WO2006046532A1

WO2006046532A1 - ***物処理装置

Info

Publication number: WO2006046532A1
Application number: PCT/JP2005/019548
Authority: WO
Inventors: Manabu Ise
Original assignee: Manabu Ise
Priority date: 2004-10-29
Filing date: 2005-10-25
Publication date: 2006-05-04
Also published as: JPWO2006046532A1

Description

明細書

***物処理装置

技術分野

[0001] この発明は、寝たきり等重度の要介護者または歩行不能な病人の介護用補助具に関し、重度の要介護者等が寝たままの状態で***した場合、自動的に***物を処理し、汚れた局部を自動的に洗浄し、かつ乾燥する***物処理装置に関する。

背景技術

[0002] 従来力この種の***物処理装置としては、例えば特許文献 1に示したものがある。この従来技術では、硬質合成樹脂材によって人体の腰臀部を包囲するとともに、おむつカップ内に***した汚物を洗浄水で洗浄し、ポンプによって汚物をおむつカツプ外に排出する構造になっていた。そしておむつカップには洗浄水送水ポンプや汚物吸引ホースといった各種ホースやおむつカップ内の汚れを検出するセンサのコードを一括して着脱するものであった。

特許文献 1 :特開平 07— 155407号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] しかしながら、上記した従来技術の***物処理装置では、硬質合成樹脂材を採用して、るため様々な体型に合わせることが困難であり、身体との密着性が悪くおむつカップの周囲力洗浄水や汚物が漏れ出すため、おむつカップの内側に数多くのホックをつけ、そのホックにおむつカバーをホック留めしなければならず、おむつカバーをセットするのが非常に煩雑であった。またおむつカップが硬質のため股間部が擦れ、痣ができるという身体に対する問題があった。さらに大便感知の件についても身体を傾けた場合、感知ができないこと、汚物を吸引するためにおむつカップ全体を吸引しなければならない構造のため、比較的大容量のサクシヨンモーターを使用しなければならず、***物処理装置本体内のサクシヨンモーターの音が大きくなること等の問題があった。この発明は、上記した課題を解決するものであり、様々な体型にフイツトさせることが簡単であり、汚物を吸引するためのモーターもより弱い吸引力でも吸引が可能となる***物処理装置を提供することを目的としたものである。

課題を解決するための手段

上記課題を解決するために本発明は以下のような手段を導入した。

1.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101 )に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、身体の腹部，股間部，臀部とおむつカップ本体（101)とが接するおむつカップ本体（101)部分に円柱または半円柱状または矩形状の超軟質高分子榭脂材の超軟質クッション（113)を具備したことを特徴とする***物処理装置。

2.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101 )に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101) は、硬質合成樹脂材によって形成されたあばら状榭脂（102a)の部分と軟質合成榭脂材によって形成された薄、皮膜（102b)で被覆された構造による屈曲自在な蛇腹状カバー（102)と、該蛇腹状カバー（102)の先端に設置したフロントカバー（103) を具備したことを特徴とする***物処理装置。

3.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101 )に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体には 2つの洗浄水送水口（105)、温風送風口（106)及び汚物吸引口（104)が形成されている力これらに接続する洗浄送水ホース（116a) (116b)、温風送風ホース（117)及び汚物吸引ホース（118)は個々に接続するのではなぐ該おむつカップ本体（101) に接続する部位をホースユニット（119)で一括支持すると共に、該ホースユニット（1 19)を該おむつカップ本体（101)に対して着脱自在に構成したことを特徴とする排泄物処理装置。 4.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101 )に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101) は、その前面内側に局部乾燥のための温風を送風する温風吹出し口（109a)と様々な人に対応できるよう陰部用に陰部洗浄用ノズル（108a)、肛門用に肛門洗浄用ノズル（108)を具備して、ることを特徴とする***物処理装置。

5.肛門用に 2つの肛門洗浄用ノズル（108b) (108c)を具備する前項 4の***用処理装置。

6.該おむつカップ本体（101)の洗浄水送水口（105)及び温風送風口（106)と局部洗浄用ノズル（108)及び温風吹出し口（109a)は、担体の中をくり貫いて形成した複数の通路のマ-ホールド（115)又は配管で繋がって、ることを特徴とする前項 1〜 5の何れか一に記載の***物処理装置。

7.該おむつカップ本体（101)は、局部を洗浄する該洗浄水送水口（105a)には温水が、汚物を洗い流す該洗浄水送水口（105b)には消臭剤入りの水が流れ、これらは別々の 2つの供給ポンプ（136)より供給されることを特徴とする前項 1〜6の何れか一に記載の***物処理装置。

8.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101 )に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101) は、身体の臀部が接する部分は湾曲しており、その中心部分がさらに奥に切れ込んだ形で二重湾曲（121)している***物処理装置。

9.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101 )に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、その底面は方形状の窪み（1 22)が中央部に開いており、その窪み（下層部）（122)の中に***物が落ち込むという二重底構造を持っていることを特徴とする***物処理装置。

10.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（10 1)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101) は、カップ洗浄用ノズル（108d)を身体の臀部が接する部分の最後尾と、温風吹き出しノズル（109b)を最後尾の二重底の下層部（122)に具備したことを特徴とする*** 物処理装置。

11.カップ洗浄用ノズル（108d) (108e) (108f)を身体の臀部が接する部分の最後尾とその左右に計 3箇所に具備する前項 10の***物処理装置。

12.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（10 1)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101) は、その底面が二重底構造になっており、方形状の窪みの底面を含む下部層（122

)と汚物吸引口（104)が繋がっているという構造を持っていることを特徴とする***物処理装置。

13.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（10 1)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101) は、その底面の 2重底構造の方形状の窪みである下層部の一方の側面力他方の側面に近赤外線（110a)を水平に発光し、それをフォト ICまたはフォトトランジスタ等の光センサ（1 lob)が受光する仕^ aみによる大便検知センサ（110)及び小便検知センサ（ 111)を具備することを特徴とする***物処理装置。

14.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（10 1)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚水を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101) は、該小便感知センサー（111)が該おむつカップ本体（101)の底面に、底面より僅かに高くなつた部分に設置されていることを特徴とする***物処理装置。

15.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（10 1)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚水を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101) は、板状の合成樹脂材でできた腰板（114)を具備しており、その該腰板には通気道 (123a)又は通気孔（ 123b)及び空気穴（ 124)を設け、臀部や腰部に温風が流れる構造となって!/ヽることを特徴とする***物処理装置。

