JP4715769B2 - 前照灯点灯装置、配光可変型前照灯システム及び車載用前照灯灯具 - Google Patents

前照灯点灯装置、配光可変型前照灯システム及び車載用前照灯灯具 Download PDF

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Description

本発明は、車載用前照灯点灯装置、及びこれを配光可変装置と組み合わせた配光可変型前照灯システムおよびそれを搭載した車載用前照灯灯具に関するものである
近年、車業界において、より安全性を向上させようとする活動が活発化している。車載用前照灯の分野においても、夜間走行の安全性をより向上させる試みが行われている。その一環として、夜間の視認性を向上させるために、配光を車輌情報や車外環境情報等により左右に駆動する車輌用前照灯システム(AFS:Adaptive Frontlighting System)を搭載した車輌が市販されている。
図17に従来例の構成を示す。車輌1の前方にはヘッドライト2が左右一対設けられている。各ヘッドライト2には前照灯3が光軸を左右に変更自在に設けられている。前照灯3は前照灯点灯装置4により点消灯を制御され、左右の光軸は配光駆動部5により制御される。配光駆動部5はステッピングモータなどの駆動手段を備え、配光可変装置6からの駆動信号により制御される。配光可変装置6は車室内に設けられ、イグニッション(IGN)に連動した電源を供給され、CAN通信により車輌情報や車外環境情報を入手し、配光駆動部5を制御している。前照灯点灯装置4はLowビームスイッチ(前照灯をON/OFFさせる手元スイッチのことを指す。通常すれ違いビームの状態で点灯する)に連動した電源を受け、前照灯3を点消灯させる。
図17には記載していないが、上下方向に配光を可変させるシステムも別途もしくは左右方向配光可変装置6に機能を追加する形で存在する。
図18に前照灯点灯装置4のブロック図を示す。ここでは、前照灯3が高輝度放電灯である例を示している。Lowビームスイッチに連動する電源を高輝度放電灯が必要とする電圧に昇降圧するコンバータ41と、コンバータ41とMPU44をつなげる制御インターフェイス43と、Lowビームスイッチに連動する電源よりMPU44への電源を供給する電源部42を備えている。MPU44は制御インターフェイス43を介して、コンバータ41よりランプ電圧Vla及びランプ電流Ilaを読み取り、コンバータ41の出力を高輝度放電灯が必要とする出力に昇降圧させるための出力増減信号Sを出力する。
図19に配光可変装置6のブロック図を示す。ここでは、配光駆動部5がステッピングモータである例を示している。ステッピングモータは、負荷であるアクチュエータを駆動することで光軸を左右に駆動する。イグニッション(IGN)に連動する電源とMPU64よりの駆動信号を受けて、ステッピングモータを駆動するステッピングモータドライバ61と、IGNに連動する電源よりMPU64への電源を供給する電源部62と、CANバスより車輌の走行状態等の情報をMPU64へ伝達するCANトランシーバ63を備えている。MPU64はIGNに連動した電源が入力された際に、光軸を初期化する(正面方向へ向ける)ため所定のパターンで駆動する信号をステッピングモータドライバ61へ出力し、その後はCANトランシーバ63を介して得た車輌の走行状態等に応じてステッピングモータを駆動する信号をステッピングモータドライバ61へ出力する。
図20(a)に前照灯点灯装置2が前照灯3を点灯させる際のマイコン制御のフローチャートを示す。ここでは、高輝度放電灯へ出力する電力を調整する場合について説明する。
まず、ステップ#1では、電源ON(RESET入力)時に、使用する変数やレジスタ等を初期化する。次に、ステップ#2では、高輝度放電灯の点灯前の無負荷時の制御を設定する。ステップ#3では、ランプが点灯しているかどうかを判断し、点灯していない場合はステップ#2に戻る。点灯していた場合は、以下の定電力制御を行うループ(ステップ#4〜#11)へと進む。
ステップ#4では、A/D変換によりランプ電圧Vlaを読み込む。ステップ#5では、読み込み値に過去値を合わせて平均化を行なう。平均化の一例を挙げると、検出値を最新値から3値記憶(読込み時更新)しておき、次の最新値を読込んだとき、上記3値と足し合わせて4で割る。ステップ#6では、マイコン(MPU44)内に持っているメモリテーブルからランプ電圧に応じたランプ電力指令値を読み出す。ステップ#7では、ランプ電力指令値/平均化電圧値の計算式により、ランプ電流指令値を演算する。ステップ#8では、A/D変換によりランプ電流Ilaを読込む。ステップ#9では、読み込み値に過去値を合わせて、上述のような平均化を行なう。ステップ#10では、ランプ電流指令値と平均化電流値を比較演算する。ステップ#11では、比較結果により、高輝度放電灯への出力を上下させる制御信号Sを出力する。ステップ#12では、その他の制御をおこなう。
