JP4688658B2 - 遮光性粘着シート - Google Patents

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Description

本発明は遮光性を有する水分散型アクリル系粘着剤組成物を用いた遮光性粘着シート類に関する。
アクリル系重合体はモノマー種の選択の幅が広いことや、得られる粘着剤が種々の特性に優れていることなどから粘着剤組成物の主成分として広く用いられている。しかし溶剤型アクリル系粘着剤は、有機溶剤が用いられているため環境衛生上望ましくなく、特に近年ではシックハウス症候群を引き起こす原因物質であるとの見方も強まり、脱溶剤への要求が高まっている。一方、水分散型アクリル系粘着剤は、溶媒として水を使用しており環境や人体への悪影響が少ない。このような背景から種々の機能や特性を有する水分散型アクリル系粘着剤の開発が進められている。
水分散型アクリル系粘着剤を用いた粘着テープには、その用途によって遮光性が求められる場合がある。従来、遮光性を有する粘着テープとしては遮光性を有する基材に光透過性の粘着剤層を設けた粘着テープや、これにさらに遮光層を組み合わせた粘着テープ(特許文献1)が開示されている。また、粘着剤自体に遮光性を付与する試みも行われているが、粘着剤組成物に着色剤等を添加して粘着剤自体に遮光性を付与することは後述のように種々の困難が伴い、また、着色剤が粘着剤の粘着特性に悪影響を与えることなどから、それ自身十分な遮光性を有する粘着剤は得られておらず、着色された粘着剤と、着色された基材との組み合わせにより十分な遮光性を有する粘着シートを得るに留まっている(特許文献2)。
粘着剤に遮光性を付与するための着色剤としては、カーボンブラックなどの黒色の着色剤が一般的に用いられる。しかしながら、水分散型アクリル系重合体を主成分とする粘着剤中に十分な遮光性を達成し得る量の着色剤を添加し、粘着力や柔軟性などその他の特性をも満足する粘着剤を得るのは困難である。例えば、十分な遮光性を達成するために多量の着色剤を添加すると、着色剤自体が粘着性を阻害したり、着色剤の添加により粘着剤が堅くなり、これにより粘着特性が低下する傾向にある。
水分散型アクリル系粘着剤に係わる特許公報など多くの文献(例えば特許文献3)には、着色剤や顔料を添加可能であることが述べられているが、これらは粘着剤の可視化や特定波長の光線を一部カットすることなどを目的としてごく少量を添加することを意図しているものであり、水分散型アクリル系粘着剤に遮光を目的として多量の着色剤等を添加する技術は知られていない。また、ウレタン系接着剤にカーボンブラックを添加した接着剤が開示されているが(特許文献4)、これも接着剤を可視化するために少量の着色剤を添加することが開示されているのみであり、十分な遮光性を達成できる多量の着色剤を添加し、しかも粘着特性に優れた粘着剤を得る技術については述べられていない。
特開平8−6229号公報 特開平5−43846号公報 特開2003−82302号公報 特表平3−501132号公報
本発明は、水分散型アクリル系重合体を主成分とし、着色剤を含む粘着剤組成物を用いて製造される粘着シートであって、遮光性及び粘着特性に優れた遮光性粘着シートを提供することを目的とする。
本発明者らは上記の目的を達成するために鋭意検討した結果、水分散型アクリル系重合体を含む水分散液と着色剤とを混合する際の混合方法を工夫することにより、粘着剤組成物中に着色剤を良好な分散安定性で分散させることができ、このようにして十分な量の着色剤を添加することにより遮光性及び粘着特性に優れた粘着剤層を有する遮光性粘着シートが得られることを見出し、本発明を完成した。
即ち本発明は、水分散型アクリル系重合体を主成分とし、着色剤を含む粘着剤組成物をシート状に成形して得られる遮光性粘着剤層を有する遮光性粘着シートであって、該着色剤がカーボンブラックであり、該着色剤の粒径がメジアン径で0.05〜0.5μm、該着色剤の添加量が遮光性粘着剤組成物の全固形分100重量部に対して0.2〜3重量部、該粘着剤層の全光線透過率が1%以下である遮光性粘着シートを提供する。
本発明はまた、光透過性基材の少なくとも片面に水分散型アクリル系重合体を主成分とし、着色剤を含む粘着剤組成物からなる遮光性粘着剤層を有する遮光性粘着シートであって、該着色剤がカーボンブラックであり、該着色剤の粒径がメジアン径で0.05〜0.5μm、該着色剤の添加量が遮光性粘着剤組成物の全固形分100重量部に対して0.2〜3重量部、該遮光性粘着シートの全光線透過率が1%以下である遮光性粘着シートを提供する。
遮光性粘着剤層は、アクリル系重合体を含む分散液に、着色剤を固形分濃度20〜50重量%の水分散液として配合して調製された粘着剤組成物を使用して製造することができる。
本発明の遮光性粘着シートは、自動車材料、住宅材料、電子部品などの固定用に好適に用いることができる。
本発明の遮光性粘着シートは、粘着剤層がそれ自身十分な遮光性を有する遮光性粘着剤組成物により構成されているため、基材を有しない基材レス遮光性粘着シートとすることもできる。或いは、基材付き遮光性粘着シートとする場合は、遮光性を有しない基材を使用して製造することもできるため基材の選択の幅が豊富である。また、遮光性を確保するために複数の遮光層を積層することを要しないため、製造工程が簡易であり、経済的にも優れている。さらに、本発明の遮光性粘着シートは、粘着剤層が溶剤として有機溶媒を含まない粘着剤組成物を用いて製造できるため、残存有機溶媒による汚染がなく、自動車材料、住宅材料、電子部品等の固定用途に好適に使用することができる。
