JP4715409B2 - X線検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工業製品などの透視検査またはCT検査などを行うためのX線検査装置に関する。
工業製品などの透視検査を行うX線検査装置では、X線発生装置のX線源に対向するようにして、イメージインテンシファイア(以下、IIと略す)とCCDカメラとを組み合わせたX線検出器が配置してある。最近はII、CCDカメラからなるX線検出器に代えて、フラットパネルX線検出器を使用したX線検査装置も利用されている。
これらのX線検査装置は、X線源とX線検出器との間に、ステージを配置し、この上に被測定物を載置して透視X線像を撮影する。
X線検査装置による検査では、通常、位置合わせや測定倍率調整、測定角度調整のために視野移動を行う。視野移動は、マウスやジョイスティックやキーボードなどの入力装置を用いた操作によりステージ駆動機構を制御してステージを移動しつつ、被測定物の透視X線動画像を撮影するようにし、これにより被測定物の検査位置を探す。そして、検査位置が見つかると視野移動を停止し、その状態で動画像を観察する。
ところで、透視X線測定では、透視X線画像は被測定物が十分に小さいものでない限り、被測定物の一部分を透過した局所的な透視X線画像となる。したがって、表示装置に表示された透視X線画像を見ただけでは、X線測定光学系(X線源およびX線検出器)と被測定物との位置関係を把握することはできない。そのため、操作者はX線測定光学系と被測定物との衝突を避けるために、X線照射領域を覆っている防護カバーに形成された小窓から内部を覗き、被測定物とX線測定光学系との位置関係を目視で確認しながら、ステージ駆動機構の制御を行う必要がある。
最近はステージの移動制御の動作速度が高速化しており、操作者の僅かな誤操作により被測定物とX線測定光学系との衝突を招く危険が増大している。そのため、衝突防止のための安全対策が必要とされている。
そのひとつの方法として、ステージ上に載置した被測定物と装置とが衝突する領域を、操作者が予め適宜入力設定しておくことにより、衝突を回避することが開示されている(特許文献1参照)。
特開2001−153818号公報
しかしながら、衝突領域を操作者が自ら求めて入力する作業は、手間がかかる。ステージ上の載置場所によっても設定値が変化するので、毎回適切な設定値を求める必要があり、煩雑である。
他の方法として、複数台の光学カメラ(ビデオカメラ、デジタルカメラ等の可視光を用いて撮影するカメラ)を用いて多方向から被測定物の光学画像を撮影し、得られた光学画像データから実物に近い外観形状を算出することも考えられる。しかし、X線検査装置では、防護カバーで囲まれたX線照射領域内を確認するために1台の光学カメラで観察することはあっても、複数台のカメラを搭載することはなされておらず、安全対策のために追加のカメラを搭載することになり、コスト上昇につながる。複数のカメラを搭載するとなると、カメラ本体の数の増加とともに、各カメラの制御回路等を含む部品点数が倍増することとなり、装置が複雑になる。また、複数方向の光学画像から被測定物の外観形状を抽出するためのアルゴリズムも必要になる。
そこで、本発明は、複数のカメラを搭載することなく、ステージ移動の際の被測定物とX線測定光学系との衝突危険性を判定し、衝突防止を図ることを目的とする。
また、本発明は、簡単な演算処理により高速に衝突判定を行うことができるX線検査装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明のX線検査装置は、透視用X線を照射するX線源と被測定物の透視X線像を撮影するX線検出器とからなるX線測定光学系と、X線源とX線検出器との間に被測定物が位置するように被測定物を載置するためのステージと、ステージを並進および回転するステージ駆動機構とを備え、ステージ上に載置された被測定物の位置を調整してX線検査を行うX線検査装置において、ステージ上に載置された被測定物を撮影する光学カメラと、ステージが一回転する間の各方角で前記光学カメラにより被測定物のコマ画像データを撮影し、各方角のコマ画像データに映し出されている被測定物を抽出した外観データを作成し、各方角の外観データを合成してステージが一回転する間に被測定物が通過した軌跡である軌跡データを作成し、作成した軌跡データに基づいて被測定物とX線測定光学系との衝突危険領域を設定する衝突危険領域設定部と、設定した衝突危険領域に基づいてステージを移動する際の衝突危険性を判定する衝突判定部とを備えるようにしている。