図20(b)に配光駆動部5を制御する配光可変装置6の制御フロー(MPU64の動作フロー)を示す。以下のステップ#21とステップ#22を繰り返している。ステップ#21では、CAN通信を受信して、配光をどのように可変するか(何をどのように駆動するか)判断する。ステップ#22では、上記配光可変命令に応じて駆動信号を出力する。以上のように、従来例では、前照灯の点消灯と配光の可変は、前照灯点灯装置4のMPU44と配光可変装置6のMPU64とで独立して制御されていた。
このような配光可変装置6を有する前照灯制御システムとして、特許文献1には車輌走行中の天候状態及び車輌の走行路の走行条件を検出して、照射光束の拡散範囲及び灯色を車輌の走行に適するように制御する技術が開示されている。また、特許文献2には左右の前照灯の照射角度を可変とするアクチュエータの一方がロック状態となると、他方のアクチュエータを所定の位置に強制的に固定することが提案されている。
特許第2907371号公報 特許第2613825号公報
特許文献1では車輌走行中の天候状態及び車輌の走行路の走行条件に応じて、また、特許文献2ではアクチュエータの状態に応じて照射角度を可変することが提案されているが、前照灯の光源(全体光束)は限られており、前照灯異常や配光可変により可変前の照度と比較して照度が不足する領域が生じてしまう。
これは、以下の三つの例(図21〜図23)に示すように、配光を大きく動かすHighビームとLowビームの切替時や、前照灯3や配光可変装置6の異常時により顕著に発生する。
《例1》
図21は、すれ違いビームLBから走行ビームHBへの切り替えによる視認性悪化の例である。車輌1は、夜間走行の際、対向車とすれ違う際には、すれ違いビーム(Lowビーム)で走行し、その他は走行ビーム(Highビーム)を用いて走行することを想定されている。実際は街中では常時すれ違いビームで走行し、山中や前走車/対向車のいない場合のみ走行ビームに切り替えている。
灯具が大きく4灯式であれば、走行ビーム時にはすれ違いビームとは異なるランプを点灯させるため、走行ビームとすれ違いビームの配光を個別に設計することが可能であり、照度不足による視認性の低下といった問題はなかった。
しかし、近年、灯具の小型化/低コスト化が求められ、2灯式のものが増加している。2灯式の場合、すれ違いビームと走行ビームを同一のランプにて実現しないといけない。走行ビームは、すれ違いビームと比較してより遠方まで光を到達させる必要があり、同一ランプを用いた配光設計により走行ビームとすれ違いビームを両立するのは困難であった。このため、図21(a)のように、すれ違いビームのカットオフラインを配光設計すると、図21(b)のように、走行ビーム時に必要な配光を実現するのが困難であり、走行ビーム時に視認性が低下するといった課題がある。
《例2》
図22は、右側ヘッドライト不点による照度低下の例を示している。前照灯は左右一対のもので、原則両方が点灯しているものである。しかし、前照灯点灯装置の異常や前照灯の寿命等、片側の前照灯が点灯しない状態で走行せざるを得ない状態がまれに存在する。この際、片側の前照灯が点灯していないため、その不点灯側の照度(図中の点線丸印部)が低下してしまい、視認性が低下するという課題がある。
《例3》
図23は、右側ヘッドライトのAFS駆動時及び異常時の照度低下の例を示している。右折時に右側の灯体のみの配光を右側へ駆動した場合、図23(b)に示すように、左右の灯体による配光の間隔が広がり、隙間が生じる(図23(b)の点線丸印)。これにより、配光駆動前と比べて、隙間の領域の照度が低下する。それまで明るかったところが暗くなるため、運転者は違和感を感じてしまう。
また、配光の駆動にはモータ等を使用するため、モータが故障することも考えられる。右側のヘッドライトが対向車側を向いた状態でモータ故障により制御不能となった場合、右側のヘッドライトが対向車に幻惑を与えないように、光軸を下向きへと駆動させないといけない。このため、図23(c)に示すように、右側の前照灯が前方を照らす領域が狭くなり、右側前方の照度が低下してしまう。
このように、前照灯異常や配光可変により可変前の照度と比較して照度が不足する領域が生じてしまうが、一般に前照灯に用いられる高輝度放電灯やLEDといった光源は、定格点灯出力にて点灯させることを前提に設計されているので、定格出力と比較して大きな出力で点灯させると寿命は短くなる。特に、前照灯が高輝度放電灯の場合は定格出力よりも小さな出力で点灯させても寿命が短くなることは一般に良く知られている。図24に定格電力150Wの高輝度放電灯を出力電力比100%、60%、40%で点灯させた際の光束低下の一例を示す。
