JP4594783B2 - コーンビームx線ct撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コーンビームX線CT撮影装置の撮影部位の位置決めの改良に関する。
更に詳しくは、被検者のX線被曝量の軽減を図るためのコーンビームX線の照射領域を絞った小照射野コーンビームX線を用いたCT撮影時の個々の被検者の撮影対象部位(関心領域)毎の位置づけ精度向上のための予備撮影手段の改良に関する。
従来、歯科領域を対象とした頭頸部用コーンビーム型X線CT撮影装置には、特開2000−139902に示されているように、被検者の頭部を挟み、旋回駆動ユニットから垂下する旋回アームの両端に、それぞれX線発生器と、4インチの有効視野のイメージインテンシファイア及びカメラ系からなるX線検出器が対向配置され、旋回軸を中心に360゜旋回し、被検者の歯顎領域を含む頭頸部の関心部分に小径のコーンビームX線を照射し、被検者を透過したデータの画像処理を行いCT画像を得る装置で、撮影中に旋回アームの旋回軸が、移動せずに回転のみで撮影をおこなう装置で、一度の撮影で得られる画像再構成範囲が約φ38mm×H29mmの円柱状の範囲の撮影を行う局所照射X線CT撮影装置が公知である。
また、特開2002−219127によれば、前記装置とは別に同様に4インチの有効視野のイメージインテンシファイア及びカメラ系からなるX線検出器を使用し、撮影時に必要に応じて旋回アームの旋回軸が回転しつつ、被検者の対軸に対して直交する水平方向に例えば、歯列弓に沿って時々刻々と適量連続的に移動させることにより、X線CT撮影時の再構成画像範囲をφ42mm×H40mmの円柱状の他に、一度の撮影で、顎関節を含む全歯列に及ぶ広い範囲の再構成画像エリアを得ることが出来るパノラマX線CT撮影装置が公知である。これらの装置の特徴は、一度の撮影に対する被検者のX線被曝線量が少ないことである。
一方、特開2003−175031によれば、また前記装置とは別に、9インチ、あるいは12インチのイメージインテンシファイア及びカメラ系からなる受像装置を用いて、歯顎領域を含むより広い範囲の再構成画像エリアを得ることが出来る装置も公知で、この装置の場合の再構成画像エリアは、9インチのイメージインテンシファイア及びカメラ系からなる受像装置を用いた場合には、従来、一般にメディカルで用いられる手法の可変視野を採用し、その再構成画像エリアは、最大有効視野として、パノラマモードの場合、φ150mm、インプラントモードの場合、φ102.4mm、デンタルモードの場合、φ51.2mmの範囲の再構成画像エリアを、更に、12インチのイメージインテンシファイア及びカメラ系からなる受像装置を用いた場合には、その再構成画像エリアは、最大有効視野として、パノラマモードの場合、φ190mm、インプラントモードの場合、φ150mm、デンタルモードの場合、φ100mmの範囲の再構成画像エリアを得ることが出来るとされている。この装置の特徴は、先の2機種に対して、可変視野であること。再構成画像エリアが大幅に広く得られる反面、再構成画像エリアの広さに比例して、一撮影当たりの被検者に対するX線被曝線量がかなり増加することが指摘されている。また、近年旋回アームの両端部において、X線発生器と、受像装置を前記旋回アームの旋回軸中心に対してそれぞれ可変できる装置が提案されているが、被検者への干渉等で必然的に装置の設置スペースが大幅に拡大し、有効に活用できない等の問題がある。
また、特開2004−275512によれば、被検者にX線ビームを回転照射しその投影画像を撮影するX線CT装置に於いて、前記被検者を挟むように配置されたX線ビームを発生するX線発生手段と、前記X線発生手段及びX線検出手段を前記被検者を挟んで回転する回転軸を備え、前記回転軸が装置の床側に設けられたことを特徴とするX線装置が開示されている。
