JP4755532B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4755532B2
JP4755532B2 JP2006146969A JP2006146969A JP4755532B2 JP 4755532 B2 JP4755532 B2 JP 4755532B2 JP 2006146969 A JP2006146969 A JP 2006146969A JP 2006146969 A JP2006146969 A JP 2006146969A JP 4755532 B2 JP4755532 B2 JP 4755532B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
threshold
quantization
forming apparatus
image forming
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006146969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007318525A (ja
Inventor
浩司 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006146969A priority Critical patent/JP4755532B2/ja
Priority to US11/751,827 priority patent/US8045809B2/en
Publication of JP2007318525A publication Critical patent/JP2007318525A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4755532B2 publication Critical patent/JP4755532B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4051Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4051Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size
    • H04N1/4052Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size by error diffusion, i.e. transferring the binarising error to neighbouring dot decisions
    • H04N1/4053Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size by error diffusion, i.e. transferring the binarising error to neighbouring dot decisions with threshold modulated relative to input image data or vice versa
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

本発明は、多値誤差拡散処理を用いて印刷する画像形成装置に関する。
一般に、画像データを、誤差拡散方式による階調処理を行った場合、原稿画像(データ)の存在しないテクスチャーが発生し、画像として好ましくない。
このテクスチャー防止のために、例えば、特許文献1のように、非周期性を有する閾値を加算することがなされていた。
特開平9−93446号公報
しかしながら、このように非周期性を有する閾値を加算した場合には、粒状性、あるいは、粒状感およびざらつき感などを感じる場合がある。
本願発明は、前述したように相反するテクスチャーとざらつきの両者を低減し、滑らかな画像を得ることができる画像形成装置を提供すること目的とする。
この発明の画像形成装置は、≦M<Nなる自然数M,Nについて、量子化閾値マトリクスを適用した誤差拡散処理によりN値の入力画像データをM値の出力画像データに変換するための量子化手段を備えた画像形成装置において、二次元に配列された複数の量子化閾値を含む、M−1個の閾値マトリクスと、上記閾値マトリクスに含まれる各量子化閾値に対する非周期性ノイズの付加有無を指定する付加フラグを、閾値マトリクス毎かつ量子化閾値毎に設定する手段と、上記M−1個の閾値マトリクスのうち、低い階調値に対応するものからn番目の閾値マトリクスにおける座標(x,y)の量子化閾値の値をThr(x,y,n)として、自然数i,j,x,yのうち0≦i<j<M−1かつThr(x,y,i)≧Thr(x,y,j)<Thr(x,y,j+1)を満たすj,x,yに関し、j番目の閾値マトリクスにおける座標(x,y)の量子化閾値に、付加有りを示す上記付加フラグを設定する手段とを設け、上記量子化手段による量子化を行う際に、上記各閾値マトリクス中の各量子化閾値のうち、上記付加フラグが付加ありを示す量子化閾値に上記非周期性ノイズを付加したものを、上記量子化閾値マトリクスとして適用するようにしたものである。
このような画像形成装置において、上記非周期性ノイズの振幅をAとして、Thr(x,y,k)+A>N−1を満たす自然数kについて、k番目の閾値マトリクスにおける座標(x,y)の量子化閾値に、付加無しを示す上記付加フラグを設定する手段を設けるとよい。
さらに、m<j及びj+2≦mのいずれかを満たす自然数mについて、m番目の閾値マトリクスにおける座標(x,y)の量子化閾値に、付加無しを示す上記付加フラグを設定する手段を設けるとよい。
さらにまた、上記M−1個の閾値マトリクスに含まれる量子化閾値の中で、最小の量子化閾値についてのみ、付加有りを示す上記付加フラグを設定するようにするとよい。
あるいは、上記のいずれかの画像形成装置において、上記閾値マトリクス毎かつ量子化閾値毎の上記付加フラグの設定状態の情報を複数組設け、使用者の指示に応じてそのうちいずれか1組の設定状態の情報を選択して、上記付加フラグの設定に用いるようにするとよい。
あるいはまた、上記閾値マトリクス毎かつ量子化閾値毎の上記付加フラグの設定状態の情報を複数組設け、上記画像データの入力元に応じてそのうちいずれか1組の設定状態の情報を選択して、上記付加フラグの設定に用いるようにするとよい。
さらに、上記非周期性ノイズをブルーノイズとするとよい。
したがって、本発明によれば、誤差拡散処理の画像データについて、テクスチャー防止と、ざらつき低減の両方の効果を得ることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例にかかるカラー複写機本体101の機構の概略を示している。
同図において、カラー複写機本体101のほぼ中央部に配置された像担持体としてのφ120[mm]の有機感光体(OPC)ドラム102の周囲には、該感光体ドラム102の表面を帯電する帯電チャージャー103、一様帯電された感光体ドラム102の表面上に半導体レーザ光を照射して静電潜像を形成するレーザ光学系104、静電潜像に各色トナーを供給して現像し、各色毎にトナー像を得る黒現像装置105及びイエローY、マゼンタM,シアンCの3つのカラー現像装置106、107、108、感光体ドラム102上に形成された各色毎のトナー像を順次転写する中間転写ベルト109、前記中間転写ベルト109に転写電圧を印加するバイアスローラ110、転写後の感光体ドラム102の表面に残留するトナーを除去するクリーニング装置111、転写後の感光体ドラム102の表面に残留する電荷を除去する除電部112などが順次配列されている。
また、前記中間転写ベルト109には、転写されたトナー像を転写材に転写する電圧を印加するための転写バイアスローラ113及び転写材に転写後に残留したトナー像をクリーニングするためのベルトクリーニング装置114が配設されている。
中間転写ベルト109から剥離された転写材を搬送する搬送ベルト115の出口側端部には、トナー像を加熱及び加圧して定着させる定着装置116が配置されているとともに、この定着装置116の出口部には、排紙トレイ117が取り付けられている。
次に、前記カラー複写機本体101に内蔵される制御系について説明する。
制御系は、メイン制御部(CPU)130を備え、このメイン制御部130に対して所定のROM131及びRAM132が付設されているとともに、前記メイン制御部130には、インターフェースI/O133を介して各種センサー160、電源・バイアス制御161、通信制御162,駆動制御163などに接続しており、複写機内の制御、あるいは複写機内外との通信を行う。
