
出力端子電圧値を更新する。i行目の行配線端子印加電圧は、数式31と同等内容の、
Figure 0004769569
となり、j列目の列配線端子印加電圧は、数式32と同等内容の
Figure 0004769569
となる。なお、第3項目については、(2)の行配線上の節点電位計算の第3項目と同じ内容なので、(2)での計算結果をそのまま用いれば計算負荷を大幅に削減できる。
以上述べた(1)〜(4)の手順を繰り返し、所定のパルス数の印加を完了したところで、別の行配線に対する予備駆動を順次実行していく。そして、電子源を構成するすべての素子に対して予備駆動が実施された段階で、本実施態様の製造方法は完了する。
以上説明したように、本実施態様3の画像形成装置の製造方法および製造装置によれば、予備駆動工程中において、配線抵抗による電圧降下量および節点抵抗による電圧降下量を精度良く補償することが可能であるため、各々の素子に実効的に印加される電圧を均一に揃えることができる。尚、電流の計測精度、電位印加手段の出力精度、および計算機の計算精度等により、実際の装置内で計算される節点電位や配線端子に印加される電位分布と、本発明の計算方法により算出される電位分布との間に誤差が生じるが、この誤差が−3%以上かつ+3%以下であれば均一な電子放出特性が得られている。これにより電子放出特性が均一化され、輝度ばらつきの少ない良好な画像を表示することができた。
本発明を適用可能な回路網を説明する回路図である。 本発明を適用可能な回路網を説明する回路図である。 本発明の節点電位計算を、更に高速化する方法を説明するための図である。 本発明を適用可能なマトリクス回路網を説明する回路図である。 本発明を適用可能な回路網に使用される非線形素子の電圧―電流特性を模式的に示すグラフである。 本発明を適用可能なマトリクス回路網を説明する回路図である。 本発明を適用可能な単位素子を説明する回路図である。 本発明の実施形態1の製造装置を説明する概略図である。 本発明の実施態様1における電圧印加タイミングを説明する概略図である。 本発明の実施態様1における電圧波形単位を説明する概略図である。 本発明の実施形態2の製造装置を説明する概略図である。 本発明の実施態様2における電圧波形単位を説明する概略図である。 本発明を適用可能な回路網に使用される非線形素子の電圧―電流特性を模式的に示すグラフである。 本発明の実施態様2における電圧波形更新手順を説明する概略図である。 本発明の実施形態3の製造装置を説明する概略図である。 本発明の実施態様3における電圧波形単位を説明する概略図である。
符号の説明
801 電子源基板
802、803 行配線電流計測手段
804、805 列配線電流計測手段
806、807 第1電位印加手段
808、809 第2電位印加手段
810 制御ユニット
1101 電子源基板
1102 列配線制御ユニット
1103、1104 行配線制御ユニット
1105 メイン制御ユニット
1501 表示パネル
1502 列配線制御ユニット
1503、1504 行配線制御ユニット
1505 メイン制御ユニット

Claims (16)

  1. 第1の配線、及び、前記第1の配線に接続される複数の画像表示素子、及び、前記複数の画像表示素子のそれぞれに接続される複数の第2の配線、を有する画像形成装置の製造方法であって、
    前記第2の配線に印加する信号を決定するステップと、
    前記第1の配線の第1の位置に電位Dを印加し、第2の位置に電位Dを印加し、前記複数の第2の配線に前記信号を印加することで、前記第1の配線と前記第2の配線とに接続された部分に電圧を印加するステップと、
    を有しており、
    前記決定するステップは、前記第1の配線における前記第1の位置と前記第2の位置に挟まれる複数n個の位置のうちのj番目(ここで、n、jは正の整数である)の位置に対応する設定値Vを設定するステップを有しており、
    該設定するステップでは、前記Vを以下の式で設定する、
    Figure 0004769569

