JP4737294B2 - 放熱装置、パワーモジュール、放熱装置の製造方法 - Google Patents

放熱装置、パワーモジュール、放熱装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4737294B2
JP4737294B2 JP2009002472A JP2009002472A JP4737294B2 JP 4737294 B2 JP4737294 B2 JP 4737294B2 JP 2009002472 A JP2009002472 A JP 2009002472A JP 2009002472 A JP2009002472 A JP 2009002472A JP 4737294 B2 JP4737294 B2 JP 4737294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
planar member
fin
radiation fin
joint surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009002472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010161203A (ja
Inventor
忠史 吉田
広規 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2009002472A priority Critical patent/JP4737294B2/ja
Priority to CN201010002138.7A priority patent/CN101794741B/zh
Priority to US12/684,160 priority patent/US7961474B2/en
Priority to US12/686,025 priority patent/US20100170221A1/en
Publication of JP2010161203A publication Critical patent/JP2010161203A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4737294B2 publication Critical patent/JP4737294B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/10Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
    • F28F1/12Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
    • F28F1/126Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element consisting of zig-zag shaped fins
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F3/00Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
    • F28F3/02Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
    • F28F3/025Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being corrugated, plate-like elements
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/2089Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating for power electronics, e.g. for inverters for controlling motor
    • H05K7/209Heat transfer by conduction from internal heat source to heat radiating structure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2265/00Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction
    • F28F2265/26Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction for allowing differential expansion between elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

