JP4642958B2 - 小型高変倍広角ズームレンズ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型高変倍広角レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高変倍であって、小型化を達成し得るズームレンズとして、物体側から順に正、負、正、正の群を有し、各群を移動させることにより変倍を行なうレンズ系が有効であることが従来より知られている。
【0003】
このように物体側から順に、正、負、正、正の群よりなるズームレンズの従来例として特開昭58−202418号公報の第1,第2実施例のレンズ系、米国特許明細書第4256381号の第1,第2,第3実施例のレンズ系、特開平10−133111号公報の第1,第2実施例のレンズ系が知られている。これらのズームレンズは、広角端の画角2ωが65°を超えるレンズ系であるが変倍比が4倍に達せず高変倍比のズームレンズとはいえない。
【0004】
また、正、負、正、正の群よりなるズームレンズの他の従来例として、特開昭60−26312号公報に記載されている第1,第2実施例のレンズ系、特開昭47−45641号公報に記載されている第1,第2実施例のレンズ系、特開昭56−150717号公報の第1,第2実施例のレンズ系が知られている。しかしこれらレンズ系は、広角端の画角2ωが45°以下であって画角が狭い。
【0005】
更に正、負、正、正の群よりなるズームレンズの他の従来例として、米国特許明細書第4256381号の第4〜第8実施例のレンズ系、米国特許明細書第4299454号の第4実施例、特開昭63−70819号公報の第1〜第4実施例のレンズ系がある。これらレンズ系は変倍比が4を超えるが、テレ端での望遠比が1.4で、レンズ系の全長が長く小型ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、正、負、正、正の群の4群構成で、変倍比が4を超える高変倍で、レンズ径が小で、テレ端での望遠比が1.3以下で全長が短く、しかも画角2ωが65°を超えるワイド端からテレ端までの全域で良好な光学性のズームレンズを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1群と、負の屈折力を有する第2群と、正の屈折力を有する第3群と、正の屈折力を有する第4群とよりなり、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第1群が物体側へ移動し、第2群が第1群との間隔を増大するように移動し、第3群が第2群との間隔を狭くするように移動し、第4群が第3群との間隔がワイド端よりもテレ端の方が狭くなるように移動し、前記第2群が物体側から順に、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズを有する第1レンズ成分と負レンズを含み正の屈折力を有する第2レンズ成分と負の屈折力を有する第3レンズ成分とよりなり、前記第3群が物体側の面が像側の面よりも強い屈折力を有する正レンズとその像側に最も像側が負レンズである全体として正または負の屈折力を有するレンズ成分とよりなり、前記第4群が正レンズとその像側の負レンズとを有し、前記正レンズと前記負レンズの向かい合う各面が共に物体側に凹面を向けた隣接面を有するものである。
【0008】
ここでレンズ成分とは、1枚又は複数枚のレンズよりなり全体として一つのレンズとしての作用,役割を備えたものであり、複数のレンズよりなる場合接合されていてもまた僅かな空気間隔をおいて分離配置されていてもよい。
【0009】
広角からのズームレンズは、高変倍化するにしたがって、ワイド端やテレ端はもとより、中間の焦点距離域においても、像面や倍率の色収差の変動が大きく光学性能を良好に保つことが困難になる。したがって高変倍比のためには各群の移動とパワーとを適切に選ぶことが重要である。
【0010】
そのため、本発明は前記のように物体側より順に、正、負、正、正の群よりなり、ワイド端からテレ端への変倍に際し、第1群が物体側へ移動し、第2群が第1群との間隔が増大するように移動し、第3群が第2群との間隔が狭くなるように移動し、第4群が第3群との間隔をワイド端よりテレ端が狭くなるようにした。
【0011】
これにより、ワイド側で主として発生する軸外収差を開口絞りの物体側に配置された第1群の正のパワーと第2群の負のパワーとで良好に補正し得るようなパワー配分とし、また、テレ側では第1群を正のパワーとしてテレ端での全長が短くなるようにし、更に第2群の負のパワーと第3群と第4群の正のパワーを近接させることによって主として球面収差、コマ収差を良好に補正できるようなパワー配分を採用した。また、ワイド端からテレ端への変倍に際し、第3群と第4群を物体側へ移動させるようにすれば前記の球面収差、コマ収差の補正作用は一層効果的になる。
【0012】
