JP4709633B2 - 現金取引装置及び取引方法 - Google Patents

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Description

本発明は、現金を用いた取引を可能とする現金取引装置に関する。
現金を用いた取引を可能とする種々の現金取引装置、例えば、現金自動預け払い機(ATM:Automatic Teller Machine)や、定期券の発券機などでは、投入された金銭について、金種の判定のほかに、真偽或いは破損状況を鑑別して、その金銭が取引のために用いることが可能な金銭(以下、「取引可能金銭」と呼ぶ。)であるか否かを判定(以下、「金銭判定」と呼ぶ。)することが一般的である。
かかる金銭判定を行う取引装置として、下記特許文献1に記載の現金自動取引装置や、下記特許文献2に記載の紙幣類取引装置が挙げられる。
特開2003−281603号公報 特開2004−157624号公報
前述のような金銭判定を行う現金取引装置には、投入された金銭の表面を読み取って得られた画像と、予め記憶している基準画像と、を比較して金銭判定を行うものがある。かかる現金取引装置内において、投入された金銭は、金銭の表面を読み取るための所定の読み取り位置まで搬送され、この所定の読み取り位置に配置された上で、表面を読み取られることとなる。
ここで、投入された金銭が、装置内における金銭の搬送のバラツキにより、所定の読み取り位置から若干ずれた位置に配置されてしまう場合がある。この場合、現金取引装置は、投入された金銭の表面を正しく読み取ることができないために、破損の少ない本物の金銭を取引可能金銭でないと判定したり、偽金を取引可能金銭であると判定する可能性がある。
そこで、偽金の製造や流通に関わる者(以下、「偽金関係者」と呼ぶ。)は、例えばATMにおいて、一度に多くの偽金を投入し、これら偽金のうち一部でも取引可能金銭であると誤って判定されることを期待して、偽金関係者の口座への入金取引や、共謀者の口座への振込み取引を試みる場合がある。
かかる場合、仮に、投入された偽金が取引可能金銭であると誤って判定されると、その偽金に相当する金額が、偽金関係者の口座に入金されたり、共謀者の口座に振り込まれたりしてしまう。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、金銭判定で誤った判定結果が得られた場合においても、偽金を用いた取引の実行を抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
前述の課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の現金取引装置は、現金によって取引を実行するための現金取引装置であって、金銭の投入部と、前記投入部に投入された金銭毎に、その金銭の表面を読み取り、その金銭の金銭画像を取得する金銭読取部と、前記投入部に投入された金銭毎に、予め設定されている基準画像と前記取得された金銭画像とを比較すると共に、その比較結果に基づき、前記金銭画像における所定領域毎に、その所定領域が、その所定領域において前記金銭画像と前記基準画像とが近似することとなる近似領域であるか否かを判定する近似判定部と、前記近似判定部による、前記所定領域毎の判定結果を記憶する記憶部と、を備えることを要旨とする。
このように、本発明の現金取引装置では、近似判定部による、所定領域毎の判定結果が記憶部に記憶されるので、この判定結果に基づき、所定領域毎に、その所定領域が近似領域でないと判定された金銭の合計枚数や、金銭の合計枚数に対する、その所定領域が近似領域でないと判定された金銭の合計枚数の割合や、その所定領域が近似領域でないと連続して判定された場合の金銭の枚数を算出することが可能となる。
従って、後述するように、このように算出される枚数や割合に応じて取引の停止処理を実行すると、近似判定部が、基準画像と金銭画像との比較において誤った比較結果を得て、本来近似領域でない所定領域を、近似領域であると誤って判定した場合にも、取引の実行を抑制することができる。
上記現金取引装置は、さらに、合計枚数算出部と、合計枚数判定部と、取引に係る所定の処理を実行する所定処理実行部と、を備え、1回の取引のために前記投入部に投入された金銭の金種のうち、少なくとも1つの金種について、前記合計枚数算出部は、前記記憶部に記憶されている前記判定結果に基づき、前記所定領域毎に、前記近似領域でないと判定された金銭の合計枚数を算出し、前記合計枚数判定部は、前記算出された合計枚数のうち、少なくともいずれか1つの合計枚数が、所定の枚数以上であるか否かを判定し、前記所定処理実行部は、所定の枚数以上であると前記合計枚数判定部が判定した場合に、取引の停止処理を実行するようにしてもよい。
このような構成とすることで、所定処理実行部は、所定の枚数以上であると合計枚数判定部が判定した場合に取引の停止処理を実行するので、近似判定部が、基準画像と金銭画像との比較において誤った比較結果を得て、本来近似領域でない所定領域を、近似領域であると判定した場合において、取引の実行を抑制することができる。これは以下の理由による。
偽金が製造される際には、同時に複数枚が製造される場合が多く、その結果、同じような特徴を有する偽金が複数製造される。そして、このようにして製造された偽金が現金取引装置に複数枚投入されるので、1回の取引のために投入部に投入された金銭には、或る特定の所定領域について近似領域でないと判定される金銭が複数枚存在することとなる。
そして、この場合、仮に、この特定の所定領域を近似領域であると判定された金銭があっても、基準画像と金銭画像との比較において誤った比較結果を得たために、近似領域であると誤って判定された可能性が高いと想定される。そこで、上記構成とすることで、所定の合計枚数以上であると合計枚数判定部が判定した場合に、所定処理部は取引の停止処理を実行するので、近似判定部が所定領域を近似領域であると誤って判定した場合において、取引の実行を抑制することができる。
上記現金取引装置は、さらに、合計枚数算出部と、割合算出部と、割合判定部と、取引に係る所定の処理を実行する所定処理実行部と、を備え、1回の取引のために前記投入部に投入された金銭の金種のうち、少なくとも1つの金種について、前記合計枚数算出部は、前記記憶部に記憶されている前記判定結果に基づき、前記所定領域毎に、前記近似領域でないと判定された金銭の合計枚数を算出し、前記割合算出部は、前記所定領域毎に、その金種の金銭の合計枚数に対する、前記算出された合計枚数の割合を算出し、前記割合判定部は、前記算出された割合のうち、少なくともいずれか1つの割合が、所定の割合以上であるか否かを判定し、前記所定処理実行部は、前記所定の割合以上であると前記割合判定部が判定した場合に、取引の停止処理を実行するようにしてもよい。
