JPH0431143A - 車両用モニター装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、運転者の死角となる周辺視野をカメラにより
撮影して、モニター画面に表示する車両用モニター装置
に関する。

〔従来の技術〕

従来の車両用モニター装置としては、車両からカメラを
回動して撮影する機能を備えた装置について、例えば、
特開昭５９−１３１２８２号公叩に開示されたものなど
がある。

この例では、第１４図に示すように、トランク部１に形
成された窓２から後側の状況をビデオカメラ３により映
像信号処理装置４を介して表示装置５に写し出すことが
できるようにしている。

ビデオカメラ３には距離計測装置３ａを内蔵するととも
に自動焦点合せ機構（図示せず）を備えている。

このビデオカメラ３はサーボモータ６によって左右方向
の首振りを可能にし、サーボモータ６には首振り角度の
検出器６ａを設けて、その検出信号を距離計測装置３ａ
の出力信号とともに、電子制御装置８に入力させる。電
子制御装置８では車体から人物あるいは車両などのター
ゲットまでの距離が運転者が設定した距離以下になった
場合に警輻器９から警輻を発する。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような従来の装置にあっては、ジョイスティックや
押しボタンでビデオカメラ３を回動させる構成となって
いて、操作中に画面を見続けなければならないため、操
作がめんどうであるという問題があった。

この発明は、このような従来の問題点に鑑みて成された
もので、走行状態に応じて撮影する位置と表示する位置
を自動的に変えることにより、運転者に負担を掛けずに
死角を低減して上記問題点を解決する車両用モニター装
置を提供することを課題としている。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、上記課題を解決するための具体的な手段と
して、車両用モニター装置を構成するにあたり、第１図
に示すように、車両に搭載されたカメラにより撮影した
車両周辺の状況を画面表示する車両用モニター装置にお
いて、死角となる位置を撮影する複数のカメラｌｌａ、
ｌｌｂを配置し、該カメラｌｌａ、ｌｌｂを駆動する駆
動手段１２ａ、１２ｂを設け、撮影内容を表示する複数
の表示装置１３ａ、１３ｂを備え、複数の走行状況を検
知する検出手段１４．１５と、その走行状況に応じて運
転者の死角となる部分を判断し前記カメラ１２ａ、１２
ｂを動作させる制御手段１６と、該制御手段１６による
制御に基づき前記カメラｌｌａ、ｌｌｂの撮影した画像
を表示する表示装置１３ａ、１３ｂを適当に変更する表
示変更手段１７とを備え、撮影方向に応じ、運転者に対
して適当な表示装置１３ａ、または１３ｂに撮影画像を
表示させるものである。

また、前記カメラｌｌａ、ｌｌｂの撮影画面を規定する
形状および反射方向の異なる複数の反射体１８ａ、１８
ｂまたは１９ａ、１９ｂを、前記カメラ１１ａ、１　ｌ
ｂのレンズ前面位置の複数箇所に配置したものが望まし
い。

この車両用モニター装置において、所定速度以下では側
方の死角を含む視野について車体の一部を含めて撮影し
、その死角側の表示装置１３ａ。

または１３ｂに表示し、所定速度以上ではウィンカを操
作した場合に車線変更または停止せずに右左折すること
を検出して、ウィンカ信号側のカメラにより広角に死角
を含む視野について撮影し、ウィンカ信号側の表示装置
１３ａ、または１３ｂに表示することにより、運転者の
死角を最小限にすることにしたものである。

〔作用〕

この発明は上記構成により、車速およびウィンカ信号等
の走行状況に応じてカメラｌｌａ。

１１ｂを自動的に回動し、運転者にとって重要となる死
角を含めた視界を車室内に表示するとともに、複数の表
示装置１３ａ、１３ｂの中から撮影方向に応じて、最も
適当な表示装置１３ａ、または１３ｂを選択して、撮影
画像の表示位置を適切に変更し、運転者が自軍に対して
撮影している位置を容易に把握てきるように表示する。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例として左右対にしたカメラおよ
び表示装置を装備している場合について図示説明する。

