JP4612823B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明はズームレンズに関し、例えば、デジタルスチルカメラ等の撮影光学系に好適なズームレンズに関するものである。
最近、固体撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等、撮像装置(カメラ)の高機能化にともない、それに用いる光学系には広い撮影画角を包含した大口径比のズームレンズが求められている。
更にこの種のカメラには、レンズ最後部と撮像素子との間に、ローパスフィルターや色補正フィルターなどの各種光学部材を配置するため、それに用いる光学系には、比較的バックフォーカスの長いレンズ系が要求される。この他、カラー画像用の撮像素子を用いたカメラの場合、色シェーディングを避けるため、それに用いる光学系には像側のテレセントリック特性の良いものが望まれている。
従来、負の屈折力の第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群の2つのレンズ群より成り、双方のレンズ間隔を変えてズーミングを行う、所謂ショートズームタイプの2群ズームレンズが種々提案されている。これらのショートズームタイプの光学系では、正の屈折力の第2レンズ群を移動することで変倍を行い、負の屈折力の第1レンズ群を移動することで変倍に伴って変動する像位置の補償を行っている。これらの2つのレンズ群よりなるレンズ構成においては、ズーム比は2倍程度である。
2倍以上のズーム比を有しつつ、レンズ全体をコンパクトな形状にまとめるため、2群ズームレンズの像側に負または正の屈折力の第3レンズ群を配置し、高ズーム比化を図った、所謂3群ズームレンズも提案されている(例えば特許文献1、2)。
また、3群ズームレンズとして長いバックフォーカスを有し、かつテレセントリック特性を満足する3群ズームレンズ系も知られている(例えば特許文献3、4)。
また、比較的少ないレンズ枚数で構成された広画角の3群ズームレンズ系が知られている(例えば特許文献5〜10)。
また、3群ズームレンズにおいて、レンズ系全体のコンパクト化のために、第1レンズ群を負・正レンズの2枚構成とし、第2レンズ群に接合レンズを効果的に配置した3群ズームレンズが知られている。(例えば特許文献11〜13)。
また、3倍以上のズーム比を有する3群ズームレンズも知られている(例えば特許文献14、15)。
さらに、3倍以上のズーム比を有しながら、比較的少ないレンズ枚数にて構成されている3群ズームレンズも知られている(例えば特許文献16〜18)。
特公平7−3507号公報 特公平6−40170号公報 特開昭63−135913号公報 特開平7−261083号公報 特開平2−118509号公報 特開平6−201993号公報 特開平8−327907号公報 特開平10−213745号公報 特開2001−208969号公報 特開2003−177316号公報 特開2002−23053号公報 特開2002−90625号公報 特願2004−148893号公報 米国特許第4828372号公報 特開平4−217219号公報 特開平10−213745号公報 特開2002−277740号公報 特開2003−21783号公報
35mmフィルム写真用に設計されている3群ズームレンズは、固体撮像素子を用いる撮像装置に使用するには、バックフォーカスが長すぎ、またテレセントリック特性が良くないため、固体撮像素子を用いる撮像装置にそのまま用いることが難しい。
一方、カメラのコンパクト化とズームレンズの高ズーム比化(高倍化)を両立するために、非撮影時に各レンズ群の間隔を撮影状態と異なる間隔まで縮小し、カメラ本体からのレンズの突出量を少なくした所謂沈胴式のズームレンズが広く用いられている。
一般に、ズームレンズを構成する各レンズ群のレンズ枚数が多いと、各レンズ群の光軸上の長さが長くなり、また各レンズ群のズーミング及びフォーカシングにおける移動量が大きいとレンズ全長が長くなるため、所望の沈胴長が達成できなくなり、沈胴式のズームレンズに用いるのが難しくなる。
本発明は、構成レンズ枚数が比較的少なく、広角端で所望の画角で且つ所望のズーム比を実現したズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群からなり、各レンズ群の間隔を変化させてズーミングを行い、固体撮像素子によって定まる大きさの有効画面内に像を形成するズームレンズにおいて、前記第2レンズ群は、物体側より像側へ順に、正レンズと負レンズから成る第2aレンズ群と、該第2aレンズ群の像側に配置され、少なくとも1枚の正レンズを含む第2bレンズ群とから構成され、該ズームレンズの広角端での半画角をωw、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端と望遠端における全系の焦点距離を各々fw、ft、望遠端における前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔をL1tとするとき、
1.0<|f1|/(f2・tanωw)<1.6
1.6< f2/fw <2.6
3.8<√(ft/L1t)<8.0
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、構成レンズ枚数が比較的少なく、広画角でかつ高いズーム比のズームレンズが得られる。
