JP2003081014A - 車両周辺監視装置 - Google Patents
車両周辺監視装置Info
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- JP2003081014A JP2003081014A JP2001280021A JP2001280021A JP2003081014A JP 2003081014 A JP2003081014 A JP 2003081014A JP 2001280021 A JP2001280021 A JP 2001280021A JP 2001280021 A JP2001280021 A JP 2001280021A JP 2003081014 A JP2003081014 A JP 2003081014A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両の後方確認を容易にする。
【解決手段】 車体１の前部左右から後方を撮影する２
台の側部カメラ２，３と、車両の後部中央の後方監視用
の後部カメラ４とで、車両１の後方の全ての画角を網羅
して撮影を行う。ウインカー９やステアリングホイール
８の操作に基づいて車両１の進行方向に応じるように、
各カメラ２〜４からの画像を切り替えたりズーム調整し
たりしながら、車室内の表示器５に画像を合成して表示
する。ミラーに映り込んだ情景を確認する従来例に比べ
て、死角を可及的に低減することができる。
台の側部カメラ２，３と、車両の後部中央の後方監視用
の後部カメラ４とで、車両１の後方の全ての画角を網羅
して撮影を行う。ウインカー９やステアリングホイール
８の操作に基づいて車両１の進行方向に応じるように、
各カメラ２〜４からの画像を切り替えたりズーム調整し
たりしながら、車室内の表示器５に画像を合成して表示
する。ミラーに映り込んだ情景を確認する従来例に比べ
て、死角を可及的に低減することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の周辺を視
認し得る車両周辺監視装置に関する。
認し得る車両周辺監視装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車におけるミラーは、後方を中心に
した側方までの視界を得るために重要な役割を果たして
いる。例えばルームミラー（インサイド・リア・ビュー
・ミラー）は、車室内のルーフの前端中央かフロントウ
インドウの上端中央に配置され、リアウインドウを通じ
て後方確認を行うものであり、またドア・ミラーやフェ
ンダー・ミラー（サイドミラー）は車両の前側部から後
方に臨むように配置され、車両後方だけでなく車両の側
部を視認することが可能となっている。
した側方までの視界を得るために重要な役割を果たして
いる。例えばルームミラー（インサイド・リア・ビュー
・ミラー）は、車室内のルーフの前端中央かフロントウ
インドウの上端中央に配置され、リアウインドウを通じ
て後方確認を行うものであり、またドア・ミラーやフェ
ンダー・ミラー（サイドミラー）は車両の前側部から後
方に臨むように配置され、車両後方だけでなく車両の側
部を視認することが可能となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】自動車を運転している
時に、サイド・ミラーやルーム・ミラーでは確認できな
い死角が生じてしまう。
時に、サイド・ミラーやルーム・ミラーでは確認できな
い死角が生じてしまう。
【０００４】このような死角が生じる理由としては、視
認ポイントがサイド・ミラーやルーム・ミラーのエリア
外になってしまう場合の他に、車両構造物（ピラー）等
によって視界が遮蔽されてしまう場合もある。
認ポイントがサイド・ミラーやルーム・ミラーのエリア
外になってしまう場合の他に、車両構造物（ピラー）等
によって視界が遮蔽されてしまう場合もある。
【０００５】そこで、運転者が目視でこれらのエリアを
カバーしようとすると、運転中の目視での視認は、視線
の移動距離が大きくなってしまうため、非常に視認しに
くい状況となってしまう。
カバーしようとすると、運転中の目視での視認は、視線
の移動距離が大きくなってしまうため、非常に視認しに
くい状況となってしまう。
【０００６】そこで、この発明の課題は、ミラーではカ
バーしきれない死角をも視認できる車両周辺監視装置を
提供することにある。
バーしきれない死角をも視認できる車両周辺監視装置を
提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項１に記載の発明は、車体の左右に取り付けられ該
車両の側部にほぼ沿った光軸を有する少なくとも２台の
