JP2005003719A - 撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】適正な像振れ補正を行うことが可能な撮影装置を提供する。
【解決手段】撮像部112と、振動の回転成分を検出する第1の振れ検出部104と、振動の並進成分を検出する第2の振れ検出部103と、第1の振れ検出部の出力信号及び第2の振れ検出部の出力信号に基づいて撮像部上の画像の像振れ補正を行う補正部111、113、119とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】撮像部112と、振動の回転成分を検出する第1の振れ検出部104と、振動の並進成分を検出する第2の振れ検出部103と、第1の振れ検出部の出力信号及び第2の振れ検出部の出力信号に基づいて撮像部上の画像の像振れ補正を行う補正部111、113、119とを備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影装置、特に像振れ補正技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
撮影装置における像振れ(手振れ)補正装置としては、角速度センサを用いて撮影装置の揺動に関する情報を検出し、その情報に基いて、レンズ鏡筒全体、光学系の一部或いは撮像部を移動させることで、像振れ補正を行うものが知られている。しかしながら、角速度センサを用いて揺動検出を行う場合、揺動中心がカメラの補正光学系の近傍である場合には有効な補正が可能であるが、揺動中心が補正光学系から離れている場合には、適正な補正ができないという問題が生じる。特にデジタルカメラの場合には、揺動中心がカメラから大きく離れた位置になる場合が多く、このような問題はより深刻となる。すなわち、デジタルカメラでは、カメラの背面に液晶モニタカメラが設けられ、また小型化されているものが多い。そのため、カメラを片手で保持して、液晶モニタを見ながら撮影を行う場合がある。このよう場合には、肩や肘を中心にカメラを動かすことから、揺動中心がカメラから大きく離れた位置になり、適正な像振れ補正を行うことが困難である。
【0003】
このような問題を解決するため、特許文献1には、予め揺動中心を想定しておき、被写体までの距離に応じて補正量を求めるという技術が提案されている。しかしながら、揺動中心を固定的に想定しているため、実際の揺動中心と想定された揺動中心とが大きく離れているような場合には、かえって適正な補正をできなくなるという問題が生じる。
【0004】
また、特許文献2には、カメラのレンズ鏡筒や筐体外面等に複数の検出部を分散して配置し、その検出結果から揺動中心を判定し、判定結果等に基づいて像振れ補正を行うという技術が提案されている。しかしながら、デジタルカメラ等の小型のカメラでは、レンズ鏡筒や筐体外面に複数の検出部を大きく分散させて配置することは困難であり、適正な補正をできなくなるという問題が生じる。
【0005】
【特許文献1】
特許第2872509号公報
【0006】
【特許文献2】
特許第3170716号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来よりいくつかの像振れ補正方法が提案されているが、いずれも適正な像振れ補正を行うことが困難であった。
【0008】
本発明は、上記従来の課題に対してなされたものであり、適正な像振れ補正を行うことが可能な撮影装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮影装置は、撮像手段と、振動の回転成分を検出する第1の振れ検出手段と、振動の並進成分を検出する第2の振れ検出手段と、前記第1の振れ検出手段の出力信号及び前記第2の振れ検出手段の出力信号に基づいて前記撮像手段上の画像の像振れ補正を行う補正手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
前記発明の好ましい態様は以下の通りである。
【0011】
・撮影開始を指示する撮影開始指示手段をさらに備え、前記第2の振れ検出手段は、前記撮影開始指示手段を操作する際に掌握される部位の近傍に配置されている。
【0012】
・前記撮影開始指示手段を含む、筐体に対する入射光軸を含む第1の平面とこの第1の平面に対向する前記筐体の面としての第2の面との間であって、前記第1の平面と前記第2の面との中間位置よりも前記第2の面側に偏って前記第2の振れ検出手段は配置されている。
【0013】
・前記第2の振れ検出手段は、前記第1の平面に交差し且つ前記入射光軸を含む第3の平面と、この第3の平面の下方であって且つこの第3の平面に対向する前記筐体の面としての第4の面との間に配置されている。
【0014】
・前記補正手段は、前記第2の振れ検出手段の出力信号が所定値以上である場合に、前記第1の振れ検出手段の出力信号及び前記第2の振れ検出手段の出力信号を用いて像振れ補正を行う。
【0015】
・被写体までの距離を検出する距離検出手段をさらに備え、前記補正手段は、さらに前記距離検出手段によって検出された距離に基づいて像振れ補正を行う。
【0016】
また、本発明に係る撮影装置は、撮像手段と、振動の回転成分を検出する第1の振れ検出手段と、振動の並進成分を検出する複数の第2の振れ検出手段と、前記第1の振れ検出手段の出力信号及び少なくとも一つの前記第2の振れ検出手段の出力信号に基づいて前記撮像手段上の画像の像振れ補正を行う補正手段と、を備えたことを特徴とする撮影装置。
【0017】
前記発明の好ましい態様は以下の通りである。
【0018】
撮影開始を指示する撮影開始指示手段をさらに備え、前記第2の振れ検出手段の少なくとも一つは、前記撮影開始指示手段を操作する際に掌握される部位の近傍に配置されている。
【0019】
・撮影開始を指示する複数の撮影開始指示手段と、操作される撮影開始指示手段に応じた第2の振れ検出手段を選択する選択手段と、をさらに備え、前記補正手段は、選択された第2の振れ検出手段を用いて像振れ補正を行う。
【0020】
・前記選択手段は、前記操作される撮影開始指示手段の近傍に配置された第2の振れ検出手段を選択する。
【0021】
・前記操作される撮影開始指示手段を含む、筐体に対する入射光軸を含む第1の平面とこの第1の平面に対向する前記筐体の面としての第2の面との間であって、前記第1の平面と前記第2の面との中間位置よりも前記第2の面側に偏って前記選択された第2の振れ検出手段は配置されている。
【0022】
・前記選択された第2の振れ検出手段は、前記第1の平面に交差し且つ前記入射光軸を含む第3の平面と、この第3の平面の下方であって且つこの第3の平面に対向する前記筐体の面としての第4の面との間に配置されている。
【0023】
・前記撮像手段に画像を取り込むためのものであって、撮影装置本体の前面に垂直な光軸を有する光学系をさらに備え、二つの前記第2の振れ検出手段は、前記光軸を含む水平面と前記光軸を含む垂直面とによって区画される4つの領域のうち、対角方向に位置する二つの領域にそれぞれ配置されている。
【0024】
・二つの前記第2の振れ検出手段のそれぞれの出力信号を加算する加算手段をさらに備える。
【0025】
・前記補正手段は、二つの前記第2の振れ検出手段のそれぞれの出力信号の絶対値の差が所定値以上である場合に、前記第1の振れ検出手段の出力信号及び前記二つの第2の振れ検出手段の出力信号を用いて像振れ補正を行う。
【0026】
前記各発明の好ましい態様は以下の通りである。
【0027】
・撮影対象を表示する電気的な表示手段をさらに備える。
【0028】
・前記補正手段は、前記表示手段が動作状態である場合に、前記第1の振れ検出手段の出力信号及び前記第2の振れ検出手段の出力信号を用いて像振れ補正を行う。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0030】
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態に係るデジタルカメラ(撮影装置)の外観構成を模式的に示した斜視図であり、図2は第1の実施形態に係るデジタルカメラの構成を示したブロック図である。
【0031】