16.該通気道（123a)又は通気孔（ 123b)及び該空気孔（ 124)を有する腰板 (114) と臀部や腰部と接する間に通気性のある腰マット（128)を敷き、臀部や腰部に温風が流れる構造となっていることを特徴とする前項 15の***物処理装置。

17.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（10 1)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、おむつカップ本体（101)用のおむつカバー（125)は、前面にホース等を接続する該おむつカップ本体を包囲するため、該おむつカバー（ 125)の中央に楕円状の穴（ 126)が開ヽて、ることを特徴とする***物処理装置。

18.該おむつカップ本体（ 101)用の該おむつカバー（ 125)の中央の該楕円状の穴 (126)の周辺部分と該おむつカップ本体（101)との接触部分には、双方に固着テープ（ 112b)を、また臀部にあたる部分に腰板入れ（127)及び腰マット入れ（ 129)を具備することを特徴とする前項 17の***物処理装置。

19.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（10 1)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚水を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101) は、人体の足 ·腹 ·臀部と接触する部分に内部に高分子吸収材を挿入した水漏れ防止パッド（130)を粘着又は接着する構造を具備することを特徴とする***物処理装置。

20.人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（10 1)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚水を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101) の 2つの洗浄送水口、温風送風口、汚物吸引口及び大便センサ ·小便センサから電気信号を導出するためのセンサジョイント（107)にそれぞれ接続された洗浄送水ホース（116a) (116b)、温風送風ホース（117)、汚物吸引ホース（118)及び電気ケーブルが接続される外部機器（131)は汚物タンク（132)、サイクロン装置（133)、サクシヨンモーター（ 134)、温水洗浄水タンク（135)及び 2つの給水ポンプ（136)を含む手段から構成されて!ゝることを特徴とする***物処理装置。

21.該外部機器（131)において、該汚物タンク（132)が汚物吸引口（140)及び該排気口（ 139)に臭、を遮断するストッパー（138)を具備して!/ヽることを特徴とする前項 20の***物処理装置。

22.該外部機器（131)において、該汚物タンク（132)の排気口（139)と該外部機器（131)の蓋（141)に設置された吸気口（ 142)とが該外部機器 (131)の該蓋（141 )を閉じたときに空気が漏れることなく完全にジョイントすると同時に該外部機器（131 )の該蓋（141)の該吸気口（142)に設けられた支柱（143)により該ストッパー（138) が開き、空気が該汚物タンク（132)の該排気口（139)から該外部機器（131)の該蓋 (141)の該吸気口（142)に流入する機能を担持することを特徴とする前項 20又は 2 1の***物処理装置。

23.該外部機器（131)において、該汚物タンク（132)から吸引した湿った空気を該サイクロン装置（133)内の壁にぶっけることにより渦巻き流を起こし、空気中の水分を除去する機能を担持するサイクロン装置（133)を具備していることを特徴とする前項 20又は 21の***物処理装置。

24.該外部機器（131)において、該おむつカップ（101)にホースを通じて送り込む温風は、サクシヨンモーター（134)力もの排気またはファン（144)からのヒーター（14 5)で一定の温度に暖められた温風を、一方力入った温風だけを通すように自由に回転する機能を担持するセレクタ一（146)を具備するエアーセレクタ一（147)によつて、交互に送り込むことが可能である前項 20又は 21の***物処理装置。

25.該外部機器（131)は情報伝達手段及び/又は端末と接続することにより、インタ一ネット及び/又は電子機器に繋げることが可能であり、これによつて監視手段を接続して要介護者の動画及び/又は静止画像及び/又は音声/又は外部機器（131)を情報伝達手段 (携帯電話及び/又はインターネット)上の電子機器に電送することが可能である前項 1〜24の何れか一に記載の***物処理装置。

26.該外部機器（131)の運転状況を情報伝達手段によって電子機器に伝送することが可能である前項 25の***物処理装置。

27.該外部機器（131)により要介護者の身体状況の情報を収集するとともに、要介護者の身体状況の情報を情報伝達手段によって電子機器に伝送することを特徴とする前項 25又は 26の***物処理装置。

28.該外部機器（131)において、該汚物タンク（132)及び温水洗浄水タンク（135) を分離または大型化することにより、該外部機器（131) 1台で数人の要介護者の汚物を処理することを可能とする前項 20〜27の何れか一に記載の***物処理装置。発明の効果

本願発明によって、おむつカップ本体が、身体との接触部分に超軟質高分子榭脂材によるクッションを具備しているので、身体との密着度は飛躍的に高まると同時におむつカップによって股間部が擦れて痣ができる等の問題が解決した。また、おむつカップ本体は蛇腹状のカバーを有するフロントカバーを備えており、屈曲自在なこともあって病人等の様々な体型にも合わせることが可能となっている。そのうえ蛇腹状のカバーは非常に簡易に合成樹脂成形でき、コスト的にも安価である。また 2本の洗浄送水ホース、温水送風ホース及び汚物吸引ホースを一括してホースユニットとし、該ホースユニットをおむつカップ本体に対して着脱自在とした。該洗浄送水ホースは 2本あり、そのうち 1本は局部洗浄用ホースで局部洗浄用ノズルに、もう 1本はカップ洗浄用ホースでカップ洗浄用ノズルに繋がって、る。該カップ洗浄用ホースには消臭剤入りの水が流れており、***物を洗い流す時点で消臭できるため、従来は機外で消臭フィルタ一等によって消臭処理をしており、完全に消臭することが難し力つた力その必要がなく簡易で完全な消臭処理対策となっている。局部を中心とした乾燥につヽても前面力直接局部に向けて温風を吹出しており、より確実に臀部全体を乾燥することが可能となっている。また臀部力も腰部にかけて腰板力も定期的に温風を出す構造となっており、通気性のマットと相俟って肌の乾燥を保つことにより病人等の床ずれを防止して、る。また該おむつカップ本体の底面が二重構造になって、ることにより、汚物をより弱い吸引力でも吸引が可能でより小さな出力のサクシヨンモーターでもよぐモーター音を抑えることができる。また、従来方式の大便感知センサでは身体を傾けたりすると、***物が大便感知センサの上に乗らないケースが多くうまく感知できな力つた力おむつカップ本体の二重底の窪み側面を利用した近赤外線及び光センサによる大便感知センサにより汚物が広範囲かつ確実に感知できるようになった。

