JP4636265B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、強誘電体キャパシタを含む半導体装置に関する。
強誘電体メモリとして、強誘電体キャパシタを選択用トランジスタにスタックする構造が知られている。強誘電体キャパシタと選択用トランジスタの間には、絶縁層が介在し、絶縁層のコンタクトホールに埋め込まれたプラグによって両者の電気的接続が図られている。プラグの形成は、コンタクトホールの内部および周囲の絶縁層上にプラグ材料である導電層を成膜し、全体を化学的機械的研磨(CMP)法などを適用して研磨することによって行われる。しかしながら、この場合、導電層とその周囲の絶縁層との研磨速度が異なることに起因して、コンタクトホールに導電層のリセス(凹部)が発生する。リセスを残したままにしておくと、強誘電体キャパシタを平坦な面上に形成できず、製造プロセスの安定化が損なわれ、信頼性の低下を招くおそれがある。また、研磨後のプラグ表面は平坦性に乏しく、この点でも信頼性の低下を招くおそれがある。
特開平11−74488号公報
本発明の目的は、リセスの発生が抑制され、信頼性の向上が図られたスタック構造の強誘電体メモリを含む半導体装置を提供することにある。
(1)本発明にかかる半導体装置は、
基体と、
前記基体の上方に設けられた絶縁層と、
前記絶縁層に設けられたコンタクトホールと、
前記コンタクトホールの内部に設けられ、前記絶縁層の上面よりも低い上面を有する第1プラグと、
前記コンタクトホールの内部であって、前記第1プラグの上方に設けられた第2プラグと、
少なくとも前記第2プラグの上方に設けられた第1電極と、
前記第1電極の上方に設けられた強誘電体層と、
前記強誘電体層の上方に設けられた第2電極と、を含み、
前記第2プラグは、タングステン層を含む。
本発明にかかる半導体装置によれば、コンタクトホール内に第1プラグと第2プラグとが設けられ、第2プラグはタングステン層を含む。通常、形成されるタングステン膜は膜の成長方向に伸びる太さ数nm〜数十nm程度の細かな柱状組織より成る。この膜をCMP法で研磨平坦化する場合、膜の成長方向に平行(すなわち、柱状組織に平行)に研磨すると、柱状の結晶粒界が露出してしまい平滑な表面を得ることができない。深いコンタクトホール内にタングステン成膜する場合には、ホール側壁から膜成長して来るので、その後のW-CMP工程ではまさに上記状況が発生し、プラグ表面を平滑に仕上げることができないのである。また、プラグ中央にはタングステン膜の成長方向に起因するシームと呼ばれる孔が残り、コンタクトホールを完全に埋め込むことができず平坦化の障害となる。一方、膜の成長方向に垂直(すなわち、柱状組織に垂直)に研磨した場合には、柱状組織の結晶粒界を切断することになるので、粒界表面が露出することはなく研磨表面を平滑に仕上げることが可能である。また、シームも発生しない。
本発明においては一つのコンタクトホールを2回に分けて埋め込んでおり、第2プラグが埋める孔を浅くしている。これにより、コンタクトホール底面から成長してくるタングステン膜の比率を増加させ、シームの発生を抑制する。また、W-CMP時に底面から成長してくるタングステン膜が研磨されるようにすることで、研磨表面を平坦化するものである。また、一般的にプラグが浅い方が、埋め込むタングステン膜を薄くできるので、CMP研磨量も少なくできる。すなわち研磨残りの発生防止を目的とする過剰研磨量も減らすことができ、リセスの発生量自体を減らす効果もある。
以上の効果により、本発明によれば、表面モフォロジーが改善されたプラグを形成することができる。そのため、本発明にかかる半導体装置によれば、第1電極、強誘電体層および第2電極を平坦な面に形成することができる。これにより、平坦性および結晶配向性が向上した第1電極を形成でき、ひいては強誘電体層および第2電極についても、所望の配向の膜を形成できる。その結果、特性の良い強誘電体キャパシタを含む半導体装置を提供することができる。
なお、本発明において、特定のA層(以下、「A層」という。)の上方に設けられた特定のB層(以下、「B層」という。)というとき、A層の上に直接B層が設けられた場合と、A層の上に他の層を介してB層が設けられた場合とを含む意味である。
本発明にかかる半導体装置は、さらに、下記の態様をとることができる。
(2)本発明にかかる半導体装置において、
前記第2プラグは、(200)配向((100)面に配向)していることができる。
(3)本発明にかかる半導体装置において、
前記第1プラグと前記第2プラグとの間には、バリア層が設けられていることができる。
(4)本発明にかかる半導体装置において、
前記第1プラグの上面と、コンタクトホールの側面とからなる凹部の深さ方向の長さと、幅方向の長さとの比は、1未満であることができる。
(5)本発明にかかる半導体装置において、
前記タングステン層は、CVD(Chemical Vapor Deposition)法で形成されていることができる。
(6)本発明にかかる半導体装置において、
前記第1プラグは、タングステン層を含むことができる。
以下、本発明の実施の形態の一例について、図面を参照しつつ説明する。
1.半導体装置
図1は、本実施の形態にかかる半導体装置を模式的に示す断面図である。図1に示すように、本実施の形態に係る半導体装置は、基体10と、絶縁層12と、コンタクトホール20と、コンタクト部30と、強誘電体キャパシタ40と、を含む。
基体10は、半導体基板(たとえばシリコン基板)である。基体10には、複数のトランジスタ(図示しない)が形成されている。トランジスタは、ソース領域又はドレイン領域となる不純物領域と、ゲート絶縁層と、ゲート電極と、を含む。各トランジスタの間には素子分離領域(図示しない)が形成され、トランジスタ間の電気的絶縁が図られている。本実施の形態に係る半導体装置は、たとえば1T1C型のスタック構造を有する。
絶縁層12は、基体10上に形成されている。絶縁層12は、たとえば酸化シリコン層(SiO層)、窒化シリコン層(SiN層)、窒化酸化シリコン層(SiON層)および酸化アルミニウム層(Al層)の少なくともいずれか1層から形成され、単一層であってもよいし、複数層であってもよい。
コンタクトホール20は、絶縁層12を貫通している。コンタクトホール20の内部には、電気的導電性を有するコンタクト部30が形成されている。
コンタクト部30は、基体10の面に垂直方向に延出して形成され、絶縁層12を貫通している。コンタクト部30の一方の端部には、基体10のトランジスタ(ソース領域およびドレイン領域のいずれか一方)が電気的に接続され、他方の端部には強誘電体キャパシタ40が電気的に接続されている。すなわち、コンタクト部30は、トランジスタおよび強誘電体キャパシタ40を電気的に接続する。
コンタクト部30は、第1プラグ34と、第1プラグ34の上方に設けられた第2プラグ38とを含む。第1プラグ34は、その上面が絶縁層12の上面と比して低い位置に設けられている。第2プラグ38は、その上面が絶縁層12の上面とほぼ同一の高さに設けられている。第1プラグ34の上面と、コンタクトホール20の側面とにより、凹部26が構成されている。この凹部26内に、第2プラグ38が設けられている。凹部26は、深さ方向の長さXと、幅方向の長さYとの比(XをYで除して得られた値)が1未満であることが好ましい。この態様によれば、第2プラグ38の上面にタングステン結晶粒界を露出させずに研磨出来るので、平坦性を向上させることができる。第1プラグ34および第2プラグ38は、タングステン層であることができる。
さらに、図1に示す半導体装置においては、コンタクト部30は、コンタクトホール20の内面(底面および側面)と第1プラグ34との間に形成されたバリア層32と、凹部26の内面(第1プラグ34の上面とコンタクトホール20に側面)に沿って形成されたバリア層36とを含む。バリア層32、36は、たとえば、窒化チタンアルミニウム層(TiAlN層)および窒化チタン層(TiN層)のいずれか少なくとも1層から構成されていることができる。バリア層32、36が設けられていることにより、第1プラグ34および第2プラグ38に対する拡散防止および酸化防止が可能になり、コンタクト部30の低抵抗化を図ることができる。
強誘電体キャパシタ40は、少なくともコンタクト部30の上であって、コンタクト部30を含む領域に形成されている。すなわち、基体10の面から垂直方向の平面視において、強誘電体キャパシタ40の平面領域は、プラグ34およびその周辺領域(絶縁層12)を含む。
強誘電体キャパシタ40は、下部電極42、強誘電体層44、上部電極46が順に積層して形成されている。下部電極42は、プラグ34に電気的に接続されている。詳しくは、強誘電体キャパシタ40の下部電極42は、トランジスタのソース領域又はドレイン領域のいずれかに電気的に接続されている。本実施の形態に係る半導体装置が有する強誘電体メモリでは、強誘電体キャパシタ40の下部電極42がトランジスタを介してビット線に電気的に接続され、強誘電体キャパシタ40の上部電極46がプレート線に電気的に接続され、トランジスタのゲート電極がワード線に電気的に接続されている。
下部電極42および上部電極46は、たとえばPt、Ir、Ir酸化物(IrO)、Ru、Ru酸化物(RuO)、SrRu複合酸化物(SrRuO)などから形成される。下部電極42および上部電極46のそれぞれは、単一層から形成されていてもよいし、複数層から形成されていてもよい。
強誘電体層44は、Pb、Zr、Tiを構成元素として含む酸化物からなるPZT系強誘電体を用いて形成されていてもよい。あるいは、TiサイトにNbをドーピングしたPb(Zr、Ti、Nb)O(PZTN系)を適用してもよい。あるいは、強誘電体層44はこれらの材料に限定されるものではなく、たとえばSBT系、BST系、BIT系、BLT系のいずれを適用してもよい。
2.半導体装置の製造方法
次に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について図2〜図10を参照しつつ説明する。図2〜図10は、本実施の形態に係る強誘電体メモリの製造方法を模式的に示す図である。
(1)まず、図2に示すように、基体10上に絶縁層12を形成する。絶縁層12は、基体10における複数のトランジスタが形成された面上に形成する。絶縁層12は、CVD法などの公知技術を適用して形成することができる。
(2)次に、図3に示すように、絶縁層12を貫通するコンタクトホール20を形成する。その場合、フォトリソグラフィ技術を適用してもよい。詳しくは、絶縁層12の一部を開口するようにレジスト層(図示しない)を形成し、該レジスト層からの開口部をエッチングすることによって、絶縁層12を貫通するコンタクトホール20を形成する。コンタクトホール20からは基体10が露出している。
(3)次に、コンタクトホール20にコンタクト部30(図1参照)を形成する。コンタクト部30の形成では、まず、図4に示すように、コンタクトホール20の内面に沿ってバリア層(他のバリア層)31を形成する。バリア層31は、スパッタリング等によって成膜することができる。バリア層31は、コンタクトホール20の側面(第1および第2の絶縁層12,14の端面)およびコンタクトホール20の底面(基体10の上面)に形成し、コンタクトホール20の内面に形成する部分と連続して絶縁層12の上面にも形成する。ただし、バリア層31は、コンタクトホール20を埋めないように形成する。
(4)次に、図5に示すように、コンタクトホール20の内部および絶縁層12上に第1の導電層33を形成する。第1の導電層33は、コンタクトホール20の内部(詳しくはバリア層31で囲まれた内側)を埋め込むように形成する。バリア層31を形成する場合には、バリア層31上に第1の導電層33を形成する。第1の導電層33は、たとえばCVD法、スパッタリング法により成膜することができる。
(5)次に、図6に示すように、第1の導電層33を研磨する。本実施の形態では、第1の導電層33の一部およびバリア層31の一部を研磨および除去する。すなわち、第1の導電層33(およびバリア層31)をストッパとなる絶縁層12が露出するまで研磨する。研磨工程では、化学的機械的研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishment)法による工程を適用することができる。絶縁層12は、第1の導電層33よりも研磨されにくい性質を有する。そのため、第1の導電層33が絶縁層12よりも優先的に研磨される。その結果、コンタクトホール20の内部において、第1の導電層33のリセス(凹部26)が発生することとなる。また、バリア層31が第1の導電層33と同様に絶縁層12よりも優先的に研磨される材質である場合には、図6に示すように、バリア層31の上部が研磨および除去される。なお、図6では、バリア層31および第1の導電層33の上面が同一の高さとなった場合を図示するが、これに限定されない。たとえば、バリア層31が、第1の導電層33と比して研磨されにくい材質である場合には、バリア層31の上面が、第1の導電層33(第1プラグ34)と比して高い構造をとることとなる。
また、上述の研磨工程終了後、凹部26をさらに深く形成するために、コンタクトホール20の内部の第1の導電層33(第1プラグ34)の上部をさらに除去してもよい。たとえば、第1の導電層33の上部をエッチング(たとえばドライエッチング)してもよい。この凹部26は、深さ方向の長さXと、幅方向の長さYとの比が1未満となるように形成することが好ましい。この態様によれば、第2プラグ38(後述参照)として、基体10の表面から垂直方向に成長した柱状結晶を形成することができる。また、孔を浅くすることにより、第2プラグ38を形成するためのCMP工程でのリセスの発生を抑制できるという利点を有する。このようにして、第1の導電層33からプラグ34を形成することができる。プラグ34の上面は、絶縁層12の上面よりも低い位置にある。また、同時に、プラグ34とコンタクトホール20内部の表面との間にバリア層32を形成することができる。
(6)次に、図7に示すように、コンタクトホール20の内面に沿ってバリア層(他のバリア層)35を形成する。バリア層35は、凹部26の内面(第1プラグ34の露出面および絶縁層12の端面)に形成し、凹部26の内面に形成する部分と連続して絶縁層12の上面にも形成する。バリア層35の材質および形成方法は、バリア層31と同様に行うことができる。
(7)次に、図8に示すように、凹部26の内部および絶縁層12上に第2の導電層37を形成する。第2の導電層37は、凹部26の内部(詳しくはバリア層31で囲まれた内側)を埋め込むように形成する。バリア層35を形成する場合には、バリア層35上に第2の導電層37を形成する。第2の導電層37としては、タングステン層が用いられ、CVD法により成膜することができる。
(8)次に、図9に示すように、第2の導電層37の一部およびバリア層35の一部を研磨および除去する。第2の導電層37およびバリア層35を絶縁層12の上面が露出するまで行われる。研磨工程では、CMP法による工程を適用することができる。このようにして、凹部26の内部であって、第1プラグ34の上方に第2プラグ38が形成される。また、同時に、凹部26の内面と第2プラグ38との間にバリア層36が形成される。これにより、コンタクト部30が形成される。
(9)次に、図10に示すように、コンタクト部30上を含む領域に、強誘電体キャパシタ40を形成する。具体的には、下部電極(第1電極)42、強誘電体層44、上部電極(第2電極)46を順に積層して積層体41を形成し、積層体41を所定形状にパターニングする。
下部電極42の形成方法としては、スパッタリング法、真空蒸着法、CVD法などを適用することができる。強誘電体層44の形成方法としては、溶液塗布法(ゾル・ゲル法、MOD(Metal Organic Decomposition)法などを含む)、スパッタ法、CVD法、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法などを適用することができる。なお、上部電極46は下部電極42と同様の方法を適用して形成することができる。ついで、積層体41の上に、たとえば、レジスト層R1を形成する。レジスト層R1は、フォトリソグラフィ技術を適用して形成することができる。
(10)次に、図1に示すように、積層体41のうちレジスト層R1に覆われない部分を除去する。積層体41の除去は、公知のエッチング技術を適用して行うことができる。積層体41をパターニングして強誘電体キャパシタ40を形成した後、強誘電体層44の安定化(たとえばエッチングダメージ回復)のため酸素雰囲気下でアニール処理を行う。
以上の工程により、本実施の形態にかかる半導体装置を製造することができる。
本実施の形態にかかる半導体装置によれば、コンタクトホール20内に第1プラグ34と第2プラグ38とが設けられ、第2プラグ38は、(200)配向した((100)面に配向した)タングステン層を含む。タングステン層は、最表面が柱状組織の断面となっている場合に平坦性がよい状態となる。つまり、表面モフォロジーが改善された第2プラグ38(コンタクト部30)を形成することができる。この平坦性が向上した第2プラグ38(コンタクト部30)が形成される工程について、図12を参照しつつさらに説明する。
図12(A)〜図12(C)は、コンタクト部30を拡大して示す断面図であり、それぞれ工程(6)〜工程(8)を説明する図である。なお、この説明では、第1プラグ34および第2プラグ38として、タングステン層を形成した例である。図12(A)に示すように、まず、コンタクトホール20の側面および底面に対してそれぞれ垂直な方向に柱状結晶が成長していく。この成長方向に起因して、コンタクトホール20の中心部にシームと呼ばれる孔が残り、平坦化の障害となる。しかし、本実施の形態では、図12(B)および(C)に示すように、凹部26に第2プラグ38を形成している。特に、凹部26内のアスペクト比(X/Y)が1未満である場合には、研磨を終えた段階で、側面から成長した結晶を概ね除去することができ、底面から垂直方向に成長((200)面に配向、(100)面に配向)した結晶を残すことができる。そのため、シームのない第2プラグ38を形成することができる。また、基板に垂直に柱状組織の成長した膜は、CMP工程を施したときに平坦化が容易となり、平担性を向上させることができるのである。第2プラグ38のアスペクト比が小さいため、埋め込みに要するタングステン膜厚を小さく出来、その結果、W−CMP研磨量も減らせるためリセス発生量も低減することが出来るのである。
そのため、本実施の形態にかかる半導体装置によれば、第1電極42、強誘電体層44および第2電極46を平坦な面に形成することができる。これにより、平坦性および結晶配向性が向上した第1電極42を形成でき、ひいては強誘電体層44および第2電極46についても、所望の配向の膜を形成できる。その結果、特性の良い強誘電体キャパシタ40を含む半導体装置を提供することができる。
3.変形例
次に、本実施の形態にかかる半導体装置の変形例について、図11を参照しつつ説明する。図11は、本変形例にかかる半導体装置を模式的に示す断面図である。なお、以下の説明では、上述の実施の形態と異なる点についてのみ説明する。
図11に示すように、本変形例にかかる半導体装置では、第2プラグ38の上面が、絶縁層12の上面と比して高い位置にある。そして、絶縁層12と下部電極42との間には、バリア層36が設けられている。つまり、バリア層36は、凹部26に内面とその周囲の絶縁層12を覆うように設けられている。このように、絶縁層12と下部電極42との間にバリア層36を設けることにより、下部電極42と絶縁層12との密着性を挙げることができる。また、強誘電体キャパシタ40を形成後の結晶回復の熱処理による第2プラグ38の酸化を防止することができる。その結果、第2プラグ38(第1プラグ34)の高抵抗化および体積膨張を防止することができる。
本変形例にかかる半導体装置を製造する場合には、上述の工程(8)における研磨および除去量を適宜制御すればよい。具体的には、バリア層35が露出した段階でCMP工程を終了することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(たとえば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
本実施の形態にかかる半導体装置を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施の形態の変形例にかかる半導体装置を模式的に示す断面図。 コンタクト部30の形成工程を説明する図。
符号の説明
10…基体、 12…絶縁層、 20…コンタクトホール、 26…凹部、 30…コンタクト部、 31、32、35、36…バリア層、 33…第1の導電層、 34…第1プラグ、 37…第2の導電層、 38…第2プラグ、 40…強誘電体キャパシタ、 41…積層体、 42…下部電極、 44…強誘電体層、 46…上部電極、 R1…レジスト層

Claims (6)

  1. 基体と、
    前記基体の上方に設けられた絶縁層と、
    前記絶縁層に設けられたコンタクトホールと、
    前記コンタクトホールの内部に設けられ、前記絶縁層の上面よりも低い上面を有する第1プラグと、
    前記コンタクトホールの内部であって、前記第1プラグの上面と前記コンタクトホールの側面とによる凹部に設けられた第2プラグと、
    少なくとも前記第2プラグの上面に設けられた第1電極と、
    前記第1電極の上面に設けられた強誘電体層と、
    前記強誘電体層の上面に設けられた第2電極と、
    を含み、
    前記第1プラグの上面は、前記コンタクトホールの側面に垂直な方向に成長した柱状結晶の断面を含み、
    前記第2プラグの上面は、前記第1プラグの上面に垂直な方向に成長した柱状結晶の断面を含み、
    前記第2プラグは、タングステン層を含
    前記凹部の深さ方向の長さと、前記凹部の幅方向の長さとの比は、1未満である、半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記第2プラグは、(100)面に配向している、半導体装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1プラグと前記第2プラグとの間には、バリア層が設けられている、半導体装置。
  4. 請求項1ないしのいずれかにおいて、
    前記第1プラグは、タングステン層を含む、半導体装置。
  5. 基体の上方に絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層にコンタクトホールを形成する工程と、
    前記コンタクトホールの内部及び前記絶縁層の上方に第1導電層を形成する工程と、
    前記第1導電層を研磨することにより、前記コンタクトホールの内部に第1プラグを形成し、前記第1プラグの上面と前記コンタクトホールの側面とによる凹部を形成する工程と、
    前記第1プラグの上方及び前記絶縁層の上方に第2導電層を形成する工程と、
    前記第2導電層を研磨することにより、前記コンタクトホールの内部であって前記第1プラグの上方にタングステン層を含む第2プラグを形成する工程と、
    前記第2プラグの上面に第1電極を形成する工程と、
    前記第1電極の上面に強誘電体層を形成する工程と、
    前記強誘電体層の上面に第2電極を形成する工程と、
    を含み、
    前記凹部のアスペクト比が1未満であり、
    前記第1プラグの上面は、前記コンタクトホールの側面に垂直な方向に成長した柱状結晶の断面を含み、
    前記第2プラグの上面は、前記第1プラグの上面に垂直な方向に成長した柱状結晶の断面を含む、半導体装置の製造方法。
  6. 請求項において、
    前記第2導電層を形成する工程に先立ち、前記第1プラグの上面及び前記絶縁層の上面にバリア層を形成する工程を含む、半導体装置の製造方法。
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