JP3740721B2 - 画像処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理方法に関し、詳しくは、カラー階調画像をオリジナルよりもレベル数の少ない濃度階調(強度変調)と面積階調(面積変調)との組み合わせで表現するための画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、デジタルプリンタやデジタルファクシミリ等において、オリジナルよりもレベル数の少ない濃度階調(強度変調)と面積階調(面積変調)との組み合わせで中間調を再現するための手法として、ディザ法や誤差拡散法が知られている(特開昭61−35676号公報,特開昭63−217768号公報等参照)。
【0003】
前記ディザ法(2値ディザ法)は、ディザ・マトリクスの各行列の値を閾値とし、対応する座標点の画素の濃度と比較して、1(印画又は発光),0(無印画又は無発光)を決定し2値化する方法であり、原画データと閾値とを比較演算するだけで面積階調用の2値化データを得ることができ、高速演算が可能である。
また、前記誤差拡散法は、階調画像データをより少ないレベル数のデータ(例えば2値)に変換したときの誤差を、近傍の画素に分散させ、周囲近傍の画素と併せて階調表現誤差を低減させるものである(文献:「R.W.Floyd and L.Steinberg “An Adaptive Algorithm for Spatial Gray Scale" , SID 75 Digest(1976)」参照) 。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ディザ法では、階調性と解像度がディザ・マトリクスの大きさに直接依存するため、階調性と解像度とを両立できないという問題があった。
また、誤差拡散法では、画像のハイライト部やシャドウ部の粒状性ノイズが目立ち、更に、中間調を中心にテキスチュアと呼ばれる規則的な縞模様が発生するという画質上の問題があった。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、誤差拡散法における前記画質上の問題を改善し、高い画質の画像を再現できる画像処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため請求項1記載の発明は、カラー階調画像をオリジナルよりもレベル数の少ない濃度階調と面積階調との組み合わせで表現する画像処理方法であって、処理対象となる入力信号に対して、誤差成分と、周期性成分と、非周期性成分とを加えるようにし、前記入力信号が所定値からハイライト部に近付くにつれて又は前記所定値からシャドウ部に近付くにつれて、前記周期性成分を少なくするとともに前記非周期性成分を多くすることで、前記入力信号に応じて、前記周期性成分と、非周期性成分との配分比率を変化させる構成とした。
【0007】
かかる構成によると、誤差拡散による誤差成分の他に、周期性成分を加算することにより、中間調でオリジナル画像とは無関係に発生する規則的な縞模様を打ち消すことができる。一方、ハイライト部、シャドウ部では、逆にこの周期性成分がノイズとして感じられるため、非周期性成分、即ち、乱数成分を加えることで、ハイライト部、シャドウ部における粒状性ノイズの抑制を図ることができる。このとき、入力信号に応じて、周期性成分と、非周期性成分との配分比率を変化させる構成としたことで、例えばハイライト部、シャドウ部において非周期性成分の割合を高くして粒状性ノイズを抑制する一方、中間調では周期性成分の割合を高くして規則的な縞模様の発生を効果的に抑制できる。
請求項2記載の発明では、前記入力信号をB0とし、前記非周期性成分をth1とし、前記周期性成分をth2としたときの目標値を、
目標値=入力信号+誤差成分+(|所定値−B0|/所定値)×th1×係数1+{1−(|所定値−B0|/所定値)}×th2×係数2
により設定するようにした。
【0008】
請求項3記載の発明では、画像信号の出力媒体によって、周期性成分と非周期性成分との配分比率を変化させる構成とした。
かかる構成によると、プリンタ等の出力媒体の特性に応じて周期性成分と非周期性成分との配分比率を適正に変化させ、粒状性ノイズと縞模様の発生を効果的に抑制できる。
【0010】
請求項4記載の発明では、周期性成分が、入力信号毎に異なる構成とした。
かかる構成によると、基本の周期的変化に入力画像信号の変化を加味した形で周期性成分を設定することができ、画質を損ねることなく縞模様の発生を抑制できる。
請求項5記載の発明では、周期性成分が、各色毎に異なる構成とした。
【0011】
