JP4717651B2 - 像振れ補正装置および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、手振れなどによる像振れを補正することで撮影画像の劣化を防止する像振れ補正装置および該像振れ補正装置を具備する撮像装置に関するものである。
現在のカメラは露出決定やピント合わせ等の撮影にとって重要な作業は全て自動化され、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起こす可能性は非常に少なくなっている。
また、最近では、手振れによる像振れを防ぐシステムを備えたカメラも製品化されてきており、撮影者の撮影ミスを誘発する要因は殆ど無くなってきている。
ここで、像振れを防ぐシステムについて簡単に説明する。
撮影時のカメラの手振れは、周波数として通常1Hzないし10Hzの振動である。
そして、シャッターのレリーズ時点において、このような手振れを起こしていても像振れの無い写真を撮影可能とするためには、手振れによるカメラの振動を検出し、その検出値に応じて振れ補正レンズを変位させなければならない。
したがって、カメラ振れが生じても像振れが生じない写真を撮影するためには、第1にカメラの振動を正確に検出し、第2に手振れによる光軸変化を補正することが必要となる。
この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的にいえば、加速度、角加速度、角速度、角変位等を検出し、カメラ振れ補正のためにその出力を適宜演算処理する振動検出手段をカメラに搭載することによって行うことができる。
そして、この検出情報に基づき、撮影光軸を偏心させる振れ補正装置を駆動させて、像振れ補正が行われる。
図10(a)は従来の一眼レフカメラの平面図であり、図10(b)はその側面図である。
この一眼レフカメラに装着される交換レンズ90に搭載される像振れ補正システムは光軸91に対して矢印92p,92yで示すカメラ縦振れ及び横振れに対し振れ補正を行う。
尚、カメラ本体93の中で93aはレリーズ部材(レリーズボタン)、93bはモードダイアル(メインスイッチを含む)、93cはリトラクタブルストロボ、93dはカメラCPUである。
図10(a)、図10(b)において、94は撮像素子、95は補正レンズ95aを図10の矢印95p、95y方向に自在に駆動して矢印92p,92y方向の振れ補正を行う振れ補正機構(振れ補正手段)である。96p,96yは各々矢印92p,92y回りの振れを検出する角速度計である(矢印96pa,96yaは各々の検出感度方向である)。
角速度計96p,96yの出力はレンズCPU97で、その信号は演算されて振れ補正機構の像振れ補正目標値に変換される。
カメラ本体93に設けられたレリーズ部材93aの半押し(以降S1:撮影準備のために測光、ピント合わせを指令する操作)に同期して、補正目標値は振れ補正駆動手段(ドライバー)98を介して振れ補正機構のコイルに入力されて振れ補正が始まる。
図10にて説明した像振れ補正システムでは手振れ検出用に角速度計96p,96yを用いている。
カメラ本体93には矢印92p,92y回りの回転振ればかりではなく、矢印11yb,11pbに示した平行振れも加わる。しかし、一般的な撮影条件では矢印92p,92y回りの回転振れが支配的であり、矢印11yb,11pbに示した平行振れによる像劣化は少ない。
そのため、手振れ検出用には角速度計96p,96yだけを設ければよい。
ところが、至近距離での撮影(撮影倍率の高い撮影条件)では矢印11yb,11pbに示した平行振れ(以降シフト振れと称する)による像劣化も無視できなくなってくる。
例えば、マクロ撮影のように被写体に20cm程度まで接近して撮影する条件や、被写体は1m程度に位置していても、撮影光学系の焦点距離が非常に大きい場合(例えば400mm)では積極的にシフト振れを検出して振れ補正装置を駆動する必要がでてくる。
特開平7−225405号公報(特許文献1)では、加速度を検出する加速度計を設け、加速度計でシフト振れを検出して、別に設けた角速度計の出力と共に振れ補正装置を駆動することが開示されている。
特開平7−225405号公報
上記引用文献1では、レンズCPUは角速度計出力を1階積分して角度に、加速度計出力を2階積分して変位に、それぞれ変換している。
積分動作は入力信号の僅かな誤差も累積してしまう問題があり、2階積分の場合にはその誤差が極めて大きくなってしまう。
そのため、2階積分を必要とする加速度計は高精度を要求される。
しかしながら、このような高精度の加速度計は一般的に大きく、重いために、民生品への展開は不向きであるという問題がある。
(本発明の目的)
本発明の目的は、小型、軽量の加速度計を用いても十分なシフト振れ補正を可能にする振れ補正装置および撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、振れにより発生する角速度を検出する角速度検出手段と、該角速度検出手段により検出された角速度信号を第1のカットオフ周波数で処理する第1のハイパスフィルタを含む角速度演算手段と、振れにより発生する加速度を検出する加速度検出手段と、該加速度検出手段により検出された加速度信号を前記第1のカットオフ周波数より信号処理帯域が狭い第2のカットオフ周波数で処理する第2のハイパスフィルタを含む加速度演算手段と、前記角速度演算手段の出力信号と前記加速度演算手段の出力信号を加算する加算手段と、該加算手段の信号に基づいて撮影光軸を偏心させて振れ補正を行う振れ補正手段とを有する像振れ補正装置であって、前記加速度演算手段の出力信号は、前記角速度検出手段の出力によって重力加速度成分が補正されていることを特徴とする像振れ補正装置とするものである。
