JP4640059B2 - シート状基材供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、互いに重畳した状態で積層された複数枚のシート状基材から、確実に一枚ずつ基材を分離して基材加工装置側に供給するためのシート状基材供給装置に関する。
従来、上下方向に積層された複数枚のシート状基材を上部から順に一枚ずつ分離し、取り出して、基材加工装置側に供給する場合は、通常、バキューム等の吸着手段にてシート状基材を吸着した後、基材を持ち上げて供給し、搬送するのが一般的である。
しかし、基材の弾性が高く、薄く、且つ油等が塗布されているなどの場合は、上下に重なった基材間は、互いに密接して吸着した状態になっていて、積層された最上部の基材の上面を吸着した後に持ち上げた際には、その密接している基材の二枚、あるいは二枚以上が同時に持ち上げられて、供給され、搬送されてしまうという問題があった。
そこで、シート状基材供給装置として、積層されたシート状基材を上方より一枚ずつ吸着して持ち上げ、供給、搬送する装置、もしくは積層された複数枚の基材の最上部の基材の上面を吸着して持ち上げた際に、同時に持ち上げられた二枚あるいは二枚以上の基材のうち、吸着されている最上部の一枚目の基材より下方の基材を分離する装置として、以下のようなものが挙げられる。
例えば、特開平7−330179号公報にて開示されているように、積層された複数枚の基材の最上部の基材のコーナー部に設けられた吸着手段(吸着パット)を、斜め上方にめくり上げることにより、持ち上げられた二枚あるいは二枚以上の基材のうち、吸着されている最上部の一枚目の基材より下方の基材を分離させて、吸着手段により直接吸着されている一枚の基材だけを供給できるようにしたものである。
しかしながら、上述の装置では、密着力の強い基材、樹脂等の弾性を有する基材の積層体の場合には、その積層体からは一枚目より下方の基材を確実に分離できない問題を有する。
また、特開平5−77947号公報にて開示された薄板投入装置や、特開平10−167483号公報で開示されたシート供給装置では、エアーノズルを用い、圧縮エアーを吹き付け、最上部の基材と、二枚以降の基材とに空気層を形成させることにより、基材を一枚ずつ分離して供給できるようにしたものがある。
しかしながら、エアーの吹き付けをもって基材間に空気層を形成させる際には、最初にエアーが入り込む為の隙間が必要となり、完全に密着された状態にある基材においては、いくらエアーを吹き付けても基材間には空気層が容易に形成されず、確実に基材を分離することができないという問題がある。
以下に、本発明に関連する公知の特許文献を記載する。
特開平7−330179号公報 特開平5−77947号公報
本発明の課題は、上記のような問題に鑑みて、互いに重畳した状態で積層された複数枚のシート状基材を、最上面より確実に一枚ずつ吸着して、基材加工装置等の次工程へ供給、搬送することができるシート状基材供給装置を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、互いに重畳した状態で積層されたフレキシブルなシート状基材を、上面より一枚ずつ吸着して自動搬送するシート状基材供給装置において、該シート状基材の一端部の少なくとも一個所以上を吸着する吸着機構と、前記吸着機構を保持するブラケットおよび上下動させるエアーシリンダーと、前記エアーシリンダーの側部に設けられた第1の支軸部に回動可能に連結された連結アームと、前記連結アームの端部に第2の支軸部を介して連結され、かつ、前記ブラケットに設けられた第3の支軸部に連接される押圧変形用レバーと、を備え、前記押圧変形用レバーは、前記吸着機構が前記シート状基材を吸着して前記エアーシリンダーが上昇を始めてから該シート状基材の前記一端部の端縁に接触して斜め下方に向くように強制的に押圧変形させて該シート状基材の該一端部に曲率を与えることにより、前記吸着機構により同時に吸着された複数枚のシート状基材間に空気層を形成して基材間分離を助長し、前記シート状基材の複数枚取りを防止することを特徴とするシート状基材供給装置である。