本発明は上述のような点に鑑みてなされたものであり、定格点灯による寿命を維持しながら、配光状態の変化による照度不足に対して、それを補完するように前照灯の光束を制御することにより、車輌走行の安全性を向上させることを課題とするものである。
請求項1の発明は、上記の課題を解決するために、図10に示すように、直流電源を受け、前照灯3を点灯させるコンバータ部41と、車輌前方の配光状態もしくはそれに対応する信号を得る情報取得部63と、前記コンバータ部41と情報取得部63を制御する制御部44とから構成される前照灯点灯装置において、前記制御部44は車輌前方の配光状態もしくはそれに対応する信号に応じて前照灯3の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させ、図6に示すように、前照灯点灯装置4は、車輌1の前方の左右に対で設けられており、前記情報取得部(例えばLINトランシーバ8)は他方の前照灯点灯装置4による配光状態もしくはそれに対応する信号を検出する手段を有し、前記制御部44は他方の前照灯点灯装置4による配光状態もしくはそれに対応する信号に応じて前照灯3の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させ、他方の前照灯点灯装置4による配光状態もしくはそれに対応する信号とは、図7、図8に示すように、他方が不点であることを示す信号であり、前記制御部44は他方が不点であることを示す信号を検出した場合、図7(c)に示すように、前照灯3の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させることを特徴とするものである。
請求項の発明は、図10に示すように、直流電源を受け、前照灯3を点灯させるコンバータ部41と、車輌前方の配光状態もしくはそれに対応する信号を得る情報取得部63と、前記コンバータ部41と情報取得部63を制御する制御部44とから構成される前照灯点灯装置において、前記制御部44は車輌前方の配光状態もしくはそれに対応する信号に応じて前照灯3の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させ、図6に示すように、前照灯点灯装置4は車輌1前方の左右に対で設けられており、前記情報取得部(例えばLINトランシーバ8)は他方の前照灯点灯装置4による配光状態もしくはそれに対応する信号を検出する手段を有し、前記制御部44は他方の前照灯点灯装置4による配光状態もしくはそれに対応する信号に応じて前照灯3の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させ、他方の前照灯点灯装置による配光状態もしくはそれに対応する信号とは、図11(特に#61〜#63)に示すように、他方が光軸異常であることを示す信号であり、前記制御部44は他方が光軸異常であることを示す信号を検出した場合、図12(d)に示すように、前照灯3の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1または2のいずれかの発明において、図14、図15(d),(e)に示すように、前照灯3の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させる場合に、光軸を車輌内側へ駆動することを特徴とする。
請求項の発明は、図10に示すように、請求項1〜のいずれかの前照灯点灯装置4と、車輌前方の配光状態を変更する配光可変装置6とが同一筐体46内に収納されて1つのMPU44で制御されることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜のいずれかの前照灯点灯装置を含んでなる配光可変型前照灯システムである。
請求項の発明は、請求項1〜のいずれかの前照灯点灯装置を含んでなる車載用前照灯灯具(図4、図16)である。
請求項1、2の発明によれば、照度の低下する状態となったことを検出した場合、それを補完するために左右両方もしくは異常の発生していない側の前照灯の光束を増加させることにより照度低下を緩和させ、車輌走行の安全性を向上させることができる。
請求項の発明によれば、片側が正常点灯できず車輌前方の照度が低下した場合にも、正常側の前照灯の光束量を増加させることで、車輌前方の照度を上昇させることができ、夜間走行の安全性を向上させることができる。また、片方の前照灯が不点となる場合のみ出力を増すので、ランプの寿命に対する影響は小さく、安全性の向上とランプ寿命短命化防止の両立を実現することができる