側部カメラと、前記車両の後部に取り付けられて後方を
監視する少なくとも１台の後部カメラと、前記車両の運
転者が見ることのできる位置に置かれた表示器と、前記
各カメラで写された画像を前記表示器に表示する制御部
とを備えるものである。
請求項１に記載の発明は、車体の左右に取り付けられ該
車両の側部にほぼ沿った光軸を有する少なくとも２台の
側部カメラと、前記車両の後部に取り付けられて後方を
監視する少なくとも１台の後部カメラと、前記車両の運
転者が見ることのできる位置に置かれた表示器と、前記
各カメラで写された画像を前記表示器に表示する制御部
とを備えるものである。
【０００８】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の車両周辺監視装置であって、前記側部カメラは、前記
車体の前部の左右に取り付けられて前記車両の側部を含
む後方を撮影するように配置され、前記各カメラの画角
が、当該各カメラで撮影された画像が前記車両の後方の
全ての画角を網羅するように設定されたものである。
の車両周辺監視装置であって、前記側部カメラは、前記
車体の前部の左右に取り付けられて前記車両の側部を含
む後方を撮影するように配置され、前記各カメラの画角
が、当該各カメラで撮影された画像が前記車両の後方の
全ての画角を網羅するように設定されたものである。
【０００９】請求項３に記載の発明は、請求項１または
請求項２に記載の車両周辺監視装置であって、前記制御
部が、前記各カメラで撮影された画像の全部または前記
画像の一部を拡大して前記表示器に表示するものであ
る。
請求項２に記載の車両周辺監視装置であって、前記制御
部が、前記各カメラで撮影された画像の全部または前記
画像の一部を拡大して前記表示器に表示するものであ
る。
【００１０】請求項４に記載の発明は、請求項１ないし
請求項３のいずれかに記載の車両周辺監視装置であっ
て、前記制御部が、前記各カメラで撮影された画像を合
成して前記表示器に表示するものである。
請求項３のいずれかに記載の車両周辺監視装置であっ
て、前記制御部が、前記各カメラで撮影された画像を合
成して前記表示器に表示するものである。
【００１１】請求項５に記載の発明は、請求項１ないし
請求項４のいずれかに記載の車両周辺監視装置であっ
て、前記制御部が、前記表示器の画面を横方向に３つに
分割し、前記車体の左側に取り付けられた前記側部カメ
ラで撮影された画像を前記表示器の画面の左部に、前記
後部カメラで撮影された画像を前記表示器の画面の中央
に、前記車体の右側に取り付けられた前記側部カメラで
撮影された画像を前記表示器の画面の右部にそれぞれ配
置して表示するものである。
請求項４のいずれかに記載の車両周辺監視装置であっ
て、前記制御部が、前記表示器の画面を横方向に３つに
分割し、前記車体の左側に取り付けられた前記側部カメ
ラで撮影された画像を前記表示器の画面の左部に、前記
後部カメラで撮影された画像を前記表示器の画面の中央
に、前記車体の右側に取り付けられた前記側部カメラで
撮影された画像を前記表示器の画面の右部にそれぞれ配
置して表示するものである。
【００１２】請求項６に記載の発明は、請求項１ないし
請求項５のいずれかに記載の車両周辺監視装置であっ
て、前記制御部が、前記各カメラで撮像された各画像を
前記表示器に表示する際に、所定の契機によって複数の
前記画像のうちのいずれかを選択し、選択された画像の
面積を他の画像よりも大きく表示するものである。
請求項５のいずれかに記載の車両周辺監視装置であっ
て、前記制御部が、前記各カメラで撮像された各画像を
前記表示器に表示する際に、所定の契機によって複数の
前記画像のうちのいずれかを選択し、選択された画像の
面積を他の画像よりも大きく表示するものである。
【００１３】請求項７に記載の発明は、請求項６に記載
の車両周辺監視装置であって、前記制御部が、前記選択
された画像を広角表示して前記表示器に表示するもので
ある。
の車両周辺監視装置であって、前記制御部が、前記選択
された画像を広角表示して前記表示器に表示するもので
ある。
【００１４】請求項８に記載の発明は、請求項６または
請求項７に記載の車両周辺監視装置であって、前記所定
の契機は、前記車両の進行方向の変更を予測するための
方向変更予測手段が前記車両の進行方向の変更を予測し
たことであり、前記選択された画像は、前記方向変更予
測手段によって前記車両の進行方向の変更が予測された
方向に設置された前記側部カメラで撮影された画像であ
るものである。
請求項７に記載の車両周辺監視装置であって、前記所定
の契機は、前記車両の進行方向の変更を予測するための
方向変更予測手段が前記車両の進行方向の変更を予測し