各種センサー160、電源・バイアス制御161、通信制御162,駆動制御163について、さらに具体的に記載すると、レーザ光学系制御部134、電源回路135、光学センサー136(a〜c)、トナー濃度センサー137、環境センサー138、感光体表面電位センサー139、トナー補給回路140、中間転写ベルト駆動部141、操作部142、がそれぞれ接続されている。
前記レーザ光学系制御部134は、前記レーザ光学系104のレーザ出力を調整するものであり、また前記電源回路135は、前記帯電チャージャー113に対して所定の帯電用放電電圧を与えると共に、現像装置105、106、107、108に対して所定電圧の現像バイアスを与え、かつ前記バイアスローラ110および転写バイアスローラ113に対して所定の転写電圧を与えるものである。
なお、光学センサー136(a〜c)は、それぞれ感光体102に対向させ、感光体102上のトナー付着量を検知するための光学センサー136a、転写ベルト109に対向させ、転写ベルト109上のトナー付着量を検知するための光学センサー136b、搬送ベルト115に対向させ、搬送ベルト115上のトナー付着量を検知するための光学センサー136cを図示した。なお、実用上は光学センサー136(a〜c)のいずれか1カ所を検知すれば良い。
レーザ光学系104の上部には、複写機本体101の上部に配置された原稿載置台としてのコンタクトガラス118、このコンタクトガラス118上の原稿に走査光を照射する露光ランプ119,原稿からの反射光を反射ミラー121によって結像レンズ122に導き、光電変換素子であるCCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)のイメージセンサアレイ123に入光させる。CCDのイメージセンサアレイ123で電気信号に変換された画像信号は図示しない画像処理装置を経て、レーザ光学系104中の半導体レーザのレーザ発振を制御する。
光学センサー136は、前記感光体ドラム102の転写後の領域に近接配置される発光ダイオードなどの発光素子とフォトセンサーなどの受光素子とからなり、感光体ドラム102上に形成される検知パターン潜像のトナー像におけるトナー付着量及び地肌部におけるトナー付着量が各色毎にそれぞれ検知されるとともに、感光体除電後のいわゆる残留電位が検知されるようになっている。
この光電センサー136からの検知出力信号は、図示を省略した光電センサー制御部に印加されている。光電センサー制御部は、検知パターントナー像に於けるトナー付着量と地肌部におけるトナー付着量との比率を求め、その比率値を基準値と比較して画像濃度の変動を検知し、トナー濃度センサー137の制御値の補正を行なっている。
更に、トナー濃度センサー137は、現像装置105から108には、現像装置105から108内に存在する現像剤の透磁率変化に基づいてトナー濃度を検知する。トナー濃度センサー137は、検知されたトナー濃度値と基準値と比較し、トナー濃度が一定値を下回ってトナー不足状態になった場合に、その不足分に対応した大きさのトナー補給信号をトナー補給回路140に印加する機能を備えている。
電位センサー139は、像担持体である感光体102の表面電位を検知し、中間転写ベルト駆動部141は、中間転写ベルトの駆動を制御する。
黒現像器105内に黒トナーとキャリアを含む現像剤が収容されていて、これは、剤撹拌部材202の回転によって撹拌され、現像スリーブ201B上で、現像剤規制部材202によってスリーブ上に汲み上げられる現像剤量を調整する。この供給された現像剤は、現像スリーブ201B上に磁気的に担持されつつ、磁気ブラシとして現像スリーブ201Bの回転方向に回転する。
レーザー変調処理のブロック図を図2に示す。
書き込み周波数は、18.6[MHz]であり、1画素の走査時間は、53.8[nsec]である。8ビットの画像データはルックアップテーブル(LUT)451でγ変換を行うことができる。
パルス幅変調処理(PWM)452で8ビットの画像信号の上位3ビットの信号に基づいて8値のパルス幅に変換され、パワー変調処理(PM)453で下位5ビットで32値のパワー変調が行われ、レーザーダイオード(LD)454が変調された信号に基づいて発光する。フォトディテクタ(PD)455で発光強度をモニターし、1ドット毎に補正を行う。レーザー光の強度の最大値は、画像信号とは独立に、8ビット(256段階)に可変できる。
1画素の大きさに対し、主走査方向のビーム径(これは、静止時のビームの強度が最大値に対し、1/eに減衰するときの幅として定義される)は、600DPIでは、1画素42.3[・]では、ビーム径は主走査方向50[・]、副走査方向60[・]が使用される。
次に、図3のブロック図に基づいて、画像処理フローを説明する。
同図において、400はスキャナ、401はシェーディング補正処理、402はスキャナーγ変換処理、403は画像分離処理、404は空間フィルター処理、405は色相判定処理、406は色補正UCR処理、407はパターン生成処理(1)、408は変倍処理、409はプリンタγ変換処理(1)、410は二値化処理、411は画像圧縮・伸張処理、412は特徴量抽出・低濃度判定処理、413はプリンタγ変換処理(2)、414は階調処理、415はPCIインターフェースI/F、416はPCIバス、417はシステムコントローラ、418は画像メモリ、419は外部インターフェースI/F、420はパターン生成処理(2)、421はプリンタγ変換処理(3)(以後プロコンγと呼ぶ)、422はプリンタである。
複写される原稿は、カラースキャナ400によりR、G、Bに色分解されて一例として10ビット信号(ビット数は現状1〜14など様々なスキャナーが実用化されている)で読み取られる。読みとられた画像信号は、シェーディング補正処理401により、主走査方向のムラが補正され、8ビット信号で出力される。
スキャナーγ変換処理402では、スキャナからの読み取り信号が反射率データから明度データに変換される。画像分離処理403では、文字部、写真部、網点部の判定、有彩色・無彩色判定を行う。
空間フィルター処理404では、シャープな画像やソフトな画像など、使用者の好みに応じてエッジ強調や平滑化等、画像信号の周波数特性を変更する処理に加えて、画像信号のエッジ度に応じたエッジ強調処理(適応エッジ強調処理)を行う。例えば、文字エッジにはエッジ強調を行い、網点画像にはエッジ強調を行わないという所謂適応エッジ強調をR、G、B信号それぞれに対して行う。
図4に適応エッジ強調処理の例を示す。
スキャナーγ変換402によって反射率リニアから明度リニアに変換された画像信号は、平滑化フィルタ処理1101によって平滑化を行う。一例として、図5(a)に示すような係数を使用する。
また、次段の3×3のラプラシアンフィルタ1102によって画像データの微分成分が抽出される。ラプラシアンフィルタの具体例は、図5(b)に示す。
スキャナーγ変換によるγ変換をされない10ビットの画像信号のうち、上位8ビット(一例である)成分が、エッジ量検出フィルタ1103により、エッジ検出がなされる。
エッジ量検出フィルタの具体例を図6(a)〜(d)に示す。この図6(a)〜(d)のエッジ検出フィルタにより得られたエッジ量のうち、最大値がエッジ度として後段で使用される。
エッジ度は、必要に応じて後段の平滑化フィルタ1104により平滑化される。これにより、スキャナーの偶数画素と奇数画素の感度差の影響を軽減する。
一例として、図6(e)に示したような係数を使用する。
テーブル変換処理1105により、求められたエッジ度をテーブル変換する。このテーブルの値により、線や点の濃さ(コントラスト、濃度を含む)および網点部の滑らかさを指定する。テーブルの例を図7に示す。エッジ度は、白地に黒い線や点などで最も大きくなり、印刷の細かい網点や、銀塩写真や熱転写原稿などのように画素の境界が滑らかなものになるほど小さくなる。
テーブル変換処理1105によって変換されたエッジ度(画像信号C)と、ラプラシアンフィルタ1102の出力値(画像信号B)との積(画像信号D)が、平滑化処理後の画像信号(画像信号A)に加算され、画像信号Eとして後段の画像処理に伝達される。
色補正UCR処理406では、入力系の色分解特性と出力系の色材の分光特性の違いを補正し、忠実な色再現に必要な色材YMCの量を計算する色補正処理部と、YMCの3色が重なる部分をBk(ブラック)に置き換えるためのUCR処理部からなる。色補正処理は下式のようなマトリクス演算をすることにより実現できる。