このような構成とすることで、所定処理実行部は、所定の割合以上であると割合判定部が判定した場合に取引の停止処理を実行するので、近似判定部が、基準画像と金銭画像との比較において誤った比較結果を得て、本来近似領域でない所定領域を、近似領域であると判定した場合において、取引の実行を抑制することができる。これは以下の理由による。
偽金が製造される際には、同時に複数枚が製造される場合が多く、その結果、同じような特徴を有する偽金が複数製造される。そして、このようにして製造された偽金が現金取引装置に複数枚投入されるので、1回の取引のために投入部に投入された金銭には、或る特定の所定領域について近似領域でないと判定される金銭が複数枚存在することとなる。その結果、投入された金銭の合計枚数に対する、この特定の所定領域について近似領域でないと判定された金銭の合計枚数の割合は比較的高い値となる。
そして、この場合、仮に、この特定の領域を近似領域であると判定された金銭があっても、基準画像と金銭画像との比較において誤った比較結果を得たために、近似領域であると誤って判定された可能性が高いと想定される。そこで、上記構成とすることで、割合判定部が所定の割合以上であると判定した場合に、所定処理実行部は取引の停止処理を実行するので、近似判定部が所定領域を近似領域であると誤って判定した場合において、取引の実行を抑制することができる。
上記現金取引装置は、さらに、連続数判定部と、取引に係る所定の処理を実行する所定処理実行部と、を備え、1回の取引のために前記投入部に投入された金銭の金種のうち、少なくとも1つの金種について、前記記憶部は、前記判定結果を記憶する際に、前記近似判定部による判定の、その金種における順番を示す順番情報を、前記判定結果と対応付けて記憶し、前記連続数判定部は、前記記憶部に記憶された前記判定結果及び前記順番情報に基づき、前記所定領域のうち、少なくともいずれか1つの領域について、その領域が前記近似領域でないと、所定回数以上連続して前記近似判定部により判定されたか否かを判定し、前記所定処理実行部は、前記近似判定部により判定されたと前記連続数判定部が判定した場合に、取引の停止処理を実行するようにしてもよい。
このような構成とすることで、所定処理実行部は、所定領域のうち、少なくともいずれか1つの領域について、その領域が近似領域でないと、所定回数以上連続して近似判定部により判定された場合に取引の停止処理を実行するので、近似判定部が、基準画像と金銭画像との比較において誤った比較結果を得て、本来近似領域でない所定領域を、近似領域であると判定した場合において、取引の実行を抑制することができる。これは以下の理由による。
偽金が製造される際には、同時に複数枚が製造される場合が多く、その結果、同じような特徴を有する偽金が複数製造される。そして、このようにして製造された偽金が現金取引装置に複数枚投入されるので、1回の取引のために投入部に投入された金銭には、或る特定の所定領域について近似領域でないと判定される金銭が複数枚存在することとなる。その結果、この特定の所定領域について、近似領域でないと所定回数以上連続して近似判定部により判定される可能性が高くなる。
そして、この場合、仮に、この特定の所定領域を近似領域であると判定された金銭があっても、基準画像と金銭画像との比較において誤った比較結果を得たために、近似領域であると誤って判定された可能性が高いと想定される。そこで、上記構成とすることで、所定領域のうち、少なくともいずれか1つの領域について、その領域が近似領域でないと、所定回数以上連続して近似判定部により判定されたと、連続数判定部が判定した場合に、所定処理実行部は取引の停止処理を実行するので、近似判定部が所定領域を近似領域であると誤って判定した場合において、取引の実行を抑制することができる。
上記現金取引装置において、前記所定処理実行部は、前記取引の停止処理を実行する場合に、前記投入された金銭のうち、少なくともいずれか1つの金銭を対象として、前記基準画像と前記取得された金銭画像とを再比較すると共に、前記再比較の結果に基づき、前記所定領域のうち、少なくとも、前記近似領域であると前記近似判定部によって判定された領域について、前記近似領域であるか否かを再判定し、前記所定処理実行部は、前記再判定処理の結果、前記再比較の対象となった金銭のうち、少なくともいずれか1つの金銭について、前記再判定の対象となった領域のうち、少なくともいずれか1つの領域が前記近似領域でないと判定した場合に、前記取引の停止処理を実行するようにしてもよい。
このような構成とすることで、所定処理実行部は、再比較及び再判定を行った上で取引の停止処理を行うので、或る所定領域について、誤った比較結果を得たために近似領域であると近似判定部が誤って判定した可能性がより高いと想定される場合に、取引の実行を抑制することができる。その結果、近似判定部が近似領域であると正しく判定した可能性が高い場合には取引の実行がなされることとなり、本物の金銭を投入したのにも関わらず取引が実行されないということを抑制することができるので、現金取引装置の利便性の低下を抑制することができる。
上記現金取引装置において、前記近似判定部は、前記基準画像と前記金銭画像とを比較する場合に、前記基準画像を表す基準画像データの少なくとも一部のデータと、前記金銭画像を表す金銭画像データの少なくとも一部のデータと、を用いて比較し、前記所定処理実行部は、前記再比較を行う場合に、前記基準画像データのうち、前記近似判定部が用いたデータに比べてより多くのデータと、前記金銭画像データのうち、前記近似判定部が用いたデータに比べてより多くのデータと、を用いて前記再比較を行うことが好ましい。
このような構成とすることで、所定処理実行部は、より多くのデータを用いて基準画像と金銭画像との比較を行うので、近似判定部に比べて、より正確な比較結果を得ることができる。従って、近似判定部が所定領域を近似領域であると誤って判定した場合においても、取引の実行を抑制することができる。
上記現金取引装置において、前記所定処理実行部は、前記取引の停止処理を実行する場合に、予め設定された不適切取引対策処理を併せて実行するようにしてもよい。