かかる構成によると、グレイの中間調部分において、どれか1つの補色の組み合わせを優先的に発生させて、色むらの発生を抑制できる。
請求項6記載の発明では、周期性成分が市松模様となる構成とした。
かかる構成によると、市松模様によって規則的な縞模様の打ち消しが図られる。ここで、例えば市松模様を2×2画素単位とすることで最も良好な画質が得られる。
【0012】
請求項7記載の発明では、前記非周期性成分をテーブルでもつ構成とした。
かかる構成によると、非周期性成分をテーブルでもつことで、テーブルデータを繰り返し用いて処理を簡略化できる。ここで、テーブルによって一定のパターンが発生することを回避すべく、テーブルの大きさはなるべく大きい方が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
本実施形態においては、色剤に対応する3原色(イエローY,マゼンタM,シアンC)のカラー階調信号Ay,Am,Ac (8ビットデータ)が入力される構成のプリンタ(或いはディスプレィ)において、オリジナルよりもレベル数の少ない2値(ドット有り無し)でカラー階調画像を表現するために階調画像信号を処理し、面積階調(面積変調)の手法で階調を表現させるものとする。但し、カラー階調信号がレッドR,グリーンG,ブルーBの3原色で与えられ、これをY,M,C系に変換して用いるものであっても良い。
【0014】
第1の実施形態として、カラー階調信号Ay,Am,Ac それぞれで独立して誤差拡散を行って、Y,M,Cのドット打ちを個別に決定する画像処理方法を、図1のフローチャートに基づいて説明する。
図1のフローチャートにおいて、まず、前処理として、入力信号(オリジナル信号)としてのカラー階調信号Ay,Am,Ac に乱数成分th1(非周期性成分)を加算させるべく、乱数テーブルを乱数ジェネレータにより作成する(S31)。前記乱数テーブルのサイズは、64×64から256 ×256 程度が適当であるが、コストアップを無視すれば、一定パターンの発生を回避するためにより大きなサイズのものが望ましい。
【0015】
尚、前記乱数成分th1は、後述するように係数coeff が乗算され、th1×coeff として入力信号(オリジナルカラー信号)に加算されるようになっており、前記S31で作成されたテーブルが、その後、当該画像におけるカラー階調信号Ay,Am,Ac の処理に共通的に用いられる。
次に、入力信号に対して前記乱数成分th1と共に加算される周期性成分th2の基準マトリックスを作る(S32)。
【0016】
前記マトリックスは、前記周期性成分th2に周期性をもたせるために周期的な変化を示すことが要求され、例えば1×1画素単位の市松模様を示すベイヤー型マトリックス(図2参照)や、このベイヤー型マトリックスを基礎として2×2画素単位(図3参照)又は4×4画素単位(図4参照)の市松模様としたマトリックスなどを用いることができるが、前記2×2画素単位の市松模様のマトリックスが最も好ましい。また、マトリックスのサイズは、入力信号が8ビットである場合には、16×16とすることが好ましいが、これ以下のサイズであっても良い。
【0017】
前記市松模様の基準マトリックスに基づく周期性成分th2の算出は、以下のように入力信号と前記基準マトリックスとに基づいて行われ、入力信号に応じて周期性成分th2が異なる構成としてある。
例えば座標が(x,y)での入力信号(オリジナルカラー信号)をB0としたときに、B0≦matrix(x mod 16,y mod 16)であれば、th2=−(32+B0)とし、B0>matrix(x mod 16,y mod 16)であれば、th2=(32+(255 −B0))とする。
【0018】
また、B0≦matrix(x mod 16,y mod 16)であれば、th2=−32とし、B0>matrix(x mod 16,y mod 16)であれば、th2=32としても良い。
上記のようにして周期性成分th2を算出させる構成とすれば、周期的変化としての市松模様を基本としつつ、オリジナル画像の階調特性が反映された周期性成分th2を設定できる。従って、かかる周期性成分th2を入力信号に加算してから誤差拡散法を用いて2値化処理する構成とすれば、オリジナル画像の階調性を損なうことなく、誤差拡散に伴う縞模様の発生を打ち消すことができる。
【0019】
尚、前記周期性成分th2は、後述するように係数coeff2が乗算され、th2×coeff2として入力信号に加算される。