また、前述の構成の4群ズームレンズは、第2群と第3群の間隔を変化させての変倍作用を大きくすることにより高変倍化できるが、そのためには第2群の負のパワーを強める必要がある。このように第2群のパワーを強めると主としてワイド端での歪曲収差が悪化すると共に変倍時の像面変動や倍率の色収差の変動を招く。
【0013】
本発明は、第2群を物体側より順に物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズを有する第1レンズ成分と、正の第2レンズ成分と正の第3レンズ成分とを夫々空気間隔を挟んで配置した構成にすることによりワイド端での歪曲収差を良好に保ったまままた変倍時の像面変動や倍率の色収差の変動を少なく保ったまま第2群のパワーを強くすることを可能にした。
【0014】
つまり、第2群の第1レンズ成分中に物体側に凸のパワーの強い負のメニスカスレンズを含むようにして第1群にて発生する正の歪曲収差を効果的に補正することができる。しかしそのパワーを強くしすぎると主として非点収差、コマ収差、倍率の色収差の変倍時の変動が大になる。そのため、正の第2レンズ成分中に負レンズを含むようにして第1レンズ成分中の負のメニスカスレンズのパワーを分担することにより前記非点収差、コマ収差、倍率の色収差の変倍時の変動を小さくすると共に第2レンズ成分中の正レンズにより主としてワイド端付近での倍率の色収差とテレ端付近での軸上色収差を良好に補正し得るようにした。
【0015】
また、負の第3レンズ成分により残存する色収差と球面収差、コマ収差とのバランスをコントロールし得るようにした。そして、以上の三つのレンズ成分を夫々空気間隔を挟んで独立して配置することによりレンズ系の収差を良好に確保し得るようにした。
【0016】
また、第2レンズ成分を負レンズと正レンズの2枚のレンズにて、第3レンズ成分を1枚のレンズにて構成することも可能であり、これによりレンズ系のレンズ枚数を少なくすることができ低コスト化と軽量化が可能になる。また第2レンズ成分を負レンズと正レンズを接合させて接合レンズにすることにより枠に組み込んだ時の偏芯による性能劣化を小さくでき安定した性能を確保できる。
【0017】
また、第2群の第1レンズ成分を負のメニスカスレンズ1枚にて構成しても収差の悪化を抑えることができ1枚のレンズのみにて構成することが可能であり、レンズ系のレンズ枚数を削減できる。
【0018】
また、前述の構成の4群ズームレンズにおいて、高変倍化を実現するためには第2群,第3群の変倍作用を強めることが必要である。
【0019】
本発明は第3群を物体側の方が像側より強い曲率の正レンズとその像側に最も像側に配置した負レンズとを含む正または負のレンズ成分を配置することにより主点を第2群に近づけて変倍作用を強くしそれと共にこの第3群と第4群とで球面収差と軸上の色収差をバランス良く補正するようにしている。
【0020】
また第3群の正または負のレンズ成分を正レンズと負レンズを接合して接合レンズにすれば枠に組み込む時の偏芯による性能の劣化を小さくでき安定した性能を確保できる。
【0021】
また、第4群を正レンズとその像側の負レンズの隣接面が共に物体側に凹の面の第1隣接面を配置することにより第1群にて発生する球面収差を良好に補正すると共にワイドからテレにかけての軸外収差の変動を小さく抑えることができる。
【0022】
また、第1隣接面を接合面にすれば高次収差の発生を抑えながら上記の球面収差と軸外収差とを一層良好に補正することが可能である。また前述のように接合すれば枠に組み込む時の偏芯による性能劣化を小さくでき安定した性能を確保できる。
【0023】
また本発明のズームレンズの他の構成は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1群と、負の屈折力を有する第2群と、正の屈折力を有する第3群と、正の屈折力を有する第4群とよりなり、ワイド端からテレ端への変倍に際して、前記第1群は物体側へ移動し、前記第2群は前記第1群との間隔が増大するように移動し、前記第3群は前記第2群との間隔が狭くなるように移動し、前記第4群は前記第3群との間隔がワイド端よりもテレ端の方が狭くなるように移動し、前記第2群は物体側から順に、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズを有する第1レンズ成分と、負レンズを含み全体が正の屈折力を有する第2レンズ成分と、負の屈折力を有する第3レンズ成分とよりなり、各々の成分が空気間隔を挟んで構成され、前記第3群は物体側から順に正レンズと負レンズとからなり、前記第4群は正レンズとその像側に負レンズとを有し正レンズと負レンズの向かい合う面の各々が共に物体側に凹面を向けた第1の隣接面を有し、前記第4群中の最も物体側のレンズが物体側に凸面を向けた正レンズであり光軸から離れるにしたがって屈折力が弱くなる非球面を有すことを特徴とする。
【0024】