図面の簡単な説明

[図 1-1]本願発明の実施例に係るおむつカップ本体を示した側面図である。

[図 1-2]小便感知センサー部の斜視図。

[図 2-1]本願発明の実施例に係るおむつカップ本体を示した斜視図である。

[図 2-2]カップ本体に水漏れ防止パッドをつけた図である。

[図 3]図 1に示す蛇腹カバー及びフロントカバー図の裏面図である。

[図 4]本願発明の実施例に係るおむつカップ本体の前面部及びホースユニットを示した側面図である。

[図 5-1]本願発明の実施例に係るおむつカップ本体及び腰板を示した上面図である

[図 5-2]腰板には通気道を設け、臀部や腰部に温風が流れる構造となっていることを示す図である。

[図 6]本願発明の実施例に係るおむつカバーを示した側面図である。

[図 7]おむつカップ本体と外部機器との関係を示す図である。

[図 8-1]汚物タンクの構造を示す図である。 [図 8-2]ストッパーの構造を示す図である

[図 9]サイクロンを示す図である。

[図 10]エアーセレクタ一を示す図である。符号の説明

101：おむつカップ本体

102:蛇腹カバー

102a:あばら状樹脂

102b:皮膜

103:フロントカバー

104:汚物吸引口

105:洗浄水送水口

105a:洗浄水送水口（局部洗浄用） 105b:洗浄水送水口（汚物洗浄用） 106:温風送風口

107:センサジョイント

108a:陰部洗浄用ノズル

108b:肛門洗浄用ノズル

108c:肛門洗浄用ノズル

108d：カップ洗浄用ノズル

108e：カップ洗浄用ノズル

108f：カップ洗浄用ノズル

109a:温風吹出し口

109b:温風吹出し口

110:大便感知センサ

110a:近赤外線 LED

110b:光センサ

111:小便感知センサ

112a:マジックテープ (登録商標） 112b:マジックテープ (登録商標）

113:超軟質クッション

114:腰板

115:マ二ホールド

116a:洗浄水送水ホース（局部洗浄用） 116b:洗浄水送水ホース (カップ洗浄用) 117:温風送風ホース

118:汚物吸引ホース

119:ホースユニット

120a:留め具（ォス）

120b:留め具 (メス）

121:二重湾曲

122：二重底の窪み部 (底面下層部）

122a:底面上層部

123a:通気道

123b:通気孔

124:空気穴

125:おむつカバー

126:楕円状の穴

127:腰板入れ

128:腰マット

129:腰マット入れ

130:水漏れ防止パッド

131:外部機器

132:汚物タンク

133:サイクロン装置

134:サンクションモーター

135:温水洗浄タンク 136 :：給水ポンプ

137 : ：シーケンサ

138 : ：ストッパー

139 : ：排気口

140 : ：汚物吸引口

141 : ：蓋

142 : ：吸気口

143 : ：支柱

144 : ：ファン

145 : ：ヒーター

146 : ：セレクタ一

147 : ：エアセレクタ

発明を実施するための最良の形態

[0008] 本発明は、人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置を基本構造とし、身体の行動が不十分な人の糞便、糞尿の自動***用のおむつ装置である。

[0009] 本願発明の特徴の一は、身体の腹部 ·股間部 '臀部とおむつカップ本体とが接する部分に円柱または半円柱状または矩形状の超軟質高分子榭脂材のクッションを装着することである。このことにより、該おむつカップ本体と身体の腹部'股間部'臀部が密着することが可能となり、おむつカップの周囲から洗浄水や汚物が漏れ出すという問題が解決されると同時に股間の部分も超軟質高分子榭脂材のクッションにより硬質合成樹脂材の該おむつカップと直接触れることがないため、肌にも優しくかつ痣ができにくくなるという超軟質高分子榭脂材のクッションを具備する該おむつカップ本体を特徴とする***物処理装置を提供する。本発明で使用できる超軟質高分子榭脂とは、例え «JISK6253による硬さの度合いが 30〜50、より好ましくは 35〜45、さらに好ましくは約 40の高発泡の超軟質高分子榭脂であり、例えば、ポリエチレン、エチレン酢酸ビュル共重合体、ポリ塩化ビュル、ポリプロピレン、ポリウレタン、スチレンーブタジェン共重合体、ブタジエン—アクリロニトリル共重合体、ブチルゴム、クロ口プレンゴムなどの軟質高分子榭脂もしくはこれらのブレンドしたものが好ましく用いられる。特にスチレン系エラストマ一が好適である。また必要に応じて炭酸カルシウム、タルク、クレー、マイ力、シラスノレーン、ガラス繊維などの無機充填材、難燃材、粉末ゴム等を含むこともできる。その厚みは特に限定されるものではないが、平均厚みが数 m m以上、一般的には 4〜： LOmm、好ましくは 4〜7mm程度に形成されることがよい。本願発明の特徴の一は、該おむつカップ本体が、煩雑な組み立てを要する複数の湾曲した連結片を連設し防水布で被覆したような公知の蛇腹ジョイントではなく、硬質の合成樹脂材カなるあばら状の部分と薄い皮膜状の合成樹脂材によって皮膜された構造をもつ。この構造は非常に成形が簡易で屈曲自在な蛇腹状カバーを提供する。この蛇バラ状カバーの先端には、フロントカバーが設置される。本発明の屈曲自在な蛇腹状カバーで使用できる硬質質高分子榭脂とは、例えば、ポリエチレン、ェチレン酢酸ビュル共重合体、ポリ塩化ビュル、ポリプロピレン、ポリウレタン、スチレン—ブタジエン共重合体、ブタジエン—アクリロニトリル共重合体、ブチルゴム、クロ口プレンゴムなどの高分子榭脂もしくはこれらのブレンドしたものが好ましく用いられる。特に好ましくはポリ塩ィ匕ビニルである。その厚みは特に限定されるものではないが、平均厚みが数 mm以上、一般的には 4〜： LOmm、好ましくは 4〜 7mm程度に形成されることがよい。この硬質合成樹脂材の部分は、おむつカップの折り曲げ部の骨組み (ァバラ状)機能を果たす。屈曲自在な蛇腹状カバー部は、この骨組部との組み合わせで薄、皮膜状の合成樹脂材を使、この薄、皮膜状の合成樹脂材の弾性を利用しておむつカップの折り曲げにより、おむつカップ本体によって身体の腹部 ·股間部 · 臀部を包み込むことが可能となる。この薄い皮膜状の合成樹脂材は、例えば、ポリエチレン、エチレン酢酸ビュル共重合体、ポリ塩化ビュル、ポリプロピレン、ポリウレタン、スチレンブタジエン共重合体、ブタジエン—アクリロニトリル共重合体、ブチルゴム、クロロプレンゴムなどの高分子榭脂もしくはこれらのブレンドしたものが好ましく用いられる。特に好ましくはポリ塩ィ匕ビニルである。その厚みは特に限定されるものではないが、平均厚みが一般的には l〜5mm、好ましくは l〜3mm程度に形成されること力 Sよい。屈曲自在な蛇腹状カバー部は、カップ本体の折り曲げ部の 5〜25cmにおいて使用されアバラ部は蛇腹状カバー部の横方向に約 4〜8個、アバラ部同士の間隔は l〜4cm、アバラ部自体の太さは、 3〜： LOmm程度である。薄い皮膜状の合成榭脂材は、伸び曲げ可能であり、引き伸ばし、折り曲げ可能であって、アバラ状部との組み合わせで、おむつカップの折り曲げが達成される。なお、この蛇腹状カバー部は薄い部分と太い部分を交互に一体成型し、蛇腹状形態を調製してもよい。さらに、蛇腹状部とフロントカバー部は、別々に調製し、その後に融着させてもいし、或いは型にはめて一体成型で、蛇腹状カバー部とフロントカバー部を調製してもよい。

