JP4648385B2 - 油圧式パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のかじ取り可能な車輪を方向転換するための油圧ステアリング装置、より詳しく云えば、パワーステアリング装置の油圧モータへの油流を制御する制御弁に関するものである。
トラック及び自動車は、普通、車両のかじ取り可能な車輪を方向転換する油圧式パワーステアリングを備えている。運転者がステアリングホイールを回すとパワーステアリング装置がアシスト力を発生させる。
通常の油圧式パワーステアリング装置は、油圧モータに高圧油を送るポンプを含んでいる。油圧モータは、車両のステアリングリンク機構に接続された出力部材を駆動する可動ピストンを有している。車輪はステアリングリンク機構に取り付けられている。
ピストンの運動により出力部材が駆動されて、車輪が左右に方向転換される。右への方向転換の場合は、ピストンの一方の側に油圧油が流れ、車輪が右へ方向転換する方向へピストンを駆動する。左への方向転換の場合は、油圧油はピストンの他方の側へ流れ、逆方向へピストンを駆動して、車輪を左へ方向転換する。
ポンプと油圧モータ間の流れは制御弁によって制御される。制御弁は、ポンプから流れを受け取り、油圧モータへの流れを制御する。制御弁の操作により、油流れはピストンの一方の側又は他方の側へ向けられ、ピストンへの流量が制御される。
制御弁は、ステアリングホイールの回動により制御弁が操作されるように該ホイールに接続されている。直進駆動中、ステアリングホイールは中立状態に置かれる。制御弁が中立状態の場合、車輪は直進方向となる。ステアリングホイールが右へ回動されると、制御弁は非中立状態となり、ピストンの一方の側へ油圧油が流れる。これにより、車輪は右へ方向転換する。ステアリングホイールが左へ回動されると、制御弁は非中立状態となり、ピストンの他方の側へ油圧油が流れる。これにより、車輪は左へ方向転換する。
制御弁を操作することで、制御弁内の流量絞り部、つまり流量オリフィスが閉じられる。該オリフィスは、ピストンの一方の側又は他方の側へ油流を方向付ける。また、このオリフィスは、幾らかの油圧油が強制的にピストンへ流れるようにし、ピストンを移動させる。残りの油圧油はオリフィスをへてポンプへ戻される。このオリフィスは、ステアリングホイールの回動が増すと共に閉じられる可変流量オリフィスである。これによって、より多くの油圧油がピストンへ流れ、運転者を補助する動力が増す。
制御弁を通過する油圧油は、しかし騒音を発生することがある。騒音の一般的原因は、オリフィスを流過する油圧油のキャビテーションである。キャビテーションは、油圧油がオリフィスを通過するさいに、油圧油の静圧降下の結果として油圧油内に発生する泡が原因である。圧力降下が十分に大きいと、泡が発生し、油圧油がオリフィスから排出されるさいに内破する。この内破が、乗員室内に聞こえる騒音を発生させる。
特定油圧油がキャビテーションを発生させる可能性は、キャビテーション係数Cによって与えられる:
=(P−P*/(1/2**
この式において、P=オリフィスからの排出時の油圧油静圧
=油圧油の蒸気圧
A=オリフィスの横断面積
ピストン=油圧油の質量密度
Q=オリフィスを通過する油圧油の体積流量、である。
キャビテーション係数が高くなれば、それだけキャビテーション発生の可能性は低くなろう。キャビテーション係数は、流量Qが一定の場合、オリフィス横断面積Aが増し、かつ排出圧力が増すにつれて、高い値になる。臨界キャビテーション係数は、油圧油の場合、通常、0.2〜1.5であり、通常、この値を超えるとキャビテーションは発生しない。
トラックの運転台や自動車の内部を、より静かにするため、製造者に対してパワーステアリングの騒音を低減することが要求されてきた。
パワーステアリングの騒音は、キャビテーションを減少させることで低減できる。キャビテーションを減らすために、幾つかの制御弁の場合、内部に2つのオリフィスが直列配置される。各オリフィスは、単独のオリフィスより大きして、等体積の油流を通過させることができる。オリフィス横断面積を増すことによって、各オリフィスのキャビテーション係数が高くなり、キャビテーション発生の可能性が低くなる。更に、上流のオリフィスのほうが排出圧が高いので、そのキャビテーション係数は更に高くなる。
2つのオリフィスを直列配置することでキャビテーション係数を高くすることはできるが、公知の制御弁では、2つのオリフィスを騒音が最も効果的に最小化される構成にすることはできない。
或る公知の制御弁では、上流と下流両方のオリフィスが閉じられるが、寸法は互いに等しいままである。上流オリフィスのキャビテーション係数は、常に、下流オリフィスのキャビテーション係数より高い値である。これは、上流オリフィスの排出圧が常に下流オリフィスの排出圧より高いためである。下流オリフィスは、上流オリフィスよりキャビテーション発生の可能性が高い。このために、騒音低減するための2つのオリフィスの全体的効果が制限される。
別の公知制御弁では、下流オリフィスが最小面積まで閉じ、ステアリングホイールが更に回動しても、その最小面積は維持される。他方、上流オリフィスは閉じ続けるので、全体の圧力は、上流オリフィスを介して効果的に降下する。上流オリフィスが事実上単独オリフィスとして機能するわけである。したがって、直列配置された2オリフィスを有することの長所は失われる。
更に別の公知制御弁では、下流オリフィスが、常時、上流オリフィスより小さい。下流オリフィスのキャビテーション係数は、したがって2つの等寸法オリフィスを有する場合に比較して低い値になる。したがって、下流オリフィスのキャビテーション発生の可能性が高くなる。このため、下流オリフィスにより、騒音低減のための2オリフィスの効果が制限される。
加えて、直列配置の2オリフィスは、制御弁の信頼性に往々にして悪影響を及ぼす。製作公差によるオリフィス寸法の相違により、運転者がステアリングホイールを回動しようとするさいに、ステアリングホイールが「固着」(stick)することがある。
従来の制御弁は、弁内で油圧油が流れる2つ以上の油圧回路を有している。各油圧回路は、1組の上流及び下流のオリフィスを含んでいる。油圧回路は、ステアリングコラムに接続された内部の可動弁部材の周囲又はそれに沿って延びている。これらの油圧回路は対称的に構成されているので、弁部材に対して横力が発生することがない。
しかし、製作公差によるオリフィス寸法の相違のため、荷重の不均衡が発生することで、弁部材には横力が作用する。重負荷(ヘビーデューティ)用トラックのパワーステアリング装置が操作される高圧では、この横力が「粘着」(stiction)、つまり弁運動に対する抵抗を生じさせ、それが、運転者にはかじ取りハンドル回動中に固着(sticking)と感じられる。
更に、制御弁は、通常、パワーステアリング装置の一部を形成するベアリングキャップ等に取り付けられる。ベアリングキャップは、リリーフ弁を制御弁と流体連通するように並列接続することができる。リリーフ弁は、油圧油の過圧が油圧モータに達するのを防止する。
ベアリング・キャップ内でのリリーフ弁の位置は、車両製造者の要求によって変更でき、製造者によっては、リリーフ弁をまったく使用しないこともある。異なる車両製造者の要求を満足させるためには、他の点では等しいベアリングキャップを幾種類か製造し、在庫品目に加えておかねばならない。
望ましいのは、静かで信頼性のある制御弁にリリーフ弁を組み込んで、在庫品目に加えねばならない異なる種類のベアリングキャップを減らし、それによって、パワーステアリング装置の全体的な費用を低減することである。