このような構成とすることで、不適切取引対策処理として、例えば、現金取引装置において、「お取り扱いできません。恐れ入りますが窓口にご用命ください。」といった取引停止の案内を表示したり、係員に通報するためにアラームを鳴動させる処理を行ったり、現金取引装置の監視装置が備える警報ランプを点灯させる処理を行ったりすることにより、偽金関係者による偽金を用いた取引の抑制を図ることができる。
上記現金取引装置は、現金自動預け払い機であってもよい。
このようにすることで、偽金関係者が、複数の偽金を現金自動預け払い機に投入して、これら偽金のうち一部でも、本来、近似領域でない所定領域を近似領域であると誤って判定され、本物の金銭として扱われることを期待して、偽金関係者の口座への入金取引や、共謀者の口座への振込み取引を試みるような場合に、取引の停止処理を行うことができるので、かかる偽金を用いた取引の実行を抑制することができる。
なお、本発明は、上記現金取引装置といった装置発明の態様に限ることなく、取引方法といった方法発明として実現することも可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施例:
A1.ATMの概要構成:
A2.入金取引処理:
A3.実施例の効果:
B.変形例:
A.実施例:
A1.ATMの概要構成:
図1は、本発明の一実施例としてのATMを示す説明図である。図1に示すATM100は金融機関が管理するATMであり、同じく金融機関が管理するホストコンピュータ200に対して専用線等のネットワークNWを介して接続されている。
ATM100は、主として、通信部102と、表示部104と、金銭投入部106と、金銭搬送部108と、金銭読取部110と、金銭判定部112と、記憶部114と、カード/通帳取扱部116と、主制御部150と、を備える。なお、破線で示す再判定部130については、後ほど説明する。
これらのうち、通信部102は、ホストコンピュータ200との通信を実行する。表示部104は、タッチパネルを有しており、利用者に対して取引の案内を表示したり、利用者からの取引種別(入金や振り込み等)や金額の指定を受け付ける。金銭投入部106は、99枚を限度として投入される金銭を受け付ける。金銭搬送部108は、金銭投入部106に投入された金銭をATM100の筐体内において搬送する。カード/通帳取扱部116は、挿入されたキャッシュカードや通帳から口座番号等を読み出したり、通帳記帳を行う。主制御部150は、各機能部を統合制御する。
記憶部114には、初期状態において、各金種についての基準画像の画像データが記憶されている。
金銭読取部110は、投入された各金銭について、表面を読み取って画像データを取得し、記憶部114に記憶させる。
そして、金銭判定部112は、前述の基準画像の画像データと、金銭読取部110により取得された画像データと、を記憶部114から読み出して、これら画像データに基づき、投入された各金銭について、金種を判定すると共に、真偽または破損状況を鑑別して取引可能金銭であるか否かの金銭判定を行う。
かかる構成のATM100では、ホストコンピュータ200と連携して、利用者が投入した金銭に基づき、入金や振込みの取引を実行する。
具体的には、金銭判定部112が、投入された金銭について金種判定及び金銭判定を行った結果、全ての金銭が取引可能金銭であると判定すると、主制御部150は、カード/通帳取扱部116がキャッシュカードや通帳から読み取った口座番号と、表示部104の操作により指定された取引種別及び金額と、を含む取引実行要求を、通信部102を介してホストコンピュータ200に送信する。
一方、ホストコンピュータ200は、各口座の口座番号及び残高を管理する口座情報データベース210と、各口座における取引日時,取引種別,取引金額等を管理する取引履歴データベース220と、を備えている。そして、ホストコンピュータ200は、前述の取引実行要求をATM100から受信すると、この取引実行要求に基づき、口座情報データベース210を更新することにより取引を実行する。
なお、ホストコンピュータ200は、この取引の実行結果を取引履歴データベース220に記録すると共に、取引の実行結果や残高等の情報をATM100に送信する。
また、ATM100において、主制御部150は、通信部102を介してホストコンピュータ200から取引の実行結果や残高等の情報を受信すると、この受信した情報に基づき、表示部104に取引の実行結果や残高を表示させると共に、カード/通帳取扱部116に通帳記帳を行わせる。
以上のように、ATM100において、金銭判定部112が金種判定及び金銭判定を行った結果、投入された金銭が取引可能金銭であると判定した場合には、この金銭に基づき取引が実行されることとなる。
ここで、前述の金銭判定において、金銭判定部112は、誤った判定結果を出す場合がある。
これは、金銭搬送部108による金銭の搬送のバラツキに起因して、投入された金銭が、表面を読み取るための所定位置から若干ずれて配置されてしまい、金銭読取部110が、金銭の表面を正確に読み取ることができなくなることによる。それ故、金銭判定部112は、正確に読み取られていない画像データに基づき金銭判定を行うこととなるので、破損の少ない本物の金銭を取引可能金銭でないと誤って判定する場合や、偽金を取引可能金銭であると誤って判定する場合が生じ得る。
そして、金銭判定部112が偽金を取引可能金銭であると誤って判定した場合には、上述したように、この金銭(偽金)に基づいて取引が実行されてしまうこととなる。そこで、偽金関係者は、一度に多くの偽金をATM100に投入し、これらの偽金のうち一部でも取引可能金銭であると誤って判定されることを期待して、偽金関係者の口座への入金取引や、共謀者の口座への振込み取引を試みることが考えられる。
ATM100では、このような偽金を用いた取引の実行を抑制することができる。かかる取引の実行の抑制について、入金取引を例に挙げて説明する。
A2.入金取引処理:
偽金関係者による入金取引の前提として、偽金関係者は、図1に示すATM100においてキャッシュカード及び通帳を挿入すると共に、表示部104を操作して、自分の口座への入金取引を指定した。そして、偽金関係者は、一部に偽金を含む複数の金銭を金銭投入部106に投入すると共に、表示部104を操作して、投入した全ての金銭の合計金額を入金金額として指定した。
なお、偽金関係者の投入した金銭は、説明の便宜上、全て紙幣であるものとし、これら全ての紙幣は、重ねて一度に投入されたものとする。
