JP4872342B2 - 自動取引装置および自動取引システム - Google Patents

自動取引装置および自動取引システム Download PDF

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Description

本発明は、金融機関等に設置され顧客の操作により取引を行う自動取引装置および自動取引システムに関し、特に、口座に金銭を払い込む振込取引を行う自動取引装置および自動取引システムに関する。
従来の自動取引装置および自動取引システムは、振込先金融機関名、支店名、口座番号、振込金額等の振込み情報をタッチパネル等により入力を受け付けた自動取引装置が、その振込み情報をホストコンピュータへ送信し、そのホストコンピュータは受信した振込先金融機関名、支店名、口座番号等に基づいて顧客データベースを検索し、振込先口座名義を抽出して自動取引装置へ送信し、自動取引装置が受信した振込先口座名義を表示し、その表示を顧客が確認して振込取引を行うようにしている。
また、振込先口座番号等に付加情報を関連付けて記憶させておき、自動取引装置で行う振込み取引でその付加情報を表示させて取引に関する顧客の判断を容易にしているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−192111号公報(段落「0018」〜段落「0023」、図6)
しかしながら、上述した従来の技術においては、不正な金銭の振込みを要求される詐欺行為が多発し大きな社会問題となっている状況の下、振込先の口座名義や付加情報等を自動取引装置の表示部に表示し、顧客がその表示を確認して不正な振込みの要求であるか否かを判断することは困難であり、詐欺行為の被害を防止することができないばかりでなく詐欺行為の可能性があるという疑いももたないという問題がある。
また、顧客の操作により行なう振込取引において、詐欺行為による振込みでないか注意を喚起する画面を自動取引装置に表示し、確認ボタンの押下を待って振込取引を行い、詐欺行為による被害を未然に防止しようとするものもあるが、顧客が操作を急ぐあまり冷静な判断を行うことができず、被害を受けてしまう場合があるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、顧客の操作により振込先口座番号等の振込先口座情報および振込金額の入力を受け付ける自動取引装置と、その自動取引装置から該振込先口座情報および振込金額を含む振込取引電文を受信して振込取引を行う上位装置とを備えた自動取引システムにおいて、顧客の口座に振込入金等の取引があった日付や時刻を示す日時情報と、該取引の種類を示す取引種別情報と、該取引種別情報が振込入金を示すときその振込元を特定する振込元口座情報とを該顧客の口座を特定する顧客口座情報と関連付けて記憶した取引履歴データベースと、受信した振込先口座情報に基づいて前記顧客口座情報を検索し、予め設定された所定の期間の取引種別が振込入金を示す取引件数および振込元口座情報から振込元件数を集計する集計手段とを前記上位装置に備え、前記上位装置が、自動取引装置から振込取引電文を受信したとき、前記集計手段により集計した振込入金を示す取引件数および振込元件数が予め設定されたそれぞれの閾値を超えている場合、該振込取引を不成立とする旨の電文を自動取引装置へ送信し、該自動取引装置が警告画面を表示し、該振込取引を成立させないようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、振込取引を行う顧客に対してその振込取引が不正な請求等によるものでないか確認の契機を与えることができるという効果が得られる。
また、一旦、カードを返却された顧客は充分な時間を得ることができ、冷静な判断を行った上で振込取引を行うことができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による自動取引装置および自動取引システムの実施例を説明する。
図1は実施例における自動取引装置および自動取引システムの構成を示すブロック図、図2は実施例における取引履歴データベースの構成を示す説明図である。
まず、自動取引システムの構成を説明する。
図1において、1は自動取引装置であり、銀行等の金融機関の店舗またはコンビニエンスストア等の店舗等に設置されるものである。この自動取引装置1は顧客の操作により現金引出しや現金入金および振込み等の取引ができるものである。また、通信回線2に通信可能に接続されている。
3はホストコンピュータであり、銀行等の金融機関の事務センタ等に設置される自動取引装置1の上位装置である。このホストコンピュータ3はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の演算および制御手段である制御部、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段である記憶部、日付や時刻等を計測する手段である時計部および通信手段である通信部等を備えるものであり、通信回線2を介して自動取引装置1等と相互に通信可能に接続されている。
また、このホストコンピュータ3は自動取引装置1との間で現金引出し、現金入金、振込み等の取引電文の送受信を行い顧客の取引を成立させるか否かを判断するとともにその取引の処理を行う。
さらに、顧客の口座番号と顧客の暗証番号等で本人であるか否かの本人認証も行なう。
また、ホストコンピュータ3は図示しない顧客データベースを備え、その顧客データベースには顧客の口座番号等の口座情報に関連付けて住所、氏名、電話番号および本人認証のための暗証番号等が格納されている。
4は取引履歴データベースであり、ホストコンピュータ3に備えられたものである。この取引履歴データベース4は、顧客が行なった取引の履歴を示す取引履歴情報を記憶するものであり、顧客の口座番号等の口座情報に関連付けてその取引履歴情報を記憶する。したがって、ホストコンピュータ3は顧客の口座番号等の口座情報に基づいて取引履歴データベース4を検索し、顧客が行なった取引の履歴を示す取引履歴情報を抽出することができる。
なお、取引履歴データベース4の構成の詳細は後述する。
上述したように自動取引システムは通信回線2を介して相互に通信可能に接続された自動取引装置1、ホストコンピュータ3等で構成されたものである。
次に、自動取引装置の構成を説明する。
図1において、11は顧客操作表示部であり、タッチパネル等の操作部および液晶ディスプレイ等の表示部で構成されたものである。この顧客操作表示部11はCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示部上にタッチパネルを配置し顧客が行なう入力操作等を検知するものであり、また、取引選択画面、顧客が選択した取引に対して顧客の入力操作等の誘導を行なう画面および入力された情報等を表示するものである。
顧客操作表示部11で検知した入力操作等は後述する制御部に信号を出力して通知する。
12はカード処理部であり、カード読取り書込み機構およびカード搬送機構等を備えたものである。このカード処理部12は、顧客がカード挿入返却口に挿入したカードの磁気ストライプやICチップ等から口座番号等の口座情報を読取る。口座番号等の口座情報を読取ったカードはカード挿入返却口から排出して顧客に返却する。このカード挿入返却口はカードの挿入を検知する機構およびカードの受取りを検知する機構を設けたものである。
13は入出金部であり、紙幣入出金機および硬貨入出金機で構成されたものである。この入出金部13は現金引出し取引や現金入金取引に伴う紙幣や硬貨の入出金処理を行なう。ここで、入金処理とは顧客が入出金口に入れた紙幣を紙幣入出金機で計数して金庫に収納し、入出金口に入れた硬貨を硬貨入出金機で計数して金庫に収納することである。また、出金処理とは顧客の操作により指定した金額に相当する紙幣および硬貨をそれぞれ紙幣入出金機および硬貨入出金機の金庫から繰り出して計数し入出金口に搬送して顧客に払い出すことである。
この入出金口は挿入された紙幣ならびに硬貨を検知する機構および搬送された紙幣ならびに硬貨の受取りを検知する機構を設けたものである。
なお、入出金部13は紙幣入出金機および硬貨入出金機で構成されたものに限られることなく、紙幣入出金機のみで構成されたものであってもよく、さらに、この入出金部13を備えないものであってもよい。
14は記憶部であり、半導体メモリや磁気ディスク等で構成され情報を記憶し、記憶した情報を読取ることができるものである。この記憶部14には自動取引装置1全体の動作を制御する制御プログラム(ソフトウェア)、顧客操作表示部11に表示する画面データおよび顧客が行なう取引に必要な情報等を記憶する。
15は制御部であり、CPU等の演算および制御手段等で構成されたものである。この制御部15は顧客操作表示部11、カード処理部12、入出金部13および記憶部14を含めて自動取引装置1全体の動作を記憶部14に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御する。
なお、制御部15は日時や時刻等を計測する手段であるカレンダーおよび時計機能等も有している。
次に、取引履歴データベースの構成について説明する。
図2において、21は顧客口座情報であり、顧客が所有する金融機関等の口座を識別する情報、すなわち、金融機関名、支店名、口座番号等の情報を格納するものである。この顧客口座情報21に関連付けて各種情報を取引履歴データベース4に格納する。なお、この顧客口座情報21は顧客が口座を開設したときにその口座情報が格納されるものとする。
22は日付であり、顧客の操作により取引が実行された年月日および顧客の口座に金銭が入金等された年月日を格納するものである。
23は時刻であり、顧客の操作により取引が実行された時分秒等および顧客の口座に金銭が入金等されたた時分秒等を格納するものである。
24は取引種別であり、顧客が行なった支払い取引、入金取引、振込取引および他の顧客から金銭が振り込まれ入金された振込入金等の取引の種別を格納するものである。
25は取引金額であり、取引種別24で示される取引において扱われた金額を格納するものである。
26は振込元口座情報であり、取引種別24が振込み入金を示すとき、振込み元の口座を識別する情報、すなわち、金融機関名、支店名、口座番号等の情報を格納するものである。なお、口座番号に替え、振込元の電話番号や振込元の名義等であってもよく、それらのいずれかが格納されているものとする。
上述したように取引履歴データベース4は、顧客口座情報21、日付22、時刻23、取引種別24、取引金額25および振込元口座情報26で構成され、顧客が自動取引装置1等で行なう取引が成立したとき、または他の顧客から振込みによる入金等が成立したときに顧客口座情報21に関連付けて日付22、時刻23、取引種別24、取引金額25および振込元口座情報26がホストコンピュータ3により格納されるものとする。
上述した構成の作用について説明する。
なお、以下に説明する各部の動作は、記憶部14に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置等の制御手段により制御される。
図3は第1の実施例における振込み取引の処理を示すフローチャートであり、図中Sで表すステップにしたがって説明する。
S1:図示しない自動取引装置1の近接センサにより顧客の接近を検知すると自動取引装置1の顧客操作表示部11は取引選択画面を表示する。この取引選択画面は、「いらっしゃいませ。お取引をお選びください。」等の文言および「お引出し」、「お振込み」、「お預入れ」、「残高照会」等の取引選択ボタンで構成されたものである。
S2:顧客操作表示部11に取引選択画面が表示されると顧客は希望する取引に対応する取引選択ボタンである「お振込み」を押下するものとする。
顧客操作表示部11が「お振込み」の取引選択ボタンの押下を検知すると顧客操作表示部11は制御部15の指示により顧客にカードの挿入を促すカード挿入誘導画面を表示する。顧客はカード挿入誘導画面にしたがって所持しているカードをカード処理部12のカード挿入排出口から挿入する。
S3:カード処理部12は挿入されたカードの磁気ストライプやICチップ等から口座番号等の口座情報を読取る。カードが挿入されると顧客操作表示部11は顧客の暗証番号の入力を受け付ける暗証番号入力画面を表示する。この暗証番号入力画面には「1」から「9」および「0」ボタン等で構成される操作ボタンを表示する。顧客操作表示部11が暗証番号入力画面を表示すると顧客は表示された操作ボタンを押下して暗証番号を入力する。
S4:顧客が暗証番号を入力すると制御部15は通信回線2を介してその暗証番号をカードから読取った口座情報等とともにホストコンピュータ3へ送信する。
ホストコンピュータ3は受信した顧客の口座番号等の口座情報に基づいて図示しない顧客データベースを検索して暗証番号を抽出し、受信した暗証番号と比較して一致するか否かの照合、すなわち、本人認証を行う。ホストコンピュータ3は通信部を介してその結果を自動取引装置1へ送信する。
なお、本人認証は暗証番号を使用したものに限られるものでなく、生体認証等を使用した本人認証であってもよい。
S5:本人認証の結果、本人であることが確認できると自動取引装置1の顧客操作表示部11は振込先金融機関名、支店名、科目、口座番号、振込金額等の振込み情報の入力を誘導する振込み情報入力画面を順次表示する。顧客は表示された振込み情報入力画面に従いこれらの情報を入力する。
なお、本人認証の結果、本人であることが確認できなかった場合、制御部15の指示によりカード処理部12は挿入されたカードを顧客に返却して振込み取引を終了する。
S6:顧客操作表示部11が振込み情報の入力を受け付けると制御部15はその顧客が前回不成立とされた振込取引において挿入されたカードから読取った顧客の口座情報(振込顧客口座情報)および前回不成立とされた振込取引において顧客により入力された振込み情報を記憶部14から読み出す。
なお、上記前回不成立とされた振込取引における顧客の口座情報(振込顧客口座情報)および振込み情報は、前回の振込取引の後述するS14において制御部15が取引を終了させるときに記憶部14に記憶させたものである。
制御部15は、S3においてカードから読取った顧客の口座情報(振込顧客口座情報)と記憶部14から読み出した顧客の口座情報(振込顧客口座情報)とを比較し、また、S5において入力を受け付けた振込み情報と記憶部14から読み出した振込み情報とをそれぞれ比較する。そして、制御部15はその顧客の口座情報(振込顧客口座情報)および振込み情報が一致するか否かを判定する。すなわち、顧客の操作により行なわれる振込取引が前回不成立とされた振込取引と同一であるかを判定する。
なお、上記判定は、顧客の口座情報(振込顧客口座情報)および振込み情報が一致するか否かを判定するようにしたが、顧客の口座情報(振込顧客口座情報)および振込先金融機関名、支店名、科目、口座番号等を示す振込先口座情報が一致するか否かを判定するようにしてもよい。
S7:顧客の口座情報(振込顧客口座情報)または振込み情報のいずれか一方でも一致しないと判定されると制御部15はカードから読取った顧客の口座情報、入力された振込み情報および取引履歴の確認が必要である旨の情報を含む振込取引電文を生成する。
S8:一方、顧客の口座情報(振込顧客口座情報)および振込み情報が一致すると判定されると制御部15はカードから読取った顧客の口座情報、入力された振込み情報および取引履歴の確認が不要である(すなわち、取引履歴を確認することなく振込取引を成立させる)旨の情報を含む振込取引電文を生成する。
S9:振込取引電文を生成すると制御部15はその振込取引電文をホストコンピュータ3へ送信する。
S10:自動取引装置1から振込取引電文を受信したホストコンピュータ3はその振込取引電文に含まれる取引履歴の確認の要否を判定する。
S11:S10において、取引履歴の確認が必要であると判定されるとホストコンピュータ3は受信した顧客の口座情報に基づいて取引履歴データベース4の顧客口座情報21を検索し、その顧客の取引の履歴である日付22、時刻23、取引種別24、取引金額25および振込元口座情報26等の取引履歴情報を抽出する。
また、ホストコンピュータ3は記憶部に予め記憶された取引履歴情報の集計の対象とする期間(日数)を示す期間L、その期間内に行われた振込み入金の件数が一定の件数を超えたとき警戒することが必要であると判断する閾値M、および、その期間内に行われた振込み入金の振込元が一定の件数を超えたとき警戒することが必要であると判断する閾値Nを読み出す。
ホストコンピュータ3は期間Lに従って抽出した取引履歴情報を集計手段により集計する。このとき、ホストコンピュータ3は抽出した取引履歴情報の日付22を参照して直近の期間Lに行われた取引種別24が振込入金を示す振込入金件数を算出し、さらに、振込元口座情報26から振込元件数を算出する。このとき、振込元口座情報26が同一の振込元である場合、振込元件数は1件として算出するものとする。すなわち、異なる振込元の件数を算出する。
例えば、図2に示す取引履歴が取引履歴データベース4に格納されている場合、期間Lは「1日」以上であるものとすると顧客口座情報がXX−XXXX1である顧客の振込入金件数は3件、振込元件数は3件となる。
なお、取引金額25が一定の金額を超えた振込入金取引を対象に振込入金件数および振込元件数を算出するようにしてもよい。また、振込元口座情報が個人の口座である振込入金取引を対象に振込入金件数および振込元件数を算出するようにしてもよい。
S12:ホストコンピュータ3は、算出した振込入金件数が閾値Mを超え、かつ、振込元件数が閾値Nを超えたと判定した場合、自動取引装置1へ本振込み取引は警戒が必要である旨の電文を生成して送信する。
S13:本振込み取引は警戒が必要である旨の電文を受信した自動取引装置1の顧客操作表示部11は図4に示す警告画面を表示する。この警告画面は「あなた様のお振込は危険です。カードを一旦お返しします。確認を押してください。」等の文言および「確認」ボタン等で構成されたものである。制御部15は「確認」ボタンの押下を待つ。
S14:「確認」ボタンの押下を検知すると制御部15は、S3においてカードから読取った顧客の口座情報およびS5において入力を受け付けた振込み情報を記憶部14に記憶させ、処理をS16へ移行する。すなわち、制御部15は、振込入金件数が閾値Mを超え、かつ、振込元件数が閾値Nを超えたと判定され、不成立とされた振込取引の顧客の口座情報および振込み情報を記憶部14に記憶させる。
S15:S10においてホストコンピュータ3が取引履歴の確認が不要であると判定した場合(すなわち、自動取引装置1において前回不成立とされた振込取引と同一の振込み取引である場合)、または、S12においてホストコンピュータ3が算出した振込入金件数が閾値Mを超えないと判定した場合、または、振込元件数が閾値Nを超えないと判定した場合、ホストコンピュータ3は通常の振込取引の処理を行い、その結果を自動取引装置1へ送信する。
S16:カード処理部12は制御部15の指示によりカードを顧客に返却して振込取引を終了する。
このようにして、顧客が新たに行なう振込取引のとき、その振込先における一定期間内の振込入金の件数が閾値を超え、かつ、振込元の件数が閾値を超えている場合、その顧客に危険な振込み取引の可能性があることを知らせ、一旦、カードを返却し、その振込取引を成立させないようにする。
また、その後、顧客が危険な振込み取引でないことを確認し、その振込取引を行った自動取引装置1において、再度、同一の振込取引を行なう場合は振込取引を実行する。
なお、本実施例では、カードを使用した振込取引について説明したが、カードを使用せず現金を入出金部13に入金して行う振込取引であってもよい。この場合、取引履歴データベース4の振込元口座情報26に顧客操作表示部11から入力された振込元の電話番号や名義等を格納し、振込元件数を算出するものとする。
また、本実施例では、S12において、ホストコンピュータ3は、算出した振込入金件数が閾値Mを超え、かつ、振込元件数が閾値Nを超えたと判定した場合、自動取引装置1へ本振込み取引は警戒が必要である旨を通知し、振込取引を成立させないようにしたが、その判定の条件はこれに限られることなく振込先が不審な者であると推定することができる他の条件にしてもよい。
以上説明したように、本実施例では、顧客が新たに行なう振込取引のとき、その振込先における一定期間内の振込入金の件数が閾値を超え、かつ、振込元の件数が閾値を超えている場合、その顧客に危険な振込み取引の可能性があることを知らせ、さらに、一旦カードを返却することにより、振込取引を行う顧客に対してその振込取引が不正な請求等によるものでないか確認の契機を与えることができるという効果が得られる。
また、カードが返却された後、顧客が危険な振込み取引でないことを確認し、直前に振込取引を行った自動取引装置1において、再度、同一の振込取引を行なう場合は振込取引を実行させることにより、顧客は充分な時間を得ることができ、冷静な判断を行った上で振込取引を行うことができるという効果が得られる。
実施例における自動取引装置および自動取引システムの構成を示すブロック図 実施例における取引履歴データベースの構成を示す説明図 実施例における振込み取引の処理を示すフローチャート 実施例における警告画面の説明図
符号の説明
1 自動取引装置
2 通信回線
3 ホストコンピュータ
4 取引履歴データベース
11 顧客操作表示部
12 カード処理部
13 入出金部
14 記憶部
15 制御部
21 顧客口座情報
22 日付
23 時刻
24 取引種別
25 取引金額
26 振込元口座情報

Claims (5)

  1. 顧客の操作により振込先口座番号等の振込先口座情報および振込金額の入力を受け付ける自動取引装置と、その自動取引装置から該振込先口座情報および振込金額を含む振込取引電文を受信して振込取引を行う上位装置とを備えた自動取引システムにおいて、
    顧客の口座に振込入金等の取引があった日付や時刻を示す日時情報と、該取引の種類を示す取引種別情報と、該取引種別情報が振込入金を示すときその振込元を特定する振込元口座情報とを該顧客の口座を特定する顧客口座情報と関連付けて記憶した取引履歴データベースと、
    受信した振込先口座情報に基づいて前記顧客口座情報を検索し、予め設定された所定の期間の取引種別が振込入金を示す取引件数および振込元口座情報から振込元件数を集計する集計手段とを前記上位装置に備え、
    前記上位装置が、自動取引装置から振込取引電文を受信したとき、前記集計手段により集計した振込入金を示す取引件数および振込元件数が予め設定されたそれぞれの閾値を超えている場合、該振込取引を不成立とする旨の電文を自動取引装置へ送信し、該自動取引装置が警告画面を表示し、該振込取引を成立させないようにしたことを特徴とする自動取引システム。
  2. 請求項1の自動取引システムにおいて、
    前記取引履歴データベースに、該取引で取扱う取引金額を前記日時情報、取引種別情報、振込元口座情報および顧客口座情報と関連付けて記憶させ、
    前記集計手段が集計する取引件数および振込元件数を、予め設定された所定の取引金額を超える振込入金を示す取引件数および振込元件数を集計するようにしたことを特徴とする自動取引システム。
  3. 請求項1または請求項2の自動取引システムにおいて、
    前記自動取引装置が、顧客の操作により入力され、振込取引を行なう顧客の口座を特定する振込顧客口座情報および振込先口座情報と、前回不成立とされた取引において入力された振込顧客口座情報および振込先口座情報を記憶部から読み出して比較し、一致していると判定したとき、その一致した旨を含む振込取引電文を上位装置に送信し、受信した上位装置が前記取引件数および振込元件数に関わらず該振込取引を成立させるようにしたことを特徴とする自動取引システム。
  4. 顧客の操作による振込先口座番号等の振込先口座情報および振込金額の入力を受け付け、該振込先口座情報および振込金額を含む振込取引電文を上位装置へ送信し、該上位装置から電文を受信して振込取引を行う自動取引装置において、
    顧客の口座に振込入金等の取引があった日付や時刻を示す日時情報と、該取引の種類を示す取引種別情報と、該取引種別情報が振込入金を示すときその振込元を特定する振込元口座情報とを該顧客の口座を特定する顧客口座情報と関連付けて記憶した取引履歴データベースと、
    受信した振込先口座情報に基づいて前記顧客口座情報を検索し、予め設定された所定の期間の取引種別が振込入金を示す取引件数および振込元口座情報から振込元件数を集計する集計手段とを前記上位装置に備え、
    前記上位装置へ振込取引電文を送信し、前記集計手段により集計した振込入金を示す取引件数および振込元件数が予め設定されたそれぞれの閾値を超えている場合に、前記上位装置から該振込取引を不成立とする旨の電文を受信したとき、警告画面を表示し、該振込取引を成立させないようにしたことを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項4の自動取引装置において、
    顧客の操作により顧客の口座を特定する振込顧客口座情報の入力を受付け、
    入力された振込顧客口座情報および振込先口座情報と、前回不成立とされた取引において入力された振込顧客口座情報および振込先口座情報を記憶部から読み出して比較し、一致していると判定したとき、その一致した旨を含む振込取引電文を上位装置へ送信し、該振込取引を行うようにしたことを特徴とする自動取引装置。
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