したがって、油圧パワーステアリング装置の騒音を低減するための改良型制御弁が必要である。この改良型制御弁は、重負荷の操作条件下で信頼性があり、リリーフ弁を有することで、在庫費用を低減するものでなければならない。
本発明は、油圧式パワーステアリング装置内の騒音を低減する改良型制御弁である。この制御弁は、重負荷条件下で信頼性があり、在庫品目を減らすためリリーフ弁を含むことができる。
本発明による制御弁は、油路内に直列配置された第1及び第2のオリフィスを含んでいる。第1及び第2のオリフィスは各々、制御弁の操作により中立状態から閉じられる。オリフィスは、制御弁が中立状態から閉状態へ移動するのとほぼ同じ制御弁の運動で事実上完全閉状態まで閉じられる。
第2オリフィスは、第1オリフィスの下流にあり、第1及び第2のオリフィスが完全には閉状態にない場合、第1オリフィスより、事実上大きい横断面積を有している。
下流オリフィスが上流オリフィスより大きい横断面積を維持することで、オリフィスが開の場合、騒音低減が最大となる。前述のように、2オリフィスが等寸法を有する結果、上流オリフィスでは、常に、下流オリフィスよりキャビテーション係数が高い値となる。上流オリフィスを縮小し、下流オリフィスを拡大することで、上流オリフィスのキャビテーション係数は低い値となり、下流オリフィスのキャビテーション係数は高い値となる。
上流と下流のオリフィスの相対寸法は、2オリフィスのキャビテーション係数に最もよく適合するように選択され、キャビテーション発生の全体的な可能性が低減される。上流オリフィスと下流オリフィスとの比寸法は、好ましくは、制御弁を組み込んだ特定パワーステアリング装置の要求する流量と圧力とに基いて決定される。
双方のオリフィスを一緒に閉じることで、全体の圧力降下が、両オリフィスが完全閉状態に近づいている場合でも、事実上両オリフィスによって分担される。これによって、動力の補助が最大かつキャビテーションの可能性が最大の時に、騒音の最小化が助成される。
制御弁の一好適実施例は、少なくとも2つの油圧回路を含み、各回路が1組の上流及び下流のオリフィスを有している。各組のオリフィスは、オリフィス間に中間圧区域を有している。これら複数中間圧区域が均圧路によって流体連通させられ、該中間圧区域内の圧力の均圧化が保証される。これによって、他の場合には、製作公差によるオリフィス寸法の相違に起因すると思われる粘着(stiction)が防止される。それにより、重負荷作業状態での制御弁の信頼性が高まる。
制御弁の更に別の実施例では、中間圧区域が、付加的な圧力降下を生じさせる少なくとも1つの付加的な流量絞り部を含んでいる。上流及び下流のオリフィスによる圧力降下の合計は、中間圧区域を介した圧力降下によって増大し、それによりキャビテーション及び騒音の可能性も減少する。これらの付加的流量絞り部は、上流及び下流のオリフィス間の流れ方向の変更により、又は上流及び下流のオリフィス間に付加的なオリフィスを設けることにより、形成できる。
制御弁の付加的な実施例では、制御弁に、油圧油の過圧が油圧モータへ達するのを防止するリリーフ弁が含まれている。リリーフ弁はバイパス通路を含み、該バイパス通路が制御弁内で弁の入口と排出口間に油路と並列的に延在している。バイパス通路内に配置された可動の弁作用部材は、バイパス通路を閉じる常時閉位置に維持される。油圧油の過圧は弁作用部材を移動させ、バイパス通路を開き、過圧状態を減圧する。リリーフ弁の作業特性は、異なるパワーステアリング装置に適合させることができ、しかも、ベアリング・キャップ又は他の装置構成部品を変更する必要がない。
本発明のこのほかの目的及び特徴は、特に、本発明の3実施例を示す17ページにわたる添付図面を参照して行う説明により明らかになろう。
図1は、本発明による制御弁10の第1実施例を示したものである。制御弁10は、自動車のかじ取り可能な車輪を方向転換させる油圧パワーステアリング装置12の一部を形成している。パワーステアリング装置12はポンプ14を含み、該ポンプが、パワーステアリングの油圧油を油タンク16から、高圧ステアリングギヤ20内に形成される油圧モータ18へ送る。ステアリングギヤ20は、本発明の譲受人であるペンシルヴェニア州ハノーヴァ所在のR.H.シェパード社製のMシリーズ・ステアリングギヤでよいだろう。油圧モータ18は、車輪の方向転換のために車両のステアリングリンク機構に接続されたピットマン・アーム22を駆動する。
制御弁10はステアリングギヤ20内に組みつけられ、ポンプ14から油圧モータ18への油流を制御する。供給管路24には、ポンプ14から制御弁10へ油圧油が流れ、戻し管路26には、制御弁10から油タンク16へ油圧油が流れる。
ステアリングギヤ20は、チャンバ30を形成するハウジング28を含んでいる。図2に見られるように、ベアリングキャップ32がチャンバの一端を閉じ、シリンダヘッド34がチャンバの他端を閉じている。油圧モータ18は、軸方向に可動なモータピストン36を含み、該モータピストンが、チャンバ30を密封分割して、ピストンの両側に第1及び第2の油圧モータチャンバ38,40を形成している。第1モータチャンバ38はベアリングキャップに隣接し、第2モータチャンバ40はシリンダヘッドに隣接している。ピストンの一方の側に形成された歯付きラック42は、ハウジング内へ延びる出力軸46に取り付けられたセクター歯車44と噛み合っている。ステアリングギヤ20とは反対側の出力軸46には、ピットマン・アーム22が取り付けられている。
制御弁10はベアリングキャップ32内に保持されている。ベアリングキャップ32は、供給管路24から制御弁へ油圧油が流入する流入路48と、制御弁から戻し管路26へ油圧油を排出する排出路50とを含んでいる。第1モータチャンバ通路52がベアリングキャップを貫通して延びることで、制御弁10と第1モータチャンバ38間に油圧油が流動可能である。第2モータチャンバ通路54がベアリングキャップとギヤハウジング28とを貫通して延びることで、制御弁10と第2モータチャンバ40間に油圧油が流動可能である。
ベアリングキャップ32は制御弁10のハウジングとして機能し、外側弁部材、つまり弁スリーブ56と、内側弁部材、つまり弁コア58とを収容している。弁コア58は、回転軸線を中心として回転するように弁スリーブ56内に同軸線的に組み付けられている。弁コア58は、制御弁操作のため、弁スリーブ56に対し中立状態からの回転が制限されている。弁コア58の端部60は、ベアリングキャップ32から外部へ延び、自動車のステアリングホイールを担持するステアリングコラムに接続されるように従来形式で構成されている。
同軸線的な管状作動軸62は、弁スリーブ56から延び、ピストン36を担持する従来式の再循環ボール組立体64と係合している。作動軸62は、ボール組立体64のボールとねじ係合する雄ねじ面を有している。作動軸62と弁スリーブ56とは、好ましくは一体部材として形成される(図3も参照のこと)。
作動軸62内のトーションバー68は、作動軸62と弁コア58とを結合している。トーションバーにより、弁部材56,58は制御弁10が中立状態となるように付勢されている。トーションバーの一端は、作動軸62にピンで固定されている。トーションバーの他端は、弁コア58の内端の盲孔内へ挿入され、弁コア58にピンで固定されている。中立状態からの弁コア58の回動によりトーションバーにはね捩じりが与えられ、これにより付勢力が発生し、弁部材56,58は中立状態へ戻るよう強制される。
