JP2876097B2 - 非球面を使用した広角2焦点レンズ - Google Patents

非球面を使用した広角2焦点レンズ

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JP2876097B2
JP2876097B2 JP35950992A JP35950992A JP2876097B2 JP 2876097 B2 JP2876097 B2 JP 2876097B2 JP 35950992 A JP35950992 A JP 35950992A JP 35950992 A JP35950992 A JP 35950992A JP 2876097 B2 JP2876097 B2 JP 2876097B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ビデオカメラ等に使用
される広角2焦点レンズに関し,特に画角80°に及ぶ
超広角域を有する広角2焦点レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ等に使用されるレンズとし
てして,画角80°に及ぶ超広角域を含む2焦点レンズ
は従来より採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
該種2焦点レンズは特に広角側において極めて大きなデ
ィストーションが発生するという欠点を一般的に有して
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこの様な問題点
に鑑みてなされたものであり,画角80°におよぶ超広
角領域を含みながら,ディストーションが少なく,更に
諸収差が良好に補正さた広角2焦点レンズを得ることを
目的とする。
【0005】要約すれば,本発明の非球面を使用した広
角2焦点レンズは,物体側から順番に:少なくとも1面
の非球面を持つ単凹レンズと,凸レンズと凹レンズの接
合レンズとからなり,全体として負の屈折力を有する第
1レンズ群と:光軸方向に移動することにより変倍機能
を持ち,凹レンズと凸レンズの接合レンズからなり,全
体として正の屈折力を持つ第2レンズ群と:単凹レンズ
と,凸レンズと凹レンズの接合レンズとからなり,全体
として正の屈折力を有する第3レンズ群とを有し:数1
から数3に規定する条件を満足することを特徴とするも
のである。
【0006】
【数1】ν1N>ν1P, ν2N<ν2P, ν3N<ν3P
【0007】
【数2】N1N<N1P, N2N>N2P, N3N>N3P
【0008】
【数3】R21<R22<2R21
【0009】但し,数1及び数2において, νiN :第iレンズ群の接合レンズの凹レンズのアッ
ベ数 νiP :第iレンズ群の接合レンズの凸レンズのアッ
ベ数 NiN :第iレンズ群の接合レンズの凹レンズの屈折
率 NiP :第iレンズ群の接合レンズの凸レンズの屈折
率 R21 :第2レンズ群の接合レンズの物体側の面の曲
率半径 R22 :第2レンズ群の接合レンズの像面側の面の曲
率半径
【0010】
【作用】本発明の広角2焦点レンズでは,第1レンズ群
を構成する単凹レンズに少なくとも1面の非球面を形成
することにより,ワイド側でのディストーションを補正
している。
【0011】数1及び数2の条件は色収差の補正に関連
するもので,この条件が満たされないと,色収差が大き
くなり,ワイド側及びテレ側の双方において,色収差を
良好に補正することが困難になる。
【0012】数3の条件は球面収差及びコマ収差に関す
るものであり,この条件が満たされないと,特にテレ側
での下光線のコマ収差の補正が困難になる。
【0013】
【実施例】
【0014】以下,図面を参照して本発明の実施例を説
明する。図1に示す第1実施例の光軸断面図及び図6に
示す第2実施例の光軸断面図に示す様に本発明の非球面
を使用した広角2焦点レンズは,物体側から順番に:少
なくとも1面の非球面を持つ単凹レンズ1と,凸レンズ
2と凹レンズ3の接合レンズとからなり,全体として負
の屈折力を有する第1レンズ群Aと:光軸方向に移動す
ることにより変倍機能を持ち,凹レンズ4と凸レンズ5
の接合レンズからなり,全体として正の屈折力を持つ第
2レンズ群Bと:単凹レンズ6と,凸レンズ7と凹レン
ズ8の接合レンズとからなり,全体として正の屈折力を
有する第3レンズ群Cとを有し:数1から数3に規定す
る条件を満足する。尚,第4レンズ群Dを構成する9は
例えばフェースプレート等のガラス材である。
【0015】上述の第1実施例の具体的な数値は表1
に,又,上述の第2実施例の具体的な数値は表2に各々
示される。尚,表1並びに表2及び図1並びに図6にお
いて,r1 〜r16は物体側から順次レンズ各面の曲率半
径を各々示す。又,表1及び表において,d1 〜d15は
物体側から順次各レンズの肉圧又はレンズ各面間の空気
間隔を,n1 〜n9 は物体側から順次各レンズの屈折率
を,ν1 〜ν9 は物体側から順次各レンズのアッベ数を
各々示す。
【0016】又,図1に示す第1実施例及び図6に示す
第2実施例において,r9 は絞りを示し,絞りr9 は変
倍作用を果たす第2レンズ群Bと共に光軸方向に移動す
るが,その移動量は第2レンズ群Bとは異なっており,
従って,第2レンズ群Bの移動による変倍作用に伴っ
て,第1レンズ群Aと第2レンズ群Bとの間の空気間隔
d5 ,第2レンズ群Bと絞りr9 との間の空気間隔d8
,絞りr9 と第3レンズ群Cとの間の空気間隔d9 は
各々表1や表2に示す様に変化する。
【0017】更に,第1実施例及び第2実施例において
は第1レンズ群Aを構成する単凹レンズ1の物体側面r
1 が非球面形状に形成され,その非球面形状は次の数4
で定義される。
【0018】
【数4】
【0019】但し,数4において, Z:光軸からの高さがyの非球面上の点の非球面頂点の
接平面からの距離 y:光軸からの高さ C:非球面頂点の曲率(=1/r) ε:円錐定数 D,E,F,G:非球面係数 を各々示し,第1実施例及び第2実施例における,円錐
定数ε及び非球面係数D,E,F,Gの値は各々対応す
る表1及び表2中に示されている。
【0020】更に,図2は第1実施例のワイド側での球
面収差及び非点収差を,図3は第1実施例のワイド側で
のディストーション及び倍率色収差を,図4は第1実施
例のテレ側での球面収差及び非点収差を,図5は第1実
施例のテレ側でのディストーション及び倍率色収差を,
図7は第2実施例のワイド側での球面収差及び非点収差
を,図8は第2実施例のワイド側でのディストーション
及び倍率色収差を,図9は第2実施例のテレ側での球面
収差及び非点収差を,図10は第2実施例のテレ側での
ディストーション及び倍率色収差を各々示す。又,これ
らの特性曲線において,dはd線,FはF線,CはC線
を各々示し,SCはサインコンデションを示す。更に,
図2,図4,図7及び図9におけるDSはサジタル方
向,DTはメリディオナル方向を各々示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば,上記
実施例及び収差曲線に見られる様に,画角80°の超広
角領域を含み,且つ,3倍に近い高倍率を持ちながら,
ワイド側でのディストーションが少なく,更に諸収差が
良好に補正された広角2焦点レンズを得ることができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る広角2焦点レンズの
光軸断面図。
【図2】第1実施例のワイド側での球面収差及び非点収
差を示す図。
【図3】第1実施例のワイド側でのディストーション及
び倍率色収差を示す図。
【図4】第1実施例のテレ側での球面収差及び非点収差
を示す図。
【図5】第1実施例のテレ側でのディストーション及び
倍率色収差を示す図。
【図6】本発明の第2実施例に係る広角2焦点レンズの
光軸断面図。
【図7】第2実施例のワイド側での球面収差及び非点収
差を示す図。
【図8】第2実施例のワイド側でのディストーション及
び倍率色収差を示す図。
【図9】第2実施例のテレ側での球面収差及び非点収差
を示す図。
【図10】第2実施例のテレ側でのディストーション及
び倍率色収差を示す図。
【符号の説明】
A 第1レンズ群 B 第2レンズ群 C 第3レンズ群 1 単凹レンズ 2 凸レンズ 3 凹レンズ 4 凹レンズ 5 凸レンズ5 6 単凹レンズ 7 凸レンズ 8 凹レンズ8

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順番に,少なくとも1面の非
    球面を持つ単凹レンズと,凸レンズと凹レンズの接合レ
    ンズとからなり,全体として負の屈折力を有する第1レ
    ンズ群と,光軸方向に移動することにより変倍機能を持
    ち,凹レンズと凸レンズの接合レンズからなり,全体と
    して正の屈折力を持つ第2レンズ群と,単凹レンズと,
    凸レンズと凹レンズの接合レンズとからなり,全体とし
    て正の屈折力を有する第3レンズ群とを有し,次の(1),
    (2) 及び(3) に規定する条件を満足することを特徴とす
    る非球面を使用した広角2焦点レンズ。 (1) ν1N>ν1P, ν2N<ν2P, ν3N<ν3P (2) N1N<N1P, N2N>N2P, N3N>N3P (3) R21<R22<2R21 但し, νiN :第iレンズ群の接合レンズの凹レンズのアッ
    ベ数 νiP :第iレンズ群の接合レンズの凸レンズのアッ
    ベ数 NiN :第iレンズ群の接合レンズの凹レンズの屈折
    率 NiP :第iレンズ群の接合レンズの凸レンズの屈折
    率 R21 :第2レンズ群の接合レンズの物体側の面の曲
    率半径 R22 :第2レンズ群の接合レンズの像面側の面の曲
    率半径
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JP4111470B2 (ja) * 1998-02-27 2008-07-02 フジノン株式会社 広角ズームレンズ
JP2003140046A (ja) 2001-10-30 2003-05-14 Nidec Copal Corp ズームレンズ
JP4191416B2 (ja) 2002-03-04 2008-12-03 日本電産コパル株式会社 ズームレンズ
JP4612823B2 (ja) 2004-09-16 2011-01-12 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
CN108604001B (zh) * 2016-02-24 2020-12-15 松下知识产权经营株式会社 变焦透镜***、具有变焦透镜***的摄像装置及具有摄像装置的车辆

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