JP4651817B2 - 糸を連続的に繰出すための方法 - Google Patents

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Description

【0001】
技術分野:
本発明は、供給ボビンから糸を連続的に繰出すための方法と装置並びに、マルチ合成糸をテクスチャード加工するための方法及びテクスチャード加工機に関する。
【0002】
背景技術:
糸を繰出すための方法と装置は公知であり、かつ、供給された糸を加工又は処理する繊維機械において採用される。この場合糸は1つの供給ボビンから連続的に繰出されて後続プロセス部へ供給される。連続的なプロセス経過を保証するために、供給ボビンの糸終端は、ここでは予備ボビンと呼ばれる第2の供給ボビンの糸始端と糸結されている。従って供給ボビンの繰出しが終わると、予備ボビンへの自動的な移行が生じ、該予備ボビンの糸終端はやはり別のボビンの糸始端に糸結されているので、プロセスは連続的に進行する。この場合、結節状の糸結点は、糸の後続加工時又は後続処理時における問題部位であり、仕上げ生産品における欠陥部位と成ることもある。極端な事例では前記糸結点が弛んで、糸切れが発生する。
【0003】
糸のテクスチャード加工の場合、糸には加工プロセスにおいて強度の処理が施される。この処理法によって円滑糸から捲縮糸が製造される。このために例えば欧州特許第0 641 877号明細書に基づいて公知になっているように、糸に仮撚りがかけられ、かつ仮撚りをかけた状態で熱固定処理が施される。その場合、供給ボビンの糸終端と第2供給ボビン(予備ボビン)の糸始端との間の糸結点は、仮撚り分布に影響を及ぼして、捲縮を不均一にする。このような欠陥部位は、捲縮糸の後加工時に例えば染色欠陥を惹起することになる。
【0004】
発明の開示:
従って本発明の課題は、明細書冒頭で述べた形式の、糸を連続的に繰出すための方法と装置を改良して、後続プロセスに対して均等品質の糸を供給することを保証することである。
【0005】
本発明の更に別の目的は、円滑糸を有する規定の供給ボビンから、該供給ボビンに対して対応関係にある所定の捲縮糸巻成体を製造するために、合成糸をテクスチャード加工するための方法及びテクスチャード加工機を提供することである。
【0006】
前記課題は本発明によれば、請求項1の特徴部に記載した構成手段を有する方法及び請求項11の特徴部に記載した構成手段を有する方法、並びに請求項18の特徴部に記載した構成手段を有するテクスチャード加工機によって解決される。
【0007】
本発明の利点は、供給ボビンが完全に繰出されると1つの信号が発現することである。従って例えば操作工には、加工プロセス又は処理プロセスにおいて供給糸の変換が差し迫っていることが表示される。これによって仕上げ生産品もしくは最終生産品と供給ボビンとの間に共属関係もしくは対応関係が与えられている。操作工は、糸内における結節状の糸結点に起因して生じ得るエラー事象を回避するための処置を導入することができる。供給ボビンから予備ボビンへの移り変わりを把握するために、信号送出によって供給ボビンから予備ボビンへの糸移行(糸変換)を表示するセンサが使用される。
【0008】
この場合本発明によれば基本的に3種の異なった方法上の実施形態を採用することが可能である。請求項に記載した第1の方法上の実施形態では糸は連続的にセンサを通って案内される。この場合センサは、供給ボビンの糸終端と予備ボビンの糸始端とを形成する結節状の糸結点が通過する際に該センサから信号を発生するように構成されている。この方法上の実施形態は、場所の如何に関わりなく機械の任意の部位で糸を検出できるという利点を有している。同じく又、シーケンスプロセス装置を活用して、該装置によってプロセスパラメータ(例えば糸張力)を検知することも可能である。この場合は糸結点の通過を表示するために、装置信号の不連続性が評価される。
【0009】
別の有利な方法上の実施形態は請求項に記載した通りである。この場合は供給ボビンの糸終端の糸片と予備ボビンの糸始端の糸片とから成る糸区分だけがセンサを通って案内される。このためにセンサは供給ボビンと予備ボビンとの間に配置されている。供給ボビンの繰出し時には該供給ボビンの糸終端と予備ボビンの糸始端は、両ボビン間のループ内にルーズに位置しているので、糸変換の直前に始めて糸を検出する可能性が、この方法上の実施形態によって与えられている。従って糸に対して及ぼすセンサの検出作用の影響は最小限に抑えられる。
【0010】
本発明の特に単純にして効果的な構成は、請求項に記載した方法上の実施形態によって与えられている。供給ボビンの糸終端と予備ボビンの糸始端は供給ボビンの繰出し中には静止状態にあるので、この領域の糸区分の運動を、糸変換の信号化のために活用することが可能になる。この方法上の実施形態は、実施のためには単純な装置部分しか必要としない点で特に有利である。このためには例えば、前記糸区分がもはや存在しなくなると即座に信号を発生するように構成されているセンサ内に、前記糸区分を挿入しておけばよい。