また、本発明は、本発明の像振れ補正装置を具備する撮像装置とするものである。
本発明によれば、小型、軽量の加速度計を用いても十分なシフト振れ補正を可能にする。
本発明を実施するための最良の形態は、後述する実施例1ないし3に記載の通りである。
図1(a)、図1(b)は本発明の実施例1である振れ補正装置を具備したデジタル一眼レフカメラの上面図および側面図であり、図10(a)、図10(b)の従来例と異なるのは加速度計11p,11yが設けられている点である。
加速度計11p,11y各々の加速度検出軸は矢印11pa,11yaである。99はフォーカスレンズである。
図2は加速度計11p,11yにより検出されるシフト振れおよび角速度計96p,96yにより検出される回転振れの信号を処理する回路構成を示すブロック図であり、主にレンズCPU97内で処理される。
なお、図2においてはカメラの縦振れ(図1の回転振れ92pおよびシフト振れ11pb)による像ぶれを補正する信号処理のみを図示している。しかし、実際にはカメラの横振れ(図1の回転振れ92yおよびシフト振れ11yb)による像振れ補正も同様に信号処理されている。
図2において、角速度計96pの手振れ角速度信号は増幅手段12pに入力している。
増幅手段12pでは角速度計96pの出力を単純に増幅するだけではなく、角速度計96pに重畳する直流成分(DC成分)を除去するDC除去回路および高周波ノイズ成分を除去する高域減衰回路も設けられている。
増幅手段12pの出力はA/D(アナログ トウ デジタル)されてレンズCPU97に取り込まれる。
取り込まれた信号はレンズCPU97内で数値処理されていくのであるが、ここでは説明のために処理を各ブロックに分けて図示している。
角速度積分手段13pは増幅手段12pから入力された手振れ角速度信号を1階積分して手振れ角度に変換する。
角速度積分手段13pは手振れ角速度信号の中で通常約0.1Hz以上の高周波数成分を積分して手振れ角度に変換する。
しかし、角速度積分を開始する時点においては積分帯域を狭めて(例えば2Hz以下の信号は減衰させる)信号処理の起動を早めている(これを時定数切換と呼ぶ)。
得られた手振れ角度信号は加算手段14pに入力され、後述する手振れ変位信号と加算され、手振れ総合信号に変換される。
なお、加算手段14pは後述するレリーズ部材93a及び合焦検出手段27の信号に基づいて手振れ角度信号と後述する手振れ変位信号を加算している。
そして、加算手段14pはレリーズ部材93aの半押しS1(測光、ピント合わせのための操作)に応答して手振れ角度信号が入力され、合焦検出手段27の信号入力(ピント合わせが完了)に基づいて手振れ変位信号と手振れ角度信号を加算する。
手ぶれ総合信号は周波数特性変更手段15pに入力されて、周波数特性を変更される。
周波数特性変更手段15pは主に手振れ総合信号の低周波成分の減衰を行っており、
どの周波数(例えば0.1Hz、或いは5Hz)より低い周波数を減衰させるかを決め、その信号成分を減衰させる。
これはカメラのフレーミング変更などのように手振れに大きな変化が生じた時に手振れ総合信号の減衰を大きくして(例えば5Hz以下の信号は減衰)、振れ補正を行わないようにしている。
この周波数特性変更手段15pがないと、カメラのフレーミング成分までも振れ補正してしまうので、カメラの良好なフレーミングができなくなる。
周波数特性変更手段15pの出力は敏感度変更手段16pに入力している。
敏感度変更手段16pはレンズCPU97に入力される焦点距離検出手段18および撮影距離検出手段19の信号を受けて周波数特性変更手段15pの信号の増幅率を変える。
一般にズームレンズに内包される振れ補正手段の光学系はズーム状態やフォーカス状態により、その振れ補正敏感度が変わる。
例えば、ズームワイドで振れ補正手段を1mm駆動すると像面でも1mm像がずれるとすると、ズームテレで振れ補正手段を1mm駆動すると像面では3mm像がずれてしまう。
同様に被写体が至近にあるときと無限にあるときでは振れ補正手段の駆動量と像ずれ量の関係が変わってくる。
そのため、その敏感度を補正するために(例えばテレでは増幅率を3分の1にする)周波数特性変更手段15pの信号の増幅率をズームやフォーカスで変更している。
なお、焦点距離検出手段18はレンズ内に設けられ、ズームで移動するレンズの位置を検出するエンコーダなどであり、そのエンコーダの出力により焦点距離を検出している。
また、撮影距離検出手段19もレンズ内に設けられ、フォーカスで移動するレンズの位置を検出するエンコーダなどであり、そのエンコーダの出力により撮影距離を検出している。
レリーズ部材93aにより撮影準備のための操作(半押しS1)がなされると、敏感度変更手段16pからの手振れ補正目標信号はPWM信号に変換されて振れ補正駆動手段98pに入力される。
振れ補正駆動手段98pは入力されたPWM信号に応じて振れ補正機構95(振れ補正手段)を動作させ、振れ補正を行う。
この時点では加算手段14pには手振れ角度信号しか入力されていないので、回転振れの補正のみが行われる。
また、レリーズ部材93pの半押しS1信号に応じてカメラCPU93d内の合焦検出手段27はカメラ本体93内のピント検出手段32を駆動して撮影被写体のピント状態を検出する。
そして、ピント検出手段32の検出結果に基づいて合焦検出手段27はレンズCPU97内のレンズ駆動演算手段33にピントずれ量を送る。