    ここで、Iは前記n個の位置のうちのk番目の位置から流出する電流量であり、
    前記第1の配線におけるj番目の位置とj+1番目の位置間の区間抵抗をR、1番目の位置と前記第1の位置もしくは第2の位置のうちのいずれか近いほうの位置との間の抵抗をR、n番目の位置と前記第1の位置もしくは第2の位置のうちのいずれか近いほうの位置との間の抵抗をR、前記第1の位置と前記第2の位置の間の抵抗をRallとするとき、前記a,bならびに前記cj,k
    Figure 0004769569

    であり、
    前記設定するステップは、前記第2の配線に流れる電流を測定した結果に基づいて前記Iを定めるステップを有しており、
    前記決定するステップは、前記Vに基づいて前記第2の配線に印加する前記信号を決定する画像形成装置の製造方法。
  2. 前記j番目の位置における設定値V、及びj−1番目の位置における設定値Vj−1、及びj−2番目の位置における設定値Vj−2、のうちのすくなくとも一つの設定値を以下の式、
    Figure 0004769569

    により設定する請求項1に記載の画像形成装置の製造方法。
  3. 第1の配線、及び、前記第1の配線に接続される複数の画像表示素子、及び、前記複数の画像表示素子のそれぞれに接続される複数の第2の配線、を有する画像形成装置の製造方法であって、
    前記第2の配線に印加する信号を決定するステップと、
    前記第1の配線の第1の位置に電位Dを印加し、第2の位置に電位Dを印加し、前記複数の第2の配線に前記信号を印加することで、前記第1の配線と前記第2の配線とに接続された部分に電圧を印加するステップと、
    を有しており、
    前記決定するステップは、前記第1の配線における前記第1の位置と前記第2の位置に挟まれる複数n個の位置のうちのj番目(ここで、n、jは正の整数である)の位置に対応する設定値Vを設定するステップを有しており、
    該設定するステップでは、前記Vを以下の式で設定する、
    Figure 0004769569

    ここで、Iは前記n個の位置のうちのk番目の位置から流出する電流量であり、
    前記第1の配線においてN個(但し、Nは正数で、n≦N)の副位置を設定し、前記n個の位置は、S番目からS番目の前記副位置の位置であり、隣接する副位置間の区間抵抗が同一の値rであり、1番目の副位置と前記第1の位置もしくは前記第2の位置のうちの何れか近いほうの位置との間の抵抗がR、N番目の副位置と前記第1の位置もしくは前記第2の位置のうちの何れか近いほうの位置との間の抵抗がR、配線の両端間の抵抗をRall、min(j、k)はj、kのうちの最小値を示し、max(j、k)はj、kのうちの最大値を示すものとするとき、前記a,bならびにcj,k
    Figure 0004769569

    であり、
    前記設定するステップは、前記第2の配線に流れる電流を測定した結果に基づいて前記Iを定めるステップを有しており、
    前記決定するステップは、前記Vに基づいて前記第2の配線に印加する前記信号を決定する画像形成装置の製造方法。
  4. 前記j番目の位置における設定値V、及びj−1番目の位置における設定値Vj−1、及びj−2番目の位置における設定値Vj−2、のうちのすくなくとも一つの設定値を以下の式、
    Figure 0004769569

    により設定する請求項3に記載の画像形成装置の製造方法。
  5. 第1の配線、及び、前記第1の配線に接続される複数の画像表示素子、及び、前記複数の画像表示素子のそれぞれに接続される複数の第2の配線、を有する画像形成装置の製造方法であって、
    前記第2の配線に印加する信号を決定するステップと、
    前記第1の配線の第1の位置に電位Dを印加し、第2の位置に電位Dを印加し、前記複数の第2の配線に前記信号を印加することで、前記第1の配線と前記第2の配線とに接続された部分に電圧を印加するステップと、
    を有しており、
    前記決定するステップは、前記第1の配線における前記第1の位置と前記第2の位置に挟まれる複数n個の位置のうちのj番目(ここで、n、jは正の整数である)の位置に対応する設定値Vを設定するステップを有しており、
    該設定するステップでは、前記Vを以下の式で設定する、
    Figure 0004769569