上記のズームレンズは、第4群中の最も物体側のレンズを物体側に凸面を向けた正レンズとし、このレンズに光軸から離れるにしたがって屈折力が弱くなる非球面を設けることにより第3群にて発生する球面収差を補正する作用を強めこれにより第3群を2枚のレンズのみにて構成することを可能にした。
【0025】
また、本発明のズームレンズは、下記条件(1)を満足するようにすれば、中間焦点距離域での光学性能を良好に保ちつつ小型高変倍化を達成する上での適切な各群の動きとパワー配置にし得るので好ましい。
(1) 4.3<f1 /|f2 |<6.3
ただし、f1 ,f2 は夫々第1群および第2群の焦点距離である。
【0026】
条件(1)の下限の4.3を超えるとテレ端付近での全長を短くできるが第1群のレンズ径が大になりカメラとして小型化と高変倍化の達成が困難になる。また、条件(1)の上限の6.3を超えると第2群のパワーが強くなり先玉の径を小さくできるが中間主点距離域を含めて収差変動を抑えることが困難になる。
【0027】
また、前述の構成の本発明のズームレンズは、高変倍比小型でありながら一層良好な性能を有するレンズ系を得るためには、第2群が下記条件(2)を満足することが望ましい。
(2) 0.07<|f2 |/fT <0.16
ただし、fT はテレ端におけるズームレンズ全系の焦点距離である。
【0028】
条件(2)の下限の0.07を超えると高変倍化とテレ端での全長の短縮を図ることができるが、第2群で発生する収差が大になりすぎこれを補正するためには第2群のレンズ枚数を増加させなければならない。また、条件(2)の上限の0.16を超えるとレンズ系の性能を保つためには好ましいが、テレ端での全長やレンズ径が大になりカメラとして小型化を達成できない。
【0029】
本発明のズームレンズにおいて、第4群が前述の第1隣接面の他に第1隣接面と同様向かい合う面の各々が共に物体側に凹面を向けた第2隣接面を有することが望ましい。またこの面を接合面としても良い。
【0030】
このように第2隣接面を設けることにより、第1隣接面を設けたことによる第3群で発生する球面収差を補正する作用とワイドからテレにかけての軸外収差の変動を抑制する作用が一層増大するので望ましい。
【0031】
また、本発明のズームレンズにおいて、第3群の最も像側の正のレンズ成分を物体側より正レンズと負レンズとを接合した接合レンズにすれば、前述のように枠に組み込む時の偏芯による性能劣化を抑えることができる。
【0032】
また第2群の正の第2レンズ成分を物体側より正レンズと負レンズを接合レンズにすれば同様の理由により好ましい。
【0033】
本発明のズームレンズにおいて、第4群中に像側の面よりも屈折力の強い面を有するメニスカス状の空気レンズを設けることが望ましい。このような空気レンズを設けることにより、第3群にて発生する球面収差、コマ収差を変倍時の歪曲収差の変動を抑えながら良好に補正することができる。これにより第3群のレンズ枚数を削減することが可能になり、したがって、レンズ系の全長を短くししかも良好な光学性になし得る。
【0034】
本発明のズームレンズにおいて、第2群と第3群の焦点距離が下記条件(3)を満足するようにすれば、レンズ系を安定した性能で高変倍化が可能である。
(3) 0.3<|f2 |/f3 <0.45
【0035】
条件(3)の下限の0.3を超えると第2群での負のパワーが強くなりすぎてワイド付近での軸外収差の発生が大になると共にテレ端でのレンズ系の全長を短くすることが困難になる。また、条件(3)の上限を超えるとテレ端でのレンズ系の全長を短くすることが比較的容易であるがワイド端でのバックフォーカスを確保しながらの性能の維持が困難になる。
【0036】
また、第4群の第1の隣接面の間隔d41が下記条件(4)を満足することが望ましい。
(4) 0≦d41/h≦0.05
ただし、hは最大撮影像高である。上限の0.05を超えると球面収差が補正不足になると共にワイド端からテレ端への変倍の際の軸外収差の変動が大になる。
【0037】
また第4群の第2隣接面の間隔d42は次の条件(5)を満足することが望ましい。
(5) 0≦d42/h≦0.05
上限の0.05を超えると第1の隣接面を超えると同様に球面収差が補正不足になり、軸外収差の変動が大になる。
【0038】
【発明の実施の形態】
次に本発明のズームレンズの実施の形態を下記データを有する各実施例にもとづいて説明する。
Figure 0004642958
Figure 0004642958
【0039】
Figure 0004642958
Figure 0004642958
【0040】
Figure 0004642958
Figure 0004642958
【0041】
Figure 0004642958
Figure 0004642958
【0042】
参考例
f=28.980〜63.962〜135.097 ,Fナンバー=5.002 〜6.213 〜7.289
2ω=76.3°〜36.3°〜17.7°
1 =480.413 d1 =2.500 n1 =1.80518 ν1 =25.43
2 =75.765 d2 =5.158 n2 =1.62041 ν2 =60.29