デジタルカメラ100の本体101の上部には、撮影開始を指示するシャッタボタン102が設けられており、本体101の内部には、振動の並進成分を検出するための3軸加速度センサ103と、振動の回転成分を検出するための角速度センサ104(104a及び104bからなる)が設けられている。
【0032】
鏡枠モジュール105には、1群レンズ106、2群レンズ107、3群レンズ108、4群レンズ109、絞り110及び可変ミラー111が設けられている。被写体像は、1群レンズ106及び2群レンズ107を通過して可変ミラー111で反射され、さらに3群レンズ108及び4群レンズ109を通過してCCD(撮像素子)112に結像される。CCD112では、結像された被写体像を光電変換して電気信号を出力する。なお、1群レンズ106から可変ミラー111に向かう光軸は図1に示したY軸に対応し、可変ミラー111からCCD112に向かう光軸はZ軸に対応する。
【0033】
コントローラ113は、デジタルカメラ全体の制御を行うものであり、制御プログラムは、メモリ114内のROMに予め記憶されている。また、メモリ114内には、RAMも含まれており、コントローラ113が制御プログラムを実行するときの作業用記憶領域として使用される。
【0034】
ズーム制御部115はコントローラ113からの指示に基づき2群レンズ107を制御するものであり、ズーム制御部116はコントローラ113からの指示に基づき3群レンズ108及び4群レンズ109を制御するものである。これらの制御によって画角調節が行われる。フォーカス制御部117は、コントローラ113からの指示に基づいて4群レンズ109を駆動し、焦点調節を行うものである。絞り制御部118は、コントローラ113の指示に基づき絞り110を制御するものである。
【0035】
ミラー制御部119は、コントローラ113からの指示に基づいてミラー111の反射面の傾斜(チルト)角を変化させるものである。傾斜角の制御は、3軸加速度センサ103、角速度センサ104からの出力信号に基づいて行われる。また、本デジタルカメラ100は、被写体までの距離を検出する距離検出部120を備えており、傾斜角の制御には距離検出部120からの距離情報もさらに用いられる。このようにしてミラー111の傾斜角を制御することで、撮影時の像振れ補正が行われる。なお、これらの詳細については後述する。
【0036】
制御回路121は、コントローラ113からの指示に基づいてCCD112及び撮像処理部122を制御するものである。撮像処理部122は、CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング回路)、AGC(Automatic Gain Control:オートゲインコントロール回路)、ADC(Analog to Digital Converter)等を含んで構成され、CCD112から出力されたアナログ信号に対して所定の処理を行い、処理後のアナログ信号をデジタル信号に変換する。
【0037】
信号処理部123は、撮像処理部122から出力される撮影画像データや、圧縮/伸張処理部124から出力される画像データに対して、ホワイトバランスやγ補正等の処理を施すものである。また、AE(Automatic Exposure)検波回路やAF(Automatic Focus)検波回路も信号処理部123に含まれる。
【0038】
圧縮/伸張処理部124は、画像データの圧縮処理及び伸張処理を行うものであり、信号処理部123から出力された画像データに対する圧縮処理、カードインターフェース(I/F)125から出力された画像データに対する伸張処理を行う。画像データの圧縮処理及び伸張処理には、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式が用いられる。カードI/F125は、本デジタルカメラ100とメモリカード126との間でデータの送受を行うためのものであり、画像データの書き込みや読み出しの処理を行う。メモリカード126は、データの記録用の半導体記録媒体であり、本デジタカメラ100に対して着脱可能である。
【0039】
DAC(Digital to Analog Converter)127は、信号処理部123から出力されたデジタル信号(画像データ)をアナログ信号に変換するものである。液晶表示モニタ128は、DAC127から出力されたアナログ信号に基づいて画像表示を行うものである。この液晶表示モニタ128はカメラ本体101の背面側に設けられており、この液晶表示モニタ128を見ながら撮影を行うことが可能である。
【0040】
インターフェース部(I/F部)129は、コントローラ113とパーソナルコンピュータ(PC)130との間でデータの送受を行うためのものであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)用のインターフェース回路が用いられる。パーソナルコンピュータ130は、本デジタルカメラの製造段階において、CCD112のフォーカス感度補正用のデータをメモリ114に書き込んだり、ミラー制御部119に予め各種データを与えたりするために使用されるものであり、本デジタルカメラ100を構成するものではない。
【0041】
図3は可変ミラー111の構成の一例を示した図、図4は可変ミラー111の電極配置の一例を示した図である。図3及び図4に示した可変ミラー111は、いわゆるMEMS(Micro Electro−Mechanical System)技術を用いて作製される。
【0042】
図3に示すように、可変ミラー111は、上部基板201と、上部基板201に対向して配置された下部基板221と、両端がそれぞれ上部基板201と下部基板221に接続されたバネ251〜254と、上部基板201の略中央部を支持するピボット261とを備えている。
【0043】
上部基板201は、上部電極202及び外部リード電極203を備えている。上部基板201の表面には反射部204が設けられており、被写体からの光を反射してCCDへ導くようになっている。上部電極202は、薄膜205に挟まれ、反射部204の反射面に平行に設けられている。また、上部電極202は、図4(a)に示すように、ほぼ矩形状に形成されている。外部リード電極203は、上部電極202と外部との電気的接続に用いられるものであり、その表面は露出している。
【0044】
下部基板221は、半導体基板230上に、4つの下部電極222〜225及び4つの外部リード電極226〜229を設けたものである。下部電極222〜225は、薄膜231に挟まれ、上部電極202に対向する位置に設けられている。外部リード電極226〜229は、下部電極222〜225と外部との電気的接続に用いられるものであり、その表面は露出している。
【0045】
上部基板201と下部基板221との間には4つのバネ251〜254が配置され、これらのバネ251〜254を介して上部基板201と下部基板221とが連結されている。また、4つのバネ251〜254の中心位置、すなわち4つの下部電極222〜225の中心位置(図4(b)のX軸とY軸との交差点)に対応してピボット261が形成され、バネ251〜254の引張力によって上部基板201の重心位置を押圧している。
【0046】
以上のような構成の可変ミラー111において、上部電極202と下部電極222〜225との間に与える各電位差を変化させることにより、静電気力によって下部基板221に対する上部基板201の傾きを変化させることができる。これにより、反射部204の傾斜角が変化し、像振れ補正を行うことができる。
【0047】
次に、本デジタルカメラにおける像振れ補正の原理について、図5を参照して説明する。
【0048】
図5において、露光中の所定時間内に、デジタルカメラが基準点S(例えば使用者の肩の位置)を中心として、カメラ位置Aからカメラ位置Bまで揺動したとする。この場合、角速度センサ104の出力信号を積分することによって、揺動角θを求めることができる。ただし、揺動中心(基準点S)がカメラから離れているため、角度θは実際に補正すべき角度よりも小さい。そのため角度θに角度φを加算した角度(θ+φ)を求める必要がある。角度φは、以下のようにして求めることができる。θが十分小さい場合には、3軸加速度センサ103のX軸方向(図1参照)に関する出力信号を2回積分することにより、カメラの中心位置のX軸方向の移動量bに近似した移動量b’を求めることができる。また、カメラから被写体までの距離aは、距離検出部120によって求めることができる。移動量b’及び距離aが求まれば、arctan(b’/a) によって角度φを求めることができる。このようにして実際に必要な補正角度(θ+φ)を求めることで、ミラー111の補正傾斜角を求めることができ、適正な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0049】