本発明の遮光性粘着シートは、水分散型アクリル系重合体を主成分とし、着色剤を含む遮光性粘着剤組成物をシート状に成形して得られる遮光性粘着剤層を有する。遮光性粘着シートは、該遮光性粘着剤層のみで構成されていてもよく、光透過性基材の少なくとも片面に該遮光性粘着剤層を有していてもよい。本発明の遮光性粘着シートの構成を、図を参照して説明する。図1〜3はそれぞれ、本発明の遮光性粘着シートの例を模式的に示す断面図である。図1〜3において、1は光透過性基材を、2は遮光性粘着剤層を、3は剥離ライナーをそれぞれ示す。本発明の遮光性粘着シートは図1に示すように基材を有しない基材レス両面粘着シートとしてもよく、又は図2に示すような基材付き両面粘着シートとすることもできる。また、図3に示すような基材付き片面粘着シートとしてもよい。なお、剥離ライナーは粘着シートの構成要素に含めない。
遮光性粘着シートは、図1(a)、図2(a)及び図3(a)に示すように、遮光性粘着剤層2の表面(粘着面)を剥離ライナ3ーで覆い、シート状の形としてもよく、図1(b)及び図2(b)に示すような両面遮光性粘着シートにおいては、一方の粘着面を剥離ライナー3で覆い、他方を露出させたままの状態にして、あるいは図3(b)に示すような片面遮光性粘着シートにおいては剥離ライナー3を使用せずにそのまま巻回し、ロール状の形としてもよい。なお、本発明の遮光性粘着シートは、テープ状の形を有する遮光性粘着テープとしてもよい。
本発明の遮光性粘着シートを構成する遮光性粘着剤層2は、遮光性を有するため、図1に示すような基材を有しない粘着シートとした場合であっても、図2及び図3に示すような基材付きの粘着シートとした場合であっても、粘着シートの全光線透過率は1%以下、好ましくは0.5%以下、特に好ましくは0%である。なお、粘着シートの全光線透過率は、図1に示す基材を有しない粘着シートにおいては遮光性粘着剤層2の全光線透過率として測定され(例えば、遮光性粘着剤層2の両面を遮光性を有しない剥離ライナー3で被覆した状態で測定するなど)、図2及び3に示す基材付き粘着シートにおいては光透過性基材1と、遮光性粘着剤層2との積層体(又は光透過性基材1、遮光性粘着剤層2及び遮光性を有しない剥離ライナー3との積層体)として測定される。なお、全光線透過率は、スガ試験機製ヘイズメーター:商品名「HZ−1」を用いて測定することができる。
遮光性粘着剤層2は、例えば、アクリル系重合体を含む分散液に、着色剤を固形分濃度20〜50重量%の水分散液として配合して調製した遮光性粘着剤組成物により製造することができる。
上記水分散型アクリル系重合体は、アクリル系重合体が水に分散されているエマルジョン形態のアクリル系重合体組成物である。アクリル系重合体としては、例えば、主構成単量体成分(モノマー成分)として、下記式(1)で表される(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含む重合体が挙げられる。
Figure 0004688658
(式(1)において、R1は水素原子又はメチル基、R2は炭素数2〜14のアルキル基を示す)
前記式(1)におけるR2(炭素数2〜14のアルキル基)としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、オクチル基、イソオクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、イソノニル基、デシル基、イソデシル基、ウンデシル基、ドデシル基などが挙げられる。R2のアルキル基としては、炭素数が2〜10のアルキル基が好ましく、ブチル基、2−エチルヘキシル基が特に好ましい。
具体的には、(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸s−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸イソアミル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ドデシルなどが挙げられる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えばアクリル酸ブチルを単独で用いてもよく、アクリル酸ブチルとアクリル酸2−エチルヘキシルとを組み合わせて用いてもよい。なお、(メタ)アクリル酸アルキルエステルとして、アクリル酸ブチルを単独で用いるか、アクリル酸ブチルとアクリル酸2−エチルヘキシルととを組み合わせて用いる場合、アクリル酸ブチルとアクリル酸2−エチルヘキシルとの割合としては、特に制限されないが、例えば、アクリル酸2−エチルヘキシル/アクリル酸ブチル(重量比)=0/100〜55/45(好ましくは5/95〜60/40)程度の範囲から選択することができる。
アクリル系重合体を構成するモノマー成分としては、(メタ)アクリル酸アルキルエステルをモノマー主成分として、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合が可能な他のモノマー成分(「共重合性モノマー成分」と称する場合がある)が用いられていてもよい。なお、アクリル系重合体を構成するモノマー成分全量に対する(メタ)アクリル酸アルキルエステルの割合としては、80重量%以上(例えば80〜99.8重量%)、好ましくは85重量%以上(例えば85〜99.5重量%)、さらに好ましくは90重量%以上(90〜99重量%)であることが望ましい。
共重合性モノマー成分は、アクリル系重合体に架橋点を導入させるためや、アクリル系重合体の凝集力を高めるために用いることができる。共重合性モノマー成分は単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
