JP4632636B2 - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機関弁である吸気弁や排気弁のバルブリフト量を機関運転状態に応じて可変制御すると共に吸入空気量も制御し得る内燃機関の可変動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、機関運転状態に応じて機関弁のバルブリフト量を可変制御して、例えば機関低回転時における燃費の向上や高回転時における出力の向上など機関性能を効果的に発揮させる可変動弁装置としては、以下の特許文献1,2に記載されているものがある。
【0003】
概略を説明すれば、前者の可変動弁装置は、クランクシャフトによって回転駆動されるカムシャフトと、該カムシャフトに設けられた回転カムと、カムシャフトとは異なる支持パイプに揺動自在に支持され、入力部と出力部とを有することで吸気バルブを駆動する仲介駆動機構と、該仲介駆動機構の入力部と出力部との相対位相差を可変とする仲介位相差を可変にする仲介位相差可変手段とを備えている。
【0004】
そして、仲介位相手段のリフト量可変アクチュエータが仲介駆動機構のコントロールシャフトを介して揺動カムと入力部との相対位相を可変とするので、吸気バルブのリフト量や作動角の大きさを連続的に調整することができるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−164911号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2001−263015号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の可変動弁装置にあっては、前述のように仲介駆動機構のコントロールシャフトの回転制御などによって吸気弁のリフト量を機関運転状態に可変制御することができるようになっており、したがって、かかる機構を用いて機関への吸入空気量をスロットルバルブを用いずに制御することも可能である。
【0008】
このように、かかる機構によって吸入空気量を制御するようにすれば、スロットルによる絞りがなくなることから、吸気管内に負圧が殆ど発生しないことから、いわゆるポンピングロスを大幅に低減することができる。
【0009】
しかしながら、例えば機関のアイドル運転などにおいて、スロットルを絞って吸入空気量を十分に少なくするためには、例えば0.3〜0.4mmといった極小リフトに制御する必要があるが、この際、前記コントロールシャフトには、機関のバルブスプリングなどに起因した変動トルクが伝達されて正逆回転変動(ばたつき)が発生して、前記極小な低リフト量がばらついてしまう。
【0010】
すなわち、図11に示すように、コントロールシャフトに回転変動がない場合の理論リフト量LTと回転変動を考慮した場合の実際のリフトLのばらつきについてみると、この図11から明らかなように、リフトの絶対値によってリフトばらつき幅±ΔLはあまり変わらないので、高回転域や高負荷域での高リフト領域では、コントロールシャフトが回転変動(斜線幅)しても制御リフト量自体の絶対値が大きいため、制御リフト量のばらつき比率ΔL/LTは小さいことから影響が少ないのであるが、制御リフト量の小さい低負荷あるいは低回転などの低リフト領域に移行すればするほどリフトのばらつき比率ΔL/LTが大きくなる。
【0011】
この結果、吸入空気量を精度良く制御することができなくなるおそれがあり、燃焼のサイクルばらつきや気筒間のばらつきが発生して燃費効果が十分に得られないばかりか機関回転の不安定化を招くおそれがある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記従来の可変動弁装置を吸入空気量制御用に用いた場合の技術的課題に鑑みて案出されたもので、請求項1記載の発明は、図5に示すように、機関運転状態の変化に伴い機関弁のバルブリフト量及び機関への吸入空気量を可変制御する可変リフト機構Aと、機関への吸入空気量を制御する吸気量制御機構Bと、前記可変リフト機構Aと吸気量制御機構Bの作動を制御する制御機構Cとを備え、前記制御機構Cは、機関の運転状態を含む車両の運転状態を検出するクランク角センサなどの各種の検出手段Dからの情報信号を入力して、前記可変リフト機構Aの作動位置を制御するメイン制御回路Eと、前記可変リフト機構Aの作動位置を、機関弁の少なくとも小リフト制御状態時にほぼ固定的に規制する規制手段Fと、該規制手段Fにより可変リフト機構Aの作動位置が規制された小リフト制御状態時において、機関への吸入空気量を前記吸気量制御機構Bによって制御させる吸気制御手段Gと、前記規制手段Fによる可変リフト機構Aの作動位置規制リフト量を、車両の運転状態に応じて可変制御する規制可変手段Hとを備えたことを特徴としている。