なお、被写体までの距離aは、撮影開始に先立って行われるオートフォーカス動作によって求めることができる。また、例えばサンプリングレート2kHzで検出を行う場合には、0.5m秒間の回転量であるθは十分小さい。したがって、十分な精度で上述した補正処理を行うことができる。
【0050】
以上のように、本実施形態によれば、3軸加速度センサ103の出力信号及び角速度センサ104からの出力信号を用いて実際に必要な補正角度を算出することにより、揺動中心がカメラから離れている場合であっても、適切な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0051】
ところで、手首を中心としてカメラが揺動する場合、すなわち揺動中心がカメラの近傍にある場合には、揺動の回転成分が支配的であるため、角速度センサ104の出力信号のみを用いて補正を行っても、ある程度以上の補正精度を得ることが可能である。また、3軸加速度センサ103は、3方向(X方向、Y方向及びZ方向)の加速度に応じた出力信号を発生するものであるが、クロストークを完全に無くすことは現実的には不可能である。したがって、揺動中心が手首等のカメラの近傍にある場合には、補正量の算出に際して、3軸加速度センサ103の出力信号を用いずに、角速度センサ104からの出力信号のみを用いるようにしてもよい。具体的には、以下のような手段を講じることが可能である。
【0052】
まず、補正量の算出に際して3軸加速度センサ103を用いるか否かは、3軸加速度センサ103の出力信号が所定の値以上であるか否かを、例えばコントローラ113によって判断すればよい。3軸加速度センサ103の出力信号が所定の値よりも小さい場合には、揺動の回転成分が支配的であるため、3軸加速度センサ103の出力信号を用いずに、角速度センサ104からの出力信号のみを用いる。言い換えると、3軸加速度センサ103の出力信号が所定の値以上である場合に、3軸加速度センサ103の出力信号及び角速度センサ104からの出力信号を用いて補正量を算出する。これにより、振れの種類に応じた適切な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0053】
3軸加速度センサ103への揺動の影響をできるだけ小さくするためには、3軸加速度センサ103を揺動中心のできるだけ近くに設けることが望ましい。カメラを片手で掌握する場合には、カメラ本体のシャッタボタン102が設けられた側を掌握し、主に手首を中心としてカメラが揺動する。したがって、3軸加速度センサ103は、シャッタボタン102を操作する際に掌握される部位の近傍に配置されていることが好ましい。カメラを片手で掌握する際には、図11に示すように、カメラの底面よりも下方で、且つカメラのシャッタボタン102に近い側面よりも外側に手首が位置するのが一般的である。したがって、揺動中心である手首の近傍に3軸加速度センサ103を位置させるためには、XY平面(X軸及びY軸を含む平面)より下方で且つYZ平面(Y軸及びZ軸を含む平面)よりも右方の領域J(ドットで示した領域)に、3軸加速度センサ103を配置することが望ましい。より望ましくは、領域Jの右半分の領域J1(斜線で示した領域)に、3軸加速度センサ103を配置するようにする。このように配置することにより、揺動中心がカメラの近傍にある場合に、3軸加速度センサ103に与える回転成分の影響が低減され、揺動を精度よく検出することができ、適切な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0054】
また、カメラのビューファインダを見ながら撮影を行う場合には、上述したように、揺動中心が手首等、カメラの近傍にある。これに対して、カメラの背面側に設けられた液晶表示モニタ128を見ながら撮影を行う場合には、揺動中心は肩や肘などであり、カメラから離れた位置に揺動中心がある。このように、揺動中心がカメラから離れた位置にある場合には、3軸加速度センサ103の出力信号及び角速度センサ104からの出力信号の両方を用いて補正量を算出する必要がある。そこで、液晶表示モニタ128が動作状態で場合には、角速度センサ104からの出力信号のみを用いて像振れ補正を行い、液晶表示モニタ128が動作状態である場合には、3軸加速度センサ103の出力信号及び角速度センサ104からの出力信号の両方を用いて像振れ補正を行うようにしてもよい。これにより、撮影状況に応じて振れの揺動中心を的確に判断することができ、適切な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0055】
なお、本実施形態では、主としてZ軸に平行な回転軸を持つ揺動を想定して説明したが、X軸に平行な回転軸を持つ揺動についても同様の手法を採用できることは言うまでもない。
【0056】
[第2の実施形態]
図6は第2の実施形態に係るデジタルカメラ(撮影装置)の外観構成を模式的に示した斜視図であり、図7は第2の実施形態に係るデジタルカメラの構成を示したブロック図である。本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態の構成要素と対応する構成要素については同一の参照番号を付し、それらの詳細な説明は省略する。また、第1の実施形態で述べた多くの事項は本実施形態についてもあてはまるため、それらの説明も省略する。
【0057】
本実施形態では、3軸加速度センサ103a及び103bを設けるとともに、3軸加速度センサ103aからの出力信号と3軸加速度センサ103bからの出力信号とを加算する加算演算部140を設けている。3軸加速度センサ103a及び3軸加速度センサ103bは、互いに等しい特性を有している。
【0058】
図6に示すように、可変ミラー111の中心を原点とし、1群レンズ106の中心から可変ミラー111の中心に向かう光軸をY軸、可変ミラー111の中心からCCD112の中心に向かう光軸をZ軸、Y軸とZ軸に垂直な軸をX軸、X軸及びY軸を含む水平面をXY平面、Y軸及びZ軸を含む垂直面をYZ平面とする。このとき、3軸加速度センサ103aと3軸加速度センサ103bは、XY平面とYZ平面とよって区画される4つの領域のうち、対角方向に位置する二つの領域にそれぞれ配置されるようにする。図8は、上述した内容を模式的に示した図である。XY平面とYZ平面とよって区画される4つの領域A1〜A4のうち、3軸加速度センサ103aは領域A3に、3軸加速度センサ103bは領域A1に配置されている。もちろん、3軸加速度センサ103aを領域A1に、3軸加速度センサ103bを領域A3に配置するようにしてもよい。また、理想的には、3軸加速度センサ103aの配置位置のX座標及びZ座標をそれぞれXa 及びZa とし、3軸加速度センサ103bの配置位置のX座標及びZ座標をそれぞれXb 及びZb とした場合、Xa =−Xb かつZa =−Zb であることが好ましい。
【0059】
ここで、Z軸に平行な回転軸を持つ揺動について考える。揺動中心がZ軸である場合には、3軸加速度センサ103aのX軸方向に関する出力と、3軸加速度センサ103bのX軸方向に関する出力とは、符号が逆で絶対値が等しくなっている。したがって、両出力の加算演算部140での加算結果はゼロとなる。その結果、加算角度φ(図5参照)はゼロとなり、角速度センサ104の出力から得られた角度θが補正角度となる。揺動中心がZ軸から離れるにしたがって加算演算部140での加算結果はしだいに大きくなり、加算角度φもしだいに大きくなる。このように、3軸加速度センサ103aの出力と3軸加速度センサ103bの出力を加算することで、複雑な演算を行わなくても、実際に必要な補正角度(θ+φ)を的確に取得することができる。
【0060】