具体的には、共重合性モノマー成分としては、アクリル系重合体に架橋点を導入させるために、官能基含有モノマー成分(特に、アクリル系重合体に熱架橋する架橋点を導入させるための熱架橋性官能基含有モノマー成分)を用いることができる。官能基含有モノマー成分を用いることにより、被着体に対する接着力を向上させることができる。このような官能基含有モノマー成分としては、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合が可能であり、且つ架橋点となる官能基を有しているモノマー成分であれば特に制限されず、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イソクロトン酸等のカルボキシル基含有モノマー又はその酸無水物(無水マレイン酸、無水イコタン酸など);(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル等の(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルの他、ビニルアルコール、アリルアルコールなどの水酸基含有モノマー;(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メチロールプロパン(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミドなどのアミド系モノマー;(メタ)アクリル酸アミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸t−ブチルアミルエチルなどのアミノ基含有モノマー;(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸メチルグリシジルなどのエポキシ基含有モノマー;アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシアノ基含有モノマー;N−ビニル−2−ピロリドン、N−メチルビニルピロリドン、N−ビニルピリジン、N−ビニルピペリドン、N−ビニルピリミジン、N−ビニルピペラジン、N−ビニルピラジン、N−ビニルピロール、N−ビニルイミダゾール、N−ビニルオキサゾール、N−ビニルモルホリン、N−ビニルカプロラクタム、N−(メタ)アクリロイルモルホリンなどの窒素原子含有環を有するモノマーなどが挙げられる。官能基含有モノマー成分としては、アクリル酸等のカルボキシル基含有モノマー又はその酸無水物を好適に用いることができる。官能基含有モノマー成分は1種又は2種以上を選択して使用することができる。
官能基含有モノマー成分の使用量としては、例えば、モノマー主成分としての(メタ)アクリル酸アルキルエステル100重量部に対して12重量部以下(例えば、0.5〜12重量部、好ましくは1〜8重量部)の範囲から選択することができる。
また、共重合性モノマー成分として、アクリル系重合体の凝集力を高めるために、他の共重合性モノマー成分を用いることができる。他の共重合性モノマー成分としては、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル系モノマー;スチレン、置換スチレン(α−メチルスチレン等)、ビニルトルエンなどの芳香族ビニルモノマー;(メタ)アクリル酸シクロアルキルエステル[(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、シクロペンチルジ(メタ)アクリレートなど]や、(メタ)アクリル酸イソボニルなどの非芳香族性環含有(メタ)アクリル酸エステル;(メタ)アクリル酸アリールエステル[(メタ)アクリル酸フェニルなど]、(メタ)アクリル酸アリールオキシアルキルエステル[(メタ)アクリル酸フェノキシエチルなど]や、(メタ)アクリル酸アリールアルキルエステル[(メタ)アクリル酸ベンジルエステル]などの芳香族性環含有(メタ)アクリル酸エステル;エチレン、プロピレン、イソプレン、ブタジエン、イソブチレンなどのオレフィン系モノマー;塩化ビニル、塩化ビニリデン;2−(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアネートなどのイソシアネート基含有モノマー;(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルなどのアルコキシ基含有モノマー;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテルなどのビニルエーテル系モノマーの他、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジメタアクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、ジビニルベンゼン、ブチルジ(メタ)アクリレート、ヘキシルジ(メタ)アクリレートなどの多官能モノマー等が挙げられる。その他の共重合性モノマー成分は1種又は2種以上を選択して使用することができる。
水分散型アクリル系重合体の重合方法としては、公知乃至慣用の重合方法を採用することができる。重合の際には、一般的な一括仕込み方法(一括重合方法)、モノマー滴下方法(連続滴下方法、分割滴下方法など)などの各種重合方法を採用することができる。重合温度は、モノマーの種類や、重合開始剤の種類などに応じて適宜選択することができ、例えば20〜100℃の範囲から選択できる。
重合時に用いられる重合開始剤としては、重合方法の種類に応じて、公知乃至慣用の重合開始剤から適宜選択することができる。重合開始剤としては、例えば、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二硫酸塩、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロライド、2,2′−アゾビス[2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロライド、2,2′−アゾビス(N,N′−ジメチレンイソブチルアミジン)、2,2′−アゾビス(4−メトキシ2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、ジメチル−2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオネート)等のアゾ系重合開始剤;過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩;ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロドデカン、過酸化水素等の過酸化物系重合開始剤;フェニル置換エタン等の置換エタン系重合開始剤;芳香族カルボニル化合物;過酸化物と還元剤との組み合わせによるレドックス系開始剤[例えば、過酸化物とアスコルビン酸との組み合わせ(過酸化水素水とアスコルビン酸との組み合わせ等)、過酸化物と鉄(II)塩との組み合わせ(過酸化水素水と鉄(II)塩との組み合わせ等)、過硫酸塩と亜硫酸水素ナトリウムとの組み合わせ等によるレドックス系重合開始剤など]が挙げられる。重合開始剤は単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
重合開始剤の使用量は、通常の使用量であればよく、例えば、全モノマー成分100重量部に対して0.005〜1重量部程度の範囲から選択することができる。
また、重合の際には、分子量を調整するために、連鎖移動剤を用いることができる。連鎖移動剤としては、公知乃至慣用の連鎖移動剤を用いることができ、例えば、ドデカンチオール(ラウリルメルカプタン)、グリシジルメルカプタン、2−メルカプトエタノール、メルカプト酢酸、チオグリコール酸2−エチルヘキシル、2,3−ジメチルメルカプト−1−プロパノール等のメルカプタン類の他、α−メチルスチレンダイマーなどが挙げられる。連鎖移動剤は単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。連鎖移動剤の使用量は、通常の使用量であればよく、例えば、全モノマー成分100重量部に対して0.001〜0.5重量部程度の範囲から選択することができる。
水分散型アクリル系重合体は、エマルジョンの形態を有しているので、乳化重合方法を利用して調製されたエマルジョン形態の重合物をそのまま用いて水分散型アクリル系重合体を調製してもよく、または、乳化重合方法以外の重合方法を利用して調製されたアクリル系重合体を水に分散させて、水分散型アクリル系重合体を調製してもよい。なお、乳化重合の際や、アクリル系重合体を水に分散させる際には、乳化剤を用いることができる。乳化剤は単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
乳化剤は、何れの形態の乳化剤であってもよいが、例えば、アニオン系乳化剤、ノニオン系乳化剤を好適に用いることができる。アニオン系乳化剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸カリウム等のアルキル硫酸塩型アニオン系乳化剤;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩型アニオン系乳化剤;ポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩型アニオン系乳化剤;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のスルホン酸塩型アニオン系乳化剤;スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム等のスルホコハク酸型アニオン系乳化剤などが挙げられる。また、ノニオン系乳化剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン系乳化剤;ポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル型ノニオン系乳化剤;ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーなどのノニオン系乳化剤などが挙げられる。乳化剤は単独で使用してもよく、2以上を併用して使用してもよい。
乳化剤の使用量は、アクリル系重合体をエマルジョンの形態に調整することが可能な使用量であれば特に制限されず、例えば、アクリル系重合体又はモノマー成分全量に対して0.2〜10重量%(好ましくは0.5〜5重量%)程度の範囲から選択することができる。
本発明の遮光性粘着剤組成物には、組成物に遮光性を付与するための着色剤が含まれる。
アクリル系重合体を含む分散液に着色剤を添加する際は、あらかじめ着色剤と水と、必要により適宜な分散剤を混合して着色剤の水分散液を調製し、該着色剤の水分散液をアクリル系重合体を含む分散液に添加するのがよい。従来顔料等の着色剤を水分散液中に均一に分散させるのは困難である。このため、着色剤表面を親水性に改質する処理を施して使用したり、高速撹拌機を使用して撹拌したり、長時間撹拌を行うなどの手段により分散させることが試みられている。しかし、上述の着色剤含む水分散液を添加する方法によれば、表面が疎水性である着色剤を使用した場合であっても、アクリル系重合体を含む水分散液に着色剤を優れた分散安定性で、迅速かつ簡易に分散させることができる。
着色剤の水分散液の固形分濃度は20〜50重量%、特に25〜45重量%程度とするのが好ましい。固形分濃度が50重量%を超えると、水分散液の粘度が高くなり、水分散液作製時の攪拌によりできた泡が抜けにくくなったり、着色剤をアクリル系重合体を含む水分散液に分散させるのが困難となる場合があり好ましくない。また、20重量%を下回ると多量の水を着色剤の水分散液としてアクリル系重合体を含む水分散液に添加することとなり、粘着剤組成物の固形分濃度が低下し、例えば後の粘着剤層作製作業に難をきたすなどの問題が発生する場合があり好ましくない。
着色剤の添加量は特に制限されず、着色剤の種類や求められる遮光性のレベル等に応じて調製すればよい。例えば、遮光性粘着剤組成物の全固形分100重量部に対して5重量部以下(例えば0.2〜5重量部)、特に3重量部以下(例えば0.2〜3重量部)の範囲から選択できる。着色剤の添加量が5重量部を超えると粘着剤が硬くなり、接着性が低下する場合がある。なお、本発明の遮光性粘着剤組成物は後述するようにアクリル系重合体と着色剤に加えて各種添加剤等他の成分を含む場合がある。この場合、遮光性粘着剤組成物の全固形分には、これらの他の成分も含まれる。