【0013】
この発明によれば、所定の低リフト制御時には、規制手段によって可変リフト機構の作動位置が極端な極小リフトではなく、ある程度の小リフトにほぼ固定的に規制されることから、例えば、可変リフト機構の構成部品の振動などによる前述の実制御リフトばらつき比率(ΔL/LT)が小さくなり、かつ吸気量制御機構によって吸入空気量を制御するため、吸入空気量を精度良く制御することができる。
【0014】
この結果、燃焼のサイクルばらつきや気筒間のばらつきの発生を抑制でき、十分な燃費効果が得られると共に、機関回転の安定化が図れる。
【0015】
しかも、規制可変手段によって、前記可変リフト機構による前記作動位置規制リフト量を、車両の運転状態に応じて可変制御したことから、各車両運転状態でのかかる小バルブリフト制御時における前記各気筒間のバルブリフトのばらつきの影響を抑制しつつ、吸入時のポンプ損失となる絞り量を抑制したり、あるいは各運転状態における種々の要求性能を満たすことが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の可変動弁装置の各実施形態を図面に基づいて詳述する。この実施形態の可変動弁装置は、1気筒あたり2つの吸気弁を備えた内燃機関に適用したものを示している。
【0017】
すなわち、この可変動弁装置は、図1に示すように、機関のシリンダヘッドブロック1とシリンダヘッド2との間に形成された燃焼室3にシリンダヘッド2の吸気ポート2aを介して吸気を供給する吸気管4と、シリンダヘッド2に図外のバルブガイドを介して摺動自在に設けられ、バルブスプリング5,5のばね力により閉弁方向に付勢された一対の吸気弁6,6と、機関運転状態の変化に応じて吸気弁6,6のバルブリフト量及び機関への吸入空気量を連続的に可変制御する可変リフト機構7と、前記吸気管4内に設けられて、前記燃焼室3への吸入空気量を制御する吸気量制御機構8と、前記可変リフト機構7と吸気量制御機構8とを機関運転状態を含む車両の運転状態に応じて作動制御する制御機構9とを備えている。
【0018】
前記シリンダブロック1のシリンダボア1a内には、クランク軸10にコンロッド10aを介して連結されたピストン11が上下摺動自在に設けられている。また、シリンダヘッド2の吸気ポート2aと反対側には、排気ポート2bが設けられていると共に、該排気ポート2bを開閉する排気弁12がバルブスプリング12aを介して閉方向に付勢されている。
【0019】
前記燃焼室3には、該燃焼室3内の燃焼圧力を検出する燃焼圧力検出センサ41が設けられている。また、前記吸気管4には、吸気脈動を低減するサージタンク4aが取り付けられていると共に、吸気量制御機構8の上流側に吸気流量を検出するエアーフローメータ37が設けられている。また、前記排気ポート2bには、排気ガスの空燃比を検出する空燃比検出センサ42が設けられている。
【0020】
前記可変リフト機構7は、図1〜図4に示すように、シリンダヘッド2上部の軸受14に回転自在に支持された中空状の駆動軸13と、該駆動軸13に圧入等により固設された駆動カム15と、駆動軸13の外周面に揺動自在に支持されて、各吸気弁6,6の上端部に配設されたバルブリフター16,16の上面16a,16aに摺接して各吸気弁6,6を開作動させる一対の揺動カム17,17と、駆動カム15と揺動カム17,17との間に連係されて、駆動カム15の回転力を揺動カム17,17の揺動力(開弁力)として伝達する伝達手段18と、該伝達手段18の作動位置を可変制御する可変手段19とを備えている。
【0021】
前記駆動軸13は、機関前後方向に沿って配置されていると共に、一端部に設けられた図外の従動スプロケットや該従動スプロケットに巻装されたタイミングチェーン等を介して機関のクランク軸10から回転力が伝達されており、この回転方向は図2中時計方向に設定されている。
【0022】
前記駆動カム15は、ほぼ円環状に形成されていると共に、軸心Yが駆動軸13の軸心Xから径方向へ所定量だけオフセットして、外周面が偏心円のカムプロフィールに形成されている。
【0023】
前記各揺動カム17は、図2に示すように同一形状のほぼ雨滴状を呈し、ほぼ円環状の基端部20に支持孔を介して駆動軸13に回転自在に支持されていると共に、一端部のカムノーズ部21側にピン孔が貫通形成されている。また、揺動カム17の下面には、カム面22が形成され、基端部20側の基円面と、該基円面からカムノーズ部21側に円弧状に延びるランプ面と、該ランプ面からカムノーズ部21の先端側に有する最大リフトの頂面に連なるリフト面とを有しており、該基円面とランプ面、リフト面及び頂面とが、揺動カム17の揺動位置に応じて各バルブリフター16の上面16a所定位置に当接するようになっている。
