JP4713633B2 - ***物処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通常の***では***できない人、歩行に障害等がありトイレにいけない人、あるいは、いわゆる寝たきりの老人等に利用される***物処理装置に関する。特に、夜間に***処理をしている介護者、介助者、看護師等の負担を軽減するためのものである。更に詳しくは、オムツカップ等に取り付けられて、***物の有無を検知するための***物処理装置用のセンサーに関する。
従来から***物の処理装置は、数多く提案されている。代表的なものは腰臀部を覆って使用されるオムツそのものであるが、オムツカップで包囲しているものも多く知られている。又、差込式便器や便器付きの介護用ベッドなども知られている。オムツカップの場合は、***物を自動的に吸引回収するものが知られており、この吸引された***物を含む汚物は汚物タンクに溜められる。被介護者、患者等のおむつを予め定められた時間間隔毎に交換しようとした際に、オムツに排尿又は排便されておらず、オムツを交換する必要がない場合もある。
また、おむつ交換直後に***してしまう場合もある。***物を***後、適切におむつが交換されないと、被介護者、患者等にとっても不快、不衛生である。また、他の病気を発症させる原因となるおそれもある。さらに、被介護者、患者も必要以上に交換チェックを受けるため、精神的にも負担になるとともに、介護者、看護師の負担もたいへんなものである。そのため、おむつ内の***物の有無を検知するセンサーをオムツ内に設置し、***の有無を判定して、介護者に通知する方法が提案されている。このセンサーの技術としては、多数の技術が知られている(例えば、特許文献1〜5参照)。
僅か離して並べて形成された1対の電極間のインピーダンス変化を検知するセンサー部と、及び1対の電極間のインピーダンス変化に応じて周波数が変化する周波数変換回路とを有する***検知センサーを尿用又は便用の***検知センサーとして用いる***検知装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。一対の電極の一方に所定周波数の交流信号を印加すると、他方に電極に電圧が誘起され、これに負荷を接続すると静電容量に応じた電流が流れる。I−V変換器をこれに接続し、静電容量の変化を検知する漏れ検知センサーが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
樹脂フィルムの表面に一組の導電体を櫛波状にプリントし、両電極には、数十MHzの高周波を、検出用コンデンサを介して印加し、この検出用コンデンサの端子電圧を静電容量検出回路で整流して、この整流電圧の大きさから導電体間の静電容量を検出して、***物の有無を判定している報知装置を開示している(例えば、特許文献3参照)。大便等の***物の検出には、静電容量近接センサーを用いることがある。静電容量近接センサーを含む検出回路については、多数の技術が知られている(例えば、特許文献4、5参照)。
また、オムツカップ内に設置した1対の電極間の直流電圧の変化を検出して、尿等に含まれる塩分を検出するための塩分検知センサーが知られている。更に、オムツカップ内に赤外線発光ダイオードを常に発光させ、その赤外線を受光トランジスタで受光する物体検知センサーも知られている。この物体検出センサーは、大便等のものが赤外線を遮蔽し、受光レベルの変化を検出比較するものである。
特許第3552997号公報 特許第3136438号公報 特開2000−185067号公報 実開昭57−171234号公報 実開昭58−34266号公報
しかし、これらの従来の方式では、下記の問題点があり、改善する必要がある。
従来方式は、塩分検知センサーの検知電極に直流の電流を供給している。***物に含まれる塩分等は微量な電荷をもっており、この微量な電荷は静電界に沿って移動し、電極に付着する。このため、塩分検知センサーの電極に直流電流を長時間供給すると、塩分検知センサーの電極に汚れ成分が付着し、時間の経過とともに検出感度が低下する問題点がある。
更に塩分検知センサーは、複数個の検出ポイントの電極を並列に接続して検出を行っている。1対の電極間に***物(塩分を含む尿)があると、これを正しく検出することができるが、2対以上の電極間に***物(塩分を含む尿)があると正しく検出することができないという問題点がある。例として、水の抵抗値を150kΩ、塩水の抵抗値を100kΩとした場合を考える。
2対以上の電極を並列に接続して用いたときに、検知される水及び塩水の抵抗値が変わって検出されることがある。例えば、2対の電極の両方に同時に水または塩水がかかった場合、抵抗の並列回路が構成されることになるため、1対の電極の場合と比べて抵抗値は1/2となり、それぞれ75kΩと50kΩとなる。更に、3対の電極の場合には、同じ理屈で1対の電極の場合と比べて抵抗値が1/3となり、それぞれ50kΩと33.3kΩとなる。これでは、しきい値を150kΩと100kΩの間(例えば、110kΩ)に設定しても、水と塩水とを正しく識別できない。
一方、物体検知センサーには、経時変化、初期ばらつきなどにより、検出感度が変化し誤動作するという問題があった。また、直進する光を使用するためどうしても物体の検出範囲が狭くなるという問題があった。これを解消するには、発光素子、受光素子を増やすという手段があるが、そうすることで目的外の発光素子の干渉を受けてしまい、センサーとしての検出性能が低下するという別の問題が生じていた。
このように従来のセンサーでは、大便、小便の***を確実に検出することが困難であった。更に、使用者が***変換などで身体の向きを変えた場合などにも、大便***、小便***を確実に検出する機構が望まれていた。
本発明は上述のような技術背景のもとになされたものであり、下記の目的を達成する。
本発明の目的は、小便***を確実に検知し、安定した検出感度を保持する塩分検知センサーを有する***物処理装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、安定した検出感度と広い物体検知範囲を持ち、大便***に対して高い検出性能を持った物体検知センサーを有する***物処理装置を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するため、次の手段を採る。