ここで、R,G,Bは、R,G,Bの補数を示す。マトリクス係数aijは入力系と出力系(色材)の分光特性によって決まる。ここでは、1次マスキング方程式を例に挙げたが、B2,BGのような2次項、あるいはさらに高次の項を用いることにより、より精度良く色補正することができる。また、色相によって演算式を変えたり、ノイゲバウアー方程式を用いるようにしても良い。何れの方法にしても、Y,M,CはB,G,R(またはB,G,Rでもよい)の値から求めることができる。
一方、UCR処理は次式を用いて演算することにより行うことができる。
Y’ = Y− α・min(Y,M,C)
M’ = M− α・min(Y,M,C)
C’ = C− α・min(Y,M,C)
Bk = α・min(Y,M,C)
…数式2
上式において、αはUCRの量を決める係数で、α=1の時100%UCR処理となる。αは一定値でも良い。例えば、高濃度部では、αは1に近く、ハイライト部(低画像濃度部)では、0に近くすることにより、ハイライト部での画像を滑らかにすることができる。
前記の色補正係数は、RGBYMCの6色相をそれぞれ更に2分割した12色相に、更に黒および白の14色相毎に異なる。色相判定処理405は、読み取った画像データがどの色相に判別するかを判定する。判定した結果に基づいて、各色相毎の色補正係数が選択される。
パターン生成処理(1)407では後述する自動階調補正用のパターンが、必要に応じて生成される。変倍処理408は主走査変倍、副走査変倍処理が行われる。
プリンターγ処理(1)409では、画像分離処理403からの文字、写真、網点などの像域分離情報に基づいて、階調変換が行われる。
二値化処理410は、外部のコンピューターで使用するために、スキャナ400で取り込み、色補正UCR処理406で白黒出力した画像に、画質モードに応じて、単純二値化、二値誤差拡散、二値ディザ処理などを行う
画像圧縮・伸張処理411では、画像データの圧縮、伸張処理が行われる。
スキャナー400から各種処理を経て画像圧縮・伸張処理411に到達した画像データは、PCIインターフェースI/F415を通してコントローラ452に出力される。
また、逆にコントローラ452からの画像データは、 PCIインターフェースI/F415を通して画像圧縮・伸張処理411に入力された画像データは、画像圧縮・伸張処理411で伸張処理をされ、特徴量抽出・低濃度判定処理412に入力される。
特徴量抽出・低濃度判定処理412は、画像データの特徴量抽出を行い、注目画素データがエッジであるか、非エッジであるか、エッジと非エッジの中間の相当する弱エッジであるかの判定と、低濃度であるか否かの判定を行う。
プリンタγ変換処理(2)413は、特徴量抽出・低濃度判定処理412での特徴量抽出結果に基づいて、エッジ部用、弱エッジ用、非エッジ用、それぞれのプリンタγ変換を行う。もしくは、階調処理パラメータに応じて、弱エッジ部に判定された画素に対して、エッジ用もしくは非エッジ用のプリンタγテーブルを用いたプリンタγ変換処理を行う。
階調処理414では、特徴量抽出・低濃度判定処理412の特徴量抽出結果と低濃度判定結果に基づいて、階調処理パラメータを切り替えて、8ビット画像データを、一例として4ビット画像データへと階調処理を行う。
プリンタγ変換処理(3)421は、4ビットの画像データを階調変換を行い、プリンタ422に出力する。パターン生成処理(2)420は、プロセスコントロール処理時に、書込み値が異なるパッチデータを生成する。
画像圧縮・伸張処理411からPCIインターフェースI/F415を通して、コントローラ452に出力された画像データは、PCIバス(BUS)416上を経て、コントローラ452に到達する。コントローラ452内では、画像メモリ418内に蓄積され、LANインターフェースI/F419から、LANを経て、外部コンピューターで使用される。また、システムコントローラ417により、画像メモリ418中に蓄積された画像データが処理をされる、
次に、画像処理プロセッサーのハードウェア構成を説明する。
図8は、画像処理プロセッサー1204の内部構成を示すブロック図である。
同図において、画像処理プロセッサー1204は、外部とのデータ入出力に関し、複数個の入出力ポート1401を備え、それぞれデータの入力および出力を任意に設定することができる。
また、入出力ポート1401と接続するように内部にバス・スイッチ/ローカル・メモリー群1402を備え、使用するメモリー領域、データバスの経路をメモリー制御部1403において制御する。入力されたデータおよび出力のためのデータは、バス・スイッチ/ローカル・メモリー群1402をバッファー・メモリーとして割り当て、それぞれに格納し、外部とのI/Fを制御される。
バス・スイッチ/ローカル・メモリー群1402に格納された画像データに対してプロセッサー・アレー部1404において各種処理をおこない、出力結果(処理された画像データ)を再度バス・スイッチ/ローカル・メモリー群1402に格納する。プロセッサー・アレー部1404における処理手順、処理のためのパラメーター等は、プログラムRAM1405およびデータRAM1406との間でやりとりがおこなわれる。
プログラムRAM1405、データRAM1406の内容は、シリアルI/F1408を通じて、プロセス・コントローラー211からホスト・バッファー1407にダウンロードされる。また、プロセス・コントローラー211がデータRAM1406の内容を読み出して、処理の経過を監視する。
処理の内容を変えたり、システムで要求される処理形態が変更になる場合は、プロセッサー・アレー部1404が参照するプログラムRAM1405およびデータRAM1406の内容を更新して対応する。以上述べた構成のうち、プロセッサー・アレー部1404が、本実施の形態にかかるSIMD型画像データ処理部と逐次型画像データ処理部とに相当する。
つぎに、画像処理装置のSIMD型画像データ処理部と逐次画像データ処理部とについて説明する。
図9は、SIMD型画像データ処理部1500と、逐次画像データ演算処理部1507との構成について説明する図である。まず、SIMD型画像データ処理部1500について説明し、続いて逐次型画像データ処理部1507について説明する。
なお、画像データ並列処理部1500と画像データ逐次処理部1507とは、一方向に配列された複数の画素で構成される複数の画素ラインとして画像を処理するものである。図10は、画素ラインを説明するための図であり、画素ラインa〜dの4本の画素ラインを示している。また、図中に斜線を付して示した画素は、今回処理される注目画素である。
本実施の形態では、注目画素の誤差拡散処理に当たり、注目画素に対して周囲の画素の影響を、同一の画素ラインに含まれる画素、異なる画素ラインに含まれる画素の両方について考慮している。そして、注目画素とは異なる画素ラインに含まれる画素との間の誤差拡散処理をSIMD型画像データ処理部1500でおこない、注目画素と同一の画素ラインに含まれる画素との間の誤差拡散処理を逐次型画像データ処理部1507でおこなう。
SIMD型画像データ処理部1500は、SIMD型プロセッサー1506と、SIMD型画像データ処理部1500に画像データおよび制御信号を入力する5つのデータ入出力用バス1501a〜1501eと、データ入出力用バス1501a〜1501eをスイッチングしてSIMD型プロセッサー1506に入力する画像データおよび制御信号を切り替えるとともに、接続されたバスのバス幅を切り替えるバススイッチ1502a〜1502cと、入力した画像データの処理に使用されるデータを記憶する20個のRAM1503と、各々対応するRAM1503を制御するメモリーコントローラー1505a、メモリーコントローラー1505b、メモリーコントローラー1505aまたはメモリーコントローラー1505bの制御にしたがってRAM1503をスイッチングする4つのメモリースイッチ1504a〜1504dとを有している。
なお、以上の構成では、バススイッチ1502a〜1502cによって制御されるメモリーコントローラーをメモリーコントローラー1505bとし、バススイッチ1502a〜1502cの制御をうけないメモリーコントローラーをメモリーコントローラー1505aとして区別した。
図11はSIMD型プロセッサーの概略構成を示す説明図である。
SIMD(Single Instruction stream Multiple Data stream)は複数のデータに対し、単一の命令を並列に実行させるもので、複数のPE(プロセッサー・エレメント)より構成される。このSIMD型プロセッサーは図8におけるプロセッサー・アレー部1404内に配設される。
それぞれのPEはデータを格納するレジスター(Reg)2001、他のPEのレジスターをアクセスするためのマルチプレクサー(MUX)2002、バレルシフター(Shift