システムの構成は、添字ａを前方左側に位置するもの、
添字すを前方右側に位置するものを表わすことにして、
第２図に示す。ここに、２１　（２１ａ、２１ｂ）はＣ
ＣＤカメラ、２２（２２ａ、２２ｂ）はＣＣＤカメラ２
１の動作用に設けたソレノイド、２３　（２３ａ、２３
ｂ）は撮影画像表示装置、２４は操作されたウィンカが
どちらのものかを識別するためのウィンカ信号検出装置
、２５はＣＣＤカメラ２１等を変更するために必要とな
る車速を検出する車速検出装置、２６は最適なカメラワ
ークおよび表示をするためにウィンカおよび車速を判定
する判断回路、２７は判定回路の指示に従って最適な画
像に切り換える画像切換え回路である。

カメラ装置の構成は、第３図に示すように、ＣＣＤカメ
ラ２１のレンズ軸と平行に設けた回動軸３１にカメラ２
１を取付けたブラケット３２を嵌着し、そのブラケット
３２を回動軸３１回りに回動自在に取り付ける。ＣＣＤ
カメラ２１の外周面には外周側に歯車を形成した環状体
の一部を成す部分環状歯車３３の内周面を接合する。

ＣＣＤカメラ２１に取り付けた部分環状歯車３３と噛合
するラック３４をソレノイド２２側に摺動軸３５を介し
て取り付け、通電状態でラック３４かソレノイド側に近
接する方向へ移動するように形成する。

ＣＣＤカメラ２１の上方には、ソレノイド２２がオフ状
態の位置に平面鏡３６を配置しく第４図参照）、ソレノ
イド２２がオン状態の位置に凸面鏡３７を配置する（第
５図参照）。

ＣＣＤカメラ２１　（２１ａ、２１ｂ）の車体２０に対
する位置は、前側バンバの左右端部に配置する。例えば
、第６図のように、車体２０の左側に配置するＣＣＤカ
メラ２１ａについては、前側バンパ３８の左側端部にカ
メラ駆動用の主要部品を収容し、第７図のように左側平
面鏡３６ａを前側バンバ３８より上部へ突出させ、レン
ズの光軸より半直角傾斜した鏡面を車体の右側へ向けて
、ＣＣＤカメラ２１ａが車体前方の右側を移し出せるよ
うにし、また第８図のように左側凸面鏡３７ａを左側平
面鏡３６ａよりも後方の位置で前側バンパ３８より上部
へ突出させ、鏡面中心部がレンズの光軸より半直角傾斜
した凸鏡面を後側へ向けて、ＣＣＤカメラ２１ａが車体
左側の後方を移し出せるようにする。

車体２０の右側に配置するＣＣＤカメラ２１ｂについて
も同様に、前側ハンバ３８の右側端部にカメラ駆動用の
主要部品を収容し、右側平面鏡３６ｂ（第９図参照）を
前側バンパ３８より上部へ突出させ、レンズの光軸より
半直角傾斜した鏡面を車体の右側へ向けて、ＣＣＤカメ
ラ２１ａが車体前方の右側を移し出せるようにし、また
右側凸面鏡３７ｂ（第９図参照）を右側平面鏡３６ｂよ
りも後方の位置て前側バンパ３８より上部へ突出させ、
鏡面中心部かレンズの光軸より半直角傾斜した凸鏡面を
後側へ向けて、ＣＣＤカメラ２１ａが車体左側の後方を
移し出せるようにする。

このような配置により第９図に示すように、左側平面鏡
３６ａを介して車体２０の前側左端部より右側を見た場
合の視野か運転者に表示できるようになり、右側平面鏡
３６ｂを介して車体２０の前側右端部より左側を見た場
合の視野が運転者に表示できるようになる。そして、左
側凸面鏡３７ａを介して車体２０の前側左端部より左側
後方を見た場合の視野か運転者に表示できるようになり
、また、右側凸面鏡３７ｂを介して車体２０の前側右端
部より右側後方を見た場合の視野が運転者に表示できる
ようになる。

このＣＣＤカメラ２１ａ、２１ｂによる撮影位置と、撮
影画像表示装置２３ａ、２３ｂによる画面表示な車速と
車体の運動方向に従い変更する場合の各組み合わせにつ
いて表１にまとめて示す。

