JP4600790B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、サイドウォールの外表面に例えば商標、タイヤ品種、図形等の表示部やサイドプロテクター等の突設部が刻設された空気入りタイヤに関する。
一般に、この種の空気入りタイヤの第1の例としては、サイドウォールの外表面に加硫用金型によって刻設されて成る標章等の表示部を備えたものが知られている。この表示部の表面には図20に示すように縁部分100が設けられ、縁部分100とその内側部分101との間に段差が設けられている。
また、この種の空気入りタイヤの第2の例としては、サイドウォールの外表面に加硫用金型によって刻設されて成る標章等の表示部を備えたものが知られている。この表示部の表面には互いに幅方向に並ぶように複数の溝が設けられている。
さらに、この種の空気入りタイヤの第3の例としては、サイドウォールの径方向所定範囲にリッジと称される複数の溝が互いに幅方向に並ぶように設けられたものが知られている。
特開平10−067208号公報 特開平9−086106号公報 特開2006−213282号公報
ところで、前記第1の例の空気入りタイヤでは、表示部の縁部分100と内側部分101との間に段差が設けられている。このため、縁部分100の近傍の内側部分101に縁部分100の影が形成され、表示部の表面に段差があることを視認可能である。しかしながら、サイドウォールの外表面に周方向に連続する凸状部等を設けることは一般的に行われており、サイドウォールの外表面に他の段差を設けることも一般的である。このため、表示部の段差が目立ち難く、前記段差を設けることによって表示部の視認性向上を図ることは難しい。
また、前記第2の例の空気入りタイヤでは、表示部に複数の溝が設けられている。このため、溝部以外の部分が明るく見えるとともに溝部が暗く見え、表示部の表面に複数の溝があることを視認可能である。しかしながら、前記第3の例に示されているように、サイドウォールの外表面にリッジを設けることは一般的であり、リッジと表示部の溝とは同様である。このため、サイドウォールにリッジを設ける場合に表示部が目立ち難く、表示部の視認性を向上する上で好ましくない。
本発明の目的は、サイドウォールに設けられた表示部の視認性を効果的に向上することができる空気入りタイヤを提供することである。
前記目的を達成するため、本発明の空気入りタイヤは、サイドウォールの外表面に文字または図形が刻設されて成る表示部を備え、前記表示部の文字または図形の表面に複数の凹状部が設けられ、各凹状部はそれぞれ所定方向に延びるとともに延設方向と交差する方向に互いに並ぶように配置されている。また、各凹状部の幅方向一端側及び他端側がタイヤ幅方向の外側に曲率中心を有する曲面によって形成され、互いに隣り合う2つの凹状部の間において各凹状部の曲面が交わる部分に稜線が形成されている。また、各凹状部は、深さが0.1mm以上且つ幅が4mm以上であり、各凹状部の幅は深さに対して5倍以上であり、前記各凹状部の幅方向一端側及び他端側の曲面の曲率半径は、その曲面が設けられた凹状部の深さに対して13倍以上である
また、本発明の空気入りタイヤは、サイドウォールの外表面に加硫用金型によって形成された突設部を備え、前記突設部の表面に複数の凹状部が設けられ、各凹状部はそれぞれ所定方向に延びるとともに延設方向と交差する方向に互いに並ぶように配置されている。また、各凹状部の幅方向一端側及び他端側がタイヤ幅方向の外側に曲率中心を有する曲面によって形成され、互いに隣り合う2つの凹状部の間において各凹状部の曲面が交わる部分に稜線が形成されている。また、各凹状部は、深さが0.1mm以上且つ幅が4mm以上であり、各凹状部の幅は深さに対して5倍以上であり、前記各凹状部の幅方向一端側及び他端側の曲面の曲率半径は、その曲面が設けられた凹状部の深さに対して13倍以上である
このように、表示部の文字または図形の表面や突設部の表面に複数の凹状部が設けられ、各凹状部はそれぞれ所定方向に延びるとともに互いに延設方向と交差する方向に並ぶように配置されている。また、各凹状部の幅方向一端側及び他端側がタイヤ幅方向の外側に曲率中心を有する曲面によって形成されている。このため、凹状部の曲面部に輝度のグラデーションが生じ、そのグラデーションが各凹状部にそれぞれ生ずるとともに、各凹状部のグラデーションが見る方向や光の方向によってそれぞれ変化する。
また、サイドウォールはトロイダル状に形成されたタイヤの一部であることから、各凹状部はその臨む方向が互いに少しずつ異なるように配置される。このため、各凹状部のグラデーションの変化も互いに異なるように見える。
また、互いに隣り合う2つの凹状部の間において、各凹状部の曲面が交わる部分に稜線が形成されている。このため、表示部を構成する文字または図形の表面の輝度や突設部の表面の輝度が稜線を挟んで変化する。
また、本発明の空気入りタイヤは、サイドウォールの外表面に文字または図形が刻設されて成る表示部を備え、前記表示部の文字または図形の表面に複数の凹状部が設けられ、各凹状部はそれぞれ所定方向に延びるとともに延設方向と交差する方向に互いに並ぶように配置されている。また、各凹状部がタイヤ幅方向の外側に曲率中心を有する曲面によって形成され、互いに隣り合う2つの凹状部の間において各凹状部の曲面が交わる部分に稜線が形成されている。また、各凹状部は、深さが0.1mm以上且つ幅が4mm以下であり、各凹状部の幅は深さに対して5倍以上である。
また、本発明の空気入りタイヤは、サイドウォールの外表面に加硫用金型によって形成された突設部を備え、前記突設部の表面に複数の凹状部が設けられ、各凹状部はそれぞれ所定方向に延びるとともに延設方向と交差する方向に互いに並ぶように配置されている。また、各凹状部がタイヤ幅方向の外側に曲率中心を有する曲面によって形成され、互いに隣り合う2つの凹状部の間において各凹状部の曲面が交わる部分に稜線が形成されている。また、各凹状部は、深さが0.1mm以上且つ幅が4mm以下であり、各凹状部の幅は深さに対して5倍以上である。
このように、表示部の文字または図形の表面や突設部の表面に複数の凹状部が設けられ、各凹状部はそれぞれ所定方向に延びるとともに互いに延設方向と交差する方向に並ぶように配置されている。また、各凹状部はタイヤ幅方向の外側に曲率中心を有する曲面によって形成されている。このため、凹状部の曲面部に輝度のグラデーションが生じ、そのグラデーションが各凹状部にそれぞれ生ずるとともに、各凹状部のグラデーションが見る方向や光の方向によってそれぞれ変化する。
また、サイドウォールはトロイダル状に形成されたタイヤの一部であることから、各凹状部はその臨む方向が互いに少しずつ異なるように配置される。このため、各凹状部のグラデーションの変化も互いに異なるように見える。
