JP4646893B2 - 配管接続具 - Google Patents

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Description

本発明は、配管接続具、特に、ガスメータのガス流出口に接続される配管接続具に関するものである。
図9に示すものは、ガス漏れ検査用のプラグ筒(2)を装着させた配管接続具の一例であり、ガスメータ(M)のガス流出口(35)と各家庭内へガスを送り込むための送り管(3)との間に連通接続させたT字状の配管接続具(30)であって、その接続口の一つに、ソケット(4)が着脱自在に接続可能なプラグ筒(2)を螺合接続させている。このものでは、送り管(3)が接続される第1接続筒部(31)の接続口は後方に向かって開放し、ガスメータ(M)の前方に開放している第2接続筒部(32)にプラグ筒(2)が装着されている。
ソケット(4)は、圧力測定装置(40)から延長するゴム管(41)の先端に接続されてあり、プラグ筒(2)の先端にソケット(4)を接続させることにより、プラグ筒(2)を開弁させて、ガス流出口(35)から送り管(3)へ流れるガスの圧力を圧力測定装置(40)によって測定することができる。このように、プラグ筒(2)は、配管及びガスメータ(M)からのガス漏れを検査する検査口として利用することができる。
又、ガスメータ(M)の交換後に、ガスメータ(M)内の空気を抜くには、プラグ筒(2)にゴム管(41)のみが接続されているソケット(4)を接続し、ガスメータ(M)の上流側のガス栓を開いてガスをガスメータ(M)内へ送る。ガスメータ(M)内及び配管内の空気はガスに押されて、第2接続筒部(32)からプラグ筒(2)、ソケット(4)及びゴム管(41)を通って外部へ排出される。このように、プラグ筒(2)は、ガスメータ(M)内及び配管内に送り込まれる空気を抜くエアパージ作業用のパージ口としても機能させることができる。
エアパージを行う際に、ガス流出口(35)に接続されている配管接続具(30)の上流端である第3接続筒部(33)から、送り管(3)に繋がる第1接続筒部(31)側の流路が連通したままのものでは、配管内の空気の一部は、第1接続筒部(31)から送り管(3)側へ送られてしまうため、配管内の空気を完全に排出させることはできない(特許文献1参照)。
これに対して、特開2003−314816号公報(特許文献2)に開示されているものでは、第3接続筒部(33)から第1接続筒部(31)への流路を閉弁可能な弁体を配管接続具(30)内に予め設けておくことにより、エアパージ時に、第1接続筒部(31)への流路を遮断して、送り管(3)側へ空気の一部が流れ込むのを防止している。
この従来例のものでは、前記弁体は、プラグ筒(2)と相対回動阻止状態に連結されていると共に、第2接続筒部(32)の内周面にねじ対偶するように設けられており、プラグ筒(2)を回動させることにより、弁体は第2接続筒部(32)内を螺合しながら第1接続筒部(31)側へ移動し、弁体が第1接続筒部(31)の基端部に設けられている弁座部に密着した時点で、前記第1接続筒部(31)側への流路は遮断される構成となっている。
このものでは、エアパージ作業時に、プラグ筒(2)を回動させて、弁体を第1接続筒部(31)側へ移動させ、前記弁体で第1接続筒部(31)側への流路を遮断しておけば、内部の空気が送り管(3)側へ流れることがないから、配管内の空気を全て確実に外部に排出することができる。
特開平10−122926号公報 特開2003−314816号公報
しかしながら、このものでは、エアパージ作業時に、プラグ筒(2)を配管接続具(30)の第2接続筒部(32)の接続口に取り付けなければならない構成のものでは、プラグ筒(2)の取付け及び取り外し作業が必要であり、そのための作業が煩わしく面倒である。
又、プラグ筒(2)を前記接続口に取り付けたままにしておく場合には、安全面から、前述の特許文献1に見られるような保護キャップを装着しておく必要がある。
前記保護キャップは、プラグ筒(2)の基端部に螺合又は密に外嵌されるものであるから、保護キャップを装着しておくことにより、プラグ筒(2)は保護されるが、いたずら等によって保護キャップが回動させられると、プラグ筒(2)が共回りし、これにより、弁体も回動させられてしまう。前記弁体はプラグ筒(2)と共に回動することによって、第2接続筒部(32)内を進退移動する構成であるから、配管接続具(30)内の第3接続筒部(33)から第1接続筒部(31)への流路は開閉させられたり、狭く絞られたりする。よって、このような場合、適切なガスの供給が困難になるといった不都合がある。
本発明は、『屋内にガスを送り込む送り管が接続される第1接続筒部と、前記第1接続筒部に直線状に連通し且つソケットの着脱によって開閉可能なプラグ筒が回動自在に差し込まれている第2接続筒部と、前記第1、第2接続筒部の基端部に直角に連通し且つガスメータのガス流出口に接続されてガス流路の上流端を構成する第3接続筒部とからなり、
前記第1接続筒部内の基端部に弁座部が設けられ、