【0011】
ここで念のために付記しておくが、本発明の方法は、センサの構成如何に関わりなく実施することができる。例えば電気信号、機械信号又は空圧信号を発生する機械式、光学式又は容量式のセンサを採用することが可能である。
【0012】
操作工に信号を確実に気付かせるために本発明は更にまた、信号が、光学式又は音響式に表示される信号発生器を作動させることを提案する。
【0013】
請求項に記載した本発明の特に有利な実施形態では、プロセスへの干渉を準備又は導入するために、信号がプロセス制御装置に供給される。この方法上の実施形態は特に、工程が自動的に経過する場合に有利である。従ってこれによって、例えば空管の供給ボビンを新たな満管の供給ボビンと交換して、この新たな供給ボビンの糸始端を、予備ボビンの糸終端に糸結することが達成される。従って同様に、糸走行の移り変わりをデータとして記録化し、しかも例えば糸の変換点の位置と時間を検出してデータとして蓄えておくことが可能になる。これらのデータは、品質管理におけるその他の評価のためのベースとすることができる。
【0014】
糸結点がエラー事象の誘因となるようなプロセスの場合、或いは供給糸と仕上げ生産品もしくは最終生産品との共属関係を厳守せねばならないようなプロセスの場合は、請求項に記載した方法上の実施形態が特に有利である。信号の発生時にはプロセスが暫時中断される。例えばテクスチャード加工プロセスの場合、供給された円滑糸(又は平滑糸)はプロセスにおいてテクスチャード加工され、次いで捲縮糸としてボビンに巻上げられる。このような機械では1つの供給ボビンから、捲縮糸を有する複数の最終ボビンが巻成される。このためには、巻上げ中にボビン交換を実施することが必要である。ボビンを変換する間、加工糸は吸出装置によって糸屑として排出されることになる。しかし、プロセスを暫時中断するという本発明の方法上の実施形態によって今や、このような機械の場合に、巻上げ部におけるボビン交換を所期のように導入することが可能である。この場合の格別の利点は、糸結点を含む糸区分だけを糸屑として排出することができる点にある。
【0015】
本発明の別の有利な実施形態では、等品質を厳守するために特定の品質パラメータを検出する監視機構がシーケンスプロセス制御において導入される。従って品質パラメータ(例えば糸張力)の偏差が許容不能の場合にはプロセス変化又はプロセス中断を導入することが可能である。品質パラメータとしては、例えば糸速度、糸張力のようなプロセスパラメータ或いは例えば糸温度のような生産品パラメータを挙げることができる。
【0016】
供給ボビンの糸と各生産品との間の共属関係を保証するためには、請求項及び請求項に記載した方法上の実施形態が特に有利である。この場合信号発生時に制御装置によって、供給ボビンが交換されかつ新たな供給ボビンが記録される。このために例えば、特定の糸を有する供給ボビンを選出しかつ繰出し済みの供給ボビンの空部位へ変換する変換装置が作動される。従って供給糸と最終生産品との間の共属関係の規定以外に、プロセス中の材料特有の事象の誘因を、それに先行する各中間生産品に関係づけて遡及することも可能である。しかし新たな供給ボビンの記録は、各供給ボビンの特性標識を手操作によって入力することもできる。記録は、変換された供給ボビンが糸移行によって繰出されるまで、制御装置内部に蓄えられているのが有利である。
【0017】
本発明は、続く後加工プロセスで最終生産品にされる糸を加工するようなプロセスにおいて使用されるのが有利である。従って、生産された巻成体がその素材の点で供給ボビンに関連して正確に特性づけることのできるようなマルチ合成糸のテクスチャード加工法が可能である。従って本発明の方法は、捲縮糸の巻成体を生産でき、しかも該巻成体の糸は始めから終わりまで一様の高い品質を有しているので特に有利である。結節状の糸結点に起因したエラー部位は個別に処理することができる。品質パラメータの監視の結果、糸結点に起因した品質パラメータの許容不能の偏差が生じない場合には、巻成体は中断無く生産される。品質パラメータの限界値を超える場合、或いは一般的に糸移行信号を発生した場合には、捲縮糸の巻上げは、例えば巻成体の自動交換によって自動的に中断される。
【0018】
合成糸のテクスチャード加工の場合には、多数の加工ユニットを多段式に並列配置した形式のテクスチャード加工機が使用される。このような形式のテクスチャード加工機を使用する場合、請求項12に記載した方法上の実施形態は、糸に連続的にテクスチャード加工を施すために特に有利に使用することができる。その場合各巻上げ装置に対応して、供給ボビンと予備ボビンとを配置した2つの供給部位が配設されている。供給ボビンと予備ボビンの記録は、各供給部位に結合されておりかつ制御系内に記憶されているので、生産される巻成体は、丁度働いている供給部位に基づいて、糸素材の点で正確に特性づけることができる。
【0019】