前述した先の2者は、撮影エリアが小さいため被検者に対するX線被曝線量が少ないと言う大きな利点がある反面、撮影対象部位を撮影中心即ち、X線源と受像装置の旋回中心位置に位置づけることが難しい欠点がある。これに対して後者の場合は、前述したとおり再構成画像エリアが大幅に広く得られるため前記した位置づけは容易な反面、再構成画像エリアの広さに比例して、一撮影当たりの被検者に対するX線被曝線量がかなり増加する欠点がある。また、特開2004−275512の装置は、特開2003−175031に開示された装置の被検者に対する干渉等の安全性、設置スペース等の問題点を解決すべく提案された装置であると言える。
被検者に対するX線被曝線量を最小限にして最大限の診断効果を上げる意味では被検者の撮影対象部位(関心領域)の全てを撮影エリアの中に確実に取り込むことが必要となる。特に一度の撮影で得られる画像再構成範囲が約φ38mm×H29mmの円柱状の範囲、あるいは、再構成画像範囲がφ42mm×H40mmの円柱状の範囲(デンタル撮影モード)の場合は、限られたX線照射エリアしかないため被検者の撮影対象部位(関心領域)をバランス良く撮し込む様に位置付けすることは術者にかなりの負担を与えると同時に診断能を大幅に左右することなり、場合によっては再撮影の可能性も指摘されている。
この位置決めのための操作性を改善するために、前記した特開2002−219127の装置に於いては、この位置付けのためにCT撮影の前に撮影対象部位(関心領域)を選択することにより、予め標準的に撮影対象部位毎に設定された標準的な位置に対して、水平方向に移動させるためのX・Y移動機構及び、その制御手段とを設け、装置の撮影(回転)中心位置(画像再構成エリア中心)を移動させた後、撮影対象部位(関心領域)に対して正面、側面からの透視撮影あるいは単純撮影によるスポット撮影による予備撮影を行い、その画像をモニター上に表示し、表示された撮影対象部位(関心領域)の画像再構成エリア内での位置関係を確認しながら撮影対象部位(関心領域)の中心部にモニター上の撮影時センター位置カーソルを合わせることによって、カーソルが指示した位置に自動的に装置の撮影(回転)中心位置を移動、補正するための予備撮影手段が設けられ、市場に供されていることが公知である。
特開2000−139902 特開2002−219127 特開2003−175031 特開2004−275512
然し乍ら、前記した単純撮影を用いた予備撮影手段の方法では、元来、再構成画像範囲がφ42mm×H40mmの円柱状の範囲(デンタル撮影モード)の場合は、限られたX線照射エリアしかないため個々の被検者の撮影対象部位(関心領域)をそのエリアに入れること自体が難しいのに加えて、特に歯顎領域のように硬組織部分が対称的に存在することに加えて、一般的に撮影対象部位(関心領域)に対して水平方向からX線が入射するこの種のコーンビームX線CT撮影装置の場合には反対側の歯牙、顎関節、或いは周辺部の歯牙が重複して投影されて撮影されるため臼歯部5番〜8番及び顎関節部はモニター上に表示された画像でも撮影対象部位(関心領域)の中心部を特定することは困難な場合が多く術者の経験の度合いに左右されるケースも多々ある等の指摘があった。
本発明はこの様な現状に鑑み、小照射野で撮影エリアが小さいため被検者に対するX線被曝線量が少ないと言う大きな利点を活かし、撮影対象部位(関心領域)の撮影中心に即ち、X線源とX線検出器の旋回中心位置(画像再構成エリア中心)を位置づけることが、装置の機構を何ら変更することなく従来から用いられている手法を適切に組み合わせることにより前記した位置の補正が正確となり大幅に改善される予備撮影手段を提供することにある。