本発明によれば、被測定物がX線源とX線検出器との間に位置するようにして、これをステージ上に載置する。そして、ステージ駆動機構によりステージを並進したり、回転したりして被測定物を移動することにより、被測定物に対する測定箇所を調整するのであるが、この調整作業を行う前に、予め衝突危険領域設定部により衝突危険領域を設定する。すなわち、1つの光学カメラにより、ステージを回転させつつ一方向から被測定物全体を撮影する。そして、ステージが1回転する間の被測定物の動画像(複数コマのコマ画像データの集合)あるいは連写画像から被測定物が通過した軌跡である軌跡データを抽出する。軌跡データの抽出は、パターン認識ソフトを用いて行うことができる。また、確実に被測定物の外観が通過した軌跡を捉えるために、被測定物を載置した状態の画像データと載置していない状態との画像データ(背景画像データ)の差分データを作成し、差分データがゼロでない部分が被測定物の外観であると判定する2値化処理を実行してもよい。このとき、被測定物が通過した軌跡の範囲内はステージを回転させたときに衝突する範囲である。そこで、被測定物が通過した軌跡である軌跡データに基づいて、この範囲を包含する領域、より好ましくは被測定物が通過した軌跡の範囲より多少大きめの領域を衝突危険領域として設定し、記憶する。その後、ステージを並進移動するときに、衝突判定部が衝突危険領域も同時に並進移動させ、移動後の衝突危険領域にX線測定光学系が重なるか否かを算出することにより、衝突の危険性を判定する。
本発明によれば、被測定物をステージ上に載置した後、自動的に衝突危険領域を設定することができるので、手間をかけることなく、衝突危険範囲を設定することができる。操作者は被測定物とX線測定光学系との衝突危険性を判定することができるので、ステージ移動操作時に突を回避することができる。
(その他の課題を解決するための手段および効果)
上記発明において、衝突危険領域設定部は、前記軌跡データを包含する回転体図形で衝突危険領域を近似するようにしてもよい。
これにより、被測定物が複雑な外形形状を有していても、被測定物が通過した軌跡である軌跡データを包含する回転体図形で単純なモデルとして近似することで、衝突判定の計算を簡略化かつ高速化することができる。
さらに、衝突危険領域設定部は、円柱体、球体、回転楕円体、円錐体のいずれかまたはこれらを組み合わせた図形により衝突危険領域を近似するようにしてもよい。
これにより、衝突危険範囲設定の計算を単純化することができ、衝突範囲設定を簡単化することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれることはいうまでもない。
図1は、本発明の一実施形態であるX線検査装置の構成を示すブロック図である。このX線検査装置1は、X線発生装置11とX線検出器12とで構成されるX線測定光学系13と、被測定物Sを載置するステージ14と、ステージ14をXYZ方向(ステージ面をXY面とする)に並進駆動およびZ軸に沿って回転駆動するためのステージ駆動機構15と、ステージに載置した被測定物Sを可視光により撮影するための光学カメラ16と、装置全体の制御を行う制御系20とにより構成される。
制御系20は汎用のコンピュータ装置により構成されるが、そのハードウェアをさらにブロック化して説明すると、CPU21と、キーボード、マウス、ジョイスティックなどの入力装置22と、液晶パネルなどの表示装置23と、画像データ等を蓄積する画像メモリ24とにより構成される。