S33では、各色毎の目標値Ctarget-y, Ctarget-m, Ctarget-cを算出する。前記各色毎の目標値Ctarget-y, Ctarget-m, Ctarget-cは、オリジナルのカラー階調信号Ay,Am,Ac それぞれに、誤差拡散法によって各色毎に周囲画素から割り振られた各色毎の誤差成分Aerror-y,Aerror-m,Aerror-c ,前記乱数テーブルの乱数成分(非周期性成分)th1×coeff 及び周期性成分th2×coeff2を足し合わせて算出される。
【0020】
Ctarget-y=Ay +Aerror-y +th1×coeff +th2×coeff2
Ctarget-m=Am +Aerror-m +th1×coeff +th2×coeff2
Ctarget-c=Ac +Aerror-c +th1×coeff +th2×coeff2
前記周期性成分th2は、前述のようにマトリックスの閾値と入力信号との比較に基づいて設定される。
【0021】
ここで、前記各色毎の目標値Ctarget-y, Ctarget-m, Ctarget-cの演算において、乱数成分th1と周期性成分th2とが加算されるから、乱数成分th1によってディザ画像の偏りを回避して特にハイライト,シャドウ部における粒状性ノイズの発生を抑制でき、また、基本を市松模様としてオリジナル画像の特性が反映された周期性成分th2によって、オリジナル画像には無い縞模様が発生することを抑制できる。
【0022】
尚、前記乱数成分th1,周期性成分th2に乗算される係数coeff,coeff2、換言すれば、乱数成分th1,周期性成分th2の配分比率は固定値であっても良いが、処理後の画像信号が出力される媒体(プリンタ)毎に最適な値を選択することで、出力媒体の特性に対応して乱数成分th1と周期性成分th2とを適当な割合で加算でき、以て、出力媒体毎に画質を効果的に改善できる。例えば、プリンタの特性によってハードコピー上で縞模様よりも粒状性ノイズが目立つ場合には、乱数成分th1の割合を大きくすれば良いし、逆に、規則的な縞模様がハードコピー上に顕著に現れる場合には、周期性成分th2の割合を増大させるようにすれば良い。
【0023】
また、前記配分比率を、入力信号に応じて変化させるようにしても良く、例えば下式にようにして各色毎の目標値(Ctarget-y, Ctarget-m, Ctarget-c)を設定させることができる。
Figure 0003740721
上記式に基づいて入力信号に乱数成分th1と周期性成分th2とを加算する構成であれば、ハイライト,シャドウ部においては乱数成分の割合を高くする一方、中間調では、周期性成分の割合を高くすることができ、以て、ハイライト,シャドウ部における粒状性ノイズの抑制、及び、中間調における縞模様の抑制を共に効果的に行えることになる。
【0024】
S34では、前記各色毎の目標値Ctarget-y, Ctarget-m, Ctarget-cと、固定閾値とをそれぞれ比較し、各色毎に2値化する。
S35では、前記2値化による誤差分を各色毎に算出する。
S36では、前記算出された各色毎の誤差を、各色毎に周囲画素に分配して、周囲画素における誤差成分Aerror-y,Aerror-m,Aerror-c を決定する。
【0025】
上記の誤差分配における分配画素と重み付けの例を、図5又は図6に示してある。
図5は、3×3画素の誤差拡散マトリクスを示してあり、この例では、マトリクスの中心画素における誤差を、7/16,5/16,3/16,1/16の一定した重み付けで周囲画素に分配する構成としてある。
【0026】
また、図6に示す例は、乱数化された誤差拡散マトリクスを示し、各周囲画素に対する誤差分配の重み付けを、a/16,b/16,c/16,d/16とし、前記a,b,c,dを乱数によって決定させるものである。ここで、整数の乱数を発生させる関数をrand()とし、除算の余りを求める演算子を%とすると、前記a,b,c,dを、
a=rand()%17
b=rand()%(17−a)
c=rand()%(17−a−b)
d=16−a−b−c
として決定することができる。
【0027】
S37では、全画素について処理が終了したか否かを判別し、処理が終了するまでS31〜S36の処理を繰り返す。
次に、カラー階調信号Ay,Am,Ac から該当する色空間を特定して、各色によるドット打ちを決定する構成の第2の実施形態を説明する。
ここでは、色空間を、図7に示すように、8つの原色(基本色)ホワイトW,イエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックK,ブルーB,グリーンG,レッドRを頂点とする立方体で規定し、更に、前記色空間を、例えば図8に示すように、3つの小色空間に分割するものとする。
【0028】