請求項13に記載した方法上の実施形態は、巻成体の仕分けを行うために特に有利である。こうして糸内の糸結点は巻成時間と糸長とによって表示され、これは例えばデータ表出として巻成体に付与することができる。
【0020】
1つの供給ボビンから複数の巻成体を生産する場合のために、請求項14に記載した方法上の実施形態が有利に適用される。その場合1つの供給ボビンから生じた各巻成体には特性標識が与えられる。この特性標識は、後続の巻成体のために糸変換を信号化する際に変化される。それというのはこの後続の巻成体は、別の供給糸から生産されるからである。従って捲縮糸は、円滑糸の製造源である紡糸プロセスに至るまで遡及して追跡することができる。
【0021】
その場合、生産された巻成体の更なる仕分けは、糸変換を含み、ひいては糸中に糸結点を含む巻成体に付加的な特性標識を付与することによって達成することができる。このような仕分けは、例えば製織時に経糸と緯糸とを区別するために特に有利である。
【0022】
特性標識の表示は、各糸移行後にその都度改めてスタートするナンバーリングによって簡単に行うことができる。
【0023】
本発明の方法を実施するためには、請求項18の特徴部に記載した構成手段を備えたテクスチャード加工機が使用される
【0024】
糸を検出するためのセンサを装置内に配置するために本発明の装置では原則的に、センサ型式に関連した2種の実施形態が可能であり、センサにより糸を連続的に検出する場合、及び、供給ボビンの糸終端と予備ボビンの糸始端とから形成されていて両ボビン間でループの形で静止している糸区分、該糸区分の運動をセンサにより検知することによって簡便に検出される場合が考えられる
【0025】
糸変換時にプロセスにおいて適当な処置を導入できるようにするためにセンサは、他の実施形態では、1つの信号発生器に接続されている。
【0026】
プロセスが自動的に経過する場合には、センサが、糸を加工又は処理するプロセスを制御する制御装置に接続されていると有利である。
【0027】
本発明の基礎となる課題を解決するための別の構成手段は、同じく請求項18の特徴部に記載した手段を有するテクスチャード加工機によって得られる。テクスチャード加工プロセスにおける糸の精製加工は、糸の構造へ著しく干渉することによってしか可能でないので、特に結節状の糸結点によって惹起されるような糸の不規則性は特別に処理されねばならない。しかし本発明のテクスチャード加工機によって、繰出し時における供給ボビンから予備ボビンへの糸移行には関わり無く連続的に等品質をもって糸にテクスチャード加工を施して、巻成しかつ巻上げることが可能になる。
【0028】
請求項18に記載したように構成した本発明のテクスチャード加工機の使用はこの場合有利である。それというのはセンサを単純な形式で構成かつ配置することが可能になるからである。この構成手段によって糸を連続的に検出する必要がなくなる。第1に糸移行の場合、両ボビン間に位置する糸区分は糸結点をもって繰出される。該糸区分の運動がセンサによって検知されて信号化される。
【0029】
このようなセンサは糸監視器として構成されているのが有利であり、この場合糸区分は糸監視器の不作用位置で静止状態に保持され、かつ前記糸区分の運動によって糸監視器は信号位置へ案内されて信号を発生する。この信号はその場合単純に接触スイッチによって発生される。
【0030】
光学式又は機械式に糸を連続的に検出するセンサを使用する場合、請求項20又は21に記載したように構成されたテクスチャード加工機を適用するのが有利である。
【0031】
こうして殊に、走行中の糸の糸牽引力を検出しかつ該糸牽引力の限界値を超えると信号を発生する糸牽引力計測器としてセンサを構成することが提案される。この場合の構成の出発点は、供給ボビンから予備ボビンへの糸移行時には、糸の繰出し挙動が短時間変化し、従って糸張力の変動を生ぜしめることに着目した点にある。テクスチャード加工機の当該実施形態は、捲縮糸の後処理時に本来の糸結点が実質的な影響を及ぼすことのないようなプロセスにおいて使用されるのが殊に有利である。そのようなプロセスでは、糸張力の所定の限界値に偏差が生じた場合にだけ信号が発生される。
【0032】
操作工に信号を光学式又は音響式に確認させるために、請求項23に記載した実施形態によれば、センサは信号発生器に接続されている。
【0033】
プロセスへの干渉を自動的に実施できるようにするために本発明のテクスチャード加工機は、請求項18に記載したように構成されるのが有利である。
【0034】
この場合制御装置は、品質パラメータを検出、評価及び送出するための手段と、前記品質パラメータを、糸移行に関連した信号に結合するための手段とを有している。従って本発明のテクスチャード加工機は、供給ボビンから巻成体に至るまで一貫した品質監視を実施し、こうして高級糸に後処理を施すために適している。
【0035】
発明を実施するための最良の形態:
次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