本発明は、放熱装置、パワーモジュール、放熱装置の製造方法に関する。
従来のパワーモジュールについて説明する。図6に例示するパワーモジュール500は、DBA(ダイレクト・ボンディング・アルミニウム)法やDBC(ダイレクト・ボンディング・カッパー)法などによりその片面または両面に回路が形成された絶縁基板14の一方面側に半導体素子12が、他方面側に放熱装置116が、それぞれ接合されている。放熱装置116は、放熱器120と、必要に応じて設けられる放熱板118とを含み、絶縁基板14を介して伝達する、半導体素子12に由来する熱を、特に放熱フィン126を備える放熱器120から放散させることができる。
このような構成を有するパワーモジュール500において、一般に線膨張係数が大きく異なる絶縁基板14と放熱装置116(放熱板118)との接合には、例えば600℃程度の高温でロウ付けし、これを冷却する手法を適用することができる。このとき、ロウ付け後、常温に戻る際に、絶縁基板14と放熱装置116とがそれぞれ収縮するが、両者の線膨張係数の相違に基づいて、収縮の程度が異なる。つまり、線膨張係数が比較的小さい絶縁基板14(セラミック系の絶縁材料の場合の一例(窒化アルミニウム)として、線膨張係数が4.5×10−6/K程度)に対し、線膨張係数が比較的大きな放熱装置116(アルミニウムやアルミニウム合金、銅、黄銅などの熱伝導性の高い材料の場合の一例(アルミニウム)として、線膨張係数が23×10−6/K程度)の方が、その収縮の程度が大きくなるため、放冷など、公知の冷却方法により常温(例えば、25℃)まで冷却を行うと、図7に示すように平面部材122,124を含む放熱器120や放熱装置116が変形してしまう場合があり得、さらに変形が進むと、場合によっては絶縁基板14と放熱装置116との間の接合強度や、パワーモジュールとしての耐久性が低下することもあり得た。
例えば特許文献1〜4に示すように、絶縁基板や放熱装置および/または放熱板の反りを防止または抑制するためのさまざまな手法が知られている。
特許文献1,2には、絶縁基板と放熱フィンとの間に貫通穴が形成された板材を挟んで接合し、応力を緩和することについて記載されている。
特許文献3には、絶縁基板を予め放熱板の反対側に反らせておくことにより、接合後の反りを抑制することについて記載されている。
特許文献4には、コルゲートフィンが絶縁基板側にのみ接合され、絶縁基板に対向する面では接合されていないパワーモジュールについて記載されている。
特開2008−124187号公報 特開2006−294699号公報 特開2006−202884号公報 特開2006−310486号公報
本発明は、放熱性能を維持しつつ、熱応力を緩和して放熱装置の変形を防止または抑制することを目的とする。
本発明の構成は以下のとおりである。
(1)対面する第1の平面部材と第2の平面部材との間に放熱フィンを挟んでなる放熱器を備え、一方面側に半導体素子を配設可能な絶縁基板の他方面側に配置される放熱装置であって、前記第1の平面部材が、絶縁基板側に接合可能な絶縁基板側接合面と、前記放熱フィンと対向し、接合する第1の放熱フィン接合面とを含み、前記第2の平面部材が、前記放熱フィンと対向し、少なくともその一部が前記放熱フィンと接合する第2の放熱フィン接合面を含み、前記放熱フィンが、前記第1の放熱フィン接合面および前記第2の放熱フィン接合面のそれぞれと接合する接合頂部をそれぞれ含み、第1の平面部材と第2の平面部材との間隔にほぼ等しい振幅方向高さを有する第1の部分と、前記第1の放熱フィン接合面と接合する接合頂部および前記第2の放熱フィン接合面と所定の間隙を有する非接合頂部をそれぞれ含み、第1の平面部材と第2の平面部材との間隔よりも小さい振幅方向高さを有する第2の部分と、を含むコルゲートフィンである、放熱装置。
(2)上記(1)に記載の放熱装置において、前記第2の平面部材の、前記第2の放熱フィン接合面とは反対の面が、発熱体を固定するための発熱体固定面である、放熱装置。
(3)上記(2)に記載の放熱装置において、前記発熱体が、リアクトルまたはDC/DCコンバータである、放熱装置。
(4)絶縁基板の一方面側に半導体素子を、前記絶縁基板の他方面側に放熱装置を、それぞれ配置してなるパワーモジュールであって、前記放熱装置が、対面する第1の平面部材と第2の平面部材との間に放熱フィンを挟んでなる放熱器を含み、前記第1の平面部材が、絶縁基板側に接合可能な絶縁基板側接合面と、前記放熱フィンと対向し、接合する第1の放熱フィン接合面とを含み、前記第2の平面部材が、前記放熱フィンと対向し、少なくともその一部が前記放熱フィンと接合する第2の放熱フィン接合面を含み、前記放熱フィンが、前記第1の放熱フィン接合面および前記第2の放熱フィン接合面のそれぞれと接合する接合頂部をそれぞれ含み、第1の平面部材と第2の平面部材との間隔にほぼ等しい振幅方向高さを有する第1の部分と、前記第1の放熱フィン接合面と接合する接合頂部および前記第2の放熱フィン接合面と所定の間隙を有する非接合頂部をそれぞれ含み、第1の平面部材と第2の平面部材との間隔よりも小さい振幅方向高さを有する第2の部分と、を含むコルゲートフィンである、パワーモジュール。