前記弁座部と前記プラグ筒の基端部との間に、前記第2接続筒部の基端部に位置する第1位置から、前記弁座部に密着して前記第1接続筒部への流路を遮断する第2位置までの範囲を、前記プラグ筒の回動に伴って移動する弁体が設けられており、
前記プラグ筒には、保護キャップが着脱自在に被嵌されている配管接続具』において、内部に空気を残すことなく確実にエアパージが行えるようにすると共に、前記保護キャップがいたずら等により回動させられても、内部の流路が不用意に開閉しないようにすることを課題とする。
(1)上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、『前記保護キャップは、固定筒部材を介して前記第2接続筒部の開放端に気密状態に装着可能とし
前記第2接続筒部の外周面に本体雄ネジ部が形成され、
前記保護キャップの開放端外周面にキャップ雄ネジ部が形成され、
前記固定筒部材の一端側の内周面には、前記本体雄ネジ部に外嵌螺合可能な第1雌ネジ部が形成されていると共に、他端側の内周面には、前記キャップ雄ネジ部が内嵌螺合可能な第2雌ネジ部が形成されており、
前記プラグ筒の外周面所定位置には、鍔部が外方へ張り出しており、
前記第1雌ネジ部形成域の内径は前記鍔部の外径よりも大きく、前記第2雌ネジ部形成域の内径は、前記鍔部の外径よりも小さく設定されていること』を特徴とするものである。
上記技術的手段は次のように作用する。
配管接続具は、直線状に位置する第1、第2接続筒部と、これらに対して直角に連通接続されている第3接続筒部とから、全体にT字状で三方開放のガス流路を構成している。第2接続筒部の開放端に常時装着されているプラグ筒の不使用時には、保護キャップが被嵌されている。
通常のガス使用時には、プラグ筒は不使用状態にあることから、保護キャップは被嵌されたままであり、プラグ筒は閉弁されていると共に、前記弁体は前記第1位置にある。これにより、ガスメータを通って流れてくるガスは、第3接続筒部から、第1接続筒部を通って、屋内配管へ連通する送り管へ送られていく。
保護キャップは固定筒部材を介して前記第2接続筒部の開放端に装着させていることから、保護キャップとプラグ筒とは相互に無関係にあり、保護キャップが不用意に回動させられても、プラグ筒が共回りすることはない。
プラグ筒を利用して検圧又はガス漏れ検査を実施する場合には、保護キャップをプラグ筒から取り外し、前記プラグ筒に、圧力測定装置のゴム管が接続されたソケットを装着させる。ソケットの装着により、プラグ筒は開弁する。この時、プラグ筒が開弁しても、前記弁体は前記第1位置に位置したままであり、第1接続筒部及び第2接続筒部への両流路は開状態である。この状態で配管内の圧力又は圧力の変化を圧力測定装置で測定する。これにより、ガス圧の検査又はガス配管の漏れ検査を行うことができる。検査後は、ソケットを取り外すことにより、プラグ筒は閉弁し、その後、保護キャップをプラグ筒に被嵌させる。
ガスメータを交換する際には、屋内のガス器具が使用されていないことを確認し、ガスメータの上流側のメータガス栓を閉栓する。そして、プラグ筒から保護キャップを外し、プラグ筒を一方向へ回動させる。
プラグ筒の回動に伴って、前記弁体は、第1接続筒部側へ移動していき、最終的に弁座部に密着する第2位置に到達する。弁体が第2位置に到達したかどうかはプラグ筒を回動させる際の手ごたえで確認することができる。
弁体が前記第2位置に到達した時点で第1接続筒部への流路は遮断される。この状態で、ガスメータを交換する。交換後、プラグ筒に、ゴム管付きのソケットを装着させる。前記ゴム管の端部は詰め栓等により閉塞させておく。その後、メータガス栓を開いて、ガスメータ及びその下流側へガスを送ると同時に、前記ゴム管の開放端を開放する。前記メータガス栓を開くと、ガスメータ内の空気は上流側から送られてくるガスで押されて、全て、第3接続筒部から第2接続筒部へ流れていき、プラグ筒、ソケットを介して、前記ゴム管の開放端から排出される。前記ゴム管の開放端からガスが排出されたことが確認できた時点で、ゴム管の開放端を再度詰め栓等により閉塞させ、ソケットを取り外す。これにより、プラグ筒は閉弁される。その後、プラグ筒を逆方向に回動させることにより、弁体を前記第2位置から第1位置へ復帰させる。これにより、第1接続筒部への流路が開放する。最後に、第2接続筒部に、固定筒部材を介して保護キャップをプラグ筒に装着させてガスメータの交換作業が終了する。
第2接続筒部に、固定筒部材を介して保護キャップをプラグ筒に装着させるには、まず、プラグ筒が差し込まれた状態にある第2接続筒部の本体雄ネジ部に、固定筒部材の一端側の第1雌ネジ部を外嵌させて最終締付位置に達するまで螺合させる。これにより、前記第2接続筒部の開放端に前記固定筒部材の一端側が気密状態に接続され、他端側が前記プラグ筒の胴部外周面を所定の間隔をおいて包囲する態様となる。前記他端側には、第2雌ネジ部が形成されていることから、前記第2雌ネジ部形成域とプラグ筒の外周面との間に、保護キャップの開放端を差し込むと共に、前記第2雌ネジ部に、保護キャップのキャップ雄ネジ部を螺合させる。保護キャップを最終締付位置に達するまで締め付けることにより、保護キャップは、プラグ筒を覆う態様で固定筒部材に気密状態に取り付けられることとなる。