【0036】
図1には、仮撚り式テクスチャード加工機械が図示されている。この場合、供給ボビン2が、マンドレルとして形成された供給部位8に挿嵌されている。供給ボビン2から糸1が第1給糸ローラ機構11によって繰出される。このために糸1は供給ボビン2からトップ糸ガイド10によって案内される。第1給糸ローラ機構11は糸1を仮撚り式テクスチャード加工ゾーンへ搬送する。仮撚り式テクスチャード加工ゾーンは第1加熱装置12、糸走行経路内に後続する冷却装置13並びに仮撚りユニット15を有している。糸1は第2給糸ローラ機構16によって仮撚り式テクスチャード加工ゾーンから引出され、かつ後処理のために第2加熱装置17内へ案内される。この第2加熱装置17の出口には別の給糸ローラ機構が設けられており、該給糸ローラ機構は糸を第2加熱装置17から引出して後続の巻上げ装置へ導く。該巻上げ装置は巻成スピンドル21を有し、該巻成スピンドルには巻成体20が形成される。巻成体20は、駆動ローラ22を介して摩擦駆動される。糸走行経路内で前記巻成体20の手前にはトラバース装置23が配置されている。該トラバース装置は往復揺振する糸ガイドを有し、該糸ガイドは、糸走行方向に対して直角な横方向に糸を往復動させるので、綾巻パッケージが巻成される。
【0037】
供給ボビン2の側方に並ぶ第2供給部位9のマンドレルには、区別するために予備ボビン3と呼ばれる第2供給ボビンが挿嵌されている。供給ボビン2と予備ボビン3はこの場合例えば供給クリール内に配置することができ、該供給クリール内には、テクスチャード加工機に設けられている加工部署数に相当する個数の供給ボビンが設けられている。供給ボビン2の糸終端6は、予備ボビン3の糸始端7と結び合わされているので、糸内には糸結点5が生じる。供給ボビン2と予備ボビン3との間に糸結点5を有する糸区分はセンサ4内を案内されている。センサ4は信号導線26を有し、該信号導線によってセンサ4は制御装置24と接続されている。該制御装置24は、テクスチャード加工機のプロセスを制御するために複数の出力端子25を有している。
【0038】
図1に図示した繊維機械の場合、糸1は連続的に供給ボビン2から繰出されて、仮撚り式テクスチャード加工ゾーンにおいて糸1にテクスチャード加工が施される。その場合、加熱装置12及び冷却装置13において固定される糸1には、仮撚りユニット15によって仮撚りが施される。第1と第2の給糸ローラ機構11,16は速度差をもって運転されるので、仮撚り式テクスチャード加工ゾーン内では同時にドラフトが生じる。糸1は、第2加熱装置17において収縮処理を施された後、それに続いて巻上げ装置において巻成体20に巻上げられる。このようなプロセスでは供給ボビン2の糸から順次複数の巻成体20が巻成される。このために巻成体の最終直径に達する度毎に、制御装置24を介して巻上げ装置におけるパッケージ交換が導入される。巻成体20が新たな空管に交換される間、巻上げ動作が継続されるまで、連続的に供給される糸1は吸出装置を介して糸屑容器内へ達する。
【0039】
糸1は連続的に第1給糸ローラ機構11によって搬送される。従って供給ボビン1から糸1を繰出した後には、予備ボビン3の糸へ変換が行われる。このために供給ボビン2の糸終端6と予備ボビン3の糸始端7は糸結点5において結び合わされている。供給ボビン2から予備ボビン3へ交換されると今度は糸の糸結区分も第1給糸ローラ機構11によって繰出される。糸の糸結区分はセンサ4によって検査されるので、センサ4は、供給ボビン2から予備ボビン3への糸移行点を検知する。このためにセンサ4は、糸終端6と糸始端7をセンサ4を通して案内するように構成することができるので、糸結点5の通過がセンサ4によって記録されて1つの信号に変換される。しかし又、もっぱら糸終端6又は糸始端7における糸区分の運動を検知するようにセンサを構成することも可能である。センサ4によって発生された信号は、制御装置24を介して巻成体の交換を導入するために信号導線26を介して制御装置24に伝送される。これによって、糸結点5を有する糸区分を巻成体に巻上げるような事態が有利に回避される。更にこれによって供給ボビン2と、該供給ボビン2の糸から巻成された巻成体との間の共属関係が導出される。これに加えて例えばラベル貼付、連結ビード又は単純な可視標識によって、最終巻成体を表示することが可能である。
【0040】
しかし又、糸結点5を有する糸区分を巻成体に巻上げることも可能である。糸結点を含む巻成体は次いで同じく表示されるので、最終加工のために巻成体を例えば経糸材料と緯糸材料とに仕分けすることが可能である。
【0041】
プロセス中に糸結点5に起因する誤動作事象に対して目的に即した注意を払うための監視系を制御装置24によって作動させることも可能である。同じく制御装置によって、例えば供給ボビン2の糸が処理された期間中に発生した糸張力や糸切れのような品質パラメータを評価することも可能である。これによって目的に即して供給ボビンの糸品質を推定することができる。
【0042】