3 =-181.527 d3 =0.200
4 =45.476 d4 =3.900 n3 =1.74320 ν3 =49.34
5 =107.019 d5 =D1 (可変)
6 =97.657 d6 =1.400 n4 =1.83400 ν4 =37.16
7 =15.325 d7 =6.045
8 =-43.900 d8 =1.100 n5 =1.63980 ν5 =34.46
9 =15.521 d9 =6.761 n6 =1.84666 ν6 =23.78
10=-51.021 d10=0.609
11=-28.428 d11=1.000 n7 =1.77250 ν7 =49.60
12=-1169.686 d12=D2 (可変)
13=∞(絞り) d13=1.000
14=25.610 d14=5.900 n8 =1.62280 ν8 =57.05
15=-14.216 d15=1.000 n9 =1.80610 ν9 =40.92
16=-80.416 d16=D3 (可変)
17=26.571(非球面) d17=7.591 n10=1.48749 ν10=70.23
18=-22.631 (非球面)d18=0.200
19=82.779 d19=5.761 n11=1.70154 ν11=41.24
20=-11.000 d20=2.000 n12=1.83400 ν12=37.16
21=23.314 d21=0.964
22=58.001 d22=2.000 n13=1.84666 ν13=23.78
23=110.688
非球面係数
(第17面)k=-1.8802 ,A4 =7.7264×10-6 ,A6 =8.4057×10-8
8 =-1.7179 ×10-11
(第18面)k=-2.4219 ,A4 =-1.0470 ×10-6 ,A6 =4.0776×10-8
8 =-8.5017 ×10-10
f 28.980 63.962 135.097
1 0.950 14.387 28.677
2 16.900 7.384 1.200
3 6.609 2.941 0.950
B 39.630 61.697 83.991
L(T)=169.91 ,TP(T)=1.26
W =28.98 ,fT =135.1 ,fT /fW =4.66 ,f1 =80.97
2 =-16.24 ,f3 =46.23 ,f4 =61.35 ,f1 /|f2 |=4.98
|f2 |/fT =0.12 ,|f2 |/f3 =0.35 ,h=21.633mm
41=0 ,d41/h=0
【0043】
Figure 0004642958
Figure 0004642958
【0044】
Figure 0004642958
Figure 0004642958
【0045】
Figure 0004642958
Figure 0004642958
【0046】
Figure 0004642958
Figure 0004642958
ただしr1 ,r2 ,・・・ は各レンズ面の曲率半径、d1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、n1 ,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・ は各レンズのアッベ数である。
【0047】
実施例1は図1に示す通りの構成で、物体側より正の屈折力の第1群と負の屈折力の第2群と正の屈折力の第3群と正の屈折力の第4群とよりなり、ワイド端よりテレ端への変倍に際して第1群は物体側へ移動し、第2群は第1群との間隔を増大するように移動し、第3群は第2群との間隔が狭くなるように移動し、第4群は第3群との間隔が狭くなるように移動するズームレンズである。
【0048】
また第2群は、物体側から物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズを有する第1レンズ成分と正の屈折力を有する第2レンズ成分(負レンズと正レンズとよりなり全体として負の屈折力を有するレンズ成分)と負の屈折力を有する第3レンズ成分(負レンズと正レンズとからなるレンズ成分)とからなり、絞りを挟んで第3群は物体側の面が像側の面より強い屈折力を有する正レンズとその像側に最も像側のレンズが負レンズであるレンズ成分(正レンズと負レンズとを接合した接合レンズ成分)とからなり、第4群は物体側に正レンズとその像側の負レンズを有しており(物体側から正レンズと負レンズよりなる第1レンズ成分を有しており)、この正レンズと負レンズの互いに向かい合っている両面が物体側に凹面を向けた第1の隣接面である。またこの第4群は前記第1レンズ成分と両凸レンズよりなるレンズ成分(第2レンズ成分)と正レンズと負のメニスカスレンズとよりなるレンズ成分(第3レンズ成分)を有している。この第3レンズ成分の正レンズと負のメニスカスレンズとの互いに向かい合った両面が物体側に凹面を向けた第2隣接面である。
【0049】
この実施例1のズームレンズは条件(1)〜(5)のすべての条件を満足する。
