JP6841075B2 - 画像処理装置、および、コンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本明細書は、画像データによって示される画像に対する平滑化処理を含む画像処理に関する。
特許文献1には、画像内の文字領域と、非文字領域と、を特定し、文字領域内のデータに対しては、エッジ抽出処理を実行し、非文字領域内のデータに対しては、平滑化処理を実行する技術が開示されている。
特開2006−129203号公報
しかしながら、上記特許文献1には、平滑化処理の具体的な方法について、何ら開示されていない。したがって、上記特許文献1の技術では、平滑化処理によって、画像を適切に平滑化できず、処理済みの画像の画質が低下する可能性があった。
本明細書は、画像データに対して、適切な平滑化処理を実行することによって、平滑化処理済みの画像の画質が低下することを抑制する技術を開示する。
本明細書に開示された技術は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像処理装置であって、複数個の画素を含む対象画像を示す対象画像データを取得する取得部と、前記対象画像内の前記複数個の画素を、前記対象画像内のエッジを構成するエッジ画素を含む複数個の第1種の画素と、前記複数個の第1種の画素と異なる複数個の第2種の画素と、を含む複数種の画素に分類する分類部と、前記複数個の第2種の画素の値に対して平滑化処理を実行する平滑化処理部であって、前記平滑化処理は、前記複数個の第2種の画素から選択される注目画素の値と、前記注目画素に対して隣接する画素を含む複数個の周辺画素のうちの少なくとも1個の画素の値と、を用いて、前記注目画素の値を変更する処理を含む、前記平滑化処理部と、を備え、前記平滑化処理において、前記注目画素に対して特定の位置にある特定の前記周辺画素の値の前記注目画素の値への寄与度は、前記注目画素が、前記特定の周辺画素が前記第1種の画素である第1の注目画素である場合には、第1の寄与度であり、前記注目画素が、前記特定の周辺画素が前記第2種の画素である第2の注目画素である場合には、前記第1の寄与度より大きな第2の寄与度である、画像処理装置。
上記構成によれば、平滑化処理において注目画素の値を変更する際に、特定の周辺画素の値の寄与度は、注目画素が、特定の周辺画素が第1種の画素である第1の注目画素である場合には、第1の寄与度である。特定の周辺画素の値の寄与度は、注目画素が、特定の周辺画素が第2種の画素である第2の注目画素である場合には、第1の寄与度より大きな第2の寄与度である。この結果、平滑化処理において、第2種の画素の値が、エッジ画素を含む第1種の画素の値の影響を受けることを抑制できるので、平滑化処理済みの画像の画質が低下することを抑制できる。
[適用例2]
適用例1に記載の画像処理装置であって、
前記平滑化処理部は、
前記複数個の周辺画素のそれぞれに対応する重みを決定し、
前記複数個の周辺画素の値と、前記複数個の周辺画素のそれぞれに対応する前記重みと、を用いて、前記注目画素の値を決定し、
前記注目画素が、前記第1の注目画素である場合には、前記特定の周辺画素に対応する前記重みは、第1の重みであり、前記注目画素が、前記第2の注目画素である場合には、前記特定の周辺画素に対応する前記重みは、前記第1の重みより大きな第2の重みである、画像処理装置。
[適用例3]
適用例2に記載の画像処理装置であって、
前記平滑化処理部は、
前記注目画素と前記複数個の周辺画素のそれぞれに対応する係数を規定するフィルタを取得し、
前記注目画素ごとに、前記フィルタに対応する前記複数個の周辺画素の前記分類部による分類結果に基づいて、前記フィルタに規定される前記係数のうち、少なくとも前記第1種の画素に分類される前記周辺画素に対応する前記係数を変更して、修正フィルタを生成し、
前記修正フィルタに規定される複数個の前記係数を、前記複数個の周辺画素のそれぞれに対応する前記重みとして用いて、前記注目画素の値を変更する、画像処理装置。
[適用例4]
適用例1に記載の画像処理装置であって、
前記平滑化処理部は、
前記複数個の周辺画素のうちの1個以上の前記第2種の画素の値を用いて、かつ、前記複数個の周辺画素のうちの1個以上の前記第1種の画素の値を用いずに、前記注目画素の値を決定する、画像処理装置。
[適用例5]
適用例1〜4のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
前記複数個の第1種の画素の値に対して鮮鋭化処理を実行する鮮鋭化処理部を備え、
前記鮮鋭化処理済みの前記複数個の第1種の画素の値と前記平滑化処理済みの前記複数個の第2種の画素の値とを含む処理済み画像データを生成する、画像処理装置。
[適用例6]
適用例5の画像処理装置であって、
前記鮮鋭化処理部は、前記複数個の第1種の画素の値と前記複数個の第2種の画素の値とを含む前記対象画像データの全体に対して、前記鮮鋭化処理を実行する、画像処理装置。
[適用例7]
適用例5または6に記載の画像処理装置であって、
前記平滑化処理部は、前記鮮鋭化処理が実行される前の前記対象画像データに対して、前記平滑化処理を実行して、前記平滑化処理済みの前記対象画像データを生成し、
前記鮮鋭化処理部は、前記平滑化処理が実行される前の前記対象画像データに対して、前記鮮鋭化処理を実行して、前記鮮鋭化処理済みの前記対象画像データを生成し、
前記平滑化処理済みの前記対象画像データの前記複数個の第2種の画素の値と、前記鮮鋭化処理済みの前記対象画像データの前記複数個の第1種の画素の値と、を用いて、前記処理済み画像データを生成する、画像処理装置。
[適用例8]
適用例7に記載の画像処理装置であって、
前記処理済み画像データは、前記平滑化処理済みの前記対象画像データの前記複数個の前記第1種の画素の値を、前記鮮鋭化処理済みの前記対象画像データの前記複数個の第1種の画素の値に置換することによって、生成される、画像処理装置。
[適用例9]
適用例1〜8のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