***物処理装置は、陰部又は肛門を含む***部近傍を包囲して身体に取り付けられ、前記陰部及び/又は前記肛門から***される***物を洗浄流体により洗浄し排出口を介して外部に排出処理するように構成されるオムツカップ本体と、このオムツカップ本体の排出口と対向する他方の側に設けられ、洗浄流体をオムツカップ本体内部の壁面全域に分散するとともに、壁面に沿って噴出させ洗浄するための洗浄用ノズル体と、オムツカップ本体に設けられ、外部から供給される洗浄流体を洗浄用ノズル体に導く洗浄流体通路と、オムツカップ本体内部に設けられ、陰部又は肛門から***される***物の有無を検知する検知手段とから構成される。
検知手段は、大便***の有無を検知するための第1検知手段を有する。第1検知手段は、オムツカップ本体の側壁の外側である外壁面に設けられ、前記側壁を透過可能な赤外光線を発光するための発光素子と、この赤外光線を受光するための受光素子とからなる透過型光センサーを有する。第1検知手段は、***部から***される***物の通過方向を横切る方向に跨って、外壁面に対向して設けられる1対の第1大便検知部材と第2大便検知部材からなり、第1大便検知部材と前記第2大便検知部材のそれぞれは、交互に配置された複数の前記発光素子と複数の前記受光素子からなる。第1大便検知部材の受光素子の全ては、第2大便検知部材の発光素子から発する発光信号を受信しかつ、第1大便検知部材のこの受光素子が該発光信号を受信する間は、第1大便検知部材の受光素子と同じオムツカップ本体の外壁面に設けられた第1大便検知部材の発光素子が発光しないで及び前記第2大便検知部材の前記受光素子が動作しない。第2大便検知部材の受光素子の全ては、第1大便検知部材の発光素子から発する発光信号を受信し、かつ、第2大便検知部材の受光素子が該発光信号を受信する間は、第2大便検知部材の受光素子と同じ外壁面に設けられた第2大便検知部材の前記発光素子が発光しないで、及び前記第1大便検知部材の前記受光素子が動作しない
洗浄ノズル体は、発光素子及び受光素子が配置された位置に相当するオムツカップ本体の内部側の側壁面を洗浄可能なように洗浄流体を噴出するものであることが良い。赤外線の周波数は、オムツカップ本体を透過可能なものでなければならず、オムツカップ本体の材質の種類によって、選択される。
また、検知手段は、小便***の有無を検知するための第2検知手段から構成される。第2検知手段は、水のみを検知せず、塩分が含有された水の有無を検知するものである。第2検知手段は、オムツカップ本体に設けたもので、1対又は複数対のセンサー端子からなるセンサー端子部と、センサー端子部の近傍に設けられた所定量の小便が溜まる凹部と、凹部を超えた小便がセンサー端子間の電流によって検出されたとき、小便有りと判断するための第2検知手段用のセンサー制御部とからなる。
センサー制御部は、複数のセンサー端子間の各抵抗を順次検知して、塩分が含有された水の有無を検知すると良い。オムツカップの両側面の凹部は、オムツカップが左右45度の傾きのときに、この凹部がオムツカップの底面になるように配置されていると良い。センサー制御部は、センサー端子部に印加される電圧の極性を交互に変えながら、塩分が含有された水の有無を判断するものであると良い。
更に、***物処理装置は、第2検知手段が塩分あり、つまり小便***有、を検知したとき、洗浄用ノズル体から水からなる洗浄液を噴出させる制御を行う制御装置を備えていると良い。制御装置は、第1検知手段が大便***有を検知したとき、洗浄用ノズル体から水と空気との混合物である洗浄液を噴出させる制御を行うと良い。
本発明によると、次の効果が奏される。
本発明の塩分検知センサーは、電解質センサー(塩分センサー)であり、水を感知せず、小便等の塩分を含む水を感知する。
本発明は、塩分検知センサーには交流電流を供給して検出を行っているため、不純物や異物、ゴミが検知端子の電極に付着しにくくなった。つまり、ターミナルセンタ信号で、塩分検知センサーの検知端子の電極に印加される電圧の極性の方向を切り替えるため、検知端子の電極に汚れ成分が付着しなくなり、長時間使用させても検知感度が落ちること無く、塩分検知センサーの検知精度が向上した。
本発明は、塩分検知センサーには複数の検知端子に電極を用い、各検知端子の電極をオムツカップの異なる場所に設置して、検出ポイントを変更しながら検出を行っているため、塩分含有水と、塩分を含んでいない水とを分離して判定できるようになった。
本発明の大便検知センサーは、赤外線発光素子と、赤外線受光素子を複数個用いて検出を行っているため、物体を検知する範囲が広くなった。更に、オムツカップの同じ側面に設置された複数個の赤外線発光素子と受光素子を同時に動作させず、つまり、赤外線発光素子が動作中は受光素子が停止するようにしたため、物体の検出感度を向上させ、誤動作を低減することができた。
本発明は、塩分検知センサーは、オムツカップの複数のところに設置し、使用者が身体の向きを変えるような***変換によりオムツカップが傾いても***物の有無を感知できるようにした。
大便検知センサーは赤外線を用い、大便検知センサーはオムツカップの側面の外側に設置され、赤外線が側面を透過して検知し、更に、大便検知センサーが設置された面を水などで洗浄可能なため、***物による汚れによる問題が発生しにくくなった。
〔***物処理装置の全体の構造〕
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明による実施の形態の***物処理装置の全体構成を示す外観図である。この図1の***物処理装置は、オムツカバーが取り付けられていない状態のオムツカップ本体1を示している。図1は、オムツカップ本体1のみを表し、実際はこのオムツカップ本体1に更に二点鎖線で示すように、身体の前部に相当する位置に屈曲する部材のフロントカバー2等が取り付けられる。このフロントカバー2は、主に身体の陰部(恥部)などを覆うもので、身体に接する接触部分が柔軟な材質のもので形成されている。
このフロントカバー2は、接触部分が身体に密着してオムツカップと身体との間から***物の漏洩を生じないようにするとともに、鬱血、褥瘡等の発生防止が図られている。又、このフロントカバー2側と対向する反対側の後部は、主に身体の臀部を覆う部分になるが、その後部には身体の背部に押し当てるための背当て部3が取り付けられる。更に、本実施の形態においては、オムツカップ本体1の身体との接触部分に、柔軟性のある材質のもので形成された、変形可能なひだ状部材4を設けている。接触部分が身体に密着してオムツカップと身体との間から***物の漏洩を生じないようにする、とともに、鬱血、褥瘡等の発生防止が図られている。
本実施の形態の説明においては、便宜上、オムツカップが身体に取り付けられることを想定し、身体の頭側(上方)に相当するオムツカップの部位を上部(頭部)と定義し、身体の足側(下方)に相当するオムツカップの部位を下部(足部)と定義する。このオムツカップ本体1に後述する洗浄用ノズル体と検知手段が設けられていて、下部端部には、洗浄液の供給口、その関連のホース、***物の回収のための吸引口、その関連のホース、又、検知手段の接続のためのコネクタ、端子等が設けられている。