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図、図2,図3,図4はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。実施例1はズーム比3.6、開口比2.9〜6.0程度のズームレンズである。
図5は本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図6,図7,図8はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例2はズーム比3.9、開口比2.6〜5.8程度のズームレンズである。
図9は本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図10,図11,図12はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例3はズーム比3.5、開口比2.7〜5.7程度のズームレンズである。
図13は本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図14,図15,図16はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例4はズーム比3.3、開口比2.8〜5.6程度のズームレンズである。
図17は本発明のズームレンズを備えるデジタルスチルカメラ(撮像装置)要部概略図である。図18は本発明のズームレンズが有する開口絞りSP近傍の拡大説明図である。
各実施例のズームレンズは撮像装置に用いられる撮影レンズ系であり、レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。
図1,図5,図9,図13のレンズ断面図において、L1は負の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、L2は正の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、SPは開口絞りとしての開放Fナンバー決定部材(以下「Fno決定部材」という。)であり、後述する条件を満足する光軸上の位置に配置して光束を制限している。
Gは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面(有効画面内)に相当する感光面が置かれる。
第2レンズ群L2は、そのレンズ群中で最も広い空気間隔を境にして、物体側から像側へ、正の屈折力の第2aレンズ群L2aと、正の屈折力の第2bレンズ群L2bより成っている。
収差図において、d,gは各々d線及びg線、ΔM,ΔSはメリディオナル像面、サジタル像面、倍率色収差はg線によって表している。
尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群(第2レンズ群L2)が機構上、光軸上移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1が像側に凸状の軌跡で略往復移動し、第2レンズ群L2が物体側に単調に移動し、第3レンズ群L3は像側に移動している。
各実施例のズームレンズは、第2レンズ群L2の移動により主な変倍を行い、第1レンズ群L1の往復移動及び第3レンズ群L3による像側方向への移動によって変倍に伴う像の移動を補正している。
Fno決定部材SPを第2レンズ群の物体側面近傍で後述する位置に置き、広角側での入射瞳と第1レンズ群L1との距離を縮めることで、第1レンズ群L1を構成するレンズの外径の増大を抑えると共に、Fno決定部材SPを挟んで第1レンズ群L1と第3レンズ群L3とで軸外の諸収差を打ち消させることで、構成レンズ枚数を増やさずに良好な光学性能を得ている。
各実施例で用いているFno決定部材SPは、図18に示すように、光軸方向の座標で、第2レンズ群L2の最も物体側に配置されたレンズG21の物体側の面G21aの面頂点G21apと、このレンズG21の面G21aとレンズ端面(所謂コバ面)との交点G21hの光軸上に相当する点G21xとの間に配置し、軸上のFno光線(Fナンバー光線)を決定している。
各実施例ではFno決定部材SPを前述の如く配置することで、後述するようにレンズ沈胴長の短縮化を図っている。
次に、レンズ構成の具体的な特徴について説明する。
従来のショートズームタイプの3群ズームレンズにおいては、第1レンズ群と第2レンズ群の間に開放Fno光線を決定するための絞り部材を配置することが一般的である。また、一般的に、ショートズームタイプでは、第1レンズ群の最も像側には、像側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズが配置されている。
レンズ沈胴時に第1レンズ群と第2レンズ群の間隔を撮影状態よりも縮小しようとした場合、第1レンズ群の最も像側のメニスカス正レンズは、像側に凹面を向けている関係で、このメニスカス正レンズのレンズ外周部と絞り部材が干渉してしまい、メニスカス正レンズの像側頂点からレンズ外周部までの間隔分はレンズ沈胴長を短くすることが出来ない。