前記3つの小色空間は、W,Y,M,Cの原色で表現される第1の小色空間、Y,M,C,R,G,Bの原色で表現される第2の小色空間、R,G,B,Kの原色で表現される第3の小色空間からなり、それぞれの小色空間は、原色の組み合わせが相互に異なっている。
前記各小色空間を階調信号上で規定すると、Ay,Am,Ac がY,M,Cそれぞれの濃度データ(8ビットデータ)を示すものとすると、Ay +Am +Ac ≦255 の条件が第1の小色空間の領域に該当し、255 <Ay +Am +Ac <510 の条件が第2の小色空間の領域に該当し、Ay +Am +Ac ≧510 の条件が第3の小色空間の領域に該当することになる。
【0029】
ここで、与えられるカラー階調信号Ay,Am,Ac (色画像信号)が、Ay +Am +Ac ≦255 なる条件であって、W,Y,M,Cの原色で表現される(頂点をW,Y,M,Cとする)第1の小色空間に所属する色であるときには、出力として第1の小色空間を表現する前記4つの原色W,Y,M,Cのいずれかのドットを利用するものとする。
【0030】
また、与えられるカラー階調信号Ay,Am,Ac (色画像信号)が、255 <Ay +Am +Ac <510 なる条件であって、Y,M,C,R,G,Bの原色で表現される(頂点をY,M,C,R,G,Bとする)第2の小色空間に所属する色であるときには、出力として第2の小色空間を表現する前記6つの原色Y,M,C,R,G,Bのいずれかのドットを利用するものとする。
【0031】
更に、与えられるカラー階調信号Ay,Am,Ac (色画像信号)が、Ay +Am +Ac ≧510 なる条件であって、R,G,B,Kの原色で表現される(頂点をR,G,B,Kとする)第3の小色空間に所属する色であるときには、出力として第3の小色空間を表現する前記4つの原色R,G,B,Kのいずれかのドットを利用するものとする。
【0032】
即ち、色空間を分割する各小色空間のいずれに所属するかによって、割り当てられる色の種類が限定されるようにしてある。
但し、ホワイトWのドットは、実際にはドットを打たないことを示し、また、イエローY,マゼンタM,シアンCのドットは、各色のインクによるドット打ちを示し、更に、レッドR,グリーンG,ブルーBそれぞれのドットは、Y+M,Y+C,M+Cの重ね合わせを示し、ブラックドットは、Y,M,Cの重ね合わせか、純粋なブラックインクによるブラックドット打ちを示すものとする。
【0033】
尚、色空間の設定及び色空間の分割を、図7及び図8に示すものに限定するものではなく、種々の変形態様が想定されることは明らかである。
ここで、上記のようにして行なわれるカラー階調信号Ay,Am,Ac (色画像信号)に対する原色信号の振り分けの様子を、図9及び図10のフローチャートに従って詳細に示す。
【0034】
図9のフローチャートにおいて、S1 ,S2では、前記図1のフローチャートトのS31,S32と同様に、乱数成分th1(非周期性成分)のテーブル作成及び周期性成分th2の基準マトリックス(例えば2×2画素単位の市松模様)設定を行う。
次に、与えられた3原色カラー階調信号Ay,Am,Ac の各色毎の濃度データを足し合わせ、オリジナル色が図8に示したいずれの小色空間に所属するかを判別するためのパラメータCtotal (←Ay +Am +Ac )を算出する(S3)。
【0035】
次に、目標値Ctargetを決定する(S4)。
前記目標値Ctargetは、各色毎の目標値Ctarget-y, Ctarget-m, Ctarget-cを足し合わせて決定され(Ctarget←Ctarget-y+Ctarget-m+Ctarget-c)、前記各色毎の目標値Ctarget-y, Ctarget-m, Ctarget-cは、オリジナルのカラー階調信号Ay,Am,Ac それぞれに、誤差拡散法によって周囲画素から割り振られた各色毎の誤差成分Aerror-y,Aerror-m,Aerror-c ,前記乱数テーブルの乱数成分(非周期性成分)th1×coeff 及び周期性成分th2×coeff2を足し合わせて算出される。
【0036】
Ctarget-y=Ay +Aerror-y +th1×coeff +th2×coeff2
Ctarget-m=Am +Aerror-m +th1×coeff +th2×coeff2
Ctarget-c=Ac +Aerror-c +th1×coeff +th2×coeff2
Ctarget=Ctarget-y+Ctarget-m+Ctarget-c
続いて、前記パラメータCtotal に基づいていずれの小色空間に所属するかを判別し、所属する小色空間を表現する原色のいずれかを前記目標値Ctargetに基づいて振り分ける処理を実行する(S5)。
【0037】