図2は図1のX方向から矢視した***物処理装置の正面図である。図3は図2のA−A断面図である。図において、本実施の形態の主部材をなすオムツカップ本体1そのものは公知の構成のものである。基本構成については、詳細な説明は省略するが、本実施の形態の理解を容易にするため、オムツカップ本体1の概要を説明する。オムツカップ本体1は、身体の陰部及び肛門を含む***部近傍に直接密着させ包囲する形状になっていて、一般に樹脂体で構成されている。オムツカップ本体1のベース部分は例えばポリカーボネート樹脂等の硬質樹脂で構成されている。
オムツカップ本体1は、被介護者、患者、寝たきりの人等、使用者が仰向きに寝た状態のときに***された***物が身体の下方に留まるようにするため窪み1aを形成している。又、オムツカップ本体1の上部(頭部)側には、図示していないがこのオムツカップ本体1を身体に固定するためのベルト等連結部材が着脱可能に設けられている。オムツカップ本体1の下部(足部)側の端部には、ホース等の部材が取り付けられている。
又、詳細図は省略されているが、前述のようにオムツカップ本体1の前部にはフロントカバー2が取り付けられるようになっていて、このフロントカバー2の接触部分の変形等で陰部近傍を覆い、オムツカップ本体1と合わせ、***物がオムツカップ本体1、フロントカバー2内から外部に漏れないように包囲し身体に密着するようにしている。更に、このオムツカップ本体1には、陰部洗浄用ノズル5、肛門洗浄用ノズル6、オムツカップ本体1内の洗浄用ノズル体7、検知手段8等が備えている。更に、温風吹き出し口(図示せず)を備えている。
この温風は、***部洗浄後の***部近傍、及びオムツカップ本体1内部等を乾燥させるものである。又、これに伴いオムツカップ本体1の下部(足部)側の端部には、***物排出のための***物吸引口1bが設けられ、更に、この***物吸引口1bに結合し外部に突出するように設けられる***物吸引ホース10と、洗浄液供給ホース(図示せず)と、検知手段用カプラ(図示せず)、送風ホース(図示せず)とが設けられ、外部に設置された装置(図示せず)に結合している。このオムツカップ本体1は以上のような構成になっているが、身体に取り付けるときは、連結部材を開放した状態でオムツカップ本体1を身体の臀部側に当てながら包囲し、フロントカバー2で陰部側を包囲し、位置が定まったところで連結部材を固定する。
窪み1aの周縁部は段差の設けられた構成となっている。この窪み1aは、陰部、肛門から***される***物をオムツカップ本体1外に漏れ出るのを防止できる構造になっている。又、前述した***物吸引ホース10はこの窪み1a部分の下部(足部)側に、位置する***物吸引口1bに接続している。使用者が仰向きに寝た姿勢の場合であっても、***物は窪み1aで受け止め直ちに***物吸引口1bに導かれ***物吸引ホース10を介して排出される。これら***物吸引ホース10等は、使用者が通常の仰向きになって寝た姿勢になったときは、窪み1aを身体の下方にして横になっていることになる。
又、***物は、***物吸引ホース10を介して真空ポンプ等により洗浄した洗浄液とともに吸引され、別置の汚物用タンク(図示せず)に回収される。又、洗浄液は本実施の形態においては、水又は水と空気の混合した混合液を使用する。洗浄液を供給する洗浄液供給ホースが下部(足部)側に設けられていて、供給された洗浄液は、オムツカップ本体1に導かれた後分岐し、陰部洗浄用ノズル5と、肛門洗浄用ノズル6と、洗浄用ノズル体7とに分流する。
この洗浄液は、外部に設置されている別置の洗浄液送水タンクから、例えば温められた温水と空気の混合液として送水される。陰部洗浄用ノズル5に導かれた洗浄液は、主に身体の***部の陰部周辺を洗浄するものであり、肛門洗浄用ノズル6は***部の肛門周辺を主に洗浄するものであり、各々その部位に近接した位置に設けられる。又、送風ホースは、温風等を送り込むためのものであり、温風噴出口からオムツカップ本体1内に温風を送り込む。この温風によって***部、***部周辺を乾燥させている。
洗浄用ノズル体7は、このオムツカップ本体1の上部(頭部)側に設けられている。この洗浄用ノズル体7は、座面に沿って半円形状の形態をなし、裏面側に角度を変えた複数の仕切り部によって、洗浄液をオムツカップ本体1内部の壁面全域に亘って分散させる。これにより、洗浄液は図2に矢印Q及び矢印Pで示す通り、オムツカップ本体1内部の壁面全域に亘って供給される。洗浄用ノズル体7の上端側には、洗浄液を表側(内壁面側)に吐出させるための第1吐出口1e,第2吐出口1fが案内溝1c内に設けられている。
従って、洗浄液は第1吐出口1e、第2吐出口1fを介して、表側に強制的に噴出され、洗浄用ノズル体7に導かれる構成になっている。***物は、矢印Pで示される洗浄液の本流の流れにのって、***物吸引口1bから***物吸引ホース10を介して吸引されて排出される。オムツカップ本体1の第2吐出口1fの近傍の外壁である側壁に、後述する第1検知部材14が配置されているので、この第1検知部材14が設けられている側部の壁も直接洗浄することが可能である。また、後述する第2検知手段15の検知端子部の洗浄も行うことが可能である。
(第1検知部材14)
次に検知関係について説明する。検知手段8は、主に大便用の第1検知部材14と主に小便用の第2検知部材15から構成されている。第1検知部材14は、***部から***される***物の通過方向を横切る方向に跨って設けられている。即ち、オムツカップ本体1内部の幅端部に設けられている透過型光センサーであり、赤外光を利用するセンサーが好適である。
この実施の形態では、第1検知部材14を、赤外光を発光する発光素子50(第1発光素子50a、第2発光素子50b)と、この赤外光を受光する受光素子51(第1受光素子51a、第2受光素子51b)の一対の素子で大便の有無を検知する透過型の赤外線センサーとして説明を行う。この第1検知部材14は、第1発光素子50aと第1受光素子51a等とからなる一方の第1検知部材14aと、第2受光素子51bと第2発光素子50b等とからなる他方の第1検知部材14bとからなる構成によるものである。
図4には、第1検知部材14aの概要を図示している。第1検知部材14aは、基板52の上に配置された、それぞれ複数の第1発光素子50aと第1受光素子51aとから構成されている。基板52には、この基板52をオムツカップ本体1に、ネジ等で取り付けるための孔53が設けられている。第1検知部材14bは、この第1検知部材14aと同様の構造をする。
これらの複数の第1発光素子50aと第1受光素子51aは、基板52の上に一列に並んでいるが、設置状況によって変則的に配置することが可能である。第1発光素子50aと第2受光素子51b、第1受光素子51aと第2発光素子50bとが対向して対をなすように、オムツカップ本体1の外側の外壁面に、一方の第1検知部材14aと他方の第1検知部材14bとが対向して設けられている。このように、第1検知部材14をオムツカップ本体1の外側の外壁面に設けることにより、第1検知部材14自体が汚れてしまうことを防止している。又、第1検知部材14で使用する赤外光は、オムツカップ本体1の壁面を透過できるものである。