保護キャップを取り外す際には、保護キャップを逆方向に回動させて、固定筒部材との螺合を解除すればよい。
尚、プラグ筒の外周面所定位置には鍔部が張り出しており、前記第1雌ネジ部形成域の内径は、前記鍔部よりも大径に形成されており、前記第2雌ネジ部形成域の内径は、それより小径に形成されていることから、固定筒部材の内周面には、第1雌ネジ部形成域から第2雌ネジ部形成域に至る境界部分に段部が形成された構成となっていると共に、第1雌ネジ部を第2接続筒部の本体雄ネジ部に螺合させる際に前記鍔部が邪魔になることはなく、且つ、固定筒部材の装着状態においては、前記鍔部が前記段部に当接することにより、プラグ筒の抜け落ちを防止するストッパとして機能する。
(2)請求項2に係る発明の配管接続具は、請求項1に記載の配管接続具において、『前記プラグ筒の基端部に、雌ネジ筒部が、前記プラグ筒と同軸で且つ相対回動阻止状態に設けられ、
前記弁座部よりも前記第1接続筒部の開放端側の所定位置に、回動阻止部材が前記第1接続筒部に対して回動阻止状態に固定され、
前記弁体の中心から第1接続筒部側へは、前記回動阻止部材に軸線方向に進退可能で且つ回動阻止状態に差し込まれる角軸が設けられ、
前記弁体の中心から第2接続筒部側へは、前記雌ネジ筒部に螺合可能なネジ軸部が一体的に突設されている』ものでは、弁体は角軸とネジ軸部との間に位置する構成となっており、角軸が第1接続筒部内の回動阻止部材に回動阻止状態に差し込まれることにより、弁体及びネジ軸部も、回動阻止状態に固定される。この状態で、プラグ筒を回動させると、それに伴って雌ネジ筒部が回動し、前記雌ネジ筒部の回動に伴って、雌ネジ筒部に螺合されており且つ回動阻止状態に固定されているネジ軸部が、弁体及び角軸と共に進退移動する。
すなわち、ネジ軸部が雌ネジ筒部から第2接続筒部内へ最突出状態に達するまでプラグ筒を一方向に回動させた状態が、弁体を前記第1位置に位置させた状態であり、この状態から、プラグ筒を逆方向に回動させて、角軸を前記回動阻止部材から第1接続筒部内へ最も突出させた状態が、弁体を前記第2位置に位置させた状態となる。
(3)請求項3に係る発明の配管接続具は、『屋内にガスを送り込む送り管が接続される第1接続筒部と、前記第1接続筒部に直線状に連通し且つソケットの着脱により開閉可能なプラグ筒が回動自在に差し込まれている第2接続筒部と、前記第1、第2接続筒部の基端部に直角に連通し且つガスメータのガス流出口に接続されてガス流路の上流端を構成する第3接続筒部とからなり、
前記第1接続筒部内の基端部に弁座部が設けられ、
前記弁座部と前記プラグ筒の基端部との間に、前記第2接続筒部の基端部に位置する第1位置から、前記弁座部に密着して前記第1接続筒部への流路を遮断する第2位置までの範囲を、前記プラグ筒の回動に伴って移動する弁体が設けられており、
前記プラグ筒には、保護キャップが着脱自在に被嵌されている配管接続具において、
前記保護キャップは、固定筒部材を介して前記第2接続筒部の開放端に気密状態に装着可能とし、
前記固定筒部材は前記保護キャップの開放端に一体的に設けられてあり、
前記プラグ筒の基端部に、雌ネジ筒部が、前記プラグ筒と同軸で且つ相対回動阻止状態に設けられ、
前記弁座部よりも前記第1接続筒部の開放端側の所定位置に、回動阻止部材が前記第1接続筒部に対して回動阻止状態に固定され、
前記弁体の中心から第1接続筒部側へは、前記回動阻止部材に軸線方向に進退可能で且つ回動阻止状態に差し込まれる角軸が設けられ、
前記弁体の中心から第2接続筒部側へは、前記雌ネジ筒部に螺合可能なネジ軸部が一体的に突設されている』もので、固定筒部材を第2接続筒部に装着させるだけで、保護キャップのプラグ筒への装着が完了し、保護キャップを取り外す際には、固定筒部材を第2接続筒部から取り外す作業を行えば良い。
尚、プラグ筒を利用して検圧又はガス漏れ検査を実施する場合について、及び、ガスメータを交換する際について、さらには、プラグ筒と弁体との関係については、上記(1)及び(2)に記載した作用と同様である。
(4)請求項4に係る発明の上記各請求項に記載の配管接続具において、『前記プラグ筒の外表面に、プラグ筒を回動操作するための工具を係合可能な工具係合部が形成されている』ものでは、プラグ筒の工具係合部に工具を係合させることにより、プラグ筒の回動操作を行うことができる。
以上のように、請求項1に係る発明によれば、配管接続具内の第1接続筒部への流路を遮断する弁体は、プラグ筒の回動に伴って進退移動するように構成されているが、保護キャップは固定筒部材を介して第2接続筒部に装着させていることにより、プラグ筒の回動は保護キャップの回動と無関係となっている。これにより、いたずら等により保護キャップが回されても、プラグ筒が共回りすることはないから、前記弁体が進退移動することはない。よって、保護キャップが不用意に回動させられても、配管接続具の流路が閉弁させられたり、絞られたりすることがないので、ガスの流れに支障を生じさせる不都合はない。
又、ガスメータ交換時には、屋内配管に続く下流側の第1接続筒部を弁体で遮断してエアパージを行うことができるから、新たなガスメータや配管内の空気を完全に外部に排出することができる。