[0011] 本願発明の特徴の一は、おむつカップ本体には 2つの洗浄水送水口、温風送風口及び汚物吸引口が形成されている力これらに接続する洗浄送水ホース、温風送風ホース及び汚物吸引ホースは個々に接続するのではなぐ該おむつカップ本体に接続する部位をホースユニットで一括支持すると共に、該ホースユニットを該おむつカツプ本体に対して着脱自在に構成したことである。

本願発明は、該おむつカップ本体には 2つの洗浄水送水口、温風送風口及び汚物吸引口が形成されている他、該おむつカップ本体はその本体に設けた大便 '小便感知センサに電気的に接続されたコネクタを具備している。これらは 2つの洗浄送水ホース、温風送風ホース、汚物吸引ホース及び電気ケーブルと繋がっているコネクタと接続する必要がある力他のホースと一括して接続するとトラブルが起き易、コネクタは単独にしておくことが好ましい。そのため、前記 2つの洗浄送水ホース、温風送風ホース及び汚物吸引ホースは、該おむつカップ本体に接続する部位をホースュ- ットで一括支持すると共に、該ホースユニットを該おむつカップ本体に対して着脱自在に構成したものである。着脱自在とは、ホースユニットとおむつカップ本体が雄雌関係構造を有し、用時装着及び脱着が達成でき、しかも装着時には機密性が担保されていることを意味する。

[0012] 本発明の特徴の一は、該おむつカップ本体が、その前面内側に局部乾燥のための温風を送風する温風吹出し口と様々な人に対応できるよう陰部用に陰部洗浄用ノズル、肛門用に肛門洗浄用ノズルを具備していることである。そして、肛門用には、好ましくは、 2つの肛門洗浄用ノズルを具備する。好ましくは、該局部洗浄ノズルは、おむつカップ本体の前面内側に、様々な人に対応できるよう陰部用に 1つ、肛門用に 2つ具備している。またおむつカップ本体の前面内側には、局部全体を乾燥させるために温風を送風する温風送風口からつながる温風吹き出し口を配設し、該温風吹き出し口は排尿が入らないよう多孔で斜め下向きに形成されている。

[0013] 本発明のおむつカップ本体は、その前面に局部を洗浄する洗浄水送水口と汚物を洗、流す洗浄水送水口の 2つの送水口及び温風送風口を設けてある。局部を洗浄する該洗浄水送水口及び該温風送風口の 1部は、該おむつカップ本体内部の 3つの局部洗浄用ノズル及び温風吹出しノズルと連結し、汚物を洗ヽ流す該洗浄水送水口及び該温風送風口の 1部は、下方のパイプに連結させて、該おむつカップ本体の後方の汚物洗浄用ノズル及び温風吹出しノズルに繋がってヽるが、それぞれ該洗浄送水口及び該温風送風口力ゝら該局部洗浄用ノズル及び該温風吹出しノズルに連結するためには、カバーにして内部の空間を利用して配管にてそれぞれを連結する必要がある。カバー内の空間に汚水が入り込む可能性があり、これを避けるため、該ぉむつカップ本体の前面部分はカバー内の空間を利用した配管ではなぐ担体例えば合成樹脂材の中をくり貫、て形成した複数の通路のマ-ホールドで繋がって、ることはより好ましい。

[0014] 本発明のおむつカップ本体は、その前面に局部を洗浄する該洗浄水送水口と汚物を洗ヽ流す該洗浄水送水口の 2つの送水口を具備する力それぞれ別々の給水ポンプ（136)から局部を洗浄する該洗浄水送水口には温水が、汚物を洗い流す該洗浄水送水口には消臭剤入りの水が流れることが好ましい。その他所望により、各種医薬品、殺菌消毒剤を添加することは可能である。

[0015] 本発明の特徴の一は、該おむつカップ本体は、身体の臀部が接する部分は湾曲しており、その中心部分がさらに奥に切れ込んだ形で二重湾曲している。この奥の切れ込みは、約 5〜13cmの幅力湾曲型を描く。これにより個人の体格差に対応するとともに臀部の割れ目から洗浄水等が背中に漏れることを防ぐ。

また、本発明の特徴の一は、該おむつカップ本体の底面は楕円形の上層部の中央部に前後長方向に方形状の窪み部分を有しており、その窪みの中に***物が落ち込むという二重底構造（2段構造)を持っている。この窪みは、上からみると前記奥に切れ込んだ 2重湾曲部を含む方形で他方は汚物吸引口につながる。そしてこの窪みは、断面からみると、好ましくは半円又は半楕円形である。このことにより汚物洗浄がより便宜である。本発明で二重底構造を持つ部分は、おむつカップ本体の底と呼ぶ部分であり、人体が直接接触する上層部と汚物があつまる方形状の窪み部である下層部からなる。上層部の形状は上からみると、楕円形状である力でん部の形状を考慮し、自在に変更可能である。

[0016] 本発明の特徴の一は、該おむつカップ本体は、汚物を洗!ヽ流すカップ洗浄用ノズルを身体の臀部が接する部分の最後尾及びその左右に計 3箇所と、温風吹き出しノズルを身体の臀部が接する部分の最後尾の該二重底 (2段構造)の下層部分に具備し、***物をより確実かつ強力に洗い流すことを可能とする。カップ洗浄用ノズルの一は、最後尾の該二重底の下層部分に具備して!/、てもよ、。