(1)上記した課題を達成するために本発明は、撮影モードの中の予備撮影モードを設定することで、予め被検者の各撮影対象部位(関心領域)の複数の標準的な位置を設定した標準位置データー手段と、任意の撮影対象部位(関心領域)を特定するための撮影部位選択手段と、撮影部位選択手段によって選択された撮影対象部位(関心領域)の位置と、前記旋回アームの旋回軸の旋回中心位置を一致させるため、水平方向に自動的に移動させるためのX・Y移動機構及び、その制御手段と、撮影に際して頭部固定装置により位置づけされた被検者の前記撮影部位選択手段により選択された前記撮影対象部位(関心領域)に対し、複数方向からの極狭い角度範囲のCT撮影と同様の撮影を行い得られた断層画像データーを画像処理で複数枚重ね合わせる断層撮影手段と、その画像をモニター上に表示する表示手段と、表示された前記複数方向からの撮影対象部位(関心領域)を確認しながら前記表示手段のモニター上の撮影時センター位置カーソルを、前記表示された撮影対象部位(関心領域)の中心部に合わせることで自動的に旋回アームの旋回軸の旋回中心と前記撮影対象部位(関心領域)の中心位置を一致させ位置補正する予備撮影手段を設けることで解決される。
(2)また、前記複数方向からの極狭い角度範囲のCT撮影と同様の撮影を行う断層撮影手段が、被検者の前記撮影対象部位(関心領域)に対し、前記旋回中心の一致後、被検者の正中ラインに対して平行する前記撮影対象部位(関心領域)の略正面方向および、前記正中ラインに直交する略側面方向の2方向から狭い角度範囲のCT撮影と同様の撮影を行い、得られた画像データーを複数枚重ね合わせて画像処理を行い、モニター上に表示された前記2方向からの撮影対象部位(関心領域)を確認しながらその中心部にモニター上の撮影時センター位置カーソルを合わせることで自動的に装置の撮影(回転)中心位置が前記カーソルが指示した撮影対象部位(関心領域)の中心部の位置と旋回アームの旋回軸の旋回中心を合わせ、画像再構成エリアの略中心部に、前記撮影対象部位(関心領域)の中心部を正確に位置補正するための予備撮影手段が設けられることで解決される。
(3)また、前記したX・Y移動機構及び、その制御手段が、撮影部位選択手段によって選択された撮影対象部位(関心領域)中心に対して前記旋回アーム即ち、旋回アームの旋回軸の旋回中心を移動させ選択された撮影対象部位(関心領域)の標準的な位置の中心部と、前記旋回アームの旋回軸の旋回中心位置を一致させる
ようにすることで解決される。
(4)また、前記したX・Y移動機構及び、その制御手段が、前記旋回アームの旋回軸の旋回中心に対して、撮影部位選択手段によって選択された撮影対象部位(被検者側)を移動させ選択された撮影対象部位(関心領域)の標準的な位置の中心部と、前記旋回アームの旋回軸の旋回中心位置を一致させるようにすることで解決される。
(5)また、前記したX・Y移動機構及び、その制御手段が、旋回アームの旋回軸の旋回中心をX・Yのいずれかに移動させる手段と、撮影対象部位(被検者側)をX・Yのいずれかに移動させる手段との組み合わせによって選択された撮影対象部位(関心領域)の標準的な位置の中心部と、前記旋回アームの旋回軸の旋回中心位置を一致させるようにすることで解決される。
(6)また、前記狭い角度範囲のCT撮影と同様の撮影を行う断層撮影手段の撮影角度が、3゜〜10゜の範囲と極限られた狭い角度の撮影で得られた画像データーを複数枚重ね合わせることにより断層撮影の効果を十分に享受できる。勿論上記の角度を10゜以上とすることでも目的は達せられるが、撮影角度の増加が被検者のX線被曝量の増加につながる要素となるので、効果の程度と不利益を考慮すると必要以上のX線被曝は避けるべきである。
従来の透視撮影とスポット撮影による予備撮影手段の方法では、元来、再構成画像範囲がφ42mm×H40mmの円柱状の範囲(デンタル撮影モード)の場合は、限られたX線照射エリアしかないため個々の被検者の撮影対象部位(関心領域)をそのエリアに入れること自体が難しいのに加えて、特に歯顎領域のように硬組織部分が対称的に存在することに加えて、一般的に撮影対象部位(関心領域)に対して水平方向からX線が入射するこの種のコーンビームX線CT撮影装置の場合には画像での反体側の歯牙、顎関節、或いは周辺部の歯牙の重複の度合いが激しく、特に臼歯部5番〜8番及び顎関節部はモニター上に表示された画像でも撮影対象部位(関心領域)の中心部を特定することは困難な場合が多く術者の経験の度合いに左右されるケースも多々ある等の指摘があったが、本発明によれば、装置の機構を何ら変更することなく従来から用いられている断層撮影の手法を適切に組み合わせ、特に位置決めが難しいとされる撮影対象部位に対して極わずかな角度の断層撮影を行うことで、断層撮影の効果により前記した画像での反体側の歯牙、顎関節、或いは周辺部の歯牙の重複の度合いが大幅に減少するため、小照射野で撮影エリアが小さいことによる被検者に対するX線被曝線量が少ないと言う大きな利点を活かし、且つ、撮影対象部位(関心領域)の撮影中心と、X線源と受像装置の旋回中心位置(画像再構成エリア中心)との位置決めが容易となり、術者に対して著しく操作性の改善が図れた。
以下に、図面に従って本発明の実施態様について説明する。
図1(a)、(b)は、特開2002−219127に開示されたパノラマX線CT撮影装置の一実施例を示す外観図で、図(a)は、その外観正面図、図(b)は、外観側面の一部断面図、図(c)は、外観平面図である。図に於いて、支持フレーム1に支承された回転駆動ユニット2は、その内部にはX・Y軸テーブルと、そのX・Y軸用制御モーター、旋回アーム3を回転させるための制御モーター、旋回アーム3の多回転を実現するためのスリップリング接点等の主要部品で構成されている。回転駆動ユニット2から垂下する旋回アーム3は、その両端部に各々X線源4、およびX線検出器5が対向配置されている。旋回アーム3は、後述するが、その下面に被検者干渉防止用の安全センサーが設けられている。被検者位置付け用の椅子部6は、従来公知の上下動可能で、被検者頭部位置決め用の頭部位置決め装置7は、上下アクチュエータ、水平スイング位置決め機構、前後調整機構、チンレスト、被検者の前歯基準位置を指示する前後位置決め用光ビーム照射手段、側頭部押さえ機構、固定ベルト等の主要部品で構成され、上下アクチュエータで全体的に矢印で示す様に椅子部6とは別に上下動が可能である。頭部位置決め装置7の個々の機構、また、図に於いて前記した光ビーム手段に加えて、前記支持フレーム1に支承された回転駆動ユニット2に設けられた、被検者の正中ラインを光ビームで指示する正中確認用光ビーム8、旋回アーム3に設けられた被検者の撮影対象部位(関心領域)の中心、即ち、旋回アーム回転中心で有ると同時に画像再構成範囲の垂直方向の中心を3方向から指示する断層位置確認用光ビーム9、また、その画像再構成範囲の上下方向のそれぞれの限界位置を示す上下位置決めビーム照射手段10が設けられているが、これらの光ビ−ム照射手段は、基本的に従来、歯科の領域ではパノラマX線撮影装置あるいは、セファロX線撮影装置、医科の領域に於いては、各種CT装置、MRI装置等で既に実用に供されている物の応用のため詳しくは述べない。また、X線検出器5は、I.I、CCD等に限定されるものではなく、TFT等の2次元センサーが用いられていることが公知である。
図2は、歯科領域でされているコーンビームX線CT装置の再構成画像範囲の平面図の幾つかの実施例を表したもので、まず図2は、歯科領域で用いられているコーンビームCT撮撮影の模式図で、図(a)は、撮影対象部位(関心領域)3を照射範囲とするX線コーンビーム4aを用いて、回転中心Oを中心にX線源4、およびX線検出器5が対向配置された旋回アーム3の旋回軸の回転中心を固定して180゜あるいは、360゜旋回し撮影をおこなう。取り込み保存された画像データーを処理して得られる再構成画像範囲は、図に示すφMの球状のとなる。また図(b)(C)は、デンタルCT撮影モード時の模式図で、撮影部位3’を照射範囲とするX線コーンビーム4aを用いて、回転中心Oを中心に回転中心を固定して180゜あるいは、360゜撮影した場合の平面図と側面図で、この場合の再構成画像範囲は、高さをHとすると、直径M×高さHの円柱状となる。つぎに図3は、パノラマCT撮影モード時の模式図で、限られた照射野のX線コーンビームを用いて、より広い範囲のエリアをパノラマ状に連続して撮影する場合を示し、図中X線照射開始位置から旋回アーム3の旋回軸の回転中心を中心として、撮影モード設定手段によって設定された撮影部位または範囲に対して、その撮影の開始から撮影の終了までの間、回転駆動制御手段によってその撮影に必要な回転角度範囲旋回すると共に、その旋回中に前記撮影モード設定手段によって予め設定された撮影軌道11に沿って、旋回アーム3の回転中心を順次移動しつつ設定された範囲の撮影を行うことを示している。図8にそれぞれの撮影モードでの画像再構成範囲の一例を示す。