たことであり、前記選択された画像は、前記方向変更予
測手段によって前記車両の進行方向の変更が予測された
方向に設置された前記側部カメラで撮影された画像であ
るものである。
【００１５】尚、本明細書において、「広角」及び「狭
角」という場合は、カメラの焦点距離を変更してズーム
イン及びズームアウトにより画角を変更して行う場合
と、カメラの焦点距離を変更せずに電子的な画像処理に
よって表示エリア内の画像を拡大及び縮小表示する場合
の両方を含むものとする。
角」という場合は、カメラの焦点距離を変更してズーム
イン及びズームアウトにより画角を変更して行う場合
と、カメラの焦点距離を変更せずに電子的な画像処理に
よって表示エリア内の画像を拡大及び縮小表示する場合
の両方を含むものとする。
【００１６】
【発明の実施の形態】｛第１の実施の形態｝
＜構成＞図１はこの発明の第１の実施の形態に係る車両
周辺監視装置を示す模式図である。この車両周辺監視装
置は、図１の如く、車両１のフロントの左右端部に自車
の左サイド及び右サイドをそれぞれ撮影する一対の側部
カメラ（第１のカメラ２及び第２のカメラ３）を設置す
るとともに、車両１のリアに自車の後方を撮影するため
の第３のカメラ（後部カメラ）４を設置し、これにより
車両１の後方の全ての視角エリアを網羅するようにす
る。そして、これらのカメラ２〜４で撮影した画像を車
室内の前部に配置された表示器５に表示することによ
り、安全にくまなく周囲の状況を確認できるようになっ
ている。
周辺監視装置を示す模式図である。この車両周辺監視装
置は、図１の如く、車両１のフロントの左右端部に自車
の左サイド及び右サイドをそれぞれ撮影する一対の側部
カメラ（第１のカメラ２及び第２のカメラ３）を設置す
るとともに、車両１のリアに自車の後方を撮影するため
の第３のカメラ（後部カメラ）４を設置し、これにより
車両１の後方の全ての視角エリアを網羅するようにす
る。そして、これらのカメラ２〜４で撮影した画像を車
室内の前部に配置された表示器５に表示することによ
り、安全にくまなく周囲の状況を確認できるようになっ
ている。
【００１７】具体的に、この車両周辺監視装置は、上記
した３台のカメラ２〜４と、上記の表示器５と、これら
を制御する制御部６と、制御部６を操作する操作パネル
７とを備える。
した３台のカメラ２〜４と、上記の表示器５と、これら
を制御する制御部６と、制御部６を操作する操作パネル
７とを備える。
【００１８】第１のカメラ２は、車両１の前端付近の左
側面部に設置され、車両１の左側面を含んで後方の画像
を撮影するようになっている。当該第１のカメラ２は、
レンズ等の光学素子の配置を調整することで映像のズー
ム調整（拡大／縮小）を行うことが可能となっている。
側面部に設置され、車両１の左側面を含んで後方の画像
を撮影するようになっている。当該第１のカメラ２は、
レンズ等の光学素子の配置を調整することで映像のズー
ム調整（拡大／縮小）を行うことが可能となっている。
【００１９】第２のカメラ３は、車両１の前端付近の右
側面部に設置され、車両１の右側面を含んで後方の画像
を撮影するようになっている。当該第２のカメラ３も第
１のカメラ２と同様に映像のズーム調整を行うことが可
能となっている。
側面部に設置され、車両１の右側面を含んで後方の画像
を撮影するようになっている。当該第２のカメラ３も第
１のカメラ２と同様に映像のズーム調整を行うことが可
能となっている。
【００２０】第３のカメラ４は、車両１の後端部の中央
に設置され、車両１の後方の画像を撮影するリアカメラ
である。当該第３のカメラ４も第１のカメラ２及び第２
のカメラ３と同様に映像のズーム調整を行うことが可能
となっている。
に設置され、車両１の後方の画像を撮影するリアカメラ
である。当該第３のカメラ４も第１のカメラ２及び第２
のカメラ３と同様に映像のズーム調整を行うことが可能
となっている。
【００２１】表示器５は、ドットマトリクス方式のカラ
ー表示可能な液晶パネルが使用され、車室内の前部のイ
ンストゥルメントパネル内に設置される。
ー表示可能な液晶パネルが使用され、車室内の前部のイ
ンストゥルメントパネル内に設置される。
【００２２】制御部６は、ＲＯＭ、ＲＡＭ及びＣＰＵを
有し、ＲＯＭ等に予め格納されたソフトウェアプログラ
ムで定義された手順に従ってＣＰＵが動作する機能要素
であり、操作パネル７での操作に応じて各カメラ２〜４
及び表示器５を制御する。かかるソフトウェアプログラ
ムで定義された各種機能としては、操作パネル７での操
作やステアリングホイール８またはウインカー９等の方
向変更予測手段での操作に応じて、表示器５の画面の領
域を横方向に３つに分割しておき、各カメラ２〜４から