[0017] 本発明の特徴の一は、該おむつカップ本体は、その底面が二重底構造（2段構造）になっており、方形状窪みの底面を含む下部層と汚物吸引口が繋がっている。このことにより、よりパワーの劣るサクシヨンモーターでも効率よく***物を吸引できるという構造を持っている。

[0018] 本発明の特徴の一は、該おむつカップ本体の大便感知センサは、従来のように排泄物がセンサの上に乗らないと感知できない方式ではなぐ該二重底構造の窪み部 (下部層）側面の一方から他方の側面に近赤外線 LEDを平行に発光し、それをフォト ICまたはフォトトランジスタ等の光センサが受光する仕組みに構成した。その結果、大便感知センサはより広範囲かつ確実に感知可能とした。

[0019] 本発明の特徴の一は、従来の小便感知センサの場合は、該おむつカップ本体の底面に設置していたため、排出し切れな力つた水分を感知してしまうという誤作動するケースが多かった力該おむつカップ本体の該小便感知センサは、該おむつカツプ本体の底面より若干高いところに設置してあることにより、排出し切れな力つた水分で誤作動しな、仕組みにした。

[0020] 本発明のおむつカップ本体は、身体の臀部力腰部にかけての部分力板状の合成榭脂材でできた腰板を具備する。そして、その該腰板には通気道または通気孔を設け、該通気孔の上部には空気穴があけてある。このように、臀部や腰部に温風が流れる構造になっている。さらに、臀部や腰部と該腰板との間には、通気性のある腰マットを敷くことも可能であり、これによりより確実に床ずれを防止することを可能とする。

[0021] 本発明のおむつカップ本体は、おむつカップ専用のおむつカバーによって身体にしっかり包囲される。該おむつカップ専用の該おむつカバーは、該おむつカップ本体の前面が該ホースユニット等と接続する必要があるため、該おむつカバーの中央に楕円状の穴が開、て、ること、さらに該腰板を入れる腰板入れ及び腰マットを入れる腰マット入れを具備する。さらに該おむつカップ専用の該おむつカバーの中央の楕円状の穴の周辺部分と該おむつカップ本体との接触部分にマジックテープ (登録商標）のような固定テープを双方に具備しており、それらを留めることにより該おむつ力ップ本体をしつ力り包囲し、固定するとともに、洗浄水等の横漏れを防止する。

[0022] 本発明のおむつカップ本体は、人体の足 '腹'臀部と接触する該おむつカップ本体部分に紙おむつのような内部に高分子吸収材を挿入したパッドに粘着材を塗布し粘着させる力または該おむつカップ本体側に接着する構造を具備することが可能である。

[0023] 本発明の特徴の一は、該おむつカップ本体が 2つの洗浄水ホース、温風送風ホース、汚物吸引ホース及び電気ケーブルにより接続している外部機器力少なくとも汚物タンク、サイクロン装置、サクシヨンモーター、温水洗浄タンク及び 2つの給水ポンプを含む手段で構成されており、該汚物タンク力の排気、該サイクロン装置の設置等に独自性を持つ。

[0024] 本発明の特徴の一は、該外部機器の蓋に吸気口を設置し、該蓋を閉じるという簡単な手段により、該蓋の吸気口と該汚物タンクの排気口とが機密性を保ちながらジョイントが可能となることにある。さらに該蓋の吸気口に設けた支柱が蓋を閉じることにより、臭いを遮断するストッパーを押し開け、空気の流れる空間を作ることにある。これは、該外部機器において、該外部機器より日常的に着脱する必要のある該汚物タンクから排気するために、排気口を該外部機器に機密性を保ちながらジョイントする必要がある力もである。

[0025] 本発明の特徴の一は、該外部機器において、該汚物タンクと該サクシヨンモーターとの間にサイクロン装置を設置し、該汚物タンクから吸引された湿った空気を該サイクロン装置の吸入口から中に入れ、湿った空気を該サイクロン装置の壁にぶっけることにより該サイクロン装置内に渦流を発生させる。これにより湿った重い空気は回転しながら下に下がって行き、その過程で水分が除去される。軽くなつた乾いた空気は該サイクロン装置の排出ロカ排出され、この空気がサクシヨンモーターに吸引されることになる。

[0026] 本発明の特徴の一は、該外部機器において、該おむつカップにホースを通じて送り込む温風は、サクシヨンモーターによって暖められた排気またはファン力ヒーターで一定の温度にコントロールされた温風であり、それらはサクシヨンモーターからの排気またはファンからの温風を、一方力も入った温風だけを通すよう自由に回転して一方の入り口を塞ぐよう工夫されたセレクタ一を具備するエアーセレクタ一により交互にホースを通って該おむつカップに送られることになる。

[0027] 本発明の特徴の一は、該外部機器が LANケーブル、電話回線及び/又は USB (情報伝達手段及び/又は端末)などと接続することにより、インターネット及び/又は電子機器に繋げることが可能となっている。これにより Webカメラ、 LANカメラ、マイクロフォンなどの監視手段を通じて要介護者の動画及び/又は静止画及び/又は音声を遠く離れたところにある携帯電話及び/又はインターネット上の電子機器に情報伝達手段で伝送し、知らせることができると同時に、これらの手段により相互に会話も可能となる。

[0028] 本発明の特徴の一は、該外部機器が LANケーブル、電話回線及び/又は USB (情報伝達手段及び/又は端末)などと接続することにより、インターネット及び/又は電子機器に繋げることが可能となっている。これにより該外部機器の運転状況を遠く離れたところにある携帯電話及び/又はインターネット上の電子機器に情報伝達手段で伝送し、知らせるととも〖こ、携帯電話及び/又は該インターネット上の電子機器より該外部機器をコントロールすることができる。さらに、これらにより介護施設及び/又は病院の管理センターにおいて施設内の各該外部機器の集中管理が可能となる。

[0029] 本発明の特徴の一は、該外部機器が LANケーブル、電話回線及び/又は USB (情報伝達手段及び/又は端末)などと接続することにより、インターネット及び/又は該電子機器に繋げることが可能となっている。要介護者の下に敷いた身体の生体状況を読み取ることが可能なマットから LANケーブル、電話回線及び/又は USBなどと接続している該外部機器を経由して、要介護者の身体状況を遠く離れたところにある携帯電話及び/又はインターネット上の電子機器に情報伝達手段で伝送し、知らせることができる。