図2は、偽金関係者により投入された紙幣を示す説明図である。図2に示すように、重ねて投入された紙幣のうち、1枚目及び6〜8枚目が1千円札であり、2〜5枚目及び9〜10枚目が1万円札である。これら紙幣のうち、3〜6枚目及び9〜10枚目が偽金である。
以上の前提の下、偽金関係者により入金金額が指定されると、ATM100において入金取引処理が実行される。
図3は、ATM100において実行される入金取引処理の手順を示すフローチャートである。
図3に示す入金取引処理が開始されると、図1に示す金銭搬送部108は、投入された金銭を金銭読取部110に搬送し(ステップS302)、金銭読取部110は、搬送された各金銭について、それぞれ表面を読み取って画像データを取得し、記憶部114に記憶させる(ステップS304)。
次に、金銭判定部112は、金銭読取部110によって取得された各画像データと、基準画像の画像データと、を記憶部114から読み出し、これら画像データに基づき、投入された各金銭について金種判定及び金銭判定を行って、判定結果を記憶部114に記憶させる(ステップS306)。
この金種判定では、金銭判定部112は、投入された各金銭について、各金種の基準画像と、その金銭の画像と、を比較して、最も近似する基準画像の示す金種を、その金銭の金種として判定するようにする。
また、金銭判定では、金銭判定部112は、以下のような処理を行う。まず、投入された各金銭について、判定した金種の基準画像の画像データと、その金銭の画像データと、に基づき、その金銭の画像データのうち、4つおきの各画素の階調値について、基準画像の画像データの同じ位置の画素の階調値との差分を算出する。次に、これら4つおきの各画素について、算出した差分が所定の範囲内にある画素(近似画素)であるか、または、算出した差分が所定の範囲内にない画素(相違画素)であるかを区別する。次に、金銭判定部112は、その金銭の画像を所定の領域に区分して、この領域毎に、相違画素の合計数を算出すると共に、算出した相違画素の合計数が定数以上である領域(相違領域)であるか、または、算出した相違画素の合計数が所定数よりも少ない領域(近似領域)であるかを判定する。そして、少なくともいずれか1つの領域を相違領域であると判定した場合に、その金銭を取引可能金銭でないと判定(以下、「リジェクト」とも呼ぶ。)し、一方、全ての領域を近似領域と判定した場合に、取引可能金銭であると判定する。
図4は、金銭の画像において区分された領域を示す説明図である。
図4に示すように、金銭の画像は、領域A〜領域Fの6つの領域に区分される。そして、金銭判定部112は、領域A〜領域Fのそれぞれの領域について、近似領域/相違領域を判定して、各金銭について、リジェクトする、または、取引可能金銭であると判定するようにする。
図5は、図2に示す各紙幣についての金種判定及び金銭判定の結果を示す説明図である。
図5において、紙幣の左側に記載されている金種は金種判定の結果を、紙幣において×印が付いた領域は相違領域を、紙幣の右側は金銭判定の結果を、それぞれ示す。なお、金銭判定結果のうち、「リジェクト」において記載された順番(例えば4枚目の紙幣における、「1万円札3枚目」)は、その金種における順番を示し、投入された紙幣全体での順番(この場合4枚目)を示すものではない。
図5に示すように、金種判定により判定された金種と、図2に示す金種と、は同じであり、金銭判定部112は、正しく金種判定を行っている。
一方、金銭判定については、金銭判定部112は、1千円札の偽金である6枚目の紙幣を、領域Cを相違領域としてリジェクトしている。また、1万円札の偽金のうち、4,5,9枚目の紙幣については領域Aを、10枚目の紙幣については領域Dを、それぞれ相違領域としてリジェクトしている。しかしながら、金銭判定部112は、1万円札の偽金のうち、3枚目の紙幣については、偽金であるにも関わらず取引可能金銭であると判定している。
図6は、図5に示す金種判定結果及び金銭判定結果が得られた場合に、記憶部114に記憶される判定結果を示す説明図である。
図6に示すように、判定結果として、金種毎に、合計枚数,リジェクト数,相違領域に関する情報が記憶部114に記憶される。これらのうち、合計枚数は、その金種であると判定された金銭の合計数を示し、リジェクト数は、各金種におけるリジェクトされた金銭の合計数を示す。そして、相違領域に関する情報は、リジェクト数の内訳を示し、いずれの領域が相違領域であると判定されてリジェクトされたかを示すと共に、リジェクトされた金銭の合計枚数(A_Cnt,B_Cnt,…F_Cnt)と、リジェクトされた各金銭の、その金種における順番(A_No,B_No,…F_No)と、から成る。
具体的には、例えば、1万円札については、図5に示すように、領域Aが相違領域であると判定されてリジェクトされた1万円札は、4,5,9枚目の紙幣であるが、これら紙幣の、1万円札の金種における順番は、図5に示すように、それぞれ3,4,5である。そこで、図6に示すように、1万円札における「A_No」として「3,4,5」が記憶されると共に、これら紙幣の合計枚数「3」が、「A_Cnt」として記憶される。
同様にして、領域Dが相違領域であると判定されてリジェクトされた1万円札は、10枚目の紙幣のみであり、この紙幣の、1万円札の金種における順番は6番目なので、「D_No」として「6」が、「D_Cnt」として「1」が、それぞれ記憶される。
また、領域Cが相違領域であると判定されてリジェクトされた1千円札は、6枚目の紙幣のみであり、この紙幣の、1千円札の金種における順序は2番目であるので、「C_No」として「2」が、「C_Cnt」として「1」が、それぞれ記憶される。
図3に戻って、主制御部150は、記憶部114から判定結果を読み出し、この判定結果に基づき、いずれかの金種においてリジェクトされた金銭があるか否かを判定する(ステップS308)。
前述のように、図6に示す判定結果が記憶部114に記憶されている場合、主制御部150は、一万円札及び一千円札でリジェクトされた金銭があると判定する。
そして、この場合、主制御部150は、読み出した判定結果に基づき、さらに、次の3つの条件のうち、少なくともいずれか1つの条件を満たすか否かを判定する(ステップS310)。
1)いずれかの金種のいずれかの領域について、その金種の合計枚数に対する、その領域が相違領域であると判定されてリジェクトされた金銭の合計枚数の割合(以下、「リジェクト率」と呼ぶ。)が、20%以上である。
