JP4586342B2 - ヘッドランプ制御システム - Google Patents

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Description

この発明は、車両の周囲の視認性を更に良好なものとすることができるヘッドランプ制御システムに関するものである。
従来、図13乃至図15に示すようなヘッドランプ制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなものでは、自動車等の車体1の前部1aに設けられたコンビネーションヘッドランプユニット2には、上,下レベリング機能付き主ランプ2a,車両近傍照射用ランプ2b,機能補助用ランプ2cが設けられている。
このうち、最も車体1の車幅方向外側端寄りに位置する前記上,下レベリング機能付き主ランプ2aには、図15に示すようなレベリングアクチュエータ3等によって構成される照射方向変更手段が設けられている。
このレベリングアクチュエータ3は、前記上,下レベリング機能付き主ランプ2aの光源としてのバルブ4の周囲に設けられたリフレクタ5を傾動駆動することにより、図15中矢印uに示す方向に、照射光の光軸を変更可能とするように構成されている。
また、このレベリングアクチュエータ3の傾倒駆動の制御は、図13に示すような配光制御手段6によって行われる。この配光制御手段6には、ナビゲーション装置等の地図情報取得手段7と、カメラ等の撮像及び画像処理手段又はレーダー装置等によって構成される周囲状況検出手段8と、ハンドル等の転舵角度を検出する操舵情報取得手段9とが接続されている。
そして、前記配光制御手段6では、これらの前記地図情報取得手段7から送られてくる地図情報或いは前記周囲状況検出手段8で取得された周囲情報とのうち、信頼のおける何れか一方の情報若しくは、両情報を用いて補完された信頼のおける情報を用いて、前記レベリングアクチュエータ3の傾倒駆動を行うように構成されている。
次に、この従来例のヘッドランプ制御システムの作用について説明する。
このように構成された従来のヘッドランプ制御システムでは、これらの前記地図情報取得手段7から送られてくる地図情報或いは前記周囲状況検出手段8で取得された周囲情報のうち、信頼のおける何れか一方の道路形状の情報若しくは、両情報を用いて補完された信頼のおける情報を用いて、前記コンビネーションヘッドランプユニット2のレベリングアクチュエータ3が傾動駆動されて、前記上,下レベリング機能付き主ランプ2aの照射光の光軸方向が、道路形状に合わせて変更される。
特開2002−193025号公報(段落0014乃至0149、図1乃至図15)
しかしながら、このような従来のヘッドランプ制御システムでは、前記上,下レベリング機能付き主ランプ2aの照射光の光軸方向が、道路形状に合わせて変更されるように構成されているため、道路上の障害物や歩行者を検知して、照光することは出来ない。
このため、これらの道路上の障害物や歩行者等、照光対象物に対して、車両の運転者への注意喚起或いは、照光対象物への車両接近の警告を与えることが出来る適切な配光を、行うことが出来なかった。
そこで、この発明は、道路上の障害物や歩行者に対して、状況に応じて適切な配光を行うことが出来るヘッドランプ制御システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明では、前方の障害物を検出する障害物検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、光軸方向を変更可能な灯具とを有し、前記障害物検出手段によって検出された障害物及び前記車速検出手段で検出された車速に応じて、前記灯具の照明光の光軸方向を変更する制御を行う制御部を設けたヘッドランプ制御システムであって、前記灯具として、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを車幅方向左,右に一対設け、前記制御部では、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプのうち、前記障害物側の主ヘッドランプの光軸方向を上向きに変更し、前記障害物とは反対側の前記主ヘッドランプの光軸は下向きのまま保持する制御を行うヘッドランプ制御システムを特徴としている。
また、請求項2に記載されたものでは、前方の障害物を検出する障害物検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、光軸方向を変更可能な灯具とを有し、前記障害物検出手段によって検出された障害物及び前記車速検出手段で検出された車速に応じて、前記灯具の照明光の光軸方向を変更する制御を行う制御部を設けたヘッドランプ制御システムであって、前記灯具として、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを車幅方向左,右に一対設けるとともに、障害物検知用専用灯を有し、前記制御部では、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプのうち、前記障害物側の主ヘッドランプの光軸方向を上向きに変更する制御を行い、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以下である場合に、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記障害物検知用専用灯の光軸方向を変更する制御を行うヘッドランプ制御システムを特徴としている。