保護キャップは固定筒部材を介して第2接続筒部に気密状態に取り付けられるので、プラグ筒全体を保護することができると共に、プラグ筒内及び、プラグ筒と第2接続筒部との接続部から雨水が浸入したり、異物が侵入したりする不都合を防止することができる。
又、固定筒部材の第1雌ネジ部を第2接続筒部の本体雄ネジ部に螺合させ、保護キャップのキャップ雄ネジ部を固定筒部材の第2雌ネジ部に螺合させるだけで、保護キャップを配管接続具本体に気密状態に装着することができ、保護キャップを逆方向に回動させれば固定筒部材から取り外すことができる。よって、保護キャップの脱着が容易で且つ確実である。
又、固定筒部材は内径の異なる第1、第2雌ネジ部形成域からなり、両者間に形成される段部を、プラグ筒の抜け落ち防止用ストッパとして機能させることができるから、固定筒部材を第2接続筒部に装着させた状態にて、プラグ筒の第2接続筒部からの不用意な抜け落ちを防止することができる。
請求項に係る発明によれば、弁体は、第1接続筒部内で固定されている回動阻止部材に固定される角軸と、第2接続筒部の基端部に固定されている雌ネジ部に螺合されるネジ軸部とによって保持される構成としたから、プラグ筒を回動させることにより、弁体の進退移動をスムーズに行うことができ、弁体の開閉操作が円滑となる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、固定筒部材を第2接続筒部に装着させるだけで、保護キャップのプラグ筒への装着が完了し、保護キャップを取り外す際には、固定筒部材を第2接続筒部から取り外す作業を行えば良いだけであるから、保護キャップの脱着が一層容易となる。
請求項に係る発明によれば、プラグ筒の回動操作は工具によって行うようにしたから、たとえ、保護キャップが不用意に外されることがあっても、プラグ筒を、いたずら等によって回動させることができない程、強固に第2接続筒部に装着させておくことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、ガスメータ(M)のガス流出口(35)に接続させた三方開放の配管接続具(30)を示す要部拡大断面図であり、通常のガス使用時の状態を表している。
配管接続具(30)のうち、継手部材を介して屋内配管へ連通する送り管(図示せず)が接続される第1接続筒部(31)がガスメータ(M)の後方に突出し、ガス漏れ検査用のプラグ筒(2)が螺合接続される第2接続筒部(32)がガスメータ(M)の前方に突出するように、第3接続筒部(33)が前記ガス流出口(35)に袋ナット(36)を介して接続されている。
尚、第1、第2接続筒部(31)(32)は、中間筒部(34)を介して一直線状に連通しており、第3接続筒部(33)は、中間筒部(34)に直角に連通している。
プラグ筒(2)の先端(前方端)には、図6に示すように、ソケット(4)が接続可能となっており、前記ソケット(4)にゴム管(41)を介して接続されている圧力測定装置(40)によって、ガスメータ(M)から配管接続具(30)へ送られてくるガスの圧力を測定することができる。
又、プラグ筒(2)の中間よりも後方寄りの所定位置には、鍔部(29)が張り出していると共に、鍔部(29)よりも前方側の外表面の中心に対して対向する各位置には、プラグ筒(2)を、後述する固定筒部材に内嵌させる際に工具を係合させるための溝部(28)がそれぞれ形成されており、鍔部(29)よりも後方側の外周面には、シール用のOリング(50)が装着されている。
プラグ筒(2)内にはプラグ弁(2a)が内蔵されており、プラグ筒(2)の不使用時には、プラグ弁(2a)は、コイルバネ(27)によって、図1に示すように、常時閉弁方向に付勢されている。コイルバネ(27)は、第2接続筒部(32)内においてプラグ筒(2)の後端部に設けられている環状のバネ受け体(21)によって支持されている。
前記バネ受け体(21)は、図2の(a)に示すように、プラグ筒(2)の後端部の内径よりも大きな円板部(21a)からなり、前記円板部(21a)の中央には、図2の(b)に示すように、内周面にネジ山が形成されてなる雌ネジ筒部(22)が円板部(21a)を貫通するように前方へ向かって突設されている。又、その周辺には、複数のガス通過孔(20)(20)が円板部(21a)を貫通している。雌ネジ筒部(22)とガス通過孔(20)(20)との間の部分がバネ受け部(R)として機能する。
円板部(21a)の外周端の、中心に対して対向する各位置には、一対の突片(23)(23)がそれぞれ外方へ突設されており、この突片(23)(23)を、プラグ筒(2)の後端部近傍の所定箇所に嵌め込むことにより、バネ受け体(21)は、プラグ筒(2)の後端部に相対回動阻止状態に固定される。
コイルバネ(27)は、プラグ弁(2a)の後端部とバネ受け体(21)のバネ受け部(R)との間に介在され、バネ受け部(R)は、第2接続筒部(32)内でプラグ筒(2)と共に固定された状態にあるため、コイルバネ(27)の付勢力によって、プラグ弁(2a)はプラグ筒(2)を閉弁する方向に付勢された状態に維持される。
又、プラグ筒(2)の後方には、第1接続筒部(31)の基端部に設けられている弁座部(37)に密着して、第1接続筒部(31)への流路を遮断する円板状の弁体(11)が配設されている。