レンズ駆動演算手段33はその信号に基づいてフォーカス駆動手段34を駆動してフォーカスレンズ99を動かす。
ここで上述した合焦動作を行っている間も回転振れの補正が行われているので、高精度の合焦動作が可能になっている。
フォーカスレンズ99の駆動後、再度ピント検出手段32は被写体のピント状態を検出し、十分なピント状態の場合は合焦表示を行う(不十分なピント状態の場合は再度フォーカスレンズを移動させる)。
また、十分なピント状態になると、合焦検出手段27は加算手段14pにより手振れ変位信号を手振れ角度信号に加算させる。
フォーカスレンズ99の繰出し量は絶えず敏感度変更手段16pに入力しているが、敏感度変更手段16pは合焦検出手段27が合焦を検出した時点におけるフォーカスレンズ99の繰出し量を敏感度値としている。
後述するがフォーカスレンズ99の繰出し量とズームレンズの位置の関係から像倍率を演算するのであるが、その像倍率も合焦検出手段27の合焦検出をトリガとして演算を開始する。
即ち、ズームが決まり(ズームは撮影者がレリーズ部材93a半押しS1前に決定しているとする)、撮影被写体にピントがあってフォーカスレンズ99の繰出し量がわかった時点で、振れ補正のための敏感度がわかり、振れ補正目標値が計算される。
像倍率も撮影被写体にピントがあった時点で求まる。
以上のようにして得られた手振れ角度信号と手振れ変位信号が加算された振れ補正目標信号は、PWM信号に変換されて振れ補正駆動手段98pに入力される。
振れ補正駆動手段98pは入力されたPWM信号に応じて振れ補正機構95(振れ補正手段)を動作させ、振れ補正を行う。
即ち、ピント合わせが終了した時点でシフト振れの補正も行う構成になっている。
ここで加速度計11pの信号処理について説明する。
加速度計11pの手振れ加速度信号は増幅手段20pに入力している。
増幅手段20pでは加速度計11pの出力を単純に増幅するだけではなく、加速度計11pに重畳するDC成分を除去するDC除去回路および高周波ノイズ成分を除去する高域減衰回路も設けられている。
増幅手段20pの出力はA/D(アナログ トウ デジタル)されてレンズCPU97に取り込まれる。
取り込まれた手振れ加速度信号もレンズCPU97内で数値処理されていくのであるが、ここでも説明のために処理を各ブロックに分けて図示している。
先ず、手振れ加速度信号は加速度重力補正手段21pに入力され、重力成分の補正が行われる。
ここで重力成分の補正の意味を説明する。
図1(b)に示したカメラの撮影位置においては、カメラは水平なので、加速度計11pの感度方向11paは重力の方向28と同じ方向になっている(図3(a)参照)。
このとき、加速度計11pは常に重力成分に見合う信号が出力されており、それに重畳してシフト振れ成分の検出を行っている。
ここで重力成分の信号出力はDC成分なので、増幅手段20pにおけるDC除去回路などで除去できる。
しかしながら、カメラを構えているときに発生する手振れの回転角度の変化により図3(a)にて破線で示すように加速度計11pの位置は変化するので、加速度計11pから見ると重力の方向が変わることになる。
そのため、手振れ角度の変化により加速度計11pの出力は変化する。
図3(c)は加速度計11pの姿勢(手振れ回転角度θ)に対する加速度計11pの出力の変化を表しており、横軸は加速度計11pの姿勢変化、縦軸は加速度計11pの出力である。
波形30pは加速度計11pの出力を示しており、加速度計11pの姿勢角度がゼロ(図3(a)のように1Gが加わっている状態)から±θ姿勢が変化すると、加速度計11pの出力はそれにつれて変化(減少)する。
図4は加速度計11pの重力変化による出力を、横軸をカメラを構えてからの経過時間とし、縦軸を手振れ回転角度および加速度計11pの出力として示している。
今、全くシフト振れが発生していないと仮定しても、手振れ回転角度29pによる重力成分変化の影響で加速度計11pは誤差信号30pを出力する。
近接撮影の場合にはカメラを下向きにして撮影する場合も多い。図3(b)はそのような場合の例であり、加速度計11pの感度方向11paに対して重力方向28は直交している。
この場合の誤差信号は図3(c)、図4における破線31pとなる。
ここで図3(a)の加速度計11pの配置と図3(b)の加速度計11pの配置で誤差信号30p、31pの大きさに違いがあるのは、図3(a)の配置では手振れ角度の変化に対しコサインで重力の影響が生じるためである。そして、図3(b)の配置ではサインで重力の影響が生ずるためであり、姿勢の変化角度が小さい時にはサインの方が変化が大きいためである。
そのため、この重力の影響を補正するためには手振れ角度を検出すること、および、加速度計11pの姿勢(図3(a)と図3(b)の違いのように重力に対して感度軸がどの角度であるか)を知る必要がある。
図2に戻って、レンズCPU97にはカメラCPU93dを介してレリーズ部材93aからの半押しS1信号が入力している。
半押しS1の操作は撮影準備のためにカメラを撮影被写体に向けて、構図を決めてからの操作であり、これにより被写体に対して測光、合焦動作が開始される。
図2においては、上記動作は直接本発明とは関係ないので省いており、レリーズ部材93aからの半押しS1信号はカメラCPU93dを介して初期姿勢方向検出手段23pに入力される。
初期姿勢方向検出手段23pは増幅手段20pからの加速度増幅信号も入力しており、レリーズ部材93aから半押しS1信号が入力された時の加速度増幅信号の大きさにより加速度計11pの姿勢を判定している。