前記取得部は、原稿を含む前記対象画像を示す前記対象画像データであって、イメージセンサを用いて生成される前記対象画像データを取得し、
前記画像処理装置は、さらに、
前記平滑化処理済みの前記複数個の第2種の画素の値を含む処理済み画像データを用いて、印刷データを生成する印刷データ生成部を備える、画像処理装置。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、複合機、スキャナ、プリンタ、画像処理方法、これら装置の機能または上記方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
画像処理装置の一例である複合機200の構成を示すブロック図である。 画像処理のフローチャートである。 画像処理で用いられる画像の一例を示す第1の図である。 画像処理で用いられる画像の一例を示す第2の図である。 ノイズ除去処理のためのトーンカーブの一例を示す図である。 画素分類処理のフローチャートである。 平滑化画像生成処理のフローチャートである。 平滑化画像生成処理の説明図である。
A.実施例:
A−1:複合機200の構成
次に、実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、画像処理装置の一例である複合機200の構成を示すブロック図である。複合機200は、画像処理装置を制御するプロセッサであるCPU210と、DRAMなどの揮発性記憶装置220と、フラッシュメモリやハードディスクドライブなどの不揮発性記憶装置230と、液晶ディスプレイなどの表示部240と、液晶ディスプレイと重畳されたタッチパネルやボタンを含む操作部250と、印刷実行部280と、ユーザの端末装置100などの外部装置と通信を行うためのインタフェース(通信IF)270と、印刷実行部280と、読取実行部290と、を備えている。
読取実行部290は、CPU210の制御に従って、イメージセンサを用いて原稿を光学的に読み取ることによってスキャンデータを生成する。印刷実行部280は、CPU210の制御に従って、複数種類のトナー、具体的には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)のトナーを、色材として用いて、レーザ方式で用紙などの印刷媒体に画像を印刷する。具体的には、印刷実行部280は、感光ドラムを露光して静電潜像を形成し、該静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。印刷実行部280は、感光ドラム上に形成されたトナー像を用紙に転写する。
揮発性記憶装置220は、CPU210が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域を提供する。不揮発性記憶装置230には、コンピュータプログラムPGが格納されている。コンピュータプログラムPGは、CPU210に複合機200の制御を実現させる制御プログラムである。本実施例では、コンピュータプログラムPGは、複合機200の製造時に、不揮発性記憶装置230に予め格納される形態で提供される。これに代えて、コンピュータプログラムPGは、サーバからダウンロードされる形態で提供されても良く、DVD−ROMなどに格納される形態で提供されてもよい。CPU210は、コンピュータプログラムPGを実行することにより、後述する画像処理を実行することができる。
A−2:画像処理
図2は、画像処理のフローチャートである。この画像処理は、例えば、ユーザが、読取実行部290の原稿台に、原稿を載置して、コピーの実行指示を入力した場合に実行される。この画像処理は、原稿を読取実行部290を用いて読み取ることによって生成されるスキャンデータを取得し、該スキャンデータを用いて、原稿を示す印刷画像データを生成することで、いわゆる原稿のコピーを実現する処理である。
S10では、CPU210は、ユーザが原稿台に設置した原稿を、読取実行部290を用いて読み取ることによって、対象画像データとしてのスキャンデータを生成する。原稿は、例えば、複合機200、あるいは、図示しないプリンタによって画像が印刷された印刷物である。生成されたスキャンデータは、揮発性記憶装置220のバッファ領域(図1)に格納される。スキャンデータは、画素ごとの色をRGB値で表すRGB画像データである。1個の画素のRGB値は、例えば、赤(R)と緑(G)と青(B)との3個の成分値(以下、R値、G値、B値とも呼ぶ)を含んでいる。本実施例では、各成分値の階調数は、256階調である。
図3、図4は、画像処理で用いられる画像の一例を示す図である。図3(A)には、スキャンデータによって表されるスキャン画像SIの一例が示されている。スキャン画像SIは、複数個の画素を含む。該複数個の画素は、第1の方向D1と、第1の方向D1と直交する第2の方向D2と、に沿って、マトリクス状に配置されている。
図3(A)のスキャン画像SIは、原稿の用紙の地色を示す白色の背景Bg1と、3個の非文字オブジェクトOb1〜Ob3と、4個の文字オブジェクトOb4〜Ob7と、4個の文字オブジェクトOb4〜Ob7の背景Bg2と、を含んでいる。非文字オブジェクトは、例えば、写真オブジェクトや描画オブジェクトである。背景Bg2は、白色とは異なる色を有する均一な画像である。
S20では、CPU210は、スキャンデータに対してノイズ除去処理を実行する。図5は、ノイズ除去処理のためのトーンカーブの一例を示す図である。具体的には、CPU110は、スキャンデータに含まれる複数個の画素のR値、B値、G値のそれぞれに対して、図5のトーンカーブを適用する。この結果、R値、B値、G値のうち、閾値Vb(例えば、245)以上の値は、全て最大値(255)に変換されるとともに、閾値Va(例えば、10)以下の値は、全て最小値(0)に変換される。これによって、スキャン画像SI内の白色の領域(例えば、背景Bg1)および黒色の領域のノイズが除去される。以下では、ノイズ除去処理済みのスキャンデータを、単に、スキャンデータとも呼び、ノイズ除去処理済みのスキャンデータによって示されるスキャン画像SIを、単に、スキャン画像SIとも呼ぶ。