与えられた画像を適宜選択して分割された領域に適宜合
成する画像処理装置としての画像合成機能と、ステアリ
ングホイール８またはウインカー９等の方向変更予測手
段での操作に応じて、各カメラ２〜４のズーム調整を行
うズーム制御機能とを備える。これらの各機能は後述の
動作説明で詳述する。
有し、ＲＯＭ等に予め格納されたソフトウェアプログラ
ムで定義された手順に従ってＣＰＵが動作する機能要素
であり、操作パネル７での操作に応じて各カメラ２〜４
及び表示器５を制御する。かかるソフトウェアプログラ
ムで定義された各種機能としては、操作パネル７での操
作やステアリングホイール８またはウインカー９等の方
向変更予測手段での操作に応じて、表示器５の画面の領
域を横方向に３つに分割しておき、各カメラ２〜４から
与えられた画像を適宜選択して分割された領域に適宜合
成する画像処理装置としての画像合成機能と、ステアリ
ングホイール８またはウインカー９等の方向変更予測手
段での操作に応じて、各カメラ２〜４のズーム調整を行
うズーム制御機能とを備える。これらの各機能は後述の
動作説明で詳述する。
【００２３】操作パネル７は、例えば押しボタンスイッ
チやスライドスイッチ等を備えたスイッチボックスであ
り、車室内の前部のインストゥルメント・パネル内に設
置される。
チやスライドスイッチ等を備えたスイッチボックスであ
り、車室内の前部のインストゥルメント・パネル内に設
置される。
【００２４】＜動作＞上記構成の車両周辺監視装置の動
作を説明する。まず、運転者がイグニッション・スイッ
チをオンにすると、各カメラ２〜４、表示器５及び制御
部６がオンになる。
作を説明する。まず、運転者がイグニッション・スイッ
チをオンにすると、各カメラ２〜４、表示器５及び制御
部６がオンになる。
【００２５】初期状態においては、第１のカメラ２及び
第２のカメラ３のズーム調整の機能としては、その撮影
画角が狭角状態となるように設定されている。そして、
各部位２〜６がオンになった時点で、第１のカメラ２で
撮影された車両１の左側面部を含む後方の狭角画像と、
第２のカメラ３で撮影された車両１の右側面部を含む後
方の狭角画像と、第３のカメラ４で撮影された車両１の
中央後方の画像とが制御部６に送信される。
第２のカメラ３のズーム調整の機能としては、その撮影
画角が狭角状態となるように設定されている。そして、
各部位２〜６がオンになった時点で、第１のカメラ２で
撮影された車両１の左側面部を含む後方の狭角画像と、
第２のカメラ３で撮影された車両１の右側面部を含む後
方の狭角画像と、第３のカメラ４で撮影された車両１の
中央後方の画像とが制御部６に送信される。
【００２６】ここで、操作者（運転者）が操作を行わな
ければ、制御部６は、図２に示すように、第１のカメラ
２で撮影された車両１の左側面部を含む後方の狭角画像
が、表示器５の左部１１に位置し、第２のカメラ３で撮
影された車両１の右側面部を含む後方の狭角画像が表示
器５の右部１２に位置し、第３のカメラ４で撮影された
車両１の中央後方の画像が表示器５の中央１３に位置す
るように画像を合成し、その合成画像を表示器５に表示
する。
ければ、制御部６は、図２に示すように、第１のカメラ
２で撮影された車両１の左側面部を含む後方の狭角画像
が、表示器５の左部１１に位置し、第２のカメラ３で撮
影された車両１の右側面部を含む後方の狭角画像が表示
器５の右部１２に位置し、第３のカメラ４で撮影された
車両１の中央後方の画像が表示器５の中央１３に位置す
るように画像を合成し、その合成画像を表示器５に表示
する。
【００２７】このように、複数のカメラ２〜４の複数の
画像を１つの表示器５上で一画面に合成して表示するこ
とにより、操作者（運転者）は車両後方の状況を死角無
く一目で認識することが可能となり、車両運転上の安全
性が向上する。
画像を１つの表示器５上で一画面に合成して表示するこ
とにより、操作者（運転者）は車両後方の状況を死角無
く一目で認識することが可能となり、車両運転上の安全
性が向上する。
【００２８】尚、車室内に取り付けられる表示器５につ
いては、車両取付という条件からむやみに大きくするこ
とができない。このため、車両１の運行状況（ステアリ
ングホイール８やウインカー９の操作状況）に応じて、
表示する画像を適宜選択して一部の画像のみを表示した
り、特定の画像を広角に切り替えたりして、操作者（運
転者）が視認しやすいように支援する。
いては、車両取付という条件からむやみに大きくするこ
とができない。このため、車両１の運行状況（ステアリ
ングホイール８やウインカー９の操作状況）に応じて、
表示する画像を適宜選択して一部の画像のみを表示した
り、特定の画像を広角に切り替えたりして、操作者（運
転者）が視認しやすいように支援する。
