JP4766319B2 - ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム - Google Patents
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Description
本発明によると、割引条件を満たす又は満たすと予想されるインターチェンジがあればそのインターチェンジまで又はインターチェンジから割引が適用されることを運転者に案内するので、運転者は割引が受けられることを知ることができる。また、本発明では割引条件を満たす又は満たすと予想されるインターチェンジを、インターチェンジを通過した通過時刻又はインターチェンジを通過する通過予想時刻に基づいて特定するので、運転者は目的地の設定が不要である。このように本発明によると、運転者は目的地を設定しなくても割引を受けられることを知ることができる。
割引時間帯に所定の割引区間から乗るか又は割引時間帯に割引区間から降りると走行料金が割引される有料道路において、割引時間帯に所定の割引区間から有料道路に乗った場合に、運転者は目的地を設定しなくても割引を受けられることを知ることができる。
また、割引時間帯に所定の割引区間から乗るか又は割引時間帯に割引区間から降りると走行料金が割引される有料道路において、割引時間帯に有料道路に乗ったものの割引区間からは乗らなかった場合、または割引区間から有料道路に乗ったものの割引時間帯には乗らなかった場合に、運転者は目的地を設定しなくても割引を受けられることを知ることができる。
さらにまた、分岐した方面毎に案内することにより、運転者はいずれの方面に向かう場合であっても割引が受けられることを知ることができる。
本発明によると、何処のインターチェンジまで割引が受けられるかを知ることができる。
本発明によると、何処のインターチェンジから割引が受けられるかを知ることができる。
本発明によると、通過予想時間を渋滞を加味して算出するので、通過予想時刻に基づいてインターチェンジを特定する場合により正確に特定できる。よって割引が適用されることをより正確に案内できる。
本発明によると、運転者は何時から割引を受けられるかを知ることができる。
本発明によると、運転者は目的地を設定しなくても割引を受けられることを知ることができる。
本発明によると、運転者は目的地を設定しなくても割引を受けられることを知ることができる。
図2は本発明の一実施例によるナビゲーション装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置10は自動車、オートバイなどの車両に搭載される。ナビゲーション装置10は、目的地点までの推奨経路や自車の走行地点を案内するものである。
ハードディスク装置(HDD)18には、地図データベース(地図DB)などが格納されている。地図DBは、地図をディジタル表現した情報で構成されるデータベースであって、道路網上の自車の現在位置の検出、経路探索などに用いられる。地図DBでは、交差点、合流点、曲がり点、行き止まり点、有料道路上のインターチェンジ(以下「IC」という)などはノードであり、道路はノードとノードとを結ぶリンクとして定義されている。各リンクには、通行方位、距離、レーン数、道路種別(一般道、有料道路、自動車専用道路、山岳道路など)、リンクID、始点及び終点のノード、右折専用レーン及び左折専用レーンなどの車線情報などが属性情報として定義されている。
方位センサ16は、推測航法に用いる地磁気センサ、左右車輪速度差センサ、振動ジャイロ、ガスレートジャイロ、光ファイバジャイロなどで構成されている。
通信部23は、情報センタ24からFM多重放送、光ビーコン、赤外線ビーコンなどにより各車両に送信される現在位置付近の渋滞情報、交通規制情報などの各種の交通情報を受信する。受信した交通情報はCPU20によってRAM19、フラッシュメモリ21又はHDD18に記憶される。
案内手段としてのスピーカ17は、操作、走行経路、割引などの案内音声の出力に用いられる。スピーカ17はオーディオスピーカと共用してもよいし、ナビゲーション専用でもよい。
記憶手段としてのフラッシュメモリ21は、CPU20で実行される制御プログラムや割引条件などを格納しているEEPROMなどの不揮発性記憶媒体である。なお、割引条件はHDD18に記憶されていてもよい。制御プログラム、割引条件、地図DBなどは、所定のサーバからのネットワークを介したダウンロード、図示しないリムーバブルメモリなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体からの読み出しなどによってもフラッシュメモリ21又はHDD18に格納することができる。
検索手段、特定手段、案内手段および渋滞情報取得手段としてのCPU20は、制御プログラムを実行することによりナビゲーション装置10の各部を制御する。
有料道路の割引としては、例えばETCユニットを備える車両にのみ適用される割引として、大都市近郊以外の区間で所定の割引時間帯に適用される通勤割引、大都市近郊で所定の割引時間帯に適用される早朝夜間割引、区間に限定されず深夜の所定の割引時間帯に適用される深夜割引などが知られている。ここでは通勤割引を例に説明する。
(1)1回の最長走行距離が100km以内に限定されており、100kmを超えた場合は走行した全区間に亘って割引が適用されない。
(2)割引時間帯の前に割引区間に入り、割引時間帯が過ぎた後に割引区間から降りた場合は割引は適用されない。