S30では、CPU210は、スキャンデータに対して、画素分類処理を実行する。画素分類処理は、スキャン画像SI内の複数個の画素を、エッジを構成する複数個のエッジ画素と、エッジを構成しない複数個の非エッジ画素と、に分類する処理である。
画素分類処理によって、例えば、エッジ画素の値が「1」とされ、非エッジ画素の値が「0」とされた二値画像データが生成される。図3(B)には、二値画像データによって示される二値画像BIの一例が示されている。この二値画像BIには、スキャン画像SI内のオブジェクトOb1〜Ob7のエッジEg1〜Eg7を構成する複数個のエッジ画素と、背景Bg1と背景Bg2との境界のエッジEg8を構成する複数個のエッジ画素と、が特定されている。二値画像データは、画素分類処理による分類結果を示すデータであるので、分類データとも呼ぶ。画素分類処理の詳細は、後述する。
S40では、CPU210は、鮮鋭化画像生成処理を実行する。具体的には、S20にて生成されたノイズ除去処理済みのスキャンデータに対して、鮮鋭化処理が実行されて、鮮鋭化画像データが生成される。鮮鋭化処理は、例えば、アンシャープマスク処理や、鮮鋭化フィルタを適用する処理などの公知の処理が用いられる。本実施例では、最終的に生成される後述する処理済み画像データで用いられるのは、鮮鋭化画像データのうちのエッジ画素の値だけであるが、本ステップでは、エッジ画素の値と、非エッジ画素の値と、を含むスキャンデータの全体に対して、鮮鋭化処理が実行される。このために、例えば、既存の鮮鋭化処理機能(既存のプログラムやASICなどの専用回路)を流用して容易に鮮鋭化処理を実行できる。
図4(A)には、鮮鋭化画像データによって示される鮮鋭化画像VIが示されている。鮮鋭化画像VIは、白色の背景Bg1vと、スキャン画像SI内のオブジェクトOb1〜Ob7、背景Bg2が鮮鋭化されたオブジェクトOb1v〜Ob7v、背景Bg2vを含んでいる。これらのオブジェクトOb1v〜Ob7v、背景Bg2vのエッジは、スキャン画像SI内のオブジェクトOb1〜Ob7、背景Bg2と比較して、鮮鋭化されている、すなわち、シャープになっている。
S50では、CPU210は、平滑化画像生成処理を実行する。具体的には、S20にて生成されたノイズ除去処理済みのスキャンデータに対して、平滑化処理が実行されて、平滑化画像データが生成される。この平滑化画像生成処理では、詳細は後述するように、非エッジ画素の値に対して平滑化処理を実行する際に、非エッジ画素の値の影響を受けることを抑制する工夫がなされている。
図4(B)には、平滑化画像データによって示される平滑化画像GIが示されている。平滑化画像GIは、白色の背景Bg1gと、スキャン画像SI内のオブジェクトOb1〜Ob7、背景Bg2が平滑化されたオブジェクトOb1g〜Ob7g、背景Bg2gを含んでいる。これらのオブジェクトOb1g〜Ob7g、背景Bg2gのエッジ以外の部分(非エッジ部分とも呼ぶ)は、スキャン画像SI内のオブジェクトOb1〜Ob7、背景Bg2と比較して、平滑化されている。
S60では、CPU210は、平滑化画像データと鮮鋭化画像データとを用いて、エッジ画素置換処理を実行する。具体的には、平滑化画像データの複数個のエッジ画素の値を、鮮鋭化画像データの複数個のエッジ画素の値に置換する。置換対象の画素の値は、二値画像データを参照することによって特定される。例えば、図3(B)の二値画像BI内に特定されているエッジEg1〜Eg8を構成する複数個のエッジ画素に対応する平滑化画像GI内の画素が、置換対象の画素である。エッジ画素置換処理によって生成される画像データを、処理済み画像データとも呼ぶ。
図4(C)には、処理済み画像データによって示される処理済み画像FIが図示されている。処理済み画像FIは、白色の背景Bg1fと、スキャン画像SI内のオブジェクトOb1〜Ob7、背景Bg2に対応するオブジェクトOb1f〜Ob7f、背景Bg2fを含んでいる。図4(C)の処理済み画像FI内のオブジェクトOb1f〜Ob7f、背景Bg2fは、図4(A)の鮮鋭化画像VI内の対応するオブジェクトOb1v〜Ob7v、背景Bg2vの鮮鋭化されたエッジを含む。図4(C)の処理済み画像FI内のオブジェクトOb1f〜Ob7f、背景Bg2fは、図4(B)の平滑化画像GI内の対応するオブジェクトOb1g〜Ob7g、背景Bg2gの平滑化された非エッジ部分を含む。このように、処理済み画像データは、平滑化画像データの複数個の非エッジ画素の値と、鮮鋭化画像データの複数個のエッジ画素の値と、から構成される画像データである。
S70では、CPU210は、処理済み画像データを用いて印刷データを生成する印刷データ生成処理を実行する。具体的には、RGB画像データである処理済み画像データに対して色変換処理が実行されて、印刷に用いられる色材に対応する色成分(C、M、Y、Kの成分)を有する色値であるCMYK値で画素ごとの色を示すCMYK画像データが生成される。色変換処理は、例えば、公知のルックアップテーブルを参照して実行される。CMYK値画像データに対して、ハーフトーン処理が実行されて、印刷に用いられる色材ごと、かつ、画素ごとに、ドットの形成状態を示すドットデータを生成する。ドットの形成状態は、例えば、ドット有、ドット無の2種類の状態や、大ドット、中ドット、小ドット、ドット無の4種類の状態を取り得る。ハーフトーン処理は、例えば、ディザ法や、誤差拡散法に従って実行される。該ドットデータは、印刷時に用いられる順に並べ替えられ、該ドットデータに、印刷コマンドが付加されることによって、印刷データが生成される。
S80では、CPU210は、印刷処理を実行して、画像処理を終了する。具体的には、CPU210は、印刷データを印刷実行部280に供給して、印刷実行部280に処理済み画像を印刷させる。
以上説明した画像処理によれば、鮮鋭化処理済みの複数個のエッジ画素の値(すなわち、鮮鋭化画像データのエッジ画素の値)と、平滑化処理済みの複数個の非エッジ画素の値(すなわち、平滑化画像データのエッジ画素の値)と、を含む処理済み画像データが生成される(S60)。この結果、見栄えの良い処理済み画像FIを示す処理済み画像データを生成することができる。