ここで、前記目標値Ctargetの基礎となる各色毎の目標値Ctarget-y, Ctarget-m, Ctarget-cの演算において、乱数成分th1と周期性成分th2とが加算されるから、乱数成分th1によってディザ画像の偏りを回避して特にハイライト,シャドウ部における粒状性ノイズの発生を抑制でき、また、基本を市松模様としてオリジナル画像の特性が反映された周期性成分th2によって、オリジナル画像には無い縞模様が発生することを抑制できる。
【0038】
尚、前記乱数成分th1,周期性成分th2に乗算される係数coeff,coeff2、換言すれば、乱数成分th1,周期性成分th2の配分比率は、前述のように、は固定値であっても良いが、処理後の画像信号が出力される媒体(プリンタ)毎に最適な値を選択することが好ましく、更に、入力信号に応じて変化させるようにしても良い。
【0039】
ここで、前記S5における振り分け処理の内容を、図10のフローチャートに従って詳細に説明する。
図10のフローチャートにおいて、まず、前記パラメータCtotal に基づいて、図7及び図8に示される3つの小色空間のうちのいずれに所属するかを判別させる。
【0040】
具体的には、前記パラメータCtotal が、Ctotal ≦255 ,255 <Ctotal <510 ,Ctotal ≧510 のいずれかであるかを判別する(S11)。
Ctotal ≦255 であって、W,Y,M,Cの原色で表現される第1の小色空間に所属する場合には、前記目標値Ctargetが180 以下であるか否かを判別する(12)。前記目標値Ctargetが180 以下である場合には、前記第1の小色空間の中でもハイライト付近に所属するものと判断し、当該画素に対して所属する小色空間の原色の1つであるホワイトWを振り分ける(S13)。
【0041】
尚、ホワイトWの振り分けの基準となる前記180 は例示的なものであり、かかる値に限定されるものではないが、W,Y,M,Cの原色で表現される第1の小色空間の体積を、原色の振り分けに対応して略均等割りするような値を設定することが好ましい。
一方、目標値Ctargetが180 を越える場合には、イエローYの目標値Ctarget-yがマゼンタMの目標値Ctarget-m以上であり、かつ、イエローYの目標値Ctarget-yがシアンCの目標値Ctarget-c以上であるか否かを判別する(S14)。
【0042】
そして、マゼンタMの目標値Ctarget-m及びシアンCの目標値Ctarget-cがイエローYの目標値Ctarget-yを越えない場合には、当該画素に対して所属する小色空間の原色の1つであるイエローYを振り分ける(S15)。
また、イエローYの目標値Ctarget-yを越える目標値が存在する場合には、マゼンタMの目標値Ctarget-mがシアンCの目標値Ctarget-c以上であるか否かを判別する(S16)。
【0043】
そして、マゼンタMの目標値Ctarget-mがシアンCの目標値Ctarget-c以上であるときには、当該画素に対して所属する小色空間の原色の1つであるマゼンタMを振り分る(S17)。
また、マゼンタMの目標値Ctarget-mがシアンCの目標値Ctarget-c未満であるときには、当該画素に対して所属する小色空間の原色の1つであるシアンCを振り分る(S18)。
【0044】
即ち、前記パラメータCtotal によってW,Y,M,Cの原色で表現される第1の小色空間に対する所属が判別されると、前記4つの原色(空間の頂点に相当する色)の中で近接度の最も高い原色が振り分けられ、当該画素に対しては振り分けられた原色のドット打ちがなされるようにする。
このように、第1の小色空間に対する所属が判別されているときには、該第1の小色空間を表現する4つの原色W,Y,M,Cの中でのみ色の振り分けが行なわれるから、ハイライト付近である第1の小色空間に所属する色であるのに、面積階調処理のために色が濃いドット(K,R,G,Bのドット)が突発的に打たれることを回避できる。
【0045】
一方、前記パラメータCtotal がCtotal ≧510 であってK,R,G,Bの原色で表現される第3の小色空間に所属する場合には、前記目標値Ctargetが585 以上であるか否かを判別する(S19)。前記目標値Ctargetが585 以上である場合には、前記第1の小色空間の中でもシャドー付近に所属するものと判断し、当該画素に対して所属する小色空間の原色の1つであるブラックKを振り分ける(S20)。
【0046】