更に、請求項3に記載されたものでは、前方の障害物を検出する障害物検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、光軸方向を変更可能な灯具とを有し、前記障害物検出手段によって検出された障害物及び前記車速検出手段で検出された車速に応じて、前記灯具の照明光の光軸方向を変更する制御を行う制御部を設けたヘッドランプ制御システムであって、前記灯具として、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ及び、障害物検知用専用灯を設け、前記制御部では、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを上向きとする制御を行うと共に、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以下である場合に、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向へ向けて、前記障害物検知用専用灯の光軸方向を変更する制御を行うヘッドランプ制御システムを特徴としている。
また、請求項4に記載されたものでは、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを車幅方向左,右に一対設け、前記制御部では、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプのうち、前記障害物側の主ヘッドランプを上向きとする制御を行う請求項3記載のヘッドランプ制御システムを特徴としている。
そして、請求項5に記載されたものでは、前方の障害物を検出する障害物検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、光軸方向を変更可能な灯具とを有し、前記障害物検出手段によって検出された障害物及び前記車速検出手段で検出された車速に応じて、前記灯具の照明光の光軸方向を変更する制御を行う制御部を設けたヘッドランプ制御システムであって、前記灯具として、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを車幅方向左,右に一対設けると共に、障害物検知用専用灯を設け、前記制御部では、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを上向きとする制御を行うと共に、一定の速度以下である場合には、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを下向きとする制御を行い、前記障害物検知用専用灯の光軸方向を前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて変更するヘッドランプ制御システムを特徴としている。
更に、請求項6に記載されたものでは、光軸方向を変更可能な灯具とを有し、前記障害物検出手段によって検出された障害物及び前記車速検出手段で検出された車速に応じて、前記灯具の照明光の光軸方向を変更する制御を行う制御部を設けたヘッドランプ制御システムであって、前記灯具として、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを車幅方向左,右に一対設けると共に、障害物検知用専用灯を設け、前記制御部では、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを上向きとする制御を行うと共に、一定の速度以下である場合には、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて左右方向に変更する制御を行い、前記障害物検知用専用灯の照明光の光軸方向を前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、左右方向に変更するヘッドランプ制御システムを特徴としている。
このように構成された請求項1記載のものでは、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度を境として、前記制御部によって、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプの光軸方向が、上向きに変更されて、該障害物が照光される。
このため、前記障害物までの距離が、まだ一定距離ある場合でも、事前に該車両の運転者への注意喚起と、照光対象物への車両接近の警告を与えることが出来ると共に、適切な配光を行うことが出来る。
また、請求項2に記載されたものでは、一定の速度以下で走行中に前記障害物検出手段により障害物が検出されると、前記障害物検知用専用灯によって、該障害物検出手段により検出された障害物の方向が照光される。
このため、該車両の運転者への注意喚起と、照光対象物への車両接近の警告を与えることが出来、更に、状況に応じて適切な配光を行うことが出来る。
そして、更に、前記障害物までの距離が、まだ一定距離ある場合でも、車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを上向きとする制御が行われ、事前に該車両の運転者への注意喚起と、照光対象物への車両接近の警告を与えることが出来、更に適切な配光を行うことが出来る。
また、請求項3に記載されたものでは、前記障害物までの距離が、まだ一定距離ある場合でも、車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを上向きとする制御が行われ、事前に該車両の運転者への注意喚起と、照光対象物への車両接近の警告を与えることが出来る。
しかも、車速が、一定の速度以下である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向へ向けて、前記障害物検知用専用灯の光軸方向が変更されて、該障害物の方向が照光されると共に、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプの向きはそのまま保持される。