Expand)2003、論理演算器(ALU)2004、論理結果を格納するアキュムレーター(A)2005、アキュムレーターの内容を一時的に退避させるテンポラリー・レジスター(F)2006から構成される。
各レジスター2001はアドレスバスおよびデータバス(リード線およびワード線)に接続されており、処理を規定する命令コード、処理の対象となるデータを格納する。レジスター2001の内容は論理演算器2004に入力され、演算処理結果はアキュムレーター2005に格納される。結果をPE外部に取り出すために、テンポラリー・レジスター2006に一旦退避させる。テンポラリー・レジスター2006の内容を取り出すことにより、対象データに対する処理結果が得られる。
命令コードは各PEに同一内容で与え、処理の対象データをPEごとに異なる状態で与え、隣接PEのレジスター2001の内容をマルチプレクサー2002において参照することで、演算結果は並列処理され、各アキュムレーター2005に出力される。
たとえば、画像データ1ラインの内容を各画素ごとにPEに配置し、同一の命令コードで演算処理させれば、1画素づつ逐次処理するよりも短時間で1ライン分の処理結果が得られる。特に、空間フィルター処理、シェーディング補正処理はPEごとの命令コードは演算式そのもので、PE全てに共通に処理を実施することができる。
上述したSIMD型プロセッサー1506は、レジスター0(R0)〜レジスター23(R23)を備えている。R0〜R23の各々は、SIMD型プロセッサー1506にあるPEとメモリーコントローラー1505a,1505bとのデータインターフェースとして機能する。バススイッチ1502aは、R0〜R3に接続されたメモリーコントローラー1505bを切り替えてSIMD型プロセッサーに制御信号を入力する。
また、バススイッチ1502bは、R4,R5に接続されたメモリーコントローラー1505を切り替えてSIMD型プロセッサーに制御信号を入力する。また、バススイッチ1502cは、R6〜R9に接続されたメモリーコントローラー1505を切り替えてSIMD型プロセッサーに制御信号を入力する。そして、バススイッチ1502cは、R6〜R9に接続されたメモリーコントローラー1505bを切り替えてSIMD型プロセッサーに制御信号を入力する。
メモリースイッチ1504aは、R0〜R5に接続されたメモリーコントローラー1505bを使用してSIMD型プロセッサー1506内部のPEとRAM1503との間で画像データを授受している。また、メモリースイッチ1504bは、R6,R7に接続されたメモリーコントローラー1505bを使用してSIMD型プロセッサー1506内部のPEとRAM1503との間で画像データを授受している。また、メモリースイッチ1504cは、R8〜R13に接続されたメモリーコントローラー1505aまたはメモリーコントローラー1505bを使用してSIMD型プロセッサー1506内部のPEとRAM1503との間で画像データを授受している。
そして、メモリースイッチ1504dは、R14〜R19に接続されたメモリーコントローラー1505aを使用してSIMD型プロセッサー1506内部のPEとRAM1503との間で画像データを授受している。
画像データ制御部203は、画像データとともに画像データを処理するための制御信号をデータ入出力用バス1501a〜1501eを介してバススイッチ1502a〜1502cに入力する。バススイッチ1502a〜1502cは、制御信号信号に基づいて接続されているバスのバス幅を切り替える。また、間接的に、あるいは直接接続されたメモリーコントローラー1505bを制御し、画像データの処理に必要なデータをRAM1503から取り出すようにメモリースイッチ1504a〜1504cをスイッチングさせる。
SIMD型画像データ処理部1500では、SIMD型プロセッサー1506を用い、誤差データとの加算を複数の注目画素について並列的に実行する。このため、SIMD型プロセッサー1506に接続されているRAM1503のいずれかには、SIMD型プロセッサー1506で一括して処理される画素の数に対応する複数の誤差データが保存されている。SIMD型プロセッサー1506において1画素ライン分の加算処理を一括しておこない、RAM1503に1画素ライン分の誤差データを保存する。
SIMD型プロセッサー1506で一括して処理された1画素ライン分の画像データと誤差データとの加算値は、R20,R21,R23,R22の少なくとも2つから逐次型画像データ処理部1507に一つずつ出力される。また、以上の処理に使用される誤差データは、後述する逐次型画像データ処理部1507によって算出され、SIMD型プロセッサー1506に入力されるものである。
一方、逐次型画像データ処理部1507は、コンピュータプログラムの制御によらず稼動するハードウェアである。なお、図9では、逐次型画像データ処理部1507をSIMD型プロセッサー1506に2個接続するものとしているが、本実施の形態にかかる画像処理装置ではこのうちのいずれか1個を逐次おこなう誤差拡散処理専用に使用するものとする。
(請求項1の実施例)
図12に、本願発明による階調処理方式を説明するブロック図を示す。
図12は、図2の画像処理ブロック図の特徴量抽出・低濃度判定処理412、プリンタγ変換処理(2)413,階調処理414のうち、YMCKのうちの1色分の処理を図示したものである。それに対して、図1に例示した複写機101は、4色が平行して処理される構成であるため、カラー複写機本体101に適用するに際し、図12に示した処理ブロックを4色分使用する。
図12に図示したように、特徴量抽出・低濃度判定処理412は、ラインメモリ4121、特徴量抽出部4122、低濃度判定部4123からなる。ラインメモリ4121に、特徴量抽出部で使用する複数ライン(一例として5ライン分)を記憶する。特徴量抽出部4122は、画像データから、後述する処理により、エッジ部、非エッジ部、弱エッジ部(エッジ部と非エッジ部の中間のエッジ度を有する領域)(1,2)とを判定する。低濃度判定部4123は、画像データから所定の濃度閾値と比較し、画像データが低濃度(ハイライト)部に相当するか、ハイライト以外の画像データかを判定する。
図12において、プリンタγ変換処理(2)413は、プリンタγ変換処理部4132と、プリンタγテーブルデータ4131とからなる。、プリンタγ変換処理部4132は、特徴量抽出部4122からの2ビットの特徴量抽出結果に基づいて、プリンタγテーブル・データ4131に設定されたプリンタγテーブルを参照し、プリンタγ変換を行う。
図12において、階調処理部414は、閾値選択部4150、誤差拡散処理部4151にからなる。
量子化閾値生成部4150は、特徴量抽出・低濃度判定処理412から、注目画素(x0,y0)における2bitの特徴量抽出結果Chr(x0,y0)(≡C={0,1,2,3}、以後、簡略化してCとする)および2bitの低濃度判定結果Dns(x0,y0)(≡D={0,1,2,3}、以後、簡略化してDとする)に基づいて、量子化閾値を生成する。
ここで、便宜上、x0を主走査方向の画素を指定する値で、y0は副走査方向の画素の位置を指定する値とした。600dpiの場合、たとえばA3サイズの原稿を読み込んだ画素数に余白部を加えて、x0={0,1,2,〜,x0max};y={0,1,2,…,y0max}として、x0max=7,100,y0max=10,000程度の値をとる。A1サイズ,A1サイズなどの原稿サイズに対応する場合には、x0max,y0maxはより大きな値となる。
量子化閾値テーブル部4142には、特徴量抽出結果C={0,1,2,3}と低濃度判定結果D={0,1,2,3}に対応した量子化閾値Thr[C,D][x,y,i]を設定しておく。
また、ブルーノイズ加算選択テーブル部4144には、量子化閾値テーブル部4142に設定した量子化閾値Thr[C,D][x,y,i]のそれぞれに対応したブルーノイズ加算テーブルFbn[C,D][x,y,i]を設定する。ここで、[x,y,i]のx,yは、それぞれ量子化閾値マトリックスの主走査方向のマトリックスサイズxmaxと副走査方向のマトリックスサイズymaxを用いて、
x = {0,1,2,…,xmax−1} (数式3)
y = {0,1,2,…,ymax−1} (数式4)
で、iは画像データの出力階調数をMとして、
i={0,1,2,…,M−2} (数式5)
の値を動く。
また、後の説明を簡単にするために、Zを整数の集合として、(数式3)〜(数式5)はそれぞれ
Z{xmax}={x∈Z;0≦x<xmax} (数式6)
Z{ymax}={y∈Z;0≦y<ymax} (数式7)
Z{M−1}={i∈Z;0≦i<M−1} (数式8)
としても同じ意味を表す。