より具体的には、図4(C)の処理済み画像FIに示すように、処理済み画像データでは、オブジェクトなどのエッジを構成するエッジ画素の値には、鮮鋭化処理済みの値が用いられている。この結果、処理済み画像FIのエッジがシャープに見えるので、例えば、印刷される処理済み画像FIの見栄えを向上することができる。
また、処理済み画像データでは、処理済み画像FI内の背景Bg2などの均一な部分や、オブジェクトのエッジとは異なる部分を構成する非エッジ画素の値には、平滑化処理済みの値が用いられている。この結果、処理済み画像FIのエッジとは異なる部分に、例えば、モアレの原因となる周期成分が表れることを抑制できるので、印刷される処理済み画像FIにモアレなどの不具合が発生することを抑制できる。この結果、印刷される処理済み画像FIの見栄えを向上することができる。
例えば、スキャンデータの生成に用いられた原稿は、画像が印刷された画像である。このため、例えば、原稿内の白とは異なる色を有する背景Bg2などの均一な部分は、画像を形成するドットレベルでみると、網点を形成している。網点は、複数個のドットと、ドットが配置されていない部分(原稿の地色を示す部分)と、を含む。このために、スキャン画像SI内の背景Bg2を示す領域には、画素レベルでみると、網点が示されている。網点内のドットは、原稿の印刷時に用いられるディザマトリクスなどの影響によって、周期性を持って並んでいる。このためにスキャンデータを用いて印刷を行うと、ハーフトーン処理前の元画像(スキャン画像SI)内に存在している網点のドットの周期成分と、印刷画像を構成する網点のドットの周期成分と、が干渉して、モアレが表れやすい。本実施例の処理済み画像FIでは、平滑化処理によって、元画像(スキャン画像SI)内のエッジとは異なる部分のドットの周期成分が低減される。この結果、処理済み画像データを用いて、処理済み画像FIを印刷する場合に、例えば、印刷される処理済み画像FIにモアレが発生することを抑制できる。
また、上記画像処理では、平滑化処理が実行される前のスキャンデータに対して、鮮鋭化処理が実行されて、鮮鋭化画像データが生成される(S40)。そして、鮮鋭化処理が実行される前のスキャンデータに対して、平滑化処理が実行されて、平滑化画像データが生成される(S50)。これによって、適切な鮮鋭化画像データおよび平滑化画像データが生成できる。例えば、鮮鋭化画像データに対して平滑化処理を実行すると、鮮鋭化画像では非エッジ画素の部分の濃度差が拡大している場合があるので、十分に平滑化できない可能性がある。
さらに、上記画像処理では、上述したように、処理済み画像データは、平滑化画像データのエッジ画素の値を、鮮鋭化画像データの対応するエッジ画素の値に置換することによって、生成される(S60)。この結果、例えば、平滑化画像データの画素の値と鮮鋭化画像データの画素の値とを含む処理済み画像データを、平滑化画像データおよび鮮鋭化画像データとは別に生成する場合と比較して、処理済み画像データを生成するためのメモリ量を低減することができる。また、一般的には、エッジ画素の個数は、非エッジ画素の個数より少ないので、鮮鋭化画像データの非エッジ画素の値を、平滑化画像データの対応する非エッジ画素の値に置換することによって、処理済み画像データを生成する場合と比較して、処理済み画像データを生成するための処理時間を低減することができる。
A−3:画素分類処理
図2のS30の画素分類処理について説明する。図6は、画素分類処理のフローチャートである。S100では、CPU210は、スキャンデータに対して、ガウスフィルタを適用して、分類用画像(図示省略)を示す分類出用画像データを生成する。ガウスフィルタは、画像を平滑化するために用いられる平滑化フィルタの一種である。ガウスフィルタについては、後述する平滑化画像生成処理において、説明するため、ここでは説明を省略する。
S110では、CPU210は、分類用画像データに対して、sobelフィルタやPrewittフィルタなどのエッジ抽出フィルタを適用するエッジ抽出処理を実行して、エッジ画像データを生成する。エッジ画像データの画素の値は、例えば、0〜255の256階調の値によって、各画素のエッジ強度を示している。
S120では、CPU210は、エッジ画像データに対して二値化処理を実行して、二値画像データを生成する。例えば、CPU210は、エッジ画像データにおいて、画素の値(すなわち、エッジ強度)が閾値(例えば、128)以上である画素を、エッジ画素に分類し、画素の値が閾値未満である画素を、非エッジ画素に分類する。二値画像データでは、上述したように、エッジ画素の値は、「1」とされ、非エッジ画素の値は、「0」とされる。
画素分類処理では、S110にてエッジ抽出処理を、S100にてガウスフィルタ処理を実行して得られる分類用画像データに対して実行しているので、エッジ画素を含まない領域内の画素が、誤ってエッジ画素に分類されることを抑制できる。例えば、スキャンデータの生成に用いられた原稿は、上述したように、画像が印刷された画像である。このため、このために、スキャン画像SI内の背景Bg2を示す領域内には、画素レベルでみると、上述したように、網点が示されている。このために、ガウスフィルタ処理を実行することなく、スキャンデータに対して、エッジ抽出処理を実行すると、網点内の個々のドットを示す画素が、最終的にエッジ画素として誤って特定され得る。
A−4:平滑化画像生成処理
図2のS50の平滑化画像生成処理について説明する。図7は、平滑化画像生成処理のフローチャートである。図8は、平滑化画像生成処理の説明図である。S200では、CPU210は、平滑化画像GIを生成するためのキャンバスデータを揮発性記憶装置220のバッファ領域に準備する。キャンバスデータによって示されるキャンバス(初期画像)は、スキャン画像SIと同じサイズのRGB画像あって、各画素のRGB値が初期値(例えば、白を表す値)を有する画像である。