表−１カメラ位置と表示画像位置の関係次に第１０図の
フローチャートに基づき作用奄説明する。

まず、ステップ１０１で撮影画像表示装面２３ａ、２３
ｂの作動状態を確認し、オフであｒばスタートに戻り、
オンであればつぎのステップ１０２に進んで自動表示ス
イッチの状態を確認して、自動表示スイッチがオンの場
合にはステップ１０３からステップ１１４の自動モード
に進み、自動表示スイッチがオフの場合にはステップ１
２０からステップ１２８の手動モード■に進む。

自動モードでは、ステップ１０３で車速を確認し、５　
Ｋｍ／ｈ以下であればステップ１０４で前端両側方の撮
影画像を車室内に表示する。この場合の表示には、表１
に示しているように、左側のＣＣＤカメラ２１ａの映像
を右側の撮影画像表示装置２３ｂに表示し、右側のＣＣ
Ｄカメラ２１ａの映像を左側の撮影画像表示装置２３ｂ
に表示する。

つぎに、ステップ１０５に進み、もう−度車速を確認し
、５Ｋｍ／ｈを超えていればステップ１０６に進み画面
を消去してステップｌＯ１に戻り、５　Ｋｍ／ｈ以下の
場合には引続き前端側方の画像表示を続け、ステップ１
０１へ戻る。

また、ステップ１０３において５Ｋｍ／ｈを超えた場合
には、ステップ１０７に進み、ウィンカ信号を確認し、
作動していない場合はステップ１０１に戻り、作動して
いる場合にはステップ１０８に進み、ンレノイド２２ａ
または２２ｂを作動させて、第３図の矢印に示す方向へ
ＣＣＤカメラ２１　（２１ａまたは２１ｂ）を回動させ
、凸面鏡３７を介して映像の画角を広げ、後側方の死角
を減少させる。

ステップ１０９に進み、ＣＣＤカメラ２１ａ。

２１ｂの回転により画像が反転してしまうことを修正す
るため、撮影画像表示装置２３ａ。

２３ｂによる表示を変更し、左側のＣＣＤカメラ２１ａ
が映した画像に対しては左側の撮影画像表示装置２３ａ
に表示し、右側のＣＣＤカメラ２１ｂが映した画像に対
しては右側の撮影画像表示装置２３ｂに表示させる。

ステップ１１０に進み、作動中のウィンカが左側のウィ
ンカか右側のウィンカかを確認し、左側のウィンカてあ
ればステップ１１１へ進み、右側のウィンカてあればス
テップ１１２に進む。

ステップ１１１てはＣＣＤカメラ２１ａで写した左側側
方の画像を左側の撮影画像表示装置２３ａに表示し、ス
テップ１１３に進む。

ステップ１１２ではＣＣＤカメラ２１ｂで写した右側側
方の画像を右側の撮影画像表示装置２３ｂに表示し、ス
テップ１１３に進む。

ステップ１１３てはウィンカ信号がオンかオフかを確認
し、オンであれば画像表示を続け、オフになれば画像を
消去してステップ１０１へ戻る。

次に、手動モード■では、ステップ１２０て、前端側方
モードか後部側方モードかを確認する。

モードが前端側方モードであればステップ１２１に進み
、前端両側方の画像を両撮影画像表示装置２３ａ、２３
ｂのそれぞれに表示し、ステップ１２２に進んで、自動
表示スイッチの状態を確認し、オフならば表示を続け、
オンの場合にはステップ１２３に進んで画面を消去して
ステップ１０１に戻る。

また、ステップ１２０におけるモードが後部側方モード
であれば、ステップ１２４にｌみ、ンレノイドを作動さ
せ、ステップ１２５に進んて撮影方向を変更し、画像を
反転させ、ステップ１２６に進んで左右の後側方画像を
左右の各画面にそれぞれ表示する。

それからステップ１２７に進んで自動表示スイッチを確
認し、オフならば表示を続け、オンの場合には画面を消
去してステップ１０１に戻る。

このように実施例では、運転者の死角となる位置の視野
、例えは第１１図に示す交叉点の横断車線に対する車体
の両側方、第１２．１３図に示すように右左折または車
線変更における車体直近の後側方等をＣＣＤカメラ２１
ａ、２１ｂにより平面鏡３６ａ、３６ｂまたは凸面鏡３
７ａ。