(3)一つの割引時間帯に二回以上は適用されない。例えば6:00〜9:00および17:00〜20:00はそれぞれ一つの割引時間帯であり、各割引時間帯において割引が適用されるのは一回までである。
前述したフラッシュメモリ21には通勤割引に対応する割引条件として上述した全ての条件が含まれている割引条件が記憶されている。
図1は、有料道路に乗った入口IC43が割引区間にあり且つ入口IC43を通過した通過時刻が割引時間帯(17:00〜20:00)にある走行パターンの例である。この場合は入口IC43が割引区間にあり且つ入口IC43を通過した通過時刻が割引時間帯にあるので、入口IC43を通過した時点で通勤割引が適用されることが確定する。通勤割引では、割引区間にあるICから割引時間帯に有料道路に乗った場合は、割引時間帯を越えて走行しても、割引区間内にあって且つ割引区間の走行距離が100km以内にあるICまでは割引が適用される。すなわち、図1に示す走行パターンの場合は入口IC43を通過した時点で割引条件を満たす前方のICが特定される。例えば図1でいうと、A方面についてはIC47まで、B方面についてはIC50までにあるICが割引条件を満たすICであると特定される。
図6は、割引が適用されるICを案内する処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、有料道路に乗ったとき、有料道路を走行中にICを通過したとき、あるいは有料道路上において所定時間間隔などで実行される。以下では有料道路に乗ったときを例に説明する。
S110では、CPU20は入口ICをRAM19に記憶する。記憶された入口ICは料金計算の起点として用いられる。また、割引区間の走行距離が100km以内であるかを判定する際に入口ICがその起点となる場合はこの入口ICが用いられる。
S120では、CPU20は入口ICを通過した入口IC通過時刻が割引時間帯にある割引条件を検索する。CPU20は該当する割引条件が検索された場合はS125に進み、なかった場合はS140に進む。
S140では、CPU20は入口ICが割引区間にある割引条件を検索する。該当する割引条件が検索された場合は第3の処理(S145)を実行し、なかった場合は処理を終了する。
図7は、第1の処理の流れを示すフローチャートである。第1の処理は前述した図1に示す走行パターンに相当する処理である。
S205では、CPU20は地図DBを用いてマップマッチングによる補正を行いながら、GPSユニット14から入力される自車の現在位置の緯度経度データと、車速センサ15から入力される走行速度と、方位センサ16から入力される進行方位とに基づいて道路網上の自車の現在位置を検出する。次に、CPU20は地図DBを参照して現在位置の前方にある直近のジャンクションJCTを特定し、現在位置から直近のジャンクションJCTまでの距離を判定する。CPU20は直近のジャンクションJCTまでの距離が2km以下になるとS210に進み、2km以内でなければS220に進む。
S215では、CPU20はS210で特定したICのうち最遠方にあるICを方面毎に音声案内する。具体的には例えば、CPU20は図1に示す「A方面、IC47まで割引が適用されます。B方面、IC50まで割引が適用されます。」のように運転者に音声案内する。これにより、運転者は目的地を設定していなくても割引が適用される最遠方のICを知ることができる。また、CPU20は分岐した方面毎に最遠方のICを案内するので、運転者はいずれの方面に向かう場合であっても割引が適用される最遠方のICを知ることができる。なお、案内は音声案内に限定されるものではなく、LCDに表示することによって案内してもよい。
なお、ここではジャンクションを基準にして案内するタイミングを決定しているが、案内するタイミングは適宜選択可能であり、例えば入口ICに入ったときに案内してもよい。
S305では、CPU20は進行方向にある割引区間のうち直近の割引区間を特定する。ただし、走行中の有料道路が前方のジャンクションで分岐している場合があるので、CPU20は前方で分岐する場合は方面毎に直近の割引区間を特定する。
S315では、CPU20は通信部23で受信した交通情報を検索し、自車位置から直近の割引区間の終点ICまでの渋滞状況を取得する。
なお、割引条件は、割引区間外にある入口IC61から有料道路に乗っても始点IC62を通過した通過時刻が割引時間帯にあれば割引区間内にあり且つ割引区間内の走行距離が100km以内のICまでは割引時間帯を越えても割引が適用されるものであってもよい。この場合、A方面についてはIC66まで割引が適用されることになる。割引条件には種々のものがあるので、どのICまで割引が適用されるかは割引条件に応じて決定すればよい。
S405では、CPU20は直近の割引時間帯を特定する。
S410では、CPU20は所定時間間隔で現在時刻とS405で特定した直近の割引時間帯の開始時刻との差を判定し、開始時刻までの時間が15分以内になるとS415に進む。
S420では、CPU20は割引区間内にあり且つ入口ICから100km以内にある前方の各ICについて、渋滞状況を考慮した通過予想時刻を算出する。
S425では、CPU20は通過予想時刻が直近の割引時間帯に含まれるICを、通勤割引を満たすと予想されるICとして特定する。
Claims (9)
- 割引時間帯に所定の割引区間から乗るか又は前記割引時間帯に前記割引区間から降りると走行料金が割引される有料道路の走行料金に割引が適用されるために満たされるべき割引条件であって少なくとも前記割引が適用される前記割引区間および前記割引時間帯を条件として含む割引条件を記憶している記憶手段と、