S205では、CPU210は、予め用意された元フィルタ、具体的には、コンピュータプログラムPG内に記録されているガウスフィルタGFを取得して、揮発性記憶装置220のバッファ領域に記録する。図8(B)のガウスフィルタGFは、所定のフィルタ範囲、具体的には、縦3画素×横3画素の9個の画素のそれぞれに対応する係数を規定している。換言すれば、ガウスフィルタGFには、注目画素に対応する1個の係数と、注目画素の上下左右に隣接する4個の画素を含む8個の周辺画素に対応する係数と、が規定されている。注目画素に対応する係数は(4/16)である。8個の周辺画素のうち、注目画素の上下左右に隣接する4個の画素に対応する係数は、(2/16)であり、注目画素の右下、左下、右上、左下に位置する4個の画素に対応する係数は、(1/16)である。
S210では、CPU210は、図2のS20にて生成されたノイズ除去処理済みのスキャンデータによって示されるスキャン画像SI内の複数個の画素から、注目画素を1個ずつ順次に選択する。
S220では、CPU210は、注目画素が、エッジ画素であるか否かを判断する。この判断は、図2のS30の画素分類処理によって生成される二値画像データ(分類データ)を参照して行われる。注目画素がエッジ画素でない場合、すなわち、注目画素が非エッジ画素である場合には(S220:NO)、注目画素は平滑化処理の対象とすべきである。したがって、この場合には、CPU210は、S230〜S280の平滑化処理を実行する。注目画素がエッジ画素である場合には(S220:YES)、注目画素は平滑化処理の対象とすべきでない。したがって、この場合には、CPU210は、S230〜S280の平滑化処理をスキップして、S290に処理を進める。したがって、注目画素がエッジ画素である場合には、注目画素の値(RGB値)は、平滑化画像データにおいて変更されず、スキャンデータにおける値と同じとされる。
S230では、注目画素に対して、注目画素を中心とした上述したフィルタ範囲内にあるエッジ画素を特定する。本実施例の平滑化処理では、縦3画素×横3画素の9画素分のサイズのガウスフィルタGF(図8(A))が用いられる。このために、フィルタ範囲は、注目画素を中心とした縦3画素×横3画素の範囲である。
図8(A)には、スキャン画像SI内の一部分を概念的に示す図である。図8(A)では、エッジ画素で構成される領域EPには、ハッチングを付し、非エッジ画素で構成される領域SPには、ハッチングを付していない。スキャンデータにおいて、図8(A)のスキャン画像SI内の複数個の画素の値は、実際には、様々なRGB値を有している。エッジ画素と非エッジ画素は、図2のS30の画素分類処理による分類結果を示す二値画像データ(分類データ)を参照して特定できる。
図8(A)には、注目画素が、第1の注目画素CC1のフィルタ範囲FL1と、第2の注目画素CC2のフィルタ範囲FL2と、第3の注目画素CC3のフィルタ範囲FL3と、が図示されている。注目画素が、第1の注目画素CC1である場合には、8個の周辺画素のうち、上、左上、左の3個の画素が、フィルタ範囲FL1内にあるエッジ画素として特定される。注目画素が、第2の注目画素CC2である場合には、8個の周辺画素のうち、下、右下の2個の画素が、フィルタ範囲FL2内にあるエッジ画素として特定される。注目画素が、第3の注目画素CC3である場合には、8個の周辺画素の全てが非エッジ画素であるので、フィルタ範囲FL3内にあるエッジ画素は、特定されない。
S240では、CPU210は、注目画素のフィルタ範囲内に、エッジ画像が特定されたか否かを判断する。フィルタ範囲内に、エッジ画像が特定されない場合には(S240:NO)、S250にて、CPU210は、元フィルタ(ガウスフィルタGF)を用いて、平滑化処理後の注目画素の値(RGB値)を決定する。具体的には、CPU210は、注目画素と周辺画素とを含むフィルタ範囲内の9個の画素のR値に、それぞれ、ガウスフィルタGFに規定される対応する係数を乗じて、9個の修正R値を算出する。CPU210は、該9個の修正R値の和を、変更後の注目画素のR値として算出する。CPU210は、同様の方法で、変更後の注目画素のG値、B値を算出する。平滑化処理後の注目画素の値が算出されると、S290に処理が進められる。
フィルタ範囲内に、エッジ画像が特定された場合には(S240:YES)、S260にて、CPU210は、図8(A)のガウスフィルタGF(元フィルタとも呼ぶ)の9個の係数のうち、S230にて特定された1個以上のエッジ画素に対応する1個以上の係数を「0」に変更する。
図8(C)には、第1の注目画素CC1のための修正フィルタAF1が、図8(D)には、第2の注目画素CC2のための修正フィルタAF2が、図示されている。注目画素が、第1の注目画素CC1である場合には、修正フィルタAF1に示すように、注目画素に対して、上、左上、左に位置する3個の周辺画素に対応する係数が、「0」に変更される。注目画素が、第2の注目画素CC2である場合には、修正フィルタAF2に示すように、注目画素に対して、下、右下に位置する2個の周辺画素に対応する係数が、「0」に変更される。
S270では、CPU210は、S260でのエッジ画素に対応する係数の変更に応じて、残りの係数、すなわち、注目画素と非エッジ画素に対応する1個以上の係数を調整する。具体的には、注目画素と非エッジ画素に対応する1個以上の係数の合計値が、「1」になるように、これらの係数の分母を調整する。例えば、元フィルタ(ガウスフィルタGF)では、各係数の分母は、「16」である。これに対して、第1の注目画素CC1のための修正フィルタAF1(図8(C))の分母は、注目画素と5個の非エッジ画素に対応する6個の係数の分子の合計値「11」に決定される。第2の注目画素CC2のための修正フィルタAF2(図8(D))の分母は、注目画素と6個の非エッジ画素に対応する7個の係数の分子の合計値「13」に決定される。