ステアリングホイールの回動により制御弁10が作動し、弁コア58が中立位置、つまり非かじ取り位置から回動する。これにより制御弁10は、中立状態から非中立状態に変わる。それによって高圧の油圧油が、制御弁10から第1及び第2のモータチャンバ通路52,54をへて、ピストン36の一方の側の、モータチャンバ38,40の一方へ送られる。ピストン36は、次いで左方か右方へ移動し、油圧油を他方のモータチャンバ40,38から排出する。他方のモータチャンバから戻される油圧油は、第1又は第2モータチャンバ通路54,52をへて制御弁10へ還流する。
ピストンの運動により、ラック42がセクター歯車44を駆動し、ピットマン・アーム22を揺動させ、車輪が左又は右へ方向転換する。ピストンの運動により、また再循環ボール組立体64が、弁コア58に対し作動軸62と弁スリーブ56とを回転させる。弁コア58は、車輪がステアリングホイールの回動に対応する程度だけ旋回すると、弁スリーブ56に対し中立位置へ戻される。これにより、制御弁10は従来の形式で中立状態へ戻る。
図3には、弁コア58と部材66とが示されている。弁スリーブ56は、概して円筒形の外周部72と、概して円筒形の内周部74(図2参照)とを有している。弁コア58は、弁スリーブ56の内周部と協働する概して円筒形の外周部76を有し、これにより、弁部材56,58間に内部油路78(図2及び図4参照)が画成される。
弁スリーブ56の外周部72は、軸方向に間隔を置いた若干の環状溝80,82,84,86を含んでいる。これらの溝は、ベアリングキャップ32と協働して、制御弁10を出入する油圧油の油路を画成する。流入溝80は、ベアリング流入路48と整合し、ポンプ14から制御弁内へ流入する油圧油を受け取る。排出溝82は、ベアリング排出路50と整合し、制御弁10から油圧油をタンク16へ排出する。第1モータチャンバ溝84は、第1モータチャンバ通路52と整合し、制御弁10と第1モータチャンバ38間に油圧油を流通させる。第2モータチャンバ溝86は、第2モータチャンバ通路54と整合し、制御弁10と第2モータチャンバ40間に油圧油を流通させる。
図4は、中央位置、つまり中立位置の制御弁10を示している。弁コア58は、弁スリーブ56に対し中立位置にある。弁コアの外周部を油路78が取り囲んでいる。図4に示すように、油路78の上半部は、第1油路又は油圧回路88の一部分を形成し、下半部は、同様の第2油路又は油圧回路90の一部分を形成している。油圧回路88又は90は、詳しくは後述するが、並列配置されて、油路78とモータチャンバ38,40間の油流を方向付けている。
弁スリーブ56は複数組のポートを含み、該ポートの各々が、各油圧回路88又は90と組み合わされ、それによって回路が環状溝80−86と接続される。ポートの各組は、流入溝80からの油圧油を回路内へ流入させる流入ポート92a,92bと、1対の排出ポート94a,94bとを含み、該排出ポートは、対応する流入ポート92a又は92bから90度の位置に配置されている。排出ポート94a,94bは、双方の油圧回路により分け持たれ、油圧油を回路から排出溝82内へ排出する。第1モータポート96a又は96bは、対応流入ポート92a,92bの一方の側に配置され、油圧油を油圧回路と第1モータチャンバの溝84との間に流通させる。第2モータポート98a又は98bは、対応流入ポート92の他方の側に配置され、油圧回路と第2モータチャンバ溝86間に油圧油を流通させる。
弁スリーブ56は、8個のランド100a,100b,100c,100d,102a,102b,102c,102dを有し、これらのランドが、軸方向に延在し、かつ内周部74に周方向に間隔をおいて設けられている。ランド100,102は、周方向に間隔をおいた軸方向の溝104a,104b,104c,106a,106b,106c,108a,108bを1ランドおきに画成している。ランド100及び溝104は、第1油圧回路88と組み合わされ、ランド102及び溝106は、第2油圧回路90と組み合わされ、溝108は双方の油圧回路間で分け持たれている。流入ポート92a,92bは各溝104a,106aに開口し、排出ポート94a,94bは各溝108a,108bに開口している。第1モータポート96a,96bは、各ランド100a,102aを貫通して延び、第2モータポート98a,98bは各ランド100b、102bを貫通して延びている。
弁コア58は、8個のランド110a,110b,110c,112a,112b,112c,114a,114bを有し、これらのランドが、軸方向に延在し、かつ周方向に間隔をおいて外周部76に設けられている。ランド110,112,114は、周方向に間隔をおいた軸線方向溝116a,116b,116c,116d,118a,118b,118c,118dを1ランドおきに画成している。ランド110と溝116とは、第1油圧回路88と組み合わされ、ランド112と溝118とは第2油圧回路90と組み合わされている。
流入ポート92a,92bは、各弁コアのランド110a,112aと対向している。排出ポート94a,94bは、各弁コアのランド114a,114bと対向している。第1モータポート96a,96bは、各弁コアの溝116a,118aと対向している。第2モータポート98a,98bは各弁コア溝116a,118bと対向している。
軸線方向に間隔をおいた1対の均圧路120,122が、各対の弁コア溝116d,118dと116c,118cとを流体連通させている。各油路120,122は完全に弁コア58内にあり、弁コア直径に沿って延在する貫通孔として形成されている。均圧路120,122の機能は、詳しく後述する。
弁スリーブ56及び弁コア58は、制御弁10が中立状態にある場合、共通の軸方向中心平面140に関して各々対称である。弁コアのランド110aは、弁スリーブ溝104a内でセンタリングされ、弁コアのランド114a,114bは、弁スリーブ溝108a,108b内でそれぞれセンタリングされている。弁コアのランド110b,110cは、しかし、各々、隣接スリーブのランド100b又は100aの側へ片寄っている。油圧回路90内の対応する弁コアのランドと弁スリーブのランドとは、同じような形式に構成されている。
弁コアのランド110,112,114は、弁スリーブのランド100,102と協働して油圧回路88,90内に可変寸法の絞り部、つまり可変流量オリフィスを画成する。図5は、上部油圧回路88内の流量オリフィス124−136を示すものだが、以下の説明は、同じように下部油圧回路90にも当てはまることを理解されたい。
オリフィス124は、流入ポート92aと第2モータポート98a間に位置し、弁コアのランド110aとスリーブのランド100bとにより形成される。オリフィス126,128は、双方とも第1モータポート96aと排出ポート94a間に形成される。オリフィス126は、弁コアのランド110cと弁スリーブのランド100aとにより形成され、オリフィス128は、弁コアのランド114aと弁スリーブのランド100cとによって形成される。
オリフィス130は、流入ポート92aと第1モータポート96a間に位置し、かつ弁コアのランド110aと弁スリーブのランド100aとにより形成される。オリフィス132,134は、双方とも第2モータポート98aと排出ポート94b間に位置している。オリフィス132は、弁コアのランド110bと弁スリーブのランド100bとによって形成され、オリフィス134は、弁コアのランド114bと弁スリーブのランド100dとにより形成される。