前記弁体(11)の中心から前方へは、バネ受け体(21)の前記雌ネジ筒部(22)に螺合可能なネジ軸部(12)が突出しており、後方へは、断面略正方形状の角軸(13)が一体的に突設されている。
前記弁座部(37)よりも第1接続筒部(31)の開放部側の所定位置には、弁体(11)の回動を阻止する回動阻止部材(10)が回り止め状態に装着されている。
回動阻止部材(10)は、図3に示すように、中央に前記角軸(13)がちょうど挿通可能な大きさ形状の角孔(10a)が形成され、その回りには、ガス挿通孔(10b)が形成された環状枠体であり、その外周縁の一部から突出させた凸部(14)を、第1接続筒部(31)の内周面に形成した凹部(図示せず)に嵌め込むことにより、回動阻止部材(10)は第1接続筒部(31)内に回り止め状態に固定されることとなる。
プラグ筒(2)の後端部に予め装着されているバネ受け体(21)の雌ネジ筒部(22)に、弁体(11)のネジ軸部(12)を後方から螺合させることにより、プラグ筒(2)の後方から角軸(13)を突出させた状態のプラグ筒(2)となり、この角軸(13)を回動阻止部材(10)の角孔(10a)に挿通させながら、第2接続筒部(32)に挿入させていく。プラグ筒(2)の基端部近傍の外周面には上述したようにOリング(50)(50)を装着させていることから、プラグ筒(2)は、鍔部(29)が第2接続筒部(32)の開放端に当接するまで、第2接続筒部(32)に気密状態に挿入されることとなる。
この挿入状態において、第1接続筒部(31)内で回動阻止状態に固定された回動阻止部材(10)の角孔(10a)に、角軸(13)を挿通させることにより、弁体(11)及びネジ軸部(12)も回動阻止状態となる。
この状態で、プラグ筒(2)を回動させると、バネ受け体(21)も同時に回動することとなるから、バネ受け体(21)の回動に伴って、雌ネジ筒部(22)に螺合されているネジ軸部(12)が、第2接続筒部(32)からその後方に続く中間筒部(34)内を進退移動することとなり、これに伴って、弁体(11)及び角軸(13)も中間筒部(34)からその後方に連続する第1接続筒部(31)内を進退移動する。
図1に示すように、ネジ軸部(12)が雌ネジ筒部(22)から前方へ最突出状態に達するまでプラグ筒(2)を回動させた状態が、弁体(11)を、前記第2接続筒部の基端部近傍の第1位置に位置させた状態となり、第3接続筒部(33)は第1接続筒部(31)及び第2接続筒部(32)の両方に連通する態様となる。
プラグ筒(2)を逆方向に回動させると、ネジ軸部(12)が雌ネジ筒部(22)に螺合しながら後方へ移動する。これにより、弁体(11)が中間筒部(34)内を、第1接続筒部(31)側へ移動して、図4に示すように、弁体(11)を、弁座部(37)にOリング(51)を介して密着する第2位置に到達させることができる。
このとき、第1接続筒部(31)への流路は遮断され、角軸(13)は回動阻止部材(10)から第1接続筒部(31)内へ最も突出した状態となる。
又、第2接続筒部(32)の開放端外周面には、本体雄ネジ部(32a)が形成されており、前記本体雄ネジ部(32a)に螺合可能な雌ネジ部を有する固定筒部材(1)が第2接続筒部(32)の開放端から突出する態様で取り付けられる。このとき、プラグ筒(2)に設けた鍔部(29)の高さは、固定筒部材(1)を本体雄ネジ部(32a)に螺合させる際に邪魔にならない高さに設定されているものとする。
固定筒部材(1)は、前記第2接続筒部(32)の本体雄ネジ部(32a)に螺合される第1雌ネジ形成域(1a)と、これよりも内径が小さな第2雌ネジ形成域(1b)とから構成されている。第1雌ネジ形成域(1a)の内径は、前記鍔部(29)の外径よりも大きく設定されてあり、第2雌ネジ部形成域(1b)の内径は、鍔部(29)の外径よりも小さく設定されている。
これにより、固定筒部材(1)の内面には、第1雌ネジ形成域(1a)と第2雌ネジ形成域(1b)との境界部分に段部(15)が形成される態様となり、固定筒部材(1)を第2接続筒部(32)に螺合接続させた状態にて、前記段部(15)がプラグ筒(2)の鍔部(29)に前方から当接する態様となる。
言い換えれば、固定筒部材(1)の段部(15)が、第2接続筒部(32)に差し込まれているプラグ筒(2)の抜け落ちを防止するストッパとして機能することとなる。
尚、固定筒部材(1)の外表面の中心に対して対向する各位置には、相互に平行な平面状に切り欠かれてなる一対の工具係合部(16)が形成されており、固定筒部材(1)を第2接続筒部(32)の本体雄ネジ部(32a)に螺合させる際には、工具係合部(16)に、例えば、図5に示すような工具(56)の係合部(57)を、固定筒部材(1)の軸線に対して直角方向から係合させて、段部(15)が鍔部(29)に前方から当接する最終締付位置に達するまで締め付ける。これにより、固定筒部材(1)は第2接続筒部(32)に対して気密状態に螺合接続されることとなる。