S280では、CPU210は、修正フィルタを用いて、平滑化処理後の注目画素の値(RGB値)を決定する。すなわち、上述したガウスフィルタGFに代えて、修正フィルタを用いて、平滑化処理後の注目画素のR値、G値、B値が、それぞれ、算出される。例えば、注目画素が、第1の注目画素CC1である場合には、注目画素と周辺画素とを含むフィルタ範囲内の9個の画素のR値に、それぞれ、修正フィルタAF1に規定される対応する係数を乗じて、9個の修正R値が算出される。そして、該9個の修正R値の和が、平滑化処理後の注目画素のR値として算出される。ここで、修正フィルタAF1では、上述したように、8個の周辺画素のうち、上、左上、左に位置する3個のエッジ画素に対応する係数が、「0」である。したがって、平滑化処理後の第1の注目画素CC1の値は、8個の周辺画素のうち、上、左上、左に位置する3個のエッジ画素の値を用いずに、かつ、5個の非エッジ画素の値を用いて、算出される。また、修正フィルタAF2では、下、右下に位置する2個の周辺画素に対応する係数が、「0」である。したがって、平滑化処理後の第2の注目画素CC2の値は、8個の周辺画素のうち、下、右下に位置する2個のエッジ画素の値を用いずに、かつ、6個の非エッジ画素の値を用いて、算出される。
S290では、CPU210は、決定された注目画素の値を、S200にて準備されたキャンバスデータに記録する。注目画素がエッジ画素である場合には(S220:YES)、スキャンデータの注目画素の値が、そのまま、キャンバスデータに記録される。注目画素が非エッジ画素である場合には(S220:NO)、上述したS250またはS280にて算出される注目画素の値が、キャンバスデータに記録される。
S300では、CPU210は、スキャン画像SI内の全ての画素を注目画素として処理したか否かを判断する。未処理の画素がある場合には(S300:NO)、CPU210は、S210に戻る。全ての画素が処理された場合には(S300:YES)、CPU210は、平滑化画像生成処理を終了する。
以上説明した本実施例によれば、スキャン画像SI内の複数個の非エッジ画素の値(RGB値)に対して平滑化処理が実行される(図2のS50、図7)。1個の非エッジ画素に対する平滑化処理は、フィルタ範囲内の画素の値を用いて行われる(図7のS250、S280)。すなわち、該平滑化処理は、非エッジ画素である注目画素の値と、注目画素に対して隣接する画素を含む8個の周辺画素のうちの少なくとも1個の画素(例えば、非エッジ画素)の値と、を用いて、注目画素の値を変更する処理を含む(図7のS280)。
この平滑化処理において、注目画素に対して特定の位置にある特定の周辺画素、図8の例では、注目画素の左、左上、上に位置する3個の周辺画素の値の注目画素の値への寄与度は、注目画素が、該特定の周辺画素がエッジ画素である第1の注目画素CC1である場合には、第1の寄与度(図8の例では、「0」)である(図8(C))。これに対して、注目画素が、該特定の周辺画素(図8の例では、左、左上、上に位置する3個の周辺画素)が非エッジ画素である第2の注目画素CC2である場合には、該第1の寄与度より大きな第2の寄与度(図8の例では、(1/13)または(2/13))である(図8(D))。
この結果、平滑化処理において、変更される非エッジ画素の値が、エッジ画素の値の影響を受けることを抑制できる。したがって、平滑化画像GIの画質が低下することを抑制できる。例えば、背景を構成する非エッジ画素と、文字を構成するエッジ画素と、の組み合わせのように、スキャン画像SIにおいて、非エッジ画素の濃度と、エッジ画素の濃度とは、大きく異なる場合が比較的多い。このような場合に、仮に、平滑化処理において、変更される非エッジ画素の値が、エッジ画素の値の影響を受けると、変更後の非エッジ画素の濃度が、過度に高くなる不具合が生じ得る。これに起因して、エッジ画素の近傍がぼけて見える不具合や、エッジ画素の近傍が不適切な色になる不具合が発生して、平滑化画像の画質が低下し得る。本実施例によれば、このような不具合の発生を抑制できる。
さらに、本実施例では、CPU210は、注目画素の複数個の周辺画素のそれぞれに対応する重み(本実施例では、修正フィルタAF1、AF2の係数)を決定し、該周辺画素の値と、対応する重みと、を用いて、注目画素の値を決定する(図7のS280)。このとき、第1の注目画素CC1の特定の周辺画素(図8の例では、左、左上、上に位置する3個の周辺画素)に対応する重みは、第1の重み(図8の例では、「0」)である。第2の注目画素CC2の特定の周辺画素(図8の例では、左、左上、上に位置する3個の周辺画素)に対応する重みは、該第1の重みより大きな第2の重み(図8の例では、(1/13)または(2/13))である。この結果、周辺画素のそれぞれについて決定される重みを用いて、平滑化処理において、非エッジ画素の値が、エッジ画素の値の影響を受けることを適切に抑制できる。
より具体的には、CPU210は、画素分類処理による分類結果に基づいて、注目画素ごとに、ガウスフィルタGFに規定される係数のうち、エッジ画素に分類される周辺画素に対応する係数を変更することで、修正フィルタAF1、AF2を生成する(図7のS260、S270)。そして、CPU210は、修正フィルタAF1、AF2に規定される複数個の係数を、複数個の周辺画素のそれぞれに対応する重みとして用いて、注目画素の値を変更する(S280)。この結果、複数個の周辺画素のそれぞれに対応する重みを、容易に適切な値に決定できるので、非エッジ画素の値に対する平滑化処理を、適切かつ容易に実行できる。
また、上記実施例では、修正フィルタAF1、AF2において、エッジ画素に対応する係数は、「0」とされることから解るように、複数個の周辺画素のうちの非エッジ画素の値を用いて、かつ、エッジ画素の値を用いずに、注目画素の値が決定される(図8(C)、(D))。この結果、平滑化処理において、非エッジ画素の値が、エッジ画素の値の影響を受けることをより効果的に抑制できる。
B.変形例:
(1)上記実施例の画素分類処理では、エッジ画素と、非エッジ画素と、に分類している。これに代えて、画素分類処理では、オブジェクト(例えば、文字)を構成する複数個のオブジェクト画素であって、エッジ画素を含む複数個のオブジェクト画素と、背景を構成する背景画素と、に分類しても良い。この場合には、平滑化画像生成処理において、背景画素に対して平滑化処理(図7のS230〜S280)が実行され、オブジェクト画素に対して平滑化処理が実行されなくても良い。
(2)上記実施例の画素分類処理では、平滑化処理のための元フィルタは、ガウスフィルタであるが、これに代えて、フィルタ範囲内の平均値を、注目画素の値とする平均値フィルタが用いられてもよい。
