JP2006260033A - 商品混合販売装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 客が自ら混合割合を指定し、混合前にその混合状態を画像で確認することができる商品混合販売装置を提供すること。
【解決手段】 複数の商品を混合して販売する商品混合販売装置において、商品の混合割合を指定する指定手段Ｓ２と、この指定手段で指定された混合割合で混合された商品の画像を表示部に表示する手段Ｓ３とを具備したことを特徴とする。
【選択図】図４

Description

本発明は、商品の混合割合を指定してその混合状態を視認することができる商品混合販売装置に関する。

一般的に複数の商品を混合されて販売される商品は、予め業者により指定された割合で各商品が混合されている。

例えば、複数の商品を混合して販売する方法として、ミックスジュースの店頭販売がある。この販売方法は、業者（作り手）があらかじめ定められた混合割合でミックスジュースを混合して販売していた。

しかし、客が希望する混合割合でミックスジュースを販売することは行われていなかったので、希望する混合割合で混合されたミックスジュースを買うことができない。このように混合されて販売される商品としてはミックスジュースに限らず、柿の種のような混合商品についても同様なことが言える。

また、自由に商品を混合して販売する装置を考えた場合に、混合された商品を直接見なければ混合商品の状態を確認することはできないため、混合後の商品が実際に客がイメージしたものとは相違する場合がある。

本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、客が混合割合を指定し、混合前にその混合状態を画像で確認することができる商品混合販売装置を提供することにある。

請求項１記載の発明は、複数の商品を混合して販売する商品混合販売装置において、 前記商品の混合割合を指定する指定手段と、この指定手段で指定された混合割合で混合された商品の画像を表示部に表示する手段とを具備したことを特徴とする。

以上詳述したように本発明によれば、実際の商品の混合前に商品の混合状態を画像で確認することができる。

以下図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図１は商品混合販売装置のシステム構成を示す図である。

図１において、１１は本装置を統括して制御する制御部である。この制御部１１は例えば、マイクロコンピュータで構成されている。

この制御部１１には、入力装置１２、表示装置１３、記憶装置１４、混合注入装置１５、印刷装置１６が接続されている。

入力装置１２は、タッチパネルで構成される。

表示装置１３は、液晶表示器で構成されている。この液晶表示器の表面にタッチパネルが配置されている。

記憶装置１４には、図４のフローチャートの処理を行うプログラム及び混合されて販売される商品の画像データ等が記憶されている。この混合された商品の画像データが後述する混合割合指定部１３ｂで指定された混合割合に対応してそれぞれ記憶されている。つまり、『柿の種』のピーナッツの混合割合が０〜１００パーセントまでの間で１０パーセント毎に異なる割合で、すなわち、ピーナッツの割合が０％、１０％、２０％、３０％、４０％、５０％、６０％、７０％、８０％、９０％、１００％とされた『柿の種』の画像データが予め記憶されている。

混合注入装置１５は、混合される商品を指定された割合で混合する装置である。印刷装置１６は、バーコードプリンタで構成される。

次に、図２を参照して表示装置１３の構成について説明する。つまり、表示装置１３は混合された商品の画像を表示する表示部１３ａ、商品の混合割合を指定する混合割合指定部１３ｂ、指定部１３ｂで指定した混合割合を確定する確定ボタン１３ｃ、商品の購入重量（単位「ｇ」）を表示する購入量表示部１３ｄ、商品の購入金額を表示する購入金額表示部１３ｅを有する。

次に、上記のように構成された装置の処理について図４のフローチャートを参照しながら説明する。この実施の形態では、『柿の種』のピーナッツの混合割合を設定する場合である。

まず、『柿の種』の購入を決定する（ステップＳ１）。購入者が商品の購入量を決定する方法として、金額固定方法と量固定方法がある。ここで、『金額固定方法』とは、購入に際して商品の金額を購入者が固定し、その固定された金額と指定された混合割合とに基づき、購入できる量を自動的に決定する方法である。

また、『量固定方法』とは、購入に際して商品の購入量（重量）を購入者が入力して固定し、その固定された量と指定された混合割合とに基づき購入時の金額を自動的に決定する方法である。