【0050】
実施例2は、図2に示す通りの構成で、第2群の負の第3レンズ成分が負レンズと正レンズを接合した接合レンズであり、また第4群の第1レンズ成分の正レンズと負レンズとが接合され、また第3レンズ成分の正レンズと負レンズとが接合され、したがって第1および第2隣接面がいずれも接合面である点で実施例1と相違する。
【0051】
また実施例2は条件(1),(2),(3)を満足する。
【0052】
実施例3は図3に示す通りで、第2群の第3レンズ成分が負レンズ1枚よりなり、第4群が正レンズよりなる第1レンズ成分と、正レンズと負レンズを接合した接合レンズの第2レンズ成分と正レンズと負レンズを接合した接合レンズとよりなり、第1,第2隣接面は接合面である点で実施例1と相違する。
【0053】
この実施例3は条件(1),(2),(3)を満足する。
【0054】
実施例4は図4に示す通りの構成で、実施例3と同じ構成のズームレンズである。
【0055】
この実施例4は条件(1),(2),(3)を満足する。
【0056】
参考例は図5に示す通りの構成で、第2群が負のメニスカスレンズの第1レンズ成分と負レンズと正レンズとを接合した接合レンズの第2レンズ成分と負レンズの第3レンズ成分とよりなり、第3群が正レンズと負レンズを接合レンズよりなるレンズ成分のみつまり正レンズと負レンズのみからなり、第4群が正レンズの第1レンズ成分と正レンズと負レンズを接合した接合レンズの第2レンズ成分と正のメニスカスレンズの第3レンズ成分とよりなる。また第4群の第1レンズ成分(両凸レンズ)が非球面レンズである。
【0057】
この参考例は条件(1),(2),(3)を満足する。
【0058】
この参考例は非球面を用いておりこれによって極めて少ないレンズ枚数で良好な性能を有するズームレンズを実現したものである。
【0059】
実施例6〜9は夫々図6〜9に示す通りで、実施例3と類似の構成のズームレンズである。
【0060】
これら実施例は、いずれも条件(1),(2),(3)を満足する。
以上述べた実施例1〜9の収差状況は図10〜18に示す通りで、いずれも良好な光学性能を有する。
尚収差図中、上段はワイド端、中段は中間焦点距離、下段はテレ端に対するものである。
【0061】
本発明の参考例に設けられている非球面の形状は、光軸方向をx軸、光軸に直角な方向をy軸とした時、下記の式にて表わされる。
x=(y2/r)/[1+{1−(1+k)(y/r)21/2
+A44+A66+A88+・・・
ただし、rは基準球面の曲率半径、k、A4、A6、A8・・・は非球面係数である。
【0062】
次に述べるズームレンズも本発明の目的を達成する。
【0063】
(1)特許請求の範囲の請求項1又は2に記載するズームレンズで下記条件(2)を満足することを特徴とする小型高変倍広角ズームレンズ。
(2) 0.07<|f2 |/fT <0.16
【0064】
(2)特許請求の範囲の請求項1又は3あるいは前記の(1)の項に記載するズームレンズで、更に物体側より正レンズと負レンズを含み互いに向かい合う面がいずれも物体側に凹面を向けた第2の隣接面である小型高変倍広角ズームレンズ。
【0065】
(3)特許請求の範囲の請求項1又は2あるいは前記の(1)又は(2)の項のズームレンズで、第3群の最も像側が負レンズである正の屈折力のレンズ成分が物体側から順に正レンズと負レンズからなる接合レンズである小型高変倍広角ズームレンズ。
【0066】
(4)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2)又は(3)の項に記載するズームレンズで、第2群中の第2レンズ成分が物体側から順に負レンズと正レンズからなる小型高変倍広角ズームレンズ。
【0067】
(5)前記の(4)の項に記載するズームレンズで、第2群中の第2レンズ成分の負レンズと正レンズが接合された接合レンズである小型高変倍広角ズームレンズ。
【0068】
(6)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3),(4)又は(5)の項に記載するズームレンズで、第2群中の第3レンズ成分が負レンズ1枚よりなる小型高変倍広角ズームレンズ。
【0069】
(7)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3),(4),(5)又は(6)の項に記載するズームレンズで、第4群中に像側の面よりも物体側の面がより強い屈折力を有するメニスカス形状の空気レンズを有する小型高変倍広角ズームレンズ。
【0070】
(8)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3),(4),(5)又は(6)の項に記載するズームレンズで、下記条件(3)を満足する小型高変倍広角ズームレンズ。
(3) 0.3<|f2 |/f3 <0.45
【0071】