【００２９】具体的に、運転者がウインカー９を操作し
て右折または右路線への車線変更をしようとしたとき
に、制御部６がウインカー９からの信号を受信し、これ
に基づいて右側の第２のカメラ３を広角に切り替えるよ
う制御する。そうすると、それまで狭角撮影状態であっ
た第２のカメラ３が広角撮影状態に切り替わり、撮影し
た広角画像を制御部６に送信する。また、制御部６は、
表示器５において左側の第１のカメラ２から与えられた
画像の表示を止め、これに代えて、図３のように、表示
器５の左部１１に第３のカメラ４からの画像を表示する
とともに、表示器５の右部１２及び中央１３に第２のカ
メラ３からの広角画像を大きく表示する。
て右折または右路線への車線変更をしようとしたとき
に、制御部６がウインカー９からの信号を受信し、これ
に基づいて右側の第２のカメラ３を広角に切り替えるよ
う制御する。そうすると、それまで狭角撮影状態であっ
た第２のカメラ３が広角撮影状態に切り替わり、撮影し
た広角画像を制御部６に送信する。また、制御部６は、
表示器５において左側の第１のカメラ２から与えられた
画像の表示を止め、これに代えて、図３のように、表示
器５の左部１１に第３のカメラ４からの画像を表示する
とともに、表示器５の右部１２及び中央１３に第２のカ
メラ３からの広角画像を大きく表示する。
【００３０】逆に、運転者がウインカー９を操作して左
折または左路線への車線変更をしようとしたときに、制
御部６がウインカー９からの信号を受信し、これに基づ
いて左側の第１のカメラ２を広角に切り替えるよう制御
する。そうすると、それまで狭角撮影状態であった第１
のカメラ２が広角撮影状態に切り替わり、撮影した広角
画像を制御部６に送信する。また、制御部６は、表示器
５において右側の第２のカメラ３から与えられた画像の
表示を止め、これに代えて、図４のように、表示器５の
右部１２に第３のカメラ４からの画像を表示するととも
に、表示器５の左部１１及び中央１３に第１のカメラ２
からの広角画像を大きく表示する。
折または左路線への車線変更をしようとしたときに、制
御部６がウインカー９からの信号を受信し、これに基づ
いて左側の第１のカメラ２を広角に切り替えるよう制御
する。そうすると、それまで狭角撮影状態であった第１
のカメラ２が広角撮影状態に切り替わり、撮影した広角
画像を制御部６に送信する。また、制御部６は、表示器
５において右側の第２のカメラ３から与えられた画像の
表示を止め、これに代えて、図４のように、表示器５の
右部１２に第３のカメラ４からの画像を表示するととも
に、表示器５の左部１１及び中央１３に第１のカメラ２
からの広角画像を大きく表示する。
【００３１】このように、通常時には全てのカメラ２〜
４から与えられた画像を表示器５の３つの領域に全て表
示する一方、運転者がウインカー９の操作を行って右左
折または車線変更への意思表示を行った時点でその方向
の画像を広角にし、さらに表示器５での表示領域を拡大
しているので、運転者が必要とする情報を重点的に表示
器５に表示することが可能となる。
４から与えられた画像を表示器５の３つの領域に全て表
示する一方、運転者がウインカー９の操作を行って右左
折または車線変更への意思表示を行った時点でその方向
の画像を広角にし、さらに表示器５での表示領域を拡大
しているので、運転者が必要とする情報を重点的に表示
器５に表示することが可能となる。
【００３２】また、各カメラ２〜４の表示器５の画面で
の表示領域の切替は、操作パネル７での操作によっても
行うことができる。例えば、図２のような初期状態と、
図３または図４のような一部のカメラの表示領域の拡大
とを、操作パネル７でのスイッチ操作等によって容易に
切り替えるようにする。このように、操作者（運転者）
の自由意思に応じて、各カメラ２〜４から与えられる画
像の表示領域を変更できるため、その視認性を高めるこ
とができる。
の表示領域の切替は、操作パネル７での操作によっても
行うことができる。例えば、図２のような初期状態と、
図３または図４のような一部のカメラの表示領域の拡大
とを、操作パネル７でのスイッチ操作等によって容易に
切り替えるようにする。このように、操作者（運転者）
の自由意思に応じて、各カメラ２〜４から与えられる画
像の表示領域を変更できるため、その視認性を高めるこ
とができる。
【００３３】さらに、各カメラ２〜４のズーム調整も、
操作パネル７での操作者（運転者）の自由意思による操
作によっても行うことができる。即ち、初期状態で狭角
撮影状態の各カメラ２〜４のズーム調整を行い、いずれ
かひとつまたは複数のカメラ２〜４を操作者（運転者）
の自由意思に応じて広角撮影状態に変更することで、必
要に応じて適切な倍率の画像を表示器５に表示すること