図5に示すように、オリフィス124−134は各々、弁コア58が中立位置にある場合に開かれる。各オリフィスの寸法は、事実上、オリフィスを形成する弁スリーブ及び弁コアのランドの関連対間の周方向間隔によって決定される。
ポンプ14からの油圧油は、流入ポート92aをへて油圧回路88に流入する。油圧回路88は、モータの流入ポート92aに関して対称であり、流入ポート92aは、油圧回路88を、流入ポート92aから排出ポート94aまで延びる第1油路136と、流入ポート92aから排出ポート94bまで延びる第2油路138とに分岐させる。
オリフィス124は、第2油路138の入口に位置し、オリフィス130は、第1油路136の入口に位置する。オリフィス124,130は、ここでは圧力オリフィスと呼ぶ。なぜなら、これらのオリフィスは、詳しくは後述するが、モータポートを加圧する作用を有するからである。オリフィス対126,128及び130,132は、各油路内に直列配置され、油圧油を排出する。オリフィス126は、油路136内でオリフィス128の上流に位置し、オリフィス132は、油路138内でオリフィス134の上流に位置している。これらオリフィスの相対的位置のため、オリフィス126,132を、ここでは上流排出オリフィスと呼び、オリフィス128,134を下流排出オリフィスと呼ぶ。
油路136,138を通過する油流は、制御弁10が中立位置にあれば、事実上、釣り合いが取れ、均圧である。第1モータポート96aのところでの油圧は、第2モータポート98aのところでの油圧と事実上等しい。
油圧回路90を通過する油流は、油圧回路88と同じように釣り合わされている。結果として、モータチャンバ38,40内の油圧は、事実上均圧であり、ピストン36は不動である。
ステアリングホイールの回動により、弁コア58は、その中立位置から回転せしめられる。これにより、油圧回路88,90内のオリフィスのうちの幾つかは閉じられ、他は開かれる。回路88を通過する油流については後述するが、その説明は、油圧回路90にも妥当するものと理解されたい。
図5から分かるように、弁コア58を逆時計回りに回転させると、オリフィス124,126,128は閉じられるが、オリフィス130,132,134は開かれる。時計回りに回転させれば、オリフィス130,132,134が閉じられ、オリフィス124,126,128が開かれる。閉じつつあるオリフィスにより油流は絞られる。これによって、圧力の不均衡が発生し、一方のモータポート96a又は98aが加圧され、そのモータポートに接続されたモータチャンバ内へ高圧の油圧油が流入する。他方の低圧のモータチャンバからは、他方のモータポート98a又は96aをへて油圧油が流出する。開いているオリフィスは、事実上油流を妨害又は制限しない。逆時計回りの操作の場合の油圧油の流れについては次に説明するが、その説明は、時計回りの回転にも適用できるものと理解されたい。
図6は、弁コア58を、倍力かじ取りのため、直進の中立位置から逆時計回りに作動位置へ回転させた状態を示している。制御弁10は、いまや、図5に示した中立状態と比較すると、中央を外れた状態にある。
回転により、オリフィス124,126,128は絞られ、オリフィス130,132,134は拡大される。オリフィス130は、第1油路136の入口にあり、開かれることで、油流が事実上妨げられずに流入ポート92aから油路136へ流入できる。圧力オリフィス124は、第2油路138の入口にあり、流入ポート92aから第2油路138への油流を制限する。結果として、流入ポート92aから第1油路136への流量が増し、第2油路138への流量が減る。これにより、弁コア溝116aが加圧され、油圧油が第1モータポート96aから第1モータチャンバ38へ流れ、ピストン36が、図2に見られるように左方へ移動する。
ピストン36は、油圧油を第2モータチャンバ40から第2モータポート98aをへて第2油路138へ強制的に送入する。第2油路138内の、第2モータポート98aの下流のオリフィス132,134は開かれ、油流は事実上妨げられずに排出ポート94bへ戻される。
図6で注意すべき点は、弁コアのランド110bの前縁が十分に弁スリーブのランド100dから間隔をおいて位置しているため、弁コア58の逆時計回りの回転によってランド110b、100d間に流れを絞るオリフィスが形成されない点である。第2モータポート98aの下流で油路138内の流れを絞ることが望まれる場合には、ランド110b,100dを、そのような流量絞り部を形成するように寸法付けすることができる。
上流の排出オリフィス126と下流の排出オリフィス128とは、既述のように、第1モータポート96aより下流の第1油路136内に直列に配置されている。オリフィス126,128が、弁コア溝116a内に圧力を発生させることで、第1モータポート96aを通る油流は事実上制御される。オリフィス126,128は、制御弁10が完全に閉じるまで、回転につれて連続的に閉じられる。
排出オリフィス126,128は、始めは事実上開状態で、相対的に低い背圧を発生させる。油路136の流量の大部分は、オリフィス126,128を流過し、相対的に小部分の圧力がモータポート96aに作用する。この状態では、動力補助は小さい。オリフィス126,128が閉じるにつれて、圧力が増し、モータポート96aへの圧力が増し、動力補助が大となる。完全閉状態では、流入ポート92aからの全流量(閉じたオリフィスからの漏れは除く)が、モータポート96aを流過し、動力補助が最大となる。
オリフィス124,126,128の閉じ速度は、該オリフィスを形成する弁のランドの周方向間隔とオリフィスを形成する弁のランド縁部の形状との関数である。弁のランドの構成と形状とによって、制御弁の回転による閉じ速度を確定かつ変更することは、当業者には周知なので、ここでは詳述はしない。
図7a,7b,7cは各々オリフィス124,126,128の拡大図である。図示の実施例では、弁コアのランド110aは、弁スリーブのランド100bの内半径より僅かに小さな一様又は一定の外半径を有している。図7a参照。弁コアのランド110cは、弁スリーブのランド100aに対向する制御縁142を含んでいる。図7b参照。制御縁142は、図示のように、半径から70.3度の角度143だけ傾斜している。弁コアのランド110bは、制御縁142に似た制御縁144(図5参照)を含むが、弁スリーブのランド100bと対向している。弁コアのランド114aは、弁スリーブのランド100cに対向する制御縁146を含んでいる。図7c参照。制御縁146は、図示のように、半径から48.5度の角度147だけ傾斜している。弁コアのランド114bは、制御縁146に似た制御縁148(図5参照)を含むが、弁スリーブのランド100dに対向している。
各制御縁142,144,146,148は、ランドに沿って軸方向に延在する平らな面であり、ランドのコーナーは面取りされるか斜角が付けられている。別の実施例では、制御縁は、曲面を含むか、弁スリーブのランドにのみ設けられるか、弁スリーブと弁コア双方のランドに設けられるか、いずれかが可能である。
図8は、制御弁10の弁曲線である。この曲線は、変向角度(中立状態からの弁コア58の相対回転角度)の関数であるオリフィス124,126,128の寸法をプロットしたものである。オリフィス寸法は、弁軸線と直角方向の、オリフィス横断面の最小幅である。各オリフィスの軸線方向長さは前記幅よりはるかに大きいので、各オリフィスの有効流れ面積は、オリフィス寸法と事実上直接に比例する。