請求項の発明によれば、車輌前方左右の前照灯の一方の配光可変状態が異常であることを検出した場合、他方の出力電力を増加させることで、車輌前方照度を確保し、夜間走行の安全性を向上させることができる。また、配光が異常となる場合のみ、他方の出力を増加させるので、安全性の向上とランプ短寿命化の防止の両立を実現することができる。
請求項の発明によれば、出力電力を増加させた前照灯を更に内側へ振ることにより、車輌前方の照度の偏りを緩和することが可能となり、夜間走行の安全性をさらに向上させることができる。
請求項の発明によれば、省スペース且つ低コストでありながら、信頼性が高い前照灯点灯装置を実現できる。
以下、本発明を実施するための形態について説明するが、後述の実施形態3、4が請求項1、2の構成にそれぞれ対応しており、その他の実施形態は前提となる構成または付加的な構成として説明する。
(実施形態1)
図1に本実施形態の車輌1内の前照灯点灯装置4等の設置状況を示す。従来例と同一部分については、従来例と同一番号を付すことにより本実施形態での説明を省略する。図17の従来例との相違点は、光軸を左右に可変とする配光可変装置6に代えてHigh/Low切替装置7としたことであり、また、この装置7に入力される信号がCAN信号ではなく、High/Low切替信号であることである。また、High/Low切替装置7より前照灯点灯装置4へHigh/Low切替状態信号が伝達されていることである。
ここで、配光駆動部5には例えばソレノイドコイルによるアクチュエータ等が用いられており、High/Low切替信号に応じて、図2に示すように、Highビーム(走行ビームHB)とLowビーム(すれ違いビームLB)を切り替える。
本実施形態における、前照灯点灯装置4を制御するマイコン(MPU44)のフローを図3(a)に示す。従来例(図20)と異なる点は、ステップ#6のランプ電力指令値の読み出しの後に、ステップ#6a〜#6cのフローを追加し、Highビーム(配光状態が走行ビームHB)の場合はランプ電力指令値に所定の電力値(定格電力35Wに対して例えば2〜10W)だけ加算している点である。
ステップ#6aでは、High/Low切替装置7よりの入力であるHigh/Low切替状態を取得する。ステップ#6bでは、前照灯3がHighビームかLowビームかを判断する。High(走行ビームHB)の場合、ステップ#6cへ移行してランプ電力指令値に加算する。Low(すれ違いビームLB)の場合、上記加算を行わずにステップ#7へ移行する。ステップ#6cでは、ランプ電力指令値に所定電力だけ加算する。
本実施形態におけるHigh/Low切替装置7の制御フローを図3(b)に示す。以下のステップ#71〜#73を繰り返す。ステップ#71では、High/Low切替信号を受信する。ステップ#72では、上記信号に応じて、配光駆動部5へHigh/Low切替信号(ソレノイド駆動用)を出力する。ステップ#73では、前照灯点灯装置4へHigh/Low切替状態を出力する。
上記制御により、図2に示すように、すれ違いビームLBから走行ビームHBに切り替えた際に前照灯3へ投入する出力電力を定格電力に対して増加させることが可能となり、これにより図2(c)に示すように、走行ビーム時の車輌近傍領域での照度の低下を緩和することが可能となり、夜間走行の安全性を向上させることが可能となる。
一般に通常走行は、すれ違いビームで走行しているため、走行ビームを点灯させるような状況はランプ寿命に対して短い。本実施形態では、走行ビームを必要とする車輌周辺が暗い状態のときにのみ、出力電力を定格電力に対して増加させることにより前方視認性を向上させるので、現状のシステムより安全な走行とランプ寿命短命化防止の両方を実現することが出来る。
本実施形態のランプは高輝度放電灯を用いているが、LEDを用いても同様の効果を得ることができる。LEDは一般的に定電流制御を行うため、制御目標となる出力電流を増加させることで同様の制御を実現できる。
(実施形態2)
図4に本実施形態の構成を示す。実施形態1と同じ構成要素には同一符号を付けることにより、本実施形態での説明を省略する。実施形態1ではHigh/Low切替装置7と前照灯点灯装置4は個別のECU(電子制御ユニット)であったが、本実施形態では一つのECU(High/Low切替機能付き前照灯点灯装置47)となっている。このため、High/Low切替信号もHigh/Low切替機能付き前照灯点灯装置47へ入力されている。
本実施形態のHigh/Low切替機能付き前照灯点灯装置47の制御フローを図5に示す。実施形態1と同じ機能を有するステップには同一符号を付けることにより、本実施形態での説明を省略する。1つのMPUにて、前照灯とHigh/Low切替機能の両方を制御するために、前照灯の点灯制御とHigh/Low切替機能を交互に行うフローとなっている。