第1検知部材14は、***物が通過したとき、その通過を投光された赤外光の受光の有無で検知し***されたことを非接触で確認するものである。発光素子50から受光素子51には赤外光が投光されていて、***物(物体)が通過するとき一時的に赤外光の経路を遮断する。この様子を図5に図示している。その遮断状態を受光素子51で検知することで、***物である大便の有無を確認している。発光素子50及び受光素子51は各々複数個設けられ、***物通過方向を横切る方向に所定の幅を有するように、複数の光束を有するようにしている。
また、一方の第1検知部材14a、他方の第1検知部材14bが、所定の角度、傾斜して取り付けられていることでオムツカップ本体1が、凹状の複雑な曲面形状となっていても、又、オムツカップ本体1が傾斜した状態でも***物の有無の検知を可能にしている。更に、このような***物処理装置を使用する使用者に多くみられる軟便のように、オムツカップ本体1の内壁面にへばりつくような大便でも確実に検知できる。従って、***物の量がたとえ少なくても、この検知領域を通過すれば必ず***物の通過を捕捉し検知できるようになっている。この第1検知部材14はオムツカップ本体1の外壁の上部(頭部)側の位置に配置されている。
従って、使用者が仰向きに寝た状態では、***物がこの第1検知部材14を汚すことはほとんどない。しかし、使用者が身体の向きを変えて寝ている状態(例えば、45度傾斜した状態)にあるときには、一時的に、この第1検知部材14が取り付けられたオムツカップ本体1の内壁面が、***された***物の接触を受けて汚れるおそれがある。しかしながら、このような場合、前述したとおり、洗浄用ノズル体7の端部側の仕切り部7aを通して噴出する洗浄液によって強制的に第1検知部材14の取り付け位置に対応する内壁面を洗浄することになる。
(第2検知部材15)
次に第2検知部材15の検知端子部は、小便の***物を対象とし、小便が一対の検知端子間にたまる。検知端子間の抵抗値は、検知端子間に水がない状態、洗浄液が溜まった状態、塩分を含む水が溜まった状態で抵抗値が異なる。小便は塩分を含むため、塩分を含む水が所定量(例えば、15ml)溜まったときに、小便有と検知する。塩分を含んだ水は、単なる水(例えば、水道水)より抵抗値が小さくなるので、この抵抗値になったことで小便と検知するようにしている。
言い換えると、水が溜まっても、塩分を含む水が溜まった状態より高い抵抗値となるため、判別が可能となっている。すなわち、小便以外の水(例えば、洗浄液)が溜まった状態で洗浄液を噴出してしまうことを避けている。また、塩分を含む水が所定量溜まった時、小便***と判定することにより、少量の小便の***(例えば、ちびりといわれるような少量の小便を漏らした状態)では、小便***と判定しないようにしている。
この第2検知部材15は、一対で一つの検知端子を構成し、図2に示すように、オムツカップ本体1内部壁面の3位置に分散して配置されている。先ず上部(頭部)側の側部位置の左右にそれぞれ一対の検知端子15a、15bを配置し、更に下部(足部)側中央位置に一対の検知端子15cを配置している。図6には、検知端子15aによって小便sを検知する様子の一例を図示している。図6は、図2のC−C断面図である。図7には、検知端子15cによって小便sを検知する様子を図示している。図7は、図2のD−D断面図である。
一対の端子15a〜15cはいずれも使用者が仰向きに寝た姿勢の場合には、身体の下方に位置することになる。従って、仰向きに寝た姿勢の場合に、小便sが***されると必ず下方に流れ窪み1aに留まるので、一対の検知端子15cで確実に検知できることになる(図7参照)。又、使用者が身体の向きを変える等して寝た姿勢であっても小便s等は必ず一対の検知端子15a、一対の検知端子15bのいずれかで検知可能な構成(図6参照)となっている。
小便は塩分を含むので、小便のみを確実に検知するためには塩分を含む水の有無を検知する検知部材が好ましいのである。第2検知部材15は、表側(内壁面側)に一対の検知端子15a〜15cの先端の端子部分が露出する構成になっているが、図に示すように、オムツカップ本体1の裏面側に、洗浄液等が漏れないように、オムツカップ本体1との結合部がシールされて配線15dがなされている。この裏側(外壁面側)の配線は、オムツカップ本体1の下部(足部)側の検知手段のジョイント12に接続され、ケーブルを介して外部の制御装置(図示せず)のメイン基板60(図8参照)に接続されている。
(制御装置の動作の概要)
そして、制御装置内で、小便検出の有無の判定がされている。このような構成になるオムツカップ本体1からの***物は、大便用の第1検知手段14及び小便用の第2検知手段15により***物の存在を検知すると、真空ポンプが作動し***物吸引ホース10を介して強制的に回収される。洗浄液ホースからは洗浄液が送り込まれ、陰部洗浄用ノズル5と、肛門洗浄用ノズル6と、洗浄用ノズル体7とに分散送水され、所要の位置から噴射し陰部及び肛門周辺、陰部周辺又は肛門周辺を洗浄する。
例えば、第1検知手段14によって、大便***が検知されると、水と空気の混合液である洗浄液が、肛門洗浄用ノズル6、洗浄用ノズル体7から肛門周辺、オムツカップ本体1を洗浄する。又、第2検知手段15によって、小便***が検知されると、水である洗浄液が陰部洗浄用ノズル5、洗浄用ノズル体7から、陰部、オムツカップ本体1を洗浄する。
大便***が検知された場合、水に空気を混合し、圧力を高めることで圧力液として噴出させることができ、洗浄を容易に、確実に行うことができる。又、このような***物処理装置を使用する使用者に多くみられる軟便で、オムツカップ本体1の内壁面にへばりつくような大便であっても、強制的に押し流すようにオムツカップ本体1から排出できる。肛門、陰部、オムツカップ本体1の内壁面を洗浄した洗浄液は、***物とともに***物吸引ホース10から吸引される。
吸引回収された***物は、洗浄液等とともに図示していないが別置の汚物タンクに回収され溜められる。この汚物タンクは他の装置とともに、本実施の形態の***物処理装置に付随して設けられ、寝たきりの人等のベッドの近傍に置かれる。この汚物タンク以外に、前述の汚物吸引ホース関連以外に洗浄液を送水するための装置、送風するための装置、吸引するための装置、空気を浄化するための装置、又、検知手段の検知信号を受けて電気的に制御処理する制御装置等がセットになってまとめられ、1つの装置になっている。
(***物処理装置の回路)
図8は、本実施の形態の***物処理装置の回路のブロック図を図示している。検知端子15a〜15cそれぞれ1対の電極は、後段の回路と合わせて塩分検知回路を構成する。塩分検知回路の詳細については、後述する。第1検知部材14は、オムツカップ内の大便等の物体を検知するためのもので、これに接続された後段の回路によって、物体検知回路を構成する。物体検知回路は、受光素子51からの受信信号を受けて、オムツカップ内の物体の有無を判断し、信号を出力する。