[0030] 本発明の特徴の一は、該外部機器にお！ヽて該汚物タンク及び該温水洗浄タンクを分離または大型化することにより、該外部機器 1台で数人の要介護者の汚物を処理することが可能となり、介護施設及び/又は病院などで多くの要介護者及び患者の汚物を効率的に処理することができる。

実施例

[0031] 以下、本願発明に係る実施例を、図面に基づいて説明する。

[0032] 本願発明のおむつカップ本体について説明する。図 1はおむつカップ本体（101) を含む***物処理装置を示した側面力ゝらの図面である。本発明の***物処理装置は、人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101 )に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置を基本構造とする。該おむつカップ本体 (101) (図中の番号表示なし:）は、人体の腹部'股部'臀部を包み込むものであって、おむつカップとして機能する部を意味する。

図 1及び図 2に示すように該おむつカップ本体（101)と腹部 ·股間部 ·臀部との接触する部分は、円柱状または半円柱状の超軟質高分子榭脂材による超軟質クッション（ 113)が該おむつカップ本体（ 101)の内側に形成してある。この超軟質クッションにより、腹部 ·股間部 '臀部とおむつカップ本体との密着性が高まり、おむつカップから洗浄水及び汚物が流れ出すという問題が解消される。さらにこの超軟質クッションが肌に優しくフィットすることにより硬質合成樹脂に擦れて痣が出来るということを防止している。

[0033] 本願発明のおむつカップ本体（101)の腹部覆い部は、図 1及び図 3に示すように、蛇腹状カバー（102)と該蛇腹状カバー（102)の先端に設置したフロントカバー（10 3)を具備している。この蛇腹状カバーは、非常に成形が簡易であり製造コストが有利となる。該蛇腹状カバー（102)及び該フロントカバー（103)と腹部が接触する部分には前記の超軟質クッション（113)が装着されて!、る。該蛇腹状カバー（102)は硬質の合成樹脂材カゝらなるあばら状榭脂（102a)の部分と薄い皮膜状の合成樹脂材による皮膜（102b)によって構成された構造である。この蛇腹状カバー（102)部分は屈曲自在であり、フロントカバー（103)と腹部の曲線にフィットするとともに、超軟質タツシヨン（113)により腹部に完全に密着し、洗浄水等の漏れを防止している。

また、該おむつカップ本体（101)は、図 2— 2に示すように、人体の足 '腹'臀部と接触する部分に内部に高分子吸収材を挿入した水漏れ防止パッド（130)を粘着又は接着する構造を具備してヽてもよヽ。

[0034] 本願発明のおむつカップ本体は、局部洗浄用ノズル（108a)、（108b)、 (108c) ( 図 1)、カップ洗浄用ノズル（108d)、 (108e)、 (108f) (図 5)、温風吹出し口（109a) 、（109b) (図 1)、楕円状の上層部（122a)と方形状の窪み（122) (下層部)をもつ二重底構造 (図 5)、臀部接触面二重湾曲（121) (図 5)、大便感知センサ（110) (図 1) 、小便感知センサ（111) (図 1)、マジックテープ (登録商標）のような固着テープ（11 2) (図 1)の手段の少なくとも一を具備している。

[0035] 図 1に示すように局部洗浄用ノズルは、個々人の様々な差異に対応するため、陰部用洗浄ノズル（108a)を 1つ、肛門用洗浄ノズル（108b)、（108c)を 2つ設置した。肛門の場合は確実に洗い流さないとトラブルの原因になるため、洗浄ノズルを 2つ設け個人差に対応している。 1つの温風吹出し口（109a)は、陰部用洗浄ノズル（108a)と肛門用洗浄ノズル（108b)との間に設置した。これは局部を乾燥させることは病人、要介護者にとって極めて大切であるので、前方から局部全体に温風をあて短時間に乾燥させることを可能にした。

なお、上記のそれぞれのノズルは洗浄送水口（105)及び温風送風口（106)と繋げる必要があるが、図 4に示すように、配管ではなく合成樹脂材の中をくり貫いて形成した複数の通路のマ-ホード（115)によるものとしている。もう 1つの温風吹出し口（10 9b)は、身体の臀部が接する最後尾の二重底（2段構造)の下層の最下部分に設置し、その上に設置したカップ洗浄用ノズル（108d)とともに大便及び小便を強力に汚物吸引口に押し流す役割を果たす。さらにカップ洗浄用ノズル（108d)からは消臭剤入りの水が出されることが可能であり、大便及び小便のアンモニア臭、硫化水素臭を消し去り、後での消臭処理を不要のものとすることができる。

また、図 5に示すようにおむつカップ本体（101)の底は、楕円状の上層部（122a) と方形状の窪み部（122)をもつ二重底構造 (2段構造）になっているが、汚物を二重底の窪み部（122) (下層部底）に落とすことにより弱い吸引力でも確実に吸引出来る他、従来の感知では大便がセンサの上に乗らない場合には感知できな力つた大便感知センサも近赤外線（110a)とフォト IC等の光センサ（110b)を活用することにより確実な感知が可能となって、る。小便センサ（ 111)も同様確実な感知ができるようになっている。さらに臀部の接触面部分の二重湾曲（121)により臀部の大小の個人差にも対応できるば力りでなぐ臀部の割れ目力洗浄水が背中に流れ込むことも防止できている。

なお、小便感知センサー（111)は、図 1 2に示すように、該おむつカップ本体（1 01)の底面に、底面より僅かに高くなつた部分に設置されている。

図 1及び図 2に示すマジックテープ (登録商標）（112a)は、図 6に示す、おしめカバ一側のマジックテープ (登録商標） (112b)と合わせることによりおむつカップ本体（1 01)をしつかり固定させると同時に、洗浄水等の横漏れを防いでいる。

[0036] 図 4に示すように本願発明のホースユニット（119)は、おむつカップと接続するものであり、該ホースユニット（119)は、汚物吸引ホース（118)、 2本の洗浄送水ホース（ 116a) , (116b)、温風送風ホース（117)を含み、これらを一括支持して一度に着脱できる。さらに、該ホースユニット（119)は、留め具 (ォス )（ 120a)を該おむつカップ本体（101)側の留め具 (メス)（120b)に差し込むことにより、該おむつカップ本体（101) に固定する。なお、感知センサと電気的に繋がるセンサジョイント（107)の接続は、該ホースユニット（119)と一括して行うとトラブルが起きやすく別途単独で接続する。