ステップ#3aでは、High/Low切替信号を受信する。受信した信号は、この後の制御ステップ#6b、#12aにおいて利用する。ステップ#3では、ランプが点灯しているかどうかを判断する。点灯していない場合、ステップ#2へ移行し、高輝度放電灯の点灯前の無負荷時の制御を行う。点灯していた場合、ステップ#4〜#12およびステップ#6b、#6cのランプ点灯時の定電力制御を行う。
ステップ#6bでは、High/Low切替信号がHighかLowかを判断する。High(走行ビーム)の場合、ステップ#6cへ移行してランプ電力指令値に加算する。Low(すれ違いビーム)の場合、上記加算を行わずにステップ#7へ移行する。上記ランプ制御の終了後、以下のHigh/Low切替制御を行う。
ステップ#12aでは、High/Low切替信号がHighかLowかを判断する。Lowの場合ステップ#12bへ、Highの場合ステップ#12cへ移行する。ステップ#12bでは、Lowビーム信号(すれ違いビーム)を配光駆動部5に出力する。ステップ#12cでは、Highビーム信号(走行ビーム)を配光駆動部5に出力する。
上記制御により、実施形態1と同様に、図2に示すように、すれ違いビームLBから走行ビームHBに切り替えた際に前照灯3へ投入する出力電力を増加させることが可能となり、これにより走行ビーム時の車輌近傍領域での照度の低下を緩和することが可能となり、夜間走行の安全性を向上させることが可能となる。
また、前照灯3と配光駆動部5を一つのECU(High/Low切替機能付き前照灯点灯装置47)にて制御することにより、ノイズ等による影響を受けやすいHigh/Low切替状態の信号線(図1のHigh/Low切替装置7から前照灯点灯装置4への配線)を削除することができる。また、1つのMPUにより制御することにより制御対象である前照灯3の状態とHigh/Low切替の状態を同時に把握しつつ、それぞれを制御することができる。上記により、システム信頼性の大幅な向上とECUの個数削減による車室内配置の容易化を実現することができる。
本実施形態のランプは高輝度放電灯を用いているが、LEDを用いても同様の効果を得ることができる。LEDは一般的に定電流制御を行うため、制御目標となる出力電流を増加させることで同様の制御を実現できる。
(実施形態3)
図6に本実施形態の車輌1内の前照灯点灯装置4の設置状況を示す。従来例(図17)と異なる点は、左右の前照灯点灯装置4の間に情報を伝達する手段として、本実施形態では左右の前照灯点灯装置4にLIN通信用トランシーバ8を設け、その間をLIN通信にて接続している点である。
図8に本実施形態の前照灯点灯装置4の制御フローを示す。従来例(図20)と同じフローについては同一符号を付けることにより本実施形態での説明を省略する。
ステップ#5Aと#5Bにより前照灯の点灯状態を他方の前照灯点灯装置へと伝え、ステップ#6A〜#6Cにて他方の点灯状態を受信し、他方が消灯している場合は電力指令値を加算する。
ステップ#5Aでは、ランプ電圧平均値よりランプ点灯状態を判断する。ランプ電圧が250V以下の場合はランプ点灯と判断する。
ステップ#5Bでは、ステップ#5Aにて判断したランプ点灯状態をLIN通信を介して、他方の前照灯点灯装置へ伝達する。
ステップ#6Aでは、LIN通信を介して、他方の前照灯点灯装置の点灯状態を受信する。
ステップ#6Bでは、他方ランプが点灯しているか判別する。他方ランプが消灯している場合、ステップ#6Cに移行し、ランプ電力指令値を増加させる。
ステップ#6Cでは、ランプ電力指令値を加算する。例えば、定格電力35Wのランプに対して10W増加させ、45Wの出力電力指令値とする。
上記制御を実施することにより、事故等による前照灯点灯装置の故障やランプ寿命等の理由により片方の前照灯が不点となった場合に、正常側の出力電力を上昇させることが可能となる。これにより図7(b)に示すように、片側が正常点灯できず車輌前方の照度が低下した場合にも、図7(c)に示すように、正常側の前照灯の光束量を増加させることができ、車輌前方の照度を上昇させることができる。
これにより、夜間走行の安全性を向上させることができる。また、片方の前照灯が不点となる場合のみ出力を増すので、実施形態1と同様に、ランプの寿命に対する影響は小さく、安全性の向上とランプ寿命短命化防止の両立を実現することができる。