前記有料道路上において、車両が前記有料道路に乗った入口インターチェンジを通過した通過時刻が前記割引時間帯にあり且つ前記入口インターチェンジが前記割引区間にある前記割引条件を検索し、該当する前記割引条件がなかった場合は前記入口インターチェンジより前方にある各インターチェンジの通過予想時刻を算出し、前記通過予想時刻が前記割引時間帯にあるインターチェンジが前記割引区間にある前記割引条件を検索する検索手段と、
前記検索手段で検索された前記割引条件を満たす又は満たすと予想される前記入口インターチェンジより前方にあるインターチェンジを前方のジャンクションで分岐する方向毎に特定する特定手段と、
前記特定手段で特定された前記入口インターチェンジより前方にあるインターチェンジまで前記割引が適用されることを前記分岐する方向毎に前記車両の運転者に案内する案内手段と、
を備えるナビゲーション装置。 - 前記案内手段は、前記特定手段で特定された前記入口インターチェンジより前方にあるインターチェンジのうち前記車両の進行方向の最遠方にあるインターチェンジを案内する請求項1に記載のナビゲーション装置。
- 前記案内手段は、前記入口インターチェンジが前記割引区間にない場合、前記入口インターチェンジより前方にあるインターチェンジのうち前記車両の進行方向の直近の前記割引区間の始点インターチェンジから前記割引が適用されることを前記車両の運転者に案内する請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
- 前記有料道路は割引が適用される最長走行距離が規定されている有料道路であり、
前記割引条件は前記最長走行距離を条件として更に含む請求項1〜3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。 - 前記検索手段は、渋滞情報を取得する渋滞情報取得手段を有し、前記渋滞情報取得手段で取得した渋滞情報を加味して前記通過予想時刻を算出する請求項1〜4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
- 前記案内手段は、前記割引が適用されることを、直近のジャンクションの所定距離手前で、又は前記検索手段で検索された前記割引条件に含まれる前記割引時間帯の所定時間前に前記運転者に案内する請求項1〜5のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
- 前記案内手段は、前記検索手段で検索された前記割引条件に含まれる前記割引時間帯の開始時刻、又は前記開始時刻までの時間を更に案内する請求項1〜6のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
- 割引時間帯に所定の割引区間から乗るか又は前記割引時間帯に前記割引区間から降りると走行料金が割引される有料道路の走行料金に割引が適用されるために満たされるべき割引条件であって少なくとも前記割引が適用される前記割引区間および前記割引時間帯を条件として含む割引条件を記憶している記憶手段を備えるナビゲーション装置を用いたナビゲーション方法であって、
前記有料道路上において、車両が前記有料道路に乗った入口インターチェンジを通過した通過時刻が前記割引時間帯にあり且つ前記入口インターチェンジが前記割引区間にある前記割引条件を検索し、該当する前記割引条件がなかった場合は前記入口インターチェンジより前方にある各インターチェンジの通過予想時刻を算出し、前記通過予想時刻が前記割引時間帯にあるインターチェンジが前記割引区間にある前記割引条件を検索する検索段階と、
前記検索段階で検索された前記割引条件を満たす又は満たすと予想される前記入口インターチェンジより前方にあるインターチェンジを前方のジャンクションで分岐する方向毎に特定する特定段階と、
前記特定段階で特定された前記入口インターチェンジより前方にあるインターチェンジまで前記割引が適用されることを前記分岐する方向毎に前記車両の運転者に案内する案内段階と、
を含むナビゲーション方法。 - 割引時間帯に所定の割引区間から乗るか又は前記割引時間帯に前記割引区間から降りると走行料金が割引される有料道路の走行料金に割引が適用されるために満たされるべき割引条件であって少なくとも前記割引が適用される前記割引区間および前記割引時間帯を条件として含む割引条件を記憶している記憶手段を有するコンピュータを、
前記有料道路上において、車両が前記有料道路に乗った入口インターチェンジを通過した通過時刻が前記割引時間帯にあり且つ前記入口インターチェンジが前記割引区間にある前記割引条件を検索し、該当する前記割引条件がなかった場合は前記入口インターチェンジより前方にある各インターチェンジの通過予想時刻を算出し、前記通過予想時刻が前記割引時間帯にあるインターチェンジが前記割引区間にある前記割引条件を検索する検索手段と、
前記検索手段で検索された前記割引条件を満たす又は満たすと予想される前記入口インターチェンジより前方にあるインターチェンジを前方のジャンクションで分岐する方向毎に特定する特定手段と、
前記特定手段で特定された前記入口インターチェンジより前方にあるインターチェンジまで前記割引が適用されることを前記分岐する方向毎に前記車両の運転者に案内する案内手段として機能させるナビゲーションプログラム。
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