３７ｂを介して撮影し、走行状況に応じて表示をするか
しかいかを安めスンン≠、ｔご　実子すス温みには各撮
影画像表示装置１３ａ、１３ｂの何れか適当な装置に画
像により切り換えて表示させるようにしたことによって
、運転者が手動で操作するための負担がなくなり、車線
変更、右左折時の巻き込み事故や、出会い頭の事故を低
減でき、また、画像表示位置をカメラ撮影方向に応じて
変更するために、運転者が車体と撮影方向との位置関係
を感覚的につかみ易くすることができる。

〔発明の効果〕

以上説明してきたように、この発明によれば、その構成
を死角となる位置を撮影する複数のカメラを配置して、
複数の走行状況を検知する手段の検知内容により運転者
の死角となる部分を判断し、表示変更手段により複数の
表示装置の中から適当に表示させる装置を選択して、撮
影内容を表示する装置としたため、運転者の死角となる
位置をカメラにより撮影して、その死角を含む視野を各
表示装置に表示させる際、その表示が走行状況に応じて
何れか最も直感的に分かりやすい表示となる表示装置に
切り換えることができ、運転者が手動でカメラ操作する
ための負担がなくなり、運転者が死角における他車の状
況を容易に知ることができて、見通しの悪い交叉点にお
ける出合い頭事故、または車線変更時や右左折時の巻き
込み事故を防止することかでき、さらに、運転者が車体
と撮影方向との位置関係を感覚的につかみ易くすること
ができるという効果が得られる。

また、各カメラを駆動する手段を設けてそれぞれ撮影方
向を変更できるようにするとともに、撮影画面を規定す
る形状および反射方向の異なる複数の反射体を配置した
装置としたため、撮影方向が変化するたけてなく、撮影
画像の視野を変化させることができ、走行状況と関連さ
せた見やすくてしかも状況を把握しやすい表示画面を得
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のシステム構成図、 第２図は、実施例のシステム構成図、 第３図は、実施例のカメラ回動機構の平面図、第４図は
、実施例の直進時におけるカメラ位置と平面鏡を示す正
面図、 第５図は、実施例の進路変更時におけるカメラ位置と凸
面鏡を示す側面図、 第６図は、実施例の撮影装置の平面配置図、第７図は、
実施例の撮影装置の正面配置図、第８図は、実施例の撮
影装置の側面配置図、第９図は、実施例の撮影装置によ
る視野を示す平面説明図、 第１０図は、実施例の処理流れ図、 第１１図は、実施例における交叉点の視野を示す平面説
明図、 第１２図は、実施例における左折時の視野を示す平面説
明図、 第１３図は、実施例における交叉点の視野を示す平面説
明図、 第１４図は、従来の装置構成図、 １１ａ、１ｌｂ−−−カメラ １２ａ、　　１２ｂ・・・駆動手段 １３ａ、１３ｂ・・・表示装置 １４．１５・・・検出手段 １６・・・制御手段 １７・・・表示変更手段 １８ａ、１８ｂ、１９ａ。 ９ｂ・・・反射体 特許出願人　日産自動車株式会社

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両に搭載されたカメラにより撮影した車両周辺
   の状況を画面表示する車両用モニター装置において、死
   角となる位置を撮影する複数のカメラを配置し、該カメ
   ラを駆動する駆動手段を設け、撮影内容を表示する複数
   の表示装置を備え、複数の走行状況を検知する検出手段
   と、その走行状況に応じて運転者の死角となる部分を判
   断し前記カメラを動作させる制御手段と、該制御手段に
   よる制御に基づき前記カメラの撮影した画像を表示する
   表示装置を適当に変更する表示変更手段とを備え、撮影
   方向に応じ運転者に対して適当な表示装置に撮影画像を
   表示させることを特徴とする車両用モニター装置。
2. （２）前記カメラの撮影画面を規定する形状および反射
   方向の異なる複数の反射体を、前記カメラのレンズ前面
   位置の複数箇所に配置したことを特徴とする請求項１記
   載の車両用モニター装置。
3. （３）所定速度以下では側方の死角を含む視野について
   車体の一部を含めて撮影し、その死角側の表示装置に表
   示し、所定速度以上ではウインカを操作した場合に車線
   変更または停止せずに右左折することを検出して、ウイ
   ンカ信号側のカメラにより広角に死角を含む視野につい
   て撮影し、ウインカ信号側の表示装置に表示することに
   より、運転者の死角を最小限にするモニター方法。