本実施形態では、前照灯点灯装置の間の通信にLIN通信を用いたが、CAN通信やシリアル通信やディジタル/アナログ信号等、前照灯の不点状態を伝えることのできるものであれば、同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、ランプの点灯状態の確認(ステップ#5A)にランプ電圧を用いたが、ランプ電流値(0.1A以上なら点灯)を用いて判断しても良い。または、ランプ電圧とランプ電流の両方で判断することにより更に精度を向上させることも可能である。
本実施形態のランプは高輝度放電灯を用いているが、LEDを用いても同様の効果を得ることができる。LEDは一般的に定電流制御を行うため、制御目標となる出力電流を増加させることで同様の制御を実現できる。
(実施形態4)
図9に本発明の実施形態4の構成を示す。従来例(図17)と異なる点は、配光可変装置6の機能を左右の前照灯点灯装置4に分配し、前照灯制御装置46として一体化した点である。また、他方の配光状態や点灯状態を取得するため、前照灯制御装置46にCAN通信トランシーバ63を設け、前照灯制御装置46をCAN通信に接続している。配光駆動部5は配光駆動用のモータ(ステッピングモータ)である。
図10に本実施形態の回路ブロック図を示す。従来例(図18、図19)と比較して、前照灯点灯装置4と配光可変装置6を1つのECU(電子制御ユニット)とし、かつ、1つのMPU44で制御することにより、MPU44へ電源供給する電源42の数を1つに削減し、Lowビーム電源に連動した電源およびイグニッション(IGN)に連動した電源のどちらからでもMPU44へ電源供給できる構成とした。
図11に本実施形態における前照灯制御装置46の制御フローを示す。従来例の前照灯点灯装置4のフロー(図20)と同じ項目については同一符号を付けることにより本実施形態での説明を省略する。従来例では前照灯点灯装置4と配光可変装置6を個別のMPU44,64により制御していたが、本実施形態では1つのMPU44にて両方を制御するために前照灯3の制御と配光可変の制御を交互に行うフローとしている。
ステップ#1aでは、Lowビーム電源がONかどうかを判断する。Lowビーム電源(Lowビームスイッチに連動する電源)が9V以上16V以下の場合はLowビームスイッチがONであると判断する。Lowビーム電源がONの場合はランプを点灯させる制御(ステップ#3〜#12、#61〜#63)を行う。Lowビーム電源がOFFの場合はランプの制御を行わず、モータ駆動制御(#13〜#20)へ移行する。
ステップ#3では、ランプが点灯しているかどうかを判断する。ランプが点灯していない場合、ランプを点灯させるための無負荷時制御(ステップ#2)を行う。ランプが点灯している場合は、一定電力出力のためのステップ#4〜#12、#61〜#63の制御へ移行する。
ステップ#61では、CAN通信により左右前照灯の他方の配光可変状態を検出する。
ステップ#62では、他方の配光可変状態が正常かどうかを判断する。他方のAFSが異常の場合、ステップ#63に移行して出力電力指令値を上昇させる。
ステップ#63では、ランプ電力指令値を加算する。例えば、定格電力35Wのランプに対して10W増加させ、45Wの出力電力指令値とする。
ステップ#13では、CAN通信により車輌の走行状態(車速・舵角)を受信する。
ステップ#14では、自方の配光可変状態が正常かどうかを判断する。正常の場合は、車速や舵角に応じた配光角度を演算する。異常の場合は、異常時制御の設定を行う。
ステップ#15では、車速や舵角に応じた配光角度を演算する。配光角度はモータへ出力するパルス数と一対一に対応する。ただし、他方ランプの配光可変状態が異常の場合は正面方向を設定する。
ステップ#16では、異常の車速や舵角の信号によらず、配光角度を正面方向下向きへ向けるように設定する。配光を左右方向に駆動するためのモータが故障であり、正面方向へ向けることが不可能であり、別系統のモータにより左右方向ではなく下向きに駆動することで対向車に幻惑を与えるのを防止している。
ステップ#17では、現在の配光角度と上記車速や舵角に応じた配光角度が同じかどうか判断する。現在の配光角度とはステップ#20にて演算する、出力したパルス数から演算する配光角度を示す。同じ場合はステップ#1aへ移行し、ランプ点灯制御へ移行する。異なる場合はステップ#18へと移行し、モータへの駆動パルス出力処理へ移行する。
ステップ#18では、モータへの駆動パルスを出力する間隔を決める所定時間が経過したかを確認する。つまり、駆動パルスを所定時間間隔で出力するための時間計測を行なう。所定時間が経過している場合はステップ#19へ、経過していない場合はステップ#1aへ移行し、ランプ点灯制御へ移行する。
ステップ#19では、モータへ駆動パルスを出力する。
ステップ#20では、出力パルス数を演算し、現在の配光角度として記憶しておく。ステップ#17で用いる現在の配光角度として利用する。