すなわち、(数式6)において、x∈Zは、“xが整数であること”を表し、0≦x<xmaxの範囲を動くことを表すので、x={0,1,2,…,xmax−1}の値をとりうる。
同様に、主走査方向の位置x0が取り得る値の範囲Z{x0max}、副走査方向の位置y0が取り得る値の範囲Z{y0max}、特徴量抽出結果Cが取り得る値の範囲Z{Cmax}、低濃度判定結果Dが取り得る値の範囲Z{Dmax}、量子化閾値Thr[C,D][x,y,i]が取り得る値の範囲Z{N}、ブルーノイズBn[k]が取り得る値の範囲Z{Bn}、Bn[k]のインデックスkが取り得る値の範囲Z{Bnmax}、ブルーノイズ加算選択Fbn[C,D][x,y,i]が取り得る値の範囲Z{Fbn}、も定義し、
Z{x0max}={x0∈Z;0≦x0<x0max}
Z{y0max}={y0∈Z;0≦y0<y0max}
Z{Cmax} ={C∈Z;0≦C<Cmax}
Z{Dmax} ={D∈Z;0≦D<Dmax}、
Z{N} ={Din∈Z;0≦Din<N−1}、
Z{Bn} ={±1}
Z{Bnmax}={k∈Z;0≦k<bnmax}
Z{Fbn} ={0,1}
などとする。
本実施例では、Cmax=Dmax=4としているが、この値に限るものではなく、必要に応じて変更してもよい。
図13に、量子化閾値Thr[C,D][x,y,i]の構成を図示した。
主走査方向サイズxmax、副走査方向サイズymaxの量子化閾値Thr[C,D][x,y,i]が、M−1レベル分用意され、それが、特徴量抽出結果Chr(x0,y0)(=C)∈Z{Cmax}に応じて4種類、さらに、低濃度判定結果Dns(x0,y0)(=D)∈Z{Dmax}に対応して4種類、量子化閾値テーブル部4142に設定される。これは、一色分の量子化閾値であるので、実際には、4色分設定する。
量子化閾値Thr[C,D][x,y,i]∈Z{N}(C∈Z{Cmax},D∈Z{Dmax}x∈Z{xmax},y∈Z{ymax},i∈Z{M−1})の各閾値に対応して、ブルーノイズ加算選択Fbn[C,D][x,y,i]∈Z{Fbn}(C∈Z{Cmax},D∈Z{Dmax}x∈Z{xmax},y∈Z{ymax},i∈Z{M−1})が、ブルーノイズ加算選択テーブル部4144に設定される。
量子化閾値選択部4141およびブルーノイズ加算選択部4143は、特徴量抽出結果Cおよび低濃度判定結果Dに基づいて、それぞれ注目画素(x0,y0)に適用する量子化閾値Thr[C,D][x,y,i]を量子化閾値テーブル4142から選択し、ブルーノイズ加算選択フラグFbn[C,D][x,y,i]をブルーノイズ加算選択テーブル4144から選択する。
量子化部4147で使用する注目画素(x0,y0)に適応する量子化閾値Thr2[C,D][x,y,i]は、非周期性を持つブルーノイズ特性を有するブルーノイズBn[k](k=0,1,2,…,bnmax−1)で、Bn[k]={−1,1}、ブルーノイズの振幅をAとして次のように求める。
ブルーノイズテーブル4145に設定されているbnmaxはブルーノイズ特性を有するパラメータの個数である。量子化閾値生成部4150で量子化閾値Thr2[x,y,i]∈Z{N}(x∈Z{xmax},y∈Z{ymax},i∈Z{M−1})を生成する。
Thr2[C,D][x,y,i]=Thr[C,D][x,y,i]+Fbn[C,D][x,y,i]×Bn[k(x0,y0)]×A (数式9)
ここで、上式は、Thr2[C,D][x,y,i],Thr[C,D][x,y,i]∈Z{N},x∈Z{xmax},y∈Z{ymax},i∈Z{M−1}、という条件を満たす。
ここで、合同式を用いて
x0≡(x mod xmax) (数式10)
y0≡(y mod ymax) (数式11)
k(x0,y0)≡{x0max×(y0−1)}+(x0 mod bnmax)
で、x0≡(x mod xmax)は、x0を量子化閾値マトリックスの主走査方向のサイズxmaxで割ったときの余りを表す。(数式6)、(数式7)の記号Z{xmax}、Z{ymax}を用いて、x∈Z{xmax}および y∈Z{ymax}である。
上式は、(x0,y0)=(0,0)に、量子化閾値Thr[C,D][0,0,i]を対応させた場合の式であるが、(x0,y0)=(0,0)に、主走査方向のオフセットxofs∈Z{xmax}、および副走査方向のオフセットyofs∈Z{ymax}を持たせて、Thr[C,D][xofs,yofs,i]を適応させてもよい。
その場合、(数式10)(数式11)は、それぞれ
x0+xofs≡(x mod xmax) (数式12)
y0+yofs≡(y mod ymax) (数式13)
としてもよい。
本実施例においては、4ビットの誤差拡散処理を例に説明する。
量子化部4147は入力した注目画素の画像データDin(x0,y0)と量子化閾値Thr[x,y,i]と比較し、Thr[x,y,14]より大きい場合に“15”、Thr[x,y,13]より大きい場合に“14”、…、以下同様に、Thr[x,y,0]より大きい場合に“1”、Thr[x,y,0]より小さい場合に“0”の値をとる4ビット(16階調)の量子化データDout(x0,y0)を出力する。
誤差積算部4149は、誤差バッファ4148に記憶されている量子化誤差データから次の注目画素に加算する拡散誤差を計算するものである。本実施例では、誤差積算部4149は、図14に示すような副走査方向が3画素、主走査方向が5画素のサイズの誤差拡散マトリクスを用いて拡散誤差データを算出する。
図14において、*印は次の注目画素の位置に相当し、a,b,...,k,lは周辺の12個の処理済み画素の位置に対応した係数(総和は32)である。誤差拡散マトリクス部1125では、それら12個の処理済み画素に対する量子化誤差と対応した係数a〜lとの積和を32で除した値を、次の注目画素に対する拡散誤差として誤差加算部1125に与える。
図15に、特徴量抽出・低濃度判定部4122のブロック図を図示した。
特徴量抽出部4122は、画像データDin(x0,y0)のエッジ検出を行うもので、本実施例では注目画素(x0,y0)に対する特徴量抽出結果Chr(x0,y0)の出力として、レベル3(エッジ度最大)からレベル0(非エッジ)までエッジレベルを表す2ビットのエッジデータを出力する。
特徴量の抽出は、一例として図16(a)〜(d)に示す4種類の一次微分5×5の微分フィルタ1〜4、および、図17(a)〜(d)に示す二次微分フィルタを用いて、主走査方向、副走査方向、主走査方向から±45゜傾いた方向の4方向についてエッジ量を検出し、その中で絶対値が最大のエッジ量を選び、そのエッジ量の絶対値をレベル0からレベル3までの4レベルのエッジレベルに量子化して出力する。
低濃度判定部4123は、所定の閾値と入力画像データDinとを比較し、注目画素(x0,y0)に対する低濃度判定結果Dns(x0,y0)の出力として、最も低濃度を0、最も高濃度を3などとした値を出力する。
(請求項2の実施例)
本実施例における主走査7画素×副走査7画素の非エッジ(写真部)用量子化閾値(C,D)=(0,3)、Thr[0,3][x,y,i](=0,4,5)の例をそれぞれ、図18、図19、図20に示した。
前記の量子化閾値に対応させて、ブルーノイズ加算選択Fbn[0,3][x,y,i](i∈Z{M−1})を、
i={i∈Z{M−1};i≠4,5}に対して、図21に示したようにFbn[0,3][x,y,i]を設定し、
i={i∈Z{M−1};i=4,5}に対して、図22に示したようにFbn[0,3][x,y,i]を設定する。
図22に示したブルーノイズ加算選択Fbn[0,3][x,y,i]のうち、1を設定したブルーノイズ加算選択Fbn[0,3][x,y,i]に対応する量子化閾値Thr[0,3][x,y,i](i={0,1,2,3,4})の設定値は、Thr[0,3][x,y,i]=8とThr[0,3][x,y,i](i={0,1,2,3,4})の最小値で、ディザ処理で一番最初に形成される画素である。これを“ディザの核“と呼び、”ディザの核“に対して、ブルーノイズを加算するようにブルーノイズ加算選択Fbn[0,3][x,y,i]の値を設定している。(請求項5の実施例)
ここで、ディザの核の一つである(x,y)=(3,0)について、量子化閾値Thr[0,3][x,y,i](
∈Z{M−1})について、表1に値を示した。

表1のi={0,1,2,3}の量子化閾値Thr[0,3][3,0,i]は一致させており、i=4,5でFbn[0,3][3,0,i]=1とすることにより、誤差拡散処理によるテクスチャーの発生と、粒状性の向上の両立を達成する。

表2に値を示すように、量子化閾値Thr[0,3][3,0,i](i=0,1,2,3,4,5)の関係が