本発明の請求項2に係る発明は、互いに重畳した状態で積層されたフレキシブルなシート状基材を、上面より一枚ずつ吸着して自動搬送するシート状基材供給装置において、該シート状基材の一端部の少なくとも一個所以上を吸着する吸着機構と、前記吸着機構を保持するブラケットおよび上下動させるエアーシリンダーと、前記エアーシリンダーの側部に設けられた第1の支軸部に回動可能に連結された連結アームと、前記連結アームの端部に第2の支軸部を介して連結され、かつ、前記ブラケットに設けられた第3の支軸部に連接される押圧変形用レバーと、を備え、前記押圧変形用レバーは、前記吸着機構が前記シート状基材を吸着して前記エアーシリンダーが上昇を始めてから該シート状基材の前記一端部の端縁両角隅部に接触して斜め下方に向くように強制的に押圧変形させて該両角隅部に曲率を与えることにより、前記吸着機構により同時に吸着された複数枚のシート状基材間に空気層を形成して基材間分離を助長し、前記シート状基材の複数枚取りを防止することを特徴とするシート状基材供給装置である。
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は2に係るシート状基材供給装置において、前記シート状基材の一端部が該シート状基材の前端部若しくは後端部であることを特徴とするシート状基材供給装置である。
本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項1乃至3のいずれか1項に係るシート状基材供給装置において、前記吸着機構より内側のシート領域にて、シート状基材の前記一端部の少なくとも一個所以上を前記吸着機構により吸着して上昇させる前記シート状基材の積層されたシート状基材面に上部より押し付ける押付け機構を備え、該押付け機構による押付けにより、上昇させる前記シート状基材による積層されたシート状基材の浮き上りを押さえ、より大きな曲率を該シート状基材の前記一端部に与えるようにしたことを特徴とするシート状基材供給装置である。
本発明の請求項5に係る発明は、上記請求項4に係るシート状基材供給装置において、前記押付け機構は、複数枚同時吸着時の一枚目以降のシート状基材が分離落下の際に、積層されたシート状基材上からずれるのを防止することを特徴とするシート状基材供給装置である。
本発明の請求項6に係る発明は、上記請求項1乃至5のいずれか1項に係るシート状基材供給装置において、前記押圧変形用レバーのシート状基材との接触面に、押圧変形時におけるシート状基材の下方への滑りを防ぐ滑り止め部を設け、押圧変形されるシート状基材の前記一端部に、より大きな曲率を付けるようにしたことを特徴とするシート状基材供給装置である。
本発明の請求項7に係る発明は、上記請求項1乃至6のいずれか1項に係るシート状基材供給装置において、前記押圧変形用レバーによりシート状基材の前記一端部に曲率を与えることにより生じた該基材間の空気層へ圧空を送風する送風機構を備え、該送風により、空気層を強制的に拡大して、シート状基材の分離をより確実且つ短時間で行えるようにしたことを特徴とするシート状基材供給装置である。
本発明のシート状基材供給装置によれば、積層された複数枚のシート状基材を上方から一枚ずつ吸着し、供給、搬送させる際に、吸着機構(吸着手段)にて、複数枚のシート状基材のうちの最上部の基材の上面一端部(シート前端部又は後端部)の少なくとも一個所以上を吸着保持した後に、該基材の上面一端部の一個所以上を先に上昇させる。続いて、押圧変形機構(押圧変形手段)により、該基材の上昇した一端部を、その端縁が斜め下方に向くように強制的に押圧変形させて、該基材一端部に曲率を与えて、該一端部を基材の下方内側方向へ押込み、曲率を与えることにより、吸着機構により持ち上がった最上部の基材及び最上部の基材より下方の共に持ち上がった基材の基材間に剪断応力を発生させ、吸着機構により直接に吸着保持されている最上部の基材と、下方の同時吸着された基材(1枚乃至複数枚)とを分離させることができる。
また、吸着機構によって持ち上げられた基材を押圧変形させるために、その基材の一端部の端縁と接触する前記押圧変形機構の接触表面に、滑り止めを設けることにより、あるいは吸着機構によって持ち上げられた複数の基材間の空気層へ、圧空を吹き付けることにより、吸着機構により直接に吸着保持されている最上部の基材と、下方の同時吸着された基材(1枚乃至複数枚)との基材間の分離操作の確実性を高めることが出来る。
本発明の実施の形態について、図面を参照して以下に詳細に説明する。
図1は本発明のシート状基材供給装置の要部構成の一例を説明する全体側面図であり、図2〜3は本発明装置の動作を例示したものである。