次に図4(a)(b)および図5を用いて、本発明の具体的実施例について詳述する。まず、予め各撮影対象部位(関心領域)の複数の標準的な位置を設定した標準位置データー手段13で、撮影に際して事前に図示しない撮影位置選択手段14で、撮影対象部位(関心領域)を選択することにより、予め標準的に撮影対象部位毎に設定された標準的な位置に対して、水平方向に移動させるためのX・Y移動機構及び、その制御手段で装置の撮影(回転)中心位置(画像再構成エリア中心)を撮影対象部位(関心領域)に移動させた後、図4(b)の従来と同様に旋回アーム下面の3ヶ所より照射される断層位置確認用光ビーム9を用いて位置の確認および、補正をおこなう。前記光ビーム9は、前記旋回アーム回転中心に向けてX線源側及び、X線検出器側よりX線照射幅方向中心線上に重なるように照射される2本の光ビーム9a,9bと、これに直交するように照射される光ビーム9cと、この光ビームの照射によって 前記旋回アーム回転中心がデンタルCT撮影モードの場合に個々の被検者の撮影対象部位(関心領域)の中心、即ち画像再構成範囲の中心を指示しているか、あるいは、ブロックCT撮影モード、または、パノラマCT撮影モードの場合の撮影開始位置が適切な位置にあるかどうかを確認して、位置の補正が必要な場合は、操作BOXを用いて、前記旋回アームの旋回軸の旋回中心位置を被検者の撮影対象部位(関心領域)の中心に一致させるため、水平方向に自動的に移動させる前記X・Y移動機構及び、制御手段を用いて位置の補正を行う。また、被検者に対して上下方向の位置的な確認および位置の補正は、画像再構成範囲の上下方向のそれぞれの限界位置を示す上下位置決めビーム照射手段10から照射される2本の光ビーム10a,10bで構成され、その高さ方向の位置の補正は、図1に示すように被検者位置付け用の椅子部6および、被検者頭部位置決め用の頭部位置決め装置7に設けられた上下アクチュエータを用いて個々に矢印方向に上下させることによって行うことができる。
次に、デンタルCT撮影モード時の様に再構成範囲が小さいことに起因し、特に正確な位置の補正を必要とする場合の本発明に係わる断層撮影法を利用した位置補正のための予備撮影手段の実施例を図5に例示する。予備撮影手段12は、予め被検者Mの各撮影対象部位(関心領域)の複数の標準的な位置を設定した標準位置データー手段13と、任意の撮影対象部位(関心領域)を特定するための撮影部位選択手段14と、撮影部位選択手段によって選択された撮影対象部位の標準的な位置Sに前記したX線源4とX線検出器5が、対向配置された旋回アーム3の旋回軸の旋回中心位置を、従来公知のX・Y移動機構及び、その制御手段とにより自動的に移動させた上で、旋回中心Oを中心として撮影対象部位に対して、前記X線源4とX線検出器5が、旋回アーム3を介して旋回しつつ例えば図に示すように、側面方向から中心線に対して±2゜X線を照射しながらPa〜Pbの間を撮影し、Pb〜Pcの間はX線を照射せずに旋回した後、再度正面方向から前記同様にX線を照射しながらPc〜Pdの間を撮影を行う。この2方向からの撮影は、180゜撮影または360゜撮影ではなく、極狭い角度範囲のCT撮影(断層撮影)で、例えばフレームレイト60コマ/秒、10秒/1回転で行う通常のCT撮影の部分的な利用で実施される。従って360゜撮影の場合600コマ取り込まれる画像データーは、撮影角度、撮影時間共に少ないため、この場合約6コマの画像データーが取り込まれる。こうして取り込まれた画像データーを画像処理により中心部の1枚だけを利用するのではなくを中心部を基準として前後複数枚を重ね合わせることで断層効果により、反体側あるいは、周辺部との像の重なりが著しく改善される。