圧力オリフィス124は、制御弁10の初期中立状態から迅速に閉じられるのが好ましい。弁コアのランド110aは、当初、弁スリーブのランド100bから間隔を有していて、オリフィス124の初期寸法を画成する。オリフィス124は、弁コアのランド110aが弁スリーブのランド100bに接近するにつれて、閉じられる。オリフィス124は、図示のように、事実上一定速度151で閉じられる。弁コアのランド110aの前縁は、約1.5度回転すると、弁スリーブのランド100bの下になって、オリフィス124が完全に閉じられる。これが、制御弁10の第1操作状態152である。圧力オリフィス124の迅速な閉鎖により、「ゴトゴト」(grump)いう音、すなわち油圧パワーステアリング方式の場合に知られている不安定な流れ状態の防止が助成される。
上流の排出オリフィス126は、初期寸法が圧力オリフィス124と等しい。オリフィス126は、始めは圧力オリフィス124の閉じ速度と事実上等しい第1閉じ速度で閉じられる。制御弁10が操作位置152に達すると、オリフィス126は、より低速の第2閉じ速度で閉じ始める。オリフィス126は、制御弁が約4度の回転で完全閉鎖状態156に達するまで、この事実上一定の第2閉じ速度で閉じられる。制御弁10は、完全閉位置を超えて回転を続けることができる。
図示の実施例では、上流排出オリフィス126の初期閉じ速度は、弁スリーブのランド100aからの弁コアのランド110cの周方向間隔によって決定される。制御縁142が弁スリーブのランド100aの下に移動すると、制御縁142の傾斜により第2閉じ速度が確定する。別の実施例の場合には、他のランド間隔の構成及び多くの傾斜面を有する制御縁を含む制御縁構成も使用可能だろう。
下流排出オリフィス128は、上流排出オリフィス126と共に閉じられる。オリフィス128は、制御弁が完全閉状態156に達すると、完全に閉じられるが、中立状態150から完全閉状態156まで事実上一定の閉じ速度157で閉じられる。閉じ速度は、弁スリーブのランド100cからの弁コアのランド114aの初期間隔と制御縁146の勾配とによって確定する。両オリフィスが完全に閉じられるまでは、下流オリフィス128の開きは上流排出オリフィス126より大きい。
第1操作状態152と完全閉状態156との間では、下流排出オリフィス128の開きは、上流排出オリフィス126より約3倍大きい。オリフィス126,128は約4度で完全に閉鎖されるので、下流排出オリフィス128の閉じ速度は、操作状態152,154間での上流排出オリフィス126の閉じ速度より約3倍大きい。
排出オリフィス126,128は協働して、変向角度が小さいときには相対的に小さい動力補助を発生させ、低速でのパーキングや急旋回時には、より大きい変向角度で、より大きい動力補助を発生させる。運転者は、概して、これらのかじ取り特性を有するパワーステアリング装置を好む。
図9は、制御弁10が図6に示した中立状態を外れた場合の、制御弁10内の油圧回路88,90をホイートストーン図で示したものである。油圧回路88,90は流入路80と排出路82との間に並列配置されている。オリフィス130,132,134は、回転が進むにつれて開くため、この図からは省略されている。
上流及び下流の排出オリフィス126,128の構成を得るために、油圧回路88,90の数学的モデルを使用した。このモデルにより、異なる変向角度のために提案された構成の場合のオリフィス寸法が計算された。計算された面積の値は、各回路の異なる部分を通過する流量の連立方程式を解くことにより油圧回路88,90の通過流量を計算するのに使用される。
オリフィス126,128の寸法は、油圧が平方インチ(6.45cm平方)当り約1500ポンド(679.5kg)、流量が毎分約3.7ガロン(14リットル)の場合に、排出オリフィス126,128を介してキャビテーション係数を最大化するようにして決められた。これは、重負荷トラックの場合の通常の出力要求であり、トルクの全出力ではない。図示の実施例では、パワーステアリング装置12の通常の作動条件で騒音を最小化することが望まれている。別の実施例では、制御弁分析の出発点として、工学的判断と比圧力及び比流量の要求とに基いて異なる複数操作条件を使用することができる。
図示の実施例の場合、下流排出オリフィス128の寸法は、選択された操作条件で、上流排出オリフィス126の寸法の約3倍とすべきであることが決められた。これにより、同じ操作条件での従来式単段制御弁に比較して、制御弁10からの感覚騒音レベルが半減する。
目標弁曲線を得るために、排出オリフィス126,128に関連する弁コアと弁スリーブとのランド間隔と、制御縁142,146の傾斜とを選択した。
図10は、弁コア58が図6に示すように非中立状態にある場合、弁コア58周囲に延びる油圧回路88,90を示す図である。各回路88,90は、弁コア58の周囲に180度にわたって延在している。回路88内では、圧力オリフィス124と上流排出オリフィス126とが、これらオリフィス間に高圧区域156aを画成している。上流及び下流の排出オリフィス126,128間には、中間圧区域158aが画成されている。下流排出オリフィス128から排出ポート94aへは、低圧区域160aが延びている。油圧回路90内にも、同じような高圧区域156b、中間圧区域158b、低圧区域160bが設けられている。油圧回路90内の対応するオリフィス及び圧力区域には、プライムを付した同じ符号が付されている。
圧力域156,158,160の対応する対は、弁コア58上で互いに直径方向で対向位置にある。結果として、弁コア58に作用する正味半径方向力は、理論的にはゼロである。粘着(stiction)、つまり相対回転に対する抵抗は、中間圧区域158内の圧力が相対的に高い場合に、弁コア58と弁スリーブ56間に発生することがある。この粘着(stiction)は、中間圧区域158a、158b間の圧力差により発生する、弁コア58に作用する正味半径方向力に起因すると思われる。
高圧区域156a,156bは双方とも、各流入ポート92a、92bにより弁の共通の流入路80に流体連通されている。低圧区域160a,160bは双方とも、各排出ポート94a,94bにより共通の排出路82に流体連通されている。圧力区域156,160内の圧力は流入圧力と排出圧力とにより確定され、したがって、各対の圧力区域156,160の個別区域内の圧力は互いに等しい。
各中間圧区域158a又は158b内の圧力は、中間圧区域を画成する上流及び下流の排出オリフィスの関数である。2油圧回路88,90内の対応排出オリフィスは、理論的には互いに等しく、したがって、中間圧区域158a,158b内の圧力も理論的には等しい。
しかし、製作公差により、一方の油圧回路内の一方の又は両方のオリフィスが、他方の油圧回路90内の対応オリフィスより大又は小となる可能性がある。
これらの製作公差の結果、中間圧区域158a,158b内の圧力は、おそらく等しくはならない。この圧力差が、一方の側へ弁コア58を強制する正味半径方向力を発生させる。この力が、観察された粘着(stiction)を発生させると思われる。
均圧路120は、弁コア58が逆時計回りに回転する場合に形成される中間圧区域158aと158bとを流体連通させる。これによって、オリフィス寸法の相違にもかかわらず両中間圧区域が均圧化される。均圧路122により両低圧区域は流体連通する。
図11は、図10と似ているが、弁コア58が時計回りに回転した場合を示した図である。各油圧回路内の中間圧区域158は均圧路122により流体連通している。均圧路120は両低圧区域を流体連通させる。均圧路120,122は、協働して、ステアリングホイールの回動方向とは無関係に、制御弁10の粘着(stiction)を事実上除去する。