なお、3軸加速度センサ103aのX軸方向に関する出力信号の絶対値と3軸加速度センサ103bのX軸方向に関する出力信号の絶対値との差が所定の値よりも小さい場合には、揺動の回転成分が支配的であるため、3軸加速度センサ103a及び103bの出力信号を用いずに、角速度センサ104からの出力信号のみを用いるようにしてもよい。言い換えると、上記絶対値の差が所定の値以上である場合に、3軸加速度センサ103a及び103bの出力信号並びに角速度センサ104からの出力信号を用いて補正量を算出するようにしてもよい。
【0061】
このように、本実施形態では、複数の3軸加速度センサを用いることにより、揺動中心に応じた適切な像振れ補正を行うことが可能となる。特に、二つの3軸加速度センサを対角位置に配置することで、逆方向加速度成分を相殺することができ、複雑な演算処理を行わなくても、適正な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0062】
なお、本実施形態では、主としてZ軸に平行な回転軸を持つ揺動を想定して説明したが、X軸に平行な回転軸を持つ揺動についても同様の手法を採用できることは言うまでもない。
【0063】
[第3の実施形態]
図9は第3の実施形態に係るデジタルカメラ(撮影装置)の外観構成を模式的に示した斜視図であり、図10は第3の実施形態に係るデジタルカメラの構成を示したブロック図である。本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態の構成要素と対応する構成要素については同一の参照番号を付し、それらの詳細な説明は省略する。また、第1の実施形態で述べた多くの事項は本実施形態についてもあてはまるため、それらの説明も省略する。
【0064】
本実施形態では、3軸加速度センサ103a及び103bを設けるとともに、3軸加速度センサ103aの近傍にシャッタボタン102aを、3軸加速度センサ103bの近傍にシャッタボタン102bを設けている。
【0065】
シャッタボタン102a或いは102bを半押し状態にした段階で、コントローラ113によりシャッタボタン102a及び102bのどちらが操作されたかが判断される。シャッタボタン102aが操作された場合には、コントローラ113は、シャッタボタン102aの近傍に配置された3軸加速度センサ103aを選択する。シャッタボタン102bが操作された場合には、コントローラ113は、シャッタボタン102bの近傍に配置された3軸加速度センサ103bを選択する。そして、選択された3軸加速度センサの出力信号を用いて、第1の実施形態と同様の手法によって補正角度(θ+φ)を求め、像振れ補正に反映させる。
【0066】
このように、本実施形態では、複数の3軸加速度センサ及び複数のシャッタボタンを用いることにより、揺動中心に応じた適切な像振れ補正を行うことが可能となる。特に、各3軸加速度センサを各シャッタボタンの近傍に配置することにより、使用者のグリップ位置に応じた適正な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0067】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み合わせることによって種々の発明が抽出され得る。例えば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、所定の効果が得られるものであれば発明として抽出され得る。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、振動の回転成分を検出する手段の出力信号及び振動の並進成分を検出する手段の出力信号に基づいて像振れ補正を行うことにより、揺動中心がカメラから離れている場合であっても、適切な像振れ補正を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る撮影装置の外観構成を模式的に示した斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る撮影装置の構成を示したブロック図である。
【図3】可変ミラーの構成の一例を示した図である。
【図4】可変ミラーの電極配置の一例を示した図である。
【図5】本発明の撮影装置における像振れ補正の原理を説明するための図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る撮影装置の外観構成を模式的に示した斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る撮影装置の構成を示したブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係り、3軸加速度センサの配置例を模式的に示した図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る撮影装置の外観構成を模式的に示した斜視図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る撮影装置の構成を示したブロック図である。
【図11】本発明に第1の実施形態に係り、3軸加速度センサの配置位置を模式的に示した図である。
【符号の説明】
100…デジタルカメラ、 101…本体、
102、102a、102b…シャッタボタン、
103、103a、103b…3軸加速度センサ、
104、104a、104b…角速度センサ、
105…鏡枠モジュール、 106…1群レンズ、
107…2群レンズ、 108…3群レンズ、
109…4群レンズ、 110…絞り、
111…可変ミラー、 112…CCD、
113…コントローラ、 114…メモリ、
115、116…ズーム制御部、 117…フォーカス制御部、
118…絞り制御部、 119…ミラー制御部、
120…距離検出部、 121…制御回路、
122…撮像処理部、 123…信号処理部、
124…圧縮/伸張処理部、 125…カードインターフェース、
126…メモリカード、 127…DAC、
128…液晶表示モニタ、 129…インターフェース部、
130…パーソナルコンピュータ、 140…加算演算部、
201…上部基板、 202…上部電極、
203…外部リード電極、 204…反射部、
205…薄膜、
221…下部基板、 222〜225…下部電極、
226〜229…外部リード電極、 230…半導体基板、
231…薄膜、
251〜254…バネ、 261…ピボット
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影装置、特に像振れ補正技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
撮影装置における像振れ(手振れ)補正装置としては、角速度センサを用いて撮影装置の揺動に関する情報を検出し、その情報に基いて、レンズ鏡筒全体、光学系の一部或いは撮像部を移動させることで、像振れ補正を行うものが知られている。しかしながら、角速度センサを用いて揺動検出を行う場合、揺動中心がカメラの補正光学系の近傍である場合には有効な補正が可能であるが、揺動中心が補正光学系から離れている場合には、適正な補正ができないという問題が生じる。特にデジタルカメラの場合には、揺動中心がカメラから大きく離れた位置になる場合が多く、このような問題はより深刻となる。すなわち、デジタルカメラでは、カメラの背面に液晶モニタカメラが設けられ、また小型化されているものが多い。そのため、カメラを片手で保持して、液晶モニタを見ながら撮影を行う場合がある。このよう場合には、肩や肘を中心にカメラを動かすことから、揺動中心がカメラから大きく離れた位置になり、適正な像振れ補正を行うことが困難である。
【0003】
このような問題を解決するため、特許文献1には、予め揺動中心を想定しておき、被写体までの距離に応じて補正量を求めるという技術が提案されている。しかしながら、揺動中心を固定的に想定しているため、実際の揺動中心と想定された揺動中心とが大きく離れているような場合には、かえって適正な補正をできなくなるという問題が生じる。
【0004】
また、特許文献2には、カメラのレンズ鏡筒や筐体外面等に複数の検出部を分散して配置し、その検出結果から揺動中心を判定し、判定結果等に基づいて像振れ補正を行うという技術が提案されている。しかしながら、デジタルカメラ等の小型のカメラでは、レンズ鏡筒や筐体外面に複数の検出部を大きく分散させて配置することは困難であり、適正な補正をできなくなるという問題が生じる。