更に制御装置24を介して供給クリールの装備品を制御することも可能である。これに基づいて新たな供給ボビンの糸始端を予備ボビンの糸終端に糸結するために、新たな供給ボビンがマンドレル8に挿嵌される。
【0043】
図1では本発明の方法が、例示したテクスチャード加工機に基づいて説明されている。しかし供給ボビンから糸を連続的に加工プロセス部又は処理プロセス部に供給する公知の繊維機械には全て本発明の方法を適用できるのは勿論のことである。図2には、本発明のテクスチャード加工機の1実施例が図示されている。但し図2では、仮撚り式テクスチャード加工機の機械横断面の一半部が図示されている。以下の説明において同一の機能を有する構成要素は同一の符号を付して表示されている。
【0044】
テクスチャード加工機は、クリール架台28、プロセス架台29及び巻成架台27から成っている。巻成架台27とプロセス架台29との間にはサービス通路30が設けられている。このサービス通路30とは反対に位置する方の巻成架台27の側にクリール架台28が、巻成架台27に対して間隔をおいて配置されている。巻成架台27とクリール架台28との間には、図示を省いたドッファ用のドッフィング(玉揚げ)通路31が設けられている。テクスチャード加工機は、夫々1本の糸1を加工する多数の加工ステーションを有している。該加工ステーションは互いに並列に構成されている。巻上げ装置32は3基の加工ステーション分の幅を占めている。従って3つの巻上げ装置32.1,32.2,32.3が巻成架台27内で階層状に互いに上下に配置されている。
【0045】
各巻上げ装置32に対応して2つの供給架台がクリール架台28内に配設されており、該クリール架台はマンドレル8,9によって形成されている。マンドレル8,9には供給ボビン2,3が挿嵌されている。供給ボビン2.1,3.1は巻上げ装置32.1に対応して、供給ボビン2.2,3.2は巻上げ装置32.2に対応して、また供給ボビン2.3,3.3は巻上げ装置32.3に対応して配設されている。以下に糸走行経路を1つの加工ステーションに基づいて説明する。糸1が起点として繰出される供給ボビン2の糸終端は、結節状の糸結点5によって予備ボビン9の糸始端7に糸結されている。
【0046】
各加工ステーションにおいて糸1は、供給ボビン2からトップ糸ガイド10と糸ガイド14.1とを介して第1給糸ローラ機構11によって繰出される。第1給糸ローラ機構11の前方には、糸1を連続的に検出するためのセンサ4が配置されている。該センサ4は信号導線26を介して制御装置24に接続されている。糸の走行方向で見て第1給糸ローラ機構11の後方には、第1加熱装置12、冷却装置13、仮撚りユニット15及び第2給糸ローラ機構16が配置されている。仮撚りユニット15と第2給糸ローラ機構16との間の糸走行経路内には糸牽引力計測器35が設けられており、しかも糸は該糸牽引力計測器の入口と出口において夫々1つの糸ガイド36.1,36.2を介して案内される。糸牽引力のセンサ35は制御装置24に接続されている。
【0047】
巻上げ装置32と第2給糸ローラ機構16との間には第2加熱装置17、糸ガイド14.3及び第3給糸ローラ機構18が配置されている。糸1は供給ボビン2と巻上げ装置32との間で複数の糸ガイド14,1,14.2,14.3によって案内される。これらの糸ガイドは変向ガイドローラとして構成されているのが有利である。
【0048】
巻上げ装置32において糸は1つの巻成体20として巻上げられる。該巻成体20は駆動ローラ22によって駆動される。トラバース装置23によって糸1は巻成体20の周面に沿って往復案内され、こうして綾巻パッケージとして巻上げられる。
【0049】
巻上げ装置32は、満管の巻成体20を収容するための巻成体貯え器34を有している。満管の巻成体20を取出すためには巻成スピンドルがボビン支持体によって旋回され、かつ満管の巻成体が転落路に降ろされる。該転落路は巻成体貯え器34の構成部分である。転落路上で満管の巻成体20は搬出まで待機する。搬出を簡便化するために前記転落路はドッフィング通路31の方へ傾斜されている。更に各巻上げ装置32は空管供給装置33を有している。
【0050】
各巻上げ装置32は巻上げ制御器37を介して制御可能である。該巻上げ制御器37.1,37.2,37.3は制御装置24に接続されている。
【0051】
クリール架台28には、各加工ステーション毎に1つの入力ユニット38が設けられていて、制御装置24に結合されている。
【0052】
図2に示したテキスチャード加工機の稼働状況では個々の各加工ステーションにおいて糸1が供給ボビン2から繰出されて、仮撚りゾーンでテクスチャード加工され、第2加熱装置17で緩和され、次いで1つの巻成体20に巻上げられる。この場合、品質監視のために連続的に糸牽引力計測器35によって糸張力測定が行われる。測定値はその都度、評価とプロセス制御のために制御装置24へ送出される。
【0053】