この2方向からの画像を図6に示すモニター上に表示させ、表示された前記2方向からの撮影対象部位(関心領域)の画像を確認しながらその中心部にモニター上の撮影時センター位置カーソルを合わせることによって個体差等を含め位置的なずれを自動的に装置の撮影(回転)中心位置が前記カーソルが指示した撮影対象部位(関心領域)の中心部の位置に旋回アームの旋回軸の旋回中心を移動させる。尚、各撮影対象部位(関心領域)に対する撮影角度は、できれば、被検者の正中ラインと略平行な方向からと、これと直交する方向からの撮影が有利であるが特定するものではない。
図7は、他の実施例を示すもので、前記したX・Y移動機構及び、その制御手段が、前記旋回アームの旋回軸の旋回中心に対して、撮影部位選択手段によって選択された撮影対象部位(被検者側)を移動させることを特徴とする装置の場合を示している。また、前記したような被検者にX線ビームを回転照射しその投影画像を撮影するX線CT装置に於いて、前記被検者を挟むように配置されたX線ビームを発生するX線発生手段と、前記X線発生手段及びX線検出手段を前記被検者を挟んで回転する回転軸を備え、前記回転軸が装置の床側に設けられた装置にも対応可能である。
こうして表示された撮影対象部位(関心領域)の画像は、従来行っていた2方向からの単純撮影による方法と比較すると、断層撮影法の効果により反体側あるいは、周辺部との像の重なりが著しく改善されるため、撮影対象部位(関心領域)の中心を識別することが容易となり、前記したように限られたX線照射エリアしかない個々の被検者の撮影対象部位(関心領域)をそのエリアに入れること自体難しいのに加えて、特に歯顎領域のように硬組織部分が対称的に存在し、また、一般的に撮影対象部位(関心領域)に対して水平方向からX線が入射するこの種のコーンビームX線CT撮影装置の場合には画像での反体側の歯牙、顎関節、或いは周辺部の歯牙の重複の度合いが激しく、特に臼歯部5番〜8番及び顎関節部はモニター上に表示された画像でも撮影対象部位(関心領域)の中心部を特定することは困難な場合が多く術者の経験の度合いに左右されるケースも多々ある等の指摘があったが、本発明の予備撮影手段に断層撮影を用いる手法によれば、モニター上に表示された断層画像を基に対象部位(関心領域)の確認が容易に行えるため、個々の被検者に適した中心位置(即ち、画像再構成範囲の中心部に取り込み表示させたい撮影対象部位(関心領域)の中心部分)にモニター上の撮影時センター位置カーソルを正確に移動させることができるため、そのカーソルが移動した位置に自動的に前記旋回アームの回転中心位置が回転駆動制御手段によってより正確に位置補正を行った後、当該部位のCT撮影を実施することで術者が期待し、必要とする十分な診断情報を得ることができる撮影が可能となる。
以上説明したように本発明の予備撮影手段は、従来装置の構成を何ら変更することなく、コーンビームX線CT撮影装置の特徴を活かした新たな発想による予備撮影手段で、従来の被検者の各撮影対象部位(関心領域)に対して、複数の角度からの透視撮影あるいは、単純撮影によるスポット撮影を行うのではなく、選択された被検者の各撮影対象部位(関心領域)に対して複数方向からの極限られた狭い角度範囲のCT撮影(断層撮影)を行うことで被検者に対するX線被曝線量を極力抑え、従来、デンタル撮影モードのように、撮影対象部再構成画像範囲が例えばφ42mm×H40mmの円柱状の範囲しかないような限られたX線照射エリアしかない場合、個々の被検者の撮影対象部位(関心領域)をそのエリアに入れること自体が難しく、特に歯顎領域のように硬組織部分が対称的に存在することに加えて、一般的に撮影対象部位(関心領域)に対して水平方向からX線が入射するこの種のコーンビームX線CT撮影装置での単純撮影による予備撮影の場合には反体側の歯牙、顎関節、或いは周辺部の歯牙が重複して投影されて撮影されるため臼歯部5番〜8番及び顎関節部はモニター上に表示された画像でも撮影対象部位(関心領域)の中心部を特定することは困難な場合が多く術者の経験の度合いに左右されるケースも多々ある等の指摘があったのに対して、本予備撮影の採用で断層撮影の効果により前記した画像での反体側の歯牙、顎関節、或いは周辺部の歯牙の重複の度合いが大幅に減少するため、小照射野で撮影エリアが小さいことによる被検者に対するX線被曝線量が少ないと言う大きな利点を活かし、且つ、撮影対象部位(関心領域)の撮影中心と、X線源とX線検出器の旋回中心位置(画像再構成エリア中心)との位置決め補正が容易となり、術者に対して著しく操作性の改善が図れた予備撮影手段と言える。