(5)上記(4)に記載のパワーモジュールにおいて、前記第2の平面部材の、前記第2の放熱フィン接合面とは反対の面に、発熱体を固定してなる、パワーモジュール。
(6)上記(5)に記載のパワーモジュールにおいて、前記第2の平面部材と前記発熱体との間に熱伝導性グリースを挟んでなる、パワーモジュール。
(7)上記(5)または(6)に記載のパワーモジュールにおいて、前記発熱体が、リアクトルまたはDC/DCコンバータである、パワーモジュール。
(8)上記(4)から(7)のいずれか1つに記載のパワーモジュールにおいて、前記絶縁基板と前記放熱装置との接合領域には放熱フィンの前記第1の部分と前記第2の部分とを備え、前記絶縁基板と前記放熱装置との非接合領域には放熱フィンの前記第1の部分のみを備える、パワーモジュール。
(9)対面する第1の平面部材と第2の平面部材との間に放熱フィンを挟んでなる放熱器を備え、一方面側に半導体素子を配設可能な絶縁基板の他方面側に配置される放熱装置の製造方法であって、前記第1の平面部材が、絶縁基板側に接合可能な絶縁基板側接合面と、前記放熱フィンと対向し、接合可能な第1の放熱フィン接合面とを含み、前記第2の平面部材が、前記放熱フィンと対向し、少なくともその一部が前記放熱フィンと接合可能な第2の放熱フィン接合面を含み、前記放熱フィンが、前記第1の放熱フィン接合面および前記第2の放熱フィン接合面のそれぞれと接合する接合頂部をそれぞれ含み、第1の平面部材と第2の平面部材との間隔にほぼ等しい振幅方向高さを有する第1の部分と、前記第1の放熱フィン接合面と接合する接合頂部および前記第2の放熱フィン接合面と所定の間隙を有する非接合頂部をそれぞれ含み、第1の平面部材と第2の平面部材との間隔よりも小さい振幅方向高さを有する第2の部分と、を含むコルゲートフィンであり、前記第1の平面部材および前記第2の平面部材と前記放熱フィンの各接合頂部とをロウ付けにより接合し、冷却する工程を含む、放熱装置の製造方法。
本発明によれば、放熱性能を維持しつつ、放熱装置の変形を防止または抑制することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、各図面において同じ構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態におけるパワーモジュールの構成の概略を示す断面図である。図1に示すパワーモジュール100は、放熱装置116に代えて放熱装置16を備えることを除き、図5に示すパワーモジュール500とほぼ同様の構成を有している。放熱装置16は、放熱器20を備え、さらに図5に示す放熱板118とほぼ同様の構成を有する放熱板18を必要に応じて備え得る。
図2は、図1に示す放熱装置16の構成をさらに説明するために、特に図1の領域Aについて示した拡大図である。図2において、放熱器20は、ほぼ同様の構成を有する平面状の板材である、天板22(第1の平面部材とも称する)と底板24(第2の平面部材とも称する)とが放熱フィン26を挟んでほぼ平行に対面している。
図2において、天板22は、絶縁基板14側の部材(本実施の形態では、放熱板18)に接合する絶縁基板側接合面22aと、放熱フィン26と対向し、接合する放熱フィン接合面(第1の放熱フィン接合面とも称する)22bとを含む。一方、底板24は、放熱フィン26と対向し、少なくともその一部が放熱フィン26と接合する放熱フィン接合面(第2の放熱フィン接合面とも称する)24bを含む。
また、放熱フィン26は、板材を、天板22の第1の放熱フィン接合面22bと接合する天板側頂部23と、底板24の第2の放熱フィン接合面24bと接合する底板側接合頂部25a,25bと、第2の放熱フィン接合面24bと離間して対面する底板側非接合頂部27a,27bとを含むように所望の波板形状に成形した、いわゆるコルゲートフィンである。
図3は、本発明の実施の形態において適用可能な放熱フィン26の一例を説明するための、図2に示す天板22側から見た上面図である。図5に示す放熱フィン26は、放熱性向上の観点から、例えば0.3〜3.0mm程度の幅を有するスリット10を挟んで隣り合うコルゲート部分28aと28b、28bと28c、28cと28dの位相がそれぞれ互いにずれた、いわゆるオフセットフィンと称される配置にすることが可能である。また、作業性の向上や完成品の成形精度の観点から、スリット10を挟んで隣り合うコルゲート部分28a,28b,28c,28dはそれぞれ、少なくとも一方の端部29または両端部の一部を繋いで一体に成形することが可能である。なお、図5に示す放熱フィン26は一例であってこれに限るものではない。つまり、スリット10の配置は任意であり、またコルゲート部分28a,28b,28c,28dの位相がすべて同じであっても良く、さらにコルゲート部分28a,28b,28c,28dはそれぞれ、別々に成形したものを適切に配置したものであっても良い。