Thr[0,3][3,0,0]>…>Thr[0,3][3,0,3]>Thr[0,3][3,0,4]<Thr[0,3][3,0,5]
とした場合でも、ブルーノイズ加算選択Fbn[0,3][3,0,i]の設定はi=4,5に対して付加(1)とすることが好ましい。
従って、i,j(0≦i<j<M−1)に対して、量子化閾値の関係が、
Thr[0,3][x,y,i]≧Thr[0,3][x,y,j]<Thr[0,3][x,y,j+1]≦N−1 (数式14)
を満たす閾値レベルj(前記場合では、j=4)において、ブルーノイズ加算選択Fbn[C,D][x,y,i]=1と設定することが好ましい。(請求項2の第1の実施例)また、i<4に対しては、Fbn[0,3][3,0,i]に1を設定しないことにより、ざらつきの発生を抑制する。(請求項4の実施例)
更に、(数式14)の条件を満たす量子化閾値Thr[0,3][x,y,j]に対して、閾値レベルjに対して2レベル以上大きい閾値レベルに対しては、ブルーノイズ加算選択Fbn[0,3][x,y,k](k≧j+2 and k≦N−1)に対しては、ブルーノイズを付加しないように設定する。(請求項4の実施例)これにより、ざらつきの発生を抑制することができる。

(請求項2の第2の実施例)
図23、図24、図25、図26に、エッジ部(C=3)の高濃度部(D=3)用の主走査7画素×副走査7画素の量子化閾値Thr[3,3][x,y,i]のそれぞれ、i=0の場合、i={1,2,3,4}の場合、i=5の場合、i=6〜14の場合を示した。
エッジ部用の量子化閾値Thr[3,3][x,y,i]は、主走査7画素×副走査7画素の閾値をすべて同じ閾値を設定した単純誤差拡散処理を行い、良好な文字再現性を得る。
対応するブルーノイズ加算選択Fbn[3,3][x,y,i]を、図27、図28に、それぞれ、(i≠0,4,5かつ0≦i≦14)の場合と、i={0,4,5}の場合を示した。
また、表4に、量子化閾値Thr[3,3][x,y,i]と、対応するブルーノイズ加算選択Fbn[3,3][x,y,i]の設定例を示した。

(請求項3の実施例)
低濃度判定結果Dが、最も低濃度と判定した場合(D=0)の量子化閾値Thr[0,0][x,y,i]について、図29、図30に図示した。前記したエッジ用(C=3)の量子化閾値Thr[3,3][x,y,i]と同様に、(x,y)の値によらず、一定の値とし、これにより、低濃度部においてテクスチャーの発生を防止している。
対応するブルーノイズ加算選択Fbn[0,0][x,y,i]も量子化閾値Thr[3,3][x,y,i]とともに、表5に示した。

表5において、量子化閾値Thr[3,3][x,y,4]において、ブルーノイズ加算選択Fbn[0,0][x,y,5]のみに設定しており、Thr[3,3][x,y,5]=255には、設定していない。
Thr[3,3][x,y,5]=255=N−1
であるため、ブルーノイズ振幅A>0であり、
Thr[3,3][x,y,5]+A>255=N−1
となるため、ブルーノイズ加算選択Fbn[3,3][x,y,i]にブルーノイズ付加を指定する1を設定しない。ただし、設定しても効果が見られないだけで不具合は発生しない。
画像中の文字や線画のエッジ部のような変化が急峻でエッジレベルがレベル3(エッジ度合最高)となる部分では、量子化閾値発生部140で生成される量子化閾値は固定され、量子化処理部1120で固定閾値を用いた純粋な誤差拡散法による量子化処理が行われるため、解像性の良い画像を形成できる。
写真や画像の平坦部のようにエッジ度合が低い部分では、量子化閾値発生部1140によって生成される量子化閾値の振動幅が大きくなるため、量子化処理部1120の量子化処理はディザ基調の処理となり、画像データはディザ閾値周期で網点化される。所定の閾値配置のディザ閾値マトリクスが量子化閾値の生成に用いられるため、画像データの濃度レベルが上昇するにつれて、ディザ閾値周期内でスクリーン角にそって成長したライン中央部より渦巻き状に出力ドットが成長するようになる。
(請求項6の実施例)
表6〜表8に、それぞれ、表1、表4、表3に示した量子化閾値Thr[C,3][x,y,i]に対して、ブルーノイズ加算選択Fbn[C,3][x,y,i]の設定レベル1〜5の設定例を示した。表6、表8は、文字部用、表7は写真部用の量子化閾値Thr[C,3][x,y,i]とブルーノイズ加算選択Fbn[0,3][x,y,i]である。
また、設定レベル1→4とするにつれて、テクスチャーが除去されやすくなる一方、画像のざらつきが増える傾向がある。

図31において、操作画面のテクスチャー除去の設定を“強く”〜“滑らか”に設定することによって、ブルーノイズ加算選択Fbn[3,3][x,y,i]の設定レベル1〜5を選択可能としている。使用者の好みの画像に合致させることができる。
(請求項7の実施例)
表6に示したブルーノイズ加算選択Fbn[3,3][x,y,i]の設定1〜4において、スキャナーからの入力画像データを本階調処理を使用する場合には、設定1のブルーノイズ加算選択Fbn[3,3][x,y,i]を使用する。一方、コンピューターによって作成されたビジネスグラフィックのように均一な濃度の画像データが多い場合には、設定3などを使用する。
これは、入力される画像データが、スキャナーから入力した画像データであるか、コンピューターからの画像データであるか、あるいは、コンピューターのプリンタ・ドライバの設定に連動して選択させるようにしてもよい。
一例として、コンピューターのプリンタ・ドライバの設定が、“グラフ”などが指定された場合には、設定3のブルーノイズ加算選択Fbn[3,3][x,y,i]を使用し、“写真”などが指定された場合には、設定1のブルーノイズ加算選択Fbn[3,3][x,y,i]を使用する。
図32のフローチャートに示したように、(STEP101)でスキャナーからの入力画像データであるかを判定し、スキャナーからの入力画像データである場合には、(STEP102)で、ブルーノイズ加算選択の設定を“やや滑らか”(前記表中の設定2)とする。
(STEP103)で、プリンタドライバの設定が、“写真”である場合には、(STEP104)で、ブルーノイズ加算選択の設定を“やや滑らか”(前記表中の設定2)とする。
(STEP105)で、プリンタドライバの設定が、“グラフ”である場合には、(STEP106)で、ブルーノイズ加算選択の設定を“やや強め”(前記表中の設定4)とする。
(STEP107)で、プリンタドライバの設定が、“文字”である場合には、(STEP108)で、ブルーノイズ加算選択の設定を“ふつう”(前記表中の設定3)と設定する。また、それ以外の設定でも(STEP109)で、ブルーノイズ加算選択の設定を“やや強く”(前記表中の設定4)を設定する。
図33に示すように、高濃度閾値、一次微分特徴量抽出閾値1,同2,二次微分特徴量抽出閾値1,同2の値によって、文字領域として判定される領域(図のハッチング部分)を調整することができる。たとえば、いずれの閾値も低く設定することにより、文字として判定される領域が拡大する(図34)。
「(一次微分判定閾値1&高濃度判定領域+二次微分判定閾値1)による判定領域」から、「(一次微分判定閾値2&高濃度判定領域+二次微分判定閾値2)による判定領域」を除いた領域とする。
画像読み取り系のブロック図を図35に基づいて説明する。
原稿は、図36の露光ランプにより照射され、反射光は、CCD5401のRGBフィルターにより色分解されて読みとられ、増幅回路5402により所定レベルに増幅される。
CCDドライバー5409は、CCD5401を駆動するためのパルス信号を供給する。CCDドライバー5409を駆動するために必要なパルス源は、パルスジェネレータ5410で生成され、パルスジェネレータ5410は、水晶発振子などからなるクロックジェネレータ5411を基準信号とする。
パルスジェネレータ5410は、S/H(サンプルホールド)回路5403がCCD5401からの信号をサンプルホールドするための必要なタイミングを供給する。S/H回路5403によりサンプルホールドされたアナログカラー画像信号は、A/D変換回路5404で8ビット信号(一例である)にデジタル化される。
黒補正回路5405は、CCD5401のチップ間、画素間の黒レベル(光量が少ない場合の電気信号)のばらつきを低減し、画像の黒部にスジやムラを生じることを防ぐ。シェーディング補正回路5406は、白レベル(光量が多い場合の電気信号)を補正する。白レベルは、スキャナー121を均一な白色版の位置に移動して照射した時の白色データに基づき、照射系、光学系やCCD5401の感度ばらつきを補正する。
図37に白補正・黒補正の画像信号の概念図を示した。