レリーズ部材93aの半押しS1操作は撮影者が構図を決めた後で操作するボタン操作であるので、その後の大きな姿勢の変化がない。
そのため、その信号に基づいて加速度計11pの姿勢を判定するのが効果的である。
勿論、半押しS1操作後、カメラが被写体へのピント合わせを行ってから姿勢を検出してもよいが、その場合には半押しS1操作からピント合わせまでの時間を利用して加速度計11pの出力を積分(後述する)することができなくなる。
時間の節約のためにも半押しS1操作時に加速度計11pの姿勢を検出するのが望ましい。
加速度計11pの姿勢判定は、具体的には半押しS1信号入力時に加速度の大きさが1Gの時は加速度計11pは図3(a)の姿勢、0Gの時は図3(b)の姿勢、その間の加速度の時は、それに応じた姿勢と判定している。
角速度積分手段13pからの手振れ角度信号は前述した加算手段14pばかりでなく、重力影響算出手段24pにも入力している。
重力影響算出手段24pは入力される手振れ角度信号の変化に基づいて加速度計11pに加わる重力の変化を求める計算を行う。前述したように加速度計11pの重力に対する姿勢により計算方法(サインで計算するかコサインで計算するか)が異なってくる。
そのため、初期姿勢方向検出手段23pの信号も重力影響算出手段24pに入力しており、図3(a)の姿勢と図3(b)の姿勢で計算の係数を変更している。
具体的には、図3(a)のように1Gが加わっている時の姿勢φをゼロ度とし、姿勢の変化をθとすると、加速度計11pの出力変化はG{cosφ―cos(φ+θ)}で求められる。
そのため、初期姿勢方向検出手段23pで姿勢φを求め、手振れ角度でθを求めて、重力影響算出に用いる。
増幅手段20pからの手振れ加速度増幅信号は加速度重力補正手段21pに入力され、重力影響算出手段24pで求められた重力変化に伴う加速度計11pの信号変化との差分が計算されて重力の影響による加速度計11pの出力誤差が除去される。
誤差成分が除去された手振れ加速度出力は加速度積分手段22pに入力される。
加速度積分手段22pは加速度重力補正手段21pに入力された重力の影響を補正された手振れ加速度信号を2階積分して手振れ変位に変換する。
加速度積分手段22pは角速度積分手段13pと同様に手振れ加速度信号の中で通常約0.4Hz以上の高周波数成分を2階積分して手振れ変位に変換する。
この加速度積分手段22pは加速度信号の積分を開始する時点においては積分帯域を狭めて(例えば1Hz以上の成分のみ積分)信号処理の起動を早めている(時定数切換)。
加速度積分手段22pの手振れ変位信号は像倍率補正手段25pに入力している。
撮影倍率演算手段26pは焦点距離検出手段18による焦点距離情報と撮影距離検出手段19による撮影距離情報に基づき撮影倍率を計算している。
前述したように焦点距離検出手段18はレンズ内に設けられ、ズームで移動するレンズの位置を検出するエンコーダなどであり、そのエンコーダの出力により焦点距離を検出している。
また、撮影距離検出手段19もレンズ内に設けられている。
この撮影距離検出手段19はフォーカスで移動するフォーカスレンズ99の位置を検出するエンコーダなどであり、そのエンコーダの出力により撮影距離を検出している。
前述したように合焦検出手段27によりフォーカスレンズ99の繰出しが行われ、繰出し完了後、合焦検出手段27が合焦を確認した時点で撮影倍率演算手段26pは焦点距離検出手段18、撮影距離検出手段19の出力に基づいて撮影倍率の演算を行う。
シフト振れ11pb、11ybは、被写体が近く、撮影焦点距離が大きい時(撮影倍率が高い時)に画面への影響が大きくなり、被写体が遠い時(撮影倍率が低い時)には画面への影響は殆どない。
そのため、加速度計11p,11yで検出し、演算した手振れ変位(シフト振れ)を撮影倍率に応じて増幅して、振れ補正目標値にする必要がある。
像倍率補正手段25pは撮影倍率演算手段26pの演算値(焦点距離が長く、被写体距離が近いときは撮影倍率が高いと演算する)に基づいて加速度積分手段22pの手振れ変位の増幅を行っている。
加算手段14pは角速度積分手段13pの信号と像倍率補正手段25pの信号(加速度積分手段22pに基づく信号)を加算しているが、上述したように被写体が遠く、撮影焦点距離が短い時には殆ど角速度積分手段13pの出力のみになる。
加算手段14p以降の動作は前述したとおりである。すなわち、加算手段14pの出力はカメラのフレーミング変更を行い易くするための周波数特性変更手段15p、光学系の敏感度にあわせて振れ補正の効きを調節する敏感度変更手段16pを介して振れ補正目標値となり、振れ補正機構95を駆動する。
図5は以上の構成の動作を説明するフローチャートであり、このフローはカメラの主電源オンでスタートする。
なお、本実施例1の主要な構成を分かり易く説明するためにカメラに設けられる多様な制御ステップ(例えばバッテリチェックや測光、測距、AFの為のレンズ駆動、ストロボ充電、そして露光のための操作、動作など)は省いてある。
また、このフローにおいてはカメラの回転振れ92p、シフト振れ11pbを角速度計96p、加速度計11pで検出することを例に説明を進める。しかし、カメラの回転振れ92y、シフト振れ11ybを角速度計96y、加速度計11yで検出する場合も同様のフローになる。
ステップ#1001ではレリーズ部材93aの半押しS1を待機しており、半押しされると、ステップ#1002に進む。
ステップ#1002では初期姿勢方向検出手段23pが加速度計11pの信号よりカメラの姿勢を検出する。