このような構成を有する放熱フィン26は、図2に示すように、底板側接合頂部25a,25bを含み、底板24と接合する部分(第1の部分)26a,26dでは、天板22と底板24との間隔にほぼ等しい振幅方向高さ(h)を有しており、天板22または底板24とこれに当接する放熱フィン26の頂部とがロウ付けなどの手法により接合されている。一方、底板側非接合頂部27a,27bを含み、底板24と接合していない部分(第2の部分)26b,26cでは、天板22と底板24との間隔よりも小さい振幅方向高さ(h)を有し、第2の放熱フィン接合面24bと所定の間隙dを隔てて対面している。
このような構成を有する放熱器20は、放熱フィン26の第2の部分26b,26cでは底板24と接合していないため、絶縁基板14と放熱装置16を構成する各部材間の線膨張係数の差に基づく影響が緩衝され、底板24の反りなどを含む放熱装置16の変形が抑制される。一方、放熱フィン26の第1の部分26a,26dでは、底板24と接合しているため、放熱性を確保することもできる。
本実施の形態において、図2に示す放熱フィン26の底板側頂部と底板24とが接合する第1の部分と、放熱フィン26の底板側頂部と底板24とが接合しない第2の部分との配置は、図1,2に示す放熱器20と同様の比率や順序に限らず、例えば図1に示す半導体素子12の発熱特性や絶縁基板14と放熱装置16との間の線膨張係数の差の程度、放熱器20の物理的強度などの諸条件に応じて適宜設定することができるが、放熱装置16の変形を均等に防止または抑制するためには、少なくとも第1の部分(図2では、部分26a,26d)の配置は、等間隔であることが好ましい。
本実施の形態において、放熱フィン26は断面がほぼUまたはS字波形状を有しているが、これに限定されるものではなく、成形性や強度、放熱性能などに応じて、例えば三角波形状、正弦波形状、矩形波形状またはこれらに類似する適切な波形状を適宜設定することができる。
また、本実施の形態において、図2に示す間隙dは、底板24と接合されない程度であればいかなる大きさであっても良く、特に限定されるものではないが、放熱フィン26の成形精度やロウ付けなどの接合精度に応じて、例えば0.2〜1mm程度に設定することが可能である。間隙dが1mmを超えると、底板24の組成や厚みによっては放熱性能が低減する場合がある。
[実施の形態2]
図4は、本発明の他の実施の形態におけるパワーモジュールの構成の概略を示す断面図である。図4に示すパワーモジュール200は、底板24の、放熱フィン接合面24bとは反対側の外側面24aに、発熱体30を備えることを除き、図1に示すパワーモジュール100とほぼ同様の構成を有している。
図7に示すように、底板124が変形したパワーモジュールの場合、底板124の外側に発熱体30をさらに配置する場合には、例えば図8に示すように、発熱体30と底板124との間に生じた隙間に、熱伝導性グリース132などを挟み込み、固定する必要があり、発熱体30からの放熱が十分でない場合があり得た。これに対し、本実施の形態では、図4に示すように、発熱体30と底板24との間にはほとんど隙間がないことから、熱伝導性グリース32を少量適用することで密着、固定させることが可能となるため、発熱体30からの放熱性を確保することができる。本実施の形態によれば、天板22側に発熱体を配置する場合と比較すると放熱性が若干低い傾向があるものの、発熱体30として例えばリアクトルやDC/DCコンバータなどを配置し、熱伝導性グリース32として、シリコーングリースなどの高い熱伝導性を有する材料を適用する場合には、充分な放熱性を確保することが可能であり、パワーモジュールの小型化や放熱装置16の高効率化に寄与し得る。
[実施の形態3]
図5は、本発明のさらに別の実施の形態におけるパワーモジュールの構成の概略を示す断面図である。図5に示すパワーモジュール300は、複数の半導体素子12a,12bを放熱する構成を有していることを除き、図1に示すパワーモジュール100とほぼ同様の構成を有している。
図5に示すパワーモジュール300において、放熱板18a,18bおよび放熱器50を含む放熱装置46と絶縁基板14a,14bとが接合している接合領域40a,40bと、放熱装置46と絶縁基板とが接合していない非接合領域42とでは、放熱フィン56の形状が相違している。つまり、接合領域40aでは、放熱フィン56は、図2に示す放熱フィン26と同様に、放熱フィン56と底板54とが接合している部分(56c,56f)と、放熱フィン56と底板54とが接合していない部分(56a,56b,56d,56e,56g)とをそれぞれ有しており、接合領域40bにおいてもまた、放熱フィン56は接合領域40aとほぼ同様の形状を有している。これに対し、非接合領域42には、放熱装置の変形の要因となり得る絶縁基板が接合されていないため、放熱フィン56の頂部はすべて、接合領域40aの部分(56c,56f)と同様に、天板52または底板54と接合している。本実施の形態によれば、絶縁基板14a,14bとの接合領域40a,40bではある程度の放熱性の確保とともに放熱装置の変形を防止または抑制することができ、非接合領域42では高い放熱性を有する構成とすることにより、パワーモジュール300全体として放熱性能を維持しつつ、放熱装置の変形を防止または抑制することが可能となる。