【0005】
【特許文献1】
特許第2872509号公報
【0006】
【特許文献2】
特許第3170716号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来よりいくつかの像振れ補正方法が提案されているが、いずれも適正な像振れ補正を行うことが困難であった。
【0008】
本発明は、上記従来の課題に対してなされたものであり、適正な像振れ補正を行うことが可能な撮影装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮影装置は、撮像手段と、振動の回転成分を検出する第1の振れ検出手段と、振動の並進成分を検出する第2の振れ検出手段と、前記第1の振れ検出手段の出力信号及び前記第2の振れ検出手段の出力信号に基づいて前記撮像手段上の画像の像振れ補正を行う補正手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
前記発明の好ましい態様は以下の通りである。
【0011】
・撮影開始を指示する撮影開始指示手段をさらに備え、前記第2の振れ検出手段は、前記撮影開始指示手段を操作する際に掌握される部位の近傍に配置されている。
【0012】
・前記撮影開始指示手段を含む、筐体に対する入射光軸を含む第1の平面とこの第1の平面に対向する前記筐体の面としての第2の面との間であって、前記第1の平面と前記第2の面との中間位置よりも前記第2の面側に偏って前記第2の振れ検出手段は配置されている。
【0013】
・前記第2の振れ検出手段は、前記第1の平面に交差し且つ前記入射光軸を含む第3の平面と、この第3の平面の下方であって且つこの第3の平面に対向する前記筐体の面としての第4の面との間に配置されている。
【0014】
・前記補正手段は、前記第2の振れ検出手段の出力信号が所定値以上である場合に、前記第1の振れ検出手段の出力信号及び前記第2の振れ検出手段の出力信号を用いて像振れ補正を行う。
【0015】
・被写体までの距離を検出する距離検出手段をさらに備え、前記補正手段は、さらに前記距離検出手段によって検出された距離に基づいて像振れ補正を行う。
【0016】
また、本発明に係る撮影装置は、撮像手段と、振動の回転成分を検出する第1の振れ検出手段と、振動の並進成分を検出する複数の第2の振れ検出手段と、前記第1の振れ検出手段の出力信号及び少なくとも一つの前記第2の振れ検出手段の出力信号に基づいて前記撮像手段上の画像の像振れ補正を行う補正手段と、を備えたことを特徴とする撮影装置。
【0017】
前記発明の好ましい態様は以下の通りである。
【0018】
撮影開始を指示する撮影開始指示手段をさらに備え、前記第2の振れ検出手段の少なくとも一つは、前記撮影開始指示手段を操作する際に掌握される部位の近傍に配置されている。
【0019】
・撮影開始を指示する複数の撮影開始指示手段と、操作される撮影開始指示手段に応じた第2の振れ検出手段を選択する選択手段と、をさらに備え、前記補正手段は、選択された第2の振れ検出手段を用いて像振れ補正を行う。
【0020】
・前記選択手段は、前記操作される撮影開始指示手段の近傍に配置された第2の振れ検出手段を選択する。
【0021】
・前記操作される撮影開始指示手段を含む、筐体に対する入射光軸を含む第1の平面とこの第1の平面に対向する前記筐体の面としての第2の面との間であって、前記第1の平面と前記第2の面との中間位置よりも前記第2の面側に偏って前記選択された第2の振れ検出手段は配置されている。
【0022】
・前記選択された第2の振れ検出手段は、前記第1の平面に交差し且つ前記入射光軸を含む第3の平面と、この第3の平面の下方であって且つこの第3の平面に対向する前記筐体の面としての第4の面との間に配置されている。
【0023】
・前記撮像手段に画像を取り込むためのものであって、撮影装置本体の前面に垂直な光軸を有する光学系をさらに備え、二つの前記第2の振れ検出手段は、前記光軸を含む水平面と前記光軸を含む垂直面とによって区画される4つの領域のうち、対角方向に位置する二つの領域にそれぞれ配置されている。
【0024】
・二つの前記第2の振れ検出手段のそれぞれの出力信号を加算する加算手段をさらに備える。
【0025】
・前記補正手段は、二つの前記第2の振れ検出手段のそれぞれの出力信号の絶対値の差が所定値以上である場合に、前記第1の振れ検出手段の出力信号及び前記二つの第2の振れ検出手段の出力信号を用いて像振れ補正を行う。
【0026】
前記各発明の好ましい態様は以下の通りである。
【0027】
・撮影対象を表示する電気的な表示手段をさらに備える。
【0028】
・前記補正手段は、前記表示手段が動作状態である場合に、前記第1の振れ検出手段の出力信号及び前記第2の振れ検出手段の出力信号を用いて像振れ補正を行う。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0030】
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態に係るデジタルカメラ(撮影装置)の外観構成を模式的に示した斜視図であり、図2は第1の実施形態に係るデジタルカメラの構成を示したブロック図である。
【0031】
デジタルカメラ100の本体101の上部には、撮影開始を指示するシャッタボタン102が設けられており、本体101の内部には、振動の並進成分を検出するための3軸加速度センサ103と、振動の回転成分を検出するための角速度センサ104(104a及び104bからなる)が設けられている。
【0032】
鏡枠モジュール105には、1群レンズ106、2群レンズ107、3群レンズ108、4群レンズ109、絞り110及び可変ミラー111が設けられている。被写体像は、1群レンズ106及び2群レンズ107を通過して可変ミラー111で反射され、さらに3群レンズ108及び4群レンズ109を通過してCCD(撮像素子)112に結像される。CCD112では、結像された被写体像を光電変換して電気信号を出力する。なお、1群レンズ106から可変ミラー111に向かう光軸は図1に示したY軸に対応し、可変ミラー111からCCD112に向かう光軸はZ軸に対応する。
【0033】
コントローラ113は、デジタルカメラ全体の制御を行うものであり、制御プログラムは、メモリ114内のROMに予め記憶されている。また、メモリ114内には、RAMも含まれており、コントローラ113が制御プログラムを実行するときの作業用記憶領域として使用される。
【0034】
ズーム制御部115はコントローラ113からの指示に基づき2群レンズ107を制御するものであり、ズーム制御部116はコントローラ113からの指示に基づき3群レンズ108及び4群レンズ109を制御するものである。これらの制御によって画角調節が行われる。フォーカス制御部117は、コントローラ113からの指示に基づいて4群レンズ109を駆動し、焦点調節を行うものである。絞り制御部118は、コントローラ113の指示に基づき絞り110を制御するものである。
【0035】
ミラー制御部119は、コントローラ113からの指示に基づいてミラー111の反射面の傾斜(チルト)角を変化させるものである。傾斜角の制御は、3軸加速度センサ103、角速度センサ104からの出力信号に基づいて行われる。また、本デジタルカメラ100は、被写体までの距離を検出する距離検出部120を備えており、傾斜角の制御には距離検出部120からの距離情報もさらに用いられる。このようにしてミラー111の傾斜角を制御することで、撮影時の像振れ補正が行われる。なお、これらの詳細については後述する。
【0036】
制御回路121は、コントローラ113からの指示に基づいてCCD112及び撮像処理部122を制御するものである。撮像処理部122は、CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング回路)、AGC(Automatic Gain Control:オートゲインコントロール回路)、ADC(Analog to Digital Converter)等を含んで構成され、CCD112から出力されたアナログ信号に対して所定の処理を行い、処理後のアナログ信号をデジタル信号に変換する。
【0037】