図1に示すように、本発明の供給装置は、上方に、水平方向に前後に駆動移動可能な基材搬送フレーム1と、該基材搬送フレーム1と対向する下方に、複数枚のシート状基材Sを重畳して積層する基材昇降スタック手段としての昇降リフター8(スタッカー)とを備える。なお、8aは、シート状基材Sの前端部Sf又は後端部Srを当接して積載位置を規制する当接部であり、例えば、当接部8aはシート状基材Sの前端部Sf側に、又は後端部Sr側に、又は前端部Sfと後端部Srの両端側に設けられている。ここで前端部Sf、後端部Srは、平面矩形状のシート状基材Sの便宜上の名称であり、一般的にシート状基材Sにおいて搬送方向に対して先行する一辺を前端部と称し、その対辺を後端部と称するものである。
前記基材搬送フレーム1には、基材昇降手段としての下向きに昇降動作するエアーシリンダ2と、該エアーシリンダ2の作動ロッド2a下端にブラケット4aを介して取り付けたシート状基材Sを、バキュームユニット10(真空ポンプ)によるエアー吸引動作により吸着保持し、エアー吸引動作の解除により吸着保持を解除する吸着機構(基材吸着保持手段)としての昇降動作する吸着パッド4(吸盤、サクショングリッパーなど)とを備えている。
また、前記基材搬送フレーム1には、下向きに取り付けたエアーシリンダ6と、該エアーシリンダ6の作動ロッド6aの下端に取り付けたシート状基材Sのズレ及び浮上りを防
止するズレ浮上り防止手段としての昇降動作する基材押付け部7とを備える。
前記吸着手段のシート状基材Sの一端部側(以下これを後端部Sr側と云い、他端部側を前端部Sf側として説明する)には、該吸着手段のエアーシリンダ2に取り付けた昇降動作する吸着パッド4のブラケット4aに支軸部4bを介して回動可能に軸支され、エアーシリンダ2の上昇動作と同時に基材Sの後端部Srの後端(又は後端縁)、又は基材Sの後端部Sr側の後端(又は後端縁)両角部を基材Sの下方内側方向へ押圧する押圧変形機構(押圧変形手段)としての回動動作する押圧変形用レバー3を備える。
また、前記吸着手段の基材Sの後端部Sr側には、該吸着手段に対して独立して、ブラケット9aに、持ち上げた基材Sの後端(又は後端縁)にエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段としてのエアーノズル9が取り付けられている。
前記押圧変形手段としての支軸部4bに軸支された押圧変形用レバー3は、該支軸部4bを中心に回動可能であり、また、該レバー3は、その中間部に設けた支軸部3aとエアーシリンダー2の側部に設けた支軸部2aとを連結する連結アーム5によって支持されている。そのためにレバー3は、押圧変形手段としてのエアーシリンダ2が上昇動作(基材Sの上面を吸着パットにより吸着して持ち上げ動作)する際に、支軸部4aを中心に上方に矢印にて示す方向に回動して、基材Sの後端部Srの後端縁又は後端部Sr側の基材Sの後端縁の両角を、基材Sの下方内側方向へと押圧動作するようになっている。
また、エアーシリンダ2が下降動作(基材Sの上面を吸着パットにより吸着するために下降動作)することにより、支軸部4aを中心に上方に矢印にて示す方向に回動して、基材Sの後端部Srの後端縁又は後端部Sr側の基材Sの後端縁両角への押圧を解除するようになっている。
本発明のシート状基材供給装置の動作を、図2〜図3に基づいて以下に説明する。
まず、図2(a)に示すように、吸着パッド4は、エアーシリンダ2の下降動作により矢印方向に下降して、スタッカー8に重畳状態に積載されている最上部の基材Sの一端部(後端部Sr又は前端部Sf)上面に接触して停止すると共に、該最上部の基材Sの後端部Srをバキュームユニット10(図1参照)によるエアー吸引により吸着する。その際に、レバー3も、支軸部4aを中心に矢印方向に上向きに回動して、最上部の基材Sの後端部Srから離反して停止する。
それと共に、エアーシリンダ6の下降動作により基材押付け部7を矢印方向に下降させて、積載されている基材Sの後端部Srより内側(基材前端部Sf側)の最上部の基材Sの上面を上部より押圧する。
続いて、図2(b)に示すように、前記吸着パッド4は、最上部の基材Sの後端部Srを吸着した状態、及び基材押付け部7にて最上部の基材Sの上面を押圧した状態にて、前記エアーシリンダ2の上昇動作により矢印方向に上昇して、最上部の基材Sの後端部Srを上方に持ち上げて停止する。その際に、レバー3は、支軸部4aを中心に矢印方向に下向きに回動して、最上部の基材Sの後端部Srの後端縁(又は後端縁角隅)に接触して、基材Sの後端部Srを下向き内方に押圧するようにして停止する。
このレバー3による基材後端部Srの後端縁(又は後端縁角隅)に対する下向き内方への押圧により、図2(c)の部分拡大側面図に示すように、前記基材後端部Srは湾曲して、吸着パッド4にて吸着され持ち上げられた状態の最上部の1枚の基材S後端部Srと、その基材Sの下面側に吸着して一緒に持ち上げられている1枚乃至数枚の基材S後端部