図5に示す本実施の形態において、底板54の、放熱フィン56とは反対側の外側面54aに、図4に示す構成と同様に、発熱体(図示せず)を配置させることができる。このとき、図示しない発熱体は、接合領域40a,40b、非接合領域42のいずれに配置しても良く、また、接合領域40a,40bの少なくともいずれか一方と非接合領域42との両者に跨がるように配置することも好適である。本実施の形態によれば、放熱器50を効率よく利用することができるため、パワーモジュールの小型化に寄与し得る。
本発明は、ハイブリッド車両に搭載されるハイブリッド(HV)インバータなど、各種のパワーモジュールに対し利用することが可能である。
本発明の実施の形態におけるパワーモジュールの構成の概略を示す断面図である。 図1に示す領域Aについて示した拡大図である。 放熱フィン26の一例を説明するための、図2に示す天板22側から見た上面図である。 本発明の他の実施の形態におけるパワーモジュールの構成の概略を示す断面図である。 本発明のさらに別の実施の形態におけるパワーモジュールの構成の概略を示す断面図である。 従来のパワーモジュールの構成の概略を例示する断面図である。 図6に示すパワーモジュールにおいて、放熱装置の変形の様子を例示する断面図である。 図7に示す放熱器の底板側に発熱体を配置したパワーモジュールの構成の概略を例示する断面図である。
10 スリット、12,12a,12b 半導体素子、14,14a,14b 絶縁基板、16,46,116 放熱装置、18,18a,18b 放熱板、20,50,120 放熱器、22,52,122 天板(第1の平面部材)、23,25a,25b,27a,27b 頂部、24,54,124 底板(第2の平面部材)、26,56,126 放熱フィン、26a,26b、26c、26d、56a,56b,56c,56d,56e,56f,56g 部分、28a,28b,28c,28d コルゲート部分、29 端部、30 発熱体、32,132 熱伝導性グリース、40a,40b 接合領域、42 非接合領域、100,200,300,500 パワーモジュール。

Claims (9)

  1. 対面する第1の平面部材と第2の平面部材との間に放熱フィンを挟んでなる放熱器を備え、一方面側に半導体素子を配設可能な絶縁基板の他方面側に配置される放熱装置であって、
    前記第1の平面部材が、絶縁基板側に接合可能な絶縁基板側接合面と、前記放熱フィンと対向し、接合する第1の放熱フィン接合面とを含み、
    前記第2の平面部材が、前記放熱フィンと対向し、少なくともその一部が前記放熱フィンと接合する第2の放熱フィン接合面を含み、
    前記放熱フィンが、前記第1の放熱フィン接合面および前記第2の放熱フィン接合面のそれぞれと接合する接合頂部をそれぞれ含み、第1の平面部材と第2の平面部材との間隔にほぼ等しい振幅方向高さを有する第1の部分と、前記第1の放熱フィン接合面と接合する接合頂部および前記第2の放熱フィン接合面と所定の間隙を有する非接合頂部をそれぞれ含み、第1の平面部材と第2の平面部材との間隔よりも小さい振幅方向高さを有する第2の部分と、を含むコルゲートフィンであることを特徴とする放熱装置。
  2. 請求項1に記載の放熱装置において、
    前記第2の平面部材の、前記第2の放熱フィン接合面とは反対の面が、発熱体を固定するための発熱体固定面である、放熱装置。
  3. 請求項2に記載の放熱装置において、
    前記発熱体が、リアクトルまたはDC/DCコンバータである、放熱装置。
  4. 絶縁基板の一方面側に半導体素子を、前記絶縁基板の他方面側に放熱装置を、それぞれ配置してなるパワーモジュールであって、
    前記放熱装置が、対面する第1の平面部材と第2の平面部材との間に放熱フィンを挟んでなる放熱器を含み、
    前記第1の平面部材が、絶縁基板側に接合可能な絶縁基板側接合面と、前記放熱フィンと対向し、接合する第1の放熱フィン接合面とを含み、
    前記第2の平面部材が、前記放熱フィンと対向し、少なくともその一部が前記放熱フィンと接合する第2の放熱フィン接合面を含み、
    前記放熱フィンが、前記第1の放熱フィン接合面および前記第2の放熱フィン接合面のそれぞれと接合する接合頂部をそれぞれ含み、第1の平面部材と第2の平面部材との間隔にほぼ等しい振幅方向高さを有する第1の部分と、前記第1の放熱フィン接合面と接合する接合頂部および前記第2の放熱フィン接合面と所定の間隙を有する非接合頂部をそれぞれ含み、第1の平面部材と第2の平面部材との間隔よりも小さい振幅方向高さを有する第2の部分と、を含むコルゲートフィンであることを特徴とするパワーモジュール。
