JP4569215B2 - 車両周辺視認装置 - Google Patents

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本発明は、自動車に用いて好適な、車両周辺視認装置に関するものである。
近年、車両の前部または後部に搭載されたカメラにより、車両の前部または後部における左右側方の視界を撮像し、車室に設けられたモニタを用いてその映像を表示するシステムの開発が進められている。
このようなシステムによれば、例えば、車両が交差点に進入する際、ドライバは、直接視認することが難しい車両前方の左右視界を、車両の前部に設けられたノーズビューカメラにより撮像し、ディスプレイを介して視認することができる。
そして、このような技術を進歩させた技術の一例として、以下の特許文献1が存在する。この特許文献1の技術によれば、手動により操作される選択スイッチからの指示、ナビゲーション情報によって示される交差点への進入角度、または、ハンドル角などに応じて、ノーズビューカメラにより撮像された視界画像の中から、特に注目すべき領域を抽出して、ディスプレイ上に表示することで、安全性を高めるようにしている。
特開平10−262240号公報
しかしながら、上記の特許文献1の技術は、撮像された画像の一部を抽出する技術であるため、ドライバがディスプレイ上で視認できる範囲は、あくまでもカメラの撮像可能範囲(つまり、視野角)に限られてしまう。
一方、カメラの光学的な視野角を広げようとすると、被撮像体のひずみが大きくなるという課題もある。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、車両周辺を広い範囲で撮像してドライバに視認できるようにすることで、安全性の向上に寄与することができる、車両周辺視認装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の車両周辺視認装置(請求項1)は、車両の前端部の左右両側にそれぞれ配置されて所定方向を撮像する左右のカメラと、該左右のカメラによって撮像された画像を表示してドライバに視認させる表示手段とをそなえた車両周辺視認装置であって、該左右のカメラの撮像方向を調整する左右のアクチュエータと、該車両の方向指示器を作動させる方向指示器スイッチと、該方向指示器スイッチに対する操作に基づき該左右のアクチュエータを独立して制御する制御手段と、該左右のカメラによる撮像モードとして、該方向指示器スイッチに対する操作が左方向指示であった場合に、該左のカメラによる撮像方向が設定された左旋回モードと、該方向指示器スイッチに対する操作が右方向指示であった場合に、該右のカメラによる撮像方向が設定された右旋回モードとを有し、該左旋回モードおよび該右旋回モードにおいてそれぞれ設定された該左右のカメラによる撮像方向を記憶する撮像方向記憶手段と、該左旋回モードまたは該右旋回モードにおいて設定され、該撮像方向記憶手段に記憶された該左右のカメラの撮像方向をそれぞれ変更し上書きしうる撮像方向調整手段と、をそなえ、該制御手段は、該撮像方向記憶手段に記憶された該撮像モードと該撮像モードにおける該左右のカメラの撮像方向に従って該左右のアクチュエータをそれぞれ調整することを特徴としている。
また、請求項記載の本発明の車両周辺視認装置は、請求項記載の内容において、該左旋回モードが、該左のカメラによる撮像方向が該車両の左斜め後方となるように該左のアクチュエータを制御するように設定され、該右旋回モードが、該右のカメラによる撮像方向が該車両の右斜め方となるように該右のアクチュエータを制御するように設定されていることを特徴としている。
た、請求項記載の本発明の車両周辺視認装置は、請求項1又は2記載の内容において、該車両の車速を検出する車速検出手段をそなえ、該撮像モードが、該車速検出手段によって検出された車速が第1所定速度未満である場合に、該制御手段によって選択され、該左右のカメラの撮像方向を大きな舵角で右左折する場合に応じた撮像方向とする低速モードを有することを特徴としている。
また、請求項記載の本発明の車両周辺視認装置は、請求項3のいずれか1項に記載の内容において、該車両の車速を検出する車速検出手段をそなえ、該撮像モードが、該車速検出手段によって検出された車速が第2所定速度以上である場合に、該制御手段によって選択され、該左右のカメラの撮像方向をレーンチェンジする場合に応じた撮像方向とする高速モードを有することを特徴としている。
また、請求項記載の本発明の車両周辺視認装置は、請求項4のいずれか1項に記載の内容において、該車両の車速を検出する車速検出手段をそなえ、該撮像モードは、該左のカメラによる撮像方向が該車両の左側方となるように設定されるとともに、該右のカメラによる撮像方向が該車両の右側方となるように設定された初期モードを有し、該制御手段は、該車速検出手段により検出された該車両の車速が実質的にゼロである場合に、該撮像モードとして該初期モードを選択することを特徴としている。