【0024】
前記伝達手段18は、駆動軸13の上方に配置されたロッカアーム23と、該ロッカアーム23の一端部23aと駆動カム15とを連係するリンクアーム24と、ロッカアーム23の他端部23bと揺動カム17とを連係するリンクロッド25とを備えている。
【0025】
前記ロッカアーム23は、中央に有する筒状基部が支持孔を介して後述する制御カム30に揺動自在に支持されていると共に、筒状基部の外端部に突設された一端部23aには、ピン26が嵌入するピン孔が貫通形成されている一方、筒状基部の内端部に夫々突設された他端部23bには、リンクロッド25の一端部25aと連結するピン27が嵌入するピン孔が形成されている。
【0026】
また、前記リンクアーム24は、比較的大径な円環状の基部24aと、該基部24aの外周面所定位置に突設された突出端24bとを備え、基部24aの中央位置に有する嵌合孔内に前記駆動カム15が回転自在に保持されている一方、突出端24bには、前記ピン26が回転自在に挿通するピン孔が貫通形成されている。
【0027】
さらに、前記リンクロッド25は、ロッカアーム23側が凹状のほぼく字形状に形成され、両端部25a,25bには前記ロッカアーム23の他端部23bと揺動カム17のカムノーズ部21の各ピン孔に圧入した各ピン27,28の端部が回転自在に挿通するピン挿通孔が貫通形成されている。
【0028】
前記可変手段19は、駆動軸13の上方位置に同じ軸受14に回転自在に支持された制御軸29と、該制御軸29の外周に固定されてロッカアーム23の揺動支点となる制御カム30とを備えている。
【0029】
前記制御軸29は、図4に示すように、駆動軸13と並行に機関前後方向に配設され、一端部に設けられたウォーム歯車機構60を介してアクチュエータである電動モータ34(DCモータ)によって所定回転角度範囲内で回転するようになっており、後述する規制手段によって回転が規制される小リフトを越えたリフト領域では、連続的に回転して連続的なリフト制御を行うようになっている。
【0030】
また、前記制御カム30は、円筒状を呈し、図2に示すように軸心P1の位置が肉厚部30aの分だけ制御軸29の軸心P2からα分だけ偏倚している。
【0031】
前記吸気量制御機構8は、図1に示すように、いわゆるバタフライ式のスロットルバルブによって構成され、円盤状のスロットル弁体38と、該スロットル弁体38をスロットル軸39を介して正逆回転させてスロットル開度を制御する図外の作動機構とを備えている。
【0032】
そして、前記電動モータ34と前記吸気量制御機構8の作動機構は、機関の運転状態を含む車両の運転状態を検出する前記制御機構9である電子コントローラ35からの制御信号によって駆動制御されるようになっている。
【0033】
すなわち、電子コントローラ35は、図1に示すように、現在の機関回転数を検出するクランク角センサ36や、前記エアーフローメータ37、水温センサ及び前記スロットルバルブ38の開度を検出するスロットル開度検出センサ(フィードバック)、アクセル開度検出センサ、前記制御軸29の回転位置を検出するポテンションメータ34、前記燃焼圧センサ41、空燃比センサ42及び自動変速機の変速レバーのポジションセンサ、つまり、いわゆるP(パーキング)レンジ、D(ドライブ)レンジ、N(ニュートラル)レンジ、L(1速、2速)レンジのポジションを検出するポジションセンサ等の各種センサからの情報信号を入力し、該情報信号に基づいて現在の車両の運転状態を制御マップや演算等により検出して、前記電動モータ34に回転駆動制御信号を出力していると共に、前記吸入量制御機構8の作動機構にスロットル開度指令信号を出力している。
【0034】
すなわち、この電子コントローラ35は、機関中負荷以上乃至中回転以上の領域において、前記可変リフト機構7によって吸気弁6,6が所定小バルブリフトを越えるバルブリフト量に制御されている際には、機関運転状態に応じて電動モータ34を介して制御軸29を正逆回転させて回転位置制御するが、小バルブリフト領域に制御された際には、規制手段である規制回路によって前記電動モータ34を介して前記制御軸29の回転を所定小トルクにほぼ固定状態に規制するようになっている。
【0035】
また、電子コントローラ35は、前記規制回路によって制御軸29の回転が規制された状態(小バルブリフト状態)では、前記吸気量制御機構8が吸気制御手段である吸気制御回路によって燃焼室3への吸入空気量を制御するようになっている。
【0036】