  5. 請求項4に記載のパワーモジュールにおいて、
    前記第2の平面部材の、前記第2の放熱フィン接合面とは反対の面に、発熱体を固定してなる、パワーモジュール。
  6. 請求項5に記載のパワーモジュールにおいて、
    前記第2の平面部材と前記発熱体との間に熱伝導性グリースを挟んでなる、パワーモジュール。
  7. 請求項5または6に記載のパワーモジュールにおいて、
    前記発熱体が、リアクトルまたはDC/DCコンバータである、パワーモジュール。
  8. 請求項4から7のいずれか1項に記載のパワーモジュールにおいて、
    前記絶縁基板と前記放熱装置との接合領域には放熱フィンの前記接合頂部と前記非接合頂部とを備え、
    前記絶縁基板と前記放熱装置との非接合領域には放熱フィンの前記接合頂部のみを備える、パワーモジュール。
  9. 対面する第1の平面部材と第2の平面部材との間に放熱フィンを挟んでなる放熱器を備え、一方面側に半導体素子を配設可能な絶縁基板の他方面側に配置される放熱装置の製造方法であって、
    記第1の平面部材が、絶縁基板側に接合可能な絶縁基板側接合面と、前記放熱フィンと対向し、接合可能な第1の放熱フィン接合面とを含み、
    前記第2の平面部材が、前記放熱フィンと対向し、少なくともその一部が前記放熱フィンと接合可能な第2の放熱フィン接合面を含み、
    前記放熱フィンが、前記第1の放熱フィン接合面および前記第2の放熱フィン接合面のそれぞれと接合する接合頂部をそれぞれ含み、第1の平面部材と第2の平面部材との間隔にほぼ等しい振幅方向高さを有する第1の部分と、前記第1の放熱フィン接合面と接合する接合頂部および前記第2の放熱フィン接合面と所定の間隙を有する非接合頂部をそれぞれ含み、第1の平面部材と第2の平面部材との間隔よりも小さい振幅方向高さを有する第2の部分と、を含むコルゲートフィンであり、
    前記第1の平面部材および前記第2の平面部材と前記フィンの各接合頂部とをロウ付けにより接合し、冷却する工程を含むことを特徴とする放熱装置の製造方法。
JP2009002472A 2009-01-08 2009-01-08 放熱装置、パワーモジュール、放熱装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4737294B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002472A JP4737294B2 (ja) 2009-01-08 2009-01-08 放熱装置、パワーモジュール、放熱装置の製造方法
CN201010002138.7A CN101794741B (zh) 2009-01-08 2010-01-07 散热装置及功率模块
US12/684,160 US7961474B2 (en) 2009-01-08 2010-01-08 Heat dissipation device and power module
US12/686,025 US20100170221A1 (en) 2009-01-08 2010-01-12 Turbo fan engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002472A JP4737294B2 (ja) 2009-01-08 2009-01-08 放熱装置、パワーモジュール、放熱装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010161203A JP2010161203A (ja) 2010-07-22
JP4737294B2 true JP4737294B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=42311566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009002472A Expired - Fee Related JP4737294B2 (ja) 2009-01-08 2009-01-08 放熱装置、パワーモジュール、放熱装置の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7961474B2 (ja)
JP (1) JP4737294B2 (ja)
CN (1) CN101794741B (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4920071B2 (ja) * 2009-11-12 2012-04-18 株式会社日本自動車部品総合研究所 半導体素子の冷却装置