遮光性粘着剤組成物の遮光性(全光線透過率)は主に添加する着色剤の種類及び量により決定するが、着色剤の粒径も遮光性粘着剤組成物の遮光性に影響を与える。重量が等しければ、粒径が小さい着色剤の方が粒径の大きい着色剤よりも表面積の総和が大きく、これにより着色力が高くなる。従って、同種の着色剤を同重量添加した場合であっても、粒径の小さい着色剤を使用した場合の方が、粒径の大きい着色剤を使用した場合よりも遮光性の高い粘着剤組成物が得られる。あるいは、同種の着色剤を用いて、同等の遮光性を付与しようとする場合は、粒径の小さい着色剤を使用した方が、粒径の大きい着色剤を使用した場合よりも少ない添加量(重量)で目的の遮光性を達成できる。従って、好ましい着色剤の粒径は、メジアン径で0.5μm以下(例えば0.05〜0.5μm)、より好ましくは0.3μm以下(例えば0.05〜0.3μm)である。なお、着色剤の粒径は、Beckman Coulter製:商品名「LS 13 320」により光散乱法を利用した方法で測定することができる。
上記着色剤としては、例えば、ファーネスブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック、ランプブラック、ケッチェンブラック等のカーボンブラック;酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化銅、酸化クロム、アルミナなどの酸化物;硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸鉄、硫酸水銀等の硫酸塩;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト等の炭酸塩;鉄粉、銅粉、錫粉、鉛粉、アルミニウム粉等の金属粉;アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、ジオキサジン系顔料などの有機系顔料;黒鉛などが挙げられる。遮光性粘着剤組成物の粘着特性やその他の特性に与える影響などを考慮して公知の着色剤の中から適宜選択することができる。
これらの着色剤の中で、酸化鉄、黒鉛、カーボンブラック等の黒色の着色剤は遮光性に優れているため好ましく、特にカーボンブラックは、耐光性及び耐候性に優れ、遮光性粘着剤組成物の粘着特性に与える影響が少ないため好ましい。
着色剤と水とを混合して着色剤の水分散液を調製する際には、適宜な分散剤を使用してもよい。着色剤表面に親水性処理が施されている場合など、分散剤を使用することなしに安定した分散液が調製できる場合は、分散剤は使用しなくてもよい。分散剤としては、例えば界面活性剤を使用できる。
界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシアルキレンベンジルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸ビスフェニルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーなどのノニオン性界面活性剤;アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンベンジルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、
ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホコハク酸ハーフエステル、脂肪酸塩(石けん)、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、スチレンマレイン酸樹脂ハーフエステルなどのアニオン性界面活性剤、メチル化アンモニウムクロライド、アルキルトリメチルアンモニウムクロライドなどのカチオン性界面活性剤などが挙げられる。分散剤は1種又は2種以上を選択して使用することができる。
分散剤の添加量は特に制限されないが、例えば着色剤100重量部に対して2〜30重量部、好ましくは4〜20重量部程度の範囲から選択できる。なお、着色剤の水分散液を調製する際に使用する分散剤として、水分散型アクリル系重合体の調製に使用した乳化剤と同一の乳化剤を使用してもよく、異なっていてもよい。
着色剤の水分散液は、水と着色剤と、必要により分散剤を混合し撹拌することにより得られる。撹拌は公知慣用の方法により行うことができ特に制限されないが、例えば、ディスパーにより1000〜4000rpm程度の速度で2〜20分間程度撹拌することにより均一な分散液が得られる。使用する着色剤や分散剤の種類に応じて均一な分散液が得られる範囲を選択すればよい。
遮光性粘着剤組成物は、上述のようにして調製したアクリル系重合体を含む分散液と、着色剤を含む水分散液とを混合することにより製造することができる。混合は、アクリル系重合体を含む分散液に着色剤の水分散液を添加する方法で行ってもよく、着色剤の水分散液にアクリル系重合体を含む分散液を添加する方法で行ってもよいが、通常、アクリル系重合体を含む分散液に着色剤の水分散液を添加する方法により行われる。この際のアクリル系重合体を含む分散液の固形分濃度は、例えば45〜80重量%、好ましくは50〜70重量%程度の範囲から選択することができる。使用する着色剤の水分散液との粘度のバランスや、作業性などを考慮して選択すればよい。