発光素子50から発光された光線を受光素子51によって受光しているときは、オムツカップ1内に物体が無いと判断される。オムツカップ1内に物体があると、光線がこの物体によって遮蔽され、受光素子51が受光できなくなり、物体検知回路が物体有りの信号を出力する。物体検知回路の詳細な構成、動作については後述する。第1検知部材14aに設置された発光素子50aが動作している間は、第1検知部材14aに設置された受光素子51aの動作が停止されている。第1検知部材14bに設置された発光素子50bが動作している間は、第1検知部材14bに設置された受光素子51bの動作は停止されている。
このように、第1検知部材14aの発光素子50aと、第1検知部材14bの発光素子50bとを交互に切り替えして***物を検知している。この切り替えにより、受光素子51がそれと隣接して設置された(同じ検知部材に設置された)発光素子50からの反射光を受光することがなくなる。つまり、受光素子51bは常に発光素子50aからの光のみを受光し、受光素子51aは常に発光素子50bからの光のみを受光することになるので、オムツカップ本体1の外壁面等から反射等による光の影響を受けることがなくなり、受光素子51の感度が上がっている。
〔メイン基板60の構成〕
図8には、本実施の形態の***物処理装置の検知手段8の制御を行うためのメイン基板60の概要をブロック図で示している。メイン基板60は、第1検知部材14と第2検知部材15の動作を制御し、これらから受信した電気信号を信号処理して***物の有無を判断し、大便、塩分を含んだ水(以下、単に「塩分」とも言う。)の有無を示す信号を出力する。メイン基板60の電気回路には、第1発振器61、電圧ホールド回路62、第1出力バッファ63等の回路が配置されている。また、第2発振器64、カウンタ65、マルチプレクサ66、第1アナログスイッチ67、第2アナログスイッチ68、第2出力バッファ69等も配置されている。更に、電圧調整のためのレギュレータ70の回路も配置されている。
第1発振器61は、第1検知部材14aの発光素子50a、第1検知部材14bの受光素子51b、第1検知部材14bの発光素子50b、第1検知部材14aの受光素子51aの動作の切り替えを、順次行うための切り替え信号用の発振器である。第1発振器61は、第2発振器64から発振された信号をもらって動作する。電圧ホールド回路62は、受光素子51で検出した信号で基準となる基準電圧を作成するためのホールド回路である。この電圧ホールド回路62によって、経時変化等による受光電圧が変化したときでも最良の比較を行う。
第1出力バッファ63の回路は、受光素子51によって受光したときの出力電圧を、電圧ホールド回路62で作成した基準電圧と比較するための回路である。受光素子51によって受光できなくなったとき、つまり物体を検出したときは、電流は第1出力バッファ63の回路を流れ(スイッチで言えばショート状態になる)、第1出力バッファ63は出力信号を出力するようにしている。第2発振器64は、第2検知部材15用の基本発振器である。第2検知部材15による塩分検出には、発振器は必要要件である。第2発振器64がこのための水晶発振素子等の発振器である。
第2発振器64は、第1発振器61用の基準信号も含めて、メイン基板60の基準信号を発振する。第2発振器64は、第1発振器61に発振信号の供給をしている。カウンタ65は、第2発振器64で発振した信号のON期間とOFF期間の間隔を同一にするための回路である。カウンタ65は、第2発振器64の発振周波数の1/2、1/4、1/8、及び1/16の周波数の信号を発生するための回路でもある。マルチプレクサ66は、カウンタ65で発生させた周波数より、1から8までの時間にパルスが出るようにするためのものである。
この1から8までのパルスの組み合わせにより、検知端子15a〜15cのどの端子で塩分検知を行うかを決めている。検知端子15b(右)による検知はパルス1と5、検知端子15c(中央)による検知はパルス2,4,6,8、検知端子15a(左)による検知はパルス3,7で検知するようになっている。第1アナログスイッチ67は、カウンタ65からの信号をマルチプレクサ66の切り替えの倍の速度で切り替えている。第1アナログスイッチ67のこの切り替えによって、検知端子15a〜15cの電極に流れる電流の方向を切り替えている。マルチプレクサ66の1つのパルスの間に±方向の電流を流す。
この電流は、60μAと微小な電流を使用している。第2アナログスイッチ68は、マルチプレクサ66に同期したアナログスイッチである。第2アナログスイッチ68は、検知端子15a〜15cのどの端子に電流を流して塩分検知を行うかを決めるためのスイッチである。第2出力バッファ69は、電源回路の分圧で作った基準電圧(0.25V)と比較し、かつフィルタを通し、電流が流れたとき出力の電流をは第2出力バッファ69の回路を流れ(スイッチで言えばショート状態になる。)、出力するようにしている回路である。レギュレータ70は、入力電圧(12V)を、内部仕様の電圧(5V)にするためのレギュレータ回路である。
メイン基板60は、内部に5V仕様のICを使用している。第1出力バッファ63と第2出力バッファ69は、コネクタ71を介して中継基板72に接続されている。中継基板72は、電源、外部装置に接続されるためのものである。中継基板72は、メイン基板60に電源供給、メイン基板60からの検知信号を外部装置に送信する。外部装置は、オムツカップ1の循環空気制御装置、消臭器等である。これらの外部装置は、***物の有無の信号を受信して、それに対応した動作をする。
〔塩分検知回路について〕
塩分検知回路は、検知端子15a〜15c、第2発振器64、カウンタ65、マルチプレクサ66、第1アナログスイッチ67、第2アナログスイッチ68、及び第2出力バッファ69で構成される。第2発振器64は、OPアンプでの発振回路から構成され、約2.5kHzから3.5kHzで発振する。第2発振器64のデューティー比は、任意の幅となっている。第2発振器64の性能は、設定した周波数に対して高精度な周波数、及びデューティー比は必要ないため、安価なOPアンプで構成されることが望ましい。
カウンタ65は、第2発振器64からのデューティー比を50%にすることと、第2発振器64から発振されたパルス信号を極性切り替え用の第1アナログスイッチ67、第2アナログスイッチ68、マルチプレクサ66に供給している。マルチプレクサ66は、カウンタ数(0から7)に応じた出力パルスを出力する。カウンタ数が0,2,4,6の場合の出力時は、検知端子15c(中央検出端子)による検知をするように切り替える。カウンタ数が1,5の場合の出力時は、検知端子15b(右検出端子)による検知をするように切り替える。