供給ボビン2が繰出しを終えた後に、第2の供給ボビン3への糸移行が行われる。糸1の糸結点5がセンサ4を通過すると即座に、1つの信号が信号導線26を介して制御装置24へ送出される。制御装置24は今や諸種の制御措置を導入することができる。
【0054】
1つの可能性は、巻上げ制御器37を介して当該加工ステーションの巻上げ装置32へ作用して巻成体交換を行う点にある。この場合は巻上げ工程が中断される。図2では図示を省いた補助装置を介して糸は切断されて吸出装置を介して導出される。次いで巻成体は巻上げ装置32において新たな空管と交換される。従って巻成体交換中に、糸結点5を有する糸区分は吸出装置を介して糸屑容器(図示せず)内へ走行する。従って改めて始まる巻上げの場合には、供給ボビン3の糸から成る第1番目の巻成体が生産されることになる。この場合同時に巻上げ制御器37によって、供給ボビン3の糸から成る生産巻成体の特性を、通しで表示することが可能である。この場合の表示は加工ステーション、通し番号並びに供給ボビンの特性データを含むことができる。供給ボビン2又は供給ボビン3の特性データもしくは記録はこの場合、入力ユニット38を介して手動操作で行われる。この場合供給ボビンの変換時に供給ボビンの特性データが操作工によって入力ユニット38を介して記録されて制御装置24に伝送される。従って各加工ステーション毎に、どの供給ボビンもしくはどの糸が供給されて加工されるかという情報が与えられている。
【0055】
プロセスに干渉できる別の可能性は、制御装置24が巻上げ制御器37を介して加工ステーションに作用して、糸結点を含む巻成体を特別に表示する点にある。従って1つの供給ボビンから複数の巻成体が形成されるので、所期の仕分けを行うことが可能である。
【0056】
更にまた制御装置は、センサ4による信号送出時に、連続的に供給される品質パラメータ(例えば糸張力)の監視及び評価を行う手段を含むことができる。すなわち規定限界値を超えた場合にだけ巻成体変換が導入される。同じく又、品質監視時に、糸結点5によって惹起される偏差を消去することも可能であり、これは、糸切れ監視が長時間にわたる場合に特に有利である。
【0057】
図2に示した実施形態ではセンサ4は例えば第1給糸ローラ機構11の手前に配置されている。糸結点5を検出するために光学式又は機械式の手段を含むセンサ4は、糸走行経路の別の部位に配置されていてもよい。
【0058】
仮撚りユニット、加熱装置及び冷却装置から成る、図2に示した繊維機械のテクスチャード加工装置は1例として挙げたにすぎない。糸のテクスチャード加工は例えば渦動ノズルのような別の手段によって行うこともできる。本発明はこのような機械も含むものである。
【0059】
図3には、例えば図1又は図2に示した機械でも採用できるようなクリール架台の別の実施例が図示されている。該クリール架台は、円周に3つのT形支持体41すなわち41.1,41.2,41.3を均等分配して配置した回転可能な軸42から成っている。該T形支持体の自由端部には、夫々1つの供給ボビンを収容するためのマンドレル8,9が配置されている。マンドレル8,9はこの場合、T形支持体41に旋回可能に結合されているのが有利である。各T形支持体41は1つの作業ステーションのために供給ボビン2と予備ボビン3を有し、しかも隣り合ったT形支持体の隣接した供給ボビンは1つの加工ステーションに所属している。糸1はこの場合、各供給ボビン2.1,2.2,2.3から、軸42内に位置しているトップ糸ガイド10を介して繰出される。供給ボビン2と予備ボビン3との間には、センサとして働く糸監視器39が配置されている。該糸監視器39内には、予備ボビンの糸始端と供給ボビンの糸終端とから成る糸区分が挿入されている。糸監視器39は信号発生器40と接続されている。該信号発生器40はこの場合ランプとして構成されている。該糸監視器39はやはり制御装置24と結合されている。
【0060】
図3に図示した構成は、以下になお一層綿密に説明するように、供給ボビン2の繰出し後に糸監視器39を作動させることになる。いまや操作工は、どの加工ステーションで糸変換が生じているのか、もしくはどの加工ステーションのクリールにおいて新たな供給ボビンを変換する必要があるのかを即座に認識することができる。制御装置24への結びつきによって、自動的に経過する加工処置を、次のプロセスへ直ちに変換することが可能になる。
【0061】
図4には、例えば図3に示したクリールで採用できるような糸監視器の1実施例が図示されている。
【0062】
図4.1には糸監視器の側面図が、また図4.2には糸監視器の平面図が図示されている。従って以下の説明は、両図面に対して該当する。糸監視器は、1つのホルダー52と1つの可動の糸ガイド43とから成っている。前記ホルダー52は1つの溝47を有している。該溝47内において前記糸ガイド43が旋回軸44に旋回可能に支承されている。この場合糸ガイドは、不作用位置49と信号位置50との間を運動することができる。不作用位置49では、棒として形成された糸ガイド43は、ストッパ51に対して当接した位置にある。この不作用位置49では糸ガイド43は、ホルダー52内で溝47の両側に形成された案内ノッチ48に侵入している。該案内ノッチ48内を糸1は案内され、かつ糸ガイド43によって同時に変向案内されて位置決めされる。旋回によって糸ガイド43は、不作用位置49から信号位置50へ到達することができる。信号位置50に接触スイッチ45が配置されており、該接触スイッチは糸ガイド43の当接によって作動される。接触スイッチ45は信号導線46を介して、図示を省いた信号発生器に接続されている。