このため、該車両の運転者への注意喚起と、照光対象物への車両接近の警告を与えることが出来ると共に、対向車への幻惑を防止することが出来、状況に応じて適切な配光を行うことが出来る。
更に、請求項に記載されたものでは、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以上である場合には、前記制御部によって、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記障害物側の主ヘッドランプの光軸方向が、上向きに変更される。
このため、対向車側の上,下レベリング機能付き主ヘッドランプの光軸方向をそのまま、下向きに保持しつつ、事前に該車両の運転者への注意喚起と、照光対象物への車両接近の警告を与えることが出来、対向車への幻惑を防止することができる。
また、請求項に記載されたものでは、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度を境として、前記制御部によって、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプの光軸方向が、上向き若しくは下向きに変更される。
前記車速が、一定の速度以下では、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプの光軸方向が下向きに変更されると共に、前記障害物検知用専用灯の照明光の光軸方向が、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて変更されて、該障害物が照光される。
このため、車両が一定の速度以下で走行している状態では、前記灯具の左,右への配光を拡大させて、運転者の視線移動量の増大に対応させることができる。
更に、請求項に記載されたものでは、前記障害物検知用専用灯の照明光の光軸方向が、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、左右方向に変更されると共に、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプの光軸方向も、該障害物の方向に向けて左右方向に変更される。
従って、前記障害物検知用専用灯の照明光に加えて、更に、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプの照明光も、道路上の障害物や歩行者等、照光対象物に対して、配光されて、更に状況に応じて適切な配光を行い、車両の運転者への注意喚起或いは、照光対象物への車両接近の警告を与えることが出来る。
次に、図1乃至図12に示す図面に基づいて、この発明の実施の形態のヘッドランプ制御システムを説明する。なお、前記従来例と同様な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施の形態のヘッドランプ制御システムでは、自動車等の車体1の前部1aには、灯具としてのコンビネーションヘッドランプユニット10,10が、左,右一対、設けられている。
このコンビネーションヘッドランプユニット10には、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11,走行用前照灯12,クリアランスランプ13が設けられていると共に、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11よりも車幅方向外側で、ターンシグナルランプ13aよりも内側には、障害物検知用専用灯14が設けられている。
このうち、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11には、図4に示すような照射方向変更手段としてのレベリングアクチュエータ15が設けられている。
このレベリングアクチュエータ15では、上,下駆動用モータ15aによって、車両前後方向にスライド駆動される連結ロッド15bが、光源としてのバルブ4の周囲に設けられたリフレクタ5を傾動駆動することにより、図4中矢印uに示す方向に、照射光の光軸L1を変更可能とするように構成されている。
また、この実施の形態の上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11には、照射方向変更手段としての首振りアクチュエータ16が設けられている。
この首振りアクチュエータ16では、左,右駆動用モータ16aによって、略鉛直方向に回転駆動される連結ロッド16bが、前記バルブ4の周囲に設けられたリフレクタ5を傾動駆動することにより、図4中矢印rに示す方向に、照射光の光軸L1を車幅方向左,右へ向けて変更可能とするように構成されている。
また、この実施の形態の障害物検知用専用灯14には、照射方向変更手段としての首振りアクチュエータ17が設けられている。
この首振りアクチュエータ17では、左,右駆動用モータ17aによって、略鉛直方向に回転駆動される連結ロッド17bが、前記バルブ18の周囲に設けられたリフレクタ19を傾動駆動することにより、図5中矢印rに示す方向に、照射光の光軸L2を車幅方向左,右へ向けて変更可能とするように構成されていて、車幅方向外側に向けて光軸L2方向を向けた場合には、車道の測道の他の車両や、或いは、歩道の歩行者等を照光出来るように角度の変更を可能としている。