2)いずれかの金種のいずれかの領域について、その領域が相違領域であると判定されてリジェクトされた金銭の枚数(以下、「リジェクト数」と呼ぶ。)が、10以上である。
3)いずれかの金種のいずれかの領域について、その領域が相違領域であると判定されて連続してリジェクトされた金銭の枚数(以下、「連続リジェクト数」と呼ぶ。)が、3以上である。
これら条件を課す前提として、偽金の製造に関して以下のようなことが想定される。すなわち、偽金が製造される際には、同時に複数枚が製造される場合が多く、この場合、或る金種について同じような特徴を有する偽金が複数製造されることとなる。また、このようにして製造された偽金がATM100に複数投入されるので、或る金種について複数の金銭が、同じ領域を相違領域であると判定されてリジェクトされる可能性が高い。
従って、投入された金銭のうち、いずれかの金種のいずれかの領域について、リジェクト率が所定の割合以上であれば、リジェクトされなかった金銭(取引可能金銭と判定された金銭)に偽金が含まれている可能性が高いと想定される。それ故、前述の1)の条件(リジェクト率に関する条件)を課すことによって、取引可能金銭と判定された金銭に偽金が含まれている可能性が高いか否かを判断するようにしている。
また、例えば、10枚の偽金を含む99枚の金銭が投入された場合のように、投入された金銭の枚数が多いためにリジェクト率は低いが、偽金の絶対数は多いような場合にも、取引可能金銭と判定された金銭に偽金が含まれている可能性が高いと想定される。それ故、前述の2)の条件(リジェクト数に関する条件)を課すことによって、取引可能金銭と判定された金銭に偽金が含まれている可能性が高いか否かを判断するようにしている。
さらに、リジェクト率が低く、かつ、リジェクト数が少ない場合でも、ある程度連続して同じ領域が相違領域と判定されてリジェクトされた場合には、偽金関係者によって偽金による取引が試みられていることが想定される。それ故、前述の3)の条件(連続リジェクト数に関する条件)を課すことによって、取引可能金銭と判定された金銭に偽金が含まれている可能性が高いか否かを判断するようにしている。
なお、前述のリジェクト率に関する条件における「20%」、前述のリジェクト数に関する条件における「10」、前述の連続リジェクト数に関する条件における「3」の、各数値及び割合は、予め、経験則等に基づき定められている。
そして、前述のように、図6に示す判定結果が得られた場合において、前述のリジェクト率に関する条件について考えてみると、一万円札の投入数は合計6枚であるので、一万円札における各領域のリジェクト率は、領域Aで50%(6枚中3枚)、領域Dでおよそ17%(6枚中1枚)、他の領域で0%となる。また、一千円札の投入数は合計4枚であるので、一千円札における各領域のリジェクト率は、領域Cで25%(4枚中1枚)、他の領域で0%となる。従って、一万円札における領域A及び一千円札における領域Cについて、リジェクト率が20%以上となり、リジェクト率に関する条件を満たすこととなる。
次に、リジェクト数に関する条件について考えてみると、図6に示すように、一万円札における、各領域のリジェクト数は、領域Aで3、領域Dで1であるので、いずれも10よりも少ない。また、一千円札における、各領域のリジェクト数は、領域Cで1であるので、10よりも少ない。従って、リジェクト数に関する条件は満たしていない。
次に、連続リジェクト数に関する条件について考えてみると、図6に示すように、一千円札については、領域Cにおいて連続リジェクト数は1となる。一方、一万円札については、領域Aにおいて、3,4,5枚目と3枚が連続してリジェクトされている。従って、連続リジェクト数に関する条件を満たすこととなる。
このように、前述の3つの条件のうち、少なくともいずれか1つの条件を満たした場合、図1に示す主制御部150は、取引停止処理を行う(ステップS312)。上述したように、かかる場合には、取引可能金銭であると判定された金銭に偽金が含まれている可能性が高いと判断されるからである。
この取引停止処理では、主制御部150は、投入された全ての金銭を金銭投入部106を介して利用者に返却すると共に、キャッシュカード及び通帳をカード/通帳取扱部116を介して利用者に返却する。さらに、この取引停止処理では、主制御部150は、通信部102を介して、金銭判定部112による判定結果と、口座番号と、をホストコンピュータ200に通知する。なお、ホストコンピュータ200では、通知された判定結果を、通知された口座番号の示す口座の取引履歴として、取引履歴データベース220に記録する。
次に、主制御部150は、不適切取引対策処理を行う(ステップS314)。この不適切対策処理では、主制御部150は、「お取り扱いできません。恐れ入りますが窓口にご用命ください。」といった取引停止の案内を、表示部104に表示させる。また、不適切取引対策処理として、金融機関の係員に通報するために、図示せざるアラームを鳴動させる処理や、係員が監視する監視装置(図示省略)のランプを点灯させる処理などを行うものとしても良い。
以上のように、金銭判定部112の金銭判定において、図5に示す判定結果が得られた場合には、ステップS310の処理において、前述の3つの条件のうち、少なくともいずれか1つの条件を満たしたと判定され、取引が停止されることとなる。従って、投入された3枚目の紙幣について、偽金であるにも関わらず取引可能金銭であると判定された場合であっても、取引の実行が抑制されることとなる。
一方、主制御部150は、ステップS310の処理において、前述の3つの条件のうち、いずれの条件も満たないと判定した場合、リジェクトされた金銭を金銭投入部106を介して利用者に返却すると共に、表示部104に金銭の再投入を促す案内を表示させる(ステップS316)。
そして、金銭投入部106に金銭が再投入されると、金銭判定部112は、再投入された金銭について、上述した金種判定及び金銭判定を行い(ステップS318)、主制御部150は、この金銭判定の結果、リジェクトされた金銭があるか否かを判定する(ステップS320)。
主制御部150は、ステップS320の処理において、リジェクトされた金銭があると判定した場合には、上述したステップS312の処理(取引停止処理)及びステップS314の処理(不適切取引対策処理)を行う。これは、偽金関係者が繰り返し偽金を投入している可能性が高いので、取引を実行しないようにするためである。