図示の実施例では、均圧路120,122は、弁コア58に完全に内包された直径方向貫通孔である。別の実施例の場合、均圧路は、弁スリーブ56内に完全に又は部分的に形成されるか、又は弁ハウジングから外部へ延びる導管を含むようにして、両中間圧区域を流体連通させることができよう。
制御弁10が、弁スリーブと弁コア間に並列配置された1対の油圧回路88,90を画成することで、制御弁と油圧モータ18間に油圧油が流通する。別の実施例では、好ましくは弁コアの周囲に対称的に延びる付加的な油圧回路を形成できる。図示の均圧路120,122と機能的に等価の均圧路により、付加回路の対応する両中間圧区域が相互接続され、既述のように、均圧が保証されよう。
ベアリングキャップ32は、従来式のもので、キャップの一方の側に取り付けられたリリーフカートリッジ162(図1参照)を含んでいる。リリーフカートリッジ162内には、常時閉リリーフ弁(図示せず)が組み付けられ、該リリーフ弁が、バイパス回路(図示せず)内に配置され、該バイパス回路が、流入路48と排出路50とを制御弁10に並列接続する。ポンプ14からの過圧が生じた場合、リリーフ弁が開かれる。油圧油は、バイパス回路を通過し、制御弁10を迂回する。これにより、ステアリングギヤの操作圧力が制限され、制御弁10から油圧モータ18へ過圧が送られるのが防止される。
ベアリングキャップ32内でのリリーフカートリッジ162の配置は、車両製造者の要求に応じて変更できる。加えて、製造者がリリーフ弁を使用せず、したがってカートリッジ162を省いた装置を製造する場合もある。結果として、他の点では等しい多くのベアリングキャップ32を製造し、在庫品に加えねばならない。
図12−図16は、本発明による制御弁の第2実施例210の部品を示したものである。制御弁210は、弁部材66に似た外側弁部材212と、弁スリーブ56に似た弁スリーブ214とを含んでいる。弁コア216はリリーフ弁218を内蔵している。制御弁210内にリリーフ弁を配置することにより、リリーフカートリッジ162とこれに関連するバイパス回路とをベアリングキャップ32から除去できる。
弁コア216は、弁コア58に似ているので、異なる点のみを説明する。バイパス通路220は、弁コア216を貫通して延在し、流入ポートを弁スリーブ214内の排出ポートと接続している。バイパス通路220は、弁作動時、油圧回路88,90に対応する油圧回路と並列配置されている。
リリーフ弁218は、バイパス通路220内に配置され、弁作用部材222を含んでいる。図示の弁作用部材222は鋼製ボールベアリングとして構成されているが、
弁作用部材には別の形状及び材料の使用も可能である。弁作用部材222は、バイパス通路220内に形成された弁座224に対する閉位置と、弁座から離間した開位置との間で可動である。圧縮コイルばねとして構成されたばね部材226により、弁作用部材222は弁座224に対し押し付けられる。
バイパス通路220は、第1孔228と第2孔230とを含み、該孔が、各々弁コア216を貫通している。第1孔228は、弁スリーブ流入ポートと軸線方向に整合し、流入ポートから油流を受け取る。第2孔230は、第1孔228から軸線方向に間隔をおいて位置し、弁スリーブ排出ポートと整合し、油流を排出ポートへ排出する。孔228,230は、互いに周方向に90度ずらされており、それぞれ流入ポートと排出ポートとに隣接している。
ステアリングホイール端部234から弁コア216内へは、第3の孔232が軸線方向に延び、第1孔228及び第2孔230と交差している。弁座224は、第3孔232内に、それも第1孔228と第2孔230との間に形成されている。弁コアの反対側の端部から弁コア内へ軸線方向に延びる盲孔236には、従来形式のトーションバーの端部が受容される。
ばね部材226は、第3孔232内に、それも弁部材222とプラグ238との間に挟入され、プラグは、第3孔232を密封するOリングを担持している。プラグ238の軸線方向位置は、弁作用部材222に対するばね部材226の予圧の変更を望む場合には、変更できる。ばね部材226は、正常作業圧下でリリーフ弁を閉状態に維持するのに十分な力を弁作用部材222に対し加えることができる。
過圧発生時には、バイパス通路228を通過しようとする油流は、ばね部材226の力を克服する。これにより、弁作用部材222は弁座224から離間し、リリーフ弁218が開く。バイパス通路220の通過流は、弁スリーブ214と弁コア216間の油圧回路を事実上迂回することで、過圧状態が解消される。
リリーフ弁218は、別のパワーステアリング装置の場合には、ベアリングキャップ32及び他の装置構成部材を変更することなしに、変更又は除去できる。例えば、ばね部材226の長さ、弾発率、予圧力を変更することにより、異なる操作圧力用の弁作用部材222に対する予圧を変更でき、しかも弁スリーブ214又は弁コア216の寸法を変更する必要がない。このため、同じベアリングキャップ32を異なるパワーステアリング装置に使用し、加えて製造者の要求を完全に満足させることができる。
制御弁10,210内に画成される複数排出オリフィスは、事実上、該オリフィスを画成する弁コアのランドの軸線方向全長に沿って延在する。排出オリフィス間の油圧油は、事実上週方向流であり、事実上、軸線方向流の成分を欠いている。
図17−図21には、本発明による制御弁の第3実施例310が示されている。制御弁310は、制御弁10に似ており、油圧回路88,90に似た1対の油圧回路312,314(図8参照)を画成している。制御弁10の中間圧区域内の油圧油は作業せず、油圧モータへ排出されない。これにより、制御弁310内の中間圧区域に付加的な流量絞り部を設ける可能性が与えられ、しかも、その場合、油圧モータへの圧力を減じることなく、またパワーステアリング装置内に背圧が増すこともない。これらの付加的な流量絞り部は、既述の数学的モデルに含まれ、排出オリフィス面積と閉じ速度とを最適化できる。
制御弁310は、弁スリーブ318を有する外側部材316と弁コア320とを含んでいる。図17参照。弁スリーブ318と弁コア320とは、弁スリーブ56と弁コア58とに似ているので、異なる点だけを詳説する。
図18に示されているように、弁スリーブ318は、油圧回路312に関係するランド322a,322b,322c,322dと、油圧回路314に関係するランド324a,324b,324c,324dとを含んでいる。ランド322a−d及び324a−dは、弁スリーブ56のランド100a−d及び102a−dと等しい寸法及び間隔を有している。
弁コア320は、油圧回路312に関係するランド326a,326b,326cと、油圧回路314に関係するランド328a,328b,328cとを有している。弁コアのランド330a,330bは両回路間で分け合っている。ランド326a−c,328a−c,330a−bは、弁コア58の各ランド110a−c,112a−c,114a−b同様の寸法及び間隔を有している。
図18は、非中立状態の制御弁310を示している。弁コア320は、図で分かるように、弁スリーブ318に対し逆時計回りに回転している。ランド322b,326aは圧力オリフィス332を画成する。ランド322a,326cは上流排出オリフィス334を画成し、ランド322c,330bは下流排出オリフィス336を画成する。