(3)上記実施例では、CPU210は、修正フィルタAF1、AF2を生成する際に、エッジ画素に対応する係数を「0」に変更している。これに限らず、CPU210は、修正フィルタAF1、AF2を生成する際に、エッジ画素に対応する係数を、「0」とは異なる値であって、変更前の係数より小さな値に変更しても良い。例えば、エッジ画素に対応する係数は、変更前の係数に、「1/3」や「1/4」などの1未満の値を乗じて得られる値に変更されても良い。一般的には、第1の注目画素CC1の特定の周辺画素(例えば、図8(C)の左、左上、上に位置する3個の周辺画素)の寄与度が、第2の注目画素CC2の該特定の周辺画素の寄与度より小さくなるように、係数は、変更前の係数よりも小さな値(「0」を含む)に決定されることが好ましい。
(4)上記実施例では、注目画素の値に対する平滑化処理(図7のS230〜S280)では、フィルタを用いて実行されるが、フィルタを用いずに実行されても良い。例えば、CPU210は、注目画素の8個の周辺画素のうち、M個(Mは、0以上8以下の整数)のエッジ画素を除いたN個(Nは、0以上8以下の整数、M+N=8)の非エッジ画素を特定する。CPU210は、該N個の非エッジ画素と1個の注目画素とから成る(N+1)個の画素の平均値を、平滑化処理済みの注目画素の値として算出しても良い。
(5)上記実施例の平滑化処理では、縦3画素×横3画素のフィルタ範囲のガウスフィルタGFが元フィルタとして用いられている。これに代えて、縦5画素×横5画素や、縦7画素×横7画素のフィルタ範囲のガウスフィルタGFや平均値フィルタが、元フィルタとして用いられても良い。このように、平滑化処理で用いられる周辺画素の個数は、例えば、スキャンデータの解像度や、ぼけの程度などの読取特性などを考慮して、適宜に変更され得る。
(6)上記実施例では、対象画像データは、スキャンデータであるが、これに限られない。対象画像データは、原稿をデジタルカメラによって撮影して生成される撮像画像データであっても良い。対象画像データは、文書やイラストなどを作成するためのアプリケーションプログラムを用いて生成された画像データであってもよい。
(7)上記実施例の図2のS40の鮮鋭化画像生成処理およびS60のエッジ画素置換処理は、省略されても良い。この場合には、S70では、平滑化画像データを用いて、印刷データが生成される。
(8)上記実施例のS40の鮮鋭化画像生成処理では、スキャンデータの全体に対して、鮮鋭化処理が行われているが、エッジ画素のみに対して、鮮鋭化処理が実行されて、非エッジ画素に対して、鮮鋭化処理が実行されなくても良い。また、S40の鮮鋭化画像生成処理に代えて、S50にて生成された平滑化画像データの全体に対して、あるいは、平滑化画像データに含まれるエッジ画素の値に対して、鮮鋭化処理が実行されても良い。
(9)上記実施例では、処理済み画像データは、平滑化画像データのエッジ画素の値を、鮮鋭化画像データの対応するエッジ画素の値に置換することによって、生成される(S60)。これに代えて、例えば、平滑化画像データの画素の値と鮮鋭化画像データの画素の値とを含む処理済み画像データを、平滑化画像データおよび鮮鋭化画像データとは別に、生成しても良い。
(10)上記実施例では、スキャンデータを用いて印刷データを生成する、いわゆるコピーのために、平滑化画像生成処理を含む画像処理を行っている。これに代えて、スキャンデータを用いて、平滑化画像生成処理を含む画像処理を行って、処理済み画像データを生成し、該処理済み画像データを用いて、保存用の画像データ(例えば、PDFファイル)を生成しても良い。
(11)上記実施例の図2のS30の画素分類処理では、スキャン画像SI内の複数個の画素を、エッジ画素と、非エッジ画素と、の2種類に分類しているが、文字のエッジ画素と、文字以外のオブジェクトのエッジ画素と、非エッジ画素と、の3種類に分類しても良い。この場合には、例えば、非エッジ画素の値に対しては、上述の平滑化処理が実行され、文字のエッジ画素の値に対しては、文字に適した鮮鋭化処理が実行され、文字以外のオブジェクトのエッジ画素に対しては、写真や描画に適した別の鮮鋭化処理が実行されても良い。
(12)図2の画像処理を実現する画像処理装置は、複合機200に限らず、種々の装置であってよい。例えば、スキャナやデジタルカメラが、自身で生成された対象画像データを用いて、プリンタに供給するための印刷データを生成するために、図2の画像処理を実行しても良い。また、例えば、スキャナやプリンタと通信可能な接続される端末装置(例えば、端末装置100)やサーバ(図示省略)が、スキャナから取得した対象画像データを用いて、図2の画像処理を実行して、印刷データを生成し、該印刷データをプリンタに供給しても良い。また、ネットワークを介して互いに通信可能な複数個のコンピュータ(例えば、クラウドサーバ)が、画像処理に要する機能を一部ずつ分担して、全体として、画像処理を実行してもよい。この場合、複数個のコンピュータの全体が、画像処理装置の例である。
(13)上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図2のS40の鮮鋭化画像生成処理は、ASICなどの専用のハードウェアによって、実行されても良い。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
100…端末装置、110…CPU、200…複合機、210…CPU、220…揮発性記憶装置、230…不揮発性記憶装置、240…表示部、250…操作部、270…通信インタフェース、280…印刷実行部、290…読取実行部、GF…ガウスフィルタ、PG…コンピュータプログラム、SI…スキャン画像、BI…二値画像、VI…鮮鋭化画像、GI…平滑化画像、FI…処理済み画像、CC1〜CC3…注目画素、AF1、AF2…修正フィルタ

Claims (7)

  1. 画像処理装置であって、
    複数個の画素を含む対象画像を示す対象画像データを取得する取得部と、
    前記対象画像内の前記複数個の画素を、前記対象画像内のエッジを構成するエッジ画素を含む複数個の第1種の画素と、前記複数個の第1種の画素と異なる複数個の第2種の画素と、を含む複数種の画素に分類する分類部と、