シェーディング補正回路5405からの信号は、画像処理部5407により処理され、プリンター412で出力される。前記回路は、CPU5414により制御され、ROM5413及びRAM5415に制御に必要なデータを記憶する。
CPU5414は、画像形成装置全体の制御を行うシステムコントローラ419とシリアルI/Fにより通信を行っている。CPU5414は、図示しないスキャナー駆動装置を制御し、スキャナー121の駆動制御を行う。
増幅回路5402の増幅量は、ある特定の原稿濃度に対して、A/D変換回路5404の出力値が所望の値になるように決定する。一例として、通常のコピー時に原稿濃度が、0.05(反射率で0.891)のものを8ビット信号値で240値として得られるようにする。一方、シェーディング補正時には、増幅率を下げてシェーディング補正の感度を上げる。
その理由は、通常のコピー時の増幅率では、反射光が多い場合には、8ビット信号で255値を超える大きさの画像信号となると、255値に飽和してしまい、シェーディング補正に誤差が生じるためである。
図38は、増幅回路5402で増幅された画像の読み取り信号がS/H回路5403でサンプルホールドされる模式図を示す。横軸は、増幅後のアナログ画像信号がS/H回路5403を通過する時間で、縦軸は、増幅後のアナログ信号の大きさを表す。所定のサンプルホールド時間5501でアナログ信号がサンプルホールドされて、A/D変換回路5404に信号が送られる。
図は前述した白レベルを読みとった画像信号で、増幅後の画像信号は、コピー時は、一例として、A/D変換後の値として240値、白補正時は、180値とした増幅後の画像信号の例である。
本発明の一実施例にかかるカラー複写機本体101の機構の概略を示した図。 レーザー変調処理を示したブロック図。 画像処理フローを示したフローチャート。 適応エッジ強調処理の例を示す図。 平滑フィルタとラプラシアンフィルタの一例を示した概略図。 エッジ検出フィルタの一例を示した概略図。 テーブル変換処理1105のテーブルの一例を示した概略図。 画像処理プロセッサー1204の内部構成を示すブロック図。 SIMD型画像データ処理部1500と、逐次画像データ演算処理部1507との構成について説明するためのブロック図。 画素ラインを説明するための概略図。 SIMD型プロセッサーの概略構成を示す説明図。 階調処理方式を説明するためのブロック図。 量子化閾値Thr[C,D][x,y,i]の構成を図示した概略図。 誤差拡散マトリクスの一例を示した概略図。 特徴量抽出・低濃度判定部4122のブロック図。 一次微分5×5の微分フィルタ1〜4の一例を示した概略図。 二次微分フィルタの一例を示した概略図。 主走査7画素×副走査7画素の非エッジ(写真部)用量子化閾値の一例を示した概略図。 主走査7画素×副走査7画素の非エッジ(写真部)用量子化閾値の他の例を示した概略図。 主走査7画素×副走査7画素の非エッジ(写真部)用量子化閾値の別な例を示した概略図。 ブルーノイズ加算選択フラグの一例を示した概略図。 ブルーノイズ加算選択フラグの他の例を示した概略図。 エッジ部(C=3)の高濃度部(D=3)用の主走査7画素×副走査7画素の量子化閾値の第1の例を示した概略図。 エッジ部(C=3)の高濃度部(D=3)用の主走査7画素×副走査7画素の量子化閾値の第2の例を示した概略図。 エッジ部(C=3)の高濃度部(D=3)用の主走査7画素×副走査7画素の量子化閾値の第3の例を示した概略図。 エッジ部(C=3)の高濃度部(D=3)用の主走査7画素×副走査7画素の量子化閾値の第4の例を示した概略図。 ブルーノイズ加算選択フラグのさらに他の例を示した概略図。 ブルーノイズ加算選択フラグのさらに他の例を示した概略図。 低濃度判定結果Dが、最も低濃度と判定した場合(D=0)の量子化閾値の一例を示した概略図。 低濃度判定結果Dが、最も低濃度と判定した場合(D=0)の量子化閾値の一例を示した概略図。 階調処理を選択するための操作画面の一例を示した概略図。 ブルーノイズ加算選択処理の一例を示したフローチャート。 特徴量抽出を説明するための概略図。 特徴量抽出閾値の選択レベルの一例を示した概略図。 画像読み取り系のブロック図。 スキャナー光学系の一例を示した概略図。 白補正・黒補正の画像信号の概念図。 増幅回路5402で増幅された画像の読み取り信号がS/H回路5403でサンプルホールドされる模式図。
符号の説明
130 メイン制御部
454 画像処理プロセッサ

Claims (7)

  1. 3≦M<Nなる自然数M,Nについて、量子化閾値マトリクスを適用した誤差拡散処理によりN値の入力画像データをM値の出力画像データに変換するための量子化手段を備えた画像形成装置であって、
    二次元に配列された複数の量子化閾値を含む、M−1個の閾値マトリクスと、
    前記閾値マトリクスに含まれる各量子化閾値に対する非周期性ノイズの付加有無を指定する付加フラグを、閾値マトリクス毎かつ量子化閾値毎に設定する手段と、
    前記M−1個の閾値マトリクスのうち、低い階調値に対応するものからn番目の閾値マトリクスにおける座標(x,y)の量子化閾値の値をThr(x,y,n)として、自然数i,j,x,yのうち0≦i<j<M−1かつThr(x,y,i)≧Thr(x,y,j)<Thr(x,y,j+1)を満たすj,x,yに関し、j番目の閾値マトリクスにおける座標(x,y)の量子化閾値に、付加有りを示す前記付加フラグを設定する手段とを備え、
    前記量子化手段による量子化を行う際に、前記各閾値マトリクス中の各量子化閾値のうち、前記付加フラグが付加ありを示す量子化閾値に前記非周期性ノイズを付加したものを、前記量子化閾値マトリクスとして適用することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記非周期性ノイズの振幅をAとして、
    Thr(x,y,k)+A>N−1を満たす自然数kについて、k番目の閾値マトリクスにおける座標(x,y)の量子化閾値に、付加無しを示す前記付加フラグを設定する手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置であって、
    m<j及びj+2≦mのいずれかを満たす自然数mについて、m番目の閾値マトリクスにおける座標(x,y)の量子化閾値に、付加無しを示す前記付加フラグを設定する手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記M−1個の閾値マトリクスに含まれる量子化閾値の中で、最小の量子化閾値についてのみ、付加有りを示す前記付加フラグを設定するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記閾値マトリクス毎かつ量子化閾値毎の前記付加フラグの設定状態の情報を複数組備え、使用者の指示に応じてそのうちいずれか1組の設定状態の情報を選択して、前記付加フラグの設定に用いることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記閾値マトリクス毎かつ量子化閾値毎の前記付加フラグの設定状態の情報を複数組備え、前記画像データの入力元に応じてそのうちいずれか1組の設定状態の情報を選択して、前記付加フラグの設定に用いることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記非周期性ノイズはブルーノイズであることを特徴とする画像形成装置。
JP2006146969A 2006-05-26 2006-05-26 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4755532B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146969A JP4755532B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 画像形成装置
US11/751,827 US8045809B2 (en) 2006-05-26 2007-05-22 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146969A JP4755532B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007318525A JP2007318525A (ja) 2007-12-06