この状態にて、前記第2雌ネジ形成域(1b)とプラグ筒(2)の外表面との間には間隙(S)が形成されているものとし、この間隙(S)内に、プラグ筒(2)に被嵌させる保護キャップ(5)の開放端を差込み、前記開放端の外周面に形成されているキャップ雄ネジ部(58)を第2雌ネジ形成域(1b)に螺合させる(図1参照)。
これが、プラグ筒(2)の不使用時の状態であり、プラグ筒(2)は、常に保護キャップ(5)によって密に螺嵌された状態となる。
尚、保護キャップ(5)の外表面の対向位置には、前記固定筒部材(1)と同様に、平面状に切り欠かれてなる工具係合部(55)(55)が形成されており、保護キャップ(5)を固定筒部材(1)の第2雌ネジ形成域(1b)に螺合させるには、この工具係合部(55)(55)に、前述したような工具(56)の係合部(57)(57)を保護キャップ(5)の軸線に対して直角方向から係合させて、保護キャップ(5)が最終締付位置に達するまで締め付ける。これにより、保護キャップ(5)は固定筒部材(1)に対して気密状態に螺合接続されることとなり、プラグ筒(2)の気密性が確保される。プラグ弁(2a)はコイルバネ(27)の付勢力によって、プラグ筒(2)の前方開放端へOリング(52)を介して密着する態様となっているが、万一、プラグ弁(2a)にゴミ等が付着することによって、プラグ筒(2)の前方開放端における気密性が不完全となっても、プラグ筒(2)からガスが漏れることはない。
次に、プラグ筒(2)を利用して検圧又はガス漏れ検査を実施する場合について説明する。
これには、まず、保護キャップ(5)の工具係合部(55)(55)に前記工具(56)の係合部(57)を係合させ、工具(56)をネジを緩める方向に回して、保護キャップ(5)を固定筒部材(1)から取り外し、プラグ筒(2)に、図6に示すように、ゴム管(41)を介して圧力測定装置(40)に連通しているソケット(4)を装着させる。
ソケット(4)が装着されることにより、プラグ筒(2)内のプラグ弁(2a)が、ソケット内の押圧軸(42)によって、コイルバネ(27)の付勢力に抗して後方へ押し込まれ、プラグ筒(2)は開弁させられる。
プラグ弁(2a)が押圧軸(42)によって後方へ押し込まれても、プラグ筒(2)が回動させられることはないから、弁体(11)は前記第1位置に位置したままであり、ガスメータ(M)のガス流出口(35)から第3接続筒部(33)へ続く流路は、第1接続筒部(31)へも第2接続筒部(32)へも連通状態のままである。
これにより、第2接続筒部(32)へ流れ込むガスは、弁体(11)とプラグ筒(2)の後端部との隙間から、バネ受け体(21)のガス通過孔(20)及びプラグ弁(2a)に設けられているガス通過孔(24)を通って、プラグ筒(2)からソケット(4)さらにはゴム管(41)を介して圧力測定装置(40)へ送られていき、ガス圧やガス配管の漏れ等の検査を行うことができる。
検査終了後に、ソケット(4)をプラグ筒(2)から取り外すと、プラグ弁(2a)が、コイルバネ(27)の弾性復帰力によって前方へ押され、プラグ筒(2)の開放端にOリング(52)を介して密着し、プラグ筒(2)は閉弁する。その後、保護キャップ(5)を、前記工具を用いてプラグ筒(2)に螺合接続させれば、図1に示すプラグ筒(2)の不使用状態に戻すことができる。
次に、ガスメータ(M)の交換作業について説明する。
既設のガスメータ(M)を取り外す前に、屋内のガス器具が使用されていないことを確認し、ガスメータ(M)の上流側のメータガス栓(43)を閉栓する(図9参照)。そして、固定筒部材(1)から保護キャップ(5)を外し、プラグ筒(2)の溝部(28)(28)に、図5に示すような工具(56)の係合部(57)(57)を、プラグ筒(2)の軸線に対して直角方向から係合させて回動させる。これにより、プラグ筒(2)が回動する。
プラグ筒(2)を締め付け方向に回動させることにより、第2接続筒部(32)内のバネ受け体(21)も同様に回動し、バネ受け体(21)が回動することにより、ネジ軸部(12)が雌ネジ筒部(22)内を螺合しながら、弁体(11)及び角軸(13)と共に第1接続筒部(31)側へ移動する。そして、図4に示すように、弁体(11)がOリング(51)を介して弁座部(37)に密着し、第1接続筒部(31)への流路を遮断する第2位置に達するまで、プラグ筒(2)を締め付ける。
その後、プラグ筒(2)に、図7に示すように、ゴム管(41)付きのソケット(4)を接続する。このときのゴム管(41)は圧力測定装置(40)に接続されておらず、開放端は、外部にガスが漏れないように、詰め栓(44)によって閉塞されている。
この状態で、第3接続筒部(33)とガス流出口(35)とを連結している袋ナット(36)を緩めて、既設のガスメータ(M)を取り外し、新しいガスメータ(M)に交換する。
交換後、ガスメータ(M)内の空気を抜くエアパージ作業を行う際には、ゴム管(41)の開放端を開放し、前記メータガス栓(43)を開く。これにより、ガスメータ(M)内の空気は上流側から送られてくるガスで押されて、第3接続筒部(33)を通って第2接続筒部(32)から、プラグ筒(2)へ流れていき、ソケット(4)を介して、前記ゴム管(41)の開放端から排出される。前記ゴム管(41)の開放端からガスが排出されたことを臭いやガス濃度等によって確認された時点で、メータガス栓(43)を再び閉じる。その後、ソケット(4)をプラグ筒(2)から取り外す。