ができるため、直感的に状況を判断することが可能であ
る。
操作パネル７での操作者（運転者）の自由意思による操
作によっても行うことができる。即ち、初期状態で狭角
撮影状態の各カメラ２〜４のズーム調整を行い、いずれ
かひとつまたは複数のカメラ２〜４を操作者（運転者）
の自由意思に応じて広角撮影状態に変更することで、必
要に応じて適切な倍率の画像を表示器５に表示すること
ができるため、直感的に状況を判断することが可能であ
る。
【００３４】尚、上記実施の形態では、車両の進行方向
が変更されることを予測する方向変更予測手段としてウ
インカー９を利用していたが、その他、上述したように
ステアリングホイール８を利用してもよく、あるいは、
カーナビゲーションシステムの推奨経路探索機能を方向
変更予測手段として利用し、このカーナビゲーションシ
ステムの推奨経路探索機能によって得られた推奨経路で
右左折が推奨されている点に車両１が位置していること
をもって、車両１の進行方向が変更されることを予測
し、その予測結果に基づいて、表示器５での表示画像を
図２に示した状態から図３または図４に示した状態に変
更してもよい。
が変更されることを予測する方向変更予測手段としてウ
インカー９を利用していたが、その他、上述したように
ステアリングホイール８を利用してもよく、あるいは、
カーナビゲーションシステムの推奨経路探索機能を方向
変更予測手段として利用し、このカーナビゲーションシ
ステムの推奨経路探索機能によって得られた推奨経路で
右左折が推奨されている点に車両１が位置していること
をもって、車両１の進行方向が変更されることを予測
し、その予測結果に基づいて、表示器５での表示画像を
図２に示した状態から図３または図４に示した状態に変
更してもよい。
【００３５】また、上記実施の形態では、３台のカメラ
２〜４を使用していたが、４台以上のカメラを使用して
もよい。
２〜４を使用していたが、４台以上のカメラを使用して
もよい。
【００３６】さらに、上記実施の形態では、制御部６が
各カメラ２〜４のズーム調整を行うことで広角と狭角を
調整するようにしていたが、各カメラ２〜４自体にズー
ム調整機能が有せしめられていない場合には、制御部６
での画像処理により各カメラ２〜４から与えられた画像
を拡大または縮小することで広角と狭角を調整して表示
器５に表示するようにしてもよい。
各カメラ２〜４のズーム調整を行うことで広角と狭角を
調整するようにしていたが、各カメラ２〜４自体にズー
ム調整機能が有せしめられていない場合には、制御部６
での画像処理により各カメラ２〜４から与えられた画像
を拡大または縮小することで広角と狭角を調整して表示
器５に表示するようにしてもよい。
【００３７】さらにまた、上記実施の形態では、カメラ
２〜４のズーム調整と表示器５での画像の配置変更とを
同時に行っていたが、いずれか一方のみを実行するよう
にしてもよい。
２〜４のズーム調整と表示器５での画像の配置変更とを
同時に行っていたが、いずれか一方のみを実行するよう
にしてもよい。
【００３８】
【発明の効果】請求項１に記載の発明によれば、車体の
左右に取り付けられ該車両の側部にほぼ沿った光軸を有
する少なくとも２台の側部カメラと、車両の後部に取り
付けられて後方を監視する少なくとも１台の後部カメラ
と、車両の運転者が見ることのできる位置に置かれた表
示器と、各カメラで写された画像を表示器に表示する制
御部とを備えているので、ミラーに映り込んだ情景を確
認する従来例に比べて、死角を可及的に低減することが
できる。特に、請求項２に記載の発明では、側部カメラ
が、車体の前部の左右に取り付けられて車両の側部を含
む後方を撮影するように配置され、各カメラの画角が、
当該各カメラで撮影された画像が車両の後方の全ての画
角を網羅するように設定されているので、操作者（運転
者）は車両後方の状況を死角無く一目で認識することが
可能となり、車両運転上の安全性が向上する。
左右に取り付けられ該車両の側部にほぼ沿った光軸を有
する少なくとも２台の側部カメラと、車両の後部に取り
付けられて後方を監視する少なくとも１台の後部カメラ
と、車両の運転者が見ることのできる位置に置かれた表
示器と、各カメラで写された画像を表示器に表示する制
御部とを備えているので、ミラーに映り込んだ情景を確
認する従来例に比べて、死角を可及的に低減することが
できる。特に、請求項２に記載の発明では、側部カメラ
が、車体の前部の左右に取り付けられて車両の側部を含
む後方を撮影するように配置され、各カメラの画角が、
当該各カメラで撮影された画像が車両の後方の全ての画
角を網羅するように設定されているので、操作者（運転
者）は車両後方の状況を死角無く一目で認識することが