これらの各レベリングアクチュエータ15,15、首振りアクチュエータ16,16及び17,17は、図1に示すように、各々ドライバ21〜24を介して、前記車体1に設けられた制御部20の出力ポート25に接続されていて、各上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11,11及び障害物検知用専用灯14,14の照明光の光軸L1,L2の方向を独立させて変更させるように構成されている。
この制御部20には、前記出力ポート25にドライバ26を介して駆動可能となるように、車両前方の障害物を検出する障害物検出手段としての車載カメラ27が接続されている。
この車載カメラ27は、図2に示すように、車体1の車室内天井部1b前部中央のバックミラー取付位置近傍に、車両前方を向いてフロントウインドウパネル28に近接させて設けられていて、車幅左,右方向の撮像範囲内では、左,右フロントピラー部材29,29によって影になる部分が少なくなるように構成されている。
そして、この車載カメラ27は、図1に示すように、前記制御部20に入力ポート31を介して接続されていて、道路上の障害物や歩行者等、照光対象物等を撮像すると、撮像された撮像データが、前記制御部20に送出されるように構成されている。
また、この車体1には、図2に示すように、前記前部1aに設けられたバンパ部材32に障害物検出手段としてのレーダー33が設けられている。
このレーダー33は、図1に示すように、前記制御部20に入力ポート34を介して接続されていて、道路上の障害物や歩行者等、照光対象物等を検知すると共に、検知した検知データが、前記制御部20に送出されるように構成されている。
更に、この制御部20には、入力ポート35を介して、車速を検出する車速検出手段としての車速センサ36が接続されていて、検出された車速信号が、この制御部20に入力されるように構成されている。
また、この制御部20には、中央演算手段として各種演算を行うCPU37,予め定められたプログラムを記憶するROM38,各種データを一時記憶するRAM39が設けられていて、各々データバス40を介して接続されて設けられている。
そして、この制御部20には、前記車載カメラ27及びレーダー33によって検出された障害物の撮像データ又は、検知データ及び、前記車速センサ36で検出された車速に応じて出力される車速信号が入力されると、これらの各データ及び車速信号に基づいて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11,11及び障害物検知用専用灯14,14の照明光の光軸L1,L2方向が変更されるように、前記出力ポート25,各ドライバ21〜24を介して、各上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11,11及び障害物検知用専用灯14,14の各々のアクチュエータ15〜17に出力信号が送出される制御が行われるように構成されている。
この実施の形態の実施例1のヘッドランプ制御システムの作用を、図6に示すフローチャートに沿って説明する。
Step1で、制御をスタートすると、Step2で、ヘッドランプが点灯状態であるか消灯状態であるかが判断される。
ヘッドランプが点灯状態であると、次のStep3に進み、消灯状態であると、再びStep2の開始に戻って待機する。
Step3では、前記車速センサ36で検出された車速信号に基づいて、車速が確認される。この実施例1では、一定速度である時速40kmを境として、この一定速度を超えているか、この一定速度以内であるかが確認される。
Step4では、車両姿勢が確認される。この実施例1では、前記制御部20に、図示省略の操舵角を検出するステアリングセンサ、ヨーレートセンサ等が、前記車速センサ36に加えて、前記入力ポート35を介して接続されて設けられていて、これらの各種センサからの検出信号によって、車両1がどのような走行状態であるかが、確認される。
Step5では、前記レーダー33及び車載カメラ27の水平制御量が演算される。
この実施例1では、車速に応じて、前記レーダー33及び車載カメラ27の車両前方への検出可能角度を変えて、車速が早い場合には、車両前方中心に、感度を向上させると共に、車速が遅い場合には、車幅方向左,右の検出可能領域を広げて、車両周辺での障害物の検出確率を向上させるように構成されている。
また、操舵角信号に応じて、前記レーダー33及び車載カメラ27の障害物検出方向を操舵方向に向けることにより、早期に障害物が検出できるように構成されている。
Step6では、前記Step5で演算された水平制御量に基づいて、前記レーダー33及び車載カメラ27に制御信号が送出されて、水平方向の制御が行われる。
Step7では、前記車載カメラ27及び前記レーダー33によって、道路上の障害物や歩行者等、照光対象物等が撮像されると共に、撮像された撮像データ及び検知データが、前記制御部20に送出されて確認される。
Step8では、これらの撮像データ及び検知データに基づいて、障害物の位置が確認される。
Step9では、このStep8で確認された障害物の位置及び前記Step3で確認された車速によって、制御灯具の選択が行われる。
この実施例1では、通常の直進走行状態では、車速が、一定の速度(この実施例1では、40km)以下である場合には、前記障害物検知用専用灯14が選択されて、Step10に進み、車速が、一定の速度以上である場合には、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11が選択されて、Step14へ進む。
Step10では、道路上の障害物や歩行者等、照光対象物等の位置に応じて、この照光対象物に最も照光が効果的に照射されるように、水平方向の光軸L2の変位量を決定する水平制御量の演算が行われる。