(9)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7)又は(8)の項に記載するズームレンズで、下記条件(4)を満足する小型高変倍広角ズームレンズ。
(4) 0≦d42/h≦0.05
【0072】
(10)前記の(2)の項に記載するズームレンズで、下記条件(5)を満足する小型高変倍広角ズームレンズ。
(5) 0≦d42/h≦0.05
【0073】
(11)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7)又は(8)の項に記載するズームレンズで、第1隣接面が接合面である小型高変倍広角ズームレンズ。
【0074】
(12)前記の(2)の項に記載するズームレンズで、第2隣接面が接合面である小型高変倍広角ズームレンズ。
【0075】
(13)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11)又は(12)の項に記載するズームレンズで、変倍比が4を超える小型高変倍広角ズームレンズ。
【0076】
(14)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11)又は(12)の項に記載するズームレンズで、変倍比が4.6を超える小型高変倍広角ズームレンズ。
【0077】
(15)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11),(12),(13)あるいは(14)の項に記載するズームレンズで、望遠比が1.3以下である小型高変倍広角ズームレンズ。
【0078】
(16)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11),(12),(13)あるいは(14)の項に記載するズームレンズで、望遠比が1.26以下である小型高変倍広角ズームレンズ。
【0079】
(17)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11),(12),(13),(14),(15)又は(16)の項に記載するズームレンズで、画角2ωが65°を超える小型高変倍広角ズームレンズ。
【0080】
(18)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11),(12),(13),(14),(15)又は(16)の項に記載するズームレンズで、画角2ωが75°を超える小型高変倍広角ズームレンズ。
【0081】
【発明の効果】
本発明によれば、変倍比が4を超える高変倍で、テレ端での望遠比が1.3で全長が短く、ワイド端での画角が65°以上の広角で変倍域全体で良好な性能の小型高変倍広角ズームレンズを実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示す図
【図2】本発明の実施例2の構成を示す図
【図3】本発明の実施例3の構成を示す図
【図4】本発明の実施例4の構成を示す図
【図5】本発明の実施例5の構成を示す図
【図6】本発明の実施例6の構成を示す図
【図7】本発明の実施例7の構成を示す図
【図8】本発明の実施例8の構成を示す図
【図9】本発明の実施例9の構成を示す図
【図10】本発明の実施例1の収差曲線図
【図11】本発明の実施例2の収差曲線図
【図12】本発明の実施例3の収差曲線図
【図13】本発明の実施例4の収差曲線図
【図14】本発明の実施例5の収差曲線図
【図15】本発明の実施例6の収差曲線図
【図16】本発明の実施例7の収差曲線図
【図17】本発明の実施例8の収差曲線図
【図18】本発明の実施例9の収差曲線図

Claims (15)

  1. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1群と、負の屈折力を有する第2群と、正の屈折力を有する第3群と、正の屈折力を有する第4群とよりなり、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第1群が物体側へ移動し、第2群が第1群との間隔を増大するように移動し、第3群が第2群との間隔が狭くなるように移動し、第4群が第3群との間隔がワイド端よりもテレ端の方が狭くなるように移動し、前記第2群が物体側から順に、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズである第1レンズ成分と負レンズと正レンズとからなり正の屈折力を有する第2レンズ成分と負レンズと正レンズ又は一つの負レンズからなる負の屈折力を有する第3レンズ成分とよりなり、各々の成分が空気間隔を挟んで構成され、前記第3群が物体側の面が像側の面よりも強い屈折力を有する正レンズとその像側に正レンズと像側の負レンズである全体として正または負の屈折力を有するレンズ成分とよりなり、前記第4群が正レンズとその像側の負レンズとを有し、前記正レンズと前記負レンズの向かい合う各面が共に物体側に凹面を向けた第1の隣接面を有し、且つ、前記第4群が、前記第1の隣接面よりも像側に、更に物体側より正レンズと負レンズを含み互いに向かい合う面がいずれも物体側に凹面を向けた第2の隣接面を有し、下記条件(1)、(4)、(5)を満足する小型高変倍広角ズームレンズ。