カウンタ数が3,7の場合の出力時は、検知端子15a(左検出端子)による検知をするように切り替える。第2出力バッファ69は、検出された電気信号、つまり検知端子15a〜15cからの電気信号、を基準電圧(2.5V)と比較し、***物の有無を判別して出力している。第2出力バッファ69は、***物が有りと判別されたときON状態となるようにしている。ON状態とは、トランジスタのコレクタとエミッタ間の抵抗値が0Ωに近付くことを意味する。すなわち電源より供給されているにもかかわらず出力は出ない状態になる。なお、判定電圧は、検出電流の関係上、2.5Vから0.25Vに変更になる。
第2出力バッファ69の出力は、オープンコレクタになっており、その引き込み電流は、50mA程度である。(100mA定格品使用)。図12には、トランジスタを使用するとき、オープンコレクタになるように接続した回路図を図示している。トランジスタの電圧には、コレクタ、エミッタ、ベースがある。通常、トランジスタを使用するとき、エミッタにゼロ電圧、ベースに中電圧、コレクタに高電圧をかけて動作させる。オープンコレクタの場合は、エミッタはグランド(図中のGND)、ベースは信号(図中のSIG)の中電圧を加え、コレクタには何も電圧を加えない状態である。
すなわち、外部より電圧を印加しないと動作しない。そのため、外部回路のVCC2電圧を付加した、トランジスタを動作させている。尚、供給電圧及び電流は、トランジスタの定格によるが、本実施の形態では、電圧40V以下、電流100mA以下としている。図9には、検知端子15a〜15cの回路図を示している。検知端子15a〜15cは、S1〜7のスイッチを切り替えることで動作する。検知端子15a〜15cの回路は、所定の電圧(例えば、+5V)が印加されている。
検知端子15a〜15cには、ターミナルセンタ信号を供給して、スイッチS1〜S4の切り替えを行い、検知端子15a〜15cを流れる電流の流れを制御している。このターミナルセンタ信号は、カウンタ65からの信号である。カウンタ65から出力される信号は、アナログスイッチ67,68に供給される信号であり、同時にスイッチS1〜S4にも流れる。例えば、スイッチS1とS4を接続すると、電流がS1側を流れ、検知端子15a〜15cの内の接続されているセンサーを(右側から左側へ)流れてS4側を通って接地ポイントへと流れる。
スイッチS2とS3を接続すると、電流がS2側を流れ、検知端子15a〜15cの内の接続されているセンサーを(左側から右側へ)流れてS3側を通って接地ポイントへと流れる。スイッチS5〜S7は、検知端子15a〜15cのどれを動作させて検知を行うかの切り替えを行うためのスイッチである。スイッチS5を接続させれば、検知端子15bが動作する。スイッチS6を接続させれば、検知端子15cが動作する。スイッチS7を接続させれば、検知端子15aが動作する。
切り替えタイミングのための信号は、第1〜4検出ポイント切り替え信号として、マルチプレクサ66から送信されてくる。第4検出ポイント切り替え信号は、第2検出ポイント切り替え信号と同一になっており、第2検出ポイントを検出する。ターミナルセンタ信号は、スイッチS1、S4とS2、S3の切り替えを行い、検知端子15a〜15cを流れる検知電流の流れ方向を変えている。このように極性を切り替えることにより、つまり、交流電流を供給することにより、検知端子15a〜15cの電極に引き寄せられる異物を極力減少させることができる。
スイッチS5〜S8の切り替えを第1〜4検出ポイント切り替え信号によって行う。よって、検知端子15a〜15cを1ずつ動作させている。このことにより、検知端子15a〜15cは並列接続されることがなく、常に1対の電極のみで検知していることになる。これにより、従来からあった、複数の検知端子を並列にして検知抵抗を低下させることが無くなり、水、塩分を含む水の分離検知が複数箇所で検知可能である。検知端子15a〜15cで検知した電流は、第1アナログスイッチ67と第2アナログスイッチ68に入力されて信号処理され、更に、第2出力バッファ69で検知電圧と基準電圧との電圧比較が行われて塩分を含有する水の有無が判定され、判定信号が出力される。
検知端子15a〜15cを1つずつ時間的にずらして動作させて測定しているため、水と塩分を含んだ水を常に150kΩと100kΩであると判別できる。従って、従来技術の検出例で示したように抵抗値の不定状態が起こらなくなり、150kΩで水、100kΩでは塩水と確実に判別することができ、不定となる範囲は狭くすることができる。
図10は、塩分検出回路の動作波形を示したものである。図中の符号80は、第2発振器64の出力波形を示している。第2発振器64の出力波形は、周波数は2.5kHz〜3.5kHzである。図中の符号81は、カウンタ65の出力波形を示している。カウンタ65の周波数が第2発振器64の発振周波数の1/2、1/4、1/8、1/16になっている。図中の符号82は、マルチプレクサ66からの出力波形である。これは、カウンタ64に応じた1から8のパルスが出る様子を示した波形である。
図中の符号83は、カウンタ65のCOUNT−Q1の反転波形で塩分検知の極性切り替えに使用する波形である。図中の符号84は、検知端子15a〜15cを選択するときの波形である。図中の符号85は、次の86、87の場合の検知のとき、どの検知端子に当たるかを示すものである。図中の符号86は、検知端子15a〜15c全部で検知するときの出力波形で、図の中央で高くなっているところは検出物体が入ったときの状態を示している。判定レベルを超えたときに出力は上昇する。尚、この出力は、終段の第2出力バッファ69(オープンコレクタ回路)の前で測定した波形である。
図中の符号87は、検知端子15c(中央)のみで検知するときの出力波形であり、図の中央で高くなっているところは塩分があるときの状態を示している。しかし、検知端子15c(中央)のみで検出しているので判定レベルを超えたときに出力はパルス状になり、最終的にフィルタがかかるため、上昇した状態と同じになる。尚、この出力は、終段の第2出力バッファ69(オープンコレクタ回路)の前で測定した波形である。
〔物体検知回路について〕
図11には、第1検知部材14を含む物体検知回路の概要を図示している。第1検知部材14は、第1検知部材14aと第1検知部材14bに設置された発光素子50と受光素子51からなる。物体検知回路は、第1検知部材14と、第1発振器61、電圧ホールド回路62、第1出力バッファ63からなる。第1検知部材14aの発光素子50a、及び第1検知部材14bの発光素子50bは、直列に接続されている。第1検知部材14aの受光素子51a、及び第1検知部材14bの受光素子51bも、直列に接続されている。発光素子50は、赤外線を発光し、これを受光素子51によって受光して電気信号として出力する。