Srとの間(境界面)に剪断応力が発生する。そして、この剪断応力が、基材S間の吸着力に抗して、各々基材Sを捌き、基材S間に隙間を発生させて分離させる。
この際に、さらに、この分離を確実にするために、図2(c)に示すように、吸着保持された複数枚の基材Sのうち、最上部の基材Sとそれ以下の基材Sとの間にできた隙間に、エアーノズル9より圧縮エアーaを吹き付けて、基材S間の空気層を拡大させることにより、基材S間の分離を促進させる。
この基材後端部Srに対する下向き内方への押圧による剪断応力、又はこの剪断応力と圧縮エアーaの吹き付けにより、図3(a)に示すように、最上部の1枚の基材Sを吸着パッド4にて吸着保持しつつ、それより下側の1枚乃至数枚の基材Sを分離して、スタッカー8上に積載されている下方の基材S面に落下させる。
続いて、図3(b)に示すように、エアーシリンダ6の上昇動作により基材押付け部7を矢印方向に上昇させて、積載されている基材Sの後端部Srより内側(基材前端部Sf側)の最上部の基材S面に対する押し付け動作を解除する。その後、基材搬送フレーム1を、水平方向への駆動を行うエアーシリンダー又はラック・アンド・ビニオンギア等による公知の水平反復移動機構(図示せず)により、実線矢印方向(基材の前端部Sf側)に水平移動動作させて、吸着パッド4にて吸着保持されている基材Sを吊り上げながら、基材の前端部Sf側にある所定の基材加工装置、工程等の基材供給すべき装置、工程側に供給するものである。
また、所定の基材加工装置、工程等の基材供給すべき装置、工程が基材の後端部Sr側にある場合には、基材搬送フレーム1を、水平方向への駆動を行うエアーシリンダー又はラック・アンド・ビニオンギア等による公知の水平反復移動機構(図示せず)により、点線矢印方向(基材の後端部Sr側)に水平移動動作させて、吸着パッド4にて吸着保持されている基材Sを吊り上げながら、所定の基材加工装置、工程等の基材供給すべき装置、工程側に供給するようにしてもよい。なお、その際に、基材Sの後端部Srの端縁とエアーノズル9とが互いに接触するような場合には、エアーノズル9本体又は該ノズル9先端部を適宜な昇降手段にて、供給される基材Sの下面側に一時的に退避させて接触しないように下降動作させることは可能である。
本発明においては、前記エアーシリンダ6の作動ロッド6aに取り付けた昇降動作する前記基材押付け部7は、本来の積載された基材S面に対する押し付け機能と共に、基材S面を吸着保持する吸着保持機能を有するように、吸着パッド4と同様の吸着パッド7a(図1参照)としてもよい。
これにより、最上部の基材Sを、吸着パッド4と、基材押付け部7(吸着パッド7a)とにより、基材の後端部側と後端部側との両方にて吸着保持して、基材Sを吊り上げながら、所定の基材加工装置、製造作業工程等の基材供給すべき装置、工程側に供給するものである。
この基材後端部Srに対する下向き内方への押圧動作、又は基材後端部Srに対する下向き内方への押圧動作とエアーの吹き付け動作によって、スタッカー8上に重畳積載されたシート状の基材S群から、確実に一枚ずつ基材Sが取り出され、次工程へ搬送することができる。
なお、上記に説明する例は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、その特許請求の範囲を逸脱しない範囲内において設計変更が可能である。例えば、基材押付け部7(基材押付け機構)は、前述したように、単に押圧する機構であることに限らず、吸着パッド4のよう
に搬送用の吸着機構により押圧することも含むものである。また、基材Sの後端部(又は後端角隅部)を基材Sの下方内側へ押圧するレバー3(押圧機構)は、一角隅に限らず、複数の角隅に設置することを含むものである。
また、レバー3(押圧機構)は、基材搬送フレーム1側に昇降可能に取り付けた吸着パッド4に回動可能に軸支して取り付けたものであることに限らず、基材Sを積載するスタッカー8(昇降リフター)側に回動可能に軸支して取り付けたものでもよい。
本発明のシート状基材供給装置の一実施の形態を説明する全体側面図。 (a)〜(b)は本発明のシート状基材供給装置の動作を説明する全体側面図、(c)は本発明のシート状基材供給装置の部分拡大側面図。 (a)〜(b)は本発明のシート状基材供給装置の動作を説明する全体側面図。
符号の説明
S…シート状基材
Sf…シート状基材の前端部
Sr…シート状基材の後端部
1…基材搬送フレーム