[0037] 本発明の***物処理装置は、図 7に示すように外部機器に接続している。例えば、汚物吸引口（104)は、汚物タンク及び汚物吸引ホース（118)を経由して汚物タンク（ 132)に接続し、さらにサイクロン装置（133)につながる。さらにサンクションモーター (134)力も温風送風口（106)へ連動している。洗浄水送水口（105) (105a) (105b )は洗浄水送水ホース（116a :局部洗浄用）（ 116b：カップ洗浄用）を経てそれぞれ 2 つの給水ポンプ（136)を経由して温水洗浄タンク（135)に接続する。温風送風口（1 06)は温風送風ホース（117)を経てサンクションモーター（134)に接続する。大便感知センサ（110)及び小便感知センサ（111)からの電気信号を導出するためのセンサカプラ（107)はセンサージョイント（107)を経てセンサシグナルラインを経由してシ一ケンサ（137)に接続している。汚物タンク（132)は、図 8に示すように、汚物吸引口（140)及び該排気口（139)に臭いを遮断するストッパー（138)を具備しており、該汚物タンク（132)の排気口（139)と該外部機器（131)の蓋（141)に設置された吸気口（142)とが該外部機器（131)の該蓋（141)を閉じたときに空気が漏れることなく完全にジョイントすると同時に該外部機器（131)の該蓋（141)の該吸気口（142 )に設けられた支柱（143)により該ストッパー（138) (図 8— 2)が開き、空気が該汚物タンク（132)の該排気口（139)から該外部機器（131)の該蓋（141)の該吸気口（1 42)に流入する。サンクションモーター（134)と汚物タンク（132)と空気の連通が可能なサイクロン装置（133)は図 9に示した。該汚物タンク（132)から吸引した湿った空気を該サイクロン装置（133)内の壁にぶっけることにより渦巻き流を起こし、空気中の水分を除去することが可能である。図中矢印は空気の流れを意味する。

又、本発明において、該外部機器（131)において、該おむつカップ（101)の温風送風口（106)にホースを通じて送り込む温風は、サクシヨンモーター（134)力の排気またはファン（144)からヒーター（145)で一定の温度に暖められた温風を、一方から入った温風だけを通すよう自由に回転するセレクタ一（146)を具備するエアーセレクタ一（147)によって、交互に送り込むことを可能とする（図 10)。

図 5に示すように本願発明の腰板（114)は、内部に通気孔（123b)が設けられており、温風送風口（106)力パイプを通じて腰板（114)の通気孔（123b)に温風が入り、臀部及び腰部に接した面の空気穴（124)から温風が吹出す構造になっている。さらに臀部及び腰部と腰板（114)との間に図 6の通気性のある腰マット（128)を敷き、外部機器から温風を定期的に流すことにより、病人等の肌を常に乾燥させ、病人等を床ずれから防止する。また、図 5— 2に示すように通気孔 bの代わりに通気道（123a )を有する腰板 (114)と臀部や腰部と接する間に通気性のある腰マット（128)を敷き、臀部や腰部に温風が流れる構造であってもよい。

[0039] 本願発明のおむつカバー（125)は、その中央に図 6のような楕円状の穴（126)が開いており、その周辺にマジックテープ (登録商標） (112b)が配置してある。該おむつカバーの該マジックテープ (登録商標）（112b)と該おむつカップの該マジックテープ (登録商標）（112a)部分を互いに合わせ、留めることにより、該おむつカップを病人等の身体にしつ力りフィットさせ、洗浄水等の横漏れを防止する。さらにおむつカバ一（125)と該おむつカップ本体（101)を固定するために該おむつカップ本体（101) の腰板（114)をおむつカバー（125)に差し込む腰板入れ（127)及び腰マット（128 )を入れる腰マット入れ（129)を具備して!/、る。

産業上の利用可能性

[0040] 本発明の装置は、寝たきり等重度の要介護者または歩行不能な病人のための*** 物処理装置に関し、重度の要介護者等が寝たままの状態で***した場合、自動的に***物を処理し、汚れた局部を自動的に洗浄し、かつ乾燥する***物処理装置であり、介護用補助用具として有用である。

Claims

請求の範囲

[1] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、身体の腹部 ·股間部 ·臀部とおむつカップ本体（101)とが接するおむつカップ本体（101)部分に円柱または半円柱状または矩形状の超軟質高分子榭脂材の超軟質クッション（113)を具備したことを特徴とする***物処理装置。

[2] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101)は、硬質合成樹脂材によって形成されたあばら状榭脂（102a)の部分と軟質合成樹脂材によって形成された薄ヽ皮膜（102b)で被覆された構造による屈曲自在な蛇腹状カバ一（102)と、該蛇腹状カバー（102)の先端に設置したフロントカバー（103)を具備したことを特徴とする***物処理装置。

[3] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体には 2つの洗浄水送水口（105)、温風送風口（106)及び汚物吸引口（104)が形成されているが、これらに接続する洗浄送水ホース（116a) (116b)、温風送風ホース（117)及び汚物吸引ホース（118)は個々に接続するのではなぐ該おむつカップ本体（101)に接続する部位をホースユニット（119)で一括支持すると共に、該ホースユニット（119) を該おむつカップ本体（101)に対して着脱自在に構成したことを特徴とする***物処理装置。

[4] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101)は、その前面内側に局部乾燥のための温風を送風する温風吹出し口（109a)と様々な人に対応できるよう陰部用に陰部洗浄用ノズル（108a)、肛門用に肛門洗浄用ノズル（10 8)を具備して!/ヽることを特徴とする***物処理装置。

[5] 肛門用に 2つの肛門洗浄用ノズル（108b) (108c)を具備する請求項 4の***用処理装置。

[6] 該おむつカップ本体（101)の洗浄水送水口（105)及び温風送風口（106)と局部洗浄用ノズル（108)及び温風吹出し口（109a)は、担体の中をくり貫いて形成した複数の通路のマ-ホールド（115)又は配管で繋がって、ることを特徴とする請求項 1〜5 の何れか一に記載の***物処理装置。

[7] 該おむつカップ本体（101)は、局部を洗浄する該洗浄水送水口（105a)には温水が、汚物を洗い流す該洗浄水送水口（105b)には消臭剤入りの水が流れ、これらは別々の 2つの供給ポンプ（136)より供給されることを特徴とする請求項 1〜6の何れか一に記載の***物処理装置。