また、CPU21が処理する機能をブロック化して説明すると、X線画像作成部31、衝突危険領域設定部32、衝突判定部33とに分けられ、このうち衝突危険設定部32を細分すると、光学カメラ撮影制御部35、被測定部外観形状抽出部36、軌跡データ抽出部37、衝突危険領域算出部38に分けられる。
また、画像メモリ24について、記憶内容ごとにブロック化して説明すると、背景画像データ蓄積部41と、軌跡画像データ蓄積部42と、衝突危険領域データ記憶部43に分けられる。
X線測定光学系13を構成するX線発生装置11は、透視X線照射用のX線管を備えている。X線検出器12は、X線管に対向するように配置されるIIと、このIIの後側に一体的に取り付けられたCCDカメラとからなり、IIが透視X線を検出することにより形成した蛍光像をCCDカメラで撮影することにより、透視X線像の映像信号が出力されるようにしてある。
ステージ14は、ステージ面方向であるXY方向とステージ面に垂直なZ方向との3次元方向にスライドすることが可能な下部ステージと、下部ステージに対しZ軸方向の回転軸により回転可能に支持される上部ステージとにより構成され、被測定物Sは上部ステージに載置されるようにしてある。
ステージ駆動機構15は、モータが搭載され、入力装置22による操作に応じて発生したCPU21からの制御信号に基づいて、ステージ14を回転駆動したり並進駆動したりする。
光学カメラ16は、X線測定光学系13による透視X線像測定に支障をきたさないようX線の視野から離れた位置で、被測定物Sの外観形状を撮影できる位置に取り付けてあり、ステージ14に載置された被測定物Sを撮影する。なお、光学カメラ16は、ステージ面の高さを調整することにより相対位置が調整できるので、被測定物Sの大きさに応じて、撮影の高さを調整することができる。撮影した映像信号は、デジタル化処理されてCPU21に送信される。
次に、CPU21の各機能ブロックについて説明する。
X線画像作成部31は、X線検出器12から送られてきた透視X線像の映像信号を、次々とデジタル画像に変換し、X線コマ画像データを作成する制御を行う。作成されたX線コマ画像データは表示装置23に順次送信されて表示されることにより、被測定物Sの画面に透視X線動画像が表示される。
衝突危険領域設定部32の各部について説明する。光学カメラ撮影制御部35は、ステージ駆動機構15と光学カメラ16とを制御して、ステージ14を一定速度で回転しつつ被測定物Sの光学像(可視光像)を撮影することにより、一定角度ずつ回転したときのコマ画像データを撮影する制御を行う。
本実施形態では、予め被測定物Sを載置していない状態で背景画像となるコマ画像を撮影し、続いて、被測定物Sを載置した状態でコマ画像データを撮影し、同じ方角どうしのコマ画像データの差分から被測定物Sの外観データを求める。そのため、背景画像となるコマ画像データを背景画像データ蓄積部41に蓄積し、続いて、被測定物Sを載置した状態で撮影したコマ画像データを軌跡データ蓄積部42に蓄積する制御を行う。なお、背景画像データは、一度蓄積しておけば足りるので、既に蓄積してある場合は、以前に蓄積したデータを利用することもできる。
被測定物外観形状抽出部36は、背景画像データ蓄積部41と軌跡画像データ蓄積部42とに、それぞれ蓄積された同じ方角どうしのコマ画像データを比較し、その差分データを算出し、2値化処理することにより、各コマ画像中に映し出されている被測定物Sを抽出した2値化外観データを作成する。なお、被測定物外観形状抽出部36は、2値化処理の前に、装置内部の照明の影響や反射、影の影響を低減、除去するための周知の画像処理(ララスフィルタ等)を行うようにしてもよい。また、2値化処理における閾値は、予め定めた閾値を基準にしてもよいし、統計処理により判別分析を行い、動的に決定してもよい。
軌跡データ抽出部37は、各方角の2値化外観データに基づいて、被測定物Sが通過した軌跡である軌跡データを抽出する。