遮光性粘着剤組成物は、アクリル系重合体と着色剤に加えて、他の成分を含むことができる。このような場合には、アクリル系重合体と該他の成分(着色剤以外の成分)を混合して、着色剤を含まない粘着剤組成物(遮光性粘着剤組成物前駆体)を調製し、遮光性粘着剤組成物前駆体に着色剤の水分散液を添加して混合するか、または着色剤の水分散液に遮光性粘着剤組成物前駆体を添加して混合することにより遮光性粘着剤組成物を製造することができる。このような場合であってもアクリル系重合体を含む分散液(遮光性粘着剤組成物前駆体)の固形分濃度は例えば45〜80重量%、好ましくは50〜70重量%程度の範囲から選択できる。なお、アクリル系重合体を含む分散液と、着色剤の水分散液を混合したところに他の成分の一部又は全部を添加してもよく、着色剤の水分散液に水分散型アクリル系重合体及び他の成分を次々と添加して混合しても差し支えない。
遮光性粘着剤組成物は、必要に応じてアクリル系重合体及び着色剤に加えて、粘着特性の向上等、粘着剤組成物の改質を目的として、他の成分が含まれていてもよい。他の成分としては例えば、架橋剤、粘着付与樹脂などが挙げられる。
架橋剤としては、例えば、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、アジリジン系架橋剤、メラミン系架橋剤、過酸化物系架橋剤、尿素系架橋剤、金属アルコキシド系架橋剤、金属キレート系架橋剤、金属塩系架橋剤、カルボジイミド系架橋剤、アミン系架橋剤、シランカップリング剤などが挙げられる。架橋剤は、油溶性及び水溶性の何れであってもよい。架橋剤は単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。架橋剤の使用量としては特に制限されず、例えば、アクリル系重合体100重量部に対して10量部以下、(例えば0.005〜10重量部、好ましくは0.01〜5重量部)程度の範囲内から選択することができる。
粘着付与樹脂としては、例えば、ロジン系粘着付与樹脂、テルペン系樹脂、炭化水素系粘着付与樹脂、エポキシ系粘着付与樹脂、ポリアミド系粘着付与樹脂、エラストマー系粘着付与樹脂、フェノール系粘着付与樹脂、ケトン系粘着付与樹脂などが挙げられる。粘着付与樹脂は単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
具体的には、ロジン系粘着付与樹脂としては、例えばガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジンなどの未変性ロジン(生ロジン)や、これらの未変性ロジンを水添化、不均化、重合などにより変性した変性ロジン(水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジンの他、その他の化学的に修飾されたロジンなど)の他、各種ロジン誘導体などが挙げられる。前記ロジン誘導体としては、例えば、未変性ロジンをアルコール類によりエステル化したロジンのエステル化合物や、水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジンなどの変性ロジンをアルコール類によりエステル化した変性ロジンのエステル化合物などのロジンエステル類;未変性ロジンや変性ロジン(水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジンなど)を不飽和脂肪酸で変性した不飽和脂肪酸変性ロジン類;ロジンエステル類を不飽和脂肪酸で変性した不飽和脂肪酸変性ロジンエステル類;未変性ロジン、変性ロジン(水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジンなど)、不飽和脂肪酸変性ロジン類や不飽和脂肪酸変性ロジンエステル類におけるカルボキシル基を還元処理したロジンアルコール類;未変性ロジン、変性ロジンや各種ロジン誘導体等のロジン類(特に、ロジンエステル類)の金属塩などが挙げられる。また、ロジン誘導体としては、ロジン類(未変性ロジン、変性ロジンや各種ロジン誘導体など)にフェノールを酸触媒で付加させ熱重合することにより得られるロジンフェノール樹脂なども用いることができる。
テルペン系粘着付与樹脂としては、例えば、α−ピネン重合体、β−ピネン重合体、ジペンテン重合体などのテルペン系樹脂や、これらのテルペン系樹脂を変性(フェノール得変性、芳香族変性、水素添加変性、炭化水素変性)などした変性テルペン系樹脂(例えば、水素添加テルペン系樹脂など)などがあげられる。
炭化水素系粘着付与樹脂としては、例えば、脂肪族系炭化水素樹脂[炭素数4〜5のオレフィンやジエン(1−ブテン、イソブチレン、1−ペンテン等のオレフィン;ブタジエン、1,3−ペンタジエン、イソプレン等のジエンなど)などの脂肪族炭化水素の重合体など]、芳香族系炭化水素樹脂[炭素数が8〜10であるビニル基含有芳香族系炭化水素(スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、インデン、メチルインデンなど)の重合体など]、脂肪族系環状炭化水素樹脂[いわゆる[C4石油留分」や[C5石油留分」を環化二量体化した後重合させた脂環式炭化水素系樹脂、環状ジエン化合物(シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネン、ジペンテンなど)の重合体又はその水素添加物、上記の芳香族系炭化水素樹脂や脂肪族・芳香族系石油樹脂の芳香環を水素添加した脂環式炭化水素系樹脂など、脂肪族・芳香族系石油樹脂(スチレン−オレフィン系共重合体など)、水素添加炭化水素樹脂、クマロン系樹脂、クマロンインデン系樹脂などの各種の炭化水素系の樹脂が挙げられる。
粘着付与樹脂の使用量は特に制限されず、所望の粘着力などに応じて適宜設定することができる。例えば、水分散型アクリル系重合体100重量部(固形分)に対して10〜100重量部、好ましくは15〜80重量部、さらに好ましくは20〜60重量部となる割合から選択することができる。
さらに、遮光性粘着剤組成物には必要に応じて、その他の添加剤(例えば、老化防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、剥離調整剤、可塑剤、軟化剤、充填剤、帯電防止剤など)が含まれていてもよく、また、pHを調製するための塩基(アンモニア水など)や酸が含まれていてもよい。