Step11では、Step10で演算された水平制御量の値に基づいて、前記障害物検知用専用灯14の首振りアクチュエータ17に、水平方向の光軸L2の角度を変更する出力信号が、制御部20から送出されて、前記首振りアクチュエータ17の左,右駆動用モータ17aを回転駆動させる。
この左,右駆動用モータ17aの回転駆動力は、前記連結ロッド17bを介して、前記リフレクタ19を傾動駆動させることにより、図5中矢印rに示す方向に、照射光の光軸L2が車幅方向左,右へ向けて変更される。
例えば、図7に示すように、この実施例1の車体1に設けられたコンビネーションヘッドランプユニット10,10によって照光される通常の範囲が、図中破線で示す範囲A内であるとすると、前記障害物検知用専用灯14の点灯によって、照射光の光軸L2が車幅方向左,右へ向けて変更された後の照光される範囲は、範囲Bとなり、近接した他の車両100や、側道の歩行者或いは障害物等をカバー可能な広い範囲に配光できる。
このように、一定の速度(この実施例1では、時速40km)以下で走行中に、前記車載カメラ27又はレーダー33により、障害物等が検出されると、前記障害物検知用専用灯14によって、前記車載カメラ27等により検出された障害物の方向が照光される。
このため、車速が遅い状況(この実施例1では、時速40km以下)に応じて適切な配光を得られ、この車両の運転者への注意喚起と、照光対象物への車両接近の警告を与えることが出来る。
Step12では、障害物の有無が確認される。障害物が無い場合には、Step13に進み制御が終了すると共に、障害物がある場合には、前記Step9に戻り、制御灯具の選択が行われる。
また、Step14に進むと、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11の上下制御量が演算される。
このStep14では、道路上の障害物や歩行者等、照光対象物等の位置に応じて、この照光対象物に最も照光が効果的に照射されるように、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11の上下方向の光軸L1の変位量を決定する上下制御量の演算が行われる。
Step15では、Step14で演算された上下制御量の値に基づいて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11のレベリングアクチュエータ15に、上下方向の光軸L1の角度を変更する出力信号が、制御部20から送出されて、前記レベリングアクチュエータ16の上,下駆動用モータ16aを回転駆動させる。
この上,下駆動用モータ16aの回転駆動力は、前記連結ロッド16bを介して、車両前後方向のスライド駆動として前記リフレクタ5に伝達されて、このリフレクタ5を傾動駆動させることにより、図4中矢印uに示す方向に、照射光の光軸L1が上,下方向へ向けて変更される。
例えば、図8に示されるように、この実施例1の車体1に設けられたコンビネーションヘッドランプユニット10,10によって照光される通常の範囲が、図中破線で示す範囲A内であるとすると、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11の照射光の光軸L1が、上方向へ向けて変更された後の照光される範囲は、範囲Cとなり、遠方の他の車両200をカバー可能な広い範囲に配光できる。
このように、一定の速度(この実施例1では、時速40km)以上で走行中に、前記車載カメラ27又はレーダー33により、障害物等が検出されると、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11によって、前記車載カメラ27等により検出された障害物の方向が照光される。
このため、前記障害物までの距離が、まだ一定距離ある場合でも、車速が速く、他の車両200等の障害物が近接するまで時間が無い状況(この実施例1では、時速40km以上)であることに応じて、事前に充分危険を察知できる距離まで届く、適切な配光を得られ、この車両の運転者への注意喚起と、照光対象物への車両接近の警告を与えることが出来る。
Step16では、障害物の有無が確認される。障害物が無い場合には、Step13に進み制御が終了すると共に、障害物がある場合には、前記Step9に戻り、制御灯具の選択が行われる。
図9は、この発明の実施例2のヘッドランプ制御システムの一状況を説明するものである。なお、前記実施例1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
この実施例2では、前記車速センサ36で検出された車速が、一定の速度(この実施例2では時速40km)以上である場合には、前記制御部20によって、前記レーダー33及び車載カメラ27の障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記障害物側の主ヘッドランプ11の光軸L1方向が、上向きに変更される。
すなわち、図9中破線で示す通常の範囲Aよりも遠い位置にある他の車両300まで、カバー可能な広い範囲Dを、前記車両1左側の上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11の照射光の光軸L1が、照光すると共に、車両1右側の上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11の光軸方向L1は、下向きのまま保持される。
このように、対向車400側の上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11の光軸L1方向をそのまま、下向きに保持しつつ、事前に、進行方向前方に存在する車両300等には、照光対象物への車両接近の警告を与えて、この車両の運転者への注意喚起を行えると共に、対向車400への幻惑を防止することができる。