    前記複数個の第2種の画素の値に対して平滑化処理を実行する平滑化処理部であって、前記平滑化処理は、前記複数個の第2種の画素から選択される注目画素の値と、前記注目画素に対して隣接する画素を含む複数個の周辺画素のうちの少なくとも1個の画素の値と、を用いて、前記注目画素の値を変更する処理を含む、前記平滑化処理部と、
    を備え、
    前記平滑化処理部は、
    前記注目画素と前記複数個の周辺画素のそれぞれに対応するゼロより大きな係数を規定するフィルタを取得し、
    前記注目画素ごとに、前記分類部による分類結果に基づいて、前記フィルタに対応する前記複数個の周辺画素に前記第1種の画素が含まれるか否かを判断し、
    前記フィルタに対応する前記複数個の周辺画素に前記第1種の画素が含まれない場合には、前記フィルタを用いて前記注目画素に対する前記平滑化処理を実行し、
    前記フィルタに対応する前記複数個の周辺画素に前記第1種の画素が含まれる場合には、前記注目画素ごとに前記フィルタを修正する修正処理を実行して修正フィルタを生成し、前記修正フィルタを用いて前記注目画素に対する前記平滑化処理を実行し、
    前記修正処理は、
    前記フィルタに規定される前記係数のうち、前記第1種の画素に分類される前記周辺画素に対応する前記係数をゼロに変更する処理と、
    前記修正フィルタ内の全ての前記係数の合計が、前記フィルタ内の全ての前記係数の合計と等しくなるように、前記フィルタに規定される前記係数のうち、前記第2種の画素に分類される前記周辺画素と前記注目画素とに対応する前記係数を変更する処理と、
    を含む、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記複数個の第1種の画素の値に対して鮮鋭化処理を実行する鮮鋭化処理部を備え、
    前記鮮鋭化処理済みの前記複数個の第1種の画素の値と前記平滑化処理済みの前記複数個の第2種の画素の値とを含む処理済み画像データを生成する、画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記鮮鋭化処理部は、前記複数個の第1種の画素の値と前記複数個の第2種の画素の値とを含む前記対象画像データの全体に対して、前記鮮鋭化処理を実行する、画像処理装置。
  4. 請求項2または3に記載の画像処理装置であって、
    前記平滑化処理部は、前記鮮鋭化処理が実行される前の前記対象画像データに対して、前記平滑化処理を実行して、前記平滑化処理済みの前記対象画像データを生成し、
    前記鮮鋭化処理部は、前記平滑化処理が実行される前の前記対象画像データに対して、前記鮮鋭化処理を実行して、前記鮮鋭化処理済みの前記対象画像データを生成し、
    前記平滑化処理済みの前記対象画像データの前記複数個の第2種の画素の値と、前記鮮鋭化処理済みの前記対象画像データの前記複数個の第1種の画素の値と、を用いて、前記処理済み画像データを生成する、画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置であって、
    前記処理済み画像データは、前記平滑化処理済みの前記対象画像データの前記複数個の前記第1種の画素の値を、前記鮮鋭化処理済みの前記対象画像データの前記複数個の第1種の画素の値に置換することによって、生成される、画像処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記取得部は、原稿を含む前記対象画像を示す前記対象画像データであって、イメージセンサを用いて生成される前記対象画像データを取得し、
    前記画像処理装置は、さらに、
    前記平滑化処理済みの前記複数個の第2種の画素の値を含む処理済み画像データを用いて、印刷データを生成する印刷データ生成部を備える、画像処理装置。
  7. コンピュータプログラムであって、
    複数個の画素を含む対象画像を示す対象画像データを取得する取得機能と、
    前記対象画像内の前記複数個の画素を、前記対象画像内のエッジを構成するエッジ画素を含む複数個の第1種の画素と、前記複数個の第1種の画素と異なる複数個の第2種の画素と、を含む複数種の画素に分類する分類機能と、
    前記複数個の第2種の画素の値に対して平滑化処理を実行する平滑化処理機能であって、前記平滑化処理は、前記複数個の2種の画素から選択される注目画素の値と、前記注目画素に対して隣接する画素を含む複数個の周辺画素のうちの少なくとも1個の画素の値と、を用いて、前記注目画素の値を変更する処理を含む、前記平滑化処理機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記平滑化処理機能は、
    前記注目画素と前記複数個の周辺画素のそれぞれに対応するゼロより大きな係数を規定するフィルタを取得し、
    前記注目画素ごとに、前記分類機能による分類結果に基づいて、前記フィルタに対応する前記複数個の周辺画素に前記第1種の画素が含まれるか否かを判断し、
    前記フィルタに対応する前記複数個の周辺画素に前記第1種の画素が含まれない場合には、前記フィルタを用いて前記注目画素に対する前記平滑化処理を実行し、
    前記フィルタに対応する前記複数個の周辺画素に前記第1種の画素が含まれる場合には、前記注目画素ごとに前記フィルタを修正する修正処理を実行して修正フィルタを生成し、前記修正フィルタを用いて前記注目画素に対する前記平滑化処理を実行し、
    前記修正処理は、
    前記フィルタに規定される前記係数のうち、前記第1種の画素に分類される前記周辺画素に対応する前記係数をゼロに変更する処理と、
    前記修正フィルタ内の全ての前記係数の合計が、前記フィルタ内の全ての前記係数の合計と等しくなるように、前記フィルタに規定される前記係数のうち、前記第2種の画素に分類される前記周辺画素と前記注目画素とに対応する前記係数を変更する処理と、
    を含む、コンピュータプログラム。
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