また、目標値Ctargetが585 未満であるときには、イエローYの目標値Ctarget-y,マゼンタMの目標値Ctarget-m,シアンCの目標値Ctarget-cを比較し(S21)、イエローYの目標値Ctarget-yが最も小さい場合にはイエローYの補色であるブルーB(マゼンタMとシアンCの重ね合わせ)を振り分け(S22)、シアンCの目標値Ctarget-cが最も小さいときには(S23)、シアンCの補色であるレッドR(イエローYとマゼンタMの重ね合わせ)を振り分け(S24)、マゼンタMの目標値Ctarget-mが最も小さいときにはマゼンタMの補色であるグリーンG(イエローYとシアンCの重ね合わせ)を振り分ける(S25)。
【0047】
このように、第3の小色空間に対する所属が判別されているときには、該第3の小色空間を表現する4つの原色K,R,G,Bの中でのみ色の振り分けが行なわれるから、シャドー付近である第3の小色空間に所属する色であるのに、面積階調処理のために色が薄く明るい濃いドット(W,Y,M,Cのドット)が突発的に打たれることを回避できる。
【0048】
更に、前記Ctotal が255 <Ctotal <510 であってY,M,C,R,G,Bの原色で表現される第2の小色空間に所属する場合には、前記目標値Ctargetが383 以下であるか否かを判別することで(S26)、第2の小色空間の中でも第1の小色空間に近い領域であるか、或いは第3の小色空間に近い領域であるかを判別する。
【0049】
そして、前記目標値Ctargetが383 以下であると判別されたときには、イエローYの目標値Ctarget-y,マゼンタMの目標値Ctarget-m,シアンCの目標値Ctarget-cを比較することで、イエローY,マゼンタM,シアンCの中で近接度の最も高い原色が振り分ける(S14〜S18)。
また、前記目標値Ctargetが383 を越えていると、イエローYの目標値Ctarget-y,マゼンタMの目標値Ctarget-m,シアンCの目標値Ctarget-cを比較することで、イエローY,マゼンタM,シアンCの中で近接度の最も低い原色を判別し、以下判別された原色に対する補色関係にあるレッドR,グリーンG,ブルーBのいずれかを振り分ける(S21〜S25)。
【0050】
第2の小色空間に所属する場合、即ち、シャドー付近でもなくハイライト付近でもない場合には、上記のようにして、所属する小色空間を表現するY,M,C,R,G,Bの原色の中でのみ振り分けが行なわれるから、ホワイトWドットやブラックKドットが打たれることがない。
上記のようにして、各画素毎に、原色であるホワイトW,イエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックK,ブルーB,グリーンG,レッドRのいずれかを振り分けると、かかる振り分け(2値化)による誤差を、各色(Y,M,C)毎に算出する(S6)。
【0051】
そして、前記算出された誤差を誤差拡散法に基づき周囲画素に分配して、周期画素における誤差成分Aerror-y,Aerror-m,Aerror-c を設定し(S7)、全画素に対して処理が終了するまで(S8)、上記S1〜S7の処理を繰り返す。
ところで、周期性成分th2の設定に用いる基準マトリックスは、各色共通であっても良いが、各色毎に異なるマトリックスを用いる構成としても良い。
【0052】
例えば2×2単位の市松模様の16×16の基本マトリックスmatrixを作成する一方(図11参照)、前記基本マトリックスmatrixを右に2つずらしたマトリックスmatrix1 (図12参照)と、前記基本マトリックスmatrixを下に2つずらしたマトリックスmatrix2 (図13参照)とを作成する。
そして、前記3つのマトリックスmatrix,matrix1 ,matrix2 を、各色毎に対応させ、例えばオリジナルカラー信号がR,G,Bであるときには、Rのときには基本マトリックスmatrixを、Gのときにはマトリックスmatrix1 を、Bのときにはマトリックスmatrix2 を用いるようにする。
【0053】
かかる構成によると、グレイの中間調部分では、どれか1つの補色の組み合わせが優先的に発生することになり、色むらが発生しにくくなる。
また、例えばオリジナルカラー信号がY,M,C,Kの4色である場合には、Kのときはmatrixを、Yのときにはmatrix1 を、Mのときにはmatrixを、Cのときにはmatrix2 をそれぞれ対応させるようにすれば良い。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明にかかる画像処理方法によると、粒状性ノイズの発生を回避するための非周期性成分と、規則的な縞模様の発生を回避するための周期性成分とをそれぞれに必要に応じて付加することで、例えばハイライト部、シャドウ部において非周期性成分の割合を高くして粒状性ノイズの発生を回避する一方、中間調では周期性成分の割合を高くして、オリジナル画像とは無関係に発生する規則的なノイズを抑制することができる。よって、誤差拡散法で処理される画像の画質を向上させることができるという効果がある。