2…吸着パッド昇降用エアーシリンダ
3…押圧変形用レバー
4…吸着パッド
5…連結アーム
6…基材押付け用エアーシリンダ
7…基材押付け部
7a…吸着パッド
8…基材昇降用リフター(スタッカー)
9…エアーノズル
10…バキュームユニット

Claims (7)

  1. 互いに重畳した状態で積層されたフレキシブルなシート状基材を、上面より一枚ずつ吸着して自動搬送するシート状基材供給装置において、
    該シート状基材の一端部の少なくとも一個所以上を吸着する吸着機構と、
    前記吸着機構を保持するブラケットおよび上下動させるエアーシリンダーと、
    前記エアーシリンダーの側部に設けられた第1の支軸部に回動可能に連結された連結アームと、
    前記連結アームの端部に第2の支軸部を介して連結され、かつ、前記ブラケットに設けられた第3の支軸部に連接される押圧変形用レバーと、を備え、
    前記押圧変形用レバーは、前記吸着機構が前記シート状基材を吸着して前記エアーシリンダーが上昇を始めてから該シート状基材の前記一端部の端縁に接触して斜め下方に向くように強制的に押圧変形させて該シート状基材の該一端部に曲率を与えることにより、
    前記吸着機構により同時に吸着された複数枚のシート状基材間に空気層を形成して基材間分離を助長し、前記シート状基材の複数枚取りを防止することを特徴とするシート状基材供給装置。
  2. 互いに重畳した状態で積層されたフレキシブルなシート状基材を、上面より一枚ずつ吸着して自動搬送するシート状基材供給装置において、
    該シート状基材の一端部の少なくとも一個所以上を吸着する吸着機構と、
    前記吸着機構を保持するブラケットおよび上下動させるエアーシリンダーと、
    前記エアーシリンダーの側部に設けられた第1の支軸部に回動可能に連結された連結アームと、
    前記連結アームの端部に第2の支軸部を介して連結され、かつ、前記ブラケットに設けられた第3の支軸部に連接される押圧変形用レバーと、を備え、
    前記押圧変形用レバーは、前記吸着機構が前記シート状基材を吸着して前記エアーシリンダーが上昇を始めてから該シート状基材の前記一端部の端縁両角隅部に接触して斜め下方に向くように強制的に押圧変形させて該両角隅部に曲率を与えることにより、
    前記吸着機構により同時に吸着された複数枚のシート状基材間に空気層を形成して基材間分離を助長し、前記シート状基材の複数枚取りを防止することを特徴とするシート状基材供給装置。
  3. 請求項1又は2記載のシート状基材供給装置において、前記シート状基材の一端部が該シート状基材の前端部若しくは後端部であることを特徴とするシート状基材供給装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載のシート状基材供給装置において、前記吸着機構より内側のシート領域にて、シート状基材の前記一端部の少なくとも一個所以上を前記吸着機構により吸着して上昇させる前記シート状基材の積層されたシート状基材面に上部より押し付ける押付け機構を備え、該押付け機構による押付けにより、上昇させる前記シート状基材による積層されたシート状基材の浮き上りを押さえ、より大きな曲率を該シート状基材の前記一端部に与えるようにしたことを特徴とするシート状基材供給装置。
  5. 請求項4記載のシート状基材供給装置において、前記押付け機構は、複数枚同時吸着時の一枚目以降のシート状基材が分離落下の際に、積層されたシート状基材上からずれるのを防止することを特徴とするシート状基材供給装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載のシート状基材供給装置において、前記押圧変形用レバーのシート状基材との接触面に、押圧変形時におけるシート状基材の下方への滑りを防ぐ滑り止め部を設け、押圧変形されるシート状基材の前記一端部に、より大きな曲率を付けるようにしたことを特徴とするシート状基材供給装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載のシート状基材供給装置において、前記押圧変形用レバーによりシート状基材の前記一端部に曲率を与えることにより生じた該基材間の空気層へ圧空を送風する送風機構を備え、該送風により、空気層を強制的に拡大して、シート状基材の分離をより確実且つ短時間で行えるようにしたことを特徴とするシート状基材供給装置。
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