つまり、吸気量制御機構8は、前記可変リフト機構7によって吸気弁6が後述する小リフトL1(図3参照)に制御されて制御軸29が規制回路により固定状態に規制されている場合に、この機関運転領域(約1.5mm範囲)、つまりアイドル運転時か低負荷時あるいは低回転時において前記電子コントローラ35によってスロットル弁体38のスロットル開度が連続的に制御されると共に、この規制リフト領域を越える領域に移行した場合はスロットル弁体38のスロットル開度がほぼ全開乃至大開度になるように制御されるようになっている。
【0037】
さらに、電子コントローラ35は、前記規制回路による可変リフト機構7の小バルブリフト制御時における規制リフト量が、前記基本規制リフト(L1)の他に、規制可変手段である規制可変回路によって車両の運転状態に応じて可変制御するようになっている。
【0038】
以下、まず、本実施形態の可変リフト機構7による吸気弁6,6の通常のバルブリフト制御を簡単に説明する。
【0039】
例えば、機関のアイドル運転を含む機関低速低負荷時には、コントローラ35からの制御信号によって電動モータ34を介して制御軸29が図2及び図3に示す時計方向に回転駆動される。このため、制御カム30は、軸心P1が図2、図3に示すように、肉厚部30aが駆動軸13から上方向に離間移動し、制御軸29の軸心P2から左上方の回動角度位置に保持される。これにより、ロッカアーム端部23bとリンクロッドの枢支点は、駆動軸13に対して上方向へ移動し、このため、各揺動カム17は、リンクロッド25を介してカムノーズ部21側を強制的に引き上げられて全体が反時計方向へ回動する。
【0040】
したがって、図2、図3に示すように、駆動カム15が回転してリンクアーム24を介してロッカアーム23の一端部23aを押し上げると、そのリフト量がリンクロッド25を介して揺動カム17及びバルブリフター16に伝達され、その吸気弁6,6のバルブリフト量L1は図3示すように小さくなる。
【0041】
よって、かかる低速低負荷域では、図6の破線で示すように吸気弁6,6のバルブリフト特性(L1)が小さくなる。このバルブリフトL1は、基本的に0.3〜0.4mmよりも大きな約1〜1.5mmになるように設定されており、これはスロットル開度が絞られた場合であっても、アイドル相当の吸気量を確保することが可能なリフト量である。
【0042】
また、この運転状態においては、機関の前記変動トルクに全く影響されない前記吸気量制御機構8のスロットル弁体38のスロットル開度が連続的に制御される。
【0043】
なお、常温クランキング時は、L1より小さなリフトL0に制御しても良い(図6)。このようにすると、クランキング時の動弁起動フリクションが下がるので、良好なクランキング回転の上昇を得ることができ、その後リフト増大制御すれば、良好な機関始動性が得られる。
【0044】
一方、機関運転領域が低回転低負荷領域からそれ以上の例えば中回転中負荷域〜高回転高負荷域に移行した場合は、コントローラ35からの制御信号によってスロットル弁体38の開度量つまりスロットル開度量がほぼ全開乃至大開度状態に制御されると共に、可変リフト機構7によって吸気弁6のリフト量が連続的に制御され、それにより、燃焼室3への吸入空気量が制御される。
【0045】
すなわち、コントローラ35からの制御信号により電動モータ34を介して制御軸29が反時計方向に回転駆動される。したがって、制御軸29が、制御カム30を図3に示す位置から反時計方向の回転角度位置まで回転させ、軸心P1(肉厚部30a)を下方向へ移動させる。このため、ロッカアーム23は、今度は全体が駆動軸13方向(下方向)に移動して端部23bが揺動カム17のカムノーズ部21をリンクロッド25を介して下方へ押圧して該揺動カム17全体を所定量だけ時計方向へ回動させる。
【0046】
したがって、揺動カム17のバルブリフター16上面16aに対するカム面22の当接位置が右方向位置(頂面22d側)に移動する。このため、駆動カム15が回転してロッカアーム23の一端部23aをリンクアーム24を介して押し上げると、バルブリフター16に対するそのリフト量、つまり吸気弁6,6のバルブリフト量L2は大きくなる。
【0047】
よって、かかる運転領域では、カムリフト特性が低速低負荷域に比較して大きくなり、図6の実線で示すようにバルブリフト特性も大きくなり、各吸気弁12の開時期が早くなると共に、閉時期が遅くなる。この結果、吸気充填効率が向上し十分なトルク・出力が確保できる。
【0048】
さらに、このリフト制御中には、スロットル弁体38がほぼ全開乃至大開度状態に制御されることから、該スロットル弁体38の絞り作用による機関のポンピングロスが大幅に低減され、所望のトルク出力を確保しつつ燃費を向上させることができる。
【0049】
次に、前記電子コントローラ35の主として前記規制回路及び規制可変回路による前記可変リフト機構7の制御を図7〜図10に示すフローチャート図によって説明する。
【0050】
まず、図7は自動変速機の前記変速ポジションにより規制リフトを変化させる一例を示し、ステップ1ではクランク角センサ10とアクセル開度センサから機関回転数Nとアクセル開度量Vを読み込む。
【0051】
ステップ2では、前記各センサからの情報信号に基づいて、現在の運転状態がリフト規制領域か否かを判断する。
【0052】
ここで、規制リフト領域ではないと判断した場合はステップ3に移行して、通常のバルブリフト制御を行ない、規制リフト領域であると判断した場合、つまり小リフトに規制すべき領域になっていると判断した場合は、ステップ4に移行する。ここでは、現在の変速機の変速ポジション(P、N、L、Dレンジ)を読み込む。
【0053】
このステップ4で読み込んだ変速ポジションが、ステップ5でDレンジか否かを判断し、ここでDレンジになっていると判断になっていればステップ5に移行して、前述したように規制回路によって電動モータ34を介して制御軸29の回転を規制して吸気弁6,6のバルブリフトを前記所定の規制小リフトL1にほぼ固定的に規制する。この所定のリフトL1は、0.3〜0.4mmの極小リフトではなく、約1〜1.5mm程度のリフトであり、前述の制御リフト量ばらつき比率が小さく、燃焼ばらつきが少なく、機関の安定性が良好になっている。
【0054】
また、この間における吸気量はスロットル弁体38のスロットル開度によって連続的に制御されることから、要求される吸入空気量を確保できる。この結果、燃焼サイクルのばらつきや各気筒間における吸気量のばらつきも十分に抑制され、燃費の向上と機関回転の安定化が図れる。
【0055】
特に、前記可変リフト機構7によって各吸気弁6,6の開時期が遅くなり、排気弁とのバルブオーバラップが小さくなるため、燃費の向上と機関回転の安定化が一層図れる。
【0056】
また、ステップ4で読み込んだ変速ポジションがステップ7においてPレンジであるか否かを判断し、Pレンジである場合は、ステップ8に進み、ここでは、規制回路によって規制リフトをDレンジの場合における基本規制リフトL1よりやや大きな規制リフトL1aに制御する。これは、通常はPレンジで冷機始動が行われるが、この場合は、機関のピストンなどのフリクションが大きいことから規制リフト量を僅かに大きくして吸入空気量を増加させて、フリクションに打ち勝つ出力トルクを発生させるように制御する。これによって機関の良好な始動性を確保することが可能になる。
【0057】
また、前記ステップ7においてPレンジではないと判断した場合は、ステップ9に移行し、ここではNレンジか否かを判断する。ここで、Nレンジであると判断した場合は、ステップ10に進み、ここではDレンジのL1よりもやや小さな規制リフトL1bに制御する。
【0058】
このNレンジの場合は、自動変速機各部のクラッチ、ブレーキが開放されてフリー状態になっていることから、機関の負荷として作用するフリクショントルクが十分に小さい。したがって、規制リフトL1bを基本規制リフトL1よりも小さくしても、前記小さなフリクショントルクに十分に対応できる吸入空気量が確保できると共に、燃費をさらに向上できる。この場合、若干制御リフトのばらつき比率が増加しても、負荷自体が小さいので、機関が不安定になりにくい。
【0059】
また、ステップ9でNレンジではないと判断した場合は、ステップ11に進み、ここではローレンジ(1速乃至2速)か否かを判断する。ローレンジと判断した場合は、ステップ12において基本規制リフトL1よりやや小さくかつNレンジの規制リフトL1bよりもやや大きな規制リフトL1cに制御する。
【0060】
このローレンジの場合は、機関トルクが大きな減速比を介して車軸に伝達されるので、路面からの同じ走行抵抗に対しては小さな機関トルクで十分になる。したがって、前記比較的小さな規制トルクL1cに制御することによって燃費の向上が図れる。また、負荷自体が小さいので、機関が不安定になりにくい。
【0061】
また、これらの変速ポジション毎の吸入空気量制御を、規制リフトの制御ではなく、スロットル開度側を変えて行うことも考えられるが、この場合は、スロットル開度の制御パターンあるいは制御マップを変速ポジション毎に全く変えてしまうことになり、吸気量制御機構8の制御構造が複雑になる。ところが、本実施形態の場合は、変速ポジションに応じて規制リフトを変化させるだけであるから、制御構造が簡素化される。
【0062】
なお、本実施形態では自動変速機の例について説明したが、いわゆるCVTやマニュアル変速機の場合に適用することもできる。
【0063】
図8は制御対象を2輪駆動(2WD)と4輪駆動(4WD)を切り換え可能な車両における規制リフトの可変制御フローチャートを示している。
【0064】
すなわち、まずステップ11では、前述と同じくそれぞれ機関回転数Nとアクセル開度量Vを読み込み、ステップ12において機関運転状態がリフト規制領域になっているか否かを判断する。ここでリフト規制領域ではないと判断した場合は、ステップ13に移行し、ここでは通常のバルブリフト制御を行ってリターンする。
【0065】
リフト規制領域であると判断した場合は、ステップ14に進み、ここでは現在の車両の駆動制御状態、つまり2WDと4WDの制御信号を読み取る。次に、ステップ15では読み込まれた現在の駆動制御状態が4WDであるか否かを判断し、2WDであると判断した場合は、ステップ16に進む。このステップ16では電動モータ34と制御軸29を介して吸気弁6,6の規制リフトを、基本規制リフトL1にする制御処理を行う。2輪駆動中は車両の駆動走行の引きずり抵抗が比較的小さいことから、規制トルクを通常の基本トルクに制御することによって燃費を向上させることが可能になる。
【0066】
一方、ステップ15で4WDであると判断した場合は、ステップ17に移行し、ここでは規制リフトL1dを基本規制リフトL1よりもやや大きなリフトにする制御処理を行う。4WD駆動時は、駆動走行の引きずり抵抗が大きいことから、機関が発生させなければならないトルクを大きくしなければならない。したがって、大きな規制リフトL1dに制御して駆動力を確保する。さらに、リフトが大きくなるので、リフトのばらつき率がさらに低減するため、引ずり抵抗が大きくても燃焼を安定させることができる。
【0067】
図9は車両の累積走行距離に応じて規制リフトを可変制御するフローチャートを示し、ステップ21では、同じく機関回転数Nとアクセル開度量Vを読み込む。次に、ステップ22ではリフト規制領域か否かを判断し、リフト規制領域ではないと判断した場合はステップ23において通常のバルブリフト制御を行うが、リフト領域であると判断した場合は、ステップ24に進む。このステップ24では、現在の累積走行距離を読み込む。
【0068】
次に、ステップ25では、累積走行距離が所定の走行距離K未満か否かを判断し、未満であると判断した場合は、ステップ26において規制リフトを通常の基本リフトL1に制御する処理を行う。
一方、ステップ25で、未満ではなくそれ以上と判断した場合は、ステップ27において規制リフトを基本リフトL1よりもやや大きなリフトL1eに制御する。
【0069】
一般に、車両の累積走行距離が長くなると、吸気弁6,6のバルブリフト量は、バルブクリアランスの経時的変化や動弁機構の各構成部品の摩耗などによって変化していくが、そうした現象によって気筒間のバルブリフトのばらつきが増加し、これによって気筒間の燃焼サイクルのばらつきが発生し易くなる。この結果、機関のアイドル回転の変動や運転性の不良、排気エミッション性能の低下など、機関作動の不安定化を招き易くなる。
【0070】
そこで、前述のように車両の累積走行距離が十分に長くなった場合は、前述のような規制リフトL1eをやや大きく制御することによって各気筒間の吸気弁2,2のリフト量のばらつきの発生を抑制することが可能になり、よって良好な運転性を確保できる。
【0071】
図10は機関の燃焼圧力変動から機関作動の不安定化を検出して規制リフトを制御するもので、まずステップ31では、同じく機関回転数Nとアクセル開度量Vを読み込み、ステップ32においてリフト規制領域か否かを判断し、リフト規制領域でない場合は、ステップ33で、通常のバルブリフト量制御を行う。
【0072】
リフト規制領域であると判断した場合は、ステップ34にて前記燃焼圧センサ41から現在の燃焼圧を読み込み、ステップ35ではこの情報信号に基づいて燃焼圧変動が所定値以上か否かを判断する。
【0073】
ここで、燃焼圧変動が所定値未満であると判断した場合は、ステップ36に進み、ここで規制リフト量を通常の基本規制リフトL1に制御する処理を行う。一方、所定値と同じまたはそれ以上であると判断した場合は、ステップ37において規制リフトL1fを基本規制リフトL1よりもやや大きなリフトに制御する。
【0074】
したがって、燃焼圧力の変動が起きて機関の作動が不安定になる限界まで基本規制リフトL1に制御できるので燃費の向上が図れると共に、燃焼圧力の変動が起きた場合は規制リフトL1fを大きく制御したことから、前述の制御リフトのばらつき比率が低下し、機関作動の不安定化を抑制することができる。
【0075】
なお、機関の作動状態を検出する方法としては、前記燃焼圧力ばかりかクランク角センサ10からの機関回転変動の増減から検出しても良く、また空燃比センサ42からの排気ガスの空燃比のずれを検出して間接的に機関の作動状態を検出することができる。
【0076】
前記実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想について、以下に記載する。
(イ) 前記制御機構は、前記検出手段からの検出信号に基づいて機関運転状態が不安定であると検出した際に、前記規制可変手段によって前記規制リフト量を増加させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
【0077】
この発明によれば、機関運転状態が不安定なときだけ規制リフト量を増加するだけなので、実制御リフトのばらつきを必要時にのみ抑制することが可能になり、機関運転状態が安定しているときには、小さく制御された規制リフト量より吸気量制御機構による吸入空気量絞りを低減することによってポンプ損失をより小さくすることができ、燃費を向上させることができる。
(ロ) 前記制御機構は、車両の累積走行距離が所定以上になった際に、前記規制可変手段によって規制リフト量を増加させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
【0078】
一般に、車両の累積走行距離が長くなると、例えば機関弁のバルブシートや可変リフト機構などの各構成部品の摩耗などによってガタが発生して、バルブリフト量が各気筒間でばらつきが発生し易くなるが、この場合、この発明によれば、規制リフト量を増加させるようにしたため、気筒間のばらつきの発生を効果的に抑制できる。しかも、単に距離だけで制御を行うので、システムを簡素化できる。
(ハ) 前記可変リフト機構により機関弁のバルブリフト量が前記規制リフト量を越えて制御された領域の場合は、前記吸気量制御機構による吸入空気量がほぼ最大になるように制御すると共に、前記バルブリフト量が前記規制手段により規制リフト量に制御された際には、前記吸気量制御機構によって吸入空気量を可変制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
【0079】
この発明によれば、バルブリフト量が、規制手段によって規制リフト量に制御されずに、可変リフト手段による制御範囲になっている場合は、吸入空気量制御を、吸気量制御機構ではなく、可変リフト手段によって主に行い、また、バルブリフト量が、規制手段により規制リフト量に制御されている際には、吸入空気量制御を、吸気量制御機構のみによって行う。これにより、可変リフト機構と吸気量制御機構によって相対的に制御することが可能になる。また、規制リフト領域では、制御リフトのばらつき比率が小であることから、燃焼ばらつきを低減し、他の領域ではポンピングロスをほぼ最大限に低減し、もって、領域トータルで良好な燃費を得ることができる。
(ニ) 前記可変リフト機構は、バルブリフト量を連続的に制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
(ホ) 前記可変リフト機構は、機関のクランク軸に同期して回転し、外周に駆動カムが設けられた駆動軸と、支軸に揺動自在に支持されて、カム面がバルブリフター上面を摺接して機関弁を開閉作動させる揺動カムと、前記駆動カムと揺動カムとを機械的に連係する伝達手段と、機関運転状態に応じて前記伝達手段の揺動支点を前記制御軸を介して変化させる制御手段とを備え、前記制御軸によって前記伝達手段の揺動支点を変化させることにより前記揺動カムのカム面の機関弁の上端に対する当接位置を変化させて機関弁のバルブリフトを可変制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
(へ) 前記吸気量制御機構を、吸気通路の通路断面積を可変にするスロットルバルブによって構成したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
(ホ) 前記検出手段は、機関の不安定な状態を機関回転数の変化及びまたは排気ガスの空燃比変化によって検出することを特徴とする請求項(イ)に記載の内燃機関の可変動弁装置。
【0080】
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、前記小リフト制御領域である低負荷領域あるいは低回転領域とは、低負荷中高回転領域を含み、低回転中高負荷領域も含んでいる。また、規制手段としては、前記規制回路のような電子回路の他に、ストッパピンなどを用いた機械的規制手段など、どのような構成のものであってもよい。また、可変リフト機構は油圧式のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変動弁装置の一実施形態を示す全体概略図である。
【図2】本実施態様に供される可変リフト機構を示す断面図である。
【図3】可変リフト機構の最小バルブリフト制御時の作用を示す説明図である。
【図4】本実施形態に供される可変リフト機構の要部斜視図である。
【図5】本発明の制御ブロック図である。
【図6】本実施形態のバルブタイミングとバルブリフト特性図である。
【図7】本実施形態の変速ポジション切り換えを制御対象とした制御フローチャート図である。
【図8】車両の2輪駆動と4輪駆動の切換を制御対象とした制御フローチャート図である。
【図9】車両の累積走行距離を制御対象とした制御フローチャート図である。
【図10】機関の燃焼圧を制御対象とした制御フローチャート図である。
【図11】従来の可変動弁装置における実際の制御リフト量と理論リフト量とを示す特性図である。
【符号の説明】
A…可変リフト機構
B…吸気量制御機構
C…制御機構
D…各種検出手段
E…メイン制御回路
F…規制手段
G…吸気制御手段
H…規制可変手段
2…シリンダヘッド
6…吸気弁
7…可変リフト機構
8…吸気量制御機構
9…制御機構
13…駆動軸
15…駆動カム
17…揺動カム
18…伝達手段
19…可変手段
35…電子コントローラ

Claims (4)

  1. 機関運転状態の変化に伴い機関弁のバルブリフト量及び機関への吸入空気量を可変制御する可変リフト機構と、機関への吸入空気量を制御するスロットルバルブと、前記可変リフト機構とスロットルバルブの作動を制御する制御機構とを備え、
    前記制御機構は、低リフト制御時には、前記可変リフト機構の作動位置を、アイドル相当の吸気量を確保可能な作動位置規制リフト量に規制する規制手段と、該規制手段により可変リフト機構の作動位置が規制された制御状態時において、機関への吸入空気量をスロットルバルブによって制御させる吸気制御手段と、
    を備えた内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記規制手段による可変リフト機構の作動位置規制リフト量を、機関の燃焼圧力変動が所定値以上となった際に大きくなるように可変制御する規制可変手段を備えたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 機関運転状態の変化に伴い機関弁のバルブリフト量及び機関への吸入空気量を可変制御する可変リフト機構と、機関への吸入空気量を制御するスロットルバルブと、前記可変リフト機構とスロットルバルブの作動を制御する制御機構とを備え、
    前記制御機構は、低リフト制御時には、前記可変リフト機構の作動位置をアイドル相当の吸気量を確保可能な作動位置規制リフト量に規制する規制手段と、該規制手段により可変リフト機構の作動位置が規制された制御状態時において、機関への吸入空気量をスロットルバルブによって制御させる吸気制御手段と、
    を備えた内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記規制手段による可変リフト機構の作動位置規制リフト量を、機関の回転数変動が所定値以上となった際に大きくなるように可変制御する規制可変手段を備えたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  3. 機関運転状態の変化に伴い機関弁のバルブリフト量及び機関への吸入空気量を可変制御する可変リフト機構と、機関への吸入空気量を制御するスロットルバルブと、前記可変リフト機構とスロットルバルブの作動を制御する制御機構とを備え、
    前記制御機構は、低リフト制御時には、前記可変リフト機構の作動位置をアイドル相当の吸気量を確保可能な作動位置規制リフト量に規制する規制手段と、該規制手段により可変リフト機構の作動位置が規制された制御状態時において、機関への吸入空気量をスロットルバルブによって制御させる吸気制御手段と、
    を備えた内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記規制手段による可変リフト機構の作動位置規制リフト量を、排ガスの空燃比変化が所定値以上となった際に大きくなるように可変制御する規制可変手段を備えたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  4. 前記作動位置規制リフト量を1〜1.5mmのリフト量とし、前記規制可変手段は、作動位置規制リフト量を1.5mmよりも大きなリフト量に制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の可変動弁装置。
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