以上の制御により、図10に示すように、1つのMPU44にて配光可変用のモータ5と前照灯点灯回路(コンバータ41)を制御することが可能となる。1つのMPU44により制御することにより、制御対象である前照灯3の状態と配光状態を同時に把握しつつ、それぞれを制御することができる。よって、システムの信頼性の大幅な向上とECUの個数削減による車室内配置の容易化を実現することができる。
また、ステップ#61〜#63により、車輌前方左右の前照灯の一方の配光可変状態が異常であることを検出した場合、出力電力を増加させることが可能となる。これにより図12(c)に示すように、片側の左右方向の配光可変用のモータが異常となり、対向車側を向いたまま制御不能となり、対向車への幻惑を防止するために配光を下向きに駆動することで車輌前方の照度が低下した場合に、図12(d)に示すように、他方(正常側)の前照灯の光束量を増加させることができ、車輌前方照度を上昇させることができる。これにより、夜間走行の安全性を向上させることができる。また、配光が異常となる場合のみ、他方の出力を増加させることが可能となるため、実施形態1と同様に、安全性の向上とランプ短寿命化の防止の両立を実現することができる。
また、ステップ#62では、『他方の配光可変状態が異常かどうか』でランプ電力指令値を加算するかどうか判断しているが、このステップ#62を『現在他方が配光を稼動しているかどうか』を判断する処理内容に変更することにより、他方の前照灯制御装置46が配光を稼動している場合は自方の出力電力を上昇する制御も可能である。これにより、図12(e)に示すように配光稼動時に発生する、左右灯体による配光の隙間を低減することも可能となり、さらに安全性を向上させることが出来る。
本実施形態(図9)では左右方向配光可変装置6を左右の二つに分割したが、図13に示すように、CAN通信とLIN通信をつなぐゲートウェイ(GW)を設けて、CAN信号から配光可変の演算を行う左右方向配光演算GW9と左右のECUという3つのECUに分割し、左右のECUと前照灯点灯装置4を併せて一体のECU(前照灯制御装置46)とし、かつ、前照灯制御装置46(図10)のCAN通信トランシーバ63をLIN通信トランシーバ8に変更し、上記左右方向配光演算GW9と前照灯制御装置46をLIN通信を介して接続することによっても同様の効果を得ることが出来る。
本実施形態では配光可変状態の異常として、『配光可変用のモータが異常となり対向車側を向いたまま制御不能となり、対向車への幻惑を防止するために配光を下向きに駆動した場合』を想定したが、その他に、『配光を対向車側へ振った際に、前照灯制御装置が故障しモータが制御不能となり、対向車への幻惑防止のために配光を下向きとした場合』や『配光を上下方向に駆動するモータが故障して、配光を下げないといけないが下げることができずに異常側の前照灯を減光(調光もしくは消灯)した場合』にも同様に正常側の電力を増加させるように制御することで同様の効果を得ることができる。
(実施形態5)
図14に実施形態4からのフローの変更点を示す。実施形態4のフロー(図11)において、自方ランプの配光可変状態が正常で、かつ他方ランプの配光可変状態が異常である場合の配光角度を変更するステップ#15のみ変更している。
実施形態4では自方ランプの配光可変状態が正常で、かつ他方ランプの配光可変状態が異常の場合、自方ランプは正面方向を向けるように設定していたが、これを数度内側の配光状態に設定するように変更し、かつ他方ランプの配光可変状態が異常の場合のみでなく、配光可変中の場合も数度内側を向けるように変更した。
これにより、図15(d),(e)に示すように、出力電力を増加させた前照灯を更に内側へ振ることにより、車輌前方の照度の偏りを緩和することが可能となり、夜間走行の安全性をさらに向上させることが可能となる。
同様の制御を実施形態3(他方ランプが不点の場合)に対して実施することによっても同様の効果を得ることができる。
(実施形態6)
図16に実施形態4または5の配光可変型前照灯システムを用いた車載用前照灯灯具の実装例を示す。本発明の配光可変型前照灯システムを採用することにより、配光可変や前照灯異常や配光異常の際にも、車輌前方照度の低下を緩和することの可能な車載用前照灯を実現することができる。また、配光可変制御用のECUやワイアハーネスの削減も実現することができ、車輌内でのECUの設置場所及びハーネスの配線領域を減らすこともでき、車輌設計の容易化を実現することができる。