これは加速度計11p,11yに加わる重力加速度を検出しており、例えば図1(a)、図1(b)のようにカメラを水平に構えている場合には加速度計11pは1Gを出力し、加速度計11yは0Gを出力する。
この状態でカメラを縦(水平状態ではあるが、構図を縦にした場合)に構えると、加速度計11pは0Gを出力し、加速度計11yは1Gを出力する。
また、カメラを下或いは上に向けている場合には加速度計11p,11yとも0Gを出力する。
レリーズ部材93aの半押しS1のタイミングで姿勢を検出するのは、撮影者がカメラを構えてフレーミングを決め、安定してから半押しS1を行うので、その後は姿勢の変更が少ないためである。
加速度計11p,11yの信号により図1(a)の姿勢と判定した場合には加速度計11pには重力補正を行う。しかし、加速度計11yには重力補正を行わないように重力影響算出手段24yは判定し、加速度重力補正手段21yの補正量をゼロにする(もともと回転振れによる重力加速度変化が無いため)。
すなわち、加速度重力補正手段21y(不図示であるが加速度重力補正手段21pと同様な構成で加速度計11yの重力影響を補正するために設けられている)は加速度計11yの増幅信号に対して重力成分の補正を行わない。
また、カメラを縦に構えている場合(加速度計11p→0G、加速度計11y→1G)には反対に角速度計96yの信号に基づいて加速度計11yの重力補正を行うが、角速度計96pの信号に基づく加速度計11pの重力補正は行わない。
重力影響算出手段24pは加速度重力補正手段21pの補正量をゼロにする。
カメラを下向き、或いは上向きに構えている場合(加速度計11p→±1G、加速度計11y→±1G)場合には角速度計96pの信号に基づいて加速度計11pの重力補正を行い、角速度計96yの信号に基づいて加速度計11yの重力補正を行う。
このように姿勢に応じて重力補正を行うか否かを判定している。
なお、加速度計11p,11yの信号には重力加速度だけではなく、それにシフト振れによる加速度も重畳している。
そのため、加速度計11p,11yの信号を所定時間(例えば1秒)平均化して重力成分だけを取り出している。
以上のようにして姿勢検出が終了すると、ステップ#1003に進む。
ステップ#1003では手振れ角度信号に対してレンズの状態に合わせた敏感度補正および振れ状態(パンニングなど)にあわせた周波数補正が行われる。
ステップ#1004では手振れ角度信号に基づいた振れ補正が行われる。
ステップ#1005では初期姿勢方向検出手段23pによるカメラの姿勢と、角速度積分手段13pからの手振れ角度情報に基づいて重力影響算出手段24pが加速度計11pに重畳する重力加速度を算出し、加速度重力補正手段21pがその誤差出力を補正する。
ステップ#1006では合焦動作を始める。
ステップ#1007ではピントあわせのためのレンズの繰出しが完了する迄待機する。待機時間は、合焦検出手段27がピント状態を検出し、レンズ駆動演算手段33が繰出し量を演算し、フォーカスレンズ99をフォーカスレンズ駆動手段34で駆動した後に再度ピント検出手段32が被写体にピントがあったことを確認するまでである。
ステップ#1008ではステップ#1007でレンズ繰出し完了した時点で、そのレンズの繰出し量をフォーカスエンコーダで読んで撮影距離(被写体距離)を検出する。
ステップ#1009ではレンズの焦点距離情報を焦点距離検出手段18であるズームエンコーダから検出し、ステップ#1008で求めた撮影距離との関係から撮影倍率演算手段26pは撮影倍率を演算する。そして、像倍率補正手段25pは撮影倍率演算手段26pの結果に基づいて加速度積分手段22pの手振れ変位のゲインを変更する。
その結果を加算手段14pにより角速度積分手段13pからの手振れ角度信号に加算する。加算出力は、周波数特性変更手段15pにより、撮影状態に合わせて振れ補正周波数帯域が変更される。その後の出力を前述した焦点距離検出手段18と撮影距離検出手段19により求まる防振敏感度に基づいて敏感度変更手段16pがゲイン変更して、振れ補正目標値を算出する。
ステップ#1010では求まった振れ補正目標値にしたがって振れ補正駆動手段98pは振れ補正機構95の駆動を開始し、振れ補正を行う。
ここで初めて回転振れとシフト振れの両方に対して補正が行われる。
ステップ#1011ではレリーズ部材93aの半押しS1オフを検出したらステップ#1012に進み、半押しS1操作が継続されているとステップ#1006に戻る。
すなわち、半押しS1操作が継続している限りにおいては撮影距離(被写体距離)にあわせて変化する像倍率や敏感度にあわせて振れ補正目標値のゲインを変更しつつ、振れ補正を継続させる。そして、その間においては重力補正のための加速度計11pの姿勢の変化はないものとしている。
なお、レンズが合焦状態の場合にはレンズの合焦駆動は行われず、合焦が検出されない場合(例えば被写体の位置が動いた場合)にはステップ#1007でレンズを駆動して合焦動作を行い、ステップ#1008で撮影距離を再検出して撮影倍率を変更する。
ステップ#1011で半押しS1オフと検出されると、ステップ#1012に進む。
ステップ#1012では振れ補正機構95の駆動を停止し、ステップ#1001に戻り、再度半押しS1が操作されるまで待機する。
以上のように本実施例1においては初めに回転振れだけを補正し、後にシフト振れの補正も行う構成にしている。
合焦動作前に回転振れの補正が行われているので、合焦精度が高くできると共に、シフト振れを行うための情報(撮影倍率)を正確に得ることができる。
ここで図2における角速度積分手段13pおよび加速度積分手段22pが本発明の特徴であり、以下にその詳細を説明する。