このステップＳ１の具体例としては、表示部１３ａに『金額固定方法』と『量固定方法』とを選択する選択メニューを表示させる。そして、購入者は『金額固定方法』あるいは『量固定方法』のいずれかをタッチする。そして、このタッチにより数字入力パネル（図示しない）が表示部１３ａに表示される。そして、この数字入力パネルから購入金額あるいは購入量を入力する。この数字入力パネルから入力された購入金額は購入金額表示部１３ｅに表示され、入力された購入量は購入量表示部１３ｄに表示される。
次に、混合割合の指定が行われる（ステップＳ２）。この混合割合の指定は混合割合指定部１３ｂで行われる。図３は図２の混合割合指定部１３ｂのみを拡大して示した図である。混合割合指定部１３ｂは略ひし形形状をしており、ｘ軸と垂直な両辺３１と３２との間の領域をタッチすると、そのタッチした位置でのｘ座標で混合割合が指定され、この位置で指定バー３３が指定される。初期状態で指定バー３３は中央位置に表示される。この例は『柿の種』のピーナッツが３０パーセント、柿の種が７０パーセントと指定されたことを表示している。指定バー３３の左側の領域Ｌに『ピーナッツ』の単品画像が、指定バー３３の右側の領域に『柿の種』の単品画像が表示される。

次に、混合割合の数値と混合画像の表示が表示される（ステップＳ３）。つまり、指定バー３３で指定された混合割合の数値が表示部３４，３５に表示される。ここで、表示部３４には、『柿の種』のうち「ピーナッツ」の混合数値が、表示部３５には「柿の種」の混合数値が表示される。

また、混合割合に対応した混合画像が記憶装置１４から読み出されて表示部１３ａに表示される。従って、購入者が表示部１３ａに表示された混合画像を見て、指定した商品の混合状態を混合前に画像で確認することができる。

もし、購入者が表示部１３ａに表示された混合画像を見て、購入を希望している商品の混合割合と異なっている場合には、再度指定バー３３を移動させ、表示部１３ａに表示される混合画像を変化させれば良い。

そして、表示部１３ａに表示された混合画像が希望している混合割合である場合には、確定ボタン１３ｃを操作する。

この確定ボタン１３ｃが操作されると、ステップＳ４の判定で「ＹＥＳ」と判定されてラベルの発行が印刷装置１６で行われる（ステップＳ５）。つまり、混合割合確定時に指定された情報をラベル等で出力する。例えば、精算方法に応じて商品貼り付けラベルに２種類の商品の重さ、総量、金額、混合結果画像などが印字して出力される。

次に、商品の混合が混合注入装置１５において行われる（ステップＳ６）。この商品の混合は、指定バー３３で指定された混合割合に基づいて行われる。

その後、精算処理が行われて、購入手続が完了される。

なお、上記した実施の形態では、混合割合指定部１３ｂの領域内をタッチする指定バー３３を表示させて混合割合を指定するようにしたが、この指定バー３３をドラックすることにより指定バー３３を移動させるようにしても良い。

また、この実施の形態では、混合注入装置１５を備え、この混合注入装置１５で商品を混合するもので説明したが、例えばピーナッツと柿の種を、店員がラベルに印字された混合割合をみて、それぞれを混合するようにしても良い。この場合に、店員は混合した商品の袋にラベルを貼り付けることで、混合割合を指示するラベルと商品に貼り付けるラベルの２枚を印字する必要がなくなる。

さらに、この実施の形態では、入力装置１２をタッチパネル、表示装置１３は液晶表示器、印刷装置１６はバーコードプリンタを用いたもので説明したが、これに限らずに各種の構成が考えられる。

本発明の一実施の形態に係る商品混合販売装置のシステム構成を示す図。 同実施の形態に係る表示装置の表示状態を示す図。 同実施の形態に係る混合割合指定部の詳細な表示状態を示す図。 同実施の形態の動作を説明するためのフローチャート。

符号の説明

１１…制御部、１２…入力装置、１３…表示装置、１３ａ…表示部、１３ｂ…混合割合指定部、１３ｃ…確定ボタン、１４…記憶装置、１５…混合注入装置、１６…印刷装置。

Claims (2)

1. 複数の商品を混合して販売する商品混合販売装置において、
   前記商品の混合割合を指定する指定手段と、
   この指定手段で指定された混合割合で混合された商品の画像を表示部に表示する手段とを具備したことを特徴とする商品混合販売装置。
2. 更に、前記指定手段で指定された混合割合を有する商品の商品情報をラベルに印字する印字手段とを具備したことを特徴とする請求項１記載の商品混合販売装置。

Images