発光素子50が発光する赤外線の周波数は、オムツカップ本体1を透過可能なものでなければならない。本実施の形態では、オムツカップ本体1の材質にポリカーボネート樹脂を利用している。そのため、発光素子50が発行する赤外線の周波数は、このポリカーボネート樹脂の種類によって、その赤外線吸収特性等を考慮して、最適な周波数を選択する。第1検知部材14aには、3個の受光素子51aと、2個の発光素子50aが設置されている。第1検知部材14bにも、3個の受光素子51bと、2個の発光素子50bが設置されている。第1発振器61は、出力の極性を切り替えする切り替え回路(図示せず)を含んでいる。この切り替え回路により、第1発振器61の出力極性を切り替えて受光素子51と発光素子50を交互に切り替える。
電圧ホールド回路62は、受光素子51の受信した出力電圧を、検出感度分低下させた電圧を出力する。電圧ホールド回路62は、所定の値以上のときに出力を出す。受光素子51によって受光できなくなったとき、電圧ホールド回路62に大きな電流が供給され、電圧ホールド回路62の端子に出力電圧が生じる。第1出力バッファ63は、この電圧ホールド回路62の出力電圧と、受光素子51の出力電圧とを比較して出力する。第1出力バッファ63は、電圧ホールド回路62の出力電圧の受信して、受光素子51の出力電圧との間に差があるとき、出力する。第1出力バッファ63は、電圧ホールド回路62の出力電圧がないときは、出力をしない。第1出力バッファ63の出力側は、トランジスタから構成され、オープンコレクタになっている。トランジスタのオープンコレクタとしての使用については、図12、及び上述の第2出力バッファ69の説明に詳しく記述している。
物体検知回路の感度は、発光素子、受光素子、それに接続されている後段の回路の経時変化、初期ばらつきにより、検出感度が変わってくる。特に、発光素子50、受光素子51の使用環境の温度、湿度による発光強度、受光強度による検出感度の変動がある。経時変化、及び初期ばらつきを減らすために、比較する基準電圧を検出信号に従い変更するようにホールドしている。このように基準電圧をホールドすると、ある程度の経時変化や、初期ばらつき等の変動に対応が可能であり、検出感度を上昇させ、安定させることができる。また、発光素子50を多くする(本実施の形態では左右2個ずつで計4個)ことにより、発光素子50が発光する光量を増加し、物体検知範囲を広くすることができる。
隣接して設置されている発光素子50と受光素子51(例えば、50aと51a、又は50bと51b)が同時に動作すると、発光素子50からの光線が受光素子51に入射され、第1検知部材14の検知感度低下の原因になる。このため、この干渉を無くすため、同一側の発光素子50と受光素子51を交互に動作させている。このため、SEL信号(図11を参照)が、第1検知部材14aと第1検知部材14bそれぞれの発光素子50、受光素子51に供給されている。SEL信号は、受光素子51に直接供給されている。SEL信号は、発光素子50に供給される前にインバータで反転されている。
SEL−1、SEL−2は互いに反転した信号で、第1発振器61からの信号である。この信号は、受光素子51と発光素子50を動作させるか停止させるかの信号である。TRS−SIGは、受光素子51からの信号で、第1出力バッファ63に入力される。この信号の大きさにより物体があるか否かの検出を行う。LED−COMは、発光素子50用の電源である。これは、第1検知部材14a及び第1検知部材14bの発光素子50全てに共通である。
〔その他の実施の形態〕
ここで、本発明のその他の実施の形態について述べる。図13と図14は、本発明の検知手段8の第1検知部材のその他の実施の形態の概要を図示している図である。検知手段8の第1検知部材114は、上述の第1検知部材14と同様な検知原理のもので、同様な回路(図8を参照。)に接続される。ここで、異なる部分のみを説明する。本実施の形態の第1検知部材114は、前述の第1検知部材14と異なる点は、基板152に貫通孔154を開けて、発光素子50と受光素子151、151−2をこの孔の中に設置した点である。
これにより、発光素子50と受光素子151、151−2の互いの干渉が低減できる。更に、特に、受光素子151、151−2の検知感度に影響していた外光の影響を低減できる。また、本実施の形態の第1検知部材114の一つの基板152上に配置される受光素子151、151−2をジグザグに配置している。図13に図示したように、基板152上に配置された3個の受光素子151、151−2の内1個を、残りの2つと直線状にならないように配置している。これにより、オムツカップ本体1の底の形状に合致するようになり、***物を検知する範囲が広がる。
ここで、本実施の形態の第1検知部材114の構造を詳細に説明する。本実施の形態の第1検知部材114は、上述の第1検知部材14と同様に、2対の第1検知部材114aと第1検知部材114bからなる。本実施の形態の第1検知部材114は、赤外光を発光する発光素子50と、この赤外光を受光する受光素子151、151−2の一対の素子で大便の有無を検知する透過型の赤外線センサーである。
本実施の形態の第1検知部材114aと第1検知部材114b(図14を参照。)は、第1検知部材14と同様な構造である。図13には、第1検知部材114の概要を図示している。図14には、基板152の断面図を図示している。第1検知部材114は、基板152、発光素子50及び受光素子151、151−2等とから構成されている。基板152には、貫通孔154が設けられている。
第1検知部材114は、基板152の上に配置された、それぞれ複数の発光素子50と受光素子151、151−2とから構成されている。基板152には、この基板152をオムツカップ本体1にネジ等で取り付けるための孔53が設けられている。これらの複数の発光素子50と受光素子151は基板152の上に一列に並び、受光素子151−2はこの一列から外れて配置されている。
第1検知部材114がオムツカップ本体1に取り付けられるとき、受光素子151−2は、オムツカップ本体1の底面側により近接するように配置される。つまり、オムツカップ本体1の底面の窪みに沿って配置されるため、***物を検知する感度が向上する。また、基板152には、孔154を空けて、この中に発光素子50と受光素子151、151−2を配置している。つまり、発光素子50の発光部と、受光素子151、151−2の受光部を孔154の中に入るように配置している。よって、発光素子50の指向性が向上する。
更に、外光、反射光等による、受光素子151、151−2の検知感度の低減、誤検知が改善される。 発光素子50から受光素子151、151−2には常に赤外光が投光されていて、***物(物体)が通過するとき一時的に赤外光の経路を遮断する。この様子を図14に図示している。その遮断状態を受光素子151、151−2で検知することで、***物である大便の有無を確認している。
発光素子50及び受光素子151、151−2は各々複数個設けられ、***物通過方向を横切る方向に所定の幅を有するように、複数の光束を有するようにしている。また、一方の第1検知部材114a、他方の第1検知部材114bが、受光素子がジグザグに配置されて取り付けられていることでオムツカップ本体1が、凹状の複雑な形状に沿って、***物の有無の検知を可能にしている。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、本実施の形態に限定されないことはなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。