また、請求項2記載の発明によると、ハイライト部、シャドウ部の近傍においては周期性成分(乱数成分)の割合を高くする一方、中間調では、周期性成分の割合を高くして各色毎の目標値を設定することができ、ハイライト、シャドウ部における粒状性ノイズの抑制、及び中間調における縞模様の抑制を共に効果的に行えることになる。
【0055】
請求項3記載の発明によると、プリンタ等の出力媒体の特性に応じて周期性成分と非周期性成分との配分比率を適正に変化させ、粒状性ノイズと規則的縞模様の発生を出力媒体毎に効果的に抑制できるという効果がある。
【0056】
請求項4記載の発明によると、基本の周期的変化に入力画像信号の変化を加味した形で周期性成分を設定することができるので、画質を損ねることなく規則的な縞模様の発生を抑制できるという効果がある。
請求項5記載の発明によると、グレイの中間調部分において、どれか1つの補色の組み合わせを優先的に発生させることができるようになるので、色むらの発生を抑制できるという効果がある。
【0057】
請求項6記載の発明によると、市松模様によって規則的な縞模様を効果的に打つ消すことができるという効果がある。
請求項7記載の発明によると、非周期性成分をテーブルとしてもつことで、処理の簡素化が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理の第1形態を示すフローチャート。
【図2】16×16のベイヤー型マトリックスの例を示す図。
【図3】2×2画素単位の市松模様のマトリックスを示す図。
【図4】4×4画素単位の市松模様のマトリックスを示す図。
【図5】誤差拡散の重み付けの様子を説明するための図。
【図6】誤差拡散の重み付けの様子を説明するための図。
【図7】第2の実施形態における色空間の分割構成を示す図。
【図8】第2の実施形態における色空間の分割構成を示す図。
【図9】画像処理の第2形態を示すフローチャート。
【図10】前記第2の形態における原色の割り振りを示すフローチャート。
【図11】2×2画素単位の市松模様の基準マトリックスを示す図。
【図12】基準マトリックスの配列を右方向に2画素ずらしたマトリックスを示す図。
【図13】基準マトリックスの配列を下向に2画素ずらしたマトリックスを示す図。

Claims (7)

  1. カラー階調画像をオリジナルよりもレベル数の少ない濃度階調と面積階調との組み合わせで表現する画像処理方法であって、
    処理対象となる入力信号に対して、誤差成分と、周期性成分と、非周期性成分とを加えるようにし、
    前記入力信号が所定値からハイライト部に近付くにつれて又は前記所定値からシャドウ部に近付くにつれて、前記周期性成分を少なくするとともに前記非周期性成分を多くすることで、前記入力信号に応じて、前記周期性成分と、前記非周期性成分との配分比率を変化させることを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記入力信号をB0とし、前記非周期性成分をth1とし、前記周期性成分をth2としたときの目標値を、
    目標値=入力信号+誤差成分+(|所定値−B0|/所定値)×th1×係数1+{1−(|所定値−B0|/所定値)}×th2×係数2
    により設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記入力信号の処理後の画像信号の出力媒体によって、前記周期性成分と、前記非周期性成分との配分比率を変化させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理方法。
  4. 前記周期性成分が、前記入力信号毎に異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  5. 前記周期性成分が、各色毎に異なることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  6. 前記周期性成分が、市松模様となることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  7. 前記非周期性成分をテーブルでもつことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の画像処理方法。
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