信号処理部123は、撮像処理部122から出力される撮影画像データや、圧縮/伸張処理部124から出力される画像データに対して、ホワイトバランスやγ補正等の処理を施すものである。また、AE(Automatic Exposure)検波回路やAF(Automatic Focus)検波回路も信号処理部123に含まれる。
【0038】
圧縮/伸張処理部124は、画像データの圧縮処理及び伸張処理を行うものであり、信号処理部123から出力された画像データに対する圧縮処理、カードインターフェース(I/F)125から出力された画像データに対する伸張処理を行う。画像データの圧縮処理及び伸張処理には、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式が用いられる。カードI/F125は、本デジタルカメラ100とメモリカード126との間でデータの送受を行うためのものであり、画像データの書き込みや読み出しの処理を行う。メモリカード126は、データの記録用の半導体記録媒体であり、本デジタカメラ100に対して着脱可能である。
【0039】
DAC(Digital to Analog Converter)127は、信号処理部123から出力されたデジタル信号(画像データ)をアナログ信号に変換するものである。液晶表示モニタ128は、DAC127から出力されたアナログ信号に基づいて画像表示を行うものである。この液晶表示モニタ128はカメラ本体101の背面側に設けられており、この液晶表示モニタ128を見ながら撮影を行うことが可能である。
【0040】
インターフェース部(I/F部)129は、コントローラ113とパーソナルコンピュータ(PC)130との間でデータの送受を行うためのものであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)用のインターフェース回路が用いられる。パーソナルコンピュータ130は、本デジタルカメラの製造段階において、CCD112のフォーカス感度補正用のデータをメモリ114に書き込んだり、ミラー制御部119に予め各種データを与えたりするために使用されるものであり、本デジタルカメラ100を構成するものではない。
【0041】
図3は可変ミラー111の構成の一例を示した図、図4は可変ミラー111の電極配置の一例を示した図である。図3及び図4に示した可変ミラー111は、いわゆるMEMS(Micro Electro−Mechanical System)技術を用いて作製される。
【0042】
図3に示すように、可変ミラー111は、上部基板201と、上部基板201に対向して配置された下部基板221と、両端がそれぞれ上部基板201と下部基板221に接続されたバネ251〜254と、上部基板201の略中央部を支持するピボット261とを備えている。
【0043】
上部基板201は、上部電極202及び外部リード電極203を備えている。上部基板201の表面には反射部204が設けられており、被写体からの光を反射してCCDへ導くようになっている。上部電極202は、薄膜205に挟まれ、反射部204の反射面に平行に設けられている。また、上部電極202は、図4(a)に示すように、ほぼ矩形状に形成されている。外部リード電極203は、上部電極202と外部との電気的接続に用いられるものであり、その表面は露出している。
【0044】
下部基板221は、半導体基板230上に、4つの下部電極222〜225及び4つの外部リード電極226〜229を設けたものである。下部電極222〜225は、薄膜231に挟まれ、上部電極202に対向する位置に設けられている。外部リード電極226〜229は、下部電極222〜225と外部との電気的接続に用いられるものであり、その表面は露出している。
【0045】
上部基板201と下部基板221との間には4つのバネ251〜254が配置され、これらのバネ251〜254を介して上部基板201と下部基板221とが連結されている。また、4つのバネ251〜254の中心位置、すなわち4つの下部電極222〜225の中心位置(図4(b)のX軸とY軸との交差点)に対応してピボット261が形成され、バネ251〜254の引張力によって上部基板201の重心位置を押圧している。
【0046】
以上のような構成の可変ミラー111において、上部電極202と下部電極222〜225との間に与える各電位差を変化させることにより、静電気力によって下部基板221に対する上部基板201の傾きを変化させることができる。これにより、反射部204の傾斜角が変化し、像振れ補正を行うことができる。
【0047】
次に、本デジタルカメラにおける像振れ補正の原理について、図5を参照して説明する。
【0048】
図5において、露光中の所定時間内に、デジタルカメラが基準点S(例えば使用者の肩の位置)を中心として、カメラ位置Aからカメラ位置Bまで揺動したとする。この場合、角速度センサ104の出力信号を積分することによって、揺動角θを求めることができる。ただし、揺動中心(基準点S)がカメラから離れているため、角度θは実際に補正すべき角度よりも小さい。そのため角度θに角度φを加算した角度(θ+φ)を求める必要がある。角度φは、以下のようにして求めることができる。θが十分小さい場合には、3軸加速度センサ103のX軸方向(図1参照)に関する出力信号を2回積分することにより、カメラの中心位置のX軸方向の移動量bに近似した移動量b’を求めることができる。また、カメラから被写体までの距離aは、距離検出部120によって求めることができる。移動量b’及び距離aが求まれば、arctan(b’/a) によって角度φを求めることができる。このようにして実際に必要な補正角度(θ+φ)を求めることで、ミラー111の補正傾斜角を求めることができ、適正な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0049】
なお、被写体までの距離aは、撮影開始に先立って行われるオートフォーカス動作によって求めることができる。また、例えばサンプリングレート2kHzで検出を行う場合には、0.5m秒間の回転量であるθは十分小さい。したがって、十分な精度で上述した補正処理を行うことができる。
【0050】
以上のように、本実施形態によれば、3軸加速度センサ103の出力信号及び角速度センサ104からの出力信号を用いて実際に必要な補正角度を算出することにより、揺動中心がカメラから離れている場合であっても、適切な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0051】
ところで、手首を中心としてカメラが揺動する場合、すなわち揺動中心がカメラの近傍にある場合には、揺動の回転成分が支配的であるため、角速度センサ104の出力信号のみを用いて補正を行っても、ある程度以上の補正精度を得ることが可能である。また、3軸加速度センサ103は、3方向(X方向、Y方向及びZ方向)の加速度に応じた出力信号を発生するものであるが、クロストークを完全に無くすことは現実的には不可能である。したがって、揺動中心が手首等のカメラの近傍にある場合には、補正量の算出に際して、3軸加速度センサ103の出力信号を用いずに、角速度センサ104からの出力信号のみを用いるようにしてもよい。具体的には、以下のような手段を講じることが可能である。
【0052】
まず、補正量の算出に際して3軸加速度センサ103を用いるか否かは、3軸加速度センサ103の出力信号が所定の値以上であるか否かを、例えばコントローラ113によって判断すればよい。3軸加速度センサ103の出力信号が所定の値よりも小さい場合には、揺動の回転成分が支配的であるため、3軸加速度センサ103の出力信号を用いずに、角速度センサ104からの出力信号のみを用いる。言い換えると、3軸加速度センサ103の出力信号が所定の値以上である場合に、3軸加速度センサ103の出力信号及び角速度センサ104からの出力信号を用いて補正量を算出する。これにより、振れの種類に応じた適切な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0053】