尚、図10、図11の(a)〜(d)は、参考として従来法で撮影された画像および、本発明の手法で撮影された画像のハードコピーでありこれを添付する。
実施例の外観3面図 コーンビームX線CT装置の再構成画像範囲の平面図の幾つかの例 パノラマCT撮影モード時の模式図 断層撮影法を用いた予備撮影の一実施例及び断層位置確認用光ビーム及び、 上下位置決めビーム照射手段の一実施例 標準位置データー手段の一実施例 モニター上の撮影時センター位置カーソルによる位置補正の一実施例 他の実施例の正面図及び側面図 撮影モード別再構成画像範囲の実施例の平面図 本発明に係わるコーンビームX線CT装置の主要部の構成図 従来法及び本発明の手法で撮影された画像のハードコピー 従来法及び本発明の手法で撮影された画像のハードコピー
符号の説明
1 支持フレーム
2 回転駆動ユニット
3 旋回アーム
4 X線源
5 X線検出器
6 椅子部
7 頭部位置決め装置
8 正中確認用光ビーム
9 断層位置確認用光ビーム
10 上下位置決めビーム照射手段
11 撮影軌道
12 予備撮影手段
13 標準位置データー手段
14 撮影部位選択手段

Claims (2)

  1. 被検者(M)用の椅子(6)と、前記被検者(M)を位置づけするための頭部位置決め装置(7)と、前記被検者(M)に対してコーンビームX線(4a)を照射可能なX線源(4)と、前記被検者(M)を透過した前記コーンビームX線(4a)を検知するX線検出器(5)と、一端に前記X線源(4)を他端に前記X線検出器(5)を対向配置した旋回アーム(3)と、前記旋回アーム(3)を回転させるための回転駆動ユニット(2)と、前記旋回アーム(3)を水平方向に移動させるためのX・Y移動機構と、を備え、前記旋回アーム(3)が旋回軸を旋回中心(O)として回転することで、前記被検者(M)の撮影対象部位のX線CT撮影を行う頭頸部用コーンビームX線CT装置において、
    前記撮影対象部位ごとの標準位置(S)を予め設定した標準位置データー(13)と、
    前記撮影対象部位を選択する撮影部位選択手段(14)と、
    前記旋回中心(O)を中心に10°以下の角度範囲で前記旋回アーム(3)を回転させながら複数枚の画像データーを取り込み、前記複数枚の画像データーを重ね合わせることで、前記旋回中心(O)を中心とする断層画像を得る断層画像撮影手段と、
    前記断層画像撮影手段によって得られた前記断層画像を表示する表示手段と、を備え、
    前記撮影部位選択手段(14)によって選択された前記撮影対象部位の前記標準位置(S)の中心部に前記旋回中心(O)を移動させ、複数の方向から前記断層画像撮影手段によって断層撮影を行い、前記断層撮影によって得られた前記複数の方向からの前記断層画像を前記表示手段に表示し、前記表示手段に表示された前記断層画像における前記撮影対象部位の中心部に基づいて、前記旋回中心(O)を前記標準位置(S)の中心部から前記撮影対象部位の中心部に移動させて、前記X線CT撮影のために前記旋回中心(O)の位置を補正することを特徴とする頭頸部用コーンビームX線CT装置。
  2. 前記断層画像撮影手段による前記断層撮影を、前記被検者(M)の正面方向および側面方向の2方向から行うことを特徴とする請求項1記載の頭頸部用コーンビームX線CT装置。
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