[8] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101)は、身体の臀部が接する部分は湾曲しており、その中心部分がさらに奥に切れ込んだ形で二重湾曲（ 121)して、る***物処理装置。

[9] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、その底面は方形状の窪み（122) が中央部に開いており、その窪み（下層部）（122)の中に***物が落ち込むという二重底構造を持って!/ヽることを特徴とする***物処理装置。

[10] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101)は、力ップ洗浄用ノズル（108d)を身体の臀部が接する部分の最後尾と、温風吹き出しノズル（ 109b)を最後尾の二重底の下層部（122)に具備したことを特徴とする***物処理装置。

[11] カップ洗浄用ノズル（108d) (108e) (108f)を身体の臀部が接する部分の最後尾とその左右に計 3箇所に具備する請求項 10の***物処理装置。

[12] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101)は、その底面が二重底構造になっており、方形状の窪みの底面を含む下部層（122)と汚物吸引口（104)が繋がっているという構造を持っていることを特徴とする***物処理装置。

[13] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101)は、その底面の 2重底構造の方形状の窪みである下層部の一方の側面力他方の側面に近赤外線（110a)を水平に発光し、それをフォト ICまたはフォトトランジスタ等の光センサ（ 110b)が受光する仕組みによる大便検知センサ（110)及び小便検知センサ（ 11 1)を具備することを特徴とする***物処理装置。

[14] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚水を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101)は、該小便感知センサー（111)が該おむつカップ本体（101)の底面に、底面より僅かに高くなつた部分に設置されていることを特徴とする***物処理装置。

[15] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚水を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101)は、板状の合成樹脂材でできた腰板（114)を具備しており、その該腰板には通気道（123a )又は通気孔（123b)及び空気穴（124)を設け、臀部や腰部に温風が流れる構造となって!/ヽることを特徴とする***物処理装置。

[16] 該通気道（123a)又は通気孔（ 123b)及び該空気孔（ 124)を有する腰板（ 114)と臀部や腰部と接する間に通気性のある腰マット（128)を敷き、臀部や腰部に温風が流れる構造となっていることを特徴とする請求項 15の***物処理装置。

[17] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚物を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、おむつカップ本体（101)用のおむつカバー（125)は、前面にホース等を接続する該おむつカップ本体を包囲するため、該おむつカバー（ 125)の中央に楕円状の穴（ 126)が開ヽて、ることを特徴とする***物処理装置。

[18] 該おむつカップ本体（101)用の該おむつカバー（125)の中央の該楕円状の穴（12 6)の周辺部分と該おむつカップ本体（101)との接触部分には、双方に固着テープ（ 112b)を、また臀部にあたる部分に腰板入れ（ 127)及び腰マット入れ（129)を具備することを特徴とする請求項 17の***物処理装置。

[19] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚水を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101)は、人体の足，腹'臀部と接触する部分に内部に高分子吸収材を挿入した水漏れ防止パッド（130)を粘着又は接着する構造を具備することを特徴とする***物処理装置。

[20] 人体の腰臀部を包囲するおむつカップ本体（101)と、該おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部に洗浄水を送水する洗浄水送水口（105)と、前記おむつカップ本体（101)に接続するとともにその内部の洗浄水及び汚水を吸引する汚物吸引口（104)とを備えた***物処理装置において、該おむつカップ本体（101)の 2つの洗浄送水口、温風送風口、汚物吸引口及び大便センサ'小便センサから電気信号を導出するためのセンサジョイント（107)にそれぞれ接続された洗浄送水ホース（ 116a) (116b)、温風送風ホース（117)、汚物吸引ホース（118)及び電気ケーブルが接続される外部機器（131)は汚物タンク（132)、サイクロン装置（133)、サクシヨンモーター（ 134)、温水洗浄水タンク（135)及び 2つの給水ポンプ（136)を含む手段から構成されて!ゝることを特徴とする***物処理装置。

[21] 該外部機器（131)において、該汚物タンク（132)が汚物吸引口（140)及び該排気口（139)に臭いを遮断するストッパー（138)を具備していることを特徴とする請求項 20の***物処理装置。

[22] 該外部機器（131)において、該汚物タンク（132)の排気口（139)と該外部機器（13 1)の蓋（141)に設置された吸気口（142)とが該外部機器（131)の該蓋（141)を閉じたときに空気が漏れることなく完全にジョイントすると同時に該外部機器（ 131)の該蓋（141)の該吸気口（142)に設けられた支柱（143)により該ストッパー（138)が開き、空気が該汚物タンク（132)の該排気口（139)から該外部機器（131)の該蓋（14 1)の該吸気口（142)に流入する機能を担持することを特徴とする請求項 20又は 21 の***物処理装置。

[23] 該外部機器（131)において、該汚物タンク（132)から吸引した湿った空気を該サイクロン装置（133)内の壁にぶっけることにより渦巻き流を起こし、空気中の水分を除去する機能を担持するサイクロン装置（133)を具備していることを特徴とする請求項 20又は 21の***物処理装置。

[24] 該外部機器（131)において、該おむつカップ（101)にホースを通じて送り込む温風は、サクシヨンモーター（134)力もの排気またはファン（144)からのヒーター（145)で一定の温度に暖められた温風を、一方力入った温風だけを通すように自由に回転する機能を担持するセレクタ一（146)を具備するエアーセレクタ一（147)によって、交互に送り込むことが可能である請求項 20又は 21の***物処理装置。

[25] 該外部機器（131)は情報伝達手段及び/又は端末と接続することにより、インターネット及び/又は電子機器に繋げることが可能であり、これによつて監視手段を接続して要介護者の動画及び/又は静止画像及び/又は音声/又は外部機器（131)を情報伝達手段 (携帯電話及び/又はインターネット)上の電子機器に電送することが可能である請求項 1〜24の何れか一に記載の***物処理装置。

[26] 該外部機器（131)の運転状況を情報伝達手段によって電子機器に伝送することが可能である請求項 25の***物処理装置。

[27] 該外部機器 (131)により要介護者の身体状況の情報を収集するとともに、要介護者の身体状況の情報を情報伝達手段によって電子機器に伝送することを特徴とする請求項 25又は 26の***物処理装置。

[28] 該外部機器（131)において、該汚物タンク（132)及び温水洗浄水タンク（135)を分離または大型化することにより、該外部機器（131) 1台で数人の要介護者の汚物を処理することを可能とする請求項 20〜27の何れか一に記載の***物処理装置。