本発明の車両周辺視認装置によれば、車両の方向指示器に対する操作に連動して、カメラの撮像方向を制御することができるので、車両の周辺を広い範囲で撮像してドライバに視認させることが可能となり、安全性の向上に大いに寄与することができる。また、左右のカメラにより撮影すべき方向は、撮像方向記憶手段に撮像モードとして記憶されているので、左右のカメラをそれぞれ素早く制御することができる。また、撮像モードが、車両の方向指示器に対する操作が左方向指示である場合における左旋回モードと、右方向指示である場合における右旋回モードと、それぞれ個別に設けられているので、左右の各カメラをきめ細かく制御することができる。また、個々のドライバのドライビングポジションや嗜好に適合した角度となるように左右のカメラの撮像方向を設定することができる。(請求項
また、方向指示器に対する操作方向、即ち、ドライバの意図する旋回方向の車両後側方を撮像することで、ドライバの視界の死角を効果的に減じることができる。(請求項
また、車速検出手段によって検出された車速が第1所定速度未満である場合に適した撮像方向が低速モードとして予め設定してあるので、低速走行下における旋回においても、ドライバによって視認されるべき方向を表示手段に表示することができる。(請求項
また、車速検出手段によって検出された車速が第2所定速度以上である場合に適した撮像方向が高速モードとして予め設定してあるので、高速走行下における旋回においても、ドライバによって視認されるべき方向を表示手段に表示することができる。(請求項
また、車速検出手段によって検出された車速が実質的にゼロである場合に、制御手段によって選択される初期モードを有しているので、車両が停止している場合においても、ドライバによって視認されるべき方向を表示手段に表示することができる。(請求項
以下、図面により、本発明の第1実施形態に係る可動式ノーズビューカメラシステム(車両周辺視認装置)10について説明すると、図1はその模式的なブロック構成図、図2〜図7はそれぞれノーズビューカメラの撮像方向を示す模式図、図8は撮像方向調整スイッチを示す平面図、図9はその作用を示す模式的なフローチャートである。
可動式ノーズビューカメラシステム(車両周辺視認装置)10は、図1に示すように、左側可変ノーズビューカメラユニット(以下、左側カメラユニット)11,右側可変ノーズビューカメラユニット(以下、右側カメラユニット)12,左右のウィンカ13,14,映像切替ユニット15,モニタ(表示手段)16,ノーズビュー電子制御ユニット(ノーズビューECU)17,ウィンカスイッチ(方向指示器)18,撮像方向調整スイッチ(撮像方向調整手段)19,車速センサ(車速検出手段)20から主に構成されている。
このうち、左側および右側カメラユニット11,12は、それぞれ、カメラとアクチュエータとしてのステッピングモータ23,24をそなえており、このステッピングモータ23,24を作動させることによって左右のカメラ21,22の姿勢を変更し、図2〜図4に示すように、カメラ21,22による撮像方向を水平方向(即ち、車長方向の前後)に±約30°変更することができるとともに、図5〜図7に示すように、垂直方向(即ち、車高方向の上下)に±約30°変更できるようになっている。なお、撮像方向の角度は、車長軸に直交した角度を0°とし、また、車高軸に直交する角度を0°としている。
また、このステッピングモータ23,24はノーズビューECU17によって制御されるようになっているが、この点については後述する。
このうち、左右の各カメラ21,22は、図2および図5に示すように、車両50のフロントバンパ(前端部)51の左右両側に組み込まれており、車両周辺の所定範囲をそれぞれ撮像できるようになっている。また、これらの各カメラ21,22の撮像視野角は、例えば水平方向100°、垂直方向30°の範囲に設定されている。なお、この視野角は、いわゆる、広角レンズから標準レンズに相当する視野角として定められている範囲であり、その視野方向に関して幾何学的な歪みを殆ど生じることなく一括して撮像できるようになっている。そして、これらの左右のカメラ21,22により撮像された映像は、モニタ16へ出力されるようになっている。
また、このモニタ16は、車内の運転席前方におけるインストルメントパネルやコンソールパネル(いずれも図示略)に組み込まれる液晶モニタであって、前述した左右のカメラ21,22により撮像された映像を表示してドライバに視認させることができるほか、映像切替ユニット15による入力映像の切替によって、ナビゲーションシステム40からのナビゲーション情報(例えば、自車周辺の道路と自車位置等を示す地図情報等)を表示することもできるようになっている。
また、ウィンカスイッチ18は、ステアリングホイール(図示略)の近傍に設けられ、車両50の右側に設けられた右ウィンカ14、または、車両左側に設けられた左ウィンカ13を選択的に明滅させるスイッチであって、ドライバにより操作されるようになっている。
そして、このウィンカスイッチ18に対する操作が、左ウィンカ13を明滅させる操作(以後、左方向指示)なのか、あるいは、右ウィンカ14を明滅させる操作(以後、右方向指示)なのかが、方向指示情報としてノーズビューECU17に出力されるようになっている。
また、車速センサ20は、図示しないトランスミッション出力軸の回転数などに基づき車両の速度を算出するセンサであって、算出された車速情報がノーズビューECU17に対して出力されるようになっている。
ノーズビューECU17は、メモリ,CPU,インターフェース装置など(いずれも図示略)をそなえた電子制御ユニットであり、前述の左右のカメラユニット11,12や映像切替ユニット15を制御するものである。