本発明は、医療施設、介護施設、高齢者用居住施設等に入所されている、通常の***では***できない人が利用すると良い。
図1は、本発明の***物処理装置の外観図である。 図2は、本発明の***物処理装置の正面図である。 図3は、図2のA−A断面図である。 図4は、第1検知部材14の概要を図示した図である。 図5は、第1検知部材14の回路の概要を図示した回路図である。 図6は、図2のC−C断面図である。 図7は、図2のD−D断面図である。 図8は、本発明の***物処理装置の回路の概要を示したブロック図である。 図9は、第2検知部材15の回路の概要を図示した回路図である。 図10は、塩分検知のコントロールの波形を図示した図である。 図11は、第1検知部材14で物体検知するときの光線概要を図示した図である。 図12は、トランジスタのオープンコレクタとして使用する回路を図示している回路図である。 図13は、第1検知部材のその他の実施の形態の概要を図示した図である。 図14は、第1検知部材のその他の実施の形態の概要を図示した図である。
符号の説明
1…オムツカップ本体
2…フロントカバー
5…陰部洗浄用ノズル
6…肛門洗浄用ノズル
7…洗浄用ノズル体
7a…仕切り部
8…検知手段
14…第1検知部材
15…第2検知部材
15a、15b、15c…検知端子
50…発光素子
51…受光素子
60…メイン基板
61…第1発振器
62…電圧ホールド回路
63…第1出力バッファ
64…第2発振器
69…第2出力バッファ

Claims (9)

  1. 陰部又は肛門を含む***部近傍を包囲して身体に取り付けられ、前記陰部及び/又は前記肛門から***される***物を洗浄流体により洗浄し排出口を介して外部に排出処理するように構成されるオムツカップ本体と、
    前記オムツカップ本体の前記排出口と対向する他方の側に設けられ、前記洗浄流体を前記オムツカップ本体内部の壁面全域に分散するとともに、前記壁面に沿って噴出させ洗浄するための洗浄用ノズル体と、
    前記オムツカップ本体に設けられ、外部から供給される前記洗浄流体を前記洗浄用ノズル体に導く洗浄流体通路と、
    前記オムツカップ本体内部に設けられ、前記陰部又は前記肛門から***される***物の有無を検知する検知手段と
    からなる***物処理装置であって、
    前記検知手段は、大便***の有無を検知するためのもので、前記オムツカップ本体の側壁の外側である外壁面に設けられ、前記側壁を透過可能な赤外光線を発光するための発光素子と、前記赤外光線を受光するための受光素子とからなる透過型光センサーで、前記大便***の有無を検知する第1検知手段を有し、
    前記第1検知手段は、***部から***される***物の通過方向を横切る方向に跨って、前記外壁面に対向して設けられる1対の第1大便検知部材と第2大便検知部材からなり、
    前記第1大便検知部材と前記第2大便検知部材のそれぞれは、交互に配置された複数の前記発光素子と複数の前記受光素子からなり、
    前記第1大便検知部材の前記受光素子の全ては、前記第2大便検知部材の前記発光素子から発する発光信号を受信し、かつ、前記第1大便検知部材の前記受光素子が該発光信号を受信する間は、前記第1大便検知部材の前記受光素子と同じ前記外壁面に設けられた前記第1大便検知部材の前記発光素子が発光しないで、及び前記第2大便検知部材の前記受光素子が動作しないで、
    前記第2大便検知部材の前記受光素子の全ては、前記第1大便検知部材の前記発光素子から発する発光信号を受信し、かつ、前記第2大便検知部材の前記受光素子が該発光信号を受信する間は、前記第2大便検知部材の前記受光素子と同じ前記外壁面に設けられた前記第2大便検知部材の前記発光素子が発光しないで、及び前記第1大便検知部材の前記受光素子が動作しない
    ことを特徴とする***物処理装置。
  2. 請求項1に記載された***物処理装置において、
    前記洗浄ノズル体は、前記発光素子及び前記受光素子が配置された位置に相当する前記オムツカップ本体の内部側の側壁面を洗浄可能なように前記洗浄流体を噴出するものである
    ことを特徴とする***物処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載された***物処理装置において、
    前記第1検知手段が物体有を検知したとき、前記洗浄用ノズル体から前記水と前記空気との混合物である洗浄液を噴出させる制御を行う制御装置を備えている
    ことを特徴とする***物処理装置。
  4. 請求項1に記載された***物処理装置において、
    前記検知手段は、小便***の有無を検知するためのもので、塩分が含有された水の有無を検知する第2検知手段から構成されている
    ことを特徴とする***物処理装置。
  5. 請求項に記載された***物処理装置において、
    前記第2検知手段は、
    前記オムツカップ本体に設けたもので、前記第2検知手段用の1対又は複数対のセンサー端子からなるセンサー端子部と、
    前記センサー端子部の近傍に設けられた所定量の小便が溜まる凹部と、
    前記凹部を超えた小便が前記センサー端子間の電流によって検出されたとき、小便有りと判断するための前記第2検知手段用のセンサー制御部と
    からなる ことを特徴とする***物処理装置。
  6. 請求項に記載された***物処理装置において、
    前記センサー制御部は、複数の前記センサー端子間の各抵抗を順次検知して、前記塩分が含有された水の有無を検知する
    ことを特徴とする***物処理装置。
  7. 請求項5又は6に記載された***物処理装置において、
    前記オムツカップの両側面の前記凹部は、前記オムツカップが左右45度の傾きのときに、前記凹部が前記オムツカップの底面になるように配置されている
    ことを特徴とする***物処理装置。
  8. 請求項5又は6に記載された***物処理装置において、
    前記センサー制御部は、前記センサー端子部に印加される電圧の極性を交互に変えながら、前記塩分が含有された水の有無を判断するものである
    ことを特徴とする***物処理装置。
  9. 請求項5からの中から選択される1項に記載された***物処理装置において、
    前記第2検知手段が前記小便***有を検知したとき、前記洗浄用ノズル体から前記水からなる洗浄液を噴出させる制御を行う制御装置を備えている
    ことを特徴とする***物処理装置。
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