前述したように角速度積分手段13pは通常約0.1Hz以上の高周波数成分を積分して手振れ角度に変換しており、加速度積分手段22pは通常約0.4Hz以上の高周波数成分を積分して手振れ変位に変換する。
図6(a)、図6(b)は各々加速度積分手段22p、角速度積分手段13pの利得(入力信号に対する出力信号の大きさの比をデシベル表示)積分特性を示しており、横軸51は周波数、縦軸52は利得である。
図6(a)において波形53は通常時の加速度積分周波数特性を示している。0.4Hzより高い周波数は2階積分(加速度信号は周波数の2乗に反比例して小さくなる)、0.4Hzより低い周波数は減衰(加速度信号は低周波数になるほど小さくなる)する特性になっている。
また、波形54は加速度計起動時或いはパンニング時における周波数特性を示している。0.4Hzより高い周波数は2階積分(加速度信号は周波数の2乗に反比例して小さくなる)するのは波形53と同じであるが、より高い周波数より(ここでは2Hz)減衰(加速度信号は低周波数になるほど小さくなる)する特性になっている。
図6(b)において波形55は通常時の角速度積分周波数特性を示している。0.1Hzより高い周波数は1階積分(角速度信号は周波数に反比例して小さくなる)、0.1Hzより低い周波数は減衰(角速度信号は低周波数になるほど小さくなる)する特性になっている。
また、波形56は角速度計起動時或いはパンニング時における周波数特性を示している。0.1Hzより高い周波数を積分(角速度信号は周波数に反比例して小さくなる)するのは波形55と同じであるが、より高い周波数より(ここでは2Hz)減衰(角速度信号は低周波数になるほど小さくなる)する特性になっている。
図6(c)、図6(d)は各々加速度積分手段22p、角速度積分手段13pの位相(入力信号に対する出力信号のずれを角度で表す)特性を示しており、横軸51は周波数、縦軸57は位相である。
図6(c)において波形58は通常時の加速度積分の位相周波数特性を示しており、例えば1Hzにおける入力に対する出力の位相ずれは−120度である。
また、波形59は加速度計起動時或いはパンニング時における位相周波数特性を示している。
図6(d)において波形510は通常時の角速度積分の位相周波数特性を示しており、例えば1Hzにおけるより入力に対する出力の位相ずれは−78度である。
また、波形511は角速度計起動時或いはパンニング時における位相周波数特性を示している。
なお、図6(a)、図6(c)のように0.4Hz以上を積分して使用する演算に対して図6(b)、図6(d)のように0.1Hzを積分して使用する演算のことを「帯域が広い」と表現する。
ここで位相ずれと振れ補正精度について説明する。
図6(c)における加速度を2階積分した出力(変位)は理想的には位相が180遅れるのが望ましい。
これはサイン波を1階積分するとコサイン波になって位相が90度変化し、更にそのコサイン波を1階積分するとマイナスサイン(位相−180)になることから説明できる。
このような理想積分で変位が演算できると、完全な振れ補正ができる。
しかしながら、理想的な積分はカメラの操作上は好ましくない。
それはDC成分の誤差を全て累積してしまうことがひとつの原因である。
そのため、図6の周波数特性のように所定の周波数(例えば0.4Hz)以上を積分し、それ以下の信号は減衰させるようにしている。
ところが、そのように積分および低周波の減衰を設定すると、振れの周波数(例えば1Hzから10Hz)の振れ補正精度が低下する。
これは、図6(c)で示したように1Hzの位相ずれは−180度にはならず、−120度までしか遅れていないためである。
そのため、1Hzの手振れの補正は十分にできないと考えられる。
なお、10Hzの手振れに関しては図6(c)では位相は−170度になっており、振れ補正の精度は保たれている。
以上の説明はシフト振れの特性が回転振れの特性と同じであるととらえたときの問題であり、今までのシフト振れ補正でのネックになっていた。
ところがシフト振れを詳細に調査していくと、シフト振れと回転振れの特性が異なることが分かってきた。
図7はシフト振れの周波数特性を示しており、横軸51は周波数、縦軸61はシフト振れによる像面でのずれ量を示している。
波形62はシフト振れによる像ずれ量を示しており、2Hzを境にして低周波、高周波とも減衰していることが分かった。
これは回転振れ(1Hzから10Hzに帯域がある)に比べて帯域が狭いことを示している。
そのため、図6(a)、図6(c)の特性でシフト振れ補正しても、露光時の像ずれは許容量になる。
なお、図6(d)における角速度を1階積分した出力(角度)は理想的には位相が90遅れるのが望ましい。
これはサイン波を1階積分するとコサイン波になり、位相が90度変化することから説明できる。
図6(d)において1Hzにおける位相ずれは−78度であり、−90度に近いため、十分な回転振れ補正ができる。
ここで図6(d)の特性の帯域をシフト振れと同様に狭くしていくと、回転振れ補正の精度は大きく劣化する(回転振れにはシフト振れより低周波の振動があるため)。
図6(a)、図6(c)の演算特性のように積分及び積分の帯域が狭く、低周波の積分能力を低くすると、加速度計に重畳する誤差の累積が少なく、加速度計精度の許容レベルを下げることができ、小型、軽量の加速度計を使用することが可能になる。
さらに積分時定数が小さい(0.1Hzより積分する特性に比較して0.4Hzより積分する特性を「時定数が小さい」と表現する)と演算の起動が早期化できる。