    (1) 4.3<f1 /|f2 |<6.3
    (4) 0≦d41/h≦0.05
    (5) 0≦d42/h≦0.05
    ただし、f1 ,f2 は夫々第1群,第2群の焦点距離、d41は第4群の第1の隣接面の間隔、d42は第4群の第2の隣接面の間隔、hは最大撮影像高である。
  2. 下記条件(2)を満足することを特徴とする請求項1の小型高変倍広角ズームレンズ。
    (2) 0.07<|f2 |/fT <0.16
    ただし、f2 は第2群の焦点距離、fT はテレ端におけるズームレンズ全系の焦点距離である。
  3. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1群と、負の屈折力を有する第2群と、正の屈折力を有する第3群と、正の屈折力を有する第4群とよりなり、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第1群が物体側へ移動し、第2群が第1群との間隔を増大するように移動し、第3群が第2群との間隔が狭くなるように移動し、第4群が第3群との間隔がワイド端よりもテレ端の方が狭くなるように移動し、前記第2群が物体側から順に、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズである第1レンズ成分と負レンズと正レンズとからなり正の屈折力を有する第2レンズ成分と負レンズと正レンズ又は一つの負レンズからなる負の屈折力を有する第3レンズ成分とよりなり、各々の成分が空気間隔を挟んで構成され、前記第3群が物体側の面が像側の面よりも強い屈折力を有する正レンズとその像側に正レンズと像側の負レンズである全体として正または負の屈折力を有するレンズ成分とよりなり、該正または負の屈折力のレンズ成分が物体側から順に正レンズと負レンズからなる接合レンズであり、前記第4群が正レンズとその像側の負レンズとを有し、前記正レンズと前記負レンズの向かい合う各面が共に物体側に凹面を向けた第1の隣接面を有し、且つ、前記第4群が、前記第1の隣接面よりも像側に、更に物体側より正レンズと負レンズを含み互いに向かい合う面がいずれも物体側に凹面を向けた第2の隣接面を有し、下記条件(4)、(5)を満足する小型高変倍広角ズームレンズ。
    (4) 0≦d41/h≦0.05
    (5) 0≦d42/h≦0.05
    ただし、d41は第4群の第1の隣接面の間隔、d42は第4群の第2の隣接面の間隔、hは最大撮影像高である。
  4. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1群と、負の屈折力を有する第2群と、正の屈折力を有する第3群と、正の屈折力を有する第4群とよりなり、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第1群が物体側へ移動し、第2群が第1群との間隔を増大するように移動し、第3群が第2群との間隔が狭くなるように移動し、第4群が第3群との間隔がワイド端よりもテレ端の方が狭くなるように移動し、前記第2群が物体側から順に、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズである第1レンズ成分と負レンズと正レンズとからなり正の屈折力を有する第2レンズ成分と負レンズと正レンズ又は一つの負レンズからなる負の屈折力を有する第3レンズ成分とよりなり、各々の成分が空気間隔を挟んで構成され、前記第2レンズ成分の前記負レンズと前記正レンズが接合された接合レンズを構成し、前記第3群が物体側の面が像側の面よりも強い屈折力を有する正レンズとその像側に正レンズと像側の負レンズである全体として正または負の屈折力を有するレンズ成分とよりなり、前記第4群が正レンズとその像側の負レンズとを有し、前記正レンズと前記負レンズの向かい合う各面が共に物体側に凹面を向けた第1の隣接面を有し、且つ、前記第4群が、前記第1の隣接面よりも像側に、更に物体側より正レンズと負レンズを含み互いに向かい合う面がいずれも物体側に凹面を向けた第2の隣接面を有し、下記条件(4)、(5)を満足する小型高変倍広角ズームレンズ。
    (4) 0≦d41/h≦0.05
    (5) 0≦d42/h≦0.05
    ただし、d41は第4群の第1の隣接面の間隔、d42は第4群の第2の隣接面の間隔、hは最大撮影像高である。
  5. 請求項1乃至の何れか一項に記載するズームレンズで、第2群中の第3レンズ成分が負レンズ1枚よりなることを特徴とする小型高変倍広角ズームレンズ。
  6. 請求項1乃至の何れか一項に記載するズームレンズで、第4群中に像側の面よりも物体側の面がより強い屈折力を有するメニスカス形状の空気レンズを有することを特徴とする小型高変倍広角ズームレンズ。