他の構成及び作用効果については、前記実施例1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
図10は、この発明の実施例3のヘッドランプ制御システムの一状況を説明するものである。なお、前記実施例1,2と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
この実施例3では、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度(この実施例3では、時速60km及び40km)を境として、前記制御部20によって、前記車載カメラ27及び前記レーダー33により検出された障害物としての他の車両300又は100の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11の光軸L1方向を、上向き若しくは下向きに変更させる。
更に、前記車速が、一定の速度(時速40km)以下では、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11の光軸L1方向が下向きに変更されると共に、前記障害物検知用専用灯14の照明光の光軸L2方向が、前記車載カメラ27及び前記レーダー33により検出された他の車両100等の障害物の方向に向けて変更されて、これらの障害物が照光される。
このため、この車両が一定の速度以下で走行している状態では、前記障害物検知用専用灯14の左,右への配光を拡大させて、運転者の視線移動量の増大に対応させることができる。
また、図10中(b)に示すように、道路状況が左にカーブしている場合でも、対向車400が配光範囲から外れるので、幻惑を与える虞が無い。
更に、この実施例3では、一定の速度以下である場合には、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11に設けられた前記首振りアクチュエータ16に対して、前記制御部20から、前記車載カメラ27等により検出された障害物の方向に向けて左右方向に変更する出力信号が送出されて制御が行われる。
このため、前記障害物検知用専用灯14の照明光の光量に加えて、更に、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11の照明光の光量も用いることが出来るので、前記図7中の配光範囲Bに比して更に、広い配光範囲Eを得られる。
従って、車体1が低速で走行している状況でも、運転者の車両近傍への視線移動範囲を充分にカバーできる。
このように、前記障害物検知用専用灯14の照明光の光軸L2方向が、前記車載カメラ27等により検出された障害物の方向に向けて、左右方向に変更されると共に、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11の光軸L1方向も、この障害物の方向に向けて左右方向に変更される。
従って、前記障害物検知用専用灯14の照明光に加えて、更に、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11の照明光も、道路上の障害物や歩行者等、照光対象物に対して、配光されて、更に状況に応じて適切な配光が行われ、自車両の運転者への注意喚起或いは、照光対象物への車両接近の警告を与えることが出来る。
更に、図10中(b)に示すように、道路状況が左にカーブしている場合では、前記制御部20に接続された図示省略の操舵角を検出するステアリングセンサからの操舵角情報を用いて、車両前方中央よりも、左側の感度を良好なものとするように、前記レーダー33及び車載カメラ27の水平制御量を決定すれば、対向車400が、検知範囲内から外れる。従って、照光が必要な障害物であると誤認識する虞が更に減少するため、配光範囲から外れて幻惑を与える虞が無い。
他の構成及び作用効果については、前記実施例1,2と同一乃至均等であるので説明を省略する。
図11及び図12は、この発明の実施例4のヘッドランプ制御システムの一状況を説明するものである。なお、前記実施例1乃至3と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
この実施例4では、道路状況が、曲がり角Rを有する場合を示している。このような曲がり角Rに歩行者Pが隠れて見えずらい道路状況でも、前記車両1の前部1aに設けられたバンパ部材32のレーダー33又は、図2に示すように、車体1の車室内天井部1b前部中央のバックミラー取付位置近傍に、車両前方を向いてフロントウインドウパネル28に近接させて設けられていて、車幅左,右方向の撮像範囲内では、左,右フロントピラー部材29,29によって影になる部分が少なくなるように構成されて設けられた車載カメラ27からは、進行方向に障害物が存在することを運転者よりも早く検知できる。
このため、車体1の進行よりも先に、前記障害物検知用専用灯14の照明光の光軸L2方向が、検出された障害物の方向に向けて変更されて、図中の照光範囲Fとなり、この障害物が照光される。
従って、この車両の運転者は曲がる方向に照光が行われたことにより、警告として受け止めて、充分な注意を払いつつ車体1を進行させることができる。
他の構成及び作用効果については、前記実施例1乃至3と同一乃至均等であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための最良の実施の形態及び実施例1乃至4を詳述してきたが、具体的な構成は、これらのに実施の形態及び実施例1乃至4に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1では、車速の境界値を時速40kmとして、また、実施例3では、時速60kmと40kmとに境界値を設定するものを用いて説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、約時速10〜100kmの範囲の何れの速度に境界値を設定してもよい。