前述したように回転振れ補正は予め起動しており、シフト振れ補正は合焦後遅れて起動するわけであるが、その時の起動を早期化できる大きなメリットも生まれる。
ここで図6(a)、図6(b)の特性を見ると、起動時、パンニング時には波形54,56のように波形が変化してしまう。
そのため、起動時、パンニング時には両者の周波数特性が揃ってしまうこともある。
しかし、通常使用時における周波数特性は波形53,55のように異ならせている(図6(a)の帯域は図6(b)に比べて狭い、或いは時定数が小さい)。
本発明のポイントは通常時(起動時やパンニング時以外)において回転振れとシフト振れの演算処理帯域を異ならせている点にある。
そして、演算処理帯域は図2の角速度積分手段13p、加速度積分手段22pで異ならせる構成で説明してきたが、増幅手段12p,20pにおけるDC除去回路および高周波ノイズ成分を除去する高域減衰回路の帯域を異ならせることで実現しても良い。また、角速度積分手段13pと増幅手段12p、加速度積分手段22pと増幅手段20pの合成した周波数帯域を異ならせる構成にしても良い。
以上のように回転振れとシフト振れの周波数帯域が異なることに着目し、シフト振れの積分能力を回転振れの積分とは異なる特性にして、2階積分により発生する誤差の累積を小さくし、民生品に展開しやすい小型、軽量の加速度計の使用を可能にしている。
図8(a)、図8(b)は本発明の実施例2の特性を示し、図8(a)は利得の周波数特性、図8(b)は位相の周波数特性を表している。
そして、図8(a)、図8(b)は図6(a)および図6(c)の特性に対して位相を遅らせる周波数補償手段を加速度積分手段22pに設けている。この周波数補償手段は、低周波の入力信号の位相を遅らせる。あるいは角速度積分手段13pに比べてより低周波の入力信号の位相を遅らせる。
低周波の入力信号の位相を遅らせる周波数補償手段は、例えばローパスフィルタなどで構成されており、波形71の2点鎖線で示すように5Hzより高周波の信号を減衰させている。
そのため、5Hz以上のシフト振れの補正は正確にはできないが、実際にはその帯域のシフト振れは少なく、振れ補正しなくても大きな問題にはならない。
しかし、このローパスフィルタを挿入すると、図8(b)で波形72で示すように2Hzの位相ずれが−180度近くまで補償される(波形58では2Hzの位相ずれは−148度)。
そのため、より高精度なシフト振れ補正が行える。
このローパスフィルタの特性(5Hz以上を減衰)も振れ状態や像倍率などのカメラの撮影条件で可変(例えば10Hz以上を減衰)にしておき、必要な状態の時に必要な特性が得られるようにしてもよい。
以上のように回転振れとシフト振れの周波数帯域が異なることに着目し、シフト振れの積分能力を回転振れの積分とは異なる特性にして、2階積分により発生する誤差の累積を小さくし、民生品に展開しやすい小型、軽量の加速度計の使用を可能にしている。
実施例1、実施例2ではレンズCPU97内の角速度積分手段13p、加速度積分手段22p内の演算(例えば双1次変換法を用いたデジタルフィルタ)で積分特性およびDCカット特性(低周波を減衰)を得ている。そして、その演算の帯域を角速度積分手段13p、加速度積分手段22pで異ならせている。或いは加速度積分手段22pには位相補償フィルタを設けている。
同様の構成をレンズCPU97入力前の増幅手段12p,20pのアナログ回路でも得ることができる。アナログ回路の増幅手段12p、22pの特性及びデジタル演算の角速度積分手段13p、加速度積分手段22pの協調動作で回転振れとシフト振れを個別に最適信号処理できる。
図9はこのような場合における増幅手段12p,20pの構成の一例を示している。
図9において角速度計96pの増幅手段12pは演算アンプ80a,81a及び複数の抵抗、コンデンサから構成されている。
抵抗83a及びコンデンサ84aの積はDCカット(低周波減衰)能力を定めており、ここでは例えば抵抗83aを1.5MΩ、コンデンサ84aを2.0μFとすることで0.05Hz以下の周波数の角速度信号を減衰させている。
そして、演算アンプ80aはその信号のバッファアンプ兼40倍の増幅を行っている。
抵抗86a及びコンデンサ85aの積は高周波ノイズカット(高周波減衰)能力を定めており、ここでは例えば抵抗86aを200kΩ、コンデンサ85aを2.7nFとすることで300Hz以下の周波数の角速度信号を減衰させている。
スイッチ82aはDCカットの時定数切換を行っており、起動時や大きなパンニングが生じたときにはレンズCPU97の指示によりコンデンサ84aを急速充電させて信号の安定を早期化している。
増幅回路12pの出力はレンズCPU97に入力され、角速度積分手段13pでデジタル積分およびDCカットが行われる。
図9の角速度積分手段13pのブロック内に図示されるように、デジタル積分は0.1Hzより高周波を1階積分、0.1Hzより低周波を減衰させる特性になっている。
同様に図9において加速度計11pの増幅手段20pは演算アンプ80b、81b及び複数の抵抗、コンデンサから構成されている。
抵抗83b及びコンデンサ84bの積はDCカット(低周波減衰)能力を定めており、ここでは例えば抵抗83bを400kΩ、コンデンサ84bを1.0μFとすることで0.4Hz以下の周波数の加角速度信号を減衰させている。
そして、演算アンプ80bはその信号のバッファアンプ兼40倍の増幅を行っている。
抵抗86b及びコンデンサ85bの積は高周波ノイズカット(高周波減衰)能力および実施例2で説明した位相補償の役割を行っている。ここでは例えば抵抗86bを200kΩ、コンデンサ85bを150nFとすることで5Hz以下の周波数の角速度信号を減衰させている。