本発明の実施形態1の全体構成図である。 本発明の実施形態1の動作説明図である。 本発明の実施形態1の動作説明のためのフローチャートである。 本発明の実施形態2の要部構成図である。 本発明の実施形態2の動作説明のためのフローチャートである。 本発明の実施形態3の全体構成図である。 本発明の実施形態3の動作説明図である。 本発明の実施形態3の動作説明のためのフローチャートである。 本発明の実施形態4の全体構成図である。 本発明の実施形態4の前照灯制御装置のブロック図である。 本発明の実施形態4の動作説明のためのフローチャートである。 本発明の実施形態4の動作説明図である。 本発明の実施形態4の一変形例の全体構成図である。 本発明の実施形態5の要部動作説明のためのフローチャートである。 本発明の実施形態5の動作説明図である。 本発明の実施形態6の配光可変型前照灯システムと車載用前照灯灯具の構成図である。 従来の前照灯システムの構成図である。 従来の前照灯点灯装置のブロック図である。 従来の配光可変装置のブロック図である。 従来例の動作説明のためのフローチャートである。 従来例の課題1を示す説明図である。 従来例の課題2を示す説明図である。 従来例の課題3を示す説明図である。 従来の高輝度放電灯の寿命特性を示す特性図である。
符号の説明
1 車輌
2 ヘッドライト
3 前照灯
4 前照灯点灯装置
5 配光駆動部
6 配光可変装置
7 High/Low切替装置

Claims (6)

  1. 直流電源を受け、前照灯を点灯させるコンバータ部と、車輌前方の配光状態もしくはそれに対応する信号を得る情報取得部と、前記コンバータ部と情報取得部を制御する制御部とから構成される前照灯点灯装置において、前記制御部は車輌前方の配光状態もしくはそれに対応する信号に応じて前照灯の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させ
    前照灯点灯装置は車輌前方の左右に対で設けられており、前記情報取得部は他方の前照灯点灯装置による配光状態もしくはそれに対応する信号を検出する手段を有し、前記制御部は他方の前照灯点灯装置による配光状態もしくはそれに対応する信号に応じて前照灯の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させ、
    他方の前照灯点灯装置による配光状態もしくはそれに対応する信号とは、他方が不点であることを示す信号であり、前記制御部は他方が不点であることを示す信号を検出した場合、前照灯の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させることを特徴とする前照灯点灯装置。
  2. 直流電源を受け、前照灯を点灯させるコンバータ部と、車輌前方の配光状態もしくはそれに対応する信号を得る情報取得部と、前記コンバータ部と情報取得部を制御する制御部とから構成される前照灯点灯装置において、前記制御部は車輌前方の配光状態もしくはそれに対応する信号に応じて前照灯の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させ
    前照灯点灯装置は車輌前方の左右に対で設けられており、前記情報取得部は他方の前照灯点灯装置による配光状態もしくはそれに対応する信号を検出する手段を有し、前記制御部は他方の前照灯点灯装置による配光状態もしくはそれに対応する信号に応じて前照灯の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させ、
    他方の前照灯点灯装置による配光状態もしくはそれに対応する信号とは、他方が光軸異常であることを示す信号であり、前記制御部は他方が光軸異常であることを示す信号を検出した場合、前照灯の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させることを特徴とする前照灯点灯装置。
  3. 前照灯の光出力を定格点灯時の光出力に対して増加させる場合に、光軸を車輌内側へ駆動することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の前照灯点灯装置。
  4. 車輌前方の配光状態を変更する配光可変装置と同一筐体内に収納されて配光可変装置と共に1つのMPUで制御されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の前照灯点灯装置。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の前照灯点灯装置を含んでなる配光可変型前照灯システム。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の前照灯点灯装置を含んでなる車載用前照灯灯具。
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