また、互いに隣り合う2つの凹状部の間において、各凹状部の曲面が交わる部分に稜線が形成されている。このため、表示部を構成する文字または図形の表面の輝度や突設部の表面の輝度が稜線を挟んで変化する。
本発明によれば、見る方向や光の方向によって各凹状部の輝度のグラデーションが変化するので、表示部や突設部の表面が立体的に見えるとともに、表示部や突設部がサイドウォールの他の部分に対して目立ち易くなる。即ち、サイドウォールに設けられた表示部や突設部の視認性を効果的に向上する上で極めて有利である。
また、見る方向や光の方向によって各凹状部の輝度のグラデーションが変化し、各凹状部のグラデーションの変化が互いに異なるように見え、表示部を構成する文字または図形の表面の輝度や突設部の表面の輝度が稜線を挟んで変化する。このため、表示部を構成する文字または図形の表面や突設部の表面が見る者に独特の印象を与える。即ち、サイドウォール部に設けられた表示部や突設部の視認性を向上する上で極めて有利である。
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、特徴と、利益は、以下の説明と添付図面によって明らかになる。
本発明における第1実施形態を示す空気入りタイヤの要部斜視図である。 空気入りタイヤの側面図である。 空気入りタイヤの断面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 実験結果を示す表である。 実験結果を示す表である。 第1実施形態の第1変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 第1実施形態の第2変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 第1実施形態の第3変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 第1実施形態の第4変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 第1実施形態の第5変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 第1実施形態の第6変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 本発明における第2実施形態を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 本発明における第3実施形態を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 実験結果を示す表である。 第3実施形態の変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 第1実施形態の第7変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 第1実施形態の第8変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 第1実施形態の第9変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 従来の表示部の第1の例である。 実験結果を示す表である。 実験結果を示す表である。 実験結果を示す表である。 実験結果を示す表である。 実験結果を示す表である。 実験結果を示す表である モデルの斜視図である。 モデルの側面図である。 評価に用いられた平板状モデルの一部である。 評価に用いられた平板状モデルの一部である。 評価に用いられた平板状モデルの一部である。 評価に用いられた平板状モデルの一部である。 評価に用いられた平板状モデルの一部である。 評価に用いられた平板状モデルの一部である。 評価に用いられた平板状モデルの一部である。 評価に用いられた平板状モデルの一部である。 単一の円弧によって形成されている凹状部と幅方向一端側及び他端側が曲面によって形成されている凹状部との比較を示す図である。 実験結果を示す表である。 第1実施形態の第10変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 第1実施形態の第11変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 第1実施形態の第12変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 第1実施形態の第13変形例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。 第1実施形態の第13変形例を示す空気入りタイヤの側面図である。
[第1実施形態]
図1乃至図5は本発明における第1実施形態を示す。図1は空気入りタイヤの要部斜視図、図2は空気入りタイヤの側面図、図3は空気入りタイヤの断面図、図4は図1におけるA−A線断面図、図5は実験結果を示す表である。
この空気入りタイヤは、図1乃至図4に示すように、サイドウォール10における外表面11に、複数の図形21から成る第1表示部20を有し、複数の文字31から成るとともに標章等をあらわす第2表示部30を有する。尚、加硫用金型には各表示部20,30に応じた凹状部が設けられ、その凹状部によってサイドウォール10に各表示部20,30が刻設される。本実施形態では、各表示部20,30はサイドウォールの外表面11に対して凸状に形成されているが、各表示部20,30をサイドウォールの外表面11に対して凹状に形成することも可能である。サイドウォール10の外表面11において各表示部20,30が設けられている範囲11aは他の範囲11bよりも少し凹状に形成されている。また、各表示部20,30はタイヤ幅が最大になる位置またはその近傍に設けられている。
各第1表示部20は複数の平行四辺形状の図形21から成り、各図形21は互いにタイヤ周方向に間隔をおいて設けられている。また、各図形21におけるタイヤ幅方向外側を臨む表面には複数の凹状部22が設けられている。各凹状部22はタイヤ周方向に延びるように設けられ、延設方向と交差する方向(本実施形態では直交する方向)に互いに並ぶように配置されている。各凹状部22はそれぞれ曲面によって形成され、各曲面の曲率中心C1は曲面に対してタイヤ幅方向の外側に配置されている。
以上のように構成された空気入りタイヤは、第1表示部20の図形21の表面にそれぞれ複数の凹状部22が設けられている。また、各凹状部22はタイヤ周方向に延びるように設けられ、互いに延設方向と交差する方向に並ぶように配置されている。また、各凹状部22はタイヤ幅方向の外側に曲率中心C1を有する曲面によって形成されている。このため、各凹状部22の曲面に輝度のグラデーションが生ずる。即ち、図1及び図4に示すように、例えば上方の光源LSから光が照射されるとともに、サイドウォール10をタイヤ幅方向の外側から見る場合、各凹状部22に上側から下側に向かって徐々に輝度が高くなるグラデーションが生ずる。また、各凹状部22のグラデーションは見る方向や光の方向によってそれぞれ変化する。さらに、サイドウォール10はトロイダル状に形成されたタイヤの一部であり、各凹状部22の臨む方向が互いに少しずつ異なる。このため、各凹状部22のグラデーションの変化も互いに異なる。さらに、互いに隣り合う2つの凹状部22の間において、各凹状部22の曲面が交わる部分に稜線RLが形成される。このため、図形21の表面の輝度が稜線RLを挟んで変化するので、稜線RLを視認可能である。
このように、本実施形態によれば、見る方向や光の方向によって各凹状部22の輝度のグラデーションが変化する。このため、第1表示部20の各図形21が立体的に見えるとともに、第1表示部20の各図形21がサイドウォール10の他の部分に対して目立ち易くなる。即ち、サイドウォール10に設けられた第1表示部20の視認性を効果的に向上する上で極めて有利である。
さらに、各凹状部22の曲面が互いに交わる部分に稜線RLが形成され、稜線RLは認識可能である。このため、各凹状部22のグラデーションと複数の稜線RLとの組み合わせにより、第1表示部20の各図形21が観察者に独特の印象を与える。
また、第1表示部20は複数の図形21から成り、各図形21は互いにタイヤ周方向に間隔をおいて配置され、各図形21はそれぞれ平行四辺形状に形成されている。このため、各凹状部22のグラデーション及び複数の稜線RLとの組み合わせにより、第1表示部20が観察者に独特の印象を与える。
また、各凹状部22はタイヤ周方向に延びるように設けられている。このため、タイヤの空気抵抗を低減する上で有利であり、加硫用金型の加工も容易である。
また、加硫用金型には稜線RLに対応する部分に溝が形成されることになる。このため、その溝を介して加硫成形時の空気や発生ガスを逃がすことができ、加硫成形時に図形21の部分のゴム流れを向上する上で有利である。
また、凹状部22の幅W(幅寸法)と深さD(深さ寸法)との関係を変化させることにより、各凹状部22のグラデーション及び各稜線RLの見え方が変化する。尚、本明細書においては、凹状部22の幅方向は凹状部22の延設方向と直交しており、凹状部22の幅W(幅寸法)は凹状部22の幅方向における寸法である。図5では、幅Wの深さDに対する倍率を複数種類設定することによる、各凹状部22のグラデーションの視認性及び各稜線RLの視認性の実験結果が示されている。尚、この実験では、幅Wを4mmに設定した上で、幅Wの深さDに対する倍率が複数種類設定されている。これにより、幅Wが深さDに対して20倍より大きくなると各稜線RL及びグラデーションの視認性が低下し、幅Wが深さDに対して2倍より小さくなると各稜線RL及びグラデーションの視認性が低下する。即ち、この実験では、幅Wは深さDに対して2倍以上20倍以下であることが好ましいという結果が得られた。
また、凹状部22の幅Wの大きさを変化させることにより、各凹状部22のグラデーション及び各稜線RLの見え方が変化する。図6では、幅Wを深さDに対して10倍に設定するとともに、幅Wを複数種類設定することによる、各凹状部22のグラデーションの視認性及び各稜線RLの視認性の実験結果が示されている。これにより、幅Wが1mm未満になるとグラデーション及び各稜線RLの視認性が低下する。即ち、幅Wは1mm以上であることが好ましい。
尚、本実施形態では、凹状部22がタイヤ幅方向の外側に単一の曲率中心C1を有する曲面によって形成されている。これに対し、凹状部22の曲面の曲率を徐々に変化させることも可能である。この場合、タイヤ幅方向の外側の曲率中心位置は単一ではなく複数または線状となる。また、凹状部22の曲面の曲率を徐々に変化させる場合でも、単一の曲率中心C1を有する場合と同様の作用効果を達成することが可能である。
尚、本実施形態では、各凹状部22の全体がタイヤ幅方向の外側に曲率中心C1を有する曲面によって形成されている。これに対し、図7に示すように、各凹状部22の幅方向一端側及び他端側を曲面CSによって形成し、他の面OSを平面またはタイヤ幅方向の内側に曲率中心を有する曲面によって形成することも可能である。ここで、曲面CSの曲率中心は曲面CSに対してタイヤ幅方向の外側に配置されている。この場合でも各曲面CSに輝度のグラデーションが生じ、各凹状部22の間に稜線RLが形成される。このため、前述と同様の作用効果を達成することが可能である。尚、他の面OSをサイドウォール10の外表面と平行に延びるように形成することも可能である。
この場合でも、凹状部22の幅W及び深さDを変化させることにより、曲面CSの曲率半径が変化する。即ち、各凹状部22のグラデーション及び各稜線RLの見え方が変化する。また、幅Wの深さDに対する倍率と、グラデーション及び各稜線RLの視認性との関係や、凹状部22の幅Wの大きさと、グラデーション及び各稜線RLの視認性との関係は、図5及び図6の結果と同様である。
尚、本実施形態では、図形21に4つずつ凹状部22が設けられている。これに対し、図形21に各凹状部22が2つ以上設けられていれば、前述と同様の効果を達成することが可能である。また、図形21に各凹状部22が3つ以上設けられていれば、前述の効果が顕著になる。このため、図形21に各凹状部22が3つ以上設けられていることが好ましい。
また、本実施形態では、第1表示部20の各図形21の表面に複数の凹状部22が設けられている。これに対し、図10に示すように、第2表示部30の各文字31の表面に複数の凹状部22を設けることも可能である。さらに、本実施形態では、各凹状部22の幅Wが一定である。これに対し、図11に示すように、各凹状部22を延設方向に向かって徐々に幅Wが大きくなるように形成することも可能である。この場合でも、各凹状部は互いに延設方向と交差する方向に並設される。このため、前述と同様の作用効果を達成することが可能である。さらに、図12に示すように、各凹状部22を幅Wが互いに異なるように形成することも可能であり、この場合でも、前述と同様の作用効果を達成することが可能である。図10乃至図12の変更は以下の第2及び第3実施形態にも適用可能である。
[第1参考例]
また、図8及び図9に示すように、各凹状部22の幅方向一端側をタイヤ幅方向の外側に曲率中心を有する曲面CSによって形成し、他の面OSを平面またはタイヤ幅方向の内側に曲率中心を有する曲面によって形成することも可能である。この場合でも、各曲面CSに輝度のグラデーションが生じ、各凹状部22の間に稜線RLが形成される。このため、前述と同様の作用効果を達成することが可能である。
[第2参考例]
図13は本発明における第2参考例を示す空気入りタイヤの要部断面図である。尚、第1実施形態と同等の構成部分には同一の符号が付されている。
第2参考例では、第1表示部20の各図形21に複数の凹状部22が設けられる代わりに複数の凸状部23が設けられている。
この場合、各凸状部23はタイヤ周方向に延びるように設けられ、延設方向と交差する方向(本実施形態では直交する方向)に互いに並ぶように配置されている。各凸状部23はそれぞれ曲面によって形成され、その曲面の曲率中心C2は曲面に対してタイヤ幅方向の内側に配置されている。
以上のように構成された空気入りタイヤは、第1表示部20の図形21の表面にそれぞれ複数の凸状部23が設けられている。また、各凸状部23はタイヤ周方向に延びるように設けられ、互いに延設方向と交差する方向に並設されている。また、各凸状部23はタイヤ幅方向の内側に曲率中心C2を有する曲面によって形成されている。このため、各凸状部23の曲面に輝度のグラデーションが生ずる。また、各凸状部23のグラデーションは見る方向や光の方向によってそれぞれ変化する。さらに、サイドウォール10はトロイダル状に形成されたタイヤの一部であり、各凸状部23の臨む方向が互いに少しずつ異なる。このため、各凸状部23のグラデーションの変化も互いに異なる。さらに、互いに隣り合う2つの凸状部23の間において、各凸状部23の曲面が交わる部分に谷線VLが形成され、図形21の表面の輝度が谷線VLを挟んで変化する。このため、谷線VLを視認可能である。
このように、本実施形態によれば、見る方向や光の方向によって各凸状部23の輝度のグラデーションが変化する。このため、第1表示部20の各図形21が立体的に見え、第1表示部20の各図形21がサイドウォール10の他の部分に対して目立ち易くなる。即ち、サイドウォール10に設けられた第1表示部20の視認性を効果的に向上する上で極めて有利である。
さらに、各凸状部23の曲面が互いに交わる部分に谷線VLが形成され、谷線VLは視認可能である。このため、各凸状部23のグラデーションと複数の谷線VLとの組み合わせにより、第1表示部20が観察者に独特の印象を与える。
また、各凸状部23はタイヤ周方向に延びるように設けられている。このため、タイヤの空気抵抗を低減する上で有利であり、加硫用金型の加工も容易である。
[第3参考例]
図14乃至図15は本発明における第3参考例を示す。図14は空気入りタイヤの要部断面図、図15は実験結果を示す表である。尚、第1実施形態と同等の構成部分には同一の符号が付されている。
第3参考例では、第1表示部20の各図形21に複数の凹状部22が設けられる代わりに複数の凹状部24が設けられている。
この場合、各凹状部24はタイヤ周方向に延びるように設けられ、延設方向と交差する方向(本実参考例では直交する方向)に互いに並ぶように配置されている。各凹状部24は、凹状部24の幅方向一端から幅方向中央側に向かってタイヤの内側に傾斜する第1傾斜面24aと、凹状部24の幅方向他端から幅方向中央側に向かってタイヤの内側に傾斜する第2傾斜面24bとから構成されている。また、各傾斜面24a,24bは平面状に形成されている。さらに、各凹状部24の幅Wは深さDに対して約5倍となっている。
以上のように構成された空気入りタイヤは、第1表示部20の図形21の表面にそれぞれ複数の凹状部24が設けられている。また、各凹状部24はタイヤ周方向に延びるように設けられ、互いに延設方向と交差する方向に並設されている。また、各凹状部24が第1傾斜面24aと第2傾斜面24bとから構成され、各凹状部24の幅Wが深さDに対して5倍である。このため、見る方向や光の方向によって第1傾斜面24a及び第2傾斜面24bの輝度が変化し、第1傾斜面24aと第2傾斜面24bの輝度の変化が互いに異なる。さらに、互いに隣り合う2つの凹状部24の間に稜線RLが形成され、各傾斜面24a,24bが交わる部分に谷線VLが形成される。また、図形21の表面の輝度が稜線RL及び谷線VLを挟んで変化する。このため、稜線RL及び谷線VLがあることを視認可能である。
このように、本参考例によれば、見る方向や光の方向によって第1傾斜面24a及び第2傾斜面24bの輝度が変化する。このため、第1表示部20の各図形21が立体的に見えるとともに、第1表示部20の各図形21がサイドウォール10の他の部分に対して目立ち易くなる。即ち、サイドウォール10に設けられた第1表示部20の視認性を向上する上で極めて有利である。
さらに、互いに隣り合う2つの凹状部24の間に稜線RLが形成され、各傾斜面24a,24bが交わる部分に谷線VLが形成され、稜線RL及び谷線VLは視認可能である。このため、各傾斜面24a,24bの輝度の変化と複数の稜線RL及び谷線VLとの組み合わせにより、第1表示部20が観察者に独特の印象を与える。
また、凹状部24の幅Wと深さDとの関係を変化させることにより、各凹状部24のグラデーション及び各線RL,VLの見え方が変化する。図15では、幅Wの深さDに対する倍率を複数種類設定することによる、各凹状部24の各傾斜面24a,24bの輝度変化の視認性及び各線RL,VLの視認性の実験結果が示されている。尚、この実験では、幅Wを4mmに設定した上で、幅Wの深さDに対する倍率が複数種類設定されている。これにより、幅Wが深さDに対して20倍より大きくなると、各稜線RLの視認性、各谷線VLの視認性及び各傾斜面24a,24bの輝度変化の視認性が低下する。また、幅Wが深さDに対して2倍より小さくなると、各稜線RLの視認性、各谷線VLの視認性及び各傾斜面24a,24bの輝度変化の視認性が低下する。即ち、幅Wは深さDに対して2倍以上20倍以下であることが好ましい。
尚、本参考例では、各傾斜面24a,24bが平面状に形成されている。これに対し、図16に示すように、各傾斜面24a,24bをタイヤ幅方向の内側に曲率中心を有する曲面によって形成することも可能であり、この場合でも、前述と同様の作用効果を達成することが可能である。
尚、第1実施形態と第1乃至第3参考例では、各凹状部22、各凸状部23及び各凹状部24がタイヤ周方向に延びるように形成されている。これに対し、例えば図17に示すように、各凹状部22を第2表示部30の各文字31にタイヤ径方向に延びるように形成することも可能である。また、図18に示すように、各凹状部22をタイヤ周方向に対して斜めの方向に延びるように形成することも可能である。これらの場合でも前述と同様の作用効果を達成することが可能である。
さらに、第1実施形態と第1乃至第3参考例において、各凹状部22及び各凹状部24の幅Wの深さDに対する倍率を延設方向に亘って一定にすることも可能であり、延設方向に徐々に大きくまたは小さくすることも可能である。さらに、図19に示すように、例えば凹状部22を第2表示部30の文字に設ける場合に、凹状部22の延設方向の断面において凹状部の輪郭がタイヤ幅方向の外側に曲率中心を有する曲線となるように構成することも可能である。この場合、凹状部22の延設方向にも輝度のグラデーションが生じ、前述の効果がより顕著となる。尚、図19(b)は図19(a)におけるB−B線断面図である。
尚、第1実施形態では、図1及び図2に示されているように、各図形21の表面に複数の凹状部22が設けられ、各凹状部22はタイヤ周方向に延びるように形成されている。また、各図形21もタイヤ周方向に並ぶように設けられている。さらに、各図形21にそれぞれ4つずつ(同じ数ずつ)凹状部22が設けられている。これにより、各図形21にあらわれる各凹状部22のグラデーション及び各稜線RLが互いに調和しているように見え、第1表示部20の各図形21が観察者に独特の印象を与える。即ち、サイドウォール10に設けられた第1表示部20の視認性を効果的に向上する上で極めて有利である。この構成は第2及び第3参考例にも適用可能であり、同様の効果を達成可能である。
さらに、第1実施形態では、図1及び図2に示されているように、隣り合う図形21に設けられた各凹状部22がそれぞれタイヤ周方向に並んでいる。これにより、各図形21にあらわれる各凹状部22のグラデーション及び各稜線RLが互いにより調和しているように見え、第1表示部20の各図形21が観察者により独特の印象を与える。即ち、サイドウォール10に設けられた第1表示部20の視認性を効果的に向上する上で極めて有利である。この構成は第2及び第3参考例にも適用可能であり、同様の効果を達成可能である。
尚、第1実施形態では、図1及び図2に示されているように、第1表示部20には9個の図形がタイヤ周方向に並ぶように設けられている。これに対し、第1表示部20に2個の図形がタイヤ周方向に並ぶように設けられている場合は、各凹状部22がそれぞれタイヤ周方向に並設されることによる効果を達成可能である。また、好ましくは、第1表示部20に3個以上の図形がタイヤ周方向に並設されている方が、各凹状部22がそれぞれタイヤ周方向に並設されることによる効果が顕著にあらわれる。
尚、第1実施形態では、幅Wを4mmに設定するとともに、幅Wの深さDに対する比率を複数種類設定し、各稜線RL及びグラデーションの視認性が評価されている(図5参照)。最初の出願の後、出願人は本発明についてさらに検討を重ね、さらなる結果を得るに至った。以下に新たに得られた結果について説明する。また、本実施形態の第1表示部20及び第2表示部30は、例えばサイズ225−65R17のタイヤに設けられるものである。尚、他のサイズのタイヤに本実施形態の第1表示部20及び第2表示部30を設けることも可能である。
出願人は、図21乃至図25に示すように、凹状部22の幅W及び深さDの値を複数種類設定した複数種類のCG(コンピュータグラフィック)モデルを作成し、各稜線RL及びグラデーションの視認性の評価を行った。この評価では、図26及び図27に例示するような平板状のモデルにおいて、その厚さ方向一方の面に複数の凹状部22が設けられ、各凹状部22にあらわれるグラデーション及び各凹状部22の間にあらわれる稜線RLの視認性が評価されている。また、このグラデーション及び稜線RLの視認性の評価では、図27に示すように、平板状のモデルの厚さ方向一方の面と略30°をなす方向から光が照射されている。また、各モデルが厚さ方向一方の面と略45°をなすとともに各凹状部22の並設方向と略30°をなす斜めの方向から観察されている。尚、タイヤが自動車に装着された際や、タイヤが販売のために平積みされている際に、サイドウォール10の外表面11に略30°をなす方向から日光等の光が照射されることがよく発生すると考えられ、外表面11と略45°をなすとともに各凹状部22の並設方向と略30°をなす方向から各凹状部22が観察される機会も多いと考えられるため、前述の条件で評価が行われている。
また、図21乃至図26では、各凹状部22がタイヤ幅方向の外側に曲率中心C1を有する単一の曲面によって形成されている場合(例えば図4に示されているように、凹状部22が単一の円弧によって形成されている場合)について評価が行われている。
また、図21乃至図26における稜線RL及びグラデーションの視認性の評価結果は、複数人の観察者によって各モデルの稜線RL及びグラデーションの視認性を評価し、各観察者の評価結果を集計して指数化したものである。具体的には、各観察者が、「視認性は極めて良好」、「視認性は良好」、「視認性が悪いまたは見えない」の3段階評価を行い、その評価結果が集計及び指数化されたものである。また、全ての観察者のうち75%以上が「視認性は良好」と判断した場合の評価結果を100としており、全ての観察者のうち90%以上が「視認性は良好」と判断した場合の評価結果を102としている。ここで、数字の大きい方が評価結果が良好であり、出願人は、評価結果が100以上である場合は視認性が良好であると考えている。
図21に示されているように、各凹状部22の深さが0.1mm未満である場合は、各凹状部22が浅すぎるため、稜線RL及びグラデーションの視認性が著しく低下することが判明した。また、各凹状部22の深さが0.1mm以上であれば、以下に示されている幅Wの深さDに対する比率(W/D)の範囲において、稜線RL及びグラデーションの視認性が良好になることが判明した。
また、図21乃至図24に示されているように、各凹状部22の深さDが0.1mmから0.2mmの範囲では、例えば幅Wの深さDに対する比率(W/D)が40である評価結果(実施例1,4,7,10)を比較すると、各凹状部22の深さDが深くなるにつれて、稜線RL及びグラデーションの視認性が向上している。また、図24乃至図26に示されているように、各凹状部22の深さDが0.2mm以上の範囲では、幅Wの深さDに対する比率(W/D)が60である評価結果(実施例11,16,22)を比較すると、各凹状部22の深さに伴う稜線RL及びグラデーションの視認性の向上が顕著ではなくなることが判明した。
一方、図21乃至図26に示されているように、各凹状部22の幅Wが2mm以下の範囲では、各凹状部22が細すぎてグラデーションの視認性が悪く、各凹状部22が溝のように見え易くなることが判明した。これに対し、各凹状部22の幅Wが4mm以上の範囲では、稜線RL及びグラデーションの視認性が良好であることが判明した。
また、図21乃至図26に示されているように、幅Wの深さDに対する比率(W/D)が2以上60以下であれば、稜線RL及びグラデーションの視認性が良好であることが判明した。さらに、図26に示されているように、幅Wの深さDに対する比率(W/D)が5以上であれば、グラデーションの視認性がより向上し、幅Wの深さDに対する比率(W/D)が10以上であれば、グラデーションの視認性がさらに向上することが判明した。
即ち、幅Wの深さDに対する比率(W/D)が2以上60以下であれば、稜線RL及びグラデーションの視認性が良好であり、幅Wの深さDに対する比率(W/D)が5以上60以下であれば、グラデーションの視認性がより良好となり、幅Wの深さDに対する比率(W/D)が10以上60以下であれば、グラデーションの視認性がさらに良好となることが判明した。凹状部が深い(W/Dの比率が小さい)と、モデルを厚さ方向一方の面と略30°をなす方向から観察した際に、凹状部の表面の一部が稜線近傍の突出によって見えなくなる(本明細書では、この様な状態を「段差状に見える」と言う)か、凹状部の表面の一部が稜線近傍の突出によって見え難くなる。このため、幅Wの深さDに対する比率(W/D)が2〜10の範囲においては、W/Dが大きくなるに伴って凹状部のグラデーションの視認性が向上するものと考えられる。
また、図21乃至図26の評価では、各凹状部22が単一の円弧によって形成されている。このため、図21乃至図26に示されているように、各評価における各凹状部22の曲面の曲率半径Rを導出することができる。これにより、曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)が1以上451以下であれば、稜線RL及びグラデーションの視認性が良好であり、曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)が4以上451以下であれば、グラデーションの視認性がより良好となり、曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)が13以上451以下であれば、グラデーションの視認性がさらに良好となることが判明した。
さらに、図21乃至図26に示されているように、前記各観察者は、各モデルが厚さ方向一方の面と略30°をなす方向から観察された場合(30°方向観察結果)と、各モデルが厚さ方向一方の面と略15°をなす方向から観察された場合(15°方向観察結果)において、各凹状部22が前述のように段差状に見えるか否かを評価した。尚、例えば図35に示されているように、稜線RLの向こう側の凹状部の表面が良く見えない場合に、段差状に見えると評価される。図35は実施例17のモデルを30°方向から観察したものである。図21乃至図26では、各観察者のうち75%以上が段差状に見えないと判断した場合に評価結果を「見えない」としている。
また、図29乃至図33に評価に用いた平板状のモデルの一部が示されており、図26に示されているように、W/Dが10〜60(R/Dが13〜451)の場合に、稜線RL及びグラデーションの視認性が極めて良好になっている。また、特にW/Dが15以上(R/Dが29以上)の場合、観察者の多くは、引用文献2のように溝を設ける場合と比較し、平板状のモデルの厚さ方向一方の面が滑らかで平面に近いと感じていた。即ち、引用文献2のように表示部20の各図形21の表面に複数の溝が設けられるものと全く異なる外観になる。さらに言えば、各図形21の表面に複数の溝を設ける場合のように大きな凹凸が発生することがないのに、各図形21の表面が稜線RL及びグラデーションによって立体的に見え、第1表示部20の各図形21が観察者に独特の印象を与える。この理由により、例えばサイドウォール10の前記範囲11aにリッジと称される複数の溝が形成されている場合でも、各図形21が目立ち易くなり、サイドウォール10に設けられた第1表示部20の視認性を効果的に向上する上で極めて有利である。
また、図21乃至図26に示されているように、W/Dが10以上(R/Dが13以上)になると、30°方向観察結果において評価が「見えない」となり(図35及び図36参照)、W/Dが15以上(R/Dが29以上)になると、15°方向観察結果において評価が「見えない」となる。即ち、W/Dが10以上60以下(R/Dが13以上451以下)の場合に、各図形21の表面に複数の溝を設ける場合のように大きな凹凸が発生することがないのに、各図形21の表面が稜線RL及びグラデーションによって立体的に見えるという、独特の効果を達成することができる。また、W/Dが15以上60以下(R/Dが29以上451以下)の場合に、前記独特の効果をより顕著になる。また、W/Dが10以上60以下(R/Dが13以上451以下)または15以上60以下(R/Dが29以上451以下)となる場合は、観察方向を問わずにグラデーションの視認性が良くなるという利点もある。
尚、図21乃至図26では、各凹状部22が単一の円弧によって形成されている場合において、各凹状部22の幅W、深さD、幅Wの深さDに対する比率(W/D)及び曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)の範囲が導出されている。これに対し、図7に示されているように、各凹状部22の幅方向一端側及び他端側が曲面CSによって形成され、他の面OSが平面またはタイヤ幅方向の内側に曲率中心を有する曲面によって形成されている場合は、各凹状部22の幅W、深さD、幅Wの深さDに対する比率(W/D)及び曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)の範囲は以下のように導出される。尚、この平面としては、わずかに湾曲している曲面、例えばタイヤ幅方向の外側や内側に曲率中心を有するとともに曲率半径が500以上であるほぼ平面状の曲面も含まれる。また、このような場合であっても以下に示される効果を達成することが可能である。
先ず、幅方向一端側及び他端側が曲面CSによって形成され、他の面OSが平面またはタイヤ幅方向の内側に曲率中心を有する曲面によって形成されている凹状部22の一例としては、図37に示されているように、単一の円弧によって形成されている凹状部22が中間部分で分離され、分離された部分に他の面OSが設けられたものを考えることができる。従って、幅W、深さD、曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)が図21乃至図26によって導出された範囲内であれば、グラデーション及び稜線RLの視認性が良好になる。
即ち、各凹状部22の幅方向一端側及び他端側が曲面CSによって形成され、他の面OSが平面またはタイヤ幅方向の内側に曲率中心を有する曲面によって形成されている場合でも、各凹状部22の深さが0.1mm以上であれば、幅Wや曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)の条件が満たされることにより、稜線RL及びグラデーションの視認性が良好になる。
また、各凹状部22の幅Wが4mm以上の範囲では、稜線RL及びグラデーションの視認性が良好になる。
また、幅Wの深さDに対する比率(W/D)が2以上であり、且つ、曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)が1以上451以下であれば、稜線RL及びグラデーションの視認性が良好である。ここでは、凹状部22が単一の円弧によって形成されている場合のように、幅Wの深さDに対する比率(W/D)の上限が設定されていない。これは、幅方向一端側及び他端側が曲面CSによって形成され、他の面OSが平面またはタイヤ幅方向の内側に曲率中心を有する曲面によって形成されている凹状部22の場合は、稜線RL及びグラデーションの視認性は、曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)に依存するからであり、W/Dは他の面OSの長さによって調整可能であるからである。
同様に、幅Wの深さDに対する比率(W/D)が5以上であり、且つ、曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)が4以上451以下であれば、稜線RL及びグラデーションの視認性がより良好となる。さらに、幅Wの深さDに対する比率(W/D)が10以上であり、且つ、曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)が13以上451以下であれば、稜線RL及びグラデーションの視認性がさらに良好となる。
また、R/Dが13以上になると、30°方向観察結果において評価が「段差状に見えない」となり、R/Dが29以上になると、15°方向観察結果において評価が「段差状に見えない」となる。
これらの評価結果を図38に示す。図38において、実施例9と実施例24との比較、実施例10と実施例25との比較、実施例11と実施例26との比較により、前記結果が明らかとなっている。
ここで、前記深さDは、例えば図4及び図7に示されているように、凹状部22の幅方向両端を結ぶ仮想直線ILに対する最大深さである。従って、図39及び図40に示すように、図形21の表面がサイドウォールのプロファイルに沿って曲面状に形成され、他の面OSがタイヤ幅方向の内側に曲率中心を有する曲面(例えばサイドウォールのプロファイルと平行である曲面)によって形成されている場合でも、凹状部22の幅方向両端を結ぶ仮想直線ILに対する最大深さが深さDとなる。
また、図形21の表面において稜線RL及びグラデーションが目立つように、凹状部22内における他の面OSが設けられる範囲(面積)は、凹状部22の面積に対して75%以下であることが好ましく、50%以下であることがより好ましく、30%以下であることがさらに好ましい。
このように、幅方向一端側及び他端側が曲面CSによって形成され、他の面OSが平面またはタイヤ幅方向の内側に曲率中心を有する曲面によって形成されている凹状部22の場合は、凹状部22が単一の円弧によって形成されている場合に比べ、幅Wの深さDに対する比率(W/D)の調整範囲が大きくなるという利点を有する。
さらに、幅方向一端側及び他端側が曲面CSによって形成され、他の面OSが平面によって形成されている凹状部22の場合は、凹状部22が単一の円弧によって形成されている場合に比べ、加硫用金型の加工が容易になるという利点も有する。
尚、図21乃至図26の評価では、曲率半径Rが一定であるものを示したが、凹状部22の曲面の曲率半径Rが徐々に変化するように形成されている場合でも、その曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)が前記範囲内となっている場合、特に、稜線RLの近傍の曲面の曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)が前記範囲内となっている場合には、前述と同様の作用効果を達成することが可能である。
尚、図41に示すように、各凹状部22の幅方向一端側及び他端側が曲面CSによって形成され、幅方向一端側及び他端側の曲面CSの間に他の面が設けられずに、幅方向一端側及び他端側の曲面CSの間に谷線VLが形成されるような場合でも、各凹状部22の幅W、深さD、幅Wの深さDに対する比率(W/D)及び曲率半径Rの深さDに対する比率(R/D)が前述した範囲内であれば、前述の作用効果を達成することが可能である。
尚、前述の第1実施形態と第1乃至第3参考例では、サイドウォール10の外表面11に複数の図形21や文字31を設け、各図形21や各文字31に複数の凹状部を設けるものを示した。これに対し、図42及び図43に示すように、サイドウォール10の外表面11にサイドプロテクターと称される突設部40を設け、その突設部40の表面に複数の凹状部22を設けることも当然可能である。この場合でも前述と同様の作用効果を達成できる。図43に示すように、例えば突設部40は矩形状に形成されるとともに、タイヤ周方向に並設されるように複数設けられる。また、突設部40は、サイドウォール10が縁石等で擦れることにより生ずるサイドウォール10の外表面11の傷を防止するために設けられる。尚、サイドプロテクター以外の突設物についても凹状部22を設けることが可能である。
尚、本明細書では、タイヤのトレッドパターンの終了部分とビード部との間の範囲をサイドウォール10と称する。
本明細書に記載された好ましい態様は例示的なものであり限定的なものではない。発明の範囲は添付のクレイムによって示されており、それらクレイムの意味の中に入る全ての変形例は本発明に含まれるものである。
10…サイドウォール、20…第1表示部、21…図形、22…凹状部、23…凸状部、24…凹状部、24a…第1傾斜面、24b…第2傾斜面、30…第2表示部、C1,C2…曲率中心、CS…曲面、OS…他の面、W…幅、D…深さ、RL…稜線、VL…谷線。

Claims (20)

  1. サイドウォールの外表面に文字または図形が刻設されて成る表示部を備えている空気入りタイヤにおいて、
    前記表示部の文字または図形の表面に設けられ、それぞれ所定方向に延びるとともに延設方向と交差する方向に互いに並ぶように配置された複数の凹状部を備え、
    各凹状部の幅方向一端側及び他端側がタイヤ幅方向の外側に曲率中心を有する曲面によって形成され、
    互いに隣り合う2つの凹状部の間において各凹状部の曲面が交わる部分に稜線が形成され、
    各凹状部は、深さが0.1mm以上且つ幅が4mm以上であり、各凹状部の幅は深さに対して5倍以上であり、
    前記各凹状部の幅方向一端側及び他端側の曲面の曲率半径は、その曲面が設けられた凹状部の深さに対して13倍以上である空気入りタイヤ
  2. 請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、
    各凹状部における幅方向一端側及び他端側の曲面の間に他の面が設けられるとともに、他の面が平面またはタイヤ幅方向の内側に曲率中心を有する曲面によって形成されている空気入りタイヤ
  3. サイドウォールの外表面に文字または図形が刻設されて成る表示部を備えている空気入りタイヤにおいて、
    前記表示部の文字または図形の表面に設けられ、それぞれ所定方向に延びるとともに延設方向と交差する方向に互いに並ぶように配置された複数の凹状部を備え、
    各凹状部がタイヤ幅方向の外側に曲率中心を有する曲面によって形成され、
    互いに隣り合う2つの凹状部の間において各凹状部の曲面が交わる部分に稜線が形成され、
    各凹状部は、深さが0.1mm以上且つ幅が4mm以下であり、各凹状部の幅は深さに対して5倍以上である空気入りタイヤ
  4. 請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記表示部は、サイドウォールの外表面に互いにタイヤ周方向に間隔をおいて配置されるとともにそれぞれ平行四辺形状に形成されている複数の図形から成り、
    各図形の表面にそれぞれ複数の凹状部が設けられている空気入りタイヤ
  5. 請求項3に記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記表示部は、サイドウォールの外表面に互いにタイヤ周方向に間隔をおいて配置されるとともにそれぞれ平行四辺形状に形成されている複数の図形から成り、
    各図形の表面にそれぞれ複数の凹状部が設けられている空気入りタイヤ
  6. サイドウォールの外表面に加硫用金型によって形成された突設部を備えている空気入りタイヤにおいて、
    前記突設部の表面に設けられ、それぞれ所定方向に延びるとともに延設方向と交差する方向に互いに並ぶように配置された複数の凹状部を備え、
    各凹状部の幅方向一端側及び他端側がタイヤ幅方向の外側に曲率中心を有する曲面によって形成され、
    互いに隣り合う2つの凹状部の間において各凹状部の曲面が交わる部分に稜線が形成され、
    各凹状部は、深さが0.1mm以上且つ幅が4mm以上であり、各凹状部の幅は深さに対して5倍以上であり、
    前記各凹状部の幅方向一端側及び他端側の曲面の曲率半径は、その曲面が設けられた凹状部の深さに対して13倍以上である空気入りタイヤ
  7. 請求項6に記載の空気入りタイヤにおいて、
    各凹状部における幅方向一端側及び他端側の曲面の間に他の面が設けられるとともに、他の面が平面またはタイヤ幅方向の内側に曲率中心を有する曲面によって形成されている空気入りタイヤ
  8. サイドウォールの外表面に加硫用金型によって形成された突設部を備えている空気入りタイヤにおいて、
    前記突設部の表面に設けられ、それぞれ所定方向に延びるとともに延設方向と交差する方向に互いに並ぶように配置された複数の凹状部を備え、
    各凹状部がタイヤ幅方向の外側に曲率中心を有する曲面によって形成され、
    互いに隣り合う2つの凹状部の間において各凹状部の曲面が交わる部分に稜線が形成され、
    各凹状部は、深さが0.1mm以上且つ幅が4mm以下であり、各凹状部の幅は深さに対して5倍以上である空気入りタイヤ
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8の何れかに記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記各凹状部の幅は深さに対して10倍以上である空気入りタイヤ
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8の何れかに記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記各凹状部の幅は深さに対して15倍以上である空気入りタイヤ
  11. 請求項1、2、4、6または7の何れかに記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記各凹状部の幅方向一端側及び他端側の曲面の曲率半径は、その曲面が設けられた凹状部の深さに対して29倍以上である空気入りタイヤ
  12. 請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記表示部は互いにタイヤ周方向に並ぶように設けられた複数の文字または複数の図形から成り、各文字または各図形にそれぞれ複数の凹状部が設けられ、互いに隣り合う文字または図形に設けられた各凹状部がそれぞれタイヤ周方向に並んでいる空気入りタイヤ
  13. 請求項3に記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記表示部は互いにタイヤ周方向に並ぶように設けられた複数の文字または複数の図形から成り、各文字または各図形にそれぞれ複数の凹状部が設けられ、互いに隣り合う文字または図形に設けられた各凹状部がそれぞれタイヤ周方向に並んでいる空気入りタイヤ
  14. 請求項4に記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記表示部の各図形は互いにタイヤ周方向に並ぶように設けられ、互いに隣り合う図形に設けられた凹状部がそれぞれタイヤ周方向に並んでいる空気入りタイヤ
  15. 請求項5に記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記表示部の各図形は互いにタイヤ周方向に並ぶように設けられ、互いに隣り合う図形に設けられた凹状部がそれぞれタイヤ周方向に並んでいる空気入りタイヤ
  16. 請求項6に記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記突設部は互いにタイヤ周方向に並ぶように複数設けられ、各突設部にそれぞれ複数の凹状部が設けられ、互いに隣り合う突設部に設けられた各凹状部がそれぞれタイヤ周方向に並んでいる空気入りタイヤ
  17. 請求項8に記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記突設部は互いにタイヤ周方向に並ぶように複数設けられ、各突設部にそれぞれ複数の凹状部が設けられ、互いに隣り合う突設部に設けられた各凹状部がそれぞれタイヤ周方向に並んでいる空気入りタイヤ
  18. 請求項12または13の何れかに記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記表示部は互いにタイヤ周方向に並ぶように設けられた2個以上の文字または図形から成る空気入りタイヤ
  19. 請求項14または15の何れかに記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記表示部は互いにタイヤ周方向に並ぶように設けられた2個以上の図形から成る空気入りタイヤ
  20. 請求項16または17の何れかに記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記突設部は互いにタイヤ周方向に並ぶように2個以上設けられている空気入りタイヤ
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