より具体的には、このノーズビューECU17には、それぞれソフトウェアとして実現されるカメラ制御部(制御手段)25および映像切替制御部26が備えられるとともに、上記のメモリの一部領域が撮像方向記憶部(撮像方向記憶手段)27として割り当てられている。
このうち、カメラ制御部25は、車速(即ち、車速センサからの車速情報)と、ウィンカスイッチ18に対するドライバによる操作(即ち、ウィンカスイッチからの方向指示情報)とをトリガにして、左右のカメラユニット11,12の各ステッピングモータ23,24をそれぞれ独立して制御するものである。なお、この制御内容は、撮像方向記憶部27に撮像モード28として設定・記憶されている。
映像切替制御部26は、映像切替ユニット15を制御するものであって、モニタ16に入力される映像として、左右のカメラ21,22によって撮像された映像をモニタ16上にそれぞれ左右に並べて表示(いわゆる、2分割画面表示)した映像や、ナビゲーションシステム40からのナビゲーション情報による映像など、モニタ16上に表示される映像を自動的に切り換えることができるようになっている。
また、この映像の自動切替のトリガとなるのは、ウィンカスイッチ18に対する操作および車速センサ20からの車速情報による。例えば、通常、この映像切替制御部26は、ナビゲーションシステム40から出力されるナビゲーション情報がモニタ16に対して入力されるように映像切替ユニット15を制御し、一方、車速が時速30km(第1所定速度)未満でウィンカスイッチ18に対する操作があった場合には、カメラ21,22によって撮像された映像がモニタ16に対して入力されるように、映像切替ユニット15を制御する。
つまり、車速が時速30km以上である場合には、ウィンカスイッチ18に対して左方向指示の操作があったとしても、映像切替制御部26はナビゲーション情報をそのままモニタ16上に表示しつづけるようになっている。なお、モニタ16上に表示される映像はドライバ等が表示切替ボタン(図示略)を操作することによって任意に直接切り換えることもできる。
また、左右のカメラ21,22によって撮像された映像をモニタ16上に表示する場合には、モニタ16上の映像表示領域を左右に2分割し、その左側には左のカメラ21によって撮像された映像を表示し、その右側には右のカメラ22によって撮像された映像を表示するようになっている。これにより、ドライバがモニタ16を見た場合に、左右のカメラ21,22のうちいずれにより撮像された映像であるかを直感的に認識できるようになっている。
また、撮像方向記憶部27には、左右のカメラ21,22の撮像方向が設定されたマップである撮像モード28として、初期モード29,左旋回モード30,右旋回モード31の3つが設定・記憶されている。
このうち、初期モード29には、左のカメラ21が車両左側方の車長方向0°および車高方向0°を撮像するように設定されるとともに、右のカメラ22が車両右側方の車長方向0°および車高方向0°を撮像するように設定されたモードであって、車速センサ20により検出された車速が実質的にゼロである場合に選択されるモードである。
つまり、初期モード29に従ってカメラ制御部25が左右のステッピングモータ23,24を制御した場合、図2に示すように、左のカメラ21の撮像方向は、車長方向に対して左側略直角となるように設定されており、右のカメラ22の撮像方向は車長方向に対して右側略直角となるように設定されている。
また、左旋回モード30は、ウィンカスイッチ18に対する操作が左方向指示であった場合に、左右のカメラ21,22によって撮像されるべき方向が設定されたモードである。つまり、この左旋回モード30が選択された場合には、図3に示すように、左のカメラ21が車両50の左斜め後方約30°を撮像できるように左ステッピングモータ23を制御するとともに、右のカメラ22が車両50の右斜め前方約30°を撮像できるように右ステッピングモータ24を制御するように設定されている。
また、右旋回モード31は、ウィンカスイッチ18に対する操作が右方向指示であった場合に、左右のカメラ21,22によって撮像される方向が設定されたモードであって、図4に示すように、右のカメラ22が車両の右斜め後方約30°を撮像するように右ステッピングモータ24を制御するとともに、左のカメラ21が車両の左斜め前方約30°を撮像するように左ステッピングモータ23を制御するように設定されている。
そして、これらの図3に示す左旋回モード30の設定内容、および、図4に示す右旋回モード31の設定内容は、ともに出荷状態(デフォルト状態)であるが、撮像方向調整スイッチ19の操作によりドライバが自由に設定内容を変更することができる。
この撮像方向調整スイッチ19は、図8に示すように、カメラ選択スイッチ41と、復帰スイッチ42と、カメラ位置調整スイッチ43と、記憶スイッチ4とから構成されており、撮像モード28の設定内容をドライバがカスタマイズできるようになっている。
このうち、復帰スイッチ42は、左右のカメラ21,22の撮像方向を初期モード29で設定された撮像方向(即ち、略真横方向)となるように左右のカメラ21,22の姿勢を強制的に復帰させるためのスイッチであって、ドライバにより操作されるようになっている。
カメラ選択スイッチ41は、左右のカメラのうち、どちらのカメラの撮像方向を調整するかを選択する際に操作されるスイッチである。