逆時計回りの回転により、油圧回路312内のオリフィス332,334,336と、油圧回路314内の対応オリフィス(符号なし)とが閉じられる。時計回りの回転時には、これらのオリフィスが開き、油圧回路内の他の圧力オリフィス及び排出オリフィスが閉じられることは理解されよう。これは、制御弁10の場合に既に説明したとおりである。制御弁310の弁曲線は、制御弁10の弁曲線と類似している。
オリフィス334,336の特徴及びこれらのオリフィス間の中間圧区域については、詳しくは後述するが、その説明は、油圧回路312の他の分岐路及び油圧回路314の両分岐路の対応特徴にも妥当すると理解されたい。
図19は弁コア320を示している。ランド326cは、制御弁10の制御縁142に対応する制御縁338を有している。制御縁338は、弁コアの内端に隣接し、前記ランドに沿って相対的に短距離だけ軸線方向に延在している。この点は、事実上ランド全長にわたって延びる制御縁142と異なっている。制御縁338は、ランド326c内に溝339を画成し、該溝が周方向にランド内へ延びている。
ランド330bは、制御弁10の制御縁146に対応する制御縁340を有している。制御縁340は、相対的に短距離だけランド330bに沿って軸線方向に延び、制御弁のステアリングホイール端に向って制御縁338から軸線方向に間隔をおいて位置している。
図18に戻ると、オリフィス334,336の機能は、制御弁310が中立状態にある場合は、対応オリフィス126,128の機能と事実上等しい。弁スリーブと弁コアとのランド対322a/326cと322c/330bとは、互いに間隔をおいて配置され、オリフィス334,336を通過する油流は、該ランドの軸線方向全長にわたって事実上周方向に流れる。
弁コア320が図示の非中立状態へ回転すると、弁コアのランド326c,330bは、それぞれ弁スリーブのランド322a,322cの下へ移動する。オリフィス334を通過する流れは、ランドの重なりにより制限され、溝339を通る周方向の流れとなり、オリフィス336を通る流れは、重なるランドにより制限されて、溝341を通る周方向の流れとなる(ランド間の漏れは、より少ない)。制御縁338、340は、オリフィス334,336の流れ面積と閉じ速度とが、制御弁10内の対応オリフィス126,128の流れ面積及び閉じ速度と事実上等しくなるように構成されている。
弁スリーブの溝342及び弁コアの溝344は協働して軸線方向の油路346を画成し、該油路が、オリフィス間に中間圧区域を含んでオリフィス334からオリフィス336まで延びている。オリフィス334から排出される周方向の流れは、油路346を軸線方向に通過しオリフィス336へ流れるように強制される。油路346を通る軸線方向流は、オリフィス336を通過する周方向流に強制的に変向される。
オリフィス334,336間の流れ方向の変更により、オリフィス334からの排出時とオリフィス336への流入時とに中間圧区域で付加的降圧が発生する。これらの付加的な降圧は、排出オリフィス334,336による降圧と一続きで発生し、騒音及びオリフィスによるキャビテーショの可能性を低減する。
制御弁310は、また詳しくは後述される中間圧区域に付加的な軸線方向オリフィス348(図20参照)を含んでいる。オリフィス348を通過する流れは付加的な降圧を発生させ、それにより更に、制御弁310内の騒音とキャビテーションの可能性との低減が助成される。
図19に見られるように、弁コアのランド326c,330b間には周方向壁部350が延びている。壁部350は、制御縁338,340のほぼ中間に位置し、弁コアの溝342を遮断している。壁部頂面に開かれた軸線方向スロット352が壁部の全厚にわたって延びている。弁スリーブ318は、周方向壁部354を含み、該壁部が弁スリーブのランド322a,322cの間に延び、弁スリーブの溝346を遮断している。図20及び図21参照。
壁部354は、壁部350に重なり、スロット352を覆い、固定面積オリフィス348を画成する。壁部350,354は、中間圧区域を、排出オリフィス34からの油圧油を受け取る上流区域356と、下流排出オリフィス336へ油圧油が流れる減圧下流区域358とに分割している。2油圧回路内の複数下流区域は、均圧路により相互接続され、上流区域も別の均圧路により相互接続されている。
油路346を通過する流れはオリフィス348を通過せねばならないが、該オリフィスは、油圧油の圧力を減圧し、それにより騒音を低減する。目標降圧値及び流量を達成するために、図示の実施例のオリフィス348の寸法及び形状を変更してもよいし、付加的オリフィス48を油路346内に設けることもできる。
制御弁310の別の実施例では、油路346により排出オリフィス間に半径方向で油圧油が流れるようにすることができる。例えば、軸線方向に間隔をおいた取り入れ端部と排出端部を有する半径方向孔を弁コア320内に設けて、該孔を介して排出オリフィス間を油圧油が流通するようにできる。流れは半径方向に変更されねばならず、半径方向への変更は、付加的な圧力降下を発生させる。これらの孔自体が、排出オリフィス間で圧力降下をも発生させる流量絞り部を形成するか、それを含んでいる。
図示の制御弁10,210,310の場合、弁スリーブと弁コア間に並列配置される1対の油圧回路が画成されることで、制御弁と油圧モータ間に油圧油が流通する。更に本発明の別の複数実施例では、内側及び外側の弁部材が、制御弁内に単一の油圧回路のみを画成できる。これらの制御弁は、固有の負荷不均衡のため、概してパワーステアリングに使用するには不適だが、実際には他の用途に使用できよう。
本発明による制御弁は、またラック−ピニオン型パワーステアリング装置に使用でき、別種の油圧装置の構成部品への流れを制御するのにも使用できる。
本発明による制御弁は、好ましくは回転制御弁として構成され、回転軸線を中心として相対回転するように同軸線的に組み付けられた内側及び外側の弁部材を備えている。本発明による制御弁の他の可能な実施例は、長手方向の制御弁として構成され、その場合には、内側及び外側の弁部材が、軸線に沿って相対並進運動するように、同軸線的に組み付けられる。
以上、本発明の好適実施例を図示し、説明したが、変更態様が可能であると理解されたい。したがって、細部まで前記実施例により限定されるものではなく、特許請求の範囲内で改変及び変更がなされることが望ましい。
本発明による制御弁の第1実施例を有する油圧式パワーステアリング装置の略示図。(実施例1) 図1の事実上2−2線に沿って截断したパワーステアリングギヤの断面図。 制御弁の第1実施例の内部と外部の弁部材の分解図。 第1実施例の制御弁が中立状態にある場合を示す略示断面図。 図4の制御弁の一部を拡大した図。 図5と同様の拡大図。ただし、制御弁は非中立状態にある。 図6に示した閉じつつあるオリフィスの拡大図。 図6に示した閉じつつあるオリフィスの拡大図。 図6に示した閉じつつあるオリフィスの拡大図。 制御弁の弁曲線で、弁スリーブに対し弁コアが相対角回転した場合に制御弁内の閉じつつあるオリフィスの面積をプロットした線図。 制御弁が非中立状態にある場合の制御弁第1実施例の油圧回路の線図。 制御弁の弁コアが第1方向に回転した場合、弁コア周囲に延びる油圧回路の線図。 弁コアが第2方向に回転した場合の、図10同様の図。 本発明による制御弁第2実施例の分解図。(実施例2) 制御弁の第2実施例の平面図。 図13の14−14線に沿って截断した断面図。 図13に示した制御弁の側面図。 図13の16−16線に沿って截断した断面図。 本発明による制御弁の第3実施例の側面図。(実施例3) 図17の18−18線に沿って截断した断面図。制御弁は非中立状態にある。 図17に示した制御弁の弁コアの斜視図。 図17の20−20線に沿って截断した、図8同様の断面図。 図17の21−21線に沿って截断した、図8同様の断面図。