衝突危険領域算出部38は、抽出した軌跡データに基づいて、被測定物Sが通過した軌跡を完全に包含するように衝突危険領域を設定する。ここでは、円柱形状の衝突危険領域を設定するものとする。すなわち、軌跡データの最外周点、最高点を通る仮想円柱を想定し、さらに、回転中心を通り、光学カメラ16に直面する仮想スクリーンを仮定して、仮想円柱を仮想スクリーンに投影したときの投影像(長方形)を形成し、この投影像を1回転したときに通過する領域が衝突危険領域Aであると近似する。
例えば、図4に示すように、直径200mm、高さ400mmの円柱型の被測定物Sを測定する場合を例に説明すると、被測定物Sをステージ14の回転中心におき、図に示すように、光学カメラ16を高さ200mm、中心から450mm離れた位置に設置したとき、中心を通過する仮想スクリーンScに投影される像は高さ460mmとなる。この投影像の高さを円柱近似の衝突危険領域Aの高さHと設定する。このように、投影像の高さを衝突危険領域Aの高さHとすることで、被測定物Sがステージ14の回転中心から外れた位置に置かれた場合でも、必ず被測定物Sを包含する高さの衝突危険領域Aを設定することになる。
また、被測定物Sをステージ14の回転中心から離れた位置に載置した場合は、ステージ14を上から見た図5に示されるように、被測定物Sの通過した軌跡Bはリング状あるいは円柱状(図中破線でハッチングした部分)になる。このときは回転中心から最外周の点までの距離Rmaxを半径とする円柱側面が被測定物Sの通過した軌跡の最外周面となる。そして、この円柱を、回転中心を通る仮想スクリーンScに投影したときの投影像の幅を、円柱近似の衝突危険領域A(図中実線でハッチングした部分)の幅Wと設定する。このように投影像の幅を衝突危険領域Aの幅Wとすることで、被測定物Sがステージ上のどこに置かれても、必ず被測定物Sを包含することとなる。
なお、被測定物Sの外観形状によっては、円柱近似に代えて被測定物Sを包含する球、円錐で近似することにより、さらに適切な衝突危険領域Aを設定することもできる。
いずれにせよ、ステージ14の回転軸を回転中心とする回転体図形で近似することにより、被測定物Sを完全に包含するように衝突危険領域Aを設定することができる。
設定した衝突危険範囲Aは、衝突危険領域データ記憶部43に記憶される。衝突危険領域Aを簡単な回転体図形で近似した場合は、数式(円柱方程式、球の方程式等)で記憶させることができ、その場合は衝突判定の演算処理を容易にすることができる。
衝突判定部33は、衝突危険領域設定部32により設定された衝突危険領域Aに基づいて、その後にステージの並進、回転動作を行ったときに、衝突危険領域Aも移動させ、被測定物SがX線測定光学系13と衝突するかどうかを判定する。すなわち、以後の駆動信号により、X線測定光学系13のX線源11やX線検出器12の一部が衝突危険領域Aに重なった場合は、衝突危険性があると判定され、ステージ移動を停止するとともに、表示装置23に警告を表示したり、図示しない警報装置によりシグナル音を発生したりして操作者に知らせる。
次に、このX線検査装置1による衝突危険領域Aの設定動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
先ず、被測定物Sが載置されていない状態でステージを回転しながら撮影した背景画像データが背景画像データ蓄積部41に蓄積されているかがチェックされ(S101)、既に背景画像が蓄積されているときはS103に進み、蓄積されていないときはS102に進む。
背景画像データが蓄積されていないときは、被測定物Sを載置していない状態でステージ14を回転させつつ光学カメラ16により撮影し、背景のコマ画像データを背景画像データ蓄積部41に蓄積する(S102)。
続いて、被測定物Sをステージ14に載置した状態で、ステージ14を回転させつつ光学カメラ16により撮影し、被測定物Sのコマ画像データを軌跡画像データ蓄積部42に蓄積する(S103)。
続いて、蓄積された各方角における被測定物Sのコマ画像データと背景のコマ画像データとの差分データを抽出する(S104)。
差分データから装置内部の照明の影響や反射、影の影響等の不要成分を除去するラプラスフィルタ等の画像処理を行う(S105)。
続いて、予め設定した閾値との比較により、2値化処理を行い、各方角の2値化外観データを作成する。(S106)。