  7. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1群と、負の屈折力を有する第2群と、正の屈折力を有する第3群と、正の屈折力を有する第4群とよりなり、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第1群が物体側へ移動し、第2群が第1群との間隔を増大するように移動し、第3群が第2群との間隔が狭くなるように移動し、第4群が第3群との間隔がワイド端よりもテレ端の方が狭くなるように移動し、前記第2群が物体側から順に、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズである第1レンズ成分と負レンズと正レンズとからなり正の屈折力を有する第2レンズ成分と負レンズと正レンズ又は一つの負レンズからなる負の屈折力を有する第3レンズ成分とよりなり、各々の成分が空気間隔を挟んで構成され、前記第3群が物体側の面が像側の面よりも強い屈折力を有する正レンズとその像側に正レンズと像側の負レンズである全体として正または負の屈折力を有するレンズ成分とよりなり、前記第4群が正レンズとその像側の負レンズとを有し、前記正レンズと前記負レンズの向かい合う各面が共に物体側に凹面を向けた第1の隣接面を有し、且つ、前記第4群が、前記第1の隣接面よりも像側に、更に物体側より正レンズと負レンズを含み互いに向かい合う面がいずれも物体側に凹面を向けた第2の隣接面を有し、下記条件(3)、(4)、(5)を満足する小型高変倍広角ズームレンズ。
    (3) 0.3<|f2 |/f3 <0.45
    (4) 0≦d41/h≦0.05
    (5) 0≦d42/h≦0.05
    ただし、f2 ,f3 は夫々第2群,第3群の焦点距離、d41は第4群の第1の隣接面の間隔、d42は第4群の第2の隣接面の間隔、hは最大撮影像高である。
  8. 請求項1乃至の何れか一項に記載するズームレンズで、第1の隣接面が接合面であることを特徴とする小型高変倍広角ズームレンズ。
  9. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1群と、負の屈折力を有する第2群と、正の屈折力を有する第3群と、正の屈折力を有する第4群とよりなり、ワイド端からテレ端への変倍に際して、第1群が物体側へ移動し、第2群が第1群との間隔を増大するように移動し、第3群が第2群との間隔が狭くなるように移動し、第4群が第3群との間隔がワイド端よりもテレ端の方が狭くなるように移動し、前記第2群が物体側から順に、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズである第1レンズ成分と負レンズと正レンズとからなり正の屈折力を有する第2レンズ成分と負レンズと正レンズ又は一つの負レンズからなる負の屈折力を有する第3レンズ成分とよりなり、各々の成分が空気間隔を挟んで構成され、前記第3群が物体側の面が像側の面よりも強い屈折力を有する正レンズとその像側に正レンズと像側の負レンズである全体として正または負の屈折力を有するレンズ成分とよりなり、前記第4群が正レンズとその像側の負レンズとを有し、前記正レンズと前記負レンズの向かい合う各面が共に物体側に凹面を向けた第1の隣接面を有し、且つ、前記第4群が、前記第1の隣接面よりも像側に、更に物体側より正レンズと負レンズを含み互いに向かい合う面がいずれも物体側に凹面を向けた第2の隣接面を有し、前記第2の隣接面が接合面であり、下記条件(4)、(5)’を満足することを特徴とする小型高変倍広角ズームレンズ。
    (4) 0≦d41/h≦0.05
    (5)’ 0=d42/h
    ただし、d41は第4群の第1の隣接面の間隔、d42は第4群の第2の隣接面の間隔、hは最大撮影像高である。
  10. 請求項1乃至の何れか一項に記載するズームレンズで、変倍比が4を超えることを特徴とする小型高変倍広角ズームレンズ。
  11. 請求項1乃至の何れか一項に記載するズームレンズで、変倍比が4.6を超えることを特徴とする小型高変倍広角ズームレンズ。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載するズームレンズで、望遠比が1.3以下であることを特徴とする小型高変倍広角ズームレンズ。
  13. 請求項1乃至11の何れか一項に記載するズームレンズで、望遠比が1.26以下であることを特徴とする小型高変倍広角ズームレンズ。
  14. 請求項1乃至13の何れか一項に記載するズームレンズで、画角2ωが65°を超えることを特徴とする小型高変倍広角ズームレンズ。
  15. 請求項1乃至13の何れか一項に記載するズームレンズで、画角2ωが75°を超えることを特徴とする小型高変倍広角ズームレンズ。
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