本発明の遮光性粘着シートにおいて遮光性粘着剤層2は、例えば上述のようにして調製した遮光性を有する粘着剤組成物を、光透過性基材1又は剥離ライナー3上に遮光性粘着剤組成物を慣用のコーターを用いて塗布し、必要に応じて加熱乾燥することにより形成することができる。例えば図2及び図3に示すような基材付き遮光性粘着シートにおける遮光性粘着剤層2であれば、光透過性基材1上に遮光性粘着剤組成物を直接塗布することにより形成してもよく、剥離ライナー3上に遮光性粘着剤組成物を塗布して遮光性粘着剤層2を形成した後、該遮光性粘着剤層2を光透過性基材1上に貼り合わせて剥離ライナー付き遮光性粘着シートとしてもよい。
遮光性粘着剤層2の厚さは特に制限されないが、例えば、乾燥後の厚みは2〜150μm程度、好ましくは5〜100μm程度の範囲から選択することができる。図1に示すような基材レス粘着シートであれば、遮光性粘着剤層2の全光線透過率が1%以下となるように、図2及び3に示すような基材付き粘着シートであれば遮光性粘着剤層2と光透過性基材1との積層体の全光線透過率が1%以下となるように調整し、粘着シートの用途等に応じて適宜選択することができる。なお、上記慣用のコーターとしては、例えばグラビヤロールコーター、リバースロールコーター、キスロールコーター、デップロールコーター、バーコーター、ナイフコーター、スプレーコーターなどが挙げられる。
光透過性基材1としては、光透過性を有する基材を使用できる。例えば、ポリプロピレンフィルム、エチレン−プロピレン共重合体フィルム、ポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルなどの透明又は半透明のプラスチックフィルム類;和紙やクラフト紙などの光透過性を有する紙類;綿布やスフ布などの光透過性を有する布類;ポリエステル不織布やビニロン不織布などの光透過性を有する不織布類などを使用できる。前記プラスチックフィルムは、無延伸フィルム及び延伸フィルム(一軸延伸フィルム又は二軸延伸フィルム)の何れであってもよい。また、基材の粘着剤層を設ける側の面には、通常使用される下塗剤やコロナ放電方式などによる表面処理が施されていてもよい。光透過性基材の厚みは目的に応じて適宜選択できるが、例えば20〜200μm程度である。なお、基材として光透過性基材1のかわりに光透過性を有しない基材(例えば全光線透過率1%未満である基材)を使用することもできる。
剥離ライナー3としては、特に制限されず、公知の剥離ライナーから適宜選択して用いることができる。剥離ライナーとしては、剥離処理剤(シリコーン系剥離処理剤、フッ素系剥離処理剤、長鎖アルキル系剥離処理剤など)による剥離処理層を少なくとも一方の表面に有する基材を好適に用いることができ、また、フッ素系ポリマー(例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、クロロフルオロエチレン・フッ化ビニリデン共重合体等)からなる低接着性基材や、無極性ポリマー(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂など)からなる低接着性基材なども用いることができる。これらの中で、慣用の薄葉基材の片面あるいは両面にシリコーン系剥離剤にからなる剥離処理層を設けたものが特に好適に使用できる。剥離ライナーの厚さは特に制限されないが、例えば15〜500μm程度、好ましくは25〜500μm程度の範囲から選択できる。
本発明の遮光性粘着シートは多様な用途(特に遮光性が必要とされる用途)に好適に使用でき、その用途は特に制限されないが、例えば、ドアトリム、フロアマット、吸音材等の自動車材料の固定用途;化粧板、幅木、床材等の住宅材料の固定用途;液晶表示装置におけるバックライトモジュールと液晶モジュールとの固定等の電子部品の固定用途等が例示できる。
上述のようにして得られた本発明の遮光性粘着シートは、高い遮光性を有し、且つ粘着特性に優れている。また、粘着剤層自体が高い遮光性を有しているため、従来の遮光性粘着シートのように遮光性の基材を使用したり、他に遮光層を設ける必要が特にないため、選択しうる基材のバリエーションは豊富であり、また、基材レスの遮光性粘着シートとすることもできる。さらに、水分散型のアクリル系重合体をベースポリマーとする遮光性粘着剤組成物を使用して製造できるため、残存有機溶媒等による汚染が発生しにくく、自動車材料、住宅材料、電子部品等の固定に好適に使用することができる。
以下に実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。なお。以下において「部」とあるのは「重量部」を、「%」とあるのは「重量%」をそれぞれ意味する。
[水分散型アクリル系重合体の製造]
冷却管、窒素導入管、温度計及び撹拌機を備えたセパラブルフラスコに、2,2′−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)−2−メチルプロピオンアミジン]ハイドレート(和光純薬工業(株)製:商品名「VA−057」)0.1部とイオン交換水40部を投入し、窒素ガスを導入しながら1時間撹拌した。その中にアクリル酸ブチル68部、アクリル酸2−エチルヘキシル29部、アクリル酸2.9部、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム26%水溶液8部を、水24.3部に添加して乳化したものを4時間かけて滴下し、さらに3時間熟成を行った。重合後、アンモニウム水を添加してpH8に調整し、水分散型アクリル系重合体を得た。
[遮光性粘着剤組成物前駆体の製造]
上述の水分散型アクリル系重合体100部(固形分)に、水に溶解させた水溶性のオキサゾリン系架橋剤(日本触媒工業株式会社製:商品名「エポクロスWS−700」を0.7部添加し、さらにロジンフェノール系粘着付与樹脂の水分散液(荒川化学工業株式会社製:商品名「タマノルE−200−NT」)を固形分換算で30部加えて、遮光性粘着剤組成物前駆体(アクリル系重合体及び粘着付与樹脂を含む水分散液)を得た。