また、カメラ位置調整スイッチ43は、上記のカメラ選択スイッチ41によって選択されたカメラ21,22の撮像方向を調整するスイッチであって、車長方向の前後(即ち、水平方向)および車高方向の上下(即ち、鉛直方向)に、撮像方向を変更することができるようになっている。
また、記憶スイッチ44は、上記のカメラ位置調整スイッチ43によって調整されたカメラ21,22の撮像方向を左旋回モード30または右旋回モード31として記憶させる場合に操作されるようになっている。
つまり、カメラ選択スイッチ41を操作することで調整の対象となるカメラ21,22を選択し、カメラ位置調整スイッチ43により撮像方向を調整した後、例えば、左旋回モード30として記憶させる場合には、ウィンカスイッチ18に対して左方向指示の操作をしながら記憶ボタン18を操作すれば、撮像方向記憶部2に記憶されている左旋回モード30を新しい設定に上書きすることができるようになっている。同様に、右旋回モード31として記憶したい場合には、ウィンカスイッチ18に対して右方向指示の操作をしながら記憶スイッチ44を操作すれば右旋回モードを新しい設定に上書きすることができるようになっている。
本発明の第1実施形態に係る車両周辺視認装置は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
図9のフローチャートに示すように、車速センサ20により車両50が停止中ではなく且つ速度が時速30km以下であることが検出され(ステップS10のNoルートおよびステップS11のyesルート)、ウィンカスイッチ18に対する操作が左方向指示である場合(ステップS12のyesルートおよびステップS13の左ルート)、カメラ制御部25は撮像方向記憶部27に記憶されている撮像モード28のうち左旋回モード30を選択し、この左旋回モード30に従って左右のカメラユニット11,12のアクチュエータ23,24をそれぞれ独立して制御する。
これにより、左右のカメラ21,22による撮像方向がそれぞれ自動的に調整され(ステップS14)、そして、左右のカメラ21,22によって撮像された映像がモニタ16上に2分割表示される(ステップS16)。
一方、ステップS13において、ウィンカスイッチ18に対する操作が右方向指示であると(ステップS12のyesルートおよびステップS13の右ルート)、カメラ制御部25は撮像方向記憶部27に記憶されている撮像モード28のうち右旋回モード31を選択し、この右旋回モード31に従って左右のカメラユニット11,12のアクチュエータ23,24をそれぞれ独立して制御する。
これにより、左右のカメラ21,22の撮像方向がそれぞれ独立して調整され(ステップS15)、左右のカメラ21,22によって撮像された映像がモニタ16上に2分割表示される(ステップS16)。
また、車両50が実質的に停止している場合(ステップS10のYesルート)、カメラ制御部25は撮像方向記憶部27に記憶されている撮像モード28のうち初期モード29を選択し、この初期モード29に従って左右のカメラユニット11,12のアクチュエータ23,24をそれぞれ独立して制御する。
なお、車速が時速30km以上である場合(ステップS11のNoルート)、または、ウィンカスイッチ18に対する方向指示操作が無い場合には(ステップS12のNoルート)、カメラ制御部25による制御や映像切替制御部26によるモニタ16の表示切替制御は行なわれず、そのままリターンする。
ここで、車速が時速30km未満である場合にカメラ制御部25が左右のカメラユニット11,12の各アクチュエータ23,24を制御するようになっている点について説明すると、車速が時速30km未満のようにゆっくりと走行している車両50が左ウィンカ13または右ウィンカ14を明滅させる場合として想定される状況として、例えば、交差点などにおいて、大きな舵角で(即ち、小さい回転半径で)右左折する場合が考えられる。そして、このように小さい回転半径で旋回する場合、ドライバは旋回方向へ視点を大きく移動させなくてはいけないし、ドライバの死角も必然的に増加することとなる。
これに対して、本実施形態の可動式ノーズビューカメラシステム0によれば、車速およびウィンカスイッチ18に対する操作に応じて、カメラ21,22の撮像方向を自動的に制御することで、ドライバの意図する旋回方向の後側方の視界をモニタ16上に表示することができ、これにより、ドライバの視界の死角を効果的に減じて、安全性を大いに向上させることが可能となる。
また、左右のカメラ21,22の撮像方向は、撮像方向記憶部27に撮像モード28として予め記憶されているので、この撮像モード28に従って左右のカメラ21,22をそれぞれ素早く制御することができる。
また、撮像モード28として、車両のウィンカスイッチ18に対する指示が左方向指示である場合における左旋回モード30と、右方向指示である場合における右旋回モード31とが、それぞれ個別に設けられているので、左右の各カメラ21,22の撮像方向をきめ細かく制御することもできる。
また、ドライバの意図する旋回方向の車両後側方を撮像することで、例えば、バイクや自転車などの小型車量が車両50の側方を後方から前方へすり抜けようとしたような場合であっても、ドライバがこれらの小型車両を視認しやすくすることが可能となる。
また、左旋回モード30および右旋回モード31として設定された左右のカメラ21,22の撮像方向をそれぞれ独立してドライバが自分の好みに応じて設定することができるので、車速やウィンカスイッチ18の操作に応じて撮像方向を自動的に変更する場合であっても、ドライバは容易に必要な視界を得ることができる。