ソケット(4)がプラグ筒(2)から取り外された時点で、プラグ弁(2a)はプラグ筒(2)の前方開放端に密着する方向へ弾性復帰し、プラグ筒(2)は閉弁される(図4の状態)。
その後、プラグ筒(2)の溝部(28)に、再度、工具(56)の係合部(57)(57)に係合させて、逆方向に回動させる。プラグ筒(2)の逆方向の回動に伴って、バネ受け体(21)も逆方向に回動させられ、ネジ軸部(12)が弁体(11)及び角軸(13)と共に、第2接続筒部(32)側へ移動する。弁体(11)がプラグ筒(2)の後端部に当接するまで、プラグ筒(2)を回動させることにより、弁体(11)を、図1で示した、第1位置へ復帰させることができる。
最後に、固定筒部材(1)の第2雌ネジ形成域(1b)とプラグ筒(2)の外表面との間隙(S)に保護キャップ(5)の開放端を差込み、工具(56)によって保護キャップ(5)を締め付け方向に回動させることにより、保護キャップ(5)を固定筒部材(1)に内嵌螺合させて、ガスメータ(M)の交換作業が終了する。
尚、固定筒部材(1)、プラグ筒(2)及び保護キャップ(5)をそれぞれ回動させるための工具(56)は、図5に示したような形状のものが採用可能であり、係合部(57)(57)間の幅が、固定筒部材(1)の工具係合部(16)(16)、プラグ筒(2)の溝部(28)(28)、さらには、保護キャップ(5)の工具係合部(55)(55)間の幅にそれぞれ一致する3種類を用意しておけばよい。
図8に示すものは、第2番目の実施の形態である。
このものでは、第1番目の実施の形態で採用した固定筒部材(1)を保護キャップ(5)の開放端に一体的に設ける構成としたもので、保護キャップ(5)の開放端の内周面に形成した雌ネジ部(54)を第2接続筒部(32)の開放端の本体雄ネジ部(32a)に直接螺合接続させる構成としたものである。尚、保護キャップ(5)内を気密状態に保つために、保護キャップ(5)の開放端近傍が対応する第2接続筒部(32)の本体雄ネジ部(32a)の奥側の所定位置には、シール用のOリング(53)が設けられている。
又、この実施の形態のものでは、プラグ筒(2)の胴部外表面に溝部(26)を設け、この溝部(26)に、C字状リング(25)を弾性変形させた状態で装着させ、この状態で、プラグ筒(2)を第2接続筒部(32)内に差し込む。プラグ筒(2)が最終差込位置に達した時点で、溝部(26)に対応する第2接続筒部(32)の内周面に形成されている凹溝に、C字状リング(25)が弾性復帰力によって一部突出状態に嵌まり込むことにより、C字状リング(25)を、プラグ筒(2)の第2接続筒部(32)からの不用意な抜け落ちを防止するストッパとして機能させることができる。
又、この実施の形態のプラグ筒(2)においても、第2接続筒部(32)に差し込まれた状態にて外部に突出している胴部外周面の、中心に対して対称な位置に、プラグ筒(2)を工具で回動させる際に、工具係合部としての溝部(28)(28)が形成されている。
このものでは、保護キャップ(5)は、プラグ筒(2)に被せて、その開放端部を、第2接続筒部(32)の本体雄ネジ部(32a)に螺合させるだけであるから、保護キャップ(5)の脱着が容易である。
又、この実施の形態では、弁体(11)とネジ軸部(12)とは一体に設け、角軸(13)を弁体(11)とは別体に構成してある。この場合、角軸(13)は、弁体(11)に対しても、又、バネ受け体(21)に対しても、相対回動阻止状態に差し込まれる構成とする。
この第2番目の実施の形態でも、プラグ筒(2)を利用して検圧又はガス漏れ検査作業及びガスメータ(M)の交換作業は、第1番目の実施の形態と同じ要領で行うことができる。
上記第1、第2実施の形態の配管接続具においては、第1接続筒部(31)への流路を遮断する弁体(11)は、プラグ筒(2)の回動に伴って進退する構成とし、保護キャップ(5)の回動とは無関係に構成してあるから、プラグ筒(2)の不使用時に、保護キャップ(5)がいたずら等によって回動させられても、プラグ筒(2)は共回りすることなく、弁体(11)が進退移動することはない。よって、配管接続具(30)内の流路が不用意に閉弁したり、絞られたりする不都合がない。
又、ガスメータ(M)の交換時には、第1接続筒部(31)を弁体(11)で完全に遮断してエアパージを行うことができるから、新たなガスメータ(M)内の空気を完全に外部に排出することができる。
さらに、弁体(11)は、ネジ軸部(12)と角軸(13)とによって、前後から支持された態様で配管内を進退移動する構成としたから、弁体(11)の姿勢が安定し、進退移動もスムーズに行えることから、第1接続筒部(31)の開閉操作も円滑に行うことができる。