また、絞り部材と第2レンズ群の物体側に配置されたレンズの物体側頂点との間隔も、絞り部材を第1レンズ群と第2レンズ群の間に配置する場合は、ある程度の間隔を確保しなければならず、これもレンズ沈胴長を短くすることができない要因の一つとなっている。
そこで各実施例では、前述の如く、開口絞りとしてのFno決定部材SPを図18に示すように第2レンズ群L2の最も物体側に位置したレンズG21のレンズ面G21aの物体側頂点G21apと、このレンズG21の物体側のレンズ面G21aとレンズ端面との交点G21hの光軸上に相当する位置G21xとの間に配置することで、沈胴時に機械的に干渉が生じる部材を第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間からなくし、レンズ沈胴時に第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔を極限まで近づけることを可能としている。
次に各レンズ群の構成についてより詳しく説明する。
第1レンズ群L1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズG11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズG12の2枚のレンズで構成している。 第1レンズ群L1は、軸外主光線を開口絞りSP中心に瞳結像させる役割を持っており、特に広角側においては軸外主光線の屈折量が大きいために軸外諸収差、特に非点収差と歪曲収差が発生し易い。
そこで各実施例では、通常の広角レンズと同様、最も物体側のレンズ径の増大が抑えられる負レンズと正レンズのレンズ構成としている。
そして、負レンズG11の物体側のレンズ面をレンズ周辺で正の屈折力が強くなる非球面形状とし、像側のレンズ面をレンズ周辺で負の屈折力が弱くなる非球面形状とすることにより、非点収差と歪曲収差をバランス良く補正すると共に、2枚と言う少ないレンズ枚数で第1レンズ群L1を構成し、レンズ全体のコンパクト化を図っている。
また第1レンズ群L1を構成する各レンズは、軸外主光線の屈折によって生じる軸外収差の発生を抑えるために開口絞りSPと光軸が交差する点を中心とする同心球面に近いレンズ形状としている。
第2レンズ群L2は、物体側から順に、物体側の面が凸形状の正レンズG21と像側の面が凹形状の負レンズG22を接合した接合レンズで構成された第2aレンズ群L2aと、両レンズ面が凸形状の正レンズG24若しくは物体側が凸面でメニスカス形状の負レンズG23と、両レンズ面が凸形状の正レンズG24を接合した接合レンズで構成された第2bレンズ群L2bで構成されている。 第2レンズ群L2は、最も物体側に正レンズG21を配置し、第1レンズ群L1を射出した軸外主光線の屈折角を少なくし、軸外諸収差が発生しない様なレンズ形状としている。
また、正レンズG21は、最も軸上光線の通る高さが高いレンズであり、主に球面収差、コマ収差の補正に関与しているレンズである。そこで各実施例においては、正レンズG21の物体側の面をレンズ周辺で正の屈折力が弱くなる非球面形状とすることにより球面収差、コマ収差を良好に補正している。
次に、正レンズG21の像側に配置した負レンズG22の像側の面を、凹形状とすることで、正レンズG21の物体側の面で発生した収差をキャンセルさせている。
更に、正レンズG21と、正レンズG21の像側に配置した負レンズG22は、レンズが光軸に対して偏芯する事によって生じる像面の倒れの敏感度が、ほぼ同等量でかつ異符号と言う点に着目し、正レンズG21と負レンズG22を接合することで、接合レンズ全体として像面の倒れをキャンセルさせ、製造誤差に対して光学性能の劣化が少ないレンズ構成としている。
第3レンズ群L3は、少なくとも1枚の両レンズ面が凸形状の正レンズより構成している。
第3レンズ群L3は、撮像素子の小型化に伴う各レンズ群の屈折力の増大を分担し、第1、第2レンズ群L1,L2で構成されるショートズーム系の屈折力を減らすことで、特に第1レンズ群L1を構成する各レンズでの収差の発生を抑え良好な光学性能を達成している。 また、特に固体撮像素子等を用いた撮影装置に必要な像側のテレセントリックな結像を第3レンズ群L3にフィールドレンズの役割を持たせることで達成している。
ここで、バックフォーカスをsk’、第3レンズ群L3の焦点距離をf3、第3レンズ群L3の結像倍率をβ3とすると、
sk’=f3(1−β3)
の関係が成り立っている。
但し、
0<β3<1.0
である。
ここで、広角端から望遠端へのズーミングに際して第3レンズ群L3を像側に移動するとバックフォーカスsk’が減少することになり、第3レンズ群L3の結像倍率β3は望遠側のズーム領域で増大する。すると、結果的に第3レンズ群L3で変倍を分担することになり、第2レンズ群L2の移動量が減少し、そのためのスペースが節約できるためにレンズ系の小型化に寄与する。
各実施例のズームレンズを用いて近距離物体を撮影する場合には、第1レンズ群L1を物体側へ移動することで良好な性能を得ることもできるが、さらに望ましくは、第3レンズ群L3を物体側に移動させてフォーカスを行った方が良い。
これは、最も物体側に配置した第1レンズ群L1をフォーカシングで移動させた場合に生じる、前玉径の増大や、レンズ重量が最も重い第1レンズ群L1を移動させることによるアクチュエーターの負荷の増大を防ぐことができるからである。また、フォーカスのために第1レンズ群L1を移動させないことで、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2とをカム等で単純に連携してズーミング時に移動させることが可能となり、メカ構造の簡素化及び精度向上を達成できる。
また、第3レンズ群L3にてフォーカシングを行う場合、広角端から望遠端へのズーミングに際して第3レンズ群L3を像側に移動させることにより、フォーカシング移動量の大きい望遠端での第3レンズ群L3の位置を広角端に比して像側に配置することができるため、ズーミング及びフォーカシングで必要となる第3レンズ群L3の移動量の総和を最小とすることが可能となり、レンズ系のコンパクト化が容易になる。
以上のように、各レンズ群を所望の屈折力配置と収差補正とを両立するレンズ構成とすることにより、良好な光学性能を保ちつつ、レンズ系全体のコンパクト化を達成している。
尚、各実施例のズームレンズにおいて、良好なる光学性能を得るため、又はレンズ系全体の小型化を図るには、次の諸条件のうちの少なくとも1つ以上を満足させるようにしている。これによって、各条件式に相当する効果を得ている。
広角端と望遠端における全系の焦点距離を各々fw,ft、第iレンズ群の焦点距離をfi、正レンズG21の物体側頂点G21apとFno決定部材SPとの光軸方向の間隔をD2S、正レンズG21の物体側頂点G21apと正レンズG21の物体側の面G21aとレンズ端面(コバ面)との交点G21hとの光軸方向の間隔をD2R、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の広角端での結像倍率を各々β2w,β3w、第2レンズ群L2と第3レンズ群の望遠端のズーム位置での結像倍率を各々β2t,β3t、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の広角端と望遠端での間隔を各々L1w,L1t、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の望遠端での間隔をL2t、正レンズG21の物体側の面の近軸曲率半径をR2f、第2レンズ群L2の最も像側に配置されたレンズ(レンズG24)の像側の面の近軸曲率半径をR2r、固体撮像素子の撮像面(画面対角方向の長さ)とズームレンズの焦点距離より定まるズームレンズの広角端での半画角をωwとするとき、
1.6< f2/fw <2.6 ‥‥‥(1)
0.2< D2S/D2R <0.9 ‥‥‥(2)
4.5<β2t・L2t/(β2w・L1w)<10.0 ‥‥‥(3)
3.8<√(ft/L1t)<8.0 ・・・(4)
1.0<β3t/β3w<1.3 ‥‥‥(5)
−0.7<(R2f+R2r)/(R2f−R2r)<−0.35 ‥‥‥(6)
1.0<|f1|/(f2・tanωw)<1.6 ‥‥‥(7)
なる条件を満足している。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(1)の上限値を超えると、ズーミング時の第2レンズ群L2の移動量が増大し、光学系の全長が長くなるので好ましくない。また、条件式(1)の下限値を超えると、光学系の全長は短くなるが、第2レンズ群L2の焦点距離が短くなることで、ズーム域全体の収差補正が困難となる。
条件式(2)の下限値を超えると、第1レンズ群L1の最も像側に配置された正レンズG12の像側のレンズ面と第2レンズ群L2の物体側の面が干渉することとなり十分な沈胴長の短縮を図ることができない。また、条件式(2)の上限値を超えると、Fno決定部材SPから第1レンズ群L1までの距離が長くなり、第1レンズ群L1のレンズ径が増大するため好ましくない。
条件式(3)の下限値を越えると、間隔L1wが相対的に広がることになり、第1レンズ群L1のレンズ径が増大するため好ましくない。また、条件式(3)の上限値を越えると、広角端に対して望遠端でのレンズ全長が相対的に長くなり、沈胴長を十分短くすることが難しくなる。
条件式(4)の下限値を越えると、望遠端における第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔L1tが広がるため、レンズ全長が伸びるため好ましくない。また、条件式(4)の上限値を越えると、望遠端において第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔L1tが短くなりすぎ、製造誤差により第1レンズ群L1と第2レンズ群L2が干渉する可能性が生じるため好ましくない。
条件式(5)の下限値を越えると、第3レンズ群L3によるズーム倍率の増倍効果が失われ、ズームの高倍化に対して不利な方向となるため好ましくない。また、条件式(5)の上限値を越えると、広角端から望遠端へのズーミングにおける第3レンズ群L3の移動量が増えるので、第3レンズ群L3の可動スペースを多く確保しなければならず、沈胴長の短縮に不利な方向となるため好ましくない。
条件式(6)の下限値を越えると、球面収差が補正不足となり好ましくない。また、条件式(6)の上限値を越えると、特に望遠端でのバックフォーカスを長くするのが難しくなるため好ましくない。
条件式(7)の下限値を越えると、レンズの前玉径が増大し、またズーミング時の第2レンズ群L2の移動量が増大し、光学系の全長が長くなるので好ましくない。また、条件式(7)の上限値を越えると、光学系の全長は短くなるが、第2レンズ群L2の焦点距離が短くなることで、ズーム域全体の収差補正が困難となり好ましくない。
収差補正上、及びレンズ系全体の小型化の為に更に好ましくは、前述の各条件式の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.8< f2/fw <2.4 ‥‥‥(1a)
0.3< D2S/D2R <0.8 ‥‥‥(2a)
4.8<β2t・L2t/(β2w・L1w)<8.0‥‥‥(3a)
1.0<β3t/β3w<1.2 ‥‥‥(5a)
−0.65<(R2f+R2r)/(R2f−R2r)<−0.4 ‥‥‥(6a)
1.0<|f1|/(f2・tanωw)<1.5 ‥‥‥(7a)
尚、以上の各実施例においては、ズーミングに際して3つのレンズ群を移動させる代わりに、各レンズ群の間隔が変化するように2つのレンズ群(例えば第1と第2レンズ群、又は第1と第3レンズ群又は第2と第3レンズ群)を移動させるズームタイプにも適用できる。
又、第1レンズ群L1の物体側又は/及び第3レンズ群L3の像側に屈折力の小さなレンズ群を付加しても良い。
次に、本発明の数値実施例を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順序を示し、Riはレンズ面の曲率半径、Diは第i面と第(i+1)面との間の間隔、Ni,νdiはそれぞれd線を基準とした屈折率、アッベ数を示す。
また、最も像側の2つの面はフェースプレート等のガラス材である。
また、非球面形状は、光の進行方向を正とし、xを光軸方向の面頂点からの変位量、hを光軸と垂直な方向の光軸からの高さ、Rを近軸曲率半径、kを円錐定数、B〜を非球面係数とするとき、
x=(h2/R)/[1+{1−(1+k)(h/R)21/2
+Bh4+Ch6+Dh8+Eh10
なる式で表している。
又「e−0X」は「×10−x」を意味している。fは焦点距離、FnoはFナンバー、ωは半画角を示す。又前述の各条件式と各数値実施例との関係を表1に示す。

数値実施例1
f=4.715〜16.774 Fno=2.85〜5.97 2ω=73.9°〜23.9°
R 1 = 50.030 D 1 = 1.35 N 1 = 1.88300 νd1 = 40.8
R 2 = 4.759 D 2 = 2.24
R 3 = 8.594 D 3 = 1.60 N 2 = 1.92286 νd2 = 18.9
R 4 = 16.681 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = -0.50
R 6 = 4.338 D 6 = 2.00 N 3 = 1.77250 νd3 = 49.6
R 7 = 8.707 D 7 = 0.50 N 4 = 1.64769 νd4 = 33.8
R 8 = 3.832 D 8 = 0.48
R 9 = 9.572 D 9 = 0.50 N 5 = 1.76182 νd5 = 26.5
R10 = 3.897 D10 = 2.00 N 6 = 1.60311 νd6 = 60.6
R11 = -11.842 D11 = 可変
R12 = 12.540 D12 = 1.60 N 7 = 1.60311 νd7 = 60.6
R13 = 89.899 D13 = 可変
R14 = ∞ D14 = 1.40 N 8 = 1.51633 νd8 = 64.1
R15 = ∞
非球面係数
R1 k= 0.00000e+00 B= 4.56667e-04 C=-7.14952e-06 D=4.76420e-08
R2 k=-1.53849e+00 B= 1.59706e-03 C= 1.32234e-05 D=-3.93707e-07
E= 1.11975e-09
R6 k=-4.37828e-01 B=-2.86734e-06 C= 8.92384e-06

数値実施例2
f=4.020〜15.493 Fno=2.62〜5.80 2ω=82.9°〜25.8°
R 1 = 52.516 D 1 = 1.35 N 1 = 1.882997 νd1 = 40.8
R 2 = 4.642 D 2 = 2.21
R 3 = 8.112 D 3 = 1.80 N 2 = 1.922860 νd2 = 18.9
R 4 = 14.141 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = -0.43
R 6 = 4.284 D 6 = 1.80 N 3 = 1.834807 νd3 = 42.7
R 7 = 11.470 D 7 = 0.60 N 4 = 1.647689 νd4 = 33.8
R 8 = 3.662 D 8 = 0.55
R 9 = 9.807 D 9 = 0.60 N 5 = 1.761821 νd5 = 26.5
R10 = 3.704 D10 = 2.10 N 6 = 1.603112 νd6 = 60.6
R11 = -11.569 D11 = 可変
R12 = 14.246 D12 = 1.80 N 7 = 1.603112 νd7 = 60.6
R13 = -54.905 D13 = 可変
R14 = ∞ D14 = 1.50 N 8 = 1.516330 νd8 = 64.1
R15 = ∞
非球面係数
R1 k= 0.00000e+00 B= 4.64346e-04 C=-6.64976e-06 D= 3.62527e-08
R2 k=-1.36339e+00 B= 1.44393e-03 C= 2.35474e-05 D=-5.59354e-07
E= 1.11975e-09
R6 k=-4.17317e-01 B=-6.15200e-05 C= 8.05031e-06

数値実施例3
f=6.048〜21.255 Fno=2.71〜5.74 2w=73.2°〜23.9°
R 1 = 71.340 D 1 = 1.60 N 1 = 1.88300 νd1 = 40.8
R 2 = 5.719 D 2 = 2.75
R 3 = 10.800 D 3 = 1.70 N 2 = 1.92286 νd2 = 18.9
R 4 = 22.275 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = -0.50
R 6 = 5.049 D 6 = 2.30 N 3 = 1.80610 νd3 = 40.7
R 7 = -60.222 D 7 = 0.50 N 4 = 1.69895 νd4 = 30.1
R 8 = 4.267 D 8 = 0.70
R 9 = 10.417 D 9 = 0.50 N 5 = 1.76182 νd5 = 26.5
R10 = 5.329 D10 = 2.20 N 6 = 1.51633 νd6 = 64.1
R11 = -12.663 D11 = 可変
R12 = 12.931 D12 = 1.80 N 7 = 1.60311 νd7 = 60.6
R13 = 58.859 D13 = 可変
R14 = ∞ D14 = 1.40 N 8 = 1.51633 νd8 = 64.1
R15 = ∞
非球面係数
R1 k=0.00000e+00 B=2.58911e-04 C=-2.62258e-06 D=1.30274e-08
R2 k=-1.21325e+00 B=6.70859e-04 C=5.95470e-06 D=-5.54523e-08 E=1.33713e-10
R6 k=-3.46473e-01 B=-8.50982e-05 C=4.56506e-07

数値実施例4
f=4.555〜14.924 Fno=2.84〜5.60 2w=75.9°〜26.8°
R 1 = 33.477 D 1 = 1.35 N 1 = 1.882997 νd1 = 40.8
R 2 = 4.562 D 2 = 2.18
R 3 = 7.983 D 3 = 2.00 N 2 = 1.922860 νd2 = 18.9
R 4 = 14.295 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = -0.50
R 6 = 3.579 D 6 = 2.00 N 3 = 1.603420 νd3 = 38.0
R 7 = 22.964 D 7 = 0.50 N 4 = 1.808095 νd4 = 22.8
R 8 = 3.561 D 8 = 0.62
R 9 = 8.843 D 9 = 1.40 N 5 = 1.696797 νd5 = 55.5
R10 = -13.442 D10 = 可変
R11 = 15.221 D11 = 1.40 N 6 = 1.696797 νd6 = 55.5
R12 = -253.761 D12 = 可変
R13 = ∞ D13 = 1.40 N 7 = 1.516330 νd7 = 64.1
R14 = ∞
非球面係数
R1 k= 0.00000e+00 B= 3.21253e-04 C=-4.38886e-06 D= 2.64966e-08
R2 k=-1.18733e+00 B= 1.23778e-03 C= 1.21928e-05 D=-1.02159e-07
E= 1.11975e-09
R6 k=-2.75908e-01 B=-3.86749e-04 C=-8.02264e-06
以上説明した本発明の実施例によれば、固体撮像素子を用いた撮影系に好適な、構成レンズ枚数が少なく、広画角でしかもコンパクトの、特に沈胴ズームレンズに適した、変倍比が3倍以上の優れた光学性能を有するズームレンズが達成できる。
又、レンズ群中に効果的に非球面を導入することによって、軸外諸収差、特に非点収差・歪曲収差および大口径比化した際の球面収差の良好なる補正が行える。
次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラ(撮像装置)の実施例を図17を用いて説明する。
図17において、20はカメラ本体、21は本発明のズームレンズによって構成された撮影光学系、22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)、23は撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリ、24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダーである。
このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置を実現している。
実施例1のズームレンズの光学断面図 実施例1のズームレンズの広角端での収差図 実施例1のズームレンズの中間のズーム位置での収差図 実施例1のズームレンズの望遠端での収差図 実施例2のズームレンズの光学断面図 実施例2のズームレンズの広角端での収差図 実施例2のズームレンズの中間のズーム位置での収差図 実施例2のズームレンズの望遠端での収差図 実施例3のズームレンズの光学断面図 実施例3のズームレンズの広角端での収差図 実施例3のズームレンズの中間のズーム位置での収差図 実施例3のズームレンズの望遠端での収差図 実施例4のズームレンズの光学断面図 実施例4のズームレンズの広角端での収差図 実施例4のズームレンズの中間のズーム位置での収差図 実施例4のズームレンズの望遠端での収差図 本発明の撮像装置の要部概略図 本発明に係るFno決定部材近傍の説明図
符号の説明
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
SP 絞り
IP 像面
G ガラスブロック
d d線
g g線
ΔS サジタル像面
ΔM メリディオナル像面

Claims (10)

  1. 物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群からなり、各レンズ群の間隔を変化させてズーミングを行い、固体撮像素子によって定まる大きさの有効画面内に像を形成するズームレンズにおいて、前記第2レンズ群は、物体側より像側へ順に、正レンズと負レンズから成る第2aレンズ群と、該第2aレンズ群の像側に配置され、少なくとも1枚の正レンズを含む第2bレンズ群とから構成され、該ズームレンズの広角端での半画角をωw、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端と望遠端における全系の焦点距離を各々fw、ft、望遠端における前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔をL1tとするとき、
    1.0<|f1|/(f2・tanωw)<1.6
    1.6< f2/fw <2.6
    3.8<√(ft/L1t)<8.0
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第2aレンズ群を構成する正レンズの物体側頂点と、該正レンズの物体側の面と該正レンズの端面との交点の間に、開放Fナンバーの光束を決定するFナンバー決定部材が配置されていることを特徴とする請求項1のズームレンズ。
  3. 前記第2aレンズ群を構成する正レンズの物体側頂点と、前記Fナンバー決定部材との光軸方向の間隔をD2S、該正レンズの物体側頂点と、該正レンズの物体側の面と該正レンズの端面との交点の光軸方向の間隔をD2Rとするとき、
    0.2< D2S/D2R <0.9
    なる条件を満足することを特徴とする請求項2のズームレンズ。
  4. 広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第1レンズ群は像側に凸状の軌跡で移動し、前記第2レンズ群は単調に物体側に移動し、前記第3レンズ群は像側に移動することを特徴とする請求項1,2又は3のズームレンズ。
  5. 前記第1レンズ群は、物体側と像側の面が共に非球面形状の負レンズを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項のズームレンズ。
  6. 前記第2aレンズ群を構成する正レンズと負レンズは、接合レンズを構成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項のズームレンズ。
  7. 前記第2レンズ群の広角端と望遠端における結像倍率を各々β2w、β2t、広角端における前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔をL1w、望遠端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔をL2tとするとき、
    4.5<β2t・L2t/(β2w・L1w)<10.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項のズームレンズ。
  8. 前記第3レンズ群の広角端と望遠端における結像倍率を各々β3w、β3tとするとき、
    1.0<β3t/β3w<1.3
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項のズームレンズ。
  9. 前記第2aレンズ群を構成する正レンズの物体側の面の近軸曲率半径をR2f、前記第2レンズ群の最も像側に配置されたレンズの像側の面の近軸曲率半径をR2rとするとき、
    −0.7<(R2f+R2r)/(R2f−R2r)<−0.35
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項のズームレンズ。
  10. 請求項1〜のいずれか1項のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する固体撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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