続いて、各方角の2値化外観データを合成して、ステージ14が1回転したときの被測定物Sの通過軌跡である軌跡データを作成する(S107)。この軌跡データは回転体図形となる。
続いて、被測定物Sの軌跡データを包含するように、円柱近似により衝突危険領域Aを設定し(S108)、設定した衝突危険領域Aを記憶する(S109)。
以上で、衝突危険領域Aの設定処理が完了する。
次に、衝突危険領域設定後に行われる衝突判定動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
CPU21からステージ駆動機構15へのステージ駆動信号の有無により、ステージ移動がなされたかをチェックし(S201)、ステージ移動がなされていないときは、S201に戻って動作を繰り返す。
ステージ移動がなされたときは、衝突危険領域Aに基づいて衝突判定を行い(S202)、衝突の危険性があるときはステージ移動を停止して警告を発し、そうでないときは、S201に戻ってふたたび同じ動作を繰り返す。
以上により、自動的に設定した衝突危険領域Aに基づいて、X線測定光学系13と被測定物Sとの衝突の危険性を判断することができるので、衝突による破損事故を回避することができる。
上記実施形態では、衝突危険範囲を円柱で近似したが、これに限らず、被測定物Sの形状に応じて適切な回転体図形で近似すればよい。
また、衝突危険領域を数式で表現することにより、さらに演算処理を高速化することができる。
本発明は、回転駆動機構を備えたステージを有するX線検査装置に利用することができる。
本発明の一実施形態であるX線検査装置の構成を示すブロック図。 図1のX線検査装置による衝突危険領域設定動作を説明するフローチャート。 図1のX線検査装置による衝突判定動作を説明するフローチャート。 衝突危険領域の高さ設定を説明する図。 衝突危険領域の幅設定を説明する図。
1: X線検査装置
11: X線源
12: X線検出器
13: X線測定光学系
14: ステージ
15: ステージ駆動機構
16: 光学カメラ
17: 三次元駆動機構
20: 制御系
21: CPU
22: 入力装置
23: 表示装置
24: 画像メモリ
31: X線画像作成部
32: 衝突危険領域設定部
33: 衝突判定部
35: 光学カメラ撮影制御部
36: 被測定物外観形状抽出部
37: 軌跡データ抽出部
38: 衝突危険領域算出部
41: 背景画像データ蓄積部
42: 軌跡画像データ蓄積部
43: 衝突危険領域データ記憶部

Claims (3)

  1. 透視用X線を照射するX線源と被測定物の透視X線像を撮影するX線検出器とからなるX線測定光学系と、X線源とX線検出器との間に被測定物が位置するように被測定物を載置するためのステージと、ステージを並進および回転するステージ駆動機構とを備え、ステージ上に載置された被測定物の位置を調整してX線検査を行うX線検査装置において、
    ステージ上に載置された被測定物を撮影する光学カメラと、
    ステージが一回転する間の各方角で前記光学カメラにより被測定物のコマ画像データを撮影し、各方角のコマ画像データに映し出されている被測定物を抽出した外観データを作成し、各方角の外観データを合成してステージが一回転する間に被測定物が通過した軌跡である軌跡データを作成し、作成した軌跡データに基づいて被測定物とX線測定光学系との衝突危険領域を設定する衝突危険領域設定部と、
    設定した衝突危険領域に基づいてステージを移動する際の衝突危険性を判定する衝突判定部とを備えたことを特徴とするX線検査装置。
  2. 衝突危険領域設定部は、前記軌跡データを包含する回転体図形で衝突危険領域を近似することを特徴とする請求項1に記載のX線検査装置。
  3. 衝突危険領域設定部は、円柱体、球体、回転楕円体、円錐体のいずれかまたはこれらを組み合わせた図形により衝突危険領域を近似することを特徴とする請求項2に記載のX線検査装置。
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