一方、ステップS320の処理において、リジェクトされた金銭がないと判定した場合には、主制御部150は、通信部102を介して、口座番号,入金金額,取引種別を含む取引実行要求をホストコンピュータ200に送信する(ステップS322)。
その後、主制御部150は、通信部102を介してホストコンピュータ200から取引の実行結果や残高等の情報を受信すると、表示部104に取引の実行結果や残高を表示させると共に、カード/通帳取扱部118に通帳記帳を行わせる(ステップS324)。なお、主制御部150は、投入された金銭の合計金額と、指定された入金金額と、に差額がある場合には、金銭投入部106を介して差額分の金銭を利用者に返却する。
なお、前述のステップS308の処理において、リジェクトされた金銭がないと判定された場合には、上述したステップS322及びステップS324の処理が実行される。
A3.実施例の効果:
以上説明したように、ATM100では、金種判定及び金銭判定の結果として、各金種について、それぞれ、合計枚数及びリジェクト数の他に、相違領域に関する情報として、リジェクトされた金銭の合計枚数と、リジェクトされた各金銭の、その金種における順番と、を記憶部114に記憶させるようにしている。
従って、主制御部150は、この記憶部114に記憶されている判定結果に基づき、リジェクト率に関する条件,リジェクト数に関する条件,連続リジェクト数に関する条件の3つの条件のうち、少なくともいずれか1つの条件を満たすか否かを判定することができる。
また、ATM100では、前述の3つの条件のうち、少なくともいずれか1つの条件を満たすと判定した場合に、取引を実行せずに、取引停止処理を行う構成としている。ここで、偽金が製造される際には、同時に複数枚が製造される場合が多く、その結果、或る金種について同じような特徴を有する偽金が複数製造される。そして、このようにして製造された偽金がATM100に複数投入されるので、金銭判定部112による金銭判定において、或る金種について複数の金銭が、同じ領域を相違領域であると判定されてリジェクトされる可能性が高い。従って、リジェクト率が高い場合には、金銭判定部112によって取引可能金銭であると判定された金銭に偽金が含まれている可能性が高いと想定される。
そこで、上記の構成とすることで、「リジェクト率が20%以上である」という条件を満たした場合に取引停止処理が行われるので、金銭判定で誤った判定結果が得られた場合においても、取引の実行を抑制することができる。
また、リジェクト率の高低に関わらず、投入された金銭に含まれる偽金の絶対数が多い場合にも、取引可能金銭と判定された金銭に偽金が含まれている可能性が高いと想定される。そこで、上記の構成とすることで、「リジェクト数が10以上である」という条件を満たした場合に取引停止処理が行われるので、金銭判定で誤った判定結果が得られた場合においても、取引の実行を抑制することができる。
また、リジェクト率が低く、かつ、リジェクト数が少ないような場合でも、或る程度連続して同じ領域を要因としてリジェクトされた場合には、偽金関係者によって偽金による取引が試みられていることが想定される。そこで、上記の構成とすることで、「連続リジェクト数が3以上である」という条件を満たした場合に、取引停止処理が行われるので、金銭判定で誤った判定結果が得られた場合においても、取引の実行を抑制することができる。
また、ATM100では、前述の3つの条件のいずれも満たさない場合には、リジェクトされた金銭のみ返却するようにしている。従って、例えば、善意の利用者が、1枚だけ破損の激しい紙幣を含む複数(6枚以上)の紙幣を投入したような場合には、この破損の激しい紙幣のみ返却され、投入した全ての紙幣が返却されて取引停止とならない。従って、善意の利用者の利便性を極端に損ねることはない。
B.変形例:
なお、本発明は、前述の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の態様において実施することが可能であり、例えば以下のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上述した実施例では、主制御部150は、上述したステップS310の処理において、少なくともいずれか1つの条件を満たしたと判定した場合に、取引停止処理(ステップS312)を実行していたが、本発明はこれに限定されるものではない。上述したステップS310の処理において、少なくともいずれか1つの条件を満たしたと判定された場合に、まず、投入された金銭について再度金銭判定を行い、その再度行った金銭判定の結果に応じて取引停止処理を行うようにしても構わない。
具体的には、図1に示すように、ATM100を再判定部130を備える構成とし、ステップS310の処理において、いずれか1つの条件を満たしたと判定された場合に、この再判定部130は、基準画像の画像データと、金銭読取部110により取得された画像データと、を記憶部114から読み出し、これら画像データに基づき、上述した金銭判定部112による金銭判定と同様な判定を行うようにする。
ただし、上述した金銭判定部112による金銭判定(ステップS306)では、階調値の差分の算出を、4つおきの画素を対象として行っていたが、この再判定部130による金銭判定では、全ての画素を対象として行うようにする。また、金銭判定部112による金銭判定では、階調値の差分の算出を、全ての領域A〜領域Fについて行っていたが、再判定部130による金銭判定では、金銭判定部112による金銭判定において相違領域であると判定された領域についてのみ行うようにする。
そして、主制御部150は、再判定部130による再度の金銭判定の結果、いずれかの金種においてリジェクトされた金銭があったか否かを判定するようにする。そして、リジェクトされた金銭があったと判定された場合には、このリジェクトされた金銭を除く他の金銭についても、取引可能金銭でない可能性が高いので、主制御部150は、上述した取引停止処理及び不適切取引対策処理を実行するようにすればよい。
このような構成とすることで、再判定部130は、金銭判定部112に比べて、より多くの画素を対象に階調値の差分を算出することにより、より多くの情報に基づき金銭判定を行うことができる。その結果、金銭判定部112によって、取引可能金銭であると判定された金銭に偽金が含まれていた場合に、この偽金をリジェクトする可能性を高めることができる。一方、金銭判定部112による金銭判定において、本物の金銭であるにも関わらず、偽金であると判定されている場合もある。このような場合も、この本物の金銭を取引可能金銭であると判定する可能性を高めることができる。