可能となり、車両運転上の安全性が向上する。
【００３９】請求項３に記載の発明によれば、制御部
が、各カメラで撮影された画像の全部または画像の一部
を拡大して表示器に表示するので、適切な倍率の画像を
表示器に表示することができるため、直感的に状況を判
断することが可能である。
が、各カメラで撮影された画像の全部または画像の一部
を拡大して表示器に表示するので、適切な倍率の画像を
表示器に表示することができるため、直感的に状況を判
断することが可能である。
【００４０】請求項４に記載の発明によれば、制御部
が、各カメラで撮影された画像を合成して表示器に表示
するので、複数のカメラからの画像を一画面で視認する
ことができ、視認性のよい画像を得ることができる。
が、各カメラで撮影された画像を合成して表示器に表示
するので、複数のカメラからの画像を一画面で視認する
ことができ、視認性のよい画像を得ることができる。
【００４１】請求項５に記載の発明によれば、制御部
が、表示器の画面を横方向に３つに分割し、車体の左側
に取り付けられた側部カメラで撮影された画像を表示器
の画面の左部に、後部カメラで撮影された画像を表示器
の画面の中央に、車体の右側に取り付けられた側部カメ
ラで撮影された画像を表示器の画面の右部にそれぞれ配
置して表示するので、運転者が必要とする情報を、当該
運転者にとって直感的に視認しやすいように表示器に表
示することが可能となる。
が、表示器の画面を横方向に３つに分割し、車体の左側
に取り付けられた側部カメラで撮影された画像を表示器
の画面の左部に、後部カメラで撮影された画像を表示器
の画面の中央に、車体の右側に取り付けられた側部カメ
ラで撮影された画像を表示器の画面の右部にそれぞれ配
置して表示するので、運転者が必要とする情報を、当該
運転者にとって直感的に視認しやすいように表示器に表
示することが可能となる。
【００４２】請求項６に記載の発明によれば、制御部
が、各カメラで撮像された各画像を表示器に表示する際
に、所定の契機によって複数の画像のうちのいずれかを
選択し、選択された画像の面積を他の画像よりも大きく
表示するので、運転者が必要とする情報を高精度に表示
器に表示することが可能となる。
が、各カメラで撮像された各画像を表示器に表示する際
に、所定の契機によって複数の画像のうちのいずれかを
選択し、選択された画像の面積を他の画像よりも大きく
表示するので、運転者が必要とする情報を高精度に表示
器に表示することが可能となる。
【００４３】請求項７に記載の発明によれば、制御部
が、選択された画像を広角表示して表示器に表示するの
で、運転者が必要とする情報をあますことなく表示器に
表示することが可能となる。
が、選択された画像を広角表示して表示器に表示するの
で、運転者が必要とする情報をあますことなく表示器に
表示することが可能となる。
【００４４】請求項８に記載の発明によれば、所定の契
機は、車両の進行方向の変更を予測するための方向変更
予測手段が車両の進行方向の変更を予測したことであ
り、選択された画像は、方向変更予測手段によって車両
の進行方向の変更が予測された方向に設置された側部カ
メラで撮影された画像であるので、運転者が画像につい
ての特別な操作を行うことなく、運転者がこれから進も
うとする側の車両周辺の状況を容易に認識することが可
能となる。
機は、車両の進行方向の変更を予測するための方向変更
予測手段が車両の進行方向の変更を予測したことであ
り、選択された画像は、方向変更予測手段によって車両
の進行方向の変更が予測された方向に設置された側部カ
メラで撮影された画像であるので、運転者が画像につい
ての特別な操作を行うことなく、運転者がこれから進も
うとする側の車両周辺の状況を容易に認識することが可
能となる。
【図１】この発明の第１の実施の形態に係る車両周辺監
視装置を示す模式図である。
視装置を示す模式図である。
【図２】表示器に表示された画像の例を示す図である。
【図３】表示器に表示された画像の例を示す図である。
【図４】表示器に表示された画像の例を示す図である。
１ 車両
２ 第１のカメラ（側部カメラ）
３ 第２のカメラ（側部カメラ）
４ 第３のカメラ（後部カメラ）
５ 表示器
６ 制御部
７ 操作パネル
９ ウインカー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 西 康彦
愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号
株式会社オートネットワーク技術研究所内
(72)発明者 小林 祥延
愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号