符号の説明
10,210,310 制御弁
12 油圧式パワーステアリング装置
14 ポンプ
16 油タンク
18 油圧モータ
20 高圧テアリングギヤ
22 ピットマンアーム
24 供給管路
26 戻し管路
28 ハウジング
30 チャンバ
32 ベアリングキャップ
34 シリンダヘッド
36 モータピストン
38,40 モータチャンバ
42 歯付きラック
44 セクター歯車
46 出力軸
48 流入路
50 排出路
52 第1モータチャンバ通路
54 第2モータチャンバ通路
56,214,318 弁スリーブ
58,216,320 弁コア
62 作動軸
68 トーションバー
72 弁スリーブの外周部
74 弁スリーブの内周部
76 弁コアの外周部
78 油路
80,82,84,86 環状溝
88,90;312,314 油圧回路
92 流入ポート
94 排出ポート
96 第1モータポート
98 第2モータポート
100,102 弁スリーブのランド
104,106,108 軸線方向溝
110,112,114 弁コアのランド
116,118 弁コアのランド間の軸線方向溝
120,122 均圧路
124−136 オリフィス(油路)
142,144,146,148 制御縁
151 一定の閉じ速度
152 制御弁の第1操作状態
154 第2のより低速の閉じ速度
156 高圧区域
158 中間圧区域
160 低圧区域
162 リリーフカートリッジ
212,316 外側弁部材
218 リリーフ弁
220 バイパス通路
222 弁作用部材
224 弁座
226 ばね部材
228 第1孔
230 第2孔
232 第3孔
234 ステアリングホイール端
236 盲孔
322,324 弁スリーブのランド
326,328 弁コアのランド
334 上流排出オリフィス
336 下流排出オリフィス
338,340 制御縁
339 ランドの溝
341 溝
342 弁スリーブ溝
344 弁コア溝
346 軸線方向油路
348 固定面積オリフィス
350 周方向壁部
352 軸線方向スロット
354 壁部
356 上流区域

Claims (5)

  1. 第1及び第2の油圧油チャンバを有する油圧モータの制御に好適な、車両のパワーステアリング用制御弁において、該制御弁が、
    ハウジングと、
    制御弁中立状態と閉状態との間で変化するようハウジング内で相対移動可能に支持された外側及び内側の弁部材と、
    制御弁内へ流入する油圧油用の流入路及び制御弁から排出される油圧油を排出する排出路とを含んでおり、
    前記内側及び外側の弁部材が、前記内側及び外側の弁部材間に第1及び第2の油路を画成するように構成され、前記第1及び第2の油路が、並列配置され、かつ前記流入路と前記排出路とを流体連通させ、
    前記制御弁が、更に、前記第1油路と前記第1モータチャンバとの間に油圧油を流通させるための、前記第1油路から延びる第1モータチャンバ通路と、前記第2油路と前記第2モータチャンバ間に油圧油を流通させるための、前記第2油路から延びる第2モータチャンバ通路とを含み、
    前記内側及び外側の弁部材が協働して、前記第1及び第2の油路の各々の内に、圧力オリフィスと、第1排出オリフィスと、第2排出オリフィスとを画成し、前記圧力オリフィスと前記第1排出オリフィスと前記第2排出オリフィスの各々が、外側弁部材と内側弁部材間の相対移動に応じて流れ面積を変更可能であり、
    前記第1油路と前記第2油路の各々の内の前記圧力オリフィスが前記流入路と前記第1モータチャンバ通路と前記第2モータチャンバ通路のそれぞれの一方との間に形成され、前記第1及び第2の排出オリフィスが前記第1油路と前記第2油路の各々の内に直列に形成され、前記第1排出オリフィスが前記圧力オリフィス前記排出路との間に形成され、前記第2排出オリフィスが前記第1排出オリフィスと前記排出路との間に形成され
    前記第1油路と前記第2油路の各々において、前記第2排出オリフィスが、第1排出オリフィスより大きい流れ面積を有する、油圧モータの制御に好適な、車両のパワーステアリング装置用制御弁。
  2. 前記制御弁が前記第1油路と前記第2油路の一方のための中立状態から閉状態へ移動するにつれて、前記第1油路と前記第2油路の一方において、前記第1排出オリフィスが完全に閉じられる前に、前記圧力オリフィスが完全に閉じられる、請求項1に記載された制御弁。
  3. 前記第1油路と前記第2油路の一方の前記第1排出オリフィスが、前記第1油路と前記第2油路の当該一方のための中立状態から当該中立状態と前記第1油路と前記第2油路の当該一方のための閉状態との間の中間状態への制御弁の運動につれて、相対的に急速に閉じられ、かつ当該中間状態から前記第1油路と前記第2油路の当該一方のための閉状態への制御弁の運動につれて、相対的にゆっくりと閉じられる、請求項1又は請求項2に記載された制御弁。
  4. 前記第1油路と前記第2油路と、前記第1モータチャンバ通路と前記第2モータチャンバ通路とによりそれぞれ第1油圧回路と第2油圧回路とが形成され、前記第1及び第2の油圧回路の各々の前記第1及び第2の排出オリフィスが、該第1及び第2の排出オリフィス間に前記第1及び第2の油圧回路の各々の一部分を画成し、
    前記制御弁が、複数の前記部分を流体連通させる付加的油路を含み、これにより複数の前記一部分内の油圧が事実上均圧化される、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載された制御弁。
  5. 車輪付き車両のパワーステアリング装置内の制御弁を操作する方法において、該方法には、次の段階、すなわち
    (A)油圧油を制御弁の流入路と内側及び外側の弁部材との間とに供給する段階と、
    (B)外側弁部材に対し内側弁部材を移動させる段階とが含まれ、該移動が、中立状態から閉状態への制御弁の移動に相当し、また
    (C)両弁部材間に形成される第1及び第2の油路に油圧油を通過させる段階が含まれ、前記第1及び第2の油路が、並列配置され、かつ流入路を、制御弁から油圧油を排出する排出路と流体連通させ、更に
    (D)前記内側弁部材の相対運動に応じて第1油路内に圧力オリフィスを形成する段階と、
    (E)前記内側弁部材の相対運動に応じて第2油路内に第1排出オリフィス及び第2排出オリフィスを形成する段階とが含まれ、該第2排出オリフィスが第1排出オリフィスの下流に位置しており、更に
    (F)第1油路を油圧モータに流体連通させる第1モータチャンバ通路を介して第1油路に油圧油を送る段階が含まれ、該第1モータチャンバ通路が圧力オリフィスの下流に位置しており、更に
    (G)第2油路を油圧モータに流体連通させる第2モータチャンバ通路を介して第2油路から油圧油を流動させる段階が含まれ、該第2油路が第1排出オリフィスの上流に位置しており、更に
    (H)中立状態から閉状態へ制御弁が向うにつれて、第1及び第2の排出オリフィスが閉じられる段階と、
    (I)中立状態から閉状態へ内側弁部材が運動するにつれて、第2排出オリフィスの流れ面積を第1排出オリフィスの流れ面積より大きく維持する段階とが含まれる、車輪付き車両のパワーステアリング装置内の制御弁を操作する方法。
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