また、再判定部130は、金銭判定部112による金銭判定において相違領域であると判定された領域についてのみ階調値の比較を行うので、全ての領域を対象に階調値の比較を行う場合に比べて、金銭判定を高速に行うことができる。
なお、この再判定部130による金銭判定に先立ち、投入された各金銭について、金銭読取部110が画像データを改めて取得するようにして、再判定部130は、上述したステップS304の処理で記憶部114に記憶された画像データに代えて、この改めて取得された画像データを用いて金銭判定を行うようにしてもよい。
また、このようにして、画像データを再度取得する際には、金銭読取部110が金銭を読み取る際の金銭の搬送速度を、最初に金銭を読み取った際の搬送速度に比べて、より遅い速度にすることにより、より多くの画像データ(より高解像度の画像データ)を取得するようにしてもよい。
なお、再判定部130による金銭判定は、投入された全ての金銭を対象とせず、投入された金銭の一部を対象として行うようにしてもよい。具体的には、例えば、金銭判定部112による金銭判定において、取引可能金銭であると判定された金銭のみを対象として行うようにしてもよい。或いは、投入された金銭のうち、予め設定された割合(例えば、投入された金銭の50%)に相当する枚数の金銭や、予め設定された枚数の金銭を対象として行うようにしてもよい。なお、予め設定された割合に相当する枚数の金銭や、予め設定された枚数の金銭を対象とする場合には、これら予め設定する金銭の枚数や割合を、金銭判定部112の判定結果のリジェクト率に応じて、異なる枚数や割合となるように設定しておくようにしてもよい。
B2.変形例2:
上述した実施例では、ステップS310の処理において、前述の3つの条件のうち、少なくともいずれか1つの条件を満たすか否かを判定するようにしていたが、これに代えて、前述の3つの条件のうち、1つの条件だけを満たすか否かを判定するようにしてもよい。具体的には、例えば、ステップS310の処理に代えて、「いずれかの金種のいずれかの領域について、リジェクト率が20%以上であるか否か」のみを判定するようにしてもよい。
B3.変形例3:
上述した実施例では、取引停止処理の後に不適切取引対策処理を実行していたが、この不適切取引対策処理を行わず、取引停止処理のみを行うようにしてもよい。
B4.変形例4:
上述した実施例では、投入された金銭は全て紙幣であるものとしたが、一部が硬貨であっても、若しくは全て硬貨であっても構わない。この場合、予め、硬貨の各金種について、基準画像の画像データを記憶部114に記憶させておき、上述した実施例と同様にして、金種判定及び金銭判定を行うようにすればよい。
B5.変形例5:
上述した実施例では、金銭の画像は、領域A〜領域Bの6つの領域に区分されていたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、4つの領域や8つの領域といったように、6つ以外の領域に区分されていてもよい。また、金銭の片面のみならず、両面で領域が区分されていてもよい。
B6.変形例6:
上述した実施例では、ステップS310の処理において、リジェクト率に関する条件において、「20%以上である」としていたが、20%に限らず、10%や30%など、他の割合としても構わない。また、リジェクト数に関する条件において、「10以上である」としていたが、10に限らず、8や15など、他の数としても構わない。また、連続リジェクト数に関する条件において、「3以上である」としていたが、3に限らず、2や4など、他の数としても構わない。また、これら割合や数を、期間や時間帯によって変化させるようにしてもよい。
B7.変形例7:
上述した実施例では、取引停止処理において、主制御部150は、キャッシュカード及び通帳を利用者に返却するものとしたが、キャッシュカード及び通帳を返却しないようにしてもよい。そして、この場合、係員がATM100を操作してキャッシュカード及び通帳を排出させ、利用者に返却するようにしてもよい。
B8.変形例8:
上述した実施例では、入金取引を例として説明したが、本発明は、入金取引に限らず、振込み取引等、他の取引についても適用することができる。また、現金取引装置として、ATMを例として説明したが、本発明は、ATMに限らず、現金自動支払機(CD:Cash Dispenser)や、定期券の発券機など、現金を用いた取引を可能とする種々の装置に適用することができる。
B9.変形例9:
上述した実施例では、判定結果は、ATM100が備える記憶部114に記憶されるものとしたが、この記憶部114に加えて、ATM100に挿入された利用者のキャッシュカードや通帳に記憶させるようにしてもよい。このようにすることで、偽金を用いて取引を試みた際の判定結果がキャッシュカードや通帳に記憶されるので、偽金関係者が次回に取引を試みようとした場合に、例えば、キャッシュカードや通帳からこの判定結果を読み出し、この判定結果を参酌して取引の実行の可否を判断するようなことも可能となる。
本発明の一実施例としてのATMを示す説明図である。 偽金関係者により投入された紙幣を示す説明図である。 ATM100において実行される入金取引処理の手順を示すフローチャートである。 金銭の画像において区分された領域を示す説明図である。 図2に示す各紙幣についての金種判定及び金銭判定の結果を示す説明図である。 図5に示す金種判定結果及び金銭判定結果が得られた場合に、記憶部114に記憶される判定結果を示す説明図である。
符号の説明
100…ATM
102…通信部
104…表示部
106…金銭投入部
108…搬送部
110…金銭読取部
112…金銭判定部
114…記憶部
116…カード/通帳取扱部116
130…再判定部
150…主制御部
200…ホストコンピュータ
210…口座情報データベース
220…取引履歴データベース
NW…ネットワーク

Claims (8)

  1. 現金によって取引を実行するための現金取引装置であって、
    金銭の投入部と、
    前記投入部に投入された金銭毎に、その金銭の表面を読み取り、その金銭の金銭画像を取得する金銭読取部と、
    前記投入部に投入された金銭毎に、予め設定されている基準画像と前記取得された金銭画像とを比較すると共に、その比較結果に基づき、前記金銭画像における所定領域毎に、その所定領域が、その所定領域において前記金銭画像と前記基準画像とが近似することとなる近似領域であるか否かを判定する近似判定部と、