株式会社オートネットワーク技術研究所内
(72)発明者 前田 文雄
愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号
株式会社オートネットワーク技術研究所内
Ｆターム(参考） 5C054 FA02 FD07 FE17 FE21 HA30
Claims (8)
- 【請求項１】 車体の左右に取り付けられ該車両の側部
にほぼ沿った光軸を有する少なくとも２台の側部カメラ
と、 前記車両の後部に取り付けられて後方を監視する少なく
とも１台の後部カメラと、 前記車両の運転者が見ることのできる位置に置かれた表
示器と、 前記各カメラで写された画像を前記表示器に表示する制
御部とを備える車両周辺監視装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の車両周辺監視装置であ
って、 前記側部カメラは、前記車体の前部の左右に取り付けら
れて前記車両の側部を含む後方を撮影するように配置さ
れ、 前記各カメラの画角が、当該各カメラで撮影された画像
が前記車両の後方の全ての画角を網羅するように設定さ
れたことを特徴とする車両周辺監視装置。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載の車両周
辺監視装置であって、 前記制御部が、前記各カメラで撮影された画像の全部ま
たは前記画像の一部を拡大して前記表示器に表示するこ
とを特徴とする車両周辺監視装置。 - 【請求項４】 請求項１ないし請求項３のいずれかに記
載の車両周辺監視装置であって、 前記制御部が、前記各カメラで撮影された画像を合成し
て前記表示器に表示することを特徴とする車両周辺監視
装置。 - 【請求項５】 請求項１ないし請求項４のいずれかに記
載の車両周辺監視装置であって、 前記制御部が、前記表示器の画面を横方向に３つに分割
し、前記車体の左側に取り付けられた前記側部カメラで
撮影された画像を前記表示器の画面の左部に、前記後部
カメラで撮影された画像を前記表示器の画面の中央に、
前記車体の右側に取り付けられた前記側部カメラで撮影
された画像を前記表示器の画面の右部にそれぞれ配置し
て表示することを特徴とする車両周辺監視装置。 - 【請求項６】 請求項１ないし請求項５のいずれかに記
載の車両周辺監視装置であって、 前記制御部が、前記各カメラで撮像された各画像を前記
表示器に表示する際に、所定の契機によって複数の前記
画像のうちのいずれかを選択し、選択された画像の面積
を他の画像よりも大きく表示することを特徴とする車両
周辺監視装置。 - 【請求項７】 請求項６に記載の車両周辺監視装置であ
って、 前記制御部が、前記選択された画像を広角表示して前記
表示器に表示することを特徴とする車両周辺監視装置。 - 【請求項８】 請求項６または請求項７に記載の車両周
辺監視装置であって、 前記所定の契機は、前記車両の進行方向の変更を予測す
るための方向変更予測手段が前記車両の進行方向の変更
を予測したことであり、 前記選択された画像は、前記方向変更予測手段によって
前記車両の進行方向の変更が予測された方向に設置され
た前記側部カメラで撮影された画像であることを特徴と
する車両周辺監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001280021A JP2003081014A (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | 車両周辺監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001280021A JP2003081014A (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | 車両周辺監視装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003081014A true JP2003081014A (ja) | 2003-03-19 |
Family
ID=19104097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001280021A Pending JP2003081014A (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | 車両周辺監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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