US20110232877A1 (en) * 2010-03-23 2011-09-29 Celsia Technologies Taiwan, Inc. Compact vapor chamber and heat-dissipating module having the same
JP5397543B2 (ja) * 2010-05-28 2014-01-22 トヨタ自動車株式会社 熱交換器及びその製造方法
CN102564196B (zh) * 2010-12-28 2015-08-05 碳元科技股份有限公司 具有夹持体的高散热复合结构及其制造方法
JP6216964B2 (ja) * 2011-08-09 2017-10-25 三菱アルミニウム株式会社 冷却器用クラッド材および発熱素子用冷却器
WO2013084417A1 (ja) * 2011-12-09 2013-06-13 富士電機株式会社 電力変換装置
US20150144309A1 (en) * 2013-03-13 2015-05-28 Brayton Energy, Llc Flattened Envelope Heat Exchanger
JP6168152B2 (ja) 2013-09-05 2017-07-26 富士電機株式会社 電力用半導体モジュール
JP6529324B2 (ja) * 2015-04-24 2019-06-12 株式会社Uacj 熱交換器
US9698076B1 (en) 2015-12-22 2017-07-04 Ksr Ip Holdings Llc. Metal slugs for double-sided cooling of power module
US20170186667A1 (en) * 2015-12-26 2017-06-29 Intel Corporation Cooling of electronics using folded foil microchannels
FR3054309B1 (fr) * 2016-07-22 2018-07-13 Safran Electronics & Defense Echangeur thermique en materiau composite compose de la superposition d'un pli plan et d'un pli ondule
JP6763787B2 (ja) * 2017-01-05 2020-09-30 株式会社ユタカ技研 熱交換器
JP6595531B2 (ja) * 2017-05-30 2019-10-23 ファナック株式会社 ヒートシンクアッセンブリ
JP7159617B2 (ja) * 2018-05-25 2022-10-25 富士電機株式会社 冷却装置、半導体モジュール、車両および製造方法
JP7463825B2 (ja) 2020-04-27 2024-04-09 富士電機株式会社 半導体モジュールおよび車両

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6133718A (ja) * 1984-07-25 1986-02-17 Hitachi Ltd コルゲ−トフインの成形方法
JP2007278623A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Denso Corp 排熱回収装置
JP2007305841A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Seiko Epson Corp 熱交換器、光源装置及びプロジェクタ

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3327776A (en) * 1965-10-24 1967-06-27 Trane Co Heat exchanger
US4478277A (en) * 1982-06-28 1984-10-23 The Trane Company Heat exchanger having uniform surface temperature and improved structural strength
JPH08204369A (ja) 1995-01-20 1996-08-09 Sansha Electric Mfg Co Ltd 冷却フィン構造
US6305463B1 (en) * 1996-02-22 2001-10-23 Silicon Graphics, Inc. Air or liquid cooled computer module cold plate
US6296048B1 (en) * 2000-09-08 2001-10-02 Powerwave Technologies, Inc. Heat sink assembly
US6578626B1 (en) * 2000-11-21 2003-06-17 Thermal Corp. Liquid cooled heat exchanger with enhanced flow