また、前記実施の形態では、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11の光軸L1を、レベリングアクチュエータ15を用いて上,下方向に制御することにより、上下方向における光軸L1の方向を変更しているが、特にこれに限らず、例えば、前記走行用前照灯12,12を上向きの光軸を有する灯具として用いると共に、前記主ヘッドランプ11を下向きの光軸を有する灯具として用いて、点灯を切り替えるように構成してもよく、これらの点灯の切替と、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11のレベリングアクチュエータ15を用いた光軸L1方向の変更を組み合わせて用いてもよい。
更に、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ11の光軸L1の変更される角度や、障害物検知用専用灯14の光軸L2の変更される角度は、一定ではなく、車速信号情報等を含む車両姿勢情報或いは、前記車載カメラ27等で撮像されて、送られる障害物の位置情報等に応じて、適宜変更されるように構成してもよい。
また、前記各実施例1乃至4では、前方の障害物を検出する障害物検出手段として、前記車載カメラ27及びレーダー33を用いるものを示して説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、前記車載カメラ27又は、レーダー33のうち一方を用いるように構成してもよい。
更に、車載カメラ27としては、CCDタイプ、CMOSタイプ等のイメージセンサを含み、可視光検出撮像素子、近赤外線検出撮像素子、赤外線検出撮像素子等から構成されるもの等、どのような波長の光線から前方の障害物を検出するものであってもよい。
また、車載カメラ27の台数も単数に限定されるものではなく、左,右1対設けて、距離の測定を行いやすくする等、2台以上の複数であっても良く、車体1への装着箇所についても前記車室内に限定されることなく、前部1aの何れの箇所、例えば、前記バンパ部材32内や或いは、フロントグリル部材内等であってもよい。
更に、前記レーダー33は、レーザーレーダーや超音波レーダー等、前方の障害物を検出できるものであるならばどのような構成のレーダーであってもよい。
この発明を実施するための最良の形態に係るヘッドランプ制御システムの構成を説明するブロック図である。 ヘッドランプ制御システムを示し、車両全体の構成を説明する斜視図である。 ヘッドランプ制御システムで、灯具としてのコンビネーションヘッドランプユニットの構成を模式的に示す拡大斜視図である。 ヘッドランプ制御システムで、コンビネーションヘッドランプユニットの図3中A−A線に沿った位置での模式的断面図である。 ヘッドランプ制御システムで、コンビネーションヘッドランプユニットの図3中B−B線に沿った位置での模式的断面図である。 実施例1のヘッドランプ制御システムで、主な動作を説明するフローチャート図である。 実施例1のヘッドランプ制御システムで、障害物検知用専用灯を点灯して、左,右方向に配光範囲Bを広げる様子を説明する模式図である。 実施例1のヘッドランプ制御システムで、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを上向きに点灯して、遠方まで配光範囲Cを広げる様子を説明する模式図である。 実施例2のヘッドランプ制御システムで、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを上向きに点灯して、遠方まで配光範囲Dを広げた様子を示し、(a)は上面図、(b)は鳥瞰的に示した模式図である。 実施例3のヘッドランプ制御システムで、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ及び障害物検知用専用灯を用いて、配光範囲A,D,Eを得る様子を示し、(a)は上面図、(b)は、カーブでの一例を示す模式図である。 実施例4のヘッドランプ制御システムで、曲がり角Rでの一例を説明する上方から見た模式図である。 実施例4のヘッドランプ制御システムで、曲がり角Rを車両が曲がる様子を説明する上方から見た模式図である。 従来例のヘッドランプ制御システムで、構成を説明するブロック図である。 従来例のヘッドランプ制御システムで、車両前部のコンビネーションヘッドランプ部分の斜視図である。 従来例のヘッドランプ制御システムで、光軸調整機構の構成を説明する模式的な断面図である。
符号の説明
L1,L2 光軸
10 コンビネーションヘッドランプユニット(灯具)
11 上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ
14 障害物検知用専用灯
15 レベリングアクチュエータ
16,17 首振りアクチュエータ
20 制御部
障害物検出手段
27 車載カメラ
33 レーダー
36 車速センサ(車速検出手段)

Claims (6)

  1. 前方の障害物を検出する障害物検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、光軸方向を変更可能な灯具とを有し、前記障害物検出手段によって検出された障害物及び前記車速検出手段で検出された車速に応じて、前記灯具の照明光の光軸方向を変更する制御を行う制御部を設けたヘッドランプ制御システムであって、
    前記灯具として、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを車幅方向左,右に一対設け、前記制御部では、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプのうち、前記障害物側の主ヘッドランプの光軸方向を上向きに変更し、前記障害物とは反対側の前記主ヘッドランプの光軸は下向きのまま保持する制御を行うことを特徴とするヘッドランプ制御システム。
  2. 前方の障害物を検出する障害物検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、光軸方向を変更可能な灯具とを有し、前記障害物検出手段によって検出された障害物及び前記車速検出手段で検出された車速に応じて、前記灯具の照明光の光軸方向を変更する制御を行う制御部を設けたヘッドランプ制御システムであって、
    前記灯具として、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを車幅方向左,右に一対設けるとともに、障害物検知用専用灯を有し、
    前記制御部では、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプのうち、前記障害物側の主ヘッドランプの光軸方向を上向きに変更する制御を行い、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以下である場合に、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記障害物検知用専用灯の光軸方向を変更する制御を行うことを特徴とするヘッドランプ制御システム。
  3. 前方の障害物を検出する障害物検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、光軸方向を変更可能な灯具とを有し、前記障害物検出手段によって検出された障害物及び前記車速検出手段で検出された車速に応じて、前記灯具の照明光の光軸方向を変更する制御を行う制御部を設けたヘッドランプ制御システムであって、
    前記灯具として、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプ及び、障害物検知用専用灯を設け、
    前記制御部では、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを上向きに変更する制御を行うと共に、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以下である場合に、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記障害物検知用専用灯の光軸方向を変更することを特徴とするヘッドランプ制御システム。
  4. 前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを車幅方向左,右に一対設け、前記制御部では、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプのうち、前記障害物側の主ヘッドランプを上向きとする制御を行うことを特徴とする請求項3記載のヘッドランプ制御システム。
  5. 前方の障害物を検出する障害物検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、光軸方向を変更可能な灯具とを有し、前記障害物検出手段によって検出された障害物及び前記車速検出手段で検出された車速に応じて、前記灯具の照明光の光軸方向を変更する制御を行う制御部を設けたヘッドランプ制御システムであって、
    前記灯具として、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを車幅方向左,右に一対設けると共に、障害物検知用専用灯を設け、
    前記制御部では、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを上向きとする制御を行うと共に、一定の速度以下である場合には、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを下向きとする制御を行い、前記障害物検知用専用灯の光軸方向を前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて変更することを特徴とするヘッドランプ制御システム。
  6. 光軸方向を変更可能な灯具とを有し、前記障害物検出手段によって検出された障害物及び前記車速検出手段で検出された車速に応じて、前記灯具の照明光の光軸方向を変更する制御を行う制御部を設けたヘッドランプ制御システムであって、
    前記灯具として、上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを車幅方向左,右に一対設けると共に、障害物検知用専用灯を設け、
    前記制御部では、前記車速検出手段で検出された車速が、一定の速度以上である場合には、前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを上向きとする制御を行うと共に、一定の速度以下である場合には、前記上,下レベリング機能付き主ヘッドランプを前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて左右方向に変更する制御を行い、前記障害物検知用専用灯の照明光の光軸方向を前記障害物検出手段により検出された障害物の方向に向けて、左右方向に変更することを特徴とするヘッドランプ制御システム。
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