    前記近似判定部による、前記所定領域毎の判定結果を記憶する記憶部と、
    合計枚数算出部と、
    合計枚数判定部と、
    取引に係る所定の処理を実行する所定処理実行部と、
    を備え
    1回の取引のために前記投入部に投入された金銭の金種のうち、少なくとも1つの金種について、
    前記合計枚数算出部は、前記記憶部に記憶されている前記判定結果に基づき、前記所定領域毎に、前記近似領域でないと判定された金銭の合計枚数を算出し、
    前記合計枚数判定部は、前記算出された合計枚数のうち、少なくともいずれか1つの合計枚数が、所定の枚数以上であるか否かを判定し、
    前記所定処理実行部は、所定の枚数以上であると前記合計枚数判定部が判定した場合に、取引の停止処理を実行する、
    現金取引装置。
  2. 請求項1に記載の現金取引装置であって、さらに、
    合計枚数算出部と、
    割合算出部と、
    割合判定部と、
    取引に係る所定の処理を実行する所定処理実行部と、
    を備え、
    1回の取引のために前記投入部に投入された金銭の金種のうち、少なくとも1つの金種について、
    前記合計枚数算出部は、前記記憶部に記憶されている前記判定結果に基づき、前記所定領域毎に、前記近似領域でないと判定された金銭の合計枚数を算出し、
    前記割合算出部は、前記所定領域毎に、その金種の金銭の合計枚数に対する、前記算出された合計枚数の割合を算出し、
    前記割合判定部は、前記算出された割合のうち、少なくともいずれか1つの割合が、所定の割合以上であるか否かを判定し、
    前記所定処理実行部は、前記所定の割合以上であると前記割合判定部が判定した場合に、取引の停止処理を実行する、
    現金取引装置。
  3. 請求項1に記載の現金取引装置であって、さらに、
    連続数判定部と、
    取引に係る所定の処理を実行する所定処理実行部と、
    を備え、
    1回の取引のために前記投入部に投入された金銭の金種のうち、少なくとも1つの金種について、
    前記記憶部は、前記判定結果を記憶する際に、前記近似判定部による判定の、その金種における順番を示す順番情報を、前記判定結果と対応付けて記憶し、
    前記連続数判定部は、前記記憶部に記憶された前記判定結果及び前記順番情報に基づき、前記所定領域のうち、少なくともいずれか1つの領域について、その領域が前記近似領域でないと、所定回数以上連続して前記近似判定部により判定されたか否かを判定し、
    前記所定処理実行部は、前記近似判定部により判定されたと前記連続数判定部が判定した場合に、取引の停止処理を実行する、
    現金取引装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の現金取引装置において、
    前記所定処理実行部は、前記取引の停止処理を実行する場合に、前記投入された金銭のうち、少なくともいずれか1つの金銭を対象として、前記基準画像と前記取得された金銭画像とを再比較すると共に、前記再比較の結果に基づき、前記所定領域のうち、少なくとも、前記近似領域でないと前記近似判定部によって判定された領域について、前記近似領域であるか否かを再判定し、
    前記所定処理実行部は、前記再判定処理の結果、前記再比較の対象となった金銭のうち、少なくともいずれか1つの金銭について、前記再判定の対象となった領域のうち、少なくともいずれか1つの領域が前記近似領域でないと判定した場合に、前記取引の停止処理を実行する、
    現金取引装置。
  5. 請求項4に記載の現金取引装置において、
    前記近似判定部は、前記基準画像と前記金銭画像とを比較する場合に、前記基準画像を表す基準画像データの少なくとも一部のデータと、前記金銭画像を表す金銭画像データの少なくとも一部のデータと、を用いて比較し、
    前記所定処理実行部は、前記再比較を行う場合に、前記基準画像データのうち、前記近似判定部が用いたデータに比べてより多くのデータと、前記金銭画像データのうち、前記近似判定部が用いたデータに比べてより多くのデータと、を用いて前記再比較を行う、
    現金取引装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の現金取引装置において、
    前記所定処理実行部は、前記取引の停止処理を実行する場合に、予め設定された不適切取引対策処理を併せて実行する、
    現金取引装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の現金取引装置であって、
    前記現金取引装置は、現金自動預け払い機である、現金取引装置。
  8. 現金によって取引を実行するための現金取引装置を用いて、取引を実行するための取引方法であって、
    前記現金取引装置において、投入された金銭毎に、その金銭の表面を読み取り、その金銭の金銭画像を取得する第1の工程と、
    前記現金取引装置において、前記投入された金銭毎に、予め設定されている基準画像と前記取得された金銭画像とを比較すると共に、その比較結果に基づき、前記金銭画像における所定領域毎に、その所定領域が、その所定領域において前記金銭画像と前記基準画像とが近似することとなる近似領域であるか否かを判定する第2の工程と、
    前記現金取引装置において、前記判定工程における前記所定領域毎の判定結果を、前記現金取引装置が有する記憶部に記憶させる第3の工程と、
    前記現金取引装置において、1回の取引のために前記投入部に投入された金銭の金種のうち、少なくとも1つの金種について、前記記憶部に記憶されている前記判定結果に基づき、前記所定領域毎に、前記近似領域でないと判定された金銭の合計枚数を算出する第4の工程と、
    前記現金取引装置において、1回の取引のために前記投入部に投入された金銭の金種のうち、少なくとも1つの金種について、前記算出された合計枚数のうち、少なくともいずれか1つの合計枚数が、所定の枚数以上であるか否かを判定し、前記所定の枚数以上であると判定された場合に、取引の停止処理を実行する第5の工程と、
    を備える取引方法。
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