US6972957B2 (en) * 2002-01-16 2005-12-06 Rockwell Automation Technologies, Inc. Modular power converter having fluid cooled support
US7215545B1 (en) * 2003-05-01 2007-05-08 Saeed Moghaddam Liquid cooled diamond bearing heat sink
DE102004057526B4 (de) * 2003-12-03 2020-08-20 Denso Corporation Stapelkühler
JP4046703B2 (ja) * 2004-03-04 2008-02-13 三菱電機株式会社 ヒートシンク
JP4729336B2 (ja) 2005-04-27 2011-07-20 株式会社豊田自動織機 パワーモジュール用基板
US7757752B2 (en) * 2006-05-12 2010-07-20 Seiko Epson Corporation Heat exchanger, light source apparatus, and projector
JP2008124187A (ja) 2006-11-10 2008-05-29 Toyota Industries Corp パワーモジュール用ベース

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6133718A (ja) * 1984-07-25 1986-02-17 Hitachi Ltd コルゲ−トフインの成形方法
JP2007278623A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Denso Corp 排熱回収装置
JP2007305841A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Seiko Epson Corp 熱交換器、光源装置及びプロジェクタ

Also Published As

Publication number Publication date
CN101794741B (zh) 2012-03-28
JP2010161203A (ja) 2010-07-22
CN101794741A (zh) 2010-08-04
US7961474B2 (en) 2011-06-14
US20100172104A1 (en) 2010-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4737294B2 (ja) 放熱装置、パワーモジュール、放熱装置の製造方法
JP4558012B2 (ja) 半導体パッケージ用放熱プレート及び半導体装置
JP5007296B2 (ja) パワーモジュール用ベース
JP4729336B2 (ja) パワーモジュール用基板
JP4867793B2 (ja) 半導体装置
CN107112300B (zh) 冷却组件
WO2007072700A1 (ja) 半導体モジュール
JP2007019203A (ja) 放熱装置
JP2008294280A (ja) 半導体装置
WO2008142892A1 (ja) パワーモジュールの冷却器及びパワーモジュール
JP2011159662A (ja) 半導体装置
WO2008075409A1 (ja) パワーモジュール用ベース、パワーモジュール用ベースの製造方法及びパ ワーモジュール
WO2016158020A1 (ja) 半導体モジュール
JP2010093020A (ja) パワーモジュール用冷却装置
JP2008311550A (ja) パワー半導体モジュール
JP2019134018A (ja) 半導体装置
JP2010232545A (ja) 半導体装置
JP2010199426A (ja) 半導体装置
JP2008124187A (ja) パワーモジュール用ベース
JP2008124187A6 (ja) パワーモジュール用ベース
JP6738193B2 (ja) 伝熱構造体、絶縁積層材、絶縁回路基板およびパワーモジュール用ベース
JP6380076B2 (ja) 半導体装置
JP6316219B2 (ja) パワー半導体モジュール
JP2007173301A (ja) 半導体素子冷却用放熱器、半導体装置、半導体素子冷却用放熱器の製造方法
JP5834758B2 (ja) 半導体モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110418

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4737294

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees