JP4696705B2 - ロケートクランプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークパネルを所定の位置に位置決めしてクランプするためのロケートクランプ装置に関する。
例えば、自動車生産ラインの溶接ステージに設けられ、鋼板などのパネル材を位置決めしてクランプする位置決めクランプ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
かかる位置決めクランプ装置は、ワークを先端に載せるワーク受け筒体と、このワーク受け筒体の中心部に挿入されてその先端部をワーク載置面から突出させ、該ワークに形成された位置決め孔に挿入してワークを位置決めするロケートピンと、このロケートピンに形成されたスリット内に入り込む前進位置と、先端部がスリットから迫り出す後退位置とに移動自在とされるクランプアームとを有し、このクランプアームの先端部で、前記ワーク載置面に載置されたワークを押し付けて位置決め固定するように構成されている。
この位置決めクランプ装置では、ワークをクランプさせるために、ロケートピンに形成したスリットからクランプアームの先端部を外へ迫り出させるようにした構造であることから、どうしてもスリットからゴミなどがそのロケートピン内に進入し易い。スリット内には、クランプアームが可動するので、ゴミが入り込んでいるとスムーズな動作が妨げられ、クランプ不可能となることもあり得る。
これを防止するため、特許文献1に記載の位置決めクランプ装置では、ワークに形成された位置決め孔と対応するロケートピンの部位に外周面を連続した円形とするガイド部を設けると共に、このガイド部を跨ぐように前記クランプアームの先端部を逆U字状に折り曲げた形状とすることで、このガイド部を跨いだ先端部でワークをクランプし、ゴミの進入をガイド部で阻止するようにしている。
特開2002−321130号公報(第3頁及び第4頁、図4及び図7)
しかし、特許文献1に記載の位置決めクランプ装置におていは、クランプアームの先端部が逆U字形状で細いため、ワークをクランプするクランプ圧を大きくすることは出来ず、大きく重いワークなどをクランプすることは困難である。
また、この位置決めクランプ装置では、クランプ時に曲げ力が先端部に掛かるため、先端部が折れる可能性もある。さらに、この位置決めクランプ装置では、クランプアームの先端部がガイド部を乗り越えて跨ぐことから、その先端部の長さが長くなり、強度が弱くなる。
そこで、本発明は、ゴミの侵入を防止することができると共に、十分強いクランプ圧が確保でき且つ強度的にも高い強度を確保してワークパネルをクランプすることのできるロケートクランプ装置を提供することを目的とする。
本発明は、先端にワークパネルを載置させるワーク載置面を有したワーク受け筒体と、ワーク載置面から先端部が突出するように前記ワーク受け筒体に取り付けられ、前記ワークパネルに形成された位置決め孔に挿入するロケートピンと、ロケートピンに形成された格納部に設けられ、前記ワーク載置面に載置される前記ワークパネルをこのワーク載置面に押し付ける先端部が、該格納部に入り込む格納位置と、該格納部から外に出るクランプ位置と、に移動自在なクランプアームと、前記クランプアームとは独立して設けられ、前記格納部の開口部を塞ぎ又は開口させる閉塞部材とを備え、前記閉塞部材は、クランプアームが格納位置となったアンクランプ状態のときに前記格納部の開口部を塞ぎ、該クランプアームがクランプ位置となったクランプ状態のときに前記格納部の開口部を開口させる。
本発明のロケートクランプ装置によれば、ワークパネルをクランプするクランプアームが格納位置となったアンクランプ状態のときに格納部の開口部を塞ぎ、該クランプアームがクランプ位置となったクランプ状態のときに格納部の開口部を開口させる閉塞部材を備えているので、ワークパネルのアンクランプ時に格納部の開口部がこの閉塞部材によって塞がれることになるから、ワーク受け筒体内へのゴミの侵入を確実に防止することができる。
また、本発明のロケートクランプ装置によれば、クランプアームの先端部をU字形状に折り曲げる必要もないから、先端部の強度も十分確保することができ、クランプ圧も大きくすることができる。
以下、本発明を適用した具体的なロケートクランプ装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
「第1の実施の形態」
図1は第1の実施の形態のロケートクランプ装置を示す斜視図、図2は図1のA−A線位置における拡大縦断面図、図3は図1の側面図、図4は図2の先端部分を示す要部拡大断面図、図5は図1のB−B線位置における一部を破断して示す拡大縦断面図、図6はロケートピンの拡大斜視図、図7はワークパネルのアンクランプ状態とクランプ状態を示す要部拡大断面図である。
「ロケートクランプ装置の構成」
第1の実施の形態のロケートクランプ装置1は、図1から図7に示すように、例えば自動車車体を構成するパネル材であるワークパネルを位置決めしてクランプするための装置であり、先端にワークパネルWPを載置させるワーク載置面2を有したワーク受け筒体3と、ワーク載置面2から上方に先端部4aが突出するようにワーク受け筒体3に取り付けられ、ワークパネルWPに形成された位置決め孔Hに挿入するロケートピン4と、ロケートピン4に形成された格納部であるスリット5内に設けられ、前記ワーク載置面2に載置される前記ワークパネルWPをこのワーク載置面2に押し付ける先端部6aが、該スリット5内に入り込む格納位置である前進位置(図7(A)に示すアンクランプ位置)と、該スリット5から外に出るクランプ位置である後退位置(図7(B)に示すクランプ位置)と、に移動自在なクランプアーム6と、クランプアーム6が前進位置となったアンクランプ状態のときに前記スリット5(格納部の開口部)を塞ぎ、該クランプアーム6が後退位置となったクランプ状態のときに前記スリット5を開口させる閉塞部材であるゴミ進入防止部材7と、ワーク受け筒体3を支える固定ワーク受台8と、クランプアーム6を移動自在となすクランプアーム移動手段と、ワーク載置面2にワークパネルWPが載置されているか否かを検出するワーク検出手段とを備えている。
なお、ここで定義するスリット5を塞ぐとは、少なくともスリット5の一部を塞ぐことを意味し、その全てを塞ぐことまでを意図するものではなく、また、スリット5を開口させるとは、クランプアーム6がワークパネルWPを押し付ける際に邪魔にならないように待避した位置であれば良いことを意図するものである。
固定ワーク受台8は、図1に示すように、取付フランジ部8aと、これに一体となった筒部8bとを有しており、自動車生産ラインにおける所定の組立ステージに前記取付フランジ部8aをボルト止めするなどして配置される。取付フランジ部8aの下端面には、クランプアーム6を移動自在とするクランプアーム移動手段を構成するシリンダチューブ9が固定されている。
シリンダチューブ9内には、図2に示すように、クランプアーム6を上下動させるためのピストン10が軸方向(上下方向)に往復動自在に配置されている。このピストン10には、シリンダチューブ9の一端側に取り付けられたロッドカバー11を貫通して固定ワーク受台8の筒部8b内に挿入されるピストンロッド12が取り付けられている。
また、このシリンダチューブ9内には、図2に示すように、ロッドカバー11とピストン10との間に後退用空気圧室13aが形成されると共に、シリンダチューブ9の下端に設けられたヘッドカバー14とピストン10との間に前進用空気圧室13bが形成されている。また、このシリンダチューブ9には、後退用空気圧室13aと前進用空気圧室13bに接続される給排ポート15a、15bが形成されている。したがって、一方の給排ポート15aから圧縮空気を後退用空気圧室13aに供給すると、ピストンロッド12は後退移動(下降移動)し、他方の給排ポート15bから圧縮空気を前進用空気圧室13bに供給すると、ピストンロッド12は前進移動(上昇移動)することになる。
ヘッドカバー14には、図2に示すように、ワークパネルWPをクランプアーム6でクランプした状態を保つための保持機構が設けられている。保持機構は、ピストンロッド12の下端部にねじ止めされたロックロッド16と、このロックロッド16の側面に形成された係合凹部16aに係合するロックピストン17と、このロックピストン17をピストンロッド12の移動方向と直交する方向に動かしてその係合凸部17aを前記係合凹部16aに係合させる圧縮コイルバネ18とからなる。また、このヘッドカバー14には、ロックピストン17を後退移動させるための前記一方の給排ポート15bと連通する流路19がロックピストン17の空気圧室に開口している。
この保持機構では、ピストンロッド12が図2に示す後退位置まで移動すると、ロックピストン17が圧縮コイルバネ18に押されて前進し、その先端の係合凸部17aがロックロッド16の係合凹部16aに入り込み、前記ピストンロッド12を後退位置で固定保持させる。このロック状態のもとで、給排ポート15aに圧縮空気を供給すると、ロックピストン17が後退移動してロックピストン17とロックロッド16との係合が解除されると共に、前進用空気圧室13b内に流入する圧縮空気によってピストンロッド12は上昇移動することになる。
ワーク受け筒体3は、図3から図6に示すように、先端にワークパネルWPを載置させるワーク載置面2を有した円筒部3aと、この円筒部3aの下端に一体となった2段径部とされた取付フランジ部3bとを有し、その軸心に形成された貫通孔3cに、前記ロケートピン4を嵌入させている。ワーク載置面2は、円筒部3aの上端面に形成され、円環状をなす平坦面とされている。
ロケートピン4は、図6に示すように、ワーク載置面2より上方に突き出る半球形状の先端部4aと、その先端部4aを有したピン本体部4bと、このピン本体部4bの基端に一体化される大径のフランジ部4cとを有している。このロケートピン4は、フランジ部4cを固定ワーク受台8の上端に装着させて前記したワーク受け筒体3の取付フランジ部3bと重ねられた状態でボルトなどの締結手段で当該固定ワーク受台8上に固定される。
そして、このロケートピン4には、先端部4aを除くピン本体部4bの軸心に沿ってその先端側から基端側のフランジ部4cに至る位置に、前記クランプアーム6をその内部に挿入させるためのスリット5が形成されている。かかるスリット5は、ピン本体部4bの一方から他方に向けて貫通しており、クランプアーム6の厚み方向両側面をその内壁面でガイドするようになっている。
クランプアーム6は、図7に示すように、ワークパネルWPをワーク載置面2に上から押し付けることでクランプする先端部6aと、ピストンロッド12の先端部に連結される基端部6bと、これら先端部6aと基端部6bを連結する本体部6cとを有した剛性の高い金属部材からなる。かかるクランプアーム6は、ピストンロッド12の先端部に形成されたスリット20内に前記基端部6bを嵌入させ、その基端部6bとピストンロッド12とを共に貫通する連結ピン21で前記ピストンロッド12に対して連結されている。
連結ピン21の両端部は、図5に示すように、固定ワーク受台8の筒部8bに軸方向に沿って形成された長孔22の中に摺動自在に支持されている。この長孔22の軸方向長さは、ピストンロッド12の往復動ストロークとほぼ同じ長さとされている。このピストンロッド12が前進移動すると、その先端部に連結されたクランプアーム6がスリット5内を前進(上昇)し、ピストンロッド12が後退移動すると、クランプアーム6がスリット5内を後進(下降)する。
また、クランプアーム6の本体部6cには、ワークパネルWPをアンクランプする前進位置とワークパネルWPをクランプする後退位置とに前記クランプアーム6を移動自在とするためのカム溝24が形成されている。カム溝24は、クランプアーム6の長手方向と平行となったストレートカム溝24aと、このストレートカム溝24aの先端部に連設して斜め上方に傾斜する傾斜カム溝24bとからなり、固定ワーク受台8の筒部8bに貫通して固定されたカムピン23に挿通係合するようになっている。
クランプアーム6は、ピストンロッド12に押されて上昇しカムピン23がストレートカム溝24bの底部に位置した状態では、図7(A)に示すように、ワークパネルWPを押さえ付ける先端部6aが、スリット5内に入り込むと共にロケートピン4の先端付近に位置する前進位置となる。また、クランプアーム6は、ピストンロッド12に引き込まれて下降しカムピン23が傾斜カム溝24bの先端部に位置した状態では、図7(B)に示すように、ワークパネルWPを押さえ付ける先端部6aが、スリット5から外に迫り出してワークパネルWPをワーク載置面2に押し付ける後退位置となる。
なお、連結ピン21及びこの連結ピン21と平行に固定されたカムピン23は、固定ワーク受台8に取り付けられたカバー25によってその両端が覆われている。
ゴミ進入防止部材7は、図7に示すように、ワークパネルWPをクランプする先端部6aが設けられる側のスリット5(少なくともクランプ部近傍の開口部)を塞ぐに足る大きさとされたプレートとして形成され、前記ピストンロッド12の先端部に固定されている。このゴミ進入防止部材7は、クランプアーム6が前進位置(図7(A)の状態)となったアンクランプ状態のときにスリット5を塞ぎ、また、クランプアーム6が後退位置(図7(B)の状態)となったクランプ状態のときにワーク載置面2よりも下がった位置に設けられる。なお、ゴミ進入防止部材7は、断面円形状とされたロケートピン4に応じて外側の面が円弧状とされており、前記スリット5からのゴミ(スパッタやその他の埃など)の侵入がより一層防止できるようにされている。
ワーク検出手段は、図4及び図7に示すように、検出ロッド26と、センサプランジャ27と、圧縮コイルバネ28と、マグネット29と、磁気センサスイッチ30とを有して構成されている。検出ロッド26は、例えば先端部が球体とされた細長いピンからなり、ワーク受け筒体3に対して摺動自在に設けられている。
そして、この検出ロッド26は、固定ワーク受台8の筒部8bに設けられたセンサプランジャ27に連結部材31を介して連結されている。さらに、この検出ロッド26には、センサプランジャ27の下に設けられた圧縮コイルバネ28によってワーク載置面2から上方へ突出する方向のばね力が加えられている。センサプランジャ27には、マグネット29がその下端部に取り付けられており、検出ロッド26が後退位置となったときに、マグネット29の磁力に感応して検出信号を出力する磁気センサスイッチ30が、前記固定ワーク受台8の筒部外側に固定されている。
「動作説明」
次に、上述のように構成されたロケートクランプ装置1によりワークパネルWPを位置決めしてクランプする方法について説明する。
先ず、ワークパネルWPをロケートクランプ装置1が設けられる位置へと搬送させた後、そのワークパネルWPに形成された位置決め孔Hに、前記したロケートピン4を嵌入させる。このとき、ロケートピン4の先端形状は、半球形状とされていることから挿入位置に誤差があっても、ロケートピン4は、前記位置決め孔Hに確実に嵌入されることになる。
また、位置決め孔Hへのロケートピン4の嵌入時には、ピストンロッド12は、ピストン10によって前進位置とされており、さらに、クランプアーム6の先端部6aは、図7(A)に示すようにスリット5内に入り込んだ状態となっている。また、このピストンロッド12の先端に固定されたゴミ進入防止部材7は、ロケートピン4に形成されたスリット5を塞いだ状態にある。
そして、図8に示すように、ロケートピン4が位置決め孔Hに嵌入すると、ワークパネルWPは、ワーク載置面2の上に載置されることになる。ワークパネルWPがワーク載置面2に載置されると、検出ロッド26がワークパネルWPによって後退移動し、これに連結されたセンサプランジャ27も後退移動してマグネット29により磁気センサスイッチ30が作動することになる。この磁気センサスイッチ30からの信号によって、ワークパネルWPが所定位置に位置決めされたことが確認できる。
次に、ワークパネルWPをクランプするには、給排ポート15aから圧縮空気を供給してピストンロッド12を後退移動させる。すると、ピストンロッド12の先端部に連結されたクランプアーム6は、このピストンロッド12と共に下方へと引き下げられ、前記したカムピン23とカム溝24の係合によって先端部6aがスリット5から外へと迫り出る。クランプアーム6が後退位置まで移動すると、図7(B)に示すように、ワークパネルWPがこのクランプアーム6の先端部6aによってワーク載置面2に押し付けられてクランプされる。なお、ゴミ進入防止部材7は、ピストンロッド12と共に下降するのでクランプの邪魔にならない位置で待機することになる。
このように構成された本実施の形態のロケートクランプ装置1によれば、ワークパネルWPをクランプするクランプアーム6が前進位置となったアンクランプ状態のときにスリット5を塞ぎ、該クランプアーム6が後退位置となったクランプ状態のときにスリット5を開口させるゴミ進入防止部材7を備えているので、ワークパネルWPのアンクランプ時にスリット5がこのゴミ進入防止部材7によって塞がれることになるから、ワーク受け筒体3内へのゴミの侵入を確実に防止することができる。
また、本実施の形態のロケートクランプ装置1によれば、クランプアーム6の先端部6aを逆U字形状に折り曲げる必要もないから、先端部6aの強度も十分確保することができ、ワークパネルWPをクランプするクランプ圧も大きくすることができる。これにより、ワークパネルWPを位置ずれ無く確実に位置決めしてクランプすることができる。
また、本実施の形態のロケートクランプ装置1によれば、クランプアーム6を移動自在とする移動手段であるピストンロッド12の先端にゴミ進入防止部材7を固定しているので、ゴミ進入防止部材7をピストンロッド12の移動動作に伴って移動させることができ、そのクランプアーム6の移動機構を簡略化することができる。
「第2の実施の形態」
第2の実施の形態は、ゴミ進入防止部材7を移動自在とする可動機構の他の例である。図9はゴミ進入防止部材の可動機構を含む要部拡大分解斜視図、図10(A)はワークパネルをクランプする前のアンクランプ状態の要部拡大断面図、図10(B)はワークパネルをクランプするクランプ状態の要部拡大断面図である。
第2の実施の形態では、図9及び図10に示すように、ゴミ進入防止部材50は、ワーク受け筒体3に設けられた弾性体である圧縮コイルバネ51により初期状態で前記スリット5を塞ぐ閉塞位置である上昇端位置に上昇され、一方、クランプアーム6が後退位置に下降するときにこのクランプアーム6の先端部6aで押し下げられながら前記スリット5を開口させる開口位置である下降端位置に下降されるように構成されている。
ゴミ進入防止部材50は、スリット5を塞ぐスリット閉塞部50aと、このスリット閉塞部50aの下端にほぼ直角に折り曲げられて形成されたバネ受け部50bとを有した、断面視略L字状の鋼板プレートからなる。このゴミ進入防止部材50は、鋼板プレートを折り曲げ加工して形成する他に、樹脂成型品によって形成しても構わない。そして、このゴミ進入防止部材50は、ワーク受け筒体3の円筒部3aから取付フランジ部3bにかけてその外周から軸芯の貫通孔3cに連通する収容孔52の中に配置される。
スリット閉塞部50aには、ゴミ進入防止部材50を前記収容孔52内に収容保持させると共に上下動可能なように保持ガイド部材が取り付けられる。保持ガイド部材は、収容孔52のスリット幅よりも大径の頭部とされたネジ53と、このネジ53を螺合させる雌ねじ54aを有した前記収容孔52のスリット幅より若干小径の円筒スライドガイド部54とからなる。
圧縮コイルバネ51は、前記収容孔52の底面より一段下がった位置に形成されたバネ収容孔55の中に配置され、その上に配置されるゴミ進入防止部材50のバネ受け部50bを常に上方へ付勢するようになっている。
このように構成されたゴミ進入防止部材50は、図10(A)のアンクランプ状態(初期状態)では、圧縮コイルバネ51に付勢されて前記スリット閉塞部50aがスリット5を塞ぐ上昇端位置に上昇された状態を保持し、当該スリット5内へのゴミの侵入を防止する。ゴミ進入防止部材50の上昇端位置は、ワーク受け筒体3の円筒部3aに形成された収容孔52の上端に、前記円筒スライドガイド部54が当接することでその位置が決まる。
このアンクランプ状態からピストンロッド12を引き下げてクランプアーム6を下降させると、ゴミ進入防止部材50は、クランプアーム6の先端部6aと当接し、このクランプアーム6の下降と共に押し下げられて行く。このとき、ゴミ進入防止部材50は、円筒部3aに形成された収容孔52の両側面に、前記円筒スライドガイド部54を摺接させながらスライドする。
そして、図10(B)に示すように、クランプアーム6が下降端位置まで下降すると、ワークパネルWPがこのクランプアーム6の先端部6aによってワーク載置面2の上に押し付けられるようにしてクランプされると共に、ゴミ進入防止部材50も邪魔にならない位置まで押し下げられる。
このように第2の実施の形態のロケートクランプ装置1によれば、第1の実施の形態と同様、ゴミの侵入を防止することができる上、クランプアーム6の先端部6aの強度を十分に確保することができ、さらにクランプ圧を大きくしてワークパネルWPの確実なクランプを実現することが可能となる。
以上、本発明を適用した具体的な実施の形態について説明したが、上述の実施の形態は、本発明の一例に過ぎないからこれら実施の形態に、本発明が限定されるものではない。
第1の実施の形態のロケートクランプ装置を示す斜視図である。 図1のA−A線位置における拡大縦断面図である。 図1の側面図である。 図2の先端部分を示す要部拡大断面図である。 図1のB−B線位置における一部を破断して示す拡大縦断面図である。 ロケートピンの拡大斜視図である。 ワークパネルのアンクランプ状態とクランプ状態を示す要部拡大断面図である。 ワークパネルをクランプしたときの図7(B)のC−C線位置における断面図である。 第2の実施の形態のロケートクランプ装置を示し、ゴミ進入防止部材の可動機構を含む要部拡大分解斜視図である。 図10(A)はワークパネルをクランプする前のアンクランプ状態の要部拡大断面図、図10(B)はワークパネルをクランプするクランプ状態の要部拡大断面図である。
符号の説明
1…ロケートクランプ装置
2…ワーク載置面
3…ワーク受け筒体
4…ロケートピン
5…スリット(格納部)
6…クランプアーム
6a…クランプアームの先端部
7,50…ゴミ進入防止部材(閉塞部材)
12…ピストンロッド
21…連結ピン
23…カムピン
24…カム溝
50a…スリット閉塞部
50b…バネ受け部
52…収容孔
53…ネジ
54…円筒スライドガイド部
55…バネ収容孔

Claims (3)

  1. 先端にワークパネルを載置させるワーク載置面を有したワーク受け筒体と、
    前記ワーク載置面から先端部が突出するように前記ワーク受け筒体に取り付けられ、前記ワークパネルに形成された位置決め孔に挿入するロケートピンと、
    前記ロケートピンに形成された格納部に設けられ、前記ワーク載置面に載置される前記ワークパネルをこのワーク載置面に押し付ける先端部が、該格納部に入り込む格納位置と、該格納部から外に出るクランプ位置と、に移動自在なクランプアームと、
    前記クランプアームとは独立して設けられ、前記格納部の開口部を塞ぎ又は開口させる閉塞部材とを備え、
    前記閉塞部材は、前記クランプアームが格納位置となったアンクランプ状態のときに前記格納部の開口部を塞ぎ、該クランプアームがクランプ位置となったクランプ状態のときに前記格納部の開口部を開口させ
    ことを特徴とするロケートクランプ装置。
  2. 請求項1に記載のロケートクランプ装置であって、
    前記閉塞部材は、前記クランプアームの基端部と連結されてこのクランプアームを移動自在となす移動手段のピストンロッドに固定されている
    ことを特徴とするロケートクランプ装置。
  3. 請求項1に記載のロケートクランプ装置であって、
    前記閉塞部材は、前記ワーク受け筒体に設けられた弾性体により初期状態で前記格納部の開口部を塞ぐ閉塞位置に配置されると共に、クランプアームがクランプ位置に移動するときにこのクランプアームの先端部で押されながら前記格納部の開口部を開口させる開口位置に移動される
    ことを特徴とするロケートクランプ装置。
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