3軸加速度センサ103への揺動の影響をできるだけ小さくするためには、3軸加速度センサ103を揺動中心のできるだけ近くに設けることが望ましい。カメラを片手で掌握する場合には、カメラ本体のシャッタボタン102が設けられた側を掌握し、主に手首を中心としてカメラが揺動する。したがって、3軸加速度センサ103は、シャッタボタン102を操作する際に掌握される部位の近傍に配置されていることが好ましい。カメラを片手で掌握する際には、図11に示すように、カメラの底面よりも下方で、且つカメラのシャッタボタン102に近い側面よりも外側に手首が位置するのが一般的である。したがって、揺動中心である手首の近傍に3軸加速度センサ103を位置させるためには、XY平面(X軸及びY軸を含む平面)より下方で且つYZ平面(Y軸及びZ軸を含む平面)よりも右方の領域J(ドットで示した領域)に、3軸加速度センサ103を配置することが望ましい。より望ましくは、領域Jの右半分の領域J1(斜線で示した領域)に、3軸加速度センサ103を配置するようにする。このように配置することにより、揺動中心がカメラの近傍にある場合に、3軸加速度センサ103に与える回転成分の影響が低減され、揺動を精度よく検出することができ、適切な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0054】
また、カメラのビューファインダを見ながら撮影を行う場合には、上述したように、揺動中心が手首等、カメラの近傍にある。これに対して、カメラの背面側に設けられた液晶表示モニタ128を見ながら撮影を行う場合には、揺動中心は肩や肘などであり、カメラから離れた位置に揺動中心がある。このように、揺動中心がカメラから離れた位置にある場合には、3軸加速度センサ103の出力信号及び角速度センサ104からの出力信号の両方を用いて補正量を算出する必要がある。そこで、液晶表示モニタ128が動作状態で場合には、角速度センサ104からの出力信号のみを用いて像振れ補正を行い、液晶表示モニタ128が動作状態である場合には、3軸加速度センサ103の出力信号及び角速度センサ104からの出力信号の両方を用いて像振れ補正を行うようにしてもよい。これにより、撮影状況に応じて振れの揺動中心を的確に判断することができ、適切な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0055】
なお、本実施形態では、主としてZ軸に平行な回転軸を持つ揺動を想定して説明したが、X軸に平行な回転軸を持つ揺動についても同様の手法を採用できることは言うまでもない。
【0056】
[第2の実施形態]
図6は第2の実施形態に係るデジタルカメラ(撮影装置)の外観構成を模式的に示した斜視図であり、図7は第2の実施形態に係るデジタルカメラの構成を示したブロック図である。本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態の構成要素と対応する構成要素については同一の参照番号を付し、それらの詳細な説明は省略する。また、第1の実施形態で述べた多くの事項は本実施形態についてもあてはまるため、それらの説明も省略する。
【0057】
本実施形態では、3軸加速度センサ103a及び103bを設けるとともに、3軸加速度センサ103aからの出力信号と3軸加速度センサ103bからの出力信号とを加算する加算演算部140を設けている。3軸加速度センサ103a及び3軸加速度センサ103bは、互いに等しい特性を有している。
【0058】
図6に示すように、可変ミラー111の中心を原点とし、1群レンズ106の中心から可変ミラー111の中心に向かう光軸をY軸、可変ミラー111の中心からCCD112の中心に向かう光軸をZ軸、Y軸とZ軸に垂直な軸をX軸、X軸及びY軸を含む水平面をXY平面、Y軸及びZ軸を含む垂直面をYZ平面とする。このとき、3軸加速度センサ103aと3軸加速度センサ103bは、XY平面とYZ平面とよって区画される4つの領域のうち、対角方向に位置する二つの領域にそれぞれ配置されるようにする。図8は、上述した内容を模式的に示した図である。XY平面とYZ平面とよって区画される4つの領域A1〜A4のうち、3軸加速度センサ103aは領域A3に、3軸加速度センサ103bは領域A1に配置されている。もちろん、3軸加速度センサ103aを領域A1に、3軸加速度センサ103bを領域A3に配置するようにしてもよい。また、理想的には、3軸加速度センサ103aの配置位置のX座標及びZ座標をそれぞれXa 及びZa とし、3軸加速度センサ103bの配置位置のX座標及びZ座標をそれぞれXb 及びZb とした場合、Xa =−Xb かつZa =−Zb であることが好ましい。
【0059】
ここで、Z軸に平行な回転軸を持つ揺動について考える。揺動中心がZ軸である場合には、3軸加速度センサ103aのX軸方向に関する出力と、3軸加速度センサ103bのX軸方向に関する出力とは、符号が逆で絶対値が等しくなっている。したがって、両出力の加算演算部140での加算結果はゼロとなる。その結果、加算角度φ(図5参照)はゼロとなり、角速度センサ104の出力から得られた角度θが補正角度となる。揺動中心がZ軸から離れるにしたがって加算演算部140での加算結果はしだいに大きくなり、加算角度φもしだいに大きくなる。このように、3軸加速度センサ103aの出力と3軸加速度センサ103bの出力を加算することで、複雑な演算を行わなくても、実際に必要な補正角度(θ+φ)を的確に取得することができる。
【0060】
なお、3軸加速度センサ103aのX軸方向に関する出力信号の絶対値と3軸加速度センサ103bのX軸方向に関する出力信号の絶対値との差が所定の値よりも小さい場合には、揺動の回転成分が支配的であるため、3軸加速度センサ103a及び103bの出力信号を用いずに、角速度センサ104からの出力信号のみを用いるようにしてもよい。言い換えると、上記絶対値の差が所定の値以上である場合に、3軸加速度センサ103a及び103bの出力信号並びに角速度センサ104からの出力信号を用いて補正量を算出するようにしてもよい。
【0061】
このように、本実施形態では、複数の3軸加速度センサを用いることにより、揺動中心に応じた適切な像振れ補正を行うことが可能となる。特に、二つの3軸加速度センサを対角位置に配置することで、逆方向加速度成分を相殺することができ、複雑な演算処理を行わなくても、適正な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0062】
なお、本実施形態では、主としてZ軸に平行な回転軸を持つ揺動を想定して説明したが、X軸に平行な回転軸を持つ揺動についても同様の手法を採用できることは言うまでもない。
【0063】
[第3の実施形態]
図9は第3の実施形態に係るデジタルカメラ(撮影装置)の外観構成を模式的に示した斜視図であり、図10は第3の実施形態に係るデジタルカメラの構成を示したブロック図である。本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態の構成要素と対応する構成要素については同一の参照番号を付し、それらの詳細な説明は省略する。また、第1の実施形態で述べた多くの事項は本実施形態についてもあてはまるため、それらの説明も省略する。
【0064】
本実施形態では、3軸加速度センサ103a及び103bを設けるとともに、3軸加速度センサ103aの近傍にシャッタボタン102aを、3軸加速度センサ103bの近傍にシャッタボタン102bを設けている。
【0065】
シャッタボタン102a或いは102bを半押し状態にした段階で、コントローラ113によりシャッタボタン102a及び102bのどちらが操作されたかが判断される。シャッタボタン102aが操作された場合には、コントローラ113は、シャッタボタン102aの近傍に配置された3軸加速度センサ103aを選択する。シャッタボタン102bが操作された場合には、コントローラ113は、シャッタボタン102bの近傍に配置された3軸加速度センサ103bを選択する。そして、選択された3軸加速度センサの出力信号を用いて、第1の実施形態と同様の手法によって補正角度(θ+φ)を求め、像振れ補正に反映させる。
【0066】
このように、本実施形態では、複数の3軸加速度センサ及び複数のシャッタボタンを用いることにより、揺動中心に応じた適切な像振れ補正を行うことが可能となる。特に、各3軸加速度センサを各シャッタボタンの近傍に配置することにより、使用者のグリップ位置に応じた適正な像振れ補正を行うことが可能となる。