    ここで、Iは前記n個の位置のうちのk番目の位置から流出する電流量であり、
    前記第1の配線における隣接する前記位置間の区間抵抗が同一の値rであり、1番目の位置と前記第1の位置もしくは前記第2の位置のうちのいずれか近いほうの位置との間の抵抗がR、n番目の位置と前記第1の位置もしくは前記第2の位置のうちのいずれか近いほうの位置との間の抵抗がR、配線の両端間の抵抗をRallとするとき、前記a,bならびにcj,k
    Figure 0004769569

    であり、
    前記設定するステップは、前記第2の配線に流れる電流を測定した結果に基づいて前記Iを定めるステップを有しており、
    前記決定するステップは、前記Vに基づいて前記第2の配線に印加する前記信号を決定する画像形成装置の製造方法。
  6. 前記j番目の位置における設定値V、及びj−1番目の位置における設定値Vj−1、及びj−2番目の位置における設定値Vj−2、のうちのすくなくとも一つの設定値を以下の式、
    Figure 0004769569

    により設定する請求項5に記載の画像形成装置の製造方法。
  7. 第1の配線、及び、前記第1の配線に接続される複数の画像表示素子、及び、前記複数の画像表示素子のそれぞれに接続される複数の第2の配線、を有する画像形成装置の製造方法であって、
    前記第2の配線に印加する信号を決定するステップと、
    前記第1の配線の第1の位置に電位Dを印加し、該第1の位置とは離間した端部をオープンとし、前記複数の第2の配線に前記信号を印加することで、前記第1の配線と前記第2の配線とに接続された部分に電圧を印加するステップと、
    を有しており、
    前記決定するステップは、前記第1の配線における前記第1の位置と前記端部に挟まれる複数n個の位置のうちのj番目(ここで、n、jは正の整数である)の位置に対応する設定値Vを設定するステップを有しており、
    前記第1の配線の前記n個(但し、nは正数)の位置について、前記第1の位置側から前記端部に向かって位置番号を1,2,...,nとし、第j番目の位置より流出する方向の符号を正としたときの電流値をI、j番目の位置とj+1番目の位置間の区間抵抗がR、1番目の位置と第1の位置間の抵抗がRとしたとき、j番目の位置に対応する設定値Vが、
    Figure 0004769569

    Figure 0004769569

    Figure 0004769569

    ただし、jは2,3,・・・,n−1である、
    により設定され、
    前記設定するステップは、前記第2の配線に流れる電流を測定した結果に基づいて前記Iを定めるステップを有しており、
    前記決定するステップは、前記Vに基づいて前記第2の配線に印加する前記信号を決定する画像形成装置の製造方法。
  8. 第1の配線、及び、前記第1の配線に接続される複数の画像表示素子、及び、前記複数の画像表示素子のそれぞれに接続される複数の第2の配線、を有する画像形成装置の製造方法であって、
    前記第2の配線に印加する信号を決定するステップと、
    前記第1の配線の第1の位置に電位Dを印加し、該第1の位置とは離間した端部をオープンとし、前記複数の第2の配線に前記信号を印加することで、前記第1の配線と前記第2の配線とに接続された部分に電圧を印加するステップと、
    を有しており、
    前記決定するステップは、前記第1の配線における前記第1の位置と前記端部に挟まれる複数n個の位置のうちのj番目(ここで、n、jは正の整数である)の位置に対応する設定値Vを設定するステップを有しており、
    前記第1の配線の前記n個(但し、nは正数)の位置について、前記第1の位置側から前記端部に向かって位置番号を1,2,...,nとし、第j番目の位置より流出する方向の符号を正としたときの電流値をIとし、前記第1の配線にN個(但し、Nは正数で、n≦N)の副位置を設定し、前記n個の位置は、S番目からS番目の前記副位置の位置であり、隣接する副位置間の区間抵抗が同一の値rであり、1番目の副位置と前記第1の位置間の抵抗がRであり、
    j番目の位置に対応する設定値Vが、
    Figure 0004769569