JP4755532B2 true JP4755532B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=38749216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006146969A Expired - Fee Related JP4755532B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8045809B2 (ja)
JP (1) JP4755532B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100079811A1 (en) * 2008-09-29 2010-04-01 Ken Ota Systems and Methods for Efficient Halftone Screening
TWI442329B (zh) * 2009-08-10 2014-06-21 Primax Electronics Ltd 在輸入影像中取出具有文字特徵之影像的影像處理方法及其相關裝置
JP5782804B2 (ja) 2010-05-24 2015-09-24 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
US20150042757A1 (en) * 2013-08-09 2015-02-12 Makerbot Industries, Llc Laser scanning systems and methods
JP6841075B2 (ja) * 2017-02-17 2021-03-10 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP6781406B2 (ja) * 2017-03-28 2020-11-04 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP6580091B2 (ja) * 2017-07-05 2019-09-25 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3740721B2 (ja) 1995-09-20 2006-02-01 コニカミノルタホールディングス株式会社 画像処理方法
US6108450A (en) * 1996-11-19 2000-08-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Threshold matrix-employed error diffusion image conversion method
JP3431779B2 (ja) * 1996-11-19 2003-07-28 ブラザー工業株式会社 閾値マトリックス誤差拡散法による2値化方法およびコンピュータシステム
JPH11328357A (ja) * 1998-05-18 1999-11-30 Canon Inc 画像処理装置及び方法
JP2000175034A (ja) * 1998-12-04 2000-06-23 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
EP1059803B1 (en) * 1999-06-07 2007-07-18 Canon Kabushiki Kaisha Image recording apparatus and image recording method
JP2001052157A (ja) * 1999-08-11 2001-02-23 Seiko Epson Corp 画像処理装置および画像処理方法
US6826290B1 (en) * 1999-10-20 2004-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method and storage medium
JP2003092689A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Brother Ind Ltd 画像形成装置及び画像形成プログラム
CN100385908C (zh) * 2001-09-21 2008-04-30 株式会社理光 灰度再现方法、图像处理方法、图像处理装置、图像形成装置
JP3963260B2 (ja) 2002-03-18 2007-08-22 株式会社リコー 画像処理装置および画像形成装置
JP4107059B2 (ja) * 2002-03-20 2008-06-25 富士ゼロックス株式会社 画像処理方法および画像処理装置
JP4059701B2 (ja) 2002-04-25 2008-03-12 株式会社リコー ディザマスク作成方法,画像処理装置,およびコンピュータが実行するためのプログラム
JP2004048194A (ja) * 2002-07-09 2004-02-12 Canon Inc 画像処理装置及び方法
JP4167100B2 (ja) * 2003-03-20 2008-10-15 株式会社リコー 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP2005039483A (ja) 2003-07-18 2005-02-10 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
US7369276B2 (en) * 2004-03-05 2008-05-06 Eastman Kodak Company Multi-level halftoning providing improved texture uniformity
JP2005260399A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8045809B2 (en) 2011-10-25
JP2007318525A (ja) 2007-12-06
US20070273929A1 (en) 2007-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4755532B2 (ja) 画像形成装置
JP2006050568A (ja) 画像処理装置、プログラム及び画像処理方法
JP4167100B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP2009157369A (ja) 画像形成装置
JPH1169157A (ja) 画像形成装置
JP6179234B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
JP2004287685A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP3662379B2 (ja) 画像処理装置
JP2010050639A (ja) 画像形成装置及びその制御方法、並びに、プログラム
JP2014085379A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体
JP2003032504A (ja) 画像形成装置
JP2007158844A (ja) 画像処理装置
JP2008154131A (ja) 画像形成装置
JP3728383B2 (ja) 画像出力システム
JP6201281B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体
JP3594712B2 (ja) 画像形成装置
JP2005260399A (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP3947810B2 (ja) 画像形成装置
JP3861109B2 (ja) 画像形成装置
JP2005333499A (ja) 画像形成装置
JP2000165667A (ja) 画像形成装置
JP4058795B2 (ja) 画像処理装置および画像処理の方法
JP2004120021A (ja) 画像処理装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2016052063A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム
JP5776379B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090131

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110527

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees