JP4595244B2 - 自動販売機の商品販売システム、および、このシステムに用いる携帯端末装置 - Google Patents

自動販売機の商品販売システム、および、このシステムに用いる携帯端末装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機の商品販売システム、および、このシステムに用いる携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動販売機の商品(飲料、菓子、煙草等)を購入しようとする利用者は、パネル内に陳列する複数の商品サンプルの中から1つの商品サンプルを選択し、この商品サンプルと1対1に対応する商品選択釦を押下することにより、希望する商品を購入する。特に、利用者は、複数の商品サンプルそれぞれから得ることのできる銘柄、容量、冷温区別、値段等の情報を1つ1つ確認して、購入の対象となる商品サンプルを選択しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の購入手順では、利用者は、自動販売機と対面して商品を選択するまでに多くの時間を必要とするので、不快感を覚えたり、或いは、今後の自動販売機の利用を控えたりしてしまう。特に、カップ飲料を調理して販売する自動販売機の商品を購入しようとする利用者は、嗜好に応じて、飲料(コーヒー)と添加物(砂糖、クリーム)との混合比率を更に設定しなければならないので、毎度同じ混合比率のカップ飲料を購入する利用者にとっては、上記の問題は重要である。
【0004】
そこで、本発明は、利用者が自動販売機の商品を短時間で容易に購入できる、自動販売機の商品販売システムおよびこのシステムに用いる携帯端末装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記問題点を解決するために創作されたものである。
【0006】
請求項1の自動販売機の商品販売システムは、商品を購入するための商品視覚情報と、該商品視覚情報と対応するとともに携帯端末の持ち主の嗜好情報を含む特定の商品識別情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部からの商品視覚情報を表示する表示部と、前記表示部での商品視覚情報に基づいて商品要求信号を送信する第1通信部と、を有し、前記商品要求信号として商品視覚情報と対応するとともに携帯端末の持ち主の嗜好情報を含む特定の商品識別情報を送信する携帯端末と、前記第1通信部からの商品要求信号を受信する第2通信部と、前記第2通信部からの商品要求信号に基づいて該当する商品を販売する制御部と、を有する自動販売機と、から成るものである。また、請求項の携帯端末装置は、商品を購入するための商品視覚情報と、該商品視覚情報と対応するとともに携帯端末の持ち主の嗜好情報を含む特定の商品識別情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部からの商品視覚情報を表示する表示部と、前記表示部での商品視覚情報に基づいて商品要求信号を、この商品要求信号に該当する商品を販売する自動販売機に送信する通信部と、を有し、前記商品要求信号として、前記商品視覚情報と対応するとともに携帯端末の持ち主の嗜好情報を含む特定の商品識別情報を送信することを特徴としている。これらの請求項1、6によれば、利用者は、自動販売機の商品に関するイメージ、文字等を携帯端末の表示部で事前に確認できるので、購入を希望する商品を確実に選択できる作用効果を奏する。
また、携帯端末は、利用者が希望する購入頻度の高い商品の商品識別情報のみを記憶するので、利用者は、携帯端末の表示部で、購入を希望する商品を短時間で検索できる作用効果を奏する。さらに、カップ飲料を調理して販売する自動販売機の商品を購入しようとする利用者は、飲料と添加物との混合比率を設定するという面倒な操作手順を省略できるので、購入を希望する商品を短時間で容易に選択できる作用効果を奏する。
【0011】
請求項の自動販売機の商品販売システムは、請求項1係り、前記自動販売機は、前記第2通信部から前記第1通信部へ商品に関する付加情報を送信し、前記携帯端末は、前記記憶部に前記付加情報を記憶するものである。また、請求項の携帯端末装置は、請求項に係り、前記記憶部は、前記自動販売機からの商品に関する付加情報を記憶するものである。これらの請求項2、7によれば、利用者は、付加情報を商品を購入する際の参考にできる作用効果を奏する。
【0012】
請求項の自動販売機の商品販売システムは、請求項1または請求項2の何れかに係り、請求項の携帯端末装置は、請求項6または7記載の何れかに係り、前記記憶部は、前記自動販売機が商品を販売したときの信号に基づいて、購入実績情報を記憶するものである。また、請求項の自動販売機の商品販売システムは、請求項に係り、前記携帯端末からの購入実績情報を受信したとき、前記携帯端末の持ち主に対して、前記購入実績情報に相当する所定の還元を行う販売促進手段を、通信網に設けたものである。また、請求項の携帯端末装置は、請求項に係り、前記記憶部からの購入実績情報を受信したとき、携帯端末装置の持ち主に対して、前記購入実績情報に相当する所定の還元を行う販売促進手段と、通信網を介して接続されるものである。これらの請求項3、4、8、9によれば、利用者は、購入実績情報を用いて、商品製造会社、商品販売会社等が主催する販売促進活動に容易に参加できる作用効果を奏する。
【0013】
請求項の自動販売機の商品販売システムは、請求項1乃至の何れかに係り、前記携帯端末と前記自動販売機との間で通信を行うためのプログラムを格納するプログラム格納手段を、通信網に設け、前記記憶部は、前記プログラム格納手段からのプログラムを記憶するものである。また、請求項10の携帯端末装置は、請求項6乃至9の何れかに係り、前記自動販売機との間で通信を行うためのプログラムを格納するプログラム格納手段と、通信網を介して接続され、前記記憶部は、前記プログラム格納手段からのプログラムを記憶するものである。これらの請求項5、10によれば、利用者は、自動販売機との間で通信を行うためのプログラムを容易に取得できる作用効果を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細を図面に従って具体的に説明する。
【0015】
図1は、本発明に使用する自動販売機の正面図の一例である。尚、本発明の実施の形態では、自動販売機は、カップ飲料を調理して販売するものであるものとする。
【0016】
図1において、前扉1は、自動販売機の右側面端を支軸として開閉するものであり、カップ飲料を調理するときに必要となる、希釈水、炭酸水、濃縮液体原料等を混合したり、砂糖、クリーム、氷等を添加したりするためのデータ設定や、販売機構のメンテナンスを行うときは開錠して開き、通常販売を行うときは施錠して閉じておくものである。パネル2は、透明な樹脂板であり、内部に陳列されている複数種類のカップ飲料サンプル3を確認するためのものである。つまり、利用者は、パネル2を通して複数種類のカップ飲料サンプル3を見渡すことにより、購入したいカップ飲料を選択できる。尚、複数種類のカップ飲料の写真または絵柄をパネル2に印刷してもよい。硬貨投入口4は、利用者が硬貨を投入する部分であり、投入硬貨は自動販売機内部のコインメカに供給される。紙幣挿入口5は、利用者が紙幣を挿入する部分であり、挿入紙幣は自動販売機内部のビルバリに供給される。表示部6は、投入硬貨金額、挿入紙幣金額等を表示するものである。値段ラベル7は、カップ飲料サンプル3の下部に1対1に対応して配置されるものである。商品選択釦8は、販売可ランプおよび売り切れランプを内蔵し、カップ飲料サンプル3の下部に1対1に対応して配置されるものである。販売可ランプは、利用者が少なくとも1杯のカップ飲料を購入できる硬貨投入または紙幣挿入を行うと、自動販売機内部の希釈水タンク、炭酸水タンク、濃縮液体原料タンクが中味を有する場合のみ、このカップ飲料に対応するものが点灯する。売り切れランプは、希釈水タンクが空になると、希釈水を使用するカップ飲料に対応するものが常時点灯し、炭酸水タンクが空になると、炭酸水を使用するカップ飲料に対応するものが常時点灯し、何れかの濃縮液体原料タンクが空になると、この濃縮液体原料を使用するカップ飲料に対応するものが常時点灯する。増量釦9、10、11は、1杯のコーヒー飲料を調理する際にコーヒー原料、砂糖、クリームの増量を希望するとき、商品選択釦8を押下する前に押下するものである。同様に、減量釦12、13、14は、1杯のコーヒー飲料を調理する際にコーヒー原料、砂糖、クリームの減量を希望するとき、商品選択釦8を押下する前に押下するものである。表示部15は、コーヒー原料、砂糖、クリームの増減の度合を表示するものである。氷なし釦16は、1杯のCOLD飲料を調理する際に氷の添加を希望しないとき、商品選択釦8を押下する前に押下するものである。増量釦9、10、11、減量釦12、13、14、氷なし釦16を必要に応じて押下し、その後、販売可ランプが点灯している商品選択釦8を押下すると、このカップ飲料サンプル3に対応するカップ飲料が調理され、商品取出口17から取り出し可能となる。返却レバー18は、投入硬貨を返却口19から返却したり、投入硬貨または挿入紙幣からカップ飲料購入金額を差し引いた釣銭を返却口19から返却したりするためのものである。販売中ランプ20は、カップ飲料が正常販売されるときに点灯するものである。販売中止ランプ21は、全カップ飲料が売り切れとなったとき、或いは、カップ飲料を調理するための販売機構が故障したとき、点灯するものである。釣銭切れランプ22は、コインメカ内部の釣銭用硬貨の合計金額が一定金額以下のときに点灯する。尚、販売中ランプ20、販売中止ランプ21、釣銭切れランプ22は、表示部6の基板上に配設される。
【0017】
利用者は、自動販売機と対面して、携帯端末から自動販売機へ商品識別情報および個人識別情報を送信すると、複数の商品選択釦8の何れかを押下するという操作手順を省略して、この商品識別情報に該当するカップ飲料を購入することができる。携帯端末と自動販売機との間の通信は、赤外線通信(例えばIrda)、近距離無線通信(例えばBluetooth)等がある。自動販売機は、赤外線通信を使用するとき、赤外線通信を行うための受発光窓部23を設ける必要がある。
【0018】
図2は、本発明に使用する自動販売機の販売機構の一例を説明するための図である。
【0019】
図2において、水電磁弁101は、水供給口と結合され、弁の開閉に従って、水供給口からの水の供給と遮断とを行うものである。水ポンプ102は、ポンプモータ103の駆動力を用いて、水電磁弁101からの水を一定量ずつ放出するものである。水冷却コイル104は、水ポンプ102からの水を冷却するものである。水フローレギュレータ105は、水冷却コイル104からの冷却水を、流量調整した後に水電磁弁106を介して水供給ライン107に供給するものである。
【0020】
カーボネータ108は、炭酸水を貯水するものであり、水冷却コイル104からの冷却水が水電磁弁109を介して供給されるとともに、炭酸ガスボンベ110からの炭酸ガスが供給される。これより、カーボネータ108内部は、冷却水と炭酸ガスとが混合されて炭酸水が生成され、一定圧力(例えば0.6MPa)がかかる。カーボネータ108内部の炭酸水は、炭酸ガスボンベ110からのガス圧力で下流側に放出される。尚、水電磁弁109は、カーボネータ108内部における貯水量検出用のフロースイッチ(図示せず)のオンオフに応じて開閉するものであるが、水電磁弁106が開くと、前記フロースイッチの状態に関わらず閉じたままとなる。これより、水供給ライン107の供給圧力が低下するのを防止できる。炭酸水フローレギュレータ111は、カーボネータ108からの炭酸水を流量調整するものである。炭酸水冷却コイル112は、炭酸水フローレギュレータ111からの炭酸水を冷却した後に炭酸水電磁弁113を介して炭酸水供給ライン114に供給するものである。
【0021】
シロップタンク115は、飲料の元となる濃縮液体原料を貯蔵するものである。シロップタンク115内部の濃縮液体原料は、炭酸ガスボンベ110からのガス圧力で下流側に放出される。シロップ冷却コイル116は、シロップタンク115からの濃縮液体原料を冷却するものである。シロップフローレギュレータ117は、シロップ冷却コイル116からの冷却シロップを、流量調整した後にシロップ電磁弁118を介してシロップ供給ライン119に供給するものである。尚、シロップタンク115からシロップ供給ライン119までの経路は、カップ飲料の種類に応じた数だけ設けられる。
【0022】
マルチバルブ120は、カップ飲料の種類に応じた数だけ設けられる。例えば、図中上段のマルチバルブ120は、水供給ライン107および2種類の異なるシロップ供給ライン119と接続される。この上段のマルチバルブ120は、水と2種類の異なるシロップとを希釈混合した飲料を調理し、飲料供給ノズル121からカップ122へ排出する。また、図中中段のマルチバルブ120は、水供給ライン107および1種類のシロップ供給ライン119と接続される。この中段のマルチバルブ120は、水と1種類のシロップとを希釈混合した飲料を調理し、飲料供給ノズル121からカップ122へ排出する。更に、図中下段のマルチバルブ120は、炭酸水供給ライン114および1種類のシロップ供給ライン119と接続される。この下段のマルチバルブ120は、炭酸水と1種類のシロップとを希釈混合した飲料を調理し、飲料供給ノズル121からカップ122へ排出する。
【0023】
図3は本発明に使用する自動販売機の動作を説明するための図である。
【0024】
図3において、主制御部201は、自動販売機の制御を統括するものであり、ROM、CPU、RAM、周辺回路(カウンタ等)から成るものである。詳述すると、ROMは、後述する複数の従制御部を統括制御するためのプログラムデータが予め格納されたものであり、CPUは、ROMから読み出されたプログラムデータの解読結果に従って複数の従制御部を統括制御するものであり、RAMは、CPUによる演算結果、複数の従制御部からの各種データ等の書き込みまたは読み出しを行うものである。ハードウエア面では、ROMは、データを製造工程で焼き付け固定するマスクROM、データを紫外線消去することによりデータを繰り返し書き込み読み出しできるEPROM、またはデータを電気消去することによりデータを繰り返し書き込み読み出しできるEEPROM(フラッシュROMを含む)等の不揮発性メモリである。CPUは、ROMの実行アドレスを指定するプログラムカウンタ、ROMからの読み出し内容を解読するインストラクションデコーダ、論理演算を行う演算論理ユニット、演算データを一時格納するアキュムレータ等を内蔵する。RAMは、SRAM等の揮発性メモリであり、バックアップ電源を用いて記憶内容を保持する。本発明の実施の形態では、ROMは、カップ飲料の種類および添加物に関する情報を記憶するテーブルと、携帯端末に送信するための、カップ飲料に関する商品視覚情報(イメージ、文字等)、商品識別情報、その他の付加情報を記憶するテーブルとを有する。上記の付加情報は、各自動販売機が取り扱うカップ飲料の種類、詳細説明、在庫数、HOT飲料およびCOLD飲料の設定温度、キャンペーン、自動販売機の管理会社のホームページアドレス、電子メールアドレス等の情報である。
【0025】
硬貨処理制御部202、紙幣処理制御部203、接客制御部204、販売制御部205、入出力制御部206、通信部207,通信部208は、複数の従制御部に相当し、ハードウエア面において、主制御部201と同様のROM、CPU、RAMを内蔵する。硬貨投入機構209は、釣銭切れを検出する釣銭切れセンサを備え、硬貨投入口4からの投入硬貨を受け取り、必要に応じて釣銭を返却口19から返却するものである。硬貨処理制御部202は、硬貨投入機構209を制御し、投入硬貨の金種、正偽等の判別、金種別枚数の計算、金庫への余剰硬貨の収容、釣銭払い出し等を行わせるものである。紙幣挿入機構210は、硬貨投入機構209と同様に、釣札切れを検出する釣札切れセンサを備え、紙幣挿入口5からの挿入紙幣を受け取り、必要に応じて釣札を紙幣挿入口5から返却するものである。紙幣処理制御部203は、紙幣挿入機構210を制御し、挿入紙幣の金種、正偽等の判別、金種別枚数の計算、釣札払い出し等を行わせるものである。硬貨処理制御部202および紙幣処理制御部203は、硬貨投入および紙幣挿入が行われるその都度、処理動作を実行する。尚、硬貨処理制御部202および硬貨投入機構209はコインメカを構成し、紙幣処理制御部203および紙幣挿入機構210はビルバリを構成するが、コインメカおよびビルバリの代わりに、先払いカードまたは後払いカードを挿入するカード読み取り装置(図示せず)を設けることによって、カップ飲料を販売できるようにしてもよい。接客面211は、表示部6、商品選択釦8、増量釦9、10、11、減量釦12、13、14、表示部15、氷なし釦16、販売中ランプ20、販売中止ランプ21、釣銭切れランプ22から成るものである。接客制御部204は、接客面211を制御する。つまり、接客制御部204は、主制御部201からのカップ飲料販売に関する接客指示に従って、販売中ランプ20、販売中止ランプ21、釣銭切れランプ22を点灯させたり、販売飲料別の販売可ランプまたは売り切れランプを点灯させたり、更には、複数の商品選択釦8の何れが押下されたのかを検出し、このときの検出信号を主制御部201に送信したりする。販売機構212は、図2に示すものである。販売制御部205は、販売機構212を制御し、接客制御部204からの前記検出信号または通信部207からの商品要求信号に応答した主制御部201からの販売指示に従って、利用者が希望するカップ飲料を調理して商品取出口17で取り出し可能とするものである。
【0026】
キーボード213は、テンキーおよびファンクションキーと、これらのキーの操作に関する内容を表示する表示部(有機EL、LCD等)とを、前面に備えたものである。キーボード213は、入出力制御部206と有線で接続されるとともに、前扉1の裏面に着脱自在に配設され、カップ飲料を調理するためのデータ設定、金額設定、メンテナンス等を行う際に操作するものである。入出力制御部206は、キーボード213からの入力情報を主制御部201に送信する。主制御部201は、この入力情報に基づいて、硬貨処理制御部202、紙幣処理制御部203、接客制御部204、販売制御部205、通信部208に対して、それぞれの指示を行う。
【0027】
通信部207は、携帯端末からの商品識別情報(利用者の嗜好情報を含む)および個人識別情報を受信して主制御部201に送信するものである。主制御部201は、この商品識別情報に基づく接客指示を接客制御部204に送信するとともに、この商品識別情報に基づく販売指示を販売制御部205に送信する。接客制御部204は、この接客指示に従って、商品選択釦8、増量釦9、10、11、減量釦12、13、14、氷なし釦16を消灯して、押下信号の発生を禁止する。販売制御部205は、この販売信号に従って、利用者が希望するカップ飲料を調理して販売する。一方、主制御部201は、利用者毎の個人識別情報をRAMに記憶することによって、販売促進に活用するためのテーブルを作成する。通信部207は、携帯端末との間で赤外線通信、近距離無線通信等の双方向通信を行うものである。特に、通信部207は、赤外線通信を行うものであるとき、受発光窓部23を備えるものとなる。
【0028】
通信部208は、通信回線を介して、自動販売機の管理会社のホストコンピュータまたはインターネット上のサーバ等に接続される。通信部208は、主制御部201のRAMが記憶する各種テーブルの情報を、上記のホストコンピュータ、サーバ等に送信する。これより、自動販売機の管理会社は、利用者の携帯端末に対して、新商品、人気商品等をリアルタイムで案内するという販売促進活動を実行できることになる。
【0029】
尚、主制御部201と従制御部202〜208との間の通信は、主制御部201が優先的な送信権を有するポーリング方式、或いは、主制御部201および従制御部202〜208が対等な送信権を有するコンテンション方式の何れであってもよい。
【0030】
図4は、本発明に使用する携帯端末の動作を説明するための図である。本発明の実施の形態では、携帯端末は、携帯電話であり、自動販売機の通信部207との間で近距離無線通信を行うものとする。尚、携帯端末は、PDA(Personal Digital Assistants)と言う携帯情報機器であってもよい。
【0031】
図4において、近距離無線通信部301(第1通信部)は、自動販売機の通信部207(第2通信部)との間で双方向通信を行うものである。本発明の実施の形態では、近距離無線通信部301と通信部207との間の通信方式は、Bluetoothであるものとする。Bluetoothは、2.4GHzの周波数帯域ISM(Industry Science Medical)を使用して、10m程度の特定距離範囲に存在する機器同士を接続し、1Mbpsの情報を双方向通信で提供するものである。ROM302は、携帯電話の既存の通信動作および近距離無線通信部301の通信動作を制御するためのプログラムデータを予め記憶したものである。尚、ROM302は、マスクROM、EPROM、EEPROM等の不揮発性メモリである。CPU303は、ROM302からのプログラムデータの解読結果に従って、携帯電話の各種動作を制御するものである。RAM304(記憶部)は、自動販売機と近距離無線を行うためのプログラムデータ、近距離無線通信部301の送受信データ(商品視覚情報、商品識別情報、付加情報、ポイント情報(購入実績情報))、CPU303の演算データ、利用者および相手先の電話番号データ等を書き込んだり読み出したりするものである。尚、RAM304は、EEPROM等の不揮発性メモリである。操作キー305は、テンキーおよびファンクションキーであり、利用者が相手先の電話番号またはインターネットのURL等を入力するためのものである。通信部306は、アンテナ307を介して相手先との間でデータの送受信を行うためのものである。表示部308は、近距離無線通信部301および通信部306の送受信内容を表示するものである。
【0032】
図5は、本発明の自動販売機の商品販売システムを説明するための図である。
【0033】
図5において、自動販売機401は、図1乃至図3に説明したとおりのものである。携帯端末402は、図4に説明したとおりのものである。管理サーバ403(プログラム格納手段、販売促進手段)は、インターネット404上の1Webであり、通信回線405を介して自動販売機401および携帯端末402と通信接続されるものである。管理サーバ403は、プログラム格納手段として、自動販売機401と携帯端末402との間の通信を行うためのプログラムデータを予め格納したものである。管理サーバ403は、携帯端末402からのダウンロード要求を受信すると、プログラムデータを通信回線405を介して携帯端末402に送信する。更に、管理サーバ403は、携帯端末402からのポイント数の情報を受信すると、このポイント数に相当するサービス情報(音楽情報、ゲーム情報等)を通信回線405を介して携帯端末402に送信する。尚、管理サーバ403は、自動販売機401が記憶する商品視覚情報(イメージ、文字等)、商品識別情報、付加情報を別途格納してもよい。更に、管理サーバ403を、プログラム格納手段、販売促進手段それぞれを実行するための個別サーバに分割してもよい。
【0034】
図6は、本発明の自動販売機の商品販売システムにおける動作の一例を説明するための図である。
【0035】
先ず、利用者が、携帯端末402の操作キー305上で管理サーバ403のURLを設定入力すると、携帯端末402は、管理サーバ403と通信接続される。この状態で、管理サーバ403は、携帯端末402からダウンロード要求信号を受信すると、携帯端末402に自動販売機401と携帯端末402との間で通信を行うためのプログラムデータを送信する。携帯端末402は、このプログラムデータをRAM304の特定エリアAに記憶する。
【0036】
次に、利用者が、携帯端末402の操作キー305上で自動販売機401と近距離無線通信するための設定入力を行うと、CPU303は、RAM304の特定エリアAからプログラムデータを読み出して実行し、携帯端末402は、自動販売機401と近距離無線で通信接続される。この状態で、自動販売機401は、携帯端末402からダウンロード要求信号を受信すると、携帯端末402にカップ飲料に関する商品視覚情報、商品識別情報を送信する。尚、利用者が、携帯端末402の操作キー305上で商品を特定するための設定入力を更に行うと、携帯端末402は、利用者の本来必要とする商品視覚情報、商品識別情報のみを受信できる。また、利用者が、携帯端末402の操作キー305上で付加情報を要求するための設定入力を更に行うと、携帯端末402は、付加情報を受信できる。携帯端末402は、商品視覚情報、商品識別情報、付加情報をRAM304の特定エリアBに記憶する。尚、利用者は、自動販売機401の管理会社のホームページアドレス、電子メールアドレスを携帯端末402に記憶しておくと、1文字単位でアルファベットを確認しながら設定入力するという面倒な操作を省略できるので、相手先の持つ有益な情報を手軽に取得したり、相手先との間で双方向通信を手軽に実現したりできる。また、自動販売機401の管理会社は、利用者からの電子メールを受信すると、利用者の電子メールアドレスを確認できるので、販売促進に利用できる。
【0037】
これより、利用者は、携帯端末402を用いて自動販売機401の商品を購入するための準備を整えたことになる。
【0038】
次に、利用者が、自動販売機401と対面し、カップ飲料を購入できるだけの硬貨を硬貨投入口4に投入するか、紙幣を紙幣挿入口5に挿入すると、商品選択釦8の販売可ランプが点灯する。その後、利用者が、携帯端末402の操作キー305上で自動販売機401と近距離無線通信するための設定入力を行うと、CPU303は、RAM304の特定エリアAからプログラムデータを読み出して実行し、携帯端末402は、自動販売機401と近距離無線で通信接続される。この状態で、利用者が、携帯端末402の表示部308上で商品イメージ情報を確認し、携帯端末402の操作キー305上で商品識別情報と対応するテンキーを入力すると、CPU303は、RAM304の特定エリアBから商品識別情報(商品要求信号)を読み出して自動販売機401の通信部207に送信する。自動販売機401の主制御部201は、通信部207からの商品識別情報がROMの記憶済みの商品識別情報と一致することを確認すると、接客制御部204に商品選択釦8の販売可ランプを消灯するための接客信号を送信するとともに、販売制御部205に商品識別情報と対応するカップ飲料を調理して販売するための販売信号を送信する。これより、接客面211は、商品選択釦8の押下を無効とし、販売機構212は、カップ飲料を調理して商品取出口17から取り出し可能とする。
【0039】
携帯端末402は、携帯端末402の持ち主を表す個人識別情報をRAM304に記憶している。本発明の実施の形態では、個人識別情報は、携帯電話の持ち主の電話番号であるものとする。携帯端末402は、自動販売機401と近距離無線で通信接続された状態で、カップ飲料を購入するためのテンキー入力を受けると、商品識別情報または利用者の好みのカップ飲料の情報とともに、電話番号を暗号化して自動販売機401の通信部207に送信する。自動販売機401の主制御部201は、通信部207からの暗号化信号を復号化してRAMに記憶し、顧客管理のためのテーブルを作成する。自動販売機401の主制御部201は、管理サーバ403からの要求または一定時間の経過に応じて、RAMの顧客管理テーブルを読み出して通信部208を介して管理サーバ403に送信する。これより、自動販売機401の管理会社は、顧客管理テーブルの情報を利用して、利用者の携帯端末402の電子メールアドレスに新商品、キャンペーン等の情報を送信し、販売促進を実行できる。
【0040】
次に、自動販売機401の主制御部201は、販売制御部205からの販売終了信号を受信すると、このカップ飲料の販売金額に相当するポイント数(購入実績情報)を携帯端末402に送信する。携帯端末402は、このポイント数をRAM304の特定エリアDに記憶する。
【0041】
次に、利用者が、携帯端末402の操作キー305上で管理サーバ403のURLを設定入力すると、携帯端末402は、管理サーバ403と通信接続される。この状態で、管理サーバ403は、携帯端末402からのポイント数の情報を受信すると、このポイント数に相当するサービス情報(音楽情報、ゲーム情報等)を携帯端末402に送信し、販売促進を実行する。
【0042】
図7は、本発明の自動販売機の商品販売システムにおける動作の他の例を説明するための図である。尚、図6と同じ動作に関する説明は省略するものとする。
【0043】
先ず、利用者が、携帯端末402の操作キー305上で、利用者のみ有効となる「商品決定キー」を作成するための設定入力を行うと、CPU303は、RAM304の特定エリアAからプログラムデータを読み出して実行し、携帯端末402を単体で動作させる。利用者が、カップ飲料の情報(コーヒー、紅茶、コーラ等の種類)と嗜好情報(砂糖、クリーム、氷等の添加物の有無増減)とを嗜好に応じて組み合わせて設定入力すると、携帯端末402は、利用者の嗜好に合うカップ飲料の情報とテンキーの情報とを組み合わせてRAM304の特定エリアCに記憶する。例えば、テンキー“1”は、利用者の好みのホットコーヒーを購入するための「商品決定キー」となり、テンキー“2”は、利用者の好みの紅茶を購入するための「商品決定キー」となる。尚、これらの「商品決定キー」は、必要に応じて作成すればよい。
【0044】
次に、利用者が、自動販売機401と対面し、カップ飲料を購入できるだけの硬貨を硬貨投入口4に投入するか、紙幣を紙幣挿入口5に挿入すると、商品選択釦8の販売可ランプが点灯する。その後、利用者が、携帯端末402の操作キー305上で自動販売機401と近距離無線通信するための設定入力を行うと、CPU303は、RAM304の特定エリアAからプログラムデータを読み出して実行し、携帯端末402は、自動販売機401と近距離無線で通信接続される。この状態で、利用者が、携帯端末402の操作キー305上で「商品決定キー」を入力すると、CPU303は、RAM304の特定アリアCから利用者の好みのカップ飲料の情報(商品要求信号)を読み出して自動販売機401の通信部207に送信する。自動販売機401の主制御部201は、通信部207からの利用者の好みのカップ飲料の情報が如何なるカップ飲料の情報および嗜好情報を有しているのかを確認すると、接客制御部204に商品選択釦8の販売可ランプを消灯するための接客信号を送信するとともに、販売制御部205に利用者の好みのカップ飲料を調理して販売するための販売信号を送信する。これより、接客面211は、商品選択釦8の押下を無効とし、販売機構212は、カップ飲料を調理して商品取出口17から取り出し可能とする。このとき、利用者は、貨幣を投入した後、携帯端末402の「商品決定キー」に相当するテンキーを入力するという非常に簡単な操作だけで好みのカップ飲料を購入できるので、複数の商品選択釦8の中から好みのカップ飲料に対応する商品選択釦8を探したり、増量釦9、10、11、減量釦12、13、14、氷なし釦16を嗜好に応じて操作したりという煩わしさから開放される。
【0045】
本発明の自動販売機の商品販売システムは、カップ飲料の自動販売機の他に、缶飲料、菓子、煙草等の自動販売機を対象とすることもできるので、高い汎用性を有することになる。これより、本発明のシステムの実行に携わる会社等は、高収益を期待できる利点を有する。更に、本発明の自動販売機の商品販売システムは、自動販売機の商品選択釦を省略しても、差し支えなく実現できる。これより、自動販売機の製造会社は、安価な自動販売機を提案できる利点を有する。
【0046】
本発明の自動販売機の商品販売システムは、貨幣を直接用いる他に、携帯端末402を用いて非接触の先払いまたは後払いを行う決裁方法を採用してもよい。
【0047】
非接触の先払いの決裁方法は、以下の通りである。
【0048】
(1)携帯端末402は、銀行口座からの所定金額の電子マネーをRAM304に記憶する。
【0049】
(2)携帯端末402は、商品要求信号を自動販売機401に送信する。
【0050】
(3)自動販売機401は、商品要求信号と対応する商品を販売するとともに、この商品と対応する販売終了信号を携帯端末402に送信する。
【0051】
(4)携帯端末402は、RAM304内の電子マネーの値を、販売終了信号と対応する金額を減額した値に書き換える。
【0052】
これより、自動販売機401自体は、決裁処理を行わないので、制御が複雑になって高価になるという問題を解決できる。
【0053】
非接触の後払いの決裁方法は、以下の通りである。
【0054】
(1)管理サーバ403は、携帯端末402からの個人識別情報を登録する。
【0055】
(2)携帯端末402は、個人識別情報を管理サーバ403に送信する。
【0056】
(3)管理サーバ403は、個人識別情報が登録済みであることを確認すると、認証信号を携帯端末402に送信する。
【0057】
(4)携帯端末402は、認証信号を自動販売機401に送信する。
【0058】
(5)自動販売機401は、認証信号に応答して商品を販売可能となる。
【0059】
(6)携帯端末402は、商品要求信号を自動販売機401に送信する。
【0060】
(7)自動販売機401は、商品要求信号と対応する商品を販売するとともに、この商品と対応する販売終了信号を携帯端末402に送信する。
【0061】
(8)携帯端末402は、販売終了信号を管理サーバ403に送信する。
【0062】
(9)管理サーバ403は、販売終了信号から利用者の商品の購入金額を管理し、一定期間(例えば1ヶ月)毎に精算のための処理を行う。
【0063】
これより、自動販売機401自体は、決裁処理を行わず且つ決裁処理用のネットワークも不要となるので、制御が複雑になって高価になるという問題を解決できる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の利点を得ることができる。
【0065】
請求項1の自動販売機の商品販売システムは、商品を購入するための商品視覚情報と、該商品視覚情報と対応するとともに携帯端末の持ち主の嗜好情報を含む特定の商品識別情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部からの商品視覚情報を表示する表示部と、記表示部での商品視覚情報に基づいて商品要求信号を送信する第1通信部と、を有し、前記商品要求信号として商品視覚情報と対応するとともに携帯端末の持ち主の嗜好情報を含む特定の商品識別情報を送信する携帯端末と、前記第1通信部からの商品要求信号を受信する第2通信部と、前記第2通信部からの商品要求信号に基づいて該当する商品を販売する制御部と、を有する自動販売機と、から成るものである。また、請求項の携帯端末装置は、商品を購入するための商品視覚情報と、該商品視覚情報と対応するとともに携帯端末の持ち主の嗜好情報を含む特定の商品識別情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部からの商品視覚情報を表示する表示部と、前記表示部での商品視覚情報に基づいて商品要求信号を、この商品要求信号に該当する商品を販売する自動販売機に送信する通信部と、を有し、前記商品要求信号として、前記商品視覚情報と対応するとともに携帯端末の持ち主の嗜好情報を含む特定の商品識別情報を送信することを特徴としている。これより、利用者は、自動販売機の商品に関するイメージ、文字等を携帯端末の表示部で事前に確認できるので、購入を希望する商品を確実に選択できる。
また、これにより、携帯端末は、利用者が希望する購入頻度の高い商品の商品識別情報のみを記憶するので、利用者は、携帯端末の表示部で、購入を希望する商品を短時間で検索できる。さらに、これより、カップ飲料を調理して販売する自動販売機の商品を購入しようとする利用者は、飲料と添加物との混合比率を設定するという面倒な操作手順を省略できるので、購入を希望する商品を短時間で容易に選択できる。
【0070】
請求項の自動販売機の商品販売システムは、請求項1に係り、前記自動販売機は、前記第2通信部から前記第1通信部へ商品に関する付加情報を送信し、前記携帯端末は、前記記憶部に前記付加情報を記憶するものである。また、請求項の携帯端末装置は、請求項に係り、前記記憶部は、前記自動販売機からの商品に関する付加情報を記憶するものである。これより、利用者は、付加情報を、商品を購入する際の参考にできる。
【0071】
請求項の自動販売機の商品販売システムは、請求項1乃至の何れかに係り、請求項の携帯端末装置は、請求項乃至の何れかに係り、前記記憶部は、前記自動販売機が商品を販売したときの信号に基づいて、購入実績情報を記憶するものである。また、請求項の自動販売機の商品販売システムは、請求項に係り、前記携帯端末からの購入実績情報を受信したとき、前記携帯端末の持ち主に対して、前記購入実績情報に相当する所定の還元を行う販売促進手段を、通信網に設けたものである。また、請求項の携帯端末装置は、請求項に係り、前記記憶部からの購入実績情報を受信したとき、携帯端末装置の持ち主に対して、前記購入実績情報に相当する所定の還元を行う販売促進手段と、通信網を介して接続されるものである。これより、利用者は、購入実績情報を用いて、商品製造会社、商品販売会社等が主催する販売促進活動に容易に参加できる。
【0072】
請求項の自動販売機の商品販売システムは、請求項1乃至の何れかに係り、前記携帯端末と前記自動販売機との間で通信を行うためのプログラムを格納するプログラム格納手段を、通信網に設け、前記記憶部は、前記プログラム格納手段からのプログラムを記憶するものである。また、請求項10の携帯端末装置は、請求項乃至の何れかに係り、前記自動販売機との間で通信を行うためのプログラムを格納するプログラム格納手段と、通信網を介して接続され、前記記憶部は、前記プログラム格納手段からのプログラムを記憶するものである。これより、利用者は、自動販売機との間で通信を行うためのプログラムを容易に取得できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する自動販売機の正面図の一例である。
【図2】本発明に使用する自動販売機の販売機構の一例を示す図である。
【図3】本発明に使用する自動販売機の動作を説明するための図である。
【図4】本発明に使用する携帯端末の動作を説明するための図である。
【図5】本発明の自動販売機の商品販売システムを説明するための図である。
【図6】本発明の自動販売機の商品販売システムにおける動作の一例を説明するための図である。
【図7】本発明の自動販売機の商品販売システムにおける動作の他の例を説明するための図である。
【符号の説明】
201 主制御部
202 硬貨処理制御部
203 紙幣処理制御部
204 接客制御部
205 販売制御部
207 通信部
208 通信部
301 近距離無線通信部
302 ROM
303 CPU
304 RAM
305 操作キー
308 表示部
401 自動販売機
402 携帯端末
403 管理サーバ

Claims (10)

  1. 商品を購入するための商品視覚情報と、該商品視覚情報と対応するとともに携帯端末の持ち主の嗜好情報を含む特定の商品識別情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部からの商品視覚情報を表示する表示部と、前記表示部での商品視覚情報に基づいて商品要求信号を送信する第1通信部と、を有し、前記商品要求信号として商品視覚情報と対応するとともに携帯端末の持ち主の嗜好情報を含む特定の商品識別情報を送信する携帯端末と、
    前記第1通信部からの商品要求信号を受信する第2通信部と、前記第2通信部からの商品要求信号に基づいて該当する商品を販売する制御部と、を有する自動販売機と、から成ることを特徴とする自動販売機の商品販売システム。
  2. 前記自動販売機は、前記第2通信部から前記第1通信部へ商品に関する付加情報を送信し、前記携帯端末は、前記記憶部に前記付加情報を記憶することを特徴とする請求項1記載の自動販売機の商品販売システム。
  3. 前記記憶部は、前記自動販売機が商品を販売したときの信号に基づいて、購入実績情報を記憶することを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動販売機の商品販売システム。
  4. 前記携帯端末からの購入実績情報を受信したとき、前記携帯端末の持ち主に対して、前記購入実績情報に相当する所定の還元を行う販売促進手段を、通信網に設けたことを特徴とする請求項記載の自動販売機の商品販売システム。
  5. 前記携帯端末と前記自動販売機との間で通信を行うためのプログラムを格納するプログラム格納手段を、通信網に設け、前記記憶部は、前記プログラム格納手段からのプログラムを記憶することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の自動販売機の商品販売システム。
  6. 商品を購入するための商品視覚情報と、
    該商品視覚情報と対応するとともに携帯端末の持ち主の嗜好情報を含む特定の商品識別情報とを記憶する記憶部と、
    前記記憶部からの商品視覚情報を表示する表示部と、
    前記表示部での商品視覚情報に基づいて商品要求信号を、この商品要求信号に該当する商品を販売する自動販売機に送信する通信部と、
    を有し、前記商品要求信号として、前記商品視覚情報と対応するとともに携帯端末の持ち主の嗜好情報を含む特定の商品識別情報を送信することを特徴とする携帯端末装置。
  7. 前記記憶部は、前記自動販売機からの商品に関する付加情報を記憶することを特徴とする請求項6記載の携帯端末装置。
  8. 前記記憶部は、前記自動販売機が商品を販売したときの信号に基づいて、購入実績情報を記憶することを特徴とする請求項6または7記載の携帯端末装置。
  9. 記記憶部からの購入実績情報を受信したとき、携帯端末装置の持ち主に対して、前記購入実績情報に相当する所定の還元を行う販売促進手段と、通信網を介して接続されることを特徴とする請求項8記載の携帯端末装置。
  10. 前記自動販売機との間で通信を行うためのプログラムを格納するプログラム格納手段と、通信網を介して接続され、前記記憶部は、前記プログラム格納手段からのプログラムを記憶することを特徴とする請求項6乃至9の何れかに記載の携帯端末装置。
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