【0063】
図4.1及び図4.2に図示した糸監視器の位置では糸1は締め込まれている。供給ボビンと予備ボビンとの間の糸区分は静止状態にある。いま供給ボビンから予備ボビンへの糸移行が生じると、糸1は糸監視器から引出される。これによって糸ガイド43はストッパ51から離間運動して信号位置に達する。これに伴って接触スイッチ45が作動されるので、信号が発生される。前記の糸監視器は1例にすぎない。本発明は、センサの個々の実施形態に限定されるものではなく、基本的には、糸内における結節状の糸結点を検知して信号を発生することのできる当業者に周知の全ての実施形態を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置を備えた仮撚り式テクスチャード加工機の1実施例の概略図である。
【図2】 本発明によるテクスチャード加工機の概略的な横断面図である。
【図3】 供給ボビンを装備したボビンクリールの概略的な平面図である。
【図4.1】 1実施例による糸監視器の概略的な側面図である。
【図4.2】 図4.1に示した糸監視器の概略的な平面図である。
【符号の説明】
1 糸、 2 供給ボビン、 3 予備ボビン、 4 センサ、 5 糸結点、 6 糸終端、 7 糸始端、 8 マンドレルとして形成された供給部位、 9 マンドレルとして形成された第2供給部位、 10 トップ糸ガイド、 11 第1給糸ローラ機構、 12 第1加熱装置、 13 冷却装置、 14;14,1,14.2,14.3 糸ガイド、 15 仮撚りユニット、 16 第2給糸ローラ機構、 17 第2加熱装置、 18 第3給糸ローラ機構、 19 糸ガイド、 20 巻成体、 21 巻成スピンドル、 22 駆動ローラ、 23 トラバース装置、 24 制御装置、 25 出力端子、 26 信号導線、 27 巻成架台、 28 クリール架台、 29 プロセス架台、 30 サービス通路、 31 ドッフィング通路、 32;32.1,32.2,32.3 巻上げ装置、 33 空管供給装置、 34 巻成体貯え器、 35 糸牽引力計測器、 36.1,36.2 糸ガイド、 37;37.1,37.2,37.3 巻上げ制御器、 38 入力ユニット、 39 糸監視器、 40 信号発生器、 41;41.1,41.2,41.3 T形支持体、 42 軸、 43 可動の糸ガイド、 44 旋回軸、 45 接触スイッチ、 46 信号導線、 47 溝、 48 案内ノッチ、 49 不作用位置、 50 信号位置、 51 ストッパ、 52 ホルダー

Claims (24)

  1. 糸を連続的に搬送手段によって供給ボビンから繰出して糸を加工及び/又は処理するためにプロセス部に供給し、かつ供給ボビンの糸のルーズな糸終端を予備ボビンの糸のルーズな糸始端と結び合わせ、糸をテクスチャード加工するための方法において、供給ボビンの糸から予備ボビンの糸への糸移行を、供給ボビンと予備ボビンとの間に配置されたセンサによって検知して信号によって信号化し、供給ボビンの糸終端における糸片と予備ボビンの糸始端における糸片とから成る糸区分をセンサを通して案内し、しかも前記供給ボビンの糸終端と予備ボビンの糸始端との間の糸結点をセンサによって検知して信号化し、
    プロセスの変化及び/又は供給ボビンの変換を発動させるために信号をプロセス制御装置に供給し、該制御装置が、供給ボビンの変換及び新たな供給ボビンの記録を生ぜしめることを特徴とする、糸を繰出すための方法。
  2. 糸を連続的にセンサを通して案内し、しかも供給ボビンの糸終端と予備ボビンの糸始端との間の糸結点をセンサによって検知して信号化する、請求項1記載の方法。
  3. 供給ボビンの糸終端の糸区分又は予備ボビンの糸始端の糸区分をセンサによって検知し、しかも前記糸区分の運動をセンサによって検知して信号化する、請求項1記載の方法。
  4. 前記糸区分を、供給ボビンの糸終端と予備ボビンの糸始端との間の糸結点によって形成する、請求項3記載の方法。
  5. プロセスの変化及び/又は供給ボビンの変換を発動させるために光学式又は音響式の信号発生器を信号によって能動化する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 信号の発生時に制御装置がプロセスを暫時中断する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 制御装置が、少なくとも1つの品質パラメータの時間的な監視を生ぜしめ、かつ品質パラメータの偏差が許容不能の場合にプロセス変化又はプロセス中断を行う、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  8. 品質パラメータが、生産糸を表示する生産品パラメータ及び/又はプロセス経過を表示するプロセスパラメータである、請求項記載の方法。