スイッチ82bはDCカットの時定数切換を行っており、起動時や大きなパンニングが生じたときにはレンズCPU97の指示によりコンデンサ84bを急速充電させて信号の安定を早期化している。
増幅回路20pの出力はレンズCPU97に入力され、加速度重力補正手段21pを介して加速度積分手段22pでデジタル積分およびDCカットが行われる。
図9の加速度積分手段22pのブロック内に図示されるように、デジタル積分は0.4Hzより高周波を2階積分、0.4Hzより低周波を減衰させる特性になっている。
このように増幅手段20pには位相補償の役割を持たせ、シフト振れの積分帯域が狭いことによる位相ずれを補償している。
また、増幅手段20pのDCカットは0.4Hzであり、増幅手段12pの0.05Hzより高周波側から減衰させることで加速度計出力の誤差累積を防いでいる。
なお、図9の例では角速度積分手段13pと加速度積分手段22pの積分帯域も変えているが(加速度積分手段22pの積分帯域のほうが狭い)、このブロックにおける積分帯域は同じにして増幅手段12p,20p側のみで処理周波数帯域を変えても良い。
以上デジタルカメラの像振れ補正システムを例にしてシフト振れ対策の説明を続けてきたが、本発明は小型で高安定な機構にまとめることができるので、デジタルカメラに限らない。デジタルビデオカメラや、監視カメラ、Webカメラ、携帯電話などにも適用することができる。
本発明の実施例であるデジタル一眼レフカメラを示す上面図および側面図である。 実施例1の回路構成を示すブロック図である。 実施例1における加速度計に加わる重力誤差を説明する図である。 実施例1における手振れ角度による重力誤差を説明する図である。 実施例1の動作を示すフローチャートである。 実施例1における加速度演算手段および角速度演算手段の周波数特性を示す図である。 シフト振れの周波数特性を示す図である。 本発明の実施例2における加速度演算手段の周波数特性を示す図である。 本発明の実施例3における増幅手段の回路構成例を示す図である。 従来例であるデジタル一眼レフカメラの上面図および側面図である。
符号の説明
11p 加速度計
11y 加速度計
12p 増幅手段
13p 角速度積分手段
14p 加算手段
15p 周波数特性変更手段
16p 敏感度変更手段
18 焦点距離検出手段
19 撮影距離検出手段
20p 増幅手段
21p 加速度重力補正手段
22p 加速度積分手段
23p 初期姿勢方向検出手段
24p 重力影響算出手段
25p 像倍率補正手段
26p 撮影倍率演算手段
27 合焦検出手段
32 ピント検出手段
90 交換レンズ
93 カメラ本体
93a レリーズ部材
93d カメラCPU
94 撮像素子
95 振れ補正機構(振れ補正手段)
95a 補正レンズ
96p 角速度計
96y 角速度計
97 レンズCPU
98 振れ補正駆動手段

Claims (5)

  1. 振れにより発生する角速度を検出する角速度検出手段と、
    該角速度検出手段により検出された角速度信号を第1のカットオフ周波数で処理する第1のハイパスフィルタを含む角速度演算手段と、
    振れにより発生する加速度を検出する加速度検出手段と、
    該加速度検出手段により検出された加速度信号を前記第1のカットオフ周波数より信号処理帯域が狭い第2のカットオフ周波数で処理する第2のハイパスフィルタを含む加速度演算手段と、
    前記角速度演算手段の出力信号と前記加速度演算手段の出力信号を加算する加算手段と、
    該加算手段の信号に基づいて撮影光軸を偏心させて振れ補正を行う振れ補正手段とを有する像振れ補正装置であって、
    前記加速度演算手段の出力信号は、前記角速度検出手段の出力によって重力加速度成分が補正されていることを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 前記加速度演算手段の前記第2のハイパスフィルタは、前記角速度演算手段の前記第1のハイパスフィルタに比べてよりカットオフ周波数が高いことを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正装置。
  3. 振れにより発生する角速度を検出する角速度検出手段と、
    該角速度検出手段により検出された角速度信号を第1のカットオフ周波数で処理する第1のハイパスフィルタを含む角速度演算手段と、
    振れにより発生する加速度を検出する加速度検出手段と、
    該加速度検出手段により検出された加速度信号を前記第1のカットオフ周波数より高い第2のカットオフ周波数で処理する第2のハイパスフィルタを含む加速度演算手段と、
    前記角速度演算手段の出力信号と前記加速度演算手段の出力信号を加算する加算手段と、
    該加算手段の信号に基づいて撮影光軸を偏心させて振れ補正を行う振れ補正手段とを有する像振れ補正装置であって、
    前記加速度演算手段の出力信号は、前記角速度検出手段の出力によって重力加速度成分が補正されていることを特徴とする像振れ補正装置。
  4. 前記加速度演算手段は、低周波の入力信号の位相を遅らせる周波数補償手段を備えていることを特徴とする請求項1またはに記載の像振れ補正装置。
  5. 請求項1ないしのいずれかに記載の像振れ補正装置を具備することを特徴とする撮像装置。
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