第1番目の実施の形態の配管接続具(30)にプラグ筒(2)及び保護キャップ(5)を装着させた状態を示す断面図。 (a)は、第1番目の実施の形態の配管接続具に具備させたバネ受け体(21)の正面図を示しており、(b)は、そのX−X断面図を示している。 第1番目の実施の形態の配管接続具に具備させた回転阻止部材(10)の説明図。 図1の配管接続具から保護キャップを取り外し、弁体(11)を第2位置まで移動させた状態を示す断面図。 各部材を回動操作する工具の説明図。 図1の配管接続具から保護キャップを取り外し、プラグ筒(2)にソケット(4)を接続させた状態を示す断面図。 図4の配管接続具のプラグ筒(2)にソケット(4)を接続させた状態を示す断面図。 第2番目の実施の形態の配管接続具(30)にプラグ筒(2)及び保護キャップ(5)を接続させた状態を示す断面図。 従来の配管接続具(30)に具備させたプラグ筒(2)を利用してガス圧を検査する様子を示す説明図。
符号の説明
(1) ・・・・・・固定筒部材
(11)・・・・・・弁体
(2) ・・・・・・プラグ筒
(30)・・・・・・配管接続具
(31)・・・・・・第1接続筒部
(32)・・・・・・第2接続筒部
(33)・・・・・・第3接続筒部
(35)・・・・・・ガス流出口
(37)・・・・・・弁座部
(4) ・・・・・・ソケット
(5) ・・・・・・保護キャップ
(M) ・・・・・・ガスメータ

Claims (4)

  1. 屋内にガスを送り込む送り管が接続される第1接続筒部と、前記第1接続筒部に直線状に連通し且つソケットの着脱により開閉可能なプラグ筒が回動自在に差し込まれている第2接続筒部と、前記第1、第2接続筒部の基端部に直角に連通し且つガスメータのガス流出口に接続されてガス流路の上流端を構成する第3接続筒部とからなり、
    前記第1接続筒部内の基端部に弁座部が設けられ、
    前記弁座部と前記プラグ筒の基端部との間に、前記第2接続筒部の基端部に位置する第1位置から、前記弁座部に密着して前記第1接続筒部への流路を遮断する第2位置までの範囲を、前記プラグ筒の回動に伴って移動する弁体が設けられており、
    前記プラグ筒には、保護キャップが着脱自在に被嵌されている配管接続具において、
    前記保護キャップは、固定筒部材を介して前記第2接続筒部の開放端に気密状態に装着可能とし、
    前記第2接続筒部の外周面に本体雄ネジ部が形成され、
    前記保護キャップの開放端外周面にキャップ雄ネジ部が形成され、
    前記固定筒部材の一端側の内周面には、前記本体雄ネジ部に外嵌螺合可能な第1雌ネジ部が形成されていると共に、他端側の内周面には、前記キャップ雄ネジ部が内嵌螺合可能な第2雌ネジ部が形成されており、
    前記プラグ筒の外周面所定位置には、鍔部が外方へ張り出しており、
    前記第1雌ネジ部形成域の内径は前記鍔部の外径よりも大きく、前記第2雌ネジ部形成域の内径は、前記鍔部の外径よりも小さく設定されていることを特徴とする配管接続具。
  2. 請求項1に記載の配管接続具において、前記プラグ筒の基端部に、雌ネジ筒部が、前記プラグ筒と同軸で且つ相対回動阻止状態に設けられ、
    前記弁座部よりも前記第1接続筒部の開放端側の所定位置に、回動阻止部材が前記第1接続筒部に対して回動阻止状態に固定され、
    前記弁体の中心から第1接続筒部側へは、前記回動阻止部材に軸線方向に進退可能で且つ回動阻止状態に差し込まれる角軸が設けられ、
    前記弁体の中心から第2接続筒部側へは、前記雌ネジ筒部に螺合可能なネジ軸部が一体的に突設されていることを特徴とする配管接続具。
  3. 屋内にガスを送り込む送り管が接続される第1接続筒部と、前記第1接続筒部に直線状に連通し且つソケットの着脱により開閉可能なプラグ筒が回動自在に差し込まれている第2接続筒部と、前記第1、第2接続筒部の基端部に直角に連通し且つガスメータのガス流出口に接続されてガス流路の上流端を構成する第3接続筒部とからなり、
    前記第1接続筒部内の基端部に弁座部が設けられ、
    前記弁座部と前記プラグ筒の基端部との間に、前記第2接続筒部の基端部に位置する第1位置から、前記弁座部に密着して前記第1接続筒部への流路を遮断する第2位置までの範囲を、前記プラグ筒の回動に伴って移動する弁体が設けられており、
    前記プラグ筒には、保護キャップが着脱自在に被嵌されている配管接続具において、
    前記保護キャップは、固定筒部材を介して前記第2接続筒部の開放端に気密状態に装着可能とし、
    前記固定筒部材は前記保護キャップの開放端に一体的に設けられてあり、
    前記プラグ筒の基端部に、雌ネジ筒部が、前記プラグ筒と同軸で且つ相対回動阻止状態に設けられ、
    前記弁座部よりも前記第1接続筒部の開放端側の所定位置に、回動阻止部材が前記第1接続筒部に対して回動阻止状態に固定され、
    前記弁体の中心から第1接続筒部側へは、前記回動阻止部材に軸線方向に進退可能で且つ回動阻止状態に差し込まれる角軸が設けられ、
    前記弁体の中心から第2接続筒部側へは、前記雌ネジ筒部に螺合可能なネジ軸部が一体的に突設されていることを特徴とする配管接続具。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の配管接続具において、前記プラグ筒の外表面に、プラグ筒を回動操作するための工具を係合可能な工具係合部が形成されていることを特徴とする配管接続具。
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