次に、図面により、本発明の第2実施形態に係る車両周辺視認装置について説明すると、図10はその模式的なブロック構成図、図11はその撮像方向調整スイッチを示す平面図、図12および図13はそれぞれノーズビューカメラの撮像方向を示す模式図、図14および図15はその作用を示す模式的なフローチャートである。
なお、上述の第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略し、ここでは第1実施形態との相違点に重点を置いて説明する。また、一部、上述の第1実施形態を説明するのに用いた図を用いて説明する。
本実施形態に係る可動式ノーズビューカメラシステム(車両周辺視認装置)70は、そのノーズビューECU71および撮像方向調整スイッチ(撮像方向調整手段)80が第1実施形態に係る可動式ノーズビューカメラシステム10と異なっている点を除けば、原則的に同様の構成となっている。
このうち、ノーズビューECU71は、メモリ,CPU,インターフェース装置など(いずれも図示略)をそなえた電子制御ユニットであり、前述の左右のカメラユニットや映像切替ユニットを制御するものであって、より具体的には、このノーズビューECU71には、それぞれソフトウェアとして実現されるカメラ制御部(制御手段)25および映像切替制御部26が備えられるとともに、上記のメモリの一部領域が撮像方向記憶部(撮像方向記憶手段)72として割り当てられている。なお、これらのうち、カメラ制御部25および映像切替制御部26は第1実施形態に係るものと同様であるのでここではその説明を省略する。
撮像方向記憶部72には、左右のカメラ21,22の撮像方向が設定されたマップである撮像モード73として、初期モード29,低速左旋回モード(左旋回モード)74,低速右旋回モード(右旋回モード)75,高速左旋回モード(左旋回モード)76,高速右旋回モード(右旋回モード)77が設定・記憶されている。
これらのうち、低速左旋回モード74は、車速センサ20によって検出された車速が時速30km未満で且つ停車中ではなく、さらに、ウィンカスイッチ18に対して左方向指示の操作が行なわれた場合に、左右のカメラ21,22によって撮像されるべき方向が設定されたモードである。
つまり、この低速左旋回モード74が選択されると、図3に示すように、カメラ制御部25は、左のカメラ21が車両50の左斜め後方約30°を撮像できるように左ステッピングモータ23を制御するとともに、右のカメラ22が車両50の右斜め前方約30°を撮像できるように右ステッピングモータ24を制御するようになっている。
また、低速右旋回モード75は、車速センサ20によって検出された車速が時速30km未満で且つ停車中ではなく、さらに、ウィンカスイッチ18に対して右方向指示の操作が行なわれた場合に、左右のカメラ21,22によって撮像されるべき方向が設定されたモードである。
つまり、この低速右旋回モード75が選択されると、図4に示すように、カメラ制御部25は、右のカメラ22が車両の右斜め後方約30°を撮像するように右ステッピングモータ24を制御するとともに、左のカメラ21が車両の左斜め前方約30°を撮像するように左ステッピングモータ23を制御するようになっている。
他方、高速左旋回モード76は、車速センサ20によって検出された車速が時速0km以上で、且つ、ウィンカスイッチ18に対して左方向指示の操作が行なわれた場合に、左右のカメラ21,22によって撮像されるべき方向が設定されたモードである。
つまり、この高速左旋回モード76が選択されると、図12に示すように、カメラ制御部25は、左のカメラ22が車両の左斜め後方約30°を撮像するように左ステッピングモータ23を制御するとともに、右のカメラ22が車両の右斜め方約30°を撮像するように右ステッピングモータ24を制御するようになっている。
そして、高速右旋回モード77は、車速センサ20によって検出された車速が時速0km以上で、且つ、ウィンカスイッチ18に対して右方向指示の操作が行なわれた場合に左右のカメラ21,22によって撮像されるべき方向が設定されたモードである。
つまり、この高速右旋回モード77が選択されると、図13に示すように、カメラ制御部25は、右のカメラ22が車両の右斜め後方約30°を撮像するように右ステッピングモータ24を制御するとともに、左のカメラ21が車両の左斜め後方約30°を撮像するように左ステッピングモータ23を制御するようになっている。
なお、初期モード29は第1実施形態のものと同様であるので、ここではその説明を省略する。
また、図3に示す低速左旋回モード74,図4に示す低速右旋回モード75,図12に示す高速左旋回モード76および図13に示す高速右旋回モード77の設定内容は、それぞれ出荷状態(デフォルト状態)であるが、撮像方向調整スイッチ80の操作によりドライバが自由に設定内容を変更することができる。
この撮像方向調整スイッチ80は、撮像モード73の設定内容をドライバがカスタマイズするためのものであって、カメラ選択スイッチ41と、復帰スイッチ42と、カメラ位置調整スイッチ43と、記憶スイッチ4と、低高速選択スイッチ81とがそなえられて構成されている。
このうち、低高速選択スイッチ81は、撮像モード73のうち、低速左旋回モード74および低速右旋回モード75、または、高速左旋回モード76および高速右旋回モード77のうち、いずれのモードにおけるカメラの撮像方向を調整するかを選択するスイッチである。
つまり、カメラ選択スイッチ41により調整の対象となるカメラ21,22を選び、カメラ位置調整スイッチ43により撮像方向を調整した後、その調整した撮像方向を低速左旋回モード74として記憶させる場合には、ウィンカスイッチ18に対して左方向指示の操作をするとともに低高速選択スイッチ81により低速側を選択し、記憶スイッチ44を操作すれば、撮像方向記憶部72に記憶されている低速左旋回モード74を新しい設定に上書きすることができるようになっている。
別の例として、カメラ位置調整スイッチ43により調整された撮像方向を、高速右旋回モード77として記憶したい場合には、ウィンカスイッチ18に対して右方向指示の操作をするとともに、低高速選択スイッチ81により高速側を選択し、記憶スイッチ44を操作すれば、当該撮像方向が高速右旋回モード77として新たに上書き設定することができるようになっている。
本発明の第2実施形態に係る車両周辺視認装置は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
図14のフローチャートに示すように、車速センサ20により車両50が停止中ではなく且つ速度が時速30km未満であることが検出され(ステップS20のNoルートおよびステップS21のyesルート)、ウィンカスイッチ18に対する操作が左方向指示である場合(ステップS22のyesルートおよびステップS23の左ルート)、カメラ制御部25は撮像方向記憶部72に記憶されている撮像モード73のうち低速左旋回モード74を選択し、この低速左旋回モード74に設定された撮像方向に従って左右のカメラユニット11,12のステッピングモータ23,24を制御する。
これにより、左右のカメラ21,22の撮像方向がそれぞれ調整され(ステップS24)、そして、左右のカメラ21,22によって撮像された映像がモニタ上に2分割表示される(ステップS26)。
一方、ステップS23において、ウィンカスイッチ18に対する操作が右方向指示であると、カメラ制御部25は撮像方向記憶部72に記憶されている撮像モード73のうち低速右旋回モード75を選択し、この低速右旋回モード75に設定された撮像方向に従って左右のカメラユニット11,12のステッピングモータ23,24を制御する。
これにより、左右のカメラ21,22の撮像方向がそれぞれ調整され(ステップS25)、左右のカメラ21,22によって撮像された映像がモニタ上に2分割表示される(ステップS26)。
また、車両50が実質的に停止している場合(ステップS20のYesルート)、カメラ制御部25は撮像方向記憶部72に記憶されている撮像モード73のうち初期モード29を選択し、この初期モード29に設定された撮像方向に従って左右のカメラユニット11,12のステッピングモータ23,24を制御する。
なお、ウィンカスイッチ18に対する方向指示操作が無い場合には(ステップS22のNoルート)、カメラ制御部25による制御や映像切替制御部26によるモニタ表示切替制御は行なわれず、そのままリターンする。また、車速が時速30km以上で且つ時速80km未満である場合も同様であり(ステップS21のNoルートおよびステップS28のNoルート)、カメラ制御部25による制御や映像切替制御部26によるモニタ表示切替制御は行なわれず、そのままリターンする。
他方、車速が時速30km以上で且つ時速80km以である場合には(ステップS21のNoルートおよびステップS28のYesルート)、図15に示すように、ステップS31においてウィンカスイッチ18への操作の有無が判定され、ウィンカスイッチ18に対する操作が左方向指示である場合には(ステップS32の左ルート)、カメラ制御部25は撮像方向記憶部72に記憶されている撮像モード73のうち高速左旋回モード7を選択し、この高速左旋回モード7に設定された撮像方向に従って左右のカメラユニット11,12のステッピングモータ23,24を制御する。
これにより、左右のカメラ21,22の撮像方向がそれぞれ調整され(ステップS33)、そして、左右のカメラ21,22によって撮像された映像がモニタ16上に2分割表示される(ステップS35)。
また、ステップS32において、ウィンカスイッチ18に対する操作が右方向指示であると判定された場合には(ステップS32の右ルート)、カメラ制御部25は撮像方向記憶部72に記憶されている撮像モード73のうち高速右旋回モード7を選択し、この高速右旋回モード7に設定された撮像方向に従って左右のカメラユニット11,12のステッピングモータ23,24を制御する。
これにより、左右のカメラ21,22の撮像方向がそれぞれ調整され(ステップS34)、そして、左右のカメラ21,22によって撮像された映像がモニタ16上に2分割表示される(ステップS35)。
ここで、車速が時速80km以上である場合にカメラ制御部25が左右のカメラユニット11,12の各ステッピングモータ23,24を図12および図13のように制御する理由について説明すると、時速80km以上で車両50が走行しているような場合、当該車両50は高速道路を走行しているものと推定され、また、そのような高速走行をしながらウィンカを作動させるということは、高速道路等においてレーンチェンジをするものと想定される。そして、このような高速走行中のレーンチェンジにおいては、ドライバは前方を視認しながら、同時に、レーンチェンジ先における後方車両も視認する必要がある。このような場合、通常、ドライバはサイドミラーにより後方車両を視認することができるが、サイドミラーによって視認することが困難であるような範囲をもカメラ21,22によっても後側方を撮像することで、ドライバの視認範囲が広がり、安全性をさらに高めることができる。
さらに、例えば、車両50が片側3車線の高速道路における中心の車線を走行している場合に右側の車線へレーンチェンジを行なうような場合には、右側車線の後方視認を右側のサイドミラーやカメラ22により撮像された映像を表示するモニタ16によって行ない、さらに、左側の車線から中央車線へレーンチェンジしようとしている後続車両を左側のカメラ21によって撮像し、モニタ16上に表示することもできる。
つまり、このようなレーンチェンジ時において、一般的にはドライバの視界は前方またはレーンチェンジ先である右側を捉えているため、レーンチェンジ先の反対側の車線状況について視認することは実質上困難となる場合が多いが、本実施形態に係る可動式ノーズビューカメラシステム70によれば、レーンチェンジ先とは反対側の車線状況についても、ドライバに対して視認させることが可能となり、ドライバの視界の死角を効果的に減じて、安全性の向上に大いに寄与することが可能となる。
また、撮像モード73として、車両50の方向指示器18に対する指示が左方向指示である場合における左旋回モード74,76と、右方向指示である場合における右旋回モード75,77とが、それぞれ個別に設けられ、さらに、これらの左旋回モード74,76と右旋回モード75,77とは、車速に応じて、低速左旋回モード74,低速右旋回モード75,高速左旋回モード76および高速右旋回モード77として個別に設けられているため、左右の各カメラ21,22の撮像方向をきめ細かく制御することができる。
また、ドライバの意図する旋回方向の車両後側方を撮像することで、例えば、バイクや自転車などの小型車量が自車両の側方を後方から前方へすり抜けようとしたような場合であっても、これらの小型車両を容易に視認することが可能となる。
また、高速道路走行中のレーンチェンジにおいても、ドライバは、レーンチェンジ先の後方車両などを容易に視認することができるとともに、レーンチェンジ先とは反対側の後方車両などをも確実に視認することが可能となる。
また、低速左旋回モード74,低速右旋回モード75,高速左旋回モード76および高速右旋回モード77として設定された左右のカメラ21,22の撮像方向をそれぞれ独立してドライバが自分の好みに応じて設定することができるので、ドライバは車両50の周辺を確実に視認することができる。
また、車速センサ20によって検出された車速が時速80km(第2所定速度)以上である場合に適した撮像方向が高速モード、即ち、高速左旋回モード76および高速右旋回モード77として撮像方向記憶部72に予め設定してあるので、高速走行下における旋回においても、ドライバによって視認されるべき方向をモニタ16に表示することで、ドライバの死角を減じることができる。
以上、第1および第2実施形態に係る車両周辺視認装置について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の第2実施形態においては、第1所定速度として時速30kmを設定し、第2所定速度として時速80kmを設定した場合を例にとって説明したが、このような速度に設定することに限定しているわけではなく、車両の種類や道路法規などに適合するように、自由に設定することができる。
また、上述の第1および第2実施形態においてはカメラ制御部25が、可変ノーズビューカメラユニット11,12にそなえられたノーズビューカメラ21,22による撮像方向について説明したが、例えば、車両50の後部にそなえられたリアビューカメラによる撮像方向を制御するようにしてもよい。
また、上述の第1および第2実施形態においては、表示手段として液晶モニタを用いた場合をにとって説明したが、例えば、ブラウン管、ヘッドアップディスプレイなどを用いるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る車両周辺視認装置の全体構成を示す模式的なブロック構成図である。 本発明の第1実施形態に係る車両周辺視認装置のノーズビューカメラの撮像方向を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る車両周辺視認装置のノーズビューカメラの撮像方向を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る車両周辺視認装置のノーズビューカメラの撮像方向を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る車両周辺視認装置のノーズビューカメラの撮像方向を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る車両周辺視認装置のノーズビューカメラの撮像方向を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る車両周辺視認装置のノーズビューカメラの撮像方向を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る車両周辺視認装置の撮像方向調整スイッチを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両周辺視認装置の作用を示す模式的なフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る車両周辺視認装置の全体構成を示す模式的なブロック構成図である。 本発明の第2実施形態に係る車両周辺視認装置の撮像方向調整スイッチを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両周辺視認装置のノーズビューカメラの撮像方向を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る車両周辺視認装置のノーズビューカメラの撮像方向を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る車両周辺視認装置の作用を示す模式的なフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る車両周辺視認装置の作用を示す模式的なフローチャートである。
符号の説明
11 左側可変ノーズビューカメラユニット(左側カメラユニット)
12 右側可変ノーズビューカメラユニット(右側カメラユニット)
16 モニタ(表示手段)
17 ノーズビューECU
18 ウィンカスイッチ(方向指示器)
19 撮像方向調整スイッチ(撮像方向調整手段)
20 車速センサ(車速検出手段)
21 左カメラ(カメラ)
22 右カメラ(カメラ)
23 左ステッピングモータ(アクチュエータ)
24 右ステッピングモータ(アクチュエータ)
25 カメラ制御部(制御手段)
26 映像切替制御部
27 撮像方向記憶部(撮像方向記憶手段)
28、73 撮像モード
29 初期モード
30 左旋回モード
31 右旋回モード
50 車両
51 フロントバンパ(前端部)
74 低速左旋回モード(左旋回モード)
75 低速右旋回モード(右旋回モード)
76 高速左旋回モード(左旋回モード)
77 高速右旋回モード(右旋回モード)

Claims (5)

  1. 車両の前端部の左右両側にそれぞれ配置されて所定方向を撮像する左右のカメラと、該左右のカメラによって撮像された画像を表示してドライバに視認させる表示手段とをそなえた車両周辺視認装置であって、
    該左右のカメラの撮像方向を調整する左右のアクチュエータと、
    該車両の方向指示器を作動させる方向指示器スイッチと、
    該方向指示器スイッチに対する操作に基づき該左右のアクチュエータを独立して制御する制御手段と
    該左右のカメラによる撮像モードとして、該方向指示器スイッチに対する操作が左方向指示であった場合に、該左のカメラによる撮像方向が設定された左旋回モードと、該方向指示器スイッチに対する操作が右方向指示であった場合に、該右のカメラによる撮像方向が設定された右旋回モードとを有し、該左旋回モードおよび該右旋回モードにおいてそれぞれ設定された該左右のカメラによる撮像方向を記憶する撮像方向記憶手段と、
    該左旋回モードまたは該右旋回モードにおいて設定され、該撮像方向記憶手段に記憶された該左右のカメラの撮像方向をそれぞれ調整し上書きしうる撮像方向調整手段と、をそなえ、
    該制御手段は、該撮像方向記憶手段に記憶された該撮像モードと該撮像モードにおける該左右のカメラの撮像方向に従って該左右のアクチュエータをそれぞれ調整する
    ことを特徴とする、車両周辺視認装置
  2. 該左旋回モードが、
    該左のカメラによる撮像方向が該車両の左斜め後方となるように該左のアクチュエータを制御するように設定され、
    該右旋回モードが、
    該右のカメラによる撮像方向が該車両の右斜め方となるように該右のアクチュエータを制御するように設定されている
    ことを特徴とする、請求項記載の車両周辺視認装置
  3. 該車両の車速を検出する車速検出手段をそなえ、
    該撮像モードが、
    該車速検出手段によって検出された車速が第1所定速度未満である場合に、該制御手段によって選択され、該左右のカメラの撮像方向を大きな舵角で右左折する場合に応じた撮像方向とする低速モードを有する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両周辺視認装置。
  4. 該車両の車速を検出する車速検出手段をそなえ、
    該撮像モードが、
    該車速検出手段によって検出された車速が第2所定速度以上である場合に、該制御手段によって選択され、該左右のカメラの撮像方向をレーンチェンジする場合に応じた撮像方向とする高速モードを有する
    ことを特徴とする、請求項のいずれか1項に記載の車両周辺視認装置。
  5. 該車両の車速を検出する車速検出手段をそなえ、
    該撮像モードは、該左のカメラによる撮像方向が該車両の左側方となるように設定されるとともに、該右のカメラによる撮像方向が該車両の右側方となるように設定された初期モードを有し、
    該制御手段は、該車速検出手段により検出された該車両の車速が実質的にゼロである場合に、該撮像モードとして該初期モードを選択する
    ことを特徴とする、請求項4のいずれか1項記載の車両周辺視認装置。
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