(実施例1)
メジアン径0.353μmのカーボンブラック(東海カーボン株式会社製:商品名「シースト SO FEF」)25g、分散剤(荒川化学工業株式会社製:商品名「アラスター703S」;30重量%水溶液)8.3g(固形分換算2.5g)、イオン交換水66.7gをディスパーを用いて3000rpmで10分間撹拌して固形分濃度25%のカーボンブラック水分散液を得た。カーボンブラック水分散液を遮光性粘着剤組成物前駆体100部(固形分)に対して固形分換算で1部加え、スリーワンモーターを用いて撹拌し、均一な水分散液とし、遮光性粘着剤組成物を得た。なお、分散剤はカーボンブラック100部に対して固形分換算で10部添加している。
(実施例2)
メジアン径0.096μmのカーボンブラック水分散液(東海カーボン株式会社製:「アクアブラック162」)を遮光性粘着剤組成物前駆体100部(固形分)に対して固形分換算で1部加えスリーワンモーターを用いて撹拌し、均一な水分散液とし、遮光性粘着剤組成物を得た。
(実施例3)
メジアン径0.082μmのカーボンブラック水分散液(Ciba製:商品名「UNISPERSE Black C−S」)を遮光性粘着剤組成物前駆体100部(固形分)に対して固形分換算で1部加えスリーワンモーターを用いて撹拌し、均一な分散液とし、遮光性粘着剤組成物を得た。
(比較例1)
遮光性粘着剤組成物前駆体100部(固形分)に、メジアン径0.809μmのカーボンブラック(東海カーボン株式会社製:商品名「アクアブラックHA3」)を1部加えて、スリーワンモーターを用いて撹拌し、遮光性粘着剤組成物を得た。
(比較例2)
メジアン径8.197μmの着色粒子(綜研化学株式会社製:商品名「ケミスノーCMX−600RBK(W)」;固形分濃度66%の水分散液)を遮光性粘着剤組成物前駆体100部(固形分)に対して固形分換算で1部加え、スリーワンモーターを用いて撹拌し、遮光性粘着剤組成物を得た。
[遮光性粘着シートの製造]
シリコーン系剥離剤による剥離処理層を有する剥離ライナー(カイト化学工業株式会社製:商品名「SLB−80W3D」)の剥離処理層表面に、実施例及び比較例で得られた遮光性粘着剤組成物を塗工し、100℃で2分間乾燥して、厚さ60μmの粘着剤層を形成した。光透過性を有する不織布性基材(大福製紙株式会社製:商品名「SP原紙−14」)の両面に上述の遮光性粘着剤層を貼り合わせ、光透過性基材、遮光性粘着剤層、剥離ライナーからなる両面タイプの遮光性粘着シートを得た。
(試験評価)
実施例及び比較例で得られた遮光性粘着剤組成物並びにこれらの遮光性粘着剤組成物を用いて製造した遮光性粘着剤シートに対して以下の試験評価を行った。結果を表1に示す。
[着色剤の分散性]
所定量(約20g)の遮光性粘着剤組成物を剥離紙上に塗布し、均一に着色されているかどうか目視で判断した。
[全光線透過率]
得られた遮光性粘着シートを面積25cm2の正方形に裁断して試料を作製し、スガ試験機製ヘイズメーター(商品名「HZ−1」)を用いて全光線透過率を測定した。
[粘着力]
実施例及び比較例で得られた各遮光性粘着シートを、ステンレス(SUS)製板に2kgのローラーを1往復させる方法で圧着し、23℃で20分間放置後、引張試験機を用いて、引張速度300mm/分の条件で、剥離角度180°で引き剥がし、粘着力(23℃、50%RH;N/20mm)を測定した。
[端末剥がれ防止性]
実施例及び比較例で得られた各遮光性粘着シートを、厚さ0.5mm、縦100mm、横10mmのアルミニウム製板に、一方の粘着剤層の表面がアルミニウム製板に接触する形態で貼り付けた後、他方の粘着面を直径50mmの円筒状のABS製丸棒側面に粘着シートの縦方向がABS製丸棒の長さ方向となるように貼り合わせた。これを、丸棒を垂直に立てた状態で、70℃の雰囲気下に2時間放置し、その時のアルミニウム製板の端部の剥がれた距離(高さ)(mm)を測定した。
Figure 0004688658
図1(a)、(b)はそれぞれ本発明の基材レス両面遮光性粘着シートの例を示す概略断面図である。 図2(a)、(b)はそれぞれ本発明の基材付き両面遮光性粘着シートの例を示す概略断念図である。 図3(a)、(b)はそれぞれ本発明の基材付き片面遮光性粘着シートの例を示す概略断面図である。
符号の説明
1 光透過性基材
2 遮光性粘着剤層
3 剥離ライナー

Claims (6)

  1. 水分散型アクリル系重合体を主成分とし、着色剤を含む粘着剤組成物をシート状に成形して得られる遮光性粘着剤層を有する遮光性粘着シートであって、該着色剤がカーボンブラックであり、該着色剤の粒径がメジアン径で0.05〜0.5μm、該着色剤の添加量が遮光性粘着剤組成物の全固形分100重量部に対して0.2〜3重量部、該粘着剤層の全光線透過率が1%以下である遮光性粘着シート。
  2. 光透過性基材の少なくとも片面に水分散型アクリル系重合体を主成分とし、着色剤を含む粘着剤組成物からなる遮光性粘着剤層を有する遮光性粘着シートであって、該着色剤がカーボンブラックであり、該着色剤の粒径がメジアン径で0.05〜0.5μm、該着色剤の添加量が遮光性粘着剤組成物の全固形分100重量部に対して0.2〜3重量部、該遮光性粘着シートの全光線透過率が1%以下である遮光性粘着シート。
  3. 粘着剤組成物が、アクリル系重合体を含む分散液に、着色剤を固形分濃度20〜50重量%の水分散液として配合して調製される請求項1又は2記載の遮光性粘着シート。
  4. 自動車材料の固定に用いられる請求項1〜何れかの項に記載の遮光性粘着シート。
  5. 住宅材料の固定に用いられる請求項1〜何れかの項に記載の遮光性粘着シート。
  6. 電子部品の固定に用いられる請求項1〜何れかの項に記載の遮光性粘着シート。
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