  9. 新たな供給ボビンの記録を制御装置に蓄積し、供給ボビンへの糸移行を表示する信号の場合には、シーケンスプロセスに対応させる、請求項6から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 糸を供給ボビンでは円滑糸として供給し、後続プロセスにおいてテクスチャード加工し、かつ捲縮糸の巻成体として巻上げる、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  11. 糸を円滑糸として供給ボビンから繰出してテクスチャード加工し、かつ捲縮糸の巻成体として巻上げ、しかも前記糸を請求項1からまでのいずれか1項記載の方法によって連続的に繰出す、マルチ合成糸のテクスチャード加工法。
  12. 供給ボビンを有する供給部位と予備ボビンを有する供給部位とに対応配設された巻上げ装置で巻成体を生産し、かつ供給ボビン及び予備ボビンの記録を夫々の供給部位と結合して記憶しておく、請求項10又は11記載の方法。
  13. 供給ボビンから予備ボビンへの糸移行を信号化する際に、糸移行中に生産された巻成体に特性標識を付与する、請求項10から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 供給ボビンが、複数の巻成体を巻上げるのに充分な糸長を内包し、しかも該巻成体に、前記供給ボビンに関連した標識が付与される、請求項10から12までのいずれか1項記載の方法。
  15. 供給ボビンから予備ボビンへの糸移行の信号化の際に、次の巻成体のための標識を変化させる、請求項14記載の方法。
  16. 供給ボビンから予備ボビンへの糸移行時に生産された巻成体であることを示す特性標識を、前記巻成体にさらに付与する、請求項14又は15記載の方法。
  17. 特性標識の表示を、供給ボビンに関連したナンバーリングによって行う、請求項14から16までのいずれか1項記載の方法。
  18. 2つの供給ボビン(2,3)を収容するための少なくとも2つの供給部位(8,9)、糸走行経路内で前後して配置された複数の給糸ローラ機構(11,16,18)、テクスチャード加工装置(12,13,15)及び巻上げ装置(32)を備え、糸(1)が第1の給糸ローラ機構(11)によって前記の供給部位(8,9)から交互に繰出され、かつ一方の供給ボビン(2)の糸終端(6)が他方の供給ボビン(予備ボビン)(3)の糸始端(8)と糸結されている形式の、糸(1)にテクスチャード加工を施して該糸を巻上げるためのテクスチャード加工機において、供給ボビン(2)から予備ボビン(3)への糸移行を検知して信号化するセンサ(4)が設けられており、両供給部位(8,9)間にセンサ(4)が配置されており、供給ボビン(2)の糸終端(6)と予備ボビン(3)の糸始端(7)とから成る糸区分が検出可能であり、
    該センサ(4)が、テクスチャード加工機の装置を制御し、供給ボビンの変換及び新たな供給ボビンの記録を生ぜしめる制御装置(24)に接続されていることを特徴とする、テクスチャード加工機。
  19. センサ(4)が、不作用位置(49)では糸区分を保持しかつ該糸区分の運動によって信号位置(50)へ到達し、該信号位置(50)で信号を発生する糸監視器(39)として構成されている、請求項18記載のテクスチャード加工機。
  20. 糸監視器(39)が可動の糸ガイド(43)と接触スイッチ(45)とを有し、しかも前記接触スイッチ(45)が信号を発生するために、不作用位置(49)から信号位置(50)への前記糸ガイド(43)の運動によって作動される、請求項19記載のテクスチャード加工機。
  21. センサ(4)が糸走行経路内で、供給部位(8,9)の後位及び第1の給糸ローラ機構(11)の前位又は後位に配置されており、これによって走行中の糸(1)が連続的に検出可能である、請求項18記載のテクスチャード加工機。
  22. センサ(4)が、走行中の糸(1)の糸牽引力を検出しかつ該糸牽引力の限界値を超えると信号を発生する糸牽引力計測器(35)として構成されている、請求項21記載のテクスチャード加工機。
  23. センサ(4)が信号発生器(40)に接続されている、請求項18から22までのいずれか1項記載のテクスチャード加工機。
  24. 制御装置が、品質パラメータを検出、評価及び送出するための手段と、前記品質パラメータを、糸移行に関連した信号に結合するための手段とを有している、請求項18から23までのいずれか1項記載のテクスチャード加工機。
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