    Figure 0004769569

    Figure 0004769569

    ただし、jは2,3,・・・,n−1である、
    により設定され、
    前記設定するステップは、前記第2の配線に流れる電流を測定した結果に基づいて前記Iを定めるステップを有しており、
    前記決定するステップは、前記Vに基づいて前記第2の配線に印加する前記信号を決定する画像形成装置の製造方法。
  9. 第1の配線、及び、前記第1の配線に接続される複数の画像表示素子、及び、前記複数の画像表示素子のそれぞれに接続される複数の第2の配線、を有する画像形成装置の製造方法であって、
    前記第2の配線に印加する信号を決定するステップと、
    前記第1の配線の第1の位置に電位Dを印加し、該第1の位置とは離間した端部をオープンとし、前記複数の第2の配線に前記信号を印加することで、前記第1の配線と前記第2の配線とに接続された部分に電圧を印加するステップと、
    を有しており、
    前記決定するステップは、前記第1の配線における前記第1の位置と前記端部に挟まれる複数n個の位置のうちのj番目(ここで、n、jは正の整数である)の位置に対応する設定値Vを設定するステップを有しており、
    前記第1の配線の前記n個(但し、nは正数)の位置について、前記第1の位置側から前記端部に向かって位置番号を1,2,...,nとし、第j番目の位置より流出する方向の符号を正としたときの電流値をIとし、前記第1の配線の隣接する位置間の区間抵抗が同一の値rであり、1番目の位置と第1の位置間の抵抗がRとし、
    j番目の位置に対応する設定値Vが、
    Figure 0004769569

    Figure 0004769569

    Figure 0004769569

    ただし、jは2,3,・・・,n−1である、
    により設定され、
    前記設定するステップは、前記第2の配線に流れる電流を測定した結果に基づいて前記Iを定めるステップを有しており、
    前記決定するステップは、前記Vに基づいて前記第2の配線に印加する前記信号を決定する画像形成装置の製造方法。
  10. 前記第1の配線のn個の前記位置がnより少ない整数m個のグループG1からGmにそれぞれ属するものとして設定し、各々のグループ内の位置座標の代表値をP1からPmとし、
    各々のグループ内の各位置からの流出電流の総和を各々の代表位置P1からPmより流出する代表位置電流I1からImとして設定し、各々のグループの代表設定値としてV1からVmを前記Vに設定する請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置の製造方法。
  11. 前記m個のグループの代表位置P1からPmの電位および前記第1の配線に印加する電位から、代表位置以外の位置の電位を多項式補間により求めることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置の製造方法。
  12. 前記n個の位置は、前記第1の配線と複数の前記第2の配線との交差部に対応して設定される請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置の製造方法。
  13. 前記画像形成装置は、前記第1の配線を複数有しており、各第1の配線ごとに前記決定するステップ及び印加するステップを行う請求項1乃至12の何れか1項に記載の画像形成装置の製造方法。
  14. 更に、前記第2の配線における複数の位置における電位を設定するステップを有しており、該設定するステップで設定した電位と、前記Vによって前記第2の配線に印加する信号を決定する請求項1乃至13の何れか1項に記載の画像形成装置の製造方法。
  15. 前記各第1の配線における前記複数の位置と前記各第2の配線における前記複数の位置間に、前記電圧が印加される部分が接続されている請求項14に記載の画像形成装置の製造方法。
  16. 前記第1の配線を行配線とし、前記第2の配線を列配線として、i行j列目の前記行配線の位置の電位をYij、i行j列目の前記列配線の位置の電位をXij、i行j列目の位置で前記行配線側から前記列配線側に流れる電流をIij、i行j列目の位置での前記行配線と前記列配線との間で前記部分と直列な関係にある抵抗の抵抗値をRijとするとき、前記部分に印加する電圧Vijを、
    Figure 0004769569

    但し、i、jは正数、
    として設定する請求項15に記載の画像形成装置の製造方法。
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