【0067】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み合わせることによって種々の発明が抽出され得る。例えば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、所定の効果が得られるものであれば発明として抽出され得る。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、振動の回転成分を検出する手段の出力信号及び振動の並進成分を検出する手段の出力信号に基づいて像振れ補正を行うことにより、揺動中心がカメラから離れている場合であっても、適切な像振れ補正を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る撮影装置の外観構成を模式的に示した斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る撮影装置の構成を示したブロック図である。
【図3】可変ミラーの構成の一例を示した図である。
【図4】可変ミラーの電極配置の一例を示した図である。
【図5】本発明の撮影装置における像振れ補正の原理を説明するための図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る撮影装置の外観構成を模式的に示した斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る撮影装置の構成を示したブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係り、3軸加速度センサの配置例を模式的に示した図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る撮影装置の外観構成を模式的に示した斜視図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る撮影装置の構成を示したブロック図である。
【図11】本発明に第1の実施形態に係り、3軸加速度センサの配置位置を模式的に示した図である。
【符号の説明】
100…デジタルカメラ、 101…本体、
102、102a、102b…シャッタボタン、
103、103a、103b…3軸加速度センサ、
104、104a、104b…角速度センサ、
105…鏡枠モジュール、 106…1群レンズ、
107…2群レンズ、 108…3群レンズ、
109…4群レンズ、 110…絞り、
111…可変ミラー、 112…CCD、
113…コントローラ、 114…メモリ、
115、116…ズーム制御部、 117…フォーカス制御部、
118…絞り制御部、 119…ミラー制御部、
120…距離検出部、 121…制御回路、
122…撮像処理部、 123…信号処理部、
124…圧縮/伸張処理部、 125…カードインターフェース、
126…メモリカード、 127…DAC、
128…液晶表示モニタ、 129…インターフェース部、
130…パーソナルコンピュータ、 140…加算演算部、
201…上部基板、 202…上部電極、
203…外部リード電極、 204…反射部、
205…薄膜、
221…下部基板、 222〜225…下部電極、
226〜229…外部リード電極、 230…半導体基板、
231…薄膜、
251〜254…バネ、 261…ピボット
Claims (17)
- 撮像手段と、
振動の回転成分を検出する第1の振れ検出手段と、
振動の並進成分を検出する第2の振れ検出手段と、
前記第1の振れ検出手段の出力信号及び前記第2の振れ検出手段の出力信号に基づいて前記撮像手段上の画像の像振れ補正を行う補正手段と、
を備えたことを特徴とする撮影装置。 - 撮影開始を指示する撮影開始指示手段をさらに備え、
前記第2の振れ検出手段は、前記撮影開始指示手段を操作する際に掌握される部位の近傍に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。 - 前記撮影開始指示手段を含む、筐体に対する入射光軸を含む第1の平面とこの第1の平面に対向する前記筐体の面としての第2の面との間であって、前記第1の平面と前記第2の面との中間位置よりも前記第2の面側に偏って前記第2の振れ検出手段は配置されている
ことを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。 - 前記第2の振れ検出手段は、前記第1の平面に交差し且つ前記入射光軸を含む第3の平面と、この第3の平面の下方であって且つこの第3の平面に対向する前記筐体の面としての第4の面との間に配置されている
ことを特徴とする請求項3に記載の撮影装置。 - 前記補正手段は、前記第2の振れ検出手段の出力信号が所定値以上である場合に、前記第1の振れ検出手段の出力信号及び前記第2の振れ検出手段の出力信号を用いて像振れ補正を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。 - 被写体までの距離を検出する距離検出手段をさらに備え、
前記補正手段は、さらに前記距離検出手段によって検出された距離に基づいて像振れ補正を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。 - 撮像手段と、
振動の回転成分を検出する第1の振れ検出手段と、
振動の並進成分を検出する複数の第2の振れ検出手段と、
前記第1の振れ検出手段の出力信号及び少なくとも一つの前記第2の振れ検出手段の出力信号に基づいて前記撮像手段上の画像の像振れ補正を行う補正手段と、
を備えたことを特徴とする撮影装置。 - 撮影開始を指示する撮影開始指示手段をさらに備え、
前記第2の振れ検出手段の少なくとも一つは、前記撮影開始指示手段を操作する際に掌握される部位の近傍に配置されている
ことを特徴とする請求項7に記載の撮影装置。 - 撮影開始を指示する複数の撮影開始指示手段と、操作される撮影開始指示手段に応じた第2の振れ検出手段を選択する選択手段と、をさらに備え、
前記補正手段は、選択された第2の振れ検出手段を用いて像振れ補正を行う
ことを特徴とする請求項7に記載の撮影装置。 - 前記選択手段は、前記操作される撮影開始指示手段の近傍に配置された第2の振れ検出手段を選択する
ことを特徴とする請求項9に記載の撮影装置。 - 前記操作される撮影開始指示手段を含む、筐体に対する入射光軸を含む第1の平面とこの第1の平面に対向する前記筐体の面としての第2の面との間であって、前記第1の平面と前記第2の面との中間位置よりも前記第2の面側に偏って前記選択された第2の振れ検出手段は配置されている
ことを特徴とする請求項10に記載の撮影装置。 - 前記選択された第2の振れ検出手段は、前記第1の平面に交差し且つ前記入射光軸を含む第3の平面と、この第3の平面の下方であって且つこの第3の平面に対向する前記筐体の面としての第4の面との間に配置されている
ことを特徴とする請求項11に記載の撮影装置。 - 前記撮像手段に画像を取り込むためのものであって、撮影装置本体の前面に垂直な光軸を有する光学系をさらに備え、
二つの前記第2の振れ検出手段は、前記光軸を含む水平面と前記光軸を含む垂直面とによって区画される4つの領域のうち、対角方向に位置する二つの領域にそれぞれ配置されている
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の撮影装置。 - 二つの前記第2の振れ検出手段のそれぞれの出力信号を加算する加算手段をさらに備えた
ことを特徴とする請求項7、8又は13に記載の撮影装置。 - 前記補正手段は、二つの前記第2の振れ検出手段のそれぞれの出力信号の絶対値の差が所定値以上である場合に、前記第1の振れ検出手段の出力信号及び前記二つの第2の振れ検出手段の出力信号を用いて像振れ補正を行う
ことを特徴とする請求項7、8、又は13に記載の撮影装置。 - 撮影対象を表示する電気的な表示手段をさらに備えた
ことを特徴とする請求項1又は7に記載の撮影装置。 - 前記補正手段は、前記表示手段が動作状態である場合に、前記第1の振れ検出手段の出力信号及び前記第2の振れ検出手段の出力信号を用いて像振れ